JP2022165365A - 情報処理装置、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが所望する情報に効率的にアクセス可能とする技術を提供すること。【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、管理ステップと、受付ステップと、推定ステップと、表示制御ステップとを実行するように構成される。管理ステップでは、階層構造を有するコンテンツ群を含むホームページと、コンテンツ群の各階層のそれぞれに対応する質問情報とを管理する。受付ステップでは、ユーザからコンテンツ群のうち、階層のいずれかのコンテンツに対する閲覧要求を受け付ける。表示制御ステップでは、閲覧要求に応じてコンテンツに対応する質問情報を表示させるように制御する。受付ステップでは、表示制御ステップで表示させた質問情報に対する回答情報を受け付ける。推定ステップでは、回答情報に基づき、ユーザの要求情報を推定する。表示制御ステップでは、要求情報を含むコンテンツに関する紹介情報を表示するように構成される。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
ホームページ上でユーザからの問い合わせ対応を行う際、自動でユーザの問い合わせに答えるチャットボットツールが用いられることがある。特許文献1には、ユーザの操作をサポートするチャットボットプログラムが開示されている。
ここで、ユーザがホームページ上で所望の情報を探そうとする際、どのページにアクセスすればいいのかを即座に分からなかったり、所望の情報が記載されたページに辿り着くまでに時間がかかったりする場合がある。
本発明では上記事情を鑑み、ユーザが所望する情報に効率的にアクセス可能とする技術を提供することとした。
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、管理ステップと、受付ステップと、推定ステップと、表示制御ステップとを実行するように構成される。管理ステップでは、階層構造を有するコンテンツ群を含むホームページと、コンテンツ群の各階層のそれぞれに対応する質問情報とを管理する。受付ステップでは、ユーザからコンテンツ群のうち、階層のいずれかのコンテンツに対する閲覧要求を受け付ける。表示制御ステップでは、閲覧要求に応じてコンテンツに対応する質問情報を表示させるように制御する。受付ステップでは、表示制御ステップで表示させた質問情報に対する回答情報を受け付ける。推定ステップでは、回答情報に基づき、ユーザの要求情報を推定する。表示制御ステップでは、要求情報を含むコンテンツに関する紹介情報を表示するように構成される。
これにより、ユーザが所望する情報に効率的にアクセス可能とする技術を提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
1.ハードウェア構成
第1節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成概要を示す図である。
第1節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成概要を示す図である。
1-1.情報処理システム1の概要
情報処理システム1は、ユーザ端末2と、情報処理装置3と、ウェブサーバ4とを備え、これらが電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。これらの構成要素についてさらに説明する。
情報処理システム1は、ユーザ端末2と、情報処理装置3と、ウェブサーバ4とを備え、これらが電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。これらの構成要素についてさらに説明する。
1.2 ユーザ端末2
ユーザ端末2は、ユーザが操作するものであり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置3にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
ユーザ端末2は、ユーザが操作するものであり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置3にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
ユーザ端末2は、表示部と、入力部と、通信部と、記憶部と、制御部とを有し、これらの構成要素がユーザ端末2の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。
