JP2022148510A - 器具 - Google Patents

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正雄 清宮
Masao Kiyomiya
将之 金子
Masayuki Kaneko
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Abstract

【課題】多様なターゲット部位に多様な態様でEMSを付与できる器具を提供する。【解決手段】ユーザのターゲット部位に接触可能な外周面を有する筒状の本体部と、本体部の外周面に設けられる2つ以上の電極部と、2つ以上の電極部への通電を、2つ以上の電極部のそれぞれごとに互いに独立に制御する第1制御部と、を含む、器具が開示される。この場合、2つ以上の電極部は、本体部の軸方向に沿った第1軸方向位置で周方向に沿って配置される2つ以上の第1電極部を含んでもよい。【選択図】図1

Description

本開示は、器具に関する。
筋電気刺激(以下、「EMS:Electrical Muscle Stimulation」と称する)をユーザの身体のターゲット部位に付与する技術が知られている。
特許6445212号明細書
近年、ユーザの健康や美容への関心の高まりもあり、多様なターゲット部位に多様な態様でEMSを付与できる器具が求められている。
そこで、本開示は、多様なターゲット部位に多様な態様でEMSを付与できる器具を提供することを目的とする。
1つの側面では、ユーザのターゲット部位に接触可能な外周面を有する筒状の本体部と、
前記本体部の外周面に設けられる2つ以上の電極部と、
前記2つ以上の電極部への通電を、前記2つ以上の電極部のそれぞれごとに互いに独立に制御する第1制御部と、を含む、器具が提供される。
本開示によれば、多様なターゲット部位に多様な態様でEMSを付与できる器具を提供することが可能となる。
本実施例による器具を示す斜視図である。 器具の使用形態のいくつかの例を示す図である。 器具の電極構造を示す図である。 一の電極部の単品状態を示す斜視図である。 電極ホルダと第1基板及び第2基板とを示す斜視図である。 内部ケースの単品状態を示す斜視図である。 内部ケースの内部空間を利用したバッテリー等の配置例を示す斜視図である。 電極部の配置パターンを説明する簡易図である。 他の例による配置パターンの説明図である。 他の例による配置パターンの説明図である。 図10に示す配置パターンにおいて片持ち支持構造を実現する場合の導体部材の説明図である。 他の例による配置パターンの説明図である。 ターゲット部位を介した電流経路の一例の説明図である。 ターゲット部位を介した電流経路の他の一例の説明図である。 ターゲット部位を介した電流経路の他の一例の説明図である。 ターゲット部位を介した電流経路の他の一例の説明図である。 器具1の制御系のシステム構成を概略的に示す図である。 通電制御を説明する概略的な側面図である。 通電制御の自動モードを説明する概略的な斜視図である。 通電制御の自動モードを説明する概略的な側面図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、各図内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。なお、各図では、見やすさのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
図1は、本実施例による器具1を示す斜視図である。図2は、器具1の使用形態のいくつかの例を示す図である。図1には、右手座標系でX,Y,Zの3軸座標系が示されている。この3軸座標系は、以下の図において共通である。また、図1には、器具1の中心軸Iに沿ったL方向とともに、L方向のL1側とL2側とが定義されている。
以下では、用語に関して、軸方向、径方向、及び周方向は、器具1の円筒状の中心軸Iを基準とする。例えば、軸方向とは、器具1の円筒状の中心軸Iに平行な方向であり、径方向とは、器具1の円筒状の中心軸Iに直角な方向である。また、周方向とは、器具1の円筒状の中心軸を法線とする任意の平面内における同中心軸Iまわりの周方向である。また、以下では、ユーザとは、器具1のユーザを指す。
器具1は、図1に示すように、中心軸Iまわりの円筒状の形態であり、EMSを多様な態様でユーザに付与できる。器具1は、円筒状の形態であるので、ユーザの多様なターゲット部位に接触させて機能できる。例えば、図2に示すように、これらの使用態様200から204に限られないが、多様な使用態様で使用できる。例えば、使用態様201では、ユーザは、背中と床の間に器具1を配置して、器具1を転がしながら、背中にEMSを付与できる。なお、器具1は、EMSに加えて、例えば振動や、温度、超音波、磁力等に係る刺激や作用をユーザに付与してもよい。以下の実施例では、一例として、器具1は、EMSのみならず、振動刺激をもユーザに与えることが可能であるものとする。
なお、円筒状とは、中心軸Iに垂直に切断した断面形状が略円形であることを意味し、真円である必要はない。また、略円形とは、多角形や楕円のような、器具1の転がりが可能な形態を含む概念である。また、円筒状とは、全体としての形状であり、外周面に凹凸が形成されるような形態であってもよい。
なお、ターゲット部位とは、例えば、器具1によりEMSと振動刺激が付与されるべき部位であり、この場合、ターゲット部位とは、典型的には、ユーザの身体における器具1に接触する部位に対応する。なお、この場合、ターゲット部位は、ユーザが意図する部位であるので、ユーザが意図しない部位を器具1に接触させた場合、ターゲット部位でない部位に器具1によりEMSと振動刺激が付与される場合もありうる。
図3は、器具1の電極構造を示す図であり、径方向外側の筒状導体部20と、内部電極構造30とを別々に示す斜視図である。図4は、一の電極部3の単品状態を示す斜視図である。図5は、電極ホルダ32と第1基板81及び第2基板82とを示す斜視図である。図6は、内部ケース40の単品状態を示す斜視図である。図7は、内部ケース40の内部空間を利用したバッテリー50等の配置例を示す斜視図である。図8は、電極部3の配置パターンを説明する簡易図であり、電極部3の配置パターンを、器具1を周方向に展開して模式的に示す平面図である。なお、図3では、一部の導体部材31の図示が省略されている。
器具1は、本体部11を含み、本体部11は、筒状導体部20と内部ケース40とを含む。また、器具1は、筒状導体部20よりも径方向内側に内部電極構造30を含む。以下、各構成要素について説明していく。
筒状導体部20は、器具1の径方向の最外表面を形成する部位であり、中心軸Iまわりの円筒状の形態を有する。筒状導体部20は、内部ケース40とともに器具1の本体部11を形成する。
筒状導体部20は、導電性かつ可撓性を有する材料(例えば導電性のゴム)により形成されてよい。この場合、筒状導体部20は、組み付け前の状態では、周方向連続せず、軸方向に視てC字状の形態又は平らな形態(図8に示すような展開したときの形態)であってよい。この場合、筒状導体部20は、組み付けの際に、周方向の両端部を繋ぎ合わせることで(例えばC字状の開口を閉じることで)、後述する内部ケース40及びそこに保持されている導体部材31に径方向に密着(接合)させて組み付けることができる。これにより、筒状導体部20と後述する各電極部3との間の抵抗を最小化できる。以下では、筒状導体部20のC字状の形態の周方向両端部を、筒状導体部20の周方向の継ぎ目部分とも称する。
本実施例では、筒状導体部20は、径方向外側の表面に、軸方向及び周方向の各溝に区画された複数のセクションを有する。複数のセクションは、ユーザがターゲット部位を器具1に接触させる際の目安とすることができる。複数のセクションは、後述する各電極部3の軸方向位置(図8の第1軸方向位置SC1から第4軸方向位置SC4参照)、及び/又は、各電極部3の周方向位置を示唆する態様で形成されてもよい。
内部電極構造30は、筒状導体部20よりも径方向内側に配置される。内部電極構造30は、内部ケース40(図6参照)の外周面に支持される。この場合、筒状導体部20が内部ケース40の径方向外側に取り付けられることで、内部電極構造30が筒状導体部20の径方向内側に配置されることになる。
