JP2022143737A - 測色装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022143737000001
【課題】筐体に対し分光フィルターを直接設けることができない場合、絞り部の中心軸線と、分光フィルターにおける光の出口の中心軸線とがずれて、測定結果に悪影響を及ぼす虞がある。
【解決手段】測色装置は、測定対象から届く光を処理する光学フィルターを備える基板と、前記測定対象から前記光学フィルターに向かう光の量を絞る絞り部と、前記基板と対向配置されるとともに前記基板が固定されるフレームであって、前記光学フィルターを避ける形状を成し、前記光学フィルターと対向する位置に前記絞り部が位置決めされるフレームと、前記基板と前記フレームとの、前記絞り部の中心軸線と交差する方向の相対位置を決める位置決め手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図15

Description

本発明は、測定対象から届く光をもとに測色する測色装置に関する。
従来から、測定対象から届く光をもとに測色する測色装置が知られている。測色装置には、例えば測定対象から届く光を分光フィルターに入射させ、分光フィルターで所定波長成分を取り出してフォトダイオードで受光し、フォトダイオードから出力される電圧を検出することで測色する測色装置がある。特にこの様な測色装置は、分光光度計と呼ばれる場合もある。
特許文献1の図3には、筐体に設けられた開口部から分光フィルターへ光を入射させ、分光フィルターで所定波長成分を取り出して受光素子で受光する様に構成された光学モジュールが開示されている。
特開2020-098258号公報
上記特許文献1記載の構成において、筐体に設けられた開口部は、分光フィルターに入射する光の量を絞る絞り部として機能する。また分光フィルターにおける光の出口も開口状に形成されており、筐体に設けられた開口部の中心軸線と、分光フィルターにおける光の出口の中心軸線とが一致する様に設けられる。
しかしながら装置構成上、筐体に対し分光フィルターを直接設けることができない場合、絞り部として機能する開口部の中心軸線と、分光フィルターにおける光の出口の中心軸線とがずれて、測定結果に悪影響を及ぼす虞がある。
上記課題を解決する為の、本発明の測色装置は、測定対象から届く光を処理する光学フィルターを備える基板と、前記測定対象から前記光学フィルターに向かう光の量を絞る絞り部と、前記基板と対向配置されるとともに前記基板が固定されるフレームであって、前記光学フィルターを避ける形状を成し、前記光学フィルターと対向する位置に前記絞り部が位置決めされるフレームと、前記基板と前記フレームとの、前記絞り部の中心軸線と交差する方向の相対位置を決める位置決め手段とを備えることを特徴とする。
測色装置の機能を示すブロック図。 光学フィルターの断面図。 測色装置を上方から見た斜視図。 シャッターユニットが閉塞状態である測色装置の底部を示す斜視図。 シャッターユニットが開放状態である測色装置の底部を示す斜視図。 測色装置の上面の平面図。 装置内部ユニットを上方から見た斜視図。 装置内部ユニットを下方から見た斜視図。 図6のA-A断面図。 図9の部分拡大図。 装置上部の断面斜視図。 可動ユニットの斜視図。 可動ユニットの斜視図。 受光部基板の斜視図。 受光部基板保持フレームの斜視図。 受光部基板及び受光部基板保持フレームの斜視図。 受光部基板保持フレームの斜視図。 集光部材、中間部材、及び絞り部形成部材をアセンブリした状態の斜視図。 集光部材、中間部材、及び絞り部形成部材の分解斜視図。 受光部基板、受光部基板保持フレーム、光学フィルターの断面斜視図。 フレームアセンブリを上方から見た斜視図。 フレームアセンブリを上方から見た斜視図。 フレームアセンブリを下方から見た斜視図。 フレームアセンブリの分解斜視図。 固定ユニットを構成するフレームAssyの斜視図。 可動ユニットを構成するフレームAssyの斜視図。 可動ユニットを構成するフレームAssyの斜視図。 可動フレームと発光部基板保持フレームの分解斜視図。 発光部基板保持フレームの斜視図。 可動ユニット及び弾性部材の平面図。 図6のB-B断面図。 主筐体とフレームアセンブリとの連結部位を示す斜視図。 他の実施形態に係るバッテリー保持部の断面図。
以下、本発明を概略的に説明する。
