JP2022171239A - タグ装置及び監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】監視機から離れてしまったことを精度よく検知可能なタグ装置及び監視システムを提供する。【解決手段】タグ装置、監視機及びユーザ端末(携帯通信機)を含むタグシステム(監視システム)において、小片に孔を設けたキーホルダー状、クレジットカードのような矩形板状、薄いシートで一面が粘着面であるシール状、円形板内部に孔を設けたボタン状等であるタグ装置1は、監視信号を受信するLF受信部14と、LF受信部14が監視信号を受信してからの経過時間を測定する第1測定部として機能を有する制御部11と、経過時間が第1の時間長以上となった場合、装置状態を異常モードに設定する設定部と、装置状態が前記異常モードである場合、異常信号を送信する送信部15とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、置き忘れによる紛失や盗難を防止することを主目的として物品に取り付けられるタグ装置等に関する。
携行品の置き忘れによる紛失や盗難を防止することを目的とする監視システムが提案されている。監視システムは、傘、財布又は帽子などの携行品に取り付けるタグ装置と、当該タグ装置を検知するタグ検知装置を内蔵した携帯電話機とから構成される。タグ装置はタグ検知装置からの問い合せ信号に対して、検知信号を返信する。タグ検知装置は、検知対象のタグ装置の何れか1つでも検知できない場合、携帯電話機のアラームを鳴らし、その旨を報知する。
置き忘れを検知する距離は、対象物によって必ずしも同一である必要はなく、必要に応じて適宜設定するほうが良好に忘れ物を検知することができる。また、タグ装置を検知する時間間隔については、短くするほど都合がよいが、携帯電話機の電池の消耗が激しくなってしまう。そのような状況に対して、電池の消耗の低減を図りつつ、置き忘れ等を検知することが可能な監視システムが提案されている(特許文献1)。
特開2013-54518号公報
従来の監視システムにおいて使用されるタグ装置が、検知信号に採用している搬送波の周波数帯は極超短波帯であり、動作環境により通信距離にバラつきが生じる。そのため、タグ検知装置(以下、「監視機」という。)がタグ装置からの信号を検知できず、ユーザにその旨を報知した時点では、タグ装置が取り付けられた携行品とユーザとの距離が遠く、ユーザは携行品を発見できない事態が生じる可能性がある。それに対して、報知する距離を短くするために、タグ装置が送信する検知信号の強度を下げることも可能である。しかし、動作環境によっては、ユーザが携行品を所持しているにも関わらず監視機が報知する誤動作が発生する可能性がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものである。その目的は、監視機から離れてしまったことを精度よく検知可能なタグ装置等の提供である。
本願の一態様に係るタグ装置は、監視信号を受信する受信部と、前記受信部が前記監視信号を受信してからの経過時間を測定する第1測定部と、前記経過時間が第1の時間長以上となった場合、装置状態を異常モードに設定する設定部と、前記装置状態が前記異常モードである場合、異常信号を送信する送信部とを備える。
本願の一態様にあっては、監視機から離れてしまったことを精度よく検知可能となる。
タグシステムの構成例を示す説明図である。 タグ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 監視機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 ユーザ端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 設定DBの例を示す説明図である。 タグDBの例を示す説明図である。 メイン処理の手順例を示すフローチャートである。 初期設定処理の手順例を示すフローチャートである。 メイン処理の手順例を示すフローチャートである。 メイン処理の手順例を示すフローチャートである。 初期設定画面の例を示す説明図である。 タグ設定画面の例を示す説明図である。 強度設定処理の手順例を示すフローチャートである。 タグ装置の機能構成例を示すブロック図である。
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1はタグシステムの構成例を示す説明図である。タグシステム(監視システム)100はタグ装置1、監視機2及びユーザ端末(携帯通信機)3を含む。図1において、タグ装置1は1台のみを記載しているが、複数台でもよい。また、監視機2及びユーザ端末3は、タグシステム100を利用するユーザ毎に各1台であることを想定するが、それに限定されない。ユーザ端末3は、スマートフォンやタブレットコンピュータ等で構成する。
タグ装置1の形状は、小片に孔を設けたキーホルダー状、クレジットカードのような矩形板状、薄いシートで一面が粘着面であるシール状、円形板内部に孔を設けたボタン状等である。タグ装置1をキーホルダーとして使用することにより、鍵等にタグ装置1を取り付ける。矩形板状のタグ装置1をカバンや財布に入れておくことで、これらの携行品にタグ装置1を設置する。また、ノートPC(Personal Computer)や手帳等にシール状のタグ装置1を貼り付けることでタグ装置1を付す。ボタン状のタグ装置1を衣服や帽子に縫い付けることにより、タグ装置1を付す。タグ装置1は電源として電池を有する。
