JP2022178941A - 蓄電システムの充放電制御方法、および、充放電制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】パワーコンディショナシステムにおいて、蓄電システムに、DCリンクの電圧を安定させるための充放電制御を実現させる。【解決手段】蓄電池11を有する蓄電システム1は、DCリンク21を介してインバータ22と接続される。充放電コントローラ12は、DCリンク21の電圧VDCを測定し、測定した電圧VDCと、DCリンク21の電圧VDCの指令値とを基にして、蓄電池11の充放電動作の制御を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、蓄電システムについて、充放電を制御するための技術に関する。
太陽光発電システム、風力発電システム等のような分散電源装置の普及拡大に伴い、系統の安定化や需給調整力として、また災害による長期停電に備えて、蓄電池を併設したパワーコンディショナシステムの普及拡大が進んでいる。
特許文献1では、発電装置に蓄電池を併設して出力電力の変動を抑制する分散型電源システムにおける制御が開示されている。この制御では、蓄電池から放電している状態と蓄電池に充電している状態が切り換えられる頻度を低減することによって、蓄電池への負担を低減しており、これにより蓄電池の寿命をより長くすることが可能になっている。
従来のパワーコンディショナシステムでは、インバータが、分散型電源が接続されるDCリンクの電圧が安定するよう、制御を行っている。ところが、例えば、商用電力系統側から電力制限の指示を受けた場合や、負荷の消費電力が急に変動した場合等では、インバータによるDCリンクの電圧の制御が困難になる場合がある。
本発明では、蓄電システムを含むパワーコンディショナシステムにおいて、蓄電システムが、DCリンクの電圧を安定させるための充放電動作を実行可能にすることを目的とする。
本発明の第1態様は、蓄電池を有し、DCリンクを介してインバータと接続される蓄電システムにおいて、前記蓄電池の充放電を制御する方法であって、前記DCリンクの電圧を測定し、測定した前記DCリンクの電圧と、前記DCリンクの電圧の指令値とを基にして、前記蓄電池の充放電動作の制御を行うものである。
この構成によると、DCリンクを介してインバータと接続される蓄電システムにおいて、DCリンクの電圧が測定され、測定したDCリンクの電圧と、DCリンクの電圧の指令値とを基にして、蓄電池の充放電動作の制御が行われる。これにより、蓄電システムは、DCリンクの電圧を安定させるための充放電動作を、自動的に実行することができる。そして、インバータから蓄電システムに、通信によって、DCリンクの電圧を安定させるための充放電動作を指示する信号を送る必要がない。したがって、DCリンクの電圧の急な変動に対応することが容易になる。
そして、本態様では、前記指令値よりも高い上限値と、前記指令値よりも低い下限値とを設定し、測定した前記DCリンクの電圧が前記上限値よりも高いときは、前記蓄電池に充電動作を実行させ、測定した前記DCリンクの電圧が前記下限値よりも低いときは、前記蓄電池に放電動作を実行させる、としてもよい。
これにより、蓄電池は、DCリンクの電圧が上限値よりも高いときは、DCリンクの電圧が低下するよう充電動作を実行し、DCリンクの電圧が下限値よりも低いときは、DCリンクの電圧が上昇するよう放電動作を実行する。したがって、DCリンクの電圧を安定させるための充放電動作が、自動的にかつ適切に行われる。
さらに、本態様では、測定した前記DCリンクの電圧が前記上限値と前記下限値との間にあるとき、前記蓄電システムの外部から送信された充放電電流指令値に従って、前記蓄電池に充放電動作を実行させる、としてもよい。
これにより、DCリンクの電圧が安定しているとき、蓄電池は、蓄電システムの外部から送信された充放電電流指令値に従って、充放電動作を実行することができる。
本発明の第2態様では、蓄電池を有し、DCリンクを介してインバータと接続される蓄電システムにおいて、前記蓄電池の充放電を制御する装置であって、前記DCリンクの電圧を測定し、測定した前記DCリンクの電圧と、前記DCリンクの電圧の指令値とを基にして、前記蓄電池の充放電動作を行う。
