JP2022164030A - 塗布容器および塗布容器の製造方法 - Google Patents

塗布容器および塗布容器の製造方法 Download PDF

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智愛 藤岡
Tomochika Fujioka
敬和 尾花
Takakazu Obana
健 馬部
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Abstract

【課題】金型によって塗布具の形状が限定されずに部品点数を削減した、キャップ付き塗布具を有する塗布容器を提供する。【解決手段】容器10とキャップ付き塗布具20とを有する塗布容器1であって、容器10は側壁12、側壁の下端を閉塞する底壁13、側壁の上端から縮径する肩部14、肩部の内側縁部IEから底壁12と直交する方向に起立する筒状の口部15、及び肩部の下面から連接し内側縁部IEよりも内側に伸びるシゴキ部16と、を有し、キャップ付き塗布具20は、口部15と係合する周壁22、周壁の内周面を封鎖する蓋壁23、蓋壁の下面に一端が取り付けられた軸部24、及び軸部の他端に取り付けられた塗布具25を有しており、容器10では、シゴキ部、側壁、底壁、肩部、及び口部が一体的に形成され、キャップ付き塗布具20は、周壁、蓋壁、軸部、及び塗布具が一体的に形成され、容器及びキャップ付き塗布具は同一の樹脂素材で構成される。【選択図】図5

Description

本発明は、容器とキャップ付き塗布具とを有する塗布容器および該塗布容器の製造方法に関する。
マスカラ等の塗布容器では、一般的にキャップ側にキャップ本体と軸と塗布具が設けられ、容器側の容器本体の口部に、シゴキ部が設けられる。
このような塗布容器では、マスカラ液等の化粧液が含侵されている塗布具を取り出す際に、塗布具とシゴキ部とが接触することで、余計な化粧料が除去される。そのため、シゴキ部は、塗布具と接触する際に、あたりが柔らかい、NBR、LLDPE等の可撓性のゴムやエラストマーで形成されることが多い(例えば、特許文献1)。また、容器本体は、硬質のPP等で形成される。
一方、キャップ側では、塗布具は、例えばブラシやヘラであって、ブラシはSUSとPAとの組み合わせ、毛、又はPBT、PBA等の柔軟性を有する合成樹脂(エラストマー)等で形成されている。一方、キャップ本体は、例えば、硬質のPP等で形成されている。さらに、軸は、例えば、PBA,PA,PP等で構成されている。
このように、複数の素材によってキャップと容器とが構成されていると、部品点数が多いことで、製造工程が複雑化してしまった。
そこで、例えば、特許文献2では、容器90側で、シゴキ部94を、収容部91,92及び口部93と射出成形により同じ素材で一体的に形成し、キャップ付き塗布具95側で、筒部96と、柄97と、軸98とを射出成形により同じ素材で一体的に形成することが提案されている。
特許第3854824号公報 特許第5325291号公報
しかし、特許文献2の構成では、図1に示す容器90を、図2(a)に示す射出成形によって一体成形する際、口部93よりも下側にシゴキ部94を形成するために入れ子(金型コア)Co2を差し込んで引き抜く事情(図3、S81、S83)により、射出成形の際に一端が開口している必要があり、収容部は、後工程で封ができる(S84)ように、射出形成で形成される収容部(S83)は、下端に底部を有さないチューブ形状91であった。チューブ形状の収容部91,92では、下端部が他の部分よりも細いため、塗布具99を奥まで差し込んで保持することができない。
また、図2(b)に示すように、筒部96の内周のネジを形成するために金型の入れ子Co4、Co5を差し込んで引き抜く事情により(図3、S85、S87)、キャップ付き塗布具95側では塗布具99は、筒部96と柄97と軸98と、射出成形により一体成形(S86)することはできず、後から装着される(S89)。
また、特許文献2のようにシゴキ部94として、段差のない環状ワイパーを、容器本体と同じ、硬質のHDPE(高密度ポリエチレン)等の樹脂で形成する場合、この樹脂は、ゴムやエラストマーよりも弾力性がないため、塗布具の出し入れに力が必要となり、シゴキ部94によって塗布具99が破損してしまうおそれがあるため、塗布具99を微細な形状にすることができなかった。
