JP2022150365A - アンテナ及びアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で低い共振周波数のアンテナ及びアンテナ装置を提供する。【解決手段】アンテナ20は、グランド部10と、グランド部10に対向するように位置する導電体30と、グランド部10に対して物理的に所定距離離間させるように導電体30を支持する支持部40と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ及びアンテナ装置に関する。
特許文献1には、金属板部と、金属板部から回路基板のおもて面に向かって延びるとともに、回路基板に固定される脚部と、を有するアンテナ装置が開示されている。
特許第6518285号公報
ところで、アンテナ装置における共振周波数を低くすることを要求されることがある。例えば、特許文献1のアンテナ装置では、コンデンサを付加し素子間の容量を大きくすることで、共振周波数を低くすることができる。しかし、コンデンサを付加するため、アンテナ装置としての構成が複雑となる。
本発明の目的の一例は、簡易な構成で低い共振周波数のアンテナを実現することである。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
本発明の一態様は、グランド部と、前記グランド部に対向するように位置する導電体と、前記グランド部に対して物理的に所定距離離間させるように前記導電体を支持する支持部と、を備えるアンテナである。
本発明の一態様によれば、簡易な構成で低い共振周波数のアンテナを実現できる。
第1アンテナ20の斜視図である。 第1アンテナ20の分解斜視図である。 導電体30の本体部31のうら面31C側から見た斜視図である。 導電体30の展開図である。 導電体30A~導電体30Cの斜視図及び側面図である。 導電体30A~導電体30Cの各々における周波数特性の一例を示すグラフである。 導電体30D及び導電体30Eの斜視図及び側面図である。 導電体30D及び導電体30Eの各々における周波数特性の一例を示すグラフである。 導電体30の仮想体積に関する図であり、図9Aは導電体30の仮想体積を説明する図である。また、図9Bは導電体30の仮想体積を変化させたときの周波数特性の一例を示すグラフである。 変形例の導電体を示す図であり、図10Aは中心部31Dに向かう方向に延びる延出部33を有する、変形例の導電体30Fの斜視図である。図10Bは中心部31Dに向かう方向に延びる延出部33を有する、変形例の導電体30Gの斜視図である。 導電体30の支持構造の変形例を示す図であり、図11Aは地板10と延出部33との間に絶縁体50を有する第1アンテナ20の図である。図11Bは本体部31と延出部33との両方を支持する支持部40を有する第1アンテナ20の図である。 導電体30の支持構造の変形例を示す図であり、図12Aは十字形状である支持部40を有する第1アンテナ20の図である。図12Bは複数の支持部40を有する第1アンテナ20の図である。 カバー部6が導電体30を支持する第1アンテナ20の図である。 導電体30の平面図であり、図14Aはスロット37付きの導電体30の平面図である。図14Bはミアンダ部を有するスロット37付きの導電体30の平面図である。 アンテナ装置100の斜視図である。 アンテナ装置100の分解斜視図である。 アンテナ装置100におけるリターンロスの一例を示すグラフである。 アンテナ装置100における天頂方向の利得の一例を示すグラフである。 アンテナ装置100における給電方式の説明図である。図19Aは第1アンテナ20と、第2アンテナ70との両方に給電するアンテナ装置100のブロック図である。図19Bは第2アンテナ70のみに給電するアンテナ装置100のブロック図である。 アンテナ装置100における天頂方向の利得の一例を示すグラフである。図20Aは第1アンテナ20と、第2アンテナ70との両方に給電するアンテナ装置100における天頂方向の利得の一例を示すグラフである。図20Bは第2アンテナ70のみに給電するアンテナ装置100における天頂方向の利得の一例を示すグラフである。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を説明する。各図面に示される同一又は同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。
<<<第1アンテナ20>>>
まず、図1及び図2を参照しつつ、第1アンテナ20の構成の概要を説明する。図1は、第1アンテナ20の斜視図である。図2は、第1アンテナ20の分解斜視図である。
以下の説明では、第1アンテナ20の導電体30の中心部31Dと、2つある給電点36Aのうちの一方の給電点36Aとを結ぶ線分に沿った方向をX方向とする。また、他方の給電点36Aと、中心部31Dとを結ぶ線分に沿った方向をY方向とする。また、X方向とY方向とに垂直な鉛直方向をZ方向とする。そして、図1及び図2に示す方向を+X方向、+Y方向とし、天頂方向(上方向)を+Z方向とする。なお、中心部31Dの詳細については、後述する。また、不図示であるが、第1アンテナ20が有する給電点36Aが1つ(1給電方式)の場合、中心部31Dと、給電点36Aとを結ぶ線分に沿った方向をX方向とし、X方向と垂直な方向をY方向とする。
第1アンテナ20は、例えば、不図示の車両に搭載される車載用アンテナ装置に設けられる。車載用アンテナ装置は、例えば、車両のルーフパネルと、車室内の天井面のルーフライニングとの間の空洞に収納される。但し、第1アンテナ20は、一般的なシャークフィンアンテナの筐体の中に設けられても良い。また、第1アンテナ20は、インストルメントパネルに装着されるアンテナ装置内に設けられても良い。
第1アンテナ20は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)の方式に利用される平面アンテナである。第1アンテナ20は、例えば、人工衛星からの1.5GHz帯の電波を受信する。但し、第1アンテナ20は、例えば、1.2GHz帯及び1.6GHz帯など、複数の周波数帯の電波を受信しても良い。なお、第1アンテナ20の受信可能な通信規格及び周波数帯は、上述のものに限定するものではなく、他の通信規格及び周波数帯域であっても良い。例えば、第1アンテナ20は、衛星デジタル音声ラジオサービス(SDARS:Satellite Digital Audio Radio Service)の方式に利用され、2.3GHz帯の左旋円偏波(衛星信号)を受信しても良い。
第1アンテナ20は、地板10と、導電体30と、支持部40とを有する。
<地板10>
地板10は、第1アンテナ20のグランドとして利用される素子である。地板10は、略四辺形の金属板である。以下の説明において、「略四辺形」とは、例えば、正方形や長方形を含む、4つの辺からなる形状をいい、例えば、少なくとも一部の角が辺に対して斜めに切り欠かれていても良い。また、「略四辺形」の形状では、辺の一部に切り込み(凹部)や出っ張り(凸部)が設けられていても良い。但し、地板10は、例えば円形や楕円形の板状部材であっても良い。さらに、地板10は、グランドとして機能する金属製の部材であれば板状以外の形状を有していても良い。