表示部は、例えば、ユーザ端末2の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。このような表示部は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイおよびプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、ユーザ端末2の種類に応じて使い分けて実施されることが好ましい。ここでは、表示部は、ユーザ端末2の筐体に含まれるものとして説明する。
入力部は、ユーザ端末2の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部は、表示部と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部が、ユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が、命令信号として、通信バスを介して制御部に転送され、制御部が、必要に応じて、所定の制御や演算を実行し得る。
通信部、記憶部及び制御部の具体的な説明については、次に説明する情報処理装置3における通信部31、記憶部32及び制御部33の記載を参照されたい。
1.3 情報処理装置3
図2は、情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを有し、これらの構成要素が情報処理装置3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
図2は、情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを有し、これらの構成要素が情報処理装置3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
(通信部31)
通信部31は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。情報処理装置3は、通信部31を介して、ユーザ端末2およびウェブサーバ4とネットワークを介して、種々の情報を通信する。
通信部31は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。情報処理装置3は、通信部31を介して、ユーザ端末2およびウェブサーバ4とネットワークを介して、種々の情報を通信する。
(記憶部32)
記憶部32は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。つまり、上述のストレージデバイスやメモリ等のハードウェア資源が記憶部32として機能する。
記憶部32は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。つまり、上述のストレージデバイスやメモリ等のハードウェア資源が記憶部32として機能する。
なお、本実施形態において、種々の情報とは、例えば、等が挙げられる。これらの詳細については次節でさらに詳述する。記憶部32は、これ以外にも、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶している。
(制御部33)
制御部33は、情報処理装置3に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部33は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置3に係る種々の機能を実現する。例えば、CPUは、制御部33として、記憶部32に記憶された情報にアクセスし、読み出した情報に基づき、後述する種々の機能を実行する。すなわち、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部(図3参照)として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部33は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
制御部33は、情報処理装置3に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部33は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置3に係る種々の機能を実現する。例えば、CPUは、制御部33として、記憶部32に記憶された情報にアクセスし、読み出した情報に基づき、後述する種々の機能を実行する。すなわち、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部(図3参照)として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部33は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
1.4 ウェブサーバ4
