JP2022176103A - 滑止手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、対象物を把持し易く作業性に優れ、長期に渡って滑止性が維持できる滑止手袋の提供を目的とする。【解決手段】本発明の滑止手袋は、着用者の掌及び手の甲を覆うよう袋状に形成された本体部と、着用者の第1指乃至第5指をそれぞれ覆うよう上記本体部から延設された有底筒状の第1指部乃至第5指部と、上記第1指部乃至第5指部とは反対方向に延設された筒状の裾部とを有する繊維製の編み手袋本体と、上記編み手袋本体の掌部分及び第1指部乃至第5指部の掌側に積層されるゴム又は樹脂製の被膜層と、上記編み手袋本体及び上記被膜層の間に積層されるゴム又は樹脂製の補強部とを備え、上記補強部が、少なくとも着用時の舟状骨、月状骨、有鉤骨、豆状骨及び第3指乃至第5指の手根中手関節に対応する掌側の位置に配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、滑止手袋に関する。
農作業、物流作業などで使用される手袋として、編み手袋本体の外面にゴム又は樹脂製の被膜層が積層された滑止手袋が多く使用されている。このような手袋では、特に摩耗し易い部分、例えば指先、親指股等に補強が行われる場合がある。上記補強の方法としては、被膜層の厚さを厚くする方法(特開平4-333604号公報参照)、編み手袋本体の該当部分に使用する繊維の強度を高める方法(特開2008-7900号公報参照)、補強用パッチを被膜層の外面に積層する方法等が公知である。
特開平4-333604号公報 特開2008-7900号公報
被膜層の厚さを厚くする方法では、被膜層が硬くなり屈曲性が低下する結果、対象物を把持しにくくなり易く、クッション性も不十分で作業性に優れない。編み手袋本体の繊維の強度を高める方法では、被膜層が摩耗した場合に上記繊維が露出すると滑り易くなるため、手袋の寿命が短くなり易い。補強用パッチを被膜層の外面に積層する方法では、使用時の負荷により補強用パッチが剥離し易いため、手袋の寿命が短くなり易い。
本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、対象物を把持し易く作業性に優れ、長期に渡って滑止性が維持できる滑止手袋の提供を目的とする。
掌部には手根骨や中手骨が含まれ、これらは掌部にありながら指に相当する部分である。本発明者らは、作業者が対象物を手で押さえるときや対象物を運ぶときには、掌下部を対象物に押し付け、かつ対象物を上述の指に相当する部分で支えたりバランスをとったりすることに着目した。つまり、本発明者らは、大きな力がかかる手袋の掌下部及びバランスをとる指部を重点的に補強することで、対象物を把持し易く作業性に優れ、長期に渡って滑止性が維持できる滑止手袋を提供できることをつきとめ、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の一態様に係る滑止手袋は、着用者の掌及び手の甲を覆うよう袋状に形成された本体部と、着用者の第1指乃至第5指をそれぞれ覆うよう上記本体部から延設された有底筒状の第1指部乃至第5指部と、上記第1指部乃至第5指部とは反対方向に延設された筒状の裾部とを有する繊維製の編み手袋本体と、上記編み手袋本体の掌部分及び第1指部乃至第5指部の掌側に積層されるゴム又は樹脂製の被膜層と、上記編み手袋本体及び上記被膜層の間に積層されるゴム又は樹脂製の補強部とを備え、上記補強部が、少なくとも着用時の舟状骨、月状骨、有鉤骨、豆状骨及び第3指乃至第5指の手根中手関節に対応する掌側の位置に配設されている。
当該滑止手袋は、着用時の舟状骨、月状骨、有鉤骨、豆状骨及び第3指乃至第5指の手根中手関節に対応する掌側の位置、つまり大きな力がかかる当該滑止手袋の掌下部及びバランスをとる指部に補強部が設けられている。上記補強部は、上記編み手袋本体及び上記被膜層の間に積層されているので、剥離等が発生し難い。従って、当該滑止手袋は、長期に渡って滑止性が維持できる。また、当該滑止手袋では、指先に補強部を設ける必要がないので、対象物を把持し易く作業性に優れる。
上記補強部が、着用時の第2指乃至第4指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設されていないとよい。このように上記補強部を着用時の第2指乃至第4指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設しないことで、当該滑止手袋の作業性をさらに高めることができる。
