JP2022170847A - 読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読取デバイスのホームポジションの誤検知を抑制できる、読取装置を提供する。【解決手段】CISユニットにより原稿が読み取られる際、その読み取りの前に、光源の光量調整のための光量調整値が取得される。また、シェーディング補正のためのシェーディング補正値が取得される。光量調整値およびシェーディング補正値は、不揮発性メモリに記憶される。HP検知処理では、光源の光量が不揮発性メモリに記憶されている光量調整値を用いて調整され、CISユニットが副走査方向に移動されながら、CISユニットによる読み取りが行われる(S26)。そして、不揮発性メモリに記憶されているシェーディング補正値を用いてシェーディング補正される(S27)。このシェーディング補正の後、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知が行われ(S28)、検知されると、その位置がCISユニットのホームポジションとされる。【選択図】図7

Description

本発明は、読取装置に関する。
従来、FB(Flat Bed:フラットベッド)方式により、原稿を読み取る読取装置が提供されている。
FB方式の読取装置では、透明ガラスからなる原稿台の下方に、主走査方向に延びる読取デバイスが主走査方向と直交する副走査方向に往復移動可能に設けられている。読取デバイスには、光源、ライトガイドおよびイメージセンサなどが内蔵されている。光源からの光がライトガイドを通して原稿に照射されて、原稿での反射光がレンズを通過してイメージセンサに入射する。イメージセンサの各受光素子で光電変換が行われ、各受光素子から電気信号が出力されて、その電気信号が画素値に変換されることにより、読取デバイスによる主走査方向の1ライン分の読み取りが達成される。
原稿の読取時に読取装置の移動を制御するため、制御部は、読取デバイスの位置を把握しておく必要がある。読取デバイスの位置を把握するため、制御部により、読取デバイスのホームポジション(基準位置)が検知される。たとえば、白色領域と黒色領域とを副走査方向に隣接して配置した基準板が設けられて、その基準板が読取デバイスにより読み取られ、その読み取られた黒色領域の位置がホームポジションとして検知される。
特開2000-115473号公報
従来、ホームポジションの検知時には、光量調整およびシェーディング補正が行われない。そのため、イメージセンサの感度不均一性(PRNU:Photo Response Non-Uniformity)、原稿台の反りなどのメカ的要因による照明深度の変動、光源の経年劣化などにより、ホームポジションを誤検知するおそれがある。
本発明の目的は、読取デバイスのホームポジションの誤検知を抑制できる、読取装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る読取装置は、原稿を支持する支持面を有する原稿台と、原稿台に対して支持面側と反対側に、支持面と平行をなす副走査方向に往復移動可能に設けられ、支持面上の読取対象に光を照射する光源および読取対象からの反射光を信号に変換するイメージセンサを有する読取デバイスと、読取デバイスのホームポジションに応じた位置に配置される基準部と、記憶部と、制御部とを備え、制御部は、原稿を読取デバイスに読み取らせる際に、原稿の読み取りの前に、読取デバイスに基準部の読み取りを実施させ、この読み取りによりイメージセンサから出力される信号を用いて光源の光量調整のための調整値を取得し、調整値を記憶部に記憶させ、原稿の読み取りの前に、調整値を用いて調整した光量で光源を発光させて、読取デバイスに基準部の読み取りを実施させ、この読み取りによりイメージセンサから出力される信号を用いてシェーディング補正のための補正値を取得し、補正値を記憶部に記憶させ、記憶部に記憶されている調整値を用いて調整した光量で光源を発光させて、読取デバイスを副走査方向に移動させながら、読取デバイスに読み取りを実施させ、この読み取りによりイメージセンサから出力される信号が示す画素値を記憶部に記憶されている補正値を用いてシェーディング補正し、シェーディング補正後の画素値が所定の閾値を跨いで変化した位置をホームポジションとして検知する。
この構成によれば、読取デバイスにより原稿が読み取られる際、その読み取りの前に、読取デバイスにより基準部が読み取られて、制御部により光源の光量調整のための調整値が取得される。また、光源の光量が調整値を用いて調整されたうえで、読取デバイスにより基準部が再度読み取られて、制御部によりシェーディング補正のための補正値が取得される。調整値および補正値は、記憶部に記憶される。
読取デバイスのホームポジションの検知の際には、光源の光量が記憶部に記憶されている調整値を用いて調整され、読取デバイスが副走査方向に移動されながら、読取デバイスによる読み取りが行われる。そして、イメージセンサから出力される信号が示す画素値が記憶部に記憶されている補正値を用いてシェーディング補正され、シェーディング補正後の画素値が所定の閾値を跨いで変化した位置が読取デバイスのホームポジションとして検知される。
