JP2022156759A - 穿孔方法および穿孔装置 - Google Patents
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Abstract
Description
たとえば、複数の孔のそれぞれを形成するごとにレーザー光の照射をON/OFFする場合、穿設するためのレーザー光の出力準備期間を孔ごとに要するため、穿孔作業時間が長引きうるという第一の課題が挙げられる。よって、穿孔作業時間の短縮を図るうえで改善の余地がある。
あるいは、一つの孔を形成する場合であっても、複雑な形状の孔を穿設する際には、孔を複数の部分に分けて定義して穿設加工中にレーザー光の照射を繰り返しON/OFFする場合がある。この場合、接続する部分同士を綺麗に(なめらかに)繋げることが難しいことから、孔の加工精度を確保するのも困難になりうるという第二の課題が挙げられる。よって、孔の加工精度を確保するうえで改善の余地がある。
もう一つの開示の穿孔方法によれば、穿孔加工精度を確保することができる。
以下に述べる一実施形態では、項目[1]で構成を説明し、その後の項目[2]で項目[1]の構成による作用および効果を説明し、項目[3]で[1]の構成の変形例を述べる。
[1.構成]
本項目[1]では、穿孔対象の基材を小項目[1-1]で説明し、それから、小項目[1-2]で穿孔装置を説明する。そして、小項目[1-3]で穿孔方法を説明する。
図1に示すように、基材1の一部には、基材1を貫通する複数の脱気孔(孔)2が設けられる。複数の脱気孔2は、食品用容器に収容された食品を電子レンジなどにより加熱する際に発生する蒸気を抜くために設けられる。
脱気孔2の寸法が上記のような数値範囲内に設定されることで、食品用容器内に異物が混入しにくく、加熱時に発生する蒸気を適切に脱気可能な食品用容器の蓋を提供することができる。
上記のように構成される基材1の脱気孔2は、つぎに説明する穿孔装置10によって穿設される。
図2に示すように、穿孔装置10には、レーザー光を基材1に照射するレーザー光照射装置11(以下、「照射装置11」ともいう)と基材1へのレーザー光の照射を遮蔽する遮蔽部材12とが設けられている。さらに、穿孔装置10には、照射中に基材1の位置を固定する固定部材13と穿孔される基材1を順繰りに搬送するコンベア機構14とが設けられている。
ここでは、所定の幅Wを有する8本の矩形の板状部材が中心位置12cを中心に放射状に広がった形状の遮蔽部材12を例示する。この遮蔽部材12は、遮蔽部材12の中心位置12cが基材1の中心位置1cに重なるように基材1の表面1f上に配置されたときに、図3に示すように、すべての間欠領域RBを覆う。これにより、遮蔽部材12は、間欠領域RBへ照射されるレーザー光を遮蔽する。一方で、遮蔽部材12は、照射装置11により断続領域RAに照射されるレーザー光は遮蔽しないため、断続領域RAには照射装置11により照射されたレーザー光によって脱気孔2が穿設される。
搬送装置14は、一列に並べられた複数の基材1を準繰りに加工位置まで搬送する装置であって、周知のコンベア機構などが用いられる。
つぎに、上述した穿孔装置10による穿孔方法を述べる。
この穿孔方法では、照射装置11によってシリーズ工程が実施されるとともに、遮蔽部材12によってマスク工程が断続的に実施される。さらに、シリーズ工程では、所定領域Rを一方から他方へなぞるように移動させる往工程と、所定領域Rを他方から一方へなぞるように移動させる復工程とが実施される。
本実施形態の穿孔装置10および穿孔方法は、上述のように構成されるため、以下のような作用および効果を得ることができる。
上述の穿孔装置10および穿孔方法は一例である。上述の穿孔方法では、基材1における渦巻状の所定領域R上に断続的に設けられる脱気孔2を穿設する方法を例示したが、所定領域Rの形状はこれに限らない。
上述の第一実施形態では、複数の脱気孔を形成する穿孔方法を例示したが、第二実施形態では、単一の脱気孔を形成する際に加工時間の短縮を図る穿孔方法を説明する。なお、第二実施形態の穿孔方法は、第一実施形態の穿孔方法で穿設される脱気孔の少なくとも一つを穿設するときに組み合わせて用いることができる。
この穿孔方法では、一端側領域RC1に脱気孔2Xの一部21Xを貫設する第一工程と、ポーズ領域RDへ照射されたレーザー光を遮蔽して脱気孔2Xの貫設を中断するポーズ工程と、一端側領域RC2に脱気孔2Xの他部22Xを貫設する第二工程と、がこの順で実施される。