さらに、特許文献2の構成では、シゴキ部94は段差のない環状ワイパーであるが、特許文献1では、シゴキ部の払拭の性能を向上するため、ゴム製の環状ワイパーが径方向においてずれるように段差を設ける形状が提案されている。ここで、仮に一体成型する射出成形によって、容器部におけるシゴキ部の形状を複雑化しようとする場合、入れ子を分割して形成する必要があり、金型が複雑化してしまう。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、部品点数を削減し、塗布具を容器の下端近傍まで差し込んで保持することができ、かつ金型によって塗布具の形状が限定されない、容器及びキャップ付き塗布具を有する塗布容器の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の態様では、
容器と、キャップ付き塗布具とを有する塗布容器であって、
前記容器は、側壁、該側壁の下端を閉塞する底壁、前記側壁の上端から縮径する肩部、該肩部の内側縁部から前記底壁と直交する方向に起立する筒状の口部、及び前記肩部の下面から連接し、前記内側縁部よりも内側に伸び出す部分を有するシゴキ部と、を有し、
前記キャップ付き塗布具は、前記口部と係合する周壁、該周壁の内周面を封鎖する蓋壁、該蓋壁の下面に一端が取り付けられた軸部、及び該軸部の他端に取り付けられた塗布具、を有しており、
前記容器では、前記シゴキ部、前記側壁、前記底壁、前記肩部、及び前記口部が一体的に形成され、
前記キャップ付き塗布具は、前記周壁、前記蓋壁、前記軸部、及び前記塗布具が一体的に形成され、
前記容器及び前記キャップ付き塗布具は、同一の樹脂素材で構成されている
塗布容器、を提供する。
一態様によれば、容器と、キャップ付き塗布具とを有する塗布容器において、部品点数を削減し、塗布具を容器の下端近傍まで差し込んで保持することができ、かつ金型によって塗布具の形状が限定されない。
従来例における塗布容器の容器及びキャップ付き塗布具の断面図。 従来例における金型を用いた容器及びキャップ付き塗布具の射出成形の説明図。 従来例における塗布容器の製造フロー。 本発明の第1実施形態における係合状態の塗布容器の断面図。 第1実施形態における塗布容器を、容器とキャップ付き塗布具とに分解した分解断面図。 第1実施形態におけるシゴキ部の断面図と、斜視図。 第1実施形態における容器のシゴキ部の上面図と、下面図。 第1実施形態におけるシゴキ部の複数の払拭片の説明図。 第1実施形態におけるシゴキ部の撓む状態を示す図。 本発明における塗布容器の製造フロー。 本発明の実施形態におけるキャップ付き塗布具の係合部の断面図と、斜視図。 本発明の第1実施形態における係合部の説明図。 本発明のキャップ付き塗布具に含まれる塗布具の拡大図。 本発明の塗布具とシゴキ部の接触の説明図。 本発明の第2実施形態に係る、容器の断面図。 本発明の第2実施形態に係る、シゴキ部の断面図と斜視図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。下記、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
本発明は、容器とキャップ付き塗布具とを有する塗布容器および該塗布容器の製造方法に関する。容器は、樹脂製の、有底の容器である。
本発明の塗布容器に収容される内容物は、塗布具を介して塗布される液体化粧料(例えば、マスカラ等の目元用化粧液等)である。
<全体構成>
まず、図4、図5を用いて本発明の塗布容器の全体構成について説明する。図4は、本発明の第1実施形態における係合状態の塗布容器の断面図である。
本発明に係る、塗布容器1は、容器10と、キャップ付き塗布具20とを有している。
容器10は、内部に例えば、マスカラ(マスカラ液)である液体化粧料Mが充填される(収容される)マスカラ容器(化粧料容器)である。図4で示される化粧料Mは、マスカラ(マスカラ液)に限られず、まつ毛用育毛剤、マスカラ下地、まつ毛コーティング剤、まつ毛エクステ用コーティング剤、アイライナー液、およびマスカラとアイライナー兼用化粧料組成物等の複数用途に使用できる目元用の化粧料などであってもよい。さらに、塗布具の形状を変化させることで、他の塗布具を介して塗布される液体化粧料、例えば、口紅用化粧料、部分用肌化粧料、マニュキュア等であってもよい。
