JP2022147378A - 鋼板自動清掃システム、鋼板自動清掃装置、及び鋼板自動清掃方法 - Google Patents

鋼板自動清掃システム、鋼板自動清掃装置、及び鋼板自動清掃方法 Download PDF

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【課題】工事現場等で用いる鋼板面の土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく、効率よく除去して再利用に供することができる鋼板自動清掃装置を提供する。【解決手段】付着物が両面に付着した鋼板2の清掃を自動で行う鋼板自動清掃装置11で、起立状態の鋼板2が側面側から投入可能で固定配置される鋼板2に対してその両面に沿って往復移動可能に構成した自動清掃装置本体と、本体内において鋼板2の表裏両面に対向配置した上部用ワイヤーブラシユニット47A、下部用ワイヤーブラシユニット47B、及び中間部用ワイヤーブラシユニット47Cからなる片側3分割構成で、かつ、乾式の掻き落しワイヤーブラシユニット47と、ユニット47よりも進行方向後側に鋼板2の両面を挟むように配置され、掻き落しワイヤーブラシユニット47により掻き落した付着物の残存物を拭き落す乾式の仕上げブラシユニットと、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、工事現場等で用いる鋼板面の土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し再利用に供することができるようにした鋼板自動清掃システム、鋼板自動清掃装置、及び鋼板自動清掃方法に関するものである。
工事現場等では、天候によって地盤が緩み、車両が移動するのが困難になる場合がある。
そこで、従来、工事現場に出入りするダンプカー等の車両の移動を容易にするため、地盤に鋼板を敷き詰めて通行を容易にするとともに、車両の通路に土砂が無い状態に保つことで車両に土砂が付着する量を抑えることが要請される。
また、地盤に鋼板を敷き詰めることは、車両に付着した士砂を一般道路に持ち出すことを防ぐため、また、工事現場等の近隣に対する道路汚染への環境保全のために、工事現場では広く採用されているところである。
工事現場の地盤に敷く鋼板を、一般に敷鉄板(鋼板)と称している(以下単に「鋼板」という)。
そして、工事が終わると、上述した鋼板を回収し、メンテナンス後、他の工事現場用として活用するようにしている。
このようにして回収された鋼板には、回収前の工事現場の士砂やモルタル等が付着して残存する場合が多く、このため、再使用するには清掃を行うことが必要となる。
従来の鋼板清掃手段について概説すると、以下の1.~4.のような手段が採用されている。
1.鋼板の片面をスクレーパー(ヘラ)を用いて人力により汚れを掻き落とす。
2.鋼板に対しノズルから高圧水を吹き付け土砂や付着物を吹き流して落とす。
3.上記1.2.の併用で士砂や付着物を洗い落す。
4.自動洗浄機を使用して士砂や付着物を洗い落す。
しかし、上述した1.~4.の各手段の鋼板清掃の場合、以下のような問題を包含している。
前記1.の場合
a 鋼板の片面終了後、反転させる必要がある。
b 溶接痕等が有る場合スクレーパーを傷めてしまう。
c 傷周辺の汚れは落しにくい。
d 手作業で汚れを落とす場合、多くの時間を要する。
前記2.の場合
a 高圧水で洗浄する場合、高圧水の威力を発揮出来るのは一点集中的にノズルを絞った場合であり、大きな面積を一度に清掃するには狭い間隔で多数のノズルを使用するか、或いはノズルを移動させながら噴射する必要がある。
b 多面積を対象とした場合、複数の高圧ポンプ、ノズルが必要となり設備が高価となる。
c 前記1.の場合と同様、片面終了後、反転させる必要がある。
d 複数の高圧ポンプ、ノズルを使用したとしても、固着した汚れは必ずしも落ちない。
e 油や凍結時等、汚れの対象によっては高温水が必要となるため、高温水を得る設備が必要となる。
f 鋼板を水平状態で洗浄する場合、付着物が鋼板上に残ってしまうため、洗浄の有無が判別しにくい。
g 少数ノズルの場合ノズルの移動速度に依存するが汚れを落とすには時間がかかる。また、ノズルの移動速度が速すぎると汚れが落ちにくい。
h 高圧洗浄後汚濁水を浄化処理する必要が生じる。
前記3.の場合
a 洗浄対象鋼板に溶接痕など小さな物でも引っかかりがある場合、前もってそのような痕跡が有るか否か事前確認が必要となる。
b 人力で行うため、痕跡に当たると疲労が激しく、また、スクレーパーを傷めることがある。
c 溶接やモルタルなどの痕跡が有る場合、痕跡の前後を注意深く何度もヘラで掻き落とすことが必要となる。
d 片面終了後、反転させて裏面を洗浄する必要がある。
e 洗浄後汚濁水を浄化処理する必要が生じる。
前記4.の場合
a 鋼板を洗浄機にセットし、鋼板を進行させて洗浄するが、水平状態での洗浄のため裏面状況が確認できない。
b 裏面の洗浄状態を確認するには反転する必要がある。
c 清掃が十分でない場合は、再度最初から洗浄機に通すか人力によりブラシなどで洗浄する必要がある。
d 洗浄機設置に関して鋼板の長さ方向の3倍長さが必要で広い敷地が必要となる。
e 大量の水が必要であり、また、汚濁水の浄化処理が必要となる。
次に、先行する技術文献1~4について概説する。
特許文献1には、搬送ローラー装置と、前記搬送ローラー装置の搬送開始位置に隣接して設けられた待機ステーションと、前記搬送ローラー装置の搬送終了位置に隣接して設けられた受取ステーションと、運搬されてきて前記待機ステーション上に平積みされた敷き鉄板を一枚ずつ鉄板表面に吸着して前記搬送ローラー装置の搬送開始位置まで移動して載置する第1移動手段と、前記搬送ローラー装置の搬送方向の中間位置に跨いで配置され、搬送されてきた前記敷き鉄板の表裏面に同時に洗浄液水を噴射させて鉄板表面の汚れを除去する洗浄機と、前記洗浄機で洗浄を終えて前記搬送ローラー装置の搬送終了位置に搬送されてきた前記敷き鉄板を吸着して前記受取ステーションに載置する第2移動手段と、を含んで構成された敷き鉄板洗浄装置が開示されている。
しかし、特許文献1の敷き鉄板洗浄装置の場合、前記水平な敷き鉄板の表裏面に同時に洗浄液水を噴射させて鉄板表面の汚れを除去する洗浄機を有する構成であり、既述した4.の場合と同様、裏面の状況が確認できず大量の水が必要であり、また、汚濁水の浄化処理も必要となるという問題を包含している。
特許文献2には、フレームにのせた鉄板を送り込む鉄板送りステーションと、送り込まれた鉄板の土をある程度取り去る予備洗浄部と、予備洗浄された鉄板を洗浄する洗浄ステーションと、洗浄された鉄板を引き抜く為の鉄板引き抜きステーションと、洗浄水を受け止める貯水槽と、貯水槽内の水を汲み上げ高圧洗浄水として洗浄ステーションに洗浄水を送る水中ポンプ部とを設けてなる鉄板洗浄装置が開示されている。
しかし、特許文献2の鉄板洗浄装置の場合、予備洗浄にスクレーパーを使用すること、及び洗浄ステーションにおいて洗浄水を使用することから、既述した1.4.の場合と同様、スクレーパーの傷が問題となること、更には、大量の水が必要であり、汚濁水の後処理も必要となるという問題を包含している。
特許文献3には、敷鉄板を載置する載置フレームと、前記載置フレームの上方に設置され、載置フレーム側に向けて洗浄水を噴射する噴射口を敷鉄板の長辺方向に沿って複数有する上部配管と、前記載置フレームの下方に設置され、載置フレーム側に向けて洗浄水を噴射する噴射口を敷鉄板の長辺方向に沿って複数有する下部配管と、前記上部配管及び下部配管への洗浄水の供給を制御する制御部と、前記上部配管及び下部配管に洗浄水を圧送するポンプ部と、を有する敷鉄板洗浄装置が開示されている。
しかし、特許文献3の敷鉄板洗浄装置の場合、敷鉄板を載置する載置フレームの上方、下方の双方から洗浄水を噴射する構成を採用しており、既述した4.の場合と同様、大量の水が必要であり、また、汚濁水の後処理も必要となるという問題を包含している。
特許文献4には、複数本の鋼板が配置される配置面を有する鋼板配置部と、該鋼板配置部の上方に配置された、前記鋼板配置部の配置面の第一方向に沿った方向に、かつ、該配置面に向かう方向に洗浄水を吹き付ける洗浄ノズルと、該洗浄ノズルを前記鋼板配置部の配置面の第一方向に沿った方向と交差する第二方向に移動させる洗浄ノズル横行部と、前記洗浄ノズルを前記鋼板配置部の配置面の第一方向に沿って移動させる洗浄ノズル縦行部と、該洗浄ノズル縦行部及び前記洗浄ノズル横行部の作動を制御する制御部と、を備え、該制御部は、前記洗浄ノズル横行部によって前記第二方向に沿って前記洗浄ノズルを移動させる横行移動と、前記洗浄ノズル縦行部によって前記配置面の第一方向に沿って該配置面の第一方向における前記鋼板配置部の配置面の長さよりも短い距離だけで前記洗浄ノズルを移動させる縦行移動と、を繰り返すように、前記洗浄ノズル縦行部及び前記洗浄ノズル横行部の作動を制御する構成とした鋼板の洗浄装置が開示されている。