また、地板10は、例えば金属製のベース1上に設置される。なお、第1アンテナ20は、地板10を有さず、導電体30と、支持部40とが、ベース1上に直接設置されても良い。そして、ベース1がグランドとして利用されても良い。以下、地板10を含む、グランドとして利用される素子を「グランド部」と称することがある。本実施形態では、後述するように導電体30とグランド部との間を近接させつつ、導電体30とグランド部とを接触させないことを目的の一つとしている。このため、地板10のような板状部材を導電体30の下に配置することで、導電体30とグランド部との離間距離を容易に設計することができる。
<導電体30>
導電体30は、所望の周波数帯の信号(電波)を受信可能な素子である。また、導電体30は、地板10(グランド部)と電気的に結合する導電性の素子である。本実施形態では、導電体30は、地板10と容量結合する素子である。但し、導電体30は、地板10と容量結合することに限られず、静電結合、電磁界共振結合、電界結合など、その他の電気的結合をする素子であっても良い。
本実施形態では、導電体30は、地板10に対向するように位置している。また、導電体30は、地板10に対して物理的に所定距離離間している。以下の説明において、例えば2つの素子(例えば素子A及び素子B)が「物理的に所定距離離間している」とは、素子Aと素子Bとの間に隙間を有することをいう。具体的には、素子Aにおける最も素子B側の端と、素子Bにおける最も素子A側の端との間に、所定量の隙間を有することをいう。図1、及び後述する図2~図4に示される例でいえば、導電体30の延出部33の対向面34(後述)と、地板10のおもて面との間に、Z方向に所定量の隙間を有する。但し、導電体30と地板10との隙間に、他の部材が設けられる場合がある。導電体30が地板10に対して物理的に所定距離離間していることにより、導電体30は、地板10に対して+Z方向に浮いていることになる。すなわち、導電体30は、地板10と物理的に接触していない。
なお、本実施形態では、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、導電体30の大きさと、地板10の大きさとは略同じである。但し、導電体30の大きさと地板10の大きさとが異なっても良く、例えば、導電体30の大きさよりも地板10の大きさの方が大きくても良い。
図3は、導電体30の本体部31のうら面31C側から見た斜視図である。図4は、導電体30の展開図である。
導電体30は、本体部31と、脚部32とを有する。
本体部31は、導電体30において、地板10に対向するように位置する部位である。本体部31は、略四辺形である。但し、本体部31は、円形及び楕円形であっても良いし、略四辺形以外の多角形であっても良い。つまり、本体部31は、脚部32ととも、導電体30として所望の周波数帯の信号(電波)を受信可能な形状であれば良い。
本体部31には、給電点36Aが設けられている。給電点36Aは、給電線36が本体部31に電気的に接続される点である。本実施形態では、給電点36Aが2つ設けられている。一方の給電点36Aは、本体部31の中心部31Dから+X方向にずれた位置に設けられている。他方の給電点36Aは、本体部31の中心部31Dから-Y方向にずれた位置に設けられている。但し、給電点36Aの位置はこれに限られない。なお、「本体部31の中心部31D」とは、本体部31の外縁形状における中心点、つまり幾何中心をいう。
本実施形態では、本体部31に接続される給電線36が2本設けられている構成、すなわち、2給電方式が採用されている。2給電方式が採用される場合、本体部31は、例えば、所望の円偏波を送受信できるよう、縦、横の長さが等しい略正方形の形状を有する。なお、「略正方形」は、上述した「略四辺形」に含まれる形状である。
なお、本実施形態では、本体部31に接続される給電線36が1本のみの構成、すなわち、1給電方式が採用されても良い。1給電方式の本体部31では、例えば、所望の円偏波を送受信できるよう、縦、横の長さが異なる略長方形の形状を有する。なお、「略長方形」は、上述した「略四辺形」に含まれる形状である。本体部31が略長方形の形状を有する場合、「本体部31の中心部31D」は、本体部31の対角線が交わる点となる。
さらに、本実施形態では、2給電方式や1給電方式以外の給電方式が採用されても良く、例えば、4給電方式(4点給電)が採用されても良い。
脚部32は、本体部31から延在する部位である。図3に示されるように、4つの脚部32A~32Dが本体部31から延在している。但し、導電体30が有する脚部32は4つに限られず、4つ以外の複数であっても良い。例えば、2つの脚部32が本体部31から延在しても良い。なお、導電体30が有する脚部32が2つの場合、脚部32Aと脚部32Cのみの場合や、脚部32Bと脚部32Dのみの場合など、各々の脚部32が本体部31の対角の位置に設けられる。これにより、給電点36Aの配置の設計が容易となる。但し、2つの脚部32が設けられる位置についてはこれに限られない。さらに、導電体30が有する脚部32が1つであっても良いし、導電体30が脚部32を有さなくても良い。
図3及び図4に示されるように、本実施形態では、4つの脚部32A~32Dは、本体部31の外縁部31Aに回転対称となるように位置している。ここで、4つの脚部32A~32Dについて「回転対称となるように位置」するとは、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、導電体30を中心部31D周りに所定角度回転すると、脚部32の位置が一致することをいう。なお、所定角度は、360°を導電体30が有する脚部32の個数で割ったときの角度である。したがって、本実施形態では、導電体30が4つの脚部32A~32Dを有する場合、導電体30を中心部31D周りに90°(360°/4)回転すると、脚部32の位置が一致する。4つの脚部32A~32Dを回転対称となるように位置することで、円偏波の電波を受信する導電体30の場合、電波の損失を抑制することができ、特に有利である。
なお、脚部32について、「回転対称となるように位置」とは、導電体30を中心部31D周りに所定角度回転すると、脚部32の位置が完全に一致する場合に限られず、所定範囲以内でずれている場合を含むこととする。これは、脚部32の位置や大きさが、公差など、様々な要因により変化するためである。所定範囲以内の「ずれ」は、円偏波の電波を受信する導電体30について、電波の損失を抑制できる程度であればよい。例えば、脚部32の位置が実際に一致する角度が、所定角度に対して±30%程度の範囲内でずれていても良い。また、4つの脚部32A~32Dは、本体部31の外縁部31Aに回転対称となるように位置しなくても良い。
また、例えば、給電点36Aの配置を最適化する場合や、第1アンテナ20がBluetooth(登録商標)などの直線偏波の電波で受信する場合など、導電体30が有する脚部32を1つとしても良い。
なお、「脚部32が本体部31から延在する」とは、同一の金属板で本体部31と、本体部31から延在するように構成された脚部32とを構成する場合に限られない。本体部31と脚部32とが別体であり、本体部31から延びるように脚部32が本体部31に接続(接合)される場合も含む。また、本体部31と脚部32とは同一の金属部材であっても良いし、異なる金属部材であっても良い。
以下の説明では、脚部32A~32Dの各々において、脚部32を構成する部位には、符号に添え字「A」~「D」を付けている。例えば、脚部32Aが有する延出部33のことを「延出部33A」と称する。また、4つの脚部32A~32Dに共通して説明する場合や、4つの脚部32A~32Dのいずれかの脚部32を代表して説明する場合は、添え字を付けないことがある。例えば、4つの脚部32A~32Dの全てのことを指して単に「脚部32」と称することがある。また、延出部33A~32Dの全てのことを指して単に「延出部33」と称することがある。
本実施形態では、図4に示されるように、本体部31と脚部32との接続部分には、屈曲部35が設けられている。つまり、図3に示されるように、導電体30を全体として見たときに、本体部31から折り曲げられて脚部32が設けられている。また、脚部32は、地板10(グランド部)のおもて面に向かって延びる。したがって、本実施形態では、脚部32は、地板10と本体部31との間に位置する。また、屈曲部35は、本体部31の外縁部31Aに設けられている。つまり、脚部32は、本体部31の外縁部31Aに設けられる。但し、屈曲部35は、本体部31の外縁部31Aよりも内側(中心部31D側)に設けられても良い。すなわち、脚部32は、本体部31の外縁部31A以外に設けられても良い。
脚部32は、図3及び図4に示されるように、延出部33を有する。延出部33は、図3に示されるように、脚部32において、地板10(グランド部)に対向する対向面34を有する部材である。延出部33は、脚部32の地板10側の端部にさらに設けられた屈曲部38により、脚部32の地板10側の端部から折り曲げられるように設けられている。なお、延出部33は、脚部32と別体であり、脚部32の地板10側の端部から延びるように接続(接合)されても良い。さらに、延出部33と脚部32とが別体である場合、脚部32の地板10側の端部以外から延びるように接続(接合)されても良い。また、脚部32は、延出部33を有さなくても良い。さらに、複数の脚部32のうち屈曲部38を有するものと、屈曲部38を有さないものと、が混在していても良い。
本実施形態では、延出部33は、本体部31の外縁部31Aの内側に位置している。すなわち、延出部33が外縁部31Aから中心部31Dに向かうように延在している。但し、延出部33は、本体部31の外縁部31Aの外側に位置しても良い。つまり、延出部33は、本体部31の外縁部31Aの外側、すなわち中心部31Dから離れる方向に向かって延びても良い。また、延出部33は、地板10(グランド部)に対向する対向面34を有するように、地板10のおもて面に略平行になるように延びている。但し、延出部33は、対向面34を有していれば、地板10のおもて面に略平行になるように延びていなくても良い。
本実施形態では、導電体30は、板金からなっている。具体的には、図4に示されるように、本体部31と、脚部32A~32Dは、一体となっている。さらに、導電体30は、屈曲部35や屈曲部38を有することにより、折り曲げられて、上述した脚部32や延出部33が設けられることになる。したがって、導電体30は立体的な形状となっている。
上述した脚部32の特徴は、図3及び図4に示されるように、4つの脚部32A~32Dに共通しているものとして説明した。しかし、上述した脚部32の特徴は、4つの脚部32A~32Dのうち少なくとも一つの脚部32に該当するものであっても良い。例えば、脚部32A及び脚部32Cのみに延出部33が設けられ、脚部32B及び脚部32Dには延出部33が設けられなくても良い。したがって、4つの脚部32A~32Dにおいて、上述した脚部32の特徴を自由に組み合わせることができる。
<支持部40>
支持部40は、導電体30と、地板10(グランド部)との間で所望の容量が形成されるよう、地板10に対して物理的に所定距離離間させるように導電体30を支持する部材である。図2に示されるように、本実施形態では、支持部40は、円柱状である。但し、支持部40の形状はこれに限られず、導電体30を支持することができれば、円柱状以外であっても良く、例えば直方体であっても良い。支持部40は、例えば樹脂等の誘電体により形成される。但し、支持部40は、導電性を有しない材料であれば、誘電体以外の材料で形成されて良い。
支持部40は、地板10(グランド部)と導電体30の本体部31との間に位置する。上述のように、支持部40は、導電体30と、地板10との間に所望の容量が形成されるよう、物理的に離間させる部材である。したがって、支持部40は、地板10に対して物理的に所定距離離間させるように導電体30を支持することができれば、地板10(グランド部)と導電体30の本体部31との間に位置しなくても良く、例えば、後述する図13に示されるように、カバー部6が導電体30を支持しても良い。
支持部40は、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、本体部31の大きさよりも小さい。さらに、支持部40は、本体部31(導電体30)の略中央に位置している。本体部31の略中央は、地板10(グランド部)との間の電位差が0で一定となるため、支持部40が本体部31の略中央に位置することにより、電波の損失や波長短縮の影響を抑制することができる。望ましくは、+Z方向からみたX-Y平面の平面視における支持部40の大きさは、本体部31の大きさの50%以内とすれば、より電波の損失や波長短縮の影響を抑制することができる。但し、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、支持部40の大きさは、本体部31の大きさより大きくてもよい。また、支持部40は、本体部31の略中央に位置しなくても良い。例えば、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、支持部40は、本体部31の外縁部31Aに位置しても良い。
本実施形態では、第1アンテナ20が支持部40を有することにより、導電体30と地板10とをより近接させることが可能となり、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。例えば、導電体30と地板10との間に、セラミックの誘電体を設けることで容量を大きくすることもできるが、セラミックを使用することによる製造コストが大きくなってしまう。そこで、本実施形態のような支持部40を有する構成により、簡易な構成で導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。したがって、簡易な構成で低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
