JP2022152505A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザー光源を用いて、フルカラー照明を行う。【解決手段】放物反射面24Aと、放物反射面24Aの焦点Fの位置に設けられた拡散反射体80と、放物反射面24Aの光軸Kを中心とする同心円状に配置され、放物反射面24Aの光軸Kに対して斜め方向からレーザー光を拡散反射体80に照射する複数のレーザー光源36と、を有し、複数のレーザー光源は、赤色レーザー光源36Rと、緑色レーザー光源36Gと、青色レーザー光源36Bと、のいずれかであり、拡散反射体80は、赤色レーザー光源36A、緑色レーザー光源36G、及び青色レーザー光源36Bからのレーザー光を色を変化させずに拡散反射する。【選択図】図4

Description

本発明は、照明器具に関する。
レーザー光源を用いた照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-101610号公報
レーザー光源を用いた照明器具では、レーザー光源からのレーザー光を励起光として蛍光体に励起し、励起によって蛍光体から放射される蛍光が照明光として用いられる(例えば、特許文献1参照)。
これらの照明器具では、反射体を励起する青色のレーザー光と、当該レーザー光によって励起されて生じた黄色の蛍光との混合による白色光が照明光として出射されるため、フルカラー照明を行うことができない。
また、従来、LED光源を用いた照明器具において、フルカラー照明を実現しているものがあるが、LED光源を用いた場合には、RGBの各色のスペクトルに幅があり、再現可能な色度範囲が狭いという課題がある。
本発明は、レーザー光源を用いて、フルカラー照明を行うことができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明は、放物反射面と、前記放物反射面の焦点の位置に設けられた拡散反射体と、前記放物反射面の光軸を中心とする同心円状に配置され、前記反射面の光軸に対して斜め方向からレーザー光を前記拡散反射体に照射する複数のレーザー光源と、を有し、前記複数のレーザー光源は、赤色レーザー光源と、緑色レーザー光源と、青色レーザー光源と、を備え、前記拡散反射体は、色を変化させずに前記レーザー光を拡散反射することを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、前記赤色レーザー光源と、前記緑色レーザー光源と、前記青色レーザー光源と、をそれぞれ少なくとも3つ以上備えている、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、複数の前記レーザー光源は、隣り合うレーザー光源の照射光の色が異なっている、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、前記レーザー光源には、前記レーザー光のビーム幅を制御するスリット状の開口を有するマスクと、前記焦点に前記レーザー光を集光させる集光レンズと、が設けられている、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、前記赤色レーザー光源と、他の色の前記レーザー光源とで、前記レーザー光源の出射端面から前記集光レンズの入射端面までの距離が異なる、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、前記開口の幅が、前記赤色レーザー光源と、他の色の前記レーザー光源とで、異なっている、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、複数の前記レーザー光源は、前記放物反射面の裏側に配置されており、前記放物反射面には、各レーザー光源のレーザー光を通すための光通過部が設けられている、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、前記拡散反射体は、金属板と、前記金属板に塗布されたアルミナ粒子とから形成され、白色である、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、赤色光、緑色光、青色光のそれぞれに感度を有するRGBセンサーを備え、前記RGBセンサーで検知したそれぞれの色の光量に基づいて、複数の前記レーザー光源を制御する、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、複数の前記レーザー光源の調光率と、前記RGBセンサーで検知したそれぞれの色の光量とに基づいて、複数の前記レーザー光源を制御する、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、複数の前記レーザー光源のそれぞれは、発行点が1つであるレーザーダイオードを内部に備えている、ことを特徴とする。
本発明は、上記照明器具において、青色レーザー光源を備え、前記青色レーザー光源からの青色レーザー光を蛍光体に照射し、前記蛍光体から蛍光を放射させることで得られる白色光を照射する第2の光源装置を備えた、ことを特徴とする。
本発明によれば、レーザー光源を用いて、フルカラー照明を行うことができる。
