JP2022143989A - 飛行体の角度検出装置及び測量システム - Google Patents

飛行体の角度検出装置及び測量システム Download PDF

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Abstract

【課題】別途測量機等を使用することなく、飛行体の角度、方位を検出可能とする飛行体の角度検出装置及び測量システムを提供する。【解決手段】設置点に設けられる着地装置と、該着地装置に着地した飛行体5との間の回転角を検出する飛行体の角度検出装置であって、前記飛行体は前記着地装置に水平方向にのみ回転可能に支持され、又前記飛行体は下方にパルス光の検出光を照射する回転角検出器9及びセンサ制御部を有し、前記着地装置は前記飛行体の回転軸心を中心とする円状の面を有し、前記回転角検出器は、前記円状の面に前記検出光を照射し、前記円状の面からの反射検出光を受光し、前記センサ制御部は、前記回転角検出器からの反射光検出信号に基づき前記飛行体と前記着地装置間の回転角を検出する様構成された。【選択図】図2

Description

本発明は飛行体の角度検出装置及び測量システムに関するものである。
近年、小型無人飛行体(UAV:Unmanned Air Vehicle)の進歩に伴い、UAVに各種装置を搭載して遠隔操作により飛行させ、或はUAVを自律飛行させ、所要の作業が行われている。例えば、UAVに写真測量用カメラ、レーザスキャナ等の測定機を搭載し、写真測量、或は飛行しつつ点群データを取得し、広範囲の測定が行われている。
特に、レーザスキャナを搭載したUAVでは、簡便に広範囲の点群データを取得でき、詳細な地形の3次元測定、或は構築物の3次元測定が可能である。
点群データを取得する場合、測定点を特定する為に、UAVの位置、更にUAVの向きを正確に検出することが不可欠である。然し乍ら、UAVに搭載される、UAVの向き(方位)を正確に検出する角度検出器、或は方位検出器は具体化されていない。
尚、現在のUAVの向き検出方法としては、追尾機能を有するトータルステーション等測量機を利用する方法があり、測量機でUAVの複数点を測定して、測定された複数の点の3次元座標から、UAVの向きを検出する方法が提案されている。この場合、トータルステーション等測量機を必要とするので、簡便な方向検出とは言えなかった。
特開2018-44913号公報 特開2016-161411号公報 特開2020-94865号公報 特許第6752459号公報
本発明は、別途測量機等を使用することなく、飛行体の角度、方位を検出可能とする飛行体の角度検出装置及び該飛行体の角度検出装置を具備する測量システムを提供するものである。
本発明は、設置点に設けられる着地装置と、該着地装置に着地した飛行体との間の回転角を検出する飛行体の角度検出装置であって、前記飛行体は前記着地装置に水平方向にのみ回転可能に支持され、又前記飛行体は下方にパルス光の検出光を照射する回転角検出器及びセンサ制御部を有し、前記着地装置は前記飛行体の回転軸心を中心とする円状の面を有し、前記回転角検出器は、前記円状の面に前記検出光を照射し、前記円状の面からの反射検出光を受光し、前記センサ制御部は、前記回転角検出器からの反射光検出信号に基づき前記飛行体と前記着地装置間の回転角を検出する様構成された飛行体の角度検出装置に係るものである。
又本発明は、前記円状の面は基準位置を有し、前記着地装置は前記基準位置が既知の方向に向くよう設置され、前記回転角は既知の方向を基準とする回転角である飛行体の角度検出装置に係るものである。
又本発明は、前記円状の面には、角度検出パターンが設けられた飛行体の角度検出装置に係るものである。
又本発明は、前記円状の面には、モアレ縞を生成する一方のモアレパターンが設けられ、前記回転角検出器には他方のモアレパターンが設けられた飛行体の角度検出装置に係るものである。
又本発明は、前記センサ制御部は、前記反射光検出信号に基づき前記円状の面の性状を検出し、各パルス光間の性状の偏差に基づき角度を検出する様構成された飛行体の角度検出装置に係るものである。
又本発明は、遠隔操縦可能な飛行装置と、上記飛行体の角度検出装置と、前記飛行装置と無線通信可能な遠隔操縦機とを有する測量システムであって、前記飛行装置は、複数で且つ偶数のプロペラフレームに設けられたプロペラユニットと、飛行装置の上面に設けられ、水平軸心を中心に測距光を回転照射して点群データを取得するレーザスキャナと、前記遠隔操縦機と無線通信可能であり、前記プロペラユニットの駆動、前記レーザスキャナの駆動を制御可能な制御装置とを具備し、前記飛行装置が前記着地装置に着地した状態で、前記遠隔操縦機により前記制御装置を介し、前記レーザスキャナを駆動させると共に前記プロペラユニットを駆動させ前記飛行装置を水平回転させ、点群データを取得し、前記制御装置は、取得される点群データと前記回転角検出器が検出する回転角とを関連付けて前記着地装置の設置位置を基準とする3次元データを取得する様構成した測量システムに係るものである。
