JP2022173098A - 薬剤処理用定量噴射エアゾール - Google Patents

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悠耶 原田
Yuya Harada
裕之 小野寺
Hiroyuki Onodera
洋子 小林
Yoko Kobayashi
由美 川尻
Yumi Kawajiri
幸治 中山
Koji Nakayama
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Abstract

【課題】天井に十分量の薬剤を均一に付着させることができ、しかも噴射不良の発生を抑制することができる薬剤処理用定量噴射エアゾールを提供する。【解決手段】エアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブ12が設けられた耐圧容器10と、噴射口21が設けられたアクチュエータ20と、ディップチューブ30とを備えた薬剤処理用定量噴射エアゾール100であって、エアゾール原液は、薬剤として、カビ防除成分、細菌防除成分、ウイルス防除成分、及び芳香消臭成分からなる群から選択される少なくとも一種を含み、ディップチューブ30の先端30aは、耐圧容器10の最下部から6mm以下の高さに位置し、耐圧容器10を水平面Hに載置したとき、噴射口21の噴射軸Oは、水平面Hに対して10~60度の仰角(D)をなす。【選択図】図1

Description

本発明は、エアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブが設けられた耐圧容器と、定量噴射バルブに接続される噴射口が設けられたアクチュエータと、エアゾール原液及び噴射剤を定量噴射バルブに供給するディップチューブとを備えた薬剤処理用定量噴射エアゾールに関する。
例えば、部屋の天井など、日常の掃除が十分に行き届き難い場所に、カビ、細菌、ウイルス等の有害物が付着すると、そのまま繁殖又は増殖する傾向がある。また、部屋の天井に悪臭物質が付着した場合も、日常の掃除で除去することは難しい。
部屋の天井や壁面に付着したカビや細菌等の有害物を除去するための製品として、燻煙剤や、全量噴射型エアゾール(エアゾール製剤)が知られている。例えば、特許文献1の燻煙剤は、薬剤組成物を充填した燻煙剤部を加熱することにより、発生したガス又は煙粒子(有効成分)を部屋全体に充満させ、カビや細菌等の有害物の防除を行うものである。特許文献2の全量噴射型エアゾールは、薬剤及び溶剤を含むエアゾール原液と噴射剤とを、一度のバルブ操作で内容物のほぼ全量を外部に噴射させる耐圧容器に封入したものである。
特開2010-280577号公報 特開2014-227369号公報
特許文献1の燻煙剤や、特許文献2の全量噴射型エアゾールは、閉め切った状態で部屋全体に対して処理を行うものである。このため、使用にあたっては、薬剤が付着することが好ましくない物品(家具、電化製品、観葉植物等)をシートで覆って養生したり、部屋外に搬送したりする等の作業が必要となり、使い勝手が良いものとは言えなかった。
また、部屋全体ではなく、例えば、天井に対してのみ処理を行いたい場合もあるが、特許文献1の燻煙剤では、有効成分が部屋全体に充満するため、そのような局所的な処理を行うことはできない。特許文献2の全量噴射型エアゾールについても、基本的には部屋内に据え置きで使用することが想定されているため、処理対象に向けて噴射するという局所的な処理には適さない。
エアゾール製剤を用いて局所的な処理(例えば、天井への防カビ処理)を行う場合、全量噴射型エアゾールよりもむしろ、殺虫用エアゾールなどに使用されている定量噴射型エアゾールの方が適している。しかしながら、定量噴射型エアゾールを天井(上方)に向けて(特に、斜め上方30~60度に向けて)噴射しようとすると、エアゾール容器を傾ける必要があることから、所定量のエアゾール原液が噴射されないといった噴射不良が起こり易くなる。これは、従来の定量噴射型エアゾールは、例えば、殺虫用エアゾールにおいては、空間を飛翔する害虫や、壁面や床面に止まった害虫を防除するように噴射機構が設計されており、天井に向けての噴射は想定されていなかったためである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等を目的として、薬剤処理用定量噴射エアゾールを用いた噴霧処理において、天井に十分量の薬剤を均一に付着させることができ、しかも噴射不良の発生を抑制することができる薬剤処理用定量噴射エアゾールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールの特徴構成は、
エアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブが設けられた耐圧容器と、前記定量噴射バルブに接続される噴射口が設けられたアクチュエータと、前記エアゾール原液及び前記噴射剤を前記定量噴射バルブに供給するディップチューブとを備えた薬剤処理用定量噴射エアゾールであって、
前記エアゾール原液は、薬剤として、カビ防除成分、細菌防除成分、ウイルス防除成分、及び芳香消臭成分からなる群から選択される少なくとも一種を含み、
前記ディップチューブの先端は、前記耐圧容器の最下部から6mm以下の高さに位置し、
前記耐圧容器を水平面に載置したとき、前記噴射口の噴射軸は、前記水平面に対して10~60度の仰角をなすことにある。
本発明者らは、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等を目的とした薬剤処理用定量噴射エアゾールの噴射方向について種々検討を行ったところ、薬剤を水平面に対して、特に斜め上方30~60度付近に向けて噴霧した場合、天井に十分量の薬剤を均一に付着させることができ、効率的に処理することができるという知見を得た。
本構成の薬剤処理用定量噴射エアゾールによれば、上記の知見に基づき、当該薬剤処理用定量噴射エアゾールのディップチューブの先端を耐圧容器の最下部から6mm以下の高さに位置させ、耐圧容器を水平面に載置したとき、噴射口の噴射軸が水平面に対して10~60度の仰角をなすことにより、水平面に対して噴射口の噴射軸が30~60度となすようにエアゾール原液(薬剤)が噴射され、この際、噴射不良の発生も抑制することができる。この場合、耐圧容器を水平面に対して若干斜めに傾けて噴射したときでも、ディップチューブの先端が耐圧容器の最下部から6mm以下の高さに位置することで、エアゾール原液及び噴射剤は定量噴射バルブに確実に供給されるため、噴射状態を良好に維持することができる。
本発明に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールにおいて、
前記ディップチューブの先端は、前記耐圧容器の最下部から3mm以下の高さに位置することが好ましい。
本構成の薬剤処理用定量噴射エアゾールによれば、ディップチューブの先端が耐圧容器の最下部から3mm以下の高さに位置することにより、耐圧容器を水平面に対して若干斜めに傾けて噴射したときでも、エアゾール原液及び噴射剤は定量噴射バルブに確実に供給され、噴射不良の発生をより抑制することができる。
本発明に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールにおいて、
前記エアゾール原液(a)と、噴射剤(b)との容量比率(a/b)は、1/99~70/30であることが好ましい。
本構成の薬剤処理用定量噴射エアゾールによれば、エアゾール原液(a)と、噴射剤(b)との容量比率(a/b)は、1/99~70/30であることにより、噴射されたエアゾール原液は、天井全体に十分量の薬剤が均一に付着し、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等の優れた効果を奏することができる。
本発明に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールにおいて、
噴射距離5cmにおける噴射力を5~50gfに設定してあることが好ましい。
本構成の薬剤処理用定量噴射エアゾールによれば、噴射距離5cmにおける噴射力を5~50gfに設定してあることにより、噴射されたエアゾール原液は、天井全体に十分量の薬剤が均一に付着し、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等の優れた効果を奏することができる。
本発明に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールにおいて、
前記ディップチューブは、前記耐圧容器の内部において湾曲可能に構成されていることが好ましい。
本構成の薬剤処理用定量噴射エアゾールによれば、ディップチューブは、耐圧容器の内部において湾曲可能に構成されているので、ディップチューブを適宜湾曲させることにより、その先端を耐圧容器内の適切な位置に容易に配することができる。
本発明に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールにおいて、
容積が2.0~18.8mである室内の天井を処理対象とすることが好ましい。
