JP2022178850A - 免税処理装置及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】購入記録票の電子化に要する手間を削減できる免税処理装置及びそのプログラムを提供する。【解決手段】免税店システムにおいて、免税処理装置(POS端末)11は、処理手段611と、作成手段612と、出力手段613と、を備える。処理手段611は、免税対象物品の免税販売手続を処理する。作成手段612は、免税販売手続が処理される免税対象物品に係る情報から、所定の読取装置で読み取り可能な体系のシンボルを作成する。出力手段613は、シンボルを出力する。【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、免税処理装置及びそのプログラムに関する。
輸出物品販売場、いわゆる免税店を経営する事業者は、外国人旅行者等の非居住者に免税対象物品を販売する際に一定の条件が満たされると、その物品の販売に賦課される税、いわゆる消費税を免除する。消費税を免除した事業者は、非居住者から提供を受けた旅券等に記載された情報と、非居住者が購入した物品に係る情報とを記録した購入記録票を作成する。
従来、購入記録票は書面により作成されていた。しかし近年、免税販売に係る手続きの電子化が進められ、購入記録票も電子化されることとなった。具体的には、購入記録票に記載していた情報、いわゆる購入記録情報を電磁的に記録したデータを、インターネット等の通信回線を利用して国税庁に提供できるようになった。このため、購入記録票の電子化に要する手間の削減が求められている。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、購入記録票の電子化に要する手間を削減できる免税処理装置及びそのプログラムを提供しようとするものである。
一実施形態において、免税処理装置は、処理手段と、作成手段と、出力手段とを備える。処理手段は、免税対象物品の免税販売手続を処理する。作成手段は、免税販売手続が処理される免税対象物品に係る情報から、所定の読取装置で読み取り可能な体系のシンボルを作成する。出力手段は、シンボルを出力する。
以下、一実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、一実施形態に係るシステム構成図である。本システムは、免税店システム100を主体とする。免税店システム100は、輸出物品販売場、いわゆる免税店に構築される。免税店システム100は、POS(Point Of Sales)システム10と、電子化端末20とを含む。
POSシステム10は、複数台のPOS端末11と、店舗サーバ12とを含む。各POS端末11は、それぞれ免税店の会計場に設置される。各POS端末11と店舗サーバ12とは、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク13に接続する。POS端末11は、客が購入する商品の販売データを登録する機能と、その客の会計を処理する機能とを有する。店舗サーバ12は、各POS端末11における情報処理を一元的に制御するためのサービスを提供するコンピュータである。店舗サーバ12は、商品データベース121を備える。商品データベース121は、免税店で販売される物品、いわゆる商品毎に生成される商品レコード1211(図2を参照)の集合体である。商品は、免税対象商品を含む。免税対象商品は、原則、国内で消費せずに国外に持ち帰ることができる物品である。ただし、例えば金券、商品券、切手、プリペイドカード等の非課税商品は、免税対象外となる。また、輸出規制のある物品等も免税対象外となる場合がある。免税対象商品は、税務上、一般物品と消耗品とに分類される。
図2は、商品レコード1211を構成する主要なデータ項目を示す模式図である。商品レコード1211は、商品ID、商品名、単価、分類コード、税種区分、税率、免税可否フラグ等のデータ項目を含む。商品IDは、各商品を個々に識別するために商品毎に設定された識別コードである。商品名及び単価は、商品の名称及び1点当たりの価格である。
分類コードは、商品の分類を識別するためのコードである。分類には、食料品、飲料品、化粧品、医薬品、衣料品、家電製品、文具等がある。免税対象商品のうち、食料品、飲料品、化粧品、医薬品等は消耗品として区分される。その他の衣料品、家電製品、文具等は、一般物品として区分される。
税種区分は、その商品の販売に賦課される税、いわゆる消費税の区分である。税種区分には、単価に税額が含まれている内税と、単価に税額が含まれていない外税と、税が賦課されない非課税とがある。
免税可否フラグは、その商品が免税対象商品であるか否かを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、免税対象商品の免税対象フラグを“0”とし、免税対象外商品の免税対象フラグを“1”とする。
図1の説明に戻る。
