JP2022146590A - 発光装置 - Google Patents

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Yoshiaki Sakai
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Abstract

Figure 2022146590000001
【課題】簡易な構成で白熱球の色温度特性に近い色温度特性を実現可能な発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置1は、第1発光素子列と、第1発光素子列に並列接続され、第2発光素子列と、第1電流を制限する電流制限回路と、を有し、電流制限回路は、第1発光素子列に接続される第1電流入力端子、及び第1電流入力端子に入力された第1電流を出力する第1電流出力端子を有する第1電流制限素子と、一端が電流出力端子に接続される第1抵抗素子と、一端が第1抵抗素子の他端に接続される第2抵抗素子と、一端が第2発光素子列及び第2抵抗素子の他端に接続される第3抵抗素子と、第1抵抗素子の一端に印加される電圧が所定の第1電圧以下になるように制御する第1定電圧回路と、第1抵抗素子の他端に印加される電圧が第1電圧よりも低い所定の第2電圧以下になるように制御する第2定電圧回路と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
色温度が異なる2つの発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)列と、LED列の発光を制御する制御回路を有する発光装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載される発光装置では、制御回路は、オペアンプ及びトランジスタを有し、LEDの熱抵抗性が変化した場合でも、所定の色温度特性が維持されるように2つのLED列に流れる電流を制御することができる。
特許第5763555号公報
しかしながら、特許文献1に記載される発光装置では、単一のオペアンプ及びトランジスタによって色温度特性を制御するため、白熱球の色温度特性に近い色温度特性を実現することは容易ではない。
本発明は、このような課題を解決するものであり、簡易な構成で白熱球の色温度特性に近い色温度特性を実現可能な発光装置を提供することを目的とする。
本発明に係る発光装置は、第1しきい値電圧が印加されて第1電流が流れることに応じて発光する複数の発光素子を有する第1発光素子列と、第1発光素子列に並列接続され、第1しきい値電圧よりも高い第2しきい値電圧が印加されて第2電流が流れることに応じて発光する複数の発光素子を有する第2発光素子列と、第1電流を制限する電流制限回路と、を有し、電流制限回路は、第1発光素子列に接続される第1電流入力端子、及び第1電流入力端子に入力された第1電流を出力する第1電流出力端子を有する第1電流制限素子と、一端が電流出力端子に接続される第1抵抗素子と、一端が第1抵抗素子の他端に接続される第2抵抗素子と、一端が第2発光素子列及び第2抵抗素子の他端に接続される第3抵抗素子と、第1抵抗素子の一端に印加される電圧が所定の第1電圧以下になるように制御する第1定電圧回路と、第1抵抗素子の他端に印加される電圧が第1電圧よりも低い所定の第2電圧以下になるように制御する第2定電圧回路と、を有する。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1抵抗素子は、第2発光素子列に第2電流が流れず且つ第1抵抗素子の一端の電圧が第1電圧であるときに、第1抵抗素子の他端の電圧が第2電圧未満となる抵抗値を有することが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1電流制限素子は、第2発光素子列に第2電流が流れ且つ第1抵抗素子の他端の電圧が第2電圧未満であるときに、第2電流が増加することに応じて、第1抵抗素子、第2抵抗素子及び第3抵抗素子の合成抵抗値に対する第3抵抗素子の抵抗値の比率に比例して第1電流を減少させることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1電流制限素子は、第2発光素子列に第2電流が流れ且つ第1抵抗素子の他端の電圧が第2電圧であるときに、第2電流が増加することに応じて、第2抵抗素子及び第3抵抗素子の合成抵抗値に対する第3抵抗素子の抵抗値の比率に比例して第2電流を減少させることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置は、第1定電圧回路に過電圧が印加されることを防止する第1過電圧防止素子を更に有することが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1定電圧回路は、第2抵抗素子の一端に印加される電圧及び第1電圧が入力される第1オペアンプ、及び第1オペアンプの出力に応じて電流を流す第1スイッチング素子を有し、第1過電圧防止素子は、第1スイッチング素子に並列接続されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置は、第2定電圧回路に過電圧が印加されることを防止する第2過電圧防止素子を更に有することが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第2定電圧回路は、第2抵抗素子の他端に印加される電圧及び第2電圧が入力される第2オペアンプ、及び第2オペアンプの出力に応じて電流を流す第2スイッチング素子を有し、第2過電圧防止素子は、第2スイッチング素子に並列接続されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第2過電圧防止素子は、第3抵抗素子に並列接続されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