JP2022151594A - 基板ユニット、着脱ユニット、画像形成装置、及び、トナー容器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022151594000001
【課題】機器本体の本体端子に対して、基板の端子が位置ズレなく正常に接触しやすくする。
【解決手段】画像形成装置本体100(機器本体)に対して所定の方向に着脱可能に設置される基板ユニットであって、基板81と、基板81に設置されて画像形成装置本体100に対する基板ユニット80の装着動作に連動して画像形成装置本体100の複数の本体端子111~114にそれぞれ導通可能に接触する複数の端子82a~82dと、が設けられている。そして、画像形成装置本体100に対する基板ユニット80の装着動作に連動した本体端子111~114と端子82a~82dとの接触を案内する絶縁性部材83(ガイド部)が、その端子とその端子に隣接する他の端子との間に設けられている。
【選択図】図8

Description

この発明は、IDチップなどの基板が設置された基板ユニットと、それを備えたトナー容器などの着脱ユニットと、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や印刷機等の画像形成装置と、トナーが収容されるトナー容器と、に関するものである。
従来から、複写機等の画像形成装置(機器)において、トナー容器などの着脱ユニットが着脱可能(交換可能)に設置されたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1等において、このようなトナー容器(着脱ユニット)には、トナー容器に関する情報などが記憶されたIDチップ(基板)が設置されている。そして、画像形成装置本体(機器本体)にトナー容器が装着されると、トナー容器のIDチップと、画像形成装置本体の本体端子と、が通信可能に接触して、トナー容器と画像形成装置本体との間での情報のやり取りが可能になる。
従来の技術は、機器本体(画像形成装置本体)に着脱ユニットが装着されるときに、着脱ユニットに設置された基板の端子と、機器本体の本体端子と、の位置関係がズレてしまって、接触不良が生じてしまったり、端子や本体端子が変形してしまったりしてしまうことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、機器本体の本体端子に対して、基板の端子が正常に接触しやすい、基板ユニット、着脱ユニット、画像形成装置、及び、トナー容器を提供することにある。
この発明における基板ユニットは、機器本体に対して所定の方向に着脱可能に設置される基板ユニットであって、基板と、前記基板に設置されて、前記機器本体に対する当該基板ユニットの装着動作に連動して前記機器本体の複数の本体端子にそれぞれ導通可能に接触する複数の端子と、を備え、前記機器本体に対する当該基板ユニットの装着動作に連動した前記本体端子と前記端子との接触を案内するガイド部が、当該端子と当該端子に隣接する他の端子との間に設けられたものである。
本発明によれば、機器本体の本体端子に対して、基板の端子が正常に接触しやすい、基板ユニット、着脱ユニット、画像形成装置、及び、トナー容器を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す断面図である。 トナー補給装置にトナー容器が設置された状態を示す模式図である。 トナー容器収容部にトナー容器が設置される状態を示す斜視図である。 トナー容器とトナー補給装置の要部とを示す斜視図である。 トナー容器のキャップ部を示す正面図である。 画像形成装置本体の本体端子を示す図である。 (A)基板ユニットを示す側面図と、(B)基板ユニットを示す上面図と、(C)図8(B)のA-A断面を示す断面図と、(D)図8(B)のB-B断面(C-C断面、D-D断面)を示す断面図と、である。 比較例としての基板ユニットの不具合を示す図である。 変形例1としての、(A)基板ユニットを示す側面図と、(B)基板ユニットを示す上面図と、である。 変形例2としての、(A)基板ユニットを示す側面図と、(B)基板ユニットを示す上面図と、である。 変形例3としての基板ユニットにおける、(A)端子の一部を示す側面図と、(B)端子を示す上面図と、である。 変形例4としての基板ユニットにおける、(A)端子の一部を示す側面図と、(B)端子を示す上面図と、である。 変形例5としての基板ユニットにおける、(A)端子の一部を示す側面図と、(B)端子を示す上面図と、である。 変形例6としての基板ユニットにおける、(A)端子の一部を示す側面図と、(B)端子を示す上面図と、である。 変形例7としての、(A)基板ユニットを示す側面図と、(B)基板ユニットを示す上面図と、である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、機器としての画像形成装置100の全体の構成・動作について説明する。
図1(及び、図3)に示すように、機器本体としての画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部70には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つの着脱ユニットとしてのトナー容器32Y、32M、32C、32K(収容容器)が着脱可能(交換可能)に設置されている。
トナー容器収容部70の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが設置されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32K(収容容器)に収容されたトナーは、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に補給される。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Y(像担持体)と、感光体ドラム1Yの周囲にそれぞれ設置された帯電装置4Y、現像装置5Y、クリーニング装置2Y、除電装置、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、除電工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Yの表面にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、モータによって図2の時計方向に回転駆動される。そして、帯電装置4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1参照)から発せられるレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング装置2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2aによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電装置(不図示)との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光装置7から、画像情報に基づいたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、図1を参照して、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K、2次転写対向ローラ12、複数のテンションローラ、中間転写クリーニング装置、等で構成される。