監視機2は例えば名札状をなしている。名札状のタグ装置1をストラップ付きのケース等に収め、ユーザはストラップを首から下げる。それにより、ユーザは監視機2を確実に持ち歩くことが可能となる。監視機2は電源として電池を有する。監視機2をスマートフォンケースと一体化してもよい。
タグシステム100において、ユーザはタグ装置1を携行品に取り付ける。ユーザは監視機2及びユーザ端末3を携行品と共に持ち歩く。監視機2は監視信号を繰り返し発信する。タグ装置1は監視信号を受信する。タグ装置1は、監視信号を受信した後に所定時間以上を経過しても監視信号を受信しなかった場合、ユーザが携行品を置き忘れた等により、監視機2から離れたものと判定し、ビーコン信号を発信する。監視機2及びユーザ端末3はビーコン信号を受信すると、ユーザに対して警告を出力する。これにより、ユーザはタグ装置1を取り付けた携行品の置き忘れや盗難に気付くことが可能となる。
監視機2が発信する監視信号は、例えばLF帯(Low Frequency:長波帯)の電波を搬送波とする。LF帯は周波数30~300KHzである。LF帯は人体などの障害物による影響が少ない。そのため、タグ装置1が監視信号の通信範囲内にあれば、タグ装置1はほぼ確実に監視信号を受信することが可能である。監視機2から半径1m程度が最長通信距離となるように、監視信号の出力強度を調整する。この場合、タグ装置1が監視機2より凡そ1m以上離れると、タグ装置1は監視信号を受信できなくなる。
一方、タグ装置1が発信するビーコン信号は、例えばUHF帯(Ultra High Frequency:極超短波帯)の電波を搬送波とする。UHF帯は周波数300MHz~3GHzである。UHF帯は数mから数十m程度の距離での近距離通信に適している。ビーコン信号は例えば、Bluetooth(登録商標)通信規格を用いる。特に、省電力化されたBluetooth LE(Low Energy)が望ましい。ビーコン信号は、監視信号よりも通信距離が長くなるような強度で、発信する。それによって、監視信号を受信できなくなったタグ装置1が発信したビーコン信号を、監視機2及びユーザ端末3は受信することが可能となる。そして、監視機2及びユーザ端末3は、ユーザにタグ装置1を取り付けた携行品の置き忘れや盗難を警告することが可能となる。以下、タグシステム100について、詳細に説明する。
図2はタグ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。タグ装置1は制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、LF受信部14及び通信部15を含む。制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、LF受信部14及び通信部15はバスBにより接続されている。
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を有する。制御部11は、補助記憶部13に記憶された制御プログラム1Pを読み出して実行することにより、タグ装置1に係る種々の情報処理、制御処理等を行い、受信部(第2受信部)、第1測定部、設定部、送信部(第2送信部)、判定部、及び、第2測定部等の機能部を実現する。
主記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等である。主記憶部12は主として制御部11が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。
補助記憶部13はSSD(Solid State Drive)等であり、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1Pや各種データを記憶する。補助記憶部13は、動作設定131及び監視機ID132を記憶する。
LF受信部14は、監視機2が送信したLF帯の監視信号を受信する。監視信号については、後述する。
通信部15は近距離無線通信を行う。上述したように、通信部15はBluetooth規格により、ビーコン信号を送信する。
図3は監視機のハードウェア構成例を示すブロック図である。監視機2は制御部21、主記憶部22、補助記憶部23、LF送信部24、通信部25及び警報部26を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部21は、一又は複数のCPU、MPU、GPU等の演算処理装置を有する。制御部21は、補助記憶部23に記憶された制御プログラム2Pを読み出して実行することにより、監視機2に係る種々の情報処理、制御処理等を行い、第1送信部、第1受信部、警報部及び出力設定部等の機能部を実現する。
主記憶部22は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等である。主記憶部22は主として制御部21が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。
補助記憶部23はSSD等であり、制御部21が処理を実行するために必要な制御プログラム2Pや各種データを記憶する。補助記憶部23は、動作設定231を記憶する。