内部電極構造30は、軸方向に延在する複数の板状の導体部材31と、電極ホルダ32とを含む。
複数の板状の導体部材31は、直線状に延在し、L方向L2側端部に、複数の電極部3を形成する。複数の電極部3は、例えば径方向外側に突出する態様で形成されてもよい。
複数の板状の導体部材31は、それぞれ、L方向L1側端部が電極ホルダ32に支持される。なお、複数の板状の導体部材31は、それぞれ、L方向L1側端部(電極ホルダ32に支持される部分)と、L方向L2側端部(複数の電極部3が形成される部分)とを除いて、絶縁材料により被覆されてよい。この場合、複数の板状の導体部材31は、軸方向の延在範囲においては、実質的に、L方向L2側端部(複数の電極部3が形成される部分)の軸方向位置(図8の第1軸方向位置SC1から第4軸方向位置SC4参照)においてのみ、筒状導体部20に電気的に接合される。
以下では、筒状導体部20の外周面全体のうちの、複数の電極部3のそれぞれの位置を、「通電ポイント」とも称する。筒状導体部20を形成する導電性のゴムは、複数の電極部3のような金属系電極などに比べて、距離による電気抵抗の差が大きい。従って、本実施例においては、筒状導体部20の外周面全体のうちの、通電ポイント又はその周辺にターゲット部位が接触するときに、ターゲット部位にEMSを所望の態様で付与できる。
なお、変形例では、筒状導体部20から複数の電極部3を露出させてもよい。この場合、筒状導体部20は、非導電性材料により形成されてもよい。
複数の板状の導体部材31は、軸方向全体にわたって、径方向内側が図6に示すような内部ケース40に支持されてよい。図6に示す例では、内部ケース40の外周面には、複数の板状の導体部材31が配置される軸方向の溝部(凹部)41が形成されている。溝部41の深さは、導体部材31の厚みと同様であってよい。溝部41は、図6に示すように、複数の板状の導体部材31の長さの相違に応じて複数種類(4種類)の長さで設けられ、長さの違いを区別するときは41-1~41-4で表記する。
本実施例では、一例として、複数の板状の導体部材31は、合計12本であり、3本ずつの4セットとなる態様で、セットごとに異なる軸方向の長さを有する。
具体的には、本実施例では、一例として、複数の板状の導体部材31は、第1セットの3つの導体部材31-1と、第2セットの3つの導体部材31-2と、第3セットの3つの導体部材31-3と、第4セットの3つの導体部材31-4とからなる。なお、導体部材31-1、31-2、31-3、31-4は、図6の内部ケース40の溝41-1、41-2、41-3、41-4にそれぞれ嵌め込まれる。
第1セットの3つの導体部材31-1は、軸方向の長さが最も短く、第2セットの3つの導体部材31-2は、軸方向の長さが第1セットの次に短く、第3セットの3つの導体部材31-3は、軸方向の長さが第2セットの次に短く、第4セットの3つの導体部材31-4は、軸方向の長さが最も長い。
本実施例では、複数の板状の導体部材31は、周方向に互いに離間して設けられる。複数の板状の導体部材31のそれぞれの周方向位置(複数の板状の導体部材31間のピッチ等)については、複数の電極部3のそれぞれの周方向位置に関連し、図8等を参照して後述する。
本実施例では、複数の電極部3は、4通りの異なる軸方向位置(図8の第1軸方向位置SC1から第4軸方向位置SC4参照)に形成される。具体的には、本実施例では、複数の電極部3は、図8に模式的に示すように、第1軸方向位置SC1に配置される第1電極部311~313と、第2軸方向位置SC2に配置される第2電極部321~323と、第3軸方向位置SC3に配置される第3電極部331~333と、第4軸方向位置SC4に配置される第4電極部341~343とからなる。ただし、複数の電極部3の数は適宜変更されてもよい。以下では、第1電極部311~313と、第2電極部321~323と、第3電極部331~333と、第4電極部341~343とを、特に区別しない場合は、電極部3という用語を用いる場合がある。
なお、第1軸方向位置SC1は、軸方向の長さを有する範囲として規定されている(すなわち複数の位置の集合として規定されている)。これは、第2軸方向位置SC2から第4軸方向位置SC4も同様である。図8では、第1電極部311~313の軸方向の中心位置は、第1軸方向位置SC1の中心位置(軸方向の中心位置)に中心合わせされているが、これに限られない。例えば、第1電極部311~313は、第1軸方向位置SC1内に共通の位置を有する態様で、互いに対して軸方向にオフセットされてもよい。これは、第2軸方向位置SC2から第4軸方向位置SC4も同様である。
第1電極部311~313は、第1セットの3つの導体部材31-1のL方向L2側端部に形成され、最もL1側の軸方向位置に位置する。また、第2電極部321~323は、第2セットの3つの導体部材31-2のL方向L2側端部に形成され、第1電極部311~313の次にL1側の軸方向位置に位置する。また、第3電極部331~333は、第3セットの3つの導体部材31-3のL方向L2側端部に形成され、第2電極部321~323の次にL1側の軸方向位置に位置する。第4電極部341~343は、第4セットの3つの導体部材31-4のL方向L2側端部に形成され、最もL2側の軸方向位置に位置する。
電極ホルダ32は、図3に示すように、中心軸Iまわりの円環状の形態であり、例えば樹脂等により形成されてもよい。電極ホルダ32には、上述したように、複数の板状の導体部材31のL方向L1側端部が支持(固定)される。
複数の板状の導体部材31のL方向L1側端部は、後述する制御装置80に電気的に接続される。本実施例では、一例として、電極ホルダ32には、中心軸Iまわりの円環状の第1基板81(給電部の一例)が支持される。第1基板81は、電極ホルダ32に固定された複数の板状の導体部材31のL方向L1側端部に接合される。このようにして、複数の板状の導体部材31に形成される複数の電極部3は、第1基板81を介して後述する制御装置80に電気的に接続される。
このような構成によれば、複数の板状の導体部材31の軸方向一端側(L方向L1側)を支持する電極ホルダ32及び第1基板81を、軸方向一端側(L方向L1側)に集約できる。従って、電極ホルダ32及び第1基板81のそれぞれに対応する構成を、両端に分散して配置する場合に比べて、部品点数を低減した効率的な構成を実現できる。以下では、このように、複数の板状の導体部材31のすべてが軸方向一方側で支持される構造を、「複数の板状の導体部材31の片持ち支持構造」とも称する。
なお、図5に示す例では、第1基板81よりもL方向L2側に第2基板82が配置されている。第2基板82は、第1基板81に図示しない配線(ハーネスやフレキシブル基板等)を介して電気的に接続されてよい。第2基板82は、例えば後述する制御装置80に係る機能を実現してよい。
内部ケース40は、中心軸Iまわりの円筒状の形態であり、例えば樹脂等により形成されてよい。本実施例では、一例として、内部ケース40は、周方向に2分割した2ピースにより形成される。この場合、内部ケース40の径方向内側の空間に、各種構成要素を容易に組み付けることができる。
例えば、内部ケース40の径方向内側の空間には、図7に示すように、バッテリー50や振動モータ52が配置されてよい。この場合、バッテリー50や振動モータ52は、内部ケース40に係合する態様で支持されてよい。なお、バッテリー50は、外部電力による充電が可能であってよく、器具1の電源として機能する。振動モータ52は、器具1の本体部11に振動を付与する。具体的には、振動モータ52は、本体部11の外周面(及びそれに伴いターゲット部位)に伝達可能な振動を発生する振動発生部として機能する。
また、内部ケース40には、図5に示した第2基板82が支持される。なお、図7に示す例では、内部ケース40の一方側のピース(周方向に2分割した2ピースのうちの一方側)だけが示されている。図7に示す例では、内部ケース40は、径方向内側の空間を軸方向に仕切る壁部44を有する。内部ケース40は、このような壁部44を有することで高い剛性を有する。このような高い剛性によって、ターゲット部位と器具1との間に比較的強い押圧力を発生する場合でも高い耐久性を確保できる。