本発明の実施形態に係る投光装置の全体構成を示す斜視図である。 投光装置の背面側を視た斜視図である。 投光装置の正面図である。 図3のI-I断面線図である。 前面カバー、及びレーザー光遮光ユニットと、片方の反射鏡と、を外した状態の投光装置の内部構成を示す斜視図である。 拡散反射体保持バーの裏面構成を示す図である。 拡散反射体の構成を示す模式図である。 図4に示された光源ユニットの拡大図である。 レーザー光源ユニットの構成を示す模式図である。 マスクの平面図である。 光源ユニットにおけるレーザー光源ユニットの配置構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る投光装置によって再現可能な色度範囲を示す図である。 本発明の実施形態に係る投光装置と他の照明装置との色域を比較した表である。 本発明の実施形態に係る投光装置と他の照明装置との波長と分光強度との関係の違いを示すグラフである。 本発明の実施形態に係る投光装置のスペックルコントラストを示すグラフである。 前面カバー、レーザー光遮光ユニット、及び反射鏡、を外した状態の投光装置の内部構成を示す斜視図である。 本発明の変形例2に係る照明装置の内部構成を示す斜視図であり、前面カバー、及びレーザー光遮光ユニットと、第2の照明器具側の反射鏡と、を外した状態の図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下では、照明器具の一態様として、景観照明に好適に用いられる投光装置1を例示する。
図1は本実施形態に係る投光装置1の全体構成を示す斜視図であり、図2は投光装置1の背面側を視た斜視図である。また図3は投光装置1の正面図である。
投光装置1は、図1から図3に示すように、照明光を出射する略箱型の装置本体2と、当該装置本体2を支持する取付アーム4と、を備える。取付アーム4は、装置本体2の両側面を挟んで支持するアーム部5と、このアーム部5に設けられた固定片6とを備え、この固定片6が投光装置1の設置箇所に固定される。アーム部5は装置本体2を回動可能(傾動自在)に支持し、これにより装置本体2の取付角度が変更自在に成されている。
装置本体2は、正面(前面とも言う)が開口した略箱型の筐体8を有する。筐体8は、熱伝導率が高い例えばアルミニウムを用いたダイキャスト成型によって形成されており、図2に示すように、その背面には、多数の放熱フィン14が一体成型で形成されている。
筐体8の正面開口の縁部にはフランジ10が形成され、図1、及び図3に示すように、このフランジ10に前面カバー12が固定されている。前面カバー12は、透明材料(例えばガラスや透明樹脂など)から形成された略矩形の板状を成し、その表面12Aには、照明光を出射する出射領域16を除いて、シルク印刷(シルクスクリーン印刷とも呼ばれる)により遮光性を得る塗装(本実施形態では黒色インクの塗装)が施されている。
図3に示すように、出射領域16は正面視円形を成す透明な領域であり、この出射領域16を通して、光束断面が円形の略平行光であり赤色光、緑色光、青色光の混合光が照明光として装置本体2から出射される。本実施形態の投光装置1では、2つの出射領域16が前面カバー12に横並びに設けられており、それぞれの出射領域16から略平行光の照明光が出射される。出射領域16には、レーザー光遮光ユニット60が設けられている。レーザー光遮光ユニット60は、照明光とともに出射領域16から出射され得るレーザー光の漏れ光成分を遮光する部材である。
図4は図3のI-I断面線図である。
本実施形態の投光装置1は、赤色のレーザー光と、緑色のレーザー光と、青色のレーザー光と、の混合によって、フルカラー照明を実現する装置である。具体的には、装置本体2には、図4に示すように、光源ユニット20と、拡散反射体80と、反射鏡24と、レーザー光遮光ユニット60とが、出射領域16ごとに設けられている。
光源ユニット20は、赤色のレーザー光と、緑色のレーザー光と、青色のレーザー光と、を拡散反射体80に照射するユニットである。拡散反射体80は、照射されたレーザー光を入射角に依存しない多様な反射方向に拡散させて放つように構成されている部材である。拡散反射体80は、特定の波長の拡散反射光の強度が拡散反射体80により弱まることが無いように構成されているのが望ましい。拡散反射体80の構成については、後に詳述する。
反射鏡24は、焦点Fからの光を光軸Kに平行な光に平行光化する放物反射面24Aを有する反射型の光学部材である。そして、この放物反射面24Aの焦点Fに拡散反射体80が放物反射面24Aと対向配置されている。
図5は、前面カバー12、及びレーザー光遮光ユニット60と、片方の反射鏡24と、を外した状態の投光装置1の内部構成を示す斜視図である。装置本体2は、図7に示すように、拡散反射体80を保持する反射体保持部27を有した棒状の反射体保持バー28を備えている。反射体保持バー28は、反射体保持部27に保持された拡散反射体80が焦点Fに位置し、かつ光軸Kの直交方向に延びる姿勢で筐体8に固定されている。
光源ユニット20は、光軸Kの周りから複数のレーザー光を拡散反射体80に照射するものであり、複数(図示例では12個)のレーザー光源ユニット30と、これらのレーザー光源ユニット30が組み付けられる組付部材32と、を備えている。