免税店システム100は、POS端末11において、免税対象商品の免税販売手続を処理する。すなわちPOS端末11は、免税処理装置として機能する。POS端末11は、免税処理装置としての機能により、商品明細レシート30を発行する。商品明細レシート30は、非居住者が購入した商品に係る情報をレシート用紙に印刷して発行されるシートである。商品に係る情報は、レシート用紙にシンボルCの形態で印刷される。シンボルCは、光学スキャナで読取可能な二次元データコードである。光学スキャナは、読取装置の一例である。
免税店システム100は、POS端末11において、免税対象商品の免税販売手続を処理する。すなわちPOS端末11は、免税処理装置として機能する。POS端末11は、免税処理装置としての機能により、商品明細レシート30を発行する。商品明細レシート30は、非居住者が購入した商品に係る情報をレシート用紙に印刷して発行されるシートである。商品に係る情報は、レシート用紙にシンボルCの形態で印刷される。シンボルCは、光学スキャナで読取可能な二次元データコードである。光学スキャナは、読取装置の一例である。
図3は、シンボルCに含まれる主要なデータ項目を示す模式図である。シンボルCは、識別子、店舗ID、レシート番号、購入日時、取引内発行番号及び1以上の購入商品情報等を二次元データコードで表したものである。
識別子は、二次元データコードの種類を識別するための情報である。二次元データコードを読み取った装置は、識別子の情報により、その二次元データコードがシンボルCであることを認識する。
店舗IDは、免税店を識別するためのIDである。各免税店には、それぞれ異なる店舗IDが設定されている。レシート番号は、POS端末11から取引レシートが発行される毎に発番される一連の番号である。取引レシートは、購入商品の情報と会計に係る情報とを記録し、客に渡される領収書である。購入日時は、非居住者が免税店で商品を購入した日付と時刻である。
取引内発行番号は、1取引において2以上のシンボルCが作成される場合に、各々のシンボルCを識別するために付与される一連の番号である。二次元データコードからなるシンボルCに含み得るデータ量には限りがある。例えば非居住者が多くの免税対象商品をまとめて購入した場合、全ての購入商品の情報を1つのシンボルCに含ませることは困難である。そのような場合、POS端末11は、それぞれ異なる購入商品の情報を含む2以上のシンボルCを作成する。このときPOS端末11は、例えば最初に作成されたシンボルCの二次元データコードに含まれる取引内発行番号を“1”とし、次に作成されたシンボルCの二次元データコードに含まれる取引内発行番号を“2”として、各シンボルCを区別する。
購入商品情報は、購入商品の商品ID、商品名、単価、分類コード、税種区分、税率、数量、税込金額、税抜金額、税額及び免税可否フラグを含む。商品ID、商品名、単価、分類コード、税種区分、税率及び免税可否フラグは、商品レコード1211のデータである。数量は、購入商品の点数又は重量である。税込金額、税抜金額及び税額は、購入商品の単価、数量、税種区分及び税率を基に算出される金額である。
図1の説明に戻る。
電子化端末20は、免税店の免税カウンタに設置される。免税カウンタは、免税店で免税対象商品を所定の条件で購入したことにより免税扱いとなった非居住者が立寄る場所である。非居住者は、免税カウンタの担当者に対し、自身の旅券(パスポート)とともに商品明細レシート30を提供する。
電子化端末20は、免税店の免税カウンタに設置される。免税カウンタは、免税店で免税対象商品を所定の条件で購入したことにより免税扱いとなった非居住者が立寄る場所である。非居住者は、免税カウンタの担当者に対し、自身の旅券(パスポート)とともに商品明細レシート30を提供する。
電子化端末20は、パスポート読取部21と、シンボル読取部22と、作成部23と、通信部24とを有する。パスポート読取部21は、非居住者から提供された旅券に記載された旅券番号、氏名、国籍、生年月日等を読み取り、電子化する。シンボル読取部22は、非居住者から提供された商品明細レシート30のシンボルCを読取り、そのシンボルCに含まれているデータ項目の情報を電子化する。シンボル読取部22は、シンボルCの読取装置である光学スキャナとそのコントローラとによって構成される。作成部23は、パスポート読取部21で電子化された情報とシンボル読取部で電子化された情報とにより購入記録情報を作成する。購入記録情報は、非居住者から提供を受けた旅券等に記載された情報と、非居住者が購入した物品に係る情報とを含む。通信部24は、作成部23で作成された購入記録情報を、インターネット等の通信ネットワーク40を介して外部サーバ50へと送信する。
外部サーバ50は、通信ネットワーク40に接続される1乃至複数の電子化端末20で作成された購入記録情報を収集し、購入記録情報データベース51に保存するサービスを提供するコンピュータである。購入記録情報データベース51では、購入記録情報が少なくとも7年間保存される。
図4は、POS端末11の要部回路構成を示すブロック図である。POS端末11は、プロセッサ61、メインメモリ62、補助記憶デバイス63、時計64、通信インターフェース65、キーボード66、スキャナ67、ディスプレイ68、プリンタ69、カードリーダ70、自動釣銭機及びシステム伝送路72を備える。システム伝送路72は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路72は、プロセッサ61と他の各部とを直接又は信号入出力回路を介して接続し、相互間で授受されるデータ信号を伝送する。