容器10と、キャップ付き塗布具20とが係合した状態では、軸部24に設けられた塗布具25は、容器10内の化粧料Mに浸漬されている。
図5は、第1実施形態における塗布容器1を、容器10とキャップ付き塗布具20とに分解した分解断面図である。
図4、図5を参照して、容器10は、ボトル本体11、口部15、及びシゴキ部16を有している。
ボトル本体(ボトル部、収容部ともいう)11は、胴部となる側壁12、側壁の下端を閉塞する底壁13を有する有底筒状で、塗布具25が挿通されるように上面中央に中央孔O1が形成されている肩部14を有している。なお、本例では、肩部14は、底壁13と略平行で水平方向に伸びる例を示しているが、肩部14は、側壁12の上端から縮径している構成であれば、中央孔O1に向けて底壁13から離れるように傾斜していてもよい。
口部15は、ボトル本体11の肩部14の中央孔O1の縁部(内側縁部)IEから上方(底壁13と直交する方向)に立設する筒状の起立筒部151である。そして、起立筒部151の外周にはネジ突起152が形成されている。
シゴキ部16は、キャップ付き塗布具20の塗布具25に付着する量を規制する払拭部材(ワイパー部)である。シゴキ部16は、肩部14の下面から連接し、口部15の内径である肩部14の内側縁部IEよりも内側に伸び出す部分を有している。
シゴキ部16は、容器10からキャップ付き塗布具20を取り外す際、塗布具25と接触することにより、塗布具25に過剰に付着したマスカラをしごく。このシゴキ部16により、塗布具25に含ませるマスカラの量を適度に調整することができる。シゴキ部16の詳細は、図6~図9とともに詳述する。
本発明の容器10は、シゴキ部16を含めて、側壁12、底壁13、肩部14、及び口部15が同一の樹脂により、一体的に形成されている。
キャップ付き塗布具20は、キャップ部21、軸部24、及び塗布具25を主に有している。
キャップ部21は、周壁22と蓋壁23とで構成されている。周壁22は、容器10の口部15と係合可能な筒状部であり、下端近傍の内周には、ネジ突起221が形成されている。周壁22において、蓋壁23よりも下側の内周面に形成されたネジ突起221は、容器10の口部15の外側面に形成されたネジ突起152と係合可能である。
周壁22は、蓋壁23を境界として、下側が容器10の口部15と係合する係合筒222となり、上側が容器10とは係合せず、使用者が化粧動作時に把持しやすくするために延伸している延伸筒223となる。
蓋壁23は、周壁22の内周と連接し、容器10を封鎖する。なお、蓋壁23は、塗布容器1を下向きにした際に、内容物である液体化粧料が接触して、漏れ出ることを防ぐように容器10の上端を閉鎖する蓋部となる。
軸部24は、キャップ部21の蓋壁23の下面に一端が取り付けられ、他端に塗布具25が取り付けられている。軸部24には、周面の外周側に設けられ、断面視で串状に外側に膨らんだ膨径部26が設けられている。その他、軸部24の上端の詳細は、図11、図12とともに後述する。
塗布具25は、軸部24の他端に取り付けられ、含侵された液体化粧料(例えばマスカラ液M)を、使用者のまつ毛等の塗布対象に付着させる際の塗布に使用される塗布部材(アプリケータ、塗布体ともいう)である。塗布具25の詳細については、図13とともに後述する。
本発明のキャップ付き塗布具20は、周壁22、蓋壁23、軸部24、及び塗布具25と、後述する垂下周壁27、突条28、及びリング状突起29(図11参照)が同一の樹脂により一体的に形成されている。
さらに、容器10及びキャップ付き塗布具20は、同一の樹脂素材で構成されている。容器10及びキャップ付き塗布具20は、例えば、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル(PET、PBT)、スチロール(PS、AS、ABS)、ニトリル(PAN)、ポリカーボネート(PC)、ポリ乳酸(PLA)等が好ましい。中でもポリアミド又はポリプロピレンがより好ましい。
(第1実施形態の容器のシゴキ部)
次に、図6~図8を用いて、本発明の容器のシゴキ部の詳細について説明する。