次に、図8を参照して、本実施例による電極部3の配置パターンについて詳しく説明する。
なお、前提として、本実施例では、上述したように、複数の板状の導体部材31の片持ち支持構造を実現するので、複数の電極部3の周方向に沿った位相は互いに異なる。
本実施例では、図8に示すように、第1電極部311~313は、周方向に沿って所定角度Δθ1ごとのピッチで配置される。所定角度Δθ1は、好ましくは、一定であり、本実施例では、120度である。なお、所定角度Δθ1は、小さい方が通電ポイントの数を増加できる点で有利であるので、部品点数やコストの観点から適宜最大化されてよい。同様に、第2電極部321~323、第3電極部331~333、及び第4電極部341~343は、それぞれ、周方向に沿って一定の所定角度Δθ1ごとのピッチで配置される。
ところで、器具1の使い方の1つとして、周方向に回転させながらターゲット部位に接触するような使い方がある。このような使い方の場合、周方向に沿って均一な態様でEMSがターゲット部位に付与される方が望ましい。例えば、ある回転区間では比較的強いEMSがターゲット部位に付与され、他の回転区間では比較的弱いEMSがターゲット部位に付与される場合、一方の区間が他の区間よりも極端に長くなると、ユーザに違和感を与えるおそれもある。このような違和感は、ある回転区間では比較的高い頻度で通電ポイントがターゲット部位に当たり、他の回転区間では比較的低い頻度で通電ポイントがターゲット部位に当たる場合に生じやすい。
これに対して、本実施例によれば、第1電極部311~313、第2電極部321~323、第3電極部331~333、及び第4電極部341~343は、上述したように、周方向に沿って一定の所定角度Δθ1ごとのピッチで配置されるので、器具1の外周面における通電ポイントの分布を均一化でき、ユーザに与えうる違和感を低減又は防止できる。すなわち、一定の周速度で器具1を転がしながら使用したときは、一定周期で通電ポイントにターゲット部位が当たるので、通電ポイントの偏りによる違和感等を低減できる構成を実現できる。
また、本実施例では、軸方向で隣り合う第1電極部311~313と第2電極部321~323とは、所定角度Δθ1の半分だけ周方向の位相がずれる態様で配置される。従って、例えば器具1を転がしながら図8のQ1部の範囲にターゲット部位を当てて使用したとき、周方向に沿って60度(所定角度Δθ1の半分)ごとに、通電ポイントが現れるので、通電ポイントの偏りによる違和感等を低減できる構成を実現できる。
同様に、本実施例では、軸方向で隣り合う第3電極部331~333と第4電極部341~343とは、所定角度Δθ1の半分だけ周方向の位相がずれる態様で配置される。従って、例えば器具1を転がしながら図8のQ2部の範囲にターゲット部位を当てて使用したとき、周方向に沿って60度(所定角度Δθ1の半分)ごとに、通電ポイントが現れるので、通電ポイントの偏りによる違和感等を低減できる構成を実現できる。
また、本実施例では、軸方向で隣り合う第2電極部321~323と第3電極部331~333とは、周方向の位相がずれる態様で配置される。このようにして、本実施例では、第1電極部311~313、第2電極部321~323、第3電極部331~333、及び第4電極部341~343は、互いに対して周方向に沿った異なる位相で配置される。すなわち、本実施例では、第1電極部311~313、第2電極部321~323、第3電極部331~333、及び第4電極部341~343は、同じ周方向位置に配置されない。
従って、例えば器具1を転がしながら図8のQ3部の範囲にターゲット部位を当てて使用したとき、周方向に沿って120度(所定角度Δθ1)ごとに、周方向に所定角度Δθ2(例えば30度)だけオフセットした通電ポイントが現れるので、通電ポイントの偏りによる違和感等を低減できる構成を実現できる。
また、本実施例では、器具1を転がしながら図8のQ1部又はQ2部の範囲にターゲット部位を当てて使用したとき、器具1を転がしながら図8のQ3部の範囲にターゲット部位を当てて使用するときとで、異なる態様でEMSをターゲット部位に付与できるので、器具1の多様な使い方を促進できる。
ところで、図2を参照して上述したように、器具1の使い方は多様であり、器具1の外周面へのターゲット部位の接触態様(軸方向及び/又は周方向の接触範囲)も多様である。また、器具1を転がしながら使う場合もあるので、周方向の接触範囲も一定とならない場合がある。
この点、本実施例では、軸方向の異なる位置に、周方向に沿って複数の電極部3を有するので、このような器具1の外周面へのターゲット部位の接触態様(軸方向及び/又は周方向の接触範囲)が多様化する場合でも、通電ポイントにターゲット部位が安定的に当たるような使い方を実現しやすくすることができる。
なお、本実施例では、一例として、図8に示すような複数の電極部3の配置パターンを実現するが、配置パターンは多種多様な態様で適宜変更されてもよい。例えば、筒状導体部20の周方向の継ぎ目部分においては、導体部材31(及びそれに伴い電極部3)が省略されてもよい。この場合、例えば、第1電極部311~313のうちの、1つだけが省略されてもよい。また、所定角度Δθ1ごとのピッチを一定とせずに、特定の周方向範囲及び/又は特定の軸方向範囲で比較的小さくなるように意図的に偏らせてもよい。例えば、特定の周方向範囲及び/又は特定の軸方向範囲に通電ポイントを密集させてもよい。また、本体部11の大きさやターゲット部位に応じて、通電ポイントのための所定角度Δθ1や軸方向で隣り合う電極部3間の位相のずれ量等は、適宜調整されてもよい。また、図9及び図11に示すような複数の電極部3の配置パターン等も可能である。図9から図11は、他の例による配置パターンの説明図である。
例えば、図9に示す配置パターンでは、図8に示す配置パターンと同様、第1電極部311~313、第2電極部321~323、第3電極部331~333、及び第4電極部341~343は、周方向に沿って一定の所定角度Δθ1ごとのピッチで配置されるが、軸方向で隣り合う電極部3間の位相差が異なる。具体的には、軸方向で隣り合う電極部3間で同じ角度(図9では所定角度Δθ2=30度)ずつずれる。
この場合、例えば器具1を転がしながら図9のQ1部、Q2部、Q3部のいずれの範囲にターゲット部位が当たるように使用したときでも、周方向に沿って120度(所定角度Δθ1)ごとに、周方向に所定角度Δθ2(例えば30度)だけオフセットした通電ポイントが現れるので、通電ポイントの偏りによる違和感等を低減できる構成を実現できる。
なお、図8に示した例は、図9に示す例に対して、Q1部、Q2部、Q3部のいずれの範囲でも、周方向に沿って同じ一定の周期で通電ポイントが現れる点で有利となりうる。
また、図10に示す配置パターンは、複数の板状の導体部材31の片持ち支持構造を実現しない場合の変形例であり、この場合、第1電極部311~313は、第3電極部331~333と同じ位相で配置され、第2電極部321~323は、第4電極部341~343と同じ位相で配置されている。ただし、図10に示す配置パターンに関しても、図10Aに模式的に示すように、複数の板状の導体部材31の片持ち支持構造を実現することも可能である。図10Aには、代表として、4つの板状の導体部材31-1’~31-4’がハッチング範囲により模式的に示されている。このように、同一の周方向位置に電極部3を形成する対の導体部材31(例えば導体部材31-1’、導体部材31-3’)について、これらが互いに重なる軸方向範囲において、対の導体部材31の一方を他方に対して周方向にオフセットすることで、片持ち支持構造を実現することも可能である。
また、図11に示す配置パターンは、第1電極部311~313は、第4電極部341~343に対して所定角度Δθ1の1/2だけ位相がずれる関係で配置される。また、第2電極部321~323は、6つの第2電極部321~326で置換され、この場合、第2電極部321~326は、第1電極部311~313のそれぞれに対して周方向両側で周方向に所定角度Δθ3(例えば20度)だけオフセットした通電ポイントを形成する。同様に、第3電極部331~333は、6つの第3電極部331~336で置換され、この場合、第3電極部331~336は、第4電極部341~343のそれぞれに対して周方向両側で周方向に所定角度Δθ3(例えば20度)だけオフセットした通電ポイントを形成する。