ウェブサーバ4は、外部装置の一例であり、不図示の通信部と、記憶部と、制御部とを備え、ネットワークを介して情報処理装置3と通信可能に構成されている。情報処理装置3と、ウェブサーバ4とは、必要に応じて様々な情報のやりとりをするように実施してもよい。
ウェブサーバ4は、外部装置の一例であり、不図示の通信部と、記憶部と、制御部とを備え、ネットワークを介して情報処理装置3と通信可能に構成されている。情報処理装置3と、ウェブサーバ4とは、必要に応じて様々な情報のやりとりをするように実施してもよい。
ウェブサーバ4は、オンラインショッピングサイトや、企業のホームページ等のサービスを提供するものである。
2.機能構成
第2節では、本実施形態の機能構成について説明する。図3は、情報処理装置3(制御部33)の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、情報処理装置3に係る種々の機能は、記憶部32に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行されうる。
第2節では、本実施形態の機能構成について説明する。図3は、情報処理装置3(制御部33)の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、情報処理装置3に係る種々の機能は、記憶部32に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行されうる。
具体的には、情報処理装置3(制御部33)は、管理部331と、受付部332と、推定部333と、表示制御部334とを備える。
(管理部331)
管理部331は、管理ステップを実行可能に構成される。管理部331は、受付部332が受け付けた種々の情報を管理する。例えば、管理部331は、異なる種類の複数の情報を、定められたルールに基づいて紐付けて管理する。かかるルールは特に限定されず、管理部331に管理される種々の情報は、記憶部32に記憶されるものとして、説明を続ける。
管理部331は、管理ステップを実行可能に構成される。管理部331は、受付部332が受け付けた種々の情報を管理する。例えば、管理部331は、異なる種類の複数の情報を、定められたルールに基づいて紐付けて管理する。かかるルールは特に限定されず、管理部331に管理される種々の情報は、記憶部32に記憶されるものとして、説明を続ける。
本実施形態において、管理部331は、階層構造を有するコンテンツ群Cを含むホームページと、コンテンツ群Cの各階層のそれぞれに対応する質問情報5とを管理する。図4は、階層構造を有するコンテンツ群Cの一例を示す図である。また、コンテンツ群Cを構成する各コンテンツC1は、ホームページのページである。図4に示されるように、ウェブサーバ4が提供するホームページは、さらにホームページ上の各ページが内容ごとにさらに深い階層が配置された構造を有する。
例えば、ユーザが下位の階層のページにアクセスする際、上位の階層(第1階層、第2階層)のページに配置されたリンクLを押下することで、第3階層、第4階層等の下位階層のページにアクセスすることができる。具体的には、例えば、第1階層のページから第2階層のページに遷移可能であり、第2階層のページから第3階層のページに遷移可能である。また、第3階層のページから第4階層のページに遷移可能である。図5は、第1階層のページの例を示す図である。図5に示されるように、第1階層のページには、第2階層のページへと遷移可能なリンクLが配置されており、ユーザは、このリンクLを押下することで、第2階層のページ(「お知らせ」「サービス内容」を示すページ等)へ変異することができる。
このように、本実施形態において、ホームページを閲覧しているユーザは、ユーザが閲覧しているページから、一つ下の階層のページにアクセスすることが可能である。なお、ユーザがどの階層のページを閲覧していても、常に上位の階層へアクセス可能なリンクLが表示され、どの階層からでも、上位の階層ページに表示されたコンテンツC1へアクセス可能であってもよい。
図6は、識別番号が割り振られたコンテンツC1の一例を示す図である。図4で示されるホームページ上のコンテンツ群Cは、図6に示されるように、コンテンツC1ごとに識別番号が割り振られて管理される。
図7は、質問情報5の一例を示す図である。図7に示されるように、質問情報5は、識別番号が割り振られ、管理部331により管理されている。この識別番号は、ホームページのコンテンツC1それぞれに対応するものであり、好ましくは、ホームページの階層それぞれに対応する識別番号が紐付けられた質問情報5を含む(不図示)。
(受付部332)
受付部332は、受付ステップを実行可能に構成される。具体的には、受付部332は、通信部31又は記憶部32を介して情報を取得し、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、受付部332は、ユーザ端末2及びウェブサーバ4からネットワーク及び通信部31を介して種々の情報を取得するように構成される。受付部332が受け付けた種々の情報は、記憶部32に記憶されるものとして説明する。