本実施形態では、脚部32の地板10に近接する部分は、地板10と電気的に結合する。言い換えれば、脚部32の地板10に近接する部分は、地板10と容量結合する。ここで、脚部32の地板10に近接する部分とは、脚部32の延出部33である。また、脚部32が延出部33を有さない場合、脚部32の地板10に近接する部分とは、脚部32の地板10(グランド部)側の端部である。これにより、導電体30と地板10との間の容量をより大きくすることができる。
また、本実施形態では、図3及び図4に示すように、導電体30は、複数(ここでは、4つ)の脚部32A~32Dを有し、複数の脚部32A~32Dの各々が対向面34を有する延出部33を有する。これにより、脚部32の地板10に近接する部分を大きくすることができ、導電体30と地板10との間の容量をより大きくすることができる。
<脚部32の地板10に近接する部分による容量変化>
上述したように、本実施形態の導電体30の一例として、板金を折り曲げることによって、脚部32の地板10に近接する部分が設けられている。以下では、脚部32の地板10に近接する部分の有無に関して、図5A~図5Cに示される異なる導電体30のモデルを用いて、導電体30と地板10との間の容量の変化を検証する。
図5Aは、導電体30Aの斜視図及び側面図であり、図5Bは、導電体30Bの斜視図及び側面図であり、図5Cは、導電体30Cの斜視図及び側面図である。なお、図5A~図5Cの各々において、左側に斜視図を示し、右側に側面図を示している。また、各図において、導電体30が地板10に対して物理的に所定距離離間していることを簡易に示すために、支持部40や給電点36A、給電線36の図示を省略している。
図5Aに示されるように、導電体30Aは、脚部32が設けられておらず、本体部31のみの構成である。また、図5Bに示されるように、導電体30Bは、延出部33が設けられていない脚部32を本体部31の両側に有する。また、図5Cに示されるように、導電体30Cは、延出部33が設けられている脚部32を本体部31の両側に有する。導電体30A~30Cの各々の幅は、幅W1で共通している。また、導電体30A~30Cの各々は、本体部31の上面が高さHに位置するように、地板10に対して物理的に離間している。図5Bにおける脚部32の地板10側の端部及び地板10の距離と、図5Cにおける延出部33及び地板10の距離と、は同等である。また、導電体30A~30Cと、地板10と、は物理的に接触していない。
本実施形態において、本体部31と地板10との高さHとは、導電体30が地板10に対して物理的に離間する所定距離を示している。例えば、図5B及び図5Cに示すように導電体30に脚部32が設けられている場合の高さHは、導電体30が支持部40に支持された状態において、脚部32の地板10側の端部が地板10に物理的に接触しない高さを示している。なお、後述するが、物理的に接触しない高さであっても、可能な限り脚部32の地板10側の端部が地板10に近い高さとすることが望ましい。
図6は、導電体30A~導電体30Cの各々における周波数特性の一例を示すグラフである。この図において、横軸は周波数を表し、縦軸は電圧定在波比(VSWR)を表す。図6に示されるように、導電体30A~導電体30Cの各々について、電圧定在波比が最も低い周波数の値は、導電体30Aでは、3619MHz、導電体30Bでは、2755MHz、導電体30Cでは、2133MHzである。
図6の結果に基づき、導電体30Aと導電体30Bとを比較すると、導電体30が本体部31から地板10に向かって延びる脚部32を有することにより、脚部32の地板10により近接する部分が設けられる。これにより、導電体30と地板10との間の容量がより大きくなり、第1アンテナ20の共振周波数が低域側にずれることがわかる。また、導電体30Bと導電体30Cとを比較すると、脚部32が地板10に対向する対向面34を有する延出部33を有することにより、脚部32の地板10に近接する部分の面積が大きくなる。これにより、導電体30と地板10との間の容量がさらに大きくなり、第1アンテナ20の共振周波数がさらに低域側にずれることがわかる。
なお、ここでは検証を省略したが、脚部32の地板10に近接する部分を地板10側により近づけた場合も、導電体30と地板10との間の容量がさらに大きくなり、第1アンテナ20の共振周波数がさらに低域側にずれることになる。
上述では、一定の長さ(ここではW1)を有する本体部31に対して、脚部32及び延出部33を付け加えるモデルによって第1アンテナ20の周波数特性を検証した。しかし、脚部32及び延出部33の長さの分だけ導電体30のインダクタンスが増えることになる。以下では、このような導電体30のインダクタンスの増加分の影響を取り除いたモデルによって第1アンテナ20の周波数特性を検証する。
図7Aは、導電体30Dの斜視図及び側面図であり、図7Bは、導電体30Eの斜視図及び側面図である。なお、図7A及び図7Bの各々において、左側に斜視図を示し、右側に側面図を示している。また、各図において、導電体30が地板10に対して物理的に所定距離離間していることを簡易に示すために、支持部40や給電点36A、給電線36の図示を省略している。
図7Aに示されるように、導電体30Dは、脚部32が設けられておらず、本体部31のみの構成である。また、図7Bに示されるように、導電体30Eは、延出部33が設けられている脚部32を本体部31の両側に有する。導電体30Dの幅は、幅W2であり、導電体30Eは、このような幅W2の導電体を折り曲げて脚部32及び延出部33が設けられている。したがって、導電体30Dのインダクタンスと導電体30Eのインダクタンスとを略同一にするようなモデルを用いている。また、導電体30D及び導電体30Eの各々は、本体部31の上面が高さHに位置するように、地板10に対して物理的に離間している。また、図7Bにおける延出部33及び地板10は物理的に離間している。導電体30D~30Eと、地板10と、は物理的に接触していない。
図8は、導電体30D及び導電体30Eの各々における周波数特性の一例を示すグラフである。この図において、横軸は周波数を表し、縦軸は電圧定在波比(VSWR)を表す。図8に示されるように、導電体30D及び導電体30Eの各々について、電圧定在波比が最も低い周波数の値は、導電体30Dでは、2584MHz、導電体30Eでは、2133MHzである。
図8の結果に基づき、導電体30Dと導電体30Eとを比較すると、導電体30が本体部31から地板10に向かう向きに延びる脚部32を有することにより、脚部32の地板10により近接する部分が設けられる。さらに、脚部32が地板10に対向する対向面34を有する延出部33を有することにより、脚部32の地板10に近接する部分の面積が大きくなる。これにより、導電体30と地板10との間の容量がさらに大きくなり、第1アンテナ20の共振周波数がさらに低域側にずれることがわかる。
<導電体30の仮想体積の変化による周波数帯域の変化>
ところで、本実施形態の第1アンテナ20では、導電体30がZ方向に厚くなることで、周波数帯域が広くなる傾向がある。以下では、導電体30の仮想体積を定義し、仮想体積の変化による周波数帯域の変化を検証する。