組付部材32は、正面視矩形板状の部材であり、図4に示すように、筐体8の底面8Aに固定された取付板34に取り付け固定される。組付部材32、及び取付板34はいずれも、例えばアルミニウム等の高熱伝導性材料から形成されており、レーザー光源ユニット30の発熱を筐体8に伝え、筐体8の背面の放熱フィン14からスムーズに放熱するようになっている。
図6は、反射体保持バー28の裏面構成を示す図である。反射体保持バー28は、高熱伝導性を有する金属から形成され、拡散反射体80から反射体保持バー28に伝わった熱を放熱する放熱部としても機能している。反射体保持バー28は、筐体8に熱伝導可能に固定されており、拡散反射体80から反射体保持バー28に伝わった熱は、筐体8にも伝導され、筐体8を介して放熱される。これらの構成により、拡散反射体80の放熱性能が高められている。
反射体保持部27は、拡散反射体80を保持する面が平らな面に形成されている。拡散反射体80に入射したレーザー光は、放物反射面24Aに向けて拡散及び反射する。これにより、拡散反射体80からは放物反射面24Aに向けて、赤色のレーザー光と、緑色のレーザー光と、青色のレーザー光と、の混合光が放射される。そして、この混合光が放物反射面24Aに入射することで、放物反射面24Aの光軸Kに平行な光に平行光化され、前面カバー12の出射領域16を通って照明光として装置本体2から出射される。
図7は、拡散反射体80の構成を模式的に示した図である。本実施形態の拡散反射体80は、図7に示すように、拡散反射体80は、熱伝導率が高い例えばアルミニウムから形成された金属板81の表面に、アルミナ粒子82を印刷方式にて塗布して形成されている。アルミナ粒子82は、粒径が5μm以下であるのが望ましく、金属板81上のアルミナの膜厚は15μm以上であるのが望ましい。本実施形態の拡散反射体80は、直径3μmのアルミナ粒子82が、金属板81の表面に膜厚20μmで塗布された白色拡散板である。
図8は、図4に示された光源ユニット20の拡大図である。図9は、レーザー光源ユニット30の構成を模式的に示す図である。図10はマスク37の平面図である。
光源ユニット20は、図8に示すように、複数のレーザー光源ユニット30が、組付部材32に組付けられて構成されている。組付部材32は、その表面がカップ状に凹み、その凹みの周面に複数の取付凹部40が光軸Kの周りに略等間隔に形成されており、それぞれの取付凹部40にレーザー光源ユニット30が収められる。各レーザー光源ユニット30は、その上から押さえ板42によって組付部材32に押さえ付けられて固定される。
それぞれの取付凹部40は、焦点Fからみた場合に、各レーザー光源ユニット30を同じ入射角及び同じ距離に配置するように形成されている。本実施形態では、焦点Fからみて各レーザー光源ユニット30は放物反射面24Aの裏側に配置されており、図8に示すように、この放物反射面24Aには、各レーザー光源ユニット30のレーザー光を通すための光通過部46が設けられている。本実施形態では、各レーザー光は、拡散反射体80に入射する際の光軸Kに対する入射角は、少なくともゼロ度よりも大きな所定の角度(本実施形態では30度)に設定されている。
取付板34には、その表面に垂直に柱状部44が立設されており、組立時には、反射鏡24と、レーザー光源ユニット30とが共に柱状部44に係合して位置決めされる。これにより、放物反射面24Aと、各レーザー光源ユニット30との相対位置が精度良く合わせられる。
図9に示すように、レーザー光源ユニット30は、赤色のレーザー光を出射する赤色レーザー光源ユニット30R、緑色のレーザー光を出射する緑色レーザー光源ユニット30G、及び青色のレーザー光を出射する青色レーザー光源ユニット30Bを組み合わせて使用される。
レーザー光源ユニット30は、レーザーダイオード36と、マスク37と、スペーサー39と、レンズ38と、を備える。レーザーダイオード36は、発光点を複数有するものと、発光点が1つのものが、一般的に知られているが、本実施形態では、発光点が1つのものを採用している。発光点を複数有するレーザーダイオードでは、出射されるレーザー光が拡がるため、光学設計が複雑になる。本実施形態では、発光点が1つのものを採用しているため、光学設計が複雑になるのを防ぎ、簡単な構成でスポット照明を実現することができる。
なお、以下の説明において、赤色レーザー光源ユニット30Rが備えるレーザーダイオード36をレーザーダイオード36R、緑色レーザー光源ユニット30Gが備えるレーザーダイオード36をレーザーダイオード36G、青色レーザー光源ユニット30Bが備えるレーザーダイオード36をレーザーダイオード36B、とも記載する。また、赤色レーザー光源ユニット30Rが備えるマスク37をマスク37R、緑色レーザー光源ユニット30G及び青色レーザー光源ユニット30Bが備えるマスク37をマスク37BG、とも記載する。
赤色レーザー光源ユニット30Rは、レーザーダイオード36Rと、赤色用マスク37Rと、スペーサー39と、レンズ38と、を備える。レーザーダイオード36Rは、赤色のレーザー光を出力する。レーザーダイオード36Rは、例えば、ビームの開きが8°×70°、光出力が2.1Wのレーザーダイオードである。赤色用マスク37Rは、図10に示すように、レーザーダイオード36Rが出力したレーザー光のビーム幅を制御するスリット状の開口41Rを有している。開口41Rは、本実施形態では、0.8×2.2mmに設定されている。