受付部332は、受付ステップを実行可能に構成される。具体的には、受付部332は、通信部31又は記憶部32を介して情報を取得し、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、受付部332は、ユーザ端末2及びウェブサーバ4からネットワーク及び通信部31を介して種々の情報を取得するように構成される。受付部332が受け付けた種々の情報は、記憶部32に記憶されるものとして説明する。
(推定部333)
推定部333は、推定ステップを実行可能に構成される。具体的には、推定部333は、受付部332が受け付けた種々の情報や、予め記憶されたデータベース等に基づき、ユーザが所望する情報(以後、要求情報7と呼ぶ)を推定する。ユーザからの閲覧要求に対するコンテンツC1を推定する。
推定部333は、推定ステップを実行可能に構成される。具体的には、推定部333は、受付部332が受け付けた種々の情報や、予め記憶されたデータベース等に基づき、ユーザが所望する情報(以後、要求情報7と呼ぶ)を推定する。ユーザからの閲覧要求に対するコンテンツC1を推定する。
(表示制御部334)
表示制御部334は、表示制御ステップを実行可能に構成される。表示制御部334は、画面、画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報を生成し、ユーザ端末2の表示部に視覚情報を表示させる。あるいは、表示制御部334は、画面、画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報をユーザ端末2に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。例えば、表示制御部334は、記憶部32に記憶された種々の情報又はこれらを含む画面等をユーザ端末2で視認可能な態様で表示させる。
表示制御部334は、表示制御ステップを実行可能に構成される。表示制御部334は、画面、画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報を生成し、ユーザ端末2の表示部に視覚情報を表示させる。あるいは、表示制御部334は、画面、画像、アイコン、メッセージ等の視覚情報をユーザ端末2に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。例えば、表示制御部334は、記憶部32に記憶された種々の情報又はこれらを含む画面等をユーザ端末2で視認可能な態様で表示させる。
3.情報処理方法
第3節では、アクティビティ図を参照しながら、前述した情報処理システム1の情報処理方法について説明する。図8は、情報処理装置3による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
第3節では、アクティビティ図を参照しながら、前述した情報処理システム1の情報処理方法について説明する。図8は、情報処理装置3による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図9は、ユーザ端末2に表示される画面の一例である。図9に示されるように、ユーザ端末2には、検索エンジンによる検索結果として、コンテンツ群Cが表示されている。具体的には、ユーザ端末2には、図4で示した第1階層のコンテンツC1(「A電力公式ホームページ」のトップページ)や、第2階層のコンテンツ群C(「サービス内容」、「会社概要」)が表示されるとともに、第3階層のコンテンツ群C(「コース案内」、「加入までの流れ」)が表示される。なお、これらのコンテンツ群Cの識別番号は、それぞれ「T」、「A」、「B」、「C」、「B1」、「B2」である(図6参照)。以下、「A電力」という会社のサービスに関する情報をユーザ端末2に提示する場合を例に説明する。
ユーザは、ユーザ端末2を用いて、コンテンツ群Cの中から、所望のコンテンツC1を押下することで、選択する(A101)。ユーザが所望のコンテンツC1を選択すると、受付部332は、通信部31及びネットワークを介して、ユーザからコンテンツ群Cのうち、階層のいずれかのコンテンツC1に対する閲覧要求を受け付ける(A102)。以下、ユーザが「コース案内」を選択した場合を例に説明する。
また、このとき、受付部332は、ユーザ端末2の行動履歴を受け付けてもよい。行動履歴とは、ホームページ又は検索エンジン上におけるユーザの行動を表し、例えば、ユーザ端末2における検索履歴である。過去にホームページを閲覧したことがある場合、ホームページの各ページにおける滞在時間、訪問回数、流入経路に加え、ユーザ端末2が許可する場合には、特定ページ内におけるポインティングデバイスの移動軌跡及び時間、ユーザの視線の動き等を含むものである。