しかし、特許文献4の洗浄装置の場合、鋼板の一面に対して洗浄ノズルから洗浄水を吹き付ける水噴射式であることから、既述した2.の場合と同様、片面終了後鋼板を反転させる必要があり、かつ、既述した4.の場合と同様、大量の水が必要であり、汚濁水の後処理も必要となるという問題を包含している。
特開2015-80783号公報 登録実用新案第3144668号公報 登録実用新案第3181558号公報 特開2019-217443号公報
本発明は、従来における上記事情に鑑み開発されたものであり、工事現場等で用いる鋼板面の土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し、再利用に供することが可能な鋼板自動清掃システム、鋼板自動清掃装置、及び鋼板自動清掃方法を提供するものである。
本発明に係る鋼板自動清掃装置は、投入される付着物が両面に付着した鋼板の清掃を自動で行う鋼板自動清掃装置であって、起立(垂直)状態の鋼板が側面側から投入可能であるとともに固定配置される前記鋼板に対してその両面に沿って往復移動可能に構成した自動清掃装置本体と、前記自動清掃装置本体内において前記鋼板の表裏両面に対向するように配置した複数のブラシ群を組み込んだ鋼板自動清掃ユニットを有し、前記鋼板自動清掃ユニットにおける前記ブラシ群による前記鋼板の表裏両面に対する付着物の掻き落し、拭き落しにより、前記鋼板両面の乾式での清掃を実行するように構成したことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、自動搬送ユニットにより、工事現場等で用いられた未清掃鋼板、及び清掃済鋼板の平面状の送り込み搬送、取り出し搬送を行い、鋼板自動投入機ユニットにより、前記自動搬送ユニットにより平面状に搬送される清掃用鋼板を起立状態として前記鋼板自動清掃装置へ投入するとともに、前記鋼板自動清掃装置から起立状態で引き出される清掃済鋼板を平面状に戻して前記自動搬送ユニットの搬送面上に載せるように構成するとともに、前記自動搬送ユニットの末端に配置した鋼板自動清掃装置により起立状態の鋼板の付着物に対するブラシ群による掻き落し、掃き落しを行うことにより、工事現場等で用いられ付着した土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し清掃済の鋼板を再利用に供することが可能な鋼板自動清掃システムを実現し提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、自動搬送ユニットにより、工事現場等で用いられた清掃用鋼板、及び清掃済鋼板の平面状の送り込み搬送、取り出し搬送を行い、鋼板自動投入機ユニットにより、前記自動搬送ユニットにより平面状に搬送される清掃用鋼板を起立状態として前記鋼板自動清掃装置へ投入するとともに、前記鋼板自動清掃装置から起立状態で引き出される清掃済鋼板を平面状に戻して前記自動搬送ユニットの搬送面上に載せるように構成するとともに、前記自動搬送ユニットの末端に配置した鋼板自動清掃装置における掻き落しブラシ群による掻き落し清掃、仕上げ用ブラシによる起立状態の鋼板の付着物に対する掃き落し清掃、ブラシ群による拭き落しを行うことにより、工事現場等で用いた際の土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し再利用に供することが可能な鋼板自動清掃方法を実現し提供することができる鋼板自動清掃システムを実現し提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、自動搬送ユニットにより、工事現場等で用いる未清掃鋼板、及び清掃済鋼板の平面状の送り込み搬送、取り出し搬送を行い、鋼板自動投入機ユニットにより、前記自動搬送ユニットにより平面状に搬送される未清掃鋼板を起立状態として前記鋼板自動清掃装置へ投入するとともに、前記鋼板自動清掃装置から起立状態で引き出される清掃済鋼板を平面状に戻して前記自動搬送ユニットの搬送面上に載せるように構成するとともに、鋼板固定用枠体に組み込んだ鋼板用の左右一対の左右保持ユニットと、鋼板用のリフトアップユニットと、鋼板用の上部保持ユニットとにより、前記鋼板を起立状態に固定し、前記鋼板自動清掃装置における掻き落しブラシ群による掻き落し清掃、仕上げ用ブラシによる起立状態の鋼板の付着物に対する掃き落し清掃ブラシ群による拭き落しを行うことにより、工事現場等で用いる土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し再利用に供することが可能な鋼板自動清掃方法を実現し提供することができる鋼板自動清掃システムを実現し提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、投入される付着物が両面に付着した起立状態の鋼板に対して移動可能な鋼板自動動清掃装置本体内の鋼板自動清掃ユニットにおける複数のブラシ群ブラシ群による前記鋼板の表裏両面に対する付着物の掻き落し、拭き落しにより、前記鋼板両面の乾式での清掃を実行することにより、工事現場等で生じる土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し再利用に供することが可能な鋼板自動清掃装置を実現し提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、投入される付着物が両面に付着した起立状態の鋼板の両面に沿って往復移動可能に構成した自動清掃装置本体内において、前記鋼板の表裏両面に対向するように配置した上部用ワイヤーブラシユニット、下部用ワイヤーブラシユニット、及び中間部用ワイヤーブラシユニットからなる片側複数分割ずつの構成で、かつ、前記鋼板の両面を挟む配置である乾式の掻き落しワイヤーブラシユニットと、前記掻き落しワイヤーブラシユニットよりも進行方向後側に前記鋼板の両面を挟むように配置され、前記掻き落しワイヤーブラシユニットにより掻き落した付着物の残存物を拭き落す乾式の拭き落しブラシユニットによる前記付着物が両面に付着した起立状態の鋼板に対する掻き落し、拭き落しを実行することで、工事現場等で生じる土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し再利用に供することが可能な鋼板自動清掃装置を実現し提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、投入される付着物が両面に付着した起立状態の鋼板の両面に沿って往復移動可能に構成した自動清掃装置本体内において、前記鋼板の表裏両面に対向するように配置した揺動する上部用ワイヤーブラシを備える上部用ワイヤーブラシユニット、揺動する下部用ワイヤーブラシを備える下部用ワイヤーブラシユニット、及び揺動する中間部用ワイヤーブラシを備える中間部用ワイヤーブラシユニットからなる片側3分割ずつの構成で、かつ、前記鋼板の両面を挟む配置である乾式の掻き落しワイヤーブラシユニットと、前記掻き落しワイヤーブラシユニットよりも進行方向後側に前記鋼板の両面を挟むように配置され、掻き落しワイヤーブラシを備える前記掻き落しワイヤーブラシユニットにより掻き落した付着物の残存物を拭き落す乾式の拭き落しブラシを備える拭き落しブラシユニットを備え、前記付着物が両面に付着した起立状態の鋼板に対する前記各掻き落しワイヤーブラシによる掻き落し、及び前記拭き落しブラシによる拭き落しを実行することで、工事現場等で生じる土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し再利用に供することが可能な鋼板自動清掃装置を実現し提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載の発明において、前記各ブラシユニットの揺動速度、前記各ブラシの鋼板に対する押し付力はそれぞれ自在に調整可能としているので、鋼板の汚れの度合いに容易に対応できる鋼板自動清掃装置を実現し提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項6記載の発明において、前記各ブラシを構成するブラシ片の線径、毛丈は鋼板の汚れ状況に応じて変更可能としているので、鋼板の汚れの度合いやブラシ片の消耗、損傷に容易に対応できる鋼板自動清掃装置を実現し提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記鋼板は垂直又は略垂直配置に固定される構成としているので、前記鋼板の清掃途中の前面又は裏面の状態の確認も容易な鋼板自動清掃装置を実現し提供することができる。
請求項10記載の発明によれば、付着物が付いている清掃対象である鋼板を起立状態で鋼板自動清掃装置内に送り込み固定して、前記鋼板自動清掃装置を前記鋼板の両面に沿って移動させ、前記鋼板自動清掃装置に設けた掻き落しブラシ群、この掻き落しブラシ群より柔軟な仕上げ用ブラシを前記前記鋼板の両面に押し付け、前記掻き落しブラシ群による両面の付着物の掻き落し清掃、前記仕上げ用ブラシによる両面の拭き落し清掃を行うことにより、工事現場等で生じる土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し再利用に供することが可能な鋼板自動清掃方法を実現し提供することができる。
