JP2022152450A - 経路案内装置、経路探索方法、経路探索プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両内の乗員の状態を加味した経路を案内する経路案内装置、経路探索方法、経路探索プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の経路案内装置は、移動体の経路を案内する経路案内装置であって、前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知部と、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得部と、前記検知部により睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索部と、を備えることを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、経路案内装置、経路探索方法、経路探索プログラム及び記録媒体に関する。
例えば、自動車等において、目的地までの最適な経路を探索するナビゲーションシステム等の経路案内装置が普及している。
また、近年、例えば、自動車等において、当該自動車に搭乗した乗員の状態を検知する技術が開発されている。
特許文献1には、車両内の乗員の状態に応じて車両の自動運転モードを変更する技術が開示されている。具体的には、車両内の乗員が睡眠状態である場合には、目的地に到着するまでの時間を低減可能な走行モードに移行する車両制御装置が開示されている。
特開2019-38356号公報
しかしながら、特許文献1の車両制御装置においては、車両が走行する経路を考慮することには何ら触れられていない。この場合、道路の道路状況又は周囲状況等により、乗員の睡眠が阻害される可能性がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、車両内の乗員の状態を加味した経路を案内する経路案内装置、経路探索方法、経路探索プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、移動体の経路を案内する経路案内装置であって、前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知部と、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得部と、前記検知部により睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索部と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、移動体の経路を案内する経路案内装置であって、前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知部と、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得部と、前記検知部により睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記経路案内装置で設定済みの経路の前記睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定部と、前記判定部により、前記設定済みの経路の前記睡眠阻害度が前記所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知制御部と、を備えることを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、移動体の経路を案内する経路案内装置の経路探索方法であって、前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、前記検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップと、を含むことを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、移動体の経路を案内する経路案内装置の経路探索方法であって、前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、前記検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記経路案内装置で設定済みの経路の前記睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて前記設定済みの経路の前記睡眠阻害度が前記所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップと、を含むことを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、経路探索プログラムであって、移動体の経路を案内する経路案内装置に搭載されたコンピュータに、前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、前記検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップと、を実行させることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、経路探索プログラムであって、移動体の経路を案内する経路案内装置に搭載されたコンピュータに、前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、前記検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記経路案内装置で設定済みの経路の前記睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて前記設定済みの経路の前記睡眠阻害度が前記所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップと、を実行させることを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、コンピュータが読取可能な記録媒体であって、移動体の経路を案内する経路案内装置に搭載されたコンピュータに、前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、前記検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップと、を実行させる経路探索プログラムを格納することを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、コンピュータが読取可能な記録媒体であって、移動体の経路を案内する経路案内装置に搭載されたコンピュータに、前記移動体内に睡眠状態がいるか否かを検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、前記検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記経路案内装置で設定済みの経路の前記睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて前記設定済みの経路の前記睡眠阻害度が前記所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップと、を実行させる経路探索プログラムを格納することを特徴としている。
本願の実施例1に係る経路案内装置を搭載した自動車Mの客室内の上面図である。 本願の実施例1に係る経路案内装置の機能ブロック図である。 本願の実施例1に係る経路案内装置の探索経路の一例を示す図である。 本願の実施例1に係る経路案内装置の睡眠妨害指数を移動コストとした経路探索結果の一例を示す図である。 本願の実施例1に係る経路案内装置の乗員の状態に応じた経路を探索する経路探索フローである。 本願の実施例2に係る経路案内装置の睡眠妨害指数を移動コストとした経路探索結果の一例を示す図である。 本願の実施例3に係る経路案内装置の乗員の状態に応じた経路を探索する経路探索フローである。 本願の実施例4に係る経路案内装置の乗員の状態に応じた経路を探索する経路探索フローである。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。
図1は、本願の実施例1に係る経路案内装置10を搭載した自動車Mの客室CA内の上面図である。理解を容易にするため、移動体としての自動車Mのルーフ及びドアパネル等の図示を省略している。
自動車Mの客室CA内において、客室CA内の前方部分には運転席DS及び助手席PSが配されている。また、客室CA内の後方部分には後部座席RSが配されている。本実施例1においては、運転席DSに運転手DPが着座しており、助手席PSには乗員P1が着座している場合について説明する。また、本実施例1においては、後部座席RSは三人掛けの座席であり、乗員P2が着座している場合について説明する。また、後部座席RSには、チャイルドシートCSが設置されており、当該チャイルドシートCSには子供の乗員である乗員PCが着座している場合について説明する。
経路案内装置10は、例えば、客室CA内の前席のセンターコンソール内に配置されている。また、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内に設置されたGPS受信器20と互いに接続されている。また、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内に設置された車内カメラ31と、車内マイク33と、各座席のシートに内蔵された着座センサ35と、からなる車内状況取得デバイス30と互いに接続されている。また、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内に設置されたタッチパネルディスプレイ40及びスピーカ42と互いに接続されている。