中間転写ベルト8は、複数のローラ部材によって張架・支持されるとともに、1つのローラ部材12の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング装置の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送されるシートPは、装置本体100の下方に配設された給紙装置26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙装置26には、用紙等のシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写されたシートPは、定着装置20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び加圧ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像がシートP上に定着される。
その後、シートPは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー搬送管64Y(トナー搬送経路)に連通している。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されている現像剤としてのトナーが、トナー補給装置60Y(図3、図5等参照)を介して現像剤収容部54Y内に補給される。
なお、トナー補給装置60Yの構成・動作については、後で詳しく説明する。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤Gとともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図2の紙面垂直方向の移動である。)。そして、現像剤G中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、図2中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤Gは、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤Gはスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図3~図5等を用いて、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kについて詳述する。
図3等を参照して、装置本体100のトナー容器収容部70に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容された現像剤としてのトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって適宜に各現像装置内に補給される。
なお、4つのトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kやトナー容器32Y、32M、32C、32Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、イエローに対応したトナー補給装置60Yやトナー容器32Yのみの説明をおこない、他の3つの色に対応したトナー補給装置60M、60C、60Kやトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略する。
図4に示すように、トナー容器32Y、32M、32C、32Kが装置本体100のトナー容器収容部70に装着(矢印Qに沿った移動である。)されると、その装着動作に連動して、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのシャッタ部材34d(図3参照)が移動してトナー排出口Wが開放されるとともに、トナー容器収容部70(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)のトナー補給口72w(図3参照)とトナー排出口Wとが連通する。これにより、トナー容器32Y、32M、32C、32K内に収容されたトナーが、トナー排出口Wから排出されて、トナー容器収容部70(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)のトナー補給口72wからトナータンク部61Y内に貯溜されることになる。
なお、図3、図6等を参照して、トナー容器32Yが画像形成装置本体100(機器本体)に装着されると、その装着動作に連動して、トナー容器32Yのキャップ部34Yに設置された基板ユニット80が、画像形成装置本体100の本体端子ユニット110(図7参照)に接続される。そして、基板ユニット80の基板81(IDチップ)と画像形成装置本体100の制御部90との間での情報のやり取りが可能になる。そして、制御部90は、基板81から取得した情報に基づいて、トナー容器32Y内に残留するトナー量(トナー残量)を操作表示パネル(画像形成装置本体100の外装部に設置されている。)に表示したり、トナー容器32Yから現像装置5Yに向けてのトナー補給のタイミングを判断したり、トナーエンド状態からのリカバリ動作を実行したりすることになる。
また、トナー容器32Yが画像形成装置本体100(機器本体)から離脱されると(取り出されると)、その離脱動作に連動して、基板ユニット80と本体端子ユニット110との接続が解除される。
ここで、図3、図5等を参照して、着脱ユニット(収容容器)としてのトナー容器32Yは、略円筒状のトナーボトルであって、主として、トナー容器収容部70に非回転で保持されるキャップ部34Yと、ギア33cが一体的に形成された容器本体33Y(ボトル本体)と、で構成される。
容器本体33Yは、キャップ部34Yに対して相対的に回転可能に保持されていて、駆動機構(駆動モータ91やギア92、93等で構成されている。)によって図3、図5の矢印方向に回転駆動される。そして、容器本体33Y自体が軸線Xを中心に回転することで、容器本体33Yの内壁面(内周面)に螺旋状に形成された突起33b(図5参照)によって、トナー容器32Y(容器本体33Y)の内部に収容されたトナーが軸方向(長手方向)に搬送されて(図3の左方から右方への搬送である。)、容器本体33Yの開口部33aからキャップ部34Yにトナーが排出され、さらにキャップ部34Yのトナー排出口Wから容器外にトナーが排出される。すなわち、駆動モータ91によってトナー容器32Yの容器本体33Yが適宜に回転駆動されることで、トナータンク部61Yにトナーが適宜に供給される。なお、トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。
