JP2022152837A - 液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022152837A
JP2022152837A JP2021055766A JP2021055766A JP2022152837A JP 2022152837 A JP2022152837 A JP 2022152837A JP 2021055766 A JP2021055766 A JP 2021055766A JP 2021055766 A JP2021055766 A JP 2021055766A JP 2022152837 A JP2022152837 A JP 2022152837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
signal
wiring
valve
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021055766A
Other languages
English (en)
Inventor
聡 吉岡
Satoshi Yoshioka
吉記 刑部
Yoshinori Osakabe
史朗 中澤
Shiro Nakazawa
太一 白野
Taichi Shirano
啓介 山本
Keisuke Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2021055766A priority Critical patent/JP2022152837A/ja
Publication of JP2022152837A publication Critical patent/JP2022152837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】制御を簡略なものとし、信号線の配設本数を減らすことを可能とする。【解決手段】配線7bを介してASIC135に接続された一端を有する信号線8aと、信号線8aの他端に接続された元配線86とを備える。ASIC135は、インクジェットヘッドからインクを吐出させるための吐出信号を生成し、ASIC135が生成した吐出信号が、信号線8a及び元配線86を経由してインクジェットヘッドに供給される。また、信号線8aの他端に接続された元配線86を分岐させ、ヘッド用配線87とバルブ用配線88とを形成し、ヘッド用配線87をインクジェットヘッドに接続し、バルブ用配線88を電磁バルブに接続する。そして、電磁バルブの連通状態と遮断状態とを、バルブ用配線88によって伝送される吐出信号を用いて切り替える。【選択図】図6

Description

本発明は、液体吐出ヘッドに連通する液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路を連通させる連通状態、及び、大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体吐出装置に関する。
特許文献1には、インクタンクから供給されたインクがインクバッファに貯留され、キャリッジ上の印字ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録動作を行うインクジェット記録装置について記載されている。このインクジェット記録装置においては、インクタンク内のインクがインクバッファ内に供給されるインク供給の間、インクバッファ内の上部空気層と大気との連絡を制御する大気開放用電磁バルブは開放されている。これにより、インク供給時に、インクバッファ内の上部の空気を逃がすことが可能となって、インクバッファ内のインクが加圧されない。また、このインクジェット記録装置においては、パージング時には、大気開放用電磁バルブは閉塞されており、インクタンクから加圧されたインクが供給され、パージング動作が行われる。
実公平01-040681号公報
このように特許文献1には、大気開放用電磁バルブを有するインクジェット記録装置について記載されている。しかし、特許文献1には、大気開放用電磁バルブ及び印字ヘッドを制御するために生成される信号及び生成された信号を運ぶ信号線や配線に関する詳細は記載されていない。例えば、大気開放用電磁バルブに供給される開閉信号と、印字ヘッドに供給される吐出信号とは、通常、別々の信号として生成され、別々の信号線を経由して大気開放用電磁バルブ及び印字ヘッドに供給される。この場合、制御が複雑となるだけでなく、信号線が複数必要となり、信号線の本数分だけスペースが必要となって装置が大型化するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、制御を簡略なものとし、信号線の配設本数を減らすことが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、液体を貯留する液体貯留室、前記液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路、及び、前記大気連通路を連通させる連通状態及び前記大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体貯留部と、前記液体吐出ヘッドと前記液体貯留室とを、液体が流通可能に接続する液体流路と、制御部と、前記制御部に接続された一端を有する信号線と、前記信号線の他端に接続された配線とを備えている。前記制御部は、前記液体吐出ヘッドから液体を吐出させるための吐出信号を生成し、前記制御部が生成した前記吐出信号が、前記信号線及び前記配線を経由して前記液体吐出ヘッドに供給され、前記信号線の前記他端に接続された前記配線が分岐することで、第1分岐配線と第2分岐配線とが形成されており、前記第1分岐配線が前記液体吐出ヘッドに接続され、前記第2分岐配線が前記バルブに接続されており、前記バルブの前記連通状態と前記遮断状態とが、前記第2分岐配線によって伝送される前記吐出信号を用いて切り替えられる。