LF送信部24はLF帯の監視信号を送信する。監視信号に用いる搬送波の周波数は予め定めておく。また、監視信号には、タグシステム100を示すコード等を含め、他システムからの信号と区別可能とすることが望ましい。また、監視機2に固有の監視機IDを含めて、タグシステム100においても、監視信号がどの監視機2から発信された信号であるのかを識別可能としてもよい。
通信部25は近距離無線通信を行う。通信部25はBluetooth規格によりタグ装置1から送信されたビーコン信号を受信する。
警報部26は警報を出力するためのスピーカやブザー、LED(Light Emitting Diode)等を含む。警報部26はまた振動による警報を出力するためのアクチュエータを含んでもよい。
図4はユーザ端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。ユーザ端末3は制御部31、主記憶部32、補助記憶部33、近距離通信部34、通信部35、入力部36及び表示部37を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部31は、一又は複数のCPU、MPU、GPU等の演算処理装置を有する。制御部31は、補助記憶部33に記憶された制御プログラム3Pを読み出して実行することにより、種々の機能を提供する。
主記憶部32は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等である。主記憶部32は主として制御部31が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。
補助記憶部33はハードディスク又はSSD等であり、制御部31が処理を実行するために必要な各種データを記憶する。制御部31は設定DB331及びタグDB332を記憶する。補助記憶部33はユーザ端末3と別体で外部接続された外部記憶装置であってもよい。補助記憶部33に記憶する各種データ等を、データベースサーバやクラウドストレージに記憶してもよい。
近距離通信部34は近距離無線通信を行う。近距離通信部34はBluetooth規格によりタグ装置1から送信されたビーコン信号を受信する。また、近距離通信部34は監視機2へ制御コマンドを送信し、監視機2の初期設定や制御を行う。
通信部35は一般公衆網やインターネットを介して、他のコンピュータと通信を行う。制御部31が通信部35を用い、他のコンピュータから制御プログラム3P(プログラム製品)をダウンロードし、補助記憶部33に記憶してもよい。
入力部36はキーボードやマウスである。表示部37は液晶表示パネル等を含む。表示部37は携行品の置き忘れや盗難の警告などを表示する。また、表示部37は入力部36と一体化したタッチパネルディスプレイでもよい。なお、ユーザ端末3は外部の表示装置に表示を行ってもよい。
次に、タグシステム100の構成機器が記憶する設定データ等について説明する。タグ装置1の補助記憶部13は、上述したように、動作設定131及び監視機ID132を記憶する。動作設定131は、タグID、起動時間、及び紛失時間を含む。
タグIDはタグ装置1を一意に特定可能なIDである。タグIDはタグ装置1が製造される際に設定される。タグIDの変更は不可とすることが望ましい。タグIDは例えば、UUID(Universally Unique Identifier)や、ユビキタスIDセンターが提唱するucode(ubiquitous code)等である。
起動時間は、タグ装置1がビーコン信号を送信するまでの時間を示す。タグ装置1が、最後に監視機2から監視信号を受信してから、起動時間(第1の時間)を経過した場合、タグ装置1はモードを異常モードとする。異常モードでは、タグ装置1は少なくとも1回、ビーコン信号を送信する。ビーコン信号を送信後に監視信号を受信せず、所定時間(例えば起動時間)が経過した場合、タグ装置1は再度ビーコン信号を送信してもよい。図2に示した例では起動時間は60秒である。
紛失時間(第2の時間)は、タグ装置1のモードが紛失モードになるまでの時間を示す。タグ装置1が、異常モードに遷移してから更に紛失時間を経過した場合、タグ装置1はモードを紛失モードとする。紛失モードでは、タグ装置1は繰り返し、ビーコン信号を送信する。ビーコン信号を送信する繰り返し周期は、なるべく短いことが望ましい。紛失時間は起動時間よりも長い時間を設定する。図2に示した例では、紛失時間は600秒である。
監視機ID132は監視機2のIDを記憶する。当該IDはタグ装置1の製造時に書き込まれるか、最初に監視信号を受信した際に記憶される。監視信号には監視機2のIDが含まれており、タグ装置1の初期設定時や起動時に、最初に受信した監視信号からIDを取得し、取得したIDを監視機ID132として記憶する。なお、監視機ID132は不揮発性の記憶部に記憶されるのではなく、揮発性の記憶部に記憶されてもよい。この場合、タグ装置1は起動する毎に、最初に受信した監視信号に含まれる監視機IDを監視機ID132に記憶する。
監視機2の補助記憶部23は上述したように動作設定231を記憶する。動作設定231はID及び送信間隔を含む。IDは監視機2を一意に特定可能なIDを記憶する。当該IDは対応するタグ装置1が記憶する監視機ID132となる。