図6は、第1実施形態におけるシゴキ部の説明図である。図6において、(a)はシゴキ部の断面図であり、(b)はシゴキ部の部分を取り出した拡大斜視図である。
第1実施形態では、図6(a)、図6(b)に示すように、シゴキ部16は、口部15の円周方向において分割された4つの払拭片(ワイパー片)61,62,63,64を備えて構成されている。
そして、図4及び図6を参照して、払拭片61,62,63,64は、側壁12、底壁13、肩部14、及び口部15よりも厚さが薄く形成されている。
図6(a)を参照して、払拭片61は、垂下片611と、下側接触片612と、起立接触片613とを有する。下記払拭片61を例として説明するが、払拭片62,63,64は、払拭片61と同様の部材構成を有している。
垂下片611は、中央孔O1を規定する内側縁部IEよりも外側であって、肩部14の下面から連接して垂下する。
下側接触片612は、垂下片611の下端から縮径して、内側の端部が口部15の内径である内側縁部IEよりも内側に伸び出している。
起立接触片613は、下側接触片612の内側の端部から、上方かつ口部15の径方向の外側に反り返るように伸び出している。図6(b)に示すように、起立接触片613は、口部15の円周方向において、垂下片611及び下側接触片613よりも幅が広い。さらに、起立接触片613の上側であって内側には、受け面R1が、設けられている。
ここで、図6(b)を参照して、4つの払拭片61~64のうち、払拭片61,63は、払拭片62,64よりも縦方向に短く、かつ重なりにおいて内側に位置している。そのため、払拭片61,63は短払拭片であり、払拭片62,64は長払拭片である。
図7は、第1実施形態における容器のシゴキ部の重なりを説明する図である。詳しくは、図7において、(a)は、図5のA面から見た上面図であり、(b)は図5のB面から見た下面図である。
起立接触片613の最も内側の縁部R1iは、口部15の内径よりも径が小さい円弧状である。
そして、払拭片61~64は、口部15の円周方向において、短払拭片61,63と、長払拭片62,64とが交互に並んでいる。
図6(b)、図7(a)を参照して、短払拭片61,63は、起立接触片613,633の円弧状の下端縁R1i,R3iが、隣接する両側の長払拭片62,64の起立接触片623,643の円弧状の下端縁R2i,R4iよりも口部15の径方向の中央側に位置している。言い換えると、長払拭片62,64のは、起立接触片623,643の円弧状の下端縁R2i,R4iが、隣接する両側の短払拭片61,63の起立接触片613,633の円弧状の下端縁R1i,R3iよりも口部の径方向の外側に位置している。
また、シゴキ部の内径となる円弧状の下端縁R1i~R4iは、全て、口部15の内径よりも小さくすることができる。
このように口部15の径方向に重なりのあるシゴキ部16の形状は、例えば図2に示す金型を複雑にしても、入れ子が抜けないため、射出成形では形成できない。そのため、本発明では、3Dプリンターによって容器10を形成する。
図8は、第1実施形態におけるシゴキ部16の複数の払拭片の説明図である。詳しくは、図8において、(a)は図6(b)のC面断面図であり、(b)は図6(b)のD面断面図である。
ここで、図8(a)と図8(b)を比較すると、短払拭片61,63の起立接触片613,633は、側壁12の延伸方向において、長払拭片62,64の起立接触片623,643よりも、下側、即ち、口部15から離れた底壁13側に位置している。
詳しくは、図6(a)、図8(b)で示す、短払拭片61,63では、径方向に伸び出す下側接触片612,632は、垂下片611,631に対して略直角に曲がって、即ち、略水平に延伸している。
これに対して、長払拭片62,64では、径方向に伸び出す下側接触片622,642は、垂下片621,641に対して鈍角で曲がって、即ち径方向中央になるにつれて下側に位置するように、傾斜して延伸している。
この構成により、図7(a)で示すように上面から見ると、短払拭片61,63の最も内側の縁部R1i,R3iは、長払拭片62,64の最も内側の縁部R2i,R4iよりも内側に位置しているが、図7(b)に示すように下面からみると、短払拭片61,63の縁部R1i,R3iと、長払拭片62,64の縁部R2i,R4iの円弧は、略同一の円状に位置している。
