JP2022158206A - 通信ユニットおよびプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】音声入力された音声データに基づいてプリンタを制御する印刷システムにおいて、安全性を高める技術を提供する。【解決手段】印刷システムにおいて、音声解析サービスは、音声データに基づく印刷ジョブを印刷ジョブ蓄積サーバ6に入力する。中継ユニット4は、音声データの送り元である音声入力デバイスが近くにあるか否かを判定し、音声入力デバイスが近くにあると判定した場合、印刷ジョブ蓄積サーバ6にアクセスし、印刷ジョブ蓄積サーバ6から中継ユニット4を示すデバイスIDと関連付けられた印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブをプリンタ1に入力する。一方、中継ユニット4は、音声入力デバイスが近くにないと判定した場合、印刷ジョブをプリンタ1に入力しない。【選択図】図7

Description

本明細書に開示される技術分野は、プリンタおよびプリンタと接続可能な通信ユニットに関する。さらに詳細には、音声入力に基づいて生成された印刷ジョブを受信するプリンタおよびその印刷ジョブを中継する通信ユニットに関するものである。
近年、スマートスピーカのような音声ユーザインターフェース(VUI)の普及により、VUIをインターネットに接続し、VUIに入力された音声データをインターネット上のサーバが解析し、解析結果に基づいて他のデバイスを制御する印刷システムが広く知られている。例えば特許文献1には、VUIを利用してプリンタに印刷を行わせるシステムとして、VUIである音声入力装置と、音声データの解析を行うアプリケーションサーバと、モバイル端末である端末装置と、がアクセスポイントを介して接続され、音声入力装置に入力された音声データをアプリケーションサーバが解析し、解析結果に基づく印刷指示データを端末装置にプッシュ通知し、端末装置は受信した印刷指示データに基づく印刷ジョブをプリンタに送信する構成が開示されている。
特開2020-140299号公報
前述したような印刷システムでプリンタを制御する場合、VUIと端末装置とプリンタとが同じネットワークにあるとは限らない。つまり、音声データをVUIに入力したユーザが、プリンタの近くにいない可能性もあり、その場合、ユーザの意図しないプリンタから出力されてしまうこともあり得ることから、安全性に課題がある。
本明細書は、音声入力された音声データに基づいてプリンタを制御する印刷システムにおいて、安全性を高める技術を開示する。
上述した課題の解決を目的としてなされた通信ユニットは、
ネットワークに接続可能な第1通信インタフェースと、
プリンタに接続可能な第2通信インタフェースと、
コントローラと、
を備える通信ユニットであって、
前記コントローラは、
前記第1通信インタフェースを介して、前記ネットワークに接続される中継サーバから前記通信ユニットを示す識別情報と関連付けられた印刷ジョブを受信して取得する取得処理と、
前記取得処理にて取得した前記印刷ジョブを、前記第2通信インタフェースを介して前記プリンタに入力する入力処理と、
を実行し、前記中継サーバには、印刷ジョブが音声解析サービスから入力され、前記音声解析サービスには、印刷ジョブの送り先のデバイスを示す識別情報と、音声データの送り元を特定する特定情報と、が対応付けて登録されており、さらに前記音声解析サービスには、音声データが前記特定情報と関連付けて入力され、入力された前記特定情報に対応付けられた前記識別情報が取得され、さらに前記音声解析サービスでは、入力された前記音声データに基づいて前記印刷ジョブが生成され、生成された前記印刷ジョブが、取得された前記識別情報と関連付けて、前記中継サーバに入力され、
さらに前記コントローラは、
前記音声データの送り元である音声入力デバイスが近くにあるか否かを判定する第1判定処理を実行し、
前記第1判定処理にて前記音声入力デバイスが近くにないと判定された場合には、前記取得処理の実行と前記入力処理の実行との少なくとも一方を制限する第1制限処理を実行し、
前記第1判定処理にて前記音声入力デバイスが近くにあると判定された場合には、前記第1制限処理を実行しない、
ことを特徴としている。
上述した通信ユニットによれば、音声データに基づく印刷ジョブが音声解析サービスから中継サーバに入力され、通信ユニットが、中継サーバからの印刷ジョブの受信と、その印刷ジョブのプリンタへの入力とを行う。さらに音声データの送り元である音声入力デバイスが通信ユニットの近くにない場合は、印刷ジョブの受信とプリンタへの入力との少なくとも一方を制限する。そのため、音声入力デバイスが通信ユニットの近くにある場合に印刷ジョブがプリンタに入力されることになり、安全に印刷ジョブを取得してプリンタにその印刷ジョブを渡すことができる。
上記装置の機能を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、音声入力された音声データに基づいてプリンタを制御する印刷システムにおいて、安全性を高める技術が実現される。
本形態の印刷システムの構成を示すブロック図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 中継ユニットの電気的構成を示すブロック図である。 音声解析サービスが有しているテーブルのうち、ユーザ管理テーブルを示す図である。 音声解析サービスが有しているテーブルのうち、音声データの解析に用いるテーブル群を示す図であり、(A)が画像テーブルであり、(B)がテンプレートテーブルである。 本形態の印刷システムによって実行される処理のうち、音声入力から印刷ジョブを蓄積するまでのシーケンス図である。 本形態の印刷システムによって実行される処理のうち、印刷ジョブを受信してプリンタで印刷するまでのシーケンス図である。 印刷ジョブの生成処理のフローチャートである。 制限判定処理のフローチャートである。 テンプレート画像と印刷画像との一例を示す図である。 応用形態の印刷システムの構成を示すブロック図である。
[印刷システムのシステム構成]
以下、実施の形態にかかる印刷システム100について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態の印刷システム100は、図1に示すように、ホームネットワーク110と、ホームネットワーク110以外の各種のサーバないしサービスと、から構成される。ホームネットワーク110と、ホームネットワーク110以外の各種のサーバないしサービスと、はインターネット9を介して接続される。ホームネットワーク110は、同じユーザによって利用されることが想定される。一方、ホームネットワーク110以外の各種のサーバないしサービスは、いわゆるクラウドサービスを提供する事業者が運営するサーバないしサービスであり、複数のユーザによって利用されることが想定される。すなわち、ホームネットワーク110以外のネットワークからも利用可能である。
ホームネットワーク110を構成するデバイスには、プリンタ1と、スマートスピーカ2と、アクセスポイント3と、中継ユニット4と、が含まれる。本形態のホームネットワーク110では、ユーザがスマートスピーカ2に音声を入力し、その音声に基づく印刷ジョブをプリンタ1に出力し、プリンタ1にその印刷ジョブに基づく印刷を行わせるものである。スマートスピーカ2および中継ユニット4は、アクセスポイント3に接続されている。また、ホームネットワーク110には、必要に応じてパーソナルコンピュータ(PC)8が含まれてもよい。PC8もアクセスポイント3に接続可能である。なお、アクセスポイント3に接続可能なデバイスはこられに限るものではなく、スマートフォン等、他のデバイスであっても接続可能である。