そのため、イメージセンサの感度不均一性(PRNU)、メカ的要因による照明深度の変動、光源の経年劣化などの影響を排除して、読取デバイスのホームポジションを検知することができる。その結果、ホームポジションの誤検知を抑制することができる。
本発明によれば、読取デバイスのホームポジションの誤検知を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る読取装置の構成を図解的に示す断面図である。 読取装置の筐体の天面板を下側から見た図である。 CISユニットの構成を示す斜視図である。 読取装置の電気的構成を示すブロック図である。 読取処理の流れを示すフローチャートである。 白黒基準部を読み取ったときの画素位置と受光量との関係の一例を示す図である。 HP検知処理の流れを示すフローチャートである。 HP検知用光量調整値算出処理の流れを示すフローチャートである。 他の実施形態に係るHP検知処理の流れを示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<読取装置の構成>
図1に示される読取装置1は、原稿を読み取るための装置であり、筐体2および原稿カバー3を備えている。読取装置1では、FB方式およびADF方式の両方式による原稿の読み取りが可能に構成されている。読取装置1は、原稿カバー3には、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿搬送装置)4が設けられている。
なお、以下の説明で使用するため、読取装置1をその正面側から見た状態を基準に読取装置1の前後左右を規定する。また、上下については、読取装置1が水平面上に設置された状態で規定する。図1には、読取装置1を左右方向に延びる切断面線に沿って切断した断面が示されている。
筐体2は、略直方体形状をなしている。筐体2の天面板11には、図2に示されるように、第1開口12および第2開口13が設けられている。
第1開口12は、前後方向および左右方向に延びる端縁を有し、前後よりも左右に長い矩形状に形成されている。第1開口12を下側から塞ぐように、原稿載置板14が設けられている。原稿載置板14は、透明な材料を用いて平板状に形成されている。
第2開口13は、第1開口12の左側において、前後方向および左右方向に延びる端縁を有し、前後方向に細長く延びる矩形状に形成されている。第2開口13を下側から塞ぐように、原稿通過板15が設けられている。原稿通過板15は、透明な材料を用いて平板状に形成されている。
筐体2内には、図1に示されるように、CIS(Contact Image Sensor)ユニット21が原稿載置板14(原稿台の一例)および原稿通過板15の下方で、左右方向である副走査方向に移動可能に設けられている。CISユニット21(読取デバイスの一例)は、光源22、ライトガイド23、ロッドレンズアレイ24およびイメージセンサ25を備えている。
光源22は、赤色、緑色および青色の3色のLED(Light Emitting Diode)を含む。光源22は、パルス幅変調により点灯が制御される。
ライトガイド23は、光源22の光を伝搬する部材であり、透明材料からなる。ライトガイド23は、光源22の前側に配置されて、副走査方向と直交する前後方向である主走査方向に延びている。
ロッドレンズアレイ24は、ライトガイド23と左右方向に位置をずらして、たとえば、ライトガイド23の左側に配置されている。ロッドレンズアレイ24は、図3に示されるように、主走査方向に整列して並ぶ多数のロッドレンズ26(レンズの一例)を備えている。ロッドレンズ26は、成立等倍の屈折率分布型レンズである。
イメージセンサ25は、所定個(たとえば、12個)のセンサICチップ27を備えている。センサICチップ27は、主走査方向に一列に並べて配置されている。各センサICチップ27は、受光素子列28を備えている。受光素子列28は、複数の受光素子29を主走査方向に等ピッチで一列に配置して構成されている。各受光素子29は、受光量に応じた電荷を1画素の電気信号として出力する。
また、イメージセンサ25には、ゲイン調整回路およびA/D変換回路などが備えられている。各受光素子29から出力される電圧は、ゲイン調整回路による増幅後、A/D変換回路によりデジタル値である画素データ(画素値)に変換される。A/D変換回路は、たとえば、8ビット(0~255)の分解能を有しており、下限側の基準電圧(下限値)未満の電圧については一律に「0」に変換し、上限側の基準電圧(上限値)を超える電圧については一律に「255」に変換し、下限値から上限値の範囲の電圧についてはその電圧の大小に応じた画素データに変換する。
光源22からの光がライトガイド23を通して読取対象物に照射されて、読取対象物での反射光がロッドレンズアレイ24を通過してイメージセンサ25に入射する。1個のロッドレンズ26は、たとえば、約3.5個の受光素子29の受光面上に成立当倍像を結像させる。各受光素子29で光電変換が行われ、各受光素子29から電気信号が出力されて、その電気信号が画素データに変換されることにより、CISユニット21による主走査方向の1ライン分の読み取りが達成される。