更に又本発明は、前記着地装置が、前記飛行体に設けられ鉛直下方に延出する着陸棒と自立可能な着地台とを含み、前記着地台は、上部に第1センタリング部材を有し、下部に第2センタリング部材を有し、前記第1センタリング部材と前記第2センタリング部材は同一鉛直線上に設けられ、前記第1センタリング部材は、上部の大径孔と下部の小径孔からなる第一孔が設けられ、前記第2センタリング部材は、上方に向って拡大するテーパ孔を有する第二孔が設けられ、前記着陸棒の下降により、該着陸棒が前記第一孔に嵌合し、前記着陸棒の更なる下降で前記着陸棒が前記第一孔より下方に延出し、前記着陸棒の先端が前記第二孔に契合し、前記着陸棒が前記第1センタリング部材と前記第2センタリング部材により位置決めされ、前記着地台により水平回転自在に支持される様構成された測量システムに係るものである。
本発明によれば、設置点に設けられる着地装置と、該着地装置に着地した飛行体との間の回転角を検出する飛行体の角度検出装置であって、前記飛行体は前記着地装置に水平方向にのみ回転可能に支持され、又前記飛行体は下方にパルス光の検出光を照射する回転角検出器及びセンサ制御部を有し、前記着地装置は前記飛行体の回転軸心を中心とする円状の面を有し、前記回転角検出器は、前記円状の面に前記検出光を照射し、前記円状の面からの反射検出光を受光し、前記センサ制御部は、前記回転角検出器からの反射光検出信号に基づき前記飛行体と前記着地装置間の回転角を検出する様構成されたので、別途測量機等を使用することなく、飛行体の角度を検出することができる。
又本発明によれば、遠隔操縦可能な飛行装置と、請求項1の飛行体の角度検出装置と、前記飛行装置と無線通信可能な遠隔操縦機とを有する測量システムであって、前記飛行装置は、複数で且つ偶数のプロペラフレームに設けられたプロペラユニットと、飛行装置の上面に設けられ、水平軸心を中心に測距光を回転照射して点群データを取得するレーザスキャナと、前記遠隔操縦機と無線通信可能であり、前記プロペラユニットの駆動、前記レーザスキャナの駆動を制御可能な制御装置とを具備し、前記飛行装置が前記着地装置に着地した状態で、前記遠隔操縦機により前記制御装置を介し、前記レーザスキャナを駆動させると共に前記プロペラユニットを駆動させ前記飛行装置を水平回転させ、点群データを取得し、前記制御装置は、取得される点群データと前記回転角検出器が検出する回転角とを関連付けて前記着地装置の設置位置を基準とする3次元データを取得する様構成したので、方位計、角度検出装置を具備しない飛行装置でも3次元座標を有する点群データを取得することができるという優れた効果を発揮する。
本発明の実施例に係る測量システムの構成図である。 該実施例に於いて、飛行装置が着地装置に着地し、支持された状態を示す斜視図である。 (A)(B)(C)は着地時に於ける飛行装置の着陸棒と着地装置との関係を示す図である。 飛行装置の制御系を示す概略ブロック図である。 第1センタリング部材に設けられる角度検出パターンの一例を示す説明図である。 (A)(B)は回転角検出器に用いられる角度検出パターンの一例を示し、モアレ縞用検出パターンを示している。 遠隔操縦機の概略ブロック図である。 変更例の着地装置が用いられた測量システムの構成図である。 該変更例に於いて、飛行装置が着地装置に着地し、支持された状態を示す斜視図である。 (A)(B)(C)(D)(E)は着地時に於ける飛行装置の着陸棒と着地装置との関係を示す図である。 着地装置の第1センタリング部材の変更例を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
図1、図2は本発明の実施例に係る飛行体の角度検出装置を具備した測量システム1を示している。
測量システム1は、主に遠隔操縦可能な飛行装置(UAV)2、該UAV2が着地し、該UAV2の着地状態を保持する着地装置3、前記UAV2を遠隔操縦可能な遠隔操縦機4(後述)から構成される。
先ず、図1を参照してUAV2について説明する。尚、以下の説明では該UAV2が基準姿勢、即ち水平状態での説明とする。
前記UAV2は、主に飛行体5と、前記飛行体5の上面に設けられ、測距光を回転照射する測定機としてのレーザスキャナ6と、前記飛行体5の下面に固定され、鉛直下方に延出する着陸棒7と、前記飛行体5の下面に設けられた飛行体カメラ8と、回転角検出器9、前記遠隔操縦機4との間で通信を行う飛行体通信部10とを具備している。
前記飛行体5には基準点が設定されている。該基準点は、例えば前記飛行体5の機械中心であり、該基準点と前記レーザスキャナ6の測定基準点との位置関係は、既知となっている。又、前記飛行体5と、前記レーザスキャナ6と、飛行体カメラ8とは一体化されている。
前記飛行体5は、放射状に延出する複数で且つ偶数のプロペラフレーム11(図示では11a~11d)を有し、該プロペラフレーム11の先端にプロペラユニット12a~12dが設けられる。該プロペラユニット12a~12dは、プロペラモータとプロペラとを含む。
前記レーザスキャナ6は、パルス発光又はバースト発光されたレーザ光線を測距光として射出し、走査鏡(後述)を介して測距光を回転照射する。該走査鏡は、水平軸心を中心に鉛直方向に回転する。従って、測距光は、前記飛行体5の基準点を含む鉛直平面内で1次元に回転照射される。
尚、バースト発光については、特許文献2に開示されている。
前記着地装置3は、前記着陸棒7と着地台13とを含む。
前記着陸棒7は、該着陸棒7の軸心16が前記基準点を通過する様に設けられている。