第1の態様に係る測色装置は、測定対象から届く光を処理する光学フィルターを備える基板と、前記測定対象から前記光学フィルターに向かう光の量を絞る絞り部と、前記基板と対向配置されるとともに前記基板が固定されるフレームであって、前記光学フィルターを避ける形状を成し、前記光学フィルターと対向する位置に前記絞り部が位置決めされるフレームと、前記基板と前記フレームとの、前記絞り部の中心軸線と交差する方向の相対位置を決める位置決め手段とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記フレームに対し前記絞り部の位置が規定されるとともに、前記光学フィルターの位置も規定されることとなる。従って前記光学フィルターを前記フレームに直接設けない構成であっても、前記絞り部と前記光学フィルターとの位置ずれを抑制でき、適切な測色結果を得ることができる。
第2の態様は、第1の態様において、装置の外殻を形成する筐体は、前記中心軸線方向から見て長手方向と短手方向とを有し、前記基板は、前記長手方向に延びる形状を成し、前記光学フィルターは、前記基板において、前記長手方向における前記基板の中心位置から一方側に偏った位置に配置され、前記位置決め手段は、前記長手方向において前記中心位置から前記一方側の少なくとも一ヵ所で前記相対位置を決めることを特徴とする。
本態様によれば、前記長手方向に延びる形状を成す基板と前記フレームとの位置関係が、前記光学フィルターに近い位置で決められることとなり、前記絞り部と前記光学フィルターとの位置ずれを適切に抑制できる。
第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記位置決め手段は、前記基板及び前記フレームの一方に設けられた突起と、前記基板及び前記フレームの他方に設けられた、前記突起が嵌合する嵌合穴と、を備えて構成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記位置決め手段を低コストに構成できる。
第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記測定対象から前記絞り部へ向かう光の通路を形成する筒状部材を備え、前記筒状部材が、前記フレームに位置決めされることを特徴とする。
本態様によれば、前記測定対象から前記絞り部へ向かう光の通路を形成する筒状部材を備え、前記筒状部材が、前記フレームに位置決めされるので、前記筒状部材と前記絞り部との相対位置が適切に定まる。
第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記フレームはアルミニウムで形成されるとともに、表面が黒色アルマイト処理されることを特徴とする。
本態様によれば、前記フレームはアルミニウムで形成されるとともに、表面が黒色アルマイト処理されるので、前記フレームでの光の反射に起因した測色精度の低下を抑制できる。
第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、装置の底部に配置され、前記測定対象から届く光を装置内部に取り入れる為の開口部が形成された開口部形成部材と、前記基板と、前記フレームとを備える装置内部ユニットを有し、前記装置内部ユニットは、前記開口部形成部材と連結される固定ユニットと、前記基板及び前記フレームを備えるユニットであって、前記固定ユニットに対し、前記中心軸線に沿った第1方向に変位可能な可動ユニットと、前記固定ユニットに対する前記可動ユニットの、前記第1方向における位置を弾性によって保持する少なくとも一つの弾性部材と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記装置内部ユニットが、前記固定ユニットと、前記基板及び前記フレームを備えるユニットであって、前記固定ユニットに対し、前記中心軸線に沿った第1方向に変位可能な可動ユニットとを備え、前記弾性部材によって前記可動ユニットの衝撃緩衝を図る構成である。
そして前記可動ユニットは、前記入射光処理部を備えることから、前記入射光処理部を落下等に起因する衝撃から保護することができる。
また前記可動ユニットは前記入射光処理部に加えて前記絞り部を備え、前記入射光処理部と前記絞り部とが一体で変位する構成となる為、前記入射光処理部と前記絞り部との相対位置が維持され、測色精度の低下を抑制できる。
加えて、前記第1方向に対する衝撃緩衝構造を採用することから、衝撃に対し耐性の高い方向にまで衝撃緩衝構造を設ける構造に比べて装置の大型化とコストアップを抑制できる。
また更に、前記装置内部ユニットの全重量が前記弾性部材即ち衝撃緩衝構造に掛かることがなく、前記可動ユニットの重量のみ前記弾性部材に掛かるので、前記弾性部材の大型化とコストアップも抑制でき、ひいては装置の大型化とコストアップを抑制できる。