上記補強部が、着用時の第5指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設されていないとよい。このように上記補強部を着用時の第5指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設しないことで、当該滑止手袋の作業性をさらに高めることができる。
上記補強部が上記編み手袋本体に浸透しており、上記補強部のうち上記編み手袋本体の内面までゴム又は樹脂が浸透している領域の面積としては、上記補強部の面積の20%以上90%以下が好ましい。このように上記編み手袋本体の内面までゴム又は樹脂が浸透している領域の面積を上記範囲内とすることで、当該滑止手袋の作業性を維持しつつ、上記補強部の剥離をさらに抑止できる。
上記補強部が積層されている領域において、上記編み手袋本体の内面側の編み目のうちゴム又は樹脂の浸透により被覆されている編み目の割合としては、10%以上80%以下が好ましい。このように上記編み手袋本体の内面側の編み目のうちゴム又は樹脂の浸透により被覆されている編み目の割合を上記範囲内とすることで、当該滑止手袋の作業性を維持しつつ、上記補強部の剥離をさらに抑止できる。
ここで、「内面」とは、手袋を着用した際の手に接する側の面を指し、「外面」とはその反対側の面を指す。また、「補強部の面積」は、補強部位の端縁から1cm内側に線を引き、その線により囲まれた領域の面積を指すものとする。なお、上記領域が複数存在する場合はその合計である。「補強部のうち上記編み手袋本体の内面までゴム又は樹脂が浸透している領域」(以下、単に「浸透領域」とも言う)とは、手袋を裏返して内面を観察し、その表面にまでゴム又は樹脂が浸み出している部分を言う。上記浸透領域の面積は、対象の浸透領域を水平な台上に固定し、直上から写真撮影を行い、その画像解析により手袋本体の内面にゴム又は樹脂が確認できる範囲の面積を言う。上記画像解析は、目視によって行うこともできるが、画像解析プログラム、例えばAdove社のPhotoShopを用い、補強部の領域及び浸透領域をピクセル単位で判定してもよい。また、「ゴム又は樹脂の浸透により被覆されている編み目」は、編み目を構成する糸が上述の浸透領域により、その全面が被覆された編み目を指す。編み目の上面から見てその全部が被覆されていればよく、被覆部分の表面が編み目を構成する糸によって構成される面より突出していることを要しない。なお、この編み目数は、目視により数えるが、編み目が細かい場合には、上述の方法により撮影した写真の画像を拡大して数え上げてもよい。「編み目の割合」とは、補強部の領域に含まれる編み目数に対する上述の被覆された編み目数の割合を言う。
以上説明したように、本発明の滑止手袋は、対象物を把持し易く作業性に優れ、長期に渡って滑止性が維持できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る滑止手袋を掌側から見た模式的平面図である。 図2は、図1の滑止手袋を手の甲側から見た模式的平面図である。 図3は、図1の滑止手袋の層構成を示す模式的断面図である。 図4は、手の骨の部位を説明する説明図である。 図5は、図1の滑止手袋と手の骨との位置関係を説明する模式的平面図である。 図6は、図1の滑止手袋の編み手袋本体を内面側から見た模式的部分拡大平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る手袋について詳説する。
図1及び図2に示す滑止手袋1は、編み手袋本体10と、被膜層20と、補強部30とを備える。
<編み手袋>
編み手袋本体10は、本体部10a、有底筒状の第1指部乃至第5指部(以下、まとめて「指部10b」ともいう)、及び筒状の裾部10cを有する。本体部10aは、着用者の掌及び手の甲を覆うよう袋状に形成され、5本の指部10bは、着用者の第1指乃至第5指をそれぞれ覆うよう本体部10aから延設され、裾部10cは、指部10bとは反対方向に延設されている。編み手袋本体10は、繊維製である。当該滑止手袋1は、本体が編み手袋であるので、柔軟性に富む。また、編み手袋本体10は、手袋用編機を使用すればシームレスで形成することができるため、比較的低コストで用意することができるとともに、当該滑止手袋1をフィット感や触感に優れたものとすることができる。