送信間隔は、監視信号を送信する間隔を記憶する。送信間隔は上述した起動時間よりも短い必要がある。図3に示した例では、送信間隔は5秒である。なお、監視信号の混信を避けるため、送信間隔は監視機2毎に異なることが望ましい。または、送信間隔は一定値とするのではなく、監視信号を送信する毎にランダムな値を生成し、生成した値に相当する時間経過後に、再度、監視信号を送信してもよい。
図5は設定DBの例を示す説明図である。設定DB331はユーザ端末3の補助記憶部33に記憶する。設定DB331はロック画面通知列、サウンド通知列、バッジ通知列及びメール通知列を含む。ロック画面通知列は、ユーザ端末3がロック画面を表示している際に通知を行うか否かの設定を記憶する。ロック画面通知列の値が1の場合、ロック画面を表示している際にも通知を行う。ロック画面通知列の値が0の場合、ロック画面を表示している際には通知を行わない。サウンド通知列は音による通知を行うか否かの設定を記憶する。サウンド通知列の値が1の場合、音による通知を行う。サウンド通知列の値が0の場合、音による通知を行わない。バッジ通知列はバッジに通知を表示するか否かの設定を記憶する。バッジとは通知の有無をアプリのアイコンの右上に表示することである。例えば、未読の通知件数をアプリのアイコンの右上に数字で表示する。アプリはユーザ端末3で動作するアプリケーションプログラムである。バッジ通知列の値が1の場合、バッジに通知の有無を表示する。バッジ通知列の値が0の場合、バッジに通知の有無は表示しない。メール通知列は、登録されたメールアドレス宛にメールを送信し、通知を行うか否かの設定を記憶する。メール通知列の値が1の場合、通知のためのメールを送信する。メール通知列の値が0の場合、通知のためのメールは送信されない。
図6はタグDBの例を示す説明図である。タグDB332はタグ装置1に関する情報を記憶する。タグDB332はタグID列、アイテム列及び通知列を含む。タグID列はタグ装置1のIDを記憶する。アイテム列はタグ装置1が取り付けられている携行品の名称等を記憶する。アイテム列の値はユーザが設定可能である。通知列は紛失通知を行うか否かを記憶する。通知列の値が0の場合、異常モードでの通知は行われるが、紛失モードでの通知は行われない。通知列の値が1の場合、異常モード及び紛失モードでの通知が行われる。
次に、タグシステム100で行われる情報処理について説明する。図7はメイン処理の手順例を示すフローチャートである。図7に示すメイン処理はユーザ端末3で行われる処理である。ユーザ端末3の制御部31は、初期設定を行うか否かを判定する(ステップS1)。制御部31は、例えば、設定DB331に設定データが記憶されていない場合、初期設定を行うと判定する。制御部31は初期設定を行わないと判定した場合(ステップS1でNO)、処理をステップS3へ移す。制御部31は初期設定を行うと判定した場合(ステップS1でYES)、初期設定を行う(ステップS2)。制御部31はビーコン信号を受信したか否かを判定する(ステップS3)。制御部31はビーコン信号を受信したと判定した場合(ステップS3でYES)、ビーコン信号を送信したタグ装置1が監視対象であるか否か判定する(ステップS4)。ビーコン信号にはタグIDが含まれている。制御部31はビーコン信号に含まれているタグID(受信タグID)が、タグDB332に記憶されているタグID(記憶タグID)のいずれかと一致するか否か判定する。制御部31は、タグDB332に記憶されているタグIDの中に、受信タグIDと一致するものが含まれている場合、監視対象であると判定する。制御部31は記憶タグIDの中に、受信タグIDと一致するものが含まれていない場合、監視対象でないと判定する。制御部31はビーコン信号を送信したタグ装置1が監視対象であると判定した場合(ステップS4でYES)、置き忘れ通知を行う(ステップS5)。制御部31は設定DB331の設定内容に応じた通知を行う。制御部31は携行品が発見された否かを判定する(ステップS6)。例えば、ユーザがアプリ画面で特定の操作を実行した場合、制御部31は発見されたと判定する。制御部31は携行品が発見されていないと判定した場合(ステップS6でNO)、ステップS6を繰り返し実行する。制御部31は携行品が発見されたと判定した場合(ステップS6でYES)、通知を解除する(ステップS7)。制御部31はビーコン信号を受信していないと判定した場合(ステップS3でNO)、又は、制御部31はビーコン信号を送信したタグ装置1が監視対象でないと判定した場合(ステップS4でNO)、処理をステップS8へ移す。制御部31は終了するか否かを判定する(ステップS8)。制御部31は終了しないと判定した場合(ステップS8でNO)、処理をステップS3へ戻す。制御部31は終了すると判定した場合(ステップS8でYES)、メイン処理を終了する。