前記着陸棒7の下端は、図3(A)に示される様に円錐形状の尖端となっている。又、前記着陸棒7の下端と前記基準点との距離は既知となっている。尚、前記着陸棒7は軽量化の為、中空構造が好ましい。又、前記着陸棒7の下端は円錐形状に限らず、球体形状であってもよい。
前記飛行体カメラ8は、前記UAV2の下方の画像を取得する様に設けられる。特に、前記飛行体カメラ8は、前記UAV2の下方の広域画像と、前記着陸棒7の下端を中心とした部分画像とに切替えて取得できる様に構成されてもよい。
図1~図3を参照して前記着地台13について説明する。
該着地台13は、所定の設置点Pに水平に設置される。該設置点Pは既知のグローバル座標を有する等、既知となっている。或は、設置点Pは前記着地台13が設置後、既知化される。
該着地台13には前記着陸棒7が上方から降下挿入され、前記着地台13は挿入された前記着陸棒7を鉛直姿勢で、回転自在に支持する。
前記着地台13は、4本の傾斜脚17と、該傾斜脚17,17の下部間に掛渡される4本の辺部材18と、前記傾斜脚17,17の下部間に設けられる2本の対角部材19とより四角錐状に構成され、前記傾斜脚17の上端部には第1センタリング部材21、前記対角部材19の中心部には第2センタリング部材22が設けられている。
前記第1センタリング部材21と前記第2センタリング部材22とは、同一軸心23上に配置され、該軸心23の下方延長は前記着地台13の設置点Pを示している。尚、前記着地台13が水平に設置され状態では、前記軸心23は鉛直となる。
又、前記着地台13の形状、構造は上記したものに限定されることはなく、安定に自立し、且つ前記第1センタリング部材21、前記第2センタリング部材22を同一鉛直線上に保持する形状、構造であればよい。
図3(A)により、前記第1センタリング部材21、前記第2センタリング部材22を説明する。
前記第1センタリング部材21は第一孔が穿設された、概略筒形状であり、第一孔は上部の大径孔21aと下部の小径孔21bから成っている。
前記大径孔21aは、上方に向って拡径するテーパ孔となっており、テーパ孔上端の直径は前記着陸棒7の直径より大きく、テーパ孔の頂角は前記着陸棒7下端の円錐形の頂角と等しいかそれより大きく形成されている。
前記小径孔21bは前記大径孔21aの下端に連通する平行孔であり、該小径孔21bの直径は前記着陸棒7の直径より僅かに大きくなっている。
前記小径孔21bの内周面にはリング24が嵌込まれ、該リング24の内径は、前記着陸棒7外径と一致するか僅かに小さく設定されている。又、前記リング24の材質は、前記ガイド球15との摩擦抵抗が小さく、該ガイド球15が容易に嵌合、或は通過可能となっている。又、前記着陸棒7が保持された状態では軸受として機能する。前記リング24の材質としては、例えば、前記リング24の材質としては、フッ素樹脂等が採用される。
前記第2センタリング部材22の上面には円錐状の第二孔22aが形成されている。該第二孔22aの頂角は前記着陸棒7下端の円錐形の頂角より大きくなっている。尚、前記第二孔22aの頂点と前記設置点Pとの距離は既知となっている。
前記大径孔21a、前記小径孔21b及び前記第二孔22aは同一軸心上にあり、該軸心は前記軸心23と合致している。
次に、図2、図3を参照して、前記UAV2の着地作動について説明する。
上記した様に、前記着地台13は予め前記UAV2を着地させたい位置(設置点P)に設置される。
前記遠隔操縦機4による遠隔操縦により、前記UAV2が前記着地台13の上方に飛行される。前記ガイド球15が前記第1センタリング部材21に嵌入される様、前記UAV2が降下される。
前記UAV2の着地移行状態では、前記遠隔操縦機4により水平、或は略水平姿勢に調整される。従って、前記着陸棒7は、図3(A)に示される様に鉛直状態、或は略鉛直状態で降下する。
更に、前記UAV2が降下する過程で、前記軸心16と前記軸心23がずれていた場合には、前記着陸棒7の尖端は前記大径孔21aのテーパ面に接触する。前記UAV2の更なる下降で、前記着陸棒7は前記テーパ面に案内され、前記小径孔21bに挿入される。前記UAV2の下降により、前記着陸棒7は前記小径孔21bに案内されつつ下降し、前記着陸棒7の尖端が前記第二孔22aに契合する。前記着陸棒7の尖端と前記第二孔22aとの契合時に芯ずれがあった場合、前記第二孔22aのテーパ面によって、最終的には前記着陸棒7尖端は前記第二孔22aの中心に合致する(図3(B)、図3(C)参照)。
而して、前記着陸棒7は前記第1センタリング部材21、前記第2センタリング部材22によって鉛直に支持され、且つ回転自在に支持される。
又、前記設置点Pと前記先端部材14aの先端間との距離は既知となり、従って、前記設置点Pと前記飛行体5の基準点間の距離も既知となる。
前記着陸棒7が前記着地装置3により鉛直に支持されることで、図2に示される様に、前記UAV2は水平の状態で、前記着地台13を介して着地し、更に水平の姿勢で回転自在に保持される。即ち、前記UAV2は前記着地装置3に完全に着地した状態では、水平方向にのみ回転可能となる。
前記UAV2が前記着地台13から離反する場合は、前記着陸棒7と前記着地装置3間には前記着陸棒7の上昇を拘束する要因はないので、前記UAV2は抵抗なく上昇することができる。
次に、前記UAV2について図4を参照して更に説明する。