ポーズ工程は、遮蔽部材の端縁の一箇所を跨いて移動させつつレーザー光の照射を継続し、ポーズ領域RDへ照射されたレーザー光を遮蔽部材で遮蔽して、脱気孔2Xの貫設を中断する工程である。ここで、「遮蔽部材の端縁の一箇所」とは、遮蔽部材の端縁のうち領域端Erc1,Erc2に隣接する箇所である。また、ここでいう「隣接」とは、レーザー光の照射方向視で、遮蔽部材の端縁と領域端Erc1,Erc2とが間をあけずに隣り合うことを意味する。
上述の通り、ポーズ領域RDは、一端側領域RC1および他端側領域RC2の双方に重ならない。したがって、ポーズ工程では、一端側領域RC1や他端領域RC2に照射されるレーザー光が遮蔽されない。ポーズ工程において、レーザー光は、例えば、図6に破線の矢印で示すような経路、すなわち、領域端Erc1,Erc2を出発してから涙型を描くように移動して当該領域端Erc1,Erc2に戻る経路をたどる。
第二工程は、ポーズ工程の後に実施される工程である。第二工程は、他端側領域RC2に向けてポーズ領域RDから遮蔽部材の一箇所を跨いで移動させつつレーザー光の照射を継続し、脱気孔2Xの他部22Xの貫設を再開する工程である。
上述のような、くの字状の脱気孔を穿設する場合、くの字状の脱気孔の形状に沿ってレーザー光の照射中に屈曲部でレーザー光の経路方向を変えることで、一度に穿孔する方法が考えられる。しかし、この場合、レーザー光の経路方向を変えている間に基材にレーザー光が過度に照射されたり、レーザー光の経路方向を変えながら屈曲部を形成することで屈曲部が丸くなってしまったりするため、綺麗な屈曲部が形成できない。
1c 中心位置
1f 表面
2,2X 脱気孔
10 穿孔装置
11 レーザー照射装置(照射装置)
11a レーザー光源
11b 調整機構
11c 制御部
12,12′ 遮蔽部材
12c 中心位置
13 固定部材
14 コンベア機構
21X 一部(一端側の一部)
22X 他部(他端側の他部)
Er 領域端
Erc1,Erc2 領域端(末端部)
EEr 終端
ESr 始端
R,R′ 所定領域
RA,RA′ 断続領域
RB,RB′ 間欠領域
RC1 一端側領域
RC2 他端側領域
RD ポーズ領域
Claims (5)
- 食品用容器の脱気孔付き蓋として製造される基材において複数の脱気孔のそれぞれが貫設される断続領域と前記断続領域に隣接する間欠領域とが線状に延在して交互に並ぶ所定領域へ向けて、前記所定領域をなぞるように移動させるレーザー光の照射を継続するシリーズ工程と、
前記シリーズ工程において、前記断続領域に照射される前記レーザー光は遮蔽せずに、前記間欠領域へ照射される前記レーザー光を照射経路上に介在する遮蔽部材で遮蔽するマスク工程と、を備えた
ことを特徴とする穿孔方法。 - 前記マスク工程は、照射開始時または照射終了時の前記レーザー光を遮蔽する領域端マスク工程を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の穿孔方法。 - 前記シリーズ工程は、前記所定領域を一方から他方へなぞるように移動させる往工程と、前記所定領域を前記他方から前記一方へなぞるように移動させる復工程と、を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の穿孔方法。 - 食品用容器の脱気孔付き蓋として製造される基材において複数の脱気孔のそれぞれが貫設される断続領域と前記断続領域に隣接する間欠領域とが線状に延在して交互に並ぶ所定領域へ向けて、前記所定領域をなぞるように移動させるレーザー光の照射を継続する照射装置と、
前記レーザー光の照射経路上に介在して、前記断続領域に照射される前記レーザー光は遮蔽せずに、前記間欠領域へ照射される前記レーザー光の照射を遮蔽する遮蔽部材と、を備えた
ことを特徴とする穿孔装置。 - 食品用容器の脱気孔付き蓋として製造される基材に延在する脱気孔をレーザー光で貫設する穿孔方法であって、
前記脱気孔における一端側の一部として貫設される一端側領域に向けて前記レーザー光を前記一端側領域の前記一端側から前記一端側とは反対側の末端部へ移動させて前記一端側領域に前記脱気孔の前記一部を貫設する第一工程と、
前記末端部に隣接するとともに面状に延在するポーズ領域上に配置された遮蔽部材の端縁の一箇所を跨いて移動させつつ前記レーザー光の照射を継続し、前記一端側領域に照射された前記レーザー光を遮蔽せずに前記ポーズ領域へ照射された前記レーザー光を前記遮蔽部材で遮蔽して前記脱気孔の貫設を中断するポーズ工程と、
前記ポーズ工程の後に、前記脱気孔において前記一部に接続するとともに他端側の他部として貫設される他端側領域に向けて前記ポーズ領域から前記遮蔽部材の前記一箇所を跨いで移動させつつ前記レーザー光の照射を継続し、前記脱気孔において前記他部の貫設を再開する第二工程と、を備えた
ことを特徴とする穿孔方法。
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