図1は本実施例に係る鋼板自動清掃システム全体における各要素のレイアウトを示す概略説明図である。 図2は本発明の実施例に係る鋼板自動清掃システムの全体構成を示す概略正面図である。 図3は本実施例に係る鋼板自動清掃システムの構成を示す概略平面図である。 図4は本実施例に係る鋼板自動清掃システムの構成を示す概略一部省略右側面図である。 図5は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける左右保持ユニットの構成を示す概略正面図である。 図6は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける左右保持ユニットの構成を示す概略平面図である。 図7は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける左右保持ユニットの構成を示す概略右側面図である。 図8は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおけるリフトアップユニットの構成を示す概略正面図である。 図9は本実施例に係る鋼板自動清掃装置におけるリフトアップユニットの構成を示す概略平面図である。 図10は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおけるリフトアップユニットの構成を示す概略右側面図である。 図11は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおけるリフトアップユニットの構成を示す概略左側面図である。 図12は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける上部保持ユニットの構成を示す概略正面図である。 図139は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける上部保持ユニットの概略背面図である。 図14は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける上部保持ユニットの概略右側面図である。 図15は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける上部保持ユニットの保持片により鋼板を保持した状態を示す部分説明図である。 図16は本実施例に係る鋼板自動清掃装置の構成を示す概略一部省略側面図である。 図17は本実施例に係る鋼板自動清掃装置の構成を示す概略正面図である。 図18は本実施例に係る鋼板自動清掃装置の構成を示す概略平面図である。 図19は本実施例に係る鋼板自動清掃装置の鋼板自動清掃ユニットにおけるワイヤーブラシユニット及び仕上げブラシユニットの鋼板に対する配置例を示す概略説明図である。 図20は本実施例に係る鋼板自動清掃装置における鋼板自動清掃装置駆動部の構成を示す概略平面図である。 図21は本実施例に係る鋼板自動清掃装置における鋼板自動清掃装置駆動部の構成を示す概略正面図である。 図22は本実施例に係る鋼板自動清掃装置における鋼板自動清掃装置駆動部の構成を示す概略右側面図である。 図23は本実施例に係る鋼板自動清掃装置における鋼板自動清掃装置駆動部の構成を示す概略左側面図である。 図24は本実施に係る鋼板自動清掃装置における下部用ワイヤーブラシユニットの構成を示す概略一部拡大右側面図である。 図25は本実施例に係る鋼板自動清掃装置における下部用ワイヤーブラシユニットの構成を示す概略一部拡大底面図である。 図26は本実施例に係る鋼板自動清装置における下部用ワイヤーブラシユニットの構成を示す概略一部拡大正面図である。 図27は本実施例に係る鋼板自動清掃装置における下部用ワイヤーブラシユニットの構成を示す概略一部拡大背面図である。 図28は本実施例に係る鋼板自動清掃装置における仕上げブラシユニットの構成を示す一部省略拡大側面図である。 図29は図28のZ-Z線概略断面図である。 図30は本実施例に係る鋼板自動清掃装置における仕上げブラシユニット支持部の一部省略拡大側面図である。 図31は本実施例に係る鋼板自動清掃装置に用いるワイヤーブラシの拡大正面図である。 図32本実施例に係る鋼板自動清掃装置に用いるワイヤーブラシ保持部の拡大平面図である。 図33は2実施例に係る鋼板自動清掃装置に用いるワイヤーブラシの右側面図である。 図34は本実施例に係る鋼板自動清掃装置に用いる仕上げブラシの拡大正面図である。 図35は本実施例に係る鋼板自動清掃装置に用いる仕上げブラシの拡大右側面図である。 図36は本実施例における鋼板に対するワイヤーブラシ、仕上げブラシの配置例及び挙動を示す概略説明図である。 図37は本実施例における平坦な鋼板に対するワイヤーブラシの配置を示す概略説明図である。 図38は本実施例における湾曲した鋼板に対するワイヤーブラシの配置を示す概略説明図である。 図39は本実施例に係る鋼板自動清掃システムの操作ボックスを示す概略拡大正面図である。 図40は本実施例に係る鋼板自動清掃システムの操作ボックスを示す概略拡大平面図である。 図41は本実施例に係る鋼板自動清掃システムの操作ボックスを示す概略拡大右側面図である。 図42は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける対人進入検知ユニットの構成を示す概略正面図である。 図43は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける対人進入検知ユニットの構成を示す概略平面図である。 図44は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける鋼板投入ユニット(投入機)の構成及び動作を示す概略説明図である。 図45は本実施例に係る鋼板自動清掃システムの制御系を示す概略ブロック図である。 図46は本実施例に係る鋼板自動清掃システムの全体の動作フローチャートである。 図47は本実施例に係る鋼板自動清掃システムにおける鋼板のストックヤードへの移載処理に関する動作フローチャートである。
本発明は、工事現場等で生じる土砂等の付着物を乾式で水を使用することなく効率よく除去し再利用に供することが可能な鋼板自動清掃装置を実現し提供するという目的を、投入される付着物が両面に付着した鋼板の清掃を自動で行う鋼板自動清掃装置であって、起立(垂直)状態の鋼板が側面側から投入可能であるとともに固定配置される前記鋼板に対してその両面に沿って往復移動可能に構成した自動清掃装置本体と、前記自動清掃装置本体内において前記鋼板の表裏両面に対向するように配置した上部用ワイヤーブラシユニット、下部用ワイヤーブラシユニット、及び中間部用ワイヤーブラシユニットからなる片側複数分割ずつの構成で、かつ、前記鋼板の両面を挟む配置である乾式の掻き落しワイヤーブラシユニットと、前記掻き落しワイヤーブラシユニットよりも進行方向後側に前記鋼板の両面を挟むように配置されて、前記掻き落しワイヤーブラシユニットにより掻き落した付着物の残存物を拭き落す乾式の拭き落しブラシユニットと、を有する構成により実現した。
以下、図面を参照して、本発明の実施例に係る鋼板自動清掃システム、鋼板自動清掃装置、及び鋼板自動清掃方法について詳細に説明する。
まず、本実施例に係る鋼板自動清掃システム1について、図1乃至図15、及び図38乃至図47を参照して説明する。
本実施例に係る鋼板自動清掃システム1は、図1乃至図15、及び図44、図45に示すように、工事現場等で生じる清掃用の鋼板2、及び、清掃済の鋼板2の平面状の送り込み搬送、取り出し搬送を行うローラー駆動式等の構成からなる自動搬送ユニット3を有している。
本実施例に係る鋼板自動清掃システム1は、更に、前記ローラー駆動式等の構成からなる自動搬送ユニット3の末端に配置した起立(垂直)状態の鋼板2の付着物に対するブラシ群による掻き落し、拭き落しを行う鋼板自動清掃装置(清掃機)11と、前記自動搬送ユニット3により平面状に搬送される清掃用の鋼板2を起立状態として前記鋼板自動清掃装置11へ投入するとともに、前記鋼板自動清掃装置から起立状態で引き出される清掃済の鋼板2を平面状に戻して前記自動搬送ユニット3の搬送面上に載せる鋼板自動投入機ユニット(投入機)4と、を有している。
搬送の一例として例えばローラー駆動式等の構成からなる自動搬送ユニット3は、多数の搬送ローラー5を搬送ローラー支持台6上に平面状に列設配置し、図示しない駆動源により多数の搬送ローラー5を正逆回転駆動するように構成し、多数の搬送ローラー5の上面に鋼板搬送ラインを形成して、鋼板搬送ラインを使用して前記鋼板自動清掃装置11へ向けて鋼板2の供給を行い、また、前記鋼板自動清掃装置11から取り出される清掃済(洗浄済)の鋼板2の取り出し搬出を行うように構成している。
なお、図示する一例の前記自動搬送ユニット3は、ローラー駆動式か否かを問うものではない。