編み手袋本体10を構成する糸としては、綿糸、ポリエステル糸、ナイロン糸、ポリエチレン糸、ポリプロピレン糸、アクリル糸、パラアラミド糸、メタアラミド糸、ポリパラフェニレンベンズオキサゾール(PBO)糸、超高分子量ポリエチレン糸、延伸ポリエチレン糸、ガラス繊維糸、金属繊維糸、及びそれらの複合糸等が挙げられる。また、伸縮性を付与するために天然ゴム繊維、ポリウレタン繊維などの弾性繊維も併せて使用することができる。
編み手袋本体10を構成する糸には、紡績糸、フィラメント糸、複合糸等又はそれらの組合せを用いることができる。上記糸として紡績糸を用いる場合、単糸や双糸又はそれ以上の糸数を有する糸を用い、これらの糸を組み合わせた状態で綿番手の3.3番手以上100番手以下に相当する太さの糸を使用することができる。上記糸としてフィラメント糸を用いる場合、あるいは紡績糸や複合糸と合わせて用いる場合には、単糸や双糸又はこれらの組み合わせた状態で、50dtex以上1500dtex以下の太さの糸を使用することができる。
<被膜層>
被膜層20は、編み手袋本体10の掌部分及び第1指部乃至第5指部の掌側に積層される。被膜層20は、ゴム又は樹脂製である。当該滑止手袋1は、この被膜層20により滑止性が付与されている。また、被膜層20により、油作業等の汚れ防止、防水性といった機能を当該滑止手袋1に付与することもできる。
被膜層20を構成するゴムの主成分としては、天然ゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、イソプレンゴム、スチレンイソプレンブロック共重合体、シリコーンゴム及びその混合物等を挙げることができる。中でも汎用性と編み手袋本体10の繊維への密着性、柔軟性及び耐摩耗性の観点から天然ゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム及びクロロプレンゴムが好ましい。
被膜層20を構成する樹脂の主成分としては、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル及びその混合物等を挙げることができる。
被膜層20は、図1及び図2に示すように、編み手袋本体10の本体部10aの掌部分及び指部10bの掌側に形成されている。中でも当該滑止手袋1の着用時の手根骨Aから中手骨Bに対応する掌側の位置に形成されていることが好ましい(各骨の位置については、図4及び図5参照。以下同様)。これにより掌部分が保護できるとともに、当該滑止手袋1に高いグリップ性を付与することができる。
被膜層20は、編み手袋本体10の甲側において、指部10b全体を被覆してもよい。また着用時の中手指節関節Cに対応する手の甲側の位置に形成されていてもよい。中手指節関節Cに対応する手の甲側の位置に被膜層20を形成することで、中手指節関節Cを保護することができる。また、図2では、被膜層20は遠位指節間関節Dを保護するように形成されているが、指の動きを優先する場合、被膜層20は、遠位指節間関節D付近には形成せず、より指先側にのみ形成するとよい。
なお、被膜層20は、後述する補強部30が積層されている部分には少なくとも形成されている。補強部30の面積に対する被膜層20の被覆率の下限としては、80%が好ましく、90%がより好ましく、100%、すなわち補強部30の全面が被膜層20で覆われていることがさらに好ましい。また、補強部30の縁周長の少なくとも80%以上、より好ましくは90%以上が被膜層20で覆われていると良い。
補強部30が積層されている領域における被膜層20の平均厚さは、編み手袋本体10の平均厚さに依存するが、被膜層20の平均厚さの下限としては、0.15mmが好ましく、0.35mmがより好ましく、0.55mmがさらに好ましい。一方、被膜層20の平均厚さの上限としては、1.10mmが好ましく、0.90mmがより好ましく、0.70mmがさらに好ましい。被膜層20の平均厚さが上記下限未満であると、当該滑止手袋1の耐久性が不足するおそれがある。逆に、被膜層20の平均厚さが上記上限を超えると、当該滑止手袋1の柔軟性が低下し、使い勝手が悪くなるおそれがある。なお、「平均厚さ」とは、対象物の断面の任意の10点をデジタルマイクロスコープ(例えば株式会社キーエンスの「VHX-900」)を用いて測定した値の平均値である。また、被膜層20の平均厚さは、補強部30の中央部付近(例えば掌の中央部)で測定するものとする。
<補強部>
補強部30は、図3に示すように、編み手袋本体10及び被膜層20の間に積層される。補強部30は、ゴム又は樹脂製である。
補強部30を構成するゴム及び樹脂の主成分としては、被膜層20を構成するゴム及び樹脂の主成分と同じものを挙げることができる。補強部30を構成するゴム及び樹脂の主成分は、界面での剥離を抑止できることから被膜層20を構成するゴム及び樹脂の主成分と同一であることが好ましいが、異なるものとすることもできる。
