JP2022156518A - 光束制御部材、発光装置、面光源装置および表示装置 - Google Patents

光束制御部材、発光装置、面光源装置および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】面光源装置において複数の光束制御部材の間に支持部材を配置することを不要とすることができる光束制御部材を提供すること。【解決手段】基板上に配置された複数の発光素子から出射された光の配光を制御するための光束制御部材であって、出射ユニットを有し、前記出射ユニットは、前記光束制御部材の裏側に配置された裏面と、前記光束制御部材の表側に配置された表面と、前記表面から突出する突起部と、を有し、前記突起部の最大高さは、前記光束制御部材の前記突起部以外の部分の最大高さより高い、光束制御部材。【選択図】図5

Description

本発明は、発光素子から出射された光の配光を制御する光束制御部材に関する。また、本発明は、前記光束制御部材を有する発光装置、前記発光装置を有する面光源装置、および前記面光源装置を有する表示装置に関する。
液晶表示装置などの透過型画像表示装置では、近年、光源として複数の発光素子を有する、直下型の面光源装置が使用されている。
たとえば、特許文献1は、直下型の面光源装置に使用される照明装置を開示している。図1Aは特許文献1に記載の照射装置10の斜視図であり、図1Bは特許文献1に記載の照射装置10の断面図である。
図1Aに示されているように、特許文献1に記載の照射装置10では、複数の光モジュール20がマトリックス状(格子状)に配置されており、光モジュール20の間に支持ピン30が配置されている。
また、図1Bに示されているように、光モジュール20は、LED21および拡散レンズ22を有し、拡散レンズ22はLED21を覆うように配置されている。
照射装置10の上には拡散板が配置され、光モジュール20からの光を拡散させる。支持ピン30は、照射装置10の上に拡散板が配置されたときに拡散板を支持するためのものである。支持ピン30が、照射装置10の上に配置される拡散板を支持することにより、拡散レンズ22と拡散板との間に隙間を確保することができる。これにより、拡散板と拡散レンズ22とが接触しないようにすることができる。
国際公開第2010/146895号
上記のように、特許文献1に記載の照射装置10では、光モジュール20(光束制御部材)の間に設けられた支持ピン30(支持部材)がある、そしてこの支持ピン30は拡散板が撓んだときに拡散板を支持し、拡散板と拡散レンズ22とが接触しないようにして光モジュール(光束制御部材)が破損することを防いでいる。しかしながら、このような支持部材を設置するには光モジュール(光束制御部材)の間にスペースが必要であり、用いられる光束制御部材によっては、このスペースを確保することが困難であることがある。また、支持部材は、照明装置の部品数を多くすることにも繋がる。
本発明の目的は、面光源装置において複数の光束制御部材の間に支持部材を配置することを不要とすることができる光束制御部材を提供することである。
また、本発明の目的は、上記の光束制御部材を有する発光装置、面光源装置および表示装置を提供することである。
本発明に係る光束制御部材は、基板上に配置された複数の発光素子から出射された光の配光を制御するための光束制御部材であって、前記複数の発光素子から出射された光をそれぞれ入射させるための複数の入射ユニットと、前記基板に沿う方向において前記複数の入射ユニットの間に配置され、前記複数の入射ユニットで入射した光を導光しながら出射させる出射ユニットと、を有し、前記複数の入射ユニットは、それぞれ前記光束制御部材の裏側に配置され、前記発光素子から出射された光を入射させる入射面と、前記光束制御部材の表側において前記入射面を挟んで前記発光素子と対向する位置に配置され、前記入射面で入射した光を前記発光素子の光軸から離れるように側方方向に反射させる反射面と、を有し、前記出射ユニットは、前記光束制御部材の裏側に配置された裏面と、前記光束制御部材の表側に配置された表面と、前記表面から突出する突起部と、を有し、前記突起部の最大高さは、前記光束制御部材の前記突起部以外の部分の最大高さより高い。
本発明に係る発光装置は、複数の発光素子と、前記複数の発光素子上に配置された上記の光束制御部材と、を有する。
本発明に係る面光源装置は、上記の発光装置と、前記発光装置から出射された光を拡散させつつ透過させる光拡散板と、を有する。
本発明に係る表示装置は、上記の面光源装置と、前記面光源装置から出射された光を照射される表示部材と、を有する。
