JP2022166834A - 深度センサ及びその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外光強度に基づき、ビニングモードを変更する深度センサ及びその動作方法を提供する。【解決手段】本発明による物体との距離を測定する深度センサの動作方法は、ピクセルアレイに含まれる少なくとも1つの深度ピクセルからピクセル信号を出力する段階と、前記ピクセル信号を利用して測定された前記深度センサの外部の外光強度を基に、外光情報を生成する段階と、前記外光情報を基に、前記深度センサのビニング(Binning)モードを、アナログビニングモード又はデジタルビニングモードに設定する段階と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、深度センサに関し、特に、ビニングモードを変更する深度センサ及びその動作方法に関する。
事物の距離情報を取得するために、3D(three-dimensional)カメラ又はLADAR(laser detection and ranging)技術が使用されている。
例えば、光の往復時間を測定することにより、撮像装置と被写体との距離を測定し、デプス(深さ)イメージ(depth image)を生成するTOF(time of flight)方式が利用されている。
TOF方式は、特定波長の光を被写体に照射し、被写体から反射された光を、フォトダイオード又はカメラで、測定又は撮影し、デプス映像を抽出するプロセッシングを含む。
このとき、測定距離を延長させるために、複数のピクセル情報を一つに合わせるビニング(Binning)技術が使用されるが、ビニングを行うことにより、解像度が低くなるという問題がある。
また、ビニングは、アナログビニングとデジタルビニングの方式があるが、各方式により、主なノイズ源が異なっている。
特表2007-515869号公報
本発明は上記従来の深度センサにおける問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、外光強度に基づき、ビニングモードを変更する深度センサ及びその動作方法を提供することにある。
上記目的を達成するためになされた本発明による物体との距離を測定する深度センサの動作方法は、ピクセルアレイに含まれる少なくとも1つの深度ピクセルからピクセル信号を出力する段階と、前記ピクセル信号を利用して測定された前記深度センサの外部の外光強度を基に、外光情報を生成する段階と、前記外光情報を基に、前記深度センサのビニング(Binning)モードを、アナログビニングモード又はデジタルビニングモードに設定する段階と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するためになされた本発明による深度センサは、物体との距離を測定するために、前記物体に入射信号を照射する送信機と、前記物体によって反射された反射信号を受信する受信機と、を有する深度センサであって、前記受信機は、前記反射信号を受信する複数の深度ピクセルを含むピクセルアレイと、前記ピクセルアレイで生成されるピクセル信号を受信する読み取り回路と、前記ピクセル信号を基に、外光強度を計算し、前記外光強度に基づき、前記読み取り回路のアナログビニングモード又はデジタルビニングモードを決定するように構成されるコントローラと、を含み、前記読み取り回路は、前記アナログビニングモード又は前記デジタルビニングモードで動作し、前記ピクセル信号を基に、デジタルピクセル信号を生成することを特徴とする。
また、上記目的を達成するためになされた本発明による物体との距離を測定する深度センサは、前記物体によって反射された反射信号について生成されたピクセル信号を基に、外光強度を計算し、前記外光強度に基づき、前記深度センサの動作環境が室内であるか、あるいは室外であるかということを決定し、決定された動作環境に基づき、前記ピクセル信号に、アナログビニング又はデジタルビニングが行われるように構成されるコントローラを含むことを特徴とする。
上記目的を達成するためになされた本発明によるイメージ信号プロセッサ(image signal processor:ISP)の動作方法は、物体との距離を測定する深度センサから、前記物体によって反射された反射信号について生成されたピクセル信号を受信する段階、前記ピクセル信号を基に、外光強度を計算する段階、前記外光強度に基づき、前記深度センサのアナログビニング動作又はデジタルビニング動作の実行いかんを決定する段階を含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するためになされた本発明によるイメージ信号プロセッサ(ISP)は、物体との距離を測定する深度センサから、前記物体によって反射された反射信号について生成されたピクセル信号を受信し、外光強度を反映させる外光パラメータ値を、前記ピクセル信号に基づき、計算するように構成されるパラメータ計算回路、前記外光パラメータ値が閾値を超えれば、前記深度センサがアナログビニング動作を実行するように決定し、前記外光パラメータ値が前記閾値以下であるならば、前記深度センサがデジタルビニング動作を実行するように決定するビニングモード決定回路を含むことを特徴とする。
本発明の実施形態によるイメージ処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による入射信号及び反射信号を示すタイミング図である。 本発明の実施形態による深度ピクセルの概略構造を示す例示図である。 本発明の実施形態によるピクセルアレイの概略構造を示す例示図である。 本発明の実施形態による深度ピクセルの一部を概略的に示す回路図である。 本発明の実施形態によるフォトゲート信号を示すタイミング図である。 本発明の実施形態によるピクセルアレイの概略構造を示す例示図である。 本発明の実施形態によるコントローラの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による外光パラメータと外光強度との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態による深度センサの動作環境による外光パラメータを示すグラフである。 本発明の実施形態による深度センサのビニングモードによるノイズを示すグラフである。 本発明の実施形態による読み取り回路の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による深度センサの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態による、深度センサのビニングモード設定方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態による、深度センサのビニングモード設定方法を説明するためのグラフである。 本発明の実施形態によるイメージ処理装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による、深度センサを含む電子機器の概略構成を示すブロック図である。
