JP2022149041A - 照明制御装置 - Google Patents

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Remi Hirohashi
純平 松永
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Abstract

【課題】運転者の動きを画像認識させることで照明装置を制御する照明制御装置を提供する。【解決手段】車両1の内部を照らす照明装置20を制御する照明制御装置5であって、車両1の運転者、及び/又は、同乗者の身体の動きである行動パターンを検出する行動検出部43と、行動パターンに基づき、照明装置20の照明制御をする状況であるか否かの判定をする判定部40とを備え、判定部40の判定に基づいて照明装置20を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両内部の照明装置を制御する照明制御装置に関する。
従来、夜間等の車両内が暗い場合に、運転者が車両内で荷物を探すには室内灯を手動で点灯しなければならず手間がかかり不便であった。車両の乗員の音声やジェスチャーによって車両内の照明を制御する制御デバイスの技術についてはこれまで開示がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-171287号公報
しかし特許文献1には、どのようなジェスチャーをどのように認識させて照明装置を制御するかについては具体的に示されていない。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであり、運転者の動きを画像認識させることで照明装置を制御する照明制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための態様として、車両の内部を照らす照明装置を制御する照明制御装置であって、前記車両の運転者、及び/又は、同乗者の身体の動きである行動パターンを検出する行動検出部と、前記行動パターンに基づき、前記照明装置の照明制御をする状況であるか否かの判定をする判定部とを備え、前記判定部の判定に基づいて前記照明装置を制御する照明制御装置が挙げられる。
上記照明制御装置において、前記車両が予め定められた速度以上で移動している場合、前記照明装置を点灯させない構成としてよい。
上記照明制御装置において、前記車両は、前記車両内の前部に設けられた前部読書灯と、前記車両内の前部脚元に設けられた前部脚部灯と、前記車両内の後部座席の運転席側に設けられた運転席側後部読書灯と、前記車両内の後部座席の助手席側に設けられた助手席側後部読書灯と、のいずれかを有する構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記行動検出部は、人物の骨格を認識する骨格認識部を有する構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記行動パターンは、前記骨格認識部によって時系列的に認識される、前記運転者の肩部と、前記運転者の肘部と、前記運転者の手首部と、前記運転者の腰部と、前記運転者の顔面部の位置情報の少なくともいずれか一つに基づいて推定される構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記車両の中央寄り上側の第1領域内に、所定の第1時間以上、前記運転者の前記手首部が入ったと前記骨格認識部が検出した場合、前記判定部が前部読書灯を点灯させる判定をする構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記車両の中央寄り下側の第2領域内に、所定の第2所定時間以上、前記前記運転者の前記肘部が入ったと前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部が前記前部脚部灯を点灯させる判定をする構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記運転者の前記手首部又は前記運転者の前記肘部が前記助手席の背面へ移動したと前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部が前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をする構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記骨格認識部は、前記運転者の前記肩部と、前記運転者の前記腰部の位置情報から前記運転者の身体のねじれを推定し、前記ねじれに基づいて前記判定部が前記照明装置の照明制御をする状況であるか否かを判定する構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記ねじれが所定の値以上の場合、前記判定部が前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をする構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記骨格認識部によって時系列的に認識される前記行動パターンから、未来の行動パターンを予測する行動パターン予測部を備える構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記行動パターン予測部で予測される、前記運転者の前記手首部、又は、前記運転者の前記肘部の位置が、所定の高さ以上である場合、前記判定部は、前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をする構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記行動パターン予測部で予測される、前記運転者の前記手首部、又は、前記運転者の前記肘部の位置が、所定の高さ未満である