置は、第1発光素子列及び第2発光素子列に並列接続され、第2しきい値電圧よりも高い第3しきい値電圧が印加されたときに第3電流が流れることに応じて発光する複数の発光素子を有する第3発光素子列を更に有し、電流制限回路は、第2発光素子列に接続される第2電流入力端子、及び第2電流入力端子に入力された第2電流を出力する第2電流出力端子を有する第2電流制限素子と、一端が第2電流出力端子に接続され、他端が前記第1抵抗素子の他端に接続される第4抵抗素子と、第4抵抗素子の一端に印加される電圧が所定の第3電圧になるように制御する第3定電圧回路とを更に有することが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第1発光素子列は、色温度が第1色温度である光を出射し、第2発光素子列は、色温度が第1色温度と異なる第2色温度である光を出射し、第3発光素子列は、色温度が第1及び第2色温度と異なる第3色温度である光を出射し、第1色温度は、第2色温度と第3色温度との間の色温度であることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置では、第2発光素子列及び第3発光素子列が有する発光素子が出射する光の色度は、CIE1931XYZ色空間の色度図において、黒体軌跡上に位置し、第1発光素子列が有する発光素子が出射する光の色度は、CIE1931XYZ色空間の色度図において、黒体軌跡の上方に位置することが好ましい。
また、本発明に係る発光装置は、第1しきい値電圧が印加されて第1電流が流れることに応じて、色温度が第1色温度である光を出射する複数の発光素子を有する第1発光素子列と、第1発光素子列に並列接続され、第1しきい値電圧よりも高い第2しきい値電圧が印加されて第2電流が流れることに応じて、色温度が第1色温度と異なる第2色温度である光を出射する複数の発光素子を有する第2発光素子列と、第1発光素子列及び第2発光素子列に並列接続され、第2しきい値電圧よりも高い第3しきい値電圧が印加されて第3電流が流れることに応じて、色温度が第1及び第2色温度と異なる第3色温度である光を出射する発光する複数の発光素子を有する第3発光素子列と、供給される入力電流の電流量に応じて、第1電流及び第2電流を制限する電流制限回路と、を有し、第1色温度は、第2色温度と第3色温度との間の色温度であり、電流制限回路は、所定の電流量が供給される間、第1発光素子列、第2発光素子列及び第3発光素子列の全てが光を出射するように、第1電流及び第3電流を制限する。
さらに、本発明に係る発光装置では、電流制限回路は、入力電流の電流量が第1電流量であるとき、第3発光素子列が有する発光素子のみが光を出射し、入力電流の電流量が第1電流量よりも大きい第2電流量であるとき、第1発光素子列及び第3発光素子列が有する発光素子が光を出射し、入力電流の電流量が第2電流量よりも大きい第3電流量であるとき、第1発光素子列、第2発光素子列及び第3発光素子列が有する発光素子が光を出射し、入力電流の電流量が第3電流量よりも大きい第4電流量であるとき、第1発光素子列及び第2発光素子列が有する発光素子が光を出射し、入力電流の電流量が第4電流量よりも大きい第5電流量であるとき、第2発光素子列が有する発光素子のみが光を出射するように第1電流及び第3電流を制限することが好ましい。
本発明に係る発光装置は、簡易な構成で白熱球の色温度特性に近い色温度特性を実現することができる。
第1実施形態に係る発光装置の回路図である。 (a)は図1に示す第1定電圧回路の回路ブロック図であり、(b)は図1に示す第2定電圧回路の回路ブロック図である。 (a)は図1に示す発光装置に入力電流が供給されるときの第1発光素子列に流れる第1電流及び第2発光素子列に流れる第2電流の変化を示す図であり、(b)は図1に示す発光装置に入力電流が供給されるときの発光装置から出射される光の色温度の変化を示す図である。 第2実施形態に係る発光装置の回路図である。 図4に示す発光装置の外形図である。 第3実施形態に係る発光装置の回路図である。 第4実施形態に係る発光装置の回路図である。 (a)は図7に示す発光装置に入力電流が供給されるときの第1発光素子列に流れる第1電流、第2発光素子列に流れる第2電流及び第3発光素子列に流れる第3電流の変化を示す図であり、(b)は発光装置から出射される光の色温度の変化を示すCIE1931XYZ色空間の色度図である。
以下、本発明に係る発光装置について図を参照しつつ説明する。但し、本開示の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1実施形態に係る発光装置の構成及び機能)
図1は、第1実施形態に係る発光装置の回路図である。
発光装置1は、第1発光素子列11と、第2発光素子列12と、電流制限回路14とを有し、電流源100から入力電流が供給され始めたときに、入力電流の増加に応じて白熱球の色温度変化に近い色温度特性を有するように色温度を変化させる。
第1発光素子列11は、直列接続された複数の発光素子を含む。第1発光素子列11に含まれる発光素子の数は、一例では5個である。第1発光素子列11に含まれる初段の発光素子のアノードは、電流源100の出力端子に接続される。
第1発光素子列11が有する複数の発光素子は、青色LEDダイと、青色LEDダイから出射される青色光を吸収し黄色の光を出射する蛍光体を含有し且つ青色LEDダイを封止する封止材とを含むSMD型の発光素子である。LEDダイから出射される青色の光の主波長は、445nmと495nmとの間の範囲内であり、一例では450nmである。第1発光素子列11は、青色LEDダイの順方向電圧の5倍の電圧である第1しきい値電圧VTH1が印加されて第1電流I1が流れることに応じて発光する。