次に、本発明に係る深度センサ及びその動作方法を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態によるイメージ処理装置の概略構成を示すブロック図であり、図2は、本発明の実施形態による入射信号及び反射信号を示すタイミング図である。
図1及び図2を参照すると、イメージ処理装置10は、深度センサ100及びイメージ信号プロセッサ(image signal processor:ISP)200を含む。
イメージ処理装置10は、外部に位置した物体1からの距離を測定することにより、深度データを生成する。
深度センサ100は、TOF(time of flight)方式で動作し、図2のように、入射信号TXと反射信号RXとの位相差を基に、物体1との距離を測定する。
深度センサ100は、物体1との距離を測定するために、物体1に入射信号TXを照射する送信機110、物体1によって反射された反射信号RXを受信し反射信号RXを基にデジタルピクセル信号(DSIG_PX)を生成する受信機120を含む。
送信機110は、駆動回路111、光源112、及び光学系113を含み、受信機120は、コントローラ121、ピクセルアレイ122、及び読み取り回路123を含む。
駆動回路111は、コントローラ121の制御に基づき、光源112を駆動するためのクロック信号を生成する。
光源112は、クロック信号に応答し、変調された光信号を生成し、光学系113を介し、物体1に照射する。
クロック信号、又は変調された光信号は、正弦波又は矩形波であり得る。
光源112は、LED(light emitting diode)、OLED(organic light emitting diode)、AMOLED(active-matrix organic light emitting diode)、又はレーザダイオード(laser diode)等によって構成される。
一実施形態として、本発明の光源112は、垂直キャビティ表面光放出レーザ(vertical-cavity surface-emitting laser:VCSEL)によっても構成される。
ピクセルアレイ122は、物体1から反射した反射信号RXを受信する少なくとも1つの深度ピクセルPXを含む。
深度ピクセルPXは、光電荷を、一定時間、例えば、積分時間(integration time)の間、蓄積することにより、電気的信号であるピクセル信号(SIG_PX)を生成する。
深度ピクセルPXは、1回のサンプリング区間において、互いに異なる位相を有する制御信号により、少なくとも1つのピクセル信号(SIG_PX)を出力する。
例えば、深度ピクセルPXは、4タップ(tap)構造であり、4個の互いに異なる位相を有するフォトゲート制御信号により、4個のピクセル信号(SIG_PX)を出力する。
深度ピクセルPXに関連する詳細な内容は、後述する。
ピクセルアレイ122は、コントローラ121から、ビニングモード制御信号(BM_CTRL)を受信する。
ビニングモード制御信号(BM_CTRL)により、ピクセルアレイ122は、複数のタップから生成された電荷を、フローティングディフュージョンノード(floating diffusion node)に伝送するタイミングを制御する。
例えば、ピクセルアレイ122は、フルモードで動作することにより、1つのフレーム区間において、特定位相に対応するタップから、信号を取得する。
例えば、ピクセルアレイ122は、ビニングモードで動作することにより、1つのフレーム区間において、特定位相に対応する複数のタップから信号を取得する。
読み取り回路123は、深度ピクセルPXから出力されたピクセル信号(SIG_PX)を処理し、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を生成する。
一実施形態として、読み取り回路123は、コントローラ121の制御により、ピクセル信号(SIG_PX)に関連する、CDS(correlated double sampling)動作とADC(analog to digital convertor)動作とを実行する。
本発明の実施形態によれば、深度センサ100は、ビニング動作を実行する。
ビニング(Binning)とは、複数のピクセル信号(SIG_PX)を合算及び/又は平均する動作を意味する。
アナログ信号について実行されるビニング動作を、アナログビニングと称し、デジタル信号について実行されるビニング動作を、デジタルビニングと称する。
ピクセルアレイ122及び/又は読み取り回路123は、コントローラ121から受信したビニングモード制御信号(BM_CTRL)により、アナログビニング動作又はデジタルビニング動作を実行する。
一実施形態として、ピクセルアレイ122は、アナログビニングモードを示すビニングモード制御信号(BM_CTRL)を受信することにより、複数のタップから生成された電荷を、1つのフローティングディフュージョンから読み取る。
このとき、複数のタップは、同一位相に対応する。
その後、読み取り回路123は、ピクセルアレイ122から取得した信号を合算することにより、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を生成する。
一実施形態として、ピクセルアレイ122は、デジタルビニングモードを示すビニングモード制御信号(BM_CTRL)を受信することにより、1つのタップから生成された電荷を、1つのフローティングディフュージョンから読み取る。
