JP2022152970A - ショベル、ショベルの管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性を向上させることを目的とする。【解決手段】内部に操作装置が設けられた運転室と、前記運転室の外部に設けられた外部操作装置の操作に基づく動作要素の制御中に、前記操作装置の操作に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記操作装置の操作に基づく制御に切り換える制御装置と、を有するショベルである。【選択図】図1

Description

本発明は、ショベル、ショベルの管理システムに関する。
従来から、搭乗操縦と無線操縦とを切り換える機能を有する建設機械が知られている。
特許第3375092号公報
上述した従来の技術では、操縦を切り換えることが記載されているが、状況に応じて優先させるべき操縦方法について記載されていない。このため、従来の技術では、建設機械が、優先させるべき操縦方法ではない方法で操縦される可能性がある。
そこで、上記事情に鑑み、安全性を向上させることを目的とする。
本発明の実施形態に係るショベルは、内部に操作装置が設けられた運転室と、前記運転室の外部に設けられた外部操作装置の操作に基づく動作要素の制御中に、前記操作装置の操作に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記操作装置の操作に基づく制御に切り換える制御装置と、を有する。
また、本発明の実施形態に係るショベルは、運転室と、自律動作の対象となる動作要素の動作を制御する自律制御部と、前記自律動作中に、前記運転室の外部に設けられた外部操作装置の操作に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記外部操作装置の操作に基づく制御に切り換える制御装置と、を有するショベルである。
また、本発明の実施形態に係るショベルの管理システムは、ショベルと、前記ショベルの外部に設けられた外部操作装置と、管理装置と、を含むショベルの管理システムであって、前記ショベルは、内部に操作装置が設けられた運転室と、前記管理装置を介して前記外部操作装置から受信した操作信号に基づく動作要素の制御中に、前記操作装置の操作に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記操作装置の操作に基づく制御に切り換える制御装置と、を有するショベルの管理システムである。
また、本発明の実施形態に係るショベルの管理システムは、ショベルと、前記ショベルの外部に設けられた外部操作装置と、管理装置と、を含むショベルの管理システムであって、前記ショベルは、運転室と、自律動作の対象となる動作要素の動作を制御する自律制御部と、前記自律動作中に、前記管理装置を介して前記外部操作装置から受信する操作信号に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記外部操作装置から受信した操作信号に基づく制御に切り換える制御装置と、を有する、ショベルの管理システムである。
安全性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るショベルを示す図である。 ショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。 ショベルに搭載される電気系の構成例を示す図である。 キャビン内の運転席の周囲を上から見た平面図である。 遠隔操作室の一例について説明する第一の図である。 遠隔操作室の一例について説明する第二の図である。 ショベルの動作を説明する第一のフローチャートである。 ショベルの動作を説明する第二のフローチャートである。 ショベルの管理システムの他の例を示す図である。
次に、添付図面を参照しながら、本発明の限定的でない例示の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態のショベルを示す図である。ショベル100の下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が旋回可能に搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられている。
ブーム4、アーム5、及びバケット6は、アタッチメントの一例である掘削アタッチメントを構成している。ブーム4はブームシリンダ7により駆動され、アーム5はアームシリンダ8により駆動され、バケット6はバケットシリンダ9により駆動される。
ブーム4にはブーム角度センサS1が取り付けられ、アーム5にはアーム角度センサS2が取り付けられ、バケットリンクにはバケット角度センサS3が取り付けられている。上部旋回体3には、旋回角速度センサS4が取り付けられている。
ブーム角度センサS1は、姿勢検出センサの1つであり、ブーム4の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、ブーム角度センサS1は、ブームシリンダ7のストローク量を検出するストロークセンサであり、ブームシリンダ7のストローク量に基づいて上部旋回体3とブーム4とを連結するブームフートピン回りのブーム4の回動角度を導き出す。
アーム角度センサS2は、姿勢検出センサの1つであり、アーム5の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、アーム角度センサS2は、アームシリンダ8のストローク量を検出するストロークセンサであり、アームシリンダ8のストローク量に基づいてブーム4とアーム5とを連結する連結ピン回りのアーム5の回動角度を導き出す。
バケット角度センサS3は、姿勢検出センサの1つであり、バケット6の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、バケット角度センサS3は、バケットシリンダ9のストローク量を検出するストロークセンサであり、バケットシリンダ9のストローク量に基づいてアーム5とバケット6とを連結する連結ピン回りのバケット6の回動角度を導き出す。
なお、ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、及びバケット角度センサS3のそれぞれは、ロータリーエンコーダ、加速度センサ、ポテンショメータ(可変抵抗器)、傾斜センサ、又は、慣性計測装置等であってもよい。慣性計測装置は、例えば、加速度センサとジャイロセンサとの組み合わせで構成されていてもよい。
旋回角速度センサS4は、上部旋回体3の旋回角速度を検出するように構成されている。本実施形態では、旋回角速度センサS4は、ジャイロセンサである。旋回角速度センサS4は、旋回角速度に基づいて旋回角度を算出するように構成されていてもよい。旋回角速度センサS4は、ロータリーエンコーダ等の他のセンサで構成されていてもよい。
上部旋回体3には、運転室としてのキャビン10、エンジン11、測位装置18、集音装置A1、撮像装置C1、及び通信装置T1等が搭載されている。また、キャビン10内には、コントローラ30が搭載されている。また、キャビン10内には、運転席及び操作装置等が設置されている。但し、ショベル100は、キャビン10が省略された無人ショベルであってもよい。
エンジン11は、ショベル100の駆動源である。本実施形態では、エンジン11は、ディーゼルエンジンである。エンジン11の出力軸は、メインポンプ14及びパイロットポンプ15のそれぞれの入力軸に連結されている。
測位装置18は、ショベル100の位置を測定するように構成されている。本実施形態では、測位装置18は、GNSSコンパスであり、上部旋回体3の位置及び向きを測定できるように構成されている。
