JP2022178195A - 広告提供システム、広告提供方法、及びプログラム - Google Patents

広告提供システム、広告提供方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】くじを利用した広告におけるユーザの利便性を高める。【解決手段】広告提供システム(S)の広告提供手段(101)は、所定のページにユーザをアクセスさせるためのリンクを含む広告を、当該ユーザに提供する。処理実行手段(104)は、ユーザによりリンクが選択された場合に、ユーザのユーザ識別情報に所定のくじの抽せん情報を関連付ける第1処理、又は、ユーザ識別情報に予め関連付けられた抽せん情報を有効にする第2処理を実行する。抽せん実行手段(106)は、第1処理又は第2処理が実行された抽せん情報に基づいて、くじの抽せんを実行する。【選択図】図7

Description

本開示は、広告提供システム、広告提供方法、及びプログラムに関する。
従来、ユーザに広告を提供するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、アンケートのページへのリンクを含む広告をユーザに提供し、このページにアクセスしてアンケートに回答したユーザに、所定のくじの抽せん番号が記載されたメールを送信するシステムが記載されている。例えば、特許文献2には、くじに関する抽せん番号が印刷された広告を含むチラシを印刷するシステムが記載されている。
特開2003-162615号公報 特開2004-347856号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ユーザは、くじに当せんしたか否かを確認するために、メールに記載された抽せん番号と、当せん番号が掲載されたページにおける当せん番号と、が一致するか否かを、自身で判断しなければならない。特許文献2の技術も同様であり、ユーザは、チラシに印刷された抽せん番号と、新聞等に掲載された当せん番号と、が一致するか否かを、自身で判断しなければならない。このため、従来の技術では、くじを利用した広告におけるユーザの利便性を十分に高めることはできなかった。
本開示の目的の1つは、くじを利用した広告におけるユーザの利便性を高めることである。
本開示に係る広告提供システムは、所定のページにユーザをアクセスさせるためのリンクを含む広告を、当該ユーザに提供する広告提供手段と、前記ユーザにより前記リンクが選択された場合に、所定のくじの抽せん情報と前記ユーザのユーザ識別情報とを関連付ける第1処理、又は、前記ユーザ識別情報に予め関連付けられた前記抽せん情報を有効にする第2処理を実行する処理実行手段と、前記第1処理又は前記第2処理が実行された前記抽せん情報に基づいて、前記くじの抽せんを実行する抽せん実行手段と、を含む。
本開示によれば、くじを利用した広告におけるユーザの利便性が高まる。
広告提供システムの全体構成の一例を示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示される広告の一例を示す図である。 ユーザがリンクを選択した場合の画面遷移の一例を示す図である。 ポイントサービスのマイページの一例を示す図である。 マイページからくじの詳細を確認する場合の画面遷移の一例を示す図である。 広告提供システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 共通データベースのデータ格納例を示す図である。 ポイントサービスデータベースのデータ格納例を示す図である。 広告データベースのデータ格納例を示す図である。 広告提供システムで実行される処理の一例を示すフロー図である。 広告提供システムで実行される処理の一例を示すフロー図である。 変形例における機能ブロック図である。
[1.広告提供システムの全体構成]
以降、本開示に係る広告提供システムの実施形態の一例を説明する。図1は、広告提供システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、広告提供システムSは、提供者サーバ10、広告主サーバ20、ユーザ端末30、及び提供者端末40を含む。これらの各コンピュータは、インターネット等のネットワークNに接続可能である。図1では、各コンピュータを1台ずつ示しているが、各コンピュータは、複数台あってもよい。広告提供システムSは、少なくとも1つのコンピュータを含めばよく、図1の例に限られない。
提供者サーバ10は、ユーザに広告を提供する提供者のサーバコンピュータである。提供者サーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含む。記憶部12は、RAM等の揮発性メモリと、ハードディスク等の不揮発性メモリと、を含む。通信部13は、有線通信用の通信インタフェースと、無線通信用の通信インタフェースと、の少なくとも一方を含む。
広告主サーバ20は、提供者に広告の提供を依頼する広告主のサーバコンピュータである。広告主は、提供者にとっての顧客である。本実施形態では、提供者と広告主が異なる場合を説明するが、提供者と広告主が同じであってもよい。即ち、広告主自らが広告を提供してもよい。広告主サーバ20は、制御部21、記憶部22、及び通信部23を含む。制御部21、記憶部22、及び通信部23の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。
ユーザ端末30は、ユーザのコンピュータである。例えば、ユーザ端末30は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット、又はウェアラブル端末である。ユーザ端末30は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作部34、及び表示部35を含む。制御部31、記憶部32、及び通信部33の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様である。操作部34は、タッチパネル等の入力デバイスである。表示部35は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイである。
提供者端末40は、提供者のコンピュータである。例えば、提供者端末40は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレットである。提供者端末40は、制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45を含む。制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45の物理的構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部34、及び表示部35と同様である。
なお、提供者サーバ10、広告主サーバ20、ユーザ端末30、及び提供者端末40の各々に記憶されるプログラム又はデータは、ネットワークNを介して供給されてもよい。また、情報記憶媒体に記憶されたプログラム又はデータが、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブ又はメモリカードスロット)、又は、外部機器とデータの入出力をするための入出力部(例えば、USBポート)を介して供給されてもよい。
[2.実施形態の概要]
本実施形態では、広告主が食品会社であり、広告主が販売する食品の広告がユーザに提供される場合を例に挙げる。また、提供者が、オンラインショッピングサービス、電子決済サービス、金融サービス、旅行予約サービス、及び通信サービスといった複数のサービスを複合的に提供する会社であり、複数のサービスのうちの少なくとも1つを利用するユーザに広告が提供される場合を例に挙げる。
本実施形態では、広告の提供媒体が電子メールである場合を例に挙げるが、広告の提供媒体自体は、公知の種々の提供媒体を利用可能である。例えば、SNS(Social networking service)SMS(Short Message Service)、又はメッセージアプリといった電子メール以外の他のツールを利用して広告が提供されてもよい。例えば、ブラウザ又はスマートフォンアプリで表示されるバナーを利用して広告が提供されてもよい。
ユーザは、一連のサービスを利用するために必要なユーザIDを発行済みであるものとする。サービスごとに独自のユーザIDが発行されてもよいが、本実施形態では、複数のサービスに共通のユーザIDが発行される場合を説明する。どのサービスも利用したことがないユーザが複数のサービスの何れかを初めて利用する場合に、このユーザのユーザIDが発行される。