このように複数の電極部3の配置パターンは多種多様な態様で適宜変更されてもよい。
次に、図12から図15を参照して、図8に示した複数の電極部3の配置パターンに関して実現できる各種の電流経路(ターゲット部位を介した電極部3間を電流の経路)について説明する。なお、ここでは、図8に示した複数の電極部3の配置パターンに関する各種の電流経路を説明するが、これらの電流経路のいくつか又はすべては、図9等を参照して上述した多様な配置パターンであっても、各電極部3の位置関係に応じて同様に実現可能である。
図12は、軸方向で隣り合う2つの電極部3間をターゲット部位を介して電流が流れるときの様子を模式的に示す断面図であり、例えば図8のラインA-Aに沿った断面図に対応する。図12には、電流の流れが矢印R12で模式的に示されている。なお、図12では、一の電流の向きが示されているが、電流の向きは逆である場合もある。これは、後出の図13から図15における矢印R13から矢印R15も同様である。また、図12では、ターゲット部位は、符号1200で指示されているハッチング領域で模式的に表されている。これらは、以下の図13から図15、及び後出の図17から図19も同様である。
図8に示す例では、上述したように、第1電極部311~313と第2電極部321~323とは、互いに対して、周方向で60度だけ位相がオフセットするだけであるので、ターゲット部位がその間(第1電極部311~313のうちの1つと、当該1つに周方向で隣り合う、第2電極部321~323のうちの1つとの周方向の間)に接触することが可能である。この場合、第1電極部311~313のうちの1つと第2電極部321~323のうちの1つとの間にターゲット部位を介して電流が流れるような通電が可能である。例えば、図12に示すように、第1電極部311と、当該第1電極部311に対して周方向で60度オフセットした第2電極部321との間では、ターゲット部位を介して電流が流れるような通電が可能である。
なお、ここでは、第1電極部311~313と第2電極部321~323との間の通電(すなわち図8のQ1部に係るEMS出力)を説明したが、第3電極部331~333と第4電極部341~343との間の通電(すなわち図8のQ2部に係るEMS出力)や、第2電極部321~323と第3電極部331~333との間の通電(すなわち図8のQ3部に係るEMS出力)においても実質的に同様である。
図13は、周方向で隣り合う2つの電極部3間をターゲット部位を介して電流が流れるときの様子を模式的に示す断面図であり、例えば図8のラインB-Bに沿った断面図に対応する。図13には、電流の流れが矢印R13で模式的に示されている。なお、図13では、一の電流の向きが示されているが、電流の向きは逆である場合もある。
図8に示す例では、上述したように、第1電極部311~313が軸方向に所定角度Δθ1(120度)ごとに配置されているので、ターゲット部位がその間の筒状導体部20に接触することが可能である。この場合、図13に模式的に示すように、第1電極部311~313のうちの周方向で隣り合う2つの間にターゲット部位を介して電流が流れるような通電が可能である。なお、所定角度Δθ1を更に小さくすることで、このような通電を更に促進することは可能である。
図14は、軸方向に隣り合う4つの電極部3間で2組ごとに電流経路が形成されるときの様子を模式的に示す断面図であり、例えば図8のラインC-Cに沿った断面図に対応する。図14には、電流の流れが矢印R14で模式的に示されている。
図8に示す例では、上述したように、第1電極部311~313と第2電極部321~323とは、互いに対して、周方向で60度だけオフセットするだけであるので、ターゲット部位がその間に接触することが可能である。また、同様に、第3電極部331~333と第4電極部341~343とは、互いに対して、周方向で60度だけオフセットするだけであるので、ターゲット部位がその間に接触することが可能である。この場合、第1電極部311~313のうちの1つと第2電極部321~323のうちの1つとの間にターゲット部位を介して電流が流れるような通電が可能であるとともに、第3電極部331~333のうちの1つと第4電極部341~343のうちの1つとの間にターゲット部位を介して電流が流れるように通電が可能である。例えば、図14に示すように、第1電極部312と、当該第1電極部312に対して周方向で60度オフセットした第2電極部321との間(すなわち図8のQ1部に係るEMS出力)では、ターゲット部位を介して電流が流れるような通電が可能である。また、第3電極部331と、当該第3電極部331に対して周方向で60度オフセットした第4電極部341との間では、ターゲット部位を介して電流が流れるような通電(すなわち図8のQ2部に係るEMS出力)が可能である。
図15は、軸方向に隣り合う4つの電極部3間で2組ごとに電流経路が形成されるときの様子を模式的に示す断面図であり、例えば図8のラインC-Cに沿った断面図に対応する。図15には、電流の流れが矢印R15で模式的に示されている。
また、図8に示す例では、上述したように、第2電極部321~323と第3電極部331~333とは、互いに対して、周方向で30度だけオフセットするだけであるので、ターゲット部位がその間に接触することが可能である。従って、例えば、図15に示すように、第2電極部321と、当該第2電極部321に対して周方向で30度オフセットした第3電極部331との間では、ターゲット部位を介して電流が流れるような通電(すなわち図8のQ3部に係るEMS出力)が可能である。
また、この場合、第2電極部321~323と第3電極部331~333との間での、ターゲット部位を介して電流が流れるような通電(すなわち図8のQ3部に係るEMS出力)のみならず、図14を参照して上述した第1電極部311~313と第2電極部321~323との間での、ターゲット部位を介して電流が流れるような通電(すなわち図8のQ1部に係るEMS出力)や、図14を参照して上述した第3電極部331~333と第4電極部341~343との間での、ターゲット部位を介して電流が流れるような通電(すなわち図8のQ2部に係るEMS出力)も可能である。
ところで、上述したように、ターゲット部位へのEMSは、ターゲット部位を介して2つの電極部3間に電流が流れることで付与される。この点、ターゲット部位へのEMSの強さは、電流が同じであるとき、2つの電極部3の最小距離に応じて決まる傾向がある。
この点、本実施例によれば、各電極部3は、例えば矩形の形態であり、線状の電極部(図示せず)に比べて、比較的広い範囲(周方向及び軸方向の範囲)にわたって、隣り合う電極部3間で比較的短い最小距離を維持できる。従って、本実施例によれば、通電ポイントを中心とした比較的広い範囲にわたって適度な強度のEMSを付与できる領域とすることが可能である。すなわち、適度な強度のEMSを付与できる領域にターゲット部位が当たっている時間が長くなり、安定した体感を得られるという効果が得られる。
次に、図16以降を参照して、器具1における通電制御について説明する。
図16は、器具1の制御系のシステム構成を概略的に示す図である。図17は、通電制御の説明図であり、器具1とターゲット部位との関係を模式的に示す側面図(軸方向に沿って視た側面図)である。図17では、器具1の重力を支持する床がハッチング領域1702で模式的に示されている。これは、後出の図18も同様である。図18及び図19は、自動モードの説明図であり、図18は、器具1とターゲット部位との関係を模式的に示す斜視図である。図19は、器具1とターゲット部位との関係とともに、器具1に触れる手1900を模式的に示す側面図である。
器具1は、制御装置80を含む。制御装置80の機能は、上述した第2基板82により実現される。ただし、変形例では、制御装置80の機能は、上述した第1基板81及び第2基板82の双方により実現されてもよいし、第1基板81により実現されてもよい。
制御装置80には、加速度センサ90と、通電用の複数の出力ピン8とが電気的に接続される。