前記鋼板自動投入機ユニット(投入機)4は、図44に示すように、前記鋼板自動清掃装置11の近傍位置で設置面上に配置した油圧シリンダー7と、この油圧シリンダー7により一端を支持され他端を前記鋼板搬送ラインにより搬送される鋼板2の下面に臨ませた伸縮可能な油圧ジャッキ8と、前記油圧シリンダー7上に配置した鋼板起立補助機構部9とを具備し、前記油圧シリンダー7による油圧ジャッキ8の鋼板自動清掃装置11側への進行と、鋼板起立補助機構部9による鋼板2の起立補助動作と、前記油圧ジャッキ2の伸長動作とにより、鋼板2を水平状態から起立状態へと変位させ、前記鋼板自動清掃装置11へ起立状態で投入するように構成している。
また、前記鋼板自動清掃装置11から図示しないが鋼板送り出し装置(送り出し機)により取り出される清掃済(洗浄済)の鋼板2の取り出し搬出時には、前記鋼板自動投入機ユニット(投入機)4は、上述した場合とは逆の動作を行い、清掃済(洗浄済)の鋼板2を起立状態から水平状態に戻して前記自動搬送ユニット3の鋼板搬送ライン上へ載せるように動作する。
本実施例に係る鋼板自動清掃システム1によれば、鋼板自動投入機ユニット4により未清掃の鋼板2を起立状態として鋼板自動清掃装置11に送り込み、複数構成のブラシ群による清掃、清掃後の鋼板2の取り出し、また、清掃後の鋼板2の前記自動搬送ユニット3を使用してストックヤード(ストック場)への搬送を図1に示すように全て自動化している。
一般的な自動鋼板洗浄は、対象物投入→洗浄機上を一直線に進行→洗浄後はそのまま段積み又は搬送機よってストック場へ搬送というような態様である。
このため、洗浄スペースとして鋼板長さの3倍以上の広いスペースを必要とする。
これに対して、本実施例の鋼板自動清掃システム1によれば、上述した本実施例の構成により清掃済の鋼板2の長さのスペースがあれば確実に洗浄水を使用することなく乾式で清掃可能であり、省スペース化を図ることができ、かつ、洗浄水の後処理も不要であるという利点が存する。
次に、本実施例に係る鋼板自動清掃システム1について、図1乃至図15を参照して更に詳述する。
本実施例に係る鋼板自動清掃システム1は、図2乃至図4に示すように、略四角形状に枠組みされるとともに下部側に前方に向けて下部フレーム12Aを突出させた鋼板固定用枠体12と、前記下部フレーム12Aに沿ってその長さ方向に敷設した鋼板自動清掃装置11移動用の一対構成の平行配置のレール13と、前記下部フレーム12Aの左右端部側に組み込んだ左右一対の左右保持ユニット14と、前記下部フレーム12Aの底部上に所定間隔で組み込んだ例えば8個列設構成のリフトアップユニット15と、前記鋼板固定用枠体12の上部に所定間隔で各々位置調整可能に組み込んだ例えば4個列設構成の上部保持ユニット16と、前記鋼板固定用枠体12の下部フレーム12A上で、かつ、その図2において右端側に配置され、前記一対構成のレール13により案内されて移動し前記前記鋼板固定用枠体12により固定保持される鋼板2の清掃(洗浄)を行う鋼板自動清掃装置11を構成する鋼板自動清掃ユニット17と、前記鋼板固定用枠体12の図2において右端側に配置したオペレータO用の操作ボックス101と、図3に示すように、前記鋼板固定用枠体12の背面側に組み込んだ電気制御盤19と、を有している。
次に、前記本実施例に係る鋼板自動清掃システム1を構成する各要素について説明する。
まず、図5乃至図7を参照して前記鋼板2の右端側用の左右保持ユニット14について詳述する。
前記左右保持ユニット14は、前記鋼板固定用枠体12の下部フレーム12Aに固定配置した保持枠部21により保持用レバー22の略中間部を回動可能に支持するとともに、同じく前記鋼板固定用枠体12の下部フレーム12Aに固定配置され、かつ、保持枠部21の近傍位置に配置したアクチュエーター23により前記保持用レバー22を図5に示す傾斜位置と鉛直位置とにわたって変位させ、前記保持用レバー22の鉛直位置で前記鋼板2の右端面を固定保持する構成としている。
この場合の保持力としては、例えば500kgfの例を挙げることができる。
なお、前記鋼板2の左端側用の左右保持ユニット14は、上述した構成を左右逆配置として用いるものである。
次に、図8乃至図11を参照して前記下部フレーム12Aの底部側に所定間隔で組み込んだ例えば8個列設構成の前記リフトアップユニット15について説明する。
前記各リフトアップユニット15は、図8、図9に示すように、前記下部フレーム12Aから起立させた4個の支持支柱24により下部固定板25を水平配置に支持して下部固定枠部25Aを構成し、この下部固定枠部25Aの両側部を貫通して2本の垂直ガイド棒26を垂直上下動可能に組み込み、更に前記下部固定板25の中央部を貫く配置でアクチュエーター27を組み込み、前記アクチュエーター27の上端に上部変位板28、及び上部変位板28上に配置した支持体29aにより保持した側面視V状を呈するリフトアップ片29を一体化したリフトアップ体30を垂直上下動可能に配置している。
また、前記2本の垂直ガイド棒26の上端を、前記上部変位板28の下面に連結している。
更に、前記リフトアップユニット15の上部変位板28より下側の各要素を防護するために、鋼板2から落下する土砂等による汚れを防ぐ防塵カバー31を備えている。
そして、前記アクチュエーター27による持ち上げ力による前記リフトアップ片29の上昇により、図10、図11に示すように、前記鋼板2(鋼板2の下端側)を上方に持ち上げるように構成している。
この場合の持ち上げ力としては、例えば470kgfの例を挙げることができる。
次に、図2乃至図4、及び図12乃至図15を参照して、本実施例に係る鋼板自動清掃システム1における前記鋼板固定用枠体12の上部に所定間隔で各々位置調整可能に組み込んだ例えば4個列設構成の上部保持ユニット16について説明する。
前記各上部保持ユニット16は、前記鋼板固定用枠体12の上部に取り付けた鋼板上部保持体位置調整部32と、この鋼板上部保持体位置調整部32により前記鋼板自動清掃ユニット17内の鋼板2の上部に対する対峙位置が調整される鋼板上部保持体33とを有している。
前記鋼板上部保持体位置調整部32は、図4に示すように、前記鋼板固定用枠体12の上部から前方に向けて突出させた上部フレーム12Bにより固定支持された固定体34と、この固定体34により水平支持した水平シリンダー35と、この水平シリンダー35の水平前後方向に駆動される水平シリンダーロッド36に取り付けた鋼板上部保持体用取り付け部37とを具備している。
また、前記鋼板上部保持体33は、前記鋼板上部保持体用取り付け部37により垂直配置に支持された垂直シリンダー38と、この垂直シリンダー38の垂直方向に駆動される垂直シリンダーロッド39と、前記垂直シリンダーロッド39の先端に取り付けた鋼板上部保持爪体40とを具備している。
そして、前記水平シリンダー35の水平シリンダーロッド36と、前記垂直シリンダー38の垂直シリンダーロッド39の各伸縮動作により、前記鋼板上部保持爪体40の前記鋼板自動清掃装置11内の鋼板2の上部に対する位置調整を行い、図15に示すように、前記鋼板上部保持爪体40を前記鋼板2の上部に嵌め付けて前記鋼板自動清掃装置11内の鋼板2の上部を固定するように構成している。
次に、図2乃至図4、及び図16乃至図37を参照して前記鋼板自動清掃装置11について説明する。
前記鋼板自動清掃装置11は、前記一対構成のレール13により案内されて移動し鋼板自動清掃ユニット17に設けたブラシ群による鋼板2の各面(表面、裏面)の付着物の掻き落し、拭き落しを行う洗浄水を使用しない乾式構成である。
前記鋼板2の寸法を例示すると、例えば、3×6、4×8、5×10、5×20(尺)の4種を対象とする例を挙げることができる。
前記鋼板自動清掃装置11は、図16乃至図18に示すように、起立状態の鋼板2が側面側から投入可能なように直方体枠状に枠組みされた自動清掃装置本体41と、この自動清掃装置本体41内において前記鋼板2の表裏両面に対向するように配置した複数のブラシ群を組み込んだ鋼板自動清掃ユニット17と、有している。
前記自動清掃装置本体41は、下端部に配置した前記レール13に係合する合計4個のレール係合片42と、進行方向に沿った表裏で2個ずつのレール係合片42を支持する進行方向に沿った表裏で1本ずつ合計2本の下部連結片43と、前記合計2本の下部連結片43の進行方向先端、進行方向後端から垂直立設配置した合計4本の支持支柱44と、進行方向に沿った2本ずつの支持支柱44を連結する表裏2本の上部連結片45と、表裏2本の上部連結片45を進行方向とは直交する配置で連結する上部連結板46と、を具備している。
前記自動清掃装置本体41は、往復移動可能に構成したとともに、往復移動を変速可能に構成して実施しても良い。
前記鋼板自動清掃ユニット17は、図16、図17に示すように、上部用ワイヤーブラシユニット47A、下部用ワイヤーブラシユニット47B、及び中間部用ワイヤーブラシユニット47Cからなる片側3分割ずつの構成で、かつ、前記鋼板2の両面を挟む配置である掻き落しワイヤーブラシユニット47と、同じく前記鋼板2の両面を挟む配置である詳細は後述する拭き落しブラシユニット(仕上げブラシユニット)48と、により構成している。
