JP2022174852A - ズームレンズ、撮像光学装置及びデジタル機器 - Google Patents

Abstract

【課題】ズーム全域で小さいＦ値を有するとともに収差が良好に補正されたズームレンズを提供する。【解決手段】ズームレンズＺＬは、物体側から順に、正パワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負パワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正パワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正パワーを有する第４レンズ群Ｇ４と、負パワーを有する第５レンズ群Ｇ５と、正パワーを有する第６レンズ群Ｇ６とからなる。第４レンズ群Ｇ４は、条件式νｄｐ≧６５を満足する少なくとも一つの正レンズを有する。ズームレンズＺＬは、条件式１．１９≦ｆ３／ｆｔ≦４．１５及び条件式０．５１≦ｆ４／ｆｔ≦１．５０を満足する。【選択図】図１

Description

本開示は、ズームレンズ、撮像光学装置及びデジタル機器に関する。

特開２０１４－１０６２４３号公報（特許文献１）及び特開２０１６－１０９７２０号公報（特許文献２）は、物体側から順に、正パワーを有する第１レンズ群、負パワーを有する第２レンズ群、正パワーを有する第３レンズ群、負パワーを有する第４レンズ群及び正パワーを有する第５レンズ群からなるズームレンズを開示する。

特開２０１４－１０６２４３号公報 特開２０１６－１０９７２０号公報

近年のズームレンズには、高解像力のみならず、単焦点なみの明るさに対する要望も強くなってきている。特許文献１及び特許文献２は、２．８程度のＦ値を有するズームレンズを開示している。しかし、特許文献１及び特許文献２のズームレンズは５つのレンズ群で構成されている。そのため、ズームレンズのＦ値が小さくなるほど変倍による球面収差およびコマ収差の変動が大きくなり、ズーム全域で収差を良好に補正することは困難である。

本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ズーム全域においてより小さなＦ値を有するとともに、収差が良好に補正されたズームレンズ並びにこのズームレンズを備える撮像光学装置及びデジタル機器を提供することである。

本開示の第１局面のズームレンズは、物体側から像面側へ順に、正パワーを有する第１レンズ群と、負パワーを有する第２レンズ群と、正パワーを有する第３レンズ群と、正パワーを有する第４レンズ群と、負パワーを有する第５レンズ群と、正パワーを有する第６レンズ群とからなる。変倍時に、第１レンズ群、第２レンズ群、第３レンズ群、第４レンズ群、第５レンズ群および第６レンズ群のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化する。第４レンズ群は、以下の条件式（１）を満足する少なくとも一つの正レンズを有する。本開示の第１局面のズームレンズは、以下の条件式（２）及び（３）を満足する。
νｄｐ≧６５ …（１）
１．１９≦ｆ３／ｆｔ≦４．１５ …（２）
０．５１≦ｆ４／ｆｔ≦１．５０ …（３）
ただし、
νｄｐ：第４レンズ群の少なくとも一つの正レンズのｄ線に対するアッベ数、
ｆｔ：望遠端における全系の焦点距離、
ｆ３：第３レンズ群の焦点距離、
ｆ４：第４レンズ群の焦点距離、
である。

本開示の第２局面のズームレンズでは、本開示の第１局面のズームレンズにおいて、第２レンズ群は、以下の条件式（４）を満足する少なくとも一つの接合レンズを有する。
ｎｄ２ｐ－ｎｄ２ｎ≧０．１ …（４）
ただし、
ｎｄ２ｐ：第２レンズ群内の少なくとも一つの接合レンズを構成する正レンズのｄ線に対する屈折率、
ｎｄ２ｎ：第２レンズ群内の少なくとも一つの接合レンズを構成する負レンズのｄ線に対する屈折率、
である。

本開示の第３局面のズームレンズでは、本開示の第１局面または第２局面のズームレンズにおいて、以下の条件式（５）を満足する。
０．１≦ｆ４／ｆ１≦０．４ …（５）
ただし、
ｆ１：第１レンズ群の焦点距離、
である。

本開示の第４局面のズームレンズでは、本開示の第１局面から第３局面のいずれかのズームレンズにおいて、遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、第５レンズ群が光軸上を移動する。以下の条件式（６）を満足する。
－３．５≦ｆ５／ｆ６≦－０．５ …（６）
ただし、
ｆ５：第５レンズ群の焦点距離、
ｆ６：第６レンズ群の焦点距離、
である。

本開示の第５局面のズームレンズでは、本開示の第１局面から第４局面のいずれかのズームレンズにおいて、以下の条件式（７）を満足する。
１．５≦ｆ１／ｆｔ≦１０ …（７）
ただし、
ｆ１：第１レンズ群の焦点距離、
である。

本開示の第６局面のズームレンズでは、本開示の第１局面から第６局面のいずれかのズームレンズにおいて、第１レンズ群は、一枚の正レンズから構成される。

本開示の撮像光学装置は、本開示の第１局面から第６局面のいずれかのズームレンズと、受光面上に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備える。撮像素子の受光面上に被写体の光学像が形成されるように、ズームレンズが設けられている。

本開示のデジタル機器は、本開示の撮像光学装置を備える。デジタル機器は、被写体の静止画撮影または被写体の動画撮影のうちの少なくとも一方の機能を有する。

本開示によれば、ズーム全域で小さいＦ値を有するとともに収差が良好に補正されたズームレンズ、並びに、当該ズームレンズを備える撮像光学装置及びデジタル機器を提供することができる。

第１の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。 第２の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。 第３の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。 第４の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。 第５の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。 第６の実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。 実施例１の広角端における縦収差図であり、広角端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例１の中間焦点距離状態における縦収差図であり、中間焦点距離状態における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例１の望遠端における縦収差図であり、望遠端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例２の広角端における縦収差図であり、広角端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例２の中間焦点距離状態における縦収差図であり、中間焦点距離状態における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例２の望遠端における縦収差図であり、望遠端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例３の広角端における縦収差図であり、広角端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例３の中間焦点距離状態における縦収差図であり、中間焦点距離状態における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例３の望遠端における縦収差図であり、望遠端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例４の広角端における縦収差図であり、広角端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例４の中間焦点距離状態における縦収差図であり、中間焦点距離状態における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例４の望遠端における縦収差図であり、望遠端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例５の広角端における縦収差図であり、広角端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例５の中間焦点距離状態における縦収差図であり、中間焦点距離状態における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例５の望遠端における縦収差図であり、望遠端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例６の広角端における縦収差図であり、広角端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例６の中間焦点距離状態における縦収差図であり、中間焦点距離状態における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 実施例６の望遠端における縦収差図であり、望遠端における収差（球面収差、非点収差及び歪曲収差）を示す図である。 本実施の形態のズームレンズを備えた撮像光学装置およびデジタル機器の概略構成図である。

