JP2022153737A - 培養装置 - Google Patents

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稔 後藤
Minoru Goto
のぞみ 塩原
Nozomi Shiobara
翔平 木下
Shohei Kinoshita
文朋 高野
Fumitomo Takano
瑞穂 土肥
Mizuho Doi
諭 塩崎
Satoshi Shiozaki
賢司 町田
Kenji Machida
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Abstract

【課題】培養槽内が屋外環境の変化の影響を受けることを簡単な構成で抑制でき、微細藻を良好に培養することが可能な培養装置を提供する。【解決手段】培養装置10は、屋外環境が変化する設置場所に設置される。培養槽12は、透光性を有する材料から形成され、培養液L2及び微細藻を収容する。貯液槽14は、透光性を有する材料から形成され、透光性を有する貯留液L1を貯留する。貯液槽14に貯留された貯留液L1内に培養槽12が配設される。培養槽12の上下方向の少なくとも一部は、屋外環境の変化に合わせて水平方向の厚さを変更可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、屋外環境が変化する設置場所に設置され、培養液中で微細藻を培養する培養装置に関する。
例えば、特許文献1に示すように、屋外環境が変化する設置場所に設置され、培養液中で微細藻を培養する培養装置が知られている。この培養装置は、所定間隔で多数配置された複数の培養槽と、これらの培養槽同士の間隔を調整可能な間隔調整手段とを備えている。このように間隔調整手段を備えることで、例えば季節ごとの太陽の高度等に合わせて培養槽同士の間隔を調整することができる。これにより、太陽の高度の差によらず、培養槽の受光面積を増大させて微細藻の培養効率を向上させるとのことである。
特許第4523187号公報
ところで、培養装置の設置場所において、変化する屋外環境は、太陽の高度のみではなく、例えば、日射量や外気温等も変化する。このため、上記の培養装置のように、培養槽同士の間隔を調整するのみでは、培養槽内が屋外環境の変化の影響を受けることを十分に抑制できず、培養槽内を微細藻の培養に適した環境に維持して、微細藻を良好に培養することが困難となる懸念がある。また、複数の培養槽同士の間隔を調整するための間隔調整手段を備える必要がある分、培養装置が複雑化したり大型化したりする懸念がある。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、培養槽内が屋外環境の変化の影響を受けることを簡単な構成で抑制でき、微細藻を良好に培養することが可能な培養装置を提供する。
本発明の一態様は、屋外環境が変化する設置場所に設置され、培養液中で微細藻を培養する培養装置であって、透光性を有する材料から形成され、前記培養液及び前記微細藻を収容する培養槽と、透光性を有する材料から形成され、透光性を有する貯留液を貯留する貯液槽と、を備え、前記培養槽は、前記貯液槽に貯留された前記貯留液内に配設され、前記培養槽の上下方向の少なくとも一部は、前記屋外環境の変化に合わせて水平方向の厚さを変更可能である。
この培養装置では、何れも透光性を有する培養槽、貯液槽、貯留液を介して培養液の深さ方向(上下方向)に交差する方向から光を照射しつつ微細藻を培養できる。これにより、例えば、培養槽の上面開口を介して培養液の深さ方向にのみ光を照射するいわゆるオープンポンドでの培養等に比して、培養槽内のより多くの微細藻に対して過不足が抑制された光エネルギーを分配して与えることができる。
また、培養槽は、貯液槽に貯留された貯留液内に配設されている。このため、貯留液の断熱性等により、培養槽内が、屋外環境の変化の影響を受けることが抑制される。その結果、培養槽内の培養液の温度を、微細藻の培養に適した温度に維持することが容易になる。