これにより、DCリンクを介してインバータと接続される蓄電システムにおいて、DCリンクの電圧が測定され、測定したDCリンクの電圧と、DCリンクの電圧の指令値とを基にして、蓄電池の充放電動作の制御が行われる。これにより、蓄電システムは、DCリンクの電圧を安定させるための充放電動作を、自動的に実行することができる。そして、インバータから蓄電システムに、通信によって、DCリンクの電圧を安定させるための充放電動作を指示する信号を送る必要がない。したがって、DCリンクの電圧の急な変動に対応することが容易になる。
本発明によると、蓄電システムを含むパワーコンディショナシステムにおいて、蓄電システムが、DCリンク電圧を安定させるための充放電動作を実行可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用範囲あるいはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態)
図1は蓄電システムを含むパワーコンディショナシステムの全体構成例である。図1において、蓄電システム1は、充放電可能な蓄電池11と、充放電コントローラ12とを備える。図1では、4個の蓄電池11に対して、単一の充放電コントローラ12が設けられている。ただし、各蓄電池11に対してそれぞれユニットコンローラが設けられていてもよい。パワーコンディショナ2は、蓄電システム1と接続されるDCリンク21と、DCリンク21の直流電力を交流電力に変換するインバータ22と、蓄電システム1の充放電コントローラ12に充放電指令値等を送信するコントローラ23とを備える。コントローラ23は、例えば、プロセッサとメモリを備えたマイクロコンピュータによって実現される。蓄電システム1の充放電コントローラ12は、双方向DC/DCコンバータ(図示せず)を含み、コントローラ23から送信された信号に従って、蓄電池11の充放電を実行する。また、蓄電システム1の充放電コントローラ12は、DCリンク21の電圧VDCを測定する電圧センサ(図示せず)を備えている。
図1は蓄電システムを含むパワーコンディショナシステムの全体構成例である。図1において、蓄電システム1は、充放電可能な蓄電池11と、充放電コントローラ12とを備える。図1では、4個の蓄電池11に対して、単一の充放電コントローラ12が設けられている。ただし、各蓄電池11に対してそれぞれユニットコンローラが設けられていてもよい。パワーコンディショナ2は、蓄電システム1と接続されるDCリンク21と、DCリンク21の直流電力を交流電力に変換するインバータ22と、蓄電システム1の充放電コントローラ12に充放電指令値等を送信するコントローラ23とを備える。コントローラ23は、例えば、プロセッサとメモリを備えたマイクロコンピュータによって実現される。蓄電システム1の充放電コントローラ12は、双方向DC/DCコンバータ(図示せず)を含み、コントローラ23から送信された信号に従って、蓄電池11の充放電を実行する。また、蓄電システム1の充放電コントローラ12は、DCリンク21の電圧VDCを測定する電圧センサ(図示せず)を備えている。
分散電源4は、例えば、太陽光発電システム、水力発電システム、風力発電システム等である。分散電源4は、DCリンク21に接続され、電力PDERを出力する。パワーコンディショナ2の出力電力PACは、商用電力系統や負荷に供給される。
通常の状態では、パワーコンディショナ2のインバータ22は、DCリンク21の電力バランスを維持するために、系統と電力をやりとりする。すなわち、インバータ22は、DCリンク21の電圧VDCを一定レベルに制御することにより、電力PINVを高速かつ正確に調整する。
パワーコンディショナ2のコントローラ23は、所定のサイクル毎に、蓄電システム1の充放電電力PESを演算する。演算した充放電電力PESの値は、蓄電システム1の充放電コントローラ12に送信される。例えば、分散電源4の出力電力PDERが、パワーコンディショナ2の出力電力PINVよりも大きいときは、その余剰電力を蓄電システム1の充電電力PESとする。また、分散電源4の出力電力PDERが気象条件等の影響により低下し、パワーコンディショナ2の出力電力PINVに対して不足するときは、その不足電力を蓄電システム1の放電電力PESとする。