ADF4は、図1に示されるように、供給トレイ31および排出トレイ32を備えている。供給トレイ31および排出トレイ32は、上下に間隔を空けて重なった状態に設けられている。ADF4内には、搬送経路33が形成されている、搬送経路33は、その一端が供給トレイ31における副走査方向の一方側の端部上で開放され、U字状に湾曲しつつ折り返されて、原稿通過面17上を経由し、他端が供給トレイ31と排出トレイ32との間で開放されている。また、ADF4内には、搬送経路33に沿って、供給ローラ34、分離ローラ35、搬送ローラ36、反転ローラ37および排出ローラ38が供給トレイ31側からこの順に設けられている。
原稿カバー3は、開位置と閉位置とに開閉可能に設けられている。原稿カバー3が閉位置に位置する状態では、原稿カバー3により、筐体2の上面の全域が被覆される。原稿カバー3は、閉位置から手前側が持ち上げられることにより、開位置に変位される。原稿カバー3が開位置に位置する状態では、筐体2の上面の全域が露出する。
FB方式による原稿の読み取りの際には、原稿カバー3が開位置に開かれて、原稿が原稿載置板14の上面(支持面の一例)に載置される。このとき、原稿は、左側の端縁が第1開口12の左側の端縁に右側から当接し、かつ、後側の端縁が第1開口12の後側の端縁に前側から当接した状態に配置される。その後、原稿カバー3が閉位置に閉じられて、原稿が原稿カバー3によって上側から覆われた状態にされる。そして、スキャンの実行の指令に応じて、CISユニット21が読取範囲の先頭の読取開始位置に対応する位置に移動され、その位置から副走査方向に移動されながら、CISユニット21が原稿載置板14上の原稿を1ラインずつ副走査方向に順に読み取ることにより、原稿の読み取りが達成される。
一方、ADF方式による原稿の読み取りの際には、ADF4の供給トレイ31上に原稿が載置される。また、CISユニット21が原稿通過板15に下方から対向する位置で停止される。その後、スキャンの実行の指令に応じて、供給ローラ34による原稿の搬送が開始される。原稿は、分離ローラ35により1枚ずつに分離されて、搬送ローラ36および反転ローラ37により搬送経路33を搬送される。原稿が原稿通過板15上を通過しつつ、CISユニット21が原稿を1ラインずつ順に読み取ることにより、原稿の読み取りが達成される。
原稿通過板15の左側には、図2に示されるように、白黒基準部41(基準部の一例)が設けられている。白黒基準部41は、矩形状のテープとして形成され、原稿通過板15の左側で主走査方向と一致する前後方向に延びるように、筐体2の天面板11の裏面(下側を向いた面)に貼着されている。白黒基準部41では、前右側および後右側の各角部の矩形状の領域が黒領域42とされ、残余の領域が白領域43とされている。これにより、白黒基準部41の右側の端縁に沿った領域では、白領域43が2個の黒領域42に挟まれて、各黒領域42と白領域43とが連続し、前側の端縁に沿った領域および後側の端縁に沿った領域では、黒領域42の左側に白領域43が隣接して、黒領域42と白領域43とが連続している。
また、読取装置1は、図4に示されるように、CPU(Central Processing Unit)51と、フラッシュメモリやE2PROMなどのデータの書き換えが可能な不揮発性メモリ52(記憶部の一例)と、SDRAMなどの揮発性メモリ53とを備えている。CPU51、不揮発性メモリ52および揮発性メモリ53は、データ通信のためのバス54に接続されている。
CPU51(制御部の一例)は、各種の処理のためのプログラムを実行することにより、ADF4、CISユニット21およびCISユニット21を副走査方向に移動させるCISユニット移動機構55など、読取装置1の各部を制御する。不揮発性メモリ52には、CPU51によって実行されるプログラムおよび各種のデータなどが記憶されている。揮発性メモリ53は、CPU51がプログラムを実行する際のワークエリアとして使用される。
CISユニット移動機構55は、CISユニット21を担持するキャリッジ、正逆回転可能なステッピングモータ、ステッピングモータにより回転駆動される駆動プーリ、駆動プーリと対をなす従動プーリおよび駆動プーリと従動プーリとに巻き掛けられたベルトを備えている。駆動プーリと従動プーリとは、左右方向に互いの間に間隔を空けて、それぞれ回転軸線が前後方向に延びるように配置されている。ベルトの途中部は、キャリッジに固定されている。駆動プーリの回転により、ベルトが走行し、ベルトの走行に伴って、CISユニット21を担持したキャリッジが左右方向と一致する副走査方向に移動する。
また、読取装置1には、操作パネル56が備えられている。操作パネル56には、各種の設定のために操作される操作部と、情報の表示のための表示部とが含まれる。操作部と表示部とは、別々に設けられていてもよいし、液晶ディスプレイなどの表示部上に感圧式または静電容量式の透明フィルムスイッチなどの操作部を重ねて構成されるタッチパネルの形態であってもよい。
<読取処理>
読取装置1に原稿の読取指示が入力されると、CPU51は、図5に示される読取処理を開始する。原稿の読取指示は、たとえば、ユーザが操作パネル56を操作することにより、操作パネルから入力される。読取指示の入力に際し、ユーザは、操作パネル56の操作により、原稿の読取解像度を設定する。読取解像度には、300dpi、600dpiおよび1200dpiの3段階が設けられている。