図8は初期設定処理の手順例を示すフローチャートである。初期設定処理は図7のステップS2に対応する処理である。初期設定処理はユーザ端末3での通知の設定、タグ装置1と携行品との紐付け等を行う。ユーザ端末3の制御部31は通知設定画面を表示する(ステップS21)。ユーザは通知設定を入力する。制御部31は入力を受け付ける(ステップS22)。制御部31は通知設定を設定DB331に記憶する(ステップS23)。制御部31は紐付け設定を行うか否かを判定する(ステップS24)。制御部31は紐付け設定を行うか否かを尋ねる画面を表示部37に表示し、ユーザの回答を受け付ける。制御部31は紐付け設定を行わないと判定した場合(ステップS24でNO)、処理をステップS31へ移す。制御部31は紐付け設定を行うと判定した場合(ステップS24でYES)、タグ設定画面を表示する(ステップS25)。ユーザはタグ装置1にビーコン信号を送信させるために、監視機2の電源を切る等を行い、監視機2が監視信号を送信しない状態にする。制御部31はビーコン信号を受信したか否かを判定する(ステップS26)。制御部31はビーコン信号を受信していないと判定した場合(ステップS26でNO)、処理をステップS29へ移す。制御部31はビーコン信号を受信したと判定した場合(ステップS26でYES)、ビーコン信号を送信したタグ装置1は新規な装置であるか否かを判定する(ステップS27)。制御部31はビーコン信号に含まれているタグIDが、タグDB332に記憶している何れかのタグIDと一致するか否かにより、新規であるか否かを判定する。制御部31はビーコン信号を送信したタグ装置1は新規な装置でないと判定した場合(ステップS27でNO)、処理をステップS29へ移す。制御部31はビーコン信号を送信したタグ装置1は新規な装置であると判定した場合(ステップS27でYES)、タグ設定画面に含まれるタグ装置1の一覧にレコードを追加する(ステップS28)。ユーザは新規なタグ装置1を取り付ける携行品の名称をタグ設定画面に入力する。また、ユーザは新規なタグ装置1について紛失通知を行うか否かを入力する。制御部31はユーザからの入力を受け付ける(ステップS29)。制御部31は入力内容をタグDB332に記憶する(ステップS30)。制御部31は終了するか否かを判定する(ステップS31)。制御部31は終了しないと判定した場合(ステップS31でNO)、処理をステップS26へ戻す。制御部31は終了すると判定した場合(ステップS31でYES)、初期設定処理を終了する。
図9はメイン処理の手順例を示すフローチャートである。図9に示すメイン処理は監視機2で行われる処理である。監視機2の制御部21は補助記憶部23に記憶している動作設定231を読み込む(ステップS41)。制御部21はLF送信部24から監視信号を発信する(ステップS42)。監視信号には動作設定231に設定してあるIDを含める。制御部21はビーコン信号を受信したか否かを判定する(ステップS43)。制御部21はビーコン信号に含まれる監視機ID及びタグIDを取得する。取得した監視機IDと自身のIDとが一致していない場合、制御部21はビーコン信号を受信していないものとして破棄する。制御部21はビーコン信号を受信していないと判定した場合(ステップS43でNO)、処理をステップS45へ進める。制御部21はビーコン信号を受信したと判定した場合(ステップS43でYES)、警報部26から警報を出力する(ステップS44)。制御部21は警報を解除するか否かを判定する(ステップS45)。例えば、すでに警報を発している状態で、ユーザが警報解除を指示した場合である。制御部21は警報を解除すると判定した場合(ステップS45でYES)、警報を解除する(ステップS46)。制御部21は警報を解除しないと判定した場合(ステップS45でNO)、処理をステップS47へ移す。制御部21は終了するか否かを判定する(ステップS47)。制御部21は終了しないと判定した場合(ステップS47でNO)、動作設定231に設定してある送信間隔の時間が経過したか否かを判定する(ステップS48)。制御部21は送信間隔の時間が経過していないと判定した場合(ステップS48でNO)、処理をステップS43へ移す。制御部21は送信間隔の時間が経過したと判定した場合(ステップS48でYES)、処理をステップS42へ移す。制御部21は終了すると判定した場合(ステップS47でYES)、処理を終了する。例えば、ユーザが監視機2の電源OFFを指示した場合に処理を終了する。
図10はメイン処理の手順例を示すフローチャートである。図10に示すメイン処理はタグ装置1で行われる処理である。タグ装置1の制御部11は補助記憶部13に記憶している動作設定131を読み込む(ステップS61)。制御部11は経過時間の計測を開始する(ステップS62)。制御部11は監視信号を受信したか否かを判定する(ステップS63)。制御部11は監視信号に含まれている監視機IDを取得する。取得した監視機IDが記憶している監視機ID132と一致していない場合、制御部11は監視信号を受信していないものとして動作する。なお、監視機ID132に値が設定されていない場合、取得した監視機IDを監視機ID132として記憶するとともに、監視信号を受信したものとして動作する。制御部11は監視信号を受信したと判定した場合(ステップS63でYES)、ステップS63で開始した経過時間の計測を再開始する(ステップS64)。制御部11は処理を終了するか否か判定する(ステップS65)。制御部11は処理を終了すると判定した場合(ステップS65でYES)、処理を終了する。制御部11は処理を終了しないと判定した場合(ステップS65でNO)、処理をステップS63へ戻す。なお、ステップS64の実行後は必ず処理をS63へ戻し、メイン処理を無限ループとしてもよい。制御部11は監視信号を受信していないと判定した場合(ステップS63でNO)、経過時間が動作設定131に含む起動時間を経過したか否かを判定する(ステップS66)。制御部11は経過時間が起動時間を経過していないと判定した場合(ステップS66でNO)、処理をステップS63へ戻す。