JP2022157536A - 流体機械及び水中航走体 - Google Patents

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茂樹 妹尾
Shigeki Senoo
真一 磯部
Shinichi Isobe
航 山田
Wataru Yamada
健彦 西田
Takehiko Nishida
卓慶 山田
Takayoshi Yamada
和樹 細野
Kazuki Hosono
善友 野田
Yoshitomo Noda
拓造 鴫原
Takuzo Shigihara
洋樹 武田
Hiroki Takeda
裕一 関根
Yuichi Sekine
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Abstract

【課題】コンパクト化を図ることができる流体機械及び水中航走体を提供する。【解決手段】流体機械は、軸線方向に延びる軸部と、前記軸部を囲うように設けられて、該軸部との間に前記軸線方向一方側を上流側とするとともに前記軸線方向他方側を下流側とする流路を形成するシュラウドと、前記軸部と前記シュラウドとの間で前記軸線回りに回転可能に設けられたプロペラと、前記シュラウド内に設けられて、前記プロペラを回転駆動するモータと、前記シュラウドと前記軸部とのうち前記軸部のみに設けられて、前記プロペラを回転可能に支持する軸受装置と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、流体機械及び水中航走体に関する。
例えば特許文献1には、流体機械の一例として、外周駆動の推進装置が記載されている。推進装置は、軸線を中心とした円筒状をなすシュラウドと、該シュラウドの内側に同軸に配置されたプロペラと、を有している。
シュラウド内にはプロペラを回転駆動するモータが収容されている。モータは、プロペラの外周部に設けられたロータと、ロータを外周側から取り囲むステータとを有している。モータ及びステータは、いずれも外周面及び内周面が軸線に対して平行な円筒状をなしている。また、シュラウド内にはプロペラを回転可能に支持する軸受装置が、モータを並設されている。
このようなモータによりプロペラが外周駆動されることによって、流体がシュラウド内を軸線方向に圧送される。
米国特許第8074592号明細書
ところで、上記特許文献1の推進装置では、シュラウド内にはモータ及び軸受装置の双方を配置されている。そのため、これらモータ及び軸受装置を収容する分だけシュラウドを大型化しなければならない。
また、プロペラの外周側は周速が速いため、軸受装置の負荷は大きなものとなる。そのため、高負荷に耐え得るように大型の軸受装置を採用する必要があり、これを収容するシュラウドのさらなる大型化を招く。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、コンパクト化を図ることができる流体機械及び水中航走体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る流体機械は、軸線方向に延びる軸部と、前記軸部を囲うように設けられて、該軸部との間に前記軸線方向一方側を上流側とするとともに前記軸線方向他方側を下流側とする流路を形成するシュラウドと、前記軸部と前記シュラウドとの間で前記軸線回りに回転可能に設けられたプロペラと、前記シュラウド内に設けられて、前記プロペラを回転駆動するモータと前記シュラウドと前記軸部とのうち前記軸部のみに設けられて、前記プロペラを回転可能に支持する軸受装置と、を備える。
本開示によれば、効コンパクト化を図ることができる流体機械及び水中航走体を提供することができる。
本開示の実施形態に係る水中航走体の船尾の斜視図である。 本開示の実施形態に係る推進装置の縦断面図である。 図2の要部拡大図である。 本開示の実施形態に係る推進装置のスラスト軸受を軸線方向から見た図である。 本開示の実施形態に係る推進装置のスラスト軸受の軸受パッドの斜視図である。 本開示の実施形態に係るスラスト軸受の軸受パッドの変形態様を示す側面図であって、(a)は変形前、(b)は変形後の態様を示す図である。 図2のVII-VII図であって、ストラットの軸線に直交する断面図である。
<水中航走体の全体構成>
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2に示すように、水中航走体1は、航走体本体2及び推進装置8を有している。
<航走体本体>
図2に示す航走体本体2は、軸線Oに沿って延びる耐圧性容器によって構成されている。航走体本体2内には、例えば水中航走に必要な各種機器、電源、通信設備、センサ等が収容されている。
<推進装置>
推進装置8は、航走体本体2の後部に該航走体本体2と一体に設けられている。推進装置8は、水中航走体1を水中で推進させるための装置である。
推進装置8は、軸部3、プロペラ10、シュラウド50、コニカルモータ90、軸受装置190、ストラット300、電源ケーブル340、及び外部ケーブル360を有している。
<軸部>
図2に示すように、軸部3は航走体本体2の後部に一体に設けられている。軸部3は、航走体本体2の一部であってもよい。軸部3は軸線Oに沿って延びる棒状をなしている。本実施形態の軸部3は、軸線O方向一方側(航走体本体2の前方側、以下「上流側」と称する。)から軸線O方向他方側(航走体本体2の後方側、以下「下流側」と称する)に向かうにしたがって縮径する円錐台形状をなしている。軸部3の径方向外側を向く面は、軸線O方向他方側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなす軸外周面3aとされている。
軸部3には、軸外周面3aから径方向内側に凹むとともに周方向にわたって環状に延びる収容溝7が形成されている。
詳しくは図3に示すように、収容溝7の底となる径方向外側を向く面は、溝底面7aとされている。溝底面7aは軸線Oを中心とした円筒面状をなしている。
収容溝7を構成する上流側の面、溝上流側面7bとされている。溝上流側面7bは、軸線Oに直交する平面状をなしており、下流側を向いている。溝上流側面7bは、軸線Oを中心とする環状に延びている。
収容溝7を構成する下流側の面は、溝下流側面7cとされている。溝下流側面7cは、軸線Oに直交する平面状をなしており、上流側を向いている。溝下流側面7cは、軸線Oを中心とする環状に延びている。溝下流側面7cは、溝上流側面7bと平行をなしている。
<プロペラ>
図2及び図3に示すように、プロペラ10は、軸部3の外周側に配置されており、軸部3に対して軸線O回りに相対回転可能とされている。プロペラは、内周リング11、羽根20及び外周リング30から構成されている。
<内周リング>
内周リング11は、軸線Oを中心とするリング状をなす部材である。内周リング11は、収容溝7内に収容されている。
