JP2022164343A - 方法、コンピュータ可読媒体、レーダオブジェクト検出システム、および車両特定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ホスト車両の近傍を走行する特定の種別の他車両の接近を検出する。【解決手段】ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムによって実行される方法であって、ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出するステップと、第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定するステップと、オブジェクト領域とブラインド領域との位置関係に基づいて、オブジェクトが他車両であると推定するステップと、ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出するステップと、第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、他車両がターゲット車両であると決定するステップと、を含む、方法を提供する。【選択図】図5
Description
本開示は、検出対象とする車両の接近を検出するシステムに関し、特にレーダ装置を利用して、走行中の特定の種別の車両の接近を検出する方法、コンピュータ可読媒体、レーダオブジェクト検出システム、および車両特定システムに関する。
レーダ装置をホスト車両に搭載し、レーダ装置によりホスト車両の近傍に存在する他車両を検出することが知られている。特許文献1には、ホスト車両が牽引しているトレーラを、ホスト車両の近傍に存在する他車両とは区別するシステムが記載されている。これにより実際にはホスト車両の近傍にはトレーラしか存在しないのにも関わらず、他車両があると誤って検出することを防ぐことができる。特許文献1に記載のシステムでは、レーダ装置から出射されるレーダ信号によりホスト車両に接近するオブジェクトを示す信号を検知する。この信号に基づいて、トレーラがホスト車両に接続されるときを判定し、さらにホスト車両が牽引するトレーラにより遮られる領域を規定する。これにより、この領域内で検出されたターゲットを無視することができる。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、レーダ装置を用いて、ホスト車両の近傍を走行しているトレーラを検知することはできない。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、車載レーダ装置を利用して、トレーラなどの、特定の種別の他車両の接近を検出することを目的の一つとする。
[形態1]形態1によれば、ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムによって実行される方法であって、ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出するステップと、前記第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定するステップと、前記オブジェクト領域と前記ブラインド領域との位置関係に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップと、前記ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出するステップと、前記第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、前記他車両がターゲット車両であると決定するステップと、を含む、方法を提供する。
[形態2]形態2によれば、ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムであって、ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出する第1検出部と、前記第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定する領域設定部と、前記オブジェクト領域と前記ブラインド領域との位置関係に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定する車両推定部と、前記ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出する第2検出部と、前記第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、前記他車両がターゲット車両であると決定するターゲット決定部と、を含む、レーダオブジェクト検出システムを提供する。
本開示によれば、車載レーダ装置を利用して、トレーラなどの、特定の種別の他車両の接近を検出することができる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の一実施形態は、以下のような構成を備える。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明の一実施形態は、以下のような構成を備える。
(項目1)
ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムによって実行される方法であって、
ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出するステップと、
前記第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定するステップと、
前記オブジェクト領域と前記ブラインド領域との位置関係に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップと、
前記ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出するステップと、
前記第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、前記他車両がターゲット車両であると決定するステップと、
を含む、方法。
ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムによって実行される方法であって、
ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出するステップと、
前記第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定するステップと、
前記オブジェクト領域と前記ブラインド領域との位置関係に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップと、
前記ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出するステップと、