集音装置A1は、ショベル100の周囲で発生する音を集めるように構成されている。本実施形態では、集音装置A1は、上部旋回体3に取り付けられたマイクである。
撮像装置C1は、ショベル100の周囲を撮像するように構成されている。本実施形態では、撮像装置C1は、上部旋回体3の上面後端に取り付けられた後カメラC1B、キャビン10の上面前端に取り付けられた前カメラC1F、上部旋回体3の上面左端に取り付けられた左カメラC1L、及び、上部旋回体3の上面右端に取り付けられた右カメラC1Rを含む。撮像装置C1は、キャビン10内の所定位置に設置された全天球カメラであってもよい。所定位置は、例えば、キャビン10内に設置された運転席に着座する操作者の目の位置に対応する位置である。
通信装置T1は、ショベル100の外部にある機器との通信を制御するように構成されている。本実施形態では、通信装置T1は、無線通信網を介し、通信装置T1とショベル100の外部にある機器との間の無線通信を制御するように構成されている。
具体的には、本実施形態のショベル100は、通信装置T1を介して、後述する遠隔操作室RCと通信を行い、通信装置T1が遠隔操作室RCから受信した操作信号に応じて動作してもよい。
コントローラ30は、各種演算を実行する演算装置である。本実施形態では、コントローラ30は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータで構成されている。そして、コントローラ30の各種機能は、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。
図2は、ショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。図2において、機械的動力伝達ラインは二重線、作動油ラインは太実線、パイロットラインは破線、電気制御ラインは点線でそれぞれ示されている。
ショベル100の駆動系は、エンジン11、レギュレータ13、メインポンプ14、パイロットポンプ15、コントロールバルブユニット17、コントローラ30、及び電磁弁ユニット45等で構成されている。エンジン11は、エンジンコントロールユニット74により駆動制御される。
メインポンプ14は、作動油ライン16を介して作動油をコントロールバルブユニット17に供給する。本実施形態では、メインポンプ14は、斜板式可変容量型油圧ポンプである。
レギュレータ13は、メインポンプ14の吐出量を制御するように構成されている。本実施形態では、レギュレータ13は、メインポンプ14の吐出圧又はコントローラ30からの制御信号等に応じてメインポンプ14の斜板傾転角を調節するように構成されている。メインポンプ14は、レギュレータ13により1回転当たり吐出量(押し退け容積)が制御される。
パイロットポンプ15は、パイロットライン25を介して各種油圧制御機器に作動油を供給するように構成されている。本実施形態では、パイロットポンプ15は、固定容量型油圧ポンプである。但し、パイロットポンプ15は、省略されてもよい。この場合、パイロットポンプ15が担っていた機能は、メインポンプ14によって実現されてもよい。すなわち、メインポンプ14は、コントロールバルブユニット17に作動油を供給する機能とは別に、絞り等を介して電磁弁ユニット45等に作動油を供給する機能を備えていてもよい。
コントロールバルブユニット17は、メインポンプ14から受け入れた作動油を1又は複数の油圧アクチュエータに選択的に供給できるように構成されている。本実施形態では、コントロールバルブユニット17は、複数の油圧アクチュエータに対応する複数の制御弁を含む。そして、コントロールバルブユニット17は、1又は複数の油圧アクチュエータに対し、メインポンプ14から吐出される作動油を選択的に供給できるように構成されている。油圧アクチュエータは、例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、左側走行用油圧モータ1L、右側走行用油圧モータ1R、及び旋回用油圧モータ2Aを含む。
コントローラ30は、通信装置T1を通じて受信する操作信号に基づき、電磁弁ユニット45を制御するように構成されている。本実施形態では、操作信号は、遠隔操作室RCから送信されてもよい。また、操作信号は、キャビン10内に設けられた操作装置によって生成されてもよい。遠隔操作室RCと、キャビン10内に設けられた操作装置との詳細は後述する。
電磁弁ユニット45は、パイロットポンプ15とコントロールバルブユニット17内の各制御弁のパイロットポートとを繋ぐ各パイロットライン25に配置された複数の電磁弁を含む。
本実施形態では、コントローラ30は、複数の電磁弁のそれぞれの開口面積を個別に制御することで、各制御弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御することができる。そのため、コントローラ30は、各油圧アクチュエータに流入する作動油の流量、及び、各油圧アクチュエータから流出する作動油の流量を制御することができ、ひいては、各油圧アクチュエータの動きを制御することができる。
このようにして、コントローラ30は、遠隔操作室等の外部からの操作信号に応じ、ブーム4の上げ下げ、アーム5の開閉、バケット6の開閉、上部旋回体3の旋回、及び下部走行体1の走行等を実現できる。
さらに、本実施形態のコントローラ30は、キャビン10内に設けられた操作装置で生成された操作信号に基づく動作要素(油圧アクチュエータ)の制御と、遠隔操作室RCから受信した操作信号に基づく動作要素(油圧アクチュエータ)の制御とを、操作者の指示に応じて切り換える。
以下に、本実施形態のコントローラ30の機能について説明する。本実施形態のコントローラ30は、切換部31、自律制御部32、停止指令生成部33を有する。これらの各機能は、コントローラ30が有するプログラムをCPUが読み出して実行することで実現される。
切換部31は、キャビン10内に設けられた切換指示を行うための操作装置の操作に応じて、油圧アクチュエータの制御に用いる操作信号を切り換える。
具体的には、切換部31は、キャビン10内の操作に応じて、動作要素の制御に用いる操作信号を、遠隔操作室RCから受信した操作信号から、キャビン10内に設けられた操作装置で生成された操作信号に切り換える。言い換えれば、切換部31は、遠隔操作中に、キャビン10内での操作への切換指示を受けて、動作要素の制御をキャビン10内の操作に基づく制御に切り換える。
また、切換部31は、キャビン10内の操作に応じて、動作要素の制御に用いる操作信号を、自律制御部32により生成される操作信号から、遠隔操作室RCから受信した操作信号に切り換える。言い換えれば、切換部31は、自律運転中に遠隔操作への切換指示を受けて、動作要素の制御を遠隔操作に基づく制御に切り換える。
自律制御部32は、自律的に各種の判断を行い、その判断結果に沿って、自律的に自律動作の対象の動作要素(油圧アクチュエータ)の動作内容を決定し、決定された動作内容に応じた操作信号を生成して、ショベル100の自律運転機能を実現する。
停止指令生成部33は、キャビン10内に設けられた停止指示を行うための操作装置の操作に応じて、動作要素に対する停止指令を生成し、各動作要素に停止指令を伝達する。
これらの各部を用いたコントローラ30の動作の詳細は後述する。
次に、図3を参照して、ショベル100を含む管理システムSYSと、ショベル100の駆動系の構成について説明する。図3は、ショベルに搭載される電気系の構成例を示す図である。