読み取り回路123は、ピクセルアレイ122から取得した信号をデジタル化させ、複数のデジタル信号を平均することにより、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を生成する。
ビニングの対象になる信号の個数、及び/又はビニングの対象になる深度ピクセルPXの個数は、コントローラ121によって決定される。
読み取り回路123は、ピクセル信号(SIG_PX)にビニング動作を実行し、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を生成し、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を、イメージ信号プロセッサ(ISP)200に提供する。
コントローラ121は、深度センサ100の一連の動作を制御する。
コントローラ121は、入射信号TXを生成するために、駆動回路111を制御する。
一実施形態として、コントローラ121は、物体1によって反射された反射信号RXに基づいて生成されたピクセル信号(SIG_PX)を基に、外光強度を計算し、外光強度に基づき、深度センサ100の動作環境が、室内であるか、あるいは室外であるかということを決定し、決定された動作環境に基づき、ピクセル信号(SIG_PX)に、アナログビニング又はデジタルビニングが行われるように構成される。
本発明の実施形態によれば、コントローラ121は、読み取り回路123からピクセル信号(SIG_PX)を受信し、ピクセル信号(SIG_PX)に基づき、読み取り回路123のビニングモードを決定するためのビニングモード制御信号(BM_CTRL)を生成する。
コントローラ121は、ピクセル信号(SIG_PX)を利用し、外光(ambient light)の強度を測定する。
コントローラ121は、外光強度を基に、ビニングモードを決定するための外光情報を生成する。
外光情報を基に、読み取り回路123のビニングモードを、アナログビニングモード又はデジタルビニングモードに決定する。
一方、外光は、周辺光とも称される。
外光情報を基に、深度センサ100の動作環境が、室内であるか、あるいは室外であるかということが決定される。
外光情報は、例えば、図8の外光パラメータを含み得る。
外光は、ピクセル信号(SIG_PX)に対するノイズ源としても作用するので、本発明の実施形態によれば、ノイズを低減させるために、外光強度により、ビニングモードを変更する。
それにより、ピクセル信号(SIG_PX)のノイズを最小化させることができるので、測定された距離、又は生成された深度データの正確性を向上させることができる。
図に示していないが、受信機120は、反射信号RXを変調するための変調器、深度ピクセルPXに制御信号を供給するためのロウドライバ、ロウデコーダ及びタイミングコントローラ、深度ピクセルPXにフォトゲート制御信号を提供するフォトゲートコントローラをさらに含み得る。
イメージ信号プロセッサ(ISP)200は、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を基に、深度データを生成する。
図1において、イメージ信号プロセッサ(ISP)200がイメージ処理装置10内部にあるように図に示しているが、それに制限されるものではなく、イメージ信号プロセッサ(ISP)200がイメージ処理装置10の外部にも具現され得る。
図3は、本発明の実施形態による深度ピクセルの概略構造を示す例示図である。
図3を参照すると、深度ピクセルPXは、4タップ(tap)構造である。
「タップ」とは、復調(demodulation)信号により、光電荷を収集して検出するためのフォトゲート及び検出領域を含むコンポーネントを指称する。
深度ピクセルPXは、互いに異なる位相それぞれに対応する4個のタップを含む。
例えば、4個のタップは、それぞれ0°、90°、180°、及び270°である位相に対応する。
すなわち4個のタップそれぞれに提供されるフォトゲート信号の位相は、それぞれ0°、90°、180°、及び270°である。
深度ピクセルPXは、各タップに対応するフローティングディフュージョンノードFDを含む。
すなわち、深度ピクセルPXは、4タップ構造なので4個のフローティングディフュージョンノードFDを含む。
フローティングディフュージョンノードFDが、各タップのコーナーに位置するように図に示しているが、それに制限されるものではない。
フローティングディフュージョンノードFDに蓄積された電荷により、各タップから、互いに異なる4個のピクセル信号(A1~A4)が生成される。
一実施形態として、0°位相に対応する第1タップにおいては、第1ピクセル信号A1が生成され、90°位相に対応する第2タップにおいては、第2ピクセル信号A2が生成され、180°位相に対応する第3タップにおいては、第3ピクセル信号A3が生成され、270°位相に対応する第4タップにおいては、第4ピクセル信号A4が生成される。
第1ピクセル信号A1~第4ピクセル信号A4を基に、下記に示す数式1及び数式2により、物体1との距離が計算される。
Figure 2022166834000002
Figure 2022166834000003
数式1で、φは、入射信号TXと反射信号RXとの位相差を意味し、数式2で、cは、光束を意味し、fは、入射信号TX又は反射信号RXの周波数を意味し、dは、物体1との距離を意味する。
なお、深度ピクセルPXは、4タップ構造に制限されるものではなく、2タップ構造、又は複数のタップを有するマルチタップ(multi-tap)構造であり得る。
図4は、本発明の実施形態によるピクセルアレイの概略構造を示す例示図である。
ピクセルアレイ122は、図1のピクセルアレイ122の一実施形態に該当する。
図4を参照すると、ピクセルアレイ122は、4タップ構造の複数の深度ピクセルを含み、例えば、第1深度ピクセルPX1及び第2深度ピクセルPX2を含む。
第1深度ピクセルPX1は、第1タップ~第4タップを含み、第2深度ピクセルPX2は、第5タップ~第8タップを含む。
第1タップ及び第5タップは、同一位相、例えば、0°位相に対応し、第2タップ及び第6タップは、同一位相、例えば、90°位相に対応し、第3タップ及び第5タップは、同一位相、例えば、180°位相に対応し、第4タップ及び第6タップは、同一位相、例えば、270°位相に対応する。
第1深度ピクセルPX1と第2深度ピクセルPX2は、同一位相に対応するタップ同士隣接するように、鏡対称構造に配置される。