第7の態様は、第6の態様において、前記固定ユニットは、前記開口部形成部材と連結される第1ユニットと、前記第1方向において前記第1ユニットに対し前記開口部形成部材から遠い側に位置し、前記第1ユニットとの間で前記第1方向に間隔を空けた状態で前記第1ユニットと連結される第2ユニットと、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間の前記間隔において前記第1方向に沿って延設されたガイド軸と、を備え、前記可動ユニットは、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間に介在し、前記ガイド軸によってガイドされる被ガイド部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記可動ユニットを前記第1方向に変位させる装置を、簡単な構造で低コストに得ることができる。
第8の態様は、第7の態様において、前記弾性部材は、前記第1ユニットと前記被ガイド部との間、及び前記第2ユニットと前記被ガイド部との間に、前記第1方向の自由長を縮めた状態で設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記弾性部材は、前記第1ユニットと前記被ガイド部との間、及び前記第2ユニットと前記被ガイド部との間に、前記第1方向の自由長を縮めた状態で設けられることから、前記弾性部材は常に圧縮された状態となり、このことによって前記可動ユニットの前記第1方向の位置が安定し、また前記弾性部材の前記第1方向と交差する方向の設置位置がずれ難くなる。
第9の態様は、第1から第8の態様のいずれかにおいて、前記光学フィルターは、入射した光のうちの所定波長成分を透過させる波長可変型のファブリペローエタロンである、
ことを特徴とする。
本態様によれば、前記光学フィルターは、入射した光のうちの所定波長成分を透過させる波長可変型のファブリペローエタロンである構成において、上述した第1から第8の態様のいずれかの作用効果が得られる。
以下、本発明を具体的に説明する。
尚、各図に示すX-Y-Z座標系は直交座標系であり、X-Y平面が水平面であり、Y-Z平面が垂直面となる。
またZ軸方向は鉛直方向であって、測色装置1の上面50e及び底面50fに対して交差する第1方向の一例である。尚、第1方向は後述する光軸CLに平行な方向となる。
またY軸方向は第1方向と直交する方向であって測色装置1をZ軸方向から見て装置の長手方向となる。またX軸方向はY軸方向と直交する方向であって測色装置1をZ軸方向から見て装置の短手方向となる。
本明細書において測色装置1の構成は、底面50fが水平面に平行な載置面に載置され、且つ、測色装置1の長手方向がY軸方向に沿うものとして説明する。
[測色装置1の全体構成]
先ず、図1及び図2を参照して本実施形態に係る測色装置1の全体構成について主として機能的観点で概説する。
測色装置1は、測定対象200から届く光をもとに測色する為の構成を備える。測定対象200から届く光としては、測定対象200で反射する光や、測定対象200が自ら発する光が挙げられる。
測色装置1は、バンドパスフィルター7、光学フィルター3、受光部4、静電容量検出部6、発光部9、MCU(Micro Controller Unit)10、有線IF(Interface)12、無線通信部13、操作部14、表示部15、バッテリー制御部16、及びバッテリー17を備えている。
尚、光学フィルター3及び受光部4は、測定対象200から届いて入射した光を処理する入射光処理部2を構成する。
バンドパスフィルター7は、測定対象200から届いて入射した光のうち、可視光域、例えば380nm~720nmの光を透過させ、紫外光域及び赤外光域の光をカットする。これにより、光学フィルター3には可視光域の光が入射する。尚、測定対象200からバンドパスフィルター7に届く光は、後述する開口部21a(図5参照)から装置内部に取り入れられ、そして測定用窓部87a(図5参照)を通ってバンドパスフィルター7に到達する。
光学フィルター3は、バンドパスフィルター7を通った可視光から、任意の波長成分を選択的に透過させる。光学フィルター3を透過した光は、受光素子の一例であるフォトダイオード4aに入射し、フォトダイオード4aを備える受光部4で処理される。受光部4は、受光した光の強度を電圧値に変換し、更にその電圧値をデジタル信号に変換してMCU10に出力する。測色装置1は、光学フィルター3による波長選択と受光部4を用いた受光強度の取得とを繰り返し行うことで、測定対象200のスペクトルを測定することができる。
ここで図2を参照して光学フィルター3の構成について説明する。本実施形態において光学フィルター3は、測定対象200から届いて入射した光のうち所定波長成分を透過させる波長可変型のファブリペローエタロンであり、二つの対向する反射面の多重干渉を利用した波長フィルターである。