補強部30は、少なくとも着用時の舟状骨E、月状骨F、有鉤骨G、豆状骨H及び第3指乃至第5指の手根中手関節Iに対応する掌側の位置に配設されている。
舟状骨E、月状骨F、有鉤骨G及び豆状骨Hは手根骨Aに含まれる。ここで、手根骨Aについて説明する。対象物を把持するときに手を湾曲させるが、手根骨Aは掌の内部にありながら指に相当する部分であり、力が強く加わる部分である。本発明者らは、手袋の手根骨Aに対応する部位が、特に摩耗を受け易いことを知得している。また、本発明者らは、手根骨Aに対応する部位は、把持のときに対象物を支える部分になるため、エッジのある対象物を持つ場合には、その圧力により痛みを生じること、及び手根骨Aの中でも舟状骨E、月状骨F、有鉤骨G、豆状骨Hは、それらを取り巻く関節の可動域が狭いかわりに、力を強く加えることのできる部分であることも知得している。
つまり、当該滑止手袋1の補強部30が配設されている着用時の舟状骨E、月状骨F、有鉤骨G、豆状骨H及び第3指乃至第5指の手根中手関節Iに対応する掌側の位置は、手を握ったり開いたりするときにほとんど可動しない関節領域であり、対象物を把持するときに強く力がかかる部分であるから、これらの領域に補強部30を形成することで、当該滑止手袋1の摩耗を防止できる。また、補強部30は、編み手袋本体10と被膜層20との間に配設されているので、剥離することを防止できる。
補強部30が、着用時の第2指乃至第5指の中手指節関節Cに対応する掌側の位置に配設されていない。このように補強部30を着用時の第2指乃至第5指の中手指節関節Cに対応する掌側の位置に配設しないことで、当該滑止手袋1の柔軟性を確保し、作業性をさらに高めることができる。
補強部30は、着用時の第1指の中手骨Bの長さ方向中央よりも指先側に対応する第1指側の側面に配置されていないことが好ましい。これにより補強部30による第1指の可動障害が生じ難くなるので、当該滑止手袋1の柔軟性を確保し、作業性をさらに高めることができる。
より好ましくは、補強部30は、着用時の第1指の中手骨Bに対応する第1指側の側面に配置されていないとよい。これにより補強部30による第1指の可動障害がさらに生じ難くなるので、当該滑止手袋1の柔軟性を確保し、作業性をさらに高めることができる。
補強部30の第2指乃至第5指の指先方向端縁31(図1参照)は、着用時の中手骨Bの手根中手関節I側から中手骨Bの長さの2/3までに対応する領域に位置していることが好ましい。これにより第2指乃至第5指の可動がさらに容易となるので、作業性を高めることができ、また必要な補強効果が得られやすい。
補強部30は、着用時の三角骨Jに対応する第5指側の側面に配置されていることが好ましい。つまり、当該滑止手袋1の第5指側の側面において、補強部30は、編み手袋本体10の掌側から掌と手の甲とを区分する領域付近まで延びていることが好ましい。これにより着用時に三角骨J上の掌部分を適切に保護することができる。
補強部30の第5指側側縁32(図1参照)は、編み手袋本体10の掌側から掌と甲とを区分する領域付近に位置していることが好ましい。これにより掌を保護しつつ、当該滑止手袋1のフィット感を高めることができる。
補強部30の手首側端縁33(図1参照)は、着用時の手根骨Aの手首側端縁33に対応する位置より腕側に好ましくは2cm以下、より好ましくは1cm以下の領域にあるとよい。これにより補強部30による手首の可動障害が生じ難くなるので、当該滑止手袋1の柔軟性を確保し、作業性をさらに高めることができる。かつ、補強部30により手根骨A上の掌部分を適切に保護することができる。
補強部30は、図3に示すように、編み手袋本体10に浸透しており、補強部30の一部では形成するゴム又は樹脂が編み手袋本体10の内面まで浸透している。編み手袋本体10内面は繊維により形成されている。このような編み手袋本体10では風合いは良いものの、対象物を把持しながら強い力を加えると編み手袋本体10の内面と掌との間で滑りがおき、安定して対象物を把持するにはさらに力を加えなければならない場合がある。当該滑止手袋1では、補強部30の一部でゴム又は樹脂を編み手袋本体10の内面まで浸透させることで、上述の滑りを抑制し、安定して対象物を把持し易くすることができる。