加速度センサ90は、器具1の本体部11に取り付けられ、取り付け位置に発生する加速度を検出する。加速度センサ90は、例えば軸方向と、軸方向に直交する2方向とを含む3軸方向の加速度成分を検出してもよい。
複数の出力ピン8は、第1基板81に形成されてよい。複数の出力ピン8のそれぞれは、複数の電極部3のそれぞれに対応して設けられる。出力ピン8は、第1電極部311~313に電気的に接続される第1出力ピン811~813と、第2電極部321~323に電気的に接続される第2出力ピン821~823と、第3電極部331~333に電気的に接続される第3出力ピン831~833と、第4電極部341~343に電気的に接続される第4出力ピン841~843とを含む。以下では、第1出力ピン811~813と、第2出力ピン821~823と、第3出力ピン831~833と、第4出力ピン841~843とを、特に区別しない場合は、出力ピン8という用語を用いる場合がある。
制御装置80は、コンピュータにより形成される。制御装置80は、図16に示すように、入力取得部850と、通電制御部852(第1制御部の一例)と、状態検出部854と、電極間通電検出部856と、範囲検出部858と、モータ制御部860(第2制御部の一例)と、モード設定部862とを含む。なお、入力取得部850からモード設定部862の各部は、例えばコンピュータのCPU(Central Processing Unit)が記憶装置(図示せず)内の1つ以上のプログラムを実行することで実現されてよい。
入力取得部850は、ユーザからの各種入力を取得する。本実施例では、入力取得部850は、器具1の軸方向端面に配置される入力部5(図1参照)からの入力信号に基づいて、ユーザからの各種入力を取得する。なお、入力部5(図1参照)からの入力信号は、第1基板81を介して取得されてもよい。また、入力部5は、タッチスイッチやメカニカルスイッチのようなスイッチに加えて又は代えて、音声入力部により実現されてもよい。
通電制御部852は、複数の電極部3への通電を、電極部3のそれぞれごとに互いに独立に制御する。例えば、通電制御部852は、第1出力ピン811~813のそれぞれの通電状態を制御することで、第1電極部311~313のそれぞれの通電状態を制御する。また、通電制御部852は、第2出力ピン821~823のそれぞれの通電状態を制御することで、第2電極部321~323のそれぞれの通電状態を制御する。第3電極部331~333及び第4電極部341~343についても同様である。
状態検出部854は、加速度センサ90からのセンサ情報に基づいて、器具1の本体部11の姿勢及び動きの少なくともいずれか一方を検出する。例えば、状態検出部854は、姿勢として、鉛直方向に対する器具1の中心軸Iの向き等を検出してよい。また、状態検出部854は、器具1の動きとして、中心軸Iまわりの回転の有無、回転速度、各電極部3の回転角度(例えば、鉛直方向下側となる周方向位置の角度を0度としたときの回転角度)等を検出してよい。
電極間通電検出部856は、出力ピン8の状態に基づいて、複数の電極部3間の通電状態を検出する。例えば、電極間通電検出部856は、第1出力ピン811~813、第2出力ピン821~823、第3出力ピン831~833、及び第4出力ピン841~843のそれぞれの間の抵抗値や電位差等を表す通電状態を検出する。例えば、特定の2つの電極部3間にターゲット部位を介して電流が流れている状態と、流れていない状態とでは、当該2つの電極部3に係る出力ピン8間の電位差が異なる。
範囲検出部858は、電極間通電検出部856による検出結果に基づいて、本体部11(筒状導体部20)の外周面のうちのターゲット部位に当たる周方向範囲及び軸方向範囲の少なくともいずれか一方を検出する。例えば、範囲検出部858は、ターゲット部位に当たる周方向範囲として、第1電極部311~313と第2電極部321~323の間(図8のQ1部参照)の範囲や、第3電極部331~333と第4電極部341~343の間(図8のQ2部参照)等を検出してよい。なお、変形例では、範囲検出部858は、電極間通電検出部856による検出結果に代えて又は加えて、筒状導体部20に設けられてもよい圧力センサ(図示せず)からのセンサ情報を利用して、筒状導体部20の外周面のうちのターゲット部位に当たる周方向範囲及び軸方向範囲の少なくともいずれか一方を検出してもよい。
モータ制御部860は、振動モータ52の振動を制御する。モータ制御部860は、振動モータ52の振動の周期や強弱を制御してよい。本実施例では、モータ制御部860は、通電制御部852による通電制御と協調する態様で、振動モータ52の振動を制御してもよい。例えば、モータ制御部860は、後述するモード設定部862により設定されるモードに応じて、通電制御部852とともに制御態様が変化してもよい。このような協調態様のいくつかの例については、後に説明する。
モード設定部862は、制御装置80の動作モードを設定する。モード設定部862は、ユーザから入力(入力部5を介した入力)に基づいて、動作モードを設定してもよいし、自動的に動作モードを設定してもよい。
本実施例では、一例として、複数の動作モードは、第1モードと、第2モードと、第3モードと、第4モードと、第5モードと、自動モードとを含む。なお、変形例では、これらのモードのうちの任意の1つ以上のモードが省略されてもよいし、他のモードが追加されてもよい。
第1モードは、第1電極部311~313と第2電極部321~323とを利用してEMSを発生するモードに対応する。具体的には、第1モードは、ユーザは器具1の図8のQ1部にターゲット部位を当てて、Q1部において軸方向に隣り合う2つの電極部3間を流れる電流によりEMSをターゲット部位に付与する(図12参照)のが好適なモードである。
第1モードでは、通電制御部852は、第1電極部311~313及び第2電極部321~323を介してターゲット部位にEMSが付与されるように、第1電極部311~313及び第2電極部321~323に係る通電を制御する。例えば、通電制御部852は、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、及び、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、のうちのすべて又は一部に、EMS用の電流(例えば低周波電流)が流れるように、第1電極部311~313及び第2電極部321~323に係る通電を制御する。
第1モードでは、通電制御部852は、状態検出部854による検出結果に基づいて、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、及び、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、のうちで、EMS用の電流を流す電極部3を変化させてもよい。例えば、通電制御部852は、図17に模式的に周方向範囲1700で示すように、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、及び、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、のうちの、鉛直方向の上側の周方向範囲1700内に位置する電極部3間に、EMS用の電流を発生させるための通電を実行してもよい。
なお、ユーザが器具1を転がしながら利用している場合は、鉛直方向の上側の周方向範囲1700内に位置する電極部3は変化しうる。この場合、通電制御部852は、状態検出部854により器具1の回転(転がり)が検出されている場合は、鉛直方向の上側の周方向範囲1700内に位置する電極部3が変化すると又は当該変化が予測されると、それに伴い、通電を行う電極部3を変化させる。
また、第1モードでは、通電制御部852は、範囲検出部858による検出結果に基づいて、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、及び、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、のうちの、EMS用の電流を流す電極部3を変化させてもよい。例えば、図17に模式的に周方向範囲1700とターゲット部位との位置関係を示すように、周方向範囲1700内にターゲット部位が位置する場合、通電制御部852は、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、及び、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、のうちの、周方向範囲1700内に位置する電極部3間に、EMS用の電流を発生させるための通電を実行してもよい。