前記飛行体5は、制御装置27を内蔵している。該制御装置27は、主に演算制御部28、記憶部29、撮像制御部31、飛行制御部32、プロペラユニットドライバ部33、スキャナ制御部34、センサ制御部35、前記飛行体通信部10とを具備している。
尚、本実施例では、前記スキャナ制御部34が前記制御装置27に含まれているが、別構成としてもよい。例えば、前記レーザスキャナ6内に前記スキャナ制御部34を設け、前記飛行体通信部10を介して前記飛行体5を前記レーザスキャナ6との間で制御信号の授受を行ってもよい。
前記飛行体カメラ8の撮影は、前記撮像制御部31によって制御される。前記飛行体カメラ8によって撮影された画像は、画像データとして前記撮像制御部31に入力される。
前記飛行体カメラ8としてはデジタルカメラが設けられ、静止画像が撮影できると共に、動画像、又は連続する画像を構成するフレーム画像を取得可能となっている。又、撮像素子として、画素の集合体であるCCD、CMOSセンサ等が設けられ、各画素は撮像素子内での位置が特定できる様になっている。例えば、前記飛行体カメラ8の光軸が撮像素子を通過する点を原点とする直交座標によって、各画素の位置が特定される。各画素は、受光信号と共に画素座標を前記撮像制御部31に出力する。
前記記憶部29には、プログラム格納部とデータ格納部とが形成される。前記プログラム格納部には、前記飛行体カメラ8の撮影を制御する為の撮影プログラム、前記プロペラユニット12a~12dを駆動制御する為の飛行制御プログラム、前記レーザスキャナ6による測距作動を制御する測距プログラム、取得したデータを前記遠隔操縦機4に送信し、又該遠隔操縦機4からの飛行指令や撮像指令を受信する為の通信プログラム等のプログラムが格納されている。
前記データ格納部には、前記飛行体カメラ8で取得した静止画像データや動画像データ、前記レーザスキャナ6で取得された点群データ等のデータ類が格納される。
前記撮像制御部31は、前記演算制御部28から発せられる制御信号に基づき、前記飛行体カメラ8の撮像に関する制御を行う。即ち、撮影タイミング、焦点合せ、撮像倍率の変更等の制御を行う。
前記スキャナ制御部34は、前記レーザスキャナ6の駆動を制御する。即ち、前記スキャナ制御部34は、測距光の発光間隔、走査鏡37の回転速度等を制御し、該走査鏡37を介して前記測距光を回転照射する。即ち、前記スキャナ制御部34は、前記レーザスキャナ6から照射される測距光の照射点間隔、点群密度を制御する。又、反射測距光の受光結果は前記走査鏡37の回転角と関連づけられて前記演算制御部28に入力され、測距及び測角が実行される。
前記センサ制御部35は、前記回転角検出器9の角度検出を制御するものである。
該回転角検出器9は、前記飛行体5が前記着地装置3に保持された状態(図2参照)での、該着地台13に対する回転変位を検出するものである。
又、図5に示される様に、前記第1センタリング部材21の上面には角度検出パターン38が設けられ、該角度検出パターン38は所定ピッチ間隔で形成された角度目盛を有している。該角度検出パターン38は基準位置38a(前記角度検出パターン38上での0゜の位置)を有しており、前記着地台13を設置する場合は、基準位置38aが既知の方向、例えば真北に向く様に、前記着地台13の向きが設定される。従って、前記基準位置38aは、基準方向も示し、該基準位置38aからの回転角を検出することで方位を検出することができる。尚、既知の方向としては3次元グローバル座標が既知の点(物体)としてもよい。
前記回転角検出器9、前記センサ制御部35、前記角度検出パターン38によって飛行体の角度検出装置36が構成される。
前記回転角検出器9は、パルス光である検出光を前記角度検出パターン38に照射し、該角度検出パターン38からの反射光を検出し、検出結果を前記センサ制御部35に入力する。
前記センサ制御部35は、前記回転角検出器9の反射光検出信号に基づき前記角度検出パターン38を読取り、前記UAV2と前記着地台13間の回転角を検出する。
尚、回転角の検出については、前記角度検出パターン38の変化に基づき検出する、或は、パルス光毎の反射光検出信号間の偏差に基づき検出する等、である。
更に、反射光検出信号に基づき、前記基準位置からの角度(水平角)を検出する様になっている。尚、前記角度検出パターン38の微細なパターンを読取れる様、検出光としてはレーザ光線が使用されるのが好ましい。
尚、前記角度検出パターン38の基準位置38aを検出する為、前記UAV2が前記着陸棒7を中心に1回転してもよい。
又、前記回転角検出器9が検出する角度と、測距光の照射方向とは既知の関係となっている。即ち、測距光が回転照射される平面の方向と前記回転角検出器9が検出する方向(水平角)とが一致する様に設定されている。
検出パターンとしては、角度を検出可能なパターンであれば前記角度検出装置36に適用可能である。例えば、図5に示した様な、円周方向に所定角度ピッチで角度目盛を形成したパターン、或は図6に示される様なモアレ縞を生成するパターン等である。
尚、図6(A)で示されるパターンは同心多重円を形成した一対のパターン39を重ね合せ、一方を横方向にずらした場合に発生するモアレ縞39aを示しており、図6(B)で示されるパターンは多数の平行線を形成したパターン40を重ね合せ、一方を回転させた場合に発生するモアレ縞40aを示しており、いずれもモアレ縞39a,40aを読取ることで横方向の変位、回転変位を検出することができる。