補強部30のうち編み手袋本体10の内面までゴム又は樹脂が浸透している領域(浸透領域)の面積の下限としては、補強部30の面積の20%が好ましく、30%がより好ましい。一方、上記浸透領域の面積の上限としては、補強部30の面積の90%が好ましく、80%がより好ましい。上記浸透領域の面積が上記下限未満であると、編み手袋本体10の内面と掌との間で滑りがおき、安定して対象物を把持できないおそれがある。また、当該滑止手袋1を装着して強い力をかけながら作業を行うと被膜層20及び補強部30が編み手袋本体10から剥離するおそれがある。逆に、上記浸透領域の面積が上記上限を超えると、当該滑止手袋1が硬くなり過ぎ、作業性が低下するおそれがある。
編み手袋本体10の編み目11(図6で破線で囲んだ部分が1つの編み目であり、ニードルループ11a、レッグ11b及びシンカーループ11cにより構成される)は、外面側を形成する編み目と内面側を形成する編み目が互いに直交する方向に連続するように現れる。具体的には外面側を形成する編み目がウェール方向に連続している場合、内面側を形成する編み目はコース方向に連続し、外面側を形成する編み目がコース方向に連続している場合、内面側を形成する編み目はウェール方向に連続している。例えば図6に編み手袋本体10を内面側からみた図を示す。図6の編み手袋本体10においては、手前側、つまり内面側の編み目はコース方向(図6のx方向)に連続しており、奥側、つまり外面側の編み目はウェール方向(図6のy方向)に連続している。補強部30が編み手袋本体10の外面側を形成する編み目まで浸透している箇所においては、この内面側を形成する編み目の方向(図6ではコース方向、つまりx方向)に沿って連続して浸透していることが好ましい。換言すれば、補強部30が浸透している箇所においては、外面側を形成する編み目(レッグ11b)は、ほぼ全体にわたり補強部30により覆われており、一方で内面側を形成する編み目は視認できることが好ましい。このように補強部30を構成することで、アンカー効果により補強部30の剥離を防止することができる。編み手袋本体10の外面側を形成する編み目のうち補強部30に被覆されている編み目の割合の下限としては、70%が好ましく、80%がより好ましい。上記編み目の割合を上記下限以上とすることで、アンカー効果による剥離防止効果を発現し易くすることができる。
補強部30が編み手袋本体10の内面まで浸透している場合であっても、編み手袋本体10の内面に編み目(ニードルループ11a及びシンカーループ11c)が露出している場合、編み目が露出している部分の繊維により掌との間で滑りが生じ易い。従って、補強部30が積層されている領域において、編み手袋本体10の内面側の編み目の少なくとも一部は、ゴム又は樹脂の浸透により被覆されていることが好ましい。
補強部30が積層されている領域において、編み手袋本体10の内面側の編み目(ニードルループ11a)のうちゴム又は樹脂の浸透により被覆されている編み目の割合の下限としては、10%が好ましく、20%がより好ましい。一方、上記編み目の割合の上限としては、80%が好ましく、70%がより好ましい。上記編み目の割合が上記下限未満であると、編み手袋本体10の内面と掌との間で滑りがおき、安定して対象物を把持できないおそれがある。また、当該滑止手袋1を装着して強い力をかけながら作業を行うと剥離が生じるおそれがある。逆に、上記編み目の割合が上記上限を超えると、当該滑止手袋1が硬くなり過ぎ、作業性が低下するおそれがある。なお、シンカーループ11cは事前に形成されたニードルループ11aと一体となっているため、ここではニードルループ11aのみをカウントする。また、編み手袋本体10の表裏が逆となった場合、補強部30の浸透については、これまで述べたレッグ11bがニードルループ11aに対応し、ニードルループ11aがレッグ11bに対応する。
補強部30は、強い力が加わった際の当該滑止手袋1のクッション性を高める役割を果たすこともできる。当該滑止手袋1にクッション性を付与することで、作業の快適性を向上できる。この観点からも、補強部30が編み手袋本体10に浸透していることが好ましい。
クッション性を高めるためには、補強部30を多孔質状とするとよい。補強部30の体積に占める空気の体積の割合としては、10%以上50%以下が好ましい。上記空気の体積の割合が上記下限未満であると、クッション性を十分に付与できないおそれがある。逆に、上記空気の体積の割合が上記上限を超えると、補強部30の剥離や摩耗が十分に抑止できないおそれがある。なお、「補強部30の体積に占める空気の体積の割合」は、補強部30の中央付近(周縁部以外)の断面をマイクロスコープで観察し、補強部30について、編み手袋本体10の最外面を構成する糸より外側に位置する連続領域を対象として(つまり、編み手袋本体10の最外面を構成する糸より内側に浸透した部分を除いて)その総面積に対する空隙部分の面積の割合として算出することができる。