図3に示すように、内周リング11は、リング内面11a、上流端面11b、下流端面11c及び外周流路面11dを有している。
リング内面11aは、内周リング11の内周面を構成している。リング内面11aは、周方向にわたって溝底面7aと対向する円筒面状をなしている。リング内面11aの内径は溝底面7aの外径よりも大きく設定されている。
上流端面11bは、内周リング11における上流側を向く面であって、溝上流側面7bの下流側に間隔をあけて配置されている。
下流端面11cは、内周リング11における下流側を向く面であって、溝下流側面7cの上流側に間隔をあけて配置されている。
外周流路面11dは、内周リング11における径方向外側を向く外周面を構成している。外周流路面11dは、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ面状をなしている。外周流路面11dは、軸外周面3aに連なるように延びている。
<羽根>
羽根20は、プロペラ10の内周リング11における外周流路面11dから径方向外側に延びるように設けられている。羽根20は、周方向に間隔をあけて複数が設けられている。羽根20の軸線O方向の寸法は、内周リング11の軸線O方向の寸法よりも小さい。
羽根20は、径方向に交差する断面形状が翼型をなしている。羽根20の上流側の縁部は前縁とされている。羽根20の下流側の縁部は後縁とされている。
<外周リング>
図2及び図3に示すように、外周リング30は、プロペラ10の外周部を構成する部材であって、軸線Oを中心としたリング状をなしている。プロペラ10の外周リング30は、周方向に配列された複数の羽根20を周方向に接続している。プロペラ10の外周リング30の軸線O方向の寸法は、羽根20の軸線O方向の寸法よりも大きい。
外周リング30は、内周流路面31及びテーパ外面33を有している。
内周流路面31は、外周リング30の内周面を構成する面である。プロペラ10の外周リング30の内周流路面31は、周方向に配列された複数の羽根20の径方向外側の端部に一体に接続されている。
テーパ外面33は、外周リング30における外周面を構成する面である。テーパ外面33は、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ面状をなしている。テーパ外面33は一様のテーパ角度で、即ち、軸線Oに対して一様な傾斜角で軸線O方向に延びている。
<シュラウド>
図2及び図3に示すように、シュラウド50は、軸部3、プロペラ10を外周側から囲うように設けられている。シュラウド50は、軸線Oを中心とした環状をなしている。シュラウド50は、軸部3の外周面から径方向に間隔をあけて配置されている。これによって、シュラウド50と軸部3との間には、軸線O方向にわたって環状をなす流路が形成されている。流路内には、プロペラ10の羽根20が位置しており、プロペラ10の外周リング30は、シュラウド50内に収容されている。なお、シュラウド50は、軸線O方向に分割された複数の分割体によって構成されている。各分割体は、図1に示す連結部70によって互いに固定一体化されている。
シュラウド50における径方向内側を向く面は、シュラウド内周面51とされている。該シュラウド内周面51は、流路に面している。シュラウド50における径方向外側を向く面は、シュラウド外周面52とされている。
本実施形態のシュラウド50は、軸線Oを含む断面形状が翼型をなしている。シュラウド内周面51とシュラウド外周面52との上流側の端部の接続箇所は、周方向にわたって環状に延びるシュラウド前縁53とされている。シュラウド内周面51とシュラウド外周面52との下流側の端部での接続箇所は、周方向にわたって延びる環状をなすシュラウド後縁54とされている。シュラウド後縁54の軸線O方向位置は、軸部3の後端、即ち、軸後部5の後端の軸線O方向位置と同一とされている。
シュラウド50は、上流側から下流側に向かうにしたがって徐々に縮径する形状をなしている。本実施形態では、シュラウド50の断面翼型におけるシュラウド内周面51とシュラウド外周面52からの距離が等しい翼中心線(キャンバーライン)が、上流側から下流側に向かうにしたがって徐々に径方向内側に傾斜している。これにより、シュラウド後縁54はシュラウド前縁53よりも径方向内側に位置している。
シュラウド外周面52は、シュラウド前縁53付近では下流側に向かうにしたがって一旦拡径し、その後さらに下流側に向かうにしたがって滑らかに縮径していく。シュラウド外周面52は、径方向外側に向かって凸となる凸曲面状をなしている。
シュラウド内周面51は、軸線O方向にわたって、下流側に向かうにしたがって径方向内側に縮径している。シュラウド内周面51は、径方向内側に向かって凸となる凸曲面状をなしている。シュラウド内周面51と軸部3の軸外周面3aとの間に形成される環状の流路は、下流側に向かうにしたがって径方向内側に絞られていく。これによって、流路の流路断面積は、下流側に向かう程小さくなる。
シュラウド50には、シュラウド内周面51から径方向外側に向かって凹むキャビティ55が形成されている。キャビティ55はキャビティ55には、プロペラ10の外周リング30が収容されている。
プロペラ10の外周リング30の内周流路面31は、シュラウド内周面51に軸線O方向に連なるようにして延びている。即ち、内周流路面31は、シュラウド内周面51の凸曲面の一部を構成するように延びている。
キャビティ55における径方向内側を向く面は、下流側に向かうにしたがって一様のテーパ角度で縮径する底部を有するテーパ内面57とされている。テーパ内面57は、プロペラ10の外周リング30におけるテーパ外面33と対応する軸線O方向位置に形成されている。
<コニカルモータ>
コニカルモータは、プロペラ1を軸線O回りに回転駆動する。図2に示すように、コニカルモータ90は、シュラウド50におけるキャビティ55内に収容されている。コニカルモータ90は、プロペラ10を回転駆動する。コニカルモータ90は、コニカルステータ100及びコニカルロータ130を有している。
<コニカルステータ>
コニカルステータ100は、軸線Oを中心とした環状をなしている。コニカルステータ100は、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしている。即ち、コニカルステータ100の外周面であるステータ外周面102、及び、コニカルステータ100の内周面であるステータ内周面103は、それぞれ下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしている。軸線Oに直交する断面視で、ステータ外周面102とステータ内周面103とは互いに平行とされている。
ステータ外周面102のテーパ角度は、シュラウド50のキャビティ55内におけるテーパ内面57のテーパ角度と同一とされている。これにより、ステータ外周面102は、テーパ内面57に軸方向及び周方向にわたって当接して固定されている。