以下、原稿の読取指示がFB方式による読み取りの指示である場合を例にとる。
読取処理では、CPU51は、ユーザにより設定された読取解像度を不揮発性メモリ52に記憶させる(S11)。不揮発性メモリ52に記憶される読取解像度は、読取処理が行われる度に上書きにより更新される。
そして、CPU51は、光量調整を行う(S12)。光量調整では、CPU51は、CISユニット21およびCISユニット移動機構55を制御して、CISユニット21に白黒基準部41の白領域43を読み取らせる。そして、CPU51は、その読み取りにより得られる1ライン分の各画素の画素値の最大値が所定値(たとえば、254)になるように、CISユニット21の光源22に供給される電流値および光源22の点灯時間のデューティ比を調整する。CPU51は、光量調整により設定された電流値およびデューティ比を光量調整値として不揮発性メモリ52に記憶させる(S13)。不揮発性メモリ52に記憶される光量調整値は、光量調整が行われる度に上書きにより更新される。
光量調整後、CPU51は、シェーディング補正値を取得する(S14)。すなわち、CPU51は、光量調整により設定された電流値およびデューティ比で光源22に電流を供給し、CISユニット21に白黒基準部41の白領域43を読み取らせる。そして、CPU51は、その読み取りにより得られる1ライン分の画素値から白レベルの不均一性を補正する白レベル補正値を求め、その白レベル補正値をシェーディング補正値として揮発性メモリ53に記憶させる。
また、CPU51は、図6に示されるように、シェーディング補正値を一定の画素数(たとえば、550画素)ごとにブロックに分ける。そして、CPU51は、ブロックごとに、シェーディング補正値の平均値を算出し、その算出したブロック単位シェーディング補正平均値をブロックを特定するブロック特定情報と対応づけて不揮発性メモリ52に記憶させる(S15)。ブロック特定情報は、各ブロックに付けられた固有の番号などであってもよいし、各ブロックに含まれる画素の番号の範囲であってもよい。不揮発性メモリ52に記憶されるブロック単位シェーディング補正平均値は、ブロック単位シェーディング補正平均値の算出が行われる度に上書きにより更新される。
その後、CPU51は、原稿の読み取り(実読取)を行う(S16)。CPU51は、CISユニット21およびCISユニット移動機構55を制御して、CISユニット21を原稿載置板14の左端よりも左側に設定された待機位置から右側に移動させつつ、原稿載置板14上の原稿をCISユニット21に読み取らせる。
CISユニット21が原稿の1ラインを読み取る度に、CPU51は、揮発性メモリ53に設定されたCIS動作ライン数記憶カウンタのカウント値がインクリメント(+1カウントアップ)する(S17)。
その後、CPU51は、CIS動作ライン数カウンタのカウント値から、CISユニット21の読取位置が原稿の最終読取ラインに到達したか否かを判断する(S18)。すなわち、CIS動作ライン数カウンタのカウント値が原稿サイズに応じた所定値に達していない間は、CPU51は、CISユニット21の読取位置が原稿の最終読取ラインに到達していないと判断し(S18:NO)、原稿の読み取りを継続する。そして、CIS動作ライン数カウンタのカウント値が原稿サイズに応じた所定値に達すると、CPU51は、CISユニット21の読取位置が原稿の最終読取ラインに到達したと判断して(S18:YES)、原稿の読み取りを終了するとともに、読取処理を終了する。
<HP検知処理>
読取装置1の電源がオンされたことに応じて、また、原稿の読み取りが完了したことに応じて、CPU51は、図7に示されるHP検知処理を実行する。読取装置1では、CPU51がCISユニット21の副走査方向の位置を把握するため、HP検知処理により、CISユニット21のホームポジション(HP)が検知される。
不揮発性メモリ52に記憶される読取解像度、光量調整値およびブロック単位シェーディング補正平均値は、それらが取得される度に上書きにより更新されるので、不揮発性メモリ52には、最終に行われた読取処理で取得された読取解像度、光量調整値およびブロック単位シェーディング補正平均値が記憶されている。以下、最終に行われた読取処理で取得された読取解像度、光量調整値およびブロック単位シェーディング補正平均値をそれぞれ「最終読取解像度」、「光量調整値」および「最終ブロック単位シェーディング補正平均値」という。
HP検知処理では、CPU51は、不揮発性メモリ52から最終読取解像度を読み出す(S21)。そして、CPU51は、最終読取解像度が300dpiであるか否かを判断する(S22)。
最終読取解像度が300dpiである場合(S22:YES)、CPU51は、不揮発性メモリ52から最終光量調整値を読み出す(S23)。そして、CPU51は、その読み出した最終光量調整値をHP検知用光量調整値に設定する。
一方、最終読取解像度が300dpiでない場合(S22:NO)、つまり最終読取解像度が600dpiまたは1200dpiである場合、CPU51は、HP検知用光量調整値算出処理を行う(S24)。