本発明は、面光源装置において複数の光束制御部材の間に支持部材を配置することを不要とすることができる光束制御部材を提供することができる。また、本発明は、この光束制御部材を有する発光装置、面光源装置および表示装置を提供することができる。
図1Aは、特許文献1に記載の照明装置における光モジュールと支持ピンの配置を示す平面図であり、図1Bは、特許文献1に記載の照明装置の光モジュールと支持ピンの配置を示す断面図である。 図2Aは、本発明の実施の形態に係る面光源装置の平面図であり、図2Bは、本発明の実施の形態に係る面光源装置の正面図である。 図3Aは、図2Bに示されるA-A線の断面図であり、図3Bは、図2Aおよび図3Aに示されるB-B線の断面図である。 図4Aは、図3Bの一部を拡大した部分拡大断面図であり、図4Bは突起部を通る面光源装置の断面図である。 図5A~Eは、実施の形態に係る光束制御部材の構成を示す図である。 図6A、Bは、実施の形態に係る光束制御部材において、突起部とウェルドラインとの位置関係を説明するための図であり、図6Cは突起部とゲート跡との位置関係の一例を示す図である。 図7Aは照度分布のシミュレーションに用いられた、比較例の光束制御部材を示し、図7B、Cは照度分布のシミュレーションに用いられた、実施の形態に係る光束制御部材を示す。 図8A~Cは、実施の形態に係る光束制御部材を有する面光源装置の照度分布を示す。 図9A~Cは、実施の形態に係る光束制御部材を有する面光源装置の照度分布を示す。 図10A~Cは、実施の形態に係る光束制御部材を有する面光源装置の照度分布を示す。 図11A~Eは、変形例に係る光束制御部材の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、本発明に係る面光源装置の代表例として、液晶表示装置のバックライトなどに適する面光源装置について説明する。これらの面光源装置は、面光源装置からの光を照射される表示部材102(例えば液晶パネル)と組み合わせることで、表示装置100’として使用されうる(図2B参照)。
[実施の形態]
(面光源装置および発光装置の構成)
図2A、2Bは、本発明の実施の形態に係る面光源装置100の構成を示す図である。図2Aは、平面図であり、図2Bは、正面図である。図2Aは、図2Bに示されるA-A線の断面図であり、図3Bは、図2Aに示されるB-B線の断面図である。図4A、Bは、図3Bの一部を拡大した部分拡大断面図である。
図2A~3Bに示されるように、本実施の形態に係る面光源装置100は、筐体110、複数の発光装置200および光拡散板120を有する。複数の発光装置200は、筐体110の底板112上に格子状(マトリックス状)に配置されている。底板112の内面は、拡散反射面として機能する。また、筐体110の天板114には、開口部が設けられている。光拡散板120は、この開口部を塞ぐように配置されており、発光面として機能する。発光面の大きさは、特に限定されないが、例えば約400mm×約700mmである。
図4Aに示されるように、発光装置200は、基板210上に固定されている。基板210は、筐体110の底板112上の所定の位置に固定されている。発光装置200は、複数の発光素子220および光束制御部材300を有している。また、図4Bに示されるように、光束制御部材300は後述する突起部350を有し、突起部350は光拡散板120が撓んだときに光拡散板120が、突起部350以外の光束制御部材300に接触することを防ぐ。
発光素子220は、面光源装置100の光源であり、基板210上に実装されている。本実施の形態において、複数の発光素子220が格子状(マトリックス状)に配置されている。発光素子220は、例えば発光ダイオード(LED)である。また、発光素子220の種類は、特に制限されないが、天面および側面から光を出射する発光素子220(例えば、COB型発光ダイオード)などが、本発明の実施の形態に係る発光装置200において好適に用いられる。発光素子220の色は、特に制限されないが、例えば白色、青色、RGB等が挙げられる。発光素子220のサイズは、特に制限されないが、0.1mm~0.6mmであることが好ましい。また、0.1mm~0.3mmであることがより好ましい。
光束制御部材300は、発光素子220から出射された光の配光を制御する光学部材であり、基板210上に固定されている。この後説明するように、光束制御部材300は、複数の入射ユニット310を有し、光束制御部材300は、各入射ユニット310(入射面320)の中心軸CAが各発光素子220の光軸LAに一致するように、複数の発光素子220の上に配置されていることが好ましい。なお、本実施の形態に係る光束制御部材300において、光束制御部材300の入射ユニット310(入射面320および第1反射面321)は回転対称である。この入射ユニット310の回転軸を「入射ユニット310、入射面320または第1反射面321の中心軸CA」という。また、「発光素子220の光軸LA」とは、発光素子220からの立体的な出射光束の中心の光線を意味する。発光素子220が実装された基板210と光束制御部材300の裏面との間には、発光素子220から発せられる熱を外部に逃がすための隙間が形成されていてもよいし、形成されていなくてもよい。
