JP2022152302A - 偏光板および偏光板の製造方法 - Google Patents

偏光板および偏光板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】反りの状態が安定化された偏光板を提供すること。【解決手段】本発明の実施形態による偏光板は、40℃および92%RHにおける透湿度が40g/m2・24h以下の第一保護層と、偏光子と、40℃および92%RHにおける透湿度が350g/m2・24h以上の第二保護層と、をこの順に有し、赤外線水分率計測定による吸光度が0.0100以上0.0155以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、偏光板および偏光板の製造方法に関する。
液晶表示装置およびエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置に搭載される画像表示パネルには、代表的には、偏光板が用いられている。実用的には、偏光板と位相差板とを一体化した位相差層付偏光板が広く用いられている(例えば、特許文献1)。しかし、偏光板には、反りが発生しやすく、置かれる環境等により反りの向きおよび度合いが変化しやすいという問題がある。この反りおよび反りの変化は、例えば、画像表示装置の製造不良の原因となり得る。
特許第3325560号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、反りの状態が安定化された偏光板を得ることにある。
本発明の実施形態によれば、偏光板が提供される。この偏光板は、40℃および92%RHにおける透湿度が40g/m・24h以下の第一保護層と、偏光子と、40℃および92%RHにおける透湿度が350g/m・24h以上の第二保護層と、をこの順に有し、赤外線水分率計測定による吸光度が0.0100以上0.0155以下である。
1つの実施形態においては、上記第一保護層はシクロオレフィン系樹脂を含む。
1つの実施形態においては、上記第二保護層はセルロース系樹脂を含む。
本発明の別の実施形態によれば、位相差層付偏光板が提供される。この位相差層付偏光板は、上記偏光板と、上記偏光板の上記第二保護層側に配置される位相差層と、を有する。
1つの実施形態においては、上記位相差層は液晶化合物の配向固化層である。
本発明のさらに別の実施形態によれば、偏光板の製造方法が提供される。この製造方法は、40℃および92%RHにおける透湿度が40g/m・24h以下の第一保護層と、偏光子と、40℃および92%RHにおける透湿度が350g/m・24h以上の第二保護層と、をこの順に有する積層物を準備すること、および、前記積層物に調湿処理を施すこと、を含み、赤外線水分率計測定による吸光度が0.0100以上0.0155以下の偏光板を得る。
1つの実施形態においては、上記第二保護層の片側の主面が露出された状態で、上記調湿処理を行う。
本発明のさらに別の実施形態によれば、位相差層付偏光板の製造方法が提供される。この製造方法は、上記製造方法により得られた偏光板の上記第二保護層側に、位相差層を積層することを含む。
本発明の実施形態によれば、所定の吸光度を満足することにより、反りの状態が安定化された偏光板を得ることができる。
本発明の1つの実施形態による位相差層付偏光板の概略の構成を示す模式的な断面図である。 調湿処理に供される前の積層物の一例を示す断面図である。 偏光板の反りの状態の一例を示す断面図である。 本発明の1つの実施形態による画像表示パネルの概略を示す模式的な断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
(用語および記号の定義)
本明細書における用語および記号の定義は下記の通りである。
(1)屈折率(nx、ny、nz)
「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向(すなわち、進相軸方向)の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
(2)面内位相差(Re)
「Re(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定した面内位相差である。例えば、「Re(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定した面内位相差である。Re(λ)は、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、式:Re(λ)=(nx-ny)×dによって求められる。
(3)厚み方向の位相差(Rth)
「Rth(λ)」は、23℃における波長λnmの光で測定した厚み方向の位相差である。例えば、「Rth(550)」は、23℃における波長550nmの光で測定した厚み方向の位相差である。Rth(λ)は、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、式:Rth(λ)=(nx-nz)×dによって求められる。
(4)Nz係数
Nz係数は、Nz=Rth/Reによって求められる。
(5)角度
本明細書において角度に言及するときは、当該角度は基準方向に対して時計回りおよび反時計回りの両方を包含する。したがって、例えば「45°」は±45°を意味する。
A.位相差層付偏光板
図1は、本発明の1つの実施形態による位相差層付偏光板の概略の構成を示す模式的な断面図である。位相差層付偏光板100は、偏光板10、位相差層20および保護フィルム30をこの順に有する。偏光子11は互いに対向する第一主面11aおよび第二主面11bを有し、偏光子11の第一主面11a側(代表的には、視認側)に第一保護層12が配置され、偏光子11の第二主面11b側に第二保護層13が配置される。具体的には、偏光板10は、偏光子11と、偏光子11の片側(位相差層20が配置されていない側)に配置された第一保護層12と、偏光子11のもう片側(偏光子11と位相差層20との間)に配置された第二保護層13とを含む。位相差層20は、第一位相差層21および第二位相差層22を含む積層構造を有する。
図示例では、位相差層20が第一位相差層21および第二位相差層22を含む積層構造を有しているが、図示例とは異なり、位相差層20は、三層以上の積層構造を有していてもよいし、単一層とされていてもよい。