本実施形態では、ユーザIDが発行済みだったとしても、ユーザが初めて利用するサービスについては、会員登録の手続きが必要である。ただし、ユーザの氏名等の情報を一から入力するのではなく、登録済みの情報が流用されて会員登録の手続きが完了する。例えば、ユーザは、初めて利用するサービスのログインページから、ユーザID及びパスワードを入力して認証が実行されると、このサービスの会員登録が完了する。
ユーザは、一連のサービスで利用可能なポイントを獲得できる。ポイントの獲得方法自体は、公知の種々の方法を利用可能である。例えば、ユーザは、サービスの利用時、広告の閲覧時、キャンペーンへのエントリー時、又はキャンペーンで定められた条件が満たされた時にポイントを獲得できる。本実施形態では、ユーザは、所定のポータルサイトにアクセスすると、自身が獲得したポイントを確認できる。
ポータルサイトは、ポイントを獲得するための手段をユーザに提供してもよい。例えば、ユーザが、ポータルサイトでゲームをプレイしたり、ポータルサイト経由で商品を購入したりすると、ポイントを獲得できる。以降、ポータルサイトから提供されるサービスを、ポイントサービスと記載する。ポイントサービスは、提供者のサービスの一種なので、会員登録が必要になる。本実施形態では、ユーザがポイントサービスに会員登録済みであるものとする。
本実施形態の広告は、ポイントサービスへの会員登録を済ませていないユーザにも提供される。例えば、広告は、ユーザIDを発行したユーザに提供される。広告は、広告を希望するユーザにのみ提供されてもよい。広告は、ユーザIDを発行していないユーザに提供されてもよい。広告は、広告主のページへのリンクを含んでもよいが、本実施形態では、ポータルサイトへのリンクを含むものとする。ユーザは、ポータルサイト経由でリダイレクトする形で広告主のページにアクセスする。
広告のリンクを選択したユーザには、その特典として、所定のくじが付与される。本実施形態では、いわゆる開封くじを例に挙げるが、くじのタイプ自体は、公知の種々のタイプを利用可能であり、例えば、いわゆる数字選択式宝くじであってもよい。くじは、その場で結果が分かるものであってもよいが、本実施形態では、所定の当せん発表日以降に結果が分かるくじを例に挙げる。
本実施形態では、ユーザは、くじに当せんすると、等級に応じたポイントを獲得できる。当せん時に与えられる特典自体は、公知の種々の特典を利用可能であり、例えば、クーポンや金品等が当せん時の特典として与えられてもよい。提供者は、広告主からの依頼を受けると、くじの設定を行う。くじの設定は、広告主からの依頼を受ける前に行われてもよい。例えば、提供者が提供者端末40を操作すると、くじの設定をするための設定画面が表示部45に表示される。
図2は、設定画面の一例を示す図である。図2に示すように、提供者は、入力フォームF10に、くじを一意に識別可能なくじIDを入力する。くじIDは、自動的に発行されてもよい。提供者は、入力フォームF11に、くじのタイトルを入力する。提供者は、入力フォームF12に、くじの期間を入力する。この期間は、ユーザがくじを獲得できる期間である。この期間は、くじの開催期間又は有効期間ということもできる。提供者は、入力フォームF13に、くじの当せん発表日を入力する。当せん発表日は、入力フォームF12に入力された期間以降の日付が入力される。
提供者は、入力フォームF14に、広告主のページのアドレス(URL)を入力する。図2の例では、広告主のドメイン「xyzfoods.com」のアドレスが入力されている。広告主のページが複数存在する場合には、入力フォームF14から複数のアドレスを入力可能である。このアドレスは、広告主から予め指定されているものとする。広告主からは、広告費の予算等の他の情報も指定されているものとする。
提供者は、入力フォームF15に、設定中のくじの詳細を入力する。例えば、提供者は、等級、獲得ポイント、及び当せん本数を入力する。設定画面G1には、獲得ポイントと、当せん本数と、に応じた合計ポイントが表示されてもよい。例えば、提供者は、合計ポイントが広告主の予算内に収まるようにする。
提供者は、入力フォームF16に、ポータルサイトのページのアドレスを入力する。図2の例では、提供者のドメイン「abc-mall.co.jp」のアドレスが入力されている。このアドレスは、くじID(図2の例では「L00125」)と、広告主のページを識別可能な数値(図2の例では「001」)と、を含む。入力フォームF16に入力されるアドレスは、自動生成されてもよい。1つのくじに対して広告主のページが複数存在する場合には、この数値によって、最終的にアクセスさせるべき広告主のページを識別できる。この数値は、入力フォームF14のアドレスを識別可能な情報である。
提供者は、入力フォームF17に、個々のユーザに与えるくじの本数を入力する。この本数は、1以上の任意の数値を入力可能である。この本数が増えても当せん本数が増えるわけではないので、合計ポイントは変わらない。くじがチケット形式で付与される場合には、この本数は、チケットの枚数に相当する。この本数は、広告を配信するユーザの数に応じて設定される。
提供者がくじの設定を終えると、提供者の中で、くじの承認作業が行われる。くじが承認されると、ユーザに広告が提供される。本実施形態では、電子メールを利用して広告が提供されるので、設定画面G1の設定内容や商品の紹介文等を含む電子メールが作成され、広告として送信される。ユーザは、ユーザ端末30のメールアプリ又はブラウザを利用して、受信した広告を表示部35に表示させる。
図3は、ユーザ端末30に表示される広告の一例を示す図である。図3に示すように、広告A2は、広告主の商品又はサービスの紹介文と、広告主のページにユーザをアクセスさせるためのリンクL20と、を含む。1つの広告A2に、複数の広告主の各々に対応するリンクL20が含まれてもよい。本実施形態では、いったんポータルサイトにユーザをアクセスさせるので、リンクL20は、ポータルサイトのアドレス含む。即ち、リンクL20は、設定画面G1の入力フォームF14に入力されたアドレスではなく、入力フォームF16に入力されたアドレスを含む。
広告A2は、ポータルサイトのページへのアクセスの後に広告主のページへのリダイレクトが発生する旨のただし書きを含んでもよい。図3の例では、「ABCポイントモールのページ」がポータルサイトのページに相当し、「XYZ食品の特設ページ」が広告主のページに相当する。このただし書きにより、ユーザは、どのページにアクセスするかを事前に把握したうえで、リンクL20を選択できる。
図4は、ユーザがリンクL20を選択した場合の画面遷移の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザが、広告A2のリンクL20を選択すると、ポータルサイトのページP3が表示部35に表示される。ページP3が表示されている間に、ユーザに付与されるくじの抽せん番号が発行される。図4の例では、リダイレクトの処理中である旨を示すメッセージがページP3に表示される場合を示しているが、ページP3には、何も表示されなくてもよい。
抽せん番号の発行が完了すると、広告主のページP4へのリダイレクトが行われて、広告主のページP4が表示される。本実施形態では、この一連の画面遷移の中では、ユーザに抽せん番号が通知されないものとするが、抽せん番号は、電子メール等を利用して通知されてもよいし、リダイレクト前のページP3に表示されてもよい。本実施形態では、ユーザが抽せん番号を確認するためには、ポイントサービスのマイページにアクセスする必要がある。ユーザがポイントサービスの会員登録を済ませたうえでポータルサイトからログインすると、ポイントサービスのマイページが表示される。マイページは、ユーザ専用のページであり、例えば、自身が獲得したポイントの詳細等を確認できる。
図5は、ポイントサービスのマイページの一例を示す図である。図5に示すように、マイページP5には、ユーザの氏名や保有ポイント等の情報と、ユーザが保有するくじの一覧と、が表示される。例えば、マイページP5には、くじを一意に識別するくじID、抽せん番号、当せん発表日、及び結果が表示される。ユーザがボタンB50A~B50Cを選択すると、個々のくじの詳細が表示される。以降、ボタンB50A~B50Cを区別しない時は、単にボタンB50と記載する。マイページP5は、ポイントを獲得するための手段が提供されてもよいし、バナー広告が表示されてもよい。