補強部30の平均厚さは、編み手袋本体10の平均厚さに依存するが、補強部30の平均厚さの下限としては、0.20mmが好ましく、0.40mmがより好ましく、0.60mmがさらに好ましい。一方、補強部30の平均厚さの上限としては、1.50mmが好ましく、1.30mmがより好ましく、0.90mmがさらに好ましい。補強部30の平均厚さが上記下限未満であると、得られる耐久性、補強、クッション性の効果が不十分となるおそれがある。逆に、補強部30の平均厚さが上限を超えると、硬くなり過ぎるおそれがある。なお、「補強部30の厚さ」とは、補強部30の最外面から手袋内面に向けて垂線をおろしたときの補強部30の最内面側までの距離をさす。このとき、編み手袋本体10を形成する糸や空隙部分により補強部30が断続となった場合であっても、補強部30の最外面から最内面端部までを補強部30の厚さとして、デジタルマイクロスコープを用いて測定する。また、「補強部30の平均厚さ」とは、上述の補強部30の厚さの10点を測定した値の平均値である。
補強部30の平均厚さと被膜層20の平均厚さとの比としては、補強部30の中央において0.2:1以上2:1以下が好ましく、0.3:1以上1.5:1以下がより好ましく、0.3:1以上1:1以下がさらに好ましい。上記比を上記範囲内とすることで、耐久性、補強、クッション性の効果が得易くなるとともに、当該滑止手袋1の柔軟性を確保し、使い勝手を高めることができる。
<当該滑止手袋の製造方法>
当該滑止手袋1は、編み手袋本体準備工程と、ラテックスコンパウンド準備工程と、補強部積層工程と、被膜層積層工程とを備える滑止手袋の製造方法により製造することができる。
(編み手袋本体準備工程)
編み手袋本体準備工程では、編み手袋本体10を編成する。
編み手袋本体10は、上述した編み手袋本体10を構成する糸を、例えば10G以上26G以下の手袋編機又はホールガーメント編機で編成することができる。上記手袋編機としては、例えば島精機製SFG-I、SWG021N等を挙げることができる。
(ラテックスコンパウンド準備工程)
ラテックスコンパウンド準備工程では、被膜層20及び補強部30を形成するためのラテックスコンパウンドを準備する。被膜層用ラテックスコンパウンド及び補強部用ラテックスコンパウンドを別々に準備してもよいが、被膜層20及び補強部30が同一の主成分を有する場合は、1種類のラテックスコンパウンドとして準備することもできる。
ラッテクスコンパウンドは、被膜層20あるいは補強部30を形成するためのゴム又は樹脂組成物に加えて、乳化剤や界面活性剤等の安定化剤、硫黄等の加硫剤、酸化亜鉛やジエチルジチオカルバミン酸亜鉛等の加硫促進剤、ジグリシジルエーテルやポリグリシジルエーテル、ポリカルボジイミド、ブロックイソシアネート、オキサゾリン基含有重合体、シランカップリング剤等の架橋剤、水酸化カリウムやアンモニア等のpH調整剤、ポリアクリル酸やカルボキシメチルセルロース等の増粘剤、顔料、酸化防止剤等の配合剤などを配合することができる。また、補強部30を多孔質とする場合は、化学発泡剤や熱膨張性マイクロカプセルのほか、原料を機械的に発泡させるため、発泡剤や泡安定剤を加えることができる。
(補強部積層工程)
補強部積層工程では、編み手袋本体10の所望の箇所に補強部30を積層する。
補強部30は、ディップ成形で作成することができる。具体的には、形成したい部位に対して選択的にラテックスコンパウンドに浸漬することで補強部30を形成する。
一般に、編み手袋本体10に補強部30の被膜を形成する場合、手型に編み手袋本体10を被せ、続いて加熱した編み手袋本体10に熱凝固性の高い上記ラテックスコンパウンドを反応させる方法、凝固剤を染み込ませた編み手袋本体10を上記ラテックスコンパウンドに反応させる方法等を用いることで、編み手袋本体10の厚み方向全てに上記ラテックスコンパウンドが染み込まないように制御されている。これに対し、当該滑止手袋1では、補強部30の積層において、編み手袋本体10の内面までラテックスコンパウンドを浸透させる。そのため、使用するラテックスコンパウンドは、熱凝固性が低く安定性が高い方が好ましい。また、補強部30を積層する際に、凝固剤を不使用とすること、又は使用する凝固剤の凝固力が低いことが好ましい。
