JP2022147456A - コンテントの出力制御装置、出力制御方法及び出力制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】音声コンテントの管理を容易に行うことができ、仕様や設計の変更容易性及び品質向上を図る。【解決手段】音声出力制御装置1は、ゾーンに音声コンテントを割当てる場合の基本的な調停を定義した調停ポリシーと、制約式とを含むルール定義を記憶する記憶部7と、アプリケーションからの音声コンテントの出力要求を受け付けると、ルール定義にしたがってルールベース調停を満たすように音声コンテントの調停を行う調停部8と、調停部により音声コンテントの調停が行われたことでゾーンに割当てられた音声コンテントの出力を制御する音声出力制御部9と、を備える。記憶部は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義を記憶する。調停部は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、コンテントの出力制御装置、出力制御方法及び出力制御プログラムに関する。
複数の音声コンテントの出力要求を同時に受け付けると、出力の調停を行う手法が供されている。例えば特許文献1には、複数の音声コンテントの価値を比較し、価値が高い方の音声コンテントを優先的に出力し、且つ音声コンテントに対応する表示コンテントが出力されているか否かを判定し、判定結果に応じて音声コンテントの価値を可変設定する手法が開示されている。この手法では、表示コンテントの出力に応じて柔軟な音声コンテントの出力スケジュールの調整を行い、音声コンテントの情報価値に応じて柔軟な調停を行う。
又、コンテントの増加に伴うマトリクス設計の大規模化や複雑化を解決する手法として、ルールベース調停を行う手法が供されている。例えば特許文献2には、表示コンテントの出力要求を受け付けると、制約式(命題論理)を満たすようにエリアにコンテントを割当てる手法が開示されている。この手法では、エリアの調停ポリシーに応じて表示コンテントの価値を決定し、エリアの優先度にしたがってエリアに表示コンテントを割当てて制約式の評価を行う。制約式の左辺が確定する前に右辺が確定する場合には、右辺のエリアに表示コンテントの再割当てを行う。
特許文献1では、音声コンテントに対応する表示コンテントの出力結果にしたがって音声コンテントの価値を可変設定することで柔軟な調停を行う。しかしながら、音声コンテント同士の調停は音声コンテントの価値の大小によって決まるので、例えば価値の低い音声コンテントAと価値の高い音声コンテントBの出力要求を同時に受け付けると、これらの音声コンテント同士の関係を、「音声コンテントA<音声コンテントB」とする調停を行うことはできない。
又、特許文献2では、表示コンテント同士の例外的な関係をルール定義する制約式により柔軟な調停を行う。しかしながら、音声コンテント特有の要件が考慮されておらず、例えば音楽コンテントを出力中に割込み音声コンテントの出力要求を受け付けたときに、音楽の音量を下げるという要件に対して制御することができない。又、音声コンテントは時間経過にしたがって内容が変化するので、音声コンテントを最初から出力するのか途中から出力するのかを決める必要がある。このような音声コンテント特有の要件を音声コンテント毎に管理していると、同じロジックを音声コンテント毎に用意する必要があり、管理及び実装が複雑になる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、音声コンテントの管理を容易に行うことができ、仕様や設計の変更容易性及び品質向上を図ることができるコンテントの出力制御装置、出力制御方法及び出力制御プログラムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、記憶部(7)は、ゾーンに音声コンテントを割当てる場合の基本的な調停を定義した調停ポリシーと、制約式とを含むルール定義を記憶する。調停部(8)は、アプリケーションからの音声コンテントの出力要求を受け付けると、ルール定義にしたがってルールベース調停を満たすように音声コンテントの調停を行う。音声出力制御部(9)は、調停部により音声コンテントの調停が行われたことでゾーンに割当てられた音声コンテントの出力を制御する。記憶部は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義を記憶する。調停部は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。
音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義を記憶し、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行うようにした。これにより、音声コンテントの管理を容易に行うことができ、仕様や設計の変更容易性及び品質向上を図ることができる。
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、音声出力制御装置1は、車両に搭載されており、車室内への音声コンテントの出力を制御する。音声出力制御装置1はコンテントの出力制御装置に相当する。音声コンテントは、例えばナビ音声コンテント、音楽コンテント、割込み音声コンテント等であり、音声出力制御装置1は、これらの音声コンテントの出力を制御することで、ナビ音声、音楽、警告音等を、運転者を含む乗員に提供する。