本発明の液体吐出装置によると、信号線を介して送信される吐出信号を、液体吐出ヘッドからの液体の吐出に用いると共に、バルブの開閉にも用いるので、制御部ではバルブの開閉のための信号を吐出信号とは別に生成する必要がなくなり、制御部での処理を簡略にすることができる。また、信号線の配設本数を減らすことができる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの概略斜視図である。 図1に示すプリンタの内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図2に示すインクタンク及びインクジェットヘッドを示しており、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 図3に示すインクジェットヘッドの平面図である。 図4に示すV-V線断面図である。 制御基板、中継基板、これら両基板を接続するFFCの設置状況を示す図である。 図1のプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 図1のプリンタにおける吐出信号、バルブ開閉信号及び電磁バルブの開閉状況の関係を示す図である。 本発明の第1の変形例にかかるプリンタでの吐出信号、バルブ開閉信号及び電磁バルブの開閉状況の関係を示す図である。 本発明の第2の変形例にかかるプリンタでの吐出信号、バルブ開閉信号及び電磁バルブの開閉状況の関係を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係るプリンタ1について説明する。プリンタ1は、図1に示す状態に設置されて使用される。本実施形態において、図1に矢印を付して示す3つの方向が、上下方向A1、前後方向A2、及び、左右方向A3である。図2~図6にも、図1に示す3つの方向を反映して示す。
<プリンタ1の概要>
図1に示すように、プリンタ1は、概ね直方体形状の筐体11を有する。筐体11の前壁11aの略中央には、開口12が形成されている。開口12には、給紙トレイ15及び排紙トレイ16が、上下2段に設けられている。給紙トレイ15は、開口12から前後方向A2に挿抜可能、すなわち、筐体11から着脱可能に構成されている。所望のサイズ(例えば、A4サイズ)の用紙Pが給紙トレイ15に載置される。プリンタ1は、パーソナルコンピュータ(以下PCと称する)などの外部機器と接続可能である。そして、PCなどからの記録データに基づいて記録動作を実行する。
前壁11aの上部には、図1に示すように、操作部13が設けられている。操作部13は、各種設定のために操作されるボタンや、各種情報が表示される液晶ディスプレイなどによって構成されている。本実施形態において、操作部13は、ボタン及び液晶ディスプレイの双方の機能を有するタッチパネルによって構成されている。
筐体11は、図1及び図2に示すように、その天井部分を構成する開閉カバー14を有する。開閉カバー14は、後端部において、左右方向A3に沿う回転軸(不図示)を回転中心として回動可能に構成されている。開閉カバー14を開くことで、筐体11内に配置された後述するインクタンク61が露出され、インクタンク61にインクを注入して補充することが可能となる。
<プリンタ1の内部構造>
次に、プリンタ1の内部構造について説明する。図2に示すように、プリンタ1は、給送部20と、搬送ローラ対35と、記録部40と、排紙ローラ対36と、ASF(Auto Sheet Feed)モータ20M(図7参照)と、LF(Line Feed)モータ35M(図7参照)と、制御部5(図7参照)とを含む。
給送部20は、図2に示すように、給紙トレイ15に載置される用紙Pを搬送路25へ給送する。搬送ローラ対35は、給送部20によって給紙された用紙Pを記録部40に搬送する。記録部40は、例えば、インクジェット記録方式の構成を有し、搬送ローラ対35によって搬送された用紙Pに画像を記録する。排紙ローラ対36は、記録部40によって記録された用紙Pを排紙トレイ16に排紙する。
<給送部20>
図2に示すように、給送部20は給紙トレイ15の上側に設けられている。給送部20は、給紙ローラ21とアーム22とを有する。給紙ローラ21は、アーム22の先端に軸支されている。アーム22は、支軸22aに回動自在に支持されている。アーム22は、バネなどにより、給紙ローラ21が給紙トレイ15に接触する方向に(下側へ回動する方向に)付勢されている。また、アーム22は、給紙トレイ15を着脱する際に上方へ退避可能に構成されている。給紙ローラ21は、伝達機構(不図示)を介してASFモータ20Mの動力が伝達されて回転する。これにより、給紙トレイ15内に積載された用紙Pが、搬送路25へ給送される。
<給紙トレイ15>
図2に示すように、給紙トレイ15は、斜壁部15aを有する。斜壁部15aは、給紙トレイ15に載置される用紙Pが給紙ローラ21によって給送されるときに、用紙Pを搬送路25に案内する。
<搬送路25>
搬送路25は、筐体11内に構成されており、図2に示すように、給紙トレイ15の後側の端部から上方且つプリンタ1の前側へ曲がっている。給紙トレイ15から給送された用紙Pは、搬送路25により下方から上方へUターンするように案内されて記録部40に至る。
<搬送ローラ対35、及び、排紙ローラ対36>
搬送ローラ対35は、下側に配置された搬送ローラ35aと上側に配置されたピンチローラ35bとを有する。搬送ローラ35aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。ピンチローラ35bは、搬送ローラ35aの回転に伴って連れ回る。搬送ローラ35aとピンチローラ35bとは、用紙Pを上下方向A1から挟持しつつ回転し、用紙Pを記録部40へ搬送する。
