JP2022158099A - 反転作動型慣性検出装置及び測量装置 - Google Patents

反転作動型慣性検出装置及び測量装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加速度センサ、ジャイロセンサ等の慣性センサのオフセット、或はドリフトを除去し、安定性を保証した反転作動型慣性検出装置を提供する。【解決手段】外フレーム2と内フレーム3が設けられ、内フレームの傾斜及び回転を検出する慣性検出ユニット4が設けられ、内フレームは外フレームに第1軸5を介して回転自在に支持され、慣性検出ユニットは前記第1軸と直交する第2軸7を介して内フレームに回転自在に支持され、第1軸に外フレームと内フレーム間の回転角を検出する第1エンコーダ12、第2軸に内フレームと慣性検出ユニット間の回転角を検出する第2エンコーダ17、演算処理部は、慣性検出ユニットが水平になる様に駆動し、それぞれのエンコーダの出力に基づき慣性検出ユニットを少なくとも一回180゜反転若しくは一回転の反転動作をさせ、反転前後の前記慣性検出ユニットが出力する検出信号に基づき、傾斜と回転を検出する。【選択図】図1

Description

本発明は慣性センサを用いた反転作動型慣性検出装置、該反転作動型慣性検出装置を具備する測量装置に関するものである。
測量装置では装置の整準の為、或は装置の傾斜を測定する為に傾斜検出装置が設けられる。
高精度の水平、微小な傾斜を検出する傾斜検出装置として自由液面の傾斜、或は液体に封入した気泡の動きを利用したチルトセンサ、或は動的な傾斜を高応答性で検出する加速度センサ等がある。
チルトセンサは高精度の水平を検出するが応答性が悪く、動的な装置には使用することが難しかった。又、最近の加速度センサはMEMS(Micro Electro Mechanical System)で構成されて高応答性が保証されるが、環境変化(温度、気圧、湿度等)や経時変化によるドリフトが問題となり、安定性に欠けるという問題があった。
一方、最近ではMEMSで構成されたジャイロセンサもあり、ジャイロセンサと加速度センサとが一体化されたものもある。この回転検出の為のジャイロセンサも加速度センサと同様、製造上のオフセット及び環境変化(温度、気圧、湿度等)や経時変化によるドリフトが問題あり、安定性に欠けると言う問題があった。
特許第6541365号公報 特開2016-151423号公報 特開2017-90244号公報 特開2017-106813号公報 特開2018-28464号公報
本発明は、加速度センサ、ジャイロセンサ等の慣性センサのオフセット、或はドリフトを除去し、安定性を保証した反転作動型慣性検出装置及び該反転作動型慣性検出装置を具備する測量装置を提供するものである。
本発明は、外フレームの内部に内フレームが設けられ、該内フレームの内部に水平に対する傾斜及び回転を検出する慣性センサを有する慣性検出ユニットが設けられ、前記内フレームは前記外フレームに第1軸を介して回転自在に支持され、前記慣性検出ユニットは前記第1軸と直交する第2軸を介して前記内フレームに回転自在に支持され、前記第1軸に前記外フレームと前記内フレーム間の回転角を検出する第1エンコーダが設けられ、前記第2軸に前記内フレームと前記慣性検出ユニット間の回転角を検出する第2エンコーダが設けられ、各軸をそれぞれ回転させる様、各軸にそれぞれ設けた回転動力と、前記慣性検出ユニットからの検出結果に基づき前記各回転動力をそれぞれ駆動制御する演算処理部とを具備し、該演算処理部は、前記慣性検出ユニットが水平に対する傾斜に応じて発する信号に基づき該慣性検出ユニットが水平になる様、前記各回転動力を駆動し、前記第1軸、第2軸に関して、それぞれのエンコーダの出力に基づき前記慣性検出ユニットを少なくとも一回180゜反転若しくは一回転の反転動作をさせ、反転前後の前記慣性検出ユニットが出力する検出信号に基づき、傾斜と回転を検出する様構成された反転作動型慣性検出装置に係るものである。
又本発明は、前記180゜反転若しくは回転動作を環境変化より十分速い速度で繰返す反転作動型慣性検出装置に係るものである。