図3の例では、ショベル100は、ショベル100の管理システムSYSに含まれる。管理システムSYSは、ショベル100と、ショベル100と通信を行う管理装置90と、遠隔操作室RCと、を含む。なお、管理システムSYSに含まれるショベル100の台数は任意であって良い。
ショベル100の駆動系は、主に、エンジン11、メインポンプ14、パイロットポンプ15、コントロールバルブユニット17、操作装置26、コントローラ30、エンジン制御装置(ECU)74、エンジン回転数調整ダイヤル75、操作バルブ110等を含む。
エンジン11は、ショベル100の駆動源であり、例えば、所定の回転数を維持するように動作するディーゼルエンジンである。エンジン11の出力軸はメインポンプ14及びパイロットポンプ15の入力軸に接続される。
メインポンプ14は、作動油ライン16を介して作動油をコントロールバルブユニット17に供給する油圧ポンプであり、例えば、斜板式可変容量型油圧ポンプである。
パイロットポンプ15は、パイロットライン25を介して各種の油圧制御機器に作動油を供給するための油圧ポンプであり、例えば、固定容量型油圧ポンプである。
コントロールバルブユニット17は、ショベル100における油圧システムを制御する油圧制御バルブである。コントロールバルブユニット17は、例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、走行用油圧モータ(右)1A、走行用油圧モータ(左)1B、及び旋回用油圧モータ2Aのうちの一又は複数のものに対し、メインポンプ14から供給された作動油を選択的に供給する。なお、以下の説明では、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、走行用油圧モータ(右)1A、走行用油圧モータ(左)1B、及び旋回用油圧モータ2Aをまとめて「油圧アクチュエータ」と称する。
操作装置26は、操作者が油圧アクチュエータの操作のために用いる装置であり、パイロットライン25を介して、パイロットポンプ15から供給された作動油を油圧アクチュエータのそれぞれに対応する流量制御弁のパイロットポートに供給する。なお、パイロットポートのそれぞれに供給される作動油の圧力は、油圧アクチュエータのそれぞれに対応する操作レバー26A~26Dの操作方向及び操作量に応じた圧力とされる。また、操作装置26は、後述する操作スイッチ26a、26b、26cを含む。
ECU74は、エンジン11を制御する装置である。ECU74は、例えば、コントローラ30からの指令値に基づき、エンジン回転数調整ダイヤル75により操作者が設定したエンジン回転数(モード)に応じて、エンジン11の回転数を制御するための燃料噴射量等をエンジン11に出力する。
エンジン回転数調整ダイヤル75は、エンジンの回転数を調整するためのダイヤルであり、本発明の実施形態ではエンジン回転数を4段階で切り換えできるようにする。例えば、エンジン回転数調整ダイヤル75は、SPモード、Hモード、Aモード、及びIDLEモードの4段階でエンジン回転数を切り換えできるようにする。なお、図3は、エンジン回転数調整ダイヤル75でHモードが選択された状態を示す。
SPモードは、作業量を優先したい場合に選択される作業モードであり、最も高いエンジン回転数を利用する。Hモードは、作業量と燃費を両立させたい場合に選択される作業モードであり、2番目に高いエンジン回転数を利用する。Aモードは、燃費を優先させながら低騒音でショベル100を稼働させたい場合に選択される作業モードであり、3番目に高いエンジン回転数を利用する。IDLEモードは、エンジンをアイドリング状態にしたい場合に選択される作業モードであり、最も低いエンジン回転数を利用する。そして、エンジン11は、エンジン回転数調整ダイヤル75で設定された作業モードのエンジン回転数で一定に回転数制御される。
操作バルブ110は、コントローラ30が油圧アクチュエータの操作のために用いるバルブであり、パイロットライン25を介して、パイロットポンプ15から供給された作動油を油圧アクチュエータのそれぞれに対応する流量制御弁のパイロットポートに供給する。なお、パイロットポートのそれぞれに供給される作動油の圧力は、コントローラ30からの制御信号に応じた圧力とされる。操作バルブ110は、アタッチメントを構成するブーム4、アーム5、バケット6のシリンダに対して、規定動作に対応してロッド側とボトム側との少なくとも一方に設けられる。ロッド側とボトム側の両方に設けてもよい。
また、走行用油圧モータ(右)1A、走行用油圧モータ(左)1B、及び旋回用油圧モータ2Aにおいては、吐出側と吸入側の少なくとも一方に設けられる。吐出側と吸入側の両方に設けてもよい。
この場合、操作装置26が中立位置の状態でも、規定動作を実行することができる。また、操作装置26とコントロールバルブユニット17との間に配置した減圧弁を操作バルブ110として機能させてもよい。この場合、操作装置26を最大に倒した状態でコントローラ30から減圧弁へ減圧指令を送ることで、コントロールバルブユニット17に対して安定した動作指令を与えることができる。
また、ショベル100には、表示装置D1が設けられる。表示装置D1は、CAN(Controller Area Network)、LIN(Local Interconnect Network)等の通信ネットワークを介してコントローラ30に接続される。なお、表示装置D1は、専用線を介してコントローラ30に接続されてもよい。
また、表示装置D1は、画像表示部D11上に表示する画像を生成する変換処理部D1aを含む。変換処理部D1aは、撮像装置C1の出力に基づいて画像表示部D11上に表示するカメラ画像を生成する。そのため、撮像装置C1は、例えば専用線を介して表示装置D1に接続される。また、変換処理部D1aは、コントローラ30の出力に基づいて画像表示部D11上に表示する画像を生成する。
撮像装置C1は、前方監視カメラC1F、左側方監視カメラC1L、後方監視カメラC1B、及び右側方監視カメラC1Rを含む。
前方監視カメラC1Fは、キャビン10の前側、例えば、キャビン10の天井部分等に設けられ、ショベル100の前方、及びブーム4、アーム5、並びにバケット6の動作を撮像する。左側方監視カメラC1Lは、例えば、上部旋回体3のカバー3a上部の左側に設けられ、ショベル100の左方を撮像する。
後方監視カメラC1Bは、上部旋回体3の後側、例えば、上部旋回体3のカバー上部の後側に設けられ、ショベル100の後方を撮像する。右側方監視カメラC1Rは、例えば、上部旋回体3のカバー上部の右側に設けられ、ショベル100の右方を撮像する。前方監視カメラC1F、左側方監視カメラC1L、後方監視カメラC1B、及び右側方監視カメラC1Rは、例えば、CCDやCMOS等の撮像素子を有するデジタルカメラであり、それぞれ撮影した画像をキャビン10内に設けられている表示装置D1に送信する。
なお、変換処理部D1aは、表示装置D1が有する機能としてではなく、コントローラ30が有する機能として実現されてもよい。この場合、撮像装置C1は、表示装置D1ではなく、コントローラ30に接続される。
また、表示装置D1は、入力部D12としてのスイッチパネルを含む。スイッチパネルは、各種ハードウェアスイッチを含むパネルである。スイッチパネルは、例えば、ハードウェアボタンとしてのライトスイッチ、ワイパースイッチ、及びウインドウォッシャスイッチを含む。
また、表示装置D1は、蓄電池70から電力の供給を受けて動作する。なお、蓄電池70はエンジン11のオルタネータ11a(発電機)で発電した電力で充電される。蓄電池70の電力は、コントローラ30及び表示装置D1以外のショベル100の電装品72等にも供給される。また、エンジン11のスタータ11bは、蓄電池70からの電力で駆動され、エンジン11を始動する。