スペーサー39は、レンズ38の端面と、レーザーダイオードの端面との距離を調整するために設けられている。本実施形態の赤色レーザー光源ユニット30Rでは、スペーサー39は、レンズ38の端面と、レーザーダイオード36Rの端面との距離を2.0mmに調整している。
レンズ38は、レーザーダイオードからのレーザー光を放物反射面24Aの焦点Fに所定のスポット形状で集光する集光レンズである。レンズ38は、バイコーニックレンズであり、集光機能に加え、レーザーダイオード36から出射されたレーザー光の光束断面形状を拡散反射体80に照射される際に、真円や正方形形状などの形状(当該拡散反射体80の平面視形状に応じた形状)に近づくように整形する機能を有する。
緑色レーザー光源ユニット30Gは、レーザーダイオード36Gと、青緑色用マスク37BGと、スペーサー39と、レンズ38と、を備える。レーザーダイオード36Gは、緑色のレーザー光を出力する。レーザーダイオード36Gは、例えば、ビームの開きが11°×46°、光出力が1.0Wのレーザーダイオードである。青緑色用マスク37BGは、図10に示すように、レーザーダイオード36Gが出力したレーザー光のビーム幅を制御するスリット状の開口41BGを有している。開口41BGは、本実施形態では、0.8×1.5mmに設定されている。
緑色レーザー光源ユニット30Gでは、スペーサー39は、レンズ38の端面と、レーザーダイオード36Gの端面との距離を1.5mmに調整している。
青色レーザー光源ユニット30Bは、レーザーダイオード36Bと、青緑色用マスク37BGと、スペーサー39と、レンズ38と、を備える。レーザーダイオード36Bは、青色のレーザー光を出力する。レーザーダイオード36Bは、例えば、ビームの開きが14°×45°、光出力が3.5Wのレーザーダイオードである。
青色レーザー光源ユニット30Bでは、スペーサー39は、レンズ38の端面と、レーザーダイオード36Bの端面との距離を1.5mmに調整している。
図10に示すように、赤色用マスク37Rのスリット幅W1と、青緑色用マスク37BGのスリット幅W2とは、異なる幅で形成されている。赤色レーザー光源ユニット30Rと、緑色レーザー光源ユニット30Gと、青色レーザー光源ユニット30Bと、では、スペーサー39によりレンズ38の端面と、レーザーダイオード36の端面との距離を調整するとともに、マスク37の開口41のスリット幅により、ビームの開きの異なる各色のレーザー光の焦点Fにおけるスポット径を合わせている。
ところで、レーザーダイオード36やレンズ38のばらつき、光通過部46における反射、回折等に起因して、レーザーダイオード36から出射されたレーザー光の全てが拡散反射体80に照射されるわけではなく、僅かではあるが拡散反射体80を外れて照射される成分(以下、「漏れ光成分」という)が生じる。本実施形態の投光装置1では、この漏れ光成分が上述のレーザー光遮光ユニット60によって遮光されている。以下に、このレーザー光遮光ユニット60について詳述する。
レーザー光遮光ユニット60は、照明光とともに出射領域16から出射され得るレーザー光の漏れ光成分を遮光する部材である。レーザー光遮光ユニット60は、放物反射面24Aで平行光化された照明光を通しつつ、拡散反射体80に入射しないレーザー光の漏れ光成分を遮光する。かかるレーザー光遮光ユニット60は、図3、及び図4に示すように、放物反射面24Aの開口端面29と前面カバー12との間に、反射体保持バー28に支持された状態で配置される。
レーザー光遮光ユニット60は、光軸Kに平行に延びる多数の筒状体163(図3参照、本実施形態では断面正六角形)を同一面上(本実施形態では、放物反射面24Aの開口端面29上)に隙間無く並べたハニカム構造を備えている。レーザー光遮光ユニット60は、各筒状体163の側面163Aに反射防止処理が施されている。レーザー光遮光ユニット60は、このハニカム構造においては、光軸Kから略同じ距離Tに位置する各筒状体163の側面163Aが連なることで、当該光軸Kを囲む環状の遮光板が構成される。
これにより、レーザー光遮光ユニット60は、照明光を通過させつつ、光軸Kの周りの各レーザー光源ユニット30の位置にかかわらずに、各レーザー光源ユニット30のレーザー光の漏れ光成分を各筒状体163の側面163Aで遮光する。よって、拡散反射体80を外れたレーザー光の一部が生じたとしても、照明光の遮光による光度の低下を抑えつつ、レーザー光の漏れ光成分が装置本体2から直接出射されることを抑制でき、安全性が高く、LED等のインコヒーレントな光源を用いる場合に比べて高光度な照明を実現できる。
図11は、光源ユニット20におけるレーザー光源ユニット30の配置構成を示す図である。図11に示すように、光源ユニット20には、隣り合うレーザー光源ユニット30からの照射光の色が異なるように、赤色レーザー光源ユニット30Rと、緑色レーザー光源ユニット30Gと、青色レーザー光源ユニット30Bとが配置されている。光源ユニット20は、赤色レーザー光源ユニット30Rと、緑色レーザー光源ユニット30Gと、青色レーザー光源ユニット30Bとは、それぞれ少なくとも3つ以上備えている。