又本発明は、時間計測手段を更に有し、前記慣性検出ユニットを回転動作させることで、第1エンコーダと第2エンコーダで得られる回転角と、前記時間計測手段で取得される前記回転角に対応する時間とに基づき、前記回転角を角速度に変換し、変換された角速度に基づき、前記慣性検出ユニットの回転検出特性を較正する様構成された反転作動型慣性検出装置に係るものである。
更に又本発明は、上記いずれかの反転作動型慣性検出装置と、光波距離測定を行う測距部と、測距光軸を偏向し、測距光を測定点に視準させる光軸偏向部と、測距光軸の視準方向を検出する測定方向検出部と、前記反転作動型慣性検出装置を具備した測量装置に係るものである。
本発明によれば、外フレームの内部に内フレームが設けられ、該内フレームの内部に水平に対する傾斜及び回転を検出する慣性センサを有する慣性検出ユニットが設けられ、前記内フレームは前記外フレームに第1軸を介して回転自在に支持され、前記慣性検出ユニットは前記第1軸と直交する第2軸を介して前記内フレームに回転自在に支持され、前記第1軸に前記外フレームと前記内フレーム間の回転角を検出する第1エンコーダが設けられ、前記第2軸に前記内フレームと前記慣性検出ユニット間の回転角を検出する第2エンコーダが設けられ、各軸をそれぞれ回転させる様、各軸にそれぞれ設けた回転動力と、前記慣性検出ユニットからの検出結果に基づき前記各回転動力をそれぞれ駆動制御する演算処理部とを具備し、該演算処理部は、前記慣性検出ユニットが水平に対する傾斜に応じて発する信号に基づき該慣性検出ユニットが水平になる様、前記各回転動力を駆動し、前記第1軸、第2軸に関して、それぞれのエンコーダの出力に基づき前記慣性検出ユニットを少なくとも一回180゜反転若しくは一回転の反転動作をさせ、反転前後の前記慣性検出ユニットが出力する検出信号に基づき、傾斜と回転を検出する様構成されたので、慣性センサのオフセット、或はドリフトを除去し、安定して傾斜と回転を検出することができる。
又本発明によれば、上記反転作動型慣性検出装置と、光波距離測定を行う測距部と、測距光軸を偏向し、測距光を測定点に視準させる光軸偏向部と、測距光軸の視準方向を検出する測定方向検出部と、前記反転作動型慣性検出装置を具備したので、測量装置の水平に対する傾斜、回転角を慣性センサを用いて高精度に、且つ安定して検出することができるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る反転作動型慣性検出装置を示す概略平面図である。 該反転作動型慣性検出装置の概略構成図である。 該反転作動型慣性検出装置に於ける慣性センサの模式図である。 (A)(B)(C)(D)はピッチング反転時、ローリング反転時の慣性センサの姿勢状態を示す説明図である。 ピッチング反転動作、ローリング反転動作を時系列に示す線図である。 ピッチング反転動作、ローリング反転動作の他の態様を時系列に示す線図である。 ピッチング反転動作、ローリング反転動作の更に他の態様と、該更に他の態様に於ける加速度センサからの出力状態を時系列に示す線図である。 前記反転作動型慣性検出装置を具備した測量装置の概略構成図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1、図2は、本発明の実施例に係る反転作動型慣性検出装置の概略図である。
図1は本発明の実施例に係る反転作動型慣性検出装置1を示す概略平面図であり、図2は該実施例に係る反転作動型慣性検出装置1の概略構成図である。
矩形枠形状の外フレーム2の内部に矩形枠形状の内フレーム3が設けられ、該内フレーム3の内部に慣性検出ユニット4が設けられ、該慣性検出ユニット4に慣性センサ21が設けられている。
該慣性センサ21は3軸の加速度センサ21aとジャイロセンサ21bとで構成され、加速度センサ21aとジャイロセンサ21bは別々に構成されてもよく、或は加速度センサ21aとジャイロセンサ21bが一体化された一体型慣性センサであってもよい。更に、本実施例ではMEMSで構成された一体型慣性センサとなっている。
又、前記反転作動型慣性検出装置1が傾斜を検出すべき装置(対象装置)(図示せず)に設けられる場合は、対象装置のフレーム等、構造部材に前記外フレーム2が取付けられる。