以下に、図面を参照しつつ、本開示の一実施形態について説明する。実施の形態に係るズームレンズは、物体側から像面側へ順に、正パワーを有する第１レンズ群と、負パワーを有する第２レンズ群と、正パワーを有する第３レンズ群と、正パワーを有する第４レンズ群と、負パワーを有する第５レンズ群と、正パワーを有する第６レンズ群とからなる。変倍時に、第１レンズ群、第２レンズ群、第３レンズ群、第４レンズ群、第５レンズ群および第６レンズ群のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化する。第４レンズ群は、以下の条件式（１）を満足する少なくとも一つの正レンズを有する。本実施の形態に係るズームレンズは、以下の条件式（２）及び（３）を満足する。
νｄｐ≧６５ …（１）
１．１９≦ｆ３／ｆｔ≦４．１５ …（２）
０．５１≦ｆ４／ｆｔ≦１．５０ …（３）
ただし、
νｄｐ：第４レンズ群の少なくとも一つの正レンズのｄ線に対するアッベ数、
ｆｔ：望遠端における全系の焦点距離、
ｆ３：第３レンズ群の焦点距離、
ｆ４：第４レンズ群の焦点距離、
である。

望遠域を含むズームレンズでは、変倍時における、球面収差及び軸上色収差の補正が重要である。上記ズームレンズは、パワー配置が物体側から順に正、負、正、正、負、正である６つのレンズ群により構成される。そのため、上記ズームレンズは、５つのレンズ群で構成されるズームレンズよりも、より小さなＦ値を実現することができるととともに、変倍による収差変動を抑制することができる。

第４レンズ群の中に、条件式（１）を満足する少なくとも一つの正レンズを配置することにより、ズーム全域にわたり軸上色収差を良好に補正することができる。

条件式（２）は第３レンズ群の焦点距離を適切に設定し、ズーム全域にわたり、球面収差を良好に補正するための条件式である。ｆ３／ｆｔの値が条件式（２）の下限を下回ると、第３レンズ群のパワーが強くなりすぎるため、変倍時に第３レンズ群が移動した時に球面収差の変動が大きくなってしまい、ズーム全域で良好に球面収差を補正することが困難になる。ｆ３／ｆｔの値が条件式（２）の上限を上回ると、第３レンズ群のパワーが弱くなりすぎるため、変倍時に第２レンズ群及び第４レンズ群が移動した場合に発生する球面収差を補正することが困難となる。

条件式（３）は第４レンズ群の焦点距離を適切に設定し、ズーム全域にわたり、軸上色収差を良好に補正するための条件式である。ｆ４／ｆｔの値が条件式（３）の下限を下回ると、第４レンズ群のパワーが強くなりすぎ、変倍時に第４レンズ群が移動した場合の軸上色収差の変動が大きくなってしまい、ズーム全域で良好に軸上色収差を補正することが困難となってしまう。ｆ４／ｆｔの値が条件式（３）の上限を上回ると、条件式（１）を満足する正レンズを有する第４レンズ群のパワーが弱くなってしまう。そのため、所定の変倍比を得ようとした場合、他のレンズ群で軸上色収差が発生してしまい、ズーム全域で良好に軸上色収差を補正することが困難となってしまう。

本実施の形態において、νｄｐは以下の条件式（１ａ）を満足することが好ましい。
νｄｐ≧７０ …（１ａ）

条件式（１ａ）は、条件式（１）が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、νｄｐの値が条件式（１ａ）を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。

本実施の形態において、ｆ３／ｆｔは以下の条件式（２ａ）を満足することが好ましい。
１．５≦ｆ３／ｆｔ≦３．５ …（２ａ）

条件式（２ａ）は、条件式（２）が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、ｆ３／ｆｔの値が条件式（２ａ）を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。

本実施の形態において、ｆ４／ｆｔは以下の条件式（３ａ）を満足することが好ましい。
０．５４≦ｆ４／ｆｔ≦１．１０ …（３ａ）

条件式（３ａ）は、条件式（３）が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、ｆ４／ｆｔの値が条件式（３ａ）を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。

本実施の形態において、第２レンズ群は、以下の条件式（４）を満足する少なくとも一つの接合レンズを有することが好ましい。
ｎｄ２ｐ－ｎｄ２ｎ≧０．１ …（４）
ただし、
ｎｄ２ｐ：第２レンズ群内の少なくとも一つの接合レンズを構成する正レンズのｄ線に対する屈折率、
ｎｄ２ｎ：第２レンズ群内の少なくとも一つの接合レンズを構成する負レンズのｄ線に対する屈折率、
である。

条件式（４）は、第２レンズ群に、接合面における屈折率差の大きい少なくとも１つの接合レンズを配置することにより、広角端におけるコマ収差と望遠端における球面収差とを補正するための条件を規定している。（ｎｄ２ｐ－ｎｄ２ｎ）の値が条件式（４）の下限を下回ると、ｎｄ２ｐとｎｄ２ｎとの差が小さくなるので、広角端におけるコマ収差及び望遠端における球面収差の少なくとも一方の補正が不十分となる可能性がある。

本実施の形態において、（ｎｄ２ｐ－ｎｄ２ｎ）の値は以下の条件式（４ａ）を満足することが好ましい。
ｎｄ２ｐ－ｎｄ２ｎ≧０．１５ …（４ａ）

条件式（４ａ）は、条件式（４）が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、（ｎｄ２ｐ－ｎｄ２ｎ）の値が条件式（４ａ）を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。

本実施の形態において、以下の条件式（５）を満足することが好ましい。
０．１≦ｆ４／ｆ１≦０．４ …（５）
ただし、
ｆ１：第１レンズ群の焦点距離、
である。

条件式（５）は第４レンズ群の焦点距離及び第１レンズ群の焦点距離を適切に設定し、撮像系全体の小型化と良好な収差補正を達成するための条件式である。ｆ４／ｆ１の値が条件式（５）の下限を下回ると、第４レンズ群に対する第１レンズ群のパワーが弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮が困難となり、撮像系全体が大きくなってしまう。ｆ４／ｆ１の値が条件式（５）の上限を上回ると、第４レンズ群に対する第１レンズ群のパワーが強くなり過ぎるため、望遠端において球面収差及び軸上色収差の補正が困難となる。

本実施の形態において、ｆ４／ｆ１は以下の条件式（５ａ）を満足することが好ましい。
０．１５≦ｆ４／ｆ１≦０．３５ …（５ａ）

条件式（５ａ）は、条件式（５）が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、ｆ４／ｆ１の値が条件式（５ａ）を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。

本実施の形態において、遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、第５レンズ群が光軸上を移動し、以下の条件式（６）を満足することが好ましい。
－３．５≦ｆ５／ｆ６≦－０．５ …（６）
ただし、
ｆ５：第５レンズ群の焦点距離、
ｆ６：第６レンズ群の焦点距離、
である。

条件式（６）は第５レンズ群の焦点距離と第６レンズ群の焦点距離の比を適切に設定し、フォーカシングによる収差変動を抑制するための条件式である。負パワーを有する第５レンズ群が移動することで発生する収差を正パワーを有する第６レンズ群が補正する。ｆ５／ｆ６の値が条件式（６）の下限を下回ると、第６レンズ群のパワーに対する第５レンズ群のパワーが弱くなり過ぎるため、フォーカシング時に第５レンズ群で発生する像面湾曲などの変動に対して第６レンズ群による収差補正が過剰となる。ｆ５／ｆ６の値が条件式（６）の上限を上回ると、第６レンズ群に対する第５レンズ群のパワーが強くなり過ぎるため、フォーカシング時に第５レンズ群で発生する像面湾曲などの変動に対して第６レンズ群による収差補正が不十分となる。