なお、本例では、複数の払拭片として4つの払拭片61~64を設ける例を説明したが本発明の第1実施形態のシゴキ部では、4つ以上の偶数の複数の払拭片を有していればよい。
図9は、第1実施形態におけるシゴキ部16の撓む状態を示す図である。図9において、(a)は塗布具進入時、(b)は塗布具抜き取り時の様子を示す図である。
上述のように、本発明のシゴキ部16を構成する払拭片61,62,63,64は、側壁12、底壁13、肩部14、及び口部15よりも厚さが薄く形成されている。そして、図7(a)、図7(b)で示したように、払拭片61~64の根元部である垂下片611~641は、口部15の周方向において、隣同士、間隔をあけて設けられている。
そのため、キャップ付き塗布具20の塗布具25や膨径部26が、シゴキ部16の各払拭片61~64において、口部15の内径(内周縁IE)よりも内側に伸び出す部分に接触すると、各払拭片61~64において、根本部である垂下片611~641が撓んで、下側接触片612~642及び起立接触片613~643の部分が、径方向に外側に広がったり、内側に入ったりする。
本実施形態のシゴキ部16は、環状ではなく、円周方向において分割されており、かつ根元部である垂下片611~641はそれぞれ離間しているため、少しの力がかかった場合でも、力を受けた方向に位置する1又は複数の払拭片61~64だけが、独立して撓むことができる。
そのため、シゴキ部16がこのような円周方向に可撓性のある払拭片であることにより、塗布具が塗布量調整のために払拭片に接触した際に、ピンポイントに払拭片側が撓むため、塗布具25側には負担はかからない。そのため、塗布具側を毛状等、微細な形状にすることができる。
下記、シゴキ部16を含むこの容器10の樹脂による成形方法を説明する。
(製造方法)
次に、図10を参照して、本発明の塗布容器の製造フローについて説明する
図10のフローにおいて、ステップS1で、情報処理装置4を介して、3Dプリンターに容器10の形状を入力する。なお、3Dプリンターは公知のものを用いることができる。
そして、ステップS2で、3Dプリンターによって、容器10を樹脂で一体形成する。
また、ステップS3で、情報処理装置4を介して、3Dプリンターにキャップ付き塗布具20の形状を入力する。
そして、S4で、3Dプリンターによって、キャップ付き塗布具20を樹脂で一体形成する。
図10のS2の容器成形工程では、3Dプリンターにより、側壁12、該側壁の下端を閉塞する底壁13、及び側壁12の上端から縮径する肩部14、該肩部の内側縁部IEから底壁と直交する方向に起立する筒状の口部15、肩部14の下面から連接し、口部15の内側縁部IEよりも内側に伸び出す部分を有するシゴキ部16と、を有する容器10を、樹脂で一体的に成形することができる。
ここで、上述の図8で示したように、本実施形態における容器のシゴキ部16では、短払拭片61,63と、長払拭片62,64のいずれにおいても、外側の垂下片611から折れ曲って内側に向かう形状のため、払拭片61~64において、上方に中央孔O1に向けての導通空間S1が設けられている。この空間S1により容器造形の際のボトル11内部の未硬化の材料の下からの排出を容易にすることができる。
このように一体的に形成することで、容器とキャップ付き塗布具とを有する塗布容器において、部品点数を削減することができる。さらに従来例とは異なり、容器に底壁13が設けられているため、塗布具を容器の下端近傍まで差し込んで保持することができる。また3Dプリンターでは金型を用いないため、金型によってシゴキ部や塗布具の形状が限定されない。
(キャップ付き塗布具)
次に図11、図15を用いてキャップ付き塗布具の係合形状について説明する。図11は、本発明の実施形態におけるキャップ付き塗布具の係合部の説明図である。図11において、(a)は係合部付近の拡大断面図であり(b)は係合部付近の下面斜視図である。
図11に示すように、キャップ付き塗布具20には、さらに、垂下周壁27、突条28、及びリング状突起29が設けられている。
垂下周壁27は、蓋壁23の下面から、軸部24の外側であって、周壁22よりも径が小さく、周壁22と同心円状に、下側に垂下する周壁である。容器10の口部15は、上端が周壁22と垂下周壁27に挟まれた状態で、周壁22と螺合係合可能である。