制御部11は経過時間が起動時間を経過したと判定した場合(ステップS66でYES)、ステップS62で開始した経過時間の計測を停止し、経過時間の計測を新たに開始する(ステップS67)。経過時間が起動時間を経過した場合、監視信号の通信距離を越えて、タグ装置1が監視機2から離れたことが想定される。すなわち、タグ装置1が取り付けられた携行品をユーザが置き忘れた可能性が高いとみなす。タグ装置1の動作モードは正常モードから異常モードに遷移する。制御部11はビーコン信号を発信する(ステップS68)。ビーコン信号には監視機ID及びタグIDを含める。制御部11は監視信号を受信したか否かを判定する(ステップS69)。制御部11は監視信号を受信したと判定した場合(ステップS69でYES)、処理をステップS64へ移す。監視信号を再度、受信したことは、監視信号の通信範囲にタグ装置1が戻ったことが想定される。すなわち、タグ装置1が取り付けられた携行品がユーザの手元に戻ったとみなす。この際、ステップS67で計測は停止される。また、タグ装置1の動作モードは異常モードから正常モードに戻る。制御部11は監視信号を受信していないと判定した場合(ステップS69でNO)、ステップS67で計測開始した経過時間が動作設定131に含む紛失時間を経過したか否かを判定する(ステップS70)。制御部11は経過時間が紛失時間を経過していないと判定した場合(ステップS70でNO)、処理をステップS69へ戻す。制御部11は経過時間が紛失時間を経過したと判定した場合(ステップS70でYES)、ステップS67で開始した経過時間の計測を停止する(ステップS71)。経過時間が紛失時間を経過した場合、監視信号の通信範囲を越えた距離まで、タグ装置1が監視機2から離れた事由は、タグ装置1が取り付けられた携行品の盗難又は紛失である可能性が高いとみなす。タグ装置1の動作モードは異常モードから紛失モードに遷移する。制御部11はビーコン信号を再度、発信する(ステップS72)。制御部11は解除するか否かを判定する(ステップS73)。制御部11は解除しないと判定した場合(ステップS73でNO)、処理をステップS72へ戻す。制御部11は解除すると判定した場合(ステップS73でYES)、経過時間の計測を再開始する(ステップS74)。当該処理はステップS64と同様な処理である。制御部11は処理をステップS63へ戻す。ステップS73で制御部11が解除すると判定するのは、例えば、再び監視信号を受信した場合や、監視機2又はユーザ端末3から解除信号を受信した場合等である。なお、異常モードで発信するビーコン信号と紛失モードで発信するビーコン信号とを、受信側の監視機2及びユーザ端末3において判別できるように、ビーコン信号にタグ装置1の動作モード情報を含めてもよい。
図11は初期設定画面の例を示す説明図である。初期設定画面d01はユーザ端末3に表示される画面である。初期設定画面d01は上述した初期設定処理において表示される。初期設定画面d01は設定一覧d011、設定ボタンd012及び戻るボタンd013を含む。設定一覧d011は通知の設定状態を示すとともに、通知の設定変更を行うための一覧である。設定一覧d011の右端の列に表示しているスライドボタンにより、各通知のON/OFFを切り替えることが可能である。設定ボタンd012を選択すると、設定一覧d011に表示する設定内容が、設定DB331に記憶される。戻るボタンd013を選択すると、設定内容は変更されずに、1つ前の画面、例えばホーム画面やメニュー画面に戻る。
図12はタグ設定画面の例を示す説明図である。タグ設定画面d02はユーザ端末3に表示される画面である。タグ設定画面d02は上述した初期設定処理において表示される。タグ設定画面d02はタグ一覧d021、設定ボタンd022及び戻るボタンd023を含む。タグ一覧d021は紐付けされているタグ装置1を一覧表示する。タグ一覧d021のタグ列はタグ装置1のタグIDを表示する。アイテム列はタグ装置1を取り付ける携行品の名称を表示する。当該名称はユーザが設定する。通知列は紛失通知を行うか否かの設定をスライドボタンにより表示する。スライドボタンを操作することにより、設定の変更が可能である。また、新たにタグ装置1を登録する際に、新たなタグ装置1が送信したビーコン信号をユーザ端末3が受信した場合、ビーコン信号から取得したタグIDを、タグ一覧d021は表示する。図12において、タグ一覧d021の最後の行が新たなタグ装置1を示す。設定ボタンd022を選択すると、タグ一覧d021に表示する内容が、タグDB332に記憶される。戻るボタンd023を選択すると、タグDB332は更新されずに、1つ前の画面、例えばホーム画面やメニュー画面に戻る。
続いて、監視機2が発信する監視信号の搬送波の強度設定について、説明する。タグシステム100において、タグ装置1は監視信号の通信範囲外に出たと判定した場合、自装置が取り付けられている携行品が置き忘れされた又は紛失されたとみなし、ビーコン信号を送信する。そのため、監視信号の通信距離は重要である。監視信号の通信距離は周囲環境によって変動するため一意に決定できないが、所定の測定環境での測定値をユーザに提示することが望ましい。また、通信距離はユーザによって求める距離が異なることも想定されるので、調整可能とすることが望ましい。通信距離は搬送波の強度により変動するので、監視機2において、監視信号の搬送波の強度設定を可能とする。強度設定は、タグシステム100の提供者、監視機2の製造者等が行うことを前提とするが、ユーザが行なっても良い。以下の説明では強度設定を行う者を設定者と呼ぶ。以下、監視信号の搬送波の強度を、監視信号の強度ともいう。