前記内フレーム3の上面、下面から第1軸5,5が突設され、該第1軸5,5は前記外フレーム2に設けられた軸受6,6を介して前記外フレーム2に回転自在に支持されている。前記第1軸5,5は第1軸心を有し、前記内フレーム3は前記第1軸5,5を中心に360゜回転自在となっている。
前記慣性検出ユニット4には第2軸7が設けられ、該第2軸7の両端部は、前記内フレーム3に設けられた軸受8,8に回転自在に嵌合する。前記慣性検出ユニット4は前記第2軸7を介して前記内フレーム3に回転自在に支持される。前記第2軸7は前記第1軸心と直交する第2軸心を有し、前記慣性検出ユニット4は前記第2軸7を中心に360゜回転自在となっている。
而して、前記慣性検出ユニット4は前記外フレーム2に対して2軸方向に回転自在に支持されており、前記内フレーム3を回転自在に支持する機構、前記慣性検出ユニット4を回転自在に支持する機構はジンバル機構を構成する。而して、前記慣性検出ユニット4は前記外フレーム2に対してジンバル機構を介して支持され、更に前記内フレーム3の回転を制約する機構は存在していないので、前記慣性検出ユニット4は前記外フレーム2に対して全方向に自在に回転し得る様になっている。
前記第1軸5,5の一方、例えば下側の第1軸5には第1被動ギア9が嵌着され、該第1被動ギア9には第1駆動ギア10が噛合している。又、前記外フレーム2の下面には第1回転動力(以下第1モータ11と称す)が設けられ、前記第1駆動ギア10は前記第1モータ11の出力軸に嵌着されている。
前記第1軸5,5の他方には第1エンコーダ12が設けられ、該第1エンコーダ12は前記内フレーム3の前記外フレーム2に対する横方向の回転角を検出する様に構成されている。
前記第2軸7の一端部には、第2被動ギア14が嵌着され、該第2被動ギア14には第2駆動ギア15が噛合している。又、前記内フレーム3の側面(図示では左側面)には第2回転動力(以下第2モータ16と称す)が設けられ、前記第2駆動ギア15は前記第2モータ16の出力軸に嵌着されている。
前記第2軸7の他端部には第2エンコーダ17が設けられ、該第2エンコーダ17は前記内フレーム3に対する前記慣性検出ユニット4の縦方向の回転角を検出する様に構成されている。
前記第1エンコーダ12、前記第2エンコーダ17は、演算処理部19に電気的に接続されている。
前記慣性センサ21は、前記演算処理部19に電気的に接続され、前記慣性センサ21からの信号は前記演算処理部19に入力される様になっている。
前記慣性センサ21の加速度センサ21aは直交する水平2軸(X軸、Y軸)の加速度及び該水平2軸に直交する(紙面に対して垂直)鉛直方向の1軸(Z軸)の加速度、計3軸方向の加速度を検出する様になっている。又、前記慣性センサ21のジャイロセンサ21bは水平2軸に対する回転及び該水平2軸に直交する(紙面に対して垂直)鉛直軸に対する回転を検出する様になっている。ここで、水平2軸とは、図1に於ける前記第1軸5と前記第2軸7であり、前記第1軸5を中心とする回転(傾斜)をピッチング、前記第2軸7を中心とする回転(傾斜)をローリングとし、前記鉛直方向の軸を中心とする回転をヨーイングとする。
前記反転作動型慣性検出装置1について、図2により更に説明する。
前記反転作動型慣性検出装置1は、前記第1エンコーダ12、前記第2エンコーダ17、前記慣性センサ21、前記演算処理部19、前記第1モータ11、前記第2モータ16の他に、更に記憶部23、入出力制御部24を具備している。
前記演算処理部19としては本実施例に特化されたCPU、或は汎用性CPU、埋込みCPU等が用いられ、前記演算処理部19にはクロック発生器等、時間計測手段が内蔵されている。又、前記記憶部23としてはRAM、ROM等の半導体メモリが用いられる。
前記記憶部23には、前記外フレーム2に対する前記慣性検出ユニット4の傾斜を検出の為の演算プログラム、前記慣性センサ21のオフセットやドリフトを除去するプログラム、前記第1モータ11、前記第2モータ16を駆動制御する為のプログラム等のプログラムが格納され、又演算データ(即ち、検出した傾斜角データ、角速度データ、回転角データ)等のデータ類が格納される。