図9Aは、導電体30の仮想体積を説明する図である。脚部32及び延出部33を有する導電体30の場合、図9Aに示されるように、導電体30をX方向、Y方向及びZ方向に隙間なく収容する仮想的な柱体の空間を考え、この仮想的な柱体の空間の体積を仮想体積とする。なお、脚部32が設けられていない導電体30の場合(すなわち、導電体30が板状に形成されている場合)、導電体30の仮想体積は、導電体30の底面積に地板10から導電体30の本体部31の裏面31Cまでの距離を掛けた体積に等しい。なお、本実施形態では、支持部40の体積は、仮想体積より小さい。
図9Bは、導電体30の仮想体積を変化させたときの周波数特性の一例を示すグラフである。図9Bは、仮想体積の底面積を共通とし、高さをt1、t2、t4と変化させたときの周波数特性を示すグラフである。なお、t2は、t1の2倍の値であり、t4は、t1の4倍の値である。この図において、横軸は周波数を表し、縦軸は電圧定在波比(VSWR)を表す。図9Bに示されるように、高さt1、高さt2、高さt4の場合を比較すると、高さtが高くなるにつれて(すなわち、仮想体積が大きくなるにつれて)周波数帯域が広くなることがわかる。したがって、導電体30に地板10(グランド部)に延びる脚部32を設けることにより、脚部32を設けない場合と比べて、周波数帯域を広くすることができる。
なお、図9Bの結果は、脚部32が設けられていない導電体30の場合でのシミュレーション結果である。ここでは検証を省略したが、脚部32を有する導電体30の場合であっても、仮想体積が大きくなるにつれて周波数帯域が広くなる。
<脚部32の変形例>
図10は、中心部31Dに向かう方向に延びる延出部33を有する、変形例の導電体30F及び導電体30Gの斜視図である。
上述した実施形態では、導電体30の4つの脚部32A~32Dが、本体部31の角部から外縁部31Aに沿う方向に延びていた。しかし、脚部32A~32Dの位置や延びる方向についてはこれに限られない。図10Aに示される導電体30Fでは、脚部32A~32Dは、本体部31の角部から中心部31Dに向かう方向に延びている。また、図10Bに示される導電体30Gでは、脚部32A~32Dは、本体部31の外縁部31Aの辺の中央から中心部31Dに向かう方向に延びている。導電体30F及び導電体30Gのいずれにおいても、4つの脚部32A~32Dは、本体部31の外縁部31Aに回転対称となるように位置している。これにより、円偏波の電磁波を受信する第1アンテナ20の場合に、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。
<導電体30の支持構造の変形例>
上述した実施形態では、支持部40は、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、本体部31(導電体30)の略中央に位置し、導電体30を支持していた。しかし、支持部40による導電体30の支持構造はこれに限られない。
図11A及び図11Aは、導電体30の支持構造の変形例を示す図である。
<絶縁体50を有する場合>
図11Aに示される変形例における第1アンテナ20は、地板10(グランド部)のおもて面と、延出部33の対向面34との間に絶縁体50を有する。支持部40が本体部31(導電体30)の略中央に位置する上述の第1アンテナ20の場合、導電体30の略中央のみを支持することになるため、導電体30全体の支持状態を一定に保つことが困難な場合がある。この場合、本体部31(導電体30)の外縁部31A側に位置する延出部33が地板10に接触してしまうことがある。そこで、図11Aに示される変形例における第1アンテナ20は、地板10のおもて面と、延出部33の対向面34との間に絶縁体50を有することにより、延出部33が地板10に接触することを抑制することができる。
<支持部40が本体部31に加え延出部33を支持する場合>
また、図11Bに示される変形例における第1アンテナ20は、支持部40が、地板10(グランド部)と本体部31との間に位置し、かつ、地板10と延出部33の対向面34とが離間するように延出部33を支持している。これによっても、延出部33が地板10に接触することを抑制することができる。
なお、延出部33と地板10との間に絶縁体50又は支持部40が配置されることによる損失の発生を許容できる場合、図11A又は図11Bに示される導電体30の支持構造を採用することができる。図11A又は図11Bに示される導電体30の支持構造によれば、導電体30全体の支持状態を強化することができる。
また、不図示であるが、支持部40は、中空形状で形成されても良い。これにより、支持部40による電波の損失の発生を軽減することができる。
図12A及び図12Bは、導電体30の支持構造の変形例を示す図である。
<支持部40が十字形状である場合>
図12Aに示される変形例における第1アンテナ20では、支持部40は、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、本体部31(導電体30)の略中央から、外縁部31Aの辺の中央に向けて四方に延びる十字形状を有している。図12Aに示されるように支持部40が外縁部31Aの辺の中央に向けて延びる場合、支持部40が外縁部31Aの角部に延びる場合と比べると、電波の損失の発生を軽減することができる。さらに、図12Aに示される導電体30の支持構造によれば、導電体30全体の支持状態を強化することができる。
<複数の支持部40が本体部30を支持する場合>
図12Bに示される変形例における第1アンテナ20では、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、外縁部31Aのみに複数の支持部40が位置している。図12Bに示される導電体30の支持構造によっても、導電体30全体の支持状態を強化することができる。
上述した実施形態では、支持部40は、地板10(グランド部)と導電体30の本体部31との間に位置していた。しかし、支持部40は、地板10と導電体30の本体部31との間以外に位置しても良い。
図13は、導電体30の支持構造の変形例を示す図である。
<カバー部6が導電体30を支持する場合>
図13に示される変形例における第1アンテナ20では、第1アンテナ20のカバー部6に突起6Aが設けられている。そして、地板10に対して物理的に所定距離離間するように、導電体30が突起6Aに引っ掛けられている。したがって、図13に示される変形例における第1アンテナ20においては、突起6Aが支持部40としての機能を果たす。
また、不図示であるが、本変形例の第1アンテナ20では、突起6Aが設けられず、導電体30がカバー部6に接着されても良い。この場合、カバー部6が支持部40としての機能を果たす。また、導電体30がカバー部6から吊り下げ部材によって吊り下げられる構造であっても良い。この場合、吊り下げ部材が支持部40としての機能を果たす。さらに、導電体30がカバー部6にネジ止めで固定されても良い。この場合、ネジが支持部40としての機能を果たす。
<複数の受信帯域を有する第1アンテナ20>