図示しないが、位相差層付偏光板は、その他の機能層をさらに有していてもよい。位相差層付偏光板が有し得る機能層の種類、特性、数、組み合わせ、配置等は、目的に応じて適切に設定され得る。例えば、位相差層付偏光板は、導電層または導電層付等方性基材をさらに有していてもよい。導電層または導電層付等方性基材を有す位相差層付偏光板は、例えば、画像表示パネル内部にタッチセンサが組み込まれた、いわゆるインナータッチパネル型入力表示装置に適用される。別の例としては、位相差層付偏光板は、その他の位相差層をさらに有していてもよい。その他の位相差層の光学的特性(例えば、屈折率特性、面内位相差、Nz係数、光弾性係数)、厚み、配置等は、目的に応じて適切に設定され得る。具体例として、偏光子の視認側には、偏光サングラスを介して視認する場合の視認性を改善するその他の位相差層(代表的には、(楕)円偏光機能を付与する層、超高位相差を付与する層)が設けられていてもよい。このような層を有することにより、偏光サングラス等の偏光レンズを介して表示画面を視認した場合でも、優れた視認性を実現することができる。したがって、このような層を有する位相差層付偏光板は、屋外で用いられ得る画像表示装置にも好適に適用され得る。
位相差層偏光板を構成する各部材は、任意の適切な接着層(図示せず)を介して積層され得る。接着層の具体例としては、接着剤層、粘着剤層が挙げられる。具体的には、位相差層20は、接着剤層を介して(好ましくは、活性エネルギー線硬化型接着剤を用いて)第二保護層13に貼り合わせられてもよいし、粘着剤層(例えば、アクリル系粘着剤)を介して第二保護層13に貼り合わせられてもよい。図示するように、位相差層20が二層以上の積層構造を有する場合、位相差層どうしは、例えば、接着剤層を介して(好ましくは、活性エネルギー線硬化型接着剤を用いて)貼り合わせられる。
例えば、保護フィルム30は粘着剤層を介して位相差層20に貼り合わせられている。実用的には、この粘着剤層により、位相差層付偏光板100は画像表示パネル本体に貼り付け可能とされる。保護フィルム30は、位相差層付偏光板100が使用に供されるまで仮着される剥離フィルム(セパレーター)として機能し得る。保護フィルムを仮着することにより、例えば、粘着剤層を保護するとともに、位相差層付偏光板のロール形成が可能となる。
位相差層付偏光板は、長尺状であってもよいし、枚葉状であってもよい。ここで、「長尺状」とは、幅に対して長さが十分に長い細長形状をいい、例えば、幅に対して長さが10倍以上、好ましくは20倍以上の細長形状をいう。長尺状の位相差層偏光板は、ロール状に巻回可能である。
A-1.偏光板
上記偏光板は、偏光子と第一保護層と第二保護層とを含む。偏光板の厚みは、好ましくは20μm以上であり、より好ましくは25μm以上である。一方、偏光板の厚みは、好ましくは70μm以下であり、より好ましくは65μm以下である。なお、偏光板の厚みには、偏光子と保護層とを積層する際に接着層を用いる場合、その厚みは含まれない。
偏光板10(第一保護層12から第二保護層13までの積層部)の赤外線水分率計測定による吸光度は、0.0100以上であり、好ましくは0.0105以上である。一方、偏光板10の吸光度は、0.0155以下であり、好ましくは0.0150以下である。このような吸光度を満足することにより、反りの状態が安定化された偏光板を得ることができる。
上記偏光子は、代表的には、二色性物質(例えば、ヨウ素)を含む樹脂フィルムである。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)系フィルム、部分ホルマール化PVA系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムが挙げられる。
偏光子の厚みは、好ましくは18μm以下であり、より好ましくは15μm以下であり、さらに好ましくは12μm以下である。一方、偏光子の厚みは、好ましくは1μm以上である。
偏光子は、好ましくは、波長380nm~780nmのいずれかの波長で吸収二色性を示す。偏光子の単体透過率は、例えば41.5%~46.0%であり、好ましくは42.0%~46.0%であり、より好ましくは44.5%~46.0%である。偏光子の偏光度は、好ましくは97.0%以上であり、より好ましくは99.0%以上であり、さらに好ましくは99.9%以上である。
上記保護層は、偏光子の保護層として使用できる任意の適切なフィルムで形成され得る。当該フィルムの主成分となる材料の具体例としては、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂や、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリエーテルスルホン系、ポリスルホン系、ポリスチレン系、ポリノルボルネン等のシクロオレフィン系、ポリオレフィン系、(メタ)アクリル系、アセテート系等の透明樹脂が挙げられる。
本発明の実施形態による位相差層付偏光板は、代表的には、画像表示装置の視認側に配置され、第一保護層12は視認側に配置される。したがって、第一保護層12には、必要に応じて、ハードコート(HC)処理、反射防止処理、スティッキング防止処理、アンチグレア処理等の表面処理が施されていてもよい。
保護層の厚みは、好ましくは5μm~80μm、より好ましくは10μm~40μm、さらに好ましくは15μm~35μmである。なお、上記表面処理が施されている場合、第一保護層12の厚みは、表面処理層の厚みを含めた厚みである。
偏光子11と位相差層20との間に配置される第二保護層13は、光学的に等方性であることが好ましい。本明細書において「光学的に等方性である」とは、面内位相差Re(550)が0nm~10nmであり、厚み方向の位相差Rth(550)が-10nm~+10nmであることをいう。偏光子11と位相差層20との間に配置される保護層の厚みは、好ましくは5μm~80μmであり、より好ましくは10μm~40μmであり、さらに好ましくは10μm~30μmである。