HP検知用光量調整値算出処理の流れは、図8に示されている。HP検知用光量調整値算出処理では、CPU51は、不揮発性メモリ52から最終読取解像度および最終光量調整値を読み出す(S241)。そして、CPU51は、最終読取解像度が1200dpiであるか否かを判断する(S242)。最終読取解像度が1200dpiである場合(S242:YES)、CPU51は、最終光量調整値に含まれるデューティ比を1/4(=最低解像度/最終読取解像度)した値をHP検知用光量調整値(デューティ)に設定し(S243)、HP検知用光量調整値算出処理を終了する。また、最終読取解像度が1200dpiでなく(S242:NO)、最終読取解像度が600dpiである場合、CPU51は、最終光量調整値に含まれるデューティ比を1/2(=最低解像度/最終読取解像度)した値をHP検知用光量調整値(デューティ)に設定し(S243)、HP検知用光量調整値算出処理を終了する。HP検知用光量調整値算出処理の終了後は、図7に示されるHP検知処理に戻る。
HP検知用光量調整値の設定後、CPU51は、不揮発性メモリ52から最終ブロック単位シェーディング補正平均値を読み出す(S25)。そして、CPU51は、その読み出した最終ブロック単位シェーディング補正平均値をHP検知用ブロック単位シェーディング補正平均値に設定する。
そして、CPU51は、CISユニット移動機構55を制御して、CISユニット21を白黒基準部41(図2参照)に対して右側に離間した位置から白黒基準部41に向けて、読取解像度300dpiに応じた移動速度で移動させる。その一方で、CPU51は、最終光量調整値に含まれる電流値およびHP検知用光量調整値(デューティ)で光源22に電流を供給することにより、光源22の光量を調整して、CISユニット21(イメージセンサ25)に300dpiの解像度での1ラインの読み取りを300dpiに応じた周期で行わせる(S26)。
CPU51は、CISユニット21に読み取られた1ラインの読取データに対して、各最終ブロック単位シェーディング補正平均値を用いたシェーディング補正を行う(S27)。すなわち、CPU51は、CISユニット21により読み取られた画素値を各最終ブロック単位シェーディング補正平均値に対応するブロックに分け、ブロックごとに、そのブロックに含まれる各画素値を最終ブロック単位シェーディング補正平均値を用いて補正する。
CPU51は、不揮発性メモリ52から読み出した最終読取解像度が1200dpiであった場合、シェーディング補正後の1ラインの読取データについて、連続して並ぶ4画素の画素値を加算して1画素の画素値とし、その画素加算後の各画素値を主走査方向の一方側から順に着目して、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知を行う(S28:白黒検知)。
また、不揮発性メモリ52から読み出した最終読取解像度が600dpiであった場合、CPU51は、シェーディング補正後の1ラインの読取データについて、連続して並ぶ2画素の画素値を加算して1画素の画素値とし、その画素加算後の各画素値を主走査方向の一方側から順に着目して、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知を行う(S28:白黒検知)。
不揮発性メモリ52から読み出した最終読取解像度が300dpiであった場合には、CPU51は、シェーディング補正後の1ラインの読取データについて、画素加算を行わずに、その画素加算後の各画素値を主走査方向の一方側から順に着目して、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知を行う(S28:白黒検知)。
そして、CPU51は、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置を検知しない場合(S28:NO)、CISユニット21に読み取られた次の1ラインの読取データを対象として、最終ブロック単位シェーディング補正平均値を用いたシェーディング補正の後、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知を行うといった処理を繰り返す。CPU51は、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置を検知すると(S28:YES)、その位置をCISユニット21のホームポジションと検知して、HP検知処理を終了する。
<作用効果>
以上のように、CISユニット21により原稿が読み取られる際、その読み取りの前に、CISユニット21により白黒基準部41が読み取られて、CPU51により光源22の光量調整のための光量調整値が取得される。また、光源22の光量が光量調整値を用いて調整されたうえで、CISユニット21により白黒基準部41が再度読み取られて、CPU51によりシェーディング補正のためのシェーディング補正値が取得される。シェーディング補正値が一定の画素数ごとにブロックに分けられて、ブロックごとに、シェーディング補正値の平均値であるブロック単位シェーディング補正平均値が算出される。光量調整値およびブロック単位シェーディング補正平均値は、それぞれ最終光量調整値および最終ブロック単位シェーディング補正平均値として不揮発性メモリ52に記憶される。