前記第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、前記他車両がターゲット車両であると決定するステップと、
を含む、方法。
(項目2)
(項目1)に記載の方法であって、前記ブラインド領域は、前記ホスト車両に搭載されたレーダ装置の位置と前記ホスト車両の進行方向とに基づいて予め設定されている、方法。
(項目1)に記載の方法であって、前記ブラインド領域は、前記ホスト車両に搭載されたレーダ装置の位置と前記ホスト車両の進行方向とに基づいて予め設定されている、方法。
(項目3)
(項目1)または(項目2)に記載の方法であって、前記ターゲット車両の前輪と後輪との間の底面の高さは、前記ホスト車両に搭載されたレーダ装置の高さよりも高い、方法。
(項目1)または(項目2)に記載の方法であって、前記ターゲット車両の前輪と後輪との間の底面の高さは、前記ホスト車両に搭載されたレーダ装置の高さよりも高い、方法。
(項目4)
(項目1)または(項目3)の何れかに記載の方法であって、前記ターゲット車両の前輪と後輪とに基づいて規定される前記ターゲット車両の底面の領域は、前記ブラインド領域よりも広い、方法。
(項目1)または(項目3)の何れかに記載の方法であって、前記ターゲット車両の前輪と後輪とに基づいて規定される前記ターゲット車両の底面の領域は、前記ブラインド領域よりも広い、方法。
(項目5)
(項目1)から(項目4)の何れかに記載の方法であって、前記ターゲット車両は、トレーラである、方法。
(項目1)から(項目4)の何れかに記載の方法であって、前記ターゲット車両は、トレーラである、方法。
(項目6)
(項目1)から(項目5)の何れかに記載の方法であって、前記位置関係は、第1の位置関係、第2の位置関係、第3の位置関係、第4の位置関係および第5の位置関係のいずれか1つを含み、
前記第1の位置関係は、前記ホスト車両の進行方向に関し、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の後方に規定され、
前記第2の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前方に規定され、
前記第3の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の側方に規定され、
前記第4の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の斜め前方に規定され、
前記第5の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の斜め後方に規定される、方法。
(項目1)から(項目5)の何れかに記載の方法であって、前記位置関係は、第1の位置関係、第2の位置関係、第3の位置関係、第4の位置関係および第5の位置関係のいずれか1つを含み、
前記第1の位置関係は、前記ホスト車両の進行方向に関し、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の後方に規定され、
前記第2の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前方に規定され、
前記第3の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の側方に規定され、
前記第4の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の斜め前方に規定され、
前記第5の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の斜め後方に規定される、方法。
(項目7)
(項目1)から(項目6)の何れかに記載の方法であって、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップが、さらに、前記第1レーダ反射点の前記ホスト車両の移動速度に対する相対速度に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップを含む、方法。
(項目1)から(項目6)の何れかに記載の方法であって、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップが、さらに、前記第1レーダ反射点の前記ホスト車両の移動速度に対する相対速度に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップを含む、方法。
(項目8)
(項目1)から(項目7)の何れかに記載の方法であって、前記第2レーダ反射点を検出するステップが、
前記ブラインド領域の内側で検出される反射点のうち、所定の第2条件を満たす特異点を特定することと、
特定された前記特異点を、前記第2レーダ反射点からを除くことと、
を含む、方法。
(項目1)から(項目7)の何れかに記載の方法であって、前記第2レーダ反射点を検出するステップが、
前記ブラインド領域の内側で検出される反射点のうち、所定の第2条件を満たす特異点を特定することと、
特定された前記特異点を、前記第2レーダ反射点からを除くことと、
を含む、方法。
(項目9)
(項目8)に記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点からの反射波の電磁波強度が第1の所定の閾値未満となることである、方法。
(項目8)に記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点からの反射波の電磁波強度が第1の所定の閾値未満となることである、方法。
(項目10)
(項目8)または(項目9)に記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点からの反射波のレンジレートが略ゼロとなることである、方法。
(項目8)または(項目9)に記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点からの反射波のレンジレートが略ゼロとなることである、方法。
(項目11)
(項目8)から(項目10)の何れかに記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点の角度精度の良さを示す指標が、もっとも悪いことである、方法。
(項目8)から(項目10)の何れかに記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点の角度精度の良さを示す指標が、もっとも悪いことである、方法。
(項目12)
(項目9)に記載の方法であって、前記第2レーダ反射点を検出するステップが、
前記第2レーダ反射点のうち、前記第2レーダ反射点からの反射波の電磁波強度が第2の所定の閾値未満であることと、前記第2レーダ反射点からの反射波が一定のレンジレートを有しないこととのうちの少なくとも一方を満たす反射点を検出することを含み、前記第2の所定の閾値は、前記第1の所定の閾値よりも大きい、方法。