本実施例に、モアレ縞を適用する場合は、一方のパターンを角度検出パターン38として、前記第1センタリング部材21の表面に形成し、他方のパターンは前記回転角検出器9に内蔵させ、角度検出パターン38からの反射光(即ち像)を内蔵したパターンに重合させことでモアレ縞を発生させることができる。
尚、前記回転角検出器9は上記検出方法に限らず種々の検出方法が採用可能である。例えば、前記第1センタリング部材21の上面に角度検出パターンを設けず、前記第1センタリング部材21の表面の微細性状の画像を所定時間間隔で取得し、画像間の微細性状のずれに基づき回転角を検出する。
或は、パターンは前記第1センタリング部材21の上面ではなく、該第1センタリング部材21の外周に円板を設け、該円板の上面にパターンを設けてもよい。又、前記第1センタリング部材21の外周に微細な凹凸の性状を有する円板を設けてもよい。
要は、前記着地装置3が前記軸心23を中心とする円状の面を有し、前記回転角検出器9から円状の面に検出光を照射し、微細なパターン、性状を検出できる様に成っていればよい。
本実施例の角度検出装置では、回転部分に回転角検出器9を設け、該回転角検出器9から、固定部分、即ち前記第1センタリング部材21(前記円板を含む)の表面に、所定時間間隔で検出光(パルス光)を照射し、パルス光毎に、前記第1センタリング部材21の表面の画像を取得し、画像間づれに基づき、固定部分に対する回転部分の回転角を検出するものである。
前記飛行体通信部10は、前記飛行体5が前記遠隔操縦機4で遠隔操作される場合に、前記遠隔操縦機4からの操縦信号を受信し、該操縦信号を前記演算制御部28に入力する。或は、前記飛行体カメラ8で撮影した画像データを前記遠隔操縦機4に送信する等の機能を有する。
前記演算制御部28は、前記記憶部29に格納された各種プログラムに基づき、測定対象物を測距光で走査(測定)する為の各種制御を実行する。又、前記演算制御部28は、前記撮像制御部31、前記飛行制御部32、前記スキャナ制御部34に制御信号を発し、これら制御部の統合制御を実行する。
前記飛行制御部32は、前記演算制御部28からの飛行に関する制御信号に基づき前記プロペラユニットドライバ部33を介して前記プロペラユニット12a~12d制御し、前記UAV2を所要の状態で飛行させる。例えば、前記飛行制御部32は、前記プロペラユニット12a~12dを制御し、上昇/下降、前進/後退、ホバリング、ホバリングした状態で水平方向に回転させる等の飛行を実行する。
図7を参照して、前記遠隔操縦機4について説明する。
前記遠隔操縦機4は、例えばスマートフォンやタブレット等の携帯端末、或は該携帯端末に入力装置が接続又は一体化された装置となっている。前記遠隔操縦機4は、演算機能を有する端末演算処理部41、データ、プログラムを格納する端末記憶部42、端末通信部43、操作部44、表示部45を有している。
前記遠隔操縦機4は、前記端末通信部43と前記飛行体通信部10との間で無線通信、光通信が可能となっている。前記遠隔操縦機4は、前記UAV2の飛行を遠隔操作し、前記レーザスキャナ6による測距作動も遠隔操作可能となっている。
前記端末演算処理部41は、前記操作部44から入力された指令に基づき制御用のコマンドを作成し、前記端末通信部43を介して前記UAV2に送信する。又、前記UAV2から送信された画像データ、測定データ等を前記端末記憶部42に格納し、或は前記表示部45に表示させる。
該端末記憶部42には、前記UAV2との通信を行う為の通信プログラム、前記飛行体カメラ8で取得された画像等を表示する為の表示プログラム、タッチパネル等を介して指示を入力する為の操作プログラム、制御用のコマンドを作成する為プログラム、等のプログラムが格納される。
前記端末通信部43は、前記UAV2の飛行体通信部10との間で通信を行う。又、前記操作部44は前記表示部45と一体に設けられたコントローラのボタン等を介して各種指示を入力し、前記飛行体5の操作を行う。
前記表示部45は、前記飛行体カメラ8で取得された画像、前記レーザスキャナ6で取得された測定結果等が表示される。
尚、前記表示部45の全てをタッチパネルとしてもよい。該表示部45が全てタッチパネルである場合には、前記操作部44を省略してもよい。この場合、前記表示部45には前記飛行体5を操作する為の操作パネルが設けられる。
上記測量システムによる測定作動について説明する。
測定データを取得したい領域(以下、測定領域)内の既知の設置点(地心座標系(グローバル座標系)で3次元座標が既知の点)に前記着地台13を設置する。又、測定領域が広範囲の場合、或は死角部分が存在する様な測定領域では、前記着地台13を複数の既知点に設置する。
前記遠隔操縦機4からの遠隔操縦で前記UAV2を、前記着地台13の上方迄飛行させ、前記ガイド球15が前記第1センタリング部材21に挿入される様降下させる。
尚、前記着陸棒7の前記第1センタリング部材21への挿入作用で、目視による操作が困難な場合は、前記飛行体カメラ8で取得される下方画像を前記遠隔操縦機4の表示部45に表示させ、該表示部45の表示に基づき遠隔操作をしてもよい。