また、3分割配置の上部用ワイヤーブラシユニット47A、下部用ワイヤーブラシユニット47B、及び中間部用ワイヤーブラシユニット47C、及び拭き落しブラシユニット(仕上げブラシユニット)48の前記鋼板2に対する配置態様については後述する。
なお、前記鋼板自動清掃ユニット17における掻き落しワイヤーブラシユニット47の分割数は、上述したものに限定されるものではなく、2分割構成、4分割構成等、種々の複数分割構成とすることもできる。
前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aは、図16、図17に示すように、前記自動清掃装置本体41の上部側に対して揺動用モータ49を固定配置に組み込み、揺動用モータ49によりブラシ揺動支持体50を介して上部用ワイヤーブラシユニット47Aの上部用ワイヤーブラシ51Aを前記鋼板2の面(表面、裏面)に沿って揺動させ、これらの面に付着持している付着物を掻き落とすように構成している。
すなわち、前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aは、前記自動清掃装置本体41の上部側に固定配置した揺動用モータ49と、この揺動用モータ49により一端が支持され、他端側を前記自動清掃装置本体41内の鋼板2の面の上部側に沿うように延在したブラシ揺動支持体50と、このブラシ揺動支持体50に取り付けた上部用ワイヤーブラシ51Aと、を有している。
更に、前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aは、前記上部用ワイヤーブラシ51Aの各ブラシ片53の前記鋼板2の面の上部側への押し付力を調整可能な圧接力調整機構部55を具備している。
前記ブラシ揺動支持体50は、前記揺動用モータ49の原動プーリ49aにより一端が揺動可能に支持されるとともに、後述するブラシ保持体52が添設される揺動アーム50aと、この揺動アーム50aの側方に平行配置に連結した第1アーム50bと、この第1アーム50bの更に側方に平行配置に連結した第2アーム50cと、この第2アーム50cの更に側方に平行に連結配置した第3アーム50dと、前記揺動用モータ49の原動軸に一端側が嵌装されるとともに、前記第2アーム50cに連結した連結アーム50eと、を具備している。
更に、前記ブラシ揺動支持体50は、前記圧接力調整機構部55を構成するように、前記第2アーム50c、第3アーム50dにわたって、かつ、これらの略中央位置にアクチュエーター53を水平配置に取り付けるとともに、前記第2アーム50c、第3アーム50dにわたって、かつ、前記アクチュエーター53の両側位置にガイド棒54a、54bを取り付けている。
そして、前記揺動用モータ49により、前記ブラシ揺動支持体50を介して上部用ワイヤーブラシユニット47Aの上部用ワイヤーブラシ51Aを前記鋼板2の上部側の面(表面、裏面)に沿って揺動させて、これらの面に付着している付着物を掻き落とすとともに、前記圧接力調整機構部55のアクチュエーター53により、第1アーム50b、揺動アーム50aを介して前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aにおける上部用ワイヤーブラシ51Aの前記鋼板2の面に対する押し付力を調整可能に構成している。
前記鋼板自動清掃装置11における鋼板自動清掃ユニット17を構成する拭き落しブラシユニット(仕上げブラシユニット)48の詳細については後述する。
前記下部用ワイヤーブラシユニット47Bは、図16、図17に示すように、前記鋼板2の面の下部位置に対向して配置されるとともに、前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aと同様な構成で、かつ、前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aと上下対象配置の構成として、前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aと同様に、前記鋼板2の下部側の面(表面、裏面)に付着している付着物を掻き落とすとともに、前記圧接力調整機構部55のアクチュエーター53により、第1アーム50b、揺動アーム50aを介して前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aにおける上部用ワイヤーブラシ51Aの前記鋼板2の面に対する押し付力を調整可能に構成している。
前記中間部用ワイヤーブラシユニット47Cは、図16、図17に示すように、前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aと同様な構成からなり、前記上部用ワイヤーブラシユニット47A、前記下部用ワイヤーブラシユニット47Bの中間の位置で、かつ、前記鋼板自動清掃ユニット17の進行方向の前側に位置ずれするように配置され、更に前記揺動用モータ49が下側となる配置としている。
そして、前記鋼板2の中央部側の面(表面、裏面)に付着している付着物を掻き落とすとともに、前記圧接力調整機構部55のアクチュエーター53により、第1アーム50b、揺動アーム50aを介して前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aにおける上部用ワイヤーブラシ51Aの前記鋼板2の面に対する押し付力を調整可能に構成している。
次に、図20乃至図23を参照して、本実施例に係る鋼板自動清掃装置11における鋼板自動清掃装置駆動部61の構成について説明する。
この鋼板自動清掃装置駆動部61は、前記鋼板固定用枠体12の図3において上部に固定配置した移動駆動用モータ62の原動軸に取り付けたスプロケット63に駆動チェーン64を掛け渡し、駆動チェーン64の一部を前記一対構成のレール13上で案内される鋼板自動清掃装置11に取り付けて、駆動チェーン駆動方式で前記鋼板自動清掃装置11を図3に示す前記鋼板固定用枠体12内で固定される鋼板2の長さ方向に沿ってX方向に進退動させるように構成している。
前記駆動チェーン64の一部には測長エンコーダ65が配置され、また、前記駆動チェーン64の端部にはチェーンテンショナー66が配置されている。
図22は移動駆動用モータ62の概略右側面を示し、図23はチェーンテンショナー66の概略左側面を示すものである。
次に、図24乃至図27を参照して、一部重複するが本実施例に係る鋼板自動清掃装置11における下部用ワイヤーブラシユニット47Bの構成について詳述する。
前記下部用ワイヤーブラシユニット47Bは、図24乃至図27に示すように、前記自動清掃装置本体41の下部側に対して揺動用モータ49を固定配置に組み込み、揺動用モータ49によりブラシ揺動支持体50を介して下部用ワイヤーブラシユニット47Bの下部用ワイヤーブラシ51Bを前記鋼板2の面(表面、裏面)に沿って揺動させ、これらの面に付着している付着物を掻き落とすように構成している。
すなわち、前記下部用ワイヤーブラシユニット47Bは、前記自動清掃装置本体41の下部側に固定配置した揺動用モータ49と、この揺動用モータ49により一端が支持され、他端側を前記自動清掃装置本体41内の鋼板2の面の下部側に沿うように延在したブラシ揺動支持体50と、このブラシ揺動支持体50に取り付けた下部用ワイヤーブラシ51Bと、を有している。
更に、前記下部用ワイヤーブラシユニット47Bは、前記下部用ワイヤーブラシ51Bのブラシ片56の前記鋼板2の面の下部側への押し付力を調整可能な圧接力調整機構部55を具備している。
すなわち、前記ブラシ揺動支持体50は、前記揺動用モータ49の原動プーリ49aにより一端が揺動可能に支持されるとともに、後述するブラシ保持体52が添設される揺動アーム50aと、この揺動アーム50aの側方に平行配置に連結した第1アーム50bと、この第1アーム50bの更に側方に平行配置に連結した第2アーム50cと、この第2アーム50cの更に側方に平行に連結配置した第3アーム50dと、前記揺動用モータ49の原動軸に一端側が嵌装されるとともに、前記第2アーム50cに連結した連結アーム50eと、を具備している。
更に、前記ブラシ揺動支持体50は、前記圧接力調整機構部55を構成するように、前記第2アーム50c、第3アーム50dにわたって、かつ、これらの略中央位置にアクチュエーター53を水平配置に取り付けるとともに、前記第2アーム50c、第3アーム50dにわたって、かつ、前記アクチュエーター53の両側位置にガイド棒54a、54bを取り付けている。
そして、前記揺動用モータ49により、前記ブラシ揺動支持体50を介して下部用ワイヤーブラシユニット47Bの下部用ワイヤーブラシ51Bを前記鋼板2の下部側の面(表面、裏面)に沿って揺動させ、これらの面に付着している付着物を掻き落とすとともに、前記圧接力調整機構部55のアクチュエーター53により、第1アーム50b、揺動アーム50aを介して前記下部用ワイヤーブラシユニット47Bにおける下部用ワイヤーブラシ51Bの前記鋼板2の面に対する押し付力を調整可能に構成している。