図2において光学フィルター3は波長可変干渉フィルター45を備え、波長可変干渉フィルター45は、第1ガラス部材30と第2ガラス部材31とケース32とによって構成される外装の内部に内蔵されている。
ケース32と第1ガラス部材30、ケース32と第2ガラス部材31は、それぞれ低融点ガラスやエポキシ樹脂等の接合部材33により接合されている。また、波長可変干渉フィルター45とケース32は、接着剤等の固定材34によって固定される。ケース32外面の電極36と波長可変干渉フィルター45とは、ワイヤーボンディング35とケース32内の配線とによって導通がとられている。
波長可変干渉フィルター45は、ベース基板37とダイアフラム基板38とを備えている。ベース基板37とダイアフラム基板38とは、接合膜43によって接合されている。ベース基板37とダイアフラム基板38には、ミラー39がそれぞれに成膜されている。対面するミラー39は、最表面が導体で形成されている。そして対面するミラー39の間の静電容量は、静電容量検出部6(図1参照)によって検出される。静電容量検出部6は、CV(Capacitance to Voltage)コンバーターで構成され、検出した静電容量を電圧値に変換し更にデジタル値に変換してMCU10に送信する。
対面するミラー39の間の距離は、Z軸方向から見て同心円状に形成される固定電極40と可動電極41とが対面することで構成される静電アクチュエーターによって制御される。
対面する固定電極40と可動電極41との間に電圧が印加された場合、静電力によって固定電極40と可動電極41とが引き合う力が発生する。この時、同心円状に形成されるダイアフラム部42が変形する事で、ダイアフラム基板38のミラー39がベース基板37側に引き寄せられ、対面するミラー39の間の距離が制御される。そして、対面するミラー39の間の距離に対応して波長可変干渉フィルター45を透過する光の波長が選択される。
分光測定時には、光軸CLに沿って第2ガラス部材31側から第1ガラス部材30側へ、光学フィルター3に測定対象200からの光が入射する。尚、光軸CLはZ軸方向に平行であって、開口部21a(図5参照)、測定用窓部87a(図5参照)、波長可変干渉フィルター45、及びフォトダイオード4aの中心を通る線となる。特に開口部21a、測定用窓部87a、及び波長可変干渉フィルター45は、Z軸方向から見て真円形状を成し、光軸CLはそれらの中心を通る。尚、光軸CLは、以下において中心位置CLと称する場合もある。
そして、光学フィルター3に入射した光は、対面するミラー39の間で干渉し、対面するミラー39の間の距離に対応して選択された波長の光が、波長可変干渉フィルター45を透過する。波長可変干渉フィルター45を透過した光は、ケース32の開口部32aを通って第1ガラス部材30を透過し、受光部4に向かう。ケース32の開口部32aは、光軸CLを中心とする真円形状を成す開口部である。
以上が光学フィルター3の構成である。尚、光学フィルター3は上述の通り波長可変干渉フィルター45において対面するミラー39の間の距離に対応して透過する光の波長が選択される構成である為、Z軸方向の衝撃に弱く、即ちZ軸方向の衝撃に伴い測定精度が低下し易い。その反面、光学フィルター3はZ軸方向と交差する方向の衝撃には比較的強い構成であると言える。
図1に戻り、MCU10はマイクロプロセッサをベースとした制御装置であり、測色装置1の制御に必要な各種プログラムや各種データが格納されたメモリを内蔵している。
MCU10は、図2を参照して説明した、固定電極40と可動電極41とが対面することで構成される静電アクチュエーターの駆動に必要な制御情報を不図示のアンプに送り、このアンプから所定の駆動電圧を光学フィルター3に供給する。そしてMPU10は、静電容量検出部6から出力された電圧値に係わる情報を、記憶されている値と比較し、それに基づいて光学フィルター3をフィードバック制御する。
発光部9は測定対象200に向けて測定用の光を発する。発光部9は、発光する波長分布の異なる複数の発光素子、具体的には複数のLEDで構成される。MCU10は、発光部9の点灯と消灯を制御する。
有線IF12と無線通信部13は外部機器と通信を行う為の構成要素であり、有線IF12を介して通信する為の規格には、一例としてUSB(Universal Serial Bus)を採用することができる。また無線通信部13の規格には、一例としてBluetoothを採用することができる。USBとBluetoothは登録商標である。MCU10は、有線IF12或いは無線通信部13を介して外部機器に各種データを送出し、また外部機器から各種データを受信する。また測色装置1は、有線IF12を介して外部機器から電力の供給を受けることでバッテリー17を充電することができる。