さらに、培養槽の上下方向の少なくとも一部は、水平方向の厚さを変更可能である。つまり、上記の通り培養液の深さ方向に交差する方向である、培養槽への光の照射方向に対して、培養液の厚さを調整することが可能になる。このため、例えば、夏季等の外気温が高い屋外環境では、培養槽の厚さを薄くすることで、培養液に対して冷却水として機能する貯留液の貯留量を増やして、培養液を効率的に冷却することができる。また、例えば、冬季等の外気温が低い屋外環境では、培養槽の厚さを厚くすることで、貯留液の貯留量を減らして、培養液の温度低下を抑制することができる。また、例えば、日射量が多い環境下では、培養槽12の厚さを厚くすることで、培養液L2の透光率を低下させて、培養液L2内に存在する微細藻に照射される光量を減らすことができる。これらによって、屋外環境の変化に関わらず、培養槽内における微細藻の光合成効率の向上を図ることが可能になる。
以上から、この培養装置によれば、透光性の貯留液内に透光性の培養槽を配置し、該培養槽の水平方向の厚さを変更する簡単な構成により、培養槽内が屋外環境の変化の影響を受けることを抑制して、微細藻を良好に培養できる。
本発明の実施形態に係る培養装置の概略側面図である。 図1の培養装置の概略上面図である。 図1よりも培養槽の水平方向の厚さを薄くした場合の培養装置の概略側面図である。 図3の培養装置の概略上面図である。 培養槽の正面図である。 図5のVI-VI線矢視断面図である。 側壁支持部に支持された培養槽の概略正面図である。 変形例に係る培養装置の概略側面図である。 図8よりも培養槽の水平方向の厚さを薄くした場合の培養装置の概略側面図である。
本発明に係る培養装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の図において、同一又は同様の機能及び効果を奏する構成要素に対しては同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する場合がある。
図1に示す本実施形態に係る培養装置10は、微細藻が光合成を行いながら増殖するように、水を含む培養液L2中の微細藻に対して、光と、二酸化炭素ガス又は二酸化炭素含有ガス(例えば、空気)等のガスを供給して培養する。なお、培養液L2は水の他に、微細藻の培養に必要な栄養分(例えば、窒素、リン、カリウム)等を含む。ガスは、工場等から排出される二酸化炭素ガスを含むことが好ましい。
培養装置10により培養可能な微細藻は特に限定されるものではないが、例えば、培養した微細藻を用いてエタノール等のバイオ燃料を製造する場合には、緑藻綱(例えば、クラミドモナス、クロレラ)、プラシノ藻綱、クリプト藻綱、藍藻綱(例えば、スピルリナ)に分類される微細藻類が好ましい。特に、好適な微細藻の例としては、独立行政法人製品評価技術基盤機構特許生物寄託センター(千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8 120号室)に寄託した、「HondaDREAMO株」(受託日2016年4月22日、受託番号FERM BP-22306)が挙げられる。
培養装置10は、例えば、日射量や外気温等の屋外環境が変化する設置場所に設置される。設置場所の一例としては、微細藻の成長に必要な波長(例えば、400~700nm)の太陽光を微細藻に照射可能な屋外が挙げられる。しかしながら、設置場所は、太陽光又は上記の波長の人工光を微細藻に照射可能な室内等であってもよい。
以下では、培養装置10の各構成要素の向きについて、図1に示すように、微細藻の培養を行う設置場所に培養装置10を設置した際の重力方向(図1の矢印X1、X2方向、上下方向)と、該重力方向に直交する水平方向とを基準として説明する。また、培養装置10が設置される向きの好適な例として、水平方向のうち、東西方向に沿う一方向を第1水平方向(図1の矢印Y1、Y2方向)とし、南北方向に沿う一方向を第2水平方向(図1の矢印Z1、Z2方向)として説明する。しかしながら、培養装置10が設置される向きは、特に上記に制限されるものではない。
培養装置10は、培養槽12と、貯液槽14と、調整支持部16と、を備える。培養槽12は、微細藻及び培養液L2を収容可能であり、例えば、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等のような可撓性及び透光性を有する材料から袋状に形成されている。このように培養槽12は、可撓性を有する材料から形成されることで、水平方向の厚さ(以下、単に厚さともいう)が増減する方向等に容易に変形可能である。
ここでの透光性とは、微細藻の成長に必要な波長の光を透過可能であることをいう。本実施形態では、培養槽12の全体が透光性を有する材料から形成されることとする。しかしながら、培養槽12は、少なくとも側壁12a(底壁及び上壁を除く壁部)が透光性を有していればよい。