図6は、マイページP5からくじの詳細を確認する場合の画面遷移の一例を示す図である。図6に示すように、ユーザが保有するくじの一覧が表示された状態(マイページP5Aの状態)で、ユーザが当せんしなかったくじのボタンB50Aを選択すると、このくじの等級、獲得ポイント、及び当せん番号とともに、ユーザが当せんしなかった旨のメッセージが表示される(マイページP5Bの状態)。
ユーザが当せんしたくじのボタンB50Bを選択すると、このくじの等級、獲得ポイント、及び当せん番号とともに、ユーザが当せんした旨のメッセージが表示される(マイページP5Cの状態)。ユーザが当せん発表日前のくじのボタンB50Cを選択すると、このくじの等級、ポイント、及び当せん番号とともに、当せん発表日前である旨のメッセージが表示される(マイページP5Cの状態)。ユーザは、このくじの当せん発表日以降にマイページP5にアクセスし、このくじに当せんしたか否かを確認する。
以上のように、広告提供システムSは、ユーザがリンクL20を選択した場合に、ポータルサイトのページP3にユーザをアクセスさせて抽せん番号を発行し、広告主のページP4にユーザをリダイレクトさせる。広告提供システムSは、この抽せん番号に基づいて、くじの抽せんを実行し、ユーザが当せんしたか否かをマイページP5に表示させる。これにより、ユーザが抽せん番号と当せん番号とを自身で比較するといった手間を省き、くじを利用した広告におけるユーザの利便性が高まる。以降、この技術の詳細を説明する。
[3.広告提供システムで実現される機能]
図7は、広告提供システムSで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。本実施形態では、提供者サーバ10で主な機能が実現される場合を説明する。図7に示すように、提供者サーバ10では、データ記憶部100、広告提供部101、期間判定部102、発行部103、処理実行部104、リダイレクト実行部105、抽せん実行部106、第1表示制御部107、第2表示制御部108、及び第3表示制御部109が実現される。データ記憶部100は、記憶部12を主として実現される。他の各機能は、制御部11を主として実現される。
[3-1.データ記憶部]
データ記憶部100は、ユーザに広告を提供するために必要なデータを記憶する。例えば、データ記憶部100は、共通データベースDB1、ポイントサービスデータベースDB2、及び広告データベースDB3を記憶する。データ記憶部100に記憶されるデータは、これらに限られない。データ記憶部100は、他の任意のデータを記憶可能である。なお、共通データベースDB1は、提供者サーバ10とは異なるデータベースサーバに記憶されていてもよい。ポイントサービスデータベースDB2及び広告データベースDB3も同様であり、データベースサーバに記憶されていてもよい。
図8は、共通データベースDB1のデータ格納例を示す図である。図8に示すように、共通データベースDB1は、提供者の複数のサービスに共通するデータベースである。共通データベースDB1には、ユーザIDを発行したユーザに関する各種情報が格納される。例えば、共通データベースDB1には、ユーザID、ユーザ情報、及び保有ポイントが格納される。ユーザ情報は、ユーザにより登録された任意の情報を含んでよく、例えば、氏名、メールアドレス、電話番号、生年月日、及び住所を含む。共通データベースDB1には、ユーザが保有するくじに関する情報が格納されてもよい。
図9は、ポイントサービスデータベースDB2のデータ格納例を示す図である。図9に示すように、ポイントサービスデータベースDB2は、ポイントサービスに会員登録したユーザに関する各種情報が格納される。ユーザIDを発行したユーザだったとしても、ポイントサービスに会員登録していなければ、このユーザの情報は、ポイントサービスデータベースDB2には格納されない。例えば、ポイントサービスデータベースDB2には、ポイントサービスに会員登録したユーザのユーザID、ユーザ情報、及び保有ポイントが格納される。これらの情報は、共通データベースDB1に格納されたものと同じであってよい。ポイントサービスデータベースDB2には、ユーザが保有するくじに関する情報が格納されてもよい。
図10は、広告データベースDB3のデータ格納例を示す図である。図10に示すように、広告データベースDB3は、広告A2に関する種々の情報が格納されたデータベースである。例えば、広告データベースDB3には、くじID、くじのタイトル、くじの期間、くじの当せん発表日、広告主のページP4のアドレス、くじの詳細情報、ポータルサイトのページP3のアドレス、くじの本数、承認フラグ、発行情報、及び結果情報が格納される。設定画面G1から新たなくじの設定が入力されると、広告データベースDB3に新たなレコードが作成され、設定画面G1から入力されたくじの設定内容が格納される。
承認フラグは、くじが承認されたか否かを示すフラグである。くじの設定が完了した時点では、承認フラグはオフである。提供者の中での承認作業が完了すると、承認フラグがオンになる。発行情報には、リンクL20を選択したユーザに対して発行された抽せん番号と、このユーザのユーザIDと、が関連付けられている。結果情報は、くじの抽せん結果に関する情報であり、例えば、等級ごとの当せん番号が示されている。結果情報は、当せんしたユーザのユーザIDが格納されていてもよい。当せんしたユーザは、抽せん実行部106により特定されるようにすればよい。
[3-2.広告提供部]
広告提供部101は、広告主のページP4にユーザをアクセスさせるためのリンクL20を含む広告A2を、当該ユーザに提供する。広告主のページP4は、所定のページの一例である。このため、ページP4と記載した箇所は、所定のページと読み替えることができる。所定のページは、広告A2によって最終的にアクセスさせたいページである。所定のページは、広告主とは異なる者のページであってもよい。例えば、広告主が、関連会社等の他の会社が販売する商品の広告を代わりに依頼する場合には、当該他の会社のページが所定のページに相当する。提供者自らの広告A2の場合には、所定のページは、提供者のページになる。
広告A2は、所定の商品又はサービスに関するコンテンツである。この情報は、文字列、画像、ページへのリンク、又はこれらの組み合わせを含む。広告A2の提供とは、ユーザ端末30に広告A2を表示させるためのデータを送信することである。本実施形態では、このデータが電子メールのデータである場合を説明するが、このデータは、広告A2の提供媒体に応じたデータであればよい。
例えば、広告提供部101は、所定の方法に基づいて、広告A2を提供するユーザを選択する。ユーザを選択する方法自体は、公知の種々の方法を利用可能であり、例えば、全てのユーザが選択されてもよいし、広告A2に応じた嗜好を有するユーザが選択されてもよい。広告提供部101は、広告データベースDB3に基づいて、広告A2のデータを生成し、くじに設定された期間内に、上記選択されたユーザのメールアドレス宛てに、広告A2である電子メールを送信する。メールアドレスは、共通データベースDB1又はポイントサービスデータベースDB2から取得される。
[3-3.期間判定部]
本実施形態では、くじには、所定の期間が設定されている。期間判定部102は、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、この期間内であるか否かを判定する。期間判定部102は、リアルタイムクロック等を利用して現在日時を取得し、くじに設定された期間に現在日時が含まれるか否かを判定する。例えば、期間判定部102は、リンクL20が示すアドレスに含まれるくじIDを取得する。期間判定部102は、広告データベースDB3を参照し、このくじIDに関連付けられた期間を取得する。期間判定部102は、この期間に現在日時が含まれるか否かを判定する。
[3-4.発行部]
発行部103は、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、抽せん番号を発行する。抽せん番号は、抽せん情報の一例である。このため、抽せん番号と記載した箇所は、抽せん情報と読み替えることができる。抽せん情報は、くじの抽せんで用いられる情報である。抽せん情報は、1つ以上の番号(数字)、1つ以上の文字、又はこれらの組み合わせである。発行部103による発行方法自体は、公知の種々の方法を利用可能であり、例えば、抽せん番号がランダムに発行されてもよい。抽せん番号の発行は、発番とも呼ばれる。
