JP2022178277A - 認証サーバ、端末装置、鍵管理方法及び鍵管理プログラム - Google Patents

認証サーバ、端末装置、鍵管理方法及び鍵管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】認証器とサーバにおいて登録・管理される秘密鍵と公開鍵の関係性を適切に管理し、整合性が取れる状態にする。【解決手段】認証サーバは、端末装置から秘密鍵に対応する公開鍵を取得する取得部と、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、公開鍵をゴミとみなし、削除する管理部と、を備える。端末装置は、認証サーバに対して秘密鍵に対応する公開鍵を提供する提供部と、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しなくなった場合、認証サーバに対して、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しないことを示す鍵存在情報を送信する送信部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、認証サーバ、端末装置、鍵管理方法及び鍵管理プログラムに関する。
FIDO(Fast Identity Online)に関する技術であって、認証器を用いる技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2020-141331号公報
しかしながら、上記の従来技術では、FIDO認証において認証器とサーバにおいて登録・管理される秘密鍵と公開鍵の関係性を適切に管理し、整合性が取れる状態にすることについては考慮されていない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、認証器とサーバにおいて登録・管理される秘密鍵と公開鍵の関係性を適切に管理し、整合性が取れる状態にすることを目的とする。
本願に係る認証サーバは、端末装置から秘密鍵に対応する公開鍵を取得する取得部と、前記秘密鍵と前記公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、前記公開鍵をゴミとみなし、削除する管理部と、を備えることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、認証器とサーバにおいて登録・管理される秘密鍵と公開鍵の関係性を適切に管理し、整合性が取れる状態にすることができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、FIDOの鍵管理におけるGC機能の概要を示す説明図である。 図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る認証サーバの構成例を示す図である。 図6は、利用者情報データベースの一例を示す図である。 図7は、履歴情報データベースの一例を示す図である。 図8は、登録鍵情報データベースの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る認証サーバ、端末装置、鍵管理方法及び鍵管理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る認証サーバ、端末装置、鍵管理方法及び鍵管理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、FIDOの鍵管理におけるGC(Garbage Collection)機能を実現する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と認証サーバ100とを含む。端末装置10と認証サーバ100とは、それぞれネットワークN(図3参照)を介して有線又は無線で互いに通信可能に接続される。本実施形態では、端末装置10は、認証サーバ100と連携する。
端末装置10は、利用者U(ユーザ)により使用されるクライアントデバイスである。例えば、端末装置10は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、4G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者Uから指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付ける。なお、画面のうち、コンテンツが表示されている領域上で行われた操作を、コンテンツに対する操作としてもよい。また、端末装置10は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。
本実施形態に係る端末装置10は、FIDOの鍵管理におけるGC(Garbage Collection)機能を実現する。GC機能の実現方法としては、クライアント(端末装置上で動作するソフトウェア)がブウラザの場合と、アプリの場合とがある。
クライアントがブラウザの場合、認証サーバ100からのGC要求に対して、ブラウザのインターフェースから、所定の認証器(Authenticator)のGCに対応するインターフェースを使って、GCを実施する。
クライアントがアプリの場合、上記と同様ですが、認証サーバ100からのGC要求、あるいは、その要求に該当するロジックをアプリが保有しておき、認証器のGCに対応するインターフェースを経由し、GCを実施する。
また、FIDO認証では、スマートフォン等のクライアントデバイスに内蔵または外付けされた認証器によってユーザの本人性が検証される。本実施形態では、一例として、端末装置10は、内部認証器として利用者Uの本人性を検証する。例えば、端末装置10は、スマートフォンの生体認証機能により、利用者Uの本人性を検証する。なお、内部認証器としての機能は、アプリ(アプリケーション)等の形式で、利用者Uの端末装置10の内部に実装されていてもよい。
セキュリティキー50は、利用者Uの端末装置10に外付けされる外部認証器であり、利用者Uの本人性を検証する。例えば、セキュリティキー50は、USB(Universal Serial Bus)キー等の外部認証器である。また、セキュリティキー50は、生体認証が可能な認証器であってもよいし、有線通信又は近距離無線通信により利用者Uの端末装置10と通信可能な認証器であってもよい。なお、セキュリティキー50は、既存技術の認証器であってもよい。
本実施形態では、端末装置10及びセキュリティキー50はそれぞれ、秘密鍵(Private Key)と公開鍵(Public Key)との鍵ペアのうち、秘密鍵を自身のセキュア領域40A、50Aに記憶するとともに、公開鍵を認証サーバ100に送付して登録する。なお、セキュア領域40A、50Aは、セキュリティが確保されたメモリ領域である。
認証サーバ100は、端末装置10のUI画面を通じてFIDO認証を発動し、端末装置10から認証結果の情報を受信する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
本実施形態では、認証サーバ100は、端末装置10に対して、認証サーバ100と端末装置10との間でFIDO認証の整合性を取りつつ、FIDO認証機能を提供する。例えば、認証サーバ100は、端末装置10に対して、パスワードをベースとした認証手段を残したままで、パスワードによる認証手段の強化と、デバイスなどのローカル認証手段の導入とを同時に実現する。ここでは、ローカル認証手段として、FIDO認証を例示するが、実際にはFIDO認証に限定されない。
また、認証サーバ100は、各利用者Uの端末装置10と連携し、各利用者Uの端末装置10に対して、各種アプリ等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供してもよい。
また、認証サーバ100は、各利用者Uの端末装置10に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、認証サーバ100は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信等のサービスを提供してもよい。実際には、認証サーバ100は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