また、図6等に示すように、キャップ部34Yの端面に形成された設置部34cには、基板ユニット80が嵌合(設置)されている。この基板ユニット80には、情報記憶装置としての基板81(図8等参照)が設置されている。
この基板81は、IDチップなどであって、画像形成装置本体100の制御部90との間で種々の情報のやり取りをおこなうためのものである。具体的に、基板81には、トナー容器32Yに収容されたトナーの製造年月日、製造ロット番号、色、種類などの情報や、トナー容器32Y自体の製造年月日、仕向地、製造工場、リサイクルの有無などの情報が予め記憶されている。そして、それらの情報が制御部90(装置本体)に送られる。さらに、制御部90(装置本体)の側からも、画像形成装置100における使用履歴などの情報が基板81(1Cチップ)に送られて、それらの情報が基板81に適宜記憶される。
なお、このような基板81が設置された基板ユニット80の構成・動作については、後でさらに詳しく説明する。
また、図6に示すように、キャップ部34Yの端面には、トナー容器収容部70(画像形成装置本体100)におけるキャップ部34Yの位置を定めるための、位置決め穴部34a、34bが形成されている。
そして、トナー容器32Yが画像形成装置本体100(機器本体)に装着されると、その装着動作に連動して、トナー容器32Yのキャップ部34Yに形成された位置決め穴部34a、34bが、画像形成装置本体100の位置決めピン120、121(図7参照)に嵌合する。これにより、トナー容器収容部70(画像形成装置本体100)におけるキャップ部34Yの位置を定めることになる。そして、そのように位置決めされたキャップ部34Yにおいて、基板ユニット80が、画像形成装置本体100の本体端子ユニット110(図7参照)に正常に接続されることになる。
図3、図5を参照して、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kは、トナー容器収容部70、トナータンク部61Y、搬送コイル62Y、トナーエンドセンサ66Y、駆動モータ91、ギア92~95、等で構成されている。
トナータンク部61Yは、トナー容器32Yのトナー排出口Wの下方に設置されていて、トナー容器32Yのトナー排出口Wから排出されたトナーが貯留される。トナータンク部61Yの底部は、トナー搬送管64Yの上流部に接続されている。
また、トナータンク部61Yの壁面(底部から所定高さの位置である。)には、トナータンク部61Yに貯留されたトナーが所定量以下になったことを検知するトナーエンドセンサ66Yが設置されている。トナーエンドセンサ66Yとしては、圧電センサ等を用いることができる。そして、トナーエンドセンサ66Yによってトナータンク部61Yに貯留されたトナーが所定量以下になったことが制御部90にて検知(トナーエンド検知)されると、制御部90の制御により駆動モータ91によってトナー容器32Yの容器本体33Yを所定時間回転駆動してトナータンク部61Yへのトナー補給をおこなう。さらに、このような制御を繰り返してもトナーエンドセンサ66Yによるトナーエンド検知が解除されない場合には、トナー容器32Y内にトナーがないものとして、装置本体100の外装部に設置された表示パネルにトナー容器32Yの交換を促す旨の表示をおこなう。
図3、図5に示すように、搬送コイル62Yは、トナー搬送管64Yに回転可能に内設されていて、トナータンク部61Yに貯留されたトナーをトナー搬送管64Yを介して現像装置5Yに向けて搬送するものである。詳しくは、搬送コイル62Yは、駆動モータ91による回転駆動されることで、トナータンク部61Yの底部(最下点)から現像装置5Yの上方に向けてトナーをトナー搬送管64Yに沿って搬送する。そして、搬送コイル62Yによって搬送されたトナーは、現像装置5Y(現像剤収容部54Y)内に補給される。
なお、本実施の形態において、搬送コイル62Yの駆動源は、トナー容器32Y(容器本体33Y)の駆動源と共通化されている。すなわち、駆動モータ91が回転駆動されると、トナー容器32Yが回転するとともに搬送コイル62Yも回転することになる。
また、図4を参照して、トナー容器収容部70は、主として、トナー容器32Yのキャップ部34Yを保持するためのキャップ受部73と、トナー容器32Yの容器本体33Yを保持するためのボトル受部72と、本体端子ユニット110(図3、図7参照)と、で構成されている。本体端子ユニット110には、複数の本体端子111~114が設けられている。
ここで、図1を参照して、装置本体100の手前側(図1の紙面垂直方向手前側である。)の上方に設置された本体カバー(不図示)を開放すると、トナー容器収容部70が露呈される。そして、各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの軸方向(長手方向)を水平方向とした状態で、装置本体100の手前側上方からの各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの着脱操作(トナー容器の長手方向を着脱方向とする着脱操作である。)がおこなわれる。
詳しくは、装置本体100への装着時には、各トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、本体カバーが開放された状態の装置本体100の上方からトナー容器収容部70上に載置され、その後にキャップ部34Yを先頭にして水平方向に押し込まれることになる(図4の矢印Qに沿った移動である。)。これに対して、装置本体100からの離脱時には、各トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、装着時と逆の操作がおこなわれることになる。
以下、本実施の形態における着脱ユニットとしてのトナー容器32Y(収容容器)に設置された、特徴的な基板ユニット80の構成・動作について詳述する。
先に図3、図6、図7等を用いて説明したように、内部にトナーが収容された収容容器としてのトナー容器32Yは、機器本体としての画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置される着脱ユニットとして機能している。そして、その着脱ユニットとしてのトナー容器32Yのキャップ部34Yには、基板81(本実施の形態では、IDチップである。)が設置された基板ユニット80が、画像形成装置本体100の制御部90と通信可能に設置されている。
したがって、基板ユニット80は、画像形成装置本体100(機器本体)に対して所定の方向(図3、図8(A)の左右方向であって、図8(B)の紙面垂直方向である。)に着脱可能に設置されることになる。
図8に示すように、基板ユニット80は、主として、基板81(IDチップ)、端子82a~82d、ガイド部としての絶縁性部材83(仕切り部材)などで構成されている。
図8(A)~(D)を参照して、基板81は、単体の状態で、端子82a~82dが露呈するように配置されたものである。
特に、本実施の形態では、基板81として、画像形成装置本体100(機器本体)との間で情報を通信可能な情報記憶部(不図示)が設けられた情報記憶装置としてのIDチップを用いている。