前記入出力制御部24は、前記演算処理部19から出力される制御指令に基づき前記第1モータ11、前記第2モータ16を駆動し、前記演算処理部19で演算した傾斜角データ及び回転に関するデータを検出信号として出力する。
前記慣性センサ21は、水平2軸に関する傾斜と傾斜方向、及び水平2軸に関する回転と鉛直軸に関する回転(水平回転)を検出する。ここで、前記対象装置の構造部材に対する機構的なピッチングは前記第1エンコーダ12が検出する回転方向(傾斜方向)、機構的なローリングは前記第2エンコーダ17が検出する回転方向(傾斜方向)にそれぞれ対応しており、前記対象装置が静止している場合には、機構的なピッチングとローリングは前記慣性センサ21の検出するピッチングとローリングと一致していなければならない。この一致は、慣性センサ21の感度キャリブレーションを行う場合の有用な一致条件となる。
前記演算処理部19は、前記慣性センサ21からの検出結果に基づき、傾斜角、傾斜方向を演算し、更に該傾斜角、傾斜方向に相当する前記第1エンコーダ12の回転角、前記第2エンコーダ17の回転角を演算する。
尚、前記外フレーム2と前記慣性センサ21は、機構的に前記第1エンコーダ12の出力と前記第2エンコーダ17の出力で関連づけられ、所定の基準角(例えば回転角0゜)からの回転角を示す様に設定される。
以下、前記反転作動型慣性検出装置1の作用について説明する。
前記反転作動型慣性検出装置1(前記外フレーム2)が水平に対して傾斜すると、前記慣性センサ21が傾斜に応じた信号を出力する。
前記演算処理部19は、前記慣性センサ21のからの信号(加速度センサ21aからの信号)に基づき、傾斜角、傾斜方向を演算し、更に演算結果に基づき傾斜角、傾斜方向を0にする為の、前記第1モータ11、前記第2モータ16の回転量を演算し、前記入出力制御部24を介して前記第1モータ11、前記第2モータ16をそれぞれ演算された回転量分だけ回転させる駆動指令を発する。
前記第1モータ11、前記第2モータ16の駆動により、演算された傾斜角、傾斜方向の逆に傾斜する様、前記第1モータ11、前記第2モータ16が駆動され、モータの駆動量(回転角)は前記第1エンコーダ12、前記第2エンコーダ17によって検出され、回転角が前記演算結果となったところで前記第1モータ11、前記第2モータ16の駆動が停止される。
更に、前記慣性センサ21が水平を検出する様、前記第1モータ11、前記第2モータ16の回転が微調整される。
この状態では、前記外フレーム2が傾斜した状態で、前記慣性検出ユニット4が水平に制御され、前記演算処理部19は前記第1エンコーダ12の出力と前記第2エンコーダ17の出力に基づき前記対象装置の水平からの傾斜角を演算する。又、前記慣性センサ21からの信号(ジャイロセンサ21bからの信号)によるピッチング、ローリング、ヨーイングの角速度を演算処理(積分処理)し、それぞれの回転角に変換する。
前記演算処理部19は、前記第1エンコーダ12、前記第2エンコーダ17で検出した回転角に基づき演算した傾斜角と、ピッチング、ローリング、ヨーイングの各回転角を前記反転作動型慣性検出装置1の検出信号(傾斜角データ)として外部に出力する。
更に、前記慣性センサ21の検出信号をリアルタイムで前記演算処理部19にフィードバックし、前記慣性センサ21の水平を維持する様に前記第1モータ11、前記第2モータ16を制御すれば、前記外フレーム2の動的な傾斜変化をリアルタイムで検出することができる。
ところで、前記慣性センサ21は、製造上のオフセット及び環境変化(温度、気圧、湿度等)や経時変化によるドリフトが生じる。
本実施例に於ける反転作動型慣性検出装置1のオフセット及びドリフト除去について以下に説明する。
図3は、図1に於ける前記慣性センサ21を抽出し、模式化した図である。
図3中、X軸は前記第1軸5に相当し、Y軸は前記第2軸7に相当し、X軸、Y軸を含む平面に対して垂直な軸をZ軸とする。又、X軸を中心とする回転はピッチング、Y軸を中心とする回転はローリング、Z軸を中心とする回転はヨーイングとする。
又、前記慣性センサ21中に示されるx,y,zの矢印は、前記慣性センサ21に含まれる加速度センサ21aの加速方向を示し、x,y,zはそれぞれX軸、Y軸、Z軸と一致している。該加速度センサ21aは3軸に対応したx,y,zの加速度信号を出力する。又、φ、κ、γの矢印は前記慣性センサ21に含まれるジャイロセンサ21bが検出する回転方向を示し、該ジャイロセンサ21bは、ピッチング(φ)、ローリング(κ)、ヨーイング(γ)の角速度信号を出力する。