(項目9)に記載の方法であって、前記第2レーダ反射点を検出するステップが、
前記第2レーダ反射点のうち、前記第2レーダ反射点からの反射波の電磁波強度が第2の所定の閾値未満であることと、前記第2レーダ反射点からの反射波が一定のレンジレートを有しないこととのうちの少なくとも一方を満たす反射点を検出することを含み、前記第2の所定の閾値は、前記第1の所定の閾値よりも大きい、方法。
(項目13)
(項目1)から(項目12)の何れかに記載の方法であって、前記所定の第1条件は、前記第2レーダ反射点と、前記オブジェクト領域との間の距離が特定の距離より長いことを含む、方法。
(項目1)から(項目12)の何れかに記載の方法であって、前記所定の第1条件は、前記第2レーダ反射点と、前記オブジェクト領域との間の距離が特定の距離より長いことを含む、方法。
(項目14)
(項目13)に記載の方法であって、前記特定の距離は、前記ホスト車両の進行方向に関し、長手方向にlt/2または短手方向にwt/2であり、ltは前記オブジェクト領域の長手方向の長さ、wtは前記オブジェクト領域の短手方向の長さである、方法。
(項目13)に記載の方法であって、前記特定の距離は、前記ホスト車両の進行方向に関し、長手方向にlt/2または短手方向にwt/2であり、ltは前記オブジェクト領域の長手方向の長さ、wtは前記オブジェクト領域の短手方向の長さである、方法。
(項目15)
(項目1)から(項目14)の何れかに記載の方法をレーダオブジェクト検出システムに実行させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
(項目1)から(項目14)の何れかに記載の方法をレーダオブジェクト検出システムに実行させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
(項目16)
ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムであって、
ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出する第1検出部と、
前記第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定する領域設定部と、
前記オブジェクト領域と前記ブラインド領域との位置関係に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定する車両推定部と、
前記ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出する第2検出部と、
前記第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、前記他車両がターゲット車両であると決定するターゲット決定部と、
を含む、レーダオブジェクト検出システム。
ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムであって、
ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出する第1検出部と、
前記第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定する領域設定部と、
前記オブジェクト領域と前記ブラインド領域との位置関係に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定する車両推定部と、
前記ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出する第2検出部と、
前記第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、前記他車両がターゲット車両であると決定するターゲット決定部と、
を含む、レーダオブジェクト検出システム。
(項目17)
(項目16)に記載のレーダオブジェクト検出システムであって、前記ブラインド領域は、前記レーダ装置の位置と前記ホスト車両の進行方向とに基づいて予め設定されている、レーダオブジェクト検出システム。
(項目16)に記載のレーダオブジェクト検出システムであって、前記ブラインド領域は、前記レーダ装置の位置と前記ホスト車両の進行方向とに基づいて予め設定されている、レーダオブジェクト検出システム。
(項目18)
(項目16)または(項目17)に記載のレーダオブジェクト検出システムと、前記レーダオブジェクト検出システムからの信号を受信し、前記信号に基づいて前記オブジェクトが前記ターゲット車両であることを、レーダ装置を搭載した前記ホスト車両の運転者に通知するよう構成された運転支援装置を備えた、車両特定システム。
(項目16)または(項目17)に記載のレーダオブジェクト検出システムと、前記レーダオブジェクト検出システムからの信号を受信し、前記信号に基づいて前記オブジェクトが前記ターゲット車両であることを、レーダ装置を搭載した前記ホスト車両の運転者に通知するよう構成された運転支援装置を備えた、車両特定システム。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本開示の一実施形態に係る、車載システム100を搭載する車両10と、車両10の近傍を走行する他車両20が、車両通行帯を走行する状態を例示する上面図である。図1に示す車載システム100は、車載レーダ装置14によって車両10周辺のオブジェクトを検出し、検出されたオブジェクトを他車両20と推定し、この他車両20が特定の種別の車両であることを決定する。
図1は、レーンL1を走行している車両10と、該レーンL1に隣接するレーンL2を走行する他車両20の様子を上面から見た図である。車両10の右側後方にブラインド領域6R、左側後方にブラインド領域6Lが存在する。ブラインド領域6R、6Lは、車両10毎に、車両10に配置された車載レーダ装置14の位置と車両10の進行方向とに基づいてあらかじめ設定される。ブラインド領域6R、6Lは、車両10の死角となる領域であって、このゾーンに他車両20がある場合に警報を通知する、いわゆるBSW(Blind Spot Warning)機能の用途に利用される領域である。ブラインド領域6Lおよび6Rは、図1に例示される矩形状、大きさのものに限られず、任意の形状や大きさであってもよい。
(車両構成)
図1を参照すると、車両10は、少なくとも車体12と、車体12に搭載されるレーダ装置である車載レーダ装置14(車載レーダ装置14Rおよび車載レーダ装置14L)とを備える。車両10は、移動体であり、例えば四輪の普通自動車であるが、これに限られず、例えば、六輪以上の車輪を有する小型トラックや、二輪自動車等であってもよい。なお、説明の便宜上、車両10における、「前」、「後」、「左」、および「右」の方向概念を、図中にて矢印で示したとおりに定義する。かかる方向概念は、前進走行中の車両10における運転者を基準とする。