前記揺動用モータ49の揺動ストロークは±20mm、揺動回数は2.5回/秒、揺動力は60kgf、前記圧接力調整機構部55による押し付力は約78kgfの例を挙げることができる。
このような数値例は、前記上部用ワイヤーブラシユニット47A、中間部用ワイヤーブラシユニット47Cに関しても同様である。
次に、図28乃至図30を参照して前記仕上げブラシユニット(拭き落しブラシユニット)48及び仕上げブラシユニット支持部71について説明する。
前記仕上げブラシユニット48は、前記鋼板2の面(表面、裏面)に関して前記鋼板2の両面を挟む配置で、かつ、前記上部用ワイヤーブラシユニット47A等よりも後側位置(進行方向後側位置)において前記鋼板2の両面に接触して前記上部用ワイヤーブラシユニット47A等で掻き落した付着物の残存物を拭き落すように機能するものである。
前記仕上げブラシユニット48は、図28、図29に示すように、前記自動清掃装置本体41側に仕上げブラシ支持部71を配置して仕上げブラシ75を支持するように構成している。
前記仕上げブラシ支持部71は、前記自動清掃装置本体41側に基底板76を配置し、この基底板76の両隅部から一対の支持支柱77を所定の間隔で立設し、一対の支持支柱77の各突出端に上部板78を固設することにより構成している。
更に、上部板78の側方には仕上げブラシ支持板79を平行配置し、一対の支持支柱77の外側位置に前記上部板78を貫き一方の突出端を前記ブラシ支持板79の一面に固設一対のガイド棒80を配置し、また、前記上部板78の中央に位置してこの上部板78と前記ブラシ支持板79とにわたってアクチュエーター81を配置している。
そして、前記ブラシ支持板79に仕上げブラシ75を取り付けて、この仕上げブラシ75のブラシ片75aを鋼板2の面に当接させ、この仕上げブラシ75により前記自動清掃装置本体41の進行に伴って前記上部用ワイヤーブラシユニット47A等で掻き落した付着物の残存物を拭き落すように構成している。
また、前記アクチュエーター81の動作で前記ブラシ支持板79を介して前記仕上げブラシ75のブラシ片75aの鋼板2の面に対する押付力を調整可能としている。この場合のブラシ片75aの鋼板2の面に対する押付力としては約75kgfの例を挙げることができる。
前記仕上げブラシユニット支持部71は、図30に示すように、前記自動清掃装置本体41の上部側に対して下向きにアクチュエーター72を取り付け、このアクチュエーター72により前記仕上げブラシユニット48を吊り下げ支持する支持片73を上下調整可能としている。
すなわち、前記仕上げブラシユニット支持部71は、前記自動清掃装置本体41の進行に連動して前記仕上げブラシユニット48を鋼板2の各面に沿って進行させるように構成している。
次に、図31乃至図33を参照して前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aの上部用ワイヤーブラシ51Aの具体的構成について発明する。
この上部用ワイヤーブラシ51Aは、図31乃至図33に示すように、多数のブラシ片(線材)83を直線状に束ねて列設配置したブラシ部82と、このブラシ部82を保持して前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aにセットできるようにするための四角枠状で、かつ、その側面に多数の取付穴85を列設した取り付けプレート84と、を具備している。
前記ブラシ片(線材)83の材質、線径等については、以下の例を挙げることができる。
前記ブラシ片(線材)83の材質としては、例えばピアノ線、鋼(はがね)、バネ用ステンレス等を用いる。
また、前記ブラシ片(線材)83の線径としては直径0.3mm~0.7mm程度のものを用いる。
更に、前記ブラシ片(線材)83の長さとしては30~40mm程度のものを用いる例を挙げることができる。
前記下部用ワイヤーブラシ51Bも上部用ワイヤーブラシ51Aと同様な構成である。
更に、前記中間部用ワイヤーブラシユニット47Cの中間部用ワイヤーブラシ51Cに関しても同様である。
次に、図34、図35を参照して前記仕上げブラシユニット48の仕上げブラシ75の具体的構成について説明する。
前記仕上げブラシ75は、図34、図35に示すように、多数のブラシ片(例えば合成樹脂材からなる)86を直線状に束ねて列設配置したブラシ部87と、このブラシ部87を保持して前記仕上げブラシユニット48にセットできるようにするための四角枠部88及び突片89を一体化した取り付けプレート90と、を具備している。
また、前記突片89には、多数の取付穴91を列設配置している。
前記仕上げブラシユニット48のブラシ片86の材質、線径等については、以下の例を挙げることができる。
前記仕上げブラシユニット48のブラシ片86の材質としては、ナイロン製ブラシ片等の柔軟性を有する合成樹脂製のものを用いる。
また、前記仕上げブラシユニット48のブラシ片86の線径としては、直径0.3~1.0mm程度のものを用いる。
更に、前記ブラシ片86の長さ(毛丈)は、前記ブラシ片83の長さと同様30~40mm程度のものを用いるか又はこれよりも少し長めのものを用いる例を挙げることができる(清掃用の「ほうき」的な考え)。
次に、図36を参照して本実施例における鋼板2の各面に対する各ワイヤーブラシ(上部用ワイヤーブラシ51A、下部用ワイヤーブラシ51B及び中間部用ワイヤーブラシ51C)、仕上げブラシ75の配置例及び挙動について説明する。
本実施例においては、前記上部用ワイヤーブラシ51Aと下部用ワイヤーブラシ51Bとを鋼板2の各面に対して上部側、下部側に上下分離配置で押し付け、また、中間部用ワイヤーブラシ51Cは、前記上部用ワイヤーブラシ51A、下部用ワイヤーブラシ51Bの中間の位置で、かつ、進行方向先方側で押し付けて各々揺動させ、鋼板2の各面の付着物を掻き落す。
また、前記仕上げブラシ75は前記上部用ワイヤーブラシ51Aと下部用ワイヤーブラシ51Bよりも後方位置で鋼板2の各面に対して進行方向と垂直配置となるように押付け、前記各ワイヤーブラシで掻き取った付着物の残存物を拭き落す。
図37は、本実施例における平坦な鋼板2に対するワイヤーブラシ群の配置を示すものであり、また、図38本実施例における湾曲した鋼板2に対するワイヤーブラシ群の配置を示すものである。
平坦な鋼板2の場合には、図37に示すように鋼板2の各面に対して前記上部用ワイヤーブラシ51A、下部用ワイヤーブラシ51B、及び前記中間部用ワイヤーブラシ51Cの各ブラシ部を面一とした状態で押付け、これらによる掻き落し動作を実行する。
前記仕上げブラシ75のブラシ部85についても鋼板2の各面に対して前記ブラシ部85を押し付け、これによる拭き落しを行う。
また、湾曲した鋼板2に対しては、図38に示すように、鋼板2の各湾曲面に対応するように前記上部用ワイヤーブラシ51A、下部用ワイヤーブラシ51B、及び前記中間部用ワイヤーブラシ51Cの各ブラシ部を押し付け、これらによる掻取り動作を実行する。
前記仕上げブラシ75についても鋼板2の湾曲面に対応するように前記仕上げブラシ75のブラシ部85を押付け、これによる拭き落しを行う。
次に、図39乃至図41を参照して、本実施例に係る鋼板自動清掃システム1を構成する操作ボックス101について説明する。
前記操作ボックス101は、前記鋼板固定用枠体12の図2おいて右端側実行するに固定配置され、オペレータOがタッチパネル式で各種操作を実行するものであり、四角箱状の操作ボックス本体102を備えている。
前記操作ボックス本体102には、電源ボタンスイッチ103、緊急停止ボタンスイッチ104、タッチパネル105、動作発信や警告発信のためのランプユニット106が組み込まれている。
また、前記タッチパネル105には、動作プログラムに基づく自動、手動を行うためのモードボタン、リセットボタン等が表示されるように構成している。
次に、図42、図43を参照して、本実施例に係る鋼板自動清掃システム1における対人進入検知ユニット111について説明する。
前記対人進入検知ユニット111は、前記本実施例に係る鋼板自動清掃システム1における前記鋼板固定用枠体12や鋼板自動清掃装置11の領域に進入者O1が進入したか否かを検知するものである。
すなわち、前記鋼板固定用枠体12や鋼板自動清掃装置11の領域の両隅部に検知用支柱112、113を対向配置に立て、検知用支柱112には上下2系統の例えば赤外光を発する検知用光線発光部114を、検知用支柱113には上下2系統の検知用光線受光部115を配置して、検知用光線発光部114、検知用光線受光部115間の光線の遮断の有無により進入者O1が進入したか/r否かを検知するように構成している。
図44は前記鋼板自動投入機ユニット4による鋼板2の前記鋼板自動清掃装置11へ起立状態での投入動作を示すものである。
なお、前記鋼板自動投入機ユニット4の構成は既述した通りである。
次に、本実施例に係る鋼板自動清掃システム1の制御系について図45を参照して説明する。