アクセスポイント3と接続する態様は、有線接続であっても無線接続であってもよい。本形態では、アクセスポイント3は、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers,Inc.の略)の802.11a/b/g/nの規格に従った通信方式を用いて無線LANのアクセスポイントとしての機能を実現する。また、アクセスポイント3は、インターネット9に接続されている。そのため、スマートスピーカ2や中継ユニット4等のアクセスポイント3に接続されるデバイスは、アクセスポイント3を介して、ホームネットワーク110以外の各種のサーバないしサービスにアクセスできる。
プリンタ1は、印刷機能を有するものであればよく、例えばコピー機や複合機であってもよい。本形態のプリンタ1は、ロール状のラベル紙を収容してラベルへの印刷が可能なラベルプリンタとする。なお、プリンタ1で対応可能な印刷媒体は、ラベルに限るものではなく、カット紙に印刷可能であってもよい。
具体的にプリンタ1は、図2に示すように、CPU11と、メモリ12と、を含む制御部10を備えている。また、プリンタ1は、ユーザインタフェース(以下、「インタフェース」を「IF」と記載することもある)13と、USB(Universal Serial Busの略)通信IF14と、印刷機構15と、を備え、これらが制御部10に電気的に接続されている。なお、図2中の制御部10は、プリンタ1の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にプリンタ1に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU11は、メモリ12から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作や入力されたジョブに基づいて、各種の処理を実行する。メモリ12は、各種のプログラムおよびデータを記憶することが可能であり、各種の処理が実行される際の作業領域として利用される。CPU11が備えるバッファも、メモリの一例である。また、メモリ12の一例は、プリンタ1に内蔵されるROM、RAM、NVRAM等に限らず、CPU11が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体であってもよい。メモリ12には、例えば、印刷機構15を制御して印刷を行うためのプログラムが記憶されている。
ユーザIF13は、例えば、タッチパネルであり、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。なお、ユーザIF13は、ディスプレイとボタン等の操作部との組であっても良い。
USB通信IF14は、少なくともUSB通信を行うためのハードウェアを含む。プリンタ1は、USB通信IF14を介して、各種のデバイスに接続される。一方で、プリンタ1は、無線通信を行うための通信IFを有していない。そのため、アクセスポイント3には、直接はアクセスできない。
印刷機構15は、一例として、複数個(例えば、数百個)の発熱素子を有する印刷ヘッドを備えるサーマル方式の印刷機構である。その印刷ヘッドは、制御部10の制御に従って発熱素子を用いてドットを形成すべきシート上の位置を加熱することで、シート上にドットを形成する。なお、印刷方式はサーマル方式に限るものではなく、例えばインクジェット方式や電子写真方式であってもよい。
中継ユニット4は、図1に示したように、無線通信によってアクセスポイント3と接続し、一例としてUSB通信によってプリンタ1と接続することが可能なデバイスである。本形態では、プリンタ1が無線通信のための通信IFを有していないことから、無線通信IFを有する中継ユニット4を介して、アクセスポイント3とプリンタ1との印刷ジョブの受け渡しを実現する。中継ユニット4は、通信ユニットの一例である。
具体的に中継ユニット4は、図3に示すように、CPU41と、メモリ42と、を含む制御部40を備えている。制御部40ないしCPU41は、コントローラの一例である。また、中継ユニット4は、ユーザIF43と、USB通信IF44と、第1無線通信IF451と、第2無線通信IF452とを備え、これらが制御部40に電気的に接続されている。なお、図3中の制御部40も、中継ユニット4の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際に中継ユニット4に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
CPU41は、メモリ42から読み出したプログラムに従って、また、ユーザの操作や入力されたジョブに基づいて、各種の処理を実行する。メモリ42は、各種のプログラムおよびデータを記憶することが可能であり、各種の処理が実行される際の作業領域として利用される。CPU41が備えるバッファも、メモリの一例である。また、メモリ42の一例は、中継ユニット4に内蔵されるROM、RAM、NVRAM等に限らず、CPU41が読み取り可能かつ書き込み可能なストレージ媒体であってもよい。
メモリ42には、例えば図1に示したように、印刷ジョブの中継を行うためのプログラムである印刷受信ツール46と、印刷ジョブ蓄積サーバ6にアクセスするためのアクセス情報47と、スマートスピーカを識別するスピーカID48と、スマートスピーカ2が近くにあるか否かに基づく印刷ジョブの出力制限を実行するか否かを示す制限フラグ49と、が記憶されている。アクセス情報47には、例えば、印刷ジョブ蓄積サーバ6のアドレスや、印刷ジョブ蓄積サーバ6へのアクセス権限の認証に用いる認証情報が含まれる。印刷受信ツール46およびアクセス情報47は、中継ユニット4の出荷時からメモリ42に記憶されている。なお、アクセス情報47は、出荷後にユーザ操作によって記憶されてもよい。スピーカID48は、出荷時には記憶されておらず、出荷後にユーザの操作によって記憶される。制限フラグ49は、オンであれば出力制限を実行することを示し、オフであれば出力制限を実行しないことを示す。制限フラグ49は、出荷時はオフに設定されており、出荷後にユーザ操作によって変更可能である。印刷ジョブの出力制限の詳細については後述する。
ユーザIF43は、例えば、タッチパネルであり、ユーザに情報を報知するための画面を表示するハードウェアと、ユーザによる操作を受け付けるハードウェアと、を含む。なお、ユーザIF43は、ディスプレイとボタン等の操作部との組であっても良い。
USB通信IF44は、少なくともUSB通信を行うためのハードウェアを含む。中継ユニット4は、携帯型のデバイスであり、USB通信IF44を介してプリンタ1に装着され、プリンタ1と接続される。USB通信IF44は、第2通信インタフェースの一例である。
第1無線通信IF451は、少なくともアクセスポイント3との無線通信を行うためのアンテナ等のハードウェアを含む。中継ユニット4は、第1無線通信IF451を介して、アクセスポイント3と接続され、さらにアクセスポイント3を介して、アクセスポイント3に接続される他のデバイスやインターネット9に接続されるホームネットワーク110以外の各種のサーバないしサービスにアクセスできる。第1無線通信IF451は、第1通信インタフェースの一例である。
第2無線通信IF452は、アクセスポイント3を介さず無線通信を行うためのアンテナ等のハードウェアを含む。第2無線通信IF452は、第1無線通信IF451と異なる通信方式であり、例えばBluetooth方式に準拠した近距離通信を行うための通信IFであり、本形態では、BLE(Bluetooth Low Energy)通信が可能な通信IFとする。第2無線通信IF452は、第3通信インタフェースの一例である。
中継ユニット4は、例えば図1に示したように、第2無線通信IF452を介して、ユーザが保持するスマートフォン8Sと無線通信を行うことが可能である。中継ユニット4は、起動とともに第2無線通信IF452を介した無線通信の確立を試行し、スマートフォン8Sが第2無線通信IF452の通信範囲に入ることでスマートフォン8Sとの無線通信を確立させ、スマートフォン8Sとの無線通信を開始する。スマートフォン8Sは、特定のデバイスの一例である。