本実施の形態において、ｆ５／ｆ６は以下の条件式（６ａ）を満足することが好ましい。
－１．２≦ｆ５／ｆ６≦－０．４ …（６ａ）

条件式（６ａ）は、条件式（６）が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、ｆ５／ｆ６の値が条件式（６ａ）を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。

本実施の形態において、以下の条件式（７）を満足することが好ましい。
１．５≦ｆ１／ｆｔ≦１０ …（７）
ただし、
ｆ１：第１レンズ群の焦点距離、
である。

条件式（７）は第１レンズ群の焦点距離を適切に設定し、撮像系全体の小型化及び良好な収差補正を達成するための条件式である。ｆ１／ｆｔの値が条件式（７）の下限を下回ると、第１レンズ群のパワーが強くなり過ぎるため、望遠端において球面収差、軸上色収差の補正が困難となる。ｆ１／ｆｔの値が条件式（７）の上限を上回ると、第１レンズ群のパワーが弱くなり過ぎるため、光学全長の短縮が困難となり、撮像系全体が大きくなってしまう。

本実施の形態において、ｆ１／ｆｔは以下の条件式（７ａ）を満足することが好ましい。
１．７≦ｆ１／ｆｔ≦５ …（７ａ）

条件式（７ａ）は、条件式（７）が規定している条件範囲のなかでも、更に好ましい条件範囲を規定している。したがって、ｆ１／ｆｔの値が条件式（７ａ）を満たすことにより、上記効果をより一層大きくすることができる。

本実施の形態において、第１レンズ群は、一枚の正レンズから構成されることが好ましい。

広角端の画角が広い（たとえば広角端の画角が８０°を超える）ズームレンズの第１レンズ群では、レンズ径が非常に大きくなりやすい。第１レンズ群を一枚の正レンズによって構成することにより、ズームレンズ全体の軽量化を達成することができる。

＜実施の形態に係るズームレンズの具体的な光学構成＞
図１～図６は、第１～第６の実施の形態に係るズームレンズＺＬの構成をそれぞれ示すレンズ構成図である。図１～図６の各々において、「Ｗｉｄｅ」は広角端におけるレンズ断面図であり、「Ｍｉｄｄｌｅ」は中間焦点距離状態におけるレンズ断面図であり、「Ｔｅｌｅ」は望遠端におけるレンズ断面図であり、「ＡＸ」は光軸を指す。「Ｗｉｄｅ」、「Ｍｉｄｄｌｅ」及び「Ｔｅｌｅ」は、いずれも、無限遠物体合焦時のレンズ断面図である。

（第１の実施の形態）
図１に示されるように、第１の実施の形態に係るズームレンズＺＬは、物体側から像面側へ順に、正パワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負パワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正パワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正パワーを有する第４レンズ群Ｇ４と、負パワーを有する第５レンズ群Ｇ５と、正パワーを有する第６レンズ群Ｇ６とからなる。変倍時に、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３、第４レンズ群Ｇ４、第５レンズ群Ｇ５および第６レンズ群Ｇ６のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化する。例えば、変倍時に、第６レンズ群Ｇ６が固定され、第１～第５レンズ群Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３，Ｇ４，Ｇ５が移動する。変倍時に、開口絞りＳＴは、第４レンズ群Ｇ４と一体で移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、光軸ＡＸに沿って、第５レンズ群Ｇ５を像面ＩＭ側に移動させる。

第１の実施の形態における第１レンズ群Ｇ１から第６レンズ群Ｇ６は、各々、近軸の面形状で各レンズを見た場合、物体側から順に以下のように構成されている。

第１レンズ群Ｇ１は、両凸の正レンズＬ１ａからなる。

第２レンズ群Ｇ２は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ２ａと、両凹の負レンズＬ２ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ２ｃとからなる。負レンズＬ２ｂと正メニスカスレンズＬ２ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ２を構成する。

第３レンズ群Ｇ３は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ３ａと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ３ｂとからなる。負メニスカスレンズＬ３ａと正メニスカスレンズＬ３ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ３を構成する。

第４レンズ群Ｇ４は、両凸の正レンズＬ４ａと、両凹の負レンズＬ４ｂと、両凸の正レンズＬ４ｃと、両凸の正レンズＬ４ｄと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ４ｅと、両凸の正レンズＬ４ｆとからなる。正レンズＬ４ａは、非球面単レンズである。負レンズＬ４ｂと正レンズＬ４ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ４ａを構成する。負メニスカスレンズＬ４ｅと正レンズＬ４ｆとは接合されて、接合レンズＣＬ４ｂを構成する。開口絞りＳＴが、正レンズＬ４ａと負レンズＬ４ｂとの間に配置されている。

第５レンズ群Ｇ５は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ５ａからなる。負メニスカスレンズＬ５ａは、非球面単レンズである。

第６レンズ群Ｇ６は、両凸の正レンズＬ６ａと、両凹の負レンズＬ６ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ６ｃとからなる。正レンズＬ６ａと負レンズＬ６ｂと正メニスカスレンズＬ６ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ６を構成する。

（第２の実施の形態）
図２に示されるように、第２の実施の形態に係るズームレンズＺＬは、物体側から順に、正パワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負パワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正パワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正パワーを有する第４レンズ群Ｇ４と、負パワーを有する第５レンズ群Ｇ５と、正パワーを有する第６レンズ群Ｇ６とからなる。変倍時に、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３、第４レンズ群Ｇ４、第５レンズ群Ｇ５および第６レンズ群Ｇ６のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化する。例えば、変倍時に、第６レンズ群Ｇ６が固定され、第１～第５レンズ群Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３，Ｇ４，Ｇ５が移動する。変倍時に、開口絞りＳＴは、第４レンズ群Ｇ４と一体で移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、光軸ＡＸに沿って、第５レンズ群Ｇ５を像面ＩＭ側に移動させる。

第２の実施の形態における第１レンズ群Ｇ１から第６レンズ群Ｇ６は、各々、近軸の面形状で各レンズを見た場合、物体側から順に以下のように構成されている。

第１レンズ群Ｇ１は、両凸の正レンズＬ１ａからなる。

第２レンズ群Ｇ２は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ２ａと、両凹の負レンズＬ２ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ２ｃとからなる。負レンズＬ２ｂと正メニスカスレンズＬ２ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ２を構成する。

第３レンズ群Ｇ３は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ３ａと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ３ｂとからなる。負メニスカスレンズＬ３ａと正メニスカスレンズＬ３ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ３を構成する。

第４レンズ群Ｇ４は、両凸の正レンズＬ４ａと、両凹の負レンズＬ４ｂと、両凸の正レンズＬ４ｃと、両凸の正レンズＬ４ｄと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ４ｅと、両凸の正レンズＬ４ｆとからなる。正レンズＬ４ａは、非球面単レンズである。負レンズＬ４ｂと正レンズＬ４ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ４ａを構成する。負メニスカスレンズＬ４ｅと正レンズＬ４ｆとは接合されて、接合レンズＣＬ４ｂを構成する。開口絞りＳＴが、正レンズＬ４ａと負レンズＬ４ｂとの間に配置されている。