本構成の薬剤処理用定量噴射エアゾールによれば、容積が2.0~18.8mである室内の天井を処理対象とするため、特に、トイレや浴室等の狭小な空間に対して、薬剤の噴射量を少なく抑えながら、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等の優れた薬剤処理効果を得ることができる。
本発明に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールにおいて、
正常に定量噴射が可能な噴射回数(理論値)に対する正常に噴射できなくなるまでの噴射回数(実測値)の割合である噴射持続率が、70%以上となるように設定されていることが好ましい。
本構成の薬剤処理用定量噴射エアゾールによれば、製品設計どおりの使用回数を確保できるため、消費者にとって使い勝手の良い製品となる。
本発明に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールにおいて、
前記アクチュエータの1回の操作により実際に噴射される容量が、前記定量噴射バルブの噴射容量の85%以上となるように設定されていることが好ましい。
本構成の薬剤処理用定量噴射エアゾールによれば、十分な量のエアゾール原液が空間に噴霧されるため、エアゾール原液に含まれる薬剤(有効成分)の効果を確実に発揮させることができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールの断面図である。 図2は、図1に示した薬剤処理用定量噴射エアゾールにおける(a)噴射口(噴射軸)の仰角、及び(b)噴射方向を示す説明図である。 図3は、薬剤処理用定量噴射エアゾールのディップチューブの先端の拡大断面図である。 図4は、本発明の第二実施形態に係る薬剤処理用定量噴射エアゾールの断面図である。 図5は、図4に示した薬剤処理用定量噴射エアゾールにおける(a)噴射口(噴射軸)の仰角、及び(b)噴射方向を示す説明図である。
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾールについて、図を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態に記載される構成や実施例に限定することを意図するものではない。また、各図に示した構成は、各部材間のサイズ関係を必ずしも正確に反映したものではなく、説明容易化のため適宜誇張してある。
<第一実施形態>
図1は、本発明の第一実施形態に係る薬剤処理用定量噴射エアゾール100の断面図である。薬剤処理用定量噴射エアゾール100は、エアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブ12が設けられた耐圧容器10と、定量噴射バルブ12に接続される噴射口21が設けられたアクチュエータ20と、エアゾール原液及び噴射剤を定量噴射バルブ12に供給するディップチューブ30とを備える。
〔耐圧容器〕
耐圧容器10は、エアゾール原液及び噴射剤が貯留される貯留部11と、貯留部11の口部に組み付けられた定量噴射バルブ12とを備える。貯留部11は、有底円筒形状又は有底略円筒形状をなし、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂又はアルミニウムやブリキ等の金属により形成されている。貯留部11は透明、半透明、非透明の何れでも構わない。貯留部11の外側面には、ディップチューブ30が湾曲して先端30aが向かう方向の逆側が正面であることを、使用者に認識させるための表示が設けられていることが好ましい。例えば、貯留部11の外側面のPの位置に、正面方向Fを示す表示が印刷されていること等により、ディップチューブ30が湾曲して先端30aが向かう方向の逆側が正面であることを使用者に認識させることができる。正面方向Fを示す表示は、例えば、文字や図柄とすることができるが、噴射口21を正面方向Fに向けたときにアクチュエータ20に印刷された模様等と一致するような図柄とすれば、デザイン性を損なうことなく、使用者に正面方向Fを認識させることができる。ここで、正面方向Fとは、使用時に噴射口21を向けることが好ましい方向であり、後述するディップチューブ30の湾曲方向の逆側の方向である。噴射口21を表示Pにより示される正面方向Fに向けることで、薬剤処理用定量噴射エアゾール100の使用後期において封入物が少ない状態においても、耐圧容器10を水平面Hに対して若干斜め上方に傾けると、ディップチューブ30の先端30a近傍にエアゾール原液及び噴射剤が溜まることになる。その結果、薬剤処理用定量噴射エアゾール100を噴射するときに、ディップチューブ30によるエアゾール原液及び噴射剤の吸い上げがよくなり、噴射不良の発生を抑制することができる。ここで、「噴射不良」とは、アクチュエータ20の1回の操作により実際に噴射される容量が、定量噴射バルブ12の噴射容量の85%未満となる状態を意味する。貯留部11が透明又は半透明の樹脂製である場合、貯留部11にはさらに、ボーダー柄等の水平表示が印刷されていることが好ましい。水平表示は、薬剤処理用定量噴射エアゾール100を噴射するときに、噴射不良を引き起こすほど過剰に傾けることを防止するために設けられる。このような水平表示があると、使用者は心理的に貯留部11の内部のエアゾール原液の液面を水平表示に合わせようとするため、適正な姿勢で薬剤処理用定量噴射エアゾール100を使用することができる。
定量噴射バルブ12は、貯留部11の口部に装着され、耐圧容器10の外側でアクチュエータ20に接続し、耐圧容器10の内側でディップチューブ30に接続する。定量噴射バルブ12は、図示しない弁機構を有し、1回当たりの噴射容量が0.08~5.0mL、好ましくは0.1~3.0mL、より好ましくは0.2~1.0mLとなるように設定されている。
〔アクチュエータ〕
アクチュエータ20は、エアゾール原液を噴射するための作動部であり、このアクチュエータ20には、定量噴射バルブ12に接続され、エアゾール原液が耐圧容器10から外部へ噴出する噴射口21が設けられている。本実施形態では、エアゾール原液及び噴射剤が定量噴射バルブ12に正常に供給される限り、アクチュエータ20の1回の操作により実際に噴射される容量は、定量噴射バルブ12の噴射容量の85%以上となるように設定されている。これにより、十分な量のエアゾール原液が空間に噴霧されるため、エアゾール原液に含まれる薬剤(有効成分)の効果を確実に発揮させることができる。さらに、薬剤処理用定量噴射エアゾール100は、正常に定量噴射が可能な噴射回数(理論値)に対する正常に噴射できなくなるまでの噴射回数(実測値)の割合である噴射持続率が、70%以上、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上となるように設定されている。これにより、製品設計どおりの使用回数を確保できるため、消費者にとって使い勝手の良い製品となる。
次に、アクチュエータ20に設けられる噴射口21の角度について説明する。図2は、薬剤処理用定量噴射エアゾール100における(a)噴射口(噴射軸)の仰角、及び(b)噴射方向を示す説明図である。本発明では、耐圧容器10を水平面Hに載置したときの水平面Hに対する噴射口の噴射軸Oの角度を仰角(D)と規定し(図2(a))、実際に薬剤処理用定量噴射エアゾール100を手に取り、空間に向けてエアゾール原液を噴射するときの水平面Hに対する噴射口の噴射軸Oの角度を噴射方向角(E)と規定する(図2(b))。従って、仰角(D)は基本的には薬剤処理用定量噴射エアゾール100の固有の角度であり、噴射方向角(E)は噴射姿勢によって変動する角度である。本実施形態において、噴射口21は、耐圧容器10を水平面Hに載置したとき、水平面Hに対する噴射軸Oの仰角(D)が10~60度に設定されており、15~50度に設定されていることが好ましい。仰角(D)が10~60度であれば、斜め上方30~60度付近に向けてエアゾール原液を容易に噴射することができる。仰角(D)が10度未満であると、エアゾール原液を水平面Hに対して斜め上方30~60度付近に向けて噴射するために耐圧容器10を過剰に傾ける必要があり、そのように耐圧容器10を過剰に傾けて噴射したときは、噴射不良が生じる虞がある。仰角(D)が60度を超えると、噴射したエアゾール原液がアクチュエータ20を操作する手指等に付着する虞がある。
噴射口21について、その数、形状、サイズは特に限定されない。一例を挙げると、噴射口21の数は1個であってもよく、2個以上であってもよいが、簡便で低コストで製造できるという観点からすれば、噴射口21の数は1個であることが好ましい。また、噴射口21の形状(断面形状)は、円形、楕円形、多角形等の他、各種不定形であってもよい。噴射口21の開口面積は、0.05~8.0mmであることが好ましく、0.1~4.0mmであることがより好ましく、0.2~3.0mmであることがさらに好ましい。例えば、噴射口21の数が1個で、噴射口21の形状が円形の場合、噴射口21のサイズ(噴口直径)は、0.3mm以上であることが好ましく、0.4mm以上であることがより好ましく、0.6mm以上であることがさらに好ましい。また、噴口直径は、3.0mm以下であることが好ましく、2.0mm以下であることがより好ましく、1.8mm以下であることがさらに好ましい。