図1の印刷システム100の説明に戻り、スマートスピーカ2は、スピーカとマイクとを有し、ユーザが発話する音声に応じて特定の処理を実行する、いわゆる音声ユーザインターフェース(VUI)である。特定の処理には、例えば、ユーザが発話する音声を検知し、検知された音声に基づいて音声データを生成し、生成した音声データを音声解析サービス5に送信するまでの、一連の処理を含む。また、スマートスピーカ2も、アクセスポイント3と無線通信するための通信IFを有している。そのため、スマートスピーカ2は、アクセスポイント3と接続され、さらにアクセスポイント3を介して、アクセスポイント3に接続される他のデバイスやインターネット9に接続されるホームネットワーク110以外の各種のサーバないしサービスにアクセスできる。本形態におけるスマートスピーカ2には、例えばAmazon Echo(Amazonは(登録商標))が適用可能である。
PC8は、USB通信IF(不図示)と無線通信IF(不図示)との両方を有している。PC8は、印刷システム100を運用するための事前準備に用いられる。事前準備については後述する。PC8は、スマートスピーカ2に音声が入力されてからその音声に基づく印刷ジョブの実行をプリンタ1に行わせるための一連の処理に関与しない。そのため、事前準備の後、PC8はアクセスポイント3と接続されていなくてもよい。PC8には、例えば、ウェブページを表示するためのプログラムであるブラウザ81が組み込まれている。
また、インターネット9に接続されるホームネットワーク110以外の各種のサーバないしサービスとして、本形態の印刷システム100には、音声解析サービス5と、印刷ジョブ蓄積サーバ6と、が含まれる。音声解析サービス5は、音声データの解析と、解析結果に基づく印刷ジョブの生成と、を行う。印刷ジョブ蓄積サーバ6は、印刷ジョブを送信要求があるまで記憶しておくものである。また、印刷システム100には、必要に応じて画像サーバ7が含まれてもよい。画像サーバ7は、印刷対象となる画像の提供や画像データのラスタライズを行うものである。例えば、音声解析サービス5は、スマートスピーカ2のメーカによって運営され、印刷ジョブ蓄積サーバ6や画像サーバ7は、プリンタ1のメーカによって運営される。なお、各サーバないしサービスは、概念的に1個の計算機として図示されているが、実際は、互いに通信可能に接続された複数個の計算機を含む、いわゆるクラウドサーバないしクラウドサービスである。
音声解析サービス5は、インターネット9と接続され、インターネット9を介して各種のデータの入力および出力が可能である。例えば、本形態のホームネットワーク110を構成するスマートスピーカ2に入力された音声に基づく音声データが、インターネット9を介して入力される。また、音声データに基づいて生成された印刷ジョブが、インターネット9を介して印刷ジョブ蓄積サーバ6に出力される。
音声解析サービス5には、音声解析ツール51と、印刷ジョブ関連ツール52と、データ登録ツール54と、が組み込まれている。各ツールは、1ないし複数のプログラムによって構成される。また、音声解析サービス5には、データ登録ツール54によって管理されるテーブルとして、ユーザごとのデバイスを管理するテーブルと、音声データの解析に用いるテーブルと、が記憶されている。
具体的に、音声解析サービス5が有しているテーブルのうち、ユーザごとのデバイスを管理するテーブルには、図4に示すように、音声解析サービス5を利用するユーザを識別するユーザIDと、音声データの送り元を特定するスピーカIDと、印刷ジョブの送信先のデバイスを識別するデバイスIDと、を関連付けたユーザ管理テーブル54Aが含まれる。ユーザIDないしスピーカIDは、音声データの送り元を特定する特定情報の一例であり、デバイスIDは、印刷ジョブの送り先のデバイスを示す識別情報の一例である。なお、本形態では、ユーザIDとスピーカIDとデバイスIDとを1つのテーブルで管理しているが、ユーザIDとスピーカIDとを関連付けるテーブルと、ユーザIDとデバイスIDとを関連付けるテーブルと、の2つのテーブルに分けて管理してもよい。
また、音声解析サービス5が有しているテーブルのうち、音声データの解析に用いるテーブルには、図5(A)に示すように、音声データから抽出される単語と、画像データを識別する画像IDと、を関連付けた画像テーブル54Bが含まれる。また、図5(B)に示すように、音声データから抽出される単語と、テンプレートを識別するテンプレートIDと、を関連付けたテンプレートテーブル54Cが含まれる。音声データの解析に用いるテーブルは、音声解析サービス5を利用するユーザIDごとに設けられる。データ登録ツール54は、これらのテーブルを生成する処理、およびこれらのテーブルに対するレコードの追加ないし削除を行う処理を実行する。
音声解析ツール51は、音声認識処理や形態素解析処理を実行する。音声認識処理は、音声データを解析して、音声データによって示される発話の内容を示すテキストデータを生成する処理である。形態素解析処理は、そのテキストデータを解析して、発話の内容に含まれる単語などの構成単位(形態素と呼ばれる)の抽出や、抽出された形態素の種別(例えば、品詞の種別)の特定を行う処理である。本形態における音声解析ツール51は、例えば「Alexa Voice Service(Alexaは登録商標)」を利用して実現される。
印刷ジョブ関連ツール52は、音声データを解析して得られるテキストデータを用いて印刷ジョブを生成する処理や、生成した印刷ジョブを印刷ジョブ蓄積サーバ6に送信する処理を実行する。印刷ジョブ関連ツール52およびデータ登録ツール54は、中継ユニット4のメーカによって提供され、音声解析サービス5に組み込まれる。
印刷ジョブ蓄積サーバ6は、インターネット9に接続され、デバイスIDごとに、入力された印刷ジョブを記憶するストレージ機能を有している。さらには、デバイスからの要求に応じて、そのデバイスに対応する印刷ジョブを送信する送信機能を有している。例えば、本形態のホームネットワーク110を構成する中継ユニット4からアクセスがあった場合、中継ユニット4を示すデバイスIDに関連付けられた印刷ジョブを中継ユニット4に送信する。印刷ジョブ蓄積サーバ6は、中継サーバの一例である。この印刷ジョブ蓄積サーバ6と中継ユニット4との通信を実現するための通信プロトコルには、例えばMQTT(Message Queuing Telemetry Transportの略)を利用する。
画像サーバ7は、インターネット9に接続され、あらかじめ複数の画像データ71を記憶している。そのため、画像サーバ7は、画像データの送信要求を受信すると、その送信要求で指定された画像データ71を読み出して、読み出した画像データ71を送信要求の要求元のデバイスに送信する。例えば本形態のホームネットワーク110を構成する中継ユニット4から画像データの送信要求があった場合、その送信要求で指定された画像データ71を中継ユニット4に送信する。
また、画像サーバ7は、画像データ71の他にも、あらかじめ複数のテンプレートデータ72を記憶している。そのため、画像データ71と同様に、画像サーバ7は、テンプレートデータの送信要求を受信すると、その送信要求で指定されたテンプレートデータ72を読み出して、読み出したテンプレートデータ72を送信要求の要求元のデバイスに送信する。なお、本形態では、画像サーバ7が画像データ71とテンプレートデータ72との両方を記憶しているが、別々のサーバで記憶してもよい。
[事前準備]
続いて、本形態の印刷システム100によって印刷を行うための事前準備について説明する。事前準備には、中継ユニット4に関する事前準備と、画像やテンプレートに関する事前準備と、スマートフォン8Sの事前準備と、がある。
中継ユニット4に関する事前準備は、PC8によって行われる。PC8は、ユーザの操作によってブラウザ81を起動し、中継ユニット4のメーカが指定したウェブページにアクセスする。さらにPC8は、ウェブページにおいてユーザIDとデバイスIDとの入力を受け付ける。このとき受け付けるユーザIDは、音声解析サービス5を利用するためユーザごとに割り当てられた識別番号であり、デバイスIDは中継ユニット4に記憶されている製品番号である。デバイスIDは、中継ユニット4のマニュアルや筐体等に記されていてよいし、中継ユニット4をPC8に接続して読み出してもよい。