本実施形態では、発行部103は、発行済みの抽せん番号と重複しないように、抽せん番号を発行するものとするが、抽せん番号の重複が許容されてもよい。例えば、ユーザが任意の番号の組み合わせを指定できるくじと同じタイプのくじを利用するのであれば、抽せん番号の重複が許容されてもよい。くじに応じて抽せん番号の発行方法が異なる場合には、発行部103は、抽せん番号を発行すべきくじに応じた発行方法で、抽せん番号を発行する。本実施形態では、抽せん番号を発行すべきくじは、リンクL20が示すアドレスに含まれるくじIDによって特定される。
[3-5.処理実行部]
処理実行部104は、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、所定のくじの抽せん番号とユーザのユーザIDとを関連付ける第1処理を実行する。ユーザIDは、ユーザ識別情報の一例である。このため、ユーザIDと記載した箇所は、ユーザ識別情報と読み替えることができる。ユーザ識別情報は、ユーザを識別可能な情報であればよく、ユーザアカウントやログインIDといった他の名前で呼ばれる情報であってもよい。
抽せん番号とユーザIDとを関連付けるとは、ユーザIDから抽せん番号を検索できるようにすることである。逆に、抽せん番号からユーザIDを検索することもできる。抽せん番号とユーザIDとを関連付けることは、この抽せん番号のくじを、このユーザIDのユーザに付与することに相当する。本実施形態では、第1処理により、広告データベースDB3内の発行情報に、抽せん番号とユーザIDのペアが格納される。
本実施形態では、第1処理は、発行部103により発行された抽せん番号とユーザIDとを関連付ける処理である場合を説明するが、抽せん番号は、ユーザがリンクL20を選択した後に発行されるのではなく、事前に発行されていてもよい。この場合、第1処理は、事前に発行された抽せん番号と、ユーザIDと、を関連付ける処理になる。ユーザIDと関連付ける抽せん番号は、予め定められた方法により決定されるようにすればよく、例えば、ランダムに決定されてもよい。事前に発行された抽せん番号は、広告データベースDB3又は他のデータベースに予め格納されているものとする。
また、抽せん番号とユーザIDとは予め関連付けられていてもよい。この場合、処理実行部104は、ユーザIDに予め関連付けられた抽せん番号を有効にする第2処理を実行する。例えば、広告A2がユーザに送信される前に、広告データベースDB3の発行情報に、抽せん番号とユーザIDとが関連付けられている。個々の抽せん番号には、この抽せん番号が有効か否かを示す有効フラグが関連付けられているものとする。ユーザがリンクL20を選択してページP3にアクセスすると、このユーザに関連付けられた抽せん番号の有効フラグがオンになり、この抽せん番号が有効になる。有効フラグがオンの抽せん番号の中から抽せんが実行される。処理実行部104は、第1処理又は第2処理を実行すればよい。
本実施形態では、リンクL20は、広告主のページP4とは異なるページP3へのリンクL20であり、処理実行部104は、ユーザによりページP3へのリンクL20が選択された場合に、第1処理又は第2処理を実行する。ポータルサイトのページP3は、第1ページの一例である。このため、ページP3と記載した箇所は、第1ページと読み替えることができる。第1ページは、後述する第2ページの前にユーザをアクセスさせるページである。第1ページは、第1処理又は第2処理を実行すべきユーザを特定するためにアクセスさせるページである。第1ページは、提供者のドメインとは異なるドメインのページであってもよい。
本実施形態の広告提供システムSでは、複数のくじを開催可能である。広告主のページP4は、複数のくじの何れかに関連付けられている。処理実行部104は、複数のくじのうち、広告主のページP4に関連付けられたくじに関する第1処理又は第2処理を実行する。くじと広告主のページP4との関係は、広告データベースDB3に定義されている。本実施形態では、リンクL20が示すアドレスにくじIDが含まれているので、処理実行部104は、このくじIDに基づいて、第1処理又は第2処理を実行すべきくじを特定する。処理実行部104は、このくじについて、第1処理又は第2処理を実行する。処理実行部104は、広告データベースDB3のうち、このくじに対応するレコードの発行情報を更新する。
本実施形態では、処理実行部104は、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、期間判定部102の判定結果に基づいて、第1処理又は第2処理を実行する。処理実行部104は、期間判定部102により、くじに設定された期間内であると判定されない場合には、第1処理又は第2処理を実行しない。処理実行部104は、期間判定部102により、くじに設定された期間内であると判定された場合に、第1処理又は第2処理を実行する。
[3-6.リダイレクト実行部]
リダイレクト実行部105は、第1処理又は第2処理が実行された場合に、広告主のページP4へのリダイレクトを実行する。ページP4は、第2ページの一例である。このため、ページP4と記載した箇所は、第2ページと読み替えることができる。第2ページは、第1ページの後にユーザをアクセスさせるページである。第2ページは、リダイレクト先のページである。第2ページは、広告A2によって最終的にユーザをアクセスさせたいページである。リダイレクト自体は、公知の方法を利用可能である。本実施形態では、広告データベースDB3に、第1ページと第2ページの関係が定義されているので、リダイレクト実行部105は、第1ページに関連付けられた第2ページへのリダイレクトを実行する。
[3-7.抽せん実行部]
抽せん実行部106は、第1処理又は第2処理が実行された抽せん番号に基づいて、くじの抽せんを実行する。くじの抽せん自体は、公知の方法を利用可能である。例えば、抽せん実行部106は、第1処理又は第2処理が実行された抽せん番号の中からランダムに当せん番号を決定する。抽せん実行部106は、第1処理又は第2処理が実行された抽せん番号と、当該決定された当せん番号と、が一致するか否かを判定する。抽せん実行部106は、これらが一致しない場合には、ユーザが当せんしなかったと判定し、これらが一致する場合に、ユーザが当せんしたと判定する。抽せん実行部106の判定結果は、広告データベースDB3の結果情報に格納される。
[3-8.第1表示制御部]
ユーザが所定のページにアクセスしたとしても、抽せん番号は、ユーザに通知されず、第1表示制御部107は、ユーザIDに対応するマイページP5にユーザがアクセスした場合に、第1処理又は第2処理が実行された抽せん番号を表示させる。マイページP5は、ユーザページの一例である。このため、マイページP5と記載した箇所は、ユーザページと読み替えることができる。ユーザページは、あるユーザIDでログインしたユーザ専用のページである。ユーザは、ユーザページからユーザの登録情報の確認又は変更できる。本実施形態では、ユーザは、ユーザページから自身が保有するくじを確認できる。第1処理が実行された抽せん番号とは、ユーザIDとの関連付けが行われた抽せん番号である。第2処理が実行された抽せん番号とは、処理実行部104により有効になった抽せん番号である。
ユーザIDに対応するマイページP5とは、このユーザIDでログインした場合に表示されるマイページP5である。即ち、ユーザIDにより識別されるユーザ用のマイページP5が、ユーザIDに対応するマイページP5に相当する。図5及び図6の例では、第1表示制御部107は、マイページP5の保有くじ一覧において、ユーザの抽せん番号を表示させる。第1表示制御部107は、広告データベースDB3に格納された発行情報を参照し、マイページP5にログインしたユーザのユーザIDと抽せん番号とが関連付けられているか否かを判定する。これらが関連付けられているくじは、ユーザが保有するくじに相当する。第1表示制御部107は、このくじのレコードに基づいて、ユーザが保有するくじの抽せん番号等の情報をマイページP5に表示させる。
[3-9.第2表示制御部]
第2表示制御部108は、ユーザIDに対応するマイページP5にユーザがアクセスした場合に、第1処理又は第2処理が実行されたくじのくじIDを表示させる。くじIDは、くじの識別情報の一例である。このため、くじIDと記載した箇所は、くじの識別情報と読み替えることができる。くじの識別情報は、くじを識別可能な情報であればよく、くじID以外の情報であってもよい。例えば、くじの識別情報は、くじの名前又はタイトルであってもよい。第1処理又は第2処理が実行されたくじとは、ユーザが保有するくじである。図5及び図6の例では、第2表示制御部108は、マイページP5の保有くじ一覧において、ユーザに付与されたくじのくじIDを表示させる。ユーザが保有するくじを特定する方法は、第1表示制御部107の処理で説明した通りである。