強固な補強部30を積層するためには、補強部30に含まれる気泡が少ない方が好ましい。そのためには、編み手袋本体10は、空気を含んでいるため、ディップ成形中に空気を編み手袋本体10から抜くとよい。このとき編み手袋本体10の編み目が開いている方が編み手袋本体10中の空気が抜け易い。編み目を開かせるには、通常使用する手型よりも掌が大きいサイズを使用するとよい。その結果、補強部30において、編み手袋本体10との密着性が高まる。
柔軟な補強部30を積層するためには、補強部30を発泡層として形成することが好ましい。この場合、当該滑止手袋1に、より高いクッション性を付与することができる。
(被膜層積層工程)
被膜層積層工程では、補強部30を積層した編み手袋本体10の所望の箇所に被膜層20をさらに積層する。この被膜層20は、補強部30も覆うように形成される。
被膜層20は、加熱した編み手袋本体10に熱凝固性の高いラテックスコンパウンドを反応させる方法、又は補強部30のついた編み手袋本体10を凝固剤に浸漬した後にラテックスコンパウンドに反応させる方法で形成することができる。この場合、被膜層20が編み手袋本体10と直接接している部分については、図3に示すように、編み手袋本体10の平均厚さの10%以上70%以下の範囲で浸透していることが、剥離防止及び柔軟性維持の観点から好ましい。
被膜層20を積層した後、加熱硬化させ、手型から取り外すことで当該滑止手袋1を得ることができる。なお、被膜層20を積層してから加熱硬化させた当該滑止手袋1を取り外した後までのいずれかのタイミングにおいて、当該滑止手袋1から余分な凝固剤や乳化剤、加硫促進剤等を取り除くために水洗する水洗工程を設けてもよい。
また、被膜層20の表面には既知の滑止め加工を施してもよい。滑止め性を付与する方法としては、粒子により被膜層20の外面に凹凸を付ける方法、被膜層20を発泡層とする方法、被膜層20のさらに外面に発泡層を設ける方法、被膜層20の形成時に硬化前の被膜層20に対し潮解性粒子を塗布し加熱後に除去することで凹形状を形成する方法、被膜層20の形成時に溶剤で膨潤させて凹凸模様を付ける方法、熱プレス加工により凹凸を付ける方法などを挙げることができる。
<利点>
当該滑止手袋1は、着用時の舟状骨E、月状骨F、有鉤骨G、豆状骨H及び第3指乃至第5指の手根中手関節Iに対応する掌側の位置、つまり大きな力がかかる当該滑止手袋1の掌下部及びバランスをとる指部10bに補強部30が設けられている。補強部30は、編み手袋本体10及び被膜層20の間に積層されているので、剥離等が発生し難い。従って、当該滑止手袋1は、長期に渡って滑止性が維持できる。また、当該滑止手袋1では、指先に補強部30を設ける必要がないので、対象物を把持し易く作業性に優れる。
[その他の実施形態]
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
上記実施形態では、補強部が着用時の第2指乃至第5指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設されていない場合を説明したが、第2指乃至第5指の中手指節関節に対応する掌側の位置の一部に配設されていない滑止手袋も本発明の意図するところである。例えば、当該滑止手袋を補強部が着用時の第2指乃至第4指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設されていないものとすることができる。また、当該滑止手袋を補強部が着用時の第5指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設されていないものとすることもできる。これらの構成にあっても、当該滑止手袋の柔軟性を確保し、作業性をさらに高めることができる。
上記実施形態では、補強部が編み手袋本体の内面にまで浸透している場合を説明したが、補強部は編み手袋本体の内面まで浸透していなくてもよい。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、当該発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(編み手袋本体)
綿番手20番3本を島精機製10ゲージ手袋編機SGF-Iを用いて手袋状に編成した。編成した手袋を湯で洗浄して油分を取り除いて、編み手袋本体を準備した。
(前加硫用ラテックス)
固形分で表1に示す配合量を有する前加硫用ラテックスを準備した。なお、上記前加硫用ラテックスの全固形分が52.8質量%となるように調製した。
Figure 2022176103000002
(補強部用ラテックス)