場合、前記判定部は、前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をする構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記骨格認識部は、前記運転者の顔面部の位置情報から前記運転者の顔面の向いている方向である顔面方向を認識し、さらに所定の第3時間以上の間、前記顔面方向が所定の第1範囲内にあると前記骨格認識部が認識した場合、又は、前記運転者の前記顔面を前記骨格認識部が認識しない場合、前記判定部は、前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をする構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記行動検出部は、人物の視線を検出する視線検出部を有する構成としてもよい。
上記照明制御装置において、前記視線検出部は、前記運転者の視線方向である運転者視線方向を検出し、さらに所定の第4時間以上の間、前記運転者視線方向が所定の第2範囲内にあると前記視線検出部が検出した場合、前記判定部は前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をする構成としてもよい。
上記照明制御装置において前記視線検出部は、前記運転者の視線方向である運転者視線方向を検出し、前記行動パターンから、前記運転者が前記後部座席に腕を伸ばしていると前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部は、前記運転者視線方向が前記後部座席の方向に遷移し始めたタイミングで前記助手席側後部読書灯、又は、前記運転席側後部読書灯を点灯する判定をする、構成としてもよい。
上記照明制御装置によれば、車両内における運転者のしぐさや視線方向に応じて車両内の照明装置の点灯や消灯の制御が実行され得る。これにより、車両内部での快適性を向上させることができる。
図1は、本実施形態に係る照明制御装置を備える車両の説明図である。 図2は、照明制御装置と他の装置との関係を説明する説明図である。 図3は、人物の画像認識の態様を説明する説明図である。 図4は、運転者が助手席側に腕を伸ばすしぐさの画像認識の一例である。 図5は、運転者が助手席の下側に腕を伸ばすしぐさの画像認識の一例である。 図6は、照明制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図7は、照明制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図8は、照明制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図9は、照明制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図10は、照明制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図11は、照明制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図12は、照明制御装置の動作を説明するフローチャートである。 図13は、照明制御装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
[1.照明制御装置を備える車両の構成]
図1を参照して、車両1の内部を照らす照明装置20を制御する照明制御装置5を備える車両1の概要を説明する。図1において車両1は、運転者が着座する運転席10と、運転席10の隣りに配置される助手席15と、運転席10及び助手席15に対して車両進行方向(図1内の矢印の向き)と反対側に配置された後部座席17とを備える。
照明装置20は、車両1内の前部を照らす前部読書灯21と、車両1内の前部の足元を照らす前部脚部灯23と、車両1内における後部座席17の助手席側15を照らす助手席側後部読書灯25と、車両1内における後部座席17の運転席10側を照らす運転席側後部読書灯27と、を有する。前部脚部灯23は助手席15の下側を照らしてよく、同時に運転席10の下側や後部座席17の下側を照らしてもよい。前部読書灯21と、助手席側後部読書灯25と、運転席側後部読書灯27は、車両1のルーフ部分に設けられてよい。また前部脚部灯23は、助手席15の下部フロアを照らせる位置に設けられてよい。
車両1のフロントガラス下に設けられるダッシュボード6に、照明装置20を制御する照明制御装置5が配置される。照明制御装置5は、スマートフォン等の携帯端末と連携可能な電子機器であるDA(ディスプレイ・オーディオ)と一体のものであってもよい。
[2.照明制御装置の構成と、照明制御装置と他の装置の関係]
図2を参照して、照明制御装置5の構成と、照明制御装置5と他の装置の関係を説明する。
照明制御装置5は、情報処理を行うプロセッサ30と、情報を記憶する記憶部50と、照明装置20の点灯や消灯等を制御する照明装置制御部60を備える。照明制御装置5は、車両1の運転者80、及び/又は、同乗者の身体の動きである行動パターンを検出する行動検出部43と、行動パターンに基づき、照明装置20の照明制御をする状況であるか否かの判定をする判定部40とを備え、判定部40の判定に基づいて照明装置20を制御する。当該照明制御とは、例えば照明装置20の点灯や消灯の制御、照明輝度の高低制御、色調、具体的には冷色か暖色かを変化させる制御等が考えられる。
行動検出部43は、人物の骨格を認識する骨格認識部45を有する。また行動検出部43は、人物の視線を検出する視線検出部47を有する。
ここで行動パターンとは、骨格認識部45によって時系列的に認識される、例えば運転者80の肩部と、運転者80の肘部と、運転者80の手首部と、運転者80の腰部と、運転者80の顔面部等の位置情報のいずれかに基づいて推定される。
また行動パターンには、照明制御装置5に検出される人物の視線方向を含む。