そして、垂下周壁27の外周面には、垂下周壁27の外周面を1周する連続した突起である突条28が設けられている。
リング状突起29は、蓋壁23の下面から、垂下周壁27よりも外側であって、周壁22よりも内側において、周壁22及び垂下周壁27と同心円状に、下側に突出する環状突起である。
図12は、本発明の第1実施形態における容器10とキャップ付き塗布具20の係合部の説明図である。
軸部24に形成された膨径部26の外側縁部は、口部15の内周面と接触して通り抜けられる太さである。これにより、容器10の口部15の内周面に付着した内容物を閉栓時に、膨径部26が通ることで、かき落とす。これにより次に開栓し塗布具25を引き出した時に、軸部24への内容物の付着を低減することができる。
さらに、キャップ部21の周壁22と口部15とが係合している状態で、膨径部26は、シゴキ部16の長払拭片62,64と接触している。これにより、係合状態における軸部24の径方向への位置が規定される。
垂下周壁27の外周面に形成された突条28は、口部15と周壁22とが螺合係合している状態で、口部15の内周面と内側から密着し、シールする気密部材として機能する。
リング状突起29は、容器10の口部15とキャップ部21の周壁22との螺合係合が終点まで到達すると、口部15の上端と密着してシールする気密部材として機能する。
このような構成のキャップ付き塗布具20では、膨径部26と、リング状突起29とがあると金型の入れ子が抜けないため、射出成形では実現できない。そこで、3Dプリンターで形成することで、キャップ付き塗布具20の形状を、実現できる。
(塗布具の構成)
図13は、本発明のキャップ付き塗布具に含まれる塗布具25の拡大図である。上述のように、シゴキ部が部分的に撓むことができるため、塗布具25の柔軟性は限定されない。
図13に示すように、塗布具25は、先端領域51と、塗布領域52と、後端領域54とを有している。
先端領域51は、先端から塗布領域52に向けて徐々に太くなる、先端を頂点とする略半球状の部材である。
塗布領域52には、複数の毛状突起53が周面から放射状に起立するように設けられている。例えば、まつ毛にマスカラ液を塗布する場合、1本1本の毛状突起53が、まつ毛を根元から先端に向けて梳き上げながら、マスカラ液を塗布することでまつ毛を根元から立ち上げてまつ毛全体をカールし、ボリュームを出す。
後端領域54は、軸部24との接続部であって、塗布領域52から軸24に向けて徐々細くなる。
ここで、塗布領域52における、放射状の毛状突起53の先端の長さ、即ち塗布領域52の軸方向の太さは、先端領域51の最も後端側、及び後端領域54の最も先端側の太さと略等しい。
図14は、本発明の塗布具25とシゴキ部16の接触の説明図である。図14において、(a)は、塗布具25の後端領域54がシゴキ部16と当接している状態を示し、(b)は塗布具25の塗布領域52がシゴキ部16と当接している状態を示す。
図16に示したように、塗布領域52の細い毛状突起53の先端位置である軸方向の太さは、後端領域54の最も先端側の太さと略等しいため、塗布具25取り出し時、図14(a)のように後端領域54がまずシゴキ部16に接触した状態で、その角度を保ちながら、図14(b)のように塗布領域52がシゴキ部16と接触して引き上げられる。
そのため、塗布領域52通過中は、キャップ付き塗布具20の角度を変えない限り、シゴキ部16の払拭片61の角度は変わらない。これにより、塗布具25接触開始時は、シゴキ部の払拭片61を撓ませるために、後端領域54では、少し強い力がかかるが、塗布領域52通過中は、払拭片61は傾きが維持されるため、毛状突起53に対して、強い力はかからない。
そのため、塗布領域52の毛状突起53を痛めることなく、塗布具25に過剰に付着したマスカラ液をしごくことができる。このような形状の塗布具25とシゴキ部16により、塗布具25に含ませるマスカラの量を適度に調整することができる。
(キャップ付き塗布具の成形)
3Dプリンターでは、樹脂の領域が連続するような方向で、樹脂造形が進む。図11に示すように、軸部24、垂下周壁27は、蓋壁23の下面から垂下し、下端側は空間上に位置しているため、キャップ付き塗布具20を成形する際は、上端の周壁22側から順に成形していく。