[3-10.第3表示制御部]
第3表示制御部109は、抽せんが実行された後に、ユーザIDに対応するマイページP5にユーザがアクセスした場合に、ユーザがくじに当せんしたか否かを表示させる。例えば、ユーザがマイページP5にアクセスする前に、抽せん実行部106により当せんしたユーザが判定されて広告データベースDB3の結果情報に格納されてもよい。ユーザが当せんしたか否かは、ユーザがマイページP5にアクセスした時に判定されてもよい。この場合、抽せん実行部106は、マイページP5にアクセスしたユーザのユーザIDに関連付けられた抽せん番号と、結果情報に格納された当せん番号と、を比較することによって、ユーザが当せんしたか否かを判定する。第3表示制御部109は、この判定結果をマイページP5に表示させてもよい。図5及び図6の例では、第3表示制御部109は、マイページP5の保有くじ一覧又はボタンB50の選択後のマイページP5において、ユーザが当せんしたか否かを表示させる。ユーザが保有するくじを特定する方法は、第1表示制御部107の処理で説明した通りである。
[4.広告提供システムで実行される処理]
図11及び図12は、広告提供システムSで実行される処理の一例を示すフロー図である。図11及び図12の処理は、制御部11,21,31,41がそれぞれ記憶部12,22,32,42に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。図11及び図12の処理は、図7の機能ブロックにより実行される処理の一例である。
図11に示すように、提供者端末40は、提供者が設定画面G1を表示させるための操作を行うと設定画面G1を表示部45に表示させ、提供者サーバ10に、提供者により指定されたくじの設定内容を送信する(S1)。S1では、入力フォームF10~F17の各々に入力された設定内容が送信される。提供者サーバ10は、くじの設定内容を受信すると、この設定内容を広告データベースDB3に登録する(S2)。S2では、広告データベースDB3に新たなレコードが作成され、提供者端末40から受信した設定内容が格納される。
提供者サーバ10は、共通データベースDB1と、広告データベースDB3と、に基づいて、ユーザに広告A2を提供する(S3)。S3では、提供者サーバ10は、共通データベースDB1にユーザIDが格納されたユーザの中から、所定の方法に基づいて広告A2を提供するユーザを選択する。提供者サーバ10は、共通データベースDB1を参照し、選択されたユーザのメールアドレスを取得する。提供者サーバ10は、このメールアドレス宛てに、広告データベースDB3に基づいて作成した広告A2を送信する。
ユーザ端末30は、ユーザがメールアプリ又はブラウザから広告A2を選択すると、この広告A2を表示部35に表示させる(S4)。ユーザ端末30は、ユーザが広告A2内のリンクL20を選択すると、リンクL20が示すポータルサイトのページP3にアクセスする(S5)。提供者サーバ10は、ページP3へのアクセスを受け付けると、広告データベースDB3に基づいて、有効なアドレスであるか否かを判定する(S6)。S6では、広告データベースDB3に格納されたアドレスであれば有効と判定される。有効なアドレスであると判定されない場合(S6;N)、エラーページがユーザ端末30に表示され、本処理は終了する。
有効なアドレスであると判定された場合(S6;Y)、提供者サーバ10は、広告データベースDB3に基づいて、広告A2のくじが承認済みであるか否かを判定する(S7)。S7では、広告データベースDB3のうち、アクセスを受け付けたアドレスに含まれるくじIDに関連付けられた承認フラグが参照される。広告A2のくじが承認済みであると判定されない場合(S7;N)、エラーページがユーザ端末30に表示され、本処理は終了する。
広告A2のくじが承認済みであると判定された場合(S7;Y)、提供者サーバ10は、広告データベースDB3に基づいて、くじの期間内であるか否かを判定する(S8)。S8では、広告データベースDB3のうち、アクセスを受け付けたアドレスに含まれるくじIDに関連付けられた期間が取得され、現在日時がこの期間内であるか否かが判定される。くじの期間内であると判定されない場合(S8;N)、エラーページがユーザ端末30に表示され、本処理は終了する。
くじの期間内であると判定された場合(S8;Y)、提供者サーバ10は、ユーザがユーザIDでログイン済みであるか否かを判定する(S9)。S9では、Cookie等の情報を利用してログイン済みであるか否かが判定される。ユーザがログイン済みであると判定されない場合(S9;N)、提供者サーバ10とユーザ端末30との間でログインが実行される(S10)。S10では、ユーザが入力したユーザID及びパスワードに基づいて、ログイン処理が実行される。正解となるユーザID及びパスワードの組み合わせは、共通データベースDB1に格納されているものとする。
ユーザがログイン済みであると判定された場合(S9;Y)、提供者サーバ10は、ユーザ端末30に、ポータルサイトのページP3のデータを送信し、ユーザ端末30は、このデータに基づいて、ポータルサイトのページP3を表示部35に表示させる(S11)。ユーザは、リダイレクトが実行されるまで、ページP3が表示された状態で待機する。
提供者サーバ10は、アクセスを受け付けたアドレスに含まれるくじIDが示すくじの抽せん番号を発行し(S12)、この抽せん番号と、ユーザのユーザIDと、を関連付ける(S13)。S13では、広告データベースDB3の発行情報に、抽せん番号とユーザIDとのペアが格納される。図12に移り、提供者サーバ10は、広告主のページP4にユーザをリダイレクトさせ(S14)、ユーザ端末30は、広告主のページP4を表示部35に表示させる(S15)。以降、ユーザは、マイページP5にアクセスすることによって、抽せん番号を確認できる。
ユーザ端末30は、ユーザがマイページP5を表示させるための操作をした場合に、提供者サーバ10に、マイページP5へのアクセス要求を送信し、マイページP5を表示部35に表示させる(S16)。S16では、提供者サーバ10は、提供者サーバ10は、ポイントサービスデータベースDB2を参照してユーザが保有するポイントを取得し、広告データベースDB3を参照してユーザが保有するくじの情報を取得する。提供者サーバ10は、これらの取得した情報に基づいて、マイページP5のデータを作成してユーザ端末30に送信する。提供者サーバ10は、このデータを受信すると、マイページP5を表示部35に表示させる。
提供者サーバ10は、広告データベースDB3に基づいて、くじの抽せんを実行するか否かを判定する(S17)。S17では、当せん発表日が近づいたくじが存在するか否かが判定される。くじの抽せんを実行すると判定されない場合(S17;N)、本処理は終了する。くじの抽せんを実行すると判定された場合(S17;Y)、提供者サーバ10は、広告データベースDB3に基づいて、くじの抽せんを実行する(S18)。S18では、発行情報に含まれる抽せん番号の中から、当せん番号が決定される。当せん番号が決定されると、広告データベースDB3の結果情報が更新される。この時点で、当せんしたユーザが判定されてもよい。続くS19の処理は、S16の処理と同様である。S18で抽せんが実行されたくじをユーザが保有していれば、このくじの当せん結果をマイページP5から確認できる。
本実施形態の広告提供システムSによれば、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、抽せん番号とユーザのユーザIDとを関連付けて、この抽せん番号に基づいて、くじの抽せんを実行することによって、ユーザが自身の抽せん番号と当せん番号を比較するといった手間を省き、くじを利用した広告A2におけるユーザの利便性が高まる。
また、予め抽せん番号を発行しておく場合には、リンクL20を選択しなかったユーザについても抽せん番号を発行する必要があり、多数の抽せん番号を発行する必要がある。この点、広告提供システムSは、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、抽せん番号を発行し、ユーザIDに、当該発行された抽せん番号を関連付けることによって、必要な抽せん番号だけを発行し、不要な抽せん番号を発行しないので、提供者サーバ10の処理負荷を軽減できる。また、不要な抽せん番号が発行されないので、抽せん番号が枯渇することを防止できる。抽せん番号が多くなりすぎないので、抽せん番号の桁数を抑えることもできる。また、広告A2の表示と抽せん番号の発行とを別々の操作にすると、抽せん番号の発行のみを選択するユーザが増えてしまい、広告主へのページP4への集客効果が薄れてしまうので、これらを1つの操作で実行することにより、広告主へのページP4への集客効果が高まる。