光束制御部材300は、一体成形により形成されている。光束制御部材300の材料は、所望の波長の光を通過させ得る材料であれば特に限定されない。たとえば、光束制御部材300の材料は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)やポリカーボネート(PC)、エポキシ樹脂(EP)などの光透過性樹脂、またはガラスである。
本実施の形態に係る面光源装置100は、光束制御部材300の構成に主たる特徴を有する。そこで、光束制御部材300については、別途詳細に説明する。
光拡散板120は、光拡散性を有する板状の部材であり、発光装置200からの出射光を拡散させつつ透過させる。通常、光拡散板120は、液晶パネルなどの表示部材とほぼ同じ大きさである。たとえば、光拡散板120は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、スチレン・メチルメタクリレート共重合樹脂(MS)などの光透過性樹脂により形成される。光拡散性を付与するため、光拡散板120の表面に微細な凹凸が形成されているか、または光拡散板120の内部にビーズなどの光拡散子が分散している。
本実施の形態に係る面光源装置100では、各発光素子220から出射された光は、光束制御部材300により光拡散板120の広範囲を照らすように拡げられる。各光束制御部材300から出射された光は、さらに光拡散板120により拡散される。その結果、本実施の形態に係る面光源装置100は、面状の表示部材(例えば液晶パネル)を均一に照らすことができる。
(光束制御部材の構成)
図5Aは本実施の形態に係る光束制御部材300の平面図であり、図5Bは光束制御部材300の底面図であり、図5Cは光束制御部材300の斜視図であり、図5Dは光束制御部材300の側面図であり、図5Eは図5AのE-E線の断面図である。以下、光束制御部材300の構成について説明する。
図5Aに示されるように、本実施の形態において、光束制御部材300は、平面視したときに略矩形状の板状の部材である。
図5A~Eに示されるように、本実施の形態に係る光束制御部材300は、基板210上に配置された複数の発光素子220から出射された光の配向を制御するための光束制御部材300であって、複数の入射ユニット310と、出射ユニット330とを有する。複数の入射ユニット310は、発光素子220の配列に対応して格子状に配置されている。出射ユニット330は、基板210に沿う方向において複数の入射ユニット310の間に配置されている。
複数の入射ユニット310は、発光素子220から出射された光をそれぞれ入射させる。入射ユニット310は、発光素子220から出射された光を入射させる入射面320と、入射面320で入射した光を出射ユニット330に向けて反射させる第1反射面321とを有する。
入射面320は、光束制御部材300の裏側に配置され、発光素子220と対向する位置に形成されている凹部の内面である。入射面320は、発光素子220から出射された光の大部分を、その進行方向を制御しつつ光束制御部材300の内部に入射させる。入射面320は、発光素子220の光軸LAと交わり、中心軸CAに対して回転対称(円対称)である。入射面320の形状は、特に限定されず、入射面320で入射した光が第1反射面321および出射促進部340に向かうように設定される。本実施の形態では、入射面320は、発光素子220の光軸LAから離れるにつれて基板210からの距離が徐々に短くなるような形状である。
第1反射面321は、光束制御部材300の表側において入射面320を挟んで発光素子220と対向する位置に配置され、入射面320で入射した光を発光素子220の光軸LAから離れるように側方方向に反射させる。より具体的には、第1反射面321は発光素子220の発光面の中心から出射された光が実質的に全て第1反射面で反射することが好ましい。ここで、側方方向とは、光束制御部材の外縁方向を意味しているのではなく、光軸を中心に360°径方向の外へ向かうことを意味する。
このようにすることで、第1反射面321は、入射面320で入射した光が上方に抜けるのを抑制して発光素子220の直上に明部が発生するのを防ぐとともに、発光素子220間に光を導いて発光素子220間に暗部が発生するのも防ぐ。第1反射面321の形状は入射面320から入射した光を側方に反射させることができれば特に制限されない。第1反射面321は、例えば、発光素子220の中心軸CAに対して回転対称(円対称)であり、かつ、発光素子220の光軸LAから離れるにつれて表側に向かう(基板210から離れる)ように構成されている。