エンジン11は、ECU74により制御される。ECU74からは、CAN等の通信ネットワークを介して、エンジン11の状態を示す各種のデータ(例えば、水温センサ11cで検出される冷却水温を示すデータ)がコントローラ30に常時送信される。
したがって、コントローラ30は一時記憶部30aにこのデータを蓄積しておき、必要なときに表示装置D1に送信することができる。
なお、以下の説明では、ECU74からCANを介してコントローラ30に送信される、エンジンの状態を示す各種データを、CANデータと呼ぶ場合がある。したがって、水温センサ11cで検出される冷却水温を示すデータは、CANデータに含まれるデータである。また、CANデータには、ECU74に対してコントローラ30から入力された指令値、エンジン11の回転数、燃料噴射量(エンジン負荷率)等が含まれる。
本実施形態では、ECU74を、エンジン11の状態を検出するための状態検出センサの1つしても良い。この場合、CANデータは、状態検出センサの検出値(出力データ)に含まれる。以下の説明では、状態検出センサの検出値に、CANデータも含まれるものとする。
また、コントローラ30には以下のように各種のデータが供給され、コントローラ30の一時記憶部30aに格納される。格納されたデータは、必要なときに表示装置D1に送信することができる。
まず、可変容量式油圧ポンプであるメインポンプ14のレギュレータ14aから斜板角度を示すデータがコントローラ30に送信される。また、メインポンプ14の吐出圧力を示すデータが、吐出圧力センサ14bからコントローラ30に送信される。また、メインポンプ14が吸入する作動油が貯蔵されたタンクとメインポンプ14との間の管路には、油温センサ14cが設けられており、その管路を流れる作動油の温度を表すデータが、油温センサ14cからコントローラ30に送信される。
また、操作レバー26A~26Cを操作した際にコントロールバルブユニット17に送られるパイロット圧が、油圧センサ15a、15bで検出され、検出したパイロット圧を示すデータがコントローラ30に送信される。
また、エンジン回転数調整ダイヤル75からは、エンジン回転数の設定状態を示すデータがコントローラ30に常時送信される。
また、ショベル100は、通信ネットワーク93を介して管理装置90と相互に通信可能とされている。また、ショベル100は、通信ネットワーク93を介して遠隔操作室RCと相互に通信可能とされている。また、ショベル100は、管理装置90を介して、遠隔操作室RCと通信を行ってもよい。
管理装置90は、例えば、ショベル100のメーカーやサービスセンタに設置されたコンピュータ等であり、専門スタッフ(設計者等)がショベル100の状況を遠隔にいながら把握することができる。コントローラ30がショベル100に含まれる各種の状態検出センサからの検出値のデータを一時記憶部30a等に蓄積し、管理装置90に送信することができる。このように、規定動作中に取得されたデータは、診断データとして管理装置90に送信される。
なお、コントローラ30は、通信装置T1により、通信ネットワーク93を介して、管理装置90や遠隔操作室RCと通信することが可能とされてよい。専門スタッフは、ショベル100から管理装置90に送信され、管理装置90の受信部90aにより受信された各種の状態検出センサからの検出値のデータを分析し、ショベル100の状態を判定する。
例えば、専門スタッフは、故障や不調の有無を診断し、故障や不調がある場合には、故障や不調の部位、故障や不調の原因を特定する等を行ってよい。これにより、前もって、ショベル100の修理に必要な部品等を持参することができ、メンテナンスや修理に費やす時間を短縮することができる。
また、管理装置90は、処理部90bを有する。処理部90bは、予め定められたプログラムが入力され、プログラムによりショベル100から送信された各種の状態検出センサからの検出値の演算処理を行ってよい。例えば、処理部90bは、入力された診断プログラムを含み、診断プログラムによりショベル100から送信された状態検出センサの検出値(CANデータを含む)を用いて故障診断や故障予知を行ってよい。処理部90bによる演算処理結果は、管理装置90の表示部90cに表示されてよい。
なお、管理装置90は、ショベル100のメーカーやサービスセンタに設けられたサーバ等を介して間接的にショベル100と通信可能な装置であってもよい。また、管理装置90は、メーカーやサービスセンタに配備される常設型コンピュータでもよいし、作業担当者が携帯可能な携帯型コンピュータ、例えば、携帯端末としての多機能型携帯情報端末であるいわゆるスマートフォン、タブレット端末等でもよい。
管理装置90が携帯型である場合、点検・修理現場に持ち運びできるため、管理装置90のディスプレイ(表示部90c)を見ながら、点検・修理作業を実施でき、その結果、点検・修理の作業効率が向上する。
また、携帯端末を用いる場合には、通信ネットワークを介さずにBluetooth(登録商標)、赤外線通信等の近距離通信により、直接、ショベルと通信を行っても良い。この場合、携帯端末への画面入力や音声入力等の操作により、規定動作の実行指示を携帯端末からショベルに送信する。つまり、規定動作の実行中における状態検出センサからの検出値を規定動作と対応付けて記憶させる指示を携帯端末からショベルへ送信する。そして、規定動作の動作結果をショベルから携帯端末へ送信することで、携帯端末の画面にて規定動作の動作結果を確認することができる。
ショベル100に含まれる各種の状態検出センサは、ショベル100の各部の動作を検出するセンサである。各種の状態検出センサは、ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、バケット角度センサS3、車体傾斜センサS4、旋回角度センサS5、走行回転センサ(右)S6A、走行回転センサ(左)S6B等を含む。
ブーム角度センサS1は、上部旋回体3におけるブーム4の支持部(関節)に設けられ、ブーム4の水平面からの角度(ブーム角度)を検出する。ブーム角度センサS1には、例えば、ロータリポテンショメータ等、任意の角度センサが用いられてよく、後述するアーム角度センサS2、バケット角度センサS3についても同様である。検出されたブーム角度は、コントローラ30に送信される。
アーム角度センサS2は、ブーム4におけるアーム5の支持部(関節)に設けられ、ブーム4に対するアーム5の角度(アーム角度)を検出する。検出されたアーム角度は、コントローラ30に送信される。
バケット角度センサS3は、アーム5におけるバケット6の支持部(関節)に設けられ、アーム5に対するバケット6の角度(バケット角度)を検出する。検出されたバケット角度は、コントローラ30に送信される。
車体傾斜センサS4は、ショベル100の水平面に対する2軸方向(前後方向及び左右方向)の傾斜角を検出するセンサである。車体傾斜センサS4には、例えば、液封入静電容量式傾斜センサ、任意の傾斜センサが用いられてよい。検出された傾斜角はコントローラ30に送信される。
旋回角度センサS5は、旋回機構2による上部旋回体3の旋回角度を検出する。旋回角度センサS5には、例えば、ロータリーエンコーダ等、任意の角度センサが用いられてよい。検出された旋回角度は、コントローラ30に送信される。
走行回転センサ(右)S6A及び走行回転センサ(左)S6Bは、それぞれ走行用油圧モータ(右)1A及び走行用油圧モータ(左)1Bの回転速度を検出する。走行回転センサ(右)S6A及び走行回転センサ(左)S6Bには、例えば、磁気式等、任意の回転センサが用いられてよい。検出されたそれぞれの回転速度は、コントローラ30に送信される。