第５レンズ群Ｇ５は、像面ＩＭ側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ５ａと、両凹の負レンズＬ５ｂとからなる。正メニスカスレンズＬ５ａと負レンズＬ５ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ５を構成する。

第６レンズ群Ｇ６は、両凸の正レンズＬ６ａと、像面ＩＭ側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ６ｂとからなる。負メニスカスレンズＬ６ｂは、非球面単レンズである。

（第３の実施の形態）
図３に示されるように、第３の実施の形態に係るズームレンズＺＬは、物体側から順に、正パワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負パワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正パワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正パワーを有する第４レンズ群Ｇ４と、負パワーを有する第５レンズ群Ｇ５と、正パワーを有する第６レンズ群Ｇ６とからなる。変倍時に、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３、第４レンズ群Ｇ４、第５レンズ群Ｇ５および第６レンズ群Ｇ６のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化する。例えば、変倍時に、第６レンズ群Ｇ６が固定され、第１～第５レンズ群Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３，Ｇ４，Ｇ５が移動する。変倍時に、開口絞りＳＴは、第４レンズ群Ｇ４と一体で移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、光軸ＡＸに沿って、第５レンズ群Ｇ５を像面ＩＭ側に移動させる。

第３の実施の形態における第１レンズ群Ｇ１から第６レンズ群Ｇ６は、各々、近軸の面形状で各レンズを見た場合、物体側から順に以下のように構成されている。

第１レンズ群Ｇ１は、両凸の正レンズＬ１ａからなる。

第２レンズ群Ｇ２は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ２ａと、両凹の負レンズＬ２ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ２ｃとからなる。負レンズＬ２ｂと正メニスカスレンズＬ２ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ２を構成する。

第３レンズ群Ｇ３は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ３ａと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ３ｂとからなる。負メニスカスレンズＬ３ａと正メニスカスレンズＬ３ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ３を構成する。

第４レンズ群Ｇ４は、両凸の正レンズＬ４ａと、両凹の負レンズＬ４ｂと、両凸の正レンズＬ４ｃと、両凸の正レンズＬ４ｄと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ４ｅと、両凸の正レンズＬ４ｆとからなる。正レンズＬ４ａは、非球面単レンズである。負レンズＬ４ｂと正レンズＬ４ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ４ａを構成する。負メニスカスレンズＬ４ｅと正レンズＬ４ｆとは接合されて、接合レンズＣＬ４ｂを構成する。開口絞りＳＴが、正レンズＬ４ａと負レンズＬ４ｂとの間に配置されている。

第５レンズ群Ｇ５は、両凸の正レンズＬ５ａと、両凹の負レンズＬ５ｂとからなる。正レンズＬ５ａと負レンズＬ５ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ５を構成する。

第６レンズ群Ｇ６は、両凸の正レンズＬ６ａと、両凹の負レンズＬ６ｂとからなる。

（第４の実施の形態）
図４に示されるように、第４の実施の形態に係るズームレンズＺＬは、物体側から順に、正パワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負パワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正パワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正パワーを有する第４レンズ群Ｇ４と、負パワーを有する第５レンズ群Ｇ５と、正パワーを有する第６レンズ群Ｇ６とからなる。変倍時に、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３、第４レンズ群Ｇ４、第５レンズ群Ｇ５および第６レンズ群Ｇ６のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化する。例えば、変倍時に、第６レンズ群Ｇ６が固定され、第１～第５レンズ群Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３，Ｇ４，Ｇ５が移動する。変倍時に、開口絞りＳＴは、第４レンズ群Ｇ４と一体で移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、光軸ＡＸに沿って、第５レンズ群Ｇ５を像面ＩＭ側に移動させる。

第４の実施の形態における第１レンズ群Ｇ１から第６レンズ群Ｇ６は、各々、近軸の面形状で各レンズを見た場合、物体側から順に以下のように構成されている。

第１レンズ群Ｇ１は、両凸の正レンズＬ１ａからなる。

第２レンズ群Ｇ２は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ２ａと、両凹の負レンズＬ２ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ２ｃとからなる。負レンズＬ２ｂと正メニスカスレンズＬ２ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ２を構成する。

第３レンズ群Ｇ３は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ３ａと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ３ｂとからなる。負メニスカスレンズＬ３ａと正メニスカスレンズＬ３ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ３を構成する。

第４レンズ群Ｇ４は、両凸の正レンズＬ４ａと、両凹の負レンズＬ４ｂと、両凸の正レンズＬ４ｃと、両凸の正レンズＬ４ｄと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ４ｅと、両凸の正レンズＬ４ｆとからなる。正レンズＬ４ａは、非球面単レンズである。負レンズＬ４ｂと正レンズＬ４ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ４ａを構成する。負メニスカスレンズＬ４ｅと正レンズＬ４ｆとは接合されて、接合レンズＣＬ４ｂを構成する。開口絞りＳＴが、正レンズＬ４ａと負レンズＬ４ｂとの間に配置されている。

第５レンズ群Ｇ５は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ５ａからなる。負メニスカスレンズＬ５ａは、非球面単レンズである。

第６レンズ群Ｇ６は、両凸の正レンズＬ６ａと、両凹の負レンズＬ６ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ６ｃとからなる。負レンズＬ６ｂと正メニスカスレンズＬ６ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ６を構成する。

（第５の実施の形態）
図５に示されるように、第５の実施の形態に係るズームレンズＺＬは、物体側から順に、正パワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負パワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正パワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正パワーを有する第４レンズ群Ｇ４と、負パワーを有する第５レンズ群Ｇ５と、正パワーを有する第６レンズ群Ｇ６とからなる。変倍時に、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３、第４レンズ群Ｇ４、第５レンズ群Ｇ５および第６レンズ群Ｇ６のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化する。例えば、変倍時に、第６レンズ群Ｇ６が固定され、第１～第５レンズ群Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３，Ｇ４，Ｇ５が移動する。変倍時に、開口絞りＳＴは、第４レンズ群Ｇ４と一体で移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、光軸ＡＸに沿って、第５レンズ群Ｇ５を像面ＩＭ側に移動させる。

第５の実施の形態における第１レンズ群Ｇ１から第６レンズ群Ｇ６は、各々、近軸の面形状で各レンズを見た場合、物体側から順に以下のように構成されている。

第１レンズ群Ｇ１は、両凸の正レンズＬ１ａからなる。

第２レンズ群Ｇ２は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ２ａと、両凹の負レンズＬ２ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ２ｃとからなる。負レンズＬ２ｂと正メニスカスレンズＬ２ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ２を構成する。

第３レンズ群Ｇ３は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ３ａと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ３ｂとからなる。負メニスカスレンズＬ３ａと正メニスカスレンズＬ３ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ３を構成する。

第４レンズ群Ｇ４は、両凸の正レンズＬ４ａと、両凹の負レンズＬ４ｂと、両凸の正レンズＬ４ｃと、両凸の正レンズＬ４ｄと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ４ｅと、両凸の正レンズＬ４ｆとからなる。正レンズＬ４ａは、非球面単レンズである。負レンズＬ４ｂと正レンズＬ４ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ４ａを構成する。負メニスカスレンズＬ４ｅと正レンズＬ４ｆとは接合されて、接合レンズＣＬ４ｂを構成する。開口絞りＳＴが、正レンズＬ４ａと負レンズＬ４ｂとの間に配置されている。