例えば、第3タップと第7タップとが隣接し、第4タップと第8タップとが隣接する。
第1深度ピクセルPX1の第1タップ及び第2タップは、異なる深度ピクセルと隣接する。
それにより、互いに隣接した複数のタップは、フローティングディフュージョンノードを共有する。
例えば、第3タップ及び第7タップが1つのフローティングディフュージョンノードを共有し、第4タップ及び第8タップが1つのフローティングディフュージョンノードを共有する。
図5は、本発明の実施形態による深度ピクセルの一部を概略的に示す回路図であり、図6は、本発明の実施形態によるフォトゲート信号を示すタイミング図である。
図5を参照すると、深度ピクセルPXは、1つのフォトダイオードPD、4個のフォトトランジスタ(PX1~PX4)、及び4個のフローティングディフュージョンノード(FD1~FD4)を含む。
図に示していないが、深度ピクセルPXは、4個の送信トランジスタ、4個のキャプチャトランジスタ、4個のストレージトランジスタ、及び1個のオーバーフロートランジスタの内の少なくとも一つをさらに含み得る。
第1フォトトランジスタPX1~第4フォトトランジスタPX4は、第1フローティングディフュージョンノードFD1~第4フローティングディフュージョンノードFD4と、フォトダイオードPDとの間にそれぞれ接続される。
第1フォトトランジスタPX1~第4フォトトランジスタPX4は、それぞれ第1フォトゲート信号PG1~第4フォトゲート信号PG4によって制御される。
第1フォトゲート信号PG1~第4フォトゲート信号PG4は、互いに異なる位相を有する。
一実施形態として、図6を参照すると、第1フォトゲート信号PG1の位相を0°に仮定すると、第2フォトゲート信号PG2~第4フォトゲート信号PG4の位相は、それぞれ90°、180°、及び270°である。
すなわち、第1フォトゲート信号PG1~第4フォトゲート信号PG4の位相差は、それぞれ90°である。
第1フォトトランジスタPX1~第4フォトトランジスタPX4がターンオンされることにより、フォトダイオードPDにおいて光電荷が生成され、生成された光電荷が、第1フローティングディフュージョンノードFD1~第4フローティングディフュージョンノードFD4に蓄積される。
第1フローティングディフュージョンノードFD1~第4フローティングディフュージョンノードFD4に蓄積された電荷に基づき、例えば、第1ピクセル信号A1~第4ピクセル信号A4(図3)が出力される。
第1フォトゲート信号PG1~第4フォトゲート信号PG4の位相差により、第1ピクセル信号A1~第4ピクセル信号A4も、互いに異なる。
図7は、本発明の実施形態によるピクセルアレイの概略構造を示す例示図である。
図7を参照すると、例えば、深度センサ100(図1)は、ビニングモードで動作し、これにより、ピクセルアレイ122aは、深度ピクセルグループGPX単位で動作する。
以下においては、「2×2」ビニングモードである場合を例として挙げて説明する。
深度ピクセルグループGPXは、同一位相に対応するタップを複数個含む。
一実施形態として、第1位相(例えば、0°)に対応する第1タップ、第2位相(例えば、90°)に対応する第2タップ、第3位相(例えば、180°)に対応する第3タップ、及び第4位相(例えば、270°)に対応する第4タップをそれぞれ複数個ずつ、例えば、4個ずつ含む。
同一位相に対応するタップは、フローティングディフュージョンノードを共有する。
それにより、複数のタップ(例えば、4個の第1タップ)から生成されるピクセルグループ信号は、1つのフローティングディフュージョンノードを介して出力される。
図8は、本発明の実施形態によるコントローラの概略構成を示すブロック図であり、図9は、本発明の実施形態による外光パラメータと外光強度との関係を示すグラフであり、図10は、本発明の実施形態による深度センサの動作環境による外光パラメータを示すグラフであり、図11は、本発明の実施形態による深度センサのビニングモードによるノイズを示すグラフである。
図8を参照すると、コントローラ300は、パラメータ計算回路310及びビニングモード決定回路320を含む。
パラメータ計算回路310は、読み取り回路400から、ピクセル信号(SIG_PX)を受信する。
ピクセル信号(SIG_PX)は、例えば、図3の第1ピクセル信号A1~第4ピクセル信号A4である。
パラメータ計算回路310は、ピクセル信号(SIG_PX)を利用し、外光強度を計算し、外光強度を基に、外光パラメータを計算する。
外光パラメータは、外光強度において、物体1との距離による効果を補正した変数を意味する。
図9を参照すると、外光パラメータは、外光強度と反比例する。
外光パラメータ値PARは、物体1に照射された入射信号TXの強度、及び外光強度を基に計算される。
例えば、外光パラメータ値PARは、入射信号TXの強度を外光強度で割った値を含むが、それに制限されるものではない。
例えば、入射信号TXの強度を、外光強度の平方根で割った値を含む。
入射信号TXの強度、外光強度及び外光パラメータは、それぞれ下記に示す数式3、数式4、及び数式5を介して計算される。
Figure 2022166834000004
Figure 2022166834000005
Figure 2022166834000006
数式3で、A1~A4は、それぞれ深度ピクセルの第1タップ~第4タップを介して出力された第1ピクセル信号~第4ピクセル信号を意味し、Aは、入射信号TXの強度を意味する。
数式4で、Bは、外光強度を意味し、数式5で、Pは、外光パラメータを意味する。
パラメータ計算回路310は、外光パラメータを利用することにより、物体1との距離に関係なく、外光強度を測定する。
ビニングモード決定回路320は、外光パラメータ値PARを基に、読み取り回路400のビニングモードを決定する。
例えば、外光パラメータ値PARが閾値を超える場合、ビニングモードをアナログビニングモードに決定し、外光パラメータ値PARが閾値以下である場合、ビニングモードをデジタルビニングモードに決定する。
なお、ビニングモード決定回路320は、2個の閾値を利用することができる。
それについては、図15を介して後述する。
ビニングモード決定回路320は、外光パラメータ値PARを基に、例えば、深度センサ100(図1)の動作環境を決定し、この動作環境により、読み取り回路400のビニングモードを決定するためのビニングモード制御信号(BM_CTRL)を生成する。