また、認証サーバ100は、利用者Uに関する利用者情報を取得可能である。例えば、認証サーバ100は、利用者Uの性別、年代、居住地域といった利用者Uの属性に関する情報を取得する。そして、認証サーバ100は、利用者Uを示す識別情報(利用者ID等)とともに利用者Uの属性に関する情報を記憶して管理する。
また、認証サーバ100は、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。例えば、認証サーバ100は、利用者Uの位置や日時の履歴である位置履歴を端末装置10から取得する。また、認証サーバ100は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を検索サーバ(検索エンジン)から取得する。また、認証サーバ100は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴をコンテンツサーバから取得する。また、認証サーバ100は、利用者Uの商品購入や決済処理の履歴である購入履歴(決済履歴)を電子商取引サーバや決済処理サーバから取得する。また、認証サーバ100は、利用者Uのマーケットプレイスへの出品の履歴である出品履歴や販売履歴を電子商取引サーバや決済サーバから取得してもよい。また、認証サーバ100は、利用者Uの投稿の履歴である投稿履歴を口コミの投稿サービスを提供する投稿サーバやSNSサーバから取得する。
なお、FIDO認証のように、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアを用いる形式の認証では、それぞれの鍵が物理的・論理的にも異なる領域で管理される。
秘密鍵と公開鍵とのうち一方の鍵が削除されるともう片方(他方)の鍵が存在しても機能しなくなる(ゴミとなる)が、削除された鍵が存在するものとして動作しようとするのでエラーが発生したり、不明瞭な・あるいは期待とは異なる動作が実施されたりすることでユーザを混乱させる。また、ゴミが残り続けることでメモリなどの容量を圧迫する。
本実施形態では、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かの検証機能を導入し、適正でないと判断した場合に、ゴミとみなして削除し、不要になった領域を自動的に解放する。すなわち、FIDOの鍵管理におけるGC(Garbage Collection)機能を実現する。これにより、FIDO認証において認証器とサーバにおいて登録・管理される秘密鍵と公開鍵の関係性を適切に管理し、整合性が取れる状態にする。
〔1-1.FIDOの鍵管理におけるGC機能〕
次に、図2を参照して、FIDOの鍵管理におけるGC機能について説明する。図2は、FIDOの鍵管理におけるGC機能の概要を示す説明図である。本実施形態では、端末装置10の秘密鍵を「PrvKey-1」とし、これと対応する公開鍵を「PubKey-1」とする。また、セキュリティキー50の秘密鍵を「PrvKey-2」とし、これと対応する公開鍵を「PubKey-2」とする。認証サーバ100は、端末装置10及びセキュリティキー50から公開鍵「PubKey-1」及び「PubKey-2」が送付・登録された際に、これらの公開鍵を記憶する。
例えば、図2に示すように、認証サーバ100は、ネットワークN(図3参照)を介して、利用者Uの端末装置10に対する認証を行う(ステップS1)。認証の方法は任意である。例えば、認証サーバ100は、端末装置10のブラウザにパスワード画面を表示してパスワード認証を行ってもよい。あるいは、認証サーバ100は、ネットワークN(図3参照)を介して、利用者Uの端末装置10に対してチャレンジを送付し、応答として端末装置10から秘密鍵を用いて生成された署名付きチャレンジを取得して、公開鍵を用いて署名検証を行ってもよい。このとき、認証サーバ100は、自身に登録されている公開鍵に関する登録鍵リストを表示する。本実施形態では、登録鍵リストが表示できることを前提とする。
続いて、利用者Uの端末装置10は、ネットワークN(図3参照)を介して、認証サーバ100に対して、利用者Uの操作により、又は任意のタイミングで自動的に、FIDOの鍵管理におけるGCの実施を要求する(ステップS2)。例えば、端末装置10は、利用者Uの操作により、又は周期的に、認証サーバ100に対して、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に登録されているか確認するための鍵IDリストを要求する。
このとき、認証サーバ100は、端末装置10に対して、FIDOの鍵管理におけるGCの実施を促してもよい。すなわち、サーバ側から端末側へ、FIDOの鍵管理におけるGCの実施を要求してもよい。例えば、認証サーバ100は、何度も同じ鍵でエラーが発生する場合に、端末装置10に対して、「GCを実施しますか?」あるいは「鍵を更新しますか?」と問い合わせてもよい。なお、認証サーバ100の内部では、認証に失敗するエラーと、鍵が見つからないというエラーとは異なるエラーとして判別可能である。そして、認証サーバ100は、端末装置10から、上記の問い合わせ(GCの実施あるいは鍵の更新)に同意する旨の応答があった場合、GCの実施の要求を受けたと判断してもよい。また、認証サーバ100は、任意のタイミングで自動的に(例えば周期的に)、端末装置10に対して、FIDOの鍵管理におけるGCの実施を促してもよい。
続いて、認証サーバ100は、端末装置10からのGCの実施の要求に応じて、端末装置10から登録された公開鍵の存在を確認する(ステップS3)。このとき、認証サーバ100は、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に登録されているか確認するための鍵IDリストを生成する。鍵IDリストには、認証サーバ100に登録されている公開鍵の一覧が含まれる。なお、認証サーバ100から直接に端末装置10側に登録されている公開鍵の存在を調べることはできない(セキュリティ・プライバシーなどの理由でそのようなAPIが公開されていない)場合がある。そこで、端末装置10において、認証サーバ100へGCの実施を要求する際に、又は認証サーバ100からのGCの実施の要求に応じて、自動的に、又は利用者Uが主体的にブラウザや認証器の機能を使って公開鍵の存在を確認し、その結果を認証サーバ100へのGCの実施の要求に、又は認証サーバ100からのGCの実施の要求に対する応答に加えるような処理の仕方であってもよい。
このとき、利用者Uの端末装置10は、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアに関する情報を有している場合、GCの実施の要求とともに/要求として、端末装置10及びセキュリティキー50に存在する秘密鍵に対応する公開鍵の一覧に関する情報を認証サーバ100に提供してもよい。そして、認証サーバ100は、端末装置10及びセキュリティキー50に存在する秘密鍵に対応する公開鍵が適正に登録されているか(公開鍵が存在するか)確認してもよい。認証サーバ100は、秘密鍵に対応する公開鍵が適正に登録されていない場合、端末装置10に対して、公開鍵が適正に登録されていない(公開鍵が存在しない)秘密鍵の削除(廃棄)を要求してもよいし、秘密鍵に対応する公開鍵の再登録(鍵ペアの再生成を含む)を要求してもよい。
続いて、認証サーバ100は、ネットワークN(図3参照)を介して、端末装置10に対して、自身に登録されている公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認を要求する(ステップS4)。このとき、認証サーバ100は、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に登録されているか確認するための鍵IDリストを端末装置10に送付する。
続いて、利用者Uの端末装置10は、認証サーバ100からの鍵存在確認要求に応じて、認証器の秘密鍵の存在を確認する(ステップS5)。すなわち、端末装置10は、鍵IDリストに基づいて、認証器としての自身及びセキュリティキー50に秘密鍵が適正に登録されているか確認する。