なお、第1モードでは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、通電制御部852により通電が実行される軸方向範囲(すなわちQ1部に係る軸方向範囲)に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。あるいは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、ターゲット部位が接触する範囲に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。
第2モードは、第3電極部331~333と第4電極部341~343とを利用してEMSを発生するモードに対応する。具体的には、第2モードは、ユーザは器具1の図8のQ2部にターゲット部位を当てて、Q2部において軸方向に隣り合う2つの電極部3間を流れる電流によりEMSをターゲット部位に付与する(図12参照)のが好適なモードである。
第2モードは、上述した第1モードと、周方向に隣り合う電極部3が、第1電極部311~313及び第2電極部321~323と、第3電極部331~333及び第4電極部341~343とで異なる以外は、実質的に同じである。従って、第2モードは、上述した第1モードと同様の態様で実現でき、更なる説明は省略する。
なお、第2モードでは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、通電制御部852により通電が実行される軸方向範囲(すなわちQ2部に係る軸方向範囲)に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。あるいは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、ターゲット部位が接触する範囲に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。
第3モードは、第1電極部311~313を利用してEMSを発生するモードに対応する。具体的には、第3モードは、ユーザは器具1の図8のQ0部(第1軸方向位置SC1)にターゲット部位を当てて、Q1部において周方向に隣り合う2つの電極部3間を流れる電流によりEMSをターゲット部位に付与する(図13参照)のが好適なモードである。
第3モードでは、通電制御部852は、第1電極部311~313のうちの、周方向で隣り合う2つの電極部3を介してターゲット部位にEMSが付与されるように、第1電極部311~313に係る通電を制御する。例えば、通電制御部852は、第1電極部311と第1電極部312との間、第1電極部312と第1電極部313との間、及び、第1電極部313と第1電極部311との間、のうちのすべて又は一部に、EMS用の電流(例えば低周波電流)が流れるように、第1電極部311~313に係る通電を制御する。
第3モードでも、上述した第1モード等と同様に、通電制御部852は、状態検出部854による検出結果に基づいて、第1電極部311と第1電極部312との間、第1電極部312と第1電極部313との間、及び、第1電極部313と第1電極部311との間、のうちで、EMS用の電流を流す電極部3を変化させてもよい。例えば、通電制御部852は、図17に模式的に周方向範囲1700で示すように、第1電極部311と第1電極部312との間、第1電極部312と第1電極部313との間、及び、第1電極部313と第1電極部311との間、のうちの、鉛直方向の上側の周方向範囲1700内に位置する電極部3間に、EMS用の電流を発生させるための通電を実行してもよい。
また、第3モードでも、上述した第1モード等と同様に、通電制御部852は、範囲検出部858による検出結果に基づいて、第1電極部311と第1電極部312との間、第1電極部312と第1電極部313との間、及び、第1電極部313と第1電極部311との間、のうちの、EMS用の電流を流す電極部3を変化させてもよい。例えば、図17に模式的に周方向範囲1700とターゲット部位との位置関係を示すように、周方向範囲1700内にターゲット部位が位置する場合、通電制御部852は、第1電極部311と第1電極部312との間、第1電極部312と第1電極部313との間、及び、第1電極部313と第1電極部311との間、のうちの、周方向範囲1700内に位置する電極部3間に、EMS用の電流を発生させるための通電を実行してもよい。
なお、第3モードでは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、通電制御部852により通電が実行される軸方向範囲(すなわちQ1部に係る軸方向範囲)に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。あるいは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、ターゲット部位が接触する範囲に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。
なお、ここで説明した第3モードは、第1電極部311~313を利用してEMSを発生するモードであるが、第1電極部311~313に代えて、第2電極部321~323や第3電極部331~333、第4電極部341~343を利用した同様のモードを実現することも可能である。
第4モードは、第1電極部311~313~第4電極部341~343を利用してEMSを発生するモードに対応する。具体的には、第4モードは、ユーザは器具1の図8のQ1部及びQ2部にターゲット部位を当てて、Q1部及びQ2部のそれぞれにおいて周方向に隣り合う2つの電極部3間を流れる各電流によりEMSをターゲット部位に同時に付与する(図14参照)のが好適なモードである。
第4モードでは、通電制御部852は、第1電極部311~313及び第2電極部321~323を介してターゲット部位にEMSが付与され、かつ、第3電極部331~333及び第4電極部341~343を介してターゲット部位にEMSが付与されるように、第1電極部311~313~第4電極部341~343に係る通電を制御する。例えば、通電制御部852は、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、及び、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、のうちのすべて又は一部に、EMS用の電流(例えば低周波電流)が流れるように、第1電極部311~313及び第2電極部321~323に係る通電を制御する。また、これと同時に、通電制御部852は、第4電極部341と第3電極部331又は332との間、第4電極部342と第3電極部332又は333との間、及び、第4電極部343と第3電極部333又は331との間、のうちのすべて又は一部に、EMS用の電流(例えば低周波電流)が流れるように、第3電極部331~333及び第4電極部341~343に係る通電を制御する。
第4モードでも、上述した第1モード等と同様に、通電制御部852は、状態検出部854による検出結果に基づいて、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、第4電極部341と第3電極部331又は332との間、第4電極部342と第3電極部332又は333との間、及び、第4電極部343と第3電極部333又は331との間、のうちで、EMS用の電流を流す電極部3を変化させてもよい。例えば、通電制御部852は、図17に模式的に周方向範囲1700で示すように、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、第4電極部341と第3電極部331又は332との間、第4電極部342と第3電極部332又は333との間、及び、第4電極部343と第3電極部333又は331との間、のうちの、鉛直方向の上側の周方向範囲1700内に位置する電極部3間に、EMS用の電流を発生させるための通電を実行してもよい。