青色LEDダイを封止する封止材に含有される蛍光体は、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット(Yttrium Aluminum Garnet、YAG)である。封止材に含有される蛍光体から放射される黄色の光の主波長は、525nmと575nmとの間の範囲内であり、一例では550nmである。第1発光素子列11に含まれる複数の発光素子のそれぞれから出射される光の色温度は、第1色温度とも称され、一例では2000Kである。
第2発光素子列12は、第1発光素子列11に含まれる発光素子の数よりも多くの直列接続された発光素子を含む。第2発光素子列12に含まれる発光素子の数は、一例では6個である。第2発光素子列12に含まれる初段の発光素子のアノードは、電流源100の出力端子に接続され、第1発光素子列11に並列接続される。
第2発光素子列12が有する複数の発光素子は、第1発光素子列11と同様に、青色LEDダイと、青色LEDダイから出射される青色光を吸収し黄色の光を出射する蛍光体を含有し且つ青色LEDダイを封止する封止材とを含むSMD型の発光素子である。LEDダイから出射される青色の光の主波長は、第1発光素子列11と同様に、445nmと495nmとの間の範囲内であり、一例では450nmである。第1発光素子列11は、青色LEDダイの順方向電圧の6倍の電圧であり、第1しきい値電圧VTH1よりも高い第2しきい値電圧VTH2が印加されて第2電流I2が流れることに応じて発光する。
青色LEDダイを封止する封止材に含有される蛍光体は、例えばYAGである。封止材に含有される蛍光体から放射される黄色の光の主波長は、第1発光素子列11と同様に、525nmと575nmとの間の範囲内であり、一例では550nmである。第2発光素子列12に含まれる複数の発光素子のそれぞれから出射される光の色温度は、第2色温度とも称され、一例では2700Kである。
電流制限回路14は、第1電流制限素子20と、第1抵抗素子21と、第2抵抗素子22と、第3抵抗素子23と、第1降圧抵抗素子24と、第1定電圧回路25と、第2定電圧回路26とを有し、第1発光素子列11に流れる第1電流I1を制限する。
第1電流制限素子20は、n型の金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor、MOSFET)であり、ゲート‐ソース間電圧が減少することに応じてドレイン‐ソース間に流れる第1電流I1を制限する。第1電流制限素子20のゲートには、電流源100の出力端子の電圧が第1降圧抵抗素子24によって降圧されて印加される。第1電流制限素子20のソースは第1抵抗素子21の一端にされ、第1電流制限素子20のドレインは第1発光素子列11に含まれる最終段の発光素子のカソードが接続される。第1電流制限素子20のソースは第1電流出力端子の一例であり、第1電流制限素子20のドレインは第1電流入力端子の一例である。
第1抵抗素子21は、一端が第1電流制限素子20のソースに接続されることで、第1発光素子列11に直列接続されると共に、第2発光素子列12に並列接続される。第1抵抗素子21の他端は、第2抵抗素子22に接続される。
第2抵抗素子22は、一端が第1抵抗素子21の他端に接続されることで、第1抵抗素子21と同様に、第1発光素子列11に直列接続されると共に、第2発光素子列12に並列接続される。第2抵抗素子22の他端は、第3抵抗素子23に接続される。
第3抵抗素子23は、一端が第2発光素子列12に含まれる最終段の発光素子のカソード及び第2抵抗素子22の他端に接続されることで、第1発光素子列11及び第2発光素子列12に直列接続される。第3抵抗素子23の他端は、接地される。
第1降圧抵抗素子24は、一端が電流源100の出力端子に接続され、他端が第1電流制限素子20のゲート、並びに第1定電圧回路25及び第2定電圧回路26に接続される。
第1定電圧回路25及び第2定電圧回路26のそれぞれは、シャントレギュレータである。第1定電圧回路25は、第1電流制限素子20のソース及び第1抵抗素子21の一端に印加される電圧が所定の第1電圧V1以下になるように制御する。第2定電圧回路26は、第1抵抗素子21の他端及び第2抵抗素子22の一端に印加される電圧が第1電圧V1よりも低い所定の第2電圧V2以下になるように制御する。
なお、第1抵抗素子21は、第2発光素子列12に第2電流が流れず且つ第1抵抗素子21の一端の電圧が第1電圧V1であるときに、第1抵抗素子21の他端の電圧が第2電圧V2未満となる抵抗値を有する。第2発光素子列12に第2電流が流れず且つ第1抵抗素子21の一端の電圧が第1電圧V1であるときに、第1抵抗素子21の他端の電圧が第2電圧未満V2であるので、第1定電圧回路25及び第2定電圧回路26が順次動作する。
発光装置1への入力電流の供給が開始され、第1抵抗素子21の一端の電圧が第1電圧V1まで上昇すると、第1定電圧回路25は、第1抵抗素子21の一端の電圧が第1電圧V1になるように定電圧制御する。次いで、第1抵抗素子21の他端の電圧が第2電圧V2まで上昇すると、第2定電圧回路26は、第1抵抗素子21の他端の電圧が第2電圧V2になるように定電圧制御する。
図2(a)は第1定電圧回路25の回路ブロック図であり、図2(b)は第2定電圧回路26の回路ブロック図である。
第1定電圧回路25は、第1オペアンプ30と、npnバイポーラトランジスタである第1スイッチング素子31と、第1基準電圧源32と、第1入力端子33と、第1出力端子34と、第1定圧端子35とを有するシャントレギュレータである。
第1オペアンプ30は、一方の入力端子が第1定圧端子35に接続され、他方の入力端子が第1基準電圧源32に接続され、出力端子が第1スイッチング素子31のベースに接続される。第1オペアンプ30は、第1定圧端子35に印加される電圧が第1基準電圧源32が供給する電圧より大きくなったときに、第1スイッチング素子31のベースに電流を供給する。