図1を参照すると、車両10は、少なくとも車体12と、車体12に搭載されるレーダ装置である車載レーダ装置14(車載レーダ装置14Rおよび車載レーダ装置14L)とを備える。車両10は、移動体であり、例えば四輪の普通自動車であるが、これに限られず、例えば、六輪以上の車輪を有する小型トラックや、二輪自動車等であってもよい。なお、説明の便宜上、車両10における、「前」、「後」、「左」、および「右」の方向概念を、図中にて矢印で示したとおりに定義する。かかる方向概念は、前進走行中の車両10における運転者を基準とする。
図1に例示するように、車載レーダ装置14Rは、車体12における右後角部付近に搭載され、車載レーダ装置14Lは、車体12における左後角部付近に搭載される。以下では、車載レーダ装置14Lと車載レーダ装置14Rとを区別する必要がない場合、単に「車載レーダ装置14」と記載する。また、以下では、車載レーダ装置14が搭載された車両10をホスト車両という。
車載レーダ装置14は、ホスト車両10に搭載され、ホスト車両10との衝突の可能性が高いオブジェクトを電磁波の送受信により検出するように構成されている。具体的には、車載レーダ装置14は、電磁波であるレーダ信号を送信し、オブジェクトによって反射された当該レーダ信号の反射波を受信することで、送信されたレーダ信号とオブジェクトで反射されたレーダ信号との時間のずれから、オブジェクトとの間の距離を測定することができる。車載レーダ装置14は、ミリ波レーダ、マイクロ波レーダなどである。
車載レーダ装置14は、ホスト車両10の略横方向(図示例では直進方向を0°とすると大凡±120°の方向)を中心とする角度範囲(図示例では大凡-70°から+70°)がレーダ信号の伝播領域18となるよう配置される。車載レーダ装置14は、伝播領域18にレーダ信号を出射し、レーダ信号を反射した反射点からの受信信号に基づいて、伝播領域18内にある反射点の位置および相対速度を検出することができる。以下では、右側の伝播領域18Rと左側の伝播領域18Lとを区別する必要がない場合、単に「伝播領域18」と記載する。
また、車載レーダ装置14は、レーダから水平方向に出射された反射波を受信するよう、設定された角度範囲の伝播領域18に存在するオブジェクトを検出する。この際、水平方向より外れた高さ方向の角度を持つレーダ信号も出射され、反射されると、高さ方向から到来したレーダ信号を車載レーダ装置14が受信する。このような高さ方向の角度を持つレーダ信号から検出される反射点は、出現したり、消えたりして断続的に検出されることがある。
ホスト車両10は、運転者の運転支援装置である運転支援ECU(Electronic Control Unit)16(不図示)を搭載してもよい。運転支援ECU16は、車載レーダ装置14と通信可能に接続されており、車載レーダ装置14と信号を送受信するよう構成される。運転支援ECU16は、車載レーダ装置14による検出結果に基づいて、衝突回避等の運転支援動作を制御するように設けられている。この運転支援ECU16は、後側方を並走する他車両20が死角となる位置にある場合に、これを検出し、運転者に通知する後側方死角警報(Blind Spot Warning:BSW)を備える。一例として、運転支援ECU16は、車載レーダ装置14から受信した信号に基づいてホスト車両10の近傍にあるオブジェクトが特定の種別の他車両20であることを、ホスト車両10の運転者に通知するよう構成される。なお、ホスト車両10の側方を並走する他車両20が特定の種別の他車両(以下、ターゲット車両と称する)であることを決定する機能は、ホスト車両10のレーダオブジェクト検出システムとして車載レーダ装置14自身が備えていてもよい。以下では、車載レーダ装置14自身が、この機能を備えるものとする。
図2は、図1に示す上面図を左横から見た側面図である。説明の便宜上、ホスト車両10における、「上」、「下」「前」、「後」の方向概念を、図中にて矢印で示したとおりに定義する。また、上下方向は「車高方向」と称され得る。図1および図2は他車両20がターゲット車両26である例を示す。図2に示すように、ターゲット車両26は、前輪28と後輪29とで規定される車体12の底面(図示例では荷台の底面24)の高さが、ホスト車両10の車載レーダ装置14の車高方向の高さよりも高い。また、ターゲット車両26は、前輪28と後輪29が離れており、前輪28と後輪29とで規定される底面24の面積が、ブラインド領域6よりも広い。さらに、ターゲット車両26は、車載レーダ装置14の搭載されている高さ平面(図2で示すゼロ平面22)に、前輪28と後輪29との間の遮蔽物(鉄板等)がない。ターゲット車両26は、例えばトレーラ、キャリアカーなどの大型自動車である。
図3は、図1に示す車載システム100の構成例を示すブロック図である。車載システム100は、車載レーダ装置14(図1)と運転支援ECU16とを備える。この車載システム100は、車載レーダ装置14を搭載するホスト車両10に搭載される。
車載レーダ装置14は、ホスト車両10に接近しているオブジェクトが、本開示の検出対象とする特定の種別のターゲット車両26であるかを決定する。
車載レーダ装置14は、少なくとも、レーダ信号を出射する送信アンテナ302と、送信回路306から入力される高周波信号を電力分配する分配器304と、送信アンテナ302に送信信号を供給する送信回路306と、反射されたレーダ信号である反射波を受信する受信アンテナ308と、アンテナ素子から入力される受信信号を処理してビート信号を生成する受信回路316と、オブジェクトの検出処理を実行する処理ユニット300と、運転支援ECU16へターゲット車両26となる接近するオブジェクトがあることを示す信号を出力する出力ユニット318とを備える。図3に示す車載レーダ装置14は、増幅器、フィルタといった一般的なレーダが有する構成の記載を省略している。図3に示す車載レーダ装置14の構成は例示であり、送信アンテナ302と、受信アンテナ308は、それぞれ複数あってもよい。
処理ユニット300は、ハードウェア要素として、少なくとも、プロセッサ312と、例えば、RAM(Random Access Memory)またはROM(Read Only Memory)等のメモリ(以下、メモリ314)とを備える。プロセッサ312は、メモリ314に格納されているプログラムを読み出して、それに従った処理を実行するように構成される。
運転支援ECU16は、車載レーダ装置14から入力される各種の情報、例えばターゲット車両26の接近を示す信号に基づいて、運転者によるホスト車両10の運転を支援するための種々の処理を実行する。運転支援に関する処理には、例えば、ターゲット車両26の接近があることを運転者に警報を発する処理が含まれる。
運転支援ECU16は、ハードウェア要素として、少なくとも、プロセッサ162と、メモリ164とを備える。プロセッサ162は、メモリ164に格納されているプログラムを読み出して、それに従った処理を実行するように構成される。