CISユニット21のホームポジションの検知のためのHP検知処理では、光源22の光量が不揮発性メモリ52に記憶されている最終光量調整値を用いて調整され、CISユニット21が副走査方向に移動されながら、CISユニット21による読み取りが行われる。そして、CISユニット21により読み取られた画素値が各最終ブロック単位シェーディング補正平均値に対応するブロックに分けられ、ブロックごとに、そのブロックに含まれる各画素値が最終ブロック単位シェーディング補正平均値を用いてシェーディング補正される。このシェーディング補正の後、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知が行われる。互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置が検知されない場合、CISユニット21に読み取られた次の1ラインの読取データを対象として、最終ブロック単位シェーディング補正平均値を用いたシェーディング補正の後、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知が行われる。これが繰り返されて、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置が検知されると、その位置がCISユニット21のホームポジションとされる。
そのため、イメージセンサ25の感度不均一性(PRNU)、メカ的要因による照明深度の変動、光源22の経年劣化などの影響を排除して、CISユニット21のホームポジションを検知することができる。その結果、ホームポジションの誤検知を抑制することができる。
不揮発性メモリ52には、最終光量調整値および最終ブロック単位シェーディング補正平均値とともに、それらが取得されたときの読取解像度が最終読取解像度として記憶される。そして、HP検知処理でのCISユニット21による読み取りは、最終読取解像度以下の読取解像度で行われる。すなわち、最終読取解像度が最低解像度である場合には、HP検知処理でのCISユニット21による読み取りは、最終読取解像度(=最低解像度)で行われ、最終読取解像度が最低解像度よりも高い高解像度である場合には、HP検知処理でのCISユニット21による読み取りは、最低解像度で行われる。これにより、最終読取解像度が高い場合に、HP検知処理でのCISユニット21による読み取りが最終読取解像度で行われるのに比べ、その読み取りに要する時間を短縮することができる。
また、最終読取解像度が最低解像度よりも高く、HP検知処理でのCISユニット21による読み取りが最低解像度で行われる場合には、光源22の光量が最終光量調整値と最低解像度を最終読取解像度で除算した値とを用いて調整される。これにより、光源22の光量を最低解像度に応じた光量に調整することができ、HP検知処理でのCISユニット21による読み取りを良好に行うことができる。
最終読取解像度、最終光量調整値および最終ブロック単位シェーディング補正平均値は、不揮発性メモリ52に記憶されるので、読取装置1の電源がオフにされても、不揮発性メモリ52から最終読取解像度、最終光量調整値および最終ブロック単位シェーディング補正平均値が消失しない。そのため、読取装置1の電源が投入されたことに応じて実行されるHP検知処理においても、CISユニット21のホームポジションを検知することができる。
<HP検知処理の他の例>
図7に示されるHP検知処理に代えて、図9に示されるHP検知処理が行われてもよい。
図9に示されるHP検知処理では、CPU51は、不揮発性メモリ52からCIS動作ライン数および最終読取解像度を読み出す(S31)。
原稿の読み取りが行われている間、たとえば、CISユニット21がホームポジションに位置するときのステップ数を0として、CISユニット移動機構55のステッピングモータが正方向に1ステップ回転するとステップ数をインクリメント(+1)し、ステッピングモータが逆方向に1ステップ回転するとステップ数をデクリメント(-1)することにより、ステッピングモータのステップ数が計数されている。そして、最終に行われた読取処理が終了した時点でのステップ数がCIS動作ライン数として不揮発性メモリ52に書き込まれる。すなわち、不揮発性メモリ52には、ホームポジションから最終に行われた読取処理が終了した時点におけるCISユニット21の位置までのライン数がCIS動作ライン数として記憶されている。
CPU51は、最終読取解像度が300dpiであるか否かを判断する(S32)。
最終読取解像度が300dpiでない場合(S32:NO)、CPU51は、不揮発性メモリ52から読み出したCIS動作ライン数(以下、「読み出しライン数L」という。)が所定値A以上であるか否かを判断する(S33)。
読み出しライン数Lが所定値A以上である場合(S33:YES)、CPU51は、CISユニット移動機構55を制御して、読取解像度が300dpiであるときのCISユニット21の移動速度で、CISユニット21をホームポジションに向けて1ライン戻す(S34)。このとき、CISユニット21の光源22が点灯されて、CISユニット21による読み取りが行われてもよいし、光源22が点灯されず、CISユニット21による読み取りが行われなくてもよい。その後、CPU51は、CISユニット21をホームポジションに向けて戻したライン数の合計が読み出しライン数Lから所定値Aを減じた値(L-A)よりも大きいか否かを判断する(S35)。戻したライン数の合計が値(L-A)以下であり、CPU51は、戻したライン数の合計が値(L-A)よりも大きくないと判断した場合(S35:NO)、CISユニット移動機構55を制御して、CISユニット21をホームポジションに向けてさらに1ライン戻し(S34)、CISユニット21を戻したライン数の合計が値(L-A)よりも大きいか否かを再び判断する(S35)。