1つの実施形態においては、第一保護層12は40℃および92%RHにおける透湿度が40g/m・24h以下とされ、第二保護層13は40℃および92%RHにおける透湿度が350g/m・24h以上とされる。このような形態によれば、上記吸光度が良好に達成され得る。具体的には、後述の調湿処理により第二保護層13側から偏光子11に吸湿させることができ、偏光子11(偏光板10)に取り込まれた水分が第一保護層12側から放出されるのを防止することができる。また、偏光子11は、吸水率(保水力)に優れ得ることから、偏光子11に一旦取り込まれた水分を逃がしにくい。
第一保護層12の40℃および92%RHにおける透湿度は、好ましくは30g/m・24h以下であり、より好ましくは20g/m・24h以下である。一方、第一保護層12の40℃および92%RHにおける透湿度は、例えば1g/m・24h以上である。このような第一保護層12の構成材料としては、例えば、シクロオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂が挙げられる。なお、上記表面処理が施されている場合、第一保護層12の透湿度は、表面処理層を含めて測定される。
第二保護層13の40℃および92%RHにおける透湿度は、好ましくは500g/m・24h以上であり、より好ましくは600g/m・24h以上である。一方、第二保護層13の40℃および92%RHにおける透湿度は、例えば1200g/m・24h以下である。このような第二保護層13の構成材料としては、例えば、TAC等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂が挙げられる。
偏光板は、任意の適切な方法で作製され得る。具体的には、偏光板は、単層の樹脂フィルムから作製した偏光子を含んでいてもよく、二層以上の積層体を用いて得られる偏光子を含んでいてもよい。
上記単層の樹脂フィルムから偏光子を製造する方法は、代表的には、樹脂フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質による染色処理と延伸処理とを施すことを含む。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)系フィルム、部分ホルマール化PVA系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムが用いられる。当該方法は、不溶化処理、膨潤処理、架橋処理等をさらに含んでいてもよい。得られた偏光子の少なくとも片側に保護層を積層することにより、偏光板が得られ得る。このような製造方法は、当業界で周知慣用であるので、詳細な説明は省略する。
上記積層体を用いて得られる偏光子は、例えば、樹脂基材と樹脂フィルムまたは樹脂層(代表的には、PVA系樹脂層)との積層体を用いて作製され得る。具体的には、PVA系樹脂溶液を樹脂基材に塗布し、乾燥させて樹脂基材上にPVA系樹脂層を形成して、樹脂基材とPVA系樹脂層との積層体を得ること;当該積層体を延伸および染色してPVA系樹脂層を偏光子とすること;により作製され得る。本実施形態においては、好ましくは、樹脂基材の片側に、ハロゲン化物とPVA系樹脂とを含むPVA系樹脂層を形成する。延伸は、代表的には積層体をホウ酸水溶液中に浸漬させて延伸することを含む。さらに、延伸は、必要に応じて、ホウ酸水溶液中での延伸の前に積層体を高温(例えば、95℃以上)で空中延伸することをさらに含み得る。加えて、本実施形態においては、好ましくは、積層体は、長手方向に搬送しながら加熱することにより幅方向に2%以上収縮させる乾燥収縮処理に供される。代表的には、本実施形態の製造方法は、積層体に、空中補助延伸処理と染色処理と水中延伸処理と乾燥収縮処理とをこの順に施すことを含む。補助延伸を導入することにより、熱可塑性樹脂上にPVAを塗布する場合でも、PVAの結晶性を高めることが可能となり、高い光学特性を達成し得る。また、同時にPVAの配向性を事前に高めることで、後の染色工程や延伸工程で水に浸漬された時に、PVAの配向性の低下や溶解などの問題を防止することができ、高い光学特性を達成し得る。さらに、PVA系樹脂層を液体に浸漬した場合において、PVA系樹脂層がハロゲン化物を含まない場合に比べて、PVA分子の配向の乱れ、および配向性の低下が抑制され得、高い光学特性を達成し得る。さらに、乾燥収縮処理により積層体を幅方向に収縮させることにより、高い光学特性を達成し得る。得られた樹脂基材/偏光子の積層体はそのまま用いてもよく(すなわち、樹脂基材を偏光子の保護層としてもよく)、樹脂基材/偏光子の積層体から樹脂基材を剥離した剥離面に、もしくは、剥離面とは反対側の面に目的に応じた任意の適切な保護層を積層して用いてもよい。このような偏光子の製造方法の詳細は、例えば特開2012-73580号公報、特許第6470455号に記載されている。これらの公報は、その全体の記載が本明細書に参考として援用される。
上記所定の吸光度を満足する偏光板は、例えば、第一保護層と、偏光子と、第二保護層との積層物を準備し、この積層物に対して調湿処理(代表的には、加湿処理)を施すことにより得ることができる。このような積層物に(例えば、位相差層を積層する前の状態で)調湿処理を施すことにより、得られる偏光板の吸光度(水分率)を容易に制御することができる。具体的には、偏光子に効率的に吸湿させて、偏光子が平衡水分率を有し得るように容易に制御することができる。1つの実施形態においては、積層物の吸光度(水分率)に応じて、調湿処理の条件を調整することにより、所望の吸光度(水分率)を満足する偏光板を得る。なお、平衡水分率とは、一定温度かつ一定湿度の雰囲気下において、水分率の変化が実質的になくなるまで放置したときの水分の重量分率をいう。
図2は、調湿処理に供される前の積層物の一例を示す断面図である。積層物90は、第一保護層12、偏光子11、第二保護層13および表面保護フィルム40をこの順に有する。表面保護フィルム40は、代表的には、図示しない基材と基材の片側に形成された粘着剤層とを含み、第二保護層13の主面13aに対して剥離可能に貼り合わせられている。表面保護フィルム40の基材は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系ポリマーで構成される。表面保護フィルム40の厚みは、例えば30μm~100μmである。
図示しないが、表面保護フィルム40を剥がして第二保護層13の片側(偏光子11が配置されていない側)の主面13aが露出した状態の積層物90に対して調湿処理を施すことが好ましい。このような形態によれば、上記吸光度が良好に達成され得る。具体的には、調湿処理において、第二保護層13側から効率的に偏光子11に吸湿(水分を拡散)させることができ、調湿処理の時間を短縮することができる。