図4は、本開示の一実施形態に係る図3に示す車載レーダ装置14の処理ユニット300の機能的な構成を示すブロック図である。処理ユニット300は、制御部410および記憶部430を有する。制御部410は、第1検出部412と、領域設定部414と、車両推定部416と、第2検出部418と、ターゲット決定部420とを備える。記憶部430は、図3に示されたメモリ314に対応する。制御部410および制御部410に含まれる各部412から420は、図3に示したプロセッサ312がメモリ314内のプログラムを読み出して実行することによって実現される処理の機能を表す。
第1検出部412は、レーダ信号を反射する反射点を検出し、反射点の位置、および反射点のホスト車両10に対する相対速度を検出する。
領域設定部414は、検出した第1レーダ反射点の位置分布からオブジェクトの存在を示すオブジェクト領域602を設定する。第1レーダ反射点は、ブラインド領域6(図1)の外側で検出される反射点である。
車両推定部416は、オブジェクト領域602のブラインド領域6に対する位置関係等に基づいて、オブジェクトが他車両20であると推定する。
第2検出部418は、ブラインド領域6の内側で第2レーダ反射点を検出する。第2レーダ反射点は、ブラインド領域6(図1)の内側で検出される反射点である。
ターゲット決定部420は、第2レーダ反射点が所定の条件を満たす場合に、他車両20がターゲット車両26であると決定する。
図5は本開示の一実施形態に従う車載システム100において実行される処理500の例を示す。処理500は、制御部410が、車載レーダ装置14から取得した反射点の情報に基づいて、車両10に接近するオブジェクトが他車両20であることを推定し、さらにこの他車両20がターゲット車両26であるかを決定する処理の流れの一例を示す。
ステップS2において、第1検出部412は、予め設定された測定サイクル毎に、車載レーダ装置14の所定の角度範囲となる伝播領域18にレーダ信号を出射する。また、第1検出部412は、レーダ信号を反射したオブジェクトからの反射波の受信信号に基づいて、各反射点の位置および各反射点の相対速度を検出する。
次に、ステップS4において、領域設定部414は、ブラインド領域6の外側にある反射点の群の分布から、1以上のオブジェクト領域602を設定する。領域設定部414は、一例として、複数の反射点が集中分布する位置にオブジェクトの存在を示すオブジェクト領域602を設定する。複数の反射点群が離れて分布する場合、オブジェクト領域602は、反射点群毎にそれぞれ設定されてもよい。
次に、ステップS6において、車両推定部416は、オブジェクト領域602がブラインド領域6に対して特定の位置関係にあるか判定する。オブジェクト領域602がブラインド領域6に対し特定の位置関係にある場合に、ステップS8に進む。一例では、ステップS6において車両推定部416は、オブジェクト領域602のブラインド領域6に対する位置関係が図6に示す第1の位置関係から第5の位置関係のいずれかであるかを判定する。一方、オブジェクト領域602がブラインド領域6に対し特定の位置関係にない場合、ステップS18に進む。
ステップS18において、ターゲット決定部420は、ホスト車両10に接近するターゲット車両26の存在を示すターゲットフラグを立てない処理を行い、処理を終了する。
図6は、ステップS6に関連し、オブジェクト領域602とブラインド領域6Rとの位置関係を例示する。ホスト車両10の進行方向を運転手の前方としたとき、第1の位置関係では、オブジェクト領域602は、ホスト車両10のブラインド領域6Rの後方に規定される。第2の位置関係では、オブジェクト領域602は、ホスト車両10のブラインド領域6Rの前方に規定される。第3の位置関係では、オブジェクト領域602は、ブラインド領域6Rを挟んでホスト車両10とは反対側であって、ブラインド領域6Rの側方に規定される。第4の位置関係では、オブジェクト領域602は、ブラインド領域6Rを挟んでホスト車両10とは反対側であって、ブラインド領域6Rの斜め前方に規定される。第5の位置関係では、オブジェクト領域602は、ブラインド領域6Rを挟んでホスト車両10とは反対側であって、ブラインド領域6の斜め後方に規定される。なお、図6において、オブジェクト領域602は、矩形状で規定されているが、反射点の群の分布の広がりなどに応じて、他の形状としてもよい。
第1の位置関係では、例えば、他車両20がターゲット車両26である場合に、ターゲット車両26のホスト車両10側の後輪29(図6では左後輪)がオブジェクト領域602として設定されている。
第2の位置関係では、例えば、他車両20がターゲット車両26である場合、ターゲット車両26のホスト車両10側の前輪28(図6では左前輪)がオブジェクト領域602として設定されている。
第3の位置関係では、例えば、他車両20がターゲット車両26である場合、ターゲット車両26のホスト車両10から遠い側の車輪(図6では右前輪あるいは右後輪)がオブジェクト領域602として設定されている。
第4の位置関係は、例えば、他車両20がターゲット車両26である場合、ターゲット車両26のホスト車両10から遠い側の前輪28(図6では右前輪)がオブジェクト領域602として設定されている。
第5の位置関係は、例えば、他車両20がターゲット車両26である場合、ターゲット車両26のホスト車両10から遠い側の後輪29(図6では右後輪)がオブジェクト領域602として設定されている。
図5に戻り、ステップS8において、車両推定部416は、レーダ信号を反射する第1レーダ反射点に対応するオブジェクトがホスト車両10に接近する他車両20であると推定する。ブラインド領域6に、遮蔽物がない空間、例えば他車両20の前輪28と後輪29との間の空間が重なると、この空間にはレーダ信号を反射する反射点はなく、このため反射波は生じず、オブジェクト領域602は、ブラインド領域6内に設定されない。このような場合であっても、ステップS8では、オブジェクト領域602と、ブラインド領域6との位置関係が特定のものである場合に、オブジェクトが他車両20であると推定する。
なお、オブジェクト領域602が複数設定された場合、ステップS6において、車両推定部416は、それぞれのオブジェクト領域602について、第1の位置関係から第5の位置関係のいずれに該当するかを判定する。オブジェクト領域602が複数設定された場合、第1の位置関係から第5の位置関係は複合的に発生する場合がある。この場合も、ステップS8において、車両推定部416は、レーダ信号を反射する第1レーダ反射点に対応するオブジェクトがホスト車両10に接近する他車両20であると推定する。
また、他の態様において、ステップS6において車両推定部416は、オブジェクト領域602のブラインド領域6に対する位置関係が第1の位置関係から第5の位置関係のいずれか2つ以上、例えば第1の位置関係、第3の位置関係および第5の位置関係にあるかを決定してもよい。第1の位置関係、第3の位置関係および第5の位置関係の全てを満たす場合、処理はステップS8に進む。一方、第1の位置関係、第3の位置関係および第5の位置関係の全てを満たさない場合、ステップS8において、車両推定部416は、オブジェクトはホスト車両10に接近する他車両20ではないとし、ステップS18に進む。