第５レンズ群Ｇ５は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ５ａからなる。負メニスカスレンズＬ５ａは、非球面単レンズである。

第６レンズ群Ｇ６は、両凸の正レンズＬ６ａと、両凹の負レンズＬ６ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ６ｃとからなる。負レンズＬ６ｂと正メニスカスレンズＬ６ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ６を構成する。

（第６の実施の形態）
図６に示されるように、第６の実施の形態に係るズームレンズＺＬは、物体側から順に、正パワーを有する第１レンズ群Ｇ１と、負パワーを有する第２レンズ群Ｇ２と、正パワーを有する第３レンズ群Ｇ３と、正パワーを有する第４レンズ群Ｇ４と、負パワーを有する第５レンズ群Ｇ５と、正パワーを有する第６レンズ群Ｇ６とからなる。変倍時に、第１レンズ群Ｇ１、第２レンズ群Ｇ２、第３レンズ群Ｇ３、第４レンズ群Ｇ４、第５レンズ群Ｇ５および第６レンズ群Ｇ６のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化する。例えば、変倍時に、第６レンズ群Ｇ６が固定され、第１～第５レンズ群Ｇ１，Ｇ２，Ｇ３，Ｇ４，Ｇ５が移動する。変倍時に、開口絞りＳＴは、第４レンズ群Ｇ４と一体で移動する。遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、光軸ＡＸに沿って、第５レンズ群Ｇ５を像面ＩＭ側に移動させる。

第６の実施の形態における第１レンズ群Ｇ１から第６レンズ群Ｇ６は、各々、近軸の面形状で各レンズを見た場合、物体側から順に以下のように構成されている。

第１レンズ群Ｇ１は、両凸の正レンズＬ１ａからなる。

第２レンズ群Ｇ２は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ２ａと、両凹の負レンズＬ２ｂと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズＬ２ｃとからなる。負レンズＬ２ｂと正メニスカスレンズＬ２ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ２を構成する。

第３レンズ群Ｇ３は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ３ａと、両凸の正レンズＬ３ｂとからなる。負メニスカスレンズＬ３ａと正レンズＬ３ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ３を構成する。

第４レンズ群Ｇ４は、両凸の正レンズＬ４ａと、両凹の負レンズＬ４ｂと、両凸の正レンズＬ４ｃと、両凸の正レンズＬ４ｄと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズＬ４ｅと、両凸の正レンズＬ４ｆとからなる。正レンズＬ４ａは、非球面単レンズである。負レンズＬ４ｂと正レンズＬ４ｃとは接合されて、接合レンズＣＬ４ａを構成する。負メニスカスレンズＬ４ｅと正レンズＬ４ｆとは接合されて、接合レンズＣＬ４ｂを構成する。開口絞りＳＴが、正レンズＬ４ａと負レンズＬ４ｂとの間に配置されている。

第５レンズ群Ｇ５は、両凸の正レンズＬ５ａと、両凹の負レンズＬ５ｂとからなる。正レンズＬ５ａと負レンズＬ５ｂとは接合されて、接合レンズＣＬ５を構成する。

第６レンズ群Ｇ６は、両凸の正レンズＬ６ａと、両凹の負レンズＬ６ｂとからなる。

以下、実施の形態に係るズームレンズの構成等を、実施例のコンストラクションデータ等を挙げて更に具体的に説明する。ここで挙げる実施例１～６は、前述した第１～第６の実施の形態にそれぞれ対応する数値実施例であり、第１～第６の実施の形態のレンズ構成図（図１～図６）は、対応する実施例１～６の光学構成（レンズ配置，レンズ形状等）をそれぞれ示している。

各実施例のコンストラクションデータでは、面データとして、左側の欄から順に、面番号（ｏｂｊｅｃｔ：物面，ｓｔｏｐ：開口絞りＳＴ，ｉｍａｇｅ：像面ＩＭ），曲率半径ｒ（ｍｍ），軸上面間隔ｄ（ｍｍ），ｄ線（波長５８７．５６ｎｍ）に関する屈折率ｎｄ，ｄ線に関するアッベ数νｄを示す。面番号ｉに＊が付された面は非球面であり、その面形状は面頂点を原点とするローカルな直交座標系（ｘ，ｙ，ｚ）を用いた以下の式（ＡＳ）で定義される。非球面データとして、非球面係数等を示す。なお、各実施例の非球面データにおいて表記の無い項の係数は０であり、すべてのデータに関してｅ－ｎ＝×１０^-nである。
ｚ＝（ｃ・ｈ²）／［１＋√｛１－（１＋Ｋ）・ｃ²・ｈ²｝］＋Σ（Ａｊ・ｈj） …（ＡＳ）
ただし、
ｈ：ｚ軸（光軸ＡＸ）に対して垂直な方向の高さ（ｈ²＝ｘ²＋ｙ²）、
ｚ：高さｈの位置での光軸ＡＸ方向のサグ量（面頂点基準）、
ｃ：面頂点での曲率（曲率半径ｒの逆数）、
Ｋ：円錐定数、
Ａｊ：ｊ次の非球面係数、
である。

各種データとして、ズーム比および、広角端（Wide）、中間焦点距離状態（Middle）、および望遠端（Tele）の各焦点距離状態における、全系の焦点距離（Ｆｌ，ｍｍ），Ｆ値（Ｆｎｏ．），半画角（ω，°），像高（ｙ’ｍａｘ，ｍｍ），レンズ全長（ＴＬ，ｍｍ），バックフォーカス（ＢＦ，ｍｍ），および可変軸上面間隔（ｖａｒｉａｂｌｅ：ｄｉ（ｉ：面番号），ｍｍ）を示す。また、レンズ群データとして、各レンズ群の焦点距離（ｍｍ）を示す。ただし、バックフォーカスＢＦは、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算長により表記している。レンズ全長ＴＬは、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスＢＦを加えたものである。

図７Ａから図１２Ｃの球面収差図は、ｄ線（波長５８７．５６ｎｍ）に対する球面収差量（実線で示す）、Ｃ線（波長６５６．２８ｎｍ）に対する球面収差量（一点鎖線で示す）、ｇ線（波長４３５．８４ｎｍ）に対する球面収差量（破線で示す）を、それぞれ近軸像面からの光軸ＡＸ方向の焦点位置のズレ量（単位：ｍｍ）で表している。縦軸は瞳への入射高さをその最大高さで規格化した値（すなわち相対瞳高さ）を表している。

図７Ａから図１２Ｃの非点収差図において、破線Ｔは、ｄ線に対するタンジェンシャル像面を、近軸像面からの光軸ＡＸ方向の焦点位置のズレ量（単位：ｍｍ）で表しており、実線Ｓは、ｄ線に対するサジタル像面を、近軸像面からの光軸ＡＸ方向の焦点位置のズレ量（単位：ｍｍ）で表している。縦軸は像高（ＩＭＧ ＨＴ，単位：ｍｍ）を表している。