例えば、外光パラメータ値PARが閾値を超えることにより、深度センサ100の動作環境を室内と判断し、外光パラメータ値PARが閾値以下であることにより、深度センサ100の動作環境を室外と判断する。
なお、図10を参照すると、外光パラメータ値PARは、物体1との距離が変わるにもかかわらず、室内環境と室外環境とにおいて、明確に区分される。
従って、深度センサ100の動作環境を決定するために、外光パラメータが使用される。
本発明の実施形態によれば、コントローラ300は、外光パラメータを基に、読み取り回路400のビニングモードを決定することにより、外光強度が弱い室内においては、アナログビニングを介し、ピクセル信号(SIG_PX)のレベルを上昇させ、外光強度が強い室外においては、デジタルビニングを介し、深度ピクセルが外光によって飽和することを防止することができる。
図11を参照すると、外光強度により、アナログビニングを介して生成されたデータのノイズと、デジタルビニングを介して生成されたデータのノイズとの大きさが互いに異なる。
例えば、外光強度が0lux~26kluxにおいては、デジタルビニングを介して生成されたデータのノイズが、アナログビニングを介して生成されたデータのノイズよりも大きくなる。
従って、該範囲においては、アナログビニングを行うことが有利である。
また、外光強度が26kluxを超える場合、アナログビニングを介して生成されたデータのノイズが、デジタルビニングを介して生成されたデータのノイズよりも大きくなる。
従って、該範囲においては、デジタルビニングを行うことが有利である。
すなわち、外光強度が、既設定の閾値以下である場合には、アナログビニングを行うことにより、ノイズが低減され、外光強度が既設定の閾値を超える場合には、デジタルビニングを行うことにより、ノイズが低減される。
一実施形態として、ビニングモード決定回路320は、ノイズの大きさが逆転される外光強度を基準に、外光パラメータの閾値を設定し、該閾値を基準に、深度センサ100のアナログビニングモード又はデジタルビニングモードを決定する。
なお、図8において、パラメータ計算回路310は、例えば、深度ピクセルグループGPX(図7)で生成されたピクセルグループ信号をさらに受信することができる。
その場合、パラメータ計算回路310は、ピクセルグループ信号を基に、外光パラメータ値PARを計算する。
図12は、本発明の実施形態による読み取り回路の概略構成を示すブロック図である。
図12を参照すると、読み取り回路500は、例えば、コントローラ300(図8)から、ビニングモード制御信号(BM_CTRL)を受信し、例えば、ピクセルアレイ122(図1)から、複数のピクセルグループ信号を受信する。
読み取り回路500は、ビニングモード制御信号(BM_CTRL)により、アナログビニング又はデジタルビニングを行うことにより、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を生成して出力する。
読み取り回路500は、アナログビニング回路510、ADC(analog to digital converter)520、及びデジタルビニング回路530を含む。
一実施形態として、ビニングモード制御信号(BM_CTRL)が、第1ロジックレベルにより、アナログビニングを指示する場合、読み取り回路500のアナログビニング回路510及びADC520が動作する。
一実施形態として、ビニングモード制御信号(BM_CTRL)が、第2ロジックレベルにより、デジタルビニングを指示する場合、読み取り回路500のADC520及びデジタルビニング回路530が動作する。
アナログビニング動作のために、アナログビニング回路510は、アナログ信号である複数のピクセルグループ信号を受信し、各ピクセルグループ信号を合算し、第1信号を生成する。
ADC520は、アナログ信号である第1信号又は第2信号をデジタル信号に変換し、第3信号を生成する。
読み取り回路500は、第3信号を、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)として出力する。
デジタルビニング動作のために、ADC520は、アナログ信号である複数のピクセルグループ信号を受信し、各ピクセルグループ信号をデジタル信号に変換し、複数の第4信号を生成する。
デジタルビニング回路530は、デジタル信号である複数の第4信号を受信し、複数の第4信号を合算し、第5信号を生成する。
一実施形態として、デジタルビニング回路530は、複数の第4信号の平均値を計算し、第6信号を生成する。
読み取り回路500は、第5信号又は第6信号を、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)として出力する。
図13は、本発明の実施形態による深度センサの動作を説明するためのフローチャートである。
図1及び図13を共に参照すると、ピクセル信号(SIG_PX)を出力する(ステップS110)。
一実施形態として、深度ピクセルPXから、複数のピクセル信号を出力する。
一実施形態として、例えば、深度ピクセルグループGPX(図7)から、複数のピクセルグループ信号を出力する。
ピクセル信号(SIG_PX)を基に、外光強度を測定する(ステップS120)。
一実施形態として、複数のピクセル信号を平均することにより、外光強度を計算する。
一実施形態として、複数のピクセルグループ信号を平均することにより、外光強度を計算する。
外光強度を基に、外光パラメータ値PARを計算する(ステップS130)。
一実施形態として、外光強度、及び物体1に照射された入射信号TXの強度を基に、外光パラメータ値PARを計算する。
例えば、入射信号TXの強度と、外光強度との比率を基に、外光パラメータ値PARを計算する。
外光パラメータ値PARは、外光強度と反比例する。
外光パラメータ値PARにより、ビニングモードを設定する(ステップS140)。
一実施形態として、外光パラメータ値PARを介し、深度センサ100の動作環境が決定され、該動作環境により、深度センサ100のビニングモードが設定される。
その後、設定したビニングモードにより、複数の深度ピクセルを含む深度ピクセルグループからピクセルグループ信号が出力され、該ピクセルグループ信号を処理し、デジタルピクセル信号が生成される。