上述した実施形態では、第1アンテナ20は、一つの周波数帯(例えば、1.5GHz帯)の電波を受信するアンテナであった。しかし、第1アンテナ20は、複数(例えば、ここでは2つ)の周波数帯の電波を受信しても良い。
図14Aは、スロット37付きの導電体30の平面図である。図14Bは、ミアンダ部を有するスロット37付きの導電体30の平面図である。
図14Aに示される導電体30では、本体部31において、外縁部31Aに沿って4つのスロット37が設けられている。スロット37は、第1アンテナ20が受信する所望の周波数帯の電波を放射(または、反射)するために、導電体30に形成された開口(または、孔)である。スロット37付きの第1アンテナ20が受信する周波数帯は、導電体30の外形寸法から定まる周波数帯と、導電体30に形成されたスロット37の長さで定まる周波数帯との2つの周波数帯を有することになる。これにより、第1アンテナ20は、複数の周波数帯の電波を受信することができる。また、例えば、図5B、図5C、図7B、図9Aにおける脚部32にスロット37、スリットなどを設ける構成としても良い。
なお、スロット37のような導電体30に形成された開口ではなく、切れ込み(スリット)であっても良い。また、図14Aに示される導電体30では、本体部31にスロット37が設けられていたが、脚部32にスロット37が設けられても良い。これらによっても、第1アンテナ20は、複数の周波数帯の電波を受信することができる。
また、スロット37の形状は図14Aに示す場合に限られない。図14Bに示される導電体30では、本体部31において、ミアンダ部を有するスロット37が設けられている。これにより、図14Aに示すミアンダ部を有しないスロット37と比べて、スロット37の全長が長くなり、電気長も増大する。このため、図14Bに示すミアンダ部を有するスロット37の場合の導電体30から定まる共振周波数を低下させることができ、第1アンテナ20が受信する2つの周波数帯の設定の自由度を向上させることができる。
<<<アンテナ装置100>>>
上述した実施形態では、第1アンテナ20のみを有する場合について述べた。しかし、第1アンテナ20とは別のアンテナ(第2アンテナ70)をさらに有していても良い。以下では、第1アンテナ20と、第2アンテナ70とを有するアンテナ装置100について説明する。
図15は、アンテナ装置100の斜視図である。図16は、アンテナ装置100の分解斜視図である。
アンテナ装置100は、上述した特徴を有する第1アンテナ20と、第1アンテナ20とは別の第2アンテナ70とを有する。
第2アンテナ70は、例えば、第1アンテナ20と同様に、GNSS(Global Navigation Satellite System)に利用される平面アンテナである。また、第2アンテナ70は、第1アンテナ20の受信可能な周波数帯(例えば、1.6GHz帯)の電波とは異なる周波数帯(例えば、1.2GHz帯)の電波を受信する。なお、第2アンテナ70の受信可能な通信規格及び周波数帯は、上述のものに限定するものではなく、他の通信規格及び周波数帯域であっても良い。また、第1アンテナ及び第2アンテナともに信号を受信するだけでなく、信号を送信しても良いし、信号の送受信を行っても良い。また、第2アンテナ70は、第1アンテナ20の上部に位置している。
第2アンテナ70は、誘電体80と、放射素子90とを有する。
誘電体80は、セラミック等の誘電体材料で形成されている、略四辺形の板状の部材である。誘電体80は、第1アンテナ20の導電体30に対して+Z方向側(導電体30の地板10(グランド部)に対向する側とは反対側)に位置している。誘電体80のおもて面及びうら面は、X方向及びY方向に対して平行であり、誘電体80のおもて面が+Z方向に向けられ、誘電体80のうら面は、-Z方向に向けられている。なお、不図示であるが、誘電体80のうら面側には、地導体(地導体板又は地導体膜)が設けられている。
放射素子90は、誘電体80のおもて面の面積より小さい、略四辺形の導電性の素子である。放射素子90は、誘電体80のおもて面に形成されている。つまり、放射素子90は、誘電体80に対して+Z方向側(誘電体80の導電体30に対向する側とは反対側)に位置する。なお、本実施形態では、放射素子90の放射面の法線方向が、Z軸正方向となっている。さらに、放射素子90には、図14A及び図14Bに示されるようなスロット37が設けられても良い。
本実施形態のアンテナ装置100では、第1アンテナ20の受信する電波の周波数帯(1.6GHz帯)は、第2アンテナ70の受信する電波の周波数帯(1.2GHz帯)よりも高くなっている。この場合において、第1アンテナ20の受信する電波の周波数帯を低くするように要求される場合がある。例えば、第1アンテナ20の受信する電波の周波数帯を、第2アンテナ70の受信する電波の周波数帯に近づく方向に移行させるように要求される場合がある。
ここで、本実施形態の第1アンテナ20であれば、容易に低い共振周波数の構成に変更することができる。ここで、第1アンテナ20ではなく第2アンテナ70の共振周波数を低くする場合、例えば誘電体80を変更することが必要である。しかし、第1アンテナ20は、第2アンテナ70と比較すると、簡易な構成で低い共振周波数のアンテナを実現することができる。例えば、第1アンテナ20の共振周波数を低くする場合、延出部33と地板10(グランド部)との離間距離を調整するだけで済む。したがって、第1アンテナ20の受信する電波の周波数帯が、第2アンテナ70の受信する電波の周波数帯よりも高くなっていることにより、第1アンテナ20の受信する電波の周波数帯を、容易に第2アンテナ70の受信する周波数帯に近づく方向に移行させることができる。
本実施形態では、+Z方向からみたX-Y平面の平面視において、第1アンテナ20の大きさと、第2アンテナ70の大きさとは略同じである。但し、第1アンテナ20の大きさと第2アンテナ70の大きさとが異なっても良く、第2アンテナ70の大きさよりも第1アンテナ20の大きさの方が大きくても良い。
<アンテナ装置100の特性>
以下では、図15及び図16に示されるアンテナ装置100において、リターンロス及び天頂方向の利得を計算した結果を説明する。図17は、アンテナ装置100におけるリターンロスの一例を示すグラフである。図18は、アンテナ装置100における天頂方向の利得の一例を示すグラフである。
図17に示されるように、本実施形態のアンテナ装置100では、1188.2MHzと、1568MHzとの2つの周波数帯において、リターンロスが大きくなっており、信号(電波)の伝送効率が高くなっている。また、図18に示されるように、天頂方向の利得についても、1188.2MHzと、1568MHzとの2つの周波数帯においてピークを有している。このように、本実施形態のアンテナ装置100では、異なる2つの周波数帯の電波を良好に受信することができる。
<アンテナ装置100における給電方式>
本実施形態のアンテナ装置100では、給電線36を含む給電部により、第2アンテナ70に給電されている。しかし、第1アンテナ20は無給電である。このため、第2アンテナ70は、給電により動作し、第1アンテナ20は、第2アンテナ70の動作に関連して電磁界結合により動作する。