なお、端末装置10は、鍵IDリストを然るべきデータに変換してもよい。例えば、端末装置10は、鍵IDリストに基づいて、鍵確認のバッチ(Batch)処理を行うためのバッチファイルを生成してもよい。そして、端末装置10は、秘密鍵の存在をバッチ処理で確認してもよいし、個別に確認を繰り返してもよい。
このとき、端末装置10は、利用者Uに対して、秘密鍵の存在を確認すべく、秘密鍵にアクセスしてもよいか問い合わせる。端末装置10は、利用者Uが秘密鍵へのアクセスを許可した場合には、秘密鍵の存在の確認を行う。反対に、利用者Uが秘密鍵へのアクセスを許可しない場合には、秘密鍵の存在の確認を行わずに、処理を終了する。そして、認証サーバ100にその旨を通知する。
続いて、利用者Uの端末装置10は、秘密鍵の存在を確認した結果、認証器としての自身及びセキュリティキー50に秘密鍵が適正に登録されていない場合、秘密鍵が適正に登録されていないことを確認する(ステップS6)。本実施形態では、端末装置10は、確認の結果、セキュリティキー50の秘密鍵「PrvKey-2」が存在しないこと(NG)を確認する。例えば、何らかの手違いや操作ミス等によりセキュリティキー50の秘密鍵「PrvKey-2」が削除された場合や、秘密鍵「PrvKey-2」のデータが改ざんされた場合、セキュリティキー50を破損・紛失した場合、あるいは、セキュリティキー50自体が既に使用されていない場合には、セキュリティキー50の秘密鍵「PrvKey-2」が存在しないこと(NG)になる。
続いて、利用者Uの端末装置10は、認証器からブラウザへ秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を通知する(ステップS7)。本実施形態では、端末装置10は、確認の結果、セキュリティキー50の秘密鍵「PrvKey-2」が存在しないこと(NG)をブラウザに表示する。
このとき、端末装置10は、秘密鍵に関する登録鍵リストをブラウザに表示してもよい。そして、利用者Uは、ブラウザに表示されたリストに基づいて秘密鍵の有無を確認し、セキュリティキー50の秘密鍵「PrvKey-2」が存在しないこと(NG)を承認してもよい。また、利用者Uは、秘密鍵に対応する公開鍵が認証サーバ100に存在しない場合には、端末装置10に対して、その秘密鍵の削除(廃棄)を指示してもよいし、公開鍵の再登録(鍵ペアの再生成を含む)を指示してもよい。
続いて、利用者Uの端末装置10は、ネットワークN(図3参照)を介して、認証サーバ100に対して、秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を通知する(ステップS8)。本実施形態では、端末装置10は、確認の結果、セキュリティキー50の秘密鍵「PrvKey-2」が存在しないこと(NG)を示す鍵存在情報を認証サーバ100に通知する。
続いて、認証サーバ100は、端末装置10からの秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報に基づいて、GCを実施する(ステップS9)。本実施形態では、認証サーバ100は、端末装置10から、セキュリティキー50の秘密鍵「PrvKey-2」が存在しないこと(NG)を示す鍵存在情報の通知を受けて、秘密鍵「PrvKey-2」に対応する公開鍵「PubKey-2」を削除する。
このとき、認証サーバ100は、端末装置10からの秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報に基づいて、端末装置10及びセキュリティキー50に存在する秘密鍵に対応する公開鍵が適正に登録されているか(公開鍵が存在するか)確認してもよい。そして、認証サーバ100は、秘密鍵に対応する公開鍵が適正に登録されていない場合、端末装置10に対して、公開鍵が適正に登録されていない(公開鍵が存在しない)秘密鍵の削除(廃棄)を要求してもよいし、秘密鍵に対応する公開鍵の再登録(鍵ペアの再生成を含む)を要求してもよい。
なお、上記の説明では、現状の技術仕様にある程度寄り添いながらの実現方法を示しているが、プロトコルなどの実装方法はこの限りではない。例えば、現状、鍵の確認プロトコルはない。鍵の削除プロトコルは、WebAuthn(Web Authentication)にはないが、UAF(Universal Authentication Framework)にはある。また、上記の利用者Uが適正な手段を用いて鍵を確認の上、GC処理の応答(例えば、NG鍵のリストを返すなど)を手動で/半自動的に行うようにしてもよい。
〔2.情報処理システムの構成例〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る認証サーバ100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図3に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10と認証サーバ100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
また、図3に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図3では、図示の簡略化のため、端末装置10を1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2台以上であってもよい。
端末装置10は、利用者Uによって使用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイス、フィーチャーフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、通信機能を備えたゲーム機、カーナビゲーションシステム、スマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブルデバイス(Wearable Device)、スマートグラス等である。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、認証サーバ100と通信することができる。
認証サーバ100は、例えばPCやサーバ装置、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。なお、認証サーバ100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
〔3.端末装置の構成例〕
次に、図4を用いて、端末装置10の構成について説明する。図4は、端末装置10の構成例を示す図である。図4に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
(通信部11)
通信部11は、ネットワークN(図3参照)と有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、認証サーバ100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
(表示部12)
表示部12は、位置情報等の各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
(入力部13)
入力部13は、利用者Uから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部13は、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。なお、入力部13は、入出力ポート(I/O port)やUSB(Universal Serial Bus)ポート等であってもよい。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。また、入力部13は、利用者Uから音声入力を受け付けるマイク等であってもよい。マイクはワイヤレスであってもよい。
(測位部14)
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。なお、GPSは、GNSS(Global Navigation Satellite System)の一例に過ぎない。
また、測位部14は、GPS以外にも、種々の手法により位置を測位することができる。例えば、測位部14は、位置補正等のための補助的な測位手段として、下記のように、端末装置10の様々な通信機能を利用して位置を測位してもよい。