排紙ローラ対36は、下側に配置された排紙ローラ36aと、上側に配置された拍車ローラ36bとを有する。排紙ローラ36aは、伝達機構(不図示)を介してLFモータ35Mの動力が伝達されて回転する。拍車ローラ36bは、排紙ローラ36aの回転に伴って連れ回る。排紙ローラ36aと拍車ローラ36bとは、用紙Pを上下方向A1から挟持しつつ回転し、用紙Pを排紙トレイ16に搬送する。
<記録部40>
図2及び図3に示すように、記録部40は、インクジェットヘッド41と、インクタンク61と、中継基板80と、キャリッジ70と、移動機構71と、プラテン17とを有する。キャリッジ70は、走査方向(左右方向A3であって、用紙Pの搬送方向と直交する方向)へ往復移動する。インクジェットヘッド41及びインクタンク61は、キャリッジ70に支持されている。つまり、本実施形態におけるプリンタ1は、インクタンク61及びインクジェットヘッド41がキャリッジ70に搭載された所謂オンキャリッジ型である。本実施形態におけるインクタンク61は、その全体がインクジェットヘッド41よりも上方に位置する。しかし、これに限らず、インクタンク61の一部がインクジェットヘッド41の上面よりも上方に位置し、残りの部分が当該上面よりも下方に位置していてもよい。
<インクタンク61>
インクタンク61は、図3に示すように、タンク本体62と、キャップ63と、電磁バルブ64と、を有している。タンク本体62は、略直方体形状を有しており、内部にインクを貯留するためのインク貯留室62aが形成されている。インク貯留室62aには、ブラックインクが貯留される。
タンク本体62には、図3に示すように、その上壁62bを貫通する貫通孔62cが形成されている。貫通孔62cは、上壁62bの左右方向A3の中央であって、やや前方寄りの位置に配置されている。貫通孔62cには、筒体66が嵌め込まれている。筒体66は、その上端部にインク注入口67を有する。インク注入口67は、上方(すなわち、外部)に向かって開放された開口である。筒体66の内周面は、インク注入口67からインク貯留室62aに至るインク供給路66aを区画する。インク注入口67は、インク貯留室62aと外部とを連通する。
図3に示すキャップ63は、例えば柔軟性樹脂で作製される。キャップ63は、ユーザ操作により、筒体66の上端部に着脱可能であり、インク注入口67を閉塞または開放する。インク注入口67は、キャップ63によって通常は閉塞されており、インク貯留室62aにインクを注入する際に、筒体66からキャップ63が取り外されて開放される。
タンク本体62には、図3(b)に示すように、その後方側壁62dを貫通し、インク貯留室62aと外部とを連通する大気連通路62eが形成されている。大気連通路62eは、後方側壁62dの上端部付近に配置されている。
電磁バルブ64は、図3(b)に示すように、公知の2方向電磁バルブであって、弁部64aとソレノイド部64bとを有する。電磁バルブ64は、上壁62bに固定されている。弁部64aは、インク貯留室62aに配置され、大気連通路62eとインク貯留室62aとに連通する内部流路(不図示)と当該内部流路を開閉する弁(不図示)とを有している。ソレノイド部64bは、上壁62b上に配置されており、弁部64aの弁の開閉を行う。
電磁バルブ64は、制御部5の制御により、ソレノイド部64bが駆動されることで、弁部64aが、大気連通路62eとインク貯留室62aとを連通させる連通状態(すなわち、弁が内部通路を開とした状態)と、大気連通路62eとインク貯留室62aとの連通を遮断する遮断状態(すなわち、弁が内部通路を閉とした状態)とのいずれか一方を選択的にとる。
変形例として、電磁バルブ64は、弁部64aがインクタンク61の外部において大気連通路62eと外部とを連通可能に接続されていてもよい。これにおいて、大気連通路62eを外部と連通する連通状態及び外部との連通を遮断する遮断状態を選択的に取ることが可能となる。また、電磁バルブ64全体が、インク貯留室62aに配置されていてもよい。また、電磁バルブ64は、弁部64aの内部流路が大気連通路62eと連通可能に接続されておれば、タンク本体62の上壁62b以外の前後左右の側壁の少なくともいずれかに固定されて設置されていてもよい。
また、タンク本体62には、その底壁62gを貫通し、インク貯留室62aのインクをインクジェットヘッド41へ流出させる流出口62hが形成されている。流出口62hは、底壁62gの左右方向A3の中央であって、前端部付近の位置に配置されている。
<インクジェットヘッド41>
インクジェットヘッド41には、インクタンク61からブラックインクが供給される。また、インクジェットヘッド41は、その下面であるノズル面41a(図5参照)に形成された複数のノズル42からインクを吐出する。より詳細に説明すると、図4に示すように、複数のノズル42は、前後方向A2であって用紙Pの搬送方向に沿ったノズル列を形成している。複数のノズル42からは、ブラックのインクが吐出される。インクジェットヘッド41は、図4及び図5に示すように、流路ユニット43と圧電アクチュエータ50とを有している。
<流路ユニット43>
流路ユニット43は、図5に示すように、4枚のプレート43a~43dが上から順に積層されることによって形成されている。プレート43dには、図4及び図5に示すように、複数のノズル42が形成されている。プレート43aには複数の圧力室45が形成されている。また、圧力室45は、ノズル42毎に設けられ、右側の端部がノズル42と上下方向A1に重なっている。
プレート43bには、図4及び図5に示すように、各圧力室45の左側の端部と上下方向A1に重なる部分に円形の貫通孔46aが形成されている。また、プレート43bには、各圧力室45の右側の端部及びノズル42と上下方向A1に重なる部分に、円形の貫通孔46bが形成されている。