第1スイッチング素子31は、ベースが第1オペアンプ30の出力端子に接続され、エミッタが第1出力端子34に接続され、コレクタが第1入力端子33に接続される。第1スイッチング素子31は、第1オペアンプ30の出力端子から電流が供給されることに応じて、コレクタ‐エミッタ間に電流を流す。第1基準電圧源32は、一例では2.495Vである第1電圧V1を供給する電圧源であり、第1オペアンプ30の他方の入力端子に定電圧を印加する。
第1入力端子33は第1降圧抵抗素子24の他端に接続され、第1出力端子34は接地され、第1定圧端子35は第1電流制限素子20のソース及び第1抵抗素子21の一端に接続される。
第1定電圧回路25は、第1定圧端子35を介して印加される第1電流制限素子20のソース及び第1抵抗素子21の一端の電圧が、第1基準電圧源32から供給される第1電圧V1よりも大きいとき、第1入力端子33と第1出力端子34との間に電流を流す。第1入力端子33と第1出力端子34との間に電流が流れることにより、第1電流制限素子20のソース及び第1抵抗素子21の一端の電圧は、第1電圧V1に維持される。
第2定電圧回路26は、第2オペアンプ40と、第2スイッチング素子41と、第2基準電圧源42と、第2入力端子43と、第2出力端子44と、第2定圧端子45とを有するシャントレギュレータである。第2オペアンプ40及び第2スイッチング素子41は、第1オペアンプ30及び第1スイッチング素子31と同様の構成及び機能を有するので、ここでは詳細な説明は省略する。
第2基準電圧源42は、一例では1.24Vである第2電圧V2を供給する電圧源であり、第2オペアンプ40の他方の入力端子に定電圧を印加する。第2入力端子43は第1降圧抵抗素子24の他端に接続され、第2出力端子44は接地され、第2定圧端子45は第1抵抗素子21の他端に接続される。
第2定電圧回路26は、第2定圧端子45を介して印加される第1抵抗素子21の他端の電圧が、第2基準電圧源42から供給される第2電圧V2よりも大きいとき、第2入力端子43と第2出力端子44との間に電流を流す。第2入力端子43と第2出力端子44との間に電流が流れることにより、第1抵抗素子21の他端の電圧は、第2電圧V2に維持される。
図3(a)は、発光装置1に入力電流IINが供給されるときの第1発光素子列11に流れる第1電流I1及び第2発光素子列12に流れる第2電流I2の変化を示す図である。図3(b)は、発光装置1に入力電流IINが供給されるときの発光装置1から出射される光の色温度の変化を示す図である。図3(a)及び図3(b)では、横軸は入力電流を示し、図3(a)では縦軸は第1電流I1及び第2電流I2の電流量を示し、図3(b)では発光装置1から出射される光の色温度を示す。図3(a)において、符号L11は第1電流I1を示し、符号L12は第2電流I2を示す。図3(b)において、符号L13は白熱球の色温度を示し、符号L14は発光装置1から出射される光の色温度を示す。
まず、第1発光素子列11が発光する第1しきい値電圧VTH1以上であり且つ第2発光素子列12が発光する第2しきい値電圧VTH2未満の電圧が電流源100の出力端子に印加されると共に、電流源100から発光装置1への入力電流IINの供給が開始される。電流源100から発光装置1に供給される入力電流IINの全ては、第1発光素子列11に第1電流I1として供給される。第1発光素子列11に含まれる発光素子は、第1発光素子列11に第1電流I1が供給されることに応じて2000Kの色温度を有する光を出射する。
第1電流I1は、発光装置1に供給される入力電流IINが増加することに応じて増加する。第1抵抗素子21、第2抵抗素子22及び第3抵抗素子23を流れる第1電流I1が増加すると、第1抵抗素子21の一端の電圧が上昇する。第1抵抗素子21の一端の電圧が第1電圧V1まで上昇したときに発光装置1に供給される入力電流IINは、IIN1である。
第1抵抗素子21の一端の電圧が第1電圧V1まで上昇すると、第1定電圧回路25は、第1抵抗素子21の一端に印加される電圧が第1電圧V1になるように制御する。第1定電圧回路25が第1抵抗素子21の一端に印加される電圧が第1電圧V1になるように制御するため、入力電流IINは、IIN1に維持される。一方、電流源100の出力端子に印加される電圧は、徐々に上昇する。
電流源100の出力端子に印加される電圧が第2しきい値電圧VTH2まで上昇すると、入力電流IINの一部は、第2発光素子列12に第2電流I2として供給される。第2発光素子列12に含まれる発光素子は、第2発光素子列12に第2電流I2が供給されることに応じて2700Kの色温度を有する光を出射する。
さらに、入力電流IINの電流が大きくなると、第2電流I2が増加する一方、第1電流I1が減少する。第2発光素子列12に第2電流が流れ且つ第1抵抗素子21の他端の電圧が第2電圧V2未満であるとき、減少する第1電流I1は、以下の式(1)で示される。
1=(V1-I23)/(R1+R2+R3) (1)
ここで、R1は第1抵抗素子21の抵抗値であり、R2は第2抵抗素子22の抵抗値であり、R3は第3抵抗素子23の抵抗値である。第1電流制限素子20は、第2電流が増加することに応じて、第1抵抗素子21~第3抵抗素子23の合成抵抗値に対する第3抵抗素子23の抵抗値の比率に比例して第1電流I1を減少させる。
さらに、入力電流IINの電流が大きくなると、第1抵抗素子21の他端の電圧は、第2電圧V2まで上昇する。第1抵抗素子21の他端の電圧が第2電圧V2まで上昇したときに発光装置1に供給される入力電流IINは、IIN2である。
第1抵抗素子21の他端の電圧が第2電圧V2まで上昇すると、第2定電圧回路26は、第1抵抗素子21の他端に印加される電圧が第2電圧V2になるように制御する。第2定電圧回路26が第1抵抗素子21の他端に印加される電圧が第2電圧V2になるように制御することにより、入力電流IINは、第2電流I2が更に増加する一方、第1電流I1が更に減少する。第2発光素子列12に第2電流が流れ且つ第1抵抗素子の他端の電圧が第2電圧V2であるとき、減少する第1電流I1は、以下の式(2)で示される。
1=(V2-I23)/(R2+R3) (2)