行動検出部43は、人物の骨格を認識する骨格認識部45と、骨格認識部45によって時系列的に認識される行動パターンから、未来の行動パターンを予測する行動パターン予測部49を備える。また照明制御装置5は、視線検出部47によって時系列的に認識された行動パターンから、未来の行動パターンを予測する行動パターン予測部49を備える。
照明制御装置5は、車両1の速度を検出する75と、車両1の室内における画像情報を取得する撮像装置70と、照明装置20に接続される。撮像装置70は照明制御装置5に含まれてもよい。
照明制御装置5は、車両1が予め定められた速度以上で移動している場合、照明装置を点灯させない機能を有する。また車両1が予め定められた速度以上で移動している場合であって、且つ、運転者80以外に同乗者がいるときには、例えば助手席15に同乗者が着座している場合には、照明制御装置5が前部読書灯21や、前部脚部灯23を点灯させないことも考えられる。また例えば後部座席17に同乗者が着座している場合には、照明制御装置5が助手席側後部読書灯25や、運転席側後部読書灯27を点灯させないことも考えられる。
撮像装置70としては、赤外領域の光を感知できる近赤外光カメラであってよく、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)であってもよい。また撮像装置70は、乗員の動きを検出できる装置であればよく、例えば超音波センサでもよい。
なお本開示における照明制御装置5は、本開示における装置を制御できるものであればよい。プログラムを格納している記憶部50のプログラム記憶領域55からプログラムをプロセッサ30に読み込ませ、プロセッサ30によりプログラムを実行することで、各種処理を実行することが可能となる。このため、記憶部50に格納されたプログラムを変更することで処理内容を変更できるので、制御内容の変更の自由度を高めることができる。プロセッサとしては、例えば、CPU(Central Processing Unit)、及び、MPU(Micro-Processing Unit)などがある。記憶部50の記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ、及び、光ディスクなどがある。また、照明制御装置5としてプログラムの書き換えが不可能なワイヤードロジックを用いてもよい。照明制御装置5としてワイヤードロジックを用いれば、処理速度の向上に有効である。ワイヤードロジックとしては、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などがある。また、照明制御装置5として、プロセッサ30とワイヤードロジックとを組み合わせて実現してもよい。照明制御装置5を、プロセッサとワイヤードロジックとを組み合わせて実現すれば、ソフトウェア設計の自由度を高めつつ、処理速度を向上することができる。また、照明制御装置5と、照明制御装置5と別の機能を有する回路とを、1つの半導体素子で構成してもよい。別の機能を有する回路としては、例えば、A/D・D/A変換回路などがある。また、照明制御装置5は、1つの半導体素子で構成してもよいし、複数の半導体素子で構成してもよい。複数の半導体素子で構成する場合、特許請求の範囲に記載の各制御を、互いに異なる半導体素子で実現してもよい。さらに、半導体素子と抵抗またはコンデンサなどの受動部品とを含む構成によって照明制御装置5を構成してもよい。
具体的には、記憶部50の行動パターン記憶領域53やプログラム記憶領域55等に記憶されたプログラムやデータを用いて、プロセッサ30が、判定部40と、行動検出部43と、骨格認識部45と、行動パターン予測部49と、視線検出部47の機能を実現する。
なおプロセッサ30や記憶部50は、車両1内に設けられてもよく、無線通信によって車両1と接続される、車両1の外に配設される情報処理装置、いわゆる外部サーバーに設けられてもよい。もちろん車両1の乗員が有する携帯端末が照明制御装置5や撮像装置70や照明装置制御部60等の機能を実現して、照明装置20を制御してもよい。
[3.画像認識の態様]
図3を参照して、照明制御装置5による画像認識の態様について説明する。
画像認識とは画像を解析して、その画像の意味を認識することである。具体的に本明細書内では、運転者80に代表される車両1の乗員の身体の動き、しぐさ、視線方向の変化等を画像から検出、認識して、照明装置20の制御を行うためのプログラムによって実現される。
近年、画像認識は急速な発展をとげており、特に深層学習を用いる手法で画像の中の人物の動きを可視化することが容易になっている。例えばOpenPoseと呼ばれる一般的な公開プログラムでも、人物の骨格や関節の位置を検知し、腕や肩等の動きを認識することができる。図3は、人物の骨格を認識させた結果の模式図である。特徴点である関節は白丸で表され、関節と関節の間の骨格の動きが認識される。具体的に照明制御装置5の骨格認識部45は、運転者80の身体の各部分、例えば右目82と、左目84と、右耳86と、左耳88と、鼻部90と、首部92と、右肩部93と、左肩部95と、右肘部97と、左肘部99と、右腰部101と、左腰部103と、右手首部105と、左手首部107の位置を認識する。そして運転者の動き、しぐさに従って各部分の動きを時系列的に認識する。なおここでいう認識とは、照明制御装置5が各部分の位置情報を取得して利用できる状態にすることを含む。
図4は、運転席10に着座した運転者80が右手を伸ばして助手席15の上を探るしぐさをした場合に、照明制御装置5の骨格認識部45が画像認識を用いて認識した例を示す。なお図4と図5は、車両1のフロントガラス側から、運転者80が運転席10に着座している状態の車両1の内部を見た模式図である。
運転者80の右手首部105が予め定められた第1領域Aに、所定の第1時間の間とどまっていると骨格認識部45が認識した場合、判定部40は前部読書灯21を点灯する判定を行い、照明装置制御部60が照明装置20に含まれる前部読書灯21を点灯する制御を行う。第1領域Aは、撮像装置70が撮像した画像内における所定の領域と定められてよい。第1時間は例えば2秒間としてよい。