POS端末11は、プロセッサ61と、メインメモリ62、補助記憶デバイス63、時計64及び通信インターフェース65とをシステム伝送路72で接続することにより、コンピュータを構成する。そしてPOS端末11は、そのコンピュータに、システム伝送路72を介してキーボード66、スキャナ67、ディスプレイ68、プリンタ69、カードリーダ70、自動釣銭機等のデバイスを接続する。
プロセッサ61は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ61は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、POS端末11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ61は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ62は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ62は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ62は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ62は、プロセッサ61が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ62は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ61によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス63は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス63となり得る。補助記憶デバイス63は、プロセッサ61が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ61での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス63は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計64は、日付と時刻を計時する。プロセッサ61は、時計64によって計時されている日付と時刻を現在日時として処理する。
通信インターフェース65は、通信ネットワーク13を接続する。POS端末11は、通信インターフェース65を介して、通信ネットワーク13に接続された店舗サーバ12等とデータ通信を行う。
キーボード66は、数値を入力するためのテンキーの他、小計キー、締めキー等のファンクションキーを備えた入力デバイスである。POS端末11は、キーボード66に、免税宣言キーKを配置する。免税宣言キーKは、商品の購買者である客が非居住者であり、免税販売手続を実行する場合にオペレータが操作するキーである。
スキャナ67は、例えば商品に付されたバーコードをスキャンして読み取る入力デバイスである。スキャナ67は、レーザ光の走査によりバーコードを読み取るタイプであってもよいし、撮像デバイスで撮像した画像からバーコードを読み取るタイプであってもよい。
ディスプレイ68は、購買商品の商品名、価格、合計金額等を表示する出力デバイスである。ディスプレイ68には、オペレータ用のディスプレイと、客用のディスプレイとがある。
プリンタ69は、一般的な取引レシート、クレジット伝票等の他、免税販売の際に必要な商品明細レシート30及び内容物明細伝票の印刷に供する出力デバイスである。内容物明細伝票は、非居住者が購入した免税対象商品を包装する包装体に付される伝票である。内容物明細伝票には、包装された免税対象商品の商品名、数量等がリストで印刷される。
カードリーダ70は、クレジットカード、ポイントカード、電子マネーカード等のカード媒体に記録されたデータを読み取る入力デバイスである。
自動釣銭機71は、硬貨ユニットと紙幣ユニットとを含む。硬貨ユニットは、硬貨投入口に投入された硬貨を1枚ずつ選別して金種を識別し、金種別に金庫に収容する。硬貨ユニットは、例えば釣銭データに基づいて金庫から該当する金種の硬貨を取出し、硬貨払出口に払い出す。紙幣ユニットは、紙幣投入口に投入された紙幣を1枚ずつ選別して金種を識別し、金種別に金庫に収容する。紙幣ユニットは、例えば釣銭データに基づいて金庫から該当する金種の紙幣を取出し、紙幣払出口に払い出す。
なお、POS端末11に接続されるデバイスは、上述したものに限定されない。例えば、ディスプレイの代わりにタッチパネルが接続されてもよい。例えば、自動釣銭機71の代わりにドロワが接続されてもよい。