上記調湿処理は、積層物を23℃~40℃および60%RH~95%RHの環境下に置くことにより行うことが好ましい。例えば、温度が23℃である場合には、相対湿度を60%RH以上の環境下に置くことにより行う。また例えば、温度が35℃である場合には、相対湿度を60%RH以上の環境下に置くことにより行う。また例えば、温度が40℃である場合には、相対湿度を60%RH以上の環境下に置くことにより行う。このような環境下における調湿処理によれば、劣化した偏光板が得られる、調湿処理後に偏光板に結露が発生して外観不良の原因となる等の不具合が抑制され得る。なお、相対湿度の上限は、例えば100%RHであり得る。
調湿処理時の水蒸気量は、好ましくは12g/m~49g/mであり、より好ましくは16g/m~40g/mである。
調湿処理の時間は、好ましくは2分~25分であり、より好ましくは17分以下である。上記積層物への調湿処理は短時間で達成され得る。
調湿処理後、第二保護層13の片側の主面13aには、位相差層が積層され得る。位相差層の積層を行う前に、第二保護層13の露出面13aに、再び、表面保護フィルムを剥離可能な状態で貼り合わせることが好ましい。このような形態によれば、第二保護層13に含まれる水分を効率的に偏光子11に拡散させることができる。また、偏光板10に取り込まれた水分が第二保護層13側から放出されるのを防止することができる。上述のとおり、偏光子11は吸水率が高く、第一保護層12および第二保護層13の吸水率よりも高くなり得る。したがって、偏光板10に取り込まれた水分は、主に、偏光子11に存在し得る。
調湿処理後に貼り合わせられる表面保護フィルムの40℃および92%RHにおける透湿度は40g/m・24h以下であることが好ましく、より好ましくは20g/m・24h以下である。一方、表面保護フィルムの40℃および92%RHにおける透湿度は、例えば7g/m・24h以上である。
得られる偏光板(調湿処理後の積層物)には反りが生じ得る。図3は、偏光板の反りの状態の一例を示す断面図である。なお、図3では、図を見やすくするために偏光板の断面は、ハッチングを省略している。図3に示す例では、偏光板10には、第二保護層13側に凸の反りが生じている。反りは、偏光板10(偏光子11)の吸収軸方向に沿って発生する傾向にある。偏光板に反りが生じていても(生じた反りにばらつきがあっても)、例えば、後述の位相差層等の積層時に、偏光板に生じた反りを矯正し得る。その結果、歩留まり良く、位相差層付偏光板を製造し得る。
A-2.位相差層
上記位相差層の厚みは、その構成(単一層であるか積層構造を有するか)にもよるが、好ましくは10μm以下であり、より好ましくは8μm以下であり、さらに好ましくは7μm以下である。一方、位相差層の厚みは、例えば1μm以上である。なお、位相差層が積層構造である場合、「位相差層の厚み」は、各位相差層の厚みの合計を意味する。具体的には、「位相差層の厚み」には接着層の厚みは含まれない。
上記位相差層としては、好ましくは、液晶化合物の配向固化層(液晶配向固化層)が用いられる。液晶化合物を用いることにより、例えば、得られる位相差層のnxとnyとの差を非液晶材料に比べて格段に大きくすることができるので、所望の面内位相差を得るための位相差層の厚みを格段に小さくすることができる。したがって、位相差層付偏光板の顕著な薄型化を実現することができる。本明細書において「配向固化層」とは、液晶化合物が層内で所定の方向に配向し、その配向状態が固定されている層をいう。なお、「配向固化層」は、後述のように液晶モノマーを硬化させて得られる配向硬化層を包含する概念である。位相差層においては、代表的には、棒状の液晶化合物が位相差層の遅相軸方向に並んだ状態で配向している(ホモジニアス配向)。
上記液晶配向固化層は、所定の基材の表面に配向処理を施し、当該表面に液晶化合物を含む塗工液を塗工して当該液晶化合物を上記配向処理に対応する方向に配向させ、当該配向状態を固定することにより形成され得る。配向処理としては、任意の適切な配向処理が採用され得る。具体的には、機械的な配向処理、物理的な配向処理、化学的な配向処理が挙げられる。機械的な配向処理の具体例としては、ラビング処理、延伸処理が挙げられる。物理的な配向処理の具体例としては、磁場配向処理、電場配向処理が挙げられる。化学的な配向処理の具体例としては、斜方蒸着法、光配向処理が挙げられる。各種配向処理の処理条件は、目的に応じて任意の適切な条件が採用され得る。
液晶化合物の配向は、液晶化合物の種類に応じて液晶相を示す温度で処理することにより行われる。このような温度処理を行うことにより、液晶化合物が液晶状態をとり、基材表面の配向処理方向に応じて当該液晶化合物が配向する。
配向状態の固定は、1つの実施形態においては、上記のように配向した液晶化合物を冷却することにより行われる。液晶化合物が重合性モノマーまたは架橋性モノマーである場合には、配向状態の固定は、上記のように配向した液晶化合物に重合処理または架橋処理を施すことにより行われる。
液晶化合物の具体例および配向固化層の形成方法の詳細は、特開2006-163343号公報に記載されている。当該公報の記載は本明細書に参考として援用される。
位相差層は、上述のとおり、単一層であってもよいし、二層以上の積層構造を有していてもよい。
図示例とは異なり、位相差層が単一層である場合の1つの実施形態においては、位相差層は、λ/4板として機能し得る。具体的には、位相差層のRe(550)は、好ましくは100nm~180nmであり、より好ましくは110nm~170nmであり、さらに好ましくは110nm~160nmである。位相差層の厚みは、λ/4板の所望の面内位相差が得られるよう調整され得る。位相差層が上述の液晶配向固化層である場合、その厚みは、例えば1.0μm~2.5μmである。本実施形態においては、位相差層の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度は、好ましくは40°~50°であり、より好ましくは42°~48°であり、さらに好ましくは44°~46°である。また、位相差層は、位相差値が測定光の波長に応じて大きくなる逆分散波長特性を示すことが好ましい。