CISユニット21を戻したライン数の合計が値(L-A)よりも大きくなり、CPU51は、その戻したライン数の合計が値(L-A)よりも大きいと判断すると(S35:YES)、CISユニット移動機構55を制御して、最終読取解像度に応じた移動速度で移動させる。その一方で、CPU51は、不揮発性メモリ52から最終光量調整値を読み出して、最終光量調整値に含まれる電流値およびHP検知用光量調整値(デューティ)で光源22に電流を供給することにより、光源22の光量を調整して、CISユニット21(イメージセンサ25)に最終読取解像度での1ラインの読み取りを行わせる(S36)。
また、CPU51は、最終読取解像度が300dpiであると判断した場合(S32:NO)、または、読み出しライン数Lが所定値A以上ではないと判断した場合(S33:NO)、CISユニット移動機構55を制御して、最終読取解像度に応じた移動速度で移動させる。その一方で、CPU51は、不揮発性メモリ52から最終光量調整値を読み出して、最終光量調整値に含まれる電流値およびHP検知用光量調整値(デューティ)で光源22に電流を供給して、CISユニット21(イメージセンサ25)に最終読取解像度での1ラインの読み取りを行わせる(S36)。
そして、CPU51は、CISユニット21に読み取られた1ラインの読取データに対して、各最終ブロック単位シェーディング補正平均値を用いたシェーディング補正を行う(S37)。その後、CPU51は、シェーディング補正後の1ラインの読取データについて、その画素加算後の各画素値を主走査方向の一方側から順に着目して、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知を行う(S38:白黒検知)。
CPU51は、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置を検知しない場合(S38:NO)、CISユニット21に読み取られた次の1ラインの読取データを対象として、最終ブロック単位シェーディング補正平均値を用いたシェーディング補正の後、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置の検知を行うといった処理を繰り返す。CPU51は、互いに隣り合う画素値が所定のHP検知閾値を跨いで変化する位置を検知すると(S38:YES)、その位置をCISユニット21のホームポジションと検知して、HP検知処理を終了する。
以上のように、最終読取解像度が最低解像度である場合には、HP検知処理でのCISユニット21による読み取りは、最終読取解像度(=最低解像度)で行われる。一方、最終読取解像度が最低解像度よりも高い高解像度である場合には、CISユニット21をホームポジションに向けて戻したライン数の合計が値(L-A)よりも大きくなるまで、CISユニット21が最低解像度に応じた速度で戻され、戻したライン数の合計が値(L-A)よりも大きくなった後、言い換えれば、CISユニット21がホームポジションから所定ライン数A手前の位置まで戻った後は、CISユニット21により最終読取解像度での読み取りが行われる。そのため、最終読取解像度が高い場合に、HP検知処理でのCISユニット21による読み取りが最終読取解像度で終始行われるのに比べ、その読み取りに要する時間を短縮することができる。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、読取処理で得られたシェーディング補正値が一定の画素数のブロックに分けられて、そのブロックごとにシェーディング補正値の平均値が算出され、その算出された平均値が最終ブロック単位シェーディング補正平均値として不揮発性メモリ52に記憶されて、HP検知処理におけるシェーディング補正では、最終ブロック単位シェーディング補正平均値が用いられるとした。これに限らず、読取処理で得られたシェーディング補正値がそのまま不揮発性メモリ52に記憶されて、そのシェーディング補正値がHP検知処理におけるシェーディング補正に用いられてもよい。
また、CPU51が各処理を実行するとしたが、読取装置1に複数のCPUが設けられて、複数のCPUが協働して各処理を実行してもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:読取装置
14:原稿載置板
21:CISユニット
22:光源
25:イメージセンサ
29:受光素子
41:白黒基準部
51:CPU
52:不揮発性メモリ

Claims (7)

  1. 原稿を支持する支持面を有する原稿台と、
    前記原稿台に対して前記支持面側と反対側に、前記支持面と平行をなす副走査方向に往復移動可能に設けられ、前記支持面上の読取対象に光を照射する光源および前記読取対象からの反射光を信号に変換するイメージセンサを有する読取デバイスと、