この回転対称の中心部分から外周部分にかけての母線は、中心軸CAに対して傾斜した曲線または直線である。第1反射面321は、入射面320の中心軸CAを回転軸として、この母線を360°回転させた状態の凹面である。
本実施の形態において、入射面320および第1反射面321は、それぞれ凹部の内面であり、平面視したときに、入射面を構成する凹部の開口縁の面積に対して、第1反射面を構成する凹部の開口縁の面積は、0.5倍~2.0倍であることが好ましい。また、0.5倍~1.5倍であることがより好ましく、0.5倍~1.3倍であることが特に好ましい。
出射ユニット330は、複数の入射ユニット310で入射した光を導光しながら出射させる。また、出射ユニット330内を導光されている光の一部は、光束制御部材300の側面に到達し、外部に出射される。本実施の形態では、4つの入射ユニット310が仮想四角形の各角に配置されているとした場合、光束制御部材300は、仮想四角形の4つの辺に対応する位置にそれぞれ各辺に沿うように配置されている4つの出射ユニット330と、仮想四角形に取り囲まれるように配置されている1つの出射ユニット330とを有している。出射ユニット330は、光束制御部材300の裏側に配置された裏面と、光束制御部材300の表側に配置された表面とを有する。また、出射ユニット330は、この表面から突出する突起部350を有する。
本実施の形態において、上記の裏面には、第2反射面332があり、入射ユニット310の第1反射面321からの光を反射させる。また、裏面には脚部360があり、光束制御部材300は脚部360を介して基板に210に固定される。
また、本実施の形態において、表面には、出射促進部340があり、表面と裏面との間を進む光が出射することを促進する。
出射促進部340は、表面または裏面のうち少なくとも一方に配置されていればよい。出射促進部340は、入射ユニット310から離れるほど、表面と裏面との間隔が小さくなる部分を含む。このような構成により、入射ユニット310から導かれた光は光束制御部材300の外部に出射されやすくなる。
出射促進部340の形状は、特に制限されない。本実施の形態では、仮想四角形の4つの辺に対応する位置に配置されている4つの出射促進部340は、仮想四角形の辺に沿う方向では傾斜し、この辺に垂直な方向では傾斜しない凹面である(図5A、C参照)。一方、仮想四角形に取り囲まれるように配置されている出射促進部340は、上下逆に配置された円錐台の上底の一部および側面の一部により構成される凹面である。(図5C参照)。
また、本実施の形態において、上記の出射促進部340の他に、入射ユニット310の側面および出射ユニット330の側面からも発光装置200間の空間に向けて光が出射される。
突起部350は上記のように光束制御部材300の表面から突出しており、突起部350の最大高さは、光束制御部材300の突起部350以外の部分の最大高さより高い。より具体的には、裏面からの突起部350の最大高さは、裏面からの光束制御部材300の突起部350以外の部分の表面の最大高さに対して1.1~3倍であることが好ましい。また、基板210からの突起部350の最大高さは、基板210から光拡散板120の裏面までの高さを1としたときに、0.7~1であることが好ましい。このようにすることで、突起部350は、光拡散板120が撓んだときに、光拡散板120が光束制御部材300の突起部350以外の表面に接触することを防ぐことができる。
突起部350の形状は上記機能を発揮できれば特に制限されない。突起部350の形状の例には、円錐状、円錐台状、円柱状が含まれる。本実施の形態では、突起部350の形状は円錐台状である。また、突起部350は粗面化処理されていてもよい。後述するように、突起部350が粗面化処理されていると、光が突起部350から光束制御部材300の外部に出射されやすくなり、輝度ムラが抑制される。
突起部350は、光拡散板120が光束制御部材300の突起部350以外の部分に接触することを防ぎつつ、配光に影響を与えにくくなる(輝度ムラが生じにくくなる)ように配置されることが好ましい。本実施の形態において、図5Aに示されるように、光束制御部材300を平面視したときに、突起部350は光束制御部材300の重心GC上にある。より具体的には、光束制御部材300を平面視したときに、突起部350の重心は光束制御部材の重心GCと一致する。突起部350が光束制御部材300の重心GC上にあることで、突起部350による配光への影響が重心GCを通る線を基準に対称になりやすく、輝度ムラが生じることを抑制することができる。