GPS受信器20は、客室CA内に設置されており、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号(GPS信号)を受信する装置である。GPS受信器20は、経路案内装置10と通信可能に接続されており、受信したGPS信号を経路案内装置10に送信することが可能である。また、GPS受信器20は、例えば、自動車Mのダッシュボード上に配されている。なお、GPS受信器20は、GPS信号が受信できればどこに配されていてもよい。
車内カメラ31は、例えば、自動車Mの客室CA内を撮影可能なカメラである。車内カメラ31は、例えば、ルームミラーに設けられているか又はウインドシールドの上端又は当該上端付近の天井部に設置されている。車内カメラ31は、経路案内装置10と通信可能に接続されており、撮影した客室CA内の映像信号を経路案内装置10に送信することが可能である。なお、車内カメラ31は、少なくとも客室CA内の乗員の顔を含む上半身を撮影可能な位置に設置されていればよい。また、車内カメラ31は、それぞれの座席の乗員を個別に撮影可能なように複数台設置されていてもよい。例えば、運転席DSの運転手DP及び助手席PSの乗員P1の各々の乗員を撮影可能な車内カメラ31をダッシュボード上又はウインドシールド上端付近に各々設け、後部座席RSの各々の乗員P2及びPCを撮影可能な車内カメラ31を運転席DS及び助手席PSのシート裏面又はヘッドレスト裏面の各々に設けてもよい。
車内マイク33は、車内の音を受音するマイク装置である。車内マイク33は、例えば、ダッシュボード上に配されている。車内マイク33は、車内の音を受音可能であれば、ルームミラー、それぞれのドアパネル又はピラー等、どこに設けられていてもよい。車内マイク33は、経路案内装置10と通信可能に接続されており、当該収集した音声信号を経路案内装置10に送信することが可能である。
着座センサ35は、各々の座席の乗員の着座を検知する着座センサである。着座センサ35は、例えば、各々のシートの座面内に設けられた感圧センサである。着座センサ35は、経路案内装置10と通信可能に接続されており、検知した圧力信号を経路案内装置10に送信することが可能である。また、着座センサ35は、着座した乗員の動きによる圧力信号の変化を経路案内装置10に送信することが可能である。
タッチパネルディスプレイ40は、例えば、映像を表示可能な液晶ディスプレイ等のディスプレイ40Aとタッチパネル40Bとが組み合わされたタッチパネルモニターである。タッチパネルディスプレイ40は、例えば、ダッシュボード内のセンターコンソール部分に取り付けられている。タッチパネルディスプレイ40は、経路案内装置10と通信可能に接続されており、経路案内装置10の制御に基づいて画面表示を行うと共に、乗員から受け付けたタッチパネル40Bへの入力操作を表す信号を経路案内装置10に送信することが可能である。
スピーカ42は、例えば、客室CA内に音声を出力するスピーカである。スピーカ42は、例えば、ピラー又はドアパネル等の車室内側に設けられている。スピーカ42は、経路案内装置10と通信可能に接続されており、経路案内装置10の制御に基づいて音楽や音声等の音を発することが可能である。
経路案内装置10は、例えば、タッチパネルディスプレイ40の入力操作によって設定された目的地に対する最適経路を探索して自動車Mの経路案内を行うカーナビゲーションシステムである。すなわち、経路案内装置10は、自動車Mの経路を案内する経路案内装置である。
また、経路案内装置10は、車内カメラ31、車内マイク33及び着座センサ35から受信した情報に基づいて各々の乗員DP、P1、P2及びPCの状態、特に、睡眠状態か否かを判定する。また、経路案内装置10は、各々の乗員が睡眠状態か否かに応じて、当該乗員の状態を加味した経路探索を行う。具体的には、各々の乗員が睡眠状態である場合には、当該乗員の睡眠を阻害しないような経路を探索する。
図2は、本願の実施例1に係る経路案内装置10の機能ブロックを示す図である。
経路案内装置10は、例えば、システムバスBUSを介して、記憶部11と、制御部12と、通信部13と、入力部14と、出力部15とが協働する装置である。
記憶部11は、例えば、ハードディスク装置、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ等により構成されており、オペレーティングシステム及び端末用のソフトウェア等の各種プログラムを記憶する。また、記憶部11は、地図情報及び当該地図情報のスポット、交差点、分岐、合流等を含む接続点(ノード)及び道路(リンク)における睡眠を阻害する要因である睡眠阻害度の情報を記憶する。睡眠阻害度の情報は、例えば、経路上のノード及びリンクにおける信号機の数、カーブの数又は坂道の数等、自動車Mの運転時に当該ノードの通過時及びリンクの移動時に予測される加速度変化に関する情報である。また、睡眠阻害度の情報は、例えば、当該加速度変化に伴う各々の乗員にかかる前後、左右、又は上下の負荷である。すなわち、睡眠阻害度情報は、自動車Mが道路(リンク)を移動する際、又は交差点、分岐、合流等を含む接続点(ノード)を通過する際に生じると予想される加速度変化に関する情報を含む。また、言い換えれば、睡眠阻害度情報は、接続点(ノード)に設置された信号機の有無、または接続点(ノード)での一時停止義務の有無を示す情報を含む。睡眠阻害度の情報である自動車Mの加速度変化に関する情報は、地図情報に関連付けられて記憶部11に記録されている。
なお、各種プログラム、地図情報及び睡眠阻害度の情報は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されてもよいし、記録媒体に記録されて各種ドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。すなわち、記憶部11に記憶される各種プログラムは、ネットワークを介して伝送可能であるし、また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)12A、ROM(Read Only Memory)12B、RAM(Random Access Memory)12C等により構成され、コンピュータとして機能する。そして、CPU12Aが、ROM12Bや記憶部11に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより各種機能を実現する。
通信部13は、例えば、IEEE802.11通信規格に準拠した無線LAN(Local Area Network)又は電気通信事業者が提供するWAN(Wide Area Network)に接続可能な通信装置である。通信部13は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークを介して最新の地図情報及び睡眠阻害度の情報であるリンク移動時またはノード通過時の加速度変化に関する情報を受信可能である。
また、通信部13は、例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標)等の道路交通情報を受信可能な通信装置である。通信部13は、受信した道路交通情報を制御部12に送信する。制御部12は、記憶部11に記録されている地図情報と通信部13から受信した道路交通情報を照らし合わせて目的地までの経路探索を行う。
入力部14は、経路案内装置10とGPS受信器20、車内カメラ31、車内マイク33及び着座センサ35とを通信可能に接続されたインタフェース部である。制御部12は、入力部14を介して、GPS受信器20から自動車Mの現在の位置情報の信号を受信することが可能である。また、制御部12は、入力部14を介して、車内カメラ31から映像信号を受信し、車内マイク33から音声信号を受信し、着座センサ35から圧力信号を受信することが可能である。また、入力部14は、経路案内装置10とタッチパネルディスプレイ40のタッチパネル40Bとを通信可能に接続されており、ディスプレイ40Aに表示された操作画像に対してタッチパネル40Bで受け付けられた操作を示す信号を受信することが可能である。
出力部15は、タッチパネルディスプレイ40のディスプレイ40A及びスピーカ42と通信可能に接続されたインタフェース部である。制御部12は、出力部15を介して、ディスプレイ40Aに映像又は画像信号を送信し、ディスプレイ40Aに当該信号に基づく映像又は画像を表示させることが可能である。また、制御部12は、スピーカ42に音声信号を送信して音を出力させることが可能である。具体的には、例えば、制御部12は、ディスプレイ40Aにタッチパネル40Bでの操作を受け付ける操作画像、目的地までの経路を示す地図情報画像、右折又は左折を促す案内情報画像を表示させる。また、例えば、制御部12は、スピーカ42に右折又は左折を促す音声による案内情報を出力させる。
制御部12は、車内状況取得デバイス30である車内カメラ31、車内マイク33及び着座センサ35から受信した各々の信号から各々の乗員P1、P2及びPCが睡眠状態であるか否かを検知する。例えば、制御部12は、車内カメラ31が撮像した映像において、各々の乗員を検出し、所定の期間の間、乗員P1、P2及びPCが目を閉じている又は上半身の動きがないと判定した際に当該乗員が睡眠状態であると判定する。この時、制御部12は、車内カメラ31が撮影した客室CA内の映像を取得する車内映像取得部として機能する。