(Wi-Fi測位)
例えば、測位部14は、端末装置10のWi-Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置10の位置を測位する。具体的には、測位部14は、Wi-Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置10の位置を測位する。
(ビーコン測位)
また、測位部14は、端末装置10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部14は、Bluetooth(登録商標)機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置10の位置を測位する。
(地磁気測位)
また、測位部14は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置10が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置10の位置を測位する。
(RFID測位)
また、例えば、端末装置10が駅改札や店舗等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部14は、かかる情報を取得することで、端末装置10の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
測位部14は、必要に応じて、上述した測位手段の一つ又は組合せを用いて、端末装置10の位置を測位してもよい。
(センサ部20)
センサ部20は、端末装置10に搭載又は接続される各種のセンサを含む。なお、接続は、有線接続、無線接続を問わない。例えば、センサ類は、ウェアラブルデバイスやワイヤレスデバイス等、端末装置10以外の検知装置であってもよい。図4に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、磁気センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
なお、上記した各センサ21~28は、あくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、センサ部20は、各センサ21~28のうちの一部を備える構成であってもよいし、各センサ21~28に加えてあるいは代えて、湿度センサ等その他のセンサを備えてもよい。
加速度センサ21は、例えば、3軸加速度センサであり、端末装置10の移動方向、速度、及び、加速度等の端末装置10の物理的な動きを検知する。ジャイロセンサ22は、端末装置10の角速度等に基づいて3軸方向の傾き等の端末装置10の物理的な動きを検知する。気圧センサ23は、例えば端末装置10の周囲の気圧を検知する。
端末装置10は、上記した加速度センサ21やジャイロセンサ22、気圧センサ23等を備えることから、これらの各センサ21~23等を利用した歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて端末装置10の位置を測位することが可能になる。これにより、GPS等の測位システムでは取得することが困難な屋内での位置情報を取得することが可能になる。
例えば、加速度センサ21を利用した歩数計により、歩数や歩くスピード、歩いた距離を算出することができる。また、ジャイロセンサ22を利用して、利用者Uの進行方向や視線の方向、体の傾きを知ることができる。また、気圧センサ23で検知した気圧から、利用者Uの端末装置10が存在する高度やフロアの階数を知ることもできる。
気温センサ24は、例えば端末装置10の周囲の気温を検知する。音センサ25は、例えば端末装置10の周囲の音を検知する。光センサ26は、端末装置10の周囲の照度を検知する。磁気センサ27は、例えば端末装置10の周囲の地磁気を検知する。画像センサ28は、端末装置10の周囲の画像を撮像する。
上記した気圧センサ23、気温センサ24、音センサ25、光センサ26及び画像センサ28は、それぞれ気圧、気温、音、照度を検知したり、周囲の画像を撮像したりすることで、端末装置10の周囲の環境や状況等を検知することができる。また、端末装置10の周囲の環境や状況等から、端末装置10の位置情報の精度を向上させることが可能になる。
(制御部30)
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、処理部33と、提供部34と、確認部35とを備える。
(送信部31)
送信部31は、例えば入力部13を用いて利用者Uにより入力された各種情報や、端末装置10に搭載又は接続された各センサ21~28によって検知された各種情報、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報等を、通信部11を介して認証サーバ100へ送信することができる。
本実施形態では、送信部31は、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を送信する。例えば、送信部31は、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しなくなった場合、認証サーバ100に対して、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しないことを示す鍵存在情報を送信する。
(受信部32)
受信部32は、通信部11を介して、認証サーバ100から提供される各種情報や、認証サーバ100からの各種情報の要求を受信することができる。
本実施形態では、受信部32は、認証サーバ100から、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認の要求を受信する。また、受信部32は、認証サーバ100から、存在している公開鍵に関する情報を受信する。
(処理部33)
処理部33は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部33は、送信部31によって送信される各種情報や、受信部32によって受信された認証サーバ100からの各種情報を表示部12へ出力して表示させることができる。
(提供部34)
提供部34は、認証サーバ100に対して秘密鍵に対応する公開鍵を提供する。なお、提供部34は、送信部31であってもよい。
(確認部35)
確認部35は、要求に応じて、公開鍵に対応する秘密鍵の存在を確認する。また、確認部35は、存在している公開鍵に対応する秘密鍵の存在を確認する。また、確認部35は、存在している公開鍵に対応する秘密鍵へのアクセス許可を利用者Uに問い合わせる。
(記憶部40)
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラムや各種データ等が記憶される。
本実施形態では、記憶部40は、秘密鍵(Private Key)と公開鍵(Public Key)との鍵ペアのうち、秘密鍵をセキュア領域40Aに記憶する。また、セキュリティキー50の秘密鍵は、セキュア領域50Aに記憶されている。なお、セキュア領域40A、50Aは、セキュリティが確保されたメモリ領域である。また、記憶部40は、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアに関する情報を記憶してもよい。例えば、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアに関する情報は、セキュア領域40A、50Aにそれぞれ記憶されていてもよい。
〔4.認証サーバの構成例〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る認証サーバ100の構成について説明する。図5は、実施形態に係る認証サーバ100の構成例を示す図である。図5に示すように、認証サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークN(図3参照)と有線又は無線で接続される。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図5に示すように、記憶部120は、利用者情報データベース121と、履歴情報データベース122と、登録鍵情報データベース123とを有する。