第1電流制限素子は、第2電流が増加することに応じて、第2抵抗素子22及び第3抵抗素子23の合成抵抗値に対する第3抵抗素子23の抵抗値の比率に比例して第1電流I1を減少させる。
そして、入力電流IINがIIN3まで増加すると、第1電流I1がゼロになり、第1発光素子列11に含まれる発光素子は、発光を停止し、発光装置1は、第1発光素子列11に含まれる発光素子から出射される2700Kの色温度を有する光を出射する。入力電流IIN3は、第2電圧V2及び第3抵抗素子23の抵抗値R3からV2/R3で示される。
発光装置1は、単一の電流制限素子、2つの定電圧回路及び抵抗素子という簡単な構成により、図3(b)に示すように白熱球の色温度特性に近い色温度特性を実現することができる。
また、発光装置1は、第1電流制限素子20のドレインの電圧が第1定電圧回路25によって定電圧である第1電圧V1以下になるように制御されるので、MOSFETである第1電流制限素子20の製造ばらつき及び温度ばらつきによる影響を受けない。発光装置1は、第1電流制限素子20の製造ばらつき及び温度ばらつきによる影響を受けずに、白熱球の色温度特性に近い色温度特性を実現することができる。
また、発光装置1から出射される光の色温度は、図3(b)に示すように、入力電流の増加に応じて、傾きが連続的に減少する曲線となり、白熱球の色温度特性に近い色温度特性となる。
図4は、第2実施形態に係る発光装置の回路図である。
発光装置2は、第1発光素子列51と、第2発光素子列52と、電流制限回路54とを有し、発光装置1と同様に、入力電流が供給され始めたときに、入力電流の増加に応じて白熱球の色温度変化に近い色温度特性を有するように色温度を変化させる。
第1発光素子列51は、直列接続された10個の発光素子56を有する。発光素子56のそれぞれは、第1発光素子列11に含まれる発光素子と同様に、青色LEDダイと、青色LEDダイから出射される青色光を吸収し黄色の光を出射する蛍光体を含有し、2000Kの色温度を有する光を出射するSMD型の発光素子である。
第2発光素子列52は、直列接続された12個の発光素子57を有する。発光素子57のそれぞれは、第2発光素子列12に含まれる発光素子と同様に、青色LEDダイと、青色LEDダイから出射される青色光を吸収し黄色の光を出射する蛍光体を含有し、2700Kの色温度を有する光を出射するSMD型の発光素子である。
電流制限回路54は、第1過電圧防止素子27、第2過電圧防止素子28及びコンデンサ29を有することが電流制限回路14と相違する。第1過電圧防止素子27、第2過電圧防止素子28及びコンデンサ29以外の電流制限回路54の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された電流制限回路14の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
第1過電圧防止素子27及び第2過電圧防止素子28は、ツェナーダイオードであり、降伏電圧以上の電圧がアノード‐カソード間に印加されたときに、アノード‐カソード間に電流を流す。第1過電圧防止素子27及び第2過電圧防止素子28のアノードは接地される。
第1過電圧防止素子27のカソードは第1電流制限素子20のゲート、第1降圧抵抗素子24の他端及び第1定電圧回路25の第1入力端子33に接続され、第1過電圧防止素子27のアノードは接地される。第1過電圧防止素子27は、第1電流制限素子20のゲート‐ソース間、及び第1定電圧回路25の第1スイッチング素子31のエミッタ‐コレクタ間に並列接続される。第1過電圧防止素子27は、第1電流制限素子20及び第1定電圧回路25の第1スイッチング素子31に過電圧が印加されることを防止する。
第2過電圧防止素子28のカソードは第1電流制限素子20のソース、第1抵抗素子21の他端及び第1定電圧回路25の第1定圧端子35に接続され、第2過電圧防止素子28のアノードは接地される。第2過電圧防止素子28は、第2定電圧回路26の第2スイッチング素子41のエミッタ‐コレクタ間に並列接続される。第2過電圧防止素子28は、第2定電圧回路26の第2スイッチング素子41に過電圧が印加されることを防止する。
コンデンサ29は、第1過電圧防止素子27に並列接続され、第1定電圧回路25及び第2定電圧回路26を、第1入力端子33と第1出力端子34との間及び第2入力端子43と第2出力端子44との間に所望の電流が供給可能な安定動作領域で動作させる。
図5は、発光装置2の外形図である。
発光装置2の構成素子は、略円形の平面形状を有する単一の回路基板58に実装される。第1発光素子列51及び第2発光素子列52が有する複数の発光素子56及び57は、回路基板58の中央部の矩形の領域に交互に配置される。電流制限回路54の構成素子は、回路基板58の外縁に沿って配置される。
図6は、第3実施形態に係る発光装置の回路図である。
発光装置3は、電流制限回路55を電流制限回路54の代わりに有することが発光装置2と相違する。電流制限回路55は、第1過電圧防止素子27を有さないこと、及び第2過電圧防止素子28の接続位置が電流制限回路54と相違する。第1過電圧防止素子27を有さないこと、及び第2過電圧防止素子28の接続位置以外の発光装置3の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された発光装置2の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
第2過電圧防止素子28のアノードは接地され、第2過電圧防止素子28のカソードは、第2発光素子列52の最終段の発光素子57のカソード、第2抵抗素子22の他端及び第3抵抗素子23の一端に接続される。第2過電圧防止素子28は、第3抵抗素子23に並列接続される。