また、例えば、制御部12は、車内マイク33が受音した客室CA内の音声において、所定の期間の間、客室CA内に話し声がないと判定した際に乗員P1、P2及びPCのいずれかが睡眠状態であると判定する。また、例えば、制御部12は、所定の期間の間、着座センサ35から受信した圧力信号が所定の閾値以上の変動がないと判定した際に当該着座センサ35上に着座した乗員が睡眠状態であると判定する。
この時、制御部12は、乗員の各々が睡眠状態であるか否かを検知する検知部として機能する。言い換えれば、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知部としての制御部12を備える。なお、乗員の各々が睡眠状態であるか否かの検知は、車内カメラ31、車内マイク33及び着座センサ35の複数の車内状況取得デバイス30からの信号に基づいていてもよい。
また、制御部12は、自動車Mの現在地から所望の目的地までの経路を探索する。制御部12は、タッチパネルディスプレイ40による操作又は車内マイク33による音声指示によって、乗員の所望の目的地を設定する。また、制御部12は、記憶部11に記録された地図情報を取得し、GPS受信器20から受信した自動車Mの現在地から当該設定された目的地までの最適な経路を探索する。すなわち、制御部12は、記憶部11から地図情報を取得する地図情報取得部として機能すると共に、当該地図情報に基づいて経路を探索する経路探索部として機能する。
通常、最適な経路は、例えば、目的地までの所要時間が最も小さくなる経路を優先して探索する時間優先探索や、目的地までの走行距離が最も小さくなる経路を優先して探索する距離優先探索である。これらの探索では、現在地から目的地までの間の道路ネットワークを示す複数のノード及びリンクのうち、所要時間又は走行距離をノード及びリンク間の移動コストとして探索を行う。また、ノード及びリンク間の移動コストは、地図情報に関連付けられている。加えて、通信部13から受信した渋滞、工事又は天候等の道路交通情報も移動コストとして加味される。
しかし、時間優先探索や距離優先探索で探索された経路においては、例えば、信号機の数、カーブの数又は坂道の数が多く、睡眠状態にある乗員の睡眠を阻害する可能性がある。特に、子供の乗員である乗員PCが睡眠状態である場合には、当該乗員PCの睡眠を阻害しないようにすることが好ましい。
制御部12は、車内状況取得デバイス30から受信した信号に基づいて乗員P1、P2及びPCのいずれかが睡眠状態であると判定した場合に、現在走行中の経路より睡眠阻害度の小さい経路を探索する。
具体的には、制御部12は、乗員P1、P2及びPCのいずれかが睡眠状態であることを検知した後に、記憶部11に記録された睡眠阻害度の情報が関連付けられている地図情報を取得する。すなわち、制御部12は、睡眠阻害度の情報が関連付けられている地図情報を取得する地図情報取得部として機能する。
言い換えれば、経路案内装置10は、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を自動車Mが移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得部としての制御部12を備える。
また、制御部12は、GPS受信器20から受信した現在地から所望の目的地までの道路ネットワークの間で、当該睡眠阻害度をノード及びリンク間の移動コストとして探索を行う。すなわち、制御部12は、睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、地図情報に関連付けられた睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索部として機能する。言い換えれば、経路案内装置10は、検知部としての制御部12により睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、地図情報の睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索部としての制御部12を備える。
これにより、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内に睡眠状態の乗員がいると検知した場合に、地図情報に関連付けられた睡眠阻害度を利用した経路探索を行うことが可能となる。すなわち、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内の乗員の状態を加味した経路を探索することが可能となる。
また、制御部12は、現在設定中の経路より睡眠阻害度の低い経路が探索された場合、例えば、制御部12は、出力部15を介してディスプレイ40A又はスピーカ42からその旨を各々の乗員に対して通知する。その後、当該通知に対して制御部12は、現在設定中の経路から新たに探索された睡眠阻害度の小さい経路への変更をタッチパネル40B又は車内マイク33から受け付けると睡眠阻害度の小さい経路に切り替えを行う。
なお、経路案内装置10は、各々の乗員が睡眠状態か否かの検知において、客室CA内の所定の座席の乗員についてのみ睡眠状態か否かの検知を行うようにしてもよい。例えば、チャイルドシートCSの設置されている座席を設定し、当該チャイルドシートCSに着座した子供の乗員PCにのみ睡眠状態か否かの検知を行うようにしてもよい。言い換えれば、検知部としての制御部12は、自動車Mの客室CA内の所定の座席についての睡眠状態の乗員の有無を検知しその結果を、睡眠状態の乗員の有無の検知結果とする。
また、経路案内装置10は、車内カメラ31が撮影した映像において、子供の乗員がいるか否かを検知するようにしてもよい。例えば、チャイルドシートCSに着座した子供の乗員PC以外にチャイルドシートを必要としない他の子供の乗員がいた場合に、車内カメラ31が撮影した映像から子供の乗員であることを判定し、当該子供と判定された乗員にのみ睡眠状態か否かの検知を行うようにしてもよい。言い換えれば、検知部としての制御部12は、自動車Mの客室CA内の映像を取得する車内映像取得部としての制御部12を含み、当該映像に基づいて、睡眠状態の乗員に睡眠状態の子供が含まれるか否かを検知する。なお、乗員が子供かどうかの判定は、着座センサ35の圧力信号に基づいていてもよい。また、子供の乗員がいるか否かは、運転手DPを含む他の乗員からタッチパネルディスプレイ40又は車内マイク33から子供の乗員がどの座席に着座しているかを設定するようにしてもよい。
図3及び図4を用いて、経路案内装置10の探索経路の一例について説明する。
図3は、本願の実施例1に係る経路案内装置10の探索経路の一例を示す図である。本実施例1においては、出発地Pにおいて経路案内装置10が睡眠状態である乗員を検知せず、現在地PNにおいて経路案内装置10が睡眠状態である乗員を検知した場合について説明する。また、本実施例1においては、現在地PNから目的地Qに至る経路が経路RT1~RT4の4通りある場合について説明する。ここで、経路RT1は、例えば、目的地までの所要時間、または目的地までの走行距離などの移動コストが最も小さくなる標準的な経路である。経路RT2~RT4は、当該経路を移動する場合の所要時間または走行距離と、経路RT1を移動した場合の所要時間または走行距離との差分が所定の基準内に収まる経路であり、経路案内装置10により標準的な経路の代替経路の候補として推奨される経路である。
図4は、本願の実施例1における各々の経路における睡眠阻害度の一例を示す図である。本実施例1においては、乗員の睡眠を阻害する要因として、各々の経路における信号機の数、一旦停止の数、カーブの数及び坂道の数を睡眠阻害度とする場合について説明する。また、本実施例1においては、各々の睡眠を阻害する要因が全て同じコストとして睡眠阻害度を算出する場合について説明する。
なお、信号機の数及び一旦停止の数は、例えば、信号が設置されている交差点(ノード)及び一旦停止指示のあるノードの数である。また、カーブの数は、右折又は左折を行うノードの数及びノード間でカーブのある道路(リンク)の数である。また、坂道の数は、ノード間で上り坂又は下り坂となっているリンクの数である。
経路RT1は、現在設定中の案内経路である。経路RT1は、出発地Pから目的地Qまでの最短距離を通る経路である。また、経路RT1は、例えば、目的地Qまでの間に繁華街及び住宅地を通る経路である。
経路RT2は、例えば、経路RT1から分岐し、目的地Qまでの最短経路である経路RT1を大きく迂回して通る経路である。また、経路RT2は、例えば、山間部を通る経路である。
経路RT3は、例えば、経路RT1から分岐し、経路RT1の通る住宅地を迂回した経路である。また、経路RT3は、例えば、目的地Qまでの間で繁華街を通る経路である。
経路RT4は、例えば、経路RT1から分岐し、目的地Qまでの最短経路である経路RT1を迂回して通る経路である。また、経路RT4は、例えば、郊外を通る経路である。
図4に示すように、現在設定中の案内経路である経路RT1は、目的地Qまでの総距離が短くかつ到着予想時刻が最も早い経路である。その他の経路において、目的地Qまでの総距離及び到着予想時刻は、経路RT3、経路RT4、経路RT2の順で到着予想時刻が遅くなる。上述の通り、出発地Pにおいて、経路案内装置10は睡眠状態である乗員を検知していない。従って、経路案内装置10は、例えば、出発地Pから目的地Qまでの間の道路ネットワークにおいて、ノード及びリンク間の移動コストを所要時間に設定して経路探索を行い、最も所用時間の短い経路RT1を探索してこれを案内経路として設定する。
また、上述の通り、経路案内装置10は、経路RT1の途中である現在地PNにおいて睡眠状態である乗員を検知した。そこで、経路案内装置10は、現在地PNから目的地Qまでの間で、ノード及びリンク間の移動コストを睡眠阻害度に設定して経路探索を行う。具体的には、制御部12は、記憶部11からノード及びリンクにおける信号、一旦停止指示、カーブ又は坂の有無等の睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得し、当該睡眠阻害度を移動コストとして現在地PNから目的地Qまでの間の経路探索を行う。各々の経路の睡眠阻害度は図4に示す通りであり、経路案内装置10は最も睡眠阻害度の小さい経路RT3を探索する。