一例として、アナログビニングモードに設定された場合、第1ピクセルグループ信号及び第2ピクセルグループ信号を合算し、合算された信号が、デジタルピクセル信号に変換される。
一例として、デジタルビニングモードに設定された場合、第1ピクセルグループ信号及び第2ピクセルグループ信号を、それぞれデジタル信号に変換し、各デジタル信号を合算し、デジタルピクセル信号が生成される。
図14は、本発明の実施形態による深度センサのビニングモード設定方法を説明するためのフローチャートである。
図1及び図14を共に参照すると、外光パラメータ値PARが、事前に設定された閾値を超えるか否かということを判断する(ステップS210)。
外光パラメータ値PARが閾値を超える(又は、それ以上である)場合、深度センサ100は、アナログビニングモードに設定される(ステップS220)。
外光パラメータ値PARが閾値以下(又は、未満である)である場合、深度センサ100は、デジタルビニングモードに設定される(ステップS230)。
なお、深度センサ100のビニングモード変更のために、複数の閾値が利用され得る。
それについては、図15を介して説明する。
図15は、本発明の実施形態による深度センサのビニングモード設定方法を説明するためのグラフである。
図1及び図15を共に参照すると、深度センサ100のビニングモードを変更するために、第1閾値TH1、及び第1閾値TH1より小さい第2閾値TH2が利用される。
外光パラメータ値PARが第1閾値TH1を超える場合について説明する。
外光パラメータは、外光強度と反比例するが、外光パラメータが大きいということは、外光強度が弱いということを意味する。
従って、深度センサ100の動作環境は、室内と決定される。
従って、深度センサ100は、アナログビニングを行うことにより、ノイズを低減させる。
すなわち、例えば、読み取り回路123のADC520(図12)で生じうる量子化ノイズ(quantization noise)を低減させる。
外光パラメータ値PARが第2閾値TH2以下である場合について説明する。
外光パラメータは、外光強度と反比例するが、外光パラメータが小さいということは、外光強度が強いということを意味する。
従って、深度センサ100の動作環境は、室外と決定される。
従って、深度センサ100は、デジタルビニングを行うことにより、ノイズを低減させる。
すなわち、深度ピクセルPXのフローティングディフュージョンノードの受光面積(full well capacity:FWC)を確保し、深度ピクセルPXの飽和を防止する。
外光パラメータ値PARが第2閾値TH2を超え、第1閾値TH1以下である場合について説明する。
その場合、外光パラメータ値PARが増大する傾向であるか、あるいは低減する傾向であるかということにより、基準になる閾値が異なりうる。
例えば、第1時点t1から第2時点t2までの間、外光パラメータ値PARが低減する傾向である場合、第2閾値TH2(又は、第1閾値TH1)が基準値になる。
従って、第2時点t2において、深度センサ100のビニングモードは、アナログビニングモードからデジタルビニングモードに変更される。
例えば、第3時点t3から第4時点t4までの間、第5時点t5から第6時点t6までの間、外光パラメータ値PARが増加する傾向である場合、第1閾値TH1(又は、第2閾値TH2)が基準値になる。
従って、第3時点t3から第4時点t4までの間において、深度センサ100のビニングモードは、デジタルビニングモードに維持される。
それにより、第4時点t4から第5時点t5までの間においても、深度センサ100のビニングモードは変更されない。
第5時点t5から第6時点t6までの間において、第1閾値TH1が基準値である、第6時点t6において、深度センサ100のビニングモードは、デジタルビニングモードからアナログビニングモードに変更される。
なお、閾値の個数、又はビニングモードが変わる基準点になる閾値は、それらに制限されるものではない。
本発明の実施形態によれば、深度センサ100は、2個の閾値(TH1、TH2)を使用することにより、ビニングモードが敏感に変更されることを防止することができる。
すなわち、外光パラメータ値PARが瞬間的に頻繁に変化する場合にも、ビニングモード変更動作を安定して実行することができる。
図16は、本発明の実施形態によるイメージ処理装置の概略構成を示すブロック図である。
イメージ処理装置10aは、図1のイメージ処理装置10と類似しているので、重複説明は省略する。
図16を参照すると、イメージ信号プロセッサ(ISP)200aは、深度センサ100aのビニングモードを決定する一連の動作を実行する。
一実施形態として、イメージ信号プロセッサ(ISP)200aは、物体1との距離を測定する深度センサ100aから、物体1によって反射された反射信号RXについて生成されたピクセル信号(SIG_PX)を受信する。
イメージ信号プロセッサ(ISP)200aは、ピクセル信号(SIG_PX)を基に、外光強度を計算する。
イメージ信号プロセッサ(ISP)200aは、外光強度に基づき、深度センサ100aのアナログビニング動作を実行するか、デジタルビニング動作を実行するかどうかを決定する。
具体的には、イメージ信号プロセッサ(ISP)200aは、外光強度に基づき、深度センサ100aの動作環境が、室内であるか、あるいは室外であるかということを決定する。
深度センサ100aの動作環境が室内と決定された場合、アナログビニング動作の実行を決定し、室外と決定された場合、デジタルビニング動作の実行を決定する。
イメージ信号プロセッサ(ISP)200aは、パラメータ計算回路210及びビニングモード決定回路220を含む。
パラメータ計算回路210は、図8のパラメータ計算回路310と類似しており、深度センサ100aからピクセル信号(SIG_PX)を受信し、ピクセル信号(SIG_PX)に基づき、外光パラメータ値PARを計算する。
ビニングモード決定回路220は、図8のビニングモード決定回路320と類似しており、外光パラメータ値PAR、及び事前に設定された閾値を基準に、深度センサ100aのビニングモードを決定するためのビニングモード制御信号(BM_CTRL)を生成し、深度センサ100aの読み取り回路123aに提供する。
読み取り回路123aは、ビニングモード制御信号(BM_CTRL)に基づき、ビニング動作を実行することにより、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を生成する。