あるいは、更なる態様において、ステップS6において車両推定部416は、オブジェクト領域602のブラインド領域6に対する位置関係を、段階的に判定してもよい。車両推定部416は、まず第1の位置関係にあるか否かを判定し、第1の位置関係ではない場合に、さらに第3および第5の位置関係のいずれかにあるかを判定してもよい。第1、第3、および第5の位置関係のいずれでもない場合には、ステップS8において、車両推定部416は、オブジェクトは他車両20ではないとし、処理はステップS18に進む。一方、第1、第3、および第5の位置関係のいずれかにある場合、処理はステップS8に進む。
あるいは、更なる態様において、ステップS6において、車両推定部416は、さらに、ステップS2にて検出した第1レーダ反射点のホスト車両10の移動速度に対する相対速度が、閾値以内であるかを判定してもよい。第1レーダ反射点のホスト車両10の移動速度に対する相対速度が閾値以内である場合に、ステップS8に進み、レーダ信号を反射する第1レーダ反射点に対応するオブジェクトがホスト車両10に接近する他車両20であると推定する。これにより、車両推定部416は、ホスト車両10の側方で、ホスト車両10と略同速度で走行しているオブジェクトを、他車両20と推定できる。一方、ステップS6において、第1レーダ反射点の相対速度が自車側の閾値より大きいと判定されると、ステップS18に進む。
図5に戻り、ステップS10において、第2検出部418は、ブラインド領域6の内側の第2レーダ反射点を検出する。ブラインド領域6の内側で第2レーダ反射点が検出された場合にはステップS12に進む。一方、ブラインド領域6の内側で第2レーダ反射点が検出されない場合は、ステップS18に進む。
第2レーダ反射点は、ターゲット車両26に起因する反射点である場合と、実際にブラインド領域6内にターゲット車両26が存在しないにもかかわらず検出される反射点(以下、特異点と呼ぶ)である場合とがある。そこで、ステップS10において、第2検出部418は、さらに、第2レーダ反射点の群から所定の条件を満たす特異点がある場合に、特定された特異点を第2レーダ反射点の群から除いてもよい。これにより、ブラインド領域6の内側で検出された第2レーダ反射点の群から特異点を除き、実際にブラインド領域6内にターゲット車両26が存在しない場合には、ターゲットフラグをたてないようにする。
特異点は、ブラインド領域6内に実際にはターゲット車両26が存在しないにも関わらず、ブラインド領域6内に検出される第2レーダ反射点である。ブラインド領域6内にターゲット車両26が存在しないとき、ブラインド領域6内に反射点は存在せず、反射波は検出できない。この状況下で、ブラインド領域6内に第2レーダ反射点が存在すると検出した場合は、車載レーダ装置14が、ブラインド領域6内の第2レーダ反射点を誤検出していることを意味する。第2レーダ反射点の誤検出は、例えば、ホスト車両10の近傍に存在するガードレールなどからの不要反射波により生じる。
一方、実際にターゲット車両26が、ブラインド領域6に存在する場合にも、第2検出部418は、第2レーダ反射点を検出する。このような第2レーダ反射点は、ターゲット車両26の前輪28と後輪29との間にある底面24に起因することがある。ターゲット車両26の底面24の高さは、車載レーダ装置14の位置よりも高い。このため、ホスト車両10と並走するターゲット車両26の底面24がブラインド領域6内にある場合に、車載レーダ装置14から底面24に向かうレーダ信号は、車載レーダ装置14の搭載されている水平方向を基準として、仰角φ(図2)をもつ。仰角φとは、車載レーダ装置14の搭載されている高さの水平面と、車載レーダ装置14と底面24(のホスト車両10に近い端部)とを結ぶ線がなす角度のことをいう。すなわち、仰角φは、車載レーダ装置14の高さと、ターゲット車両26の底面24の高さと、車載レーダ装置14からターゲット車両26の底面24(のホスト車両10に近い端部)へのベクトルとで定められる。底面24から到来する仰角φをもつ反射波は断続的に検出されることがある。このような反射波から検出される反射点(第2レーダ反射点)は、出現したり、消えたりして断続的に検出されることがある。
表1は、第2レーダ反射点からの反射波を実際に計測し、反射波の特徴をまとめたものである。表1左は、オブジェクト領域602がブラインド領域6と図6に示す特定の位置関係にあり、かつホスト車両10と並走するターゲット車両26がブラインド領域6内に存在する場合のターゲット車両26の底面24からの反射波の特徴を示す。表1右はブラインド領域6内にターゲット車両26が存在しない場合の、ターゲット車両26以外に起因する反射波の特徴を示す。
表1は、第2レーダ反射点からの反射波の電磁波強度、レンジレート、角度精度指標を示す。表1に示すように、電磁波強度と、レンジレートと、角度精度指標とにおいて、ターゲット車両26からの反射波と、ターゲット車両26がブラインド領域6内に存在しない場合に得られる反射波とで違いが見られる。
レンジレートは、ホスト車両10の速度に対する反射点の相対速度を示す。ホスト車両10の直進方向を基準(0°)として反射波の入射角が一定(例えば90°)のとき、ホスト車両10に対する相対速度は0であり、レンジレートは略ゼロとなる。このため、ガードレールなどからの不要反射波のレンジレートは略ゼロとなる。一方、ターゲット車両26からの反射波のレンジレートは一定の値とならず、経時的に変化する。走行中のホスト車両10に対するターゲット車両26の相対速度が変化すると、ターゲット車両26の反射点の位置(前後方向、車高方向)も変化し、これに伴いホスト車両10に対する反射点の相対速度が変化するためである。
また、角度精度に関連する指標は、車載レーダ装置14によって検出される反射点の角度精度の良さを示す指標であり、複数のレベルで示される。本態様において、角度精度の指標は0から3の4つのレベルを有し、角度精度の指標は0がもっともよく、3がもっとも悪いことを示す。検出されたオブジェクトがターゲット車両26である場合の角度精度の指標は0から3であり、検出されたオブジェクトがターゲット車両26以外のガードレール等である場合の角度精度の指標は3である。
なお、反射点からの反射波の角度は、1つの送信アンテナ302(図3)に対して複数の受信アンテナ308(図3)を用いて、各受信アンテナ308間における反射波の位相差を検出することで検出できる。例えば、受信アンテナ308(1)と、離れた位置にある他の受信アンテナ308(2)を用いたとき、反射点からの反射波がこれらの受信アンテナ308(1)及び308(2)へ到達するまでの距離に差が生じる。この距離の差から、各受信アンテナが受信する信号(反射波)間の位相差を算出し、この位相差から受信信号の入射角度を検出できる。入射角度は、車載レーダ装置14に対する反射点の方位角である。受信信号の各受信アンテナ間における位相差は、理想的には受信アンテナ間の距離と、反射波の波長によって決定される。しかし、受信信号の信号強度が弱い、または、強い強度の信号が反射波の近傍に存在すると、相互干渉の影響で、各受信アンテナ間における位相差にばらつきが生じる。各受信アンテナ間における位相差のばらつきが大きいほど角度精度の指標は悪く、小さいものほど角度精度の指標はよい。位相差のばらつきを複数のレベルにわけ、位相差のばらつきのレベル毎に、角度精度の指標が割り当てられる。