アクチュエータ20はノズルを有している方が好ましい。ノズルの長さは、特に限定されないが、2.0~80mmが好ましく、3.0~70mmがより好ましく、4.0~60mmが特に好ましい。アクチュエータ20における操作ボタンは、プッシュダウンタイプやトリガータイプのボタンを採用することができる。噴射口21が2個以上のとき、ノズルもしくはアクチュエータの噴射部の中央に噴射口21がある場合は、噴射軸Oはその噴射口21を通過する直線とし、ノズルもしくは噴射部材の中央に噴射口21がない場合は、噴射軸Oは噴射口21を結ぶ多角形の外接円の中心を通過する直線とする。
〔ディップチューブ〕
ディップチューブ30は、定量噴射バルブ12に取り付けられたポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂製の中空部材であって、定量噴射バルブ12の操作時に、耐圧容器10に封入されているエアゾール原液及び噴射剤を定量噴射バルブ12に供給する。ディップチューブ30の先端30aは、耐圧容器10の最下部Bからの高さ(h)が6mm以下、好ましくは3mm以下となるように、定量噴射バルブ12に取り付けられている。ここで、耐圧容器10の最下部Bとは、耐圧容器10を水平面Hに載置したとき、耐圧容器10の内面において水平面Hに最も近い部位である。図1に示すように耐圧容器10の底面がドーム状をなす場合にも、耐圧容器10に封入されたエアゾール原液は、薬剤処理用定量噴射エアゾール100の使用後期において、最下部Bに最後まで存在することになる。そのため、ディップチューブ30の先端30aが耐圧容器10の最下部Bから6mm以下の位置にあることで、耐圧容器10を水平面Hに対して若干斜めに傾けて噴射したときでも、先端30aがエアゾール原液及び噴射剤の液面下に位置することになり、エアゾール原液及び噴射剤を確実に定量噴射バルブ12に供給することができる。その結果、薬剤処理用定量噴射エアゾール100の使用後期における噴射不良の発生を抑制することができる。耐圧容器10の最下部Bからの先端30aの高さ(h)が6mmを超えると、噴射時に耐圧容器10を水平面Hに対して若干斜めに傾けたときに、エアゾール原液及び噴射剤の液面より先端30aが高い位置となり易く、その結果、噴射不良が発生する虞がある。ディップチューブ30は、一端を定量噴射バルブ12に取り付けた状態で下方垂直方向に延伸する直線状の形状、一端を定量噴射バルブ12に取り付けた状態で下方垂直方向に延伸し、湾曲部30bにおいて湾曲した形状、又は全体が湾曲した形状をなすことが好ましい。その中でも、先端30aが耐圧容器10の内側面Sの近傍に位置するように、湾曲部30bにおいて湾曲した形状、又は全体が湾曲した形状であることがより好ましい。ディップチューブ30が湾曲部30bにおいて湾曲した形状、又は全体が湾曲した形状をなし、先端30aが耐圧容器10の内側面Sの近傍に位置するときに、耐圧容器10の内側面Sから先端30aまでの距離dは、特に限定されないが、25mm以下となるように設定されていることが好ましく、好ましくは15mm以下であり、さらに好ましくは6mm以下であり、とりわけ好ましくは3mm以下である。内側面Sから先端30aまでの距離dが25mm以下であることで、耐圧容器10を水平面Hに対して斜めに傾けて噴射したときでも、内側面Sの近傍にあるエアゾール原液及び噴射剤を確実に定量噴射バルブ12に供給し、噴射不良の発生をより抑制することができる。ディップチューブ30の先端30aは、様々な形状に加工することができる。図3は、薬剤処理用定量噴射エアゾール100のディップチューブ30の先端30aの拡大断面図である。なお、後述する第二実施形態に係る薬剤処理用定量噴射エアゾール101において使用するディップチューブ30の形状についても、図3に示したディップチューブ30の形状と同様のものとすることができる。図3では、(a)斜めにカットされた斜端部、(b)U字状(凹状)にカットされたU端部、(c)円弧状(凸状)にカットされた円弧端部、(d)直角にカットされた直角端部を例示している。これらのうち、(a)斜めにカットされた斜端部、(b)U字状にカットされたU端部、又は(c)円弧状にカットされた円弧端部が好ましい。先端30aがこれらの形状であることにより、エアゾール原液及び噴射剤の吸い上げがよくなり、噴射不良の発生をより抑制することができる。
<第二実施形態>
図4は、本発明の第二実施形態に係る薬剤処理用定量噴射エアゾール101の断面図である。本実施形態に係る薬剤処理用定量噴射エアゾール101は、第一実施形態に係る薬剤処理用定量噴射エアゾール100と同様に、エアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブ12が設けられた耐圧容器10と、定量噴射バルブ12に接続される噴射口21が設けられたアクチュエータ20と、エアゾール原液及び噴射剤を定量噴射バルブ12に供給するディップチューブ30とを備えるものであるが、アクチュエータ20の構成が第一実施形態のものとは異なる。従って、以下の説明では、本実施形態におけるアクチュエータ20の構成のみについて説明する。
〔アクチュエータ〕
アクチュエータ20は、エアゾール原液を噴射するための作動部であり、このアクチュエータ20には、定量噴射バルブ12に接続され、エアゾール原液が耐圧容器10から外部へ噴出する噴射口21が設けられている。本実施形態では、図4に示すように、アクチュエータ20は、L型ノズル22を備えている。L型ノズル22は、定量噴射バルブ12から上方に延伸した後、略直角に折れ曲がって側方に突出するように構成され、その先端22aに噴射口21が形成されている。噴射口21は、L型ノズル22の側方突出部に対して斜め上方に向いている。この場合、アクチュエータ20は、L型ノズル22からエアゾール原液を斜め上方に噴射可能でありながら、ノズル部分の上方への出っ張りが無くなるため、噴射における操作性を向上させることができる。本実施形態においても、エアゾール原液が定量噴射バルブ12に正常に供給される限り、アクチュエータ20の1回の操作により実際に噴射される容量は、定量噴射バルブ12の噴射容量の85%以上となるように設定されている。また、薬剤処理用定量噴射エアゾール101は、正常に定量噴射が可能な噴射回数(理論値)に対する正常に噴射できなくなるまでの噴射回数(実測値)の割合である噴射持続率が、70%以上、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上となるように設定されている。
次に、アクチュエータ20に設けられる噴射口21の角度について説明する。図5は、薬剤処理用定量噴射エアゾール101における(a)噴射口(噴射軸)の仰角、及び(b)噴射方向を示す説明図である。仰角(D)及び噴射方向角(E)の定義は、第一実施形態におけるものと同様である。本実施形態において、噴射口21は、耐圧容器10を水平面Hに載置したとき、水平面Hに対する噴射軸Oの仰角(D)が10~60度に設定されており、15~50度に設定されていることが好ましい。仰角(D)が10~60度であれば、斜め上方30~60度付近に向けてエアゾール原液を容易に噴射することができる。仰角(D)が10度未満であると、エアゾール原液を水平面Hに対して斜め上方30~60度付近に向けて噴射するために耐圧容器10を過剰に傾ける必要があり、そのように耐圧容器10を過剰に傾けて噴射したときは、噴射不良が生じる虞がある。仰角(D)が60度を超えると、噴射したエアゾール原液がアクチュエータ20を操作する手指等に付着する虞がある。
アクチュエータ20におけるその他の構成については、第一実施形態で説明したものと同様であるため、詳細な説明は省略する。
<エアゾール原液>
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101に用いるエアゾール原液は、少なくとも有効成分である薬剤を含有する。有効成分とは、何らかの作用を発揮するものをいい、例えば、カビ防除成分、細菌防除成分、ウイルス防除成分、芳香消臭成分等が挙げられる。ただし、本発明においては、有効成分に殺虫成分、及び忌避成分は含まないものとする。