プレート43cには、図4及び図5に示すように、マニホールド流路47が形成されている。マニホールド流路47は、前後方向A2(搬送方向)に延び、複数の圧力室45の左側の部分と上下方向A1に重なっている。これにより、各圧力室45が、貫通孔46aを介してマニホールド流路47と連通する。また、図4に示すように、マニホールド流路47の搬送方向の下流側の端部には供給口48が設けられている。供給口48は、流路ユニット43の上面(すなわち、プレート43aの上面)に開口している。
インクジェットヘッド41は、図3に示すように、接続部材69を介してインクタンク61と接続されている。接続部材69には、流出口62hと供給口48とを繋ぐ連通路(本発明の「液体流路」)69aが形成されている。これにより、インクタンク61におけるインク貯留室62aのインクが供給口48を介してマニホールド流路47に供給される。
また、プレート43cには、図4及び図5に示すように、各貫通孔46b及びノズル42と上下方向A1に重なる部分に、円形の貫通孔49が形成されている。これにより、各ノズル42が貫通孔46b,49を介して圧力室45と連通する。
そして、流路ユニット43では、ノズル42と、圧力室45と、ノズル42と圧力室45とを接続する貫通孔46b、49と、圧力室45をマニホールド流路47に接続する貫通孔46aとによって、個別流路44が形成される。個別流路44は、複数のノズル42に対応して、複数形成されている。
<圧電アクチュエータ50>
圧電アクチュエータ50は、図5に示すように、振動板51と、圧電層52と、共通電極53と、複数の個別電極54とを有している。振動板51は、チタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電材料からなり、流路ユニット43の上面に配置され、複数の圧力室45を覆っている。なお、振動板51は、圧電層52とは異なり、圧電材料以外の絶縁性材料からなるものであってもよい。
圧電層52は、圧電材料からなり、振動板51の上面に配置されている。圧電層52は、図4に示すように、複数の圧力室45にわたって連続的に延びている。共通電極53は、図5に示すように、振動板51と圧電層52との間に配置され、複数の圧力室45にわたって連続的に延びている。共通電極53は、後述の配線部材(FPC92、COF91)などを介して図示しない電源回路に接続され、グランド電位に保持されている。
複数の個別電極54は、図4に示すように、複数の圧力室45に対して個別に対応するものである。個別電極54は、圧力室45よりも一回り小さい楕円の平面形状を有し、圧電層52の上面に配置され、圧力室45の中央部と上下方向A1に重なっている。また、個別電極54の左側の端部は、圧力室45と上下方向A1に重ならない位置まで延びており、その先端部が接続端子54aとなっている。接続端子54aには後述のCOF91が接続され、個別電極54は、COF(Chip On Film)91に実装されたドライバIC59(図7参照)に接続されている。そして、ドライバIC59により、複数の個別電極54に個別に、グランド電位及び所定の駆動電位(例えば20V程度)のいずれかが選択的に印加される。
また、圧電層52の共通電極53と各個別電極54とに挟まれた部分が、それぞれ、上下方向A1に分極されている。そして、以上のような構造の圧電アクチュエータ50では、振動板51、圧電層52及び共通電極53の、各圧力室45と上下方向に重なる部分と、個別電極54とによって形成される部分が、それぞれ、圧力室45内のインクに圧力を付与する駆動素子55となっている。
ここで、圧電アクチュエータ50を駆動して、ノズル42からインクを吐出させる方法について説明する。圧電アクチュエータ50では、予め、全ての個別電極54が、共通電極53と同じグランド電位に保持されている。あるノズル42からインクを吐出させるときには、そのノズル42に対応する駆動素子55における個別電極54の電位を、グランド電位から駆動電位に切り換える。すると、個別電極54と共通電極53との間の電位差により、振動板51及び圧電層52の圧力室45と上下方向A1に重なる部分が全体として圧力室45側に凸となるように変形する。これにより、圧力室45の容積が小さくなって圧力室45内のインクの圧力が上昇し、圧力室45に連通するノズル42からインクが吐出される。
<プラテン17>
プラテン17は、インクジェットヘッド41の下方に配設されており、搬送ローラ対35によって搬送される用紙Pを支持する。プラテン17は、キャリッジ70の往復移動範囲のうち、用紙Pが通過する部分に配設されている。プラテン17の幅は、搬送可能な用紙Pの最大幅より十分に大きいので、搬送路25を搬送される用紙Pは常にプラテン17上を通過する。
<移動機構71>
移動機構71は、図2に示すように、一対のガイドレール72、及び、ベルト伝達機構(不図示)を含む。一対のガイドレール72は、前後方向A2に離隔して配置され、左右方向A3に互いに平行に延在している。キャリッジ70は、これら一対のガイドレール72を跨ぐように配置されている。キャリッジ70は、ベルト伝達機構を介してキャリッジモータ70M(図7参照)に接続されており、キャリッジモータ70Mを駆動させると、ベルト伝達機構が駆動される。これにより、キャリッジ70が、インクタンク61及びインクジェットヘッド41と共に、一対のガイドレール72に沿って走査方向(左右方向A3)に移動する。
インクジェットヘッド41は、記録データに基づく制御部5の制御により、ノズル42からインクを吐出する。つまり、キャリッジ70が左右方向A3へ往復移動することにより、インクジェットヘッド41が用紙Pに対して走査されると共に、ノズル42からインクを吐出することで、プラテン17上を搬送される用紙Pに画像が記録される。
<中継基板80>