また、複数の端子82a~82dは、基板81に設置されたものであって、画像形成装置本体100(機器本体)に対する基板ユニット80(トナー容器32Y)の装着動作に連動して画像形成装置本体100の複数の本体端子111~114(図7参照)にそれぞれ導通可能に接触するものである。本実施の形態において、基板81には、複数の端子82a~82d(4つの端子である。)が設けられている。
具体的に、図8(A)、(B)の上方から、クロック信号端子82b、アース端子82a、シリアルデータ用端子82c、電源用端子82dの4つの端子が互いに隙間(間隔)をあけて並設されている。クロック信号端子82bは、基板81内の送受信タイミングを揃えるためのクロック信号を受信するための端子である。アース端子82aは、画像形成装置本体100を介して基板81のベース部を接地するための端子である。シリアルデータ用端子82cは、画像形成装置本体100との間でシリアル通信をおこなうための端子である。電源用端子82dは、画像形成装置本体100から基板81を動作させるための電力を供給するための端子である。
なお、基板81の表面は、4つの端子82a~82dが露呈する部分を除いて、絶縁材料(非導通材料)で被覆されている。
ここで、本実施の形態における端子82a~82dは、基板81から所定の方向に離れた位置(図8(A)の右方の位置である。)での本体端子111~114との接触を可能にする中継部82a2~82d2(図8(C)、(D)等参照)が設けられている。
詳しくは、端子82a~82dは、基板81の表面に露呈するように埋め込まれた端子主部82a1~82d1と、端子主部82a1~82d1に対して接触するように(又は、一体的に)設置された中継部82a2~82d2と、で構成されている。
特に、本実施の形態では、複数の端子82a~82dにそれぞれ対応する複数の中継部82a2~82d2(4つの中継部である。)が、互いに接触しないように隙間をあけて設けられている。
中継部82a2~82d2は、それぞれ、曲げ加工が施されて金属材料からなる板バネ部材であって、特に、本実施の形態では略ロの字状(四角環状)に形成されている。そして、中継部82a2~82d2は、それぞれ、端子主部82a1~821(基板81)から離れた位置で、本体端子111~114に直接的に接触することになる。
なお、このように略ロの字状の中継部82a2~82d2は、平板状の板バネに曲げ加工を施したものであって、ロの字の一部が隙間をあけて開口したものであっても良い。また、中継部82a2~82d2は、略ロの字状のものに限定されることなく、例えば、略コの字状のものや、略Z字状のものであっても良い。
さらに詳しくは、図8(C)に示すように、アース端子82aの端子主部82a1は、第1の中継部82a2を介して、軸状の本体端子111(画像形成装置本体100において接地されている。)と導通する。具体的に、第1の中継部82a2の接触部Z1は、着脱方向に開口する開口部であって、軸状の本体端子111が嵌合可能に形成されている。穴状のアース端子82a(穴の内周面が接触面となり端子として機能している。)に軸状の本体端子111を嵌合させることで、本体端子ユニット110(図7参照)に対する基板ユニット80の位置が定まりやすくなる。
図8(D)に示すように、クロック信号端子82bの端子主部82b1は、第2の中継部82b2を介して、板状の本体端子112(制御部90からクロック信号が送られる端子である。)と導通する。具体的に、第2の中継部82b2の接触部Z2は、着脱方向に対して略直交する平面部である。
図8(D)に示すように、シリアルデータ用端子82cの端子主部82c1は、第3の中継部82c2を介して、板状の本体端子113(制御部90からシリアルデータが送られる端子である。)と導通する。具体的に、第3の中継部82c2の接触部Z2は、着脱方向に対して略直交する平面部である。
図8(D)に示すように、電源用端子82dの端子主部82d1は、第4の中継部82d2を介して、板状の本体端子114(制御部90から電力が送られる端子である。)と導通する。具体的に、第4の中継部82d2の第接触部Z2は、着脱方向に対して略直交する平面部である。
このように、本実施の形態における基板ユニット80は、基板81の端子主部82a1~82d1が本体端子111~114に直接的に接続されるのではなくて、中継部82a2~82d2が本体端子111~114に接続されて、端子主部82a1~82d1が中継部82a2~82d2を介して本体端子111~114に導通するように構成している。
そのため、端子主部82a1~82d1が本体端子111~114に直接的に接続される場合に比べて、画像形成装置本体100にトナー容器32Y(基板ユニット80)が装着されるときに、基板81自体が、本体端子111~114に接触して破損してしまう不具合が軽減される。特に、トナー容器32Y(基板ユニット80)が画像形成装置本体100に対して繰り返し着脱されるような場合であっても、そのような不具合が生じにくくなる。一般的に、基板81(IDチップ)は(特に、端子主部82a1~82d1である。)は、外力に対する機械的強度が充分ではないため、このような本実施の形態における構成が有用になる。
特に、本実施の形態では、中継部82a2~82d2が板バネ部材で形成されているため、画像形成装置本体100への装着時に本体端子111~114に強い力で接触してしまっても、その力を和らげる緩衝材として機能することになる。そのため、上述した本発明の効果がさらに発揮されやすくなる。
なお、本実施の形態において、4つの中継部82a2~82d2の着脱方向(図8(A)の左右方向である。)の長さ(基板81の基板面を基準にした長さである。)が、いずれも略同等になるように設定されている。
ここで、図8(A)、(B)を参照して、本実施の形態における基板ユニット80には、画像形成装置本体100(機器本体)に対する基板ユニット80(トナー容器32Y)の装着動作に連動した本体端子111~114と端子82a~82dとの接触を案内するガイド部としての絶縁性部材83が、その端子と、その端子に隣接する他の端子と、の間に設けられている。
詳しくは、ガイド部としての絶縁性部材83は、基板81において端子82a~82dに対して隣接するように設置されている。具体的に、一対の絶縁性部材83が、1つの端子82a~82dを挟むように設置されている。
また、絶縁性部材83(ガイド部)は、端子82a~82dよりも所定の方向(図8(A)の右方である。)に突出するように起立するように形成された壁状の部材(例えば、絶縁性樹脂材料で形成されてある程度肉厚のある四角柱状のものである。)である。
本実施の形態では、複数の端子82a~82dが複数の本体端子111~114にそれぞれ接触可能に互いに隙間をあけて並設されている。そして、複数の絶縁性部材83が、それらのすべての隙間にそれぞれ設置されている。
具体的に、クロック信号端子82bの端子82b(第2の中継部82b2)の短手方向(図8(A)、(B)の上下方向である。)を挟むように、2つの絶縁性部材83(いずれも着脱方向の長さが、第2の中継部82b2のものよりも長く設定されている。)が設けられている。
アース端子82aの端子82a(第1の中継部82a2)の短手方向を挟むように、2つの絶縁性部材83(いずれも着脱方向の長さが、第1の中継部82a2のものよりも長く設定されている。)が設けられている。なお、この2つの絶縁性部材83のうち、1つの絶縁性部材83は、クロック信号端子82bとアース端子82aとの隙間で共用されている。