<コニカルロータ>
コニカルロータ130は、コニカルステータ100の径方向内側でプロペラ10の外周リング30に設けられている。
コニカルロータ130は、軸線Oを中心とした環状をなしている。コニカルロータ130は、下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしている。即ち、コニカルロータ130の外周面であるロータ外周面133、及び、コニカルロータ130の内周面であるロータ内周面132は、それぞれ下流側に向かうにしたがって縮径するテーパ状をなしている。軸線Oに直交する断面視で、ロータ外周面133とロータ内周面132とは互いに平行とされている。
ロータ内周面132のテーパ角度は、プロペラ10の外周リング30におけるテーパ外面33のテーパ角度と同一とされている。これにより、ロータ内周面132は、テーパ外面33に軸方向及び周方向にわたって当接し、固定一体化されている。したがって、コニカルロータ130とプロペラ10とは軸線O回りに一体に回転する。
また、ロータ外周面133とステータ内周面103とは互いに径方向に対向しており、これらのテーパ角度は同一とされている。これによって、ロータ外周面133とステータ内周面103との間には、軸線O方向及び周方向に一様なクリアランスが形成されている。
このようなコニカルモータ90では、コニカルステータ100に設けられたコイルに通電されることで回転磁界が生じ、該回転磁界によってコニカルロータ130が軸線O回りに回転する。
<軸受装置>
軸受装置190は、プロペラ10を軸線O回りに回転可能に支持する。軸受装置190は、シュラウド50と軸部3とのうち、軸部3のみに設けられている。軸受装置190は、軸部3に形成された収容溝7内に設けられている。軸受装置190は、スラスト軸受200としての第一スラスト軸受201及び第二スラスト軸受202と、ラジアル軸受265を有している。第一スラスト軸受201、第二スラスト軸受202及びラジアル軸受265は、潤滑膜としての水膜を介してプロペラ10の内周リング11を非接触で支持する。
第一スラスト軸受201は、軸部3における溝上流側面7b上に周方向にわたって設けられている。第一スラスト軸受201は、内周リング11の上流端面11bと軸線O方向にクリアランスを介して対向している。
第二スラスト軸受202は、軸部3における溝下流側面7c上に周方向にわたって設けられている。第二スラスト軸受202は、内周リング11の下流端面11cと軸線O方向にクリアランスを介して対向している。
一対のスラスト軸受200である第一スラスト軸受201及び第二スラスト軸受202は、内周リング11を軸線O方向から挟み込むように設けられている。
以下、第一スラスト軸受201及び第二スラスト軸受202としてのスラスト軸受200の詳細構成について図3~図6を参照して説明する。
<スラスト軸受>
図3及び図4に示すように、スラスト軸受200は、ディスク205、及び、軸受パッドとしてのスラストパッド210を有している。
<ディスク>
ディスク205は、軸線Oを中心とする円環状をなすとともに軸線O方向に一定の厚さを有する板状をなす部材である。ディスク205の径方向の寸法は、周方向にわたって一定とされている。ディスク205における内周リング11の反対側の面は、周方向全域にわたって軸部3(溝上流側面7b、溝下流側面7c)に固定されている。
ディスク205における内周リング11側を向く面は、軸線Oに直交する平面とされている。
<スラストパッド>
スラストパッド210は、ディスク205における内周リング11側の面である表面に設けられている。図4に示すように、スラストパッド210は、ディスク205の表面に周方向に複数が設けられている。スラストパッド210は、ディスク205の表面に周方向に敷き詰められるように設けられており、複数のスラストパッド210全体で軸線Oを取り囲む環状をなしている。
図5に示すように各スラストパッド210は軸部3側(溝上流側面7b側又は溝下流側面7c側:図5の下側)から内周リング11側(図5の上側)に向かって、ベース層220、弾性層230、金属板240及び摺動層250が順次積層された四層構造をなしている。これらベース層220、弾性層230、金属板240及び摺動層250は、それぞれ、内周リング11とスラストパッド210の対向方向(軸線O方向)、即ち、スラストパッド210の各層の積層方向を厚さ方向とする板状をなしている。以下では、これら各層における軸部3側の面を裏面、内周リング11側の面を表面と称する。
<ベース層>
ベース層220は、金属から構成されている。ベース層220は、例えばステンレス鋼によって構成されている。ベース層220は、スラストパッド210の強度を確保する強度メンバーである。
ベース層220は、裏面がディスク205に当接するように配置されている。ベース層220は各層の積層方向(軸線O方向)から見て、円環を周方向に複数(本実施形態では8つ)に分割した円弧状形をなしている。互いに隣り合うスラストパッド210同士では、ベース層220の周方向の端部が互いに接している。ベース層220は、例えばボルト等を介してディスク205に一体に固定されている。
ベース層220の表面及び裏面は、軸線Oに直交する平面とされている。
<弾性層>
弾性層230はベース層220の表面に積層されている。弾性層230は、弾性変形可能な材料、即ち、弾性限界の高い材料から構成されている。弾性層230は、例えば。ポリブタジエン系、ニトリル系、クロロプレン系等の各種の合成ゴムによって構成されている。
弾性層230の表面及び裏面は、スラストパッド210に外力が付与されていない状態では、軸線Oに直交する平面とされている。
<金属板>
金属板240は、弾性層230の表面に積層されている。金属板240は弾性層230の表面全域を覆うように設けられている。金属板240は、ベース層220同様、金属によって構成されている。金属板240は、例えばステンレス鋼等の鋼材、その他チタン等の耐食性及び剛性の高い金属から構成されている。
金属板240の表面及び裏面は、軸線Oに直交する平面とされている。
<摺動層>
摺動層250は、金属板240の表面に積層されている。摺動層250は金属板240の表面全域を覆うように設けられている。摺動層250の表面は、内周リング11に水を介して軸線O方向に対向するパッド面260とされている。即ち、スラストパッド210における内周リング11に対向する面がパッド面260である。
摺動層250は、スラストパッド210を構成する他の層よりも摩擦係数の小さい軸受材料によって構成されている。軸受材料としては、樹脂系軸受材、金属系軸受材のいずれであってもよい。