(利用者情報データベース121)
利用者情報データベース121は、利用者Uに関する利用者情報を記憶する。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図6は、利用者情報データベース121の一例を示す図である。図6に示した例では、利用者情報データベース121は、「利用者ID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。なお、「利用者ID」は、利用者Uの連絡先(電話番号、メールアドレス等)であってもよいし、利用者Uの端末装置10を識別するための識別情報であってもよい。
また、「年齢」は、利用者IDにより識別される利用者Uの年齢を示す。なお、「年齢」は、利用者Uの具体的な年齢(例えば35歳など)を示す情報であってもよいし、利用者Uの年代(例えば30代など)を示す情報であってもよい。あるいは、「年齢」は、利用者Uの生年月日を示す情報であってもよいし、利用者Uの世代(例えば80年代生まれなど)を示す情報であってもよい。また、「性別」は、利用者IDにより識別される利用者Uの性別を示す。
また、「自宅」は、利用者IDにより識別される利用者Uの自宅の位置情報を示す。なお、図6に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、利用者IDにより識別される利用者Uの勤務地(学生の場合は学校)の位置情報を示す。なお、図6に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「興味」は、利用者IDにより識別される利用者Uの興味を示す。すなわち、「興味」は、利用者IDにより識別される利用者Uが関心の高い対象を示す。例えば、「興味」は、利用者Uが検索エンジンに入力して検索した検索クエリ(キーワード)等であってもよい。なお、図6に示す例では、「興味」は、各利用者Uに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
例えば、図6に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「スポーツ」に興味があることを示す。
ここで、図6に示す例では、「U1」、「LC11」及び「LC12」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「LC11」及び「LC12」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な値を図示する場合がある。
なお、利用者情報データベース121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの端末装置10に関する各種情報を記憶してもよい。また、利用者情報データベース121は、利用者Uのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等の属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、氏名、家族構成、出身地(地元)、職業、職位、収入、資格、居住形態(戸建、マンション等)、車の有無、通学・通勤時間、通学・通勤経路、定期券区間(駅、路線等)、利用頻度の高い駅(自宅・勤務地の最寄駅以外)、習い事(場所、時間帯等)、趣味、興味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(履歴情報データベース122)
履歴情報データベース122は、利用者Uの行動を示す履歴情報(ログデータ)に関する各種情報を記憶する。図7は、履歴情報データベース122の一例を示す図である。図7に示した例では、履歴情報データベース122は、「利用者ID」、「位置履歴」、「検索履歴」、「閲覧履歴」、「購買履歴」、「投稿履歴」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「位置履歴」は、利用者Uの位置や移動の履歴である位置履歴を示す。また、「検索履歴」は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を示す。また、「閲覧履歴」は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴を示す。また、「購買履歴」は、利用者Uによる購買の履歴である購買履歴を示す。また、「投稿履歴」は、利用者Uによる投稿の履歴である投稿履歴を示す。なお、「投稿履歴」は、利用者Uの所有物に関する質問を含んでいてもよい。
例えば、図7に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「位置履歴#1」の通りに移動し、「検索履歴#1」の通りに検索し、「閲覧履歴#1」の通りにコンテンツを閲覧し、「購買履歴#1」の通りに所定の店舗等で所定の商品等を購入し、「投稿履歴」の通りに投稿したことを示す。
ここで、図7に示す例では、「U1」、「位置履歴#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購買履歴#1」及び「投稿履歴#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「位置履歴#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購買履歴#1」及び「投稿履歴#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、履歴情報データベース122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、履歴情報データベース122は、利用者Uの所定のサービスの利用履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、利用者Uの実店舗の来店履歴又は施設の訪問履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、利用者Uの端末装置10を用いた決済(電子決済)での決済履歴等を記憶してもよい。
(登録鍵情報データベース123)
登録鍵情報データベース123は、端末装置10及びセキュリティキー50に存在する秘密鍵に対応する公開鍵に関する各種情報を記憶する。図8は、登録鍵情報データベース123の一例を示す図である。図8に示した例では、登録鍵情報データベース123は、「利用者ID」、「公開鍵」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「公開鍵」は、端末装置10及びセキュリティキー50に存在する秘密鍵に対応する公開鍵を示す。
本実施形態では、登録鍵情報データベース123は、利用者ID「U1」により識別される利用者Uについて、端末装置10の秘密鍵「PrvKey-1」に対応する公開鍵「PubKey-1」と、セキュリティキー50の秘密鍵「PrvKey-2」に対応する公開鍵「PubKey-2」とを記憶する。
なお、登録鍵情報データベース123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、登録鍵情報データベース123は、公開鍵に、端末装置10及びセキュリティキー50を識別するための識別情報を紐づけて記憶してもよい。また、登録鍵情報データベース123は、公開鍵の登録日時や、登録してからの経過時間等に関する情報を記憶してもよい。また、登録鍵情報データベース123は、公開鍵の確認のタイミング(更新周期、更新日時等)に関する情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図5に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、認証サーバ100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図5に示す例では、制御部130は、取得部131と、提示部132と、要求部133と、管理部134と、認証部135とを有する。
(取得部131)