車室内の所定部位には複数の音声出力装置2~4が配置されている。第1音声出力装置2は、例えば運転席付近に配置され、運転者に向けて音声コンテントを出力するための運転席スピーカである。第2音声出力装置3は、例えば助手席付近に配置され、助手席の乗員に向けて音声コンテントを出力するための助手席スピーカである。第3音声出力装置4は、例えば後席付近に配置され、後席の乗員に向けて音声コンテントを出力するための後席スピーカである。
音声出力制御装置1は、制御部5と、入出力I/F6とを有する。制御部5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/O(Input/Output)等を含むマイクロコンピュータを有しており、非遷移的実体的記憶媒体に格納されている出力制御プログラムを実行する。
音声出力制御装置1には複数のアプリケーションA~Cが予め記憶されている。各アプリケーションA~Cは、音声コンテントの出力要求が発生すると、出力対象の音声出力装置、ゾーン及び音声コンテントを示すAPP(APPlication)要求オンを制御部5に割込み出力する。
制御部5は、記憶部7と、調停部8と、音声出力制御部9とを備える。制御部5は、出力制御プログラムを実行することにより、音声出力制御装置1の動作を制御する。記憶部7は、ルール定義を記憶している。ルール定義は、ゾーンにコンテントに割当てる場合の基本的な調停を定義した調停ポリシーと、例外的に満たすべき性質を記述した制約式とを含む。調停ポリシーは、ゾーンに対する調停のポリシーを決める値であり、後勝ち調停、先勝ち調停、優先度後勝ち調停、優先度先勝ち調停の4つのポリシーを含む。制約式は、1つに限定されることはなく、仕様開発者の意図に応じて設けられない場合もあるし複数設けられる場合もある。
調停部8は、アプリケーションからの出力要求を受け付けると、ルール定義にしたがってルールベース調停を満たすように音声コンテントの調停を行う(調停手順に相当する)。音声出力制御部9は、入出力I/F6を介して各種ECU10、各種センサ11、各種スイッチ12、自動運転制御装置13等と例えばCAN(Controller Area Network)等の車載ネットワーク14により接続されている。音声出力制御部9は、調停部8により所定のゾーンに割当てられた音声コンテントの出力を制御する(音声出力制御手順に相当する)。調停ロジックはライブラリとして作成することができ、ルール定義をライブラリに登録又は変更することによりルールベース調停を任意に設定することができる。
ゾーンに音声コンテントを割当てる場合、異なるアプリケーションが同時にAPP要求オンを出力する場合があり、このような場合に調停が必要となる。尚、「同時」とは時間的に同時という意味ではなく、アプリケーションからAPP要求オンが出力された場合に、他のアプリケーションの音声コンテントが既に出力されている状態を意味する。
異なるアプリケーションが同時にAPP要求オンを出力すると、ゾーンに出力する音声コンテントを調停する必要がある。何れの音声コンテントを何れのゾーンに出力するのかという全ての振る舞いを定義する構成では、音声コンテントの数が多くなると、振る舞いの全てを定義することが困難となる。このような事情から、本実施形態では、何れの音声コンテントを何れのゾーンに出力するかを抽象化して表したルールベース調停を採用している。以下、音声の調停のルール定義について説明する。
音声の調停におけるルール定義として、ゾーン、音声コンテント、制約式、APP要求の項目がある。
(1)ゾーン
ゾーンは、音声コンテントの出力先を定義したルールであり、調停結果により1ゾーンに対して高々1コンテントが割当てられる。
ゾーンは、以下のルール定義にしたがう。
ゾーンは、割当てられた音声コンテントを取得する。
ゾーンは、調停ポリシーを持つ。
ゾーンは、自身に所属している音声コンテントを参照する。
各ゾーンは図2に示すプロパティを持つ。図3に示すように、ゾーン毎に優先度及び調停ポリシーが設定される。図3の例示では、割込み音声ゾーンA、割込み音声ゾーンB、割込み音声ゾーンCの順序で優先度が高い場合を例示している。
(1)ゾーン
ゾーンは、音声コンテントの出力先を定義したルールであり、調停結果により1ゾーンに対して高々1コンテントが割当てられる。
ゾーンは、以下のルール定義にしたがう。
ゾーンは、割当てられた音声コンテントを取得する。
ゾーンは、調停ポリシーを持つ。
ゾーンは、自身に所属している音声コンテントを参照する。
各ゾーンは図2に示すプロパティを持つ。図3に示すように、ゾーン毎に優先度及び調停ポリシーが設定される。図3の例示では、割込み音声ゾーンA、割込み音声ゾーンB、割込み音声ゾーンCの順序で優先度が高い場合を例示している。
(2)音声コンテント
音声コンテントは、以下のルール定義にしたがう。
音声コンテントは、ゾーンに対して割当てられる。
音声コンテントは、自らを出力可能なゾーンを1つ以上参照する。
音声コンテントは、必ず1つ以上の状態を持つ。
音声コンテントは、1コンテントに複数の状態を持つことができ、複数の状態を持っている場合、それぞれの状態は排他的であり必ず1つの状態でしか一度に出力できない。音声コンテントと状態とゾーンの関係は図4に示す通りとなる。音声コンテントは図5に示すプロパティを持つ。
音声コンテントは、以下のルール定義にしたがう。
音声コンテントは、ゾーンに対して割当てられる。
音声コンテントは、自らを出力可能なゾーンを1つ以上参照する。
音声コンテントは、必ず1つ以上の状態を持つ。
音声コンテントは、1コンテントに複数の状態を持つことができ、複数の状態を持っている場合、それぞれの状態は排他的であり必ず1つの状態でしか一度に出力できない。音声コンテントと状態とゾーンの関係は図4に示す通りとなる。音声コンテントは図5に示すプロパティを持つ。