発光装置3では、第2過電圧防止素子28が第3抵抗素子23に並列接続されることで、第3抵抗素子23に印加される電圧を第2過電圧防止素子28の降伏電圧以下とする。発光装置3では、第3抵抗素子23に印加される電圧が第2過電圧防止素子28の降伏電圧以下になるので、第3抵抗素子23に並列接続される第2定電圧回路26の第2スイッチング素子41に過電圧が印加されることを防止し、電流値がIIN3以上の領域で第3抵抗素子23での電圧降下を過電圧防止素子28の降伏電圧で制限することにより、第3抵抗素子23による電力消費を抑え、回路効率を向上させることができる。
図7は、第4実施形態に係る発光装置の回路図である。
発光装置4は、第3発光素子列13を有することが発光装置1と相違する。また、発光装置4は、電流制限回路15を電流制限回路14の代わりに有することが発光装置1と相違する。第3発光素子列13及び電流制限回路15以外の発光装置4の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された発光装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。なお、発光装置4では、第1発光素子列11に含まれる発光素子は2700Kの色温度を有する光を出射し、第2発光素子列12に含まれる発光素子は3500Kの色温度を有する光を出射する。
第3発光素子列13は、第2発光素子列12に含まれる発光素子の数よりも少ない数の直列接続された発光素子を含む。例えば、第1発光素子列11及び第2発光素子列12のそれぞれが5個及び6個の発光素子を有するとき、第3発光素子列13に含まれる発光素子の数は、4個である。第3発光素子列13に含まれる初段の発光素子のアノードは、電流源100の出力端子に接続され、第1発光素子列11及び第2発光素子列12に並列接続される。
第3発光素子列13が有する複数の発光素子は、第1発光素子列11と同様に、青色LEDダイと、青色LEDダイから出射される青色光を吸収し黄色の光を出射する蛍光体を含有し且つ青色LEDダイを封止する封止材とを含むSMD型の発光素子である。LEDダイから出射される青色の光の主波長は、第1発光素子列11と同様に、445nmと495nmとの間の範囲内であり、一例では450nmである。第3発光素子列13は、青色LEDダイの順方向電圧の4倍の電圧であり、第1しきい値電圧VTH1及び第2しきい値電圧VTH2よりも低い第3しきい値電圧VTH3が印加されて第3電流I3が流れることに応じて発光する。第3発光素子列13に含まれる発光素子は、第3発光素子列13に第3電流I3が供給されることに応じて2000Kの色温度を有する光を出射する。
電流制限回路15は、第2電流制限素子60と、第4抵抗素子61と、第2降圧抵抗素子62と、第3定電圧回路63とを更に有することが電流制限回路14と相違する。第2電流制限素子60~第3定電圧回路63以外の電流制限回路15の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された電流制限回路14の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
第2電流制限素子60は、第1電流制限素子20と同様に、n型のMOSFETであり、ゲート‐ソース間電圧が減少することに応じてドレイン‐ソース間に流れる第3電流I3を制限する。第2電流制限素子60のゲートには、電流源100の出力端子の電圧が第2降圧抵抗素子62によって降圧されて印加される。第2電流制限素子60のソースは第4抵抗素子61の一端にされ、第2電流制限素子60のドレインは第2発光素子列12に含まれる最終段の発光素子のカソードが接続される。第2電流制限素子60のソースは第2電流出力端子の一例であり、第2電流制限素子60のドレインは第2電流入力端子の一例である。
第4抵抗素子61は、一端が第2電流制限素子60のソースに接続されることで、第3発光素子列13に直列接続されると共に、第1発光素子列11及び第2発光素子列12に並列接続される。第4抵抗素子61の他端は、第1抵抗素子21の他端及び第2抵抗素子22の一端に接続される。
第2降圧抵抗素子62は、一端が電流源100の出力端子に接続され、他端が第2電流制限素子60のゲート、並びに第3定電圧回路63に接続される。
第3定電圧回路63は、第1定電圧回路25及び第2定電圧回路26と同様に、シャントレギュレータである。第3定電圧回路63は、第2電流制限素子60のソース及び第4抵抗素子61の一端に印加される電圧が所定の第3電圧以下になるように制御する。第3電圧は、一例では第2電圧V2と同一であるが、第3電圧は、第2電圧V2と相違してもよい。
図8(a)は発光装置4に入力電流IINが供給されるときの第1発光素子列11に流れる第1電流I1、第2発光素子列12に流れる第2電流I2及び第3発光素子列13に流れる第3電流I3の変化を示す図である。図8(b)は発光装置4から出射される光の色温度の変化を示すCIE1931XYZ色空間の色度図である。図8(a)において、横軸は入力電流を示し、縦軸は第1電流I1、第2電流I2及び第3電流I3の電流量を示す。図8(a)において、符号L21は第1電流I1を示し、符号L22は第2電流I2を示し、符号L23は第3電流I3を示す。図8(b)において、符号L30は、黒体軌跡を示す。また、P31は第1発光素子列11から出射される光の色度を示し、P32は第2発光素子列12から出射される光の色度を示し、P33は第3発光素子列13から出射される光の色度を示す。また、符号L34は、発光装置4から出射される光の色度を示す。
まず、第3発光素子列13が発光する第3しきい値電圧VTH3以上の電圧が電流源100の出力端子に印加されると共に、電流源100から発光装置4への入力電流IINの供給が開始される。電流源100から発光装置4に供給される入力電流IINの全ては、第3発光素子列13に第3電流I3として供給される。第3発光素子列13に含まれる発光素子は、第3発光素子列13に第3電流I3が供給されることに応じて2000Kの色温度を有する光を出射する。