本実施例では、X軸、Y軸にそれぞれモータ及びエンコーダが連結されているので、慣性検出ユニット4をX軸、Y軸に関してそれぞれ強制的に、且つ正確に180゜反転、或は連続回転させることができる。又、反転、回転については、環境変化の影響を受けない様、環境変化より充分速い速度に設定される。
図4(A)、図4(B)、図4(C)、図4(D)は、前記対象装置に対する前記慣性センサ21の姿勢状態を示す。
図4(A)は、動作開始時の状態を示し、その時の前記第1エンコーダ12、前記第2エンコーダ17の出力(X軸を中心とする回転角、Y軸を中心とする回転角)と、前記慣性センサ21(加速度センサ21a:x,y,z、ジャイロセンサ21b:φ、κ、γ)の出力を測定する。
次に、X軸を中心に180゜のピッチング反転(図4(B))し、更にY軸を中心に180゜のローリング反転(図4(C))すると、前記慣性検出ユニット4の前後、左右が反転する。次に、X軸を中心に180゜のピッチング反転(図4(D))し、更にY軸を中心に180゜のローリング反転すると元の姿勢状態(動作開始時の姿勢状態)(図4(A))に戻る。
図4(A)の姿勢状態から、2軸(X軸、Y軸)反転した姿勢状態が図4(C)に示されている。
2軸反転動作させ、2軸反転動作の前後の前記慣性センサ21の加速度センサ21aの出力の差を取ると、該加速度センサ21aのオフセットと長期ドリフト成分が除去され、前記加速度センサ21aの出力差による2倍の傾斜角差が得られる。
或は、姿勢状態(A)と姿勢状態(C)の反転動作に於ける前記加速度センサ21aの出力差が0になる様にピッチングとローリングの反転を繰返し制御することで、前記慣性検出ユニット4を水平状態にすることができる。尚、2軸反転動作の前後平均値はオフセットと長期ドリフト成分を意味する。
又、姿勢状態(A)から姿勢状態(B)への反転動作に於ける前記慣性センサ21のジャイロセンサ21b;φ,γの反転動作前後の差、姿勢状態(B)から姿勢状態(C)への反転動作に於ける前記ジャイロセンサ21b;κ,γの反転動作前後の差、姿勢状態(C)から姿勢状態(D)への反転動作に於ける前記ジャイロセンサ21b;φ,γの反転動作前後の差、姿勢状態(D)から姿勢状態(A)への反転動作に於ける前記ジャイロセンサ21b;κ,γの反転動作前後の差を取ることにより、ジャイロセンサ21bのφ,κ,γのそれぞれについてオフセットと長期ドリフト成分を除去し、2倍の角速度を得ることができる。尚、反転動作の前後平均値はオフセットと長期ドリフト成分を意味する。
図5は、図4に示されるピッチングとローリングの反転動作を時系列に示したものであり、ピッチングの反転動作とローリングの反転動作が交互に繰返されるものである。図5中、(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、図4(A)、図4(B)、図4(C)、図4(D)に示される姿勢状態に対応していることを示す。
ピッチングとローリングの反転動作は、交互の反転に限定されるものではない。例えば、図6に示される様に、1回のピッチング反転動作の度に複数回のローリング反転動作でもよい。
前記反転動作は切替えの反転動作(スイッチング反転動作、即ち間欠回転による反転)に限定されるものではなく、図7に示す様に、1軸をスイッチング反転動作、他の軸を連続回転の反転動作(連続回転動作)でもよい。
図7は、前記慣性検出ユニット4の回転動作を時系列に示すグラフであり、ピッチング回転については、スイッチング反転動作(0゜又は180゜)が繰返された場合を示している。ローリング回転については、ローリング回転を連続回転動作(0゜~360゜(0゜)~360゜(0゜)~360゜…)とした場合を示し、1度のピッチング回転に対して複数回のローリング回転を行う場合を示している。
図7に於いて、ピッチングについてはスイッチング反転動作を繰返し、この反転動作で得られる加速度センサ21aの出力yに基づきピッチング回転方向で前記慣性センサ21を水平に制御している。