音声コンテントには調停負け時の振る舞いを定義する。調停負け時の振る舞いは、音声コンテントが調停負けしたときに出力要求を継続するか、又は取下げるか、出力状態から非出力状態になったときに出力要求を取下げるかである。尚、調停負けした相手のコンテントの指定はせずに一律の動作となる。例えばナビ音声コンテントは、APP要求オンを出力したタイミングで調停勝ちできなければ、その後に出力条件が成立したタイミングでナビ音声を出力しても該当の交差点を通り過ぎている可能性が高いので、調停負け時の振る舞いとして出力要求を取下げる設定にする。図6に示す要件に対し、図7に示すルールベース調停にしたがってゾーン及び音声コンテントを定義する。
(3)制約式
制約式は、調停中又は調停後において満たすべき性質を記述したルールである。調停結果を制約式で抑制することにより、調停ポリシーや優先度では表現し得ない詳細な調停を実現することができる。例えば割込み音声抑制モードはドライバー席割込みゾーンに出力する音声コンテントであり、割込み音声抑制モードが出力されている場合、ドライバー席以外の割込みゾーンには出力しないという要件が存在する。調停ポリシーはゾーン単位でしか定義できないルールであるので、複数のゾーン間の調停を実現するには制約式を使用する。
制約式は、調停中又は調停後において満たすべき性質を記述したルールである。調停結果を制約式で抑制することにより、調停ポリシーや優先度では表現し得ない詳細な調停を実現することができる。例えば割込み音声抑制モードはドライバー席割込みゾーンに出力する音声コンテントであり、割込み音声抑制モードが出力されている場合、ドライバー席以外の割込みゾーンには出力しないという要件が存在する。調停ポリシーはゾーン単位でしか定義できないルールであるので、複数のゾーン間の調停を実現するには制約式を使用する。
制約式は述語論理に基づく記法により記述する。例えば
Constraint 割込み音声抑制モードとD席以外の割込みゾーン {
description: "[音声]割込み音声抑制モード出力中はD席以外の割込みゾーンに出力しない"
runtime: true
割込み音声抑制モード.isSounding() -> !D席以外の割込みゾーン.isOutputted()
}
は、「割込み音声抑制モードが出力中(isSounding)ならば、D席以外の割込みゾーンには出力しない」を意味する。調停ロジックは、この制約式を満たすように動作し、調停結果を生成する。
Constraint 割込み音声抑制モードとD席以外の割込みゾーン {
description: "[音声]割込み音声抑制モード出力中はD席以外の割込みゾーンに出力しない"
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割込み音声抑制モード.isSounding() -> !D席以外の割込みゾーン.isOutputted()
}
は、「割込み音声抑制モードが出力中(isSounding)ならば、D席以外の割込みゾーンには出力しない」を意味する。調停ロジックは、この制約式を満たすように動作し、調停結果を生成する。
図8は、表示調停と音声調停で使える制約の代表例を示している。表示調停の「エリア」と音声調停の「ゾーン」が同じ意味合いである。
次に、調停ロジックについて説明する。
(a)調停ロジック全体の振る舞い
図9に示すように、音声出力制御装置1は、調停処理を行い、ゾーンに音声コンテントを割当て(S1)、全制約式を評価し、調停処理に成功したかチェックする(S2)。音声出力制御装置1は、全制約式を満たしたと判定し、調停処理に成功したと判定すると(S3:YES)、結果に調停成功を設定し、割当てを確定する(S4)。音声出力制御装置1は、何れか1つでも制約式を満たしていないと判定し、調停処理に失敗したと判定すると(S3:NO)、結果に調停失敗を設定する(S5)。音声出力制御装置1は、後処理を行い、要求の状態を変化させる(S6)。
(a)調停ロジック全体の振る舞い
図9に示すように、音声出力制御装置1は、調停処理を行い、ゾーンに音声コンテントを割当て(S1)、全制約式を評価し、調停処理に成功したかチェックする(S2)。音声出力制御装置1は、全制約式を満たしたと判定し、調停処理に成功したと判定すると(S3:YES)、結果に調停成功を設定し、割当てを確定する(S4)。音声出力制御装置1は、何れか1つでも制約式を満たしていないと判定し、調停処理に失敗したと判定すると(S3:NO)、結果に調停失敗を設定する(S5)。音声出力制御装置1は、後処理を行い、要求の状態を変化させる(S6)。
(b)調停処理の動作
図10に示すように、音声出力制御装置1は、優先度の高い順に調停対象ゾーンとし(S11)、調停対象ゾーンがあれば(S12)、ゾーンの調停に移行する。音声出力制御装置1は、ゾーンの調停では、調停ポリシーに基づきゾーン内の調停対象の音声コンテントの順序を決める(S13)。尚、調停対象ゾーンがなければ、ループ終了となる。音声出力制御装置1は、ゾーン内に調停対象の音声コンテントがあれば(S14)、ゾーンに音声コンテントを割当てる(S15)。尚、調停対象ゾーンがなければ、ループ終了となる。
図10に示すように、音声出力制御装置1は、優先度の高い順に調停対象ゾーンとし(S11)、調停対象ゾーンがあれば(S12)、ゾーンの調停に移行する。音声出力制御装置1は、ゾーンの調停では、調停ポリシーに基づきゾーン内の調停対象の音声コンテントの順序を決める(S13)。尚、調停対象ゾーンがなければ、ループ終了となる。音声出力制御装置1は、ゾーン内に調停対象の音声コンテントがあれば(S14)、ゾーンに音声コンテントを割当てる(S15)。尚、調停対象ゾーンがなければ、ループ終了となる。