なお、本実施形態のアンテナ装置100は、第1アンテナ20と第2アンテナ70との両方が給電されても良い。但し、第1アンテナ20と第2アンテナ70との両方が給電される場合、例えば、第2アンテナ70において放射する電波により、第1アンテナ20の給電線に電気が流れてしまい、第1アンテナ20の放射する電波に損失が発生することがある。
図19A及び図19Bは、アンテナ装置100における給電方式の説明図である。
図19Aは、第1アンテナ20と、第2アンテナ70との両方に給電する参考例のアンテナ装置100のブロック図である。また、図19Bは、第2アンテナ70のみに給電し、第1アンテナ20は無給電であるアンテナ装置100のブロック図である。
図19Aに示される給電方式では、第1アンテナ20と、第2アンテナ70との両方に給電するため、給電ポート間のアイソレーションの劣化により、利得が低下する場合がある。そこで、第1アンテナ20が受信する周波数帯と、第2アンテナ70が受信する周波数帯とのアイソレーションを実現するため、図19Aに示されるように、2つの周波数帯を分離するダイプレクサ16が必要となってしまう。
一方、図19Bに示される給電方式では、第2アンテナ70に給電され、第1アンテナ20は無給電であるため、ダイプレクサ16を必要とせず、上述のアイソレーションの劣化の問題を回避することができる。したがって、第1アンテナ20と、第2アンテナ70との両方に給電する場合と比較すると、ダイプレクサ16等の別途の機器を必要とせずに利得の低下を抑制することができる。すなわち、アンテナ装置100における部品点数を少なくすることができる。
図20A及び図20Bは、アンテナ装置100における天頂方向の利得の一例を示すグラフである。図20Aは、第1アンテナ20と、第2アンテナ70との両方に給電するアンテナ装置100の結果を表し、図20Bは、第2アンテナ70に給電され、第1アンテナ20は無給電であるアンテナ装置100の結果を表す。
図20A及び図20Bに示すように、第2アンテナ70に給電され、第1アンテナ20は無給電であるアンテナ装置100の場合、特に高い周波数帯において、利得が低下することを抑制することができる。
本実施形態では、第2アンテナ70に給電し、第1アンテナ20は無給電にて動作させる構成を説明したが、逆の場合であってもよい。すなわち、第1アンテナ20に給電し、第2アンテナ70は無給電にて動作させてもよい。
<<<<まとめ>>>>
以上、本実施形態の第1アンテナ20及びアンテナ装置100について説明した。例えば、第1アンテナ20は、地板10(グランド部)と、地板10に対向するように位置する導電体30と、地板10に対して物理的に所定距離離間させるように導電体30を支持する支持部40とを備える。本実施形態の第1アンテナ20によれば、導電体30と地板10とを物理的に接触させることなく、導電体30を地板10に対してより近接させることができ、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。したがって、簡易な構成で低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
また、導電体30は、本体部31と、脚部32とを有する。さらに、本体部31は、地板10(グランド部)に対向するように位置する。また、脚部32は、本体部31から延在し、地板10と本体部31との間に位置する。これにより、導電体30の脚部32と地板10とを物理的に接触させることなく、導電体30の脚部32を地板10に対してより近接させることができ、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。したがって、より低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
また、脚部32の地板10(グランド部)に近接する部分は、地板10と電気的に結合する。これにより、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。したがって、より低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
また、脚部32は、本体部31の外縁部31Aに設けられる。これにより、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。したがって、より低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
また、本体部31又は脚部32は屈曲部35及び屈曲部38の少なくとも一方を有する。これにより、導電体30の脚部32と地板10とが近接する部分を設けることができる。したがって、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができ、より低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
また、導電体30は、円偏波の電磁波を受信し、かつ、複数の脚部32A~32Dを有する。さらに、複数の脚部32A~32Dは、本体部31の外縁部31Aに回転対称となるように位置している。これにより、円偏波の電磁波を受信する第1アンテナ20の場合に、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。したがって、より低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
また、脚部32は、地板10(グランド部)に対向する対向面34を有する延出部33を有する。これにより、導電体30と地板10との間の容量をより大きくすることができる。したがって、より低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
また、導電体30は、複数の脚部32A~32Dを有する。さらに、複数の脚部32A~32Dの各々は、対向面34A~34Dを有する延出部33A~33Dを有する。これにより、導電体30と地板10との間の容量をより大きくすることができる。したがって、より低い共振周波数のアンテナを実現することができる。
また、地板10(グランド部)と延出部33の対向面34との間に絶縁体50を備える。これにより、延出部33が地板10に接触することを抑制することができる。
また、支持部40は、地板10(グランド部)と本体部31との間に位置し、かつ、地板10と延出部33の対向面34とが離間するように延出部33を支持する。これにより、導電体30の脚部32を地板10に対してより近接させることができるとともに、延出部33が地板10に接触することを抑制することができる。
また、支持部40は、地板10(グランド部)と本体部31との間に位置する。これにより、導電体30と地板10とを物理的に接触させることなく、導電体30を地板10に対してより近接させることができる。