樹脂系軸受材としては、例えば潤滑特定の高いPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)やPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を用いることができる。その他、樹脂系軸受材としては、例えばポリアセタール、ナイロン、ポリエチレン、フェノール樹脂、ポリイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド等の各種樹脂を用いてもよい。
金属系軸受材としては、上記金属板240に比べて剛性は小さいが摩擦係数の低い各種の軸受合金を用いることができる。例えば、金属系軸受材として、スズ・鉛系の合金であるホワイトメタル、その他、アルミ合金や銅合金等、各種の軸受合金を用いることができる。
<スラストパッドの全体形状>
弾性層230、金属板240及び摺動層250は、これらの積層方向から見て同形状をなしている。弾性層230、金属板240及び摺動層250は、積層方向視で円環を複数に分割したような円弧形状をなしている。弾性層230、金属板240及び摺動層250の周方向の寸法は、ベース層220の周方向の寸法よりも小さい。したがって、ベース層220の表面における弾性層230、金属板240及び摺動層250の周方向両側の部分は、これら弾性層230、金属板240及び摺動層250に覆われることなく露出している。当該部分には水が径方向に流通し、当該水によってスラストパッド210が冷却される。
<パッド面260の形状>
ここで図6(a)に示すように、摺動層250の表面、即ち、パッド面260は、その全域にわたって、内周リング11の回転方向R前方側に向かうにしたがって、該内周リング11に近づくように延びている。即ち、パッド面260のディスク205からの高さは、周方向における回転方向R前方側に向かうにしたがって高くなる。言い換えれば、パッド面260は、回転方向R前方側に向かっての上り勾配を有している。
これにより、パッド面260における回転方向R後方側の縁部は、内周リング11から軸線O方向に最も離れている。また、パッド面260における回転方向R前方側の縁部は、内周リング11から軸線O方向に最も近づいている。
さらに、摺動層250の裏面は、軸線Oに直交する平面とされている。そのため、摺動層250の積層方向の厚さは、回転方向R前方側に向かうにしたがって徐々に厚くなる。
また、パッド面260と内周リング11との間には、回転方向R前方側に向かうにしたがって間隔が次第に小さくなるくさび型のクリアランスが形成されている。スラストパッド210は、このクリアランスに形成される水膜を介して内周リング11を軸線O方向から支持する。
<ラジアル軸受>
図3に示すように、ラジアル軸受265は、収容溝7における溝底面7a上に周方向にわたって設けられている。ラジアル軸受265は、円筒リング270とラジアルパッド280とを備えている。
円筒リング270は、軸線Oを中心として延びる円筒状をなす部材である、円筒リング270は、軸部3における溝底面7aの外周側に同軸に嵌め込まれている。
ラジアルパッド280は円筒リング270の外周面に周方向にわたって複数が設けられている。ラジアルパッド280は、スラストパッド210と同様の構成をなしている。即ち、軸部3から内周リング11のリング内面11aに向かうにしたがって、ベース層220、弾性層230、金属板240及び摺動層250が積層された構成とされている。また、摺動層250における内周リング11のリング内面11aに対向するパッド面260は、内周リング11の回転方向R前方側に向かうにしたがってリング内面11aに近づくように上り勾配を有する形状とされている。ラジアルパッド280は、スラストパッド210同様、くさび型のクリアランスに形成される水膜を介して内周リング11を径方向内側から支持する。
<ストラット300>
図1及び図2に示すように、ストラット300は、シュラウド50と軸部3とを連結することで、軸部3に対してシュラウド50を支持する。ストラット300は、周方向に間隔をあけて複数が設けられており、シュラウド50から軸線O方向に延びて上流側の端部が軸部3に接続されている。ストラット300における下流側の端部は、シュラウド50に固定されている。より詳細には、ストラット300の下流側の端部は、シュラウド50におけるシュラウド50外面とシュラウド50内面とにわたったシュラウド前縁53を含む領域に固定されている。
ストラット300の外面における軸線Oに直交する断面形状は、図7に示すように、径方向(図7の上下方向)を長手方向として周方向(図7の左右方向)を短手方向とした偏平状をなしている。これによって、水中航走体1の推進の回転を抑制している。
ストラット300は、内周側部材310と外周側部材320とを有している。
内周側部材310は、ストラット300の径方向内側の部分を構成する部材である。内周側部材310は、軸線Oに直交する断面形状が径方向に延びた形状をなしている。内周側部材310は、当該断面形状で軸線O方向に延びている。内周側部材310には、該内周側部材310の径方向外側の端部から径方向内側に向かって凹む収容凹溝311が形成されている。収容凹溝311は、内周側部材310の延在方向、即ち、軸線O方向に延びている。収容凹溝311は、内周側部材310における径方向内側の部分まで達していない。即ち、収容凹溝311は、内周側部材310の径方向外側に偏って形成されている。これにより、内周側部材310における径方向内側の部分は中実構造とされている。
外周側部材320は、ストラット300の径方向外側の部分を構成する部材である。外周側部材320は、内周側部材310の収容凹溝311をストラット300の延在方向にわたって径方向外側から覆うカバー状をなしている。外周側部材320の内壁面は収容内面321とされている。外周側部材320の収容内面321と内周側部材310の収容凹溝311によって、電源ケーブル340の収容空間がストラット300の延在方向にわたって区画形成されている。
外周側部材320は、内周側部材310を径方向外側から覆った状態で、周方向両側から取り付けられた固定ねじ330を介して、内周側部材310に取り付けられている。当該固定ねじ330を取り外すことで、内周側部材310から外周側部材320を取り外すことができる。即ち、外周側部材320は内周側部材310に対して着脱可能に取り付けられている。
<電源ケーブル>
図2に示すように、電源ケーブル340は、コニカルモータ90に給電するためのケーブルである。電源ケーブル340は、束ねられた複数の配線341を有している。複数の配線341からなる電源ケーブル340は、図7に示すように、ストラット300内の収容凹溝311と収容内面321とから形成された収容空間に収容されている。電源ケーブル340は、ストラット300の延在方向にわたって延びている。ストラット300内の収容空間が径方向外側に偏って配置されているため、ストラット300内に収容された電源ケーブル340も径方向外側に偏って配置されている。