ところが、例えば、商用電力系統側から電力制限の指示を受けた場合や、負荷の消費電力が急に変動した場合等では、インバータ22が、DCリンク21の電力バランスを維持することが困難になる場合がある。
図2はインバータ22の制御スキームの例である。図2の制御スキームは、電力制御ブロック222を備えている。ここでは、電力制御ブロック222は、レベル制限機能222a、変動率制限機能222b、および、決定電力制御機能222cを有している。この電力制御ブロック222が動作した場合は、DCリンク21の電圧VDCを制御するための電流指令値にかかわらず、電力制御ブロック222によって、インバータ22の出力電圧PINVが制御される。
図3はレベル制限機能222aを示す。インバータ22は、インバータ22自体の制限、または、系統側の要件により、限られた量の電力しかやり取りができない。このため、レベル制限機能222aは、インバータ電力PINVに対してそのレベルに制限をかける。レベル制限機能222aが動作したとき、分散電源4の発電電力PDERとインバータ電力PINVとの間に電力差が生じる。
図4は変動率制限機能222bを示す。分散電源4の発電電力PDERが変動したとき、インバータ電力PINVが変動する。ところが、インバータ電力PINVの変動が激しいとき系統側で問題が発生するおそれがある。このため、変動率制限機能222bは、インバータ電力PINVに対してその変動率に制限をかける。変動率制限機能222bにより、発電電力PDERが急に増加したときは余剰電力が発生し、発電電力PDERが急に減少したときは電力が不足する。
図5は決定電力制御機能222cを示す。決定電力制御機能222cは、系統側から決定された電力の指令値を受けたとき、その指令値に従ったインバータ電力PINVを出力する。決定電力制御機能222cが動作したとき、たとえ発電電力PDERが安定していたとしても、発電電力PDERとインバータ電力PINVとの間に電力差が生じる。
図3~図5の場合、インバータ22単独では、DCリンク21の電圧VDCを一定レベルに制御することが困難になる。すなわち、余剰電力が発生したときは、DCリンク21の電圧VDCは上昇し、電力が不足したときは、DCリンク21の電圧VDCは低下する。DCリンク21の電圧VDCを一定レベルに制御するためには、電力制御ブロック22の動作によって生じた発電電力PDERとインバータ電力PINVとの電力差を、蓄電システム1が速やかにかつ精度よく吸収することが好ましい。すなわち、余剰電力が発生したときは、蓄電システム1は速やかに充電動作を行い、電力が不足したときは、蓄電システム1は速やかに放電動作を行うことが好ましい。
本実施形態では、蓄電システム1の充放電コントローラ12は、DCリンク21の電圧VDCをモニターして、自動的に、蓄電池11の充放電を制御するものである。これにより、蓄電システム1は、他の構成要素からの信号を必要とせずに、DCリンク21の電圧VDCを安定させることができる。
図6は蓄電システム1の充放電コントローラ12の制御スキームの例である。図7は図6の制御スキームで利用する、DCリンク電圧VDCのデッドバンドの設定を示す。図7に示すように、DCリンク電圧VDCに対して、指令値の高電圧側および低電圧側にデッドバンド(不感帯)が設定されている。なお、デッドバンドの大きさは、高電圧側と低電圧側とで同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図6の制御スキームは、電流決定部121a,121bと、電流制限部122a,122bと、電流制御部123とを備えている。電流決定部121aは、DCリンク電圧VDCの指令値にデッドバンドを加えた値と、DCリンク電圧VDCの測定値とを比較する。そして、偏差(=指令値+デッドバンド-測定値)に従って、電流値を決定する。偏差が正のときは電流値を上昇させ、偏差が負のときは電流値を低下させ、偏差がゼロのときは電流値を変化させない。電流制限部122aは、電流決定部121aが決定した電流値に制限をかける。ここでは、上限を0.5×IDとし、下限を(最大充電電流-0.5×ID)とする。なお、IDは充放電電流の指令値であり、コントローラ23から送信される。放電電流は正の値で表され、充電電流は負の値で表される。
