JP2022169364A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】静止画撮影とライブビュー表示をシームレスに行う連写撮影において、静止画像を適正な露出で撮影しつつ、ライブビュー表示の視認性の低下も抑制する。【解決手段】被写体を撮像して画像を出力する撮像素子と、画像を表示する表示部と、撮像素子を用いた連写撮影において、連写撮影による記録用の第1の静止画用の撮像と次に取得される記録用の第2の静止画用の撮像の間に、ライブビューの表示用の第1の画像の撮像と第1の画像の表示部への表示とを行う制御部とを備え、制御部は、第1の静止画用の撮像のための測光値と第2の静止画用の撮像のための測光値の差が所定値以上である場合に、第1の静止画用の撮像と第2の静止画用の撮像の間のライブビューによる表示部の表示を、第1の画像とは異なる表示とする。【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像装置において連写撮影を行う場合の表示制御技術に関する。
従来より、スポーツなどのシーンに代表される動体被写体を撮影する場合、被写体に追従して、被写体を画面内に収めながら連写撮影を行う手法が知られている。
また、近年ミラーレスカメラが主流となってきたことや、撮像素子からの読み出し速度が向上してきたことなどにより、電子シャッタ方式による撮影が一般的になりつつある。ミラーレスカメラでは、静止画撮影において、光束を光学ファインダまたは撮像素子へ導くためのミラーのアップダウン動作を行う必要がなく、また電子シャッタによる静止画撮影では、物理的なシャッタ幕を走行させる必要がない。そのため、静止画撮影とライブビュー表示をシームレス(ブラックアウトやフレームストップ無し)に行うことが可能である。
連写撮影においては、撮影される静止画像は常に適正露出で撮影されていることが望ましく、一方ライブビューでは、追尾被写体を画角に収める際の視認性が低下しないように滑らかに露出が変化することが望ましい。また、連写撮影中にライブビュー画像の表示更新を一時停止(フレームストップ)するような制御を行うと、表示更新を再開した際に追尾被写体に加速感が生まれてしまい、被写体を画角に収めにくくなるため望ましくない。
特開2013-126091号公報
通常、連写撮影を行う場合であっても、撮影時の露出設定は予め決められたプログラム線図に基づいて決定され、カメラ設定や被写体に適した露出値となるように制御される。また、ライブビューの露出設定に関しても予め決められたプログラム線図に基づいて決定され、ライブビュー表示に適した露出値となるように制御される。
しかしながら、静止画撮影とライブビュー表示をシームレスに行えるようになったことで、連写撮影において静止画像をプログラム線図に基づいて所望の露出で撮影しようとした場合にライブビューに露出のチラつきが発生し、視認性が低下するという課題がある。
図6は、連写撮影において、静止画撮影とライブビューをシームレスに行った場合に発生する露出のチラつき現象を説明するための図である。以下、図6を用いて、このチラつき現象について説明する。
図6において、符号301~305は、連写撮影における静止画の撮影タイミングを示しており、それらの静止画撮影タイミングの間にある符号306は、静止画撮影間のライブビューの撮像タイミングを示している。つまり、図6の例では、連写撮影における連続する2回の静止画の撮影の間に5回のライブビューのための撮像と表示を行っていることを示している。また、図6における破線308は、被写体輝度を示す測光値の推移を示している。
曲線309は、ライブビュー画像を撮像する際の露出の推移を示しており、破線308で示される測光値に連動して算出される。ライブビューの露出は、測光値に対して滑らかな曲線を描くように追従することが望ましい。黒点311は、静止画像を撮像する際の露出を示しており、破線308の示す測光値に連動して算出される。実線309、及び黒点311の示す露出は、破線308の示す測光値に近似しているほど適正露出であることを示す。一点鎖線310は、露出を決定する要素の1つである絞り値(F値)の変化を示しており、黒点311に示される露出を実現するために絞りを駆動している様子を示している。
図6に示した実線307で囲まれた領域は、絞りが駆動されていることに起因して発生する露出チラつきが生じる期間を示している。符号312で示すタイミングで被写体輝度の変化を検知し、測光値が変化したことで、符号303で示すタイミングにおける静止画撮影の露出も変化している。そのため、タイミング303で静止画像の撮像のための所望の絞り値となるように、実線307で示す期間において、絞りが駆動される。