図2に示すように、電源ケーブル340の一端は、ストラット300と軸部3との接続箇所を介して軸部3内に入り込み、端子343を介して図示しない電源に接続されている。電源ケーブル340の他端(下流側の端部)は、ストラット300とシュラウド50との接続箇所で、シュラウド50を貫通するバスバー342を介してコニカルモータ90のコニカルステータ100に接続されている。このように電源ケーブル340は、ストラット300内に該ストラット300の延在方向に延びるように配置されることで、軸部3内の電源とシュラウド50内のコニカルモータ90とを電気的に接続している。
電源ケーブル340は、複数のストラット300のうち、少なくとも一つのストラット300内で延びるように配置されている。電源ケーブル340は複数のストラット300のうち、一部のストラット300を除く他の複数のストラット300内で延びるように配置されていてもよい。また、電源ケーブル340が三つのストラット300内でそれぞれ延びており、それぞれのストラット300内の電源ケーブル340が三相配線のU相、V相、W相のいずれかであってもよい。
<外部ケーブル>
図2に示すように、外部ケーブル360は、軸部3内(航走体本体2)内の各種機器と、水中航走体1とは別に設けられた外部機器とを接続するためのケーブルである。
外部ケーブル360は軸部3とストラット300との接続箇所を介して軸部3からストラット300の下流側の端部にわたって延びている。ストラット300の下流側の端部における径方向外側の部分には、軸線O方向に直交する平面状をなす平坦面350とされている。外部ケーブル360は、ストラット300の平坦面350を介して水中航走体1の外部に延びて外部機器に接続されている。
<作用効果>
上記構成の水中航走体1は推進装置8が駆動されることで水中を航行することができる。即ち、シュラウド50のキャビティ55内のコニカルモータ90が駆動されると、該コニカルモータ90のコニカルロータ130に一体に固定されたプロペラ10が軸線O回りに回転する。これにより、流路内に位置する羽根20によって下流側に水が圧送される。
そして、プロペラ10には水を圧送する際の反力として、上流側に向かっての推進力が発生する。この推進力は、プロペラ10の内周リング11から第一スラスト軸受201を介して軸部3に伝達される。これによって、軸部3及びこれと一体とされた航走体本体2に推進力が作用し、水中航走体1が推進する。
本実施形態では、プロペラ10を駆動するコニカルモータ90をシュラウド50に配置しながら、プロペラ10を支持する軸受装置190は軸部3に設けた構成とされている。即ち、本実施形態の推進装置8は、プロペラ10を外周駆動かつ内周支持する構成とされている。
ここで、仮にシュラウド50内にコニカルモータ90及び軸受装置190の双方を設けようとすると、シュラウド50内にはこれらを収容するスペースを形成する必要がある。そのため、シュラウド50自体が大型化してしまう結果、水に対する抵抗が増加して推進効率が低下するという問題がある。
これに対して本実施形態では、シュラウド50にコニカルモータ90を配置する一方、軸受装置190はシュラウド50及び軸部3のうち軸部3のみに設けた構成としている。これにより、シュラウド50をコンパクトな構成とすることができ、推進効率の低下を回避することができる。
また、プロペラ10の周速は、内周側に比べて外周側の方が大きい。そのため、軸受装置190を外周側に設けた場合には、軸受装置190の負荷は大きくなる。この場合、大負荷に応じて軸受装置190を大型化しなければならず、シュラウド50のさらなる大型化を招く。本実施形態のように、軸受装置190を軸部3に設けることによって軸受装置190が受ける負荷も小さくことができ、該軸受装置190の小型化を図ることができる。これによって、推進装置8全体としてコンパクトな構成を実現できる。
さらに本実施形態では、軸受装置190を構成する第一スラスト軸受201、第二スラスト軸受202及びラジアル軸受265としてすべり軸受を採用している。これによって、例えば転がり軸受を採用する場合に比べて軸受装置190をコンパクトな構成とすることができる。
また、第一スラスト軸受201、第二スラスト軸受202及びラジアル軸受265と内周リング11との間に流れ込む水を潤滑剤として用いることができる。これにより、給油装置等が不要となり、軸受装置190を簡易な構成とすることができる。
そして、第一スラスト軸受201、第二スラスト軸受202及びラジアル軸受265と内周リング11との間のクリアランスに形成される水膜を介してプロペラ10を支持する構成とすることができるため、例えば転がり軸受に比べて摩擦損失を大幅に低減することができる。
また、スラストパッド210及びラジアルパッド280は、弾性層230が弾性変形することによって、摺動層250が傾動する。これにより、スラストパッド210及びラジアルパッド280による内周リング11の調心効果を得ることができる。
また、プロペラ10から軸部3内に伝達する振動を、弾性層230によって減衰させることができる。これにより、プロペラ10の振動に伴って軸部3が振動してしまうことを抑制することができるとともに、軸部3の振動による騒音が軸部3内に伝達することを抑制できる。
ここで本実施形態では、図6(a)に示すように、スラストパッド210のパッド面260に回転方向R前方側に向かっての上り勾配が形成されており、クリアランスにおける水の入口側が開いた形状とされている。そのため、内周リング11によって連れ回される水を当該クリアランスに容易に引き込むことができる。
そして、このようにクリアランス内に引き込まれた水によって、該クリアランス内に潤滑膜としての水膜が形成される。この水膜を介してスラストパッド210に荷重が伝達されると、パッド面260の全域に当該荷重が面圧として作用する。これにより、図6(b)に示すように、スラストパッド210の弾性層230が、特にクリアランスの小さい回転方向R前方側の部分で大きく変形する。その結果、パッド面260の勾配は当初よりも小さい微小勾配となる。
このような微小勾配が形成されると、クリアランス内に適切なくさび形状の水膜が形成される。これによって、パッド面260の一部のみに局所的な荷重が付与されることがなくなり、パッド面260全体に面圧が付与される。これにより、スラストパッド210の負荷能力を向上させることができる。また、ラジアルパッド280も同様の作用効果を奏する。
また、内周リング11から水膜を介してスラストパッド210に伝達される面圧は、パッド面260における回転方向R中央の部分で特に大きくなる。これに対して本実施形態では、摺動層250と弾性層230との間に剛性の高い金属板240が配置されていることで、上記面圧によって弾性層230が凹むように変形することを抑制することができる。