音声出力制御装置1は、制約式を評価し(S16)、制約式を満たしたか否かを判定し(S17)、制約式を満たしたと判定すると(S17:YES)、ゾーンの調停から抜け出る。音声出力制御装置1は、制約式を満たさなかったと判定すると(S17:NO)、含意の右辺が既に決定していて次に左辺を決定するケースがあったか否かを判定する(S18)。音声出力制御装置1は、ケースがあったと判定すると(S18:YES)、含意の右辺に関わるゾーンが既に再調停済みであるか否かを判定する(S19)。
音声出力制御装置1は、ケースがなかったと判定すると(S18:NO)、又はケースがあったが、含意の右辺に関わるゾーンが既に再調停済みであると判定すると(S19:YES)、コンテントの割当てを解除し(S21)、次のゾーン内の調停対象の音声コンテントへ移行し(S22)、ゾーンの調停から抜け出る。
一方、音声出力制御装置1は、含意の右辺に関わるゾーンが未だ再調停済みでないと判定すると(S19:NO)、含意の右辺に関わるゾーンを調停対象ゾーンの次の順に追加する(S20)。音声出力制御装置1は、次の調停対象ゾーンに移行するループが全て終わり、調停対象ゾーンがなくなったと判定すると(S23)、最後に全部のゾーンを再調停せず1回のみ調停する(S24)。
(4)APP要求
APP要求は、アプリケーションからの要求として音声コンテント×状態の値を調停ロジックに渡す。要求は同時に発生することなく、必ず順番を伴う。調停ロジックの動作トリガはアプリケーションからの要求がトリガとなり、要求毎に調停を行う。調停を行っている途中でアプリケーションからの要求があった場合、要求を保持しておいて現在の調停後に再度その要求の調停を行う。要求は順番に保持する。又、調停後に要求の状態を変化させる負け時アクション判定処理制約式や音声コンテントプロパティのloserTypeの影響を受ける。APP要求の概念は図11に示す通りとなる。
APP要求は、アプリケーションからの要求として音声コンテント×状態の値を調停ロジックに渡す。要求は同時に発生することなく、必ず順番を伴う。調停ロジックの動作トリガはアプリケーションからの要求がトリガとなり、要求毎に調停を行う。調停を行っている途中でアプリケーションからの要求があった場合、要求を保持しておいて現在の調停後に再度その要求の調停を行う。要求は順番に保持する。又、調停後に要求の状態を変化させる負け時アクション判定処理制約式や音声コンテントプロパティのloserTypeの影響を受ける。APP要求の概念は図11に示す通りとなる。
本実施形態では、記憶部7は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義として、音量に関するルール定義、振る舞いに関するルール定義を記憶する。以下、音量に関するルール定義、振る舞いに関するルール定義について説明する。
(1)音量に関するルール定義
調停部8は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義として、音量に関するルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。例えば音楽コンテントは音楽ゾーンに出力する音声コンテントであり、割込み音声コンテントが出力されている場合、音楽ゾーンのボリュームを下げる(アッテネート)という要件があったとする。アッテネート状態はゾーンの状態であり、特定の条件成立時にゾーンのアッテネート状態を実現するには以下の制約式を使用する。
Constraint 割込み音声情報は音楽ゾーンをアッテネートする {
description: “[音声]割込み音声情報が出力中は音楽ゾーンの音量を下げる"
runtime: true
割込み音声情報.isSounding() -> 音楽ゾーン.isAttenuated()
}
調停部8は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義として、音量に関するルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。例えば音楽コンテントは音楽ゾーンに出力する音声コンテントであり、割込み音声コンテントが出力されている場合、音楽ゾーンのボリュームを下げる(アッテネート)という要件があったとする。アッテネート状態はゾーンの状態であり、特定の条件成立時にゾーンのアッテネート状態を実現するには以下の制約式を使用する。
Constraint 割込み音声情報は音楽ゾーンをアッテネートする {
description: “[音声]割込み音声情報が出力中は音楽ゾーンの音量を下げる"
runtime: true
割込み音声情報.isSounding() -> 音楽ゾーン.isAttenuated()
}
(2)振る舞いに関するルール定義
音声コンテントは時間経過にしたがって内容が変化するので、音声コンテントを最初から出力するのか途中から出力するのかを決める必要がある。例えば非出力の調停結果となり、次に出力の調停結果となったときに、以下の2パターンが考えられる。
パターンA:調停負けした音声コンテントを非出力とし、出力要求を取下げ、次の出力時に当該音声コンテントを新規に出力し始める。調停部8は、調停負けした音声コンテントを非出力とし、次の出力時に当該音声コンテントを新規に出力し始める振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。