図5に戻り、上述したように、ステップS10において、第2検出部418は、第2レーダ反射点の群から所定の条件を満たす特異点を特定し、特定された特異点を第2レーダ反射点の群から除く。ここで、所定の条件は、表1右に示すように、第2レーダ反射点に対応する反射波の電磁波強度が、第1の所定の閾値未満(例えば-7dBSM未満)となること、および反射波のレンジレートが略ゼロとなること、角度精度指標が3となることのうち少なくとも一つを含む。例えば、電磁波強度と、レンジレートと、角度精度指標とのうち二つ以上を組み合わせて、ターゲット車両26以外から反射された反射波に関連する反射点を除いてもよい。複数の条件を組み合わせることにより、より正確に特異点を特定することができる。
ステップS10において、第2検出部418は、さらに、第2レーダ反射点のうち、ターゲット車両26から反射された反射波の特徴に対応する第2レーダ反射点を特定してもよい。すなわち、ステップS10において、第2検出部418は、第2レーダ反射点のうち、反射波の電磁波強度およびレンジレートを用いて、ターゲット車両26から反射された反射波の特徴を有する反射点を特定してもよい。一例では、表1左に示すように、第2レーダ反射点に関連する反射波の電磁波強度が、第2の所定の閾値未満(例えば2dBSM未満)にあること、および一定の値のレンジレートを有さないことのうちの少なくとも一方を満たす反射波に対応する第2レーダ反射点を検出する。第2の所定の閾値は、第1の所定の閾値よりも大きい。さらに、ステップS10において、第2検出部418は、第2レーダ反射点のうち、断続的に検出される反射波に基づく反射点を特定してもよい。第2レーダ反射点のうちターゲット車両26から反射波の特徴を有する反射点を特定し、抽出することで、より正確にターゲット車両26を特定することができる。
次に、ステップS12において、ターゲット決定部420は、第2レーダ反射点が所定の条件を満たす場合に、ステップS14に進む。一方、第2レーダ反射点が所定の条件を満たさない場合に、ステップS18に進む。
ステップS12における所定の条件とは、第2レーダ反射点と、オブジェクト領域602を矩形としたときの中心との間の距離が特定距離より長いことである。第2レーダ反射点と、オブジェクト領域602の中心との間の距離が特定距離より長い場合に、ステップS14に進む。一方、ステップS12において所定の条件を満たさない場合に、処理はステップS18に進む。
ところで、他車両20がターゲット車両26である場合、第1レーダ反射点の位置と同じ位置に検出される第2レーダ反射点は、誤検出されたものである可能性が高い。第1レーダ反射点(他車両20の車輪起因の反射点)に基づいて決定されるオブジェクト領域602と、第1レーダ反射点と近い第2レーダ反射点(底面24起因の反射点)が、同じターゲット車両26起因であると判断してしまうと、車輪と、底面24とに高さ方向の違いがないと認識していることとなる。したがって、他車両20が、ターゲット車両26である場合、略水平方向に出射されたレーダ信号を反射する第1レーダ反射点(車輪起因の反射点)の位置に基づいて設定されるオブジェクト領域602と、高さ方向に出射されたレーダ信号を反射する第2レーダ反射点(底面24起因の反射点)との距離は離れているはずである。本開示においては、オブジェクト領域602と距離が近い、第2レーダ反射点は除外する。
図7Aおよび図7Bは、ブラインド領域6の内側にある複数の第2レーダ反射点と、オブジェクト領域602との位置関係を示す。図7Aは第2レーダ反射点と、オブジェクト領域602との前後方向(図7Aでは長手方向)の位置関係を示す。図7Bは第2レーダ反射点と、オブジェクト領域602との左右方向(図7Aでは短手方向)の位置関係を示す。
図7Aにおいて、第2レーダ反射点702は、ブラインド領域6の内側にあり、かつオブジェクト領域602の内側にある。第2レーダ反射点704は、ブラインド領域6の内側にあり、かつオブジェクト領域602から特定距離よりも長く離れている。ltは、オブジェクト領域602の前後方向の長さ、すなわち、オブジェクト領域602の前端から後端までの長さ、lxは、1つの反射点からオブジェクト領域602中心までの前後方向の長さである。
図7Bにおいて、第2レーダ反射点706は、ブラインド領域6の内側にあり、かつオブジェクト領域602の内側にある。第2レーダ反射点708は、ブラインド領域6の内側にあり、かつオブジェクト領域602から特定距離よりも長く離れている。wtは、オブジェクト領域602の左右方向の長さ、すなわち、オブジェクト領域602の左端から右端までの長さ、lyは、1つの反射点からオブジェクト領域602中心までの左右方向の長さである。
図5に戻り、ステップS12において、第2レーダ反射点とオブジェクト領域602との距離が、特定の距離より長いと判定されると、ステップS14に進む。特定の距離は、例えばlt/2、またはwt/2である。特定の距離が、lt/2およびwt/2の場合、第2レーダ反射点とオブジェクト領域602の中心までの距離の関係が、|lx|>lt/2、または|ly|>Wt/2のうち少なくとも一方を満たすときに、ステップS14に進む。
なお、特定の距離lt/2、およびwt/2は例示であって、これに限られない。例えば、第2レーダ反射点とオブジェクト領域602の中心までの距離の関係が、|lx|/(lt/2)>1+n/100、または|ly|/(Wt/2)>1+n/100(0<n<100)のうち少なくとも一方を満たすときに、ステップS14に進むようにしてもよい。
次に、ステップS14において、ターゲット決定部420は、第2レーダ反射点に関連する他車両20はターゲット車両26であると決定し、ステップS16に進む。一方、ステップS12において、第2レーダ反射点とオブジェクト領域602との距離が、特定の距離以下であると判定されると、ステップS18に進む。
ステップS16において、ターゲット決定部420は、検出したオブジェクトがターゲット車両26であることを示すターゲットフラグを立てる。さらに、ターゲット決定部420は、ターゲットフラグを、運転支援ECU16に送信する。ステップS16では、さらに、運転支援ECU16は、ターゲットフラグを受信すると、運転者にホスト車両10の側方を並走するターゲット車両26が存在することを警報通知してもよい。
本開示によると、ターゲット車両26が、ホスト車両10の近くを走行しており、車載レーダ装置14が送信するレーダ信号が、ターゲット車両26の前輪28と後輪29との間の空間のゼロ平面22に出射されてしまい、反射されない場合であっても、車載レーダ装置14からの情報に基づいて、ターゲット車両26の存在を検出することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその均等物が含まれる。また、上述した課題の少なくとも一部を解決できる範囲、または、効果の少なくとも一部を奏する範囲において、実施形態および変形例の任意の組み合わせが可能であり、特許請求の範囲および明細書に記載された各構成要素の任意の組み合わせ、または、省略が可能である。