シリアルデータ用端子82cの端子82c(第3の中継部82c2)の短手方向を挟むように、2つの絶縁性部材83(いずれも着脱方向の長さが、第3の中継部82c2のものよりも長く設定されている。)が設けられている。なお、この2つの絶縁性部材83のうち、1つの絶縁性部材83は、クロック信号端子82bとシリアルデータ用端子82cとの隙間で共用されている。
電源用端子82dの端子82d(第4の中継部82d2)の短手方向を挟むように、2つの絶縁性部材83(いずれも着脱方向の長さが、第4の中継部82d2のものよりも長く設定されている。)が設けられている。なお、この2つの絶縁性部材83のうち、1つの絶縁性部材83は、シリアルデータ用端子82cと電源用端子82dとの隙間で共用されている。
このように、複数の端子82a~82dの隙間に絶縁性部材83を配置することで(4つの端子82a~82dに対して5つの絶縁性部材83を交互に配置することで)、複数の端子82a~82dのそれぞれを挟むように2つの絶縁性部材83を配置する場合に比べて、絶縁性部材83の数を少なくすることができる(本実施の形態では、8つが5つになる。)。
このように、本実施の形態では、画像形成装置本体100への基板ユニット80(トナー容器32Y)の装着動作に連動した本体端子111~114と端子82a~82dとの接触を案内する絶縁性部材83(ガイド部)が設けられている。そのため、画像形成装置本体100の本体端子111~114に対して、基板ユニット80の端子82a~82d(中継部82a2~82d2)が相対的に位置ズレして正常に接触しなくなる不具合が軽減されることになる。
詳しくは、図9に比較例として示す基板ユニット180のように、絶縁性部材83(ガイド部)が設けられていないものは、画像形成装置本体100にトナー容器32Y(基板ユニット180)が装着されるときに、基板ユニット180の端子82a~82dと、本体端子111~114と、の位置関係がズレてしまって、接触不良が生じてしまったり、端子82a~82dや本体端子111~114が変形してしまったりしてしまうことがある。なお、図9は、端子82a~82dと本体端子111~114との相対的な位置ズレによって、4つの本体端子111~114のうち2つの本体端子113、114が変形してしまった例を示している。
これに対して、本実施の形態では、ガイド部としての絶縁性部材83を設けているため、画像形成装置本体100にトナー容器32Y(基板ユニット180)が装着されるときに、基板ユニット180の端子82a~82dと、本体端子111~114と、の位置関係がズレてしまっていても、その位置ズレが絶縁性部材83(ガイド部)によって矯正されることになる。したがって、最終的に、端子82a~82dと本体端子111~114とは、位置ズレがなく、接触不良や変形などがない状態で、正常に導通可能に接触することになる。
特に、本実施の形態における基板ユニット80の端子82a~82dは、着脱方向に延在する中継部82a2~82d2が設けられていて、本体端子ユニット110(本体端子111~114)に対する基板ユニット80(端子82a~82d)の相対的な位置ズレ(部品精度や組付け精度などによる、着脱方向に直交する方向の位置ズレや、着脱方向に対する傾きによる位置ズレなどである。)が生じやすいため、本実施の形態のように絶縁性部材83(ガイド部)を設ける構成が有用になる。
また、本実施の形態では、絶縁性部材83(ガイド部)が端子82a~82dよりも長くて端子82a~82dに隣接するように設置されているため、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に装着されていく過程において、位置ズレによって本体端子111~114や端子82a~82dが変形しそうになっても、その変形が絶縁性部材83(ガイド部)によって矯正されて、本体端子111~114の端子82a~82dへの相対的な移動がスムーズにおこなわれることになる。そのため、上述した端子82a~82dと本体端子111~114とが位置ズレがなく正常に接触する効果が、さらに発揮されることになる。
また、絶縁性部材83(ガイド部)は、少なくともその表面が絶縁性材料で形成されたものであるため、最終的に画像形成装置本体100へのトナー容器32Yの装着が完了した状態で、本体端子111~114や端子82a~82dに接触した状態になってしまっても、本体端子111~114から端子82a~82dへの給電不良や短絡などの電気的な不具合が生じることはない。
また、本実施の形態では、絶縁性部材83(ガイド部)によって端子82a~82dの長手方向を挟むのではなくて、絶縁性部材83(ガイド部)によって端子82a~82dの短手方向を挟むように構成している。これは、位置ズレによって本体端子111~114や端子82a~82dが変形するのは主として短手方向であるためである。これに対して、位置ズレによって本体端子111~114や端子82a~82dが長手方向にも変形するような場合には、絶縁性部材83によって端子82a~82dの長手方向をも挟むように(端子82a~82dの四方を囲むように)構成しても良い。
ここで、先に図8を用いて説明したように、本実施の形態における基板ユニット80は、複数の端子82a~82dのうち1つの端子がアース端子82aである。
そして、アース端子82aが複数の本体端子のうち対応する本体端子111に接触する接触面の向きと、複数の端子のうち前記アース端子82a以外の端子82b~82dが複数の本体端子のうち対応する本体端子112~114に接触する接触面の向きと、が異なるように構成されている。
具体的に、アース端子82aの接触面(接触部Z1)は、軸状の本体端子111の側面に接触するように曲面状(穴状)に形成されている。すなわち、アース端子82aの接触面は、基板81の基板面に対して略直交する方向(所定の方向であって、着脱方向である。)に延在するように形成されている。
これに対して、その他の端子82b~82dの接触面(接触部Z2)は、基板81の基板面に対して略平行な平面となっている。すなわち、その他の端子82b~82dの接触面は、着脱方向(所定の方向)に対して略直交する方向(基板81の基板面が延在する方向に略平行な方向である。)に延在するように形成されている。
このように構成された基板ユニット80は、画像形成装置本体100への装着時において、端子82a~82dが本体端子111~114に接触した瞬間に、異なる方向の力(着脱方向の力と、それに略直交する方向の力と、である。)を受けて、本体端子111~114と端子82a~82dとの相対的な位置ズレが生じやすい。そのため、本実施の形態のように絶縁性部材83(ガイド部)を設ける構成が有用になる。
ここまで説明したように、本実施の形態におけるトナー容器32Y(トナー収容容器)は、機器本体(画像形成装置本体100)の本体側受信部材としての本体端子111~114に対して所定の方向に着脱可能に設置される基板ユニット80を備えたトナー容器32Yであって、次のように特徴的な構成を有しているものとも言える。
まず、基板ユニット80は、
(1)基板81と、