尚、前記遠隔操縦機4からの操作で、前記下方画像は、前記着地台13に対して前記UAV2の高度が高い場合は低倍率とし、又前記ガイド球15が前記第1センタリング部材21に接近した状態では高倍率に切替えてもよい。
前記UAV2の降下に伴い、前記着陸棒7が前記大径孔21aに挿入され、更に前記着陸棒7の下端が前記第二孔22aに嵌合すると、前記UAV2の前記着地台13への着地が完了する。着地が完了した状態では、前記UAV2は水平姿勢で、水平方向に回転自在となっている。
前記遠隔操縦機4からの操作で、前記レーザスキャナ6を起動させ、測距光を鉛直方向に回転照射し、更に前記回転角検出器9による回転角検出を可能とする。更に、前記遠隔操縦機4からの操作で前記UAV2を前記着陸棒7を中心に水平回転させる。
前記レーザスキャナ6によるパルス測距光の鉛直方向の回転照射と前記UAV2の水平方向の回転との協働で、前記着陸棒7を中心とする水平、鉛直の全方向の点群データが取得できる。点群データは、前記記憶部29に一時格納され、逐次、前記飛行体通信部10を介して前記遠隔操縦機4に送信され、前記端末記憶部42に格納される。
点群データの各測定点の鉛直角は前記レーザスキャナ6が具備する回転角検出器により検出され、又基準方向(例えば、真北)から水平角は前記角度検出装置36により検出される。従って、各パルス測距光毎の各測定点の測定データは測距値、鉛直角、水平角を有する3次元データ(前記基準点を原点とした3次元座標)となっている。又、前記レーザスキャナ6の基準点は、前記設置点Pを通過する鉛直線上にあり、又、前記設置点Pと前記基準点間の距離も既知である。
前記端末演算処理部41は、前記点群データを測定データの3次元座標、前記設置点Pと前記基準点間の距離及び前記設置点Pのグローバル座標に基づき点群データの3次元座標をグローバル座標系に座標変換することができる。座標変換後のデータは前記端末記憶部42に保存する。
尚、座標変換の演算処理は、前記演算制御部28で行ってもよく、該演算制御部28で座標変換したデータを前記遠隔操縦機4に送信してもよい。
前記着地台13が複数の既知点に設置されている場合、第1の着地台13での点群データの取得が完了すると、前記遠隔操縦機4により前記UAV2を第2の着地台13迄飛行させ、該着地台13に着地させる。第2の着地台13に於いて、同様に点群データを取得する。
更に前記着地台13が設置されている場合は、第3の着地台13、第4の着地台13と順次、飛行し、着地し、それぞれの着地台13に於いて点群データを取得する。
各着地台13で取得した、点群データは各着地台13の設置点のグローバル座標に基づきそれぞれグローバルに変換される。
各着地台13で取得された点群データをグローバル座標系に座標変換することで、全ての点群データをグローバル座標系で容易に統合することができる。
尚、上記実施例に於いて、着地台13を既知点に設置したが、任意の点に設置し、設置後既知化してもよい。例えば、第1センタリング部材21の全周面に反射シートを貼付け、前記第1センタリング部材21をターゲットとして他の光波測量機、例えばトータルステーションにより前記着地台13の設置点の座標を測定してもよい。或は、前記UAV2にGNSS(Global Navigation Satellite System)装置を取付け、前記UAV2が前記着地台13に着地した時の、グローバル座標をGNSS装置から取得してもよい。尚、前記着地装置3の所定部分について充分な反射測距光が得られれば、前記反射シートは省略してもよい。
尚、所定位置からの点群データの取得する場合、例えば構造物の外形形状を測定する場合等では、グローバル3次元座標は必要ないので、前記着地装置3は水平姿勢で所定位置に設置し、該所定位置を基準とする3次元データが取得されればよい。
尚、前記遠隔操縦機4をデータコレクタとして使用し、取得したデータの座標変換、統合処理等のデータ処理については、別途PC等の演算処理装置で実行してもよい。
上記した様に、本実施例では、UAV2が方向検出器を具備しなくても、UAV2が測定した方向を確実に検出でき、更に、UAV2が1次元のレーザスキャンを搭載した場合でも、全周、全方向の3次元点群データを取得することができる。
次に、図8~図11を参照して、着地装置3の変更例を説明する。尚、図8~図11中、図1、図2で示したものと同等のものには同符号を付しその説明を省略する。
前記着地装置3は、前記着陸棒7と着地台13とを含む。
前記着陸棒7は、シャフト14と該シャフト14の下端に設けられたガイド球15とを有し、前記シャフト14の軸心16が前記基準点を通過する様に設けられている。尚、前記シャフト14は軽量化の為、中空構造が好ましい。
図10(A)に示される様に、前記シャフト14の下端には倒立円錐形状の先端部材14aが前記シャフト14の軸心を中心に回転自在に設けられている。
前記ガイド球15は前記シャフト14に対して摺動自在、且つ回転自在に設けられており、前記ガイド球15は自重により前記シャフト14の下端に位置する様になっている。又、前記ガイド球15の中心は前記シャフト14の軸心16上に位置し、前記ガイド球15が下端に位置する状態で、前記ガイド球15の中心と前記基準点との距離は既知となっている。又、前記先端部材14aの先端と前記基準点との距離も既知となっている。