次に、表示制御部334は、閲覧要求に応じてコンテンツC1に対応する質問情報5を表示させるように制御する(A103)。図10は、ユーザ端末2に表示される質問情報5の一例を示す図である。図10に示されるように、質問情報5は、チャットボットのシナリオである。また、表示制御部334は、チャットボット画像CBを表示させ、かかるチャットボット画像CBは、ユーザが選択した「コース案内」の識別番号「B1」に対応する質問情報5を含むものである。なお、このとき、ユーザ端末2には、ホームページ画面は表示させず、チャットボット画像CBのみを表示させることが好ましい。このような態様により、ユーザは目的の情報に辿り着くために、チャットボットからの質問に答えるだけで、ホームページ内の各ページを探し回ることなく、目的の情報を得ることが可能となる。
また、表示制御部334は、質問情報5とともに、選択肢51を表示することが好ましい。図11は、ユーザ端末2に表示される選択肢51の一例を示す図である。図11に示されるように、かかる選択肢51は、質問情報5が属する階層の位置関係に基づき、質問情報5と紐付けられていることが好ましい。すなわち、かかる選択肢51は、ユーザが選択したコンテンツC1の一つ下位の階層に属するコンテンツC1を示すものである。図10に示される例では、ユーザが選択した第3階層のコンテンツC1「コース案内」の一つ下の第4階層のコンテンツC1である「コース比較」「Aコース」「Bコース」が選択肢51に含まれる。
なお、上記に限らず、選択肢51は、閲覧要求と、予め記憶されたユーザの行動履歴とに基づき、ユーザに関心があるコンテンツC1として推定されたコンテンツC1に関するものであってもよい。
かかる場合、推定部333は、閲覧要求と、予め記憶されたユーザの行動履歴とに基づき、閲覧要求に対するコンテンツC1を推定し、表示制御部334は、推定したコンテンツC1に対応する質問情報5を表示させるように制御する。具体的には、例えば、ユーザ端末2において、「A電力」「加入」等の検索が行われていた場合、推定部333は、ユーザがA電力への加入方法に関心があると推定するとともに、表示制御部334は、「加入」に関する質問情報5や、「加入方法」「加入の流れ」等の選択肢51をユーザに提示するように制御する。また、ユーザ端末2がA電力のホームページにアクセスしたことがある場合、推定部333は、最も滞在時間の長いページの関連ページを、ユーザが関心のあるコンテンツC1と推定し表示制御部334は、かかるコンテンツC1に関連するコンテンツC1についての選択肢51を表示するように制御してもよい。
さらに、推定部333は、過去にユーザが選択した選択肢51の選択結果(回答情報6)を考慮して、コンテンツC1を推定してもよい。例えば、過去にユーザが選択しなかった選択肢51に係るコンテンツC1及びかかるコンテンツC1に関連するコンテンツC1に対応する質問及び選択肢51を、表示制御部334が表示しないように構成してもよい。
図12は、カテゴリーごとに管理された選択肢51の一例を示す図である。上述した例では、質問情報5に対応するコンテンツC1が属する階層より一つ下の階層のコンテンツC1を、選択肢51として提示する例を示したが、図12に示されるように、コンテンツC1が属する階層に関わらず、カテゴリーごとに分類されたコンテンツC1を参照して、推定部333は、ユーザが要求する情報を含むと認められるコンテンツC1を推定し、提示可能に構成されてもよい。
その後、ユーザ端末2は、質問情報5に対する回答情報6を送信する(A104)。ここで、回答情報6は、ユーザによって選択された選択肢51(すなわち、ユーザが選択可能な予め定められた回答)か、ユーザがチャットボットに自由に入力(回答)するテキストの内容を表す。
その後、受付部332は、表示制御部334で表示させた質問情報5に対する回答情報6を受け付ける(A105)。回答情報6を受け付けると、推定部333は、回答情報6に基づき、ユーザの要求情報7を推定する(A106)。
ここで、要求情報7は、ユーザが所望する情報を示す。図13は、要求情報7の一例を示す図である。図13に示されるように、推定部333は、ホームページに含まれるコンテンツC1のうち少なくなくともいずれか一つを、要求情報7として推定する。このとき、推定部333は、回答情報6に基づき、機械学習モデルを用いて、ユーザの要求情報7を推定してもよい。
表示制御部334は、要求情報7を含むコンテンツC1に関する紹介情報8を表示するように構成される(A107)。そして、かかる紹介情報8がユーザに閲覧される(A108)。紹介情報8は、推定したページのURLと、ページの記載内容とのうち少なくとも1つである。図14は、紹介情報8の一例を示す図である。図14に示されるように、表示制御部334は、推定部333によって推定されたコンテンツC1にアクセスするための情報を表示する。より好ましくは、表示制御部334は、コンテンツC1の内容そのものをチャットボット画面上に提示してもよい。