図5は、運転席10に着座した運転者80が右手を伸ばして助手席15の下部を探るしぐさをした場合に、照明制御装置5の骨格認識部45が画像認識を用いて運転者80の身体を認識した例を示す。運転者80の右肘部97が予め定められた第2領域Bに、所定の第2時間の間とどまっていると骨格認識部45が認識した場合、判定部40は前部脚部灯23を点灯する判定を行い、照明装置制御部60が照明装置20に含まれる前部脚部灯23を点灯する制御を行う。第2領域Bは、撮像装置70が撮像した画像内における所定の領域と定められてよい。第2時間は例えば2秒間としてよい。
もちろん判定部40による判定は、身体の複数の部分の動きに基づいて行ってもよい。具体的には右肘部97と、右手首部105と、鼻部90の動きに基づいて運転者80が助手席15の上を探ろうとしているのか、助手席15の下部を探ろうとしているのか等を認識し判定してよい。
[4.照明装置の制御動作]
図6から図13に示すフローチャートを用いて、照明制御装置5による照明装置20の制御動作を説明する。図6から図13で説明する各制御は、それぞれ単独で行われてもよく、複数の制御を組み合わせてもよい。もちろん骨格認識部45や視線検出部47で認識される運転者80の身体の各部分の行動パターンと制御の組み合わせは、本実施形態に記載された組み合わせには限定されず、他にも様々な態様が考えられるのは言うまでもない。
図6は、照明制御装置5の動作を説明するフローチャートである。骨格認識部45が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の骨格を画像認識する。具体的には骨格認識部45は運転者80の動きを画像認識する(ステップSA1)。例えば運転者80の右手首部105が第1領域A内に第1時間以上入っていると判定部40が判定した場合(ステップSA2:YES)、判定部40は、前部読書灯21を点灯させる判定を行い、その判定に基づいて照明装置制御部60が照明装置20を制御して前部読書灯21を点灯させる(ステップSA3)。照明装置制御部60が前部読書灯21を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。運転者80の右手首部105が第1領域A内に第1時間以上入っていなかったと判定部40が判定した場合(ステップSA2:NO)、ステップSA1に戻る。
図7は、照明制御装置5の動作を説明するフローチャートである。骨格認識部45が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の骨格を画像認識する。具体的には骨格認識部45は運転者80の動きを画像認識する(ステップSB1)。例えば運転者80の右肘部97が第2領域B内に第2時間以上入っていると判定部40が判定した場合(ステップSB2:YES)、判定部40は、前部脚部灯23を点灯させる判定を行い、その判定に基づいて照明装置制御部60が照明装置20を制御して前部脚部灯23を点灯させる(ステップSB3)。照明装置制御部60が前部脚部灯23を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。運転者80の右肘部97が第2領域B内に第2時間以上入っていなかったと判定部40が判定した場合(ステップSB2:NO)、ステップSB1に戻る。
図8は、照明制御装置5の動作を説明するフローチャートである。骨格認識部45が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の骨格を画像認識する。具体的には骨格認識部45は運転者80の動きを画像認識する(ステップSC1)。例えば運転者80の右手首部105が助手席15の背面に例えば3秒以上入っていると判定部40が判定した場合(ステップSC2:YES)、判定部40は、助手席側後部読書灯25を点灯させる判定を行い、その判定に基づいて照明装置制御部60が照明装置20を制御して助手席側後部読書灯25を点灯させる(ステップSC3)。照明装置制御部60が助手席側後部読書灯25を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。運転者80の右手首部105が助手席15の背面に例えば3秒以上入っていなかったと判定部40が判定した場合(ステップSC2:NO)、ステップSC1に戻る。
図9は、照明制御装置5の動作を説明するフローチャートである。骨格認識部45が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の骨格を画像認識する。具体的には骨格認識部45は運転者80の動きを画像認識する(ステップSD1)。次に骨格認識部45が運転者80の身体のねじれを推定する(ステップSD2)。具体的には骨格認識部45は、撮像装置70によって取得された画像から得られた運転者80の肩部と、運転者80の腰部の位置情報から運転者80の身体のねじれを推定し、ねじれに基づいて判定部40が照明装置20の点灯、及び/又は、消灯を判定する。ねじれは、例えば右肩部93と左肩部95を結んだ直線と、右腰部101と左腰部103を結んだ直線とがなすの角度によって定量化してよい。運転者80の身体のねじれが所定の値以上である場合(ステップSD3)、照明制御装置5は照明装置制御部60によって助手席側後部読書灯25を点灯させる(ステップSD4)。照明装置制御部60が助手席側後部読書灯25を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。ねじれが所定の値である状態とは、例えば右肩部93と左肩部95を結んだ直線と、右腰部101と左腰部103を結んだ直線のなす角度とが45度である状態を言う。運転者80の身体のねじれが所定の値未満である場合(ステップSD3:NO)、照明制御装置5は照明装置20を点灯させることなく、ステップSD1に戻る。