この場合、実線307で示す期間におけるライブビュー露出は、実線309で示すように滑らかな露出追従曲線を描くことが望ましい。前述したように、実線307で示す期間は、一点鎖線310で示されるように絞りが駆動されているため、実線309で示すような曲線を描きながら露出追従を行うためには、絞り値(Av)の変化を考慮してシャッタ速度(Tv)とISO感度(Sv)を制御する必要がある。しかしながら、物理的な機構部材を駆動する絞りの制御は、正確にその駆動状態を推測することが困難であるため、絞りの変化に合わせてTv、Svを正確に合わせ込むことも困難である。このように、絞りによる露出の変化と、Tv、Svによる露出の変化にタイミング的な不整合が生じることによって実線307の期間において露出チラつきが生じるという課題がある。この露出のチラつき現象では、絞りの駆動速度が速いほど、Tv、Svとのタイミング的な不整合が生じた際の露出チラつき量が大きくなる。
ところで、特許文献1には、カメラの動く速度に応じて露出の変化量を変更する技術が提案されている。特許文献1には、カメラの動く速度が緩やかな場合には露出追従が緩やかになるように露出の変化量を小さく制御し、カメラの動く速度が速い場合には露出追従が急峻になるように露出の変化量を大きく制御する方法が開示されている。
この方法を前述した課題に対して適用し、緩やかな速度でカメラを動かし、緩やかに露出を変化させながら連写撮影を行ったとしても、急に画角内に進入してきた被写体に起因して測光値が大きく変化する場合がある。その場合、静止画撮影で適正露出を得るためには、静止画撮影間(コマ間)に大きく絞りを駆動させる必要があり、絞りの駆動速度が高速になってしまう。
また、そもそもカメラを高速で動かしながらの撮影では、画角の変化に伴って測光値が大きく変化しやすく、同様にコマ間における絞り駆動速度が高速になってしまう。このように、特許文献1に記載の技術を適用したとしても、コマ間のライブビューで絞りを高速で駆動させる状況が発生し、その際には露出のチラつきが発生してしまう。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、静止画撮影とライブビュー表示をシームレスに行う連写撮影において、静止画像を適正な露出で撮影しつつ、ライブビュー表示の視認性の低下も抑制することである。
本発明に係わる撮像装置は、被写体を撮像して画像を出力する撮像素子と、画像を表示する表示手段と、前記撮像素子を用いた連写撮影において、連写撮影による記録用の第1の静止画用の撮像と次に取得される記録用の第2の静止画用の撮像の間に、ライブビューの表示用の第1の画像の撮像と該第1の画像の前記表示手段への表示とを行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記第1の静止画用の撮像のための測光値と前記第2の静止画用の撮像のための測光値の差が所定値以上である場合に、前記第1の静止画用の撮像と前記第2の静止画用の撮像の間のライブビューによる前記表示手段の表示を、前記第1の画像とは異なる表示とすることを特徴とする。
本発明によれば、静止画撮影とライブビュー表示をシームレスに行う連写撮影において、静止画像を適正な露出で撮影しつつ、ライブビュー表示の視認性の低下も抑制することが可能となる。
本発明の撮像装置の一実施形態であるカメラのシステム構成を示すブロック図。 連続撮影動作における静止画撮影とライブビュー表示をシームレスに行った場合の動作を説明するための図。 一実施形態に係る連続撮影動作を説明するためのフローチャート。 連続撮影動作中のライブビューの撮像動作を説明するためのフローチャート。 連続撮影動作中のライブビューにおける各コマの露出演算処理を説明するためのフローチャート。 連続撮影動作における静止画撮影とライブビュー表示をシームレスに行った場合に発生する露出チラつき現象を説明するための図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の撮像装置の一実施形態であるカメラ150のシステム構成を示すブロック図である。
カメラ150は、カメラ本体100に対して、交換可能なレンズユニット200が装着されて構成されている。なお、本実施形態においては、レンズ交換可能な一眼タイプのカメラを例に挙げて説明するが、本発明は、レンズとカメラ本体が一体となったカメラにも適用可能である。