また、第4モードでも、上述した第1モード等と同様に、通電制御部852は、範囲検出部858による検出結果に基づいて、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、第4電極部341と第3電極部331又は332との間、第4電極部342と第3電極部332又は333との間、及び、第4電極部343と第3電極部333又は331との間、のうちの、EMS用の電流を流す電極部3を変化させてもよい。例えば、図17に模式的に周方向範囲1700とターゲット部位との位置関係を示すように、周方向範囲1700内にターゲット部位が位置する場合、通電制御部852は、第1電極部311と第2電極部321又は323との間、第1電極部312と第2電極部321又は322との間、第1電極部313と第2電極部322又は323との間、第4電極部341と第3電極部331又は332との間、第4電極部342と第3電極部332又は333との間、及び、第4電極部343と第3電極部333又は331との間、のうちの、周方向範囲1700内に位置する電極部3間に、EMS用の電流を発生させるための通電を実行してもよい。
なお、第4モードでは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、通電制御部852により通電が実行される軸方向範囲(すなわちQ1部及びQ2部に係る軸方向範囲)に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。あるいは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、ターゲット部位が接触する範囲に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。
第5モードは、第1電極部311~313~第4電極部341~343を利用してEMSを発生するモードに対応する。具体的には、第5モードは、ユーザは器具1の図8のQ1部、Q2部及びQ3部にターゲット部位を当てて、Q1部、Q2部及びQ3部のそれぞれにおいて周方向に隣り合う2つの電極部3間を流れる各電流によりEMSをターゲット部位に同時に付与する(図15参照)のが好適なモードである。
第5モードは、上述した第4モードと、周方向に隣り合う電極部3の組数が増えた以外は、実質的に同じである。従って、第5モードは、上述した第4モードと同様の態様で実現でき、更なる説明は省略する。
なお、第5モードでは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、通電制御部852により通電が実行される軸方向範囲(すなわちQ1部、Q2部及びQ3部に係る軸方向範囲)に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。あるいは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、ターゲット部位が接触する範囲に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。
自動モードは、第1電極部311~313~第4電極部341~343のうちの、EMS用の電流を発生させるための通電を行う電極部3を通電制御部852が自動的に決定するモードである。
自動モードでは、通電制御部852は、範囲検出部858による検出結果に基づいて、上述した第1モードから第5モードのいずれか1つの動作モードを自動的に設定する。例えば、図18に模式的に示すように、器具1の軸方向全体のうちの、ターゲット部位が接触する軸方向範囲が、Q2部に対応する場合、通電制御部852は、第2モードで動作する。また、図18に模式的に示すように、器具1の周方向全体のうちの、ターゲット部位が接触する周方向範囲が鉛直方向の上側である場合、通電制御部852は、現在の動作モード(第1モードから第5モードのうちの1つ)において、ターゲット部位が接触する周方向範囲に位置する電極部3間だけに、EMS用の電流を発生させるための通電を行う。
なお、自動モードでは、モータ制御部860は、器具1の外周面全体のうちの、ターゲット部位が接触する範囲(軸方向範囲及び周方向範囲)に、他の範囲より強い振動が付与されるように、振動を発生させてもよい。
このように本実施例によれば、上述したように、複数の電極部3がそれぞれ独立して通電が可能であるので、多様な動作モードを実現できる。これにより、器具1の多様な使い方(図2参照)に対応して、それぞれの使い方に応じた最適な通電パターンを実現することが容易となる。また、例えば上述した第1モード等のような動作モードでは、第1電極部311~313~第4電極部341~343のうちの、一部の電極部3にだけしか通電が実行されないので、省電力化を図ることもできる。
また、本実施例によれば、上述したように、器具1の軸方向全体のうちの、EMSの出力範囲を、一部の軸方向範囲にだけに制限できる。例えば、ユーザが第1モードを設定した場合には、第3軸方向位置SC3や第4軸方向位置SC4に、ターゲット部位以外の部位(図19の場合、手1900)が器具1の外周面に接触した場合でも、当該手1900にEMSが付与されることを防止できる。これにより、例えば、図19に模式的に示すように、一のユーザのターゲット部位上で器具1を他の一のユーザの手を借りて転がすような使用態様も可能となる。
また、本実施例によれば、範囲検出部858による検出結果に基づいて、器具1の周方向全体のうちの、EMSの出力範囲を、ターゲット部位が接触する周方向範囲に制限できるので、例えば図19に模式的に示すように、ターゲット部位以外の部位(図19の場合、手1900)が器具1の外周面に接触した場合でも、当該手1900にEMSが付与される可能性を低減できる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、複数の電極部3は、4通りの異なる軸方向位置(図8の第1軸方向位置SC1から第4軸方向位置SC4参照)に形成されるが、これに限られない。例えば、複数の電極部3は、一の軸方向位置だけに形成されてもよい。この場合、複数の電極部3は、周方向に沿って配置されるので、図13を参照して上述したような態様でターゲット部位にEMSを付与できる。
また、上述した実施例では、一の軸方向位置(例えば第1軸方向位置SC1)に複数の電極部3が周方向で間隔をおいて配置されているが、これに限られない。例えば、一の軸方向位置に、リング状又はC字状の比較的広い周方向範囲をカバーする一の電極部が設けられてもよい。
1 器具
3 電極部
5 入力部
8 出力ピン
11 本体部
20 筒状導体部
30 内部電極構造
31 導体部材
32 電極ホルダ
40 内部ケース
41 溝部(凹部)
44 壁部
50 バッテリー
52 振動モータ
80 制御装置
81 第1基板
82 第2基板
90 加速度センサ
311~313 第1電極部
321~326 第2電極部
331~336 第3電極部
341~343 第4電極部
811~813 第1出力ピン
821~823 第2出力ピン
831~833 第3出力ピン
841~843 第4出力ピン
850 入力取得部
852 通電制御部
854 状態検出部
856 電極間通電検出部
858 範囲検出部
860 モータ制御部
862 モード設定部

Claims (20)

  1. ユーザのターゲット部位に接触可能な外周面を有する筒状の本体部と、
    前記本体部の外周面に設けられる2つ以上の電極部と、
    前記2つ以上の電極部への通電を、前記2つ以上の電極部のそれぞれごとに互いに独立に制御する第1制御部と、を含む、器具。
  2. 前記2つ以上の電極部は、
    前記本体部の軸方向に沿った第1軸方向位置で周方向に沿って配置される2つ以上の第1電極部と、
    前記本体部の軸方向に沿った前記第1軸方向位置とは異なる第2軸方向位置で、周方向に沿って配置される2つ以上の第2電極部とを含む、請求項1に記載の器具。