さらにPC8は、ユーザIDとデバイスIDとが入力された状態で、中継ユニット4を音声解析サービス5に登録ための操作を受け付けると、入力されたユーザIDおよびデバイスIDを含む登録指示を、インターネット9を介して中継ユニット4のメーカのサーバに送信する。中継ユニット4のメーカのサーバは、登録指示とともにユーザIDとデバイスIDとを受信すると、それらのIDを音声解析サービス5のデータ登録ツール54に渡し、デバイスの登録を指示する。
データ登録ツール54は、デバイスの登録が指示されると、渡された中継ユニット4の製品IDとユーザIDとを関連付けて、ユーザ管理テーブル54Aに登録する。これにより、登録されたユーザIDに関連付けられた印刷ジョブの送信先として、中継ユニット4が登録される。なお、PC8が直接音声解析サービス5にアクセス可能であり、データ登録ツール54への指示が可能であれば、PC8から直接音声解析サービス5に登録を指示してもよい。
また、中継ユニット4は、ユーザIF43を介して、スピーカIDの入力を受け付ける。そして、スピーカIDが入力された状態で、スピーカIDを登録するための操作を受け付けると、入力されたスピーカIDを登録する。この登録されたスピーカIDをスピーカID48とする。また、中継ユニット4は、ユーザIF43を介して、制限フラグ49の設定を受け付ける。そして、制限フラグ49をオンにするもしくはオフにするための操作を受け付けると、その操作に従って制限フラグ49を設定する。制限フラグ49は、設定情報の一例である。なお、PC8等の外部デバイスに設定用のアプリを組み込み、そのアプリによってスピーカIDの登録や制限フラグ49の設定をできるようにしてもよい。
画像やテンプレートに関する事前準備も、PC8によって行われる。PC8は、中継ユニット4を登録するための事前準備と同様に、ユーザの操作によって、ブラウザ81を起動して中継ユニット4のメーカが指定したウェブページにアクセスする。さらにPC8は、ウェブページにおいてユーザIDの入力を受け付ける。このとき受け付けるユーザIDも、音声解析サービス5を利用するためのユーザIDである。
さらにPC8は、画像を音声解析サービス5に登録ための操作を受け付けると、ウェブページにおいて画像IDおよびその画像IDを指定するための単語の入力を受け付ける。このとき受け付ける画像IDは、画像サーバ7が画像データ71を管理するための識別番号である。そして、入力された画像IDおよび単語と、入力されたユーザIDと、を含む登録指示を、インターネット9を介して中継ユニット4のメーカのサーバに送信する。中継ユニット4のメーカのサーバは、ユーザID、画像IDおよび単語とユーザIDとを受信すると、それらの情報を音声解析サービス5のデータ登録ツール54に渡し、画像の登録を指示する。
データ登録ツール54は、画像の登録が指示されると、渡された画像IDと単語とを関連付けたレコードを、渡されたユーザIDに対応する画像テーブル54Bに登録する。これにより、ユーザIDごとに、音声入力された単語に対応する画像IDが登録される。テンプレートについても画像と同様に、ユーザID、テンプレートIDおよび単語の入力を受け付け、受け付けたテンプレートIDと単語とが関連付けられたレコードが、受け付けたユーザIDに対応するテンプレートテーブル54Cに登録される。
なお、PC8が直接音声解析サービス5にアクセス可能であり、データ登録ツール54への指示が可能であれば、中継ユニット4の登録と同様に、PC8から直接音声解析サービス5に登録を指示してもよい。また、PC8にデータ登録ツール54相当のアプリケーションプログラムを組み込み、画像テーブル54Bおよびテンプレートテーブル54Cについては、PC8にて作成し、作成したテーブルをユーザIDと関連付けて音声解析サービス5にアップロードしてもよい。
スマートフォン8Sの事前準備は、スマートフォン8Sによって行われる。スマートフォン8Sには、登録用のアプリである中継アプリ87が組み込まれており、スマートフォン8Sは、ユーザの操作によって中継アプリ87を起動し、スピーカIDの入力を受け付ける。そして、スピーカIDが入力された状態でスピーカIDを登録するための操作を受け付けると、入力されたスピーカIDを登録する。この登録されたスピーカIDが、スマートフォン8Sに記憶されるスピーカID88となる。ユーザは、本形態の印刷システム100を利用する場合、スマートスピーカ2のスピーカIDを、中継ユニット4およびスマートフォン8Sに登録する。これにより、スマートフォン8Sがスマートスピーカ2に対応することになる。
この他、事前準備として、スマートスピーカ2を音声解析サービス5で利用するためのユーザIDとの関連付けもあらかじめ登録しておく。本形態では、スマートスピーカ2に記憶されているスピーカIDをユーザIDと関連付けて、音声解析サービス5に登録しておく。すなわち、ユーザ管理テーブル54AにスピーカIDをユーザIDと関連付けて登録しておく。
[印刷手順]
続いて、本形態の印刷システム100によって、音声入力から印刷を行うまでの手順について、図6および図7のシーケンス図を参照しつつ説明する。本手順は、スマートスピーカ2と、音声解析サービス5と、印刷ジョブ蓄積サーバ6と、中継ユニット4とが協働して、プリンタ1に印刷を実行させる手順である。なお、図6は、本形態の印刷システム100によって実行される処理のうち、前半の処理である、スマートスピーカ2が音声を検出してから印刷ジョブを印刷ジョブ蓄積サーバ6に蓄積するまでのシーケンス図であり、図7は、後半の処理である、印刷ジョブ蓄積サーバ6から印刷ジョブを取り出してプリンタ1で印刷するまでのシーケンス図である。
なお、本形態における処理およびシーケンス図の各処理ステップは、基本的に、各デバイスに組み込まれたプログラムに記述された命令に従った各デバイスのCPUないしコンピュータの処理を示す。CPUないしコンピュータによる処理は、各デバイスのOS(オペレーティングシステム)のAPIを用いたハードウェア制御も含む。本明細書では、OSの詳細な記載を省略して各プログラムの動作を説明する。
先ず、本形態の印刷システム100によって実行される処理のうち、前半の処理について説明する。前半の処理は、図6に示すように、スマートスピーカ2がユーザによって発話された音声を検出(ステップS1、以下「ステップ」を省略)した場合に開始される。音声を検出したスマートスピーカ2は、検出した音声を示す音声データを生成する(S2)。例えば、「XXXのネームプレートを印刷して」との音声がスマートスピーカ2に入力された場合、その音声を示す音声データがスマートスピーカ2によって生成される。
スマートスピーカ2は、S2にて生成した音声データと、スマートスピーカ2に記憶されているスピーカIDと、音声データの送信元のIPアドレスを示すアドレス情報とを、アクセスポイント3およびインターネット9を介して音声解析サービス5に送信する(S3)。音声データの送信元のIPアドレスは、例えば音声データがホームネットワーク110から送信される場合であれば、スマートスピーカ2のIPアドレスである。S3における送信には、公知のプロトコル、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)が用いられる。
音声解析サービス5は、スマートスピーカ2から送信される音声データとスピーカIDとアドレス情報とを受信すると、受信した音声データを解析する(S4)。具体的に、音声解析サービス5は、音声解析ツール51によって、音声データに対して音声認識処理を実行して、音声データによって示される音声に基づくテキストデータを生成する。例えば、「XXXのネームプレートを印刷して」との音声を示す音声データを取得した場合には、その音声の内容を示すテキストデータを生成する。音声解析サービス5はさらに、音声解析ツール51によって、生成したテキストデータに対して形態素解析処理を実行する。これによって、例えば、「XXX」、「ネームプレート」、「印刷して」などの単語が抽出されるとともに、これらの単語の品詞種別(例えば、名詞、動詞)が特定される。音声解析サービス5は、形態素解析結果として、抽出された単語に品詞種別を対応付けたリストを生成する。