上述したように、赤色レーザー光源ユニット30Rと、緑色レーザー光源ユニット30Gと、青色レーザー光源ユニット30Bと、はそれぞれ光出力が異なるため、色再現性を向上させるために、本実施形態では、光源ユニット20には、3つの赤色レーザー光源ユニット30R、6つの緑色レーザー光源ユニット30G、及び3つの青色レーザー光源ユニット30Bが設けられている。
このように、赤緑青の各色を出力するレーザー光源ユニット30を、それぞれ複数、隣り合うレーザー光源ユニット30からの照射光の色が異なるように並べることで、装置本体2から出射される照明光の色むらを小さくし、望む色の照射光を再現することができる。
図12は、本実施形態の投光装置1により再現可能な色度範囲を示す図である。図12において、実線は、本実施形態の投光装置1により再現可能な色度範囲を示し、破線は、LED光源を用いたRGBフルカラータイプの投光装置により再現可能な色度範囲を示している。
図13は、本実施形態の投光装置1とLED光源を用いた投光装置との色域を比較した表である。
図12、図13に示すように、本実施形態のRGBの各色をそれぞれ出力する赤色レーザー光源ユニット30Rと、緑色レーザー光源ユニット30Gと、青色レーザー光源ユニット30Bと、を備えた投光装置1によれば、装置本体2から出射される照明光が単色光となるため、原色の再現が可能である。このため、本実施形態の投光装置1では、LED光源を用いたRGBフルカラータイプの投光装置に比べて25%色域が広がっている。また、本実施形態の投光装置では、4K/8Kテレビの色域規格であるBT2020(自然界の色を99.9%再現することができる色域)に比べて、面積比で105%の色域を得ることができた。
図14は、本実施形態の投光装置1とLED光源を用いた投光装置との分光強度の違いを示すグラフである。図14において、実線は、本実施形態の投光装置1による照明光の強度を示し、破線は、LED光源を用いたRGBフルカラータイプの投光装置による照明光の強度を示している。図14に示すように、本実施形態の投光装置1によれば、赤色、緑色、青色のそれぞれの原色の波長において分光強度のピークを立てることができるため、赤色、緑色、青色のそれぞれの原色を再現することができる。これに対して、LED光源を用いたRGBフルカラータイプの投光装置では、赤色、緑色、青色のそれぞれの原色の波長において分光強度のピークを立てることができないため、原色を再現することができない。また、本実施形態の投光装置1によれば、中間色においても、LED光源を用いたRGBフルカラータイプの投光装置では再現不可能な濃い色の再現が可能である。
図15は、本実施形態の投光装置1のスペックルコントラストを示すグラフであり、投光装置1の照射光を7m先の標準拡散板に照射して、その拡散板に投影された光のスペックルを3mの距離から測定した結果を示すものである。
レーザー光は、干渉性が高いため、スクリーンなどに照射されて拡散された光は、人の眼には、ギラギラして視える(スペックルが見える)。このため、可視光のコヒーレント光源によって発生するスペックルコントラスト値には、人の眼にはスペックルが見えない値を参考としたガイドラインが設けられている。
レーザー光源ユニット30からの光を直接スクリーンなどに照射した場合のスペックルコントラスト値は30~60%となる。青色の光を出射するレーザー光源ユニット30からのレーザー光を励起光として蛍光体に励起し、励起によって蛍光体から放射される蛍光を照明光としてスクリーンなどに照射した場合のスペックルコントラストは0.9%となる。青色の光を出射するレーザー光源ユニット30に加えて、赤色の光を出射するレーザー光源ユニット30からの光を蛍光体に照射して得られる放射光を照明光としてスクリーンなどに照射した場合のスペックルコントラストは1.8%となる。
図15に示すように、投光装置1により、赤色レーザー光源ユニット30Rからの光を拡散反射体80により拡散反射した放射光を照明光としてスクリーンなどに照射した場合のスペックルコントラストは4.1%であった。また、投光装置1により、緑色レーザー光源ユニット30Gからの光を拡散反射体80により拡散反射した放射光を照明光としてスクリーンなどに照射した場合のスペックルコントラストは3.0%であった。また、投光装置1により、青色レーザー光源ユニット30Bからの光を拡散反射体80により拡散反射した放射光を照明光としてスクリーンなどに照射した場合のスペックルコントラストは2.4%であった。このように、本実施形態の投光装置1により、赤色、緑色、青色の各色の照明光をスペックルガイドラインに準拠するスペックルコントラスト5%以下とすることができた。このように、投光装置1は、拡散反射体80により、レーザー光源からのレーザー光を、人の眼にはスペックルが見えないように十分に拡散して放射することができる。
図16は、前面カバー12、レーザー光遮光ユニット60、及び反射鏡24、を外した状態の投光装置1の内部構成を示す斜視図である。
投光装置1には、レーザー光の漏れ光成分を遮光するレーザー光遮光ユニット60に加え、漏れ光成分が過度に生じた場合にレーザー光源ユニット30のレーザー出力を速やかに停止する安全装置が組み込まれている。以下、かかる安全装置について説明する。