    前記読取デバイスのホームポジションに応じた位置に配置される基準部と、
    記憶部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記原稿を前記読取デバイスに読み取らせる際に、前記原稿の読み取りの前に、前記読取デバイスに前記基準部の読み取りを実施させ、この読み取りにより前記イメージセンサから出力される信号を用いて前記光源の光量調整のための調整値を取得し、前記調整値を前記記憶部に記憶させ、
    前記原稿の読み取りの前に、前記調整値を用いて調整した光量で前記光源を発光させて、前記読取デバイスに前記基準部の読み取りを実施させ、この読み取りにより前記イメージセンサから出力される信号を用いてシェーディング補正のための補正値を取得し、前記補正値を前記記憶部に記憶させ、
    前記記憶部に記憶されている前記調整値を用いて調整した光量で前記光源を発光させて、前記読取デバイスを前記副走査方向に移動させながら、前記読取デバイスに読み取りを実施させ、この読み取りにより前記イメージセンサから出力される信号が示す画素値を前記記憶部に記憶されている前記補正値を用いてシェーディング補正し、
    前記シェーディング補正後の画素値が所定の閾値を跨いで変化した位置を前記ホームポジションとして検知する、読取装置。
  2. 請求項1に記載の読取装置であって、
    前記制御部は、
    複数の読取解像度で前記読取デバイスに読み取りを実施させることが可能であり、
    前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度を前記記憶部に記憶させ、
    前記ホームポジションの検知のための読み取りにおいて、少なくとも一部の期間、前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値が取得されたときの読取解像度以下の読取解像度で前記読取デバイスに読み取りを実施させる、読取装置。
  3. 請求項2に記載の読取装置であって、
    前記制御部は、前記ホームポジションの検知のための読み取りにおいて、
    前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度が最低解像度である場合、前記読取デバイスに前記最低解像度で前記ホームポジションの検知のための読み取りを実施させ、
    前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度が前記最低解像度よりも高い高解像度である場合、前記光源の光量を、前記記憶部に記憶されている前記調整値と、前記最低解像度を前記高解像度で除算した値とを用いて調整して、前記読取デバイスに前記最低解像度で読み取りを実施させる、読取装置。
  4. 請求項3に記載の読取装置であって、
    前記調整値は、前記光源の点灯をパルス幅変調により制御する場合のデューティ比である、読取装置。
  5. 請求項3または4に記載の読取装置であって、
    前記イメージセンサは、主走査方向に並べられた複数の受光素子を備えており、
    前記制御部は、
    前記原稿の読み取りの前に、前記調整値を用いて調整した光量で前記光源を発光させて、前記読取デバイスに前記基準部の読み取りを実施させ、個々の前記受光素子が出力する画素値から白レベルの不均一性を補正する白レベル補正値を求め、前記白レベル補正値を複数のブロックに分けて、前記ブロックごとに、前記白レベル補正値の平均値を前記補正値として取得し、前記補正値を前記ブロックと対応づけて前記記憶部に記憶させ、
    前記ホームポジションの検知の際のシェーディング補正では、前記ブロックごとに、前記ブロックに対応づけられた前記補正値を用いて、前記受光素子が出力する画素値を補正する、読取装置。
  6. 請求項2に記載の読取装置であって、
    前記制御部は、前記ホームポジションの検知のための読み取りにおいて、
    前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度が最低解像度である場合、前記読取デバイスを前記最低解像度に応じた移動速度で前記ホームポジションに向けて移動させて、前記読取デバイスに前記最低解像度で読み取りを実施させ、
    前記記憶部に記憶されている前記調整値および前記補正値を取得したときの読取解像度が前記最低解像度よりも高い高解像度である場合、前記読取デバイスを前記最低解像度に応じた移動速度で前記ホームポジションに向けて移動させて、前記読取デバイスが前記ホームポジションに対して所定ライン数手前の位置に到達すると、前記読取デバイスの移動速度を前記最低解像度に応じた移動速度から前記高解像度に応じた移動速度に変更して、前記読取デバイスを前記ホームポジションに向けて移動させて、前記読取デバイスに前記高解像度で読み取りを実施させる、読取装置。
  7. 請求項1~6のいずれか一項に記載の読取装置であって、
    前記記憶部は、不揮発性メモリである、読取装置。
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