かかる構成のPOS端末11は、プロセッサ61を、処理手段611、作成手段612及び出力手段613として機能するように制御する制御プログラムを実装している。制御プログラムは、メインメモリ62又は補助記憶デバイス63が記憶するアプリケーションプログラムの一つである。制御プログラムをメインメモリ62又は補助記憶デバイス63にインストールする方法は特に限定されない。リムーバブルな記録媒体に制御プログラムを記録して、あるいはネットワークを介した通信により制御プログラムを配信して、メインメモリ62又は補助記憶デバイス63にインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
処理手段611は、免税対象物品の免税販売手続を処理する機能である。POS端末11は、免税販売手続の処理のために、メインメモリ62における揮発性メモリ領域の一部を、取引データエリア621、一般物品エリア622及び消耗品エリア623に区分している。取引データエリア621には、1取引として販売される商品に係る情報が記憶される。一般物品エリア622には、1取引として販売される商品のうち一般物品に分類される商品に係る情報が記憶される。消耗品エリア623には、1取引として販売される商品のうち消耗品に分類される商品に係る情報が記憶される。
作成手段612は、免税販売手続が処理される免税対象物品に係る情報から、所定の読取装置で読み取り可能な体系のシンボルを作成する機能である。具体的には作成手段612は、一般物品エリア622に記憶される商品に係る情報と、消耗品エリア623に記憶される商品に係る情報とに基づいて、光学スキャナで読取が可能な二次元データコードのシンボルCを作成する。
出力手段613は、シンボルCを出力する機能である。具体的には出力手段613は、商品明細レシート30にシンボルCを印刷して出力する。
図5、図6及び図7は、POS端末11のプロセッサ61が実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。以下、各流れ図を用いて、POS端末11の主要な動作を説明する。なお、以下に説明する処理の手順及び内容は一例である。同様な作用効果を得られるのであれば、その手順又は内容は適宜変更することができる。
図5に示すように、手順を開始したプロセッサ61は、ACT1として免税フラグFを“0”にリセットする。免税フラグFは、免税販売手続きを処理するか否かを識別するための1ビットデータである。免税フラグFは、例えばメインメモリ62に記憶される。本実施形態では、免税販売手続きを処理しない場合を示す免税フラグFを“0”とし、免税販売手続きを処理する場合を示す免税フラグFを“1”とする。
プロセッサ61は、ACT2として免税フラグFをチェックする。この時点では、免税フラグFは“0”にリセットされているので、プロセッサ61は、ACT2においてNOと判定し、ACT3へと進む。プロセッサ61は、ACT3として免税宣言キーKが入力されたか否かを確認する。免税宣言キーKが入力されていない場合、プロセッサ61は、ACT3においてNOと判定し、ACT4へと進む。プロセッサ61は、ACT4として商品登録が行われたか否かを確認する。商品登録が行われていない場合、プロセッサ61は、ACT4においてNOと判定し、ACT5へと進む。プロセッサ61は、ACT5として小計キーが入力されたか否かを確認する。小計キーが入力されていない場合、プロセッサ61は、ACT5においてNOと判定し、ACT2へと戻る。
このように、免税フラグFが“0”にリセットされている状態では、プロセッサ61は、ACT3乃至ACT5として免税宣言キーKが入力されるか、商品登録が行われるか、小計キーが入力されるのを待ち受ける。なお、商品登録なしに小計キーが入力された場合には、その入力はエラーとなる。
さて、POS端末11のオペレータである店員は、購入商品の会計を申し出た客が非居住者であることを確認すると、免税宣言キーKを入力する。免税宣言キーKが入力されると、プロセッサ61は、ACT3においてYESと判定し、ACT6へと進む。プロセッサ61は、ACT6として免税フラグFを“1”にセットする。その後、プロセッサ61は、ACT2へと戻る。この場合、免税フラグFは“1”にセットされているので、プロセッサ61は、ACT2においてYESと判定し、ACT4へと進む。
このように、免税フラグFは“1”にセットされると、それ以後、プロセッサ61は、ACT4及びACT5として商品登録が行われるか、小計キーが入力されるのを待ち受ける。
店員は、購入商品に付されているバーコードをスキャナ67でスキャニング操作することにより、商品登録を行う。商品登録が行われると、プロセッサ61は、ACT4においてYESと判定し、ACT7へと進む。プロセッサ61は、ACT7として商品販売処理を実行する。具体的にはプロセッサ61は、バーコードを解析して得られる商品IDを含む商品レコード1211を、店舗サーバ12から取得する。そしてプロセッサ61は、その商品レコード1211の商品ID、商品名、単価、分類コード、税種区分、税率及び免税可否フラグと、販売点数及び販売金額とから、商品販売データを作成する。販売点数は、バーコードがスキャニングされる前にキーボード66のテンキーで数値が置数されていた場合にはその数値とし、置数されていない場合には“1”とする。販売金額は、単価に販売金額を乗算した金額である。プロセッサ61は、商品販売データを取引データエリア621に格納する。またプロセッサ61は、分類コードから購入商品が一般物品なのか消耗品なのかを識別する。購入商品が一般物品の場合、プロセッサ61は、商品販売データを一般物品エリア622に格納する。購入商品が消耗品の場合には、プロセッサ61は、商品販売データを消耗品エリア623に格納する。なお、取引データエリア621、一般物品エリア622及び消耗品エリア623は、客の1品目の購入商品が登録される前にクリアされている。
店員は、客が買い上げる全ての商品の登録を終えると、小計キーを入力する。小計キーが入力されると、プロセッサ61は、ACT5においてYESと判定し、ACT8へと進む。プロセッサ61は、ACT8として免税フラグFを調べる。免税フラグFが“0”にリセットされている場合、すなわち免税宣言キーKが入力されていない取引の場合には、プロセッサ61は、ACT8においてNOと判定し、ACT9へと進む。
プロセッサ61は、ACT9として取引データエリア621に格納されている商品販売データを基に小計金額を算出し、その小計金額をディスプレイ68に表示する。小計金額は、購入商品の税込み合計金額である。プロセッサ61は、ACT10として締めキー操作が行われるのを待ち受ける。締めキーとしては、現金支払いに対応した現計キー、クレジットカード支払いに対応したクレジットキー、電子マネー支払いに対応した電子マネーキー等がある。
締めキーが入力されると、プロセッサ61は、ACT10においてYESと判定し、ACT11へと進む。プロセッサ61は、ACT11として締めキーの種類に対応した支払方法の決済処理を実行する。例えば、現計キーが入力された場合には、現金取引の決済処理を実行する。例えばクレジットキーが入力された場合には、クレジットカード取引の決済処理を実行する。例えば電子マネーキーが入力された場合には、電子マネー取引の決済処理を実行する。これらの決済処理については周知の処理なので、詳細な説明は省略する。
決済処理を終えると、プロセッサ61は、ACT12としてプリンタ69を駆動して、取引レシートの発行を制御する。以上で、プロセッサ61は、流れ図に示す手順の情報処理を終了する。
一方、免税フラグFが“1”にリセットされている場合、すなわち小計キーが入力される前に免税宣言キーKが入力された取引の場合には、プロセッサ61は、ACT8においてYESと判定し、ACT13へと進む。プロセッサ61は、ACT13として免税条件が成立しているか否かを確認する。
現行、我が国では、一般物品に分類される免税対象商品の購入金額と消耗品に分類される免税対象商品の購入金額とを合算した金額が5,000円以上、50万円以下の場合に免税の対象となる。そこでプロセッサ61は、一般物品エリア622に格納されている商品販売データのうち、免税可否フラグが“0”の商品販売データから算出される一般物品の購入金額と、消耗品エリア623に格納されている商品販売データのうち、免税可否フラグが“0”の商品販売データから算出される消耗品の購入金額との合算金額が、5,000円以上、50万円以下であるか否かを確認する。合算金額が5,000円未満、又は50万円よりも大きい場合には、免税条件が成立しない。プロセッサ61は、ACT13においてNOと判定し、ACT9へと進む。プロセッサ61は、ACT9乃至ACT12の処理を前述したのと同様に実行する。
合算金額が、5,000円以上、50万円以下である場合には、免税条件が成立する。プロセッサ61は、ACT13においてYESと判定し、図6のACT21へと進む。プロセッサ61は、ACT21として処理手段611の機能により免税処理、すなわち免税対象物品の免税販売手続を処理する。具体的にはプロセッサ61は、一般物品エリア622及び消耗品エリア623に格納されている商品販売データから免税対象合計金額と免税額とを算出する。免税対象合計金額は、前述したように、免税可否フラグが“0”の商品販売データから算出される一般物品の購入金額と消耗品の購入金額とを合算した金額である。免税額は、税種区分が内税の商品販売データについては内税額を算出し、税種区分が外税の商品販売データについては外税額を算出して、その内税額と外税額とを合算した金額である。そしてプロセッサ61は、小計金額から免税額を引き去った免税処理後の小計金額を算出する。
プロセッサ61は、ACT22として免税処理後の小計金額をディスプレイ68に表示する。そしてプロセッサ61は、ACT23として締めキー操作が行われるのを待ち受ける。締めキーが入力されると、プロセッサ61は、ACT23においてYESと判定し、ACT24へと進む。プロセッサ61は、ACT24として締めキーの種類に対応した支払方法の決済処理を実行する。決済処理を終えると、プロセッサ61は、ACT25としてプリンタ69を駆動して、取引レシートの発行を制御する。ACT23乃至ACT25の処理は、前述したACT10乃至ACT12の処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
取引レシートが発行されると、プロセッサ61は、ACT26としてプリンタ69を駆動して、内容物明細伝票の発行を制御する。すなわちプロセッサ61は、一般物品エリア622及び消耗品エリア623に格納されている免税可否フラグが“0”の商品販売データの商品名、単価、販売点数、販売金額等のリストを作成し、そのリストをレシート用紙に印刷して、内容物明細伝票として発行するように制御する。