カビ防除成分は、カビを除去又は死滅させる、あるいはカビの発生を予防する成分である。カビ防除成分としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、カルバクロール、チモール、トリクロサン、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、о-クレゾール、m-クレゾール、及びp-クレゾール等のフェノール系カビ防除成分、ベンザルコニウムクロライド、ベンザルコニウムメトサルフェート、ベンザルコニウム有機酸塩等のベンザルコニウム塩、ベンゼトニウムクロライド、ベンゼトニウムメトサルフェート、ベンゼトニウム有機酸塩等のベンゼトニウム塩、セチルピリジニウムクロライド、セチルピリジニウムメトサルフェート、セチルピリジニウム有機酸塩等のセチルピリジニウム塩、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジデシルジメチルアンモニウム塩、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド、ジラウリルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジラウリルジメチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジステアリルジメチルアンモニウム塩、及び1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジクロライド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジメトサルフェート等の1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタン塩等のカチオン界面活性剤系カビ防除成分、ビグワナイド系カビ防除成分、テブコナゾール、エニルコナゾール等のアゾール系カビ防除成分、グレープフルーツ種子抽出物、カキ種子抽出物、ブドウ種子抽出物等の果物種子抽出物系カビ防除成分、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン等のグリセリンモノ脂肪酸エステル系カビ防除成分、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩等のクロルヘキシジン塩やクロルヘキシジン等のクロルヘキシジン系カビ防除成分、オクタデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ドデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ドデシルジイソプロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド等のケイ素系カビ防除成分、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、グリシン、アルキルジエチルアミノグリシン、ポリリジン等のカルボン酸系カビ防除成分又はそれらの塩、デヒドロ酢酸、クロラミン、3-ヨード-2-プロピル-N-ブチルカルバメート(IPBC)、フェノキシエタノール、銀ゼオライト等銀系カビ防除成分、ジンクピリチオン、チアミンラウリル硫酸塩、白子たんぱく質、ヒドロキシアルキルキトサン又はその塩、防カビ香料等が挙げられる。これらのカビ防除成分のうち、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、カルバクロール、チモール、ベンザルコニウムクロライド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド、モノカプリン、モノカプリリン、テブコナゾールが好ましい。なお、上記のカビ防除成分は、一種を単独で使用してもよく、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
細菌防除成分は、細菌を除去又は死滅させる成分である。細菌防除成分としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、カルバクロール、チモール、トリクロサン、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、о-クレゾール、m-クレゾール、及びp-クレゾール等のフェノール系細菌防除成分、ベンザルコニウムクロライド、ベンザルコニウムメトサルフェート、ベンザルコニウム有機酸塩等のベンザルコニウム塩、ベンゼトニウムクロライド、ベンゼトニウムメトサルフェート、ベンゼトニウム有機酸塩等のベンゼトニウム塩、セチルピリジニウムクロライド、セチルピリジニウムメトサルフェート、セチルピリジニウム有機酸塩等のセチルピリジニウム塩、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジデシルジメチルアンモニウム塩、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド、ジラウリルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジラウリルジメチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジステアリルジメチルアンモニウム塩、及び1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジクロライド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジメトサルフェート等の1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタン塩等のカチオン界面活性剤系細菌防除成分、ビグワナイド系細菌防除成分、テブコナゾール、エニルコナゾール等のアゾール系細菌防除成分、グレープフルーツ種子抽出物、カキ種子抽出物、ブドウ種子抽出物等の果物種子抽出物系細菌防除成分、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン等のグリセリンモノ脂肪酸エステル系細菌防除成分、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩等のクロルヘキシジン塩やクロルヘキシジン等のクロルヘキシジン系細菌防除成分、オクタデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ドデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ドデシルジイソプロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド等のケイ素系細菌防除成分、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、グリシン、アルキルジエチルアミノグリシン、ポリリジン等のカルボン酸系細菌防除成分又はそれらの塩、デヒドロ酢酸、クロラミン、3-ヨード-2-プロピル-N-ブチルカルバメート(IPBC)、フェノキシエタノール、銀ゼオライト等銀系細菌防除成分、ジンクピリチオン、チアミンラウリル硫酸塩、白子たんぱく質、ヒドロキシアルキルキトサン又はその塩等が挙げられる。これらの細菌防除成分のうち、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、カルバクロール、チモール、ベンザルコニウムクロライド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド、モノカプリン、モノカプリリン、テブコナゾールが好ましい。なお、上記の防除成分は、一種を単独で使用してもよく、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
ウイルス防除成分は、ウイルスを除去又は死滅させる成分である。ウイルス防除成分としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、カルバクロール、チモール、トリクロサン、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、4-クロロ-3,5-ジメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、о-クレゾール、m-クレゾール、及びp-クレゾール等のフェノール系ウイルス防除成分、ベンザルコニウムクロライド、ベンザルコニウムメトサルフェート、ベンザルコニウム有機酸塩等のベンザルコニウム塩、ベンゼトニウムクロライド、ベンゼトニウムメトサルフェート、ベンゼトニウム有機酸塩等のベンゼトニウム塩、セチルピリジニウムクロライド、セチルピリジニウムメトサルフェート、セチルピリジニウム有機酸塩等のセチルピリジニウム塩、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジデシルジメチルアンモニウム塩、ジラウリルジメチルアンモニウムクロライド、ジラウリルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジラウリルジメチルアンモニウム塩、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムメトサルフェート等のジステアリルジメチルアンモニウム塩、及び1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジクロライド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジメトサルフェート等の1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタン塩等のカチオン界面活性剤系ウイルス防除成分、ビグワナイド系ウイルス防除成分、テブコナゾール、エニルコナゾール等のアゾール系細菌防除成分、グレープフルーツ種子抽出物、カキ種子抽出物、ブドウ種子抽出物等の果物種子抽出物系ウイルス防除成分、モノラウリン、モノカプリン、モノカプリリン等のグリセリンモノ脂肪酸エステル系ウイルス防除成分、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロルヘキシジン塩酸塩等のクロルヘキシジン塩やクロルヘキシジン等のクロルヘキシジン系ウイルス防除成分、オクタデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ドデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ドデシルジイソプロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、テトラデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ペンタデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジメチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、ヘキサデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジエチル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド、オクタデシルジ-n-プロピル(3-トリエトキシシリルプロピル)アンモニウムクロライド等のケイ素系ウイルス防除成分、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、グリシン、アルキルジエチルアミノグリシン、ポリリジン等のカルボン酸系ウイルス防除成分又はそれらの塩、デヒドロ酢酸、クロラミン、3-ヨード-2-プロピル-N-ブチルカルバメート(IPBC)、フェノキシエタノール、銀ゼオライト等銀系ウイルス防除成分、ジンクピリチオン、チアミンラウリル硫酸塩、白子たんぱく質、ヒドロキシアルキルキトサン又はその塩等が挙げられる。これらのウイルス防除成分のうち、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、カルバクロール、チモール、ベンザルコニウムクロライド、1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド、モノカプリン、モノカプリリン、テブコナゾールが好ましい。なお、上記のウイルス防除成分は、一種を単独で使用してもよく、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
芳香消臭成分としては、特に限定されないが、悪臭をマスキングする成分やハーモナイズド効果によりよい香りに変える成分、悪臭を感じる人のレセプターをブロックし、悪臭を感じ難くしたり、良い香りのみを感じるようにしたりする等の感覚的消臭効果をもたらす成分等、例えば、香料、精油、ポリフェノール類、植物抽出物等が使用される。香料の例としては、d-リモネン等のリモネン、α-ピネン、β-ピネン等のピネン、p-シメン等のシメン、インデン、カリオフィレン等の炭化水素系香料、リナロール、ゲラニオール、シトロネロール、l-メントール等のメントール、エチルリナロール、ボルネオール、アニスアルコール、β-フェネチルアルコール、p-メンタン-3、8-ジオール、α-テルピネオール、γ-テルピネオール等のテルピネオール、1-ヘキセノール、シス-3-ヘキセン-1-オール、テトラヒドロゲラニオール、サンタリノール、シンナミルアルコール、セドロール等のアルコール系香料、カラクソリド、β-ナフチルメチルエーテル、シネオール、アンブロキシド、p-クレジールメチルエーテル等のエーテル系香料、アネトール、オイゲノール、イソオイゲノール、バニリン、エチルバニリン等のフェノール系香料、オクタナール、ノナナール、ウンデシルアルデヒド、ウンデカナール、デシルアルデヒド、n-ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、ヘキシルアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ベンズアルデヒド、シンナミックアルデヒド、アニスアルデヒド、クミンアルデヒド、アドキサール、アミルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド等のアルデヒド系香料、ムスクケトン、カルボン、メントン、樟脳、カンファー、アセトフェノン、ブチロフェノン、トナリド、α-イオノン、β-イオノン、α-メチルイオノン、β-メチルイオノン、α-イソメチルイオノン、β-イソメチルイオノン、γ-メチルイオノン、γ-イソメチルイオノン、ダマスコン、α-ダマスコン、β-ダマスコン、アセチルセドレン、カシュメラン、シスジャスモン、ジヒドロジャスモン等のケトン系香料、γ-ブチルラクトン、γ-ノナラクトン、γ-デカラクトン、γ-ウンデカラクトン、クマリン、シネオール、アンブレッドリッド、ジャスモラクトン等のラクトン系香料、ゲラニルフォーメート、オクチルアセテート、ゲラニルアセテート、ベンジルアセテート、シンナミルアセテート、テトラヒドロゲラニルアセテート、酢酸メンチル、酢酸リナリル、プロピオン酸ブチル、酢酸ベンジル、安息香酸メチル、ラウリル酸メタクリレート、フェニル酢酸メチル、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、プロピオン酸ベンジル、アリルヘキサノエート、アリルヘプタノエート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、アリルアミルグリコレート、アミルバレリアネート、アミルサリシレート、イソアミルアセテート、ブチルアセテート、エチルブチレート、アセチルオイゲノール、イソアミルサリシレート、アリルカプロエート、エチルカプロエート、エチルプロピオネート、エチルアセトアセテート、メチルサリシレート、シトロネリルアセテート、シトロネリルフォーメート、シンナミルアセテート、ステアリルアセテート、ステアリルプロピオネート、セドリルアセテート、ターピニルアセテート等のエステル系香料、アミルシンナミックアルデヒドジメチルアセタール、シトラールジメチルアセタール等のアセタール系香料、インドール、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、アセトアルデヒドフェニルエチルプロピルアセテート、テサロン、オウランチオール、リナロールオキシド等が挙げられる。これらは、合成香料又は抽出香料等として知られている。なお、上記の香料は、一種を単独で使用してもよく、二種以上を組み合わせて(すなわち、調合香料として)使用してもよい。
精油の例としては、ハッカ油、オレンジ油、レモン油、ラベンダー油、ペパーミント油、ユーカリ油、シトロネラ油、ライム油、ユズ油、ジャスミン油、緑茶精油、ネロリ油、ゼラニウム油、プチグレン油、レモングラス油、シナモン油、レモンユーカリ油、タイム油、ペリラ油、プチグレン油、パイン油、ローズ油、ローズマリー油、樟脳油、芳油、クラリーセージ油、サンダルウッド油、スペアミント油、スターアニス油、ラバンジン油、オークモス油、オコチア油、パチュリ油、トンカ豆チンキ、テレピン油、ワニラ豆チンキ、バジル油、ナツメグ油、クローブ油、ボアドローズ油、カナンガ油、カルダモン油、カシア油、シダーウッド油、マンダリン油、タンジェリン油、アニス油、ベイ油、コリアンダー油、エレミ油、フェンネル油、ガルバナム油、ヒバ油、桧油、ベチバー油、ベルガモット油、イランイラン油、グレープフルーツ油、アビエス油、アクジョン油、アルモンド油、アンゲリカルート油、ページル油、ミント油、パーチ油、ボアバローズ油、カヤブチ油、ガナンガ油、カプシカム油、キャラウェー油、セロリー油、コニャック油、クミン油、ジル油、エストゴラン油、ガーリック油、ジンジャー油、ホップ油、セージ油、テレピン油等が挙げられる。なお、上記の精油は、一種を単独で使用してもよく、二種以上を混合して使用してもよい。
ポリフェノール類の例としては、茶カテキン、柿タンニン等が挙げられる。上記のポリフェノール類は、一種を単独で使用してもよく、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
植物抽出物の例としては、サトウキビ、柿、イチョウ、イチジク、レンギョウ、茶、竹、カタバミ、ドクダミ、ツガ、クロマツ、カラマツ、アカマツ、キリ、ヒイラギ、モクセイ、ライラック、キンモクセイ、フキ、ツワブキ、クリ、ハンノキ、コナラ、ザクロ、ゼンマイ、タニウツギ、カキノキ、オオバコ、ヨモギ、ヤマモミジ、サルスベリ、シロバナハギ、アセビ、シダ、ヤマナラシ、コバノトネリコ等の抽出物が挙げられる。上記の植物抽出物は、一種を単独で使用してもよく、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