中継基板80は、図6に示すように、制御部5の制御基板7とFFC(Flexible Flat Cable:フレキシブルフラットケーブル)8を介して接続されている。なお、中継基板80と制御基板7との接続は、FPC(Flexible Printed Circuits:フレキシブルプリント基板)や、その他の接続部材で接続されていてもよい。また、中継基板80は、キャリッジ70に支持されており、図3(b)に示すように、上下方向A1に沿って立設された状態で、インクタンク61の後方に配置されている。中継基板80は、図6に示すように、矩形平面形状を有する基板本体81と、3つの接続部82~84と、駆動回路85と、元配線86と、ヘッド用配線87と、バルブ用配線88と、を有する。これら3つの接続部82~84、駆動回路85、元配線86、ヘッド用配線87及びバルブ用配線88は、基板本体81の表面上に形成されている。
接続部82は、図6に示すように、基板本体81の右端部の中央付近に配置されている。接続部82には、FFC8の一端が接続されている。接続部83は、基板本体81の下端部の中央付近に配置されている。接続部83には、図3(b)に示すように、インクジェットヘッド41の圧電アクチュエータ50に接続されたCOF91に接続されたFPC92が接続されている。COF91には、ドライバIC59が実装されている。接続部84は、図6に示すように、基板本体81の上端部の中央付近に配置されている。接続部84には、図3(b)に示すように、電磁バルブ64に接続された配線93が接続されている。
駆動回路85は、電磁バルブ64を駆動する駆動回路である。駆動回路85には、後述するようにインクジェットヘッド41からインクを吐出させるための吐出信号(図8参照)が供給される。駆動回路85は、吐出信号に基づいて、電磁バルブ64の連通状態と遮断状態とを切り替えるバルブ開閉信号(図8参照)を出力する。
元配線86は、その一端が接続部82に接続されている。元配線86は、接続部82に接続されたFFC8の信号線8aと接続される。元配線86は、その他端においてヘッド用配線87とバルブ用配線88とに分岐している。
ヘッド用配線87は、その元配線86側とは反対側の端が接続部83に接続されている。すなわち、ヘッド用配線87は、接続部83、FPC92及びCOF91を介してインクジェットヘッド41に接続されている。
バルブ用配線88は、その元配線86側とは反対側の端が接続部84に接続されている。なお、バルブ用配線88の途中には、駆動回路85が配置されている。すなわち、バルブ用配線88は、駆動回路85、接続部84、及び配線93を介して電磁バルブ64に接続されている。
<FFC8>
FFC8上には、図6に示すように、一端が制御基板7の接続部7aに接続され、他端が接続部82に接続された信号線8aが形成されている。すなわち、信号線8aは、その他端が接続部82を介して元配線86に接続されている。信号線8aは、制御部5からの制御信号をインクジェットヘッド41や電磁バルブ64に送信する。
<制御部5>
図7に示すように、制御部5は、CPU(Central Processing Unit)131、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)135、メモリ140及びこれらが実装された制御基板7を含む。これらCPU131、ASIC135、メモリ140は内部バス137によって接続される。メモリ140は、ROM(Read Only Memory)132、RAM(Random Access Memory)133、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)134を含む。ROM132には、プリンタ1の各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。CPU131は、プログラムをRAM133やEEPROM134を使いつつ実行する。なお、制御基板7には、CPU131及びメモリ140の少なくともいずれかが実装されずに、別に設けられていてもよい。
ASIC135は、ASFモータ20M、LFモータ35M、キャリッジモータ70M、電磁バルブ64、インクジェットヘッド41等に制御信号を出力し、これらの動作を制御する。例えば、制御部5は、外部機器(例えばPCやスマートフォン)から送信された記録データに基づいて、インクジェットヘッド41、ASFモータ20M、LFモータ35M、キャリッジモータ70M等を制御して、搬送処理と記録処理とを交互に実行し、用紙Pに画像等を記録させる。なお、本実施形態におけるASIC135は、ASFモータ20M、LFモータ35M、キャリッジモータ70Mと個別の配線(不図示)によって接続され、これらモータ20M,35M,70Mを制御している。
ここで、図8をさらに参照しつつ、ASIC135で生成される制御信号のうち、インクジェットヘッド41の圧電アクチュエータ50に出力される信号であって、インクジェットヘッド41からインクを吐出させるための吐出信号について説明する。吐出信号は、ドライバIC59を経由してインクジェットヘッド41の圧電アクチュエータ50に設けられた個別電極54に供給される。なお、本実施形態において、吐出信号はシリアル信号として生成され、ドライバIC59において個別電極54と同数のパラレル信号に変換される。
図8に示すように、吐出信号は、信号レベルが「ハイ(駆動電位)」と「ロー(グランド電位)」との間で切り替わるパルス信号である。上述のように、個別電極54に駆動電位が供給されると、ノズル42からインクが吐出される。
図6に戻って、制御基板7は、上述のようにFFC8の信号線8aの一端が接続された接続部7aと、ASIC135と接続部7aとを繋ぐ配線7bと、を有している。すなわち、FFC8の信号線8aは、その一端が接続部7a及び配線7bを介してASIC135の吐出信号を出力する端子(不図示)に接続されている。