また、広告提供システムSは、ユーザによりページP3へのリンクL20が選択された場合に、抽せん番号とユーザIDとを関連付けて、広告主のページP4へのリダイレクトを実行することによって、抽せん番号とユーザIDとを確実に関連付けることができる。また、広告主のページP4にユーザを確実に誘導することもできる。
また、ユーザが広告主のページP4にアクセスしたとしても、抽せん番号は、ユーザに通知されず、マイページP5にユーザがアクセスした場合に、ユーザの抽せん番号を表示させることによって、マイページP5にアクセスするようにユーザを誘導できる。マイページP5には、ユーザが保有するくじの抽せん番号が表示されるので、ユーザによるくじの管理もしやすくなり、ユーザの利便性が高まる。
また、広告提供システムSは、複数のくじのうち、広告主のページP4に関連付けられたくじの抽せん番号とユーザIDとを関連付けることによって、複数のくじを同時並行して開催し、より多くの広告A2をユーザに提供できる。また、ユーザが所有するくじの一覧がマイページP5に表示されるので、マイページP5にアクセスするようにユーザを誘導できる。マイページP5には、複数のくじのうち、ユーザが保有するくじの抽せん番号が表示されるので、ユーザによるくじの管理もしやすくなり、ユーザの利便性が高まる。
また、広告提供システムSは、抽せんが実行された後に、マイページP5にユーザがアクセスした場合に、ユーザがくじに当せんしたか否かを表示させることによって、マイページP5にアクセスするようにユーザを誘導できる。マイページP5には、ユーザが保有するくじの当落の結果が表示されるので、ユーザがくじに当せんしたか否かを把握しやすくなり、ユーザの利便性が高まる。
また、広告提供システムSは、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、くじに設定された期間内であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて、ユーザIDに抽せん番号を関連付けることによって、期間外のくじのリンクL20が選択された場合に、ユーザIDに抽せん番号が関連付けられることを防止できる。その結果、期間外のくじのために不要な処理が実行されることを防止し、提供者サーバ10の処理負荷を軽減できる。
[5.変形例]
本開示は、以上に説明した実施形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
図13は、変形例における機能ブロック図である。図13に示すように、以降説明する変形例では、第1制限部110、機会付与部111、第2制限部112、決定部113、及び設定取得部114が実現される。これらの各機能は、制御部11を主として実現される。
[5-1.変形例1]
例えば、広告提供システムSは、ユーザがくじに当せんしたとしてもマイページP5にアクセスしなかった場合に、くじの特典をユーザが得ることを制限する第1制限部110を含んでもよい。この特典は、くじに当せんした時に本来得られる特典である。即ち、くじの設定として広告データベースDB3に格納された獲得ポイントである。くじに当せんしたユーザがマイページP5にアクセスした場合には、制限が解除されて、くじの特典がユーザに付与される。本変形例では、共通データベースDB1又はポイントサービスデータベースDB2に格納された保有ポイントを増加させることによって、特典が付与されるが、特典の付与方法自体は、公知の種々の方法を利用可能である。
当せんしたユーザがマイページP5にアクセスしたか否かは、広告データベースDB3に格納されるようにしてもよい。ユーザがマイページP5にアクセスして特典を得ると、当せんした等級に応じた獲得ポイントだけ、ユーザのポイントが増加する。ユーザが特典を得るためにマイページP5にアクセスする期限が設定されてもよい。この場合、ユーザは、この期限内にマイページP5にアクセスしなければ、くじに当せんしたとしても特典を得ることができない。即ち、ユーザは、この期限の経過後にマイページにアクセスしても、特典を得ることができない。当せんしたユーザが特典を得ることができなかった場合には、このユーザが得るはずだった特典について、再抽せんが実行されてもよい。
変形例1によれば、ユーザがくじに当せんしたとしてもマイページP5にアクセスしなかった場合に、くじの特典をユーザが得ることを制限することによって、マイページP5にアクセスするようにユーザを誘導できる。
[5-2.変形例2]
例えば、広告提供システムSは、ユーザがくじに当せんせずにマイページP5にアクセスした場合に、所定の特典を得る機会をユーザに付与する機会付与部111を含んでもよい。この特典は、くじに当せんした場合に得られる特典とは異なる特典である。この特典は、くじに当せんした場合に得られる特典と同様、ポイントであってもよいし、クーポン等の他のものであってもよい。この特典は、その場で当落が分かるくじであってもよいし、実施形態で説明したような開封くじであってもよい。
くじに当せんしなかった全てのユーザに何らかの特典が与えられてもよいが、本変形例では、抽せんによって特典が与えられるものとする。この特典の設定は、設定画面G1から行われるようにしてもよい。くじに当せんしなかったユーザは、マイページP5にアクセスすることによって、抽せんに参加する権利を得る。当せんしなかったユーザがマイページP5にアクセスしたか否かは、広告データベースDB3に格納されるようにしてもよい。
機会付与部111は、ユーザに上記特典を得る機会が与えられたことを識別可能な情報を、広告データベースDB3に格納する。この情報は、共通データベースDB1又はポイントサービスデータベースDB2に格納されてもよい。特典を得るために抽せんが必要であれば、所定の抽せん日が訪れた場合に抽せんが実行される。抽せんの実行方法や特典の付与方法自体は、公知の種々の方法を利用可能である。
変形例2によれば、ユーザがくじに当せんせずにマイページP5にアクセスした場合に、所定の特典を得る機会をユーザに付与することによって、マイページP5にアクセスするようにユーザを誘導できる。また、くじに当せんしなかったユーザに、ダブルチャンスとして特典を得る機会を付与することによって、次回以降のくじに参加する動機付けを与えることもできる。
[5-3.変形例3]
例えば、実施形態のように、ユーザIDが、ポイントサービスにユーザが会員登録しなくても発行されている場合に、広告提供システムSは、ポイントサービスにユーザが会員登録しない場合には、第1処理又は第2処理が実行されたとしても、くじの特典をユーザが得ることを制限する第2制限部112を含んでもよい。即ち、ポイントサービスに会員登録しなかったとしても、ユーザにはくじが付与されるが、ポイントサービスに会員登録しなければ、このユーザが当せんできないように制限がかけられてもよい。
例えば、第2制限部112は、ポイントサービスにユーザが会員登録しない場合には、第1処理又は第2処理が実行された抽せん番号を、くじの抽せんから除外することによって、特典をユーザが得ることを制限する。会員登録したか否かは、広告データベースDB3に格納されてもよいし、ポイントサービスデータベースDB2が参照されることによって特定されてもよい。第2制限部112は、ポイントサービスに会員していないユーザを、抽せん実行部106の処理対象から除外する。
本変形例では、ポイントサービスに会員登録していないユーザにも抽せん番号が発行されるが、くじの抽せんには、ポイントサービスへの会員登録が必要である。このため、広告A2は、その旨のただし書きを含んでもよい。このただし書きにより、ユーザは、くじの抽せんのためには、ポイントサービスへの会員登録が必要なことを把握できる。ユーザがリンクL20を選択すると、ポータルサイトにアクセスして抽せん番号が発行される。
なお、会員登録しなかったユーザを抽せんから除外するのではなく、抽せんの対象とはするが、当せんしたとしてもポイントを獲得できないように制限されてもよい。この場合、ユーザに、電子メール等を利用して当せんした旨が通知されてもよい。その後、ユーザが会員登録をすれば、ポイントを獲得できるようにしてもよい。