また、上述したとおり、ショベル100に含まれる各種の状態検出センサとして、レギュレータ14a、吐出圧力センサ14b、油温センサ14c、油圧センサ15a,15b、エンジン回転数調整ダイヤル75、撮像装置C1、ECU74等がある。これらにより検出された検出値についても、コントローラ30に送信される。
したがって、本実施形態の状態検出センサの検出値には、ショベル100の各部の動作を示す動作情報と、ショベル100のエンジンの状態を示す情報とが含まれる。
上述したショベル100に含まれる各種の状態検出センサからコントローラ30に送信されたデータは、コントローラ30の一時記憶部30aに格納される。
本実施形態の遠隔操作室RCは、例えば、管理装置90が設置された場所(施設)と同じ場所に設けられていてもよい。遠隔操作室RCは、内部にショベル100を遠隔操作するための操作装置等が設けられており、遠隔操作室RCで生成された操作信号をショベル100に送信することで、ショベル100の遠隔操作を可能とする。
つまり、遠隔操作室RCは、キャビン10とは別のショベル100の運転室であり、遠隔操作室RC内の操作装置は、ショベル100の外部に設けられたショベル100の外部操作装置である。
次に、図4を参照して、本実施形態のショベル100のキャビン10内に設置される運転席について説明する。図4は、キャビン内の運転席の周囲を上から見た平面図である。
キャビン10内には運転席115が設置される。運転席115は操作者が着座するシート102と背もたれ104とを含む。運転席はリクライニングシートであり、背もたれ104の傾斜角度を調節可能となっている。運転席115の左右両側にアームレスト106が配置される。アームレスト106は回動可能に支持されている。このため、ショベル100では、操作者が運転席115から離れるときに、アームレスト106は後方に回動させることで、アームレスト106に遮られずに運転席115を離れることができる。
運転席115の左右両側には、コンソール120A及びコンソール120Bがそれぞれ配置される。運転席115及びコンソール120A、120Bは、キャビン10の床面に固定されたレール150上を移動可能に支持されている。したがって、操作レバー26C、26Fやキャビン10のフロントガラスに対し、操作者は運転席115及びコンソール120A、120Bを好みの位置に移動して固定することができる。また、運転席115のみを前後にスライドさせることができ、コンソール120A、120Bの位置に対する運転席の位置も調節することがきる。
左側のコンソール120Aの前側に操作レバー26Aが設けられる。同様に、右側のコンソール120Bの前側に操作レバー26Bが設けられる。運転席115に着座した操作者は、左手で操作レバー26Aを把持しながら操作レバー26Aを操作し、且つ右手で操作レバー26Bを把持しながら操作レバー26Bを操作する。なお、コンソール120A、120Bの各々は回動可能に支持されおり、操作者はコンソール120A、120Bの角度を調整することで、操作レバー26A、26Bの中立位置における角度を調整することができる。
また、本実施形態では、コンソール120Aに、操作スイッチ26aが設けられている。操作スイッチ26aは、コントローラ30に対して、ショベル100の動作要素の動作の停止を指示するための操作部材である。本実施形態のコントローラ30は、操作スイッチ26aが押下されると、停止指令生成部33により、ショベル100の動作要素に対する停止指令を生成し、各動作要素に停止指令を伝達する。
本実施形態では、このように、キャビン10内に、停止を指示するための操作部材を設けることで、ショベル100が遠隔操作によって制御されている場合であっても、キャビン10内の操作者が、直ちにショベル100の動作を停止させることができる。
したがって、本実施形態では、例えば、遠隔操作室RCからでは作業現場の状況を把握することが困難な場合であっても、作業現場の安全を維持することができ、安全性を向上させることができる。
運転席115の前方の床面に操作ペダル26E、26Fが配置される。運転席115に着座した操作者は、左足で操作ペダル26Eを操作して左側走行用油圧モータ1Aを駆動する。また、運転席115に着座した操作者は、右足で操作ペダル26Fを操作して右側走行用油圧モータ1Bを駆動する。
操作ペダル26Eの近傍から操作レバー26Cが上方に向けて延在している。運転席115に着座した操作者は、左手で操作レバー26Cを把持しながら操作することで、操作ペダル26Eでの操作と同様に、左側走行用油圧モータ1Aを駆動することができる。また、操作ペダル26Fの近傍から操作レバー26Dが上方に向けて延在している。運転席115に着座した操作者は、右手で操作レバー26Dを把持しながら操作することで、操作ペダル26Fでの操作と同様に、右側走行用油圧モータ1Bを駆動することができる。
なお、キャビン10内の右前部には、ショベルの作業条件や動作状態などの情報を表示する表示装置D1が配置される。運転席115に着座した運転者は表示装置D1に表示された各種情報を確認しながらショベルによる作業を行なうことができる。
また、表示装置D1の入力部D12には、操作スイッチ26b、26cが設けられている。操作スイッチ26bは、ショベル100の動作要素の制御に用いる操作信号を、遠隔操作室RCから受信した操作信号から、キャビン10内に設けられた操作装置26の操作に応じて生成された操作信号に切り換えるための操作部材である。
つまり、本実施形態の操作スイッチ26aと操作スイッチ26bは、遠隔操作室RCから送信される操作信号に基づく動作要素の制御から、キャビン10内の操作装置26の操作に応じた動作要素の制御へ切り換える切換指示を生成するための操作部材である。
操作スイッチ26cは、ショベル100の動作要素の制御に用いる操作信号を、キャビン10内に設けられた操作装置26で生成された操作信号から、遠隔操作室RCから受信した操作信号に切り換えるための操作部材である。
コントローラ30は、操作スイッチ26cが操作されると、切換部31により、キャビン10内に設けられた操作装置26で生成された操作信号の取得を停止する。そして、コントローラ30は、遠隔操作室RCからの操作信号に基づき、ショベル100の制御を行う。
本実施形態では、このような操作部材を設けることで、キャビン10内の操作者の判断で、任意にタイミングで、ショベル100の操作をキャビン10内の操作から遠隔操作に切り換えることができる。
具体的には、例えば、キャビン10内の操作者がショベル100を操作して作業を行っている最中に、キャビン10内の操作者では操作が難しい場面に遭遇することがある。本実施形態では、このような場合に、操作者が操作スイッチ26bを操作することで、遠隔操作室RCで待機している熟練度の高い操作者に、ショベル100の操作を委ねることができる。
このため、本実施形態では、キャビン10内の操作者は、難易度の高い操作を行う必要がなく、操作技術に熟練していない操作者でも、安全に作業を行うことができる。
また、本実施形態では、高い操作技術を有する熟練者は、キャビン10内の操作者では対応が困難な場面の操作のみを行えばよい。このため、本実施形態では、難易度の高い操作は、遠隔操作室RCにおける熟練者に特化させ、複数の作業現場の掛け持ちさせることができる。
具体的には、例えば、熟練者は、ある作業現場において、キャビン10内の操作者による対応が困難な難易度の高い操作を遠隔操作で行い、次に、他の作業現場において、キャビン10内の操作者による対応が困難な難易度の高い操作を遠隔操作で行う。
このように、本実施形態では、熟練者に対し、複数の作業現場において、難易度が高い操作のみを遠隔操作で行わせることができ、作業効率を向上させることができる。
コントローラ30は、操作スイッチ26cが操作されると、切換部31により、遠隔操作室RCからの操作信号の受信を停止する。そして、コントローラ30は、キャビン10内に設けられた操作装置26で生成された操作信号に基づき、ショベル100の制御を行う。