現在地PNから目的地Qまでの間の各々の経路の睡眠阻害度は、図4に示す通りである。経路RT1は、通過する複数のノード又はリンクにおいて、例えば、信号機の数が12、一旦停止指示の数が17、カーブの数が10、坂道の数が3である。それぞれの数を睡眠阻害度を1とすると、経路RT1において睡眠阻害度の合計は42となる。また、経路RT2は、通過する複数のノード又はリンクにおいて、例えば、信号機の数が6、一旦停止指示の数が13、カーブの数が20、坂道の数が25であり、睡眠阻害度の合計は64となる。また、経路RT3は、通過する複数のノード又はリンクにおいて、例えば、信号機の数が19、一旦停止指示の数が3、カーブの数が13、坂道の数が3であり、睡眠阻害度の合計は38となる。また、経路RT4は、通過する複数のノード又はリンクにおいて、例えば、信号機の数が14、一旦停止指示の数が4、カーブの数が18、坂道の数が4であり、睡眠阻害度の合計は40となる。
経路RT1は、住宅地を通過する経路である。経路RT1は、例えば、一旦停止指示のあるノードを多く通過する。経路RT2は、山間部を通過する経路である。経路RT2は、例えば、一旦停止指示のあるノードも比較的多くかつカーブ及び坂道に関わる睡眠阻害度が高くなる。よって、経路RT2を自動車Mで通過する際、睡眠状態である乗員の睡眠を阻害する可能性が高い。経路RT3は、繁華街を通過する経路である。経路RT3は、例えば、信号のあるノードを多く通過する。しかし、経路RT3は、経路RT1に比べて一旦停止指示のあるノードが少なく、経路RT1よりも睡眠状態である乗員の睡眠を阻害しにくい。経路RT4は、経路RT1を迂回する経路である。経路RT4は、例えば、迂回によってカーブのあるノード又はリンクを比較的多く通過する。
実施例1の経路案内装置10によれば、睡眠状態である乗員を検知した現在地PNにおいて、現在地PNから目的地Qまでの間の道路ネットワークのうち、信号機の数、一旦停止の数、カーブの数及び坂道の数等の睡眠阻害度をノード及びリンク間の移動コストとして探索を行う。これにより、経路案内装置10は、睡眠状態である乗員を検知した際、当該乗員の睡眠の阻害を低減する自動車Mの運転時に予測される加速度変化の少ない経路を探索することが可能となる。
以下に、経路案内装置10の動作ルーチンの一例について説明する。
図3は、本願の実施例1に係る経路案内装置10の動作フローの一例としての経路探索フローFC1を示す図である。経路探索フローFC1は、例えば、経路案内装置10に目的地Qの入力がされ、当該目的地までの経路案内が実行されると繰り返し実行される。なお、本実施例1においては、経路探索フローFC1の開始時に所要時間又は最短距離優先で経路探索された経路RT1が設定されたものとして説明する。また、自動車Mは経路探索フローFC1の実行中にも走行中であり、経路案内装置10は経路探索フローFC1と並行して現在設定中の経路RT1の経路案内を行う。
経路探索フローFC1が開始されると、制御部12は、車内状況取得デバイス30の各々から受信した信号に基づいて、運転手DP以外の乗員がいるか否かを判定する(ステップS101)。運転手DP以外の乗員がいるか否かの判定は、車内カメラ31から取得した映像に基づいていてもよいし、着座センサ35から取得した圧力信号に基づいていてもよい。
運転手DP以外の乗員がいると判定されない場合(ステップS101:No)、制御部12は、経路探索フローFC1の処理を終了し、再度実行する。
運転手DP以外の乗員がいると判定された場合(ステップS101:Yes)、制御部12は、車内状況取得デバイス30の各々から受信した信号に基づいて、運転手DP以外の乗員が睡眠状態であるか否かを判定する検知ステップを実行する(ステップS102)。乗員が睡眠状態であるか否かの判定は、上述の通り、例えば、車内カメラ31から取得した映像において、所定の期間の間、乗員が目を閉じている又は上半身の動きがないと判定した際に当該乗員が睡眠状態であると判定する。また、例えば、車内マイク33から取得した客室CA内の音声において、所定の期間の間、客室CA内に話し声がないと判定した際に乗員のいずれかが睡眠状態であると判定する。また、例えば、着座センサ35から取得した圧力信号において、所定の期間の間、着座センサ35から受信した圧力信号が所定の閾値以上の変動がないと判定した際に当該着座センサ35上に着座した乗員が睡眠状態であると判定する。言い換えれば、自動車Mの経路を案内する経路案内装置10の経路探索方法は、自動車Mの客室CA内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップを含む。
運転手DP以外の乗員が睡眠状態であると判定されない場合(ステップS102:No)、制御部12は、経路探索フローFC1の処理を終了し、再度実行する。
運転手DP以外の乗員が睡眠状態であると判定された場合(ステップS102:Yes)、制御部12は、地図情報に関連付けられた睡眠阻害度を移動コストとして、現在地PNから目的地Qまでの道路ネットワークの間で他の経路を探索する(ステップS103)。具体的には、まず、制御部12は、客室CA内に睡眠状態である乗員を検知した際に、地図情報に関連付けられた睡眠阻害度の情報である自動車Mの加速度変化に関する情報を取得する地図情報取得ステップを実行する。言い換えれば、自動車Mの経路を案内する経路案内装置10の経路探索方法は、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を自動車Mが移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップを含む。
また、制御部12は、取得した睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報に基づいて、睡眠阻害度をノード及びリンクの移動コストとして経路探索行う経路探索ステップを実行する。言い換えれば、自動車Mの経路を案内する経路案内装置10の経路探索方法は、検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、地図情報の睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップを含む。
次に、制御部12は、現在設定中の経路より睡眠阻害度の低い他の経路が探索されたかを判定する(ステップS104)。
現在設定中の経路より睡眠阻害度の低い他の経路が探索されたと判定されない場合(ステップS104:No)、制御部12は、経路探索フローFC1の処理を終了し、再度実行する。
現在設定中の経路より睡眠阻害度の低い他の経路が探索されたと判定された場合(ステップS104:Yes)、制御部12は、ディスプレイ40A又はスピーカ42から新たに探索された睡眠阻害度の低い他の経路を提示する(ステップS105)。また、制御部12は、例えば、ディスプレイ40A又はスピーカ42から現在設定中の経路から新たに探索された睡眠阻害度の低い他の経路に案内経路を変更するか否かを通知する。
次に、制御部12は、タッチパネル40B又は車内マイク33から、現在設定中の経路から新たに探索された睡眠阻害度の低い他の経路に案内経路を変更する指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS106)。
現在設定中の経路から新たに探索された睡眠阻害度の低い他の経路に案内経路を変更する指示を受け付けたと判定されない場合(ステップS106:No)、制御部12は、経路探索フローFC1の処理を終了し、再度実行する。
現在設定中の経路から新たに探索された睡眠阻害度の低い他の経路に案内経路を変更する指示を受け付けたと判定された場合(ステップS106:Yes)、制御部12は、目的地Qまでの案内経路を現在設定中の経路から新たに探索された睡眠阻害度の低い他の経路に変更する。
上記の処理を行うことにより、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内に睡眠状態である乗員を検知した際に、当該乗員の睡眠を阻害しない経路を探索することが可能となる。
なお、上述の通り、経路探索フローFC1は、経路案内装置10のソフトウェアのプログラムとして記憶部11に記録され、制御部12としてのCPU12A、ROM12B及びRAM12Cがこれを読み出して実行する。また、当該プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。言い換えれば、経路探索フローFC1は、自動車Mの経路を案内する経路案内装置10に搭載されたコンピュータに、自動車Mの客室CA内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を自動車Mが移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、地図情報の睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップと、を実行させることを特徴とする経路探索プログラムである。また、経路探索フローFC1は、自動車Mの経路を案内する経路案内装置10に搭載されたコンピュータに、自動車Mの客室CA内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を自動車Mが移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、地図情報の睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップと、を実行させる経路探索プログラムを格納することを特徴とするコンピュータが読取可能な記録媒体である。