図10は、照明制御装置5の動作を説明するフローチャートである。骨格認識部45が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の骨格を画像認識する。具体的には骨格認識部45は運転者80の動きを画像認識する。次に行動パターン予測部49で運転者80の右手首部105、又は、右肘部97の未来の位置を予測する(ステップSE1)。具体的には例えば骨格認識部45が0.5秒毎に運転者80の動きを画像認識するとして、1.5秒前の身体の各部分の位置と、1秒前の身体の各部分の位置と、0.5秒前の身体の各部分の位置と、現在の身体の各部分の位置から0.5秒後、1秒後の身体の各部分の位置を推定する。次に判定部40が、運転者80の右手首部105、又は、運転者80の右肘部97の予測される位置が所定の高さ以上であるかどうかを判定する(ステップSE2)。予測される位置が所定の高さ以上である場合(ステップSE2:YES)、照明制御装置5は照明装置制御部60によって運転席側後部読書灯27を点灯させる制御を行う(ステップSE3)。照明装置制御部60が運転席側後部読書灯27を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。予測される位置が所定の高さ未満である場合(ステップSE2:NO)、照明制御装置5は照明装置制御部60によって助手席側後部読書灯25を点灯させる制御を行う(ステップSE4)。照明装置制御部60が助手席側後部読書灯25を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。
図11は、照明制御装置5の動作を説明するフローチャートである。骨格認識部45が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の骨格を画像認識する(ステップSF1)。ここでは骨格認識部45は運転者80の顔面の向きを画像認識する。具体的には骨格認識部45は、運転者80の右目82の位置情報と、左目84の位置情報と、右耳86の位置情報と、左耳88の位置情報と、鼻部90の位置情報等から顔面の向いている顔面方向を認識する(ステップSF2)。顔面方向は右耳86と左耳88を結んだ直線と、右腰部101と左腰部103を結んだ直線とがなす角度で規定してよい。運転者80の顔面が認識できる場合、具体的には運転者80が撮像装置70に対して顔面を見せている状態の場合(ステップSF3:YES)、運転者80の顔面方向が第3時間以上の間、第1範囲内にあるかどうかを判定部40が判定する(ステップSF4)。ここで第3時間は例えば3秒とする。第1範囲である状態とは、右耳86と左耳88を結んだ直線と、右腰部101と左腰部103を結んだ直線がなす角度が例えば90度以上の状態である。運転者80が撮像装置70に対して顔面を見せている状態であると、判定部40が判定した場合(ステップSF4:YES)、照明制御装置5は照明装置制御部60を用いて照明装置20を制御し、運転席側後部読書灯27を点灯させる(ステップSF5)。照明装置制御部60が運転席側後部読書灯27を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。
運転者80の顔面方向が第3時間以上の間、第1範囲内にないと判定部40が判定した場合(ステップSF4:NO)、ステップSF1に戻る。
運転者80の顔面が認識できない場合、具体的には運転者80が撮像装置70に対して顔面を見せていない状態の場合(ステップSF3:NO)、照明制御装置5は照明装置制御部60を用いて照明装置20を制御し、運転席側後部読書灯27を点灯させる(ステップSF5)。照明装置制御部60が運転席側後部読書灯27を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。
図12は、照明制御装置5の動作を説明するフローチャートである。視線検出部47が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の視線方向を画像認識する。具体的には視線検出部47が、運転者80の視線方向である運転者視線方向を検出する(ステップSG1)。次に運転者視線方向が予め定められた第2範囲内にあるかどうかを判定部40が判定する(ステップSG2)。ここで第2範囲とは、例えば後部座席17の運転席10側方向である。運転者視線方向が予め定められた第2範囲内にある場合(ステップSG2:YES)、照明制御装置5は照明装置制御部60を用いて照明装置20を制御し、運転席側後部読書灯27を点灯させる(ステップSG3)。照明装置制御部60が運転席側後部読書灯27を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。
運転者視線方向が予め定められた第2範囲内にない場合(ステップSG2:NO)、ステップSG1に戻る。
図13は、照明制御装置5の動作を説明するフローチャートである。骨格認識部45が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の骨格を画像認識する。具体的には骨格認識部45は運転者80の動きを画像認識する(ステップSH1)。次に視線検出部47が、撮像装置70を用いて取得した画像から車両1内の人物の視線方向を画像認識する。具体的には視線検出部47が、運転者80の視線方向である運転者視線方向を検出する(ステップSH2)。そして運転者80が後部座席17に腕を伸ばしているかどうかを判定部40が判定する(ステップSH3)。具体的には、例えば運転者80の右肩部93の位置情報と、右肘部97の位置情報と、右手首部105の位置情報から、運転者80の右腕が後部座席17の方向に延びているかどうかを判定する。運転者80が後部座席17へ腕を伸ばしていると判定された場合(ステップSH3:YES)、運転者視線方向が後部座席17の方向に遷移し始めたかどうかを判定部40が判定する(ステップSH4)。運転者視線方向が後部座席17の方向に遷移し始めたと判定した場合(ステップSH4:YES)、照明制御装置5は照明装置制御部60を用いて照明装置20を制御し、運転席側後部読書灯27を点灯させる(ステップSH5)。照明装置制御部60が運転席側後部読書灯27を点灯させている時間は、例えば30秒と限定して、その後消灯してよい。