投光装置1は、上記安全装置として、図16に示すように、照度センサー基板70と、遮断回路基板72と、を備え、これらが取付板34に固定されている。
照度センサー基板70は、赤色の照明光、緑色の照明光、青色の照明光のそれぞれの強度を検出する光検出手段の一例である照度センサー70Aを含む回路基板である。照度センサー基板70は、赤色の照明光、緑色の照明光、青色の照明光のそれぞれの光量を照度センサー70Aで検出し、遮断回路基板72に出力する。照度センサー基板70は、反射鏡24ごとに設けられる。
遮断回路基板72は、
‐赤色レーザー光源ユニット30Rの調光率が50%以上で、かつ照度センサー70Aの赤色の受光量に応じた出力が200pA以下
‐緑色レーザー光源ユニット30Gの調光率が50%以上で、かつ照度センサー70Aの緑色の受光量に応じ出力が100pA以下
‐青色レーザー光源ユニット30Bの調光率が50%以上で、かつ照度センサー70Aの青色の受光量に応じ出力が100pA以下
の少なくともいずれかの状態が検出された場合に、全てのレーザー光源ユニット30への電源供給を遮断して拡散反射体80への全てのレーザー光の照射を停止する回路を含む回路基板である。
なお、レーザー光源ユニット30への電源供給を遮断する光量の値は、上述した値に限らず、初期光量の定格値を基準とする所定値、調光時の光量(目標値)を基準とした値などであっても良い。調光率が低い(例えば、調光率25%以下)時には、レーザーダイオード36は、LED発光を行うため、漏れ光成分が過度に生じた場合であっても安全である。このため、本実施形態では、遮断回路基板72は、レーザー光源ユニット30の調光率が50%に満たない場合には、照度センサー70Aの受光量に応じた出力値が異常な値を示していても、レーザー光の照射を停止する必要がないと判定するように構成されている。また、レーザー光の照射を停止する方法としては、遮断回路基板72は、レーザー光源ユニット30への電源供給を遮断する方法に限らず、レーザーダイオード36がレーザー発振をしなくなる電流値まで電流を抑えることでレーザー光の照射を停止しても良い。
このように、照度センサー70A、及び遮断回路基板72を備えることで、レーザー光源ユニット30からレーザー光が拡散反射体80に照射されているにもかかわらず、照度センサー70Aの受光量が低下した場合には、漏れ光成分が過度に生じている可能性があるため、遮断回路基板72によって、速やかにレーザー光の照射が停止される。
かかる光量低下は、次のような場合に生じる。例えば、投光装置1に強い衝撃が加わる等して反射鏡24や光源ユニット20などに位置ズレが生じ拡散反射体80に入射しないレーザー光の漏れ光成分が増大した場合や、拡散反射体80が熱損傷等により劣化、或いは反射体保持部27から欠落し、反射体保持部27の表面で多くのレーザー光が反射されている場合、などである。これらの場合は、いずれも多くのレーザー光が外部に出射され得る状態である。そして、本実施形態の投光装置1によれば、これらの場合でも、照明光の光量が大きく低下したとき(換言すれば多くのレーザー光が外部に出射される状態のとき)に、レーザー光の照射が停止するので、安全性の高い器具を実現できる。
また、照度センサー70Aにより、赤色の照明光、緑色の照明光、青色の照明光のそれぞれの強度を検出するため、赤色レーザーダイオード36R、緑色レーザーダイオード36G、及び青色レーザーダイオード36Bのそれぞれの出力が経年劣化などにより低下した場合に、色バランスを補正するための制御を適切に行うことができる。
さて、図5に示すように、反射鏡24の放物反射面24Aには、照明光を、拡散反射体80に対向する表面側から裏面側に通すピンホール74が形成されている。図16に示すように、照度センサー70Aは、ピンホール74から離間した位置であって、ピンホール74を通って放物反射面24Aの裏面側に進行する照明光が入射する位置に配置されている。照度センサー70Aは、拡散反射体80から放射される照明光がピンホール74を通じて照度センサー70Aに入射して検出されるように配置されている。
このように、照度センサー70Aが放物反射面24Aの裏面側であって、装置本体2の正面視において、放物反射面24Aに覆われた位置に配置されている。このため、照度センサー70Aは、投光装置1の外光の影響を抑えてレーザー光源ユニット30の照明光の光量を精度よく検出できる。
これに加え、投光装置1は、上記レーザー光遮光ユニット60を放物反射面24Aの前方に備えるため、放物反射面24Aへの外光の進入を抑え、外光の影響をより抑えた高精度な検出が可能になる。特に、このレーザー光遮光ユニット60は、光軸Kに非平行な光成分を遮光するため、放物反射面24Aに入射する外光成分は光軸Kに平行な成分のみとなり、さらにピンホール74で光量が絞られるため、照度センサー70Aに到達する外光成分を非常に僅かとすることができる。
(変形例1)
投光装置1において、2つの出射領域16が前面カバー12に横並びに設けられており、それぞれの出射領域16から略平行光の照明光が出射される構成に限らず、1つの光源ユニットを備え、1つの出射領域16から照明光が出射される構成であっても良い。
(変形例2)
図17は、変形例2に係る投光装置1(照明装置)の内部構成を示す斜視図であり、前面カバー12、及びレーザー光遮光ユニット60と、第2の照明器具200側の反射鏡24と、を外した状態の図である。