変形例3によれば、ポイントサービスにユーザが会員登録しない場合には、第1処理又は第2処理が実行されたとしても、くじの特典をユーザが得ることを制限することによって、ポイントサービスに会員登録するようにユーザを誘導できる。また、ポイントサービスへの会員登録を条件としない場合には、不正なユーザが多数の抽せん番号を発行させて特典を得る可能性があるが、会員登録による制限を設けることによって、このような不正を防止できる。
また、ポイントサービスにユーザが会員登録しない場合には、第1処理又は第2処理が実行された抽せん番号を、くじの抽せんから除外することによって、ポイントサービスに会員登録するようにユーザを誘導できる。また、会員登録していないユーザが当せんしたけれどもポイントを獲得できなかった場合には、このポイントが無駄になる可能性があるが、会員登録していないユーザを抽せんから除外して当せんしないようにすることで、ポイントの無駄が発生しないようにすることができる。
[5-4.変形例4]
例えば、広告主の1つのページP4に対し、ポータルサイトの複数のアドレスが設定されている場合には、リンクL20は、広告主のページP4に関連付けられた複数のアドレスのうちの何れを含んでもよい。この場合、アドレスごとに、ユーザに付与されるくじの本数が設定されるようにしてもよい。アドレスとくじの本数との関係は、広告データベースDB3に格納される。なお、複数のアドレスでくじの本数が共通であってもよい。
広告提供システムSは、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、リンクL20に含まれるアドレスに基づいて、ユーザに付与するくじの本数を決定する決定部113を含んでもよい。決定部113は、広告データベースDB3に基づいて、ユーザが選択したリンクL20に含まれるアドレスに関連付けられたくじの本数を、ユーザに付与するくじの本数として決定する。処理実行部104は、決定部113により決定された本数に基づいて、第1処理又は第2処理を実行する。決定部113により決定された本数だけ第1処理又は第2処理が実行される点で実施形態とは異なり、第1処理又は第2処理の詳細は、実施形態で説明した通りである。
変形例4によれば、ユーザによりリンクL20が選択された場合に、リンクL20に含まれるアドレスに基づいて、ユーザに付与するくじの本数を決定し、当該決定された本数に基づいて、第1処理又は第2処理を実行することによって、アドレスに応じた本数のくじをユーザに付与できる。例えば、男性よりも女性の行動パターンを把握したいといったニーズがあった時に、男性よりも女性に付与されるくじの本数が多くなるように、男性宛ての広告A2に含めるリンクL20と、女性宛ての広告A2に含めるリンクL20と、を異ならせることで、女性の行動パターンを収集しやすくなる。
[5-5.変形例5]
例えば、処理実行部104は、期間判定部102により期間外であると判定された場合に、くじに関する第1処理又は第2処理を実行せずに、他のくじに関する第1処理又は第2処理を実行してもよい。他のくじは、期間外と判定されたくじと同じ商品又はサービスの広告A2のくじであってもよいし、他の商品又はサービスの広告A2のくじであってもよい。他のくじは、期間外と判定されたくじと同じ広告主の広告A2のくじであってもよいし、他の広告主の広告A2のくじであってもよい。他のくじは、期間外と判定されたくじと期間が近いものであってもよい。
期間外のくじと期間内のくじの関係は、広告データベースDB3に予め定義されているものとする。即ち、あるくじが期間外になった場合に、どのくじに関する第1処理又は第2処理を実行すべきかは、広告データベースDB3に予め定義されているものとする。処理実行部104は、この関係に基づいて、第1処理又は第2処理を実行すべき他のくじを特定する。例えば、処理実行部104は、ユーザIDに当該特定された他のくじの抽せん番号を関連付けたり、ユーザIDに予め関連付けられた当該特定された他のくじの抽せん番号を有効にしたりする。発行部103により他のくじの抽せん番号の発行が必要であれば、発行部103は、他のくじの抽せん番号を発行する。他のくじにおける抽せん番号の発行方法や第1処理及び第2処理自体は、実施形態で説明したものと同様であってよい。
変形例5によれば、あるくじが期間外であると判定された場合に、このくじに関する第1処理又は第2処理を実行せずに、他のくじに関する第1処理又は第2処理を実行することによって、ユーザが期間外のくじのリンクL20を選択したとしても、何らかの特典を得る機会を与えることができる。これにより、広告A2のリンクL20をユーザに選択させる動機付けを与えることができる。
[5-6.変形例6]
例えば、ユーザに複数のくじが付与される場合には、バラ又は連番で抽せん番号を発行するかをユーザが指定できるようにしてもよい。本変形例の広告提供システムSは、ユーザにより指定された、バラ又は連番に関する設定を取得する設定取得部114を含む。この設定は、共通データベースDB1又はポイントカードデータベースに格納されているものとする。
処理実行部104は、ユーザに付与されるくじの本数が複数である場合に、ユーザの設定に基づいて、第1処理又は第2処理を実行する。例えば、処理実行部104は、ユーザが設定としてバラを指定した場合に、複数の抽せん番号が連番にならないように、第1処理又は第2処理を実行する。処理実行部104は、ユーザが設定としてバラを指定した場合に、複数の抽せん番号が連番になるように、第1処理又は第2処理を実行する。バラ又は連番の抽せん番号を決定する方法自体は、公知の種々の方法を利用可能である。
変形例6によれば、ユーザに付与されるくじの本数が複数である場合に、バラ又は連番に関する設定に基づいて、第1処理又は第2処理を実行することによって、くじを利用した広告A2におけるユーザの利便性が効果的に高まる。ユーザがバラ又は連番の設定を自由に選択できるので、くじの興趣性も高まる。その結果、広告A2のリンクL20を選択する動機付けをユーザに与えることができる。
[5-7.変形例7]
例えば、複数の広告主の合同企画等が行われる場合には、くじは、複数の広告主に共通のくじであってもよい。本変形例では、広告主ごとに、所定のページP4が存在し、広告提供部101は、複数の広告主の何れかの所定のページP4にユーザをアクセスさせるためのリンクL20を含む広告A2を、ユーザに提供してもよい。広告データベースDB3には、ある1つのくじIDに対し、複数の広告主の各々のページP4へのアドレスが関連付けられている。ポータルサイトのページP3のアドレスは、個々の広告主のページP4ごとに用意されるものとする。
本変形例では、1つの広告A2の中に、あるくじに対応する複数の広告主の各々のページP4にユーザをアクセスさせるためのリンクL20が含まれてもよい。即ち、1つの広告A2の中に複数のリンクL20がふくまれてもよい。ユーザにどの広告主の広告A2を提供するかは、ランダムに決定されてもよいし、ユーザの嗜好等に応じて決定されてもよい。抽せん番号とユーザIDが関連付けられる処理やリダイレクトの流れは、実施形態で説明した通りである。
変形例7によれば、複数の広告主の何れかのページP4にユーザをアクセスさせるためのリンクL20を含む広告A2を、ユーザに提供することによって、くじを利用した広告A2におけるユーザ及び広告主の両者の利便性が効果的に高まる。
[5-8.その他の変形例]
例えば、上記変形例を組み合わせてもよい。
例えば、実施形態では、ユーザIDを発行したユーザだったとしても、サービスごとに会員登録が必要な場合を説明したが、サービスごとの会員登録を必要としなくてもよい。即ち、ユーザが何れかのサービスの利用開始時にユーザIDを発行すれば、他のサービスについても会員登録したものとみなしてもよい。例えば、ユーザが、同じリンクを何度も選択したとしても一回しかくじが付与されないように制限される(即ち、入力フォームF17に入力された本数を、1人のユーザに付与するくじの上限数とする)ようにしてもよいし、このような制限が特になくてもよい。
例えば、リダイレクトを発生させることなく、抽せん番号とユーザIDの関連付けが行われてもよい。この場合、リンクL20は、広告主のページP4へのアドレスを含む。ユーザがリンクL20を選択してページP4にアクセスした場合に、このユーザのユーザIDが広告主サーバ20から提供者サーバ10に通知され、このユーザIDに抽せん番号が関連付けてられてもよい。他にも例えば、提供者と広告主が同じである場合に、実施形態で説明したようなリダイレクトが行われなくてもよい。
例えば、主な機能が提供者サーバ10で実現される場合を説明したが、各機能は複数のコンピュータで分担されてもよい。例えば、提供者サーバ10と広告主サーバ20との間で各機能が分担されてもよい。例えば、提供者サーバ10に記憶されるものとして説明したデータは、他のデータベースサーバに記憶されてもよい。