運転者80が後部座席17へ腕を伸ばしていると判定されなかった場合(ステップSH3:NO)、ステップSH1に戻る。運転者視線方向が後部座席17の方向に遷移し始めたと判定されなかった場合(ステップSH4:NO)、ステップSH1に戻る。
[5.上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成の具体例である。
(第1項)車両の内部を照らす照明装置を制御する照明制御装置であって、前記車両の運転者、及び/又は、同乗者の身体の動きである行動パターンを検出する行動検出部と、前記行動パターンに基づき、前記照明装置の照明制御をする状況であるか否かの判定をする判定部とを備え、前記判定部の判定に基づいて前記照明装置を制御することを特徴とする照明制御装置。
第1項の照明制御装置によれば、車両内における運転者のしぐさや視線方向に応じて車両内の照明装置の点灯や消灯の制御が実行され得る。これにより、車両内部での快適性を向上させることができる。
(第2項)前記車両が予め定められた速度以上で移動している場合、前記照明装置を点灯させないことを特徴とする第1項に記載の照明制御装置。
第2項の照明制御装置によれば、車両が予め定められた速度以上で移動している場合に照明装置を点灯させないので、室内の照明装置が点灯することで車の外界が見えにくくなる現象を起こしにくくなる。そのため外界に対する運転者の視界が遮られ難くなるという効果を奏する。
(第3項)前記車両は、前記車両内の前部に設けられた前部読書灯と、前記車両内の前部脚元に設けられた前部脚部灯と、前記車両内の後部座席の運転席側に設けられた運転席側後部読書灯と、前記車両内の後部座席の助手席側に設けられた助手席側後部読書灯と、のいずれかを有することを特徴とする第1項又は第2項に記載の照明制御装置。
第3項の照明制御装置によれば、車両内に配置された照明装置が複数の照明灯を備えている場合でも、運転者のしぐさによって照明灯を選択的に制御することができるという優れた効果を奏する。
(第4項)前記行動検出部は、人物の骨格を認識する骨格認識部を有することを特徴とする第3項に記載の照明制御装置。
第4項の照明制御装置によれば、画像認識技術を用いて人物の骨格を認識させることで運転者のしぐさを正確に認識させることができるので、照明制御装置が複数の照明灯の点灯や消灯の制御を正確に実行することができるという優れた効果を奏する。
(第5項)前記行動パターンは、前記骨格認識部によって時系列的に認識される、前記運転者の肩部と、前記運転者の肘部と、前記運転者の手首部と、前記運転者の腰部と、前記運転者の顔面部の位置情報の少なくともいずれか一つに基づいて推定されることを特徴とする第4項に記載の照明制御装置。
第5項の照明制御装置によれば、運転者のしぐさを運転者の身体の要部の動きの特徴で捉えることができるので、しぐさを正確に認識することが可能になり、複数の照明灯の点灯や消灯の制御を正確に実行することができるようになるという優れた効果を奏する。
(第6項)前記車両の中央寄り上側の第1領域内に、所定の第1時間以上、前記運転者の前記手首部が入ったと前記骨格認識部が検出した場合、前記判定部が前記前部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする第5項に記載の照明制御装置。
第6項の照明制御装置によれば、運転者が助手席の方に腕を伸ばして荷物等を探す自然なしぐさに応じて、助手席を照らす前部読書灯を点灯させる制御が可能になるので、特別なジェスチャーを記憶することなく前部読書灯を操作することができるという優れた効果を奏する。
(第7項)前記車両の中央寄り下側の第2領域内に、所定の第2所定時間以上、前記運転者の前記肘部が入ったと前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部が前記前部脚部灯を点灯させる判定をすることを特徴とする第5項、又は、第6項に記載の照明制御装置。
第7項の照明制御装置によれば、運転者が助手席の下方に腕を伸ばして荷物等を探す自然なしぐさに応じて、助手席の下部を照らす前部脚部灯を点灯させる制御が可能になるので、特別なジェスチャーを記憶することなく前部脚部灯を操作することができるという優れた効果を奏する。
(第8項)前記運転者の前記手首部又は前記運転者の前記肘部が前記助手席の背面へ移動したと前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部が前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする第5項から第7項のうちのいずれか一項に記載の照明制御装置。
第8項の照明制御装置によれば、運転者が助手席側後部方向に腕を伸ばして荷物等を探す自然なしぐさに応じて、助手席側後部席を照らす助手席側後部読書灯を点灯させる制御が可能になるので、特別なジェスチャーを記憶することなく助手席側後部読書灯を操作することができるという優れた効果を奏する。
(第9項)前記骨格認識部は、前記運転者の前記肩部と、前記運転者の前記腰部の位置情報から前記運転者の身体のねじれを推定し、前記ねじれに基づいて前記判定部が前記照明装置の照明制御をする状況であるか否かを判定することを特徴とする第5項から第8項までのいずれか一項に記載の照明制御装置。
第9項の照明制御装置によれば、運転者の身体のねじれを認識することで照明装置の制御ができるので、照明制御装置は、運転者が助手席側後部座席と運転者側後部座席のどちらを探索しているのかを正確に判別することができ得る。そのため車両内における快適性が向上する。
(第10項)前記ねじれが所定の値以上の場合、前記判定部が前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする第9項に記載の照明制御装置。