前記ガイド球15の下面から前記シャフト14の軸心16と同心の凹部15aが形成され、前記ガイド球15が下端に位置する状態では、前記先端部材14aが前記凹部15aに収納される様になっている。
図1~図3を参照して前記着地台13について説明する。
該着地台13は、所定の設置点Pに水平に設置される。該設置点Pは既知であり、或は設置後既知化される。
該着地台13は、4本の傾斜脚17と、該傾斜脚17,17の下部間に掛渡される4本の辺部材18と、前記傾斜脚17,17の下部間に設けられる2本の対角部材19とより四角錐状に構成され、前記傾斜脚17の上端部には第1センタリング部材21、前記対角部材19の中心部には第2センタリング部材22が設けられている。
前記第1センタリング部材21と前記第2センタリング部材22とは、同一軸心23上に配置され、合致しており、該軸心23の下方延長は前記着地台13の設置点Pを示している。尚、前記着地台13が水平に設置され状態では、前記軸心23は鉛直となる。
又、前記着地台13の形状、構造は上記したものに限定されることはなく、安定に自立し、且つ前記第1センタリング部材21、前記第2センタリング部材22を同一鉛直線上に保持する形状、構造であればよい。
図3(A)により、前記第1センタリング部材21、前記第2センタリング部材22を説明する。
前記第1センタリング部材21は第一孔が穿設された、円筒形状であり、第一孔の上部の大径孔21aの直径は前記ガイド球15の直径より大きく、深さは前記ガイド球15の半径より大きくなっている。又、下部の小径孔21bの直径は前記大径孔21aの直径より小さく、前記凹部15aの直径より大きくなっている。
前記大径孔21aの内周面にはリング24が嵌込まれ、該リング24の内径は、前記ガイド球15の外径と一致するか僅かに小さく設定されている。又、前記リング24の材質は、前記ガイド球15との摩擦抵抗が小さく、該ガイド球15が容易に嵌合、或は通過可能となっている。例えば、前記リング24の材質としては、フッ素樹脂等が採用される。
前記第2センタリング部材22は第二孔が穿設された、円筒形状であり、第二孔は上方に向って拡大するテーパ孔22aと該テーパ孔22aの下端に連通する細径孔22bから形成されている。
前記テーパ孔22aのテーパ形状は、前記先端部材14aのテーパ形状と同一であり、前記テーパ孔22aの上端の直径は前記先端部材14aの最大径よりも充分大きく、例えば1.5倍となっている。又、前記細径孔22bの直径は、前記先端部材14aの最大径よりも小さく設定されている。
次に、図8、図9を参照して、前記UAV2の着地作動について説明する。
上記した様に、前記着地台13は予め前記UAV2を着地させたい位置(設置点P)に設置される。
前記遠隔操縦機4による遠隔操縦により、前記UAV2が前記着地台13の上方に飛行される。前記ガイド球15が前記第1センタリング部材21に嵌入される様、前記UAV2が降下される。
前記UAV2が水平姿勢ではなく、傾斜している場合、前記シャフト14も図10(A)に示される様に傾斜し、前記ガイド球15の中心も、前記軸心23から外れた位置にある。
前記ガイド球15の中心が、前記大径孔21aの上方に位置する様に移動させ、更に降下させる(図10(B)参照)。
前記ガイド球15が前記大径孔21aの内縁に当りながら降下すると、前記ガイド球15は前記大径孔21aの中心側に移動され、前記ガイド球15の中心が前記軸心23と合致すると、前記ガイド球15は下方のみ移動し、該ガイド球15は前記小径孔21bの内縁に当接して、下降が停止する。
該ガイド球15が前記小径孔21bの内縁に当接した状態では、前記リング24が前記ガイド球15の最大径位置に当接する。従って、該ガイド球15は、前記小径孔21bと前記リング24によって前記大径孔21a内で中心が前記軸心23上に位置する様に保持される(図10(C)参照)。
更に、前記UAV2が降下すると、前記ガイド球15がガイド部材となって、該ガイド球15に対して前記シャフト14が摺動し、下方に移動する。
前記先端部材14aが前記テーパ孔22aに到達すると、テーパによる案内作用によって、先端部材14aは中心に移動され、該先端部材14aの先端部分が前記細径孔22bに嵌入する。前記先端部材14aのテーパ形状と前記テーパ孔22aのテーパ形状が契合した状態で、上下方向の位置決めが行われると共に前記シャフト14(着陸棒7)の軸心が前記軸心23と合致する(芯合せされる)(図10(D)、図10(E)参照)。
この時、前記設置点Pと前記先端部材14aの先端間の距離は既知となっている。従って、前記設置点Pと前記飛行体5の基準点間の距離も既知となる。
而して、前記シャフト14は前記先端部材14aと前記テーパ孔22aとの嵌合、前記ガイド球15の前記大径孔21aとの嵌合によって、前記シャフト14の軸心16と前記軸心23とが合致する。従って、前記シャフト14は鉛直の状態で支持される。
即ち、図9に示される様に、前記UAV2は水平の状態で、前記着地台13を介して着地し、更に水平の姿勢で保持される。
又、前記シャフト14は前記ガイド球15に対して回転自在であり、前記シャフト14と前記先端部材14aとは回転自在であるので、前記UAV2は前記シャフト14を中心に水平姿勢を保った状態で、水平方向に回転自在となる。
即ち、前記着地装置3は、前記UAV2に着地を案内すると共に該UAV2を水平状態に保持し、且つ回転自在に保持する。