操作部14は電源ボタンや各種操作設定ボタンで構成され、操作に応じた信号をMCU10に送出する。操作部14については、後に更に説明する。
表示部15は一例として液晶パネルで構成され、MCU10から送出される信号に基づき測色条件を設定する為のユーザーインターフェースや測色結果等の各種情報を表示する。
MCU10に検出信号を送出するシャッターセンサー114は、後述するシャッターユニット110の位置を検出する為のセンサーである。
バッテリー17は、本実施形態ではリチウムイオン二次電池であり、測色装置1において電力を必要とする各構成部位に電力を供給する。バッテリー17から電力の供給を受ける構成部位には、後述する入射光処理部2が含まれる。バッテリー制御部16は、バッテリー17の充電制御等の各種制御を行う。
[測色装置1の外観構成]
次に、図3、図4、図5、図6を参照して測色装置1の外観構成について説明する。
測色装置1の装置本体50は、主筐体51、上部筐体52、底部第1筐体53A、及び底部第2筐体53Bによって外郭が全体として箱状を成す様に構成されている。これら筐体で形成される外殻の内部に、装置内部ユニット1aが設けられる。上部筐体52、底部第1筐体53A、及び底部第2筐体53Bは、本実施形態では樹脂材料で形成され、主筐体51はアルミニウムで形成される。但し、主筐体51はアルミニウムに代えてその他金属や樹脂材料などで形成することもできる。また上部筐体52、底部第1筐体53A、及び底部第2筐体53Bは、樹脂材料に代えてアルミニウムやその他金属で形成することもできる。
各図において符号50aは装置本体50の+Y方向の側面を示しており、以下ではこれを前面50aと称する。また符号50bは装置本体50の+X方向の側面を示しており、以下ではこれは右側面50bと称する。また符号50cは装置本体50の-X方向の側面を示しており、以下ではこれを左側面50cと称する。また符号50dは装置本体50の-Y方向の側面を示しており、以下ではこれを後面50dと称する。
尚、本明細書において「上」、「下」、「左」、「右」の各用語は、測色装置1の使用者が後面50dを手前にした状態で把持して使用する際の、使用者から見た方向に基づいて用いるものとする。
図3~図6において前面50aは主筐体51の前方壁部51aにより形成され、右側面50bは主筐体51の右壁部51bにより形成され、左側面50cは主筐体51の左壁部51cにより形成され、後面50dは主筐体51の後方壁部51dにより形成される。
また符号50eは装置本体50の+Z方向の面を示しており、以下ではこれを上面50eと称する。また符号50fは装置本体50の-Z方向の面を示しており、以下ではこれを底面50fと称する。
装置本体50の上面50eには操作部14と表示部15とがY軸方向に沿って配置されている。
操作部14は、電源ボタン55、決定ボタン54、戻るボタン56、及び十字ボタン60を備えて構成されている。十字ボタン60は、上ボタン61、下ボタン62、左ボタン63、及び右ボタン64で構成されている。本実施形態に係る測色装置1は、全ての操作ボタンが上面50eに配置され、且つ、操作部14に集約されている。
電源ボタン55は測色装置1の電源をオンオフする為のボタンである。また決定ボタン54は、表示部15に表示された各種設定を決定する為のボタン、つまり測色条件を決定する為のボタンであり、また測色を実行する為のボタンでもある。決定ボタン54は、Z軸方向から見て真円形状を成す。
決定ボタン54の周囲はリング状の発光部59として構成されており、装置の状態に応じて発光色や発光状態が変化する。
戻るボタン56は、表示部15に表示されたユーザーインターフェースにおいて一つ前の状態に戻る為のボタンであり、また操作の実行をキャンセルする為のボタンでもある。
十字ボタン60は、表示部15に表示されたユーザーインターフェースにおいて各種項目を選択する為のボタンである。
表示部15には測色結果等の各種情報が表示される。表示部15は、本実施形態では液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)67により構成される(図9も参照)。以下、液晶ディスプレイ67はLCD67と略称する。LCD67の上部には透明部材である表示部カバー57が設けられ、この表示部カバー57によって上面50eの一部が形成される。
本実施形態では、図9にも示す様に表示部カバー57の上面と操作部14の上面との間に段差が殆ど生じない様に構成されており、これにより上面50eは全体的に段差が殆どない平坦面として構成されている。但し決定ボタン54の上面は僅かに窪んでおり、決定ボタン54を押下するユーザーの指の腹に馴染む形状として形成されている。