また、突起部350の重心は、光束制御部材300を平面視したときに、裏面に配置された3以上の脚部360に囲まれた領域の内側にあることが好ましい。このようにすることで、光束制御部材300が基板210から脱落しにくくなり、光束制御部材300が割れにくくなる。
また、突起部350は、光束制御部材300を平面視したときに、突起部350の重心が隣接する2つの脚部360を結ぶ直線の垂直二等分線上にあることが好ましい。このようにすることで、突起部350に荷重がかかったときに2つの脚部に均等に荷重がかかるようにすることができる。
また、突起部350は、光束制御部材300が3以上の脚部360を有する場合、3以上の脚部360の各重心は1つの仮想円上に配置され、平面視したときに、突起部350は、仮想円の中心を通る直線上であって、いずれか2本の脚部の重心を結んだ直線と平行な直線上にあることが好ましい。このようにすることで、突起部350に荷重がかかったときに脚部350に均等に荷重がかかるようにすることができる。
また、突起部350は、光束制御部材300を平面視したときに、ウェルドラインと重ならない位置にあることが好ましい。一般に、光束制御部材300はウェルドラインに沿って割れやすい。そこで突起部350をウェルドラインと重ならない位置にすることで、突起部350に荷重がかかって光束制御部材300がウェルドラインを起点として割れるのを抑制することができる。
ウェルドラインはゲート位置によって生じる位置が変わる。以下、ウェルドラインとゲート位置との関係を説明し、ゲート跡との関係で突起部350の好ましい位置について説明する。
図6Aに示されるように、光束制御部材300を底面視したときに、光束制御部材300の中心線CL(辺の中点同士を結んだ線)を挟んで、2つのゲート跡370があると、ウェルドラインWLは2つのゲート跡370を結ぶ直線の垂直二等分線上に生じやすい。これは2つのゲート跡370の位置から樹脂が流れて当該垂直二等分線上で合わさりやすいからである。したがって、突起部350は当該垂直二等分線上に位置しないことが好ましい。具体的には、図6Aに示されるように、突起部350は光束制御部材300を平面視したときに、2つのゲート跡370を通る直線上であって、かつ光束制御部材300の重心GCからゲート跡370より離れた位置にあることが好ましい。
また、図6Bに示されるように、光束制御部材300の中心線CLを挟んで、片側に1つのゲート跡370があると、ウェルドラインWLは、中心線CLを挟んで反対側の2つの入射ユニット310(入射面320)の間の位置に生じやすい。これは1つのゲート跡の位置から樹脂が流れると、回り込むようにして流れた樹脂が、2つの入射ユニット310(入射面320)の間で合わさるからである。したがって、突起部350は当該入射ユニット310の間の位置にないことが好ましい。また、突起部350は光束制御部材300を平面視したときにゲート跡370と重ならない位置にあることが好ましい。また、脚部360は、光束制御部材300を平面視したときに、ゲート跡370および突起部350と重ならない位置にあることが好ましい。
また、ゲート跡370と突起部350とは次のような位置関係にあってもよい。すなわち、図6Cに示されるように、光束制御部材300を底面視したときに、突起部350は光束制御部材300の重心上GCにあり、ゲート跡370も光束制御部材300の重心GC上にあってもよい。
(照度分布)
本実施の形態に係る光束制御部材300の突起部350が照度分布に与える影響を確認するために、本実施の形態に係る光束制御部材300を有する面光源装置100と、比較例に係る発光装置を有する面光源装置において、光拡散板120の裏面(発光装置200側の面)における照度分布をシミレーションした。
図7Aは、照度分布のシミュレーションに用いた比較例の光束制御部材を示し、図7B、Cは本発明の実施の形態に係る光束制御部材300を示す。比較例の光束制御部材は突起部350を有さないのに対して、実施の形態に係る光束制御部材300は突起部350を有する。
図7B、Cの突起部350の形状は両方とも円錐台であるが、図7Bの突起部350の方が円錐台の上面の面積が大きい。すなわち、図7Cの突起部350の方が円錐に近い。
図8Aは図7Bに示される光束制御部材300を有する面光源装置100の照度分布を示す。図8Aの照度分布は、光束制御部材300の下に格子状に配置された4個の発光素子220を点灯した場合の照度分布を示している。図8Aにおいて、下側のグラフは、上の2個の発光素子220の光軸上を通る横方向の照度分布を示し、右側のグラフは、横方向に並べられた2個の発光素子220の中間を通る縦方向の照度分布を示す。