図13は強度設定処理の手順例を示すフローチャートである。設定者は監視機2の動作モードを調整モードに切り替える操作を行う。例えば、監視機2に通常は使用しないスイッチを設けておき、当該スイッチの操作を監視機2が検知した場合、調整モードに切り替わる。また、調整モードに切り替えるコマンドを含んだビーコン信号をタグ装置1やスマートフォンなどから送信する。監視機2は当該ビーコン信号を受信すると、調整モードに切り替わる。監視機2の制御部21は設定者の操作を検知し、動作モードを調整モードへ切り替える(ステップS81)。監視機2の制御部21はLF送信部24を介して、監視信号を送信する(ステップS82)。設定者はタグ装置1や電界強度計等を用いて、所望の距離で監視信号が受信可能であるかを確認する。設定者はその結果に応じたコマンドを含んだビーコン信号を送信する。ここでのコマンドは、強度を上げる、強度を下げる、又は設定を終了する等である。制御部21はコマンドを受信したか否かを判定する(ステップS83)。制御部21はコマンドを受信したと判定した場合(ステップS83でYES)、強度変更のコマンド(強度を上げる、又は、強度を下げる)であるか否かを判定する(ステップS84)。制御部21は強度変更のコマンドであると判定した場合(ステップS84でYES)、コマンドに従い、監視信号の強度を変更する(ステップS85)。制御部21は処理をステップS82へ戻す。制御部21は受信したコマンドが強度変更のコマンドではないと判定した場合(ステップS84でNO)、動作モードを通常モードに変更し(ステップS86)、処理を終了する。制御部21はコマンドを受信していないと判定した場合(ステップS83でNO)、所定時間を経過したか否かを判定する(ステップS87)。所定時間は例えば60秒とする。制御部21は所定時間を経過していないと判定した場合(ステップS87でNO)、処理をステップS82へ戻す。制御部21は所定時間を経過したと判定した場合(ステップS87でYES)、処理をステップS86に移す。
強度設定処理において、監視信号の強度を上げるか、又は下げるかの判断を設定者が行うとしたが、監視機2の制御部21が判定して行なってもよい。最長の通信距離を定め、定めた通信距離を隔てて、タグ装置1と監視機2とを設置する。監視機2は強度を最大にして、監視信号を送信し、タグ装置1は監視信号を受信したか否かをビーコン信号で、監視機2に返信する。監視機2の制御部21は監視信号の強度を弱めて行き、タグ装置1が監視信号を受信できた状況から、受信できなくなった状況に変化した、強度を判定する。当該強度より1つ前の強度が設定すべき強度であると、制御部21は決定する。
強度設定処理により、監視信号の通信距離が異なる複数の監視機2の出荷が可能となる。なお、監視信号の強度のみならず、監視信号の搬送波の周波数を調整可能としてもよい。
タグシステム100は以下の効果を奏する。タグシステム100において、タグ装置1は、監視信号を受信した後に所定時間以上を経過しても監視信号を受信しなかった場合、ビーコン信号を発信するので、タグ装置1を取り付けた携行品の置き忘れ警告をユーザへ出力することが可能である。タグ装置1は警告を発した後に尚も監視信号を受信しない場合は、ビーコン信号を繰り返し送信するので、ユーザはビーコン信号を頼りに、携行品の捜索を行うことが可能である。携行品の早期発見が期待できる。タグ装置1は通常はビーコン信号を送信しないので、定期的にビーコン信号を送信する従来技術によるタグ装置1と比較して、消費電力を低く抑えることが可能となり、バッテリ交換の頻度を下げる事が可能となる。
タグ装置1は通常、ビーコン信号を送信しないので、ユーザはバッテリの消耗に気づかない可能性がある。それを防止するために、タグ装置1に電源監視回路を設け、バッテリの残容量が少なくなった場合、それを知らせるビーコン信号を監視機2やユーザ端末3へ送信することが望ましい。ビーコン信号にバッテリのニアエンドを示すフラグを設ける。通常は当該フラグを0とする。バッテリの残容量が少なくなった場合、当該フラグを1にしたビーコン信号をタグ装置1は送信する。
(干渉防止対策)
次に、干渉防止対策について述べる。満員電車など複数の人が密集する空間において、タグシステム100を利用する複数のユーザが、他ユーザが所持している監視機2の監視信号の通信距離内にいる場合、監視信号の干渉が発生する可能性がある。それを可能な限り回避するための干渉防止対策を以下に説明する。
対策1は監視機2毎に監視信号の発信間隔(間隔時間)を変えておくことである。発信間隔を異ならせておけば、あるタイミングで複数の監視機2が同時に監視信号を発信して干渉したとしても、次に監視信号を発信するタイミングはお互い異なるからである。例えば発信間隔は100~500ミリ秒とする。
対策2は監視信号の発信間隔をランダムに変えることである。監視機2の制御部21は監視信号を発信した後、次に発信するまでの時間を乱数によって決定する。あるタイミングで複数の監視機2が同時に監視信号を発信して干渉したとしても、次に監視信号を発信するタイミングはお互い異なる可能性が高くなるからである。対策2においても、発信間隔は100~500ミリ秒とする。