また、本実施形態では、図5に示すように、培養槽12の内壁面同士を溶着等により接合して形成された接合縁部18が、培養槽12の上端を除く外周縁部(側部及び底部)に設けられている。接合縁部18が設けられていない培養槽12の上端には、該培養槽12の内部へのアクセスを可能とする開口部20が設けられている。なお、図5では、説明の便宜上、溶着等による接合箇所を斜線により示している。
培養槽12の開口部20は、不図示の蓋部材により開閉可能に覆われていてもよい。開口部20を開放した状態で微細藻の培養を行う場合、開口部20を介して培養槽12の内部から外部に排出ガスを排出することが可能となる。排出ガスとしては、後述するように、ガス供給口30から培養槽12内に供給されたガスのうち、微細藻の光合成に消費されなかった残部のガスや、光合成で発生した酸素ガス等が挙げられる。
一方、培養槽12の開口部20を開閉可能とする場合、開口部20は、例えば、普段は閉鎖されていて、培養槽12の内部から微細藻を回収する場合等の培養槽12の内部にアクセスするときのみ開放されてもよい。このように、開口部20を閉鎖した状態で微細藻の培養を行う場合、培養槽12の上端側には、開口部20とは別に、不図示のガス排出口が設けられてもよい。
培養槽12には、仕切部22と、接合部24と、ガイド部26と、循環部28と、ガス供給口30とが設けられている。本実施形態では、2個の仕切部22と、6個の接合部24と、3個のガイド部26と、6個の循環部28と、3個のガス供給口30とが設けられた培養槽12について説明するが、仕切部22、接合部24、ガイド部26、循環部28、ガス供給口30の各々の個数は特に限定されるものではない。
仕切部22、接合部24、ガイド部26、循環部28のそれぞれは、培養槽12の内部を上下方向(重力方向)に沿って延在する。なお、仕切部22、接合部24、ガイド部26、循環部28のそれぞれの延在方向は、上下方向に平行に沿うことには限定されず、上下方向に対して傾斜しつつ沿っていてもよい。
本実施形態では、2個の仕切部22によって、培養槽12の内部が第1水平方向(矢印Y1、Y2)に並ぶ3個の領域32に区画されている。このように領域32が第1水平方向に並ぶことで、培養槽12は、第1水平方向の長さが、第2水平方向(矢印Z1、Z2方向)の長さよりも長くなっている。
仕切部22は、培養槽12の内壁面同士を溶着等により接合して形成される。仕切部22によって区画された培養槽12内の各領域32は、培養槽12の内壁面同士を溶着等により接合して形成された接合部24によりさらに区切られている。これによって、各領域32には、1個のガイド部26と、該ガイド部26の水平方向の両側に並んで配置された2個の循環部28とが形成されている。なお、応力集中等を抑制するべく、仕切部22及び接合部24の延在方向の両端部は、それぞれ円弧状に形成されていることが好ましい。
図1、図2及び図6に示すように、例えば、培養槽12の内容物(培養液L2や微細藻等)の収容量を最大収容量とすることや、培養槽12の水平方向に対向する側壁12a同士の距離を最大離間距離とすること等により、培養槽12の厚さは最大となる。この場合、図6に示すように、ガイド部26及び循環部28のそれぞれは、重力方向視の断面形状が略円筒状となる。この際、本実施形態では、重力方向視における各ガイド部26の内径は、循環部28の内径の1/2以下となるように設定されているが、特にこれには限定されない。
一方、図3及び図4に示すように、例えば、培養槽12の内容物の収容量を減らすことや、培養槽12の側壁12a同士の距離を短くすること等により、培養槽12の厚さを薄くすることができる。この場合、不図示ではあるが、ガイド部26及び循環部28のそれぞれの重力方向視の断面形状は図6の円筒状から萎んだ形状となる。
図5に示すように、接合部24及び仕切部22の上下方向(延在方向)の長さは、培養槽12の上下方向の長さより短く設定されている。このため、培養槽12の接合部24及び仕切部22よりも上側には、後述するように調整支持部16(図1~図4、図7)に支持される環状の被支持部34が設けられている。
仕切部22の上下方向の長さは、接合部24の上下方向の長さ以上となるように設定されている。培養槽12内の接合部24よりも下方には、ガイド部26と循環部28とを連通させるガイド部入口38が形成される。また、培養槽12内の接合部24よりも上方には、ガイド部26と循環部28とを連通させるガイド部出口36が形成される。