位相差層が単一層である場合の別の実施形態においては、位相差層は、λ/2板として機能し得る。具体的には、位相差層のRe(550)は、好ましくは200nm~300nmであり、より好ましくは230nm~290nmであり、さらに好ましくは230nm~280nmである。位相差層の厚みは、λ/2板の所望の面内位相差が得られるよう調整され得る。位相差層が上述の液晶配向固化層である場合、その厚みは、例えば2.0μm~4.0μmである。本実施形態においては、位相差層の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度は、好ましくは10°~20°であり、より好ましくは12°~18°であり、さらに好ましくは12°~16°である。
図示するように、位相差層20が積層構造を有する場合の1つの実施形態においては、位相差層20は、偏光板10側から順に第一位相差層(H層)21と第二位相差層(Q層)22とが配置された、二層の積層構造を有する。H層は、代表的にはλ/2板として機能し得、Q層は、代表的にはλ/4板として機能し得る。具体的には、H層のRe(550)は好ましくは200nm~300nmであり、より好ましくは220nm~290nmであり、さらに好ましくは230nm~280nmであり;Q層のRe(550)は、好ましくは100nm~180nmであり、より好ましくは110nm~170nmであり、さらに好ましくは110nm~150nmである。H層の厚みは、λ/2板の所望の面内位相差が得られるよう調整され得る。H層が上述の液晶配向固化層である場合、その厚みは、例えば2.0μm~4.0μmである。Q層の厚みは、λ/4板の所望の面内位相差が得られるよう調整され得る。Q層が上述の液晶配向固化層である場合、その厚みは、例えば1.0μm~2.5μmである。本実施形態においては、H層の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度は、好ましくは10°~20°であり、より好ましくは12°~18°であり、さらに好ましくは12°~16°であり;Q層の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度は、好ましくは70°~80°であり、より好ましくは72°~78°であり、さらに好ましくは72°~76°である。なお、H層およびQ層の配置順序は逆であってもよく、H層の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度およびQ層の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度は逆であってもよい。また、それぞれの層(例えば、H層およびQ層)は、位相差値が測定光の波長に応じて大きくなる逆分散波長特性を示してもよく、位相差値が測定光の波長に応じて小さくなる正の波長分散特性を示してもよく、位相差値が測定光の波長によってもほとんど変化しないフラットな波長分散特性を示してもよい。
位相差層(積層構造を有する場合には少なくとも一つの層)は、代表的には、屈折率特性がnx>ny=nzの関係を示す。なお、「ny=nz」はnyとnzが完全に等しい場合だけではなく、実質的に等しい場合を包含する。したがって、本発明の効果を損なわない範囲で、ny>nzまたはny<nzとなる場合があり得る。位相差層のNz係数は、好ましくは0.9~1.5であり、より好ましくは0.9~1.3である。
上述のとおり、位相差層は、好ましくは液晶配向固化層である。上記液晶化合物としては、例えば、液晶相がネマチック相である液晶化合物(ネマチック液晶)が挙げられる。このような液晶化合物として、例えば、液晶ポリマーや液晶モノマーが使用可能である。液晶化合物の液晶性の発現機構は、リオトロピックでもサーモトロピックでもどちらでもよい。液晶ポリマーおよび液晶モノマーは、それぞれ単独で用いてもよく、組み合わせてもよい。
液晶化合物が液晶モノマーである場合、当該液晶モノマーは、重合性モノマーおよび架橋性モノマーであることが好ましい。液晶モノマーを重合または架橋(すなわち、硬化)させることにより、液晶モノマーの配向状態を固定できるからである。液晶モノマーを配向させた後に、例えば、液晶モノマー同士を重合または架橋させれば、それによって上記配向状態を固定することができる。ここで、重合によりポリマーが形成され、架橋により3次元網目構造が形成されることとなるが、これらは非液晶性である。したがって、形成された位相差層は、例えば、液晶性化合物に特有の温度変化による液晶相、ガラス相、結晶相への転移が起きることはない。その結果、位相差層は、温度変化に影響されない、極めて安定性に優れた位相差層となる。
液晶モノマーが液晶性を示す温度範囲は、その種類に応じて異なる。具体的には、当該温度範囲は、好ましくは40℃~120℃であり、さらに好ましくは50℃~100℃であり、最も好ましくは60℃~90℃である。
上記液晶モノマーとしては、任意の適切な液晶モノマーが採用され得る。例えば、特表2002-533742(WO00/37585)、EP358208(US5211877)、EP66137(US4388453)、WO93/22397、EP0261712、DE19504224、DE4408171、およびGB2280445等に記載の重合性メソゲン化合物等が使用できる。このような重合性メソゲン化合物の具体例としては、例えば、BASF社の商品名LC242、Merck社の商品名E7、Wacker-Chem社の商品名LC-Sillicon-CC3767が挙げられる。液晶モノマーとしては、ネマチック性液晶モノマーが好ましい。
別の実施形態においては、位相差層20は、λ/4板として機能し得る第一位相差層21と、屈折率特性がnz>nx=nyの関係を示す第二位相差層22(いわゆるポジティブCプレート)との積層構造を有する。λ/4板の詳細については上述のとおりである。本実施形態においては、第一位相差層の遅相軸と偏光子の吸収軸とのなす角度は、好ましくは40°~50°であり、より好ましくは42°~48°であり、さらに好ましくは44°~46°である。また、第一位相差層は、位相差値が測定光の波長に応じて大きくなる逆分散波長特性を示すことが好ましい。