なお、本実施例1においては、ステップS104において現在設定中の案内経路より睡眠を阻害しない他の経路が探索された際に、案内経路を変更するか否かの指示を受け付ける場合について説明した。しかし、ステップS104において現在設定中の案内経路より睡眠を阻害しない他の経路が探索された際に、案内経路を当該他の経路に自動で変更するようにしてもよい。
なお、本実施例1においては、各々の経路における信号機の数、一旦停止の数、カーブの数及び坂道の数を睡眠阻害度とし、且つそれぞれの要因が同じコストとして睡眠阻害度を算出する場合について説明したが、乗員の睡眠を阻害する要因ごとに、コストの重み付けを変更してもよい。例えば、必ずしも停止するとは限らない信号機については、信号機1つ当たりのコストを一旦停止1つ当たりのコストより小さく設定してもよい。または、1つのカーブや1つの坂道当たりのコストを、当該カーブや当該坂道の程度に応じて変化させて設定してもよい。
また、本実施例1においては、経路案内装置10が、睡眠状態である乗員を検知した際に、地図情報に基づく睡眠阻害度を移動コストとして設定して経路探索行うことについて説明したが、経路案内装置10は、睡眠状態である乗員を検知した際に、睡眠阻害度にノード及びリンク間の所要時間または移動距離を追加して移動コストとして設定してもよい。これにより、目的地までの経路の所要時間または移動距離と当該経路の睡眠阻害度を加味した総合的な評価に基づいて、乗員の睡眠を妨げにくい経路を探索することができる。
本実施例1によれば、経路案内装置10は、車内カメラ31、車内マイク33及び着座センサ35からなる車内状況取得デバイス30を備える。また、経路案内装置10は、車内状況取得デバイス30から取得した客室CA内の映像、音声又は圧力信号に基づいて、客室CA内の乗員が睡眠状態であるか否かを判定する。経路案内装置10は、睡眠状態である乗員を検知した際に、信号機の数、一旦停止指示の数、カーブの数及び坂道の数に基づいた睡眠阻害度が小さくなる経路を探索する。これにより、自動車Mの客室CA内の乗員の状態に加味した経路を案内する経路案内装置10を提供することが可能となる。
実施例1においては、各々の経路における信号機の数、一旦停止指示の数、カーブの数及び坂道の数に基づいて睡眠阻害度を算出する場合について説明した。しかし、経路案内装置10の経路探索における睡眠阻害要因はこれに限定されない。具体的には、各々の経路の通過時に予測される自動車Mの周囲状況を睡眠阻害要因として睡眠阻害度を算出してもよい。
経路案内装置10は、例えば、各々の経路中のカーブ又は坂道のある区間において、自動車Mが低速で走行すると予測される場合、当該カーブ又は坂道が睡眠を阻害する要因とならないと判定してもよい。自動車Mが低速で走行すると予測される場合とは、例えば、低速の最高速度制限が設けられている区間、又は渋滞等による統計、若しくはリアルタイムの交通情報に基づいた実際の速度等である。自動車Mが低速でカーブ又は坂道を走行する際、自動車Mの運転時に予測される加速度変化は小さいため、これに伴う各々の乗員にかかる負荷も低減される。言い換えれば、加速度変化に関連する情報は、道路のカーブ状況と道路の標準走行速度に基づく情報である。また、加速度変化に関連する情報は、道路の起伏度と道路の標準走行速度に基づく情報である。
また、経路案内装置10は、例えば、各々の経路中において、自動車Mの周囲に騒音が発生していると予測される区間において、当該騒音が睡眠を阻害する要因となると判定してもよい。自動車Mの周囲に騒音が発生していると予測される場合とは、例えば、繁華街の騒音、工事による騒音又は路面状態によるロードノイズ等である。自動車Mが騒音が発生していると予測される区間を走行する場合、当該騒音により睡眠状態である乗員の睡眠が阻害される。言い換えれば、睡眠阻害度情報は、自動車Mが道路又は接続点を移動する際の騒音に関する情報を含む。
各々のノード又はリンクの標準走行速度に基づく情報は、例えば、記憶部11に記録されている地図情報に関連付けられている。また、標準走行速度に基づく情報は、時間帯及び期間の情報も含む。標準走行速度に基づく情報は、例えば、各々のノード又はリンクにおいて、統計に基づいて得られた時間帯や時期による実際の速度の情報を含む。具体的には、渋滞が発生すると予測される時間帯とその時の平均的な速度、帰省ラッシュもしくはUターンラッシュ等の時期及び時間帯とその時の平均的な速度、又は道路工事が予定されている期間及び時間帯とその時に予測される速度等の情報を含む。
また、騒音が発生していると予測される区間は、例えば、騒音に関する情報として記憶部11に記録されている地図情報に関連付けられている。また、騒音に関する情報は、時間帯及び期間の情報も含む。騒音に関する情報は、例えば、繁華街において騒音が発生すると予測される時間帯等の情報を含む。なお、騒音に関する情報は、路面状態、例えば、舗装路面又は非舗装路面によるロードノイズの情報を含んでいてもよい。
また、標準走行速度に基づく情報及び騒音に関する情報は、例えば、通信部13によって他のサーバ装置等からネットワークを介して取得されてもよい。また、例えば、VICS(登録商標)等の道路交通情報から取得されてもよい。
なお、実施例2においては、経路案内装置10の構成は実施例1と同様である。実施例2の経路案内装置10は、上述の通り、予め設定された速度よりも低速で走行すると予測される区間において当該区間に含まれるカーブ及び坂道のノード及びリンクの数を睡眠阻害度とみなさない点で実施例1と異なる。また、実施例2の経路案内装置10は、騒音が発生していると予測される区間において当該区間に含まれるノード及びリンクの数を睡眠阻害度とみなす点について実施例1と異なる。
図6は、本願の実施例2における各々の経路における睡眠阻害度の一例を示す図である。なお、各々の経路RT1~RT4において、各々の経路の信号機の数、一旦停止の数、カーブの数及び坂道の数は実施例1と同様である。また、本願の実施例2においては、実施例1と同様に、出発地Pから目的地Qまでの間において、現在設定中の案内経路である経路RT1の経路を走行中に現在地PNで経路案内装置10が睡眠状態である乗員を検知した場合について説明する。
低速区間中のカーブの数及び坂道の数は、各々の経路に含まれるカーブ及び坂道の合計から、低速区間中に含まれるカーブ及び坂道を除外する数を示す。例えば、経路RT1においては、経路RT1に含まれるカーブの合計の数は10であるが、そのうち低速区間に含まれるカーブの数は2であることを示す。また、騒音区間の数は、例えば、騒音が発生していると予測される区間に含まれる交差点及び道路(ノード及びリンク)の数を示す。
現在地PNから目的地Qまでの間の各々の経路の睡眠阻害度は、図6に示す通りである。経路案内装置10は、現在地PNから目的地Qまでの間の道路ネットワークにおいて、最も睡眠阻害度の小さい経路を探索する。
具体的には、まず、制御部12は、記憶部11からノード及びリンクにおける睡眠阻害度情報、標準走行速度に基づく情報及び騒音に関する情報が関連付けられた地図情報を取得する。その後、経路案内装置10は、現在地PNから目的地Qまでの間で、ノード及びリンク間の移動コストを睡眠阻害度に設定して経路探索を行う。この時、経路案内装置10は、低速区間中に含まれるカーブ及び坂道の数を除外しつつ経路探索を行う。また、経路案内装置10は、騒音が発生していると予測される区間に含まれるノード及びリンクの数を睡眠阻害度とみなしつつ経路探索を行う。
現在地PNから目的地Qまでの間の各々の経路の睡眠阻害度は、図6に示す通りである。経路RT1は、例えば、経路RT1の低速で走行すると予測される区間内のカーブを含むノード又はリンクの数が2、坂道を含むノード又はリンクの数が2である。また、経路RT1は、騒音が発生していると予測される区間に含まれるノード又はリンクの数が7である。それぞれの数を睡眠阻害度を1とすると、経路RT1において睡眠阻害度の合計は45となる。
また、経路RT2は、例えば、経路RT2の低速で走行すると予測される区間内のカーブを含むノード又はリンクの数が7、坂道を含むノード又はリンクの数が8である。また、経路RT2は、騒音が発生していると予測される区間に含まれるノード又はリンクの数が2である。それぞれの数を睡眠阻害度を1とすると、経路RT1において睡眠阻害度の合計は51となる。
また、経路RT3は、例えば、経路RT3の低速で走行すると予測される区間内のカーブを含むノード又はリンクの数が5、坂道を含むノード又はリンクの数が2である。また、経路RT2は、騒音が発生していると予測される区間に含まれるノード又はリンクの数が15である。それぞれの数を睡眠阻害度を1とすると、経路RT1において睡眠阻害度の合計は46となる。
また、経路RT4は、例えば、経路RT4の低速で走行すると予測される区間内のカーブを含むノード又はリンクの数が2、坂道を含むノード又はリンクの数が1である。また、経路RT2は、騒音が発生していると予測される区間に含まれるノード又はリンクの数が0である。それぞれの数を睡眠阻害度を1とすると、経路RT1において睡眠阻害度の合計は37となる。
経路RT1は、繁華街及び住宅地を通過する経路である。経路RT1は、例えば、繁華街通過中において騒音が発生すると予測される区間を通過する。また、経路RT1は、例えば、住宅地通過中において低速の最高速度制限となるノード及びリンクを通過する。
また、経路RT2は、山間部を通過する経路である。経路RT2は、例えば、山間部において低速の最高速度制限となるノード及びリンクを多く通過する。
また、経路RT3は、繁華街を通過する経路である。経路RT3は、例えば、繁華街において渋滞等により低速区間が発生し、比較的多く当該低速区間中のカーブ及び坂道を含むノード及びリンクを通過するが、騒音が発生すると予測される区間が長い。