本実施例に係る鋼板自動清掃システム1は、前記鋼板自動清掃システム1の動作プログラムを格納したプログラムメモリ121と、前記動作プログラムにより動作する制御部122とを具備し、前記制御部122により、前記自動搬送ユニット3と、前記鋼板自動投入機ユニット4と、前記鋼板自動清掃装置11と、前記操作ボックス101と、前記対人進入検知ユニット111との動作制御を実行するように構成している。
次に、本実施例に係る鋼板自動清掃システム1全体の動作フローについて図46を参照して説明する。
本実施例に係る鋼板自動清掃システム1においては、まず、オペレータOが前記操作ボックス本体102の電源ボタンスイッチ103を操作し、電源をオンすると、鋼板自動清掃システム1自体の運転準備完了であれば次に移行し、運転準備完了でなければ各要素は原点に復帰し、運転準備完了待ちとなる。
次に運転準備完了であれば、動作プログラムにより自動モードか否か判断され、自動モードであれば前記鋼板自動投入機ユニット(投入機)4に鋼板2がセットされる。
また、自動モードでなければ自動プッシュボタンスイッチのオン待ちとなる。
次に、前記投入機への鋼板2のセット完了か否かが判断され、鋼板セット完了であればオペレータOの操作によりスタートボタンオンとされる。鋼板セット未完了であれば、鋼板セット待ちとなる。
スタートボタンオンの後、必要に応じて鋼板位置の修正が行われる。
次に、清掃機内に鋼板2があるか無いかが判断され、清掃機に鋼板2が無い場合には前記投入機が起立動作し、前記投入機による清掃機への鋼板2の投入動作が実行される。
また、清掃機内に鋼板2がある場合には、前記清掃機内に鋼板2があるか無いかが判断ステップに戻る。
清掃機への鋼板2の投入動作が実行された後、当該鋼板2は清掃機内に設置されクランプされて固定状態となる。
すなわち、清掃機内における鋼板2のクランプがOKか否かが判断され、クランプOKであれば、鋼板2を開放し、その後後退する。
また、クランプOKでなければ、リトライ処理が実行され、クランプOKか否かの判断に戻る。
この後、清掃機及び前記鋼板固定用枠体内に保持された鋼板2に対する清掃機による清掃(洗浄)がスタートする。
すなわち、清掃機を構成するワイヤーブラシユニット47及び仕上げブラシユユニット48による動作で鋼板2両面の清掃が実行されて、鋼板2に対する清掃送り端に到達すると、清掃機の各要素は初期位置に戻る。
次に、取り出し機(図示せず)が前進し、この取り出し機が清掃済の鋼板2をクランプする。
次に、取り出し機による鋼板2のクランプがOKか否かが判断され、クランプOKであれば、前記鋼板固定用枠体内で鋼板2のクランプが開放される。
また、クランプOKでなければ、リトライ処理が実行され、鋼板2のクランプOKか否かの判断に戻る。
次に、取り出し機が後退し、次のワーク処理、清掃完了済の鋼板2の処理に移行する。
すなわち、次のワーク処理では、取り出し機後退完了の後、清掃機がリターンし、リターン完了後、次ワーク待ち待機状態となり、この後、既述した鋼板セット完了か否かの判断処理に移行する。
一方、清掃完了済の鋼板2の処理では、取り出し機の後退完了の後、供給機が水平移動し、供給機の水平移動完了後、更に清掃完了済の鋼板2の一次待機位置が空いているか否かが判断され、一次待機位置が空いていれば清掃完了済の鋼板2の払い出し処理が実行され、払い出し処理完了後、清掃完了済の鋼板2の取り出し処理が実行され、取り出し完了で一次待機位置が空いているか否かの判断ステップに戻る。
上述した処理で清掃完了済の鋼板2の一次待機位置が空いていない場合は清掃完了済の鋼板2の取り出し待機状態となる。
なお、上述した清掃完了済の鋼板2の取り出しは、後述する清掃済鋼板のストックヤードへの移載処理に関する動作フロー図47の丸数字3に対応する。
次に図47を参照して一部重複するが清掃済の鋼板2のストックヤードへの移載処理に関する動作フローについて説明する。
オペレータOが前記操作ボックス本体102の電源ボタンスイッチ103を操作し、電源をオンすると、鋼板自動清掃システム1自体の運転準備完了であれば次に移行し、運転準備完了でなければ各要素は原点に復帰し、運転準備完了待ちとなる。
次に運転準備完了であれば、動作プログラムにより自動モードか否か判断され、自動モードであれば本システムにおいて清掃機が鋼板2の取り出し待機中か否かが判断され、取り出し待機中であれば、清掃機から鋼板2が取り出される(図47丸数字3)。
清掃機から清掃済の鋼板2が取り出されると、この清掃済の鋼板2は、ストックヤードへ移載され、移載完了となり、清掃機が鋼板2を取り出し待機中か否かのステップに戻る。
一方、清掃機が鋼板2の取り出し待機中でなければ、更に、本システム1において清掃機における鋼板セット待ちか否かが判断され、鋼板セット待ちであれば未清掃の鋼板2をストックヤードへ移載し、次いで未清掃の鋼板2を取り出し、投入機へ移載し、移載完了後、前記鋼板2の取り出し待機中か否かのステップに戻る。
そして、清掃機における鋼板セット待ちか否かが判断されて、鋼板セット待ちでなければ、前記鋼板2の取り出し待機中か否かのステップに戻る。
次に、本実施例に係る鋼板自動清掃装置11について総括的に説明する。
本実施例に係る鋼板自動清掃装置11によれば、前記上部用ワイヤーブラシユニット47Aの上部用ワイヤ-ブラシ51A、下部用ワイヤーブラシユニット47Bの下部用ワイヤ-ブラシ51B、前記中間部ワイヤーブラシユニット47Cの中間部用ワイヤ-ブラシ51Cの揺動による掻き落し、及び前記仕上げブラシユニット48の仕上げブラシ75の左右への移動による拭き落しを行う構成であるため、全体として省スペース化が可能である。
また、前記各ブラシ群を回転させて汚れを取り除く構成ではないため.各ブラシ群の損傷は必要最小限で済む。
更に、鋼板2の汚れ度合いによって各ブラシ群の鋼板2への押し付力を調整することもできる。
更にまた、各ブラシ群を鋼板2の面に沿って往復移動可能な構成であるため、鋼板2の面が特に汚れが多いような場合は状況に応じて各ブラシ群の速度変更とともに、複数回往復移動させることができる。
本実施例に係る鋼板自動清掃装置11によれば、前記鋼板2を起立状態(垂直又は略垂直状態)として清掃するため、鋼板2の表面、裏面の状態を一目で確認でき、水を使用しないため汚濁水が発生することがないという利点も存する。
更に、鋼板2の面から掻き落とされた土砂類はコンペア等を使用して外部へ自動搬送することが可能である。
次に、本実施例の鋼板自動清掃システム1、鋼板自動清掃装置11及び鋼板自動清掃方法について関連事項を付記する。
本実施例の鋼板自動清掃装置11及び鋼板自動清掃方法においては、鋼板2を垂直又は斜めに固定配置し、ブラシ群を移動させて水を使用しない乾式で表裏両面を同時に清掃できる。
なお、散水しながら鋼板自動清掃装置11を動作させても良い。
本実施例では、前記ブラシ群のうち、掻き落しブラシ群を揺動させ、拭き落しブラシは直線的に移動させているが、それぞれ上下方向のみ、水平方向(左右方向)のみに動作させても良い。
また、掻き落しブラシ群は、必ずしも金属製で無くても良く前記材質を含めた複合材料を使用することができる。
拭き落しブラシも前記材質を含めた複合材料を使用することもできる。
更に、前記掻き落しブラシ群は、既述した場合の他何分割構成でも良い。
本実施例の鋼板自動清掃装置11及び鋼板自動清掃方法において、前記各ブラシ群のブラシの線径、毛丈を変更(交換)する場合には、鋼板2の汚れ度合いによって、種々のブラシと交換して最適品を見出すことができる。
すなわち、実験を繰り返し検証して、現物によって稼働させて確認するようにする。
なお、線径、毛丈の長さによってブラシの剛性が大きく変化することに留意する。
また、本実施例の鋼板自動清掃装置11及び鋼板自動清掃方法における鋼板2の清掃(洗浄)時間に関しては、鋼板2の汚れ度合いによって、ブラシ群の移動する速度、揺動する速度、押し付力、往復回数等の条件を変えることで種々に異なることに留意する。
本実施例の鋼板自動清掃装置11及び鋼板自動清掃方法は、水を使用しない乾式であるが、鋼板が多くの水分を含んだ状態でも動作可能であるものの、ブラシ群にあまりにも多くの粘土質の土が付着しているような場合はブラシ群の清掃が必要になるときもあることに留意する。
なお、本実施例の鋼板自動清掃装置11及び鋼板自動清掃方法においては、ブラシ群全面に直接ノズルによって散水しながら動作させることも可能である。
また、本実施例の鋼板自動清掃装置11及び鋼板自動清掃方法は、基本的には屋内仕様であるが、一部の部材のステンレス化、若しくはカバー材追加等の仕様変更により屋外仕様として屋外の工事現場等への設置を可能とすることもできる。
なお、本発明に係る鋼板自動清掃システム、鋼板自動清掃装置、及び鋼板自動清掃方法においては、前記鋼板から掻き落とされた土砂類を適宜の位置に自動搬送可能とするコンベア等を設置する構成とすることもできる。
本発明の鋼板自動清掃装置は、工事現場等で生じる付着物が付いた鋼板に適用する他、ビルや家屋の建設現場等で用いる付着物が付いた鋼板に関しても幅広く好適に利用可能である。
1 鋼板自動清掃システム
2 鋼板
3 自動搬送ユニット
4 鋼板自動投入機ユニット(投入機)
5 搬送ローラー
6 搬送ローラー支持台
7 油圧シリンダー