(2)基板81から着脱方向に突出するように形成されて、基板81の所定面(基板面)と略平行な本体側受信部材接触用平面(本体端子112~114に接触する接触部である。)をそれぞれ有するクロック信号端子82bとシリアルデータ用端子82cと電源用端子82dとの3つの端子と、
(3)基板81から着脱方向に突出するように形成されて、上述した所定面(基板面)と略直交する本体側受信部材接触用平面(アース用の本体端子111に接触する接触部である。)を有するアース端子82aと、
が設けられている。
そして、クロック信号端子82bとアース端子82aとシリアルデータ用端子82cと電源用端子82dとのうち所定の1つの端子の本体側受信部材接触用平面(接触部)と、その所定の1つの端子に隣接する他の1つの端子の本体側受信部材接触用平面(接触部)と、の間に、基板81の所定面(基板面)と略平行な本体側受信部材接触用平面(接触部)よりも所定の方向に突出するように起立するガイド部(絶縁性部材83)が設けられている。
これにより、画像形成装置本体100の本体端子111~114に対して、基板81の端子82a~82dが位置ズレなく正常に接触しやすくなる。
<変形例1>
図10に示すように、変形例1における基板ユニット80は、アース端子82aの形状が、図8に示すものと相違する。
詳しくは、変形例1において、アース端子82aは、板状部材の両端に鈍角の曲げ部を形成したものであって、その内側(図10(B)の左側である。)の壁面に、軸状の本体端子111が導通可能に接触するものである。
このように構成されたアース端子82aを用いた場合には、軸状の本体端子111が接触したときに、図8のものとは異なり、アース端子82aに略一方向(図10(B)の左方向である。)の力(着脱方向に直交する方向に多方向に均一に作用する力ではない。)が作用することになる。そのため、画像形成装置本体100への装着時において、端子82a~82dが本体端子111~114に接触した瞬間に、異なる方向の力(着脱方向の力と、それに略直交する略一方向の力と、である。)を受けて、本体端子111~114と端子82a~82dとの相対的な位置ズレが生じやすい。そのため、変形例1のように絶縁性部材83(ガイド部)を設ける構成が有用になる。
すなわち、変形例1においても、画像形成装置本体100の本体端子111~114に対して、基板81の端子82a~82dが位置ズレなく正常に接触しやすくなる。
<変形例2>
図11に示すように、変形例2における基板ユニット80は、端子82a~82dが、中継部82a2~82d2が設けられていない点が、図8のものと相違する。
詳しくは、変形例2において、端子82a~82dは、基板81の基板面から露呈しているものの、その露呈した面が基板面に対してほぼ同一面になるように形成されている(基板面から大きく突出しないように形成されている。)。特に、アース端子82aは、基板81を貫通するように穴状に形成されていて、基板81を貫通するように嵌合する棒状の本体端子111の側面(外周面)に接触することになる。
そして、5つのガイド部としての絶縁性部材83が、4つの端子82a~82dの短手方向を挟むとともに、端子82a~82d間の隙間で共用化されるように、設置されている。ここで、絶縁性部材83(ガイド部)は、その着脱方向の長さが、端子82a~82dの着脱方向の長さよりも長く設定されているものの、端子82a~82dが着脱方向にはほぼ突出していないため、端子82a~82dの着脱方向の長さは図8のものに比べて中継部の分だけ短くなっている。
そして、変形例2においても、画像形成装置本体100の本体端子111~114に対して、基板81の端子82a~82dが位置ズレなく正常に接触しやすくなる。
<変形例3>
図12に示すように、変形例3における基板ユニット80は、端子(特に、アース端子82a以外の端子82b~82dである。)において本体端子112~114に接触する接触面に形成された凹部(V溝82mである。)が、画像形成装置本体100に対する基板ユニット80(トナー容器32Y)の装着動作に連動した本体端子112~114と端子82b~82dとの接触を案内するガイド部として機能している。
詳しくは、端子82b~82dの中継部82b2~82d2の先端面(本体端子112~114に接触する面である。)に、本体端子112~114から離れる方向に凹むV溝82mを形成している。このようなV溝82mを形成することで、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に装着されていく過程において、本体端子112~114と端子82b~82dとの相対的な位置ズレがあっても、本体端子111~114がV溝82mの傾斜面に沿うように導かれて端子82b~82dにスムーズに接触することになる。そのため、端子82b~82dと本体端子112~114とが位置ズレなく正常に接触しやすくなる。
なお、変形例3において、端子82b~82dに凹部としてのV溝82m(ガイド部)を形成するとともに、図8~図11に示すものと同様にガイド部としての絶縁性部材83をも設置することもできる。
<変形例4>
図13に示すように、変形例4における基板ユニット80は、端子(特に、アース端子82a以外の端子82b~82dである。)において本体端子112~114に接触する接触面に形成された穴部(スリット82nである。)が、画像形成装置本体100に対する基板ユニット80(トナー容器32Y)の装着動作に連動した本体端子112~114と端子82b~82dとの接触を案内するガイド部として機能している。
詳しくは、端子82b~82dの中継部82b2~82d2の先端面(本体端子112~114に接触する面である。)に、着脱方向に貫通する略矩形状のスリット82n(穴部)を形成している。このようなスリット82nを形成することで、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に装着されていく過程において、本体端子112~114と端子82b~82dとの相対的な位置ズレがあっても、本体端子111~114がスリット82nに沿うように導かれて端子82b~82dにスムーズに接触することになる。そのため、端子82b~82dと本体端子112~114とが位置ズレなく正常に接触しやすくなる。
なお、変形例4において、端子82b~82dに穴部としてのスリット82n(ガイド部)を形成するとともに、図8~図11に示すものと同様にガイド部としての絶縁性部材83をも設置することもできる。
<変形例5>
図14に示すように、変形例5における基板ユニット80は、端子(特に、アース端子82a以外の端子82b~82dである。)において本体端子112~114に接触する接触面から本体端子112~114に近づく方向に突出するように形成された凹部(曲げ部82rである。)が、画像形成装置本体100に対する基板ユニット80(トナー容器32Y)の装着動作に連動した本体端子112~114と端子82b~82dとの接触を案内するガイド部として機能している。