S 広告提供システム、N ネットワーク、10 提供者サーバ、20 広告主サーバ、30 ユーザ端末、40 提供者端末、11,21,31,41 制御部、12,22,32,42 記憶部、13,23,33,43 通信部、34,44 操作部、35,45 表示部、G1 設定画面、A2 広告、P3 ページ、P4 ページ、P5,P5A,P5B,P5C マイページ、B50,B50A,B50B,B50C ボタン、DB1 共通データベース、DB2 ポイントサービスデータベース、DB3 広告データベース、F10,F11,F12,F13,F14,F15,F16,F17 入力フォーム、L20 リンク、100 データ記憶部、101 広告提供部、102 期間判定部、103 発行部、104 処理実行部、105 リダイレクト実行部、106 抽せん実行部、107 第1表示制御部、108 第2表示制御部、109 第3表示制御部、110 第1制限部、111 機会付与部、112 第2制限部、113 決定部、114 設定取得部。

Claims (17)

  1. 所定のページにユーザをアクセスさせるためのリンクを含む広告を、当該ユーザに提供する広告提供手段と、
    前記ユーザにより前記リンクが選択された場合に、所定のくじの抽せん情報と前記ユーザのユーザ識別情報とを関連付ける第1処理、又は、前記ユーザ識別情報に予め関連付けられた前記抽せん情報を有効にする第2処理を実行する処理実行手段と、
    前記第1処理又は前記第2処理が実行された前記抽せん情報に基づいて、前記くじの抽せんを実行する抽せん実行手段と、
    を含む広告提供システム。
  2. 前記広告提供システムは、前記ユーザにより前記リンクが選択された場合に、前記抽せん情報を発行する発行手段を更に含み、
    前記第1処理は、前記発行手段により発行された前記抽せん情報と前記ユーザ識別情報とを関連付ける処理である、
    請求項1に記載の広告提供システム。
  3. 前記リンクは、前記所定のページとは異なる第1ページへのリンクであり、
    前記処理実行手段は、前記ユーザにより前記第1ページへの前記リンクが選択された場合に、前記第1処理又は前記第2処理を実行し、
    前記広告提供システムは、前記第1処理又は前記第2処理が実行された場合に、前記所定のページである第2ページへのリダイレクトを実行するリダイレクト実行手段を更に含む、
    請求項1又は2に記載の広告提供システム。
  4. 前記ユーザが前記所定のページにアクセスしたとしても、前記抽せん情報は、前記ユーザに通知されず、
    前記広告提供システムは、前記ユーザ識別情報に対応するユーザページに前記ユーザがアクセスした場合に、前記第1処理又は前記第2処理が実行された前記抽せん情報を表示させる第1表示制御手段を更に含む、
    請求項1~3の何れかに記載の広告提供システム。
  5. 前記広告提供システムでは、複数の前記くじを開催可能であり、
    前記所定のページは、前記複数のくじの何れかに関連付けられており、
    前記処理実行手段は、前記複数のくじのうち、前記所定のページに関連付けられた前記くじに関する前記第1処理又は前記第2処理を実行し、
    前記広告提供システムは、前記ユーザ識別情報に対応するユーザページに前記ユーザがアクセスした場合に、前記第1処理又は前記第2処理が実行された前記くじの識別情報を表示させる第2表示制御手段を更に含む、
    請求項1~4の何れかに記載の広告提供システム。
  6. 前記広告提供システムは、前記抽せんが実行された後に、前記ユーザ識別情報に対応するユーザページに前記ユーザがアクセスした場合に、前記ユーザが前記くじに当せんしたか否かを表示させる第3表示制御手段を更に含む、
    請求項1~5の何れかに記載の広告提供システム。
  7. 前記広告提供システムは、前記ユーザが前記くじに当せんしたとしても前記ユーザページにアクセスしなかった場合に、前記くじの特典を前記ユーザが得ることを制限する第1制限手段を更に含む、
    請求項6に記載の広告提供システム。
  8. 前記広告提供システムは、前記ユーザが前記くじに当せんせずに前記ユーザページにアクセスした場合に、所定の特典を得る機会を前記ユーザに付与する機会付与手段を更に含む、
    請求項6又は7に記載の広告提供システム。
  9. 前記ユーザ識別情報は、所定のサービスに前記ユーザが会員登録しなくても発行されており、
    前記広告提供システムは、前記サービスに前記ユーザが会員登録しない場合には、前記第1処理又は前記第2処理が実行されたとしても、前記くじの特典を前記ユーザが得ることを制限する第2制限手段を更に含む、
    請求項1~8の何れかに記載の広告提供システム。
  10. 前記第2制限手段は、前記サービスに前記ユーザが会員登録しない場合には、前記第1処理又は前記第2処理が実行された前記抽せん情報を、前記くじの抽せんから除外することによって、前記特典を前記ユーザが得ることを制限する、
    請求項9に記載の広告提供システム。
  11. 前記リンクは、前記所定のページに関連付けられた複数の前記アドレスのうちの何れを含み、
    前記広告提供システムは、前記ユーザにより前記リンクが選択された場合に、前記リンクに含まれる前記アドレスに基づいて、前記ユーザに付与する前記くじの本数を決定する決定手段を更に含み、
    前記処理実行手段は、前記決定手段により決定された本数に基づいて、前記第1処理又は前記第2処理を実行する、
    請求項1~10の何れかに記載の広告提供システム。
  12. 前記くじには、所定の期間が設定されており、
    前記広告提供システムは、前記ユーザにより前記リンクが選択された場合に、前記期間内であるか否かを判定する期間判定手段を更に含み、
    前記処理実行手段は、前記ユーザにより前記リンクが選択された場合に、前記期間判定手段の判定結果に基づいて、前記第1処理又は前記第2処理を実行する、
    請求項1~11の何れかに記載の広告提供システム。
  13. 前記処理実行手段は、前記期間判定手段により前記期間外であると判定された場合に、前記くじに関する前記第1処理又は前記第2処理を実行せずに、他のくじに関する前記第1処理又は前記第2処理を実行する、
    請求項12に記載の広告提供システム。
  14. 前記抽せん情報は、前記くじの抽せん番号であり、
    前記広告提供システムは、前記ユーザにより指定された、バラ又は連番に関する設定を取得する設定取得手段を更に含み、
    前記処理実行手段は、前記ユーザに付与される前記くじの本数が複数である場合に、前記ユーザの前記設定に基づいて、前記第1処理又は前記第2処理を実行する、
    請求項1~13に記載の広告提供システム。
  15. 前記くじは、複数の広告主に共通のくじであり、
    前記広告主ごとに、前記所定のページが存在し、
    前記広告提供手段は、前記複数の広告主の何れかの前記所定のページに前記ユーザをアクセスさせるための前記リンクを含む前記広告を、前記ユーザに提供する、
    請求項1~14の何れかに記載の広告提供システム。
  16. 所定のページにユーザをアクセスさせるためのリンクを含む広告を、当該ユーザに提供する広告提供ステップと、
    前記ユーザにより前記リンクが選択された場合に、所定のくじの抽せん情報と前記ユーザのユーザ識別情報とを関連付ける第1処理、又は、前記ユーザ識別情報に予め関連付けられた前記抽せん情報を有効にする第2処理を実行する処理実行ステップと、
    前記第1処理又は前記第2処理が実行された前記抽せん情報に基づいて、前記くじの抽せんを実行する抽せん実行ステップと、
    を含む広告提供方法。
  17. 所定のページにユーザをアクセスさせるためのリンクを含む広告を、当該ユーザに提供する広告提供手段、
    前記ユーザにより前記リンクが選択された場合に、所定のくじの抽せん情報と前記ユーザのユーザ識別情報とを関連付ける第1処理、又は、前記ユーザ識別情報に予め関連付けられた前記抽せん情報を有効にする第2処理を実行する処理実行手段、
    前記第1処理又は前記第2処理が実行された前記抽せん情報に基づいて、前記くじの抽せんを実行する抽せん実行手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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