第3電流I3は、発光装置4に供給される入力電流IINが増加することに応じて増加する。第2抵抗素子22、第3抵抗素子23及び第4抵抗素子61を流れる第3電流I3が増加すると、第4抵抗素子61の一端の電圧が上昇する。第4抵抗素子61の一端の電圧が第3電圧V3まで上昇したときに発光装置4に供給される入力電流IINは、IIN1である。電流制限回路15は、入力電流の電流量IINがIIN1未満の第1電流量であるとき、第3発光素子列13のみが光を出射するように、第3電流I3を制限する。
電流源100の出力端子に印加される電圧が第1しきい値電圧VTH1まで上昇すると、入力電流IINの一部は、第1発光素子列11に第1電流I1として供給される。第1発光素子列11に含まれる発光素子は、第1発光素子列11に第1電流I1が供給されることに応じて2700Kの色温度を有する光を出射する。電流制限回路15は、入力電流の電流量IINがIIN1以上IIN2未満の第2電流量であるとき、第1発光素子列11及び第3発光素子列13が光を出射するように、第1電流I1及び第3電流I3を制限する。
電流源100の出力端子に印加される電圧が第2しきい値電圧VTH2まで上昇すると、入力電流IINの一部は、第2発光素子列12に第2電流I2として供給される。第2発光素子列12に含まれる発光素子は、第2発光素子列12に第2電流I2が供給されることに応じて3500Kの色温度を有する光を出射する。電流制限回路15は、入力電流の電流量IINがIIN2以上IIN4未満の第3電流量であるとき、第1発光素子列11、第2発光素子列12及び第3発光素子列13が光を出射するように、第1電流I1及び第3電流I3を制限する。
発光装置4は、第1発光素子列51、第1発光素子列11、第2発光素子列12及び第3発光素子列13のそれぞれから出射される2000K、2700K及び3500Kの色温度を有する光を混色させた光を出射する。
第1抵抗素子21の一端の電圧が第1電圧V1まで上昇すると、第1定電圧回路25は、第1抵抗素子21の一端に印加される電圧が第1電圧V1になるように制御する。第1定電圧回路25が第1抵抗素子21の一端に印加される電圧が第1電圧V1になるように制御することにより、入力電流IINは、第2電流I2が更に増加する一方、第1電流I1及び第3電流I3が減少する。
発光装置4に供給される入力電流IINがIIN4まで増加すると、第3発光素子列13に流れる第3電流I3はゼロになる。第3電流I3がゼロになると、第3発光素子列13に含まれる発光素子は、発光を停止し、発光装置4は、第1発光素子列11及び第2発光素子列12のそれぞれから出射される2700K及び3500Kの色温度を有する光を混色させた光を出射する。電流制限回路15は、入力電流の電流量IINがIIN4以上IIN5未満の第4電流量であるとき、第1発光素子列11及び第2発光素子列12が光を出射するように、第1電流I1及び第3電流I3を制限する。
そして、発光装置4に供給される入力電流IINがIIN5まで増加すると、第1発光素子列11に流れる第1電流I1はゼロになる。第1電流I1がゼロになると、第1発光素子列11に含まれる発光素子は、発光を停止し、発光装置4は、第2発光素子列12から出射される3500Kの色温度を有する光を出射する。電流制限回路15は、入力電流の電流量IINがIIN5以上の第5電流量であるとき、第2発光素子列12のみが光を出射するように、第1電流I1及び第3電流I3を制限する。
CIE1931XYZ色空間の色度図において、第2発光素子列12から出射される光の色度P32及び第3発光素子列13から出射される光の色度P33は、黒体軌跡L30上に位置する。また、第1発光素子列11から出射される光の色度P31は、黒体軌跡L30の上方に位置する。
発光装置4は、入力電流の電流量IINがIIN2以上IIN4未満の第3電流量であるとき、第1発光素子列11、第2発光素子列12及び第3発光素子列13が光を出射することで、発光装置4から出射される光の色度は、黒体軌跡L30にほぼ一致するように変化する。
1~4 発光装置
11、51 第1発光素子列
12、52 第2発光素子列
13 第3発光素子列
14、15、54、55 電流制限回路
20 第1電流制限素子
21 第1抵抗素子
22 第2抵抗素子
23 第3抵抗素子
24 第1降圧抵抗素子
25 第1定電圧回路
26 第2定電圧回路
27 第1過電圧防止素子
28 第2過電圧防止素子
29 コンデンサ
60 第2電流制限素子
61 第4抵抗素子
62 第2降圧抵抗素子
63 第3定電圧回路

Claims (14)

  1. 第1しきい値電圧が印加されて第1電流が流れることに応じて発光する複数の発光素子を有する第1発光素子列と、
    前記第1発光素子列に並列接続され、前記第1しきい値電圧よりも高い第2しきい値電圧が印加されて第2電流が流れることに応じて発光する複数の発光素子を有する第2発光素子列と、
    前記第1電流を制限する電流制限回路と、を有し、
    前記電流制限回路は、
    前記第1発光素子列に接続される第1電流入力端子、及び前記第1電流入力端子に入力された前記第1電流を出力する第1電流出力端子を有する第1電流制限素子と、
    一端が電流出力端子に接続される第1抵抗素子と、
    一端が前記第1抵抗素子の他端に接続される第2抵抗素子と、
    一端が前記第2発光素子列及び前記第2抵抗素子の他端に接続される第3抵抗素子と、
    前記第1抵抗素子の一端に印加される電圧が所定の第1電圧以下になるように制御する第1定電圧回路と、
    前記第1抵抗素子の他端に印加される電圧が前記第1電圧よりも低い所定の第2電圧以下になるように制御する第2定電圧回路と、