イメージ信号プロセッサ(ISP)200aは、デジタルピクセル信号(DSIG_PX)を受信し、深度データを生成する。
図17は、本発明の実施形態による深度センサを含む電子機器の概略構成を示すブロック図である。
図17を参照すると、電子機器1000は、深度センサ1100、イメージセンサ1200、メインプロセッサ1300、ワーキングメモリ1400、ストレージ1500、ディスプレイ装置1600、ユーザインターフェース1700、及び通信部1800を含む。
深度センサ1100は、図1~図16を参照して説明した深度センサ(100、100a)に対応する。
例えば、深度センサ1100は、電子機器1000の外部の物体との距離を測定するために、反射信号を受信することにより、ピクセル信号を生成する。
深度センサ1100は、ピクセル信号を基に、外光強度を計算し、外光パラメータ値を計算する。
深度センサ1100は、外光パラメータ値により、ビニングモードを、アナログビニングモード又はデジタルビニングモードに決定する。
深度センサ1100は、設定されたビニングモードにより、デジタルピクセル信号を生成し、メインプロセッサ1300に提供する。
メインプロセッサ1300は、デジタルピクセル信号を基に、深度データを生成する。
イメージセンサ1200は、受信した光信号を基に、イメージデータ、例えば、原始イメージデータを生成し、該イメージデータをメインプロセッサ1300に提供する。
メインプロセッサ1300は、電子機器1000の全般的な動作を制御し、深度センサ1100から受信するイベントデータ、すなわち、イベント信号を処理し、物体の動きを検出する。
また、イメージセンサ1200からイメージフレームを受信し、既設定の情報を基に、イメージ処理を行う。
ワーキングメモリ1400は、電子機器1000の動作に利用されるデータを保存する。
例えば、ワーキングメモリ1400は、メインプロセッサ1300によって処理されたパケット又はフレームを一時的に保存する。
例えば、ワーキングメモリ1400は、DRAM(dynamic random access memory)、SDRAM(synchronous dynamic random access memory)のような揮発性メモリ、及び/又はPRAM(phase change random access memory)、MRAM(magnetic random access memory)、ReRAM(resistive random access memory)、FRAM(登録商標)(ferroelectric random access memory)のような不揮発性メモリを含み得る。
ストレージ1500は、メインプロセッサ1300、又は他の構成から保存が要請されたデータを保存する。
ストレージ1500は、フラッシュメモリ、PRAM、MRAM、ReRAM、FRAM(登録商標)のような不揮発性メモリを含み得る。
ディスプレイ装置1600は、ディスプレイパネル、ディスプレイ駆動回路、及びDSI(display serial interface)を含む。
例えば、ディスプレイパネルは、LCD(liquid crystal display)装置、LED(light emitting diode)表示装置、OLED(organic light emitting diode)表示装置、AMOLED(active matrix OLED organic light emitting diode)表示装置のような多様な装置によって具現され得る。
ディスプレイ駆動回路は、ディスプレイパネルを駆動するのに必要なタイミングコントローラ、ソースドライバなどを含む。
メインプロセッサ1300に内蔵されたDSIホストは、DSIを介し、ディスプレイパネルとシリアル通信を行う。
ユーザインターフェース1700は、キーボード、マウス、キーパッド、ボタン、タッチパネル、タッチスクリーン、タッチパッド、タッチボール、ジャイロスコープセンサ、振動センサ、加速センサのような入力インターフェースの内の少なくとも一つを含み得る。
通信部1800は、アンテナ1830を介し、外部装置/システムと信号を交換する。
通信部1800の送受信機1810及びモデム(modulator/demodulator)1820は、LTE(long term evolution)、WIMAX(worldwide interoperability for microwave access)、GSM(global system for mobile communication)、CDMA(code division multiple access)、Bluetooth(登録商標)、NFC(near field communication)、Wi-Fi(wireless fidelity)、RFID(radio frequency identification)のような無線通信規約により、外部装置/システムと交換される信号を処理する。
電子機器1000の構成要素、例えば、深度センサ1100、イメージセンサ1200、メインプロセッサ1300、ワーキングメモリ1400、ストレージ1500、ディスプレイ装置1600、ユーザインターフェース1700、及び通信部1800は、USB(universal serial bus)、SCSI(small computer system interface)、MIPI(mobile industry processor interface)、IC(inter-integrated circuit)、PCIe(peripheral component interconnect express)、M-PCIe(mobile PCIe)、ATA(advanced technology attachment)、PATA(parallel ATA)、SATA(serial ATA)、SAS(serial attached SCSI)、IDE(integrated drive electronics)、EIDE(enhanced IDE)、NVMe(nonvolatile memory express)、UFS(universal flash storage)のような多様なインターフェース規約の内の1以上に基づき、データを交換する。
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