図8Bは、図7Aに示される突起部を有さない比較例の光束制御部材を基準として、図7Bに示される突起部を有する実施の形態の照度分布がどのように変化するかを示している。具体的には、比較例の光束制御部材を用いた場合の照度分布を基準として、図8Aの照度分布において光束制御部材300の重心を通る横方向の線をY=0mmとして、2mmずつ、Y=10mmまで、横方向の線を上(Y方向)にずらしていったときの当該線上の照度分布の変化量を示す。
図8Cは、比較例の光束制御部材および実施の形態の光束制御部材のそれぞれの重心を通る横方向の線をY=0mmとしたときの、当該線上の照度分布を示す。
図9Aは、図7Cに示される光束制御部材300を有する面光源装置100を用いて、図8Aの照度分布と同様の条件にしたときの照度分布を示す。
図9Bも、図7Cに示される光束制御部材300を有する面光源装置100を用いて、図8Bと同様の条件にしたときの照度分布の変化量を示す。
図9Cも、図7Cに示される光束制御部材300を有する面光源装置100を用いて、図8Cと同様の条件にしたときの照度分布を示す。
図8A~図9Cから、本実施の形態に係る光束制御部材300を有する面光源装置では、突起部350の直上の照度が低くなることがわかる。また、図8B、図9Bから、本実施の形態に係る面光源装置100では、突起部350から離れるほど、突起部350の影響が小さくなり、照度分布が比較例の照度分布に近くなることがわかる。
また、図8Bと図9Bとの比較から、突起部350の形状は、上面が大きい円錐台よりも、上面が小さい円錐台の方が照度分布の変化量が小さく、輝度ムラが抑制されていることがわかる。
図10A~Cは、図7Cに示される光束制御部材300の突起部350を粗面化処理した場合の図9A~Cに対応する結果を示している。図10A~Cと図9A~Cとの比較から、突起部350を粗面化処理すると、突起部350から光束制御部材300の外部に光が出射されやすくなり、突起部350に起因する輝度ムラをより抑制できることがわかる。
(効果)
本実施の形態に係る光束制御部材300によれば、突起部350を有するため、面光源装置100において複数の光束制御部材300の間に支持部材を配置することを不要にすることができる。
[変形例]
図11A~Eは変形例に係る光束制御部材400を示す。光束制御部材400は突起部350を2つ有する点において上述の光束制御部材300と異なる。光束制御部材400において突起部350は仮想4角形の辺に対応する位置に沿うように配置されている出射ユニット330(出射促進部340)に配置されている。光束制御部材400において、光束制御部材300と同様の部材については、同様の符号を付してその説明を省略する。
光束制御部材400においても、突起部350の配置、形状等は光束制御部材300と同様でよい。
具体的には、突起部350は平面視したときにウェルドラインWLと重ならない位置にあることが好ましい。なお、本実施の形態においては、光束制御部材400の突起部350は平面視したときにウェルドラインWLと重ならない位置にある。
また、突起部350は隣接する2つの脚部360の垂直二等分線上にあることが好ましい。なお、本実施の形態においては、光束制御部材400の突起部350は平面視したときに隣接する2つの脚部360の垂直二等分線上にある。
また、突起部350は光束制御部材400を平面視したときに、2つのゲート跡370を通る直線上であって、かつ光束制御部材400の重心GCからゲート跡370より離れた位置にあることが好ましい。なお、本実施の形態においては、光束制御部材400の突起部350は2つのゲート跡370を通る線上であって、かつ光束制御部材400の重心GCからゲート跡370より離れた位置にある。
(効果)
変形例に係る光束制御部材400も、上記の実施の形態に係る光束制御部材300と同様に、突起部350を有するため、複数の光束制御部材400の間に支持部材を配置することを不要にすることができる。
本発明の光束制御部材、発光装置および面光源装置は、例えば、液晶表示装置のバックライトや一般照明などに適用することができる。
10 照射装置
20 光モジュール
22 拡散レンズ
30 支持ピン
100 面光源装置
100’ 表示装置
102 表示部材
110 筐体
112 底板
114 天板
120 光拡散板
200 発光装置
210 基板
220 発光素子
300、400 光束制御部材
310 入射ユニット
320 入射面
321 第1反射面
330 出射ユニット
332 第2反射面
340 出射促進部
350 突起部
360 脚部
370 ゲート跡
CA 中心軸
LA 光軸
GC 重心
WL ウェルドライン
CL 中心線

Claims (15)