図1において、シャッタ101は、レンズユニット200から撮像素子102へ入射する光量を制御するために設けられ、通常は開いた状態となっている。シャッタ101は、シャッタ制御部108を介して、カメラ制御部104により制御される。
撮像素子102は、被写体の撮像を行う、例えば、CMOSセンサやCCDセンサである。撮像素子102は、タイミングジェネレータ109から出力されるタイミング信号に基づいて駆動され、被写体の光学像を光電変換してアナログ信号を出力する。アナログ信号処理部103は、撮像素子102から出力されるアナログ信号を、サンプルホールドし、アナログゲインを付加し、A/D変換によってデジタル信号へと変換して出力する。カメラ制御部104は、アナログ信号処理部103から出力されたデジタル信号に、後述のデジタル信号処理を施し、メモリ制御部112を介して、メモリ113に保存する。
デジタルゲイン部105は、デジタル画像信号にデジタルゲインを付加して、画像処理部106に出力する。画像処理部106は、種々のデジタル信号処理、例えば、画素補間処理、色変換処理を行う。測光処理部107は、デジタルゲイン部105から出力されたデジタル信号から、被写体像の輝度を算出する。画像表示部111は、画像や撮影情報を表示するための背面モニタで、例えば、LCD等の画像表示装置である。
操作部114は、ユーザからの操作を受け付ける入力部としての各種操作部材を有する。操作部114は、AF(オートフォーカス)指示ボタン、撮影指示ボタン(レリーズボタン)、各種操作ボタンを有し、ユーザによる入力操作をカメラ制御部104に伝達する。
カメラ制御部104は、CPUからなるマイクロコンピュータであり、ROM135に保存されたプログラムを、RAM136に展開して実行することにより、カメラ150全体を制御する。
レンズユニット200は、カメラ本体100に対して交換可能な撮影レンズである。レンズ201は例えば合焦用レンズやズームレンズを有するレンズ群であり、被写体からの反射光をカメラ本体100に取り込む。絞り202は、その開口径を調節することにより撮影時の光量調節を行う。絞り202の開口径は、レンズ制御部205が絞り駆動部204を介して制御する。フォーカス駆動部203は、レンズ制御部205の指令を受けて、レンズ201の位置を変位させることにより焦点を合わせる。
レンズ制御部205は、レンズユニット200に含まれる各部を制御する。さらに、レンズ制御部205は、レンズ位置取得部207からのレンズ201の位置情報に基づいて、レンズのズーム位置(焦点距離情報)や合焦面までの距離情報を得ることができる。通信端子206はレンズユニット200がカメラ本体100と通信を行うための通信端子であり、通信端子110はカメラ本体100がレンズユニット200と通信を行うための通信端子である。レンズユニット200は、この通信端子206,110を介してカメラ本体100内部のカメラ制御部104と通信する。
(連続撮影動作)
以下、本実施形態における被写体の連続撮影動作(連写撮影動作)について図2~図4を参照して説明する。図2は、図6で示したように、記録用の画像である静止画用の撮像と表示用の画像であるライブビュー画像の撮像をシームレスに行った場合に発生する露出のチラつき現象に対して、本実施形態の連続撮影動作を適用した場合の動作を説明するための図である。図3は、本実施形態における連続撮影動作を説明するためのフローチャートである。
カメラ制御部104は、カメラ本体100の各部に電力が供給された状態で操作部114に設けられたレリーズスイッチが操作されたことを検知し、連続撮影動作処理を実行する。なお、レリーズスイッチが操作されたことを検知して、測光処理による測光値の算出が行われた後、算出した測光値及びメモリ113に予め格納されているプログラム線図に基づいて1枚目の撮影の露出が決定され、連続撮影動作が開始される。
図3に図示すように、連続撮影動作が開始されると、ステップS401において、カメラ制御部104は、連続撮影動作における静止画撮影回数を示すnを1に初期化する。
ステップS402では、カメラ制御部104は、連続撮影動作が開始される前に決定された1枚目の撮影の露出に基づいて絞り(Av)を制御するために、レンズ制御部205に対して絞り駆動を指示する。
ステップS403では、カメラ制御部104は、連続撮影動作が開始される前に決定された1枚目の撮影の露出に基づいてシャッタ速度(Tv)とISO感度(Sv)を制御するために、シャッタ制御部108と撮像素子102にそれぞれTvとSvを設定する。
ステップS404では、カメラ制御部104は、ステップS402とステップS403で設定した露出値を用いて、1枚目の静止画撮影を実行する。