1 物体
10、10a イメージ処理装置
100、100a、1100 深度センサ
110 送信機
111 駆動回路
112 光源
113 光学系
120 受信機
121、300 コントローラ
122 ピクセルアレイ
123、123a、400、500 読み取り回路
200、200a イメージ信号プロセッサ(ISP)
210、310 パラメータ計算回路
220、320 ビニングモード決定回路
510 アナログビニング回路
520 ADC
530 デジタルビニング回路
1000 電子機器
1200 イメージセンサ
1300 メインプロセッサ
1400 ワーキングメモリ
1500 ストレージ
1600 ディスプレイ装置
1700 ユーザインターフェース
1800 通信部
1810 送受信機
1820 モデム
1830 アンテナ

Claims (10)

  1. 物体との距離を測定する深度センサの動作方法であって、
    ピクセルアレイに含まれる少なくとも1つの深度ピクセルからピクセル信号を出力する段階と、
    前記ピクセル信号を利用して測定された前記深度センサの外部の外光強度を基に、外光情報を生成する段階と、
    前記外光情報を基に、前記深度センサのビニング(Binning)モードを、アナログビニングモード又はデジタルビニングモードに設定する段階と、を有することを特徴とする深度センサの動作方法。
  2. 前記外光情報は、前記外光強度に前記物体との距離を補正することによって計算された外光パラメータ値を含み、
    前記アナログビニングモード又はデジタルビニングモードに設定する段階は、前記外光パラメータ値が閾値を超える場合、前記ビニングモードを前記アナログビニングモードに設定する段階と、
    前記外光パラメータ値が前記閾値以下である場合、前記ビニングモードを前記デジタルビニングモードに設定する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の深度センサの動作方法。
  3. 前記深度センサは、前記外光パラメータ値が前記閾値を超えることにより、前記深度センサの動作環境を室内と判断し、
    前記外光パラメータ値が前記閾値以下であることにより、前記深度センサの動作環境を室外と判断することを特徴とする請求項2に記載の深度センサの動作方法。
  4. 前記深度センサは、前記物体に入射信号を照射し、前記物体によって反射された反射信号を受信し、前記入射信号及び反射信号を基に、前記物体との距離を測定し、
    前記外光情報を生成する段階は、前記入射信号の強度及び前記外光強度を基に、前記外光情報を生成する段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の深度センサの動作方法。
  5. 前記外光情報は、前記外光強度に前記物体との距離を補正することによって計算された外光パラメータ値を含み、
    前記アナログビニングモード又はデジタルビニングモードに設定する段階は、前記外光パラメータ値が第1閾値以下であり第2閾値を超える状態から、前記第1閾値を超える場合、前記アナログビニングモードに設定する段階と、
    前記外光パラメータ値が前記第1閾値以下であり前記第2閾値を超える状態から、前記第2閾値以下に低減される場合、前記デジタルビニングモードに設定する段階と、を含み、
    前記第2閾値は、前記第1閾値より小さいことを特徴とする請求項1に記載の深度センサの動作方法。
  6. 物体との距離を測定するために、前記物体に入射信号を照射する送信機と、
    前記物体によって反射された反射信号を受信する受信機と、を有する深度センサであって、
    前記受信機は、前記反射信号を受信する複数の深度ピクセルを含むピクセルアレイと、
    前記ピクセルアレイで生成されるピクセル信号を受信する読み取り回路と、
    前記ピクセル信号を基に、外光強度を計算し、前記外光強度に基づき、前記読み取り回路のアナログビニングモード又はデジタルビニングモードを決定するように構成されるコントローラと、を含み、
    前記読み取り回路は、前記アナログビニングモード又は前記デジタルビニングモードで動作し、前記ピクセル信号を基に、デジタルピクセル信号を生成することを特徴とする深度センサ。
  7. 前記コントローラは、前記入射信号の強度及び前記外光強度を基に、前記読み取り回路のビニングモードを決定するための外光パラメータ値を計算するように構成されるパラメータ計算回路と、
    前記外光パラメータ値が閾値を超えれば、前記読み取り回路のビニングモードを前記アナログビニングモードに決定し、前記外光パラメータ値が閾値以下であるならば、前記読み取り回路のビニングモードを前記デジタルビニングモードに決定するように構成されるビニングモード決定回路と、を含むことを特徴とする請求項6に記載の深度センサ。
  8. 前記ピクセルアレイは、4タップ構造の第1深度ピクセル及び第2深度ピクセルを含み、
    前記第1深度ピクセルは、第1位相~第4位相にそれぞれ対応する第1タップ~第4タップを含み、
    前記第2深度ピクセルは、前記第1位相~第4位相にそれぞれ対応する第5タップ~第8タップを含み、
    前記第1深度ピクセル及び前記第2深度ピクセルは、同一位相に対応するタップ同士隣接するように鏡対称構造に配置されることを特徴とする請求項6に記載の深度センサ。
  9. 前記読み取り回路は、前記アナログビニングモードで動作する場合、前記第1タップから出力される第1ピクセル信号、及び前記第5タップから出力される第2ピクセル信号を合算するアナログビニング回路と、
    合算された信号をデジタル信号に変換するADC(analog to digital convertor)と、を含むことを特徴とする請求項8に記載の深度センサ。
  10. 前記読み取り回路は、前記デジタルビニングモードで動作する場合、前記第1タップから出力される第1ピクセル信号を第1デジタル信号に変換し、前記第5タップから出力される第2ピクセル信号を第2デジタル信号に変換するADCと、
    前記第1デジタル信号及び第2デジタル信号を合算するデジタルビニング回路と、を含むことを特徴とする請求項8に記載の深度センサ。
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