第10項の照明制御装置によれば、運転者が助手席側後部方向に腕を伸ばして荷物等を探す自然なしぐさに応じて、助手席側後部席を照らす助手席側後部読書灯を点灯させる制御が可能になるので、特別なジェスチャーを記憶することなく助手席側後部読書灯を操作することができる。そのため車両内における快適性が向上する。
(第11項)前記骨格認識部によって時系列的に認識される前記行動パターンから、未来の行動パターンを予測する行動パターン予測部を備えることを特徴とする第5項から第10項のうちのいずれか一項に記載の照明制御装置。
第11項の照明制御装置によれば、運転者が荷物の探索をする動きの初期段階で、行動パターンを予測できるので、実際に荷物を探すときにはすでに照明が点灯している状態になる。したがって待ち時間無く円滑に荷物を探すことが可能になるという効果を奏する。
(第12項)前記行動パターン予測部で予測される、前記運転者の前記手首部、又は、前記運転者の前記肘部の位置が、所定の高さ以上である場合、前記判定部は、前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする第11項に記載の照明制御装置。
第12項の照明制御装置によれば、運転者が運転席側後部方向に腕を伸ばして荷物等を探す自然なしぐさの初期段階に応じて、運転席側後部席を照らす運転席側後部読書灯を点灯させる制御が可能になるので、特別なジェスチャーを記憶することなく運転席側後部読書灯を早期に制御することができる。そのため車両内における快適性が向上する。
(第13項)前記行動パターン予測部で予測される、前記運転者の前記手首部、又は、前記運転者の前記肘部の位置が、所定の高さ未満である場合、前記判定部は、前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする第11、又は、第12に記載の照明制御装置。
第13項の照明制御装置によれば、運転者が運転席側後部方向に腕を伸ばして荷物等を探す自然なしぐさの初期段階に応じて、助手席側後部席を照らす助手席側後部読書灯を点灯させる制御が可能になるので、特別なジェスチャーを記憶することなく助手席側後部読書灯を早期に制御することができる。そのため車両内における快適性が向上する。
(第14項)前記骨格認識部は、前記運転者の顔面部の位置情報から前記運転者の顔面の向いている方向である顔面方向を認識し、さらに所定の第3時間以上の間、前記顔面方向が所定の第1範囲内にあると前記骨格認識部が認識した場合、又は、前記運転者の前記顔面を前記骨格認識部が認識しない場合、前記判定部は、前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする第5項から第13項のうちのいずれか一項に記載の照明制御装置。
第14項の照明制御装置によれば、運転者の顔面の動きに応じて運転席側後部読書灯を制御することができるので、照明制御装置が手首部や肘部の動きが認識できない場合でも、照明装置の制御が可能になる。そのため車両内における快適性が向上する。
(第15項)前記行動検出部は、人物の視線を検出する視線検出部を有することを特徴とする第5項に記載の照明制御装置。
第15項の照明制御装置によれば、運転者の腕部や体幹の動きではなく、視線方向に応じた照明装置の制御が可能になる。そのため車両内における快適性が向上する。
(第16項)前記視線検出部は、前記運転者の視線方向である運転者視線方向を検出し、さらに所定の第4時間以上の間、前記運転者視線方向が所定の第2範囲内にあると前記視線検出部が検出した場合、前記判定部は前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする第15項に記載の照明制御装置。
第16項の照明制御装置によれば、運転者が運転席側後部方向に腕を伸ばして荷物等を探す自然な視線の向きに応じて、運転席側後部席を照らす運転席側後部読書灯を点灯させる制御が可能になるので、特別なジェスチャーを記憶することなく運転席側後部読書灯を操作することができる。そのため車両内における快適性が向上する。
(第17項)前記視線検出部は、前記運転者の視線方向である運転者視線方向を検出し、前記行動パターンから、前記運転者が前記後部座席に腕を伸ばしていると前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部は、前記運転者視線方向が前記後部座席の方向に遷移し始めたタイミングで前記助手席側後部読書灯、又は、前記運転席側後部読書灯を点灯する判定をすることを特徴とする第15項、又は、第16項に記載の照明制御装置。
第17項の照明制御装置によれば、運転者が運転席側後部方向に視線を向けること、及び、腕を伸ばして運転席側後部方向を探し始める自然なしぐさの初期段階に応じて、運転席側後部席を照らす運転席側後部読書灯を点灯させる制御が可能になるので、特別なジェスチャーを記憶することなく運転席側後部読書灯を早期に制御することができる。そのため車両内における快適性が向上する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
例えば、図6から図13に示す制御動作のステップ単位は、照明制御装置5の各部の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
1 車両
5 照明制御装置
10 運転席
15 助手席
17 後部座席
20 照明装置
21 前部読書灯
23 前部脚部灯
25 助手席側後部読書灯
27 運転席側後部読書灯
30 プロセッサ
40 判定部
43 行動検出部
45 骨格認識部
47 視線検出部
49 行動パターン予測部
50 記憶部
53 行動パターン記憶領域
55 プログラム記憶領域
60 照明装置制御部
70 撮像装置
75 車両速度検出部
80 運転者
82 右目
84 左目
86 右耳
88 左耳
90 鼻部
92 首部
93 右肩部