内容物明細伝票が発行されると、プロセッサ61は、ACT27としてプリンタ69を駆動して、商品明細レシート30の発行を制御する。
図7は、商品明細レシート30の発行に係る主要な処理手順を示す流れ図である。すなわちプロセッサ61は、ACT31として番号カウンタnを“0”にリセットする。プロセッサ61は、ACT32として商品明細レシート30のヘッダデータをワークメモリに記憶する。ヘッダデータは、シンボルCの識別子と、取引レシートに印刷された店舗ID、レシート番号及び購入日時からなる。ワークメモリは、メインメモリ62における揮発性メモリ領域の一部である。プロセッサ61は、ACT33としてヘッダデータのデータ量(byte)をレジスタDにセットする。
プロセッサ61は、ACT34として免税対象商品を検索する。すなわちプロセッサ61は、一般物品エリア622において、免税可否フラグが“0”の商品販売データを検索する。またプロセッサ61は、消耗品エリア623において、免税可否フラグが“0”の商品販売データを検索する。プロセッサ61は、ACT35として免税可否フラグが“0”の商品販売データの有無を判定する。
プロセッサ61は、一般物品エリア622又は消耗品エリア623から免税可否フラグが“0”の商品販売データを検出すると、ACT35においてYESと判定し、ACT36へと進む。プロセッサ61は、ACT36としてその商品販売データから前述した購入商品情報を作成する。プロセッサ61は、ACT37としてその購入商品情報のデータ量(byte)を算出する。プロセッサ61は、ACT38としてそのデータ量をレジスタDに加算する。
プロセッサ61は、ACT39としてレジスタDの値が、閾値である上限値Dmaxを超えるか否かを確認する。上限値Dmaxは、二次元データコードからなるシンボルCに含み得るデータ量の上限値である。レジスタDの値が上限値Dmaxを超えていない場合、プロセッサ61は、ACT39においてNOと判定し、ACT40乃至ACT43の処理をスキップして、ACT44へと進む。プロセッサ61は、ACT44として、ACT36の処理で作成した購入商品情報をワークメモリに記憶する。
その後、プロセッサ61は、ACT34へと戻り、ACT34以降の処理を前述したのと同様に実行する。すなわちプロセッサ61は、一般物品エリア622又は消耗品エリア623から免税可否フラグが“0”の商品販売データを検出すると、その商品販売データから前述した購入商品情報を作成する。そしてプロセッサ61は、その購入商品情報のデータ量(byte)を算出し、そのデータ量をレジスタDに加算する。プロセッサ61は、レジスタDの値が上限値Dmaxを超えるか否かを確認する。レジスタDの値が上限値Dmaxを超えていない場合、プロセッサ61は、購入商品情報をワークメモリに記憶する。
プロセッサ61は、一般物品エリア622又は消耗品エリア623から免税可否フラグが“0”の商品販売データを検出する毎に、上述した処理を繰り返す。その結果、レジスタDの値が上限値Dmaxを超えると、プロセッサ61は、ACT36においてYESと判定し、ACT40へと進む。プロセッサ61は、ACT40として番号カウンタnを“1”だけカウントアップする。そしてプロセッサ61は、ACT41として作成手段612の機能によりワークメモリに記憶したヘッダデータ及び購入商品情報と、番号カウンタnの値である取引内発行番号とにより、所定のフォーマットの二次元データコードからなるシンボルCの画像データを作成する。プロセッサ61は、ACT42としてシンボルCの画像データを画像メモリに記憶する。画像データは、メインメモリ62における揮発性メモリ領域の一部である。
シンボルCの画像データを記憶し終えると、プロセッサ61は、ACT43としてワークメモリからヘッダデータ以外のデータをクリアする。その後、プロセッサ61は、ACT44へと進む。すなわちプロセッサ61は、ACT36の処理で作成した購入商品情報をワークメモリに記憶し、ACT34へと戻る。
こうして、一般物品エリア622又は消耗品エリア623に記憶される免税可否フラグが“0”の商品販売データの全てについて、ACT36乃至ACT44の処理を実行する。そして、その処理を終えたならば、プロセッサ61は、ACT35においてNOと判定し、ACT45へと進む。プロセッサ61は、ACT45として番号カウンタnが“1”以上であるか否かを確認する。番号カウンタnが“1”以上である場合、プロセッサ61は、ACT45においてYESと判定し、ACT46へと進む。プロセッサ61は、ACT46として番号カウンタnをさらに“1”だけカウントアップする。その後、プロセッサ61は、ACT47へと進む。番号カウンタnが“0”の場合には、プロセッサ61は、ACT45においてNOと判定する。プロセッサ61は、ACT46の処理をスキップしてACT47へと進む。このように、番号カウンタnが“0”の場合には、その値が維持されてACT47へと進む。これに対し、番号カウンタnが“1”以上の場合には、さらに番号カウンタnが“1”だけ加算されて、ACT47へと進む。