本実施形態では、このような操作部材を設けることで、キャビン10内の操作者の判断で、任意にタイミングで、ショベル100の操作を遠隔操作からキャビン10内の操作に切り換えることができる。
以下の説明では、操作スイッチ26aを押下すること、操作スイッチ26cを押下することを、ショベル100の操作を遠隔操作からキャビン10内操作に切り換える切換指示を行う、と表現する場合がある。
具体的には、例えば、キャビン10内の操作者の操作技術で対応することができる場面となった場合等に、キャビン10内の操作者が操作スイッチ26cを操作することで、ショベル100の操作を、遠隔操作から、操作者による操作に切り換えてもよい。
また、例えば、キャビン10内の操作者が、遠隔操作では作業現場の状況を把握することが困難だと判断した場合等に、操作スイッチ26cが操作されてもよい。
本実施形態では、このように、作業現場で作業を行っている操作者の判断で、ショベル100の操作をキャビン10内の操作に切り換えることができる。つまり、本実施形態によれば、作業現場の状況に応じて、ショベル100の操作を遠隔操作からキャビン10内の操作に切り換えることができ、安全性を向上させることができる。
なお、本実施形態のコントローラ30は、例えば、操作スイッチ26aが操作されたとき、遠隔操作室RCや管理装置90に対し、ショベル100の動作を停止させたことを示す通知を送信してもよい。また、コントローラ30は、操作スイッチ26bが操作されたとき、遠隔操作室RCや管理装置90に対し、遠隔操作の依頼を示す通知を送信してもよい。また、コントローラ30は、操作スイッチ26cが操作されたとき、遠隔操作室RCや管理装置90に対し、キャビン10内操作に切り換えたことを示す通知を送信してもよい。
なお、本実施形態では、操作スイッチ26a、26b、26cの配置は、図4に示す位置に限定されない。
また、運転席115の左側(すなわち、キャビンの乗降用ドアがある側)には、ゲートロックレバー140が設けられる。ゲートロックレバー140を引き上げることで、エンジン11の起動が許可され、ショベルを操作することができる。ゲートロックレバー140を引き下げると、エンジン11を含む作動部は起動できなくなる。したがって、操作者が運転席に着座してゲートロックレバー140を引き上げた状態にしない限り、ショベルは作動できず、安全性が保たれる。
ここで、本実施形態では、キャビン10内の運転席の上方に、カメラC1が取り付けられている。カメラC1は、操作レバー26A、26B、26C、26D及び操作ペダル26E、26Fを上方から撮影することができる位置に配置されている。
カメラC1は、動画を撮影するビデオカメラのような撮像装置でもよく、あるいは、一定の短時間間隔で静止画を連続的に撮影するような撮像装置であってもよい。カメラC1が撮影して得られた画像は、コントローラ30に送られ、以下に説明するエンジン回転数制御処理に用いられる。
本実施形態によるエンジン回転数制御処理は、ショベルの操作者の手又は足(操作者の可動部分)が操作レバー又は操作ペダル(操作部材)を操作する状態であるか否かの判定に基づいて、エンジン11の回転数を制御する処理である。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態の遠隔操作室RCについて説明する。図5は、遠隔操作室の一例について説明する第一の図であり、図6は、遠隔操作室の一例について説明する第二の図である。
遠隔操作室RCには、遠隔コントローラ40、音出力装置A2、室内撮像装置C2、表示装置D2、及び通信装置T2等が設置されている。また、遠隔操作室RCには、ショベル100を遠隔操作する操作者OPが座る運転席DSが設置されている。
遠隔コントローラ40は、各種演算を実行する演算装置である。本実施形態では、遠隔コントローラ40は、コントローラ30と同様、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータで構成されている。そして、遠隔コントローラ40の各種機能は、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。
音出力装置A2は、音を出力するように構成されている。本実施形態では、音出力装置A2は、スピーカであり、ショベル100に取り付けられている集音装置A1が集めた音を再生するように構成されている。
室内撮像装置C2は、遠隔操作室RC内を撮像するように構成されている。本実施形態では、室内撮像装置C2は、遠隔操作室RCの内部に設置されたカメラであり、運転席DSに着座する操作者OPを撮像するように構成されている。
通信装置T2は、ショベル100に取り付けられた通信装置T1との無線通信を制御するように構成されている。本実施形態では、通信装置T1と通信装置T2とは、第5世代移動通信回線(5G回線)、LTE回線、又は衛星回線等を介して情報を送受信するように構成されている。
本実施形態では、運転席DSは、通常のショベルのキャビン内に設置される運転席と同様の構造を有する。具体的には、運転席DSの左側には左コンソールボックス120Lが配置され、運転席DSの右側には右コンソールボックス120Rが配置されている。
そして、左コンソールボックス120Lの上面前端には左操作レバーが配置され、右コンソールボックス120Rの上面前端には右操作レバーが配置されている。また、運転席DSの前方には、走行レバー及び走行ペダルが配置されている。
更に、右コンソールボックス120Rの上面中央部には、エンジン回転数調整ダイヤル75Aが配置されている。また、右コンソールボックス120Rの上面には、操作スイッチ27a、操作スイッチ27bが配置されている。
また、本実施形態では、右コンソールボックス120Rの近傍に、遠隔操作レバー27cが設けられている。
左操作レバー、右操作レバー、走行レバー、走行ペダル、遠隔操作レバー27c及びエンジン回転数調整ダイヤル75A、操作スイッチ27a、27bのそれぞれは、操作装置27に含まれる。
エンジン回転数調整ダイヤル75Aは、エンジン11の回転数を調整するためのダイヤルであり、例えばエンジン回転数を4段階で切り換えできるように構成されている。
具体的には、エンジン回転数調整ダイヤル75AはSPモード、Hモード、Aモード、及びアイドリングモードの4段階でエンジン回転数の切り換えができるように構成されている。エンジン回転数調整ダイヤル75Aは、エンジン回転数の設定に関するデータをコントローラ30に送信する。
操作スイッチ27aは、遠隔コントローラ40に対して、停止を指示するための操作部材である。本実施形態の遠隔コントローラ40は、操作スイッチ27aが押下されると、ショベル100の動作要素に対する停止指令を示す操作信号を生成してショベル100へ送信する。
ショベル100のコントローラ30は、この操作信号を受信すると、停止指令生成部33により停止指令を生成し、ショベル100の各動作要素に停止指令を伝達する。
本実施形態では、このように、遠隔操作室RC内に、停止を指示するための操作部材を設けることで、例えば、ショベル100が自律運転中であっても、遠隔操作室RCの操作者が、直ちにショベル100の動作を停止させることができる。
したがって、本実施形態では、例えば、自律運転によるショベル100の動作が、作業現場の状況に適していない場合等でも、作業現場の安全を維持することができ、安全性を向上させることができる。
操作スイッチ27bは、ショベル100の制御に用いる操作信号を、遠隔操作室RC内で生成された操作信号から、キャビン10内に設けられた操作装置26で生成された操作信号へ切り換えるための操作部材である。