電流決定部121bは、DCリンク電圧VDCの指令値からデッドバンドを減じた値と、DCリンク電圧VDCの測定値とを比較する。そして、偏差(=指令値-デッドバンド-測定値)に従って、電流値を決定する。偏差が正のときは電流値を上昇させ、偏差が負のときは電流値を低下させ、偏差がゼロのときは電流値を変化させない。電流制限部122bは、電流決定部121bが決定した電流値に制限をかける。ここでは、上限を(最大放電電流-0.5×ID)とし、下限を0.5×IDとする。
図8はDCリンク電圧VDCが上昇した場合の図6の制御スキームの動作を示す。DCリンク電圧VDCが上昇し、指令値にデッドバンドを加えた値を超えたとき、電流決定部121aにおける偏差(=指令値+デッドバンド-測定値)が正から負の値に変わる。これにより、電流決定部121aが決定する電流値は低下する。電流制限部122aにより、電流値は最終的に(最大充電電流-0.5×ID)となる。一方、電流決定部121bにおける偏差(=指令値-デッドバンド-測定値)は負の値であり、電流制限部122bにより、電流値は0.5×IDとなる。この結果、電流制御部123に与えられる電流値は、最大充電電流となる。したがって、蓄電システム1は、最大充電電流による充電動作を実行する。
図9はDCリンク電圧VDCが低下した場合の図6の制御スキームの動作を示す。DCリンク電圧VDCが低下し、指令値からデッドバンドを減じた値を下回ったとき、電流決定部121bにおける偏差(=指令値-デッドバンド-測定値)が負から正の値に変わる。これにより、電流決定部121bが決定する電流値は上昇する。電流制限部122bにより、電流値は最終的に(最大放電電流-0.5×ID)となる。一方、電流決定部121aにおける偏差(=指令値+デッドバンド-測定値)は正の値であり、電流制限部122aにより、電流値は0.5×IDとなる。この結果、電流制御部123に与えられる電流値は、最大放電電流となる。したがって、蓄電システム1は、最大放電電流による放電動作を実行する。
図10はDCリンク電圧VDCが通常範囲内にある場合の制御スキームの動作を示す。ここでの通常範囲とは、指令値からデッドバンドを減じた値から、指令値にデッドバンドを加えた値までの範囲のことをいう。この場合、電流決定部121aにおける偏差(=指令値+デッドバンド-測定値)は正の値であり、電流決定部121aが決定する電流値は上昇し、電流制限部122aにより、電流値は最終的に0.5×IDとなる。一方、電流決定部121bにおける偏差(=指令値-デッドバンド-測定値)は負の値であり、電流決定部121bが決定する電流値は低下し、電流制限部122bにより、電流値は最終的に0.5×IDとなる。この結果、電流制御部123に与えられる電流値は、IDすなわち充放電電流の指令値となる。したがって、蓄電システム1は、コントローラ23から送信された充放電電流指令値IDに従って、充放電動作を実行する。
図11は本実施形態に係る手法を用いた実験の結果を示すグラフである。この実験では、インバータ2は、変動率制限機能22bが動作しているものとしている。すなわち、分散電源4の出力電力PDERが急激に変化したとき、インバータ2の電力PINVは急激には変化せず、徐々に変化している。このため、電力PDERが急激に低下したとき、不足する電力を補うために、蓄電システム1が放電動作を行っており、電力PESがゼロから速やかに上昇している。一方、電力PDERが急激に上昇したとき、余剰の電力を補うために、蓄電システム1が充電動作を行っており、電力PESがゼロからシミやかに低下している。この結果、DCリンク2の電圧VDCに関して、大幅な変動が抑制されている。