図７Ａから図１２Ｃの歪曲収差図において、横軸はｄ線に対する歪曲を理想の像高に対する実際の像高の割合（単位：％）を表しており、縦軸は像高（ＩＭＧ ＨＴ，単位：ｍｍ）を表している。なお、像高ＩＭＧ ＨＴの最大値（すなわち、最大像高ｙ’ｍａｘ）は、撮像素子ＳＲの受光面ＳＳの対角長の半分（すなわち、対角像高）に相当する。

数値実施例１
単位：mm
面データ
面番号 r d nd vd
object infinity infinity
1 115.171 8.748 1.62041 60.34
2 -956.660 variable
3 882.848 2.232 1.66672 48.32
4 33.137 8.621
5 -141.452 1.983 1.69895 30.05
6 36.415 6.011 2.00100 29.13
7 136.441 variable
8 191.669 1.851 1.48749 70.44
9 46.727 4.834 1.84666 23.78
10 222.331 variable
11* 104.983 4.457 1.58313 59.46
12* -206.547 3.513
13 (stop) infinity 6.172
14 -56.422 1.969 1.69895 30.05
15 149.044 8.299 1.49700 81.61
16 -59.584 0.197
17 134.537 9.381 1.59282 68.62
18 -57.519 0.197
19 53.262 2.101 1.80100 34.97
20 25.671 12.729 1.59282 68.62
21 -165.367 variable
22* 137.459 1.707 1.69350 53.20
23* 24.234 variable
24 58.504 7.700 2.00100 29.13
25 -44.490 1.602 1.69895 30.05
26 25.485 5.719 1.76200 40.10
27 72.462 23.376
image infinity
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
11 0 -2.0939e-006 -4.0798e-009 -1.5073e-011 -6.8663e-015
12 0 2.9141e-006 -2.8724e-009 -1.6453e-011 0
22 0 -4.4947e-006 1.5426e-008 -5.9265e-011 9.9749e-014
23 0 -6.5436e-006 1.2698e-008 -9.7184e-011 1.4562e-013
各種データ
ズーム比 1.91
Wide Middle Tele
Fl 33.612 45.956 64.079
Fno. 2.000 2.000 2.000
ω 22.902 17.171 12.495
y’max 14.200 14.200 14.200
TL 189.833 189.833 189.833
BF 23.376 23.376 23.376
d2 1.818 20.293 34.481
d7 17.900 9.949 3.572
d10 29.229 15.892 1.895
d21 3.282 4.812 6.166
d23 14.205 15.487 20.318
レンズ群データ
群（面） 焦点距離
1 ( 1- 2) 166.209
2 ( 3- 7) -41.162
3 ( 8- 10) 153.579
4 ( 11- 21) 39.054
5 ( 22- 23) -42.686
6 ( 24- 27) 58.840

数値実施例２
単位：mm
面データ
面番号 r d nd vd
object infinity infinity
1 123.032 9.372 1.62041 60.34
2 -922.008 variable
3 1397.732 2.363 1.59282 68.62
4 32.317 11.218
5 -158.086 1.983 1.69895 30.05
6 34.441 6.410 2.00100 29.13
7 131.774 variable
8 391.870 1.851 1.48749 70.44
9 50.530 4.912 1.84666 23.78
10 297.321 variable
11* 174.448 4.615 1.58313 59.46
12* -96.145 3.414
13 (stop) infinity 5.196
14 -81.793 1.838 1.69895 30.05
15 66.471 10.111 1.49700 81.61
16 -52.878 0.197
17 285.688 6.044 1.59282 68.62
18 -77.204 0.197
19 85.075 1.969 1.67270 32.17
20 33.037 12.405 1.59282 68.62
21 -68.424 variable
22 -3258.716 4.067 1.84666 23.78
23 -43.747 1.195 1.71736 29.50
24 24.924 variable
25 60.427 6.929 2.00100 29.13
26 -56.938 2.919
27* -38.507 1.969 1.80610 40.73
28* -656.496 19.858
image infinity
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
11 0 -3.4517e-006 6.1976e-012 -4.1754e-013 -6.9770e-016
12 0 2.9317e-006 1.0498e-009 1.3788e-013 0
27 0 -9.6138e-007 3.6470e-008 -8.3787e-011 6.8409e-014
28 0 -6.8467e-006 3.6554e-008 -8.8098e-011 8.8328e-014
各種データ
ズーム比 1.91
Wide Middle Tele
Fl 33.616 45.952 64.078
Fno. 2.000 2.000 2.000
ω 22.900 17.172 12.495
y’max 14.200 14.200 14.200
TL 189.825 189.825 189.825
BF 19.858 19.858 19.858
d2 1.843 21.484 36.815
d7 25.904 14.335 4.011
d10 22.373 12.132 2.187
d21 3.279 4.613 5.808
d24 15.392 16.227 19.970
レンズ群データ
群（面） 焦点距離
1 ( 1- 2) 175.564
2 ( 3- 7) -45.296
3 ( 8- 10) 179.819
4 ( 11- 21) 37.187
5 ( 22- 24) -38.392
6 ( 25- 28) 60.801

数値実施例３
単位：mm
面データ
面番号 r d nd vd
object infinity infinity
1 101.807 9.145 1.58913 61.25
2 -1261.681 variable
3 955.511 2.101 1.80610 40.73
4 35.732 9.244
5 -286.128 1.851 1.68893 31.16
6 34.704 5.507 2.00100 29.13
7 99.749 variable
8 317.133 1.720 1.48749 70.44
9 47.002 5.021 1.84666 23.78
10 455.880 variable
11* 244.645 4.611 1.58313 59.46
12* -83.754 3.151
13 (stop) infinity 6.952
14 -44.906 1.969 1.64769 33.84
15 124.483 8.780 1.49700 81.61
16 -49.727 0.197
17 256.443 8.112 1.59282 68.62
18 -52.284 0.197
19 88.222 1.969 1.71736 29.50
20 30.942 11.872 1.59282 68.62
21 -107.803 variable
22 519.548 2.733 1.84666 23.78
23 -131.294 1.195 1.58144 40.89
24 25.935 variable
25 44.571 6.956 1.80610 40.73
26 -51.731 2.065
27 -48.333 1.444 1.65844 50.85
28 71.489 22.900
image infinity
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
11 0 -3.5961e-006 2.9811e-009 -1.4360e-012 -8.3685e-016
12 0 2.2997e-006 4.6753e-009 0 0
各種データ
ズーム比 1.91
Wide Middle Tele
Fl 33.613 45.949 64.071
Fno. 2.000 2.000 2.000
ω 22.902 17.173 12.496
y’max 14.200 14.200 14.200
TL 189.302 189.302 189.302
BF 22.900 22.900 22.900
d2 1.926 21.352 36.146
d7 16.470 9.584 4.224
d10 30.782 16.672 2.199
d21 3.544 5.306 6.393
d24 16.886 16.694 20.648
レンズ群データ
群（面） 焦点距離
1 ( 1- 2) 160.304
2 ( 3- 7) -38.116
3 ( 8- 10) 135.912
4 ( 11- 21) 40.728
5 ( 22- 24) -53.596
6 ( 25- 28) 76.669