投光装置1は、図17に示すように、赤色レーザー光源ユニット30Rと、緑色レーザー光源ユニット30Gと、青色レーザー光源ユニット30Bとが設けられた光源ユニット20を備える第1の光源装置100と、青色レーザー光源ユニット30Bのみが複数設けられた光源ユニット220を備える第2の光源装置200とを備えている構成であっても良い。
第2の光源装置200では、反射体保持バー28の反射体保持部27には、拡散反射体80に変えて蛍光体が、放物反射面24Aに対向して配置されている。
この変形例2の、投光装置1は、前面カバー12に横並びに設けられた2つの出射領域16の一方からは、赤色レーザー光源ユニット30Rと、緑色レーザー光源ユニット30Gと、青色レーザー光源ユニット30Bとからの光を拡散反射させてフルカラーの照明光を出射する。そして、2つの出射領域16の他方からは、青色レーザー光源ユニット30Bからの青色レーザー光を蛍光体に照射し、蛍光体から蛍光を放射させることで得られる白色光の照明光を出射する。
変形例2に係る投光装置1では、このように、第1の光源装置100からフルカラーの照明光を照射し、第2の光源装置200から白色の照明光を照射することができる。このため、照射対象物の色に因らず、照明による演出効果を向上することができる。
上述した実施形態によれば、次の効果を奏する。
本実施形態の投光装置1は、焦点Fからの光を平行光化する放物反射面24Aと、焦点Fの位置に、放物反射面24Aに対向させて設けられた拡散反射体80と、放物反射面24Aの光軸Kを中心とする同心円状に配置され、放物反射面24Aの光軸Kに対して斜め方向からレーザー光を拡散反射体80に照射する複数のレーザー光源36(レーザーダイオード)と、を有し、複数のレーザー光源は、赤色レーザー光源36R(赤色レーザーダイオード)と、緑色レーザー光源36G(緑色レーザーダイオード)と、青色レーザー光源36B(青色レーザーダイオード)と、のいずれかであり、拡散反射体80は、赤色レーザー光源36A、緑色レーザー光源36G、及び青色レーザー光源36Bからのレーザー光を、色を変化させずに拡散反射する。
これにより、レーザー光源を用いて、インコヒーレントな安全な光(レーザークラス1)を照明光として使用して、LED光源を用いた投光装置に比べて、色再現性が向上され、超侠角な投光が可能な照明器具を実現することができる。
本実施形態の投光装置1では、赤色レーザー光源36Aと、緑色レーザー光源36Gと、青色レーザー光源36Bと、がそれぞれ少なくとも3つ以上備えられている。
これにより、フルカラーの綺麗なスポット照明を実現することができる。
本実施形態の投光装置1では、複数のレーザー光源36は、隣り合って配置されたレーザー光源36からの光の色が互いに異なっている。
これにより、照明光の色むらを低減することができる。
本実施形態の投光装置1では、レーザー光源36には、レーザー光のビーム幅を制御するスリット状の開口41R,41BGを有するマスク37R,37BGと、焦点Fにレーザー光を集光させる集光レンズ38(レンズ)が設けられている。
これにより、ビームの開きの異なる各色のレーザー光のスポット径を合わせることができ、照明光の色むらを低減し、綺麗なスポット照明を実現することができる。
本実施形態の投光装置1では、赤色レーザー光源36Rと、他の色のレーザー光源36G,36Bとで、レーザー光源の出射端面から集光レンズ38の入射端面までの距離が異なる。
これにより、ビームの開きの異なる各色のレーザー光のスポット径を合わせることができ、照明光の色むらを低減し、綺麗なスポット照明を実現することができる。
本実施形態の投光装置1では、開口の幅が、赤色レーザー光源36Rと、他の色のレーザー光源36G,36Bとで、異なる。
これにより、ビームの開きの異なる各色のレーザー光のスポット径を合わせることができ、照明光の色むらを低減し、綺麗なスポット照明を実現することができる。
本実施形態の投光装置1では、複数のレーザー光源36は、放物反射面24Aの裏側に配置されており、放物反射面24Aには、各レーザー光源のレーザー光を通すための光通過部46が設けられている。
これにより、レーザー光源36が投光装置1の外部から直視されることを防ぐことができるとともに、焦点に設置された拡散反射版に複数のレーザー光源36の光を集光することができる。
本実施形態の投光装置1では、拡散反射体80は、金属板81と、金属板81に塗布されたアルミナ粒子82とから形成された白色板状である。
これにより、高耐熱性で反射率が高い拡散反射体を実現することができ、スペックルを抑える効果を向上することができる。
本実施形態の投光装置1では、赤色光、緑色光、青色光のそれぞれに感度を有するRGBセンサー70A(照度センサー)を備え、RGBセンサー70Aで検知したそれぞれの色の光量に基づいて、複数のレーザー光源36を制御する。
これにより、赤色レーザーダイオード36R、緑色レーザーダイオード36G、及び青色レーザーダイオード36Bのそれぞれの出力が経年劣化などにより低下した場合に、色バランスを補正することができる。
本実施形態の投光装置1では、複数のレーザー光源36の調光率と、RGBセンサー70Aで検知したそれぞれの色の光量とに基づいて、複数のレーザー光源36を制御する。