なお、チャットボットによる質問及びユーザによる回答は、複数回繰り返されてもよく、表示制御部334は、回答情報6に応じて選択肢51の提示を行うとともに、コンテンツC1の内容をチャットボット画面上に表示するように制御してもよい。
以上をまとめると、本実施形態の情報処理方法は、管理ステップと、受付ステップと、特定ステップと、推定ステップと、表示制御ステップとを備える。管理ステップでは、階層構造を有するコンテンツ群Cを含むホームページと、コンテンツ群Cの各階層のそれぞれに対応する質問情報5とを管理する。受付ステップでは、ユーザからコンテンツ群Cのうち、階層のいずれかのコンテンツC1に対する閲覧要求を受け付ける。表示制御ステップでは、閲覧要求に応じてコンテンツC1に対応する質問情報5を表示させるように制御する。受付ステップでは、表示制御ステップで表示させた質問情報5に対する回答情報6を受け付ける。推定ステップでは、回答情報6に基づき、ユーザの要求情報7を推定する。表示制御ステップでは、要求情報7を含むコンテンツC1に関する紹介情報8を表示するように構成される。
本実施形態によれば、ユーザが特定の情報を所望する場合、ホームページを探し回ることなく、効率的に目的の情報を入手することが可能となる。
4.その他
本実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
本実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
(1)本実施形態の態様は、プログラムであってもよい。プログラムは、コンピュータに、情報処理装置3の各ステップを実行させる。
(2)上述した実施形態では、A103において、表示制御部334は、質問情報5のみを表示する例を示したが、このとき、紹介情報8を表示してもよい。これにより、ユーザはより効率的に目的の情報を入手することが可能となる。
(2)上述した実施形態では、A103において、表示制御部334は、質問情報5のみを表示する例を示したが、このとき、紹介情報8を表示してもよい。これにより、ユーザはより効率的に目的の情報を入手することが可能となる。
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記推定ステップでは、前記閲覧要求と、予め記憶された前記ユーザの行動履歴とに基づき、前記閲覧要求に対する前記コンテンツを推定し、前記表示制御ステップでは、推定した前記コンテンツに対応する前記質問情報を表示させるように制御する、もの。
前記情報処理装置において、前記推定ステップでは、前記回答情報に基づき、機械学習モデルを用いて、前記要求情報を推定する、もの。
前記情報処理装置において、前記コンテンツは、前記ホームページのページであり、前記紹介情報は、前記ページのURLと、前記ページの記載内容とのうち少なくとも1つである、もの。
前記情報処理装置において、前記質問情報は、前記チャットボットのシナリオである、もの。
プログラムであって、コンピュータに、前記情報処理装置の各ステップを実行させる、もの。
情報処理方法であって、管理ステップと、受付ステップと、推定ステップと、表示制御ステップとを備え、前記管理ステップでは、階層構造を有するコンテンツ群を含むホームページと、前記コンテンツ群の各階層のそれぞれに対応する質問情報とを管理し、前記受付ステップでは、ユーザから前記コンテンツ群のうち、前記階層のいずれかのコンテンツに対する閲覧要求を受け付け、前記表示制御ステップでは、前記閲覧要求に応じて前記コンテンツに対応する前記質問情報を表示させるように制御し、前記受付ステップでは、前記表示制御ステップで表示させた質問情報に対する回答情報を受け付け、前記推定ステップでは、前記回答情報に基づき、前記ユーザの要求情報を推定し、前記表示制御ステップでは、前記要求情報を含む前記コンテンツに関する紹介情報を表示するように構成される、方法。
もちろん、この限りではない。
前記情報処理装置において、前記推定ステップでは、前記閲覧要求と、予め記憶された前記ユーザの行動履歴とに基づき、前記閲覧要求に対する前記コンテンツを推定し、前記表示制御ステップでは、推定した前記コンテンツに対応する前記質問情報を表示させるように制御する、もの。
前記情報処理装置において、前記推定ステップでは、前記回答情報に基づき、機械学習モデルを用いて、前記要求情報を推定する、もの。
前記情報処理装置において、前記コンテンツは、前記ホームページのページであり、前記紹介情報は、前記ページのURLと、前記ページの記載内容とのうち少なくとも1つである、もの。
前記情報処理装置において、前記質問情報は、前記チャットボットのシナリオである、もの。
プログラムであって、コンピュータに、前記情報処理装置の各ステップを実行させる、もの。