すなわち、まず上端側の周壁22、蓋壁23、リング状突起29、突条28が外側に形成された垂下周壁27、軸部24の上端側が形成された後、軸部24の下端側、膨径部26、塗布具25が順に成形される。
このように、図10のステップS4の塗布具形成工程では、3Dプリンターにより、口部15と係合する周壁22と、該周壁22の内周面を封鎖する蓋壁23と、蓋壁23の下面に一端が取り付けられた軸部24と、該軸部24の他端に取り付けられた塗布具25と、を有するキャップ付き塗布具20を樹脂で一体的に成形することができる。
(第2実施形態の容器のシゴキ部)
図15は、本発明の第2実施形態に係る、容器10Aの断面図である。図15に示すように、第2実施形態では、容器10Aにおけるシゴキ部17の形状が、第1実施形態とは異なるが、容器10Aの他の部分の形状や、キャップ付き塗布具20の形状は、第1実施形態と同様である。下記本実施形態のシゴキ部17の詳細について図16とともに説明する。
図16は、本発明の第2実施形態に係る、シゴキ部17の説明図である。図16において、(a)はシゴキ部17の断面拡大図であり、(b)はシゴキ部17の透視斜視図である。
第2実施形態に係るシゴキ部17は、4本の脚部71~74と、浮遊環状ワイパー75とを有している。
4本の脚部71~74は、口部15の円周方向において分割されて、肩部14の下面であって、口部15の内側縁IEよりも外側から下方に伸び出している。
浮遊環状ワイパー75は、複数の脚部71~74の下端と連接していることで、浮遊している、環状のワイパーである。浮遊環状ワイパー75の形状は、上端よりも下端側が小さい側面視が下向きの円錐台形状であって、上面・下面を有さず側面のみの円錐台筒(テーパー筒状)の形状である。また、浮遊環状ワイパー75の下端側の内周縁7iの径が、口部15の内径よりも小さく、内周縁7iは、口部15の内周縁IEよりも内側に位置している。
図16(a)、図16(b)を参照して、本実施形態では、脚部71~74は、側壁12、底壁13、肩部14、及び口部15よりも厚さが薄く形成されている。そして、口部15の円周方向において脚部71,72,73,74は互いに離間して設けられている。
そのため、キャップ付き塗布具20の一部が、口部15の内周縁IEよりも内側に位置する、浮遊環状ワイパー75の内周縁7iに接触すると、複数の脚部71~74のうち、力がかかった方向に位置する各脚部71~74が撓んで、浮遊環状ワイパー75は接触方向に応じて傾く。
これにより、シゴキ時の、塗布具25への負担を軽減することができる。
さらに、図16(a)に示すように、シゴキ部17の脚部71~74は、口部15の内周縁IEから外側から、中央孔O1を避けるように配置されているため、口部15近傍に導通空間S2が設けられている。この空間S2により、3Dプリンターによって、容器10Aを造形する際のボトル11内部の未硬化の材料の排出を容易にすることができる。
本実施形態の容器でも、3Dプリンターによって一体形成することで、部品点数を削減し、塗布具を容器の下端近傍まで差し込んで保持することができる。さらに金型を用いないため、金型によってシゴキ部や塗布具の形状が限定されない。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の実施形態の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 塗布容器
4 情報処理装置
10,10A 容器
11 ボトル本体(収容部)
12 側壁
13 底壁
14 肩部
15 口部
16 シゴキ部
17 シゴキ部
20 キャップ付き塗布具
21 キャップ部
22 周壁
23 蓋壁
24 軸部
25 塗布具
26 膨径部
27 垂下周壁
28 突条
29 リング状突起
61,63 払拭片(ワイパー片、短払拭片)
62,64 払拭片(ワイパー片、長払拭片)
611,621,631,641 垂下片
612,622,632,642 下端接触片
613,623,633,643 起立接触片
IE 内側縁部
R1,R2,R3,R4 受け面
R1i,R3i 円弧状の下端縁
R2i,R4i 円弧状の下端縁
71,72,73,74 脚部
75 浮遊環状ワイパー

Claims (8)

  1. 容器と、キャップ付き塗布具とを有する塗布容器であって、