ガス供給口30は、培養槽12内の各領域32に設けられたガイド部26の下側にそれぞれ配置されるように、培養槽12の底部に設けられている。ガス供給口30は、不図示のガス供給機構に接続されている。このため、ガス供給機構からガス供給口30を介して培養槽12の内部にガスを供給可能になっている。
この際、ガス供給口30がガイド部26の下側に設けられているため、培養槽12内に供給されたガスは、ガイド部26を下側から上側に向かって流通する。これにより、培養槽12内の各領域32では、循環部28内の培養液L2がガイド部入口38からガイド部26内に流入し、且つガイド部26内の培養液L2がガイド部出口36から循環部28内に流出する培養液流Fが生じる。
本実施形態では、図1~図4、後述する図8、図9の貯液槽14は、例えば、培養槽12と同様に直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等のような可撓性及び透光性を有する材料から形成される。また、貯液槽14の側壁は、例えば、メッシュ素材等の透光性を有する貯液槽支持部40により支持されることで、上下方向に延在した状態で維持される。
なお、貯液槽14は、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラス等の透光性を有する材料から形成されてもよいし、剛性を有していてもよい。貯液槽14が剛性を有する材料から形成される場合、貯液槽支持部40は設けられていなくてもよい。また、本実施形態では、貯液槽14の全体が透光性を有する材料から形成されることとするが、少なくとも側壁が透光性を有していればよい。
貯液槽14は、不図示の貯留液供給機構から供給される貯留液L1を内部に貯留する。貯留液L1は、水等の透光性を有する液体である。図1及び図3に示すように、貯液槽14の内寸は、培養槽12の外寸よりも大きく設定されている。培養槽12は、後述するように調整支持部16により支持されることで、貯液槽14に貯留された貯留液L1の内部に配置される。
図1及び図3に示すように、貯液槽14の内部では、例えば、培養槽12の上端の開口部20が貯液槽14内の貯留液L1の液面よりも上側に配置される。これにより、貯留液L1が培養槽12内の培養液L2に混入することや、培養液L2が貯液槽14内の貯留液L1に混入することが回避されている。このため、貯留液L1内に配設された培養槽12内の培養液L2は、培養槽12の可撓性の壁部を介して、貯液槽14内の貯留液L1と隔離された状態で、貯留液L1の液圧を受ける。
なお、図1~図4、図8、図9等には、上端が開口した筐体状の貯液槽14を記載するが、貯液槽14は、内部に貯留液L1を貯留するとともに、培養槽12を収容することが可能な種々の形状を採用することができ、例えば、袋状としてもよい。また、貯液槽14の開口は、不図示の蓋部材等によって開閉可能に覆われてもよい。
図1~図4に示すように、調整支持部16は、例えば、培養槽12の水平方向に対向する側壁12aの対向間隔を調整可能に、側壁12aを支持する。具体的には、調整支持部16は、培養槽12の上端側の側壁12a(被支持部34)を支持する側壁支持部42と、側壁支持部42が着脱自在に固定される複数の固定部44とを有する。
図1~図4、図7に示すように、本実施形態では、側壁支持部42は、上記の通り環状の被支持部34をそれぞれ巻回することが可能な2本の棒状である。また、側壁支持部42の側面には、被支持部34の上端縁部が接合等により固定されていることとする。側壁支持部42を内側に巻き込み、被支持部34の周方向の全体をその上端縁部側から下側に向かって捲ることで、該被支持部34を側壁支持部42にそれぞれ巻回可能となっている。側壁支持部42には、培養槽12の第2水平方向(矢印Z1、Z2方向)に対向する側壁12aが巻回可能であることが好ましい。この場合、2本の側壁支持部42は、第1水平方向(矢印Y1、Y2方向)にそれぞれ延在し、第2水平方向に間隔を置いて対向する。なお、側壁支持部42は、2本の棒状であることに限定されず、例えば、変形可能な材料から形成された環状等であってもよい。
図1~図4に示すように、各固定部44は、位置決め部材46により、貯液槽14の上端側に位置決めされている。また、各固定部44には、例えば、被支持部34が巻回された側壁支持部42と着脱可能に係合する凹部48が設けられている。