即ち、摺動層250の中央部に大きな面圧が付与されたとしても、その裏面側の剛性の高い金属板240により当該面圧は分散されて弾性層230に付与される。そのため、弾性層230が大きく凹んでしまうことを回避できる。そのため、クリアランスのくさび型形状を保つことができ、負荷能力を高く維持することができる。
また、推進装置8の始動時には、コニカルモータ90の出力が大きくプロペラ10の加速度が大きい。そのため、上流側の第一スラスト軸受201に付与されるスラスト荷重は大きくなる。一方で、減速時や加速と減速とが繰り返される非定常運転時には、下流側の第二スラスト軸受202にスラスト荷重が付与される。これらスラスト荷重を比べると、第一スラスト軸受201に付与されるスラスト荷重は大きく、第二スラスト軸受202に付与されるスラスト軸受200は小さい。
このようなスラスト荷重の大小に応じて、スラスト荷重が大きく付与される上流側のスラスト軸受200を大きくし、スラスト荷重が比較的小さい下流側のスラスト軸受200を小さくすることで、スラスト荷重を適切に受けながら軸受装置190のコンパクト化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、シュラウド50を軸部3に支持するストラット300内にコニカルモータ90の電源ケーブル340を設ける構成としている。そのため、コニカルモータ90に給電するための構成を別途設ける必要はなく、推進装置8全体をコンパクトな構成とすることができる。
ここで、ストラット300はシュラウド50を支持する機能を有するため、ある程度強度が高いことが望まれる。本実施形態では、ストラット300の断面形状のうち径方向外側に偏った位置に電源ケーブル340が配置されており、径方向内側の部分は中実構造とされている。そのため、電源ケーブル340を収容しながらストラット300の強度を確保することができる。
さらに、本実施形態では、ストラット300は内周側部材310と外周側部材320とによって構成されており、外周側部材320が内周側部材310に着脱可能とされている。外周側部材320を内周側部材310から取り外すことによってストラット300内に配置されている電源ケーブル340を露出させることができる。これにより、電源ケーブル340の設置、取り外し、交換、メンテナンスを容易に行うことができる。
また、外部ケーブル360がストラット300の下流側の端部に形成された平坦面350を介してストラット300外部にのびているため、当該外部ケーブル360のストラット300からの取り出し部分が、水の抵抗となってしまうことを最小限に抑えることができる。これにより、推進効率を維持することができる。
そして、本実施形態では、プロペラを外周駆動させるモータとして、下流側に向かうにしたがって縮径するコニカルステータ100及びコニカルロータ130を有するコニカルモータを採用している。これにより、コニカルモータ90の形状をシュラウド50の形状に沿ったものとすることができる。そのため、シュラウド50の形状をモータの構成に応じて大型化させる必要はない。したがって、シュラウド50をより一層コンパクトな構成とすることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば実施形態では、推進装置8に一のプロペラ10のみを設けた構成としたが、軸線O方向に二以上の複数のプロペラ10を設けた構成であってもよい。この場合、少なくとも一つのプロペラ10の軸受装置190が、シュラウド50及び軸部3のうち軸部3のみに設けられていればよい。
また、複数のプロペラ10に応じて、シュラウド50内にこれらプロペラ10をそれぞれ駆動する複数のモータを設けてもよい。
実施形態ではプロペラ10を駆動させるモータをしてコニカルモータ90を採用した例について説明した。しかしながらこれに限定されることはなく、例えば、ステータ及びロータが軸線を中心とした円筒形状をなす円筒モータを用いてもよい。
実施形態ではスラストパッド210を、ベース層220、弾性層230、金属板240及び摺動層250の四層構造とした例について説明した。しかしながら金属板240は必ずしも設けなくてもよい。この場合であっても、水膜を介して内周リング11を支持する摺動層250による摩擦抵抗の低減、及び、弾性層230による調心効果、防振・坊音効果を得ることができる。
また、実施形態では、ストラット300の径方向外側の部分に電源ケーブル340を偏って配置した例を説明したが、これに限定されることはなく、ストラット300の径方向内側に電源ケーブル340を偏って配置させるとともに該ストラット300の径方向外側の部分を中実構造としてもよい。
さらに、複数のプロペラ10に応じて複数のモータを設けた場合には、各ストラット300内に設けられた電源ケーブル340が、それぞれ他のモータに給電する構成であってもよい。これにより、一のストラット300が破損して当該ストラット300内の電源ケーブル340が損傷した場合であっても、他のストラット300内の電源ケーブル340によっていずれかのモータに給電し該モータを駆動することできる。
さらに、実施形態では、本発明に係る流体機械を水中航走体1の推進装置8に適用した例について説明した。しかしながらこれに限定されることはなく、例えば、水上を航行する船舶等の推進装置8に流体機械を適用してもよい。
また、本発明に係る流体機械は、推進装置8のみならず、ポンプ等の他の水中で用いられる流体機械に適用してもよい。また、水を圧送する流体機械のみならず、油等の他の液体を圧送する流体機械に本発明を適用してもよい。
<付記>
各実施形態に記載の推進装置8(流体機械)及び水中航走体1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る流体機械は、軸線O方向に延びる軸部3と、前記軸部3を囲うように設けられて、該軸部3との間に前記軸線O方向一方側を上流側とするとともに前記軸線O方向他方側を下流側とする流路を形成するシュラウド50と、前記軸部3と前記シュラウド50との間で前記軸線O回りに回転可能に設けられたプロペラ10と、前記シュラウド50内に設けられて、前記プロペラ10を回転駆動するモータと、前記シュラウド50と前記軸部3とのうち前記軸部3のみに設けられて、前記プロペラ10を回転可能に支持する軸受装置190と、を備える。
上記態様では、プロペラ10をシュラウド50内のモータによって外周駆動としながら、プロペラ10を支持する軸受装置190を軸部3に設けた構成とされている。そのため、シュラウド50にモータ及び軸受装置190の双方を設けた場合に比べて、シュラウド50をコンパクトな構成とすることができる。
また、プロペラ10は内周側の周速が外周側の周速に比べて小さい。そのため、軸受装置190を軸部3に設ければ、該軸受装置190が受ける負荷は外周側に設けた場合に比べて小さくなる。これにより、軸受装置190の小型化を図ることができ、推進装置8全体としてコンパクトな構成を実現できる。