    前記容器は、側壁、該側壁の下端を閉塞する底壁、前記側壁の上端から縮径する肩部、該肩部の内側縁部から前記底壁と直交する方向に起立する筒状の口部、及び前記肩部の下面から連接し、前記内側縁部よりも内側に伸び出す部分を有するシゴキ部と、を有し、
    前記キャップ付き塗布具は、前記口部と係合する周壁、該周壁の内周面を封鎖する蓋壁、該蓋壁の下面に一端が取り付けられた軸部、及び該軸部の他端に取り付けられた塗布具、を有しており、
    前記容器では、前記シゴキ部、前記側壁、前記底壁、前記肩部、及び前記口部が一体的に形成され、
    前記キャップ付き塗布具は、前記周壁、前記蓋壁、前記軸部、及び前記塗布具が一体的に形成され、
    前記容器及び前記キャップ付き塗布具は、同一の樹脂素材で構成されている
    塗布容器。
  2. 前記シゴキ部は、前記口部の円周方向において分割された複数の払拭片によって構成されており、
    前記キャップ付き塗布具の一部が、前記複数の払拭片の各払拭片において、前記口部の内径よりも内側に伸び出す部分に接触すると、前記各払拭片が撓んで外側に広がる又は内側に入り込む
    請求項1に記載の塗布容器。
  3. 前記シゴキ部は、前記口部の円周方向において分割されて、前記肩部の下面の前記内側縁部の外側から下方に伸び出す複数の脚部と、
    前記複数の脚部の下端と連接する浮遊環状ワイパーとを有し、
    前記キャップ付き塗布具の一部が、前記シゴキ部の前記浮遊環状ワイパーの前記口部の内側縁部よりも内側に伸び出す部分に接触すると、前記複数の脚部の各脚部が撓んで、前記浮遊環状ワイパーは接触方向に応じて傾く
    請求項1に記載の塗布容器。
  4. 前記キャップ付き塗布具は、
    前記蓋壁の下面から、前記軸部の外側であって、前記周壁よりも径が小さく、下側に垂下する垂下周壁を有しており、
    前記周壁において、前記蓋壁よりも下側の内周面にはネジ突起が形成され、前記容器の口部の外側面に形成されたネジ突起と係合可能であり、
    前記容器の口部は、上端が前記周壁と前記垂下周壁に挟まれた状態で、前記周壁と螺合係合可能であり、
    前記垂下周壁の外周面には、前記口部と前記周壁とが螺合係合している状態で、前記口部の内周面と密着する突条が設けられている、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の塗布容器。
  5. 前記キャップ付き塗布具において、
    前記蓋壁の下面から、前記垂下周壁よりも外側であって、前記周壁よりも内側において、下側に突出するリング状突起を有しており、
    前記リング状突起は、前記口部と前記周壁との螺合係合が終点まで到達すると、前記口部の上端と密着する、
    請求項4に記載の塗布容器。
  6. 前記キャップ付き塗布具は、
    前記周壁と前記口部とが係合している状態で、前記シゴキ部と接触する、前記軸部よりも外側に膨らんだ膨径部が、前記軸部の周面の外側に設けられている
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の塗布容器。
  7. 前記容器及び前記キャップ付き塗布具は、ポリアミド(PA)又はポリプロピレン(PP)で構成されている
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の塗布容器。
  8. 塗布容器の製造方法であって、
    3Dプリンターにより、側壁、該側壁の下端を閉塞する底壁、及び前記側壁の上端から縮径する肩部、該肩部の内側縁部から前記底壁と直交する方向に起立する筒状の口部、前記肩部の下面から連接し、前記口部の内側縁部よりも内側に伸び出す部分を有するシゴキ部と、を有する容器を樹脂で、一体的に成形する容器成形工程と、
    3Dプリンターにより、前記口部と係合する周壁と、該周壁の内周面を封鎖する蓋壁と、該蓋壁の下面に一端が取り付けられた軸部と、該軸部の他端に取り付けられた塗布具と、を有するキャップ付き塗布具を樹脂で成形する塗布具成形工程と、を有しており、
    前記容器と、前記キャップ付き塗布具とは、同一の樹脂素材で構成されている
    塗布容器の製造方法。
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