さらに音声解析サービス5は、生成されたテキストデータと、形態素解析結果と、を含む解析結果と、受信したスピーカIDに対応するユーザIDと、受信したアドレス情報とを、印刷ジョブ関連ツール52に渡し(S5)、印刷ジョブ関連ツール52によって、印刷ジョブの生成処理を実行する(S6)。スピーカIDに対応するユーザIDは、ユーザ管理テーブル54Aを参照することによって取得できる。例えば図4の例では、スピーカIDとして「VUI_1」を受け取った場合、ユーザIDとして「USER_A」を選択する。
図8に、S6の印刷ジョブの生成処理の手順を示す。音声解析サービス5は、形態素解析によって抽出された単語の中から、印刷ジョブの生成に用いる単語を選択する(S601)。例えば、音声解析サービス5は、受け取ったユーザIDに対応する画像テーブル54Bおよびテンプレートテーブル54Cを参照して、形態素解析によって抽出された単語の中から、画像選択用の単語のリストに含まれる単語と、テンプレート選択用の単語のリストに含まれる単語と、を選択する。図5(A)および(B)の例では、画像選択用の単語として、「XXX」が選択され、テンプレート選択用の単語として、「ネームプレート」が選択される。
次に、音声解析サービス5は、選択された単語に基づいて印刷対象を選択する(S602)。具体的に、音声解析サービス5は、画像選択用として選択された単語に基づいて、印刷すべき画像を選択する。例えば、画像選択用として選択された単語が、「XXX」である場合には、画像テーブル54Bによって「XXX」に対応付けられた画像IDである「画像ID_001」を選択する。さらに、テンプレート選択用として選択された単語が、「ネームプレート」である場合には、テンプレートテーブル54Cによって「ネームプレート」に対応付けられたテンプレートIDである「テンプレートID_002」を選択する。
次に、音声解析サービス5は、印刷ジョブを生成する(S603)。印刷ジョブは、S602にて選択された画像IDおよびテンプレートIDを含む。なお、S602にて印刷対象が画像IDのみ選択された場合には、その選択された画像IDのみが印刷ジョブに含まれる。
図6のシーケンス図に戻り、印刷ジョブを生成した後、音声解析サービス5は、印刷ジョブ関連ツール52によって、印刷ジョブの送信先を選択する(S7)。具体的に、音声解析サービス5は、ユーザ管理テーブル54Aを参照して、受け取ったユーザIDに対応するデバイスIDを選択する。例えば図4の例では、ユーザIDとして「USER_A」を受け取った場合、デバイスIDとして「CM_1」を選択する。
次に、音声解析サービス5は、印刷ジョブ関連ツール52によって、S6によって生成した印刷ジョブと、S7によって選択した印刷ジョブの送信先のデバイスIDと、アドレス情報とを、印刷ジョブ蓄積サーバ6に送信する(S8)。
印刷ジョブおよびデバイスIDを受信した印刷ジョブ蓄積サーバ6は、受信した印刷ジョブ、スピーカID、およびアドレス情報を、受信したデバイスIDと関連付けて所定の保存領域に記憶する(S9)。図6に示した手順により、ホームネットワーク110に含まれるスマートスピーカ2に入力された音声に基づく印刷ジョブ、その印刷ジョブの元となった音声データの送信元のIPアドレスを示すアドレス情報が、ホームネットワーク110に含まれる中継ユニット4のデバイスIDと関連付けて、印刷ジョブ蓄積サーバ6に蓄積される。
続いて、本形態の印刷システム100によって実行される処理のうち、後半の処理について説明する。後半の処理は、図6に示した前半の処理とは別に実行される処理であり、中継ユニット4が起動した後、図7に示すように、印刷受信ツール46によって、中継ユニット4から印刷ジョブ蓄積サーバ6に対して定期的に、アクセスポイント3およびインターネット9を介して、中継ユニット4のデバイスIDと関連付けられた印刷ジョブの送信要求が送られる(S10)。印刷ジョブ蓄積サーバ6からは、中継ユニット4のデバイスIDに関連付けられた印刷ジョブとその印刷ジョブに関連付けられたアドレス情報とが中継ユニット4に送られ、中継ユニット4は印刷ジョブとその印刷ジョブに関連付けられたアドレス情報とを受信して取得する(S11)。S11は、取得処理の一例である。
S10およびS11については、例えば印刷ジョブ蓄積サーバ6に、デバイスIDごとに記憶領域が割り当てられている場合、中継ユニット4は、自身のデバイスIDに割り当てられた記憶領域にアクセスしてその記憶領域に記憶されている印刷ジョブのダウンロードを要求することで、中継ユニット4のデバイスIDに関連付けられた印刷ジョブを印刷ジョブ蓄積サーバ6から受信できる。あるいは、中継ユニット4が印刷ジョブの送信要求と共にデバイスIDを送信し、印刷ジョブ蓄積サーバ6が、受信したデバイスIDに関連付けられている印刷ジョブを抽出する処理を実行し、抽出した印刷ジョブを中継ユニット4に送信してもよい。
中継ユニット4は、印刷ジョブ蓄積サーバ6から印刷ジョブとその印刷ジョブに関連付けられたアドレス情報とを受信すると、印刷受信ツール46によって、その印刷ジョブの元となった音声データの送り元が中継ユニット4の近くにあるか否かに基づいて、その印刷ジョブの出力を制限するか否かを判定する、制限判定処理を実行する(S12)。
図9に、S12の制限判定処理の手順を示す。中継ユニット4は、メモリ42から制限フラグ49を読み出し、制限フラグ49がオンか否かを判断する(S1201)。制限フラグ49がオフの場合(S1201:NO)、中継ユニット4は、音声データの送り元が近くにあるか否かに基づく印刷ジョブの出力制限を行わないため、「制限無」と判定して(S1231)、本処理を終了する。
制限フラグ49がオンの場合(S1201:YES)、中継ユニット4は、受信したアドレス情報に示されるIPアドレスのうちの所定の上位ビットであってネットワークを指定するネットワーク部を特定する(S1211)。そして、受信したアドレス情報に示されるIPアドレスのネットワーク部、すなわち印刷ジョブの元となった音声データの送り元のIPアドレスのネットワーク部と、中継ユニット4のIPアドレスのネットワーク部とが同じか否かを判断する(S1212)。S1212は、第1判定処理の一例である。IPアドレスのネットワーク部が同じでなければ(S1212:NO)、音声データ送り元が中継ユニット4と同一ネットワーク内になく、例えば本形態であれば、受信した印刷ジョブが別のネットワークに持ち込まれたスマートスピーカ2からの音声データに基づく印刷ジョブの可能性が高いため、中継ユニット4は、「制限有」と判定して(S1232)、本処理を終了する。
IPアドレスのネットワーク部が同じであれば(S1212:YES)、中継ユニット4は、第2無線通信IF452を介しての外部デバイスとの無線通信の確立を試行する(S1221)。例えば本形態であれば、スマートフォン8Sとの無線通信の確立を試行する。S1221は、確立処理の一例である。
S1221の後、中継ユニット4は、第2無線通信IF452を介しての無線通信の確立に成功したか否かを判断する(S1222)。S1222は、第1判定処理の一例である。第2無線通信IF452を介しての無線通信の確立に成功しなかった場合(S1222:NO)、例えば本形態のシステムであれば、スマートフォン8Sを持ったユーザが近くにおらず、受信した印刷ジョブが第三者に持ち去られたスマートスピーカ2からの音声データに基づく印刷ジョブの可能性が高くなるため、中継ユニット4は、「制限有」と判定して(S1232)、本処理を終了する。
第2無線通信IF452を介しての無線通信の確立に成功した場合(S1222:YES)、中継ユニット4は、確立させた無線通信の受信電波強度(Received Signal Strength Indicator)が閾値以上であるか否かを判断する(S1223)。S1223は、第1判定処理の一例である。受信電波強度が閾値よりも低い場合(S1223:NO)、無線通信が確立したとしてもスマートフォン8Sを持ったユーザが近くにおらず、スマートフォン8Sを持ったユーザが意図しない不正に入力された印刷ジョブの可能性もあるため、中継ユニット4は、「制限有」と判定して(S1232)、本処理を終了する。