6…ブラインド領域
10…ホスト車両
12…車体
14…車載レーダ装置
18…伝播領域
20…他車両
22…ゼロ平面
24…底面
26…ターゲット車両
100…車載システム
300…処理ユニット
10…ホスト車両
12…車体
14…車載レーダ装置
18…伝播領域
20…他車両
22…ゼロ平面
24…底面
26…ターゲット車両
100…車載システム
300…処理ユニット
Claims (18)
- ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムによって実行される方法であって、
ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出するステップと、
前記第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定するステップと、
前記オブジェクト領域と前記ブラインド領域との位置関係に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップと、
前記ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出するステップと、
前記第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、前記他車両がターゲット車両であると決定するステップと、
を含む、方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記ブラインド領域は、前記ホスト車両に搭載されたレーダ装置の位置と前記ホスト車両の進行方向とに基づいて予め設定されている、方法。 - 請求項1または2に記載の方法であって、前記ターゲット車両の前輪と後輪との間の底面の高さは、前記ホスト車両に搭載されたレーダ装置の高さよりも高い、方法。
- 請求項1から3の何れか1項に記載の方法であって、前記ターゲット車両の前輪と後輪とに基づいて規定される前記ターゲット車両の底面の領域は、前記ブラインド領域よりも広い、方法。
- 請求項1から4の何れか1項に記載の方法であって、前記ターゲット車両は、トレーラである、方法。
- 請求項1から5の何れか1項に記載の方法であって、前記位置関係は、第1の位置関係、第2の位置関係、第3の位置関係、第4の位置関係および第5の位置関係のいずれか1つを含み、
前記第1の位置関係は、前記ホスト車両の進行方向に関し、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の後方に規定され、
前記第2の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前方に規定され、
前記第3の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の側方に規定され、
前記第4の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の斜め前方に規定され、
前記第5の位置関係は、前記オブジェクト領域が、前記ブラインド領域の前記ホスト車両とは反対側の斜め後方に規定される、方法。 - 請求項1から6の何れか1項に記載の方法であって、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップが、さらに、前記第1レーダ反射点の前記ホスト車両の移動速度に対する相対速度に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定するステップを含む、方法。
- 請求項1から7の何れか1項に記載の方法であって、前記第2レーダ反射点を検出するステップが、
前記ブラインド領域の内側で検出される反射点のうち、所定の第2条件を満たす特異点を特定することと、
特定された前記特異点を、前記第2レーダ反射点からを除くことと、
を含む、方法。 - 請求項8に記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点からの反射波の電磁波強度が第1の所定の閾値未満となることである、方法。
- 請求項8または9に記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点からの反射波のレンジレートが略ゼロとなることである、方法。
- 請求項8から10の何れか1項に記載の方法であって、前記所定の第2条件は、前記第2レーダ反射点の角度精度の良さを示す指標が、もっとも悪いことである、方法。
- 請求項9記載の方法であって、前記第2レーダ反射点を検出するステップが、
前記第2レーダ反射点のうち、前記第2レーダ反射点からの反射波の電磁波強度が第2の所定の閾値未満であることと、前記第2レーダ反射点からの反射波が一定のレンジレートを有しないこととのうちの少なくとも一方を満たす反射点を検出することを含み、前記第2の所定の閾値は、前記第1の所定の閾値よりも大きい、方法。 - 請求項1から12の何れか1項に記載の方法であって、前記所定の第1条件は、前記第2レーダ反射点と、前記オブジェクト領域との間の距離が特定の距離より長いことを含む、方法。
- 請求項13に記載の方法であって、前記特定の距離は、前記ホスト車両の進行方向に関し、長手方向にlt/2または短手方向にwt/2であり、ltは前記オブジェクト領域の長手方向の長さ、wtは前記オブジェクト領域の短手方向の長さである、方法。
- 請求項1から14の何れか1項に記載の方法をレーダオブジェクト検出システムに実行させるプログラムを格納したコンピュータ可読媒体。
- ホスト車両のレーダオブジェクト検出システムであって、
ブラインド領域の外側でレーダ信号を反射するオブジェクトの第1レーダ反射点を検出する第1検出部と、
前記第1レーダ反射点の群の分布に基づいてオブジェクト領域を設定する領域設定部と、
前記オブジェクト領域と前記ブラインド領域との位置関係に基づいて、前記オブジェクトが他車両であると推定する車両推定部と、
前記ブラインド領域の内側で第2レーダ反射点を検出する第2検出部と、
前記第2レーダ反射点が所定の第1条件を満たす場合に、前記他車両がターゲット車両であると決定するターゲット決定部と、を含む、レーダオブジェクト検出システム。 - 請求項16に記載のレーダオブジェクト検出システムであって、前記ブラインド領域は、前記ホスト車両に搭載されたレーダ装置の位置と前記ホスト車両の進行方向とに基づいて予め設定されている、レーダオブジェクト検出システム。
- 請求項16または17に記載のレーダオブジェクト検出システムと、前記レーダオブジェクト検出システムからの信号を受信し、前記信号に基づいて前記オブジェクトが前記ターゲット車両であることを、レーダ装置を搭載した前記ホスト車両の運転者に通知するよう構成された運転支援装置を備えた、車両特定システム。
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