  1. 基板上に配置された複数の発光素子から出射された光の配光を制御するための光束制御部材であって、
    前記複数の発光素子から出射された光をそれぞれ入射させるための複数の入射ユニットと、
    前記基板に沿う方向において前記複数の入射ユニットの間に配置され、前記複数の入射ユニットで入射した光を導光しながら出射させる出射ユニットと、
    を有し、
    前記複数の入射ユニットは、それぞれ
    前記光束制御部材の裏側に配置され、前記発光素子から出射された光を入射させる入射面と、
    前記光束制御部材の表側において前記入射面を挟んで前記発光素子と対向する位置に配置され、前記入射面で入射した光を前記発光素子の光軸から離れるように側方方向に反射させる反射面と、
    を有し、
    前記出射ユニットは、
    前記光束制御部材の裏側に配置された裏面と、
    前記光束制御部材の表側に配置された表面と、
    前記表面から突出する突起部と、
    を有し、
    前記突起部の最大高さは、前記光束制御部材の前記突起部以外の部分の最大高さより高い、
    光束制御部材。
  2. 前記光束制御部材を平面視したときに、前記突起部は、ウェルドラインと重ならない位置にある、請求項1に記載の光束制御部材。
  3. 前記光束制御部材を平面視したときに、前記突起部は、前記光束制御部材の重心上にある、請求項1または2に記載の光束制御部材。
  4. 前記裏面に配置された1または2以上のゲート跡をさらに有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  5. 前記光束制御部材を平面視したときに、前記突起部は、前記ゲート跡と重ならない位置にある、請求項4に記載の光束制御部材。
  6. 前記光束制御部材は、2つの前記ゲート跡を有し、
    前記光束制御部材を平面視したときに、前記突起部は、2つの前記ゲート跡を通る直線上であって、かつ前記光束制御部材の重心から前記ゲート跡より離れた位置にある、
    請求項4に記載の光束制御部材。
  7. 前記裏面に配置された2以上の脚部をさらに有し、
    前記光束制御部材を平面視したときに、前記脚部は、前記ゲート跡および前記突起部と重ならない位置にある、
    請求項4~6のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  8. 前記裏面に配置された3以上の脚部をさらに有し、
    前記光束制御部材を平面視したときに、前記突起部の重心は、前記3以上の脚部に囲まれた領域の内側にある、
    請求項1~7のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  9. 前記裏面に配置された3以上の脚部をさらに有し、
    前記3以上の脚部の重心は1つの仮想円上に配置され、
    前記光束制御部材を平面視したときに、前記突起部は、前記仮想円の中心を通る直線上であって、いずれか2本の前記脚部の重心を結んだ直線と平行な直線上にある、
    請求項1~6のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  10. 前記突起部は、円錐状、円錐台状、または円柱状である、請求項1~9のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  11. 前記裏面からの前記突起部の最大高さは、前記裏面からの前記光束制御部材の前記突起部以外の部分の表面の最大高さに対して1.1~3倍である、請求項1~10のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  12. 前記出射ユニットにおいて、前記表面および前記裏面のうちの少なくとも一方に配置され、前記表面と前記裏面との間を進む光が出射することを促進するための出射促進部をさらに有する、請求項1~11のいずれか一項に記載の光束制御部材。
  13. 複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子上に配置された請求項1~12のいずれか一項に記載の光束制御部材と、
    を有する、発光装置。
  14. 請求項13に記載の発光装置と、
    前記発光装置から出射された光を拡散させつつ透過させる光拡散板と、
    を有する、面光源装置。
  15. 請求項14に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置から出射された光を照射される表示部材と、
    を有する、表示装置。
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