受信電波強度が閾値以上の場合(S1223:YES)、中継ユニット4は、確立させた無線通信によって外部デバイスからスピーカIDを取得し(S1224)、取得したスピーカIDが中継ユニット4に記憶されるスピーカID48と一致するか否かを判断する(S1225)。そして、スピーカIDが一致する場合(S1225:YES)、取得したスピーカIDは、あらかじめスマートスピーカ2のスピーカIDとしてスマートフォン8Sに登録したスピーカID88である可能性が高く、結果として受信した印刷ジョブがスマートスピーカ2からの音声データに基づく印刷ジョブである可能性が高くなるため、中継ユニット4は、「制限無」と判定して(S1231)、本処理を終了する。一方、スピーカIDが一致しない場合(S1225:NO)、スマートスピーカ2に対応するスマートフォン8Sと接続されておらず、結果として受信した印刷ジョブが適切なユーザによって発話された音声に基づく印刷ジョブでない可能性が高くなるため、中継ユニット4は、「制限有」と判定して(S1232)、本処理を終了する。
このようにS12の制限判定処理では、音声データの送り元が中継ユニット4と同じネットワーク内にない場合に、音声データの送り元が近くに無いと判断し、「制限無」と判定している。また、スマートスピーカ2に対応するスマートフォン8Sと十分な無線通信が確立できない場合も、音声データの送り元が近くに無いと判断し、「制限無」と判定している。また、同じスピーカIDが登録されたスマートフォン8Sと無線通信が確立できない場合も、「制限無」と判定している。
図7の説明に戻り、S12の後、中継ユニット4は、印刷受信ツール46によって、プリンタ1との通信を試行し、プリンタ1に接続されているか否かを判定する(S13)。中継ユニット4は、例えばUSB通信IF44を介してプリンタ検索を実行し、プリンタが検索された場合にプリンタ1と接続されていると判定し、プリンタが検索されなかった場合にプリンタ1と接続されていないと判定する。S13は、第2判定処理の一例である。なお、S12とS13とは逆順であっても同時であってもよい。
S12およびS13の後、S12にて「制限無」と判定し、かつS13にてプリンタ1と接続されていると判定した場合(ALT:制限無かつプリンタ接続)、中継ユニット4は、印刷受信ツール46によって、受信した印刷ジョブに基づいてプリンタ1に印刷を行わせるための処理を実行する。本形態では、プリンタ1は、ラベルプリンタであり、印刷ジョブは、ラベルプリンタが実行すべき印刷ジョブである。そのため、例えば、印刷ジョブに含まれる画像IDに示される画像である指定画像を、印刷ジョブに含まれるテンプレートIDに示されるテンプレートに配置した配置画像が、印刷対象の画像になる。印刷ジョブにテンプレートIDが含まれていなければ、印刷ジョブに含まれる画像IDに示される画像がそのまま印刷対象の画像になる。
テンプレート画像と印刷画像との一例を図10に示す。図10(A)に示すテンプレート画像10Tは、テンプレートIDによって示されるテンプレートの画像であり、例えばネームプレート用のテンプレートの一例である。テンプレート画像10Tは、背景画像10Bと、画像配置領域10Aと、を含んでいる。図10(B)に示す印刷画像10Pは、図10(A)のテンプレート画像10Tの画像配置領域10Aに、画像IDによって示される指定画像10Mを配置した配置画像10Gである。
そこで、中継ユニット4は、受信した印刷ジョブに基づいてプリンタ1に印刷を行わせるための処理として先ず、アクセスポイント3およびインターネット9を介して画像サーバ7にアクセスし、受信した印刷ジョブに含まれる画像IDに対応する画像データ71のダウンロードを要求し(S14)、画像サーバ7から送信される画像データ71を受信して取得する(S15)。
次に、中継ユニット4は、アクセスポイント3およびインターネット9を介して画像サーバ7に再度アクセスし、受信した印刷ジョブに含まれるテンプレートIDに対応するテンプレートデータ72のダウンロードを要求し(S16)、画像サーバ7から送信されるテンプレートデータ72を受信する(S17)。なお、印刷ジョブにテンプレートIDが含まれない場合は、S16およびS17は行わない。また、S16およびS17は、S14よりも先に行ってもよいし同時に行ってもよい。
次に中継ユニット4は、画像サーバ7から受信したテンプレートデータ72に、画像サーバ7から受信した画像データ71を指定画像として配置した配置画像を示す配置画像データを生成する(S18)。なお、印刷ジョブにテンプレートIDが含まれない場合は、S18は行わない。
次に、中継ユニット4は、印刷受信ツール46によって、受信した配置画像データのラスタライズを行ってラスタデータを生成する(S20)。そして、中継ユニット4は、生成したラスタデータを含む新たな印刷ジョブをプリンタ1に渡す(S22)。S22は、入力処理の一例である。プリンタ1は、中継ユニット4から印刷ジョブが渡されると、その印刷ジョブに含まれるラスタデータに基づく印刷を、印刷機構15を用いて行う(S23)。図7に示した手順により、印刷ジョブ蓄積サーバ6に蓄積された印刷ジョブ、すなわちホームネットワーク110に含まれるスマートスピーカ2に入力された音声に基づく印刷ジョブが、中継ユニット4を介してプリンタ1に渡され、プリンタ1によって印刷が行われる。
一方、S12にて「制限有」と判定する、またはS13にてプリンタ1と接続されていないと判定した場合(ALT:制限有またはプリンタ非接続)、中継ユニット4は、S14以降の処理を行わず、印刷受信ツール46によって、判定結果を示す報知を、ユーザIF43を用いて行う(S31)。すなわち、S12にて「制限有」と判定された場合には、印刷ジョブの元となった音声データを出力したデバイスがスマートスピーカ2ではない、あるいはスマートスピーカ2の近くにユーザがいないことを報知する。また、S13にてプリンタ1と接続されていないと判定された場合には、プリンタ1と接続されていないことを報知する。プリンタ1と接続されていない場合には、物理的に接続されていない場合やネットワークの通信不良の場合の他、プリンタ1の電源が入っていない場合も含まれる。プリンタ1と通信できない状態であることを報知することで、ユーザによるプリンタ1との接続作業が期待できる。報知態様には、例えば中継ユニット4が備える警告ランプの点灯、警告音や警告メッセージの出力が該当する。「制限有」と判定した場合の処理については、第1制限処理を一例である。プリンタ1と接続されていないと判定した場合の処理については、第2制限処理の一例である。
S31による報知の後、中継ユニット4は、プリンタ1に接続されていると判定されるまで、再度S13でのプリンタ1との通信の試行を繰り返す。そして、プリンタ1に接続されていると判定された後、S14以降の処理に移行する。
なお、図7に示した手順では、プリンタ1と接続されていないと判定した場合(ALT:制限有またはプリンタ非接続)、画像サーバ7からの画像データ71の受信やテンプレートデータ72の受信を行っていないが、S20のラスタデータの生成までを完了させ、ラスタデータの送信を待機する構成にしてもよい。あるいは画像サーバ7からの画像データ71の受信やテンプレートデータ72の受信を行った後、プリンタ1との接続を判定する構成にしてもよい。このような構成にすることで、プリンタ1と接続するまで中継ユニット4が印刷ジョブを保持する構成となり、プリンタ1との接続後、直ぐに印刷ジョブをプリンタ1に渡すことができるため、早期の印刷開始が期待できる。この場合、画像サーバ7からの画像データ71の受信やテンプレートデータ72の受信を行った後、プリンタ1との接続を判定してもよい。一方、図7に示した手順のようにプリンタ1と接続されるまでラスタライズを行わずに待機することで、ラスタデータがメモリ42に蓄積されず、メモリ42の負荷増大を回避できる。