なお、監視信号の発信間隔は、上述した起動時間及び紛失時間よりも十分短いことが前提である。すなわち、干渉により監視信号を連続して数回、タグ装置1が受信できなかった場合でも、タグ装置1は直ちに置き忘れ又は紛失と判定しないよう、発信間隔を短くする。
図14はタグ装置の機能構成例を示すブロック図である。タグ装置1は機能部として、受信部11a、第1測定部11b、設定部11c、送信部11d、判定部11e及び第2測定部11fを備える。これらの各機能部は、制御部11が制御プログラム1Pに基づいて動作することにより、実現される。
受信部11aは監視信号を受信する。第1測定部11bは受信部が監視信号を受信してからの経過時間を測定する。設定部11cは経過時間が第1の時間長以上となった場合、装置状態を異常モードに設定する。送信部11dは装置状態が異常モードである場合、異常信号を送信する。監視信号には監視機IDが含まれており、判定部11eは該監視機IDが予め記憶されている監視機IDと一致するか否かを判定する。第2測定部11fは装置状態が異常モードへ設定されてからの経過時間を測定する。
各実施の形態で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 タグシステム
1 タグ装置
11 制御部
11a 受信部
11b 第1測定部
11c 設定部
11d 送信部
11e 判定部
11f 第2測定部
12 主記憶部
13 補助記憶部
131 動作設定
132 監視機ID
14 LF受信部
15 通信部
1P 制御プログラム
2 監視機
21 制御部
22 主記憶部
23 補助記憶部
231 動作設定
24 LF送信部
25 通信部
26 警報部
2P 制御プログラム
3 ユーザ端末
31 制御部
32 主記憶部
33 補助記憶部
331 設定DB
332 タグDB
34 近距離通信部
36 入力部
37 表示部
3P 制御プログラム
B バス

Claims (10)

  1. 監視信号を受信する受信部と、
    前記受信部が前記監視信号を受信してからの経過時間を測定する第1測定部と、
    前記経過時間が第1の時間長以上となった場合、装置状態を異常モードに設定する設定部と、
    前記装置状態が前記異常モードである場合、異常信号を送信する送信部と
    を備えることを特徴とするタグ装置。
  2. 前記監視信号には監視機IDが含まれており、該監視機IDが予め記憶されている監視機IDと一致するか否かを判定する判定部を備え、
    前記判定部が一致すると判定した場合、前記第1測定部は前記経過時間を初期化する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタグ装置。
  3. 前記受信部が、前記装置状態が前記異常モードである場合に前記監視信号を受信したとき、前記設定部は前記装置状態を正常モードに設定する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタグ装置。
  4. 前記装置状態が前記異常モードへ設定されてからの経過時間を測定する第2測定部を備え、
    前記経過時間が第2の時間長以上となった場合、前記設定部は前記装置状態を紛失モードに設定し、
    前記装置状態が前記紛失モードである場合、前記送信部は前記異常信号を繰り返し送信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のタグ装置。
  5. 前記監視信号は長波帯の電波を搬送波とし、前記異常信号は極超短波帯の電波を搬送波とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のタグ装置。
  6. 監視信号を送信する第1送信部、
    異常信号を受信する第1受信部、及び、
    前記第1受信部が前記異常信号を受信した場合、警報を出力する警報部
    を有する監視機と、
    前記監視信号を受信する第2受信部、
    前記第2受信部が前記監視信号を受信してからの経過時間を測定する測定部、
    前記経過時間が所定の時間長以上となった場合、装置状態を異常に設定する設定部、及び、
    前記装置状態が異常である場合、前記異常信号を送信する第2送信部
    を有するタグ装置と
    を備えることを特徴とする監視システム。
  7. 前記第2送信部は、前記監視機を所持するユーザの携帯通信機へ前記異常信号を送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載の監視システム。
  8. 前記第1送信部は、前記監視信号を予め設定された間隔時間毎に送信する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の監視システム。
  9. 前記第1送信部は、前記監視信号をランダムな間隔時間毎に送信する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の監視システム。
  10. 前記監視機は、前記監視信号の出力強度を設定する出力設定部を有する
    ことを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか一項に記載の監視システム。
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