数値実施例４
単位：mm
面データ
面番号 r d nd vd
object infinity infinity
1 107.991 8.619 1.62041 60.34
2 -1158.126 variable
3 889.021 2.101 1.83400 37.16
4 36.824 7.223
5 -131.793 1.851 1.70154 41.24
6 38.515 5.237 2.00100 29.13
7 129.524 variable
8 96.125 1.851 1.48749 70.44
9 43.805 4.794 1.84666 23.78
10 161.329 variable
11* 91.643 4.894 1.58313 59.46
12* -353.919 3.757
13 (stop) infinity 6.423
14 -52.187 1.969 1.72825 28.32
15 119.326 8.840 1.49700 81.61
16 -56.373 0.197
17 136.023 9.582 1.59282 68.62
18 -57.624 0.197
19 47.308 2.101 1.83400 37.16
20 25.599 13.117 1.59282 68.62
21 -275.086 variable
22* 97.414 1.707 1.69350 53.20
23* 24.661 variable
24 68.746 6.339 1.95375 32.32
25 -62.637 1.503
26 -81.643 1.589 1.67270 32.17
27 25.034 5.318 1.91082 35.25
28 55.154 23.665
image infinity
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
11 0 -2.2417e-006 -5.0207e-009 -1.3180e-011 -1.1676e-014
12 0 2.4469e-006 -3.4189e-009 -1.7640e-011 0
22 0 -4.7516e-006 7.5805e-009 -3.3917e-011 5.2583e-014
23 0 -5.9451e-006 5.7516e-010 -4.1954e-011 8.3172e-015
各種データ
ズーム比 1.91
Wide Middle Tele
Fl 33.610 45.951 64.071
Fno. 2.000 2.000 2.000
ω 22.904 17.172 12.496
y’max 14.200 14.200 14.200
TL 189.825 189.825 189.825
BF 23.665 23.665 23.665
d2 4.889 22.111 34.590
d7 17.077 9.097 2.873
d10 26.204 14.470 1.961
d21 3.282 5.852 8.456
d23 15.499 15.422 19.071
レンズ群データ
群（面） 焦点距離
1 ( 1- 2) 159.633
2 ( 3- 7) -35.514
3 ( 8- 10) 122.187
4 ( 11- 21) 40.678
5 ( 22- 23) -48.076
6 ( 24- 28) 62.502

数値実施例５
単位：mm
面データ
面番号 r d nd vd
object infinity infinity
1 95.747 9.093 1.62041 60.34
2 -4231.234 variable
3 389.905 2.101 1.83400 37.16
4 36.958 9.285
5 -137.547 1.851 1.80610 40.73
6 38.210 5.269 2.00100 29.13
7 130.771 variable
8 94.430 1.851 1.48749 70.44
9 44.748 4.691 1.84666 23.78
10 165.891 variable
11* 80.459 4.627 1.58313 59.46
12* -528.861 3.907
13 (stop) infinity 6.373
14 -53.306 1.969 1.72825 28.32
15 164.124 8.447 1.49700 81.61
16 -55.829 0.197
17 179.277 9.341 1.59282 68.62
18 -55.097 0.197
19 48.859 2.101 1.80100 34.97
20 25.861 13.177 1.59282 68.62
21 -242.253 variable
22* 102.358 1.707 1.69350 53.20
23* 24.648 variable
24 52.182 6.491 1.95375 32.32
25 -70.683 1.647
26 -85.480 1.589 1.68893 31.16
27 28.361 4.253 1.91082 35.25
28 49.868 23.499
image infinity
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
11 0 -1.8732e-006 -5.1904e-009 -2.0546e-011 -2.0037e-014
12 0 3.3028e-006 -2.7258e-009 -2.9138e-011 0
22 0 -1.8064e-006 -5.9294e-010 -1.3208e-011 2.6206e-014
23 0 -2.7807e-006 -6.4726e-009 -1.8245e-011 -2.7772e-014
各種データ
ズーム比 2.07
Wide Middle Tele
Fl 30.984 44.639 64.072
Fno. 2.000 2.000 2.000
ω 24.622 17.646 12.496
y’max 14.200 14.200 14.200
TL 189.824 189.824 189.824
BF 23.499 23.499 23.499
d2 4.121 22.578 34.261
d7 15.948 8.302 2.838
d10 29.619 15.507 1.742
d21 3.282 6.117 8.993
d23 13.191 13.657 18.326
レンズ群データ
群（面） 焦点距離
1 ( 1- 2) 151.035
2 ( 3- 7) -32.410
3 ( 8- 10) 121.406
4 ( 11- 21) 39.939
5 ( 22- 23) -47.240
6 ( 24- 28) 62.525

数値実施例６
単位：mm
面データ
面番号 r d nd vd
object infinity infinity
1 104.086 9.346 1.62041 60.34
2 -1693.448 variable
3 2111.147 2.101 1.74400 44.79
4 35.047 10.022
5 -169.569 1.851 1.68893 31.16
6 35.546 5.457 2.00100 29.13
7 108.511 variable
8 1000.462 1.851 1.48749 70.44
9 53.365 5.146 1.84666 23.78
10 -1791.416 variable
11* 217.282 4.583 1.58313 59.46
12* -89.438 4.054
13 (stop) infinity 5.568
14 -70.150 1.969 1.68893 31.16
15 124.707 7.654 1.49700 81.61
16 -64.074 0.197
17 184.397 7.095 1.59282 68.62
18 -62.571 0.197
19 168.047 1.969 1.68893 31.16
20 32.579 12.419 1.59282 68.62
21 -69.651 variable
22 952.736 3.421 1.84666 23.78
23 -68.791 1.195 1.68893 31.16
24 28.192 variable
25 48.893 6.964 2.00100 29.13
26 -63.709 2.284
27 -54.418 1.576 1.72825 28.32
28 83.512 22.823
image infinity
非球面データ
面番号 K A4 A6 A8 A10
11 0 -3.5975e-006 1.6347e-009 -4.1326e-014 -1.8335e-015
12 0 2.3178e-006 3.2314e-009 0 0
各種データ
ズーム比 1.91
Wide Middle Tele
Fl 33.614 45.952 64.073
Fno. 2.000 2.000 2.000
ω 22.901 17.172 12.496
y’max 14.200 14.200 14.200
TL 189.827 189.827 189.827
BF 22.823 22.823 22.823
d2 2.112 21.525 36.529
d7 17.522 10.320 4.401
d10 29.200 15.578 1.745
d21 3.543 5.381 6.828
d24 17.708 17.280 20.582
レンズ群データ
群（面） 焦点距離
1 ( 1- 2) 158.370
2 ( 3- 7) -37.448
3 ( 8- 10) 130.267
4 ( 11- 21) 41.470
5 ( 22- 24) -47.250
6 ( 25- 28) 60.618