プロセッサ61は、ACT47として作成手段612の機能によりワークメモリに記憶したヘッダデータ及び購入商品情報と、番号カウンタnの値である取引内発行番号とにより、所定のフォーマットの二次元データコードからなるシンボルCの画像データを作成する。
したがって、番号カウンタnが“0”の場合、すなわちシンボルCの画像データを画像メモリで記憶していない場合には、プロセッサ61は、取引内発行番号が“0”のシンボルCの画像データを作成する。これに対し、番号カウンタnが“1”以上である場合、すなわち、前述したACT40乃至ACT43の処理により、少なくとも取引内発行番号が“1”のシンボルCの画像データを画像メモリで既に記憶している場合には、プロセッサ61は、取引内発行番号がカウントアップされたシンボルCの画像データを作成する。
シンボルCの画像データを作成し終えると、プロセッサ61は、ACT48としてそのシンボルCの画像データを画像メモリに記憶する。そしてプロセッサ61は、ACT49として出力手段613の機能によりプリンタ69を駆動して、画像メモリに記憶したシンボルCの画像データ等をレシート用紙に印刷するように制御する。かくして、POS端末11から商品明細レシート30が発行される。以上で、プロセッサ61は、流れ図に示す手順の情報処理を終了する。
図8は、1つのシンボルCが印刷された商品明細レシート30の一例である。図示するように、商品明細レシート30には、二次元データコードから構成されるシンボルCの他、取引日時31、レジ番号32、免税に係る金額情報33、レシート番号34、店舗ID36等が印刷される。金額情報33において、一般物品免税合計は、一般物品エリア622に格納されている商品販売データのうち、免税可否フラグが“0”の商品販売データから算出される一般物品の購入金額である。消耗品免税合計は、消耗品エリア623に格納されている商品販売データのうち、免税可否フラグが“0”の商品販売データから算出される消耗品の購入金額である。免税対象金額は、一般物品免税合計と消耗品免税合計とを合算した金額である。免税額は、前述したとおりである。シンボルCは、その二次元データコードに含まれる取引内発行番号が“0”である。
図9は、2つのシンボルCa及びCbが印刷された商品明細レシート30の一例である。図示するように、商品明細レシート30には、二次元データコードから構成される2つのシンボルCa及びCbの他、取引日時31、レジ番号32、免税に係る金額情報33、レシート番号34、店舗ID36等が印刷される。一方のシンボルCaは、その二次元データコードに含まれる取引内発行番号が“1”である。他方のシンボルCbは、その二次元データコードに含まれる取引内発行番号が“0”である。
こうして、POS端末11から発行された商品明細レシート30は、取引レシート等とともに客に渡される。客は、免税カウンタに移動して、担当者に旅券とともに商品明細レシート30を提出する。担当者は、電子化端末20のパスポート読取部21により、旅券の情報を読み取る。また担当者は、電子化端末20のシンボル読取部22により、商品明細レシート30に印刷されたシンボルC(又はシンボルCa及びCb)を読み取る。そうると、電子化端末20においては、作成部23により購入記録情報が作成される。購入記録情報は、通信部24により、通信ネットワーク40を介して外部サーバ50へと送信され、購入記録情報データベース51に保存される。
このように、電子化端末20は、パスポート読取部21で読み取った旅券の情報と、シンボル読取部22で読み取ったシンボルCの情報とから、購入記録票を電子化した購入記録情報を作成することができる。すなわち担当者は、商品明細レシート30に印刷されたシンボルCを読取り操作するだけで、購入記録票の電子化に必要な免税対象商品に係る情報を電子化端末20に入力することができる。したがって、商品明細レシート30の発行機能を有したPOS端末11によれば、購入記録票を電子化するのに要する手間の削減に寄与することができる。
その上、シンボルCは、複数の免税対象商品に係る情報を含むことができる。したがって、1つのシンボルCの読取り操作で複数の免税対象商品に係る情報を電子化端末20に入力できるので、手間削減の効果はより一層大きなものとなる。
またシンボルCは、データ量が閾値である上限値Dmaxを超える場合には、上限値Dmaxを超えない範囲で複数のシンボルCa及びシンボルCbに分けられる。すなわち、1つのシンボルCに含まれるデータ量は、上限値Dmaxよりも少ない。したがって、シンボル読取部22は、シンボルCを高品質で読み取ることができる。その結果、シンボルCの読み取りエラーによる効率の低下を未然に防ぐことができる。
因みに、商品明細レシート30に1つのシンボルCが印刷される場合には、そのシンボルの取引内発行番号は“0”である。商品明細レシート30に2以上のシンボルCa,Cb…が印刷される場合には、各シンボルCa,Cb…の取引内発行番号は“1”から始まる連続番号となる。
電子化端末20は、シンボル読取部22で読み取ったシンボルCに含まれる取引内発行番号が“0”の場合、他のシンボルCを読み取る必要がない。電子化端末20は、作成部23により購入記録情報を作成する。したがって、簡単な操作で効率よく購入記録情報を作成することができる。