(2)第2の態様に係る流体機械は、前記プロペラ10は、前記軸部3の外周側にクリアランスを介して設けられた内周リング11を有し、前記軸受部は、前記内周リング11を前記軸線O方向両側から挟み込むように、前記軸部3に一対が設けられたスラスト軸受200と、前記内周リング11の内周面に対向するように、前記軸部3に設けられたラジアル軸受265と、を備え、前記スラスト軸受200及び前記ラジアル軸受265は、前記クリアランスに入り込む流体による流体膜を介して前記内周リング11を支持するすべり軸受である(1)に記載の流体機械である。
すべり軸受を採用することで、例えば転がり軸受に比べてコンパクトな構成とすることができる。また、流体機械が置かれる環境下にある流体を潤滑剤として用いることができる。そのため、給油装置等を不要とすることができる。
さらに、流体膜を介してプロペラ10を支持する構成とすることで、例えば転がり軸受に比べて摩擦損失を大幅に低減することができる。
(3)第3の態様に係る流体機械は、前記スラスト軸受200と前記ラジアル軸受265の少なくとも一方は、周方向に複数が配列された軸受パッドを有し、前記軸受パッドは、前記軸部3に固定されて弾性変形可能な弾性材料から構成された弾性層230と、前記内周リング11に対向するように前記弾性層230に積層されて軸受材料から構成された摺動層250と、を有する(2)に記載の流体機械である。
これにより、弾性層230の弾性変形することによって摺動層250が傾動可能とされている。そのため、軸受パッドによる内周リング11の調心効果を得ることができる。
また、プロペラ10から軸部3内に伝達する振動や音を弾性層230によって減衰させることができ、即ち、防振・防音効果を得ることができる。
(4)第4の態様に係る流体機械は、前記軸受パッドにおける前記摺動層250のパッド面260が、前記内周リング11の回転方向R前方に向かうにしたがって前記内周リング11に近づくように延びている(3)に記載の流体機械である。
内周リング11の回転に伴って流体が連れわされることで、該内周リング11とパッド面260とのクリアランスに流体が引き込まれる。ここで、本態様ではパッド面260に勾配が形成されており、クリアランスの流体の入口側が開いた形状となっている。そのため、当該クリアランスに容易に流体を引き込むことができる。
そして、このように引き込まれた流体からの面圧に応じて弾性層230が変形すると、パッド面260の勾配は当初よりも小さくなる。即ち、パッド面260が微小勾配面となることでクリアランス内に適切なくさび形状の水膜が形成され、負荷能力を向上させることができる。
(5)第5の態様に係る流体機械は、前記軸受パッドは、前記弾性層230と前記摺動層250との間に積層されて、前記弾性層230及び前記摺動層250よりも剛性の高い金属板240をさらに有する(3)又は(4)に記載の流体機械である。
これにより、パッド面260に流体膜を介して面圧が作用した場合であっても、摺動層250と弾性層230との間に剛性の高い金属板240が配置されていることで、弾性層230が凹むように変形することを抑制することができる。そのため、軸受パッド全体として大きく凹んでしまうことはなく。負荷容量の低下を避けることができる。
(6)第6の態様に係る流体機械は、前記一対のスラスト軸受200のうち上流側に配置された前記スラスト軸受200における軸線O方向視でのパッド面260の総面積が、下流側に配置された前記スラスト軸受200における軸線O方向視でのパッド面260の総面積よりも大きい(2)から(5)のいずれかに記載の流体機械である。
推進装置8の始動時には、モータの出力が大きくプロペラ10の加速度が大きいため、上流側のスラスト軸受200に大きなスラスト荷重が付与される。一方で、減速時や、加減速が繰り返される非定常運転時には下流側のスラスト軸受200にスラスト荷重が付与される。このように下流側のスラスト軸受200に付与される荷重は、上流側のスラスト軸受200に付与されるスラスト荷重に比べて小さい。
したがって、スラスト荷重が大きく付与される上流側のスラスト軸受200を大きくし、スラスト荷重が比較的小さい下流側のスラスト軸受200を小さくすることで、スラスト荷重を適切に受けながら軸受装置190のコンパクト化を図ることができる。
(7)第7の態様に係る流体機械は、周方向に間隔をあけて配置されて、前記シュラウド50及び前記軸部3を接続する複数のストラット300と、少なくとも一つの前記ストラット300内を前記軸部3と前記シュラウド50とにわたって延びるように設けられて、前記シュラウド50内の前記モータに給電する電源ケーブル340と、をさらに備える(1)から(6)のいずれかに記載の流体機械である。
プロペラ10をモータによって外周駆動とする場合、シュラウド50内に配置されたモータへの給電系統をいかにするかが問題となる。本態様では、シュラウド50を軸部3に支持するストラット300内に電源ケーブル340を設けることで、別途給電系統のための部材を追加することなく、モータに適切な給電を行うことができる。
(8)第8の態様に係る流体機械は、前記ストラット300は、前記シュラウド50から上流側に向かって延びて前記軸部3に接続されているとともに、該ストラット300の前記軸線Oに直交する断面形状が、径方向を長手方向とする扁平形状とされており、前記電源ケーブル340は、前記ストラット300内で径方向一方側に偏って配置されている(7)に記載の流体機械である。
ストラット300はシュラウド50を支持する機能を有するため、ある程度強度が高いことが望まれる。本態様では、ストラット300の断面形状のうち径方向一方側に電源ケーブル340が配置されている。そのため、ストラット300における径方向他方側の部分を例えば中実構造とすることができ、該ストラット300の強度を確保することができる。
(9)第9の態様に係る流体機械は、前記電源ケーブル340は、前記ストラット300内で径方向外側に偏って配置されており、前記ストラット300は、径方向内側に位置する部分である内周側部材310と、該内周側部材310の径方向外側に位置する部分であって、前記内周側部材310に対して着脱可能とされた外周側部材320と、を有し、前記外周側部材320を前記内周側部材310から取り外すことで前記電源ケーブル340が露出するように構成されている(8)に記載の流体機械である。
これにより、電源ケーブル340の設置、取り外し、交換、メンテナンスを容易に行うことができる。
(10)第10の態様に係る流体機械は、複数の前記ストラット300のうちの少なくとも一部の下流側の端部に、軸線Oに直交する平面状をなして下流側を向く平坦部が形成されており、外部機器に接続されているとともに前記平坦部を介して前記ストラット300内外に延びる外部ケーブル360をさらに備える(7)から(9)のいずれかに記載の流体機械である。