以上詳細に説明したように本形態の中継ユニット4によれば、音声データに基づく印刷ジョブが音声解析サービス5から印刷ジョブ蓄積サーバ6に入力され、中継ユニット4から印刷ジョブ蓄積サーバ6にアクセスし、中継ユニット4が直接その印刷ジョブ蓄積サーバ6から印刷ジョブを受信して取得する。さらに制限判定処理によって「制限有」と判定される場合、すなわち音声データの送り元が中継ユニット4の近くにないような場合、中継ユニット4は、印刷ジョブ蓄積サーバ6からの印刷ジョブの、プリンタ1への出力を制限する。そのため、音声データの送り元が中継ユニット4の近くにある場合に印刷ジョブがプリンタ1に入力されることになり、安全に印刷ジョブを取得してプリンタ1にその印刷ジョブを渡すことができる。
また、本形態の印刷システム100は、制限フラグ49によって、印刷ジョブの出力制限を行うか否かを決定している。すなわち、プリンタ1から見て遠隔地のVUIから入力した音声データに基づく印刷を可能にすることは、安全性の観点ではデメリットであるが、利便性の観点からはメリットになる。そのため、スマートスピーカ2が近くにあるか否かに基づく印刷ジョブの出力制限を行うか否かを設定によってユーザが決められることで、両方の利点を選択的に受けられる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば画像サーバ7は、ホームネットワーク110を構成するデバイスではないが、ホームネットワーク110を構成するデバイスであってもよい。
また、実施の形態では、制限判定処理として、IPアドレスのネットワーク部の一致による判定(S1212)と、スマートフォン8Sとの無線通信による判定(S1222等)と、の両方を行っているが、何れか一方のみであってもよい。IPアドレスのネットワーク部の一致による判定のみとする場合には、中継ユニット4およびスマートフォン8SへのスピーカIDの登録は不要である。また、中継ユニット4は、スマートフォン8Sと通信するための第2無線通信IF452を備えていなくてもよい。
また、実施の形態では、制限判定処理として、IPアドレスのネットワーク部の一致による判定(S1212)と、スマートフォン8Sとの無線通信による判定(S1222等)を行っているが、スマートフォン8Sとの無線通信による判定(S1222等)をスマートスピーカ2に対して行ってもよい。この場合、スマートスピーカ2との無線通信による判定のみで制限判定処理を行ってもよい。また、スマートフォン8Sがスマートスピーカ2の機能を併せ持っていてもよい。
また、実施の形態では、IPアドレスのネットワーク部の一致による判定(S1212)と、スマートフォン8Sとの無線通信による判定(S1222等)と、を共に印刷ジョブを受信した後に実行しているが、例えば無線通信の確立による判定を、印刷ジョブの受信条件を満たした場合に印刷ジョブを受信する前に実行し、スマートフォン8Sと無線通信による判定によって許可されたことを条件として、印刷ジョブ蓄積サーバ6にアクセスし、印刷ジョブを受信するように構成してもよい。
また、実施の形態では、印刷ジョブがスマートスピーカ2のアドレス情報と関連付けて印刷ジョブ蓄積サーバ6に記憶され、制限判定処理において、そのスマートスピーカ2のIPアドレスと中継ユニット4のIPアドレスとに基づいて同一ネットワーク内のスマートスピーカ2か否かを判定しているが、スマートスピーカ2のアドレス情報の代わりにスマートスピーカ2のスピーカIDを関連付けて記憶し、制限判定処理において、その印刷ジョブに関連付けられたスマートスピーカ2のスピーカIDと中継ユニット4に登録されたスピーカID48とに基づいて同一ネットワーク内のスマートスピーカ2か否かを判定してもよい。例えば印刷ジョブに関連付けられたスマートスピーカ2のスピーカIDと中継ユニット4に登録されたスピーカID48とが一致しなければ、「制限有」と判定してもよい。
また、実施の形態では、中継ユニット4とスマートフォン8SとにそれぞれスピーカIDを登録し、制限判定処理にてそのスピーカIDを照合しているが、照合対象はスピーカIDに限らず、例えば中継ユニット4とスマートフォン8SとにそれぞれユーザIDを登録し、ユーザIDを照合してもよい。この場合であっても、ユーザがスマートスピーカ2や中継ユニット4の近くにいると判断できる。
また、実施の形態では、事前準備として、スマートスピーカ2のスピーカIDと音声解析サービス5を利用するためのユーザIDとの関連付けをあらかじめ登録しておくが、音声データの送信元を特定する方法がこれに限るものではない。例えば、スマートスピーカ2にユーザIDが登録可能であり、スマートスピーカ2から音声データがその登録されたユーザIDと関連付けられて送信される場合、音声解析サービス5でのスピーカIDとユーザIDとの関連付けは不要であり、音声解析サービス5は、受信したユーザIDに基づいて印刷対象の画像を決定し、印刷ジョブの送信先を決定すればよい。この場合、ユーザIDが「特定情報」の一例となる。
また、実施の形態では、画像テーブル54Bに登録される情報として画像IDを登録しているが、画像データの参照先を示すアドレス情報を登録してもよい。テンプレートテーブル54Cに登録されるテンプレートIDも同様に、テンプレートの参照先を示すアドレス情報を登録してもよい。この場合、中継ユニット4は、そのアドレス情報に示されるアドレスにアクセスし、画像データないしテンプレートをダウンロードしてもよい。
また、実施の形態では、音声解析サービス5は、ユーザIDごとに、画像テーブル54Bおよびテンプレートテーブル54Cを設けているが、ユーザIDの指定が無い共通の画像テーブル54Bおよびテンプレートテーブル54Cを設けてもよい。この場合、ユーザごとに事前準備を行うのではなく、プリンタ1のメーカがあらかじめ共通の画像テーブル54Bおよびテンプレートテーブル54Cを用意してもよい。
また、実施の形態では、印刷ジョブ蓄積サーバ6に蓄積される印刷ジョブには、画像IDやテンプレートIDを含め、画像データそのものを含めていないが、画像IDやテンプレートIDで指定せず、画像データやテンプレートそのものを含めてもよい。その場合、画像サーバ7へのアクセスは不要となり、通信を負荷を軽減できる。一方、印刷ジョブ蓄積サーバ6に蓄積される印刷ジョブに画像データやテンプレートそのものを含めないことで、印刷ジョブ蓄積サーバ6に蓄積される印刷ジョブのサイズを小さくすることができ、印刷ジョブ蓄積サーバ6のメモリ負荷が軽減される。
また、実施の形態では、ラスタライズを中継ユニット4が行っているが、画像サーバ7等の外部デバイスがラスタライズを行ってもよい。この場合、中継ユニット4が外部デバイスに配置画像データを渡し、ラスタライズを要求する。外部デバイスがラスタライズを行う場合であっても、プリンタ1にラスタデータが入力されるため、ラスタライズ機能を有していないプリンタであっても実施の形態のシステムに適用できる。また、プリンタ1がラスタライズ機能を有している場合には、中継ユニット4は、ラスタライズ前の配置画像を含む印刷ジョブをプリンタ1に渡してもよい。
また、実施の形態では、中継ユニット4が定期的に印刷ジョブ蓄積サーバ6に対して送信要求を行っているが、送信要求を行うタイミングないし時刻を中継ユニット4に登録可能とし、登録されたタイミングないし時刻に従って送信要求を行ってもよい。また、送信要求を行うための操作を中継ユニット4のユーザIF43を介して受け付け可能とし、その操作があったことに応じて送信要求を行ってもよい。なお、実施の形態のように定期的に送信要求を行うことで、印刷ジョブ蓄積サーバ6から印刷ジョブを自動的に受信してプリンタ1に入力するため、音声入力に基づいて自動的に印刷ジョブをプリンタ1に渡すことができる。