詳しくは、端子82b~82dの中継部82b2~82d2の先端面(本体端子112~114に接触する面である。)に、本体端子112~114に近づく方向に突出する曲げ部82r(突出部)を形成している。このような曲げ部82rを形成することで、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に装着されていく過程において、本体端子112~114と端子82b~82dとの相対的な位置ズレがあっても、本体端子111~114が曲げ部82rに沿うように導かれて端子82b~82dにスムーズに接触することになる。そのため、端子82b~82dと本体端子112~114とが位置ズレなく正常に接触しやすくなる。
なお、変形例5において、端子82b~82dに凹部としての曲げ部82r(ガイド部)を形成するとともに、図8~図11に示すものと同様にガイド部としての絶縁性部材83をも設置することもできる。
<変形例6>
図15に示すように、変形例6における基板ユニット80は、凹部としての曲げ部82rの開口幅(対向する2つの曲げ部82rの図15の上下方向の距離である。)が、本体端子112~114に近づく方向(図15(A)の右方である。)に沿って漸増するように(広くなるように)形成されている点が、図14に示すものと相違する。
このように曲げ部82r(凹部)を傾斜して形成した場合には、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に装着されていく過程において、本体端子111~114が曲げ部82rの傾斜面に沿うように導かれることになるため、端子82b~82dにさらにスムーズに接触することになる。
なお、変形例6では、凹部としての曲げ部82rの開口幅が、本体端子112~114に近づく方向に沿って漸増するように(広くなるように)形成した。これに対して、端子に形成した穴部(例えば、図13に示すスリット82nである。)の開口幅が、本体端子に近づく方向に沿って漸増するように(広くなるように)形成することもできる。
<変形例7>
図16に示すように、変形例7における基板ユニット80は、基板81の長手方向端部に、ガイド部(絶縁性部材83)の代わりに、絶縁性支持部材84を設けている点が、図10に示すものと相違する。
図16(B)を参照して、変形例7における基板ユニット80には、絶縁性材料からなる絶縁性支持部材84が、端子82d(複数の端子82a~82dのうち、基板81の長手方向端部に位置する端子82dである。)の長手方向(図8(B)の左右方向である。)の全域に沿うように延びている。この絶縁性支持部材84は、端子82dの側部であって基板81から図8(A)の左右方向(所定の方向)に離れた部分(先端部)を支持可能なものである。
詳しくは、絶縁性支持部材84は、端子82dの側部から離れる方向(図16の下方である。)に延びる支持部84aと、支持部84aから基板81の側部まで図8(A)の左右方向(所定の方向)に延びる支柱部84bと、からなる略L字状の板状部材である。
このように、端子82dの先端部の側部を長手方向にわたって支持可能な絶縁性支持部材84を設けることで、本体端子114との接触などによって端子82dに外力が作用しても、端子82dが長手方向に撓む(変形する)ことなく、端子82dの倒れを効率的に防ぐことができる。そのため、画像形成装置本体100の本体端子114に対して、基板81の端子82dが位置ズレなく正常に接触しやすくなる。
なお、基板ユニット80を全体的に覆うケース(本体端子111~114と端子82a~82dとが接触するための開口が設けられたものである。)を設ける場合に、そのケースに絶縁性支持部材84を一体的に設けることもできる(ケースの一部を絶縁性支持部材84として機能させることもできる)。
以上説明したように、本実施の形態における基板ユニット80は、画像形成装置本体100(機器本体)に対して所定の方向に着脱可能に設置される基板ユニットであって、基板81と、基板81に設置されて画像形成装置本体100に対する基板ユニット80の装着動作に連動して画像形成装置本体100の複数の本体端子111~114にそれぞれ導通可能に接触する複数の端子82a~82dと、が設けられている。そして、画像形成装置本体100に対する基板ユニット80の装着動作に連動した本体端子111~114と端子82a~82dとの接触を案内する絶縁性部材83(ガイド部)が、その端子とその端子に隣接する他の端子との間に設けられている。
これにより、画像形成装置本体100の本体端子111~114に対して、基板81の端子82a~82dが位置ズレなく正常に接触しやすくなる。
なお、本実施の形態では、内部にトナーが収容された収容容器としてのトナー容器32Yに設置される基板ユニット80に対して本発明を適用したが、内部にインクが収容された収容容器(例えば、インクジェット方式の画像形成装置に着脱可能に設置されるインクカートリッジである。)に設置される基板ユニットに対しても、当然に本発明を適用することができる。また、トナーやインクが収容された収容容器に限らず、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される着脱ユニット(例えば、現像装置5Yや、プロセスカートリッジなどである。)に設置される基板ユニットのすべてに対して、本発明を適用することができる。さらには、画像形成装置100(画像形成装置本体)とは異なる機器(機器本体)に対して着脱可能に設置される基板ユニットのすべてに対して、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、基板81としてIDチップを用いたが、基板81はこれに限定されることなく、また情報を記憶するものに限定されることなく、例えば、基板としてICチップ、RFID、プリント基板、ICタグなどを用いることもできる。
また、本実施の形態では、基板81にクロック信号端子、アース端子、シリアルデータ用端子、電源用端子の4つの端子82a~82dが設けられた基板ユニット80に対して本発明を適用した。しかし、本発明が適用される基板ユニット80はこれに限定されることなく、例えば、少なくともクロック信号端子、アース端子、シリアルデータ用端子、電源用端子の4つの端子を含む基板(4つ以上の端子が設けられた基板)が設けられたものに対して本発明を適用することができる。さらに、3つ以下の端子が設けられた基板を有する基板ユニットに対しても、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、複数の端子主部82a1~82d1のすべてが中継部82a2~82d2を介して本体端子111~114に導通するように構成したが、複数の端子主部82a1~82d1のうちの一部(例えば、アース用の端子主部82a1のみである。)が中継部を介して本体端子に導通するように構成して、その他の端子主部が直接的に本体端子に接続されるように構成することもできる。このような構成は、複数の端子主部のうちの一部のみが本体端子に直接的に接触してしまうと破損しやすい場合などに有用である。
また、本実施の形態では、中継部82a2~82d2を金属材料(導通材料)で形成したが、中継部82a2~82d2は、端子主部82a1~82d1との接触部と、本体端子111~114との接触部と、の間で導通するものであれば良く、例えば、上述した接触部を除く表面に絶縁性材料が被覆されたものを用いることもできる。
また、本実施の形態では、端子主部82a1~821と中継部82a2~822とが別部品として端子82a~82dを構成するようにしたが、端子主部82a1~821と中継部82a2~822とが一体化された1つの部品として端子82a~82dを構成するようにすることもできる。