8 油圧ジャッキ
9 鋼板起立補助機構部
11 鋼板自動清掃装置(清掃機)
12 鋼板固定用枠体
12A 下部フレーム
12B 上部フレーム
13 レール
14 左右保持ユニット
15 リフトアップユニット
16 上部保持ユニット
17 鋼板自動清掃ユニット
19 電気制御盤
21 保持枠部
22 保持用レバー
23 アクチュエーター
24 支持支柱
25 下部固定板
25A 下部固定枠部
26 垂直ガイド棒
27 アクチュエーター
28 上部変位板
29 リフトアップ片
29a 支持体
30 リフトアップ体
31 防塵カバー
32 鋼板上部保持体位置調整部
33 鋼板上部保持体
34 固定体
35 水平シリンダー
36 水平シリンダーロッド
37 鋼板上部保持体用取り付け部
38 垂直シリンダー
39 垂直シリンダーロッド
40 鋼板上部保持爪体
41 自動清掃装置本体
42 レール係合片
43 下部連結片
44 支持支柱
45 上部連結片
46 上部連結板
47 掻き落としブラシユニット(ワイヤーブラシユニット)
47A 上部用ワイヤーブラシユニット
47B 下部用ワイヤーブラシユニット
47C 中間部用ワイヤーブラシユニット
48 仕上げブラシユニット
49 揺動用モータ
49a 原動プーリ
50 ブラシ揺動支持体
50a 揺動アーム
50b 第1アーム
50c 第2アーム
50d 第3アーム
50 連結アーム
51A 上部用ワイヤーブラシ
51B 下部用ワイヤーブラシ
51C 中間部用ワイヤーブラシ
52 ブラシ保持体
53 アクチュエーター
54a ガイド棒
54b ガイド棒
55 圧接力調整機構部
56 ブラシ片
61 鋼板自動清掃装置駆動部
62 移動駆動用モータ
63 スプロケット
64 駆動チェーン
65 測長エンコーダ
66 チェーンテンショナー
71 仕上げブラシユニット支持部
72 アクチュエーター
73 支持片
75 仕上げブラシ
75a ブラシ片
76 基底板
77 支持支柱
78 上部板
79 ブラシ支持板
80 ガイド棒
81 アクチュエーター
82 ブラシ部
83 ブラシ片
84 取り付けプレート
85 取付穴
86 ブラシ片
87 ブラシ部
88 四角枠部
89 突片
90 プレート
91 取付穴
101 操作ボックス
102 操作ボックス本体
103 電源ボタンスイッチ
104 緊急停止ボタンスイッチ
105 タッチパネル
106 ランプユニット
111 対人進入検知ユニット
112 検知用支柱
113 検知用支柱
114 検知用光線発光部
115 検知用光線受光部
121 プログラムメモリ
122 制御部
O オペレータ
O1 進入者

Claims (10)

  1. 工事現場等で用いる清掃用の鋼板、及び清掃済鋼板の平面状の送り込み搬送、取り出し搬送を行う自動搬送ユニットと、
    前記自動搬送ユニットの末端に配置した起立状態の鋼板の付着物に対するブラシ群による掻き落し、拭き落しを行う鋼板自動清掃装置と、
    前記自動搬送ユニットにより平面状に搬送される清掃用鋼板を起立状態として前記鋼板自動清掃装置へ投入するとともに、前記鋼板自動清掃装置から起立状態で引き出される清掃済鋼板を平面状に戻して前記自動搬送ユニットの搬送面上に載せる鋼板自動投入機ユニットと、
    を有することを特徴とする鋼板自動清掃システム。
  2. 工事現場等で用いる清掃用鋼板、及び清掃済鋼板の平面状の送り込み搬送、取り出し搬送を行う自動搬送ユニットと、
    前記自動搬送ユニットの末端に配置した起立状態の鋼板の付着物に対する掻き落しブラシ群による掻き落し清掃、仕上げ用ブラシによる拭き落し清掃を行う鋼板自動清掃装置と、
    前記自動搬送ユニットにより平面状に搬送される清掃用鋼板を起立状態として前記鋼板自動清掃装置へ投入するとともに、前記鋼板自動清掃装置から起立状態で引き出される清掃済鋼板を平面状に戻して前記自動搬送ユニットの搬送面上に載せる鋼板自動投入機ユニットと、
    を有することを特徴とする鋼板自動清掃システム。
  3. 工事現場等で用いる清掃用の鋼板、及び清掃済鋼板の平面状の送り込み搬送、取り出し搬送を行う自動搬送ユニットと、
    略四角形状に枠組みされるとともに下部側に前方に向けて下部フレームを突出させた鋼板固定用枠体と、
    前記下部フレームに沿ってその長さ方向に敷設した鋼板自動清掃装置移動用の一対構成の平行配置のレールと、
    前記下部フレームの左右端部側に組み込んだ鋼板用の左右一対の左右保持ユニットと、
    前記下部フレームの底部上に所定間隔で組み込んだ鋼板用のリフトアップユニットと、
    前記鋼板固定用枠体の上部に所定間隔で各々位置調整可能に組み込んだ鋼板用の上部保持ユニットと、
    前記鋼板固定用枠体の下部フレーム上で、かつ、その右端側に配置され、前記一対構成のレールにより案内されて移動し前記前記鋼板固定用枠体により固定保持される起立状態の鋼板の付着物に対するブラシによる掻き落し、拭き落しを行う鋼板自動清掃装置と、
    前記自動搬送ユニットにより平面状に搬送される清掃用鋼板を起立状態として前記鋼板自動清掃装置へ投入するとともに、前記鋼板自動清掃装置から起立状態で引き出される清掃済鋼板を平面状に戻して前記自動搬送ユニットの搬送面上に載せる鋼板自動投入機ユニットと、
    を有することを特徴とする鋼板自動清掃システム。
  4. 投入される付着物が両面に付着した鋼板の清掃を自動で行う鋼板自動清掃装置であって、
    起立状態の鋼板が側面側から投入可能であるとともに固定配置される前記鋼板に対してその両面に沿って往復移動可能に構成した自動清掃装置本体と、
    前記自動清掃装置本体内において前記鋼板の表裏両面に対向するように配置した複数のブラシ群を組み込んだ鋼板自動清掃ユニットと、
    有し、
    鋼板自動清掃ユニットにおける前記ブラシ群による前記鋼板の表裏両面に対する付着物の掻き落し、拭き落しにより、前記鋼板両面の乾式での清掃を実行するように構成したことを特徴とする鋼板自動清掃装置。
  5. 投入される付着物が両面に付着した鋼板の清掃を自動で行う鋼板自動清掃装置であって、
    起立状態の鋼板が側面側から投入可能であるとともに固定配置される前記鋼板に対してその両面に沿って往復移動可能に構成した自動清掃装置本体と、
    前記自動清掃装置本体内において前記鋼板の表裏両面に対向するように配置した上部用ワイヤーブラシユニット、下部用ワイヤーブラシユニット、及び中間部用ワイヤーブラシユニットからなる片側複数分割ずつの構成で、かつ、前記鋼板の両面を挟む配置である乾式の掻き落しワイヤーブラシユニットと、前記掻き落しワイヤーブラシユニットよりも進行方向後側に前記鋼板の両面を挟むように配置され、前記掻き落しワイヤーブラシユニットにより掻き落した付着物の残存物を拭き落す乾式の拭き落しブラシユニットと、
    を有することを特徴とする鋼板自動清掃装置。
  6. 投入される付着物が両面に付着した鋼板の清掃を自動で行う鋼板自動清掃装置であって、
    起立状態の鋼板が側面側から投入可能であるとともに固定配置される前記鋼板に対してその両面に沿って往復移動可能に構成した自動清掃装置本体と、
    前記自動清掃装置本体内において前記鋼板の表裏両面に対向するように配置した揺動する上部用ワイヤーブラシを備える上部用ワイヤーブラシユニット、揺動する下部用ワイヤーブラシを備える下部用ワイヤーブラシユニット、及び揺動する中間部用ワイヤーブラシを備える中間部用ワイヤーブラシユニットからなる片側3分割ずつの構成で、かつ、前記鋼板の両面を挟む配置である乾式の掻き落しワイヤーブラシユニットと、
    前記掻き落しワイヤーブラシユニットよりも進行方向後側に前記鋼板の両面を挟むように配置され、掻き落しワイヤーブラシを備える前記掻き落しワイヤーブラシユニットにより掻き落した付着物の残存物を拭き落す乾式の拭き落しブラシを備える拭き落しブラシユニットと、
    を有することを特徴とする鋼板自動清掃装置。
  7. 前記各ブラシユニットの移動速度、前記各ブラシの鋼板に対する押し付力、揺動する速度は、それぞれ自在に調整可能である請求項6記載の鋼板自動清掃装置。
  8. 前記各ブラシを構成するブラシ片の線径、毛丈は、鋼板の汚れ状況に応じて変更可能である請求項6記載の鋼板自動清掃装置。
  9. 前記鋼板は、垂直又は略垂直配置に固定される請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の鋼板自動清掃装置。
  10. 付着物が付いている清掃対象である鋼板を起立状態で鋼板自動清掃装置内に送り込んで固定して、前記鋼板自動清掃装置を前記鋼板の両面に沿って移動させて、前記鋼板自動清掃装置に設けた掻き落しブラシ群、この掻き落しブラシ群より柔軟な仕上げ用ブラシを前記前記鋼板の両面に押し付け、前記掻き落しブラシ群による両面の付着物の掻き落し清掃、前記仕上げ用ブラシによる両面の拭き落し清掃を行うことを特徴とする鋼板自動清掃方法。
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