また、経路RT4は、郊外を通過する経路である。経路RT4は、例えば、郊外において渋滞等の発生が少なく、低速区間中のカーブ及び坂道を含むノード及びリンクが少ないが、周囲の騒音は少ない。
従って、経路RT1~RT4のうち、経路RT4が最も乗員の睡眠を阻害しない経路として探索される。
経路案内装置10は、睡眠状態である乗員を検知した現在地PNにおいて、現在地PNから目的地Qまでの間の道路ネットワークのうち、信号機の数、一旦停止の数、カーブの数及び坂道の数等の睡眠阻害度をノード及びリンク間の移動コストとして探索を行う。これと同時に、各々のノード及びリンクにおける標準走行速度に基づく情報及び騒音に関する情報に基づいて、より睡眠状態である乗員の睡眠を阻害しない経路を探索しこれを案内することが可能となる。
実施例2における経路案内フローは、図5で示した実施例1の経路探索フローFC1と同様である。実施例2においては、ステップS103において、ステップS103で行った処理に加えて、各々のノード及びリンクにおける標準走行速度に基づく情報及び騒音に関する情報に基づいて経路を探索する点で実施例1と異なる。
具体的には、制御部12が睡眠阻害度を移動コストとして、現在地PNから目的地Qまでの道路ネットワークの間で他の経路を探索する際、低速区間に含まれるカーブ及び坂道の睡眠阻害度を除外する。また、同時に、騒音が発生すると予測される区間のノード及びリンクについて、騒音を睡眠阻害度として加算する。
これにより、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内に睡眠状態である乗員を検知した際に、より当該乗員の睡眠を阻害しない経路を探索することが可能となる。
なお、実施例2においては、渋滞による低速走行時において、ノード及びリンクに含まれるカーブ及び坂道の数を睡眠阻害度とみなさない場合について説明した。しかし、例えば、断続的に発進及び停止が繰り返されるような渋滞である場合、当該渋滞区間を乗員の睡眠を阻害する区間とみなしてもよい。連続的に低速で走行する状態が続く渋滞の情報及び断続的に発進及び停止が繰り返される渋滞の情報は、例えば、統計に基づいて予測されて地図情報に関連付けられていてもよい。
なお、本実施例2においても、乗員の睡眠を阻害する要因ごとに、コストの重み付けを変更してもよい。例えば、信号機1つ当たりのコストを一旦停止1つ当たりのコストより小さく設定してもよい。または、1つのカーブや1つの坂道当たりのコストを、当該カーブや当該坂道の程度に応じて変化させて設定してもよい。または、騒音の程度に応じて、騒音区間1つ当たりのコストを変化させて設定してもよい。
また、本実施例2においても、経路案内装置10は、睡眠状態である乗員を検知した際に、睡眠阻害度にノード及びリンク間の所要時間または移動距離を追加して移動コストとして設定してもよい。
実施例1及び2においては、経路案内装置10が睡眠状態である乗員を検知した際に、自動で当該乗員の睡眠を阻害しない経路を探索する場合について説明した。しかし、経路案内装置10は、現在設定中の案内経路が乗員の睡眠を阻害する可能性があるか否かを通知するようにしてもよい。
具体的には、本実施例3の制御部12は、車内状況取得デバイス30の各々から受信した信号に基づいて、客室CA内の乗員のいずれかが睡眠状態であると判定した場合に、現在設定中の案内経路の現在地PNから目的地Qまでの間の睡眠阻害度を算出する。制御部12は、例えば、現在設定中の案内経路において、現在地PNから目的地Qまでの間の睡眠阻害度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。この時、制御部12は、現在設定中の案内経路の睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定部として機能する。言い換えれば、経路案内装置10は、検知部としての制御部12により睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、経路案内装置10で設定済みの経路の睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定部としての制御部12を備える。
また、制御部12は、例えば、現在地PNから目的地Qまでの間の睡眠阻害度が所定の閾値以上であると判定した場合、ディスプレイ40A又はスピーカ42から客室CA内の乗員に対して現在設定中の案内経路が睡眠状態である乗員の睡眠を阻害する可能性があることを報知する。この時、制御部12は、現在設定中の案内経路が睡眠状態である乗員の睡眠を阻害する可能性があることを報知する報知制御部として機能する。言い換えれば、経路案内装置10は、判定部としての制御部12により、設定済みの経路の睡眠阻害度が所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知制御部としての制御部12を備える。
その後、制御部12は、例えば、ディスプレイ40A又はスピーカ42から乗員に対して経路変更を行うか否かを通知し、タッチパネル40B又は車内マイク33からの回答を受け付ける。制御部12は、タッチパネル40B又は車内マイク33から経路変更を行う操作又は音声指示を受け付けると、現在地PNから目的地Qまでの間の道路ネットワークのうち、睡眠阻害度をノード及びリンク間の移動コストとして経路探索を行う。なお、本実施例3においては、経路探索における睡眠阻害度は実施例1又は実施例2のどちらに則していてもよい。
図7は、本願の実施例3に係る経路案内装置10の動作フローの一例としての経路探索フローFC2を示す図である。経路探索フローFC2は、例えば、経路案内装置10に目的地Qの入力がされ、当該目的地までの経路案内が実行されると繰り返し実行される。なお、本実施例3においては、経路探索フローFC2の開始時に所要時間又は最短距離優先で経路探索された経路RT1が設定されたものとして説明する。また、自動車Mは経路探索フローFC2の実行中にも走行中であり、経路案内装置10は経路探索フローFC2と並行して現在設定中の経路RT1の経路案内を行う。なお、経路探索フローFC2のステップS201~S202は、図5に示した経路探索フローFC1のステップS101~S102と同様であるため、説明を割愛する。
ステップS202において、運転手DP以外の乗員が睡眠状態であると判定された場合(ステップS202:Yes)、制御部12は、現在設定中の案内経路である経路RT1の現在地PNから目的地Qまでの間の睡眠阻害度を算出する(ステップS203)。
次に、制御部12は、経路RT1の現在地PNから目的地Qまでの間の睡眠阻害度が所定の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS204)。具体的には、まず、制御部12は、客室CA内に睡眠状態である乗員を検知した際に、地図情報に関連付けられた睡眠阻害度の情報である自動車Mの加速度変化に関する情報を取得する地図情報取得ステップを実行する。
また、制御部12は、取得した睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報に基づいて、現在設定中の案内経路である経路RT1の現在地PNから目的地Qまでの間の睡眠阻害度を算出する。また、制御部12は、当該算出された睡眠阻害度が、所定の閾値以上の睡眠阻害度であるか否かを判定する判定ステップを実行する。言い換えれば、自動車Mの経路を案内する経路案内装置10の経路探索方法は、検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、経路案内装置10で設定済みの経路RT1の睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップを含む。
経路RT1の現在地PNから目的地Qまでの間の睡眠阻害度が所定の閾値を超えたと判定されない場合(ステップS204:No)、制御部12は、経路探索フローFC2の処理を終了し、再度実行する。具体的には、例えば、睡眠阻害度の算出方法が図6で示した実施例2の方法に則しかつ睡眠阻害度の所定の閾値が50と設定されていた場合、制御部12は、現在設定中の案内経路である経路RT1が乗員の睡眠を阻害しないと判定する。従って、制御部12は、客室CAの乗員に対して経路RT1が乗員の睡眠を阻害する可能性があると報知しない。
経路RT1の現在地PNから目的地Qまでの間の睡眠阻害度が所定の閾値を超えたと判定された場合(ステップS204:Yes)、制御部12は、ディスプレイ40A又はスピーカ42から客室CAの乗員に対して経路RT1が乗員の睡眠を阻害する可能性があると報知する報知ステップを実行する(ステップS205)。具体的には、例えば、睡眠阻害度の算出方法が図6で示した実施例2の方法に則しかつ睡眠阻害度の所定の閾値が40と設定されていた場合、制御部12は、現在設定中の案内経路である経路RT1が乗員の睡眠を阻害する可能性があると判定する。その後、制御部12は、客室CAの乗員に対してディスプレイ40A又はスピーカ42から経路RT1が乗員の睡眠を阻害する可能性があることを報知する。言い換えれば、判定ステップにおいて設定済みの経路RT1の睡眠阻害度が所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップを含む。
その後、例えば、制御部12は、ディスプレイ40A又は車内マイク33から乗員の睡眠を阻害しない他の経路を探索するか否かの操作指示を受け付けてもよい。また、制御部12は、乗員から乗員の睡眠を阻害しない他の経路を探索する操作指示を受け付けた場合、地図情報に関連付けられた睡眠阻害度を移動コストとして、現在地PNから目的地Qまでの道路ネットワークの間で他の経路を探索するようにしてもよい。また、現在設定中の案内経路である経路RT1よりも睡眠阻害度の低い他の経路が探索された場合、その旨を乗員に通知してもよいし、自動で案内経路を変更するようにしてもよい。