  3. 前記2つ以上の第1電極部と前記2つ以上の第2電極部とは、それぞれ、互いに対して周方向に沿った異なる位相で配置される、請求項2に記載の器具。
  4. 前記2つ以上の第1電極部は、周方向に沿って所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第2電極部は、周方向に沿って前記所定角度ごとのピッチで配置される、請求項2又は3に記載の器具。
  5. 前記所定角度は一定であり、
    前記2つ以上の第1電極部は、前記2つ以上の第2電極部に対して、周方向に沿った位相が前記所定角度の半分だけずれる、請求項4に記載の器具。
  6. 前記第1制御部は、前記2つ以上の第1電極部のそれぞれと、前記2つ以上の第2電極部のそれぞれとの間の組み合わせを変化させながら、前記組み合わせに係る前記第1電極部と前記第2電極部との間にターゲット部位を介して電流が流れるように通電を行う動作モードを有する、請求項2から5のうちのいずれか1項に記載の器具。
  7. 前記第1制御部は、前記2つ以上の第1電極部のうちの、周方向に沿って互いに隣り合う2つの第1電極部の組み合わせを変化させながら、前記組み合わせに係る2つの第1電極部間にターゲット部位を介して電流が流れるように通電を行う動作モードを有する、請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の器具。
  8. 前記2つ以上の電極部は、前記本体部の軸方向に沿った前記第1軸方向位置及び前記第2軸方向位置とは異なる第3軸方向位置に、2つ以上の第3電極部を更に含み、
    前記2つ以上の第1電極部と前記2つ以上の第2電極部と前記2つ以上の第3電極部とは、それぞれ、互いに対して周方向に沿った異なる位相で配置される、請求項2又は3に記載の器具。
  9. 軸方向の一端側から、前記第1軸方向位置、前記第2軸方向位置、及び前記第3軸方向位置の順に設定され、
    前記第1制御部は、前記2つ以上の第1電極部のそれぞれと、前記2つ以上の第2電極部のそれぞれとの間の組み合わせ、前記2つ以上の第2電極部のそれぞれと、前記2つ以上の第3電極部のそれぞれとの間の組み合わせのうちの、少なくともいずれか一方の組み合わせを変化させながら、前記組み合わせに係る電極部間にターゲット部位を介して電流が流れるように通電を行う動作モードを有する、請求項8に記載の器具。
  10. 前記2つ以上の電極部は、前記本体部の軸方向に沿った前記第1軸方向位置、前記第2軸方向位置、及び前記第3軸方向位置とは異なる第4軸方向位置に、2つ以上の第4電極部を更に含み、
    前記2つ以上の第1電極部と前記2つ以上の第2電極部と前記2つ以上の第3電極部と前記2つ以上の第4電極部とは、それぞれ、互いに対して周方向に沿った異なる位相で配置される、請求項8又は9に記載の器具。
  11. 軸方向の一端側から、前記第1軸方向位置、前記第2軸方向位置、前記第3軸方向位置、及び前記第4軸方向位置の順に設定され、
    前記2つ以上の第1電極部は、周方向に沿って一定の所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第2電極部は、周方向に沿って前記所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第3電極部は、周方向に沿って前記所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第4電極部は、周方向に沿って前記所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第1電極部は、前記2つ以上の第2電極部に対して、周方向に沿った位相が前記所定角度の半分だけずれ、
    前記2つ以上の第3電極部は、前記2つ以上の第4電極部に対して、周方向に沿った位相が前記所定角度の半分だけずれる、請求項10に記載の器具。
  12. 前記2つ以上の電極部は、
    前記本体部の軸方向に沿った前記第1軸方向位置及び前記第2軸方向位置とは異なる第3軸方向位置に、2つ以上の第3電極部と、
    前記本体部の軸方向に沿った前記第1軸方向位置、前記第2軸方向位置、及び前記第3軸方向位置とは異なる第4軸方向位置に、2つ以上の第4電極部とを更に含み、
    軸方向の一端側から、前記第1軸方向位置、前記第2軸方向位置、前記第3軸方向位置、及び前記第4軸方向位置の順に設定され、
    前記2つ以上の第1電極部は、周方向に沿って一定の所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第2電極部は、周方向に沿って前記所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第3電極部は、周方向に沿って前記所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第4電極部は、周方向に沿って前記所定角度ごとのピッチで配置され、
    前記2つ以上の第1電極部は、前記2つ以上の第2電極部に対して、周方向に沿った位相が前記所定角度の半分だけずれ、
    前記2つ以上の第3電極部は、前記2つ以上の第4電極部に対して、周方向に沿った位相が前記所定角度の半分だけずれ、
    前記2つ以上の第1電極部と前記2つ以上の第3電極部とは、周方向に沿った位相が同じである、請求項2又は3に記載の器具。
  13. 前記第1制御部は、前記2つ以上の第3電極部のそれぞれと、前記2つ以上の第4電極部のそれぞれとの間の組み合わせを変化させながら、前記組み合わせに係る前記第3電極部と前記第4電極部との間にターゲット部位を介して電流が流れるように通電を行う動作モードを有する、請求項10~12のうちのいずれか1項に記載の器具。
  14. 前記第1制御部は、前記2つ以上の第1電極部のそれぞれと、前記2つ以上の第2電極部のそれぞれとの間の組み合わせを変化させるとともに、前記2つ以上の第3電極部のそれぞれと、前記2つ以上の第4電極部のそれぞれとの間の組み合わせを変化させながら、前記組み合わせに係る前記第1電極部と前記第2電極部との間にターゲット部位を介して電流が流れるとともに、前記組み合わせに係る前記第3電極部と前記第4電極部との間にターゲット部位を介して電流が流れるように通電を行う動作モードを有する、請求項13に記載の器具。
  15. 前記本体部に設けられ、前記本体部に生じる加速度を検出する加速度センサを更に含み、
    前記第1制御部は、前記加速度センサからのセンサ情報に基づいて、前記2つ以上の電極部への通電を制御する、請求項1から14のうちのいずれか1項に記載の器具。
  16. 前記第1制御部は、前記加速度センサからのセンサ情報に基づいて、前記2つ以上の電極部のうちの、一部の電極部のみに通電を行う、請求項15に記載の器具。
  17. 前記一部の電極部は、周方向に沿った一部の周方向範囲内に設けられる電極部である、請求項16に記載の器具。
  18. 前記加速度センサからのセンサ情報に基づいて、前記本体部の姿勢及び動きの少なくともいずれか一方を検出する状態検出部を更に含み、
    前記第1制御部は、前記状態検出部による検出結果に基づいて、前記一部の電極部を決定する、請求項16又は17に記載の器具。
  19. 前記本体部の外周面のうちのユーザのターゲット部位に当たる周方向範囲及び軸方向範囲の少なくともいずれか一方を検出する範囲検出部を更に含み、
    前記第1制御部は、前記範囲検出部による検出結果に基づいて、前記一部の電極部を決定する、請求項16又は17に記載の器具。
  20. 前記2つ以上の電極部は、それぞれ、軸方向に延在する板状の導体部材の軸方向端部に形成され、
    前記板状の導体部材を覆い、前記本体部の外周面を形成する導電性ゴムを含み、
    前記第1制御部は、複数の前記導体部材の軸方向一端に電気的に接続される給電部と、前記給電部に電気的に接続される処理装置とを含む、請求項1から19のうちのいずれか1項に記載の器具。
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