また、導電体30は、複数の脚部32A~32Dを有し、支持部40は、隣接する二つの脚部32の間に位置する。これにより、電波の損失や波長短縮の影響を抑制しつつ、導電体30と地板10とを物理的に接触させることなく、導電体30を地板10に対してより近接させることができる。
また、支持部40は、地板10(グランド部)に直交する方向(Z方向、鉛直方向)から見た平面視において、導電体30の形状における中心部31D及び導電体30の外縁部31Aの少なくとも一方を支持する。これにより、電波の損失や波長短縮の影響を抑制しつつ、導電体30と地板10とを物理的に接触させることなく、導電体30を地板10に対してより近接させることができる。
また、導電体30は、少なくとも一つのスロット37(又はスリット)を有する。これにより、複数の周波数帯に対応することができる。
例えば、アンテナ装置100は、上述した特徴を有する第1アンテナ20と、第1アンテナ20とは別のアンテナ(第2アンテナ70)と、を備える。さらに、第2アンテナ70は、導電体30の地板10(グランド部)に対向する側とは反対側(+Z方向側)に位置する誘電体80及び誘電体80の導電体30に対向する側とは反対側(+Z方向側)に位置する放射素子90を有する。これにより、複数の周波数帯に対応することができる。
例えば、アンテナ装置100は、地板10(グランド部)と、地板10に対向するように位置する導電体30を有する第1アンテナ20と、地板10に対して物理的に所定距離離間するように導電体30を支持する支持部40と、導電体30の地板10に対向する側とは反対側(+Z方向側)に位置する誘電体80及び誘電体80の導電体30に対向する側とは反対側(+Z方向側)に位置する放射素子90を有する第2アンテナ70と、を備える。本実施形態のアンテナ装置100によれば、導電体30と地板10とを物理的に接触させることなく、導電体30を地板に対してより近接させることができ、導電体30と地板10との間の容量を大きくすることができる。したがって、簡易な構成で低い共振周波数のアンテナを実現することができる。さらに、複数の周波数帯に対応することができる。
また、給電部をさらに備える。さらに、給電部は、第2アンテナ70に給電し、第1アンテナ20は無給電である。これにより、電波の損失を抑制することができ、かつ、部品点数を少なくすることができ、さらに簡易な構成とすることができる。
また、放射素子90は、少なくとも一つのスロット37(又はスリット)を有する。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
1 ベース
6 カバー部
6A 突起
10 地板
16 ダイプレクサ
20 第1アンテナ
30、30A~30H 導電体
31 本体部
31A 外縁部
31B おもて面
31C うら面
31D 中心部
32、32A~32D 脚部
33、33A~33D 延出部
34、34A~34D 対向面
35、35A~35D 屈曲部
36 給電線
36A 給電点
37 スロット
38、38A~38D 屈曲部
40 支持部
50 絶縁体
70 第2アンテナ
80 誘電体
90 放射素子
100 アンテナ装置

Claims (18)

  1. グランド部と、
    前記グランド部に対向するように位置する導電体と、
    前記グランド部に対して物理的に所定距離離間させるように前記導電体を支持する支持部と、
    を備えるアンテナ。
  2. 前記導電体は、本体部と、脚部と、を有し、
    前記本体部は、前記グランド部に対向するように位置し、
    前記脚部は、前記本体部から延在し、前記グランド部と前記本体部との間に位置する、
    請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記脚部の前記グランド部に近接する部分は、前記グランド部と電気的に結合する、
    請求項2に記載のアンテナ。
  4. 前記脚部は、前記本体部の外縁部に設けられる、
    請求項2又は3に記載のアンテナ。
  5. 前記本体部又は前記脚部は屈曲部を有する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載のアンテナ。
  6. 前記導電体は、円偏波の電磁波を受信し、かつ、複数の前記脚部を有し、
    前記複数の脚部は、前記本体部の外縁部に回転対称となるように位置している、
    請求項2から5のいずれか一項に記載のアンテナ。
  7. 前記脚部は、前記グランド部に対向する対向面を有する延出部を有する、
    請求項2から6のいずれか一項に記載のアンテナ。
  8. 前記導電体は、複数の前記脚部を有し、
    前記複数の脚部の各々は、前記対向面を有する前記延出部を有する、
    請求項7に記載のアンテナ。
  9. 前記グランド部と前記延出部の前記対向面との間に絶縁体を備える、
    請求項7又は8に記載のアンテナ。
  10. 前記支持部は、前記グランド部と前記本体部との間に位置し、かつ、前記グランド部と前記延出部の前記対向面とが離間するように前記延出部を支持する、
    請求項7から9のいずれか一項に記載のアンテナ。
  11. 前記支持部は、前記グランド部と前記本体部との間に位置する、
    請求項2から10のいずれか一項に記載のアンテナ。
  12. 前記導電体は、複数の前記脚部を有し、
    前記支持部は、隣接する二つの前記脚部の間に位置する、
    請求項2から11のいずれか一項に記載のアンテナ。
  13. 前記支持部は、前記グランド部に直交する方向から見た平面視において、前記導電体の形状における中心部及び前記導電体の外縁部の少なくとも一方を支持する、
    請求項1から12のいずれか一項に記載のアンテナ。
  14. 前記導電体は、少なくとも一つのスロット又はスリットを有する、
    請求項1から13のいずれか一項に記載のアンテナ。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載のアンテナと、
    前記導電体の前記グランド部に対向する側とは反対側に位置する誘電体及び前記誘電体の前記導電体に対向する側とは反対側に位置する放射素子を有する別のアンテナと、
    を備える、アンテナ装置。
  16. グランド部と、
    前記グランド部に対向するように位置する導電体を有する第1アンテナと、
    前記グランド部に対して物理的に所定距離離間するように前記導電体を支持する支持部と、
    前記導電体の前記グランド部に対向する側とは反対側に位置する誘電体及び前記誘電体の前記導電体に対向する側とは反対側に位置する放射素子を有する第2アンテナと、
    を備える、アンテナ装置。
  17. 給電部をさらに備え、
    前記給電部は、前記第2アンテナに給電し、
    前記第1アンテナは無給電である、
    請求項16に記載のアンテナ装置。
  18. 前記放射素子は、少なくとも一つのスロット又はスリットを有する、
    請求項16又は17に記載のアンテナ装置。
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