上記ポジティブCプレートの厚み方向の位相差Rth(550)は、好ましくは-50nm~-300nmであり、より好ましくは-70nm~-250nmであり、さらに好ましくは-90nm~-200nmであり、特に好ましくは-100nm~-180nmである。ここで、「nx=ny」は、nxとnyが厳密に等しい場合のみならず、nxとnyが実質的に等しい場合も包含する。ポジティブCプレートの面内位相差Re(550)は、例えば10nm未満である。
nz>nx=nyの屈折率特性を有する第二位相差層は、任意の適切な材料で形成され得るが、好ましくは、ホメオトロピック配向に固定された液晶材料を含むフィルムからなる。ホメオトロピック配向させることができる液晶材料(液晶化合物)は、液晶モノマーであってもよいし、液晶ポリマーであってもよい。当該液晶化合物および当該位相差層の形成方法の具体例としては、特開2002-333642号公報の[0020]~[0028]に記載の液晶化合物および当該位相差層の形成方法が挙げられる。この場合、第二位相差層の厚みは、好ましくは0.5μm~5μmである。
A-3.保護フィルム
保護フィルム30は、任意の適切なプラスチックフィルムで構成され得る。プラスチックフィルムの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルムが挙げられる。上述のとおり、保護フィルム30は、セパレーターとして機能し得る。具体的には、保護フィルム30として、表面が剥離剤でコートされたプラスチックフィルムが好ましく用いられる。剥離剤の具体例としては、シリコーン系剥離剤、フッ素系剥離剤、長鎖アルキルアクリレート系剥離剤が挙げられる。
保護フィルムの40℃および92%RHにおける透湿度は40g/m・24h以下であることが好ましく、より好ましくは20g/m・24h以下である。一方、保護フィルムの40℃および92%RHにおける透湿度は、例えば4g/m・24h以上である。
保護フィルムの厚みは、好ましくは20μm~80μmであり、より好ましくは35μm~55μmである。
A-4.位相差層付偏光板の作製
本発明の実施形態による位相差層付偏光板は、上記偏光板と上記位相差層とを積層することにより得ることができる。
偏光板と位相差層との積層は、例えば、これらをロール搬送しながら(いわゆるロールトゥロールにより)行われる。積層は、代表的には、基材に形成された液晶配向固化層を転写することにより行われる。図示するように、位相差層が積層構造を有する場合には、それぞれの位相差層を偏光板に順次積層(転写)してもよく、位相差層どうしを予め積層した積層体を偏光板に積層(転写)してもよい。
1つの実施形態においては、上記転写は、活性エネルギー線硬化型接着剤を用いて行われる。活性エネルギー線硬化型接着剤の硬化後の厚み(接着剤層の厚み)は、好ましくは0.4μm以上であり、より好ましくは0.4μm~3.0μmであり、さらに好ましくは0.6μm~1.5μmである。別の実施形態においては、上記転写は、粘着剤を用いて行われる。偏光板と位相差層との間に形成される粘着剤層の厚みは、好ましくは1μm以上であり、より好ましくは1μm~10μmであり、さらに好ましくは2μm~8μmである。
上述のとおり、位相差層付偏光板が上記保護フィルム、上記その他の機能層(例えば、導電層、その他の位相差層)をさらに有する場合、これらは、所定の位置に、任意の適切な方法で、積層または形成され得る。例えば、保護フィルム30は、偏光板10と位相差層20とを積層して得られた積層体の位相差層20側に、粘着剤を用いて積層される。この粘着剤の厚み(位相差層20と保護フィルム30との間に配置される粘着剤層の厚み)は、例えば10μm~40μmである。
例えば、第一保護層と、偏光子と、第二保護層との積層物に調湿処理を施さずに、偏光板10と位相差層20とを積層して得られた積層体を調湿処理(代表的には、加湿処理)に供した場合、積層体の構成によっては、偏光子に吸湿させるまでに多大な時間がかかる、偏光子が十分に吸湿しない、吸湿具合のばらつきが大きい等の不具合が生じ得る。その結果、得られる位相差層付偏光板の反りの状態を安定化させにくく、画像表示装置の製造不良につながる傾向にある。上述のように、第一保護層と、偏光子と、第二保護層との積層物に調湿処理を施して所定の吸光度を満足する偏光板を作製することにより、短時間の調湿処理により容易に反りの状態を安定化させることができる。
B.画像表示パネル
上記位相差層付偏光板は、画像表示パネル(例えば、有機ELパネル)に適用され得る。したがって、本発明の実施形態による画像表示パネルは、上記位相差層付偏光板を有する。
図4は、本発明の1つの実施形態による画像表示パネルの概略を示す模式的な断面図である。画像表示パネル200において、位相差層付偏光板100は、その位相差層20が偏光板10よりも画像表示パネル本体150側となるように配置されている。具体的には、位相差層付偏光板100は、画像表示パネル本体150に粘着剤層(図示せず)を介して貼り付けられている。
位相差層付偏光板100(偏光板10)に反りが生じている場合、これを画像表示パネル本体150に積層して得られる画像表示パネル200にも反りが生じ得る。相差層付偏光板100(偏光板10)の反りの向き(凹凸の向き)および度合いは、得られる画像表示パネル200の反りの向きおよび度合いに反映され得る。反りが生じた画像表示パネルは、画像表示装置の製造不良の原因となり得る。上記反りの状態が安定化された偏光板によれば、画像表示装置の製造不良が低減され得る。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。なお、厚みおよび透湿度は下記の測定方法により測定した値である。また、特に明記しない限り、実施例および比較例における「部」および「%」は重量基準である。
1.厚み
10μm以下の厚みは、走査型電子顕微鏡(日本電子社製、製品名「JSM-7100F」)を用いて測定した。10μmを超える厚みは、デジタルマイクロメーター(アンリツ社製、製品名「KC-351C」)を用いて測定した。
2.透湿度(水蒸気透過度)
透湿度を、JIS K7129-4、ISO15106-4(差圧法)に準じた差圧式ガスクロ法により、蒸気透過度測定装置(GTRテック株式会社製、製品名「ガス透過率・透湿度測定装置」)を用いて測定した。具体的には、温度が40℃、水蒸気供給側の湿度が92%RH、透過側は真空引きの条件下で、透湿度(単位:g/m・24h)を測定した。
[実施例1]
(偏光板の作製)