図2及び図4に示すように、複数の固定部44は、例えば、第1水平方向に間隔を置いて配置される2個を一組とする。これらの一組の固定部44に対し1本の側壁支持部42の延在方向の両端側がそれぞれ着脱自在に固定される。この固定部44の組み合わせが、第2水平方向に間隔を置いて複数組(本実施形態では4組)設けられている。
上記の複数組から選択した一組の固定部44の凹部48に、側壁支持部42の1本を係合させ、別の一組の固定部44の凹部48に側壁支持部42の別の1本を係合させる。これにより、側壁支持部42を固定した固定部44の第2水平方向の間隔に合わせて、培養槽12の上端側の側壁12aが第2水平方向に対向する間隔(以下、対向間隔ともいう)を調整することができる。この際、図1及び図3に示すように、培養槽12の被支持部34よりも下側は、貯液槽14内に吊り下げられ、該貯液槽14に貯留された貯留液L1内に配置される。
上記の通り、被支持部34(培養槽12の上端側の側壁12a)は、側壁支持部42に対して巻回可能である。このため、側壁支持部42に巻回する側壁12aの長さを調整することで、培養槽12の下端から側壁支持部42までの側壁12aの長さを調整することが可能である。例えば、培養槽12の上端側の側壁12aの対向間隔を短くし、且つ培養槽12内の培養液L2の収容量を少なくすることで、培養槽12の厚さを薄くした場合、培養槽12の下端から側壁支持部42までの側壁12aの長さに余剰分が生じることがある。この場合、側壁支持部42に巻回する側壁12aの長さを長くすることで、上記の余剰分を解消することができる。
一方、例えば、培養槽12の上端側の側壁12aの対向間隔を長くし、且つ培養槽12内の培養液L2の収容量を多くすることで、培養槽12の厚さを厚くした場合、培養槽12の下端から側壁支持部42までの側壁12aの長さに不足分が生じることがある。この場合、側壁支持部42に巻回する側壁12aの長さを短くすることで、上記の不足分を解消することができる。
本実施形態に係る培養装置10は基本的には上記のように構成される。培養装置10を用いた微細藻の培養方法の一例について説明する。この培養方法では、培養装置10の設置場所の屋外環境を判定する。この判定は、例えば、不図示の温度センサによって検出した外気温、不図示の太陽光センサによって検出した光強度、判定時の時刻や暦等に基づいて行うことができる。
判定の結果、例えば、夏季等の外気温が高い屋外環境であった場合、図3及び図4に示すように、培養槽12の上端側の側壁12aの対向間隔が短くなるように、複数の固定部44から選択した固定部44に側壁支持部42を固定する。これにより、培養槽12の上端側の側壁12aが貯液槽14に対して位置決めされた状態で、培養槽12の被支持部34よりも下側が、貯液槽14内に吊り下げられる。この際、貯液槽14内には、既に貯留液L1が貯留されていてもよいし、培養槽12を吊り下げた後に貯留液L1を貯留してもよい。
次に、培養槽12を貯留液L1内に配置した状態で、不図示の培養液供給機構から供給される培養液L2を培養槽12の内部に収容する。この場合、貯留液L1内で培養槽12内に培養液L2が供給されるため、培養液L2の液圧によって培養槽12が破損することを抑制できる。
貯留液L1内に配設された培養槽12内に収容された培養液L2は、培養槽12の可撓性の壁部を介して貯留液L1の液圧を受ける。このため、培養槽12内の内容物の液面位置は、貯液槽14内の貯留液L1の液面位置に応じた高さに維持される。
培養槽12の厚さは、培養槽12内の内容物の収容量に応じて変化する。上記の判定の通り、夏季等の外気温が高い屋外環境であった場合には、内容物の収容量を少なくする。このように、培養槽12の上端側の側壁12aの対向間隔を短くし、培養槽12の内容物の収容量を少なくすることで、培養槽12の厚さ(特に第2水平方向の厚さ)を薄くすることができる。培養槽12の厚さを薄くすることで、培養液L2に対して冷却水として機能する貯留液L1の貯留量を増やして、培養液L2を効率的に冷却することができる。