ステップS405では、カメラ制御部104は、操作部114に設けられたレリーズスイッチの全押し(SW2)が続いているか否かを判定する。なお、レリーズスイッチは、半押しでスイッチSW1がONとなり、全押しでスイッチSW2がONとなる2段階のスイッチであり、半押しをSW1、全押しをSW2と呼ぶこととする。
カメラ制御部104は、スイッチSW2がONされていない(S405でNO)場合は、連続撮影動作を終了する。また、カメラ制御部104は、スイッチSW2がONされている(S405でYES)場合は、処理をステップS406へと進める。
ステップS406では、カメラ制御部104は、ステップS404及び後述のステップS413で実行された静止画撮影から予め設定されている所定時間313,314(図2参照)が経過しているか否かを判定する。なお、所定時間は、予めユーザによって設定されている連写撮影におけるコマ速度に基づいて決定されるものである。例えば、連写撮影のコマ速度として10[コマ/s]が設定されている場合には、100ms(1000[ms]/10[コマ])が所定時間として設定される。カメラ制御部104は、所定時間経過していない(S406でNO)と判定した場合は、処理をステップS407へ進める。また、所定時間経過した(S406でYES)と判定した場合は、処理をステップS408へと進める。
ステップS407では、カメラ制御部104は、ライブビューの撮像処理を実行する。詳細は図4を用いて後述する。
ステップS408では、カメラ制御部104は、連続撮影動作における静止画撮影回数を示すnを1インクリメントする。
ステップS409では、カメラ制御部104は、ステップS407で実行されるライブビューの撮像処理で取得された最新の撮像画像データ(図4のステップS501で取得された撮像画像データ)に基づいて、測光処理部107に対して測光値演算を指示する。
ステップS410では、カメラ制御部104は、ステップS409で算出した測光値、及びメモリ113に予め格納されているプログラム線図に基づいて、n+1枚目の静止画撮影露出を算出し、メモリ113に格納する。
ステップS411では、カメラ制御部104は、n枚目とn+1枚目の静止画撮影間のコマ間ライブビューにおける、各コマの露出を算出する。詳細は図5を用いて後述する。
ステップS412では、カメラ制御部104は、前回のステップS410で算出され、メモリ113に格納されているn枚目の静止画撮影露出に基づいて、シャッタ速度(Tv)とISO感度(Sv)を制御するために、シャッタ制御部108と撮像素子102にそれぞれTvとSvを設定する。尚、n=2の静止画撮影露出(302)においては、n=1の静止画撮影露出(301)と同じ露出を設定する。
ステップS413では、カメラ制御部104は、ステップS412で設定した露出Tv、Sv及び前回のステップS415で制御する絞り値(Av)で、n枚目の静止画撮影を実行する。
ステップS414では、カメラ制御部104は、ステップS410で算出したn+1枚目の静止画撮影露出の絞り値(Av)と、予め設定されている所定時間313,314(図2参照)とに基づいて、絞り駆動速度を算出する。例えば、n枚目の静止画撮影絞り値がAv4、n+1枚目の静止画撮影絞り値がAv5で、所定時間が100msである場合には、10[段/S]で露出が変化するように一定の絞り駆動速度を算出する。なお、算出する絞り駆動速度はこの算出方法に限定されるものではなく、少なくともn+1枚目の静止画撮影のタイミングで、ステップS410で算出した静止画撮影露出における絞り値となるような速度であれば良い。
ステップS415では、カメラ制御部104は、レンズ制御部205に対してステップS410で算出したn+1枚目の静止画撮影絞り値までステップS414で算出した絞り駆動速度で駆動させるように絞り制御を指示する。また、ステップS415の処理完了後、カメラ制御部104は、ステップS405へと処理を戻す。
(ライブビューの撮像動作)
以下、本実施形態における連続撮影動作中のライブビューの撮像動作について、図2及び図4を参照して説明する。図4は、本実施形態における連続撮影動作中のライブビューの撮像動作を説明するためのフローチャートである。図3のステップS406で、カメラ制御部104が、所定時間経過していない(S406でNO)と判定した場合に、ライブビューの撮像処理動作を実行する。
図4に示すように、ライブビューの撮像処理動作が開始されると、ステップS501において、カメラ制御部104は、撮像素子102によって撮像された被写体像の画像データを読み出し、メモリ113に保存する。