ASIC135で生成された吐出信号は、配線7b、FFC8の信号線8a、元配線86、ヘッド用配線87、FPC92及びCOF91を経由してインクジェットヘッド41に供給される。
また、ASIC135で生成された吐出信号は、元配線86から分岐したバルブ用配線88を経由して駆動回路85に供給される。上述のように、駆動回路85は、吐出信号に基づいて、電磁バルブ64の連通状態と遮断状態とを切り替えるバルブ開閉信号を出力する。具体的には、駆動回路85は、図8に示すように、吐出信号を所定電圧に増幅してバルブ開閉信号として出力する。すなわち、バルブ開閉信号は、信号レベルが「ハイ」と「ロー」との間で切り替わるパルス信号である。駆動回路85から出力されたバルブ開閉信号は、バルブ用配線88及び配線93を経由して電磁バルブ64に供給される。電磁バルブ64は、図8に示すように、バルブ開閉信号が「ハイ」である場合に連通状態となり、バルブ開閉信号が「ロー」である場合に遮断状態となる。
なお、本実施形態の制御部5では、CPU及びASICを1つずつ有しているが、制御部5は、ASICを1つだけ含み、この1つのASICが必要な処理を一括して行うものであってもよいし、ASICを複数含み、これら複数のASICが必要な処理を分担して行うものであってもよい。
<実施形態の特徴>
以上のように、上述の実施形態のプリンタ1は、配線7bを介してASIC135に接続された一端を有する信号線8aと、信号線8aの他端に接続された元配線86とを備えている。ASIC135は、インクジェットヘッド41からインクを吐出させるための吐出信号を生成し、ASIC135が生成した吐出信号が、信号線8a及び元配線86を経由してインクジェットヘッド41に供給される。また、信号線8aの他端に接続された元配線86が分岐することで、ヘッド用配線87とバルブ用配線88とが形成されており、ヘッド用配線87がインクジェットヘッド41に接続され、バルブ用配線88が電磁バルブ64に接続されており、電磁バルブ64の連通状態と遮断状態とが、バルブ用配線88によって伝送される吐出信号を用いて切り替えられる。
上述の構成によると、信号線8aを介して送信される吐出信号を、インクジェットヘッド41からのインクの吐出に用いると共に、電磁バルブ64の開閉にも用いる。したがって、ASIC135では電磁バルブ64の開閉のための信号を吐出信号とは別に生成する必要がなくなり、ASIC135での処理を簡略にすることができる。また、信号線8aの配設本数を減らすことができる。
また、上述の実施形態のプリンタ1では、ASIC135が実装された制御基板7と、インクジェットヘッド41及び電磁バルブ64が接続された中継基板80とをさらに備えている。そして、信号線8aがFFC8上に形成されたものであり、元配線86が中継基板80上でヘッド用配線87とバルブ用配線88とに分岐している。したがって、FFC8上に形成される信号線8aの本数を削減できるため、FFC8の幅を小さくできる。
さらに、上述の実施形態のプリンタ1では、電磁バルブ64を駆動する駆動回路85をさらに備えており、バルブ用配線88が駆動回路85を介して電磁バルブ64に接続されており、電磁バルブ64の連通状態と遮断状態とが、駆動回路85から出力されるバルブ開閉信号によって切り替えられる。この構成によると、駆動回路85を用いることによって、吐出信号に対して適切な処理を行うことが可能となって、電磁バルブ64の開閉タイミングをより適切なものとすることができる。
加えて、上述の実施形態のプリンタ1では、駆動回路85は、出力される信号を所定電圧に増幅して出力する。したがって、バルブ開閉信号を適切な電圧とすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上述の実施形態においては、駆動回路85が、出力される信号を所定電圧に増幅して出力する場合について説明したが、これには限定されない。
ここで、図9を参照しつつ、上述の実施形態の第1変形例にかかる駆動回路について説明する。本変形例の駆動回路は、抵抗とコンデンサとからなる平滑用のRC回路(不図示)を含んでおり、RC回路により吐出信号を平滑化処理した後の信号に基づいてバルブ開閉信号を生成する。すなわち、図9に示すように、本変形例のバルブ開閉信号は、吐出信号を平滑化処理した後の信号を所定の閾値で2値化したものであり、信号レベルが「ハイ」と「ロー」との間で切り替わるパルス信号である。具体的には、バルブ開閉信号は、平滑化処理後の信号が所定の閾値以下である期間は信号レベルが「ロー」であり、平滑化処理後の信号が所定の閾値を超える期間は信号レベルが「ハイ」となるような信号である。
電磁バルブ64は、図9に示すように、バルブ開閉信号が「ハイ」である場合に連通状態となり、バルブ開閉信号が「ロー」である場合に遮断状態となる。すなわち、平滑化処理後の信号が所定の閾値を超える期間は、電磁バルブ64は連通状態となり、平滑化処理後の信号が所定の閾値以下である期間は、電磁バルブ64は遮断状態となる。本変形例によると、電磁バルブ64の開閉周期を適度な長さにすることができる。
なお、第1変形例において、平滑化処理後の信号の入力理論を反転して、所定の閾値以下である期間は電磁バルブ64を連通状態とし、所定の閾値を超える期間は電磁バルブ64を遮断状態としてもよい。
さらに、図10を参照しつつ、上述の実施形態の第2変形例にかかる駆動回路について説明する。本変形例の駆動回路は、吐出信号に含まれるパルス数をカウントするカウンタ(不図示)を含んでおり、カウンタにより所定数カウントされるごとに出力値が変化するバルブ開閉信号を生成する。バルブ開閉信号は、信号レベルが「ハイ」と「ロー」との間で切り替わるパルス信号であり、カウンタによるカウント値が所定数となった後、所定時間t0の間は信号レベルが「ハイ」となり、それ以外の期間は信号レベルが「ロー」となるような信号である。