また、本実施の形態では、4つの端子82a~82dに対して5つの絶縁性部材83を交互に配置したが、4つの端子82a~82d(本体端子111~114)のうち位置ズレがほとんど生じない端子(本体端子)があるような場合などには、その端子を除いて、その他の端子のみに隣接するように絶縁性部材を配置することもできる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態ものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
32Y、32M、32C、32K トナー容器(着脱ユニット、収容容器)、
80 基板ユニット、
81 基板(IDチップ)、
82a~82d 端子、
82a1~82d1 端子主部、
82a2~82d2 中継部、
82m V溝(凹部、ガイド部)、
82n スリット(穴部、ガイド部)、
82r 曲げ部(凹部、ガイド部)、
83 絶縁性部材(ガイド部)、
84 絶縁性支持部材、
100 画像形成装置(機器)、
111~114 本体端子。
特許第4886084号公報

Claims (16)

  1. 機器本体に対して所定の方向に着脱可能に設置される基板ユニットであって、
    基板と、
    前記基板に設置されて、前記機器本体に対する当該基板ユニットの装着動作に連動して前記機器本体の複数の本体端子にそれぞれ導通可能に接触する複数の端子と、
    を備え、
    前記機器本体に対する当該基板ユニットの装着動作に連動した前記本体端子と前記端子との接触を案内するガイド部が、当該端子と当該端子に隣接する他の端子との間に設けられたことを特徴とする基板ユニット。
  2. 前記ガイド部は、前記基板において前記端子に対して隣接するように設置されて、前記端子よりも前記所定の方向に突出するように起立する絶縁性部材であることを特徴とする請求項1に記載の基板ユニット。
  3. 前記複数の端子が互いに隙間をあけて並設されて、
    複数の前記絶縁性部材が、すべての前記隙間にそれぞれ設置されたことを特徴とする請求項2に記載の基板ユニット。
  4. 機器本体に対して所定の方向に着脱可能に設置される基板ユニットであって、
    基板と、
    前記基板に設置されて、前記機器本体に対する当該基板ユニットの装着動作に連動して前記機器本体の本体端子に導通可能に接触する端子と、
    を備え、
    前記機器本体に対する当該基板ユニットの装着動作に連動した前記本体端子と前記端子との接触を案内するガイド部が設けられ、
    前記ガイド部は、前記端子において前記本体端子に接触する接触面に形成された凹部又は穴部であることを特徴とする基板ユニット。
  5. 前記凹部又は前記穴部は、その開口幅が、前記本体端子に近づく方向に沿って漸増するように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の基板ユニット。
  6. 前記端子は、前記基板から前記所定の方向に離れた位置での前記本体端子との接触を可能にする中継部を具備したことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の基板ユニット。
  7. 複数の前記端子が複数の前記本体端子にそれぞれ接触可能に互いに隙間をあけて並設されて、
    前記複数の端子のうち1つの端子は、アース端子であって、
    前記アース端子が前記複数の本体端子のうち対応する本体端子に接触する接触面の向きと、前記複数の端子のうち前記アース端子以外の端子が前記複数の本体端子のうち対応する本体端子に接触する接触面の向きと、が異なることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の基板ユニット。
  8. 前記アース端子の前記接触面は、前記所定の方向に延在するように形成され、
    前記アース端子以外の端子の前記接触面は、前記所定の方向に対して略直交する方向に延在するように形成されたことを特徴とする請求項7に記載の基板ユニット。
  9. 前記基板は、複数の前記端子と、前記機器本体との間で情報を通信可能な情報記憶部と、を具備したIDチップであって、
    前記複数の端子は、少なくとも、クロック信号端子、アース端子、シリアルデータ用端子、電源用端子の4つの端子を含むことを特徴とする請求項1~請求項8のいずれかに記載の基板ユニット。
  10. 前記端子の長手方向の全域に沿うように延びて、前記端子の側部であって前記基板から前記所定の方向に離れた部分を支持可能な絶縁性支持部材を備えたことを特徴とする請求項1~請求項9のいずれかに記載の基板ユニット。
  11. 機器本体に対して所定の方向に着脱可能に設置される基板ユニットであって、
    基板と、
    前記基板に設置されて、前記機器本体に対する当該基板ユニットの装着動作に連動して前記機器本体の本体端子に導通可能に接触する端子と、
    前記端子の長手方向の全域に沿うように延びて、前記端子の側部であって前記基板から前記所定の方向に離れた部分を支持可能な絶縁性支持部材と、
    を備えたことを特徴とする基板ユニット。
  12. 前記絶縁性支持部材は、
    前記端子の側部から離れる方向に延びる支持部と、
    前記支持部から前記基板の側部まで前記所定の方向に延びる支柱部と、
    を具備したことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の基板ユニット。
  13. 前記機器本体としての画像形成装置本体に対して着脱可能に設置される着脱ユニットであって、
    請求項1~請求項12のいずれかに記載の基板ユニットが設置されたことを特徴とする着脱ユニット。
  14. 当該着脱ユニットは、内部にトナー又はインクが収容された収容容器であることを特徴とする請求項13に記載の着脱ユニット。
  15. 請求項13又は請求項14に記載の着脱ユニットが前記画像形成装置本体に設置されたことを特徴とする画像形成装置。
  16. 機器本体の本体側受信部材に対して所定の方向に着脱可能に設置される基板ユニットを備えたトナー容器であって、
    前記基板ユニットは、
    基板と、
    前記基板から前記着脱方向に突出するように形成されて、前記基板の所定面と略平行な本体側受信部材接触用平面をそれぞれ有するクロック信号端子とシリアルデータ用端子と電源用端子との3つの端子と、
    前記基板から前記着脱方向に突出するように形成されて、前記所定面と略直交する本体側受信部材接触用平面を有するアース端子と、
    を具備し、
    前記クロック信号端子と前記アース端子と前記シリアルデータ用端子と前記電源用端子とのうち所定の1つの端子の本体側受信部材接触用平面と、前記所定の1つの端子に隣接する他の1つの端子の本体側受信部材接触用平面と、の間に、前記基板の所定面と略平行な本体側受信部材接触用平面よりも前記所定の方向に突出するように起立するガイド部が設けられたことを特徴とするトナー容器。
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