エアゾール原液中の薬剤の含有量は、0.05~90w/v%であることが好ましく、0.30~80w/v%とすることがより好ましく、1.0~70w/v%とすることがさらに好ましい。エアゾール原液中の薬剤の含有量が上記の範囲にあれば、薬剤が溶剤に溶解し易く、また、エアゾールが噴射された際、噴射粒子が最適な状態で形成される。なお、エアゾール原液中に複数の有効成分を含有する場合は、それらの合計の含有量をエアゾール原液中の薬剤の含有量とする。
エアゾール原液には、上記の薬剤の他に溶剤が含まれる。溶剤は、上記の薬剤を溶解してエアゾール原液を調製することができ、また、調製したエアゾール原液を噴射したとき、最適な噴射粒子を形成し得るものが使用される。溶剤としては、例えば、エタノール、及びイソプロパノール(IPA)等の炭素数が2~3の低級アルコール、ノルマルパラフィン、及びイソパラフィン等の炭化水素系溶剤、ミリスチン酸イソプロピル(IPM)、ラウリン酸ヘキシル等の炭素数が16~20の高級脂肪酸エステル、炭素数3~10のグリコールエーテル系溶剤、並びにケトン系溶剤、水等が挙げられる。これらの中でも、炭素数が2~3の低級アルコール、炭化水素系溶剤及び炭素数が16~20の高級脂肪酸エステルが好ましい。特に、炭素数が2~3の低級アルコールは、噴霧粒子の拡散均一性に優れ、処理面にベタツキを生じにくいことからより好ましい。また、溶剤は2種以上を混合して使用することも可能である。また、溶剤として、さらに、グリコールエーテル類や、ノルマルパラフィン、及びイソパラフィン等の炭化水素系溶剤、及びケトン系溶剤等を混合することも可能である。
エアゾール原液の20℃における比重は、0.76~0.95であることが好ましく、0.76~0.90がより好ましく、0.76~0.88がさらに好ましい。エアゾール原液の20℃における比重は、噴射粒子の沈降に関わる重要なファクターであり、エアゾール原液の20℃における比重が0.76~0.95であれば、天井に十分量の薬剤を均一に付着させることができ、より効率的に処理することができる。
エアゾール原液には、上記成分に加え、安定化剤、帯電防止剤、消泡剤、及び賦形剤等を適宜配合することもできる。
<噴射剤>
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101に用いる噴射剤としては、特に限定されないが、プロパンやブタン等の液化石油ガス(LPG)、ノルマルペンタン、イソペンタン、ジメチルエーテル(DME)、及びHFO1234ze等のハイドロフルオロオレフィン等の液化ガス、並びに窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素、及び圧縮空気等の圧縮ガスが挙げられ、LPG、ハイドロフルオロオレフィンを含有する噴射剤がより好ましい。上記の噴射剤を使用すれば、噴射粒子が過剰に気中に残存することなく天井に十分量の薬剤が均一に付着し、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等の優れた効果を奏することができる。なお、上記の噴射剤は、単独で又は混合状態で使用することができる。また、噴射剤は、ゲージ圧(20℃)を0.10~0.70MPaに調整して使用することが好ましい。
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101は、耐圧容器10内においてエアゾール原液(a)と噴射剤(b)との容量比率(a/b)が、体積比で1/99~70/30に設定されていることが好ましく、天井への薬剤の付着性の観点から、10/90~60/40がより好ましく、20/80~55/45がさらに好ましい。容量比率(a/b)が上記の範囲にあれば、噴射されたエアゾール原液は、天井全体に十分量の薬剤が均一に付着し、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、消臭、及び芳香等の優れた効果を奏することができる。
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101は、耐圧容器10の内圧が、25℃において0.60MPa以下であることが好ましく、0.10~0.60MPaがより好ましく、0.20~0.60MPaがさらに好ましく、0.30~0.50MPaがとりわけ好ましい。内圧が25℃において0.60MPa以下にあれば、エアゾールを噴射したとき、十分量の薬剤を天井に付着させることができる。内圧が0.60MPaを超えると、噴射の勢いが強すぎるため、天井に到達した際、噴射粒子の一部が跳ね返ることにより、天井への付着の拡散均一性が不十分になる虞がある。このようなエアゾール製品の内圧は、噴射剤の種類、及び噴射剤の蒸気圧等により適宜調整され得る。
本発明にかかる実施形態では、薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101の耐圧容器10の内圧を以下の手順により測定した。
(1)薬剤処理用定量噴射エアゾールを25±0.5℃の恒温水槽に30分間浸漬する。
(2)次いで、薬剤処理用定量噴射エアゾールを直立の状態とし、エアゾール容器のステムを圧力計の挿入口に気密に差し込み、測定圧を小数点第2位まで読みとる。
(3)上記の測定は1回行い、測定値を丸めることなく、読みとった値を内圧値とする。
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101は、噴射口21からの距離が5cmの箇所において噴射力が5~50gfであることが好ましい。噴射力が上記の範囲にあれば、噴射されたエアゾール原液は、天井全体に十分量の薬剤が均一に付着し、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等の優れた効果を奏することができる。このような噴射力はエアゾール原液の組成、耐圧容器10の内圧、噴射口21の形状等により適宜調整され得る。なお、本実施形態では、薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101の噴射力を、デジタルフォースゲージ(FGC-0.5、日本電産シンポ株式会社製)により測定した。
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101の処理対象は、主に室内の天井等が挙げられる。かかる室内は、2.0~18.8m程度の狭小な室内、4.5~8畳の部屋に相当する容積が18.8~33.3m程度(面積7.5~13.3m、高さ2.2~3.0m)である室内、8~16畳の部屋に相当する容積が33.3~66.6m程度(面積13.3~26.6m、高さ2.2~3.0m)である広めの室内空間等が挙げられ、特に限定されない。本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101が、特に優れた効果を奏するのは、容積が2.0~18.8m程度の空間を想定しており、例えば、浴室、脱衣所、洗面所、トイレ、押入れ、クローゼット、自動車、テント、倉庫、物置、ガレージ、玄関等の密閉又は半密閉空間が挙げられる。より具体的には、例えば、容積が2.0~3.0mである狭小な室内として、トイレ等が挙げられ、容積が3.0~18.8mである狭小な室内として、浴室等が挙げられる。本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101は、定量噴射タイプのエアゾールであるため薬剤の噴射量が少なく、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等の優れた効果を奏することができる。
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101は、気中への薬剤の放出量が、0.01~250mg/mに設定されていることが好ましく、0.025~125mg/mに設定されていることがより好ましい。気中への薬剤の放出量が、上記の範囲であれば、天井全体に十分量の薬剤が均一に付着し、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等の優れた効果を奏することができる。本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾール100,101は、1回の噴射により、気中への薬剤の放出量が、0.01~250mg/mとなるように薬剤の噴射量を設定してもよく、また、2回以上の噴射により、気中への薬剤の放出量が、0.01~250mg/mとなるように1回あたりの薬剤の噴射量を設定してもよい。十分な量の薬剤を天井に均一に付着させることができ、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等のより優れた効果を奏することができるという観点から、2回以上の噴射により、気中への薬剤の放出量が、0.01~250mg/mとなるように設定されていることが好ましい。このような薬剤の放出量は、エアゾール原液の組成、エアゾール原液(a)と噴射剤(b)との容量比率(a/b)、及び定量噴射バルブの1回当たりの噴射容量等を夫々上述の範囲内で適宜調整することで実施し得る。