パターンB:調停負けした音声コンテントの出力を一時停止とし、出力要求を継続し、次の出力時に当該音声コンテントを一時停止した箇所から出力し始める。調停部8は、調停負けした音声コンテントの出力を一時停止とし、次の出力時に当該音声コンテントを一時停止した箇所から出力し始める振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。
ここで、音声アプリは統一して以下の振る舞いとなる。
音声コンテントは時間経過にしたがって内容が変化するので、音声コンテントを最初から出力するのか途中から出力するのかを決める必要がある。例えば非出力の調停結果となり、次に出力の調停結果となったときに、以下の2パターンが考えられる。
パターンA:調停負けした音声コンテントを非出力とし、出力要求を取下げ、次の出力時に当該音声コンテントを新規に出力し始める。調停部8は、調停負けした音声コンテントを非出力とし、次の出力時に当該音声コンテントを新規に出力し始める振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。
パターンB:調停負けした音声コンテントの出力を一時停止とし、出力要求を継続し、次の出力時に当該音声コンテントを一時停止した箇所から出力し始める。調停部8は、調停負けした音声コンテントの出力を一時停止とし、次の出力時に当該音声コンテントを一時停止した箇所から出力し始める振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。
ここで、音声アプリは統一して以下の振る舞いとなる。
パターンA:音声コンテントの出力条件が成立したときに音声アプリはAPP要求オンを出力し、調停負けすると音声コンテントを非出力とし、初回の調停結果として出力となったときに音声コンテントを新規に出力し始める。パターンAの音声コンテントは、寿命がある性質の音声コンテントであり、ナビ音声コンテント等である。即ち、ナビ音声コンテントは、APP要求オンを出力したタイミングで調停勝ちできなければ、その後の出力条件が成立したタイミングで交差点の通過に関するナビ音声を出力しても、該当する交差点を既に通過している可能性が高いので寿命がある。この場合、調停負けしたときの振る舞いとして「出力要求を取下げる」ように設定する。
パターンB:音声コンテントの出力条件が成立したときに音声アプリはAPP要求オンを出力し、調停負けすると音声コンテントの出力を一時停止とし、APP要求オンを出力していないが調停結果として出力となったときに音声コンテントを一時停止した箇所から再生する。パターンBの音声コンテントは、寿命がない性質の音声コンテントであり、例えば音楽コンテント等である。即ち、音楽コンテントは、一般的には出力中に数秒の割込みが発生して一時停止しても、その後に一時停止した箇所から出力したいという可能性が高いので寿命がない。この場合、調停負けしたときの振る舞いとして「出力要求を継続する」ように設定する。
パターンAについて処理の流れを図12に示している。
ナビアプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A1)。調停部8は、ナビアプリからAPP要求オンを入力すると、ナビ音声コンテントの調停を行い、出力する旨の調停結果をナビアプリに出力する(A2)。ナビアプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A3)。音声出力制御部9は、ナビアプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからのナビ音声の出力を開始する。
ナビアプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A1)。調停部8は、ナビアプリからAPP要求オンを入力すると、ナビ音声コンテントの調停を行い、出力する旨の調停結果をナビアプリに出力する(A2)。ナビアプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A3)。音声出力制御部9は、ナビアプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからのナビ音声の出力を開始する。
割込み音声アプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A4)。調停部8は、割込み音声アプリからAPP要求オンを入力すると、割込み音声コンテントとナビ音声コンテントの調停を行う(A5)。調停部8は、ナビアプリからの出力要求を取下げ、非出力する旨の調停結果をナビアプリに出力し(A6)、出力する旨の調停結果を割込み音声アプリに出力する(A7)。割込み音声アプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A8)。音声出力制御部9は、割込み音声アプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからのナビ音声の出力を途中終了し、運転席スピーカからの割込み音声の出力を開始する。
割込み音声アプリは、非出力条件が成立すると、APP要求オフを調停部8に出力する(A9)。調停部8は、割込み音声アプリからAPP要求オフを入力すると、割込み音声の調停を行い、非出力する旨の調停結果を割込み音声アプリに出力する(A10)。割込み音声アプリは、非出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声非出力指示を音声出力制御部9に出力する(A11)。音声出力制御部9は、割込み音声アプリから音声非出力指示を入力すると、運転席スピーカからの割込み音声の出力を終了する。