表１に各実施例の数値を示す。表２に、各実施例の条件式対応値を示す。

図１３は、本実施の形態に係るズームレンズＺＬを備えた撮像光学装置ＬＵおよびデジタル機器ＤＵの概略構成図である。図１３に示すように、デジタル機器ＤＵは、撮像光学装置ＬＵを備える。撮像光学装置ＬＵは、物体（すなわち被写体）側から順に、物体の光学像（像面ＩＭ）を形成するズームレンズＺＬ（ＡＸは光軸を示す）と、ズームレンズＺＬにより受光面（撮像面）ＳＳ上に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子ＳＲとを備えている。必要に応じて、平行平面板（例えば、撮像素子ＳＲのカバーガラス；必要に応じて配置される光学的ローパスフィルター、赤外カットフィルター等の光学フィルター等に相当する。）が、撮像光学装置ＬＵに配置されてもよい。

撮像素子ＳＲとしては、例えば、複数の画素を有するＣＣＤ（Charge Coupled Device）型イメージセンサ、ＣＭＯＳ（Complementary Metal-Oxide Semiconductor）型イメージセンサ等の固体撮像素子が用いられる。ズームレンズＺＬは、撮像素子ＳＲの光電変換部である受光面ＳＳ上に被写体の光学像が形成されるように設けられている。ズームレンズＺＬによって形成された光学像は、撮像素子ＳＲによって電気的な信号に変換される。

デジタル機器ＤＵは、撮像光学装置ＬＵに加えて、信号処理部１と、制御部２と、メモリー３と、操作部４と、表示部５とを備えている。信号処理部１は、撮像素子ＳＲで生成された信号に所定のデジタル画像処理あるいは画像圧縮処理等の処理を必要に応じて施してデジタル映像信号を生成する。デジタル映像信号は、メモリー３（半導体メモリー、光ディスク等）に記録される。デジタル映像信号は、他の機器に伝送されてもよい。

制御部２はマイクロコンピューターからなっており、撮影機能（静止画撮影機能、動画撮影機能等）、画像再生機能等の機能の制御；ズーミング、フォーカシング、手振れ補正等のためのレンズ移動機構の制御等を集中的に行う。例えば、被写体の静止画撮影、動画撮影のうちの少なくとも一方を行うように、制御部２により撮像光学装置ＬＵに対する制御が行われる。

表示部５は液晶モニター等のディスプレイを含む部分であり、撮像素子ＳＲによって変換された画像信号あるいはメモリー３に記録されている画像情報を用いて画像表示を行う。操作部４は、操作ボタン（例えばレリーズボタン）、操作ダイヤル（例えば撮影モードダイヤル）等の操作部材を含む部分であり、操作者が操作入力した情報を制御部２に伝達する。

実施の形態および実施例について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

１ 信号処理部、２ 制御部、３ メモリー、４ 操作部、５ 表示部、ＡＸ 光軸、ＣＬ２，ＣＬ３，ＣＬ４ａ，ＣＬ４ｂ，ＣＬ５，ＣＬ６ 接合レンズ、ＤＵ デジタル機器、Ｇ１ 第１レンズ群、Ｇ２ 第２レンズ群、Ｇ３ 第３レンズ群、Ｇ４ 第４レンズ群、Ｇ５ 第５レンズ群、Ｇ６ 第６レンズ群、ＩＭ 像面、Ｌ１ａ，Ｌ２ａ，Ｌ２ｂ，Ｌ２ｃ，Ｌ３ａ，Ｌ３ｂ，Ｌ４ａ，Ｌ４ｂ，Ｌ４ｃ，Ｌ４ｄ，Ｌ４ｅ，Ｌ４ｆ，Ｌ５ａ，Ｌ５ｂ，Ｌ６ａ，Ｌ６ｂ，Ｌ６ｃ レンズ、ＬＵ 撮像光学装置、ＳＲ 撮像素子、ＳＳ 受光面、ＳＴ 開口絞り、ＺＬ ズームレンズ。

Claims (8)

1. 物体側から像面側へ順に、
   正パワーを有する第１レンズ群と、
   負パワーを有する第２レンズ群と、
   正パワーを有する第３レンズ群と、
   正パワーを有する第４レンズ群と、
   負パワーを有する第５レンズ群と、
   正パワーを有する第６レンズ群とからなり、
   変倍時に、前記第１レンズ群、前記第２レンズ群、前記第３レンズ群、前記第４レンズ群、前記第５レンズ群および前記第６レンズ群のうちの隣り合う２つのレンズ群の間隔が変化し、
   前記第４レンズ群は、以下の条件式（１）を満足する少なくとも一つの正レンズを有し、
   さらに以下の条件式（２）及び（３）を満足する、ズームレンズ；
   νｄｐ≧６５ …（１）
   １．１９≦ｆ３／ｆｔ≦４．１５ …（２）
   ０．５１≦ｆ４／ｆｔ≦１．５０ …（３）
   ただし、
   νｄｐ：前記第４レンズ群の前記少なくとも一つの正レンズのｄ線に対するアッベ数、
   ｆｔ：望遠端における全系の焦点距離、
   ｆ３：前記第３レンズ群の焦点距離、
   ｆ４：前記第４レンズ群の焦点距離、
   である。
2. 前記第２レンズ群は、以下の条件式（４）を満足する少なくとも一つの接合レンズを有する、請求項１に記載のズームレンズ；
   ｎｄ２ｐ－ｎｄ２ｎ≧０．１ …（４）
   ただし、
   ｎｄ２ｐ：前記第２レンズ群内の前記少なくとも一つの接合レンズを構成する正レンズのｄ線に対する屈折率、
   ｎｄ２ｎ：前記第２レンズ群内の前記少なくとも一つの接合レンズを構成する負レンズのｄ線に対する屈折率、
   である。
3. 以下の条件式（５）を満足する、請求項１または請求項２に記載のズームレンズ；
   ０．１≦ｆ４／ｆ１≦０．４ …（５）
   ただし、
   ｆ１：前記第１レンズ群の焦点距離、
   である。
4. 遠距離物体から近距離物体へのフォーカシングの際に、前記第５レンズ群が光軸上を移動し、
   以下の条件式（６）を満足する、請求項１から請求項３のいずれか一項に記載のズームレンズ；
   －３．５≦ｆ５／ｆ６≦－０．５ …（６）
   ただし、
   ｆ５：前記第５レンズ群の焦点距離、
   ｆ６：前記第６レンズ群の焦点距離、
   である。
5. 以下の条件式（７）を満足する、請求項１から請求項４のいずれか一項に記載のズームレンズ；
   １．５≦ｆ１／ｆｔ≦１０ …（７）
   ただし、
   ｆ１：前記第１レンズ群の焦点距離、
   である。
6. 前記第１レンズ群は、一枚の正レンズから構成される、請求項１から請求項５のいずれか一項に記載のズームレンズ。
7. 請求項１から請求項６のいずれか一項に記載の前記ズームレンズと、
   受光面上に形成された光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、
   前記撮像素子の前記受光面上に被写体の光学像が形成されるように、前記ズームレンズが設けられている、撮像光学装置。
8. 請求項７に記載の前記撮像光学装置を備え、
   前記被写体の静止画撮影または前記被写体の動画撮影のうちの少なくとも一方の機能を有する、デジタル機器。

Images