なお、目的地が遠方にあるほど、自動車Mが通過するノード及びリンクの数が増える傾向にあるため、睡眠阻害度の積算値も増える傾向がある。従って、現在設定中の案内経路の睡眠を阻害する可能性を判定するための閾値が固定値の場合は、目的地が遠方にあるほど、睡眠を阻害する可能性が高いと判定されやすい傾向がある。これを補正するために、制御部12は、自動車Mの現在位置から目的地までの直線距離または経路に沿った距離が長くなるほど閾値が高くなるように設定してもよいし、あるいは、閾値は固定値としておき、現在設定中の案内経路についての睡眠阻害度の積算値を、自動車Mの現在位置から目的地までの直線距離または経路に沿った距離で除して単位距離当たりの睡眠阻害度を算出し、固定値である閾値と比較するようにしてもよい。
上記の処理を実行することにより、経路案内装置10は、実施例1及び2と同様に、自動車Mの客室CA内に睡眠状態の乗員がいると検知した場合に、地図情報に関連付けられた睡眠阻害度を利用した経路探索を行うことが可能となる。
なお、実施例1と同様に、経路探索フローFC2は、経路案内装置10のソフトウェアのプログラムとして記憶部11に記録され、制御部12としてのCPU12A、ROM12B及びRAM12Cがこれを読み出して実行する。また、当該プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録して譲渡することが可能である。すなわち、経路探索フローFC2は、自動車Mの経路を案内する経路案内装置10に搭載されたコンピュータに、自動車Mの客室CA内に睡眠状態の乗員の有無を検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を自動車Mが移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、経路案内装置10で設定済みの経路RT1の睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて設定済みの経路RT1の睡眠阻害度が所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップと、を実行させる経路探索プログラムである。また、経路探索フローFC2は、自動車Mの経路を案内する経路案内装置10に搭載されたコンピュータに、自動車Mの客室CA内に睡眠状態の乗員の有無を検知する検知ステップと、道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を自動車Mが移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、検知ステップにおいて睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、経路案内装置10で設定済みの経路RT1の睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて設定済みの経路RT1の睡眠阻害度が所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップと、を実行させる経路探索プログラム格納するコンピュータが読取可能な記録媒体である。
上述の実施例1、2及び3においては、客室CA内の乗員の状態、特に、乗員が睡眠上であることを検知した際に、当該乗員が睡眠状態であることを加味した経路を探索する場合について説明した。しかし、経路案内装置10は、客室CA内の乗員が睡眠状態ではない、すなわち覚醒状態である場合に、当該乗員が覚醒状態であることを加味した経路を探索するようにしてもよい。
具体的には、経路案内装置10は、客室CA内に睡眠状態の乗員がいない、すなわち乗員の全員が覚醒状態であると検知した際に、現在地PNから目的地Qまでの間で推奨スポットに関する情報を含む経路を探索する。当該推奨スポットに関する情報は、地図情報に関連付けられて記憶部11に記録されている。また、当該推奨スポットに関する情報は、例えば、景勝地等の観光地、ショッピング施設、アミューズメント施設、レストラン等のカテゴリに分類された情報である。また、推奨スポットに関する情報は、これらのような立ち寄り施設に限定されず、例えば、良い風景を眺めることが可能な道路等でもよい。経路案内装置10は、例えば、予め乗員の各々の顔及び好みのカテゴリが登録され、車内カメラ31からの映像から客室CA内の乗員を特定して当該乗員の好みの推奨スポットを通る経路を探索するようにしてもよい。
図3に示した経路例において、経路案内装置10は、例えば、客室CA内の乗員が全員覚醒状態であると検知しかつ、景勝地等を好む乗員が乗車していると検知する。この場合、経路案内装置10は、山間部の風景の良い推奨スポットを通る経路RT2又は郊外の風景の良い推奨スポットを通る経路RT4を探索して客室CA内の乗員に提案する。また、ショッピング施設等を好む乗員を検知した場合、経路案内装置10は、繁華街を通る経路RT3を探索して客室CA内の乗員に提案する。
図8は、本願の実施例4に係る経路案内装置10の動作フローの一例としての経路探索フローFC3を示す図である。経路探索フローFC3は、例えば、経路案内装置10に目的地Qの入力がされると繰り返し実行される。なお、本実施例4においては、経路探索フローFC3の開始時に所要時間又は最短距離優先で経路探索された経路RT1が設定されたものとして説明する。また、自動車Mは経路探索フローFC3の実行中にも走行中であり、経路案内装置10は経路探索フローFC3と並行して現在設定中の経路RT1の経路案内を行う。なお、経路探索フローFC3のステップS301~S307は、図5に示した経路探索フローFC1のステップS101~S107と同様であるため、説明を割愛する。
ステップS302において、運転手DP以外の乗員が睡眠状態であると判定されない場合(ステップS302:No)、制御部12は、自動車Mの客室CA内に予め顔と好みのカテゴリが登録された乗員がいるか否かを判定する(ステップS308)。本ステップにおいて、乗員の特定は、予め顔が登録されかつ記憶部11に記録された乗員の顔の映像と車内カメラ31から取得した客室CA内の乗員の映像とを照らし合わせて判定する。なお、本ステップは、経路探索フローFC3が開始された際のステップS301で同時に処理を行ってもよい。また、本ステップで判定される乗員は、運転手DPを含む。
自動車Mの客室CA内に予め顔と好みのカテゴリが登録された乗員がいると判定されない場合(ステップS308:No)、制御部12は、経路探索フローFC3の処理を終了し、再度実行する。
また、自動車Mの客室CA内に予め顔と好みのカテゴリが登録された乗員がいると判定された場合(ステップS308:Yes)、制御部12は、現在地PNから目的地Qまでの間で、当該乗員の好みのカテゴリに属する推奨スポットを通る経路を探索する(ステップS309)。なお、客室CA内に複数の乗員が乗車している場合、どの乗員の好みのカテゴリの推奨スポットを通る経路を探索するかを優先順位をつけて探索するようにしてもよい。具体的には、制御部12は、例えば、子供の乗員PCが好むカテゴリの推奨スポットを通る経路を優先して探索するようにしてもよい。
次に、制御部12は、乗員の好みのカテゴリに属する推奨スポットを通る他の経路が探索されたかを判定する(ステップS310)。
乗員の好みのカテゴリに属する推奨スポットを通る他の経路が探索されたと判定されない場合(ステップS310:No)、制御部12は、経路探索フローFC3の処理を終了し、再度実行する。
また、乗員の好みのカテゴリに属する推奨スポットを通る他の経路が探索されたと判定された場合(ステップS310:Yes)、制御部12は、ディスプレイ40A又はスピーカ42から新たに探索された推奨スポットを通る他の経路を提示する(ステップS311)。また、制御部12は、例えば、ディスプレイ40A又はスピーカ42から現在設定中の経路から新たに探索された推奨スポットを通る他の経路に案内経路を変更するか否かを通知する。
次に、制御部12は、ステップS306の処理を行い、推奨スポットを通る他の経路に案内経路を変更する指示を受け付けたか否かを判定する。その後、案内経路を変更する指示を受け付けたと判定された場合、制御部12は、目的地Qまでの案内経路を現在設定中の経路から推奨スポットを通る他の経路に変更する。
上記の処理を行うことにより、経路案内装置10は、自動車Mの客室CA内に睡眠状態である乗員がいないことを検知した際に、当該乗員の好みに応じた推奨スポットを通る経路を探索することが可能となる。また、経路案内装置10は、実施例1及び2と同様に、自動車Mの客室CA内に睡眠状態である乗員を検知した際に、当該乗員の睡眠を阻害しない経路を探索することが可能となる。これにより、自動車Mの客室CAに乗車した乗員の状態を加味した経路を案内する経路案内装置10を提供することが可能となる。
なお、上述の実施例1~4の各々は、一例に過ぎない。
例えば、実施例4を他の実施例と組み合わせ、制御部12が自動車Mの客室CA内に予め登録された乗員が乗車しているかを判定しかつ、その内の所定の乗員に対してのみ睡眠状態であるか否かを検知するようにしてもよい。
また、例えば、実施例4において、乗員を覚醒状態へと導くために、睡眠状態である乗員の好みのカテゴリの推奨スポットを通る経路を探索するようにしてもよい。
また、実施例1~4においては、客室CA内の運転手DPを除いた乗員が睡眠状態であるか否かを検知する場合について説明した。しかし、例えば、自動車Mが自動運転レベル4の自動運転機能を有しかつ自動車Mが自動運転が可能な区間を走行中である場合、又は自動車Mが自動運転レベル5の自動運転機能を有する場合、運転手DPも含めた乗員が睡眠状態であるか否かを検知してもよい。また、その場合、経路案内装置10は、自動運転が可能な区間を優先して経路探索を行ってもよい。