ステップS502では、カメラ制御部104は、ステップS501で読み出した画像データと予めメモリ113に保存されている黒画像データを所定の比率で合成し、合成した画像データをメモリ113に保存する。具体的には、ステップS409の測光値演算処理において、n回目とn-1回目の測光値の差が所定段数(例えば1段)以上(所定値以上)である場合には、読み出した画像データと黒画像データを0:10の比率で合成する。n回目とn-1回目の測光値の差が所定段数未満(所定値未満)である場合には、読み出した画像データと黒画像データを10:0の比率で合成する。
なお、図2に示す符号314は、ステップS502でn回目とn-1回目の測光値の差が所定段数以上であると判定され、読み出した画像データと黒画像データが0:10の比率で合成された合成画像データをメモリ113に保存している期間を図示している。
ステップS503では、カメラ制御部104は、前回のライブビュー撮像処理動作におけるステップS502でメモリ113に保存した合成画像データを、画像表示部111に出力する。
ステップS504では、カメラ制御部104は、撮像素子102を制御して、ステップS411で算出した各コマの露出設定に基づいて撮像処理を実行する。
(コマ間ライブビュー露出演算動作)
以下、本実施形態における連続撮影動作中のライブビューにおける各コマの露出演算処理について、図2及び図5を参照して説明する。図5は、本実施形態における連続撮影動作中のライブビューでの各コマの露出演算処理を説明するフローチャートである。
ステップS601では、カメラ制御部104は、予めユーザによって設定されている連写撮影におけるコマ速度設定、及び撮像素子102の撮像駆動レートに基づいて、n枚目とn+1枚目の静止画撮影間のライブビューにおけるコマ数を算出する。具体的には、例えば、ユーザによって連写撮影のコマ速度として10[コマ/s]が設定されている場合には、1回のコマ間ライブビューの時間は100ms (1000[ms]/10[コマ])となる。そして、撮像素子102の撮像駆動レートが50FPSである場合のコマ数として5が算出される。
ステップS602では、カメラ制御部104は、ステップS601で算出したn枚目とn+1枚目の静止画撮影間のライブビューにおいて、露出が滑らかに変化するように各コマの目標露出演算処理を実行する。具体的には、例えばステップS409の測光値演算処理において、n回目とn-1回目の測光値の差が所定段数未満である場合には、n回目とn-1回目の測光値の差に対して、所定の割合(例えば30%)ずつ露出を追従させるように各コマの目標露出を算出する。n回目とn-1回目の測光値の差が所定段数(例えば1段)以上である場合には、n回目の測光値に対してすぐに追従するように各コマの目標露出を算出する。
なお、図2に示す実線309は、ライブビューにおける各コマの露出の追従を示している。ここでは、ステップS409で算出された測光値が所定段数以上変化したため、静止画撮影302と303間のライブビュー314において、測光値の変化に対して露出レベルがすぐに(急峻に)追従している様子を示している。
ステップS603では、カメラ制御部104は、ステップS602で算出した各コマの目標露出、及びメモリ113に予め格納されているプログラム線図に基づいて、ライブビューにおける各コマの露出(Tv,Sv)を算出し、メモリ113に格納する。なお、絞り値(Av)については、ステップS414で算出した絞り駆動速度に基づいてステップS415で絞り駆動制御を実行するため、必然的に各コマにおける絞り値は確定する。
以上説明したように、本実施形態における被写体の連続撮影動作においては、被写体輝度が大きく変化して静止画撮影における目標露出も変化し、それに起因して絞り駆動速度が高速になる場合には、黒画像をライブビュー表示する。そして、ライブビューにおける露出を測光値の変化に対してすぐに追従させるように制御する。これにより、静止画像は常にプログラム線図に基づいた適切な露出で撮影を行いつつ、ライブビュー表示は露出チラつきなどが生じない良好な視認性を維持することができる。そして、追尾被写体を画面内に収め続ける追尾動作を安定化させることができる。
なお、上記の実施形態では、絞り駆動速度が高速になる場合には、画像表示部111に黒画像を表示させる例について説明したが、画像表示部111に何も表示させないことにより黒表示となるようにしてもよい。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:カメラ本体、102:撮像素子、104:カメラ制御部、150:カメラ、200:レンズユニット、205:レンズ制御部