一方、判定の結果、例えば、冬季等の外気温が低い屋外環境であった場合、図1及び図2に示すように、培養槽12の上端側の側壁12aの対向間隔が長くなるように、複数の固定部44から選択した固定部44に側壁支持部42を固定する。また、培養槽12に収容する内容物の収容量を多くする。これらにより、培養槽12の厚さ(特に第2水平方向の厚さ)を厚くすることができる。培養槽12の厚さを厚くすることで、培養液L2に対して冷却水として機能する貯留液L1の貯留量を減らして、培養液L2の温度低下を抑制することができる。つまり、微細藻を含む培養液L2は緑色等の有色であり、透明の貯留液L1よりも赤外線を吸収して温度が上昇し易い。このため、貯留液L1の貯留量を減らして、培養液L2の割合を大きくすることで、例えば、培養槽12の保温作用を効果的に得ることが可能になる。
また、判定の結果、屋外環境の日射量に応じて培養槽12の厚さを変化させることもできる。微細藻を含む培養液L2は、培養槽12の厚さによって、色の濃淡が異なる。培養槽12の厚さが厚いと、培養液L2は濃い色となり、透光率が低下する。一方で培養槽12の厚さが薄いと、培養液L2は淡い色となり、透光率が向上する。すわなち、例えば、日射量が多い環境下では、培養槽12の厚さを厚くすることで、培養液L2の透光率を低下させて、培養液L2内に存在する微細藻に照射される光量を減らすことができる。培養槽12の厚さは、外気温や日射量等、屋外環境の複数因子を考慮して、微細藻の培養に適した環境に維持できる厚さに設定されることが好ましい。
次に、図5に示すように、ガス供給機構からガス供給口30を介して培養槽12内の各領域32のガイド部26に向かってガスを供給する。これによって、培養槽12の各領域32に培養液流Fを生じさせることができる。このため、培養槽12内で培養液L2とともに微細藻を循環させながら、微細藻を良好に分散させることができ、微細藻の全体にガスや光を効果的に供給することができる。
微細藻を培養する間においても、屋外環境の判定を行ってもよい。そして、判定結果(外気温や日射量等)に合わせて、側壁支持部42を固定する固定部44を変更することや、培養槽12内の内容物の収容量を変更する。これにより、培養槽12の厚さが、屋外環境に合わせて調整される。
上記のようにして微細藻を培養することにより、培養槽12内で十分に微細藻を増殖させた後、例えば、培養槽12の開口部20を介して培養槽12の内部から培養液L2とともに微細藻を回収する。そして、微細藻と培養液L2とを分離することで微細藻を得ることができる。
以上から、本実施形態に係る培養装置10では、貯留液L1が透光性を有し、培養槽12及び貯液槽14の各々の側壁12aが透光性を有する材料から形成されている。このため、培養槽12及び貯液槽14の側壁12aを介して培養液L2の深さ方向(上下方向)に交差する方向から光を照射しつつ微細藻を培養できる。これにより、例えば、人工池等の上面開口を介して培養液L2の深さ方向にのみ光を照射するいわゆるオープンポンド(レースウェイポンド)での培養に比して、微細藻の培養容積に対して大きな受光面積を確保することができる。その結果、培養槽12内のより多くの微細藻に対して過不足が抑制された光エネルギーを分配して与えることが可能になる。
また、培養槽12は、貯液槽14に貯留された貯留液L1内に配設されている。このため、貯留液L1の断熱性等により、培養槽12内の培養液L2や微細藻が屋外環境の変化の影響を受けることが抑制される。その結果、培養槽12内の培養液L2の温度を、微細藻の培養に適した温度に維持することが容易になる。
さらに、培養槽12の上下方向の少なくとも一部は、水平方向の厚さを変更可能である。つまり、上記の通り培養液L2の深さ方向(上下方向)に交差する方向である、培養槽12への光の照射方向に対して、培養液L2の厚さを調整することが可能になる。このため、例えば、夏季等の外気温が高いような場合には、培養槽12の厚さを薄くすることで、培養液L2に対して冷却水として機能する貯留液L1の貯留量を増やして、培養液L2を効率的に冷却することができる。また、例えば、冬季等の外気温が低い屋外環境では、培養槽12の厚さを厚くすることで、貯留液L1の貯留量を減らして、培養液L2の温度低下を抑制することができる。また、例えば、日射量が多い環境下では、培養槽12の厚さを厚くすることで、培養液L2の透光率を低下させて、培養液L2内に存在する微細藻に照射される光量を減らすことができる。これらによって、屋外環境の変化に関わらず、培養槽12内における微細藻の光合成効率の向上を図ることが可能になる。
従って、本実施形態に係る培養装置10によれば、透光性の貯留液L1内に透光性の培養槽12を配置し、該培養槽12の水平方向の厚さを変更する簡単な構成により、培養槽12内が屋外環境の変化の影響を受けることを抑制して、微細藻を良好に培養できる。