厚み30μmのポリビニルアルコール(PVA)系樹脂フィルム(クラレ製、製品名「PE3000」)の長尺ロールを、ロール延伸機により長手方向に5.9倍になるように長手方向に一軸延伸しながら同時に膨潤、染色、架橋、洗浄処理をこの順で施した後、最後に乾燥処理を施すことにより、透湿度350g/m・24h、厚み12μmの偏光子を作製した。
上記膨潤処理は20℃の純水で処理しながら2.2倍に延伸した。次いで、染色処理は得られる偏光子の単体透過率が45.0%になるようにヨウ素濃度が調整されたヨウ素とヨウ化カリウムの重量比が1:7である30℃の水溶液中において処理しながら1.4倍に延伸した。次いで、架橋処理は、2段階の架橋処理を採用し、1段階目の架橋処理は40℃のホウ酸とヨウ化カリウムを溶解した水溶液において処理しながら1.2倍に延伸した。1段階目の架橋処理の水溶液のホウ酸含有量は5.0重量%で、ヨウ化カリウム含有量は3.0重量%とした。2段階目の架橋処理は65℃のホウ酸とヨウ化カリウムを溶解した水溶液において処理しながら1.6倍に延伸した。2段階目の架橋処理の水溶液のホウ酸含有量は4.3重量%で、ヨウ化カリウム含有量は5.0重量%とした。次いで、洗浄処理は、20℃のヨウ化カリウム水溶液で処理した。洗浄処理の水溶液のヨウ化カリウム含有量は2.6重量%とした。最後に、70℃で5分間乾燥処理して偏光子を得た。
上記偏光子の片側に、ポリビニルアルコール系接着剤を介して、HC-COPフィルム(透湿度1.6g/m・24h、厚み29μm)を第一保護層として貼り合わせた。なお、HC-COPフィルムは、シクロオレフィン系樹脂(COP)フィルム(厚み26μm)にハードコート(HC)層(厚み3μm)が形成されたフィルムであり、COPフィルムが偏光子側となるようにして貼り合わせた。次いで、偏光子のもう片側に、Re(550)が0nmであるTACフィルム(透湿度810g/m・24h、厚み20μm)を第二保護層として貼り合わせた。こうして、HC-COPフィルム(第一保護層)/偏光子/TACフィルム(第二保護層)の構成を有する積層物を得た。
得られた積層物に調湿処理を施した。調湿処理は、積層物をロール搬送しながら、35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に2分間置くことにより行った。こうして偏光板を得た。
(保管)
得られた偏光板のTACフィルム側に表面保護フィルム(透湿度15g/m・24h、厚み38μm)を貼り合わせ、この状態で偏光板を23℃および55%RH(水蒸気量が11g/m)の環境下に30日間保管した。なお、表面保護フィルムは、PET系フィルム(厚み28μm)に粘着剤層(厚み10μm)が形成されたフィルムである。
(位相差層の作製)
重合性液晶化合物(L-1)42重量部、重合性液晶化合物(L-2)42重量部、重合性液晶化合物(L-3)16重量部、重合開始剤(PI-1)0.5重量部、ポリマー(T-1)0.09重量部、ポリマー(T-2)0.04重量部およびシクロペンタノン235重量部を混合し組成物を得た。得られた組成物を配向膜が形成されたTACフィルム(基材)上に塗布して塗膜を形成し、形成された塗膜を180℃に加熱し、その後120℃に冷却し、窒素雰囲気下で高圧水銀灯を用いて波長365nmにて100mJ/cmの紫外線を塗膜に照射して、基材上に液晶配向固化層A(厚み2.3μm)を形成した。得られた液晶配向固化層Aの面内位相差Re(550)は140nmであり、Re(450)/Re(550)は0.87であった。
重合性液晶化合物(L-1)
Figure 2022152302000002
重合性液晶化合物(L-2)
Figure 2022152302000003
重合性液晶化合物(L-3)
Figure 2022152302000004
重合開始剤(PI-1)
Figure 2022152302000005
ポリマー(T-1)
Figure 2022152302000006
ポリマー(T-2)
Figure 2022152302000007
下記化学式(1)(式中の数字65および35はモノマーユニットのモル%を示し、便宜的にブロックポリマー体で表している:重量平均分子量5000)で示される側鎖型液晶ポリマー20重量部、ネマチック液晶相を示す重合性液晶(BASF社製:商品名PaliocolorLC242)80重量部および光重合開始剤(チバスペシャリティーケミカルズ社製:商品名イルガキュア907)5重量部をシクロペンタノン200重量部に溶解して液晶塗工液を調製した。そして、垂直配向処理を施したPET基材に当該塗工液をバーコーターにより塗工した後、80℃で4分間加熱乾燥することによって液晶を配向させた。この液晶層に紫外線を照射し、液晶層を硬化させることにより、nz>nx=nyの屈折率特性を示す液晶配向固化層B(厚み3μm)を基材上に形成した。
Figure 2022152302000008
(位相差層付偏光板の作製)
上記保管前の偏光板のTACフィルム側に、得られた液晶配向固化層Aおよび液晶配向固化層Bをこの順に転写した。このとき、偏光子の吸収軸と液晶配向固化層Aの遅相軸とのなす角度が45°になるようにして転写(貼り合わせ)を行った。偏光板への液晶配向固化層Aの転写は、粘着剤層(アクリル系、厚み5μm)を介して行った。次いで、液晶配向固化層Aへの液晶配向固化層Bの転写は、紫外線硬化型接着剤(厚み1μm)を介して行った。なお、転写(貼り合わせ)は、ロール搬送しながら行った。こうして位相差層付偏光板を得た。
(保管)
得られた位相差層付偏光板の位相差層側にセパレーター(PET系フィルム、厚み38μm)を、粘着剤層(アクリル系、厚み26μm)を介して貼り合わせ、この状態で位相差層付偏光板を23℃および55%RH(水蒸気量が11g/m)の環境下に30日間保管した。
[実施例2]
偏光板の作製に際し、積層物の調湿処理を35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に4分間置くことにより行ったこと以外は実施例1と同様にして、位相差層付偏光板を得た。
[実施例3]
偏光板の作製に際し、積層物の調湿処理を35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に7分間置くことにより行ったこと以外は実施例1と同様にして、位相差層付偏光板を得た。
[実施例4]