底面50fには図4、図5に示す様にシャッターユニット110が設けられている。図4はシャッターユニット110が閉塞位置にある状態を、図5はシャッターユニット110が開放位置にある状態を、それぞれ示している。シャッターユニット110はY軸方向に沿ってスライドすることで閉塞位置と開放位置との間を変位することができる。またシャッターユニット110は、不図示のばねのばね力により閉塞位置及び開放位置を保持できる様に設けられている。
シャッターユニット110は、シャッター保持部材111とリンク部材113とを備えて構成されている。
図4の状態からシャッターユニット110を開くことにより、図5に示す様に開口部21a及び測定用窓部87aが露呈する。開口部21a及び測定用窓部87aは、-Z方向に向けて開口する。開口部21a及び測定用窓部87aは、平面視において真円形状を成す開口部である。尚、ここでの開口とは光を取り入れる意味であり、例えば透明なガラス板が設けられていても良い意味である。
開口部21aは装置底部に設けられた開口部形成部材21に形成され、測定用窓部87aは開口部形成部材21に対し+Z方向に位置する集光部材87に形成されている。開口部形成部材21は、装置底部の全体に亘って延在する形状を成す。
発光部9から発せられる測定光は、図10において開口部21aの内側で示す矢印aの様に集光部材87の円筒部87bと開口部形成部材21との間を通り、開口部21aから測定対象200に向けて放出される。そして測定対象200から届く光は、開口部21aから装置内部に取り入れられ、更に測定用窓部87aを通ってバンドパスフィルター7へと入射する。集光部材87は、測定対象200から後述する絞り部89aに向かう光の通路を形成する筒状部材の一例である。
尚、図6に示す様に光軸CLは開口部21a及び測定用窓部87aの中心軸線に一致する。尚、図6において直線VCLはY軸方向に平行な直線であって、Z軸方向から見て光軸CLを通る直線である。また直線HCLはX軸方向にY軸方向に平行な直線であって、Z軸方向から見て光軸CLを通る直線である。
本実施形態において光軸CLは、X-Y平面における決定ボタン54の中心位置に一致し、また十字ボタン60の中心位置にも一致する。
電源ボタン55及び戻るボタン56は、直線VCLに対して左右対称に配置されている。
次に、図3に示す様に装置本体50の前面50aには、有線IF12が設けられている。前面50aに有線IF12が設けられたことにより、有線IF12にケーブルを接続したまま測色装置1を使用する場合であっても、ケーブルがユーザー側に存在せず操作の邪魔になり難い。
また図9に示す様に装置本体50の後面50dには開口50mが形成され、開口50mの奥にはリセットスイッチ71が設けられている。リセットスイッチ71は、測色装置1の各種設定を初期状態に戻す為のスイッチである。
図3、図31に示す様に装置本体50の右側面50bと左側面50cには、把持部50gが形成されている。把持部50gは、主筐体51の右壁部51bと左壁部51cのそれぞれに形成された凹部51gによって構成されている。凹部51gは、-Z方向に向かうに従って装置本体50のX軸方向における中心に向かう曲面によって形成されている。
把持部50gが設けられていることにより、ユーザーが装置本体50を容易に且つ確実に把持することができる。
次に、図5において装置底面の周囲を形成する側辺は、底部第1筐体53Aと底部第2筐体53Bとで形成される。+X方向の側辺E1と-X方向の側辺E2はY軸方向に沿った直線状に形成されており、同様に+Y方向の側辺E3と-Y方向の側辺E4はX軸方向に沿った直線状に形成されている。これにより、各側辺に定規を当てて測色装置1を定規に沿ってスライドさせながら測定することができる。底部第1筐体53Aと底部第2筐体53Bとは、上記の理由により摩擦抵抗の低い樹脂材料で形成することが好ましく、一例としてPOM(ポリオキシメチレン)を採用することができる。
[測色装置1の基板構成]
続いて測色装置1の基板構成について説明する。
図7、図8に示す装置内部ユニット1aは、主筐体51の内部に設けられるアセンブリ体であって、複数のフレームの組立体であるフレームアセンブリ100に、バッテリーや複数の回路基板等が組付けられて構成されている。但し、図7、図8では最も上部に位置するパネル基板65は図示を省略している。
複数の回路基板は、図9に示す様に上方から下方に向かって順に「第4回路基板」としてのパネル基板65、「第3回路基板」としてのバッテリー制御基板70、「第1回路基板」としての受光部基板80、及び「第2回路基板」としての発光部基板85によって構成される。これら複数の回路基板は、Z軸方向に沿って間隔を空けて重畳する様にして設けられる。Z軸方向においてパネル基板65とバッテリー制御基板70との間には、バッテリー17が配置される。