流体機械としての推進装置8の外径は基本的には水の抵抗を最小限に抑えるために流線形状をなしている。例えば、シュラウド50や軸部3の外面に外部ケーブル360を接続した場合、該外部ケーブル360による水に対する抵抗が増えてしまう。
本態様では、ストラット300の下流側の端部に平坦部を設け、当該箇所を介して外部ケーブル360を接続することで、水に対する抵抗の増加を最小限に抑えることができる。
(11)第11の態様に係る流体機械は、前記モータは、下流側に向かうに従って縮径するコニカルモータ90である(1)から(10)のいずれかの流体機械である。
シュラウド50内に配置されるモータをコニカルモータ90とすることで、該モータの形状をシュラウド50の形状に沿ったものとすることができる。そのため、シュラウド50の形状をモータの構成に応じて大型化させる必要はなく、コンパクトな構成とすることができる。
(12)第12の態様に係る水中航走体1は、航走体本体2と、該航走体本体2に設けられた推進装置8と、を備え、前記推進装置8は、(1)から(11)のいずれかの流体機械である水中航走体1である。
このような水中航走体1によれば、推進装置8のコンパクト化を図ることができる。
1…水中航走体 2…航走体本体 3…軸部 3a…軸外周面 7…収容溝 7a…溝底面 7b…溝上流側面 7c…溝下流側面 8…推進装置 10…プロペラ 11…内周リング 11a…リング内面 11b…上流端面 11c…下流端面 11d…外周流路面 20…羽根 30…外周リング 31…内周流路面 33…テーパ外面 50…シュラウド 51…シュラウド内周面 52…シュラウド外周面 53…シュラウド前縁 54…シュラウド後縁 55…キャビティ 57…テーパ内面 70…連結部 90…コニカルモータ 100…コニカルステータ 102…ステータ外周面 103…ステータ内周面 130…コニカルロータ 132…ロータ内周面 133…ロータ外周面 190…軸受装置 200…スラスト軸受 201…第一スラスト軸受 202…第二スラスト軸受 205…ディスク 210…スラストパッド 220…ベース層 230…弾性層 240…金属板 250…摺動層 260…パッド面 265…ラジアル軸受 270…円筒リング 280…ラジアルパッド 300…ストラット 310…内周側部材 311…収容凹溝 320…外周側部材 321…収容内面 330…固定ねじ 340…電源ケーブル 341…配線 342…バスバー 343…端子 350…平坦面 360…外部ケーブル O…軸線 R…回転方向

Claims (12)

  1. 軸線方向に延びる軸部と、
    前記軸部を囲うように設けられて、該軸部との間に前記軸線方向一方側を上流側とするとともに前記軸線方向他方側を下流側とする流路を形成するシュラウドと、
    前記軸部と前記シュラウドとの間で前記軸線回りに回転可能に設けられたプロペラと、
    前記シュラウド内に設けられて、前記プロペラを回転駆動するモータと、
    前記シュラウドと前記軸部とのうち前記軸部のみに設けられて、前記プロペラを回転可能に支持する軸受装置と、
    を備える流体機械。
  2. 前記プロペラは、前記軸部の外周側にクリアランスを介して設けられた内周リングを有し、
    前記軸受装置は、
    前記内周リングを前記軸線方向両側から挟み込むように、前記軸部に一対が設けられたスラスト軸受と、
    前記内周リングの内周面に対向するように、前記軸部に設けられたラジアル軸受と、
    を備え、
    前記スラスト軸受及び前記ラジアル軸受は、前記クリアランスに入り込む流体による流体膜を介して前記内周リングを支持するすべり軸受である請求項1に記載の流体機械。
  3. 前記スラスト軸受と前記ラジアル軸受の少なくとも一方は、周方向に複数が配列された軸受パッドを有し、
    前記軸受パッドは、
    前記軸部に固定されて弾性変形可能な弾性材料から構成された弾性層と、
    前記内周リングにクリアランスを介して対向するように前記弾性層に積層されて軸受材料から構成された摺動層と、
    を有する請求項2に記載の流体機械。
  4. 前記軸受パッドにおける前記摺動層のパッド面が、前記内周リングの回転方向前方に向かうにしたがって前記内周リングに近づくように延びている請求項3に記載の流体機械。
  5. 前記軸受パッドは、
    前記弾性層と前記摺動層との間に積層されて、前記弾性層及び前記摺動層よりも剛性の高い金属板をさらに有する請求項3又は4に記載の流体機械。
  6. 前記一対のスラスト軸受のうち上流側に配置された前記スラスト軸受における軸線方向視でのパッド面の総面積が、下流側に配置された前記スラスト軸受における軸線方向視でのパッド面の総面積よりも大きい請求項2から5のいずれか一項に記載の流体機械。
  7. 周方向に間隔をあけて配置されて、前記シュラウドと前記軸部とを接続する複数のストラットと、
    少なくとも一つの前記ストラット内を前記軸部と前記シュラウドとにわたって延びるように設けられて、前記シュラウド内の前記モータに給電する電源ケーブルと、
    をさらに備える請求項1から6のいずれか一項に記載の流体機械。
  8. 前記ストラットは、前記シュラウドから上流側に向かって延びて前記軸部に接続されているとともに、該ストラットの前記軸線に直交する断面形状が、径方向を長手方向とする扁平形状とされており、
    前記電源ケーブルは、前記ストラット内で径方向一方側に偏って配置されている請求項7に記載の流体機械。
  9. 前記電源ケーブルは、前記ストラット内で径方向外側に偏って配置されており、
    前記ストラットは、
    径方向内側に位置する部分である内周側部材と、
    該内周側部材の径方向外側に位置する部分であって、前記内周側部材に対して着脱可能とされた外周側部材と、
    を有し、
    前記外周側部材を前記内周側部材から取り外すことで前記電源ケーブルが露出するように構成されている請求項8に記載の流体機械。
  10. 複数の前記ストラットのうちの少なくとも一部の下流側の端部に、軸線に直交する平面状をなして下流側を向く平坦部が形成されており、
    外部機器に接続されているとともに前記平坦部を介して前記ストラット内外に延びる外部ケーブルをさらに備える請求項7から9のいずれか一項に記載の流体機械。
  11. 前記モータは、下流側に向かうに従って縮径するコニカルモータである請求項1から10のいずれか一項に記載の流体機械。
  12. 航走体本体と、
    該航走体本体に設けられた推進装置と、を備え、
    前記推進装置は、請求項1から11のいずれか一項に記載の流体機械である水中航走体。
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