取得部131は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、秘密鍵に対応する公開鍵を取得する。また、取得部131は、通信部110を介して、端末装置10から、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を取得する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から、端末装置10及びセキュリティキー50に存在する秘密鍵に対応する公開鍵の一覧に関する情報を取得してもよい。すなわち、取得部131は、端末装置10から、存在している秘密鍵に対応する公開鍵に関する情報を取得してもよい。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uに関する利用者情報を取得する。例えば、取得部131は、利用者Uの端末装置10から、利用者Uを示す識別情報(利用者ID等)や、利用者Uの位置情報、利用者Uの属性情報等を取得する。また、取得部131は、利用者Uのユーザ登録時に、利用者Uを示す識別情報や、利用者Uの属性情報等を取得してもよい。そして、取得部131は、利用者情報を、記憶部120の利用者情報データベース121に登録する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。例えば、取得部131は、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報を取得する。そして、取得部131は、各種の履歴情報を、記憶部120の履歴情報データベース122に登録する。
(提示部132)
提示部132は、存在している公開鍵に関する情報をリスト形式で提示する。例えば、提示部132は、認証サーバ100に登録されている公開鍵に関する登録鍵リストを提示する。なお、提示部132は、認証サーバ100に接続されたディスプレイ等の表示装置への出力を制御する表示制御部であってもよい。また、提示部132は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10に、認証サーバ100に登録されている公開鍵に関する登録鍵リストを表示してもよい。
(要求部133)
要求部133は、端末装置10に対して、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認を要求する。また、要求部133は、端末装置10に対して、存在している公開鍵に関する情報を送信する。
(管理部134)
管理部134は、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、公開鍵をゴミとみなし、削除する。例えば、管理部134は、存在している秘密鍵に対応する公開鍵の存在を確認する。また、管理部134は、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しない場合、公開鍵を削除する。
(認証部135)
認証部135は、利用者Uの認証を行う。そのため、認証部135は、利用者Uの認証情報を管理する。例えば、認証部135は、各利用者UのIDとパスワードとを紐づけて管理する。このとき、認証部135は、各利用者UのIDとパスワードとの組を記憶部120に登録する。また、認証部135は、利用者Uの端末装置10から送付されたID及びパスワードと、記憶部120に登録されているID及びパスワードとを照合する。
また、認証部135は、FIDO認証を行う機能(FIDOサーバ機能)を有していてもよい。すなわち、本実施形態では、認証部135は、FIDO認証機能とパスワード認証機能との両機能を併せ持っていてもよい。
また、認証部135は、チャレンジを生成して管理するとともに、チャレンジを利用者Uの端末装置10に送付してもよい。チャレンジは、一度だけ有効なランダムな文字列であり、乱数を元に決めた毎回異なるデータ列である。このとき、認証部135は、利用者Uの端末装置10から送付(返送)されたチャレンジを検証してもよい。例えば、認証部135は、利用者Uの端末装置10に送付したチャレンジと、利用者Uの端末装置10から送付(返送)されたチャレンジとを照合する。また、認証部135は、チャレンジレスポンス認証を行ってもよい。
また、認証部135は、チャレンジへの署名に対して、署名検証を行ってもよい。例えば、認証部135は、利用者Uの端末装置10にチャレンジを送付し、利用者Uの端末装置10側で秘密鍵を用いて署名されたチャレンジ(署名付きチャレンジ)を端末装置10から受け取った場合、公開鍵を用いて署名検証を行う。
〔5.処理手順〕
次に、図9を用いて実施形態に係る端末装置10及び認証サーバ100による処理手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、端末装置10の制御部30及び認証サーバ100の制御部130によって繰り返し実行される。
例えば、図9に示すように、端末装置10の提供部34は、通信部11を介して、端末装置10及びセキュリティキー50に存在する秘密鍵に対応する公開鍵を認証サーバ100に提供する(ステップS101)。
続いて、端末装置10の受信部32は、通信部11を介して、認証サーバ100から、認証サーバ100に登録されている公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認要求として、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に登録されているか確認するための鍵IDリストを受信する(ステップS102)。このとき、認証サーバ100の要求部133は、通信部110を介して、端末装置10に対して、自身に登録されている公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認要求として、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に登録されているか確認するための鍵IDリストを端末装置10に送付する。なお、認証サーバ100の要求部133は、端末装置10からGCの実施の要求があった場合や、何度も同じ鍵でエラーが発生する場合に、あるいは周期的に、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認要求として、鍵IDリストを端末装置10に送付する。
続いて、端末装置10の確認部35は、鍵IDリストに基づいて、端末装置10及びセキュリティキー50に秘密鍵が適正に登録されているか確認する(ステップS103)。なお、確認部35は、鍵IDリストを然るべきデータに変換し、秘密鍵の存在をバッチ処理で確認してもよいし、個別に確認を繰り返してもよい。
そして、端末装置10の確認部35は、端末装置10及びセキュリティキー50に秘密鍵が適正に登録されている場合(ステップS103:Yes)、秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報に、秘密鍵が存在すること(OK)を記録する(ステップS104)。なお、確認部35は、秘密鍵が存在すること(OK)を示す情報として、秘密鍵に対応する公開鍵に関する情報を鍵存在情報に記録してもよい。
反対に、端末装置10の確認部35は、端末装置10及びセキュリティキー50に秘密鍵が適正に登録されていない場合(ステップS103:No)、秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報に、秘密鍵が存在しないこと(NG)を記録する(ステップS105)。
続いて、端末装置10の確認部35は、鍵IDリストに含まれる公開鍵に対応する全ての秘密鍵について存在確認を完了したか判定する(ステップS106)。このとき、確認部35は、鍵IDリストに含まれる公開鍵に対応する全ての秘密鍵について存在確認を完了していない場合(ステップS106:No)、鍵IDリストに含まれる公開鍵に対応する全ての秘密鍵について存在確認を完了するまで、鍵IDリストに含まれる公開鍵に対応する未確認の秘密鍵について存在確認を継続する(ステップS103に戻る)。