情報処理方法であって、管理ステップと、受付ステップと、推定ステップと、表示制御ステップとを備え、前記管理ステップでは、階層構造を有するコンテンツ群を含むホームページと、前記コンテンツ群の各階層のそれぞれに対応する質問情報とを管理し、前記受付ステップでは、ユーザから前記コンテンツ群のうち、前記階層のいずれかのコンテンツに対する閲覧要求を受け付け、前記表示制御ステップでは、前記閲覧要求に応じて前記コンテンツに対応する前記質問情報を表示させるように制御し、前記受付ステップでは、前記表示制御ステップで表示させた質問情報に対する回答情報を受け付け、前記推定ステップでは、前記回答情報に基づき、前記ユーザの要求情報を推定し、前記表示制御ステップでは、前記要求情報を含む前記コンテンツに関する紹介情報を表示するように構成される、方法。
もちろん、この限りではない。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :情報処理システム
2 :ユーザ端末
3 :情報処理装置
30 :通信バス
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :管理部
332 :受付部
333 :推定部
334 :表示制御部
4 :ホームページサーバ
5 :質問情報
51 :選択肢
6 :回答情報
7 :要求情報
8 :紹介情報
C :コンテンツ群
C1 :コンテンツ
CB :チャットボット画像
L :リンク
2 :ユーザ端末
3 :情報処理装置
30 :通信バス
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :管理部
332 :受付部
333 :推定部
334 :表示制御部
4 :ホームページサーバ
5 :質問情報
51 :選択肢
6 :回答情報
7 :要求情報
8 :紹介情報
C :コンテンツ群
C1 :コンテンツ
CB :チャットボット画像
L :リンク
Claims (7)
- 情報処理装置であって、
管理ステップと、受付ステップと、推定ステップと、表示制御ステップとを実行するように構成され、
前記管理ステップでは、階層構造を有するコンテンツ群を含むホームページと、前記コンテンツ群の各階層のそれぞれに対応する質問情報とを管理し、
前記受付ステップでは、ユーザから前記コンテンツ群のうち、前記階層のいずれかのコンテンツに対する閲覧要求を受け付け、
前記表示制御ステップでは、前記閲覧要求に応じて前記コンテンツに対応する前記質問情報を表示させるように制御し、
前記受付ステップでは、前記表示制御ステップで表示させた質問情報に対する回答情報を受け付け、
前記推定ステップでは、前記回答情報に基づき、前記ユーザの要求情報を推定し、
前記表示制御ステップでは、前記要求情報を含む前記コンテンツに関する紹介情報を表示するように構成される、
もの。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記推定ステップでは、前記閲覧要求と、予め記憶された前記ユーザの行動履歴とに基づき、前記閲覧要求に対する前記コンテンツを推定し、
前記表示制御ステップでは、推定した前記コンテンツに対応する前記質問情報を表示させるように制御する、
もの。 - 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
前記推定ステップでは、前記回答情報に基づき、機械学習モデルを用いて、前記要求情報を推定する、
もの。 - 請求項1~請求項3の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記コンテンツは、前記ホームページのページであり、
前記紹介情報は、前記ページのURLと、前記ページの記載内容とのうち少なくとも1つである、
もの。 - 請求項1~請求項4の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記質問情報は、前記チャットボットのシナリオである、
もの。 - プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項5の何れか1つに記載の情報処理装置の各ステップを実行させる、
もの。 - 情報処理方法であって、
管理ステップと、受付ステップと、推定ステップと、表示制御ステップとを備え、
前記管理ステップでは、階層構造を有するコンテンツ群を含むホームページと、前記コンテンツ群の各階層のそれぞれに対応する質問情報とを管理し、
前記受付ステップでは、ユーザから前記コンテンツ群のうち、前記階層のいずれかのコンテンツに対する閲覧要求を受け付け、
前記表示制御ステップでは、前記閲覧要求に応じて前記コンテンツに対応する前記質問情報を表示させるように制御し、
前記受付ステップでは、前記表示制御ステップで表示させた質問情報に対する回答情報を受け付け、
前記推定ステップでは、前記回答情報に基づき、前記ユーザの要求情報を推定し、
前記表示制御ステップでは、前記要求情報を含む前記コンテンツに関する紹介情報を表示するように構成される、
方法。
Priority Applications (1)
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