    を有する、ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1抵抗素子は、前記第2発光素子列に前記第2電流が流れず且つ前記第1抵抗素子の一端の電圧が前記第1電圧であるときに、前記第1抵抗素子の他端の電圧が前記第2電圧未満となる抵抗値を有する、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1電流制限素子は、前記第2発光素子列に前記第2電流が流れ且つ前記第1抵抗素子の他端の電圧が前記第2電圧未満であるときに、前記第2電流が増加することに応じて、前記第1抵抗素子、前記第2抵抗素子及び前記第3抵抗素子の合成抵抗値に対する前記第3抵抗素子の抵抗値の比率に比例して前記第1電流を減少させる、請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記第1電流制限素子は、前記第2発光素子列に前記第2電流が流れ且つ前記第1抵抗素子の他端の電圧が前記第2電圧であるときに、前記第2電流が増加することに応じて、前記第2抵抗素子及び前記第3抵抗素子の合成抵抗値に対する前記第3抵抗素子の抵抗値の比率に比例して前記第2電流を減少させる、請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記第1定電圧回路に過電圧が印加されることを防止する第1過電圧防止素子を更に有する、請求項1~4の何れか一項に記載の発光装置。
  6. 前記第1定電圧回路は、前記第2抵抗素子の一端に印加される電圧及び前記第1電圧が入力される第1オペアンプ、及び前記第1オペアンプの出力に応じて電流を流す第1スイッチング素子を有し、
    前記第1過電圧防止素子は、前記第1スイッチング素子に並列接続される、請求項5に記載の発光装置。
  7. 前記第2定電圧回路に過電圧が印加されることを防止する第2過電圧防止素子を更に有する、請求項1~6の何れか一項に記載の発光装置。
  8. 前記第2定電圧回路は、前記第2抵抗素子の他端に印加される電圧及び前記第2電圧が入力される第2オペアンプ、及び前記第2オペアンプの出力に応じて電流を流す第2スイッチング素子を有し、
    前記第2過電圧防止素子は、前記第2スイッチング素子に並列接続される、請求項7に記載の発光装置。
  9. 前記第2過電圧防止素子は、前記第3抵抗素子に並列接続される、請求項7に記載の発光装置。
  10. 前記第1発光素子列及び前記第2発光素子列に並列接続され、前記第2しきい値電圧よりも高い第3しきい値電圧が印加されたときに第3電流が流れることに応じて発光する複数の発光素子を有する第3発光素子列を更に有し、
    前記電流制限回路は、
    前記第2発光素子列に接続される第2電流入力端子、及び前記第2電流入力端子に入力された前記第2電流を出力する第2電流出力端子を有する第2電流制限素子と、
    一端が第2電流出力端子に接続され、他端が前記第1抵抗素子の他端に接続される第4抵抗素子と、
    前記第4抵抗素子の一端に印加される電圧が所定の第3電圧になるように制御する第3定電圧回路と、
    を更に有する、請求項1に記載の発光装置。
  11. 前記第1発光素子列が有する発光素子は、色温度が第1色温度である光を出射し、
    前記第2発光素子列が有する発光素子は、色温度が前記第1色温度と異なる第2色温度である光を出射し、
    前記第3発光素子列が有する発光素子は、色温度が前記第1及び第2色温度と異なる第3色温度である光を出射し、
    前記第1色温度は、前記第2色温度と前記第3色温度との間の色温度である、請求項10に記載の発光装置。
  12. 前記第2発光素子列及び前記第3発光素子列が有する発光素子が出射する光の色度は、CIE1931XYZ色空間の色度図において、黒体軌跡上に位置し、
    前記第1発光素子列が有する発光素子が出射する光の色度は、CIE1931XYZ色空間の色度図において、前記黒体軌跡の上方に位置する、請求項11に記載の発光装置。
  13. 第1しきい値電圧が印加されて第1電流が流れることに応じて、色温度が第1色温度である光を出射する複数の発光素子を有する第1発光素子列と、
    前記第1発光素子列に並列接続され、前記第1しきい値電圧よりも高い第2しきい値電圧が印加されて第2電流が流れることに応じて、色温度が前記第1色温度と異なる第2色温度である光を出射する複数の発光素子を有する第2発光素子列と、
    前記第1発光素子列及び前記第2発光素子列に並列接続され、前記第2しきい値電圧よりも高い第3しきい値電圧が印加されて第3電流が流れることに応じて、色温度が前記第1及び第2色温度と異なる第3色温度である光を出射する発光する複数の発光素子を有する第3発光素子列と、
    供給される入力電流の電流量に応じて、前記第1電流及び前記第2電流を制限する電流制限回路と、を有し、
    前記第1色温度は、前記第2色温度と前記第3色温度との間の色温度であり、
    前記電流制限回路は、所定の電流量が供給される間、第1発光素子列、第2発光素子列及び第3発光素子列の全てが光を出射するように、前記第1電流及び前記第3電流を制限する、
    ことを特徴とする発光装置。
  14. 前記電流制限回路は、
    前記入力電流の電流量が第1電流量であるとき、前記第3発光素子列が有する発光素子のみが光を出射し、
    前記入力電流の電流量が前記第1電流量よりも大きい第2電流量であるとき、前記第1発光素子列及び前記第3発光素子列が有する発光素子が光を出射し、
    前記入力電流の電流量が前記第2電流量よりも大きい第3電流量であるとき、前記第1発光素子列、前記第2発光素子列及び前記第3発光素子列が有する発光素子が光を出射し、
    前記入力電流の電流量が前記第3電流量よりも大きい第4電流量であるとき、前記第1発光素子列及び前記第2発光素子列が有する発光素子が光を出射し、
    前記入力電流の電流量が前記第4電流量よりも大きい第5電流量であるとき、前記第2発光素子列が有する発光素子のみが光を出射する、
    ように前記第1電流及び前記第3電流を制限する、請求項13に記載の発光装置。
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