上記の実施形態に係る培養装置10では、培養槽12は、可撓性を有する材料から形成され、培養槽12内の培養液L2は、培養槽12の壁部を介して、貯留液L1の液圧を受けることとした。この場合、培養槽12内の培養液L2等の液面位置が、貯液槽14内の貯留液L1の液面位置に応じた高さとなる。このため、例えば、培養槽12内の内容物の収容量を減らしても、培養槽12内の培養液L2等の液面位置が下がることを抑制でき、培養槽12の厚さを容易に調整することが可能になる。
上記の実施形態に係る培養装置10では、培養槽12内の内容物の収容量を変化させることで、培養槽12の厚さが可変となることとした。この場合、培養槽12の厚さを簡単な構成で容易に調整することが可能になる。
上記の実施形態に係る培養装置10では、培養槽12の水平方向に対向する側壁12aの対向間隔を調整可能に、側壁12aを支持する調整支持部16を備えることとした。この場合、培養槽12の厚さを容易且つ高精度に調整することが可能になる。
上記の実施形態に係る培養装置10では、調整支持部16は、側壁12aの上端側(被支持部34)を支持する側壁支持部42と、貯液槽14の上端側に水平方向に間隔を置いて複数配置され、側壁支持部42が着脱自在に固定される固定部44と、を有し、側壁支持部42を固定部44に選択的に固定することで、側壁12aの上端側の対向間隔を調整可能であるとともに、貯留液L1内に培養槽12が吊り下げられることとした。この場合、複数の固定部44から選択した固定部44に側壁支持部42を固定する簡単な構成により、培養槽12の側壁12aの対向間隔を調整することで、培養槽12の厚さを高精度に調整することが可能になる。
上記の実施形態に係る培養装置10では、側壁支持部42は、培養槽12の上端側(被支持部34)の側壁12aを巻回可能に設けられ、側壁支持部42に巻回する側壁12aの長さを調整することで、培養槽12の下端から側壁支持部42までの側壁12aの長さを培養槽12の厚さに合わせて調整可能であることとした。
例えば、培養槽12の厚さが薄くなることにより、培養槽12の厚さに対して培養槽12の下端から側壁支持部42までの側壁12aの長さが余剰となった場合であっても、側壁支持部42に巻回する側壁12aの長さを長くすることで、上記の余剰分を解消することができる。一方、例えば、培養槽12の厚さが厚くなることにより、培養槽12の厚さに対して培養槽12の下端から側壁支持部42までの側壁12aの長さが不足する場合であっても、側壁支持部42に巻回する側壁12aの長さを短くすることで、上記の不足分を解消することができる。従って、簡単な構成で培養槽12の厚さを一層高精度に調整することが可能になる。
上記の実施形態に係る培養装置10では、培養槽12の底部には、培養槽12内に下側から上側に向かってガスを供給可能とするガス供給口30が設けられることとした。この場合、ガス供給口30を介して培養槽12内に供給されたガスが下側から上側に向かうことにより、培養槽12内の培養液L2が撹拌される。このため、培養槽12内の全体において、培養液L2の温度の均等化を図ることや、微細藻に供給される光の均等化を図ることが可能になる。ひいては、培養槽12内を微細藻の培養に適した環境に維持することが一層容易になる。
本発明は、上記した実施形態に特に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施形態に係る培養装置10は、調整支持部16を備え、培養槽12の水平方向に対向する側壁12aの対向間隔を調整可能であることとした。しかしながら、例えば、図8及び図9に示すように、培養装置10は、調整支持部16を備えていなくてもよい。この場合、例えば、培養槽12の側壁12aの上端側は、第2水平方向の対向間隔が最大となる状態で貯液槽14の上端側に対して位置決めされる。そして、培養槽12に収容する内容物の収容量を調整することのみによって、貯液槽14に位置決めされた培養槽12の上端よりも下側における培養槽12の厚さが調整される。
このため、例えば、冬季等の外気温が低い屋外環境であった場合には、図8に示すように、内容物の収容量を多くする。これにより、培養槽12の上側の厚さに合わせて、培養槽12の下側の厚さを厚くすることができる。