以下、各回路基板及びその周辺構成について説明する。尚、以下では各回路基板の+Z方向の面を「上面」と称し、-Z方向の面を「下面」と称する場合がある。
パネル基板65は、図9、図11で示す様に上面にLCD接続部66を備えている。LCD67は、ケーブル67aによってLCD接続部66と接続される。
またパネル基板65の上面には、上述した操作部14を構成する各操作ボタンに対応する位置に、各操作ボタンの押下を検出する為の接点が設けられている。図9において符号54aは、決定ボタン54に対応する位置に設けられた接点を示している。符号61a、62aは、それぞれ上ボタン61と下ボタン62に対応する位置に設けられた接点である。また図11において符号56aは、戻るボタン56に対応する位置に設けられた接点であり、符号63aは、左ボタン63に対応する位置に設けられた接点である。尚、図9と図11では示されない接点、即ち右ボタン64と電源ボタン55に対応する接点も、パネル基板65の上面に設けられている。
尚、図11に示す様にパネル基板65の上面に設けられた各接点と、操作部14を構成する各ボタンとの間に、シート材69が設けられている。シート材69により、パネル基板65の上面に設けられた各接点に対し防水機能が発揮され、各接点の機能が維持される。シート材69には、例えばゴムシートを採用できる。
また図9に示す様に、パネル基板65の下面には、通信モジュールである無線通信部13が設けられている。無線通信部13は、後述するバッテリー保持部100a(図7参照)に形成された切り欠き部100bを介して図9に示す様にバッテリー保持部100aの内側に入り込む様にして配置される。
尚、パネル基板65は不図示のケーブルによって後述する受光部基板80と接続される。
続いてバッテリー制御基板70は、バッテリー制御部16(図1参照)の機能を実現する。バッテリー制御基板70は、図7、図13に示す様に上面にリセットスイッチ71、及び有線IF12を備えている。またバッテリー制御基板70は、上面に第1バッテリーコネクタ72を備えている。第1バッテリーコネクタ72には、図7に示す様にバッテリー17から延出する第1バッテリーケーブル92に取り付けられた第1コネクタ17cが嵌合する。またバッテリー制御基板70は、図8で示す様に上面に第2バッテリーコネクタ73を備えている。第2バッテリーコネクタ73には、バッテリー17から延出する第2バッテリーケーブル93に取り付けられた第2コネクタ17dが嵌合する。
更にバッテリー制御基板70の上面には、図示を省略するバッテリー制御回路が設けられている。
尚、バッテリー制御基板70は、不図示の接続手段により受光部基板80及び発光部基板85と接続され、これによりバッテリー17の電力が、各基板へと供給される。
続いて受光部基板80は、図9、図10、図13に示す様に上面にPD(Photo
Diode)基板5を備えている。PD基板5は、下面にフォトダイオード4aを備えている。PD基板5は、受光部4(図1参照)を構成する回路基板である。つまりPD基板5は、入射した光を処理する入射光処理部2(図1参照)を構成する。
また受光部基板80は、図14に示す様に下面に光学フィルター3を備える。
更に、受光部基板80には種々の電子部品が設けられ、それにはMCU10(図1参照)、静電容量検出部6(図1参照)を構成するCVコンバーター、バッテリー17の電圧を変換するDC/DCコンバーター、このDC/DCコンバーターからの出力をMCU10の制御のもと調整して光学フィルター3に供給するアンプ、光学フィルター3周辺の温度を検出する為の温度センサー、などが含まれる。
続いて発光部基板85は、下面に図12に示す様に複数の発光素子86が設けられている。発光素子86は、発光部9(図1参照)を構成する。複数の発光素子86は、発光する波長分布の異なる発光素子で構成される。発光部基板85は、集光部材87の円筒部87bを挿通させる孔を有し、この孔の周囲に沿って複数の発光素子86が設けられている。
[装置内部ユニットのフレーム構成]
続いて装置内部ユニット1aの基体を構成するフレームアセンブリ100について説明する。
図7、図8、図21~図24に示す様に、フレームアセンブリ100は、第1バッテリー保持フレーム101、第2バッテリー保持フレーム102、受光部基板保持フレーム103、発光部基板保持フレーム104、可動フレーム105、及び底部フレーム106を備えて構成されている。本実施形態において各フレームはねじによって組付けられる。