また、実施例1~4においては、経路案内装置10が自動車Mに搭載されたカーナビゲーションシステムである場合について説明した。しかし、経路案内装置10は、自動車Mの外部に設置されたサーバ装置であってもよい。この場合、本発明の経路案内装置10は、自動車Mの客室内に設置されたGPS受信器20、車内状況取得デバイス30、タッチパネルディスプレイ40、及びスピーカ42の少なくとも一部が無線ネットワークを介して通信接続されていればよい。具体的には、サーバ装置である経路案内装置10は、自動車Mの車内状況取得デバイス30から受信した映像、音声又は圧力信号に基づいて乗員が睡眠状態であるか否かを判定する。また、自動車MのGPS受信器20から受信した自動車Mの現在地PNと目的地Qまでの間で睡眠阻害度の低い経路を探索して当該経路を自動車Mに送信する。すなわち、経路案内装置10が自動車Mの外部に設置されたサーバ装置である場合、経路案内装置10は、クラウド態様のカーナビゲーションシステムである。なお、乗員が睡眠状態であるか否かの判定は、自動車Mに搭載された端末で行われてもよい。言い換えれば、経路案内装置10は、自動車Mの外部のサーバ装置である。従って、経路案内装置10が自動車Mの外部に設置されたサーバ装置であっても、車両内の乗員の状態を加味した経路を案内する経路案内装置、経路探索方法、経路探索プログラム及び記憶媒体を提供することが可能となる。
10 経路案内装置
11 記憶部
12 制御部
13 通信部
14 入力部
15 出力部
20 GPS受信器
30 車内状況取得デバイス
31 車内カメラ
33 車内マイク
35 着座センサ
40 タッチパネルディスプレイ
42 スピーカ

Claims (16)

  1. 移動体の経路を案内する経路案内装置であって、
    前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知部と、
    道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得部と、
    前記検知部により前記睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索部と、を備えることを特徴とする経路案内装置。
  2. 移動体の経路を案内する経路案内装置であって、
    前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知部と、
    道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得部と、
    前記検知部により前記睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記経路案内装置で設定済みの経路の前記睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により、前記設定済みの経路の前記睡眠阻害度が前記所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知制御部と、を備えることを特徴とする経路案内装置。
  3. 前記睡眠阻害度情報は、前記移動体が前記道路を移動する際又は前記接続点を通過する際に生じると予想される加速度変化に関する情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の経路案内装置。
  4. 前記加速度変化に関する情報は、前記道路のカーブ状況と前記道路の標準走行速度に基づく情報であることを特徴とする請求項3に記載の経路案内装置。
  5. 前記加速度変化に関連する情報は、前記道路の起伏度と前記道路の標準走行速度に基づく情報であることを特徴とする請求項3に記載の経路案内装置。
  6. 前記睡眠阻害度情報は、前記移動体が前記道路又は前記接続点を移動する際の騒音に関する情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の経路案内装置。
  7. 前記睡眠阻害度情報は、前記接続点に設置された信号機の有無、または前記接続点での一時停止義務の有無を示す情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の経路案内装置。
  8. 前記検知部は、前記移動体内の所定の座席についての前記睡眠状態の乗員の有無を検知しその結果を、前記睡眠状態の乗員の有無の検知結果とすることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の経路案内装置。
  9. 前記検知部は、前記移動体内の映像を取得する車内映像取得部を含み、当該映像に基づいて、前記睡眠状態の乗員に睡眠状態の子供が含まれるか否かを検知することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の経路案内装置。
  10. 前記経路案内装置は、前記移動体の外部のサーバ装置であることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の経路案内装置。
  11. 移動体の経路を案内する経路案内装置の経路探索方法であって、
    前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、
    道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記検知ステップにおいて前記睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップと、を含むことを特徴とする経路探索方法。
  12. 移動体の経路を案内する経路案内装置の経路探索方法であって、
    前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、
    道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記検知ステップにおいて前記睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記経路案内装置で設定済みの経路の前記睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記設定済みの経路の前記睡眠阻害度が前記所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップと、を含むことを特徴とする経路探索方法。
  13. 移動体の経路を案内する経路案内装置に搭載されたコンピュータに、
    前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、
    道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記検知ステップにおいて前記睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップと、を実行させることを特徴とする経路探索プログラム。
  14. 移動体の経路を案内する経路案内装置に搭載されたコンピュータに、
    前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、
    道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記検知ステップにおいて前記睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記経路案内装置で設定済みの経路の前記睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記設定済みの経路の前記睡眠阻害度が前記所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップと、を実行させることを特徴とする経路探索プログラム。
  15. 移動体の経路を案内する経路案内装置に搭載されたコンピュータに、
    前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、
    道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記検知ステップにおいて前記睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記地図情報の前記睡眠阻害度を利用した経路探索を実行する経路探索ステップと、を実行させる経路探索プログラムを格納することを特徴とするコンピュータが読取可能な記録媒体。
  16. 移動体の経路を案内する経路案内装置に搭載されたコンピュータに、
    前記移動体内に睡眠状態の乗員がいるか否かを検知する検知ステップと、
    道路又は道路同士の接続点を示す情報に、当該道路又は当該接続点を前記移動体が移動する際の睡眠阻害度に関する睡眠阻害度情報が関連付けられた地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記検知ステップにおいて前記睡眠状態の乗員がいると検知された場合に、前記経路案内装置で設定済みの経路の前記睡眠阻害度が所定の基準を超えるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて前記設定済みの経路の前記睡眠阻害度が前記所定の基準を超えると判定された場合に、所定の報知を行う報知ステップと、を実行させる経路探索プログラムを格納することを特徴とするコンピュータが読取可能な記録媒体。
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