偏光板の作製に際し、積層物の調湿処理を35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に10分間置くことにより行ったこと以外は実施例1と同様にして、位相差層付偏光板を得た。
[実施例5]
偏光板の作製に際し、積層物の調湿処理を35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に14分間置くことにより行ったこと以外は実施例1と同様にして、位相差層付偏光板を得た。
[実施例6]
偏光板の作製に際し、積層物の調湿処理を35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に17分間置くことにより行ったこと以外は実施例1と同様にして、位相差層付偏光板を得た。
[比較例1]
偏光板の作製に際し、積層物の調湿処理を35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に34分間置くことにより行ったこと以外は実施例1と同様にして、位相差層付偏光板を得た。
[比較例2]
偏光板の作製に際し、積層物の調湿処理を35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に1分間置くことにより行ったこと以外は実施例1と同様にして、位相差層付偏光板を得た。
実施例および比較例について、下記の評価を行った。評価結果を表1にまとめる。
<評価>
1.吸光度
実施例および比較例において、積層物、保管前後の偏光板および位相差層付偏光板(位相差層付偏光板については、厚み5μmの粘着剤層からセパレーターまでの積層部分を除いて得られた偏光板)の吸光度を、拡散反射型赤外線水分率計(倉敷紡績社製、製品名「RM-300」)を用いて測定し、含水率を評価した。具体的には、23℃および55%RHの環境下において、HC-COPフィルム/偏光子/TACフィルムの積層部分以外の部材(表面保護フィルム、粘着剤層、位相差層、セパレーター等)を剥がして測定サンプルを作製した後、測定サンプルを、その偏光子の吸収軸が赤外線の光路と平行になるようにセットして測定した。
2.反りの変化量
実施例および比較例において、偏光板および位相差層付偏光板の保管前後の反りの変化量を測定した。具体的には、保管前後の偏光板(位相差層付偏光板については、厚み5μmの粘着剤層からセパレーターまでの積層部分を除いて得られた偏光板)から160mm×80mmサイズの試験片を切り出した。このとき、偏光子の吸収軸方向に対して45°の方向が長辺方向となるように切り出した。平面上に、切り出した試験片を、そのTACフィルム側が平面側となるように静置した時の、平面から最も高い部分の高さを測定して反り量を測定し、保管前後の反りの変化量を求めた。ここで、反りが静置面側に凸である場合を「正(+)」、静置面と反対側に凸である場合を「負(-)」とした。
Figure 2022152302000009
実施例においては、保管前後の吸光度の変化量は小さく、偏光板の反りの状態が安定していることがわかる。
[参考例]
実施例1と同様にして得た積層物に、実施例1と同様にして得た液晶配向固化層Aを転写し、次いで、実施例1と同様にして得た液晶配向固化層Bを積層し、この状態で(液晶配向固化層BのPET基材は剥離しない状態で)35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に10分間置いて調湿処理したが、上記実施例のように、調湿処理により吸光度は変化しなかった。また、実施例1と同様にして得た積層物に、実施例1と同様にして得た液晶配向固化層Aを転写し、次いで、基材としてTAC基材を用いたこと以外は実施例1と同様にして得た液晶配向固化層Bを積層し、この状態で(液晶配向固化層BのTAC基材は剥離しない状態で)35℃および80%RH(水蒸気量が32g/m)の環境下に10分間置いて調湿処理したが、調湿処理直後の吸光度は調湿処理前と変わらず、調湿処理から5日が経過した時点(5日間の保管)で吸光度が上昇し始め、反りも変化した。このように、反りの状態が安定するまでに時間を要した。
本発明の実施形態による偏光板は、画像表示装置の偏光板として用いられ、湾曲した、あるいは、屈曲、折り畳み、または巻き取り可能な画像表示装置にも用いられ得る。画像表示装置としては、代表的には、液晶表示装置、有機EL表示装置、無機EL表示装置が挙げられる。
10 偏光板
11 偏光子
12 第一保護層
13 第二保護層
20 位相差層
21 第一位相差層
22 第二位相差層
30 保護フィルム
100 位相差層付偏光板

Claims (8)

  1. 40℃および92%RHにおける透湿度が40g/m・24h以下の第一保護層と、
    偏光子と、
    40℃および92%RHにおける透湿度が350g/m・24h以上の第二保護層と、
    をこの順に有し、
    赤外線水分率計測定による吸光度が0.0100以上0.0155以下である、
    偏光板。
  2. 前記第一保護層はシクロオレフィン系樹脂を含む、請求項1に記載の偏光板。
  3. 前記第二保護層はセルロース系樹脂を含む、請求項1または2に記載の偏光板。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の偏光板と、
    前記偏光板の前記第二保護層側に配置される位相差層と、
    を有する、位相差層付偏光板。
  5. 前記位相差層は液晶化合物の配向固化層である、請求項4に記載の位相差層付偏光板。
  6. 40℃および92%RHにおける透湿度が40g/m・24h以下の第一保護層と、偏光子と、40℃および92%RHにおける透湿度が350g/m・24h以上の第二保護層と、をこの順に有する積層物を準備すること、および、
    前記積層物に調湿処理を施すこと、を含み、
    赤外線水分率計測定による吸光度が0.0100以上0.0155以下の偏光板を得る、
    偏光板の製造方法。
  7. 前記第二保護層の片側の主面が露出された状態で、前記調湿処理を行う、請求項6に記載の製造方法。
  8. 請求項6または7に記載の製造方法により得られた偏光板の前記第二保護層側に、位相差層を積層することを含む、位相差層付偏光板の製造方法。
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