ナビアプリは、新規の出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A12)。調停部8は、ナビアプリからAPP要求オンを入力すると、ナビ音声コンテントの調停を行い、出力する旨の調停結果をナビアプリに出力する(A13)。ナビアプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A14)。音声出力制御部9は、ナビアプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからのナビ音声の出力を開始する。
図12の例示では、ナビアプリにおいて出力条件が成立すると、例えば「この交差点を右折…」というナビ音声の出力を開始する。ナビ音声の出力中に割込み音声アプリにおいて出力条件が成立すると、ナビ音声の出力を途中終了し、「逆走注意」という割込み音声の出力を開始する。割込み音声アプリにおいて非出力条件が成立すると、割込み音声の出力を終了する。このとき、ナビアプリからの出力要求を取下げているので、割込み音声の出力を終了してもナビ音声の出力を再開しない。ナビアプリにおいて新規の出力条件が成立すると、例えば「この先…」という別のナビ音声の出力を開始する。
パターンBについて処理の流れを図13に示している。
音楽アプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A21)。調停部8は、音楽アプリからAPP要求オンを入力すると、音楽コンテントの調停を行い、出力する旨の調停結果を音楽アプリに出力する(A22)。音楽アプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A23)。音声出力制御部9は、音楽アプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからの音楽の出力を開始する。
音楽アプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A21)。調停部8は、音楽アプリからAPP要求オンを入力すると、音楽コンテントの調停を行い、出力する旨の調停結果を音楽アプリに出力する(A22)。音楽アプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A23)。音声出力制御部9は、音楽アプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからの音楽の出力を開始する。
割込み音声アプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A24)。調停部8は、割込み音声アプリからAPP要求オンを入力すると、割込み音声コンテントと音楽コンテントの調停を行う(A25)。調停部8は、音楽アプリからの出力要求を継続し、一時停止する旨の調停結果を音楽アプリに出力し(A26)、出力する旨の調停結果を割込み音声アプリに出力する(A27)。割込み音声アプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A28)。音声出力制御部9は、割込み音声アプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからの音楽の出力を一時停止し、運転席スピーカからの割込み音声の出力を開始する。
割込み音声アプリは、非出力条件が成立すると、APP要求オフを調停部8に出力する(A29)。調停部8は、割込み音声アプリからAPP要求オフを入力すると、割込み音声と音楽コンテントの調停を行う(A30)。調停部8は、非出力する旨の調停結果を割込み音声アプリに出力し(A31)、出力する旨の調停結果を音楽アプリに出力する(A32)。
音楽アプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A33)。音声出力制御部9は、音楽アプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからの割込み音声の出力を終了し、運転席スピーカからの音楽の出力を一時停止した箇所から再開する。
図13の例示では、音楽アプリにおいて出力条件が成立すると、音楽の出力を開始する。図13に示す「ABC…GHI」は音楽を構成する単位を示す。音楽の出力中に割込み音声アプリにおいて出力条件が成立すると、音楽の出力を一時停止し、「逆走注意」という割込み音声の出力を開始する。割込み音声アプリにおいて非出力条件が成立すると、割込み音声の出力を終了する。このとき、音楽アプリからの出力要求を継続しているので、割込み音声の出力を終了すると、一時停止した箇所から音楽の出力を再開する。図13に示す「JKL…」は「ABC…GHI」に続く単位を示す。
上記したパターンA,Bとは別に、以下のパターンCが考えられる。
パターンC:出力状態から非出力状態になった場合に、出力要求を取下げる。調停部8は、出力状態から非出力状態になった場合に、出力要求を取下げる振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。
パターンC:出力状態から非出力状態になった場合に、出力要求を取下げる。調停部8は、出力状態から非出力状態になった場合に、出力要求を取下げる振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う。
