JP2022155589A - ハイブリット基礎 - Google Patents

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直也 樋口
Naoya Higuchi
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Abstract

【課題】埋設された独立基礎の基礎自重の低減のために空洞化を図ると同時に、内部をトラス構造とすることで部材の交換を図ったハイブリット基礎を提供する。【解決手段】鉄筋コンクリートの升1と立体トラス2、上部構造3、独立基礎上面版4によって構成されたハイブリット基礎である。鉄筋コンクリートの升1と独立基礎上面版4によって内部が空洞となり基礎自重を低減している。また、内部は密閉されているため埋設を行うことができる。上部構造3の荷重は、立体トラス2を経由して鉄筋コンクリートの升1へ伝達される。上部構造3であるベースプレート9は立体トラス2の複数の節点11とボルト12などで連結されている。また、立体トラス2は四角錐トラスを水平方向、鉛直方向に複数組み合わせたものであるため部材の交換を行える。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 日本建築学会北陸支部大会、令和3年7月18日開催
本発明は、建築物の基礎に関する。
建築物の基礎は、建築物に作用する荷重および外力を安全に地盤に伝え、かつ、地盤の沈下または変形に対して構造耐力上安全なものとしなければならない。そのため、劣化しにくく剛性が高い鉄筋コンクリート構造による基礎が建築物に採用されている。(特許文献1)
山間部での鉄筋コンクリート構造の基礎の施工は工事用道路の設置が必要となり、樹木伐採などの自然破壊することになる。そのため現地で組み立てが容易な組立基礎が提案されている。(特許文献2)
地下室の施工短縮のため鉄筋コンクリート構造による単位ユニットを組み合わせた工法が提案されている。(特許文献3)
特許3455846公報 特許4061346公報 特開2002-088781公報
鉄筋コンクリートの比重は24kN/mと一般的な土に比べ重く、軟弱地盤などの地耐力が低い地盤では、鉄筋コンクリート基礎の自重のみで沈下が生じる。(特許文献1)
特許4061346公報は、上部構造から伝達された力をトラスの頂部1点で負担しているため、上部構造と接続された傾斜部材に大きな力が生じ、早期に損傷する可能性がある。
静定構造であるためトラス部材が損傷・劣化した際に崩壊する危険性がある。また、傾斜部材にダンパーが配置されているため、建物自重による力を常に負担しており地震早期に損傷する可能性がある。(特許文献2)
特開2002-088781公報は、単位ユニットを用いて地下階を構築しているが、独立基礎として基礎のみを地中に埋設することが行えない。(特許文献3)
そこで、本発明の主たる課題は、埋設された独立基礎の基礎自重の低減のために空洞化を図ると同時に、内部をトラス構造とすることで部材の交換を図ったハイブリット基礎を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、内部に中空部を有する独立基礎であって
前記中空部に立体トラスを配置し、埋設することを特徴とするハイブリット基礎が提供される。
上記請求項1記載の発明では、内部に中空部を有する独立基礎において前記中空部に立体トラスを配置し、埋設されている。
従って、内部の空洞部が幅2.00m×奥行2.00m×高さ1.41mとした場合、鉄筋コンクリートの重量が約130kNに対し、立体トラスでは約6kN(軸管SS400φ48.6×2.3)と重量を低減することができるようになる。また、内部は密閉された空間となるため埋設が行える。
請求項2に係る本発明として、四角錐トラスを水平方向、鉛直方向に複数組み合わせた請求項1記載のハイブリット基礎が提供される。
請求項3に係る本発明として、立体トラスを構成するトラス部材は、取外し可能である請求項1もしくは請求項2に記載のハイブリット基礎が提供される。
立体トラスは四角錐トラスを水平方向、鉛直方向に複数組み合わせたことで不静定次数が多くなり、トラス部材が損傷・劣化した際に取外しが可能な構造となる。
請求項4に係る本発明として、上部構造と複数の節点が連結できる請求項1もしくは請求項2に記載のハイブリット基礎が提供される。
請求項5に係る本発明として、上部構造と複数の節点が連結する仕組みは、水平である請求項4のハイブリット基礎が提供される。
上部構造3から伝達された力はベースプレート9に伝わり、ボルト12などを使って立体トラス2の複数節点に力が伝達される仕組みとなっている。そのため、上部構造から力を複数の傾斜部材7に力を分配することができる。
請求項6に係る本発明として、水平部材にダンパーを配置することがで きる請求項5のハイブリット基礎が提供される。
水平部材8にダンパーを設置可能とすることで、鉛直荷重を傾斜部材7で負担し、地震時の水平荷重を水平部材8およびダンパーが負担する機構となっている。
以上の説明により本発明によれば、埋設された独立基礎の基礎自重の低減のために空洞化を図ると同時に、内部をトラス構造とすることで部材の交換を図ったハイブリット基礎を提供するができる。
本発明に係る実施形態を示す説明図である。 本発明に係る立体トラス2の斜視図である。 本発明に係る立体トラス2と上部構造3の連結部拡大図である。
1 鉄筋コンクリートの升
2 立体トラス
3 上部構造
4 独立基礎上面版
5 基礎底版
6 独立基礎側面壁
7 傾斜部材
8 水平部材
9 ベースプレート
10 柱
11 節点
12 ボルト
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
特徴とするところは、図1、図2、図3の通り鉄筋コンクリートの升1(基礎底版5および独立基礎側面壁6)の基礎底版5と立体トラス2(傾斜部材7および水平部材8)を連結する。その後、立体トラス2と上部構造3(ベースプレート9および柱10等)を連結させ、独立基礎上面版4と独立基礎側面壁6と結合させ一体化する。
鉄筋コンクリートの升1は、基礎底版5および独立基礎側面壁6から構成されており、基礎底版5は一枚板であるため立体トラス2の1辺となることができる。また、独立基礎側面壁6は基礎底版5と独立基礎上面版4とつなぎ内部を空洞化し基礎自重の低減を担っている。
立体トラス2は、傾斜部材7および水平部材8をピン接合することで形成されており、上部構造3から伝達された力は、傾斜部材7および水平部材8を通り連結された基礎底版5へ流れる。なお、立体トラス2は四角錐トラスを水平方向、鉛直方向に複数組み合わせたものとなっている。
立体トラス2は、ベースプレート9と連結するため立体トラス2上面は水平となっている。また、傾斜部材7、水平部材8は最小長さ500mm程度であるため節点11はベースプレート9と複数節点で連結することができる。
上部構造3は、ベースプレート9および柱10等から構成されており、柱10から伝達された力はベースプレート9に伝わり、ボルト12などを使って立体トラス2の複数節点11に力を伝達する仕組みとなっている。
独立基礎上面版4は、独立基礎側面壁6と基礎底版5をつなぐことで内部を空洞化し基礎自重の低減を担っている。
本発明は、建築物の基礎として利用することができる。

Claims (6)

  1. 内部に中空部を有する独立基礎であって、前記中空部に立体トラスを配置し、埋設することを特徴とするハイブリット基礎。
  2. 前記立体トラスは、四角錐トラスを水平方向、鉛直方向に複数組み合わせることを特徴とする請求項1に記載のハイブリット基礎。
  3. 前記立体トラスを構成するトラス部材は、取外し可能であることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のハイブリット基礎。
  4. 前記立体トラスは、上部構造と複数の節点が連結できることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載のハイブリット基礎。
  5. 前記上部構造と複数の節点が連結する仕組みは、水平であることを特徴とする請求項4に記載のハイブリット基礎。
  6. 前記立体トラスの水平部材にダンパーを配置することを特徴とする請求項5に記載のハイブリット基礎。
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