続いて、端末装置10の送信部31は、通信部11を介して、鍵IDリストに含まれる公開鍵に対応する全ての秘密鍵について存在確認を完了した場合(ステップS106:Yes)、認証サーバ100に対して、秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を送信する(ステップS107)。例えば、送信部31は、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しない場合、認証サーバ100に対して、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しないことを示す鍵存在情報を送信する。
続いて、認証サーバ100の管理部134は、端末装置10からの秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報に基づいて、GCを実施し、端末装置10及びセキュリティキー50に秘密鍵が適正に登録されていない(秘密鍵が存在しない)公開鍵を削除する(ステップS108)。例えば、管理部134は、端末装置10から、秘密鍵が存在しないこと(NG)を示す鍵存在情報の通知を受けて、当該秘密鍵に対応する公開鍵を削除する。
このとき、認証サーバ100の管理部134は、端末装置10からの秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報に基づいて、端末装置10及びセキュリティキー50に存在する秘密鍵に対応する公開鍵が適正に登録されているか(公開鍵が存在するか)確認してもよい。そして、認証サーバ100の要求部133は、存在している秘密鍵に対応する公開鍵が適正に登録されていない場合、端末装置10に対して、公開鍵が適正に登録されていない(公開鍵が存在しない)秘密鍵の削除(廃棄)を要求してもよいし、秘密鍵に対応する公開鍵の再登録(鍵ペアの再生成を含む)を要求してもよい。
〔6.変形例〕
上述した端末装置10及び認証サーバ100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、認証サーバ100が実行している処理の一部又は全部は、実際には、端末装置10が実行してもよい。例えば、スタンドアローン(Stand-alone)で(端末装置10単体で)処理が完結してもよい。この場合、端末装置10に、上記の実施形態における認証サーバ100の機能が備わっているものとする。また、上記の実施形態では、端末装置10は認証サーバ100と連携しているため、利用者Uから見れば、認証サーバ100の処理も端末装置10が実行しているように見える。すなわち、他の観点では、端末装置10は、認証サーバ100を備えているともいえる。
また、上記の実施形態において、認証器として、端末装置10のセンサ部20(各センサ21~28)を用いてもよい。この場合、端末装置10が認証器としても機能する。例えば、端末装置10は、センサ部20の検出結果を示すセンサ情報に基づいて、利用者Uのコンテキスト(状況)を推定する。そして、端末装置10は、利用者Uのコンテキスト情報を用いてユーザ検証を行う。利用者Uのコンテキスト情報は、加速度や角速度等の挙動、周囲の生活音、所在地の温度/湿度/照度、位置情報等のいずれか又はこれらの組合せ等であってもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、本願に係る認証サーバ100は、端末装置10から秘密鍵に対応する公開鍵を取得する取得部と、秘密鍵と公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、公開鍵をゴミとみなし、削除する管理部と、を備える。
また、本願に係る認証サーバ100は、存在している公開鍵に関する情報をリスト形式で提示する提示部をさらに備える。
また、取得部は、端末装置10から、存在している秘密鍵に対応する公開鍵に関する情報を取得する。そして、管理部は、存在している秘密鍵に対応する公開鍵の存在を確認する。
また、本願に係る認証サーバ100は、端末装置10に対して、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認を要求する要求部をさらに備える。
また、要求部は、端末装置10に対して、存在している公開鍵に関する情報を送信する。
また、取得部は、端末装置10から、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を取得する。
また、管理部は、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しない場合、公開鍵を削除する。
他の観点では、本願に係る認証サーバ100は、端末装置10から公開鍵を取得する取得部と、公開鍵を記憶する記憶部と、端末装置10に対して、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認を要求する要求部と、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しない場合、公開鍵を削除する管理部と、を備える。
また、上述してきたように、本願に係る端末装置10は、認証サーバ100に対して秘密鍵に対応する公開鍵を提供する提供部と、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しなくなった場合、認証サーバ100に対して、公開鍵に対応する秘密鍵が存在しないことを示す鍵存在情報を送信する送信部と、を備える。
また、本願に係る端末装置10は、認証サーバ100から、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認の要求を受信する受信部と、要求に応じて、公開鍵に対応する秘密鍵の存在を確認する確認部と、をさらに備える。
また、受信部は、認証サーバ100から、存在している公開鍵に関する情報を受信する。そして、確認部は、存在している公開鍵に対応する秘密鍵の存在を確認する。
また、確認部は、存在している公開鍵に対応する秘密鍵へのアクセス許可を利用者Uに問い合わせる。
他の観点では、本願に係る端末装置10は、認証サーバ100に公開鍵を提供する提供部と、公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する記憶部と、認証サーバ100から、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認の要求を受信する受信部と、要求に応じて、公開鍵に対応する秘密鍵の存在を確認する確認部と、公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を送信する送信部と、を備える。
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る情報処理装置は、認証器とサーバにおいて登録・管理される秘密鍵と公開鍵の関係性を適切に管理し、整合性が取れる状態にすることができる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10や認証サーバ100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、認証サーバ100を例に挙げて説明する。図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。また、二次記憶装置1050は、USB(Universal Serial Bus)メモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Storage)、ファイルサーバ等であってもよい。
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェースであり、例えば、USB等により実現される。
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が認証サーバ100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述した認証サーバ100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
30 制御部
31 送信部
32 受信部
33 処理部
34 提供部