電子化端末20は、シンボル読取部22で読み取ったシンボルCに含まれる取引内発行番号が“1”の場合には、次のシンボルが読み取られるのを待ち受ける。そして、取引内発行番号が“2”のシンボルを読み取ると、電子化端末20は、さらに次のシンボルが読み取られるのを待ち受ける。ここで、読取終了の操作入力を受け付けた場合には、電子化端末20は、2以上のシンボルCの情報を基に、作成部23により購入記録情報を作成する。したがって、例えば2つのシンボルCa,Cbが印刷された商品明細レシート30が発行された場合、電子化端末20は、両方のシンボルCa,Cbを読み取るまでは購入記録情報を作成しない。よって、例えば担当者がシンボルCbを読取り操作し忘れてしまって誤った購入記録情報が作成されるのを未然に防ぐことができる。
シンボルCは、商品明細レシート30に印刷されて出力される。したがって、商品明細レシート30を受け取った非居住者は、免税カウンタの担当者に商品明細レシート30を提出するだけで事が足りる。よって、非居住者の負担になることもない。
以上、免税処理装置の実施形態について説明したが、かかる実施形態はこれに限定されるものではない。
前記実施形態は、免税処理装置の一態様として、免税店の会計場に設置されるPOS端末11を例示した。免税処理装置は、POS端末11に限定されるものではない。例えば、客が購入する商品の販売データ登録操作を店員が行う登録機と、その客の会計を客自身が行う会計機とを組み合わせたセミセルフ式の決済装置に免税処理装置としての機能を持たせてもよい。この場合、シンボルCが印刷された商品明細レシート30は、店員が操作する登録機から発行される。あるいは、客が購入する商品の販売データ登録操作を客が携帯する情報端末、若しくはショッピングカートに取り付けられた情報端末で行い、その情報端末で登録されたデータを基に会計を会計機で行うようにした決済システムにも適用することができる。この場合、商品明細レシート30は、会計機から発行される。さらには、処理手段611、作成手段612及び出力手段613としての機能を備え、客が購入する商品の販売データ等をPOS端末から収集して、商品明細レシート30を発行するようにしたコンピュータ端末により、免税処理装置を構成することもできる。
商品明細レシート30は、必ずしもレシート用紙に印刷出力されなくてもよい。いわゆる電子レシートと同様に、電子データとして表示デバイスに表示出力されてもよい。
シンボルCは、二次元データコードに限定されない。必要十分なデータ量を有しているのであれば、シンボルCの形態と問わない。
前記実施形態では、電子化端末20がパスポート読取部21を備えた。他の実施形態としては、POS端末11がパスポート読取部21を備える。そしてPOS端末11は、パスポート読取部21で読み取った旅券の情報を、シンボルCと同様の二次元データコードに変換して、商品明細レシート30に印刷してもよい。そうすることにより、免税カウンタにおける担当者の電子化に要する作業負担は、より一層軽減することができる。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…POSシステム、11…POS端末、12…店舗サーバ、13…通信ネットワーク、20…電子化端末、21…パスポート読取部、22…シンボル読取部、23…作成部、24…通信部、30…商品明細レシート、40…通信ネットワーク、50…外部サーバ、51…購入記録情報データベース、61…プロセッサ、62…メインメモリ、63…補助記憶デバイス、64…時計、65…通信インターフェース、66…キーボード、67…スキャナ、68…ディスプレイ、69…プリンタ、70…カードリーダ、71…自動釣銭機、72…システム伝送路、100…免税店システム、121…商品データベース、611…処理手段、612…作成手段、613…出力手段、621…取引データエリア、622…一般物品エリア、623…消耗品エリア、C…シンボル、K…免税宣言キー。
Claims (6)
- 免税対象物品の免税販売手続を処理する処理手段と、
前記免税販売手続が処理される前記免税対象物品に係る情報から、所定の読取装置で読み取り可能な体系のシンボルを作成する作成手段と、
前記シンボルを出力する出力手段と、
を具備する免税処理装置。 - 前記シンボルは、複数の前記免税対象物品に係る情報を含み得る、請求項1記載の免税処理装置。
- 前記作成手段は、前記シンボルに含まれるデータ量が閾値を超える場合、前記閾値を超えないデータ量の複数のシンボルに分けて作成する、請求項2記載の免税処理装置。
- 前記出力手段は、前記シンボルをレシートに印刷出力する、請求項1乃至3のうちいずれか一に記載の免税処理装置。
- 前記出力手段は、前記シンボルに情報が含まれる前記免税対象物品の免税額を前記シンボルとともにレシートに印刷出力する請求項4記載の免税処理装置。
- 免税処理装置のコンピュータに、
免税対象物品の免税販売手続を処理する機能、
前記免税販売手続が処理される前記免税対象物品に係る情報から、所定の読取装置で読み取り可能な体系のシンボルを作成する機能、及び、
前記シンボルを出力する機能、
を実現させるためのプログラム。
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