パターンCについて処理の流れを図14に示している。
割込み音声アプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A41)。調停部8は、割込み音声アプリからAPP要求オンを入力すると、割込み音声の調停を行い、出力する旨の調停結果を割込み音声アプリに出力する(A42)。割込み音声アプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A43)。音声出力制御部9は、割込み音声アプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからの割込み音声の出力を開始する。
割込み音声アプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A41)。調停部8は、割込み音声アプリからAPP要求オンを入力すると、割込み音声の調停を行い、出力する旨の調停結果を割込み音声アプリに出力する(A42)。割込み音声アプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A43)。音声出力制御部9は、割込み音声アプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからの割込み音声の出力を開始する。
ブザーアプリは、出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A44)。調停部8は、ブザーアプリからAPP要求オンを入力すると、ブザーアプリからの出力要求を継続し、インジケータコンテントの調停を行い、非出力する旨の調停結果をブザーアプリに出力する(A45)。
割込み音声アプリは、非出力条件が成立すると、APP要求オフを調停部8に出力する(A46)。調停部8は、割込み音声アプリからAPP要求オフを入力すると、割込み音声コンテントとインジケータコンテントの調停を行う(A47)。調停部8は、非出力する旨の調停結果を割込み音声アプリに出力し(A48)、出力する旨の調停結果をブザーアプリに出力する(A49)。
ブザーアプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A50)。音声出力制御部9は、ブザーアプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからの割込み音声の出力を終了し、運転席スピーカからのブザー吹鳴音の出力を開始する。
割込み音声アプリは、新規の出力条件が成立すると、APP要求オンを調停部8に出力する(A51)。調停部8は、割込み音声アプリからAPP要求オンを入力すると、割込み音声コンテントとインジケータコンテントの調停を行う(A52)。調停部8は、ブザーアプリからの出力要求を取下げ、非出力する旨の調停結果をブザーアプリに出力し(A53)、出力する旨の調停結果を割込み音声アプリに出力する(A54)。
割込み音声アプリは、出力する旨の調停結果を調停部8から入力すると、音声出力指示を音声出力制御部9に出力する(A55)。音声出力制御部9は、割込み音声アプリから音声出力指示を入力すると、運転席スピーカからのブザー吹鳴音の出力を終了し、運転席スピーカからの割込み音声の出力を開始する。
図14の例示では、割込み音声アプリにおいて出力条件が成立すると、割込み音声の出力を開始する。割込み音声の出力中にブザーアプリにおいて出力条件が成立しても、「逆走注意」という割込み音声の出力を継続する。割込み音声アプリにおいて非出力条件が成立すると、割込み音声の出力を終了する。このとき、ブザーアプリからの出力要求を継続しているので、インジケータ点灯を知らせる「Booo…」というブザー吹鳴音の出力を開始する。割込み音声アプリにおいて新規の出力条件が成立すると、ブザー吹鳴音の出力を終了し、「逆走注意」という割込み音声の出力を開始する。
本実施形態によれば、以下に示す作用効果を得ることができる。音声出力制御装置1において、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義を記憶し、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行うようにした。これにより、音声コンテントの管理を容易に行うことができ、仕様や設計の変更容易性及び品質向上を図ることができる。
音量に関するルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行うようにした。音量の増減を自在に調整することができる。
調停負けした音声コンテントを非出力とし、次の出力時に当該音声コンテントを新規に出力し始める振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行うようにした。例えばナビ音声コンテントのような寿命がある性質を持つ音声コンテントについて調停負け時の振る舞いを適切に行うことができる。
調停負けした音声コンテントの出力を一時停止とし、次の出力時に当該音声コンテントを一時停止した箇所から出力し始める振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行うようにした。例えば音楽コンテントのような寿命がない性質を持つ音声コンテントについて調停負け時の振る舞いを適切に行うことができる。