95 左肩部
97 右肘部
99 左肘部
101 右腰部
103 左腰部
105 右手首部
107 左手首部
A 第1領域
B 第2領域

Claims (17)

  1. 車両の内部を照らす照明装置を制御する照明制御装置であって、
    前記車両の運転者、及び/又は、同乗者の身体の動きである行動パターンを検出する行動検出部と、
    前記行動パターンに基づき、前記照明装置の照明制御をする状況であるか否かの判定をする判定部と
    を備え、
    前記判定部の判定に基づいて前記照明装置を制御することを特徴とする照明制御装置。
  2. 前記車両が予め定められた速度以上で移動している場合、前記照明装置を点灯させないことを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 前記車両は、前記車両内の前部に設けられた前部読書灯と、前記車両内の前部脚元に設けられた前部脚部灯と、前記車両内の後部座席の運転席側に設けられた運転席側後部読書灯と、前記車両内の後部座席の助手席側に設けられた助手席側後部読書灯と、のいずれかを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の照明制御装置。
  4. 前記行動検出部は、人物の骨格を認識する骨格認識部を有することを特徴とする請求項3に記載の照明制御装置。
  5. 前記行動パターンは、前記骨格認識部によって時系列的に認識される、前記運転者の肩部と、前記運転者の肘部と、前記運転者の手首部と、前記運転者の腰部と、前記運転者の顔面部の位置情報の少なくともいずれか一つに基づいて推定されることを特徴とする請求項4に記載の照明制御装置。
  6. 前記車両の中央寄り上側の第1領域内に、所定の第1時間以上、前記運転者の前記手首部が入ったと前記骨格認識部が検出した場合、前記判定部が前記前部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする請求項5に記載の照明制御装置。
  7. 前記車両の中央寄り下側の第2領域内に、所定の第2時間以上、前記運転者の前記肘部が入ったと前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部が前記前部脚部灯を点灯させる判定をすることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の照明制御装置。
  8. 前記運転者の前記手首部又は前記運転者の前記肘部が前記助手席の背面へ移動したと前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部が前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする請求項5から請求項7のうちのいずれか一項に記載の照明制御装置。
  9. 前記骨格認識部は、前記運転者の前記肩部と、前記運転者の前記腰部の位置情報から前記運転者の身体のねじれを推定し、前記ねじれに基づいて前記判定部が前記照明装置の照明制御をする状況であるか否かを判定することを特徴とする請求項5から請求項8までのいずれか一項に記載の照明制御装置。
  10. 前記ねじれが所定の値以上の場合、前記判定部が前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする請求項9に記載の照明制御装置。
  11. 前記骨格認識部によって時系列的に認識される前記行動パターンから、未来の行動パターンを予測する行動パターン予測部を備えることを特徴とする請求項5から請求項10のうちのいずれか一項に記載の照明制御装置。
  12. 前記行動パターン予測部で予測される、前記運転者の前記手首部、又は、前記運転者の前記肘部の位置が、所定の高さ以上である場合、前記判定部は、前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする請求項11に記載の照明制御装置。
  13. 前記行動パターン予測部で予測される、前記運転者の前記手首部、又は、前記運転者の前記肘部の位置が、所定の高さ未満である場合、前記判定部は、前記助手席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の照明制御装置。
  14. 前記骨格認識部は、前記運転者の顔面部の位置情報から前記運転者の顔面の向いている方向である顔面方向を認識し、
    さらに所定の第3時間以上の間、前記顔面方向が所定の第1範囲内にあると前記骨格認識部が認識した場合、又は、前記運転者の前記顔面を前記骨格認識部が認識しない場合、前記判定部は、前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする請求項5から請求項13のうちのいずれか一項に記載の照明制御装置。
  15. 前記行動検出部は、人物の視線を検出する視線検出部を有することを特徴とする請求項5に記載の照明制御装置。
  16. 前記視線検出部は、前記運転者の視線方向である運転者視線方向を検出し、
    さらに所定の第4時間以上の間、前記運転者視線方向が所定の第2範囲内にあると前記視線検出部が検出した場合、前記判定部は前記運転席側後部読書灯を点灯させる判定をすることを特徴とする請求項15に記載の照明制御装置。
  17. 前記視線検出部は、前記運転者の視線方向である運転者視線方向を検出し、
    前記行動パターンから、前記運転者が前記後部座席に腕を伸ばしていると前記骨格認識部が認識した場合、前記判定部は、前記運転者視線方向が前記後部座席の方向に遷移し始めたタイミングで前記助手席側後部読書灯、又は、前記運転席側後部読書灯を点灯する判定をすることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の照明制御装置。
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