遠隔コントローラ40は、操作スイッチ27bが操作されると、ショベル100に対し、キャビン10内の操作装置26による操作への切り換え要求を含む操作信号を送信してもよい。ショベル100のコントローラ30は、この操作信号を受け付けて、切換部31により、遠隔操作室RCからの操作信号の受信を停止し、キャビン10内の操作に応じた操作信号によりショベル100の動作要素を制御してもよい。
本実施形態では、このように、遠隔操作からキャビン10内の操作に切り換える操作部材を有することで、遠隔操作室RC内の操作者の判断で、ショベル100の操作を遠隔操作からキャビン10内の操作へ切り換えることができる。
したがって、例えば、遠隔操作室RC内の操作者は、難易度が高い操作が終了し、後は単調な作業が続くような場合に、操作スイッチ27bを押下して遠隔操作中であったショベル100の遠隔操作を終了し、他のショベル100の遠隔操作を行うことができる。
このため、本実施形態では、ショベル100の操作の熟練者を遠隔操作室RC内の操作者とすることで、熟練者を難易度の高い操作に特化させることができ、作業効率を向上させることができる。
遠隔操作レバー27cは、ショベル100の制御に用いる操作信号を、自律制御部32により生成される操作信号から、遠隔操作室RC内で生成された操作信号へ切り換えるための操作部材である。
本実施形態では、ショベル100が自律運転を行っている最中に、遠隔操作室RCにおいて遠隔操作レバー27cを傾倒させると、遠隔コントローラ40が、遠隔操作による制御要求をショベル100に送信してもよい。
そして、コントローラ30は、この制御要求を受け付けると、切換部31により、自律制御部32による操作信号の生成を停止し、遠隔操作室RCから受信した操作信号により、ショベル100の動作要素を制御する。
本実施形態では、このように、自律運転から遠隔操作へ切り換えるための操作部材を有することで、例えば、遠隔操作室RC内の操作者が、作業現場の状況から、自律運転機能による操作は困難と判断した場合等に、ショベル100を自律運転から遠隔操作に切り換えることができる。
したがって、本実施形態では、ショベル100に対し、単純な作業を自律運転で行わせ、難易度の高い操作のみを遠隔操作室RCの操作者に行わせることができ、作業効率を向上させることができる。
以下の説明では、操作スイッチ27aを押下すること、遠隔操作レバー27cを傾倒させることを、ショベル100の操作を自律運転から遠隔操作に切り換える切換指示を行う、と表現する場合がある。
SPモードは、操作者OPが作業量を優先させたい場合に選択される回転数モードであり、最も高いエンジン回転数を利用する。Hモードは、操作者OPが作業量と燃費を両立させたい場合に選択される回転数モードであり、二番目に高いエンジン回転数を利用する。Aモードは、操作者OPが燃費を優先させながら低騒音でショベルを稼働させたい場合に選択される回転数モードであり、三番目に高いエンジン回転数を利用する。アイドリングモードは、操作者OPがエンジンをアイドリング状態にしたい場合に選択される回転数モードであり、最も低いエンジン回転数を利用する。そして、エンジン11は、エンジン回転数調整ダイヤル75Aを介して選択された回転数モードのエンジン回転数で一定に回転数制御される。
操作装置27には、操作装置27の操作内容を検出するための操作センサ29が設置されている。操作センサ29は、例えば、操作レバーの傾斜角度を検出する傾斜センサ、又は、操作レバーの揺動軸回りの揺動角度を検出する角度センサ等である。操作センサ29は、圧力センサ、電流センサ、電圧センサ、又は距離センサ等の他のセンサで構成されていてもよい。
操作センサ29は、検出した操作装置27の操作内容に関する情報を遠隔コントローラ40に対して出力する。遠隔コントローラ40は、受信した情報に基づいて操作信号を生成し、生成した操作信号をショベル100に向けて送信する。
操作センサ29は、操作信号を生成するように構成されていてもよい。この場合、操作センサ29は、遠隔コントローラ40を経由せずに、操作信号を通信装置T2に出力してもよい。
表示装置D2は、ショベル100の周囲の状況に関する情報を表示するように構成されている。本実施形態では、表示装置D2は、縦3段、横3列の9つのモニタで構成されるマルチディスプレイであり、ショベル100の前方、左方、及び右方の空間の様子を表示できるように構成されている。各モニタは、液晶モニタ又は有機ELモニタ等である。但し、表示装置D2は、1又は複数の曲面モニタで構成されていてもよく、プロジェクタで構成されていてもよい。
表示装置D2は、操作者OPが着用可能な表示装置であってもよい。例えば、表示装置D1は、ヘッドマウントディスプレイであり、無線通信によって、遠隔コントローラ40との間で情報を送受信できるように構成されていてもよい。ヘッドマウントディスプレイは、遠隔コントローラ40に有線接続されていてもよい。ヘッドマウントディスプレイは、透過型ヘッドマウントディスプレイであってもよく、非透過型ヘッドマウントディスプレイであってもよい。ヘッドマウントディスプレイは、片眼型ヘッドマウントディスプレイであってもよく、両眼型ヘッドマウントディスプレイであってもよい。
表示装置D2は、遠隔操作室RCにいる操作者OPがショベル100の周囲を視認できるようにする画像を表示するように構成されている。すなわち、表示装置D1は、操作者が遠隔操作室RCにいるにもかかわらず、あたかもショベル100のキャビン10内にいるかのように、ショベル100の周囲の状況を確認することができるように、画像を表示する。
本実施形態では、表示装置D2は、図6に示すように、縦3段、横3列の9つのモニタで構成されるマルチディスプレイである。具体的には、表示装置D2は、中央モニタD2a、上モニタD2b、下モニタD2c、左モニタD2d、右モニタD2e、左上モニタD2f、右上モニタD2g、左下モニタD2h、及び右下モニタD2iを含む。
中央モニタD2aは、中央範囲の空間の状況を捉えた画像を表示するように構成されている。上モニタD2bは、上範囲で表される空間の状況を捉えた画像を表示するように構成されている。下モニタD2cは、下範囲で表される空間の状況を捉えた画像を表示するように構成されている。左モニタD2dは、左範囲で表される空間の状況を捉えた画像を表示するように構成されている。右モニタD2eは、右範囲で表される空間の状況を捉えた画像を表示するように構成されている。左上モニタD2f、右上モニタD21g、左下モニタD2h、及び右下モニタD2iについても同様である。
但し、表示装置D2は、例えば、縦2段、横3列の6つのモニタで構成されるマルチディスプレイであってもよい。この場合、表示装置D2に映像が写される範囲は、6つのモニタのそれぞれに対応する6つの範囲に分割されてもよい。或いは、表示装置D2は、中央モニタ、上モニタ、左モニタ、下モニタ、及び右モニタの5つのモニタで構成されるマルチディスプレイであってもよい。この場合、左上範囲、右上範囲、左下範囲、及び右下範囲のそれぞれの状況を捉えた画像の表示は省略されてもよい。或いは、表示装置D2は、複数のモニタが他の任意の配列態様で配列されたマルチディスプレイであってもよい。
上述の実施形態では、表示装置D2は、操作者OPの前方、左前方、及び右前方に設置されているが、操作者OPを取り囲むように角筒状又は円筒状に設置されていてもよい。すなわち、表示装置D2は、操作者OPの後方に設置されたモニタを含んでいてもよい。或いは、表示装置D2は、操作者OPを取り囲むように半球状に設置されていてもよい。すなわち、表示装置D2は、操作者OPの真上に設置されたモニタを含んでいてもよい。