前記UAV2が前記着地台13から離反する場合は、前記UAV2が上昇すれば、前記先端部材14aが前記テーパ孔22aから外れ、更に前記先端部材14aが前記ガイド球15に収納され、前記ガイド球15が前記シャフト14の下端に保持された状態で上昇する。
図11は、第1センタリング部材21の変形を示しており、該第1センタリング部材21の案内作用を更に強調させたものであり、大径孔21aの上端部にテーパ部21cを形成している。該テーパ部21cにより前記ガイド球15が軸心23からより離反した状態でも、前記ガイド球15を前記第1センタリング部材21の中心に案内することができる。
上記着地装置3の変更例では、該着地装置3の必須の機能である、着地、離陸、飛行体を水平姿勢で回転自在に保持することの他に、前記UAV2が水平から傾斜した状態で着地する場合に、傾斜を矯正しつつ着地させる機能が付加されている。
上記した様に、本実施例によれば別途測量機等を使用することなく、更に、飛行体に姿勢検出器、方位検出器等を搭載することなく、飛行体の角度、方位を検出可能とすることができる。
1 測量システム
2 飛行装置(UAV)
3 着地装置
4 遠隔操縦機
5 飛行体
6 レーザスキャナ
7 着陸棒
8 飛行体カメラ
10 飛行体通信部
13 着地台
14 シャフト
14a 先端部材
15 ガイド球
15a 凹部
21 第1センタリング部材
22 第2センタリング部材
22a テーパ孔
27 制御装置
28 演算制御部
29 記憶部
32 飛行制御部
34 スキャナ制御部
35 センサ制御部
36 角度検出装置
41 端末演算処理部
43 端末通信部
45 表示部

Claims (7)

  1. 設置点に設けられる着地装置と、該着地装置に着地した飛行体との間の回転角を検出する飛行体の角度検出装置であって、前記飛行体は前記着地装置に水平方向にのみ回転可能に支持され、又前記飛行体は下方にパルス光の検出光を照射する回転角検出器及びセンサ制御部を有し、前記着地装置は前記飛行体の回転軸心を中心とする円状の面を有し、前記回転角検出器は、前記円状の面に前記検出光を照射し、前記円状の面からの反射検出光を受光し、前記センサ制御部は、前記回転角検出器からの反射光検出信号に基づき前記飛行体と前記着地装置間の回転角を検出する様構成された飛行体の角度検出装置。
  2. 前記円状の面は基準位置を有し、前記着地装置は前記基準位置が既知の方向に向くよう設置され、前記回転角は既知の方向を基準とする回転角である請求項1に記載の飛行体の角度検出装置。
  3. 前記円状の面には、角度検出パターンが設けられた請求項1又は請求項2に記載の飛行体の角度検出装置。
  4. 前記円状の面には、モアレ縞を生成する一方のモアレパターンが設けられ、前記回転角検出器には他方のモアレパターンが設けられた請求項1又は請求項2に記載の飛行体の角度検出装置。
  5. 前記センサ制御部は、前記反射光検出信号に基づき前記円状の面の性状を検出し、各パルス光間の性状の偏差に基づき角度を検出する様構成された請求項1又は請求項2に記載の飛行体の角度検出装置。
  6. 遠隔操縦可能な飛行装置と、請求項1の飛行体の角度検出装置と、前記飛行装置と無線通信可能な遠隔操縦機とを有する測量システムであって、前記飛行装置は、複数で且つ偶数のプロペラフレームに設けられたプロペラユニットと、飛行装置の上面に設けられ、水平軸心を中心に測距光を回転照射して点群データを取得するレーザスキャナと、前記遠隔操縦機と無線通信可能であり、前記プロペラユニットの駆動、前記レーザスキャナの駆動を制御可能な制御装置とを具備し、前記飛行装置が前記着地装置に着地した状態で、前記遠隔操縦機により前記制御装置を介し、前記レーザスキャナを駆動させると共に前記プロペラユニットを駆動させ前記飛行装置を水平回転させ、点群データを取得し、前記制御装置は、取得される点群データと前記回転角検出器が検出する回転角とを関連付けて前記着地装置の設置位置を基準とする3次元データを取得する様構成した測量システム。
  7. 前記着地装置は、前記飛行体に設けられ鉛直下方に延出する着陸棒と自立可能な着地台とを含み、前記着地台は、上部に第1センタリング部材を有し、下部に第2センタリング部材を有し、前記第1センタリング部材と前記第2センタリング部材は同一鉛直線上に設けられ、前記第1センタリング部材は、上部の大径孔と下部の小径孔からなる第一孔が設けられ、前記第2センタリング部材は、上方に向って拡大するテーパ孔を有する第二孔が設けられ、前記着陸棒の下降により、該着陸棒が前記第一孔に嵌合し、前記着陸棒の更なる下降で前記着陸棒が前記第一孔より下方に延出し、前記着陸棒の先端が前記第二孔に契合し、前記着陸棒が前記第1センタリング部材と前記第2センタリング部材により位置決めされ、前記着地台により水平回転自在に支持される様構成された請求項6に記載の測量システム。
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KR102656280B1 (ko) * 2023-10-16 2024-04-09 주식회사 강원지아이에스 드론과 지피에스(gps)를 연계한 도로와 지하시설물 측량 시스템

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