ローリングについてはローリングの連続回転動作が行われ、この連続回転動作により加速度センサ21aの出力xは正弦波の波形を出力する。加速度センサ21aの出力xが零の位置はローリングが水平状態を示し、この時の前記慣性センサ21の姿勢状態は、図7中、(A)、(B)、(C)、(D)のいずれかである。例えば、姿勢状態(A)はピッチング回転角度0゜、ローリング回転角度0゜である。
又、図7に示す様にピッチングの反転動作に伴い、加速度センサ21aの出力xの正弦波が反転する。
尚、ジャイロセンサ21bのκとγはローリングは連続回転動作により、水平面に対する対応が入れ替わるので、加速度センサ21aによる水平検出を基に、水平時のジャイロの角速度γを時間積分し、ヨーイングの角度変化(水平回転角)を求める。或は水平に対する傾きをローリング回転角で算出し、傾きに対応したジャイロの角速度κと角速度γの合成演算(例えば合成比率)による水平角速度を求め、時間積分して水平回転角を求める。
水平時のジャイロセンサ21bの角速度γを時間積分してヨーイングの角度変化(水平回転角変化)を求めることができるが、この場合も姿勢の反転状態に基づいて差をとることで、オフセットと長期ドリフト成分を除去した2倍の角速度を基に、時間積分して角度変化を得ることができる。なおローリングの反転状態検出は前記第2エンコーダ17に同期して行う。
又図示はしないが、ピッチング、ローリングの両方を連続回転動作にし、加速度センサ21aの出力x,y,zで水平状態を検出し、水平時の水平回転角変化を求めても良い。或は、水平に対する傾きをピッチング、ローリングの回転角で算出し、傾きに対応したジャイロセンサ21bの出力φ、κ、γの合成演算(例えば合成比率)により水平回転を求めても良い。この時のピッチング、ローリングの回転数は、回転の識別上、回転比率を数倍以上にすることが望ましい。なお、この場合も姿勢の反転状態に基づいて差をとることで、オフセットと長期ドリフト成分を除去し、2倍の角速度を得ることができる。
ところで、ジャイロセンサ21b;φ,κ,γの感度特性は精度と安定性が、高精度計測に問題となる。本実施例に於いては、ジャイロセンサ21bφ,κ,γの感度特性も較正することができる。
前記第1モータ11、前記第2モータ16により、前記慣性センサ21を略定速で回転させ、各モータの回転角を前記第1エンコーダ12、前記第2エンコーダ17によってそれぞれ検出し、前記演算処理部19に内蔵された時間計測手段により角速度に変換し、変換された角速度を対応するジャイロ;φ,κ,γと比較することで、感度特性を較正できる。
感度特性較正例を説明する。前記第1モータ11と前記第2モータ16を略定速回転させ、第1エンコーダ12と前記第2エンコーダ17の回転角を時間計測と共に検出し、正確な角速度を求める。
この時、ピッチング回転(前記第1モータ11によるX軸回りの回転)に比べてローリング回転(前記第2モータ16によるY軸回りの回転)を十分速く回転させる。
ここで、前記第2エンコーダ17によるローリング(Y軸回りの回転)の角速度とジャイロセンサ21bの出力φを比較することで感度較正を行うことができる。
又、ジャイロセンサ21bの出力κ,γはローリング(Y軸回りの回転)に伴い、90°位相の正弦波状の2つの信号となる。これら2つの信号の最大値及び最小値はピッチング(前記第1モータ11によるX軸回りの回転)の角速度であり、X軸回りの回転面に対してジャイロセンサ21b(κ,γ)の検出面が正対時に最大値を示し、反対面時に最小値を示すので、ジャイロセンサ21bの出力κ,γと比較することで感度較正を行うことができる。
次に、図8を参照して上記反転作動型慣性検出装置1を具備する測量装置33について説明する。尚、該測量装置33は3脚、移動車、更には飛行体等への搭載が用途に応じて適用される。
該測量装置33は、主に、測距部51、測定方向撮像部53、前記演算制御部54、本体記憶部55、前記反転作動型慣性検出装置1、測定方向検出部56、光軸偏向モータドライバ58、表示部60、光軸偏向部61を具備している。これらは筐体62に収納され、一体化されている。