次に、図7と図8を参照して、本実施形態のショベル100の動作を説明する。図7は、ショベルの動作を説明する第一のフローチャートである。図7は、ショベル100を遠隔操作からキャビン10内の操作に切り換える際のショベル100の動作を示す。
ショベル100は、遠隔操作室RCから操作信号を受信し、コントローラ30は、受信した操作信号に基づき動作要素(油圧アクチュエータ)を制御する(ステップS701)。
続いて、コントローラ30は、ショベル100の操作を遠隔操作からキャビン10内操作に切り換える切換指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS702)。コントローラ30は、切換指示を受け付けない場合、ステップS701へ戻る。
ステップS702において、切換指示を受け付けた場合、コントローラ30は、ショベル100の操作を遠隔操作から、キャビン10内の操作に切り換え(ステップS703)、処理を終了する。
具体的には、コントローラ30は、操作スイッチ26aの押下による切換指示を受け付けた場合、停止指令生成部33により、停止指令を生成し、ショベル100の動作要素に停止指令を伝達する。なお、このとき、切換部31は、遠隔操作室RCからの操作信号の受信を停止してもよい。言い換えれば、切換部31は、遠隔操作室RCとショベル100との通信を遮断してもよい。
また、コントローラ30は、操作スイッチ26cの押下による切換指示を受け付けた場合、切換部31により、遠隔操作室RCからの操作信号の受信を停止し、キャビン10内の操作装置26で生成される操作信号に基づきショベル100を制御する。
図8は、ショベルの動作を説明する第二のフローチャートである。図8は、ショベル100を自律運転から遠隔操作に切り換える際のショベル100の動作を示す。
ショベル100は、コントローラ30の自律制御部32が生成する操作信号による自律動作を行う(ステップS801)。
続いて、コントローラ30は、ショベル100の操作を自律運転から遠隔操作に切り換える切換指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS802)。コントローラ30は、切換指示を受け付けない場合、ステップS801へ戻る。
ステップS802において、切換指示を受け付けた場合、コントローラ30は、ショベル100の操作を自律運転から、遠隔操作に切り換え(ステップS803)、処理を終了する。
具体的には、コントローラ30は、操作スイッチ27aの押下による切換指示を受け付けた場合、停止指令生成部33により、停止指令を生成し、ショベル100の動作要素(油圧アクチュエータ)に停止指令を伝達する。なお、このとき、自律制御部32は、自律制御部32によって決定されたショベル100の動作内容に応じた操作信号の生成を停止してもよい。
また、コントローラ30は、遠隔操作レバー27cの傾倒による切換指示を受け付けた場合、切換部31により、自律制御部32による操作信号の生成を停止し、遠隔操作室RCからの操作信号に基づきショベル100の動作要素を制御する。
次に、図9を参照して、本実施形態のショベル100の管理システムSYSの他の例について説明する。図9は、ショベルの管理システムの他の例を示す図である。
図9に示すショベル100の管理システムSYS1は、ショベル100aと、ショベル100bと、ショベル100aに関する遠隔操作室RCaと、ショベル100bに関する遠隔操作室RCbと、作業現場に設置された情報処理装置としての撮像装置C3と、管理装置90とを含む。
管理システムSYS1では、管理装置90は、複数のショベル100と、それぞれのショベル100と対応する複数の遠隔操作室RCとの通信を管理する。
なお、図9の例では、複数のショベル100a、100bのそれぞれに対し、遠隔操作室RCa、RCbを含むものとしたが、これに限定されない。管理システムSYS1では、管理装置90は、1つの遠隔操作室RCで、複数のショベル100の遠隔操作を行わせてもよい。
また、本実施形態において、管理装置90は、撮像装置C3が取得した画像データを、遠隔操作室RCa、RCbに送信してもよい、遠隔操作室RCa、RCbでは、管理装置90から受信した画像データを表示装置D2に表示させてもよい。
尚、本実施形態では、ショベル100を建設機械の一例として説明したが、建設機械はショベル100に限定されない。本実施形態は、ショベル100以外の建設機械であっても、遠隔操作が可能な建設機械であれば、どのような建設機械であっても適用できる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素及びその配置、条件、及び形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更され得る。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わされてもよい。
1 下部走行体
2 旋回機構
3 上部旋回体
10 キャビン
11 エンジン
30 コントローラ
31 切換部
32 自律制御部
33 停止指令生成部
90 管理装置
100 ショベル

Claims (8)

  1. 内部に操作装置が設けられた運転室と、
    前記運転室の外部に設けられた外部操作装置の操作に基づく動作要素の制御中に、前記操作装置の操作に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記操作装置の操作に基づく制御に切り換える制御装置と、を有するショベル。
  2. 前記切換指示は、
    前記操作装置の操作によって生成される、請求項1記載のショベル。
  3. 前記操作装置は、前記動作要素の動作を停止させるための操作部材を含み、
    前記制御装置は、前記操作部材の操作に応じて、前記動作要素の動作を停止させる、請求項1又は2記載のショベル。
  4. 自律動作の対象となる動作要素の動作を制御する自律制御部と、
    前記自律動作中に、ショベルの外部に設けられた外部操作装置の操作に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記外部操作装置の操作に基づく制御に切り換える制御装置と、を有するショベル。
  5. 前記切換指示は、
    前記外部操作装置の操作によって生成される、請求項4記載のショベル。
  6. 前記外部操作装置は、前記動作要素の動作を停止させるための操作部材を含み、
    前記制御装置は、前記操作部材の操作に応じて、前記動作要素の動作を停止させる、請求項4又は5記載のショベル。
  7. ショベルと、前記ショベルの外部に設けられた外部操作装置と、管理装置と、を含むショベルの管理システムであって、
    前記ショベルは、
    内部に操作装置が設けられた運転室と、
    前記管理装置を介して前記外部操作装置から受信した操作信号に基づく動作要素の制御中に、前記操作装置の操作に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記操作装置の操作に基づく制御に切り換える制御装置と、を有するショベルの管理システム。
  8. ショベルと、前記ショベルの外部に設けられた外部操作装置と、管理装置と、を含むショベルの管理システムであって、
    前記ショベルは、
    自律動作の対象となる動作要素の動作を制御する自律制御部と、
    前記自律動作中に、前記管理装置を介して前記外部操作装置から受信する操作信号に基づく前記動作要素の制御への切換指示を受けて、前記動作要素の制御を、前記外部操作装置から受信した操作信号に基づく制御に切り換える制御装置と、を有する、ショベルの管理システム。
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