Claims (12)

  1. 被写体を撮像して画像を出力する撮像素子と、
    画像を表示する表示手段と、
    前記撮像素子を用いた連写撮影において、連写撮影による記録用の第1の静止画用の撮像と次に取得される記録用の第2の静止画用の撮像の間に、ライブビューの表示用の第1の画像の撮像と該第1の画像の前記表示手段への表示とを行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記第1の静止画用の撮像のための測光値と前記第2の静止画用の撮像のための測光値の差が所定値以上である場合に、前記第1の静止画用の撮像と前記第2の静止画用の撮像の間のライブビューによる前記表示手段の表示を、前記第1の画像とは異なる表示とすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記差が所定値以上である場合は、前記差が所定値未満である場合よりも、前記第1の画像の露出レベルを、前記第1の静止画用の撮像のための第1の露出レベルから前記第2の静止画用の撮像のための第2の露出レベルに急峻に追従させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の画像と該第1の画像とは異なる第2の画像とを合成した画像を、前記表示手段に表示することにより、前記表示手段の表示を前記第1の画像とは異なる表示とすることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2の画像は、黒画像であることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の画像を前記黒画像と所定の割合で合成することにより、前記表示手段の表示を前記第1の画像とは異なる表示とすることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の画像と前記黒画像とを0:10の割合で合成することにより、前記表示手段の表示を黒表示にすることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記表示手段に何も表示させないことにより、前記表示手段の表示を、前記第1の画像とは異なる表示とすることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、前記差が所定値未満である場合は、前記第1の画像と黒画像とを10:0の割合で合成した画像を前記第1の静止画用の撮像と前記第2の静止画用の撮像の間のライブビューにおいて表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記撮像素子の露出レベルを、前記第1の静止画用の撮像のための第1の露出レベルから前記第2の静止画用の撮像のための第2の露出レベルに変化させる場合に、撮影レンズの絞りを一定の割合で変化させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 被写体を撮像して画像を出力する撮像素子と、画像を表示する表示手段とを備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記撮像素子を用いた連写撮影において、連写撮影による記録用の第1の静止画用の撮像と次に取得される記録用の第2の静止画用の撮像の間に、ライブビューの表示用の第1の画像の撮像と該第1の画像の前記表示手段への表示とを行う制御工程を有し、
    前記制御工程では、前記第1の静止画用の撮像のための測光値と前記第2の静止画用の撮像のための測光値の差が所定値以上である場合に、前記第1の静止画用の撮像と前記第2の静止画用の撮像の間のライブビューによる前記表示手段の表示を、前記第1の画像とは異なる表示とすることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項10に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2021075360A 2021-04-27 2021-04-27 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Pending JP2022169364A (ja)

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