又、前記反転作動型慣性検出装置1の前記外フレーム2は、前記筐体62に固定されるか、或は該筐体62に固定された構造部材に固定され、前記筐体62即ち前記測量装置33と一体となっている。
前記演算制御部54としては本実施例に特化されたCPU、或は汎用性CPU、埋込みCPU等が用いられる。又、前記本体記憶部55としてはRAM、ROM等の半導体メモリ、HDD等の磁気記録メモリ、光学記録メモリが用いられる。又前記演算制御部54の一部の機能を前記演算処理部19として割当ててもよい。
前記本体記憶部55には、本実施例を実行する為のプログラム、例えば測距プログラム、追尾プログラム、画像処理プログラム、光軸偏向制御プログラム、前記反転作動型慣性検出装置1のキャリブレーションを実行する為のプログラム等の種々のプログラムが格納されている。前記演算制御部54は、格納された前記プログラムを展開し、実行する。又、前記本体記憶部55には、測定データ、画像データ等の種々のデータが格納される。
前記演算制御部54は、前記光軸偏向モータドライバ58を介して前記光軸偏向部61を制御する。更に前記演算制御部54は、前記光軸偏向部61を介して測距光軸28の偏向を制御し、前記測距部51、測定方向撮像部53の同期制御等を行う。
前記反転作動型慣性検出装置1は、前記慣性検出ユニット4が水平に制御され、或は該慣性検出ユニット4の水平が検出された場合の前記第1エンコーダ12、前記第2エンコーダ17による回転角の検出、前記慣性センサ21による加速度、角速度の検出を行い、検出結果は前記演算制御部54に入力される。該演算制御部54は、検出結果に基づき、前記測量装置33の水平に対する倒れ角(鉛直角)と水平回転角を求める。
該測距光軸28上に前記光軸偏向部61が配設される。該光軸偏向部61の中心を透過する真直な光軸は基準光軸Oとなっている。該基準光軸Oは、前記光軸偏向部61によって偏向されなかった時の前記測距光軸28と合致し、前記筐体62に対して所定の関係となっている。
尚、前記光軸偏向部61としては、特許文献2、特許文献3、特許文献4に開示されたものを使用することができる。
以下、該光軸偏向部61について略述する。
該光軸偏向部61は、光学プリズムで構成された一対のディスクプリズム71,72を具備する。該ディスクプリズム71,72は、それぞれ同径の円板形(或は円に外接する多角形)であり、前記測距光軸28上に該測距光軸28と直交して同心に配置され、所定間隔で平行に配置されている。前記ディスクプリズム71,72はそれぞれ前記基準光軸Oを中心に回転可能に設けられており、各ディスクプリズム71,72はそれぞれモータによって個別に且つ独立して回転される様構成され、モータは前記光軸偏向モータドライバ58によって駆動され、該光軸偏向モータドライバ58を介して前記ディスクプリズム71,72の回転角、回転方向、回転速度等が前記演算制御部54によって制御される様構成されている。而して、前記ディスクプリズム71,72の回転を制御することで、前記基準光軸Oを基準として0°から最大偏角(例えば±30°)迄の任意の角度に前記測距光軸28を偏向することができる。
前記測距部51は、光波距離計としての機能を有し、測距光67を測定点、或は測定対象に射出し、測定点、或は測定対象からの反射測距光68を受光し、測距光の往復時間に基づき光波距離測定を実行する。
又、前記光軸偏向部61により前記測距光軸28を偏向することで、測定点への視準、測定点の変更が行われる。
前記光軸偏向部61による前記測距光軸28の変更により、前記基準光軸Oを固定した状態で(即ち、前記測量装置33を固定した状態で)前記光軸偏向部61の変更範囲内の測定が可能となる。
更に、前記測距光67を連続して照射しつつ、前記ディスクプリズム71,72を連続的に駆動し、連続的に偏向することで、前記測距光67を所定のパターンで2次元スキャンさせることができる。又、前記測距光67をパルス発光させ、パルス光毎の測距を行うことで、スキャン軌跡に沿った点群データを取得することができる。
前記測定方向検出部56は、前記ディスクプリズム71,72のそれぞれの回転角を検出し、前記測距光軸28の測定方向(視準方向)、即ち前記基準光軸Oに対する前記測距光軸28の偏向角、偏向方向をリアルタイムで検出する。従って、測距時の前記基準光軸Oに対する前記測距光軸28の角度、方向が検出(測角)できる。