本実施形態において全てのフレームは金属材料の折り曲げ加工により形成され、一例としてアルミニウムを材料としている。尚、各フレームは金属材料の折り曲げ加工に代えて、ダイキャスト成形等による作成も可能である。
以下、各フレームについて順次説明する。第1バッテリー保持フレーム101は、バッテリー保持部100aを構成するフレームであって、Y-Z平面に平行なフレーム面を成す第1垂直部101aと、X-Y平面に平行なフレーム面を成す水平部101bと、Y-Z平面に平行なフレーム面を成す第2垂直部101cとを有している。
このうち水平部101bは、図9に示す様にパネル基板65を下方から支持する。パネル基板65は、水平部101bに対して不図示のねじにより固定される。パネル基板65は、水平部101bに対し面接触し、これによりパネル基板65の熱が水平部101b、即ち第1バッテリー保持フレーム101に伝達される。
尚、水平部101bにおいて+Y方向の端部には、図9にも示す様にバッテリー規制部101fが、水平部101bから-Z方向に延びる様に形成されている。バッテリー規制部101fにより、バッテリー17の+Y方向への移動が規制される。
次に第2バッテリー保持フレーム102は、第1バッテリー保持フレーム101とともにバッテリー保持部100aを構成する。ねじZ1、Z2は、第1バッテリー保持フレーム101と第2バッテリー保持フレーム102とを組み付けるねじである。
第2バッテリー保持フレーム102は、X-Y平面に平行なフレーム面を成すバッテリー支持部102aと、Y-Z平面に平行なフレーム面を成す第1垂直部102bと、Y-Z平面に平行なフレーム面を成す第2垂直部102cとを備えている。
バッテリー支持部102aは、バッテリー17を下方から支持する。バッテリー17の底面は、バッテリー支持部102aと面接触し、これによりバッテリー17の熱がバッテリー支持部102a、即ちバッテリー保持部100aに伝達される。
尚、バッテリー支持部102aには、曲げ起こしによってバッテリー位置決め部102dが形成されており、これによりバッテリー17のX軸方向の位置が定まる様に構成されている。
第1垂直部102bは、第1バッテリー保持フレーム101の第1垂直部101aに対し-X方向に位置するとともに、第1垂直部101aと面接触する。また第2垂直部102cは、第1バッテリー保持フレーム101の第2垂直部101cに対し-X方向に位置するとともに、第2垂直部101cと面接触する。
この様にバッテリー保持部100aが、第1バッテリー保持フレーム101と第2バッテリー保持フレーム102とで、バッテリー17を囲う様に構成される。
バッテリー保持部100aにおいて、水平部101bとバッテリー17との間には図9に示す様に弾性材28が設けられる。弾性材28は、バッテリー17の+Y方向の端部である第1端部17aと、バッテリー規制部101fとの間にも介在する。また弾性材28は、バッテリー17の-Y方向の端部である第2端部17bと、主筐体51の後方内壁面51fとの間にも介在する。これにより、バッテリー17のバッテリー保持部100a内でのY方向位置が規制される。弾性材28として、例えばスポンジを用いることができる。
ここで図31を参照するに、バッテリー支持部102aはバッテリー17を下方から支持する第1壁部W1を構成する。また水平部101bは、バッテリー支持部102aと対向し、バッテリー17の上方に位置する第2壁部W2を構成する。またバッテリー保持部100aは、バッテリー17を挟む様にバッテリー17の側方に位置する第3壁部W3及び第4壁部W4を有し、このうち第3壁部W3は第2垂直部101cと第2垂直部102cとで構成され、第4壁部W4は第1垂直部101aと第1垂直部102bとで構成される。
尚、図31においてバッテリー保持部100aの内側には、第1壁部W1と第3壁部W3とが交差する第1角部C1、第1壁部W1と第4壁部W4とが交差する第2角部C2、第2壁部W2と第4壁部W4とが交差する第3角部C3、及び第2壁部W2と第3壁部W3とが交差する第4角部C4が形成される。
次に、図7を参照するに装置内部ユニット1aは、固定ユニット1bと、可動ユニット1eとを備えている。固定ユニット1bは、主筐体51及び開口部形成部材21(図9参照)に対して固定されるユニット体であり、可動ユニット1eは、固定ユニット1bに対してZ軸方向に変位可能に設けられるユニット体である。
固定ユニット1bは、開口部形成部材21と連結される第1ユニット1cと、Z軸方向において第1ユニット1cに対し開口部形成部材21から遠い側に位置し、第1ユニット1cとの間でZ軸方向に間隔を空けた状態で第1ユニット1cと連結される第2ユニット1dとを備えている。
このうち第2ユニット1dは、バッテリー保持部100aとバッテリー17とで構成される。第1ユニット1cは、底