出力状態から非出力状態になった場合に、出力要求を取下げる振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行うようにした。例えばインジケータコンテントのような少なくとも一度は運転者に知らせておくのが望ましいコンテントについて振る舞いを適切に行うことができる。
本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、更には、それらに一要素のみ、それ以上、或いはそれ以下を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
車両用に限らず、車両用以外の用途のコンテントの出力制御装置に適用しても良い。
車両用に限らず、車両用以外の用途のコンテントの出力制御装置に適用しても良い。
本開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することにより提供された専用コンピュータにより実現されても良い。或いは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によりプロセッサを構成することにより提供された専用コンピュータにより実現されても良い。若しくは、本開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路により構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより実現されても良い。又、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていても良い。
図面中、1は音声出力制御装置(コンテントの出力制御装置)、2は制御部、7は記憶部、8は調停部、9は音声出力制御部である。
Claims (8)
- ゾーンに音声コンテントを割当てる場合の基本的な調停を定義した調停ポリシーと、制約式とを含むルール定義を記憶する記憶部(7)と、
アプリケーションからの音声コンテントの出力要求を受け付けると、前記ルール定義にしたがってルールベース調停を満たすように音声コンテントの調停を行う調停部(8)と、
前記調停部により音声コンテントの調停が行われたことで前記ゾーンに割当てられた音声コンテントの出力を制御する音声出力制御部(9)と、を備え、
前記記憶部は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義を記憶し、
前記調停部は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行うコンテントの出力制御装置。 - 前記調停部は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義として、音量に関するルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う請求項1に記載したコンテントの出力制御装置。
- 前記調停部は、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義として、振る舞いに関するルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う請求項1又は2に記載したコンテントの出力制御装置。
- 前記調停部は、調停負けした音声コンテントを非出力とし、次の出力時に当該音声コンテントを新規に出力し始める振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う請求項3に記載したコンテントの出力制御装置。
- 前記調停部は、調停負けした音声コンテントの出力を一時停止とし、次の出力時に当該音声コンテントを一時停止した箇所から出力し始める振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う請求項3に記載したコンテントの出力制御装置。
- 前記調停部は、出力状態から非出力状態になった場合に、出力要求を取下げる振る舞いのルール定義にしたがって音声コンテントの調停を行う請求項3に記載したコンテントの出力制御装置。
- ゾーンに音声コンテントを割当てる場合の基本的な調停を定義した調停ポリシーと、制約式とを含み、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義を記憶する記憶部(7)を備えるコンテントの出力制御装置(1)において、
アプリケーションからの音声コンテントの出力要求を受け付けると、音声コンテント特有の要件を考慮した前記ルール定義にしたがってルールベース調停を満たすように音声コンテントの調停を行う調停手順と、
前記調停手順により音声コンテントの調停が行われたことで前記ゾーンに割当てられた音声コンテントの出力を制御する音声出力制御手順と、を行うコンテントの出力制御方法。 - ゾーンに音声コンテントを割当てる場合の基本的な調停を定義した調停ポリシーと、制約式とを含み、音声コンテント特有の要件を考慮したルール定義を記憶する記憶部(7)を備えるコンテントの出力制御装置(1)に、
アプリケーションからの音声コンテントの出力要求を受け付けると、音声コンテント特有の要件を考慮した前記ルール定義にしたがってルールベース調停を満たすように音声コンテントの調停を行う調停手順と、
前記調停手順により音声コンテントの調停が行われたことで前記ゾーンに割当てられた音声コンテントの出力を制御する音声出力制御手順と、を実行させるコンテントの出力制御プログラム。
Priority Applications (3)
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