測定方向検出結果(測角結果)は、測距結果に関連付けられて前記演算制御部54に入力され、該演算制御部54は測距結果、測角結果とを関連付けて前記本体記憶部55に格納する。
前記測定方向撮像部53は前記基準光軸Oと既知の関係、即ち、前記測定方向撮像部53の撮像光軸75は前記基準光軸Oと平行で光軸間の距離が既知となっている。又、前記測定方向撮像部53は、前記光軸偏向部61の最大偏角(例えば±30°)よりも大きい画角を有するカメラであり、前記光軸偏向部61による最大偏向範囲を含む画像データを取得する。又、前記測定方向撮像部53は、動画像、又は連続画像が取得可能である。
前記測定方向撮像部53の撮像素子は、画素の集合体であるCCD、或はCMOSセンサであり、各画素は画像素子上での位置が特定できる様になっている。例えば、各画素は、前記撮像光軸75を原点とした座標系での画素座標を有し、該画素座標によって画像素子上での位置が特定される。
前記表示部60は、前記測定方向撮像部53により取得した画像を表示し、測定状態、測定結果等を表示する。尚、前記表示部60をタッチパネルとして操作部と兼用してもよい。
以上説明した測量装置33の実施例では水平に対する傾きと、水平回転角は反転作動型慣性検出装置1の検出結果から取得し、距離は測距部51の測距結果から取得しているが、前記測量装置33の位置情報については該測量装置33にGNSSを設け、該GNSSからの位置情報と反転作動型慣性検出装置1による装置の傾斜及び水平回転を組合わせてもよい。
1 反転作動型慣性検出装置
2 外フレーム
3 内フレーム
4 傾斜検出ユニット
11 第1モータ
12 第1エンコーダ
16 第2モータ
17 第2エンコーダ
19 演算処理部
21 慣性センサ
21a 加速度センサ
21b ジャイロセンサ
23 記憶部
33 測量装置
51 測距部
53 測定方向撮像部
54 演算制御部
55 本体記憶部
61 光軸偏向部

Claims (4)

  1. 外フレームの内部に内フレームが設けられ、該内フレームの内部に水平に対する傾斜及び回転を検出する慣性センサを有する慣性検出ユニットが設けられ、前記内フレームは前記外フレームに第1軸を介して回転自在に支持され、前記慣性検出ユニットは前記第1軸と直交する第2軸を介して前記内フレームに回転自在に支持され、前記第1軸に前記外フレームと前記内フレーム間の回転角を検出する第1エンコーダが設けられ、前記第2軸に前記内フレームと前記慣性検出ユニット間の回転角を検出する第2エンコーダが設けられ、各軸をそれぞれ回転させる様、各軸にそれぞれ設けた回転動力と、前記慣性検出ユニットからの検出結果に基づき前記各回転動力をそれぞれ駆動制御する演算処理部とを具備し、該演算処理部は、前記慣性検出ユニットが水平に対する傾斜に応じて発する信号に基づき該慣性検出ユニットが水平になる様、前記各回転動力を駆動し、前記第1軸、第2軸に関して、それぞれのエンコーダの出力に基づき前記慣性検出ユニットを少なくとも一回180゜反転若しくは一回転の反転動作をさせ、反転前後の前記慣性検出ユニットが出力する検出信号に基づき、傾斜と回転を検出する様構成された反転作動型慣性検出装置。
  2. 前記180゜反転若しくは回転動作を環境変化より十分速い速度で繰返す請求項1に記載の反転作動型慣性検出装置。
  3. 時間計測手段を更に有し、前記慣性検出ユニットを回転動作させることで、第1エンコーダと第2エンコーダで得られる回転角と、前記時間計測手段で取得される前記回転角に対応する時間とに基づき、前記回転角を角速度に変換し、変換された角速度に基づき、前記慣性検出ユニットの回転検出特性を較正する様構成された請求項1に記載の反転作動型慣性検出装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれかの反転作動型慣性検出装置と、光波距離測定を行う測距部と、測距光軸を偏向し、測距光を測定点に視準させる光軸偏向部と、測距光軸の視準方向を検出する測定方向検出部と、前記反転作動型慣性検出装置を具備した測量装置。
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