一方、例えば、夏季等の外気温が高い屋外環境であった場合には、図9に示すように、内容物の収容量を少なくする。これにより、培養槽12の下側の厚さを薄くすることができる。
このため、図8及び図9に示す培養装置10においても、図1~図4に示す培養装置10と同様に、培養槽12内が屋外環境の変化の影響を受けることを抑制して、微細藻を良好に培養することが可能である。しかも、内容物の収容量を調整することのみによって培養槽12の厚さを調整することができるため、培養装置10の構成を一層簡素化することが可能となる。
上記の実施形態では、培養槽12の内部には、培養槽12を設置場所に設置した際の重力方向に沿ってそれぞれ延在するガイド部26及び循環部28が水平方向に並んで設けられ、ガイド部26及び循環部28は、重力方向の下側に設けられたガイド部入口38と、重力方向の上側に設けられたガイド部出口36とのそれぞれを介して互いに連通し、培養槽12の底部には、ガイド部26に重力方向の下側から上側に向かってガスを供給可能とするガス供給口30が設けられ、ガス供給口30からガイド部26にガスが供給されると、循環部28内の培養液L2がガイド部入口38からガイド部26内に流入するとともに、ガイド部26内の培養液L2がガイド部出口36から循環部28内に流出する培養液流Fが生じることとした。
この場合、微細藻の培養に必要なガスをガス供給口30から供給してガイド部26に流通させる簡単な構成により、培養槽12内に培養液流Fを生じさせることができる。しかも、例えば、送水ポンプ等の培養液流Fを生じさせるための特別な構成を設けて駆動する必要もない。従って、エネルギー消費量が増大することを抑制しつつ、簡単な構成で微細藻を良好に培養することが可能になる。
しかしながら、培養槽12の構成は、特に制限されるものではない。例えば、培養槽12は、不図示の送水ポンプ等により培養液流を生じさせて、培養槽12内の培養液L2を循環させるものであってもよい。
10…培養装置 12…培養槽
12a…側壁 14…貯液槽
16…調整支持部 30…ガス供給口
40…貯液槽支持部 42…側壁支持部
44…固定部 L1…貯留液
L2…培養液

Claims (7)

  1. 屋外環境が変化する設置場所に設置され、培養液中で微細藻を培養する培養装置であって、
    透光性を有する材料から形成され、前記培養液及び前記微細藻を収容する培養槽と、
    透光性を有する材料から形成され、透光性を有する貯留液を貯留する貯液槽と、
    を備え、
    前記培養槽は、前記貯液槽に貯留された前記貯留液内に配設され、
    前記培養槽の上下方向の少なくとも一部は、前記屋外環境の変化に合わせて水平方向の厚さを変更可能である、培養装置。
  2. 請求項1記載の培養装置において、
    前記培養槽は、可撓性を有する材料から形成され、
    前記培養槽内の前記培養液は、前記培養槽の壁部を介して、前記貯留液の液圧を受ける、培養装置。
  3. 請求項2記載の培養装置において、
    前記培養槽内の内容物の収容量を変化させることで、前記培養槽の前記厚さが可変となる、培養装置。
  4. 請求項2又は3記載の培養装置において、
    前記培養槽の前記水平方向に対向する側壁の対向間隔を調整可能に、前記側壁を支持する調整支持部を備える、培養装置。
  5. 請求項4記載の培養装置において、
    前記調整支持部は、
    前記側壁の上端側を支持する側壁支持部と、
    前記貯液槽の上端側に前記水平方向に間隔を置いて複数配置され、前記側壁支持部が着脱自在に固定される固定部と、
    を有し、
    前記側壁支持部を前記固定部に選択的に固定することで、前記側壁の上端側の前記対向間隔を調整可能であるとともに、前記貯留液内に前記培養槽が吊り下げられる、培養装置。
  6. 請求項5記載の培養装置において、
    前記側壁支持部は、前記培養槽の上端側の前記側壁を巻回可能に設けられ、
    前記側壁支持部に巻回する前記側壁の長さを調整することで、前記培養槽の下端から前記側壁支持部までの前記側壁の長さを前記培養槽の前記厚さに合わせて調整可能である、培養装置。
  7. 請求項1~6の何れか1項に記載の培養装置において、
    前記培養槽の底部には、前記培養槽内に下側から上側に向かってガスを供給可能とするガス供給口が設けられる、培養装置。
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