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾールの効果を確認するため、以下に説明する実施例により、さらに詳細に検討した。本発明の特徴構成を備えた薬剤処理用定量噴射エアゾール(実施例1~17)を作製し、噴射試験を実施した。また、比較のため、本発明の特徴構成を備えていない薬剤処理用定量噴射エアゾール(比較例1~4)を作製し、同様の効果確認試験を実施した。
〔実施例1〕
薬剤としてカビ防除成分である(細菌防除成分やウイルス防除成分でもある)1,4-ビス[3,3’-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド(0.1w/v%)、及びカビ防除成分である(細菌防除成分やウイルス防除成分でもある)グリセリンモノカプリル酸エステル(5w/v%)をエタノールに溶解してエアゾール原液を調製した。このエアゾール原液4.4mLと、噴射剤として液化石油ガス4.4mLとを、噴射容量が0.4mLである定量噴射バルブ付きの耐圧容器に加圧充填した。この充填量は、理論上、定量噴射を最大22回実施可能なものである。耐圧容器を水平面に載置したとき噴射軸が水平面に対して60度の仰角(D)をなすように噴射口が設けられたアクチュエータを装着し、実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールとした。実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、ディップチューブは、先端がU字状にカットされたものを用い、耐圧容器内において、耐圧容器の最下部からの先端の高さ(h)が1mmとなるように、定量噴射バルブに取り付けた。実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールは、噴射距離5cmにおける噴射力が15gfとなった。
〔実施例2~17、比較例1~4〕
実施例1に準じて、表1に示す構成にて、実施例2~17、及び比較例1~4の各薬剤処理用定量噴射エアゾールを作製した。実施例12~14、及び17の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、他の実施例とは噴射容量が異なる定量噴射バルブ(0.2mL、0.8mL、又は1.0mL)を用いたが、理論上、定量噴射を最大22回実施可能なものとなるように耐圧容器への充填量を調整した。
<噴射試験(噴射方向角45度)>
水平面に対して噴射口の噴射軸が45度の噴射方向角をなすように、実施例1~17、及び比較例1~4の薬剤処理用定量噴射エアゾールを固定し、噴射を繰り返した。噴射回数のカウントを開始する前に2回空打ちを行い、その後、正常に噴射できなくなるまでの噴射回数をカウントし、正常に定量噴射が可能な噴射回数(理論値)に対する正常に噴射できなくなるまでの噴射回数(実測値)の割合である噴射持続率を求めた。なお、本実施例において、「正常に噴射できなくなる」とは、前述の「噴射不良」と同義であり、アクチュエータの操作により実際に噴射される容量が、定量噴射バルブの噴射容量の85%未満となることを意味する。以降の実施例においても同様である。各薬剤処理用定量噴射エアゾールについて試験を4度繰り返し、噴射回数の平均値に応じて、噴射不良抑制効果を以下の評価基準により評価した。
(評価基準)
A:18回以上(噴射持続率90%以上)
B:16回もしくは17回(噴射持続率80~85%)
C:14回もしくは15回(噴射持続率70~75%)
D:14回未満(噴射持続率70%未満)
また、4度の試験のうちで1度以上、カウント開始2回目までに噴射不良が発生した場合は、使用初期の噴射不良が有ると判定した。試験結果を、表1に示す。
Figure 2022173098000002
試験の結果、薬剤を水平面に対して斜め上方45度の噴射方向角で噴射する場合、実施例1~17の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、正常に噴射できなくなるまでの噴射回数が何れも14回以上(噴射持続率70%以上)であり、使用後期における噴射不良の発生が抑制された。その中でも、耐圧容器を水平面に載置したとき噴射軸が水平面に対して15度以上の仰角をなすように噴射口が設けられたアクチュエータを装着し、先端がU字形状や斜めにカットされたディップチューブを用いた実施例1~6、8~15、及び17の薬剤処理用定量噴射エアゾールは、使用後期における噴射不良抑制効果が特に優れていた。また、実施例1~17の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、使用初期の噴射不良も発生しなかった。
これに対し、比較例1~4の薬剤処理用定量噴射エアゾールは、正常に噴射できなくなるまでの噴射回数が何れも13回以下(噴射持続率65%以下)であり、使用後期における噴射不良の発生が十分に抑制されなかった。また、比較例1~3の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、使用初期の噴射不良も発生した。
〔実施例18~21、比較例5〕
実施例1に準じて、表2に示す構成にて、実施例18~21、及び比較例5の各薬剤処理用定量噴射エアゾールを作製した。
<噴射試験(噴射方向角30度)>
水平面に対して噴射口の噴射軸が30度の噴射方向角をなすように、実施例18~21、及び比較例5の薬剤処理用定量噴射エアゾールを固定し、噴射を繰り返した。噴射回数のカウントを開始する前に2回空打ちを行い、その後、正常に噴射できなくなるまでの噴射回数をカウントし、正常に定量噴射が可能な噴射回数(理論値)に対する正常に噴射できなくなるまでの噴射回数(実測値)の割合である噴射持続率を求めた。各薬剤処理用定量噴射エアゾールについて試験を4度繰り返して、噴射回数の平均値に応じて、噴射不良抑制効果を以下の評価基準により評価した。
(評価基準)
A:18回以上(噴射持続率90%以上)
B:16回もしくは17回(噴射持続率80~85%)
C:14回もしくは15回(噴射持続率70~75%)
D:14回未満(噴射持続率70%未満)
また、4度の試験のうちで1度以上、カウント開始2回目までに噴射不良が発生した場合は、使用初期の噴射不良が有ると判定した。試験結果を、表2に示す。
Figure 2022173098000003
試験の結果、薬剤を水平面に対して斜め上方30度の噴射方向角で噴射する場合、実施例18~21の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、正常に噴射できなくなるまでの噴射回数が何れも18回以上(噴射持続率90%以上)であり、使用後期における噴射不良の発生が抑制された。また、実施例18~21の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、使用初期の噴射不良も発生しなかった。
これに対し、比較例5の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、正常に噴射できなくなるまでの噴射回数が12回以下(噴射持続率60%以下)であり、使用後期における噴射不良抑制効果が実施例18~21の薬剤処理用定量噴射エアゾールより劣るものであった。また、比較例5の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、使用初期の噴射不良も発生した。
なお、噴射試験(噴射方向角30度)において、実施例19において噴射容量が異なる定量噴射バルブ(0.2mL、0.8mL、又は1.0mL)を用いて同様の試験を行い、何れも使用後期における噴射不良の発生が抑制され、使用初期の噴射不良も発生しないことを確認している。
〔実施例22~26〕
実施例1に準じて、表3に示す構成にて、実施例22~26の各薬剤処理用定量噴射エアゾールを作製した。
<噴射試験(噴射方向角60度)>
水平面に対して噴射口の噴射軸が60度の噴射方向角をなすように、実施例22~26の薬剤処理用定量噴射エアゾールを固定し、噴射を繰り返した。噴射回数のカウントを開始する前に2回空打ちを行い、その後、正常に噴射できなくなるまでの噴射回数をカウントし、正常に定量噴射が可能な噴射回数(理論値)に対する正常に噴射できなくなるまでの噴射回数(実測値)の割合である噴射持続率を求めた。各薬剤処理用定量噴射エアゾールについて試験を4度繰り返して、噴射回数の平均値に応じて、噴射不良抑制効果を以下の評価基準により評価した。
(評価基準)
A:18回以上(噴射持続率90%以上)
B:16回もしくは17回(噴射持続率80~85%)
C:14回もしくは15回(噴射持続率70~75%)
D:14回未満(噴射持続率70%未満)
また、4度の試験のうちで1度以上、カウント開始2回目までに噴射不良が発生した場合は、使用初期の噴射不良が有ると判定した。試験結果を、表3に示す。
Figure 2022173098000004