35 確認部
100 認証サーバ
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報データベース
122 履歴情報データベース
123 登録鍵情報データベース
130 制御部
131 取得部
132 提示部
133 要求部
134 管理部
135 認証部
本願に係る認証サーバは、FIDO認証を実行する認証サーバであって、端末装置から前記FIDO認証の署名に用いる秘密鍵に対応する前記FIDO認証の署名検証に用いる公開鍵を取得する取得部と、前記秘密鍵と前記公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、前記公開鍵をゴミとみなし、削除する管理部と、を備えることを特徴とする。
本願に係る認証サーバは、FIDO認証を実行する認証サーバであって、前記FIDO認証の認証器となる端末装置から前記FIDO認証の署名に用いる秘密鍵に対応する前記FIDO認証の署名検証に用いる公開鍵を取得する取得部と、前記秘密鍵と前記公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、前記公開鍵をゴミとみなし削除することで、前記FIDO認証において前記認証器と前記認証サーバにおいて登録・管理される前記秘密鍵と前記公開鍵の関係性を適切に管理し、整合性が取れる状態にする管理部と、を備え、前記管理部は、前記端末装置からの前記秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報に基づいて、前記秘密鍵と前記公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、前記端末装置に対して、前記公開鍵が存在しない前記秘密鍵の削除を要求し、前記鍵ペアの再生成を含む前記秘密鍵に対応する前記公開鍵の再登録を要求することを特徴とする。

Claims (17)

  1. 端末装置から秘密鍵に対応する公開鍵を取得する取得部と、
    前記秘密鍵と前記公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、前記公開鍵をゴミとみなし、削除する管理部と、
    を備えることを特徴とする認証サーバ。
  2. 存在している前記公開鍵に関する情報をリスト形式で提示する提示部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の認証サーバ。
  3. 前記取得部は、前記端末装置から、存在している前記秘密鍵に対応する前記公開鍵に関する情報を取得し、
    前記管理部は、存在している前記秘密鍵に対応する前記公開鍵の存在を確認する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の認証サーバ。
  4. 前記端末装置に対して、前記公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認を要求する要求部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~3のうちいずれか1つに記載の認証サーバ。
  5. 前記要求部は、前記端末装置に対して、存在している前記公開鍵に関する情報を送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の認証サーバ。
  6. 前記取得部は、前記端末装置から、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を取得する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の認証サーバ。
  7. 前記管理部は、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵が存在しない場合、前記公開鍵を削除する
    ことを特徴とする請求項1~6のうちいずれか1つに記載の認証サーバ。
  8. 端末装置から公開鍵を取得する取得部と、
    前記公開鍵を記憶する記憶部と、
    前記端末装置に対して、前記公開鍵に対応する秘密鍵の存在の確認を要求する要求部と、
    前記公開鍵に対応する前記秘密鍵が存在しない場合、前記公開鍵を削除する管理部と、
    を備えることを特徴とする認証サーバ。
  9. 認証サーバに対して秘密鍵に対応する公開鍵を提供する提供部と、
    前記公開鍵に対応する前記秘密鍵が存在しなくなった場合、前記認証サーバに対して、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵が存在しないことを示す鍵存在情報を送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  10. 前記認証サーバから、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵の存在の確認の要求を受信する受信部と、
    前記要求に応じて、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵の存在を確認する確認部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
  11. 前記受信部は、前記認証サーバから、存在している前記公開鍵に関する情報を受信し、
    前記確認部は、存在している前記公開鍵に対応する前記秘密鍵の存在を確認する
    ことを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
  12. 前記確認部は、存在している前記公開鍵に対応する前記秘密鍵へのアクセス許可を利用者に問い合わせる
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の端末装置。
  13. 認証サーバに公開鍵を提供する提供部と、
    前記公開鍵に対応する秘密鍵を記憶する記憶部と、
    前記認証サーバから、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵の存在の確認の要求を受信する受信部と、
    前記要求に応じて、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵の存在を確認する確認部と、
    前記公開鍵に対応する前記秘密鍵の存在の確認結果を示す鍵存在情報を送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  14. 認証サーバが実行する情報処理方法であって、
    端末装置から秘密鍵に対応する公開鍵を取得する取得工程と、
    前記秘密鍵と前記公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、前記公開鍵をゴミとみなし、削除する管理工程と、
    を含むことを特徴とする鍵管理方法。
  15. 端末装置が実行する情報処理方法であって、
    認証サーバに対して秘密鍵に対応する公開鍵を提供する提供工程と、
    前記公開鍵に対応する前記秘密鍵が存在しなくなった場合、前記認証サーバに対して、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵が存在しないことを示す鍵存在情報を送信する送信工程と、
    を含むことを特徴とする鍵管理方法。
  16. 端末装置から秘密鍵に対応する公開鍵を取得する取得手順と、
    前記秘密鍵と前記公開鍵との鍵ペアが適正に存在するか否かを検証し、適正でないと判断した場合に、前記公開鍵をゴミとみなし、削除する管理手順と、
    を認証サーバに実行させるための鍵管理プログラム。
  17. 認証サーバに対して秘密鍵に対応する公開鍵を提供する提供手順と、
    前記公開鍵に対応する前記秘密鍵が存在しなくなった場合、前記認証サーバに対して、前記公開鍵に対応する前記秘密鍵が存在しないことを示す鍵存在情報を送信する送信手順と、
    を端末装置に実行させるための鍵管理プログラム。
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