以上のように本実施形態によると、DCリンク2を介してインバータ22と接続される蓄電システム1において、DCリンク2の電圧VDCの電圧が測定され、測定した電圧VDCと、その指令値とを基にして、蓄電池11の充放電動作の制御が行われる。これにより、蓄電システム1は、DCリンク21の電圧VDCを安定させるための充放電動作を、自動的に実行することができる。そして、インバータ22から蓄電システム1に、通信によって、DCリンク21の電圧VDCを安定させるための充放電動作を指示する信号を送る必要がない。したがって、DCリンク21の電圧VDCの急な変動に対応することが容易になる。
また、本実施形態によると、DCリンク21の電圧VDCに対して、指令値の高電圧側および低電圧側に、不感帯を設けている。そして、測定したDCリンク21の電圧VDCが(指令値+デッドバンド)よりも高いときは、蓄電池11は、電圧VDCが低下するよう充電動作を実行する。測定したDCリンク21の電圧VDCが(指令値-デッドバンド)よりも低いときは、蓄電池11は、電圧VDCが上昇するよう放電動作を実行する。これにより、蓄電システム1によって、DCリンク21の電圧VDCを安定させるための充放電動作が、自動的にかつ適切に行われる。
そして、DCリンク21の電圧VDCが不感帯にあるときは、蓄電池11は、蓄電システム1の外部から送信された充放電電流指令値に従って、充放電動作を実行する。これにより、DCリンク21の電圧VDCが安定しているとき、蓄電池11は、充放電電流指令値に従った充放電動作を実行することができる。
なお、蓄電システム1の充放電コントローラ12の制御スキームは、図6に示すものに限られない。例えば、指令値に対してデッドバンドを設けない制御としてもよいし、指令値の高電圧側と低電圧側のいずれか一方のみにデッドバンドを設ける制御としてもよい。
なお、DCリンク21の電圧VDCの制御を行うために充放電動作を行うバッテリーユニット10は、1個に限られるものではなく、2個またはそれ以上であってもかまわない。
本発明は、蓄電システムを含むパワーコンディショナシステムにおいて、DCリンク電圧を安定させるのに有用である。
1 蓄電システム
11 蓄電池
12 充放電コントローラ(充放電制御装置)
21 DCリンク
22 インバータ
11 蓄電池
12 充放電コントローラ(充放電制御装置)
21 DCリンク
22 インバータ
Claims (4)
- 蓄電池を有し、DCリンクを介してインバータと接続される蓄電システムにおいて、前記蓄電池の充放電を制御する方法であって、
前記DCリンクの電圧を測定し、
測定した前記DCリンクの電圧と、前記DCリンクの電圧の指令値とを基にして、前記蓄電池の充放電動作の制御を行う
ことを特徴とする蓄電システムの充放電制御方法。 - 請求項1記載の蓄電システムの充放電制御方法において、
前記指令値よりも高い上限値と、前記指令値よりも低い下限値とを設定し、
測定した前記DCリンクの電圧が前記上限値よりも高いときは、前記蓄電池に充電動作を実行させ、
測定した前記DCリンクの電圧が前記下限値よりも低いときは、前記蓄電池に放電動作を実行させる
ことを特徴とする蓄電システムの充放電制御方法。 - 請求項2記載の蓄電システムの充放電制御方法において、
測定した前記DCリンクの電圧が前記上限値と前記下限値との間にあるとき、前記蓄電システムの外部から送信された充放電電流指令値に従って、前記蓄電池に充放電動作を実行させる
ことを特徴とする蓄電システムの充放電制御方法。 - 蓄電池を有し、DCリンクを介してインバータと接続される蓄電システムにおいて、前記蓄電池の充放電を制御する装置であって、
前記DCリンクの電圧を測定し、
測定した前記DCリンクの電圧と、前記DCリンクの電圧の指令値とを基にして、前記蓄電池の充放電動作を行う
ことを特徴とする充放電制御装置。
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JP2021086089A JP2022178941A (ja) | 2021-05-21 | 2021-05-21 | 蓄電システムの充放電制御方法、および、充放電制御装置 |
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