これにより、安全である調光率の低い範囲では異常検出によるレーザー光の照射を停止させない制御を行うことができる。
本実施形態の投光装置1では、複数のレーザー光源36のそれぞれは、発光点が1つであるレーザーダイオードを内部に備えている。
これにより、光学設計が複雑化するのを防ぎ、スポット照明を実現することができる。
本実施形態の投光装置1では、青色レーザー光源を備え、青色レーザー光源からの青色レーザー光を蛍光体に照射し、蛍光体から蛍光を放射させることで得られる白色光を照射する第2の光源装置200を備えている。
これにより、照射対象の色に因らず、演出効果の高い照明を実現することができる。
1 投光装置(照明器具)
2 装置本体
16 出射領域
20 光源ユニット
24 反射鏡
24A 放物反射面
27 反射体保持部
28 反射体保持バー
30 レーザー光源ユニット
30B 青色レーザー光源ユニット
30G 緑色レーザー光源ユニット
30R 赤色レーザー光源ユニット
36 レーザーダイオード(レーザー光源)
36B 青色レーザーダイオード
36G 緑色レーザーダイオード
36R 赤色レーザーダイオード
37 マスク
37BG 青緑色用マスク
37R 赤色用マスク
38 レンズ(集光レンズ)
39 スペーサー
41 開口
46 光通過部
60 レーザー光遮光ユニット
70 照度センサー基板
70A 照度センサー(RGBセンサー)
72 遮断回路基板
74 ピンホール
80 拡散反射体
81 金属板
82 アルミナ粒子
F 焦点
K 光軸
W1 スリット幅
W2 スリット幅

Claims (12)

  1. 放物反射面と、
    前記放物反射面の焦点の位置に設けられた拡散反射体と、
    前記放物反射面の光軸を中心とする同心円状に配置され、前記反射面の光軸に対して斜め方向からレーザー光を前記拡散反射体に照射する複数のレーザー光源と、を有し、
    前記複数のレーザー光源は、赤色レーザー光源と、緑色レーザー光源と、青色レーザー光源と、を備え、
    前記拡散反射体は、色を変化させずに前記レーザー光を拡散反射する
    ことを特徴とする照明器具。
  2. 前記赤色レーザー光源と、前記緑色レーザー光源と、前記青色レーザー光源と、をそれぞれ少なくとも3つ以上備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 複数の前記レーザー光源は、隣り合って配置された前記レーザー光源からの光の色が互いに異なっている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
  4. 前記レーザー光源には、前記レーザー光のビーム幅を制御するスリット状の開口を有するマスクと、前記焦点に前記レーザー光を集光させる集光レンズと、が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の照明器具。
  5. 前記赤色レーザー光源と、他の色の前記レーザー光源とで、前記レーザー光源の出射端面から前記集光レンズの入射端面までの距離が異なる
    ことを特徴とする請求項4に記載の照明器具。
  6. 前記開口の幅が、前記赤色レーザー光源と、他の色の前記レーザー光源とで、異なる
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の照明器具。
  7. 複数の前記レーザー光源は、前記放物反射面の裏側に配置されており、前記放物反射面には、各レーザー光源のレーザー光を通すための光通過部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の照明器具。
  8. 前記拡散反射体は、金属板と、前記金属板に塗布されたアルミナ粒子とから形成された白色板状である
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の照明器具。
  9. 赤色光、緑色光、青色光のそれぞれに感度を有するRGBセンサーを備え、
    前記RGBセンサーで検知したそれぞれの色の光量に基づいて、複数の前記レーザー光源を制御する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の照明器具。
  10. 複数の前記レーザー光源の調光率と、前記RGBセンサーで検知したそれぞれの色の光量とに基づいて、複数の前記レーザー光源を制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の照明器具。
  11. 複数の前記レーザー光源のそれぞれは、発光点が1つであるレーザーダイオードを内部に備えている
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の照明器具。
  12. 青色レーザー光源を備え、前記青色レーザー光源からの青色レーザー光を蛍光体に照射し、前記蛍光体から蛍光を放射させることで得られる白色光を照射する第2の光源装置を備えた
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の照明器具。
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