表1の前加硫用ラテックスに対し、40℃で1時間の前加硫を実施して前加硫ラテックスとし、表2に示す配合量を有する補強部用ラテックスを準備した。なお、補強部用ラテックスは、固形分49.1質量%、粘度1000mPa・sとなるように調製した。なお粘度はB型粘度計を用いてV6(回転数6rpm)、温度25℃の条件にて測定した。
Figure 2022176103000003
(被膜層用ラテックス)
表1の前加硫用ラテックスに対し、40℃で12時間の前加硫を実施して前加硫ラテックスとし、表3に示す配合量を有する被膜層用ラテックスを準備した。なお、被膜層用ラテックスは、固形分50.9質量%、粘度2000mPa・sとなるように調製した。
Figure 2022176103000004
(滑止手袋の作製)
27℃の室温下で手型に上記編み手袋本体を被せて、掌下部を補強部用ラテックスにゆっくりと浸漬し引き上げた。その手型をオーブンに入れて100℃で20分間、乾燥させて補強部を形成した。室温で冷却したのち、70℃のオーブンで加温した手型を掌全体と指の甲部のうち爪に該当する位置(指の長さに対して指先から3分の1の位置)が被覆されるように被膜層用ラテックスに浸漬し、表面を乾燥させたのち、キシレンに浸漬して滑止め模様を形成した。続いてオーブンに入れて100℃で20分間、乾燥させた。手型から手袋を取り外して水洗にて分散剤や余分な薬剤を取り除いたのち、再度手袋を手型に被せてオーブンに入れて120℃で40分間の加硫を行った。室温で冷却したのち手袋を手型から取り外し、滑止手袋を得た。
上記滑止手袋は補強部の範囲が、第2指から第5指の中手骨の中央、第1指の手根中手関節、月状骨より腕側に1cmの位置、豆状骨を覆う位置で囲まれた範囲に形成されていた。このため、上記滑止手袋は、指、手首の屈伸を妨げることがないため作業性が良く、クッション性が高い手袋であることを確認した。
また、補強部は、手袋内部に74%浸透し、編み手袋本体の内面編み目の47%を被覆していた。補強部中央の手袋断面をマイクロスコープで確認したところ、補強部の平均厚みは0.89mm、被覆層の平均厚みは0.80mmであった。この滑止手袋は耐摩耗性及びグリップ性に優れていることを確認した。
以上のように、本発明の滑止手袋は、対象物を把持し易く作業性に優れ、長期に渡って滑止性が維持できる。
1 滑止手袋
10 編み手袋本体
10a 本体部
10b 指部
10c 裾部
11 編み目
11a ニードルループ
11b レッグ
11c シンカーループ
20 被膜層
30 補強部
31 指先方向端縁
32 第5指側側縁
33 手首側端縁
A 手根骨
B 中手骨
C 中手指節関節
D 遠位指節間関節
E 舟状骨
F 月状骨
G 有鉤骨
H 豆状骨
I 手根中手関節
J 三角骨

Claims (5)

  1. 着用者の掌及び手の甲を覆うよう袋状に形成された本体部と、着用者の第1指乃至第5指をそれぞれ覆うよう上記本体部から延設された有底筒状の第1指部乃至第5指部と、上記第1指部乃至第5指部とは反対方向に延設された筒状の裾部とを有する繊維製の編み手袋本体と、
    上記編み手袋本体の掌部分及び第1指部乃至第5指部の掌側に積層されるゴム又は樹脂製の被膜層と、
    上記編み手袋本体及び上記被膜層の間に積層されるゴム又は樹脂製の補強部と
    を備え、
    上記補強部が、少なくとも着用時の舟状骨、月状骨、有鉤骨、豆状骨及び第3指乃至第5指の手根中手関節に対応する掌側の位置に配設されている滑止手袋。
  2. 上記補強部が、着用時の第2指乃至第4指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設されていない請求項1に記載の滑止手袋。
  3. 上記補強部が、着用時の第5指の中手指節関節に対応する掌側の位置に配設されていない請求項1に記載の滑止手袋。
  4. 上記補強部が上記編み手袋本体に浸透しており、
    上記補強部のうち上記編み手袋本体の内面までゴム又は樹脂が浸透している領域の面積が、上記補強部の面積の20%以上90%以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の滑止手袋。
  5. 上記補強部が積層されている領域において、上記編み手袋本体の内面側の編み目のうちゴム又は樹脂の浸透により被覆されている編み目の割合が10%以上80%以下である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の滑止手袋。
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