また、実施の形態では、中継ユニット4が印刷ジョブ蓄積サーバ6からの印刷ジョブをプリンタ1に渡す際の条件として、中継ユニット4がS12の制限判定処理を実行しているが、プリンタ1が印刷ジョブ蓄積サーバ6から印刷ジョブを直接受け取る構成であったとしてもS12の制限判定処理が適用可能である。この場合、中継ユニット4は不要であり、プリンタ1が、中継ユニット4の第1無線通信IF451および第2無線通信IF452に相当する無線通信IFを備え、図11に示すように、中継ユニット4に組み込まれていた印刷受信ツール46、アクセス情報47、スピーカID48、制限フラグ49を、メモリ12に記憶する。さらに、音声解析サービス5には、中継ユニット4のデバイスIDの代わりに、プリンタ1の識別情報であるプリンタIDがユーザIDおよびスピーカIDと関連付けられており、印刷ジョブ蓄積サーバ6には、プリンタIDと関連付けて印刷ジョブが記憶される。そして、プリンタ1の印刷受信ツール46によって、プリンタ1のプリンタIDと関連付けられた印刷ジョブを印刷ジョブ蓄積サーバ6から受信する。さらにプリンタ1は、プリンタ1の印刷受信ツール46によってS12の制限判定処理を実行し、「制限無」と判定された場合に印刷を行い、「制限有」と判定された場合に印刷を行わないようにしてもよい。
また、実施の形態に開示されている任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 プリンタ
2 スマートスピーカ
3 アクセスポイント
4 中継ユニット
5 音声解析サービス
6 印刷ジョブ蓄積サーバ
7 画像サーバ

Claims (9)

  1. ネットワークに接続可能な第1通信インタフェースと、
    プリンタに接続可能な第2通信インタフェースと、
    コントローラと、
    を備える通信ユニットであって、
    前記コントローラは、
    前記第1通信インタフェースを介して、前記ネットワークに接続される中継サーバから前記通信ユニットを示す識別情報と関連付けられた印刷ジョブを受信して取得する取得処理と、
    前記取得処理にて取得した前記印刷ジョブを、前記第2通信インタフェースを介して前記プリンタに入力する入力処理と、
    を実行し、前記中継サーバには、印刷ジョブが音声解析サービスから入力され、前記音声解析サービスには、印刷ジョブの送り先のデバイスを示す識別情報と、音声データの送り元を特定する特定情報と、が対応付けて登録されており、さらに前記音声解析サービスには、音声データが前記特定情報と関連付けて入力され、入力された前記特定情報に対応付けられた前記識別情報が取得され、さらに前記音声解析サービスでは、入力された前記音声データに基づいて前記印刷ジョブが生成され、生成された前記印刷ジョブが、取得された前記識別情報と関連付けて、前記中継サーバに入力され、
    さらに前記コントローラは、
    前記音声データの送り元である音声入力デバイスが近くにあるか否かを判定する第1判定処理を実行し、
    前記第1判定処理にて前記音声入力デバイスが近くにないと判定された場合には、前記取得処理の実行と前記入力処理の実行との少なくとも一方を制限する第1制限処理を実行し、
    前記第1判定処理にて前記音声入力デバイスが近くにあると判定された場合には、前記第1制限処理を実行しない、
    ことを特徴とする通信ユニット。
  2. 請求項1に記載する通信ユニットにおいて、
    前記中継サーバに入力される前記印刷ジョブには、前記音声データの送り元である前記音声入力デバイスのIPアドレスが含まれ、
    前記第1制限処理では、前記入力処理を制限し、前記取得処理を制限せず、
    前記第1判定処理では、
    前記取得処理にて取得した前記印刷ジョブに含まれる前記音声入力デバイスのIPアドレスのネットワーク部が、前記通信ユニットのIPアドレスのネットワーク部と一致しない場合に、前記音声入力デバイスが近くにないと判定する、
    ことを特徴とする通信ユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載する通信ユニットにおいて、
    所定の無線通信方式による無線通信が可能な第3通信インタフェースを備え、
    前記コントローラは、
    前記第3通信インタフェースを介して、特定のデバイスとの前記無線通信を確立させる確立処理を実行し、前記特定のデバイスは、前記特定情報に対応するデバイスであり、
    前記第1判定処理では、
    前記特定のデバイスとの前記無線通信が確立されていない場合に、前記音声入力デバイスが近くにないと判定する、
    ことを特徴とする通信ユニット。
  4. 請求項3に記載する通信ユニットにおいて、
    前記確立処理では、
    前記特定のデバイスとの前記無線通信として、BLE(Bluetooth Low Energy)通信を確立させる、
    ことを特徴とする通信ユニット。
  5. 請求項4に記載する通信ユニットにおいて、
    前記第1判定処理では、
    前記特定のデバイスとの前記BLE通信が確立されている場合であっても、受信電波強度が閾値よりも低い場合は、前記音声入力デバイスが近くにないと判定する、
    ことを特徴とする通信ユニット。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する通信ユニットにおいて、
    前記コントローラは、
    前記第2通信インタフェースを介して前記プリンタと通信可能か否かを判定する第2判定処理を実行し、
    前記第2判定処理にて前記プリンタと通信不可と判定された場合に、前記取得処理の実行と前記入力処理の実行との少なくとも一方を制限する第2制限処理を実行し、
    前記第2判定処理にて前記プリンタと通信可と判定された場合に、前記第2制限処理を実行しない、
    ことを特徴とする通信ユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載する通信ユニットにおいて、
    前記第1制限処理を実行するか否かを示す設定情報を記憶し、
    さらに前記コントローラは、
    前記第1制限処理を実行することを示す前記設定情報が記憶されていることを条件として、前記第1制限処理を実行し、前記第1制限処理を実行しないことを示す前記設定情報が記憶されている場合、前記第1制限処理を実行しない、
    ことを特徴とする通信ユニット。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する通信ユニットにおいて、
    前記取得処理では、
    前記第1通信インタフェースを介して前記中継サーバに定期的にアクセスし、前記中継サーバから前記通信ユニットを示す前記識別情報と関連付けられた前記印刷ジョブを受信して取得する、
    ことを特徴とする通信ユニット。
  9. ネットワークに接続可能な通信インタフェースと、
    印刷ユニットと、
    コントローラと、
    を備えるプリンタであって、
    前記コントローラは、
    前記通信インタフェースを介して、前記ネットワークに接続される中継サーバから前記プリンタを示す識別情報と関連付けられた印刷ジョブを受信し、受信した前記印刷ジョブに基づく印刷を前記印刷ユニットに行わせる特定印刷処理を実行し、前記中継サーバには、印刷ジョブが音声解析サービスから入力され、前記音声解析サービスには、印刷ジョブの送り先のデバイスを示す識別情報と、音声データの送り元を特定する特定情報と、が対応付けて登録され、前記音声解析サービスには、音声データが前記特定情報と関連付けられて入力され、前記音声解析サービスでは、入力された前記特定情報に対応付けられた前記識別情報が取得され、さらに前記音声解析サービスでは、入力された前記音声データに基づいて前記印刷ジョブが生成され、生成された前記印刷ジョブが、取得された前記識別情報と関連付けられて、前記中継サーバに入力され、
    さらに前記コントローラは、
    前記音声データの送り元である音声入力デバイスが近くにあるか否かを判定する判定処理を実行し、
    前記判定処理にて前記音声入力デバイスが近くにないと判定された場合には、前記特定印刷処理の実行を制限する制限処理を実行し、
    前記判定処理にて前記音声入力デバイスが近くにあると判定された場合には、前記制限処理を実行しない、
    ことを特徴とするプリンタ。
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