すなわち、図10に示すように、本変形例では、吐出信号は、時刻t1でカウンタによるパルス数のカウント値が所定数となる。バルブ開閉信号は、時刻t1でカウンタによるカウント値が所定数となってから、時刻t1+t0まで信号レベルが「ハイ」となる。カウンタは、時刻t1でカウンタによるパルス数のカウント値が所定数となった後、カウント値をリセットして、再度カウントを開始する。そして、吐出信号は、時刻t2でカウンタによるパルス数のカウント値が所定数となる。バルブ開閉信号は、時刻t2でカウンタによるパルス数のカウント値が所定数となってから、時刻t2+t0まで信号レベルが「ハイ」となる。
電磁バルブ64は、図10に示すように、バルブ開閉信号が「ハイ」である場合に連通状態となり、バルブ開閉信号が「ロー」である場合に遮断状態となる。本変形例によると、電磁バルブ64の開閉周期を適度な長さにすることができる。
なお、第2変形例において、バルブ開閉信号は、カウンタによるパルス数のカウント値が所定数となった後、所定時間t0の間は信号レベルが「ロー」となり、それ以外の期間は信号レベルが「ハイ」となるような信号であってもよい。
さらに、上述の実施形態においては、電磁バルブ64は、バルブ開閉信号が「ハイ」である場合に連通状態となり、バルブ開閉信号が「ロー」である場合に遮断状態となる場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、電磁バルブ64は、バルブ開閉信号が「ハイ」である場合に遮断状態となり、バルブ開閉信号が「ロー」である場合に連通状態となってもよい。
また、上述の実施形態においては、駆動回路85を備えており、電磁バルブ64の連通状態と遮断状態とが、駆動回路85から出力されるバルブ開閉信号によって切り替えられる場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、駆動回路85を備えておらず、電磁バルブ64の連通状態と遮断状態とが、ASIC135から出力される吐出信号によって切り替えられてもよい。
また、上述の実施形態においては、信号線8aが、1つのFFC8に形成された配線を構成しているが、信号線8a自体が1本の個別配線であってもよい。
加えて、上述の実施形態においては、モノクロプリンタに本発明を採用しているが、本発明はカラープリンタに採用してもよい。
また、上述の実施形態においては、インクタンク61に、インクタンク61と外部とを連通するインク注入口67が設けられている場合について説明したが、インクタンク61にインク注入口67は設けられていなくてもよい。
加えて、上述の実施形態においては、インクタンク61が電磁バルブ64を備えている場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、インクタンク61に備えられるバルブは、電気で駆動するバルブであればよく、例えば電磁バルブ64に替えてモータにより駆動する電動バルブを採用してもよい。
さらに、上述の実施形態においては、インクタンク61及びインクジェットヘッド41がキャリッジ70に搭載されたオンキャリッジ型である場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、キャリッジ70が設けられておらず、インクジェットヘッドが固定されたライン型インクジェットヘッドにおいても、本発明を採用することが可能である。
また、インク以外の液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する液体吐出装置に本発明を適用することも可能である。さらに、吐出対象は、用紙Pに限定されず、例えば布、基板等であってもよい。また、制御部5からの信号に基づいて駆動されることで、ノズルから液体を吐出させることが可能であれば、圧電アクチュエータ50以外の吐出エネルギー付与手段を採用することも可能である。この場合、例えば、発熱素子でノズル内の液状インクを熱し、泡を発生させて、ノズルからインクを押し出して記録するサーマル方式の吐出エネルギー付与手段を採用してもよい。
1 プリンタ(液体吐出装置)
7 制御基板(メイン基板)
8 FFC(フレキシブルケーブル)
8a 信号線
20 給送部(搬送機構)
41 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
61 インクタンク(液体貯留部)
62a インク貯留室(液体貯留室)
62e 大気連通路
64 電磁バルブ(バルブ)
67 インク注入口
69a 連通路(液体流路)
70 キャリッジ
71 移動機構
80 中継基板(サブ基板)
85 駆動回路
86 元配線(配線)
87 ヘッド用配線(第1分岐配線)
88 バルブ用配線(第2分岐配線)
135 ASIC(制御部)

Claims (9)

  1. 液体を吐出するノズルを有する液体吐出ヘッドと、
    液体を貯留する液体貯留室、前記液体貯留室と外部とを連通させるための大気連通路、及び、前記大気連通路を連通させる連通状態及び前記大気連通路を遮断する遮断状態のいずれか一方を選択的に取ることが可能な電気で駆動するバルブを有する液体貯留部と、
    前記液体吐出ヘッドと前記液体貯留室とを、液体が流通可能に接続する液体流路と、
    制御部と、
    前記制御部に接続された一端を有する信号線と、
    前記信号線の他端に接続された配線とを備えており、
    前記制御部は、前記液体吐出ヘッドから液体を吐出させるための吐出信号を生成し、
    前記制御部が生成した前記吐出信号が、前記信号線及び前記配線を経由して前記液体吐出ヘッドに供給され、
    前記信号線の前記他端に接続された前記配線が分岐することで、第1分岐配線と第2分岐配線とが形成されており、
    前記第1分岐配線が前記液体吐出ヘッドに接続され、前記第2分岐配線が前記バルブに接続されており、
    前記バルブの前記連通状態と前記遮断状態とが、前記第2分岐配線によって伝送される前記吐出信号を用いて切り替えられる液体吐出装置。