試験の結果、薬剤を水平面に対して斜め上方60度の噴射方向角で噴射する場合、実施例22~26の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、正常に噴射できなくなるまでの噴射回数が何れも17回以上(噴射持続率85%以上)であり、使用後期における噴射不良の発生が抑制された。その中でも、耐圧容器を水平面に載置したとき噴射軸が水平面に対して40~50度の仰角をなすように噴射口が設けられたアクチュエータを装着した実施例23~25の薬剤処理用定量噴射エアゾールは、使用後期における噴射不良抑制効果が特に優れていた。また、実施例22~26の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、使用初期の噴射不良も発生しなかった。
なお、噴射試験(噴射方向角60度)において、実施例24において噴射容量が異なる定量噴射バルブ(0.2mL、0.8mL、又は1.0mL)を用いて同様の試験を行い、何れも使用後期における噴射不良の発生が抑制され、使用初期の噴射不良も発生しないことを確認している。
〔実施例27~29、参考例1~2〕
実施例1に準じて、表4に示す構成にて、実施例27~29の各薬剤処理用定量噴射エアゾールを作製した。また、参考のため、噴射力を過少に設定した参考例1、及び噴射力を過大に設定した参考例2の各薬剤処理用定量噴射エアゾールを作製した。実施例28~29、及び参考例1~2の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、他の実施例及び比較例とは噴射容量が異なる定量噴射バルブ(0.2mL、1.0mL、又は2.0mL)を用いたが、理論上、定量噴射を最大22回実施可能なものとなるように耐圧容器への充填量を調整した。
<天井付着性・拡散均一性試験>
閉めきった容積4.2mの小部屋(幅1.8m、奥行き1.3m、高さ1.8m)の天井の4ヶ所、床面4カ所に20×20cmのガラス板を設置した。小部屋の4隅のうち一箇所に立ち、水平面に対して噴射口の噴射軸が45度の噴射方向角をなすように、実施例27~29、及び参考例1~2の薬剤処理用定量噴射エアゾールを床から1.0mの位置で保持し、一定量噴射処理した。噴射処理から20分後に全てのガラス板を取り出し、夫々のガラス板に付着した薬剤をアセトンで洗い出し、グリセリンモノカプリル酸エステルをガスクロマトグラフィーにより、1,4-ビス[3,3’-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイドを分光光度計により夫々分析した。得られた分析値を基に、噴射処理20分後までに床面に付着した薬剤量に対する天井に付着した薬剤量の比率を求め、天井付着性が良好なものから順にA、B、Cの3段階で示した。また、天井に付着した薬剤量から、拡散均一性を評価した。評価結果については、拡散均一性が良好なものから順にA、B、Cの3段階で示した。また、実施例27~29、及び参考例1~2の薬剤処理用定量噴射エアゾールについては、上述の「噴射試験(噴射方向角45度)」を実施した。噴射試験(噴射方向角45度)、天井付着性及び拡散均一性試験の試験結果を、表4に示す。
Figure 2022173098000005
試験の結果、薬剤を水平面に対して斜め上方45度の噴射方向角で噴射する場合、実施例27~29の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、使用初期及び使用後期の何れも噴射不良の発生が抑制され、天井付着性及び拡散均一性も良好であった。参考例1~2の薬剤処理用定量噴射エアゾールでは、使用初期で若干の噴射不良が見られたが、使用後期の噴射不良の発生は抑制されていた。ただし、天井付着性及び拡散均一性については、実施例27~29の薬剤処理用定量噴射エアゾールより劣るものであった。このことから、天井付着性及び拡散均一性を向上させるには、実施例27~29の薬剤処理用定量噴射エアゾールのように、噴射距離5cmにおける噴射力が5~50gfの範囲であることが好ましいと考えられる。
〔実施例30〕
実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールにおけるエアゾール原液の溶剤を、イソプロパノールに変更した。その他は、実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールと同様にして実施例30の薬剤処理用定量噴射エアゾールを得た。
〔実施例31〕
実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールにおけるエアゾール原液の溶剤を、ミリスチン酸イソプロピルに変更した。その他は、実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールと同様にして実施例31の薬剤処理用定量噴射エアゾールを得た。
〔実施例32〕
実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールにおけるエアゾール原液の薬剤を、カビ防除成分である(細菌防除成分やウイルス防除成分でもある)イソプロピルメチルフェノール(25w/v%)に変更し、耐圧容器への充填量を、エアゾール原液5.3mLと噴射剤12.3mLとに変更した。その他は、実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールと同様にして実施例32の薬剤処理用定量噴射エアゾールを得た。
〔実施例33〕
実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールにおけるエアゾール原液の薬剤を、カビ防除成分である(細菌防除成分やウイルス防除成分でもある)ベンザルコニウムクロライド(1w/v%)に変更した。その他は、実施例1の薬剤処理用定量噴射エアゾールと同様にして実施例33の薬剤処理用定量噴射エアゾールを得た。
実施例30~33の薬剤処理用定量噴射エアゾールを用いて、上述の「噴射試験(噴射方向角30度)」、「噴射試験(噴射方向角45度)」、「噴射試験(噴射方向角60度)」、及び「拡散均一性試験」を実施した。試験の結果、薬剤及び溶剤を含むエアゾール原液の組成、及び耐圧容器に充填されるエアゾール原液と噴射剤との容量比率が互いに異なる実施例30~33の薬剤処理用定量噴射エアゾールは、何れも、30度、45度、及び60度の噴射方向角において使用初期及び使用後期の噴射不良の発生が抑制され、良好な天井付着性と拡散均一性を示すことが確認された。このことから、噴射不良抑制効果、天井付着性向上効果及び拡散均一性向上効果は、ディップチューブの先端の高さ(h)、及び噴射口(噴射軸)の仰角(D)を適切に設定することで得られたものと考えられ、エアゾール原液の組成、及び耐圧容器に充填されるエアゾール原液と噴射剤との容量比率は、副次的な要因であると考えられる。
本発明の薬剤処理用定量噴射エアゾールは、カビ防除、細菌防除、ウイルス防除、芳香消臭等を目的として利用することが可能である。
10 耐圧容器
12 定量噴射バルブ
20 アクチュエータ
21 噴射口
30 ディップチューブ
30a ディップチューブの先端
100 薬剤処理用定量噴射エアゾール
D 仰角
H 水平面
O 噴射軸
S 耐圧容器の内側面

Claims (8)

  1. エアゾール原液及び噴射剤を封入してなる定量噴射バルブが設けられた耐圧容器と、前記定量噴射バルブに接続される噴射口が設けられたアクチュエータと、前記エアゾール原液及び前記噴射剤を前記定量噴射バルブに供給するディップチューブとを備えた薬剤処理用定量噴射エアゾールであって、
    前記エアゾール原液は、薬剤として、カビ防除成分、細菌防除成分、ウイルス防除成分、及び芳香消臭成分からなる群から選択される少なくとも一種を含み、
    前記ディップチューブの先端は、前記耐圧容器の最下部から6mm以下の高さに位置し、
    前記耐圧容器を水平面に載置したとき、前記噴射口の噴射軸は、前記水平面に対して10~60度の仰角をなす薬剤処理用定量噴射エアゾール。
  2. 前記ディップチューブの先端は、前記耐圧容器の最下部から3mm以下の高さに位置する請求項1に記載の薬剤処理用定量噴射エアゾール。
  3. 前記エアゾール原液(a)と、噴射剤(b)との容量比率(a/b)は、1/99~70/30である請求項1又は2に記載の薬剤処理用定量噴射エアゾール。
  4. 噴射距離5cmにおける噴射力を5~50gfに設定してある請求項1又は2に記載の薬剤処理用定量噴射エアゾール。
  5. 前記ディップチューブは、前記耐圧容器の内部において湾曲可能に構成されている請求項1又は2に記載の薬剤処理用定量噴射エアゾール。
  6. 容積が2.0~18.8mである室内の天井を処理対象とする請求項1又は2に記載の薬剤処理用定量噴射エアゾール。
  7. 正常に定量噴射が可能な噴射回数(理論値)に対する正常に噴射できなくなるまでの噴射回数(実測値)の割合である噴射持続率が、70%以上となるように設定されている請求項1又は2に記載の薬剤処理用定量噴射エアゾール。
  8. 前記アクチュエータの1回の操作により実際に噴射される容量が、前記定量噴射バルブの噴射容量の85%以上となるように設定されている請求項1又は2に記載の薬剤処理用定量噴射エアゾール。
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