  2. 前記制御部が実装されたメイン基板と、
    前記液体吐出ヘッド及び前記バルブが接続されたサブ基板とをさらに備えており、
    前記信号線がフレキシブルケーブル上に形成されたものであり、
    前記配線が前記サブ基板上で分岐している請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記バルブを駆動する駆動回路をさらに備えており、
    前記第2分岐配線が前記駆動回路を介して前記バルブに接続されており、
    前記バルブの前記連通状態と前記遮断状態とが、前記駆動回路から出力されるバルブ開閉信号によって切り替えられる請求項1又は2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記駆動回路は、出力される信号を所定電圧に増幅して出力する請求項3に記載の液体吐出装置。
  5. 前記駆動回路は、前記吐出信号が平滑化処理されてから所定の閾値で2値化された信号を出力する請求項3又は4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記駆動回路は、前記吐出信号に含まれるパルス数を所定数カウントするごとに出力値が変化する信号を出力する請求項3又は4に記載の液体吐出装置。
  7. 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
    前記液体吐出ヘッド、及び、前記液体貯留部を支持するキャリッジと、
    前記搬送方向と交差する走査方向にキャリッジを移動させる移動機構とをさらに備えていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記バルブは、電磁バルブからなることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  9. 前記液体貯留部は、前記液体貯留室と外部とを連通する液体注入口をさらに備えていることを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
JP2021055766A 2021-03-29 2021-03-29 液体吐出装置 Pending JP2022152837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021055766A JP2022152837A (ja) 2021-03-29 2021-03-29 液体吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021055766A JP2022152837A (ja) 2021-03-29 2021-03-29 液体吐出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022152837A true JP2022152837A (ja) 2022-10-12

Family

ID=83555828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021055766A Pending JP2022152837A (ja) 2021-03-29 2021-03-29 液体吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022152837A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7717537B2 (en) Liquid ejection apparatus and liquid maintenance method
JP2018108649A (ja) 画像記録装置
CN108327405B (zh) 记录装置
JP2012158018A (ja) 液体吐出装置、制御装置、及び、プログラム
JP4016935B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
US7654657B2 (en) Liquid ejecting apparatus
JP2020138444A (ja) 画像記録装置
JP2022152837A (ja) 液体吐出装置
US9016848B2 (en) Recording apparatus and controller used in recording apparatus
JP2023019791A (ja) 液体吐出装置
JP5488487B2 (ja) 液体吐出装置
JP2022115334A (ja) 液体吐出装置
JP2022115332A (ja) 液体吐出装置
JP2023019793A (ja) 液体吐出装置
US8944561B2 (en) Liquid ejection apparatus
JP4710223B2 (ja) 液体吐出カートリッジ、液体吐出装置及び液体吐出方法
JP6828278B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2022115337A (ja) 液体吐出装置
JP7288494B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JP4016936B2 (ja) 液体吐出装置及び液体吐出方法
JP5857523B2 (ja) 液体吐出装置
US20220410604A1 (en) Printing apparatus and control method
JP2010228197A (ja) 液体吐出装置、及び、液体吐出装置の制御方法
JP6375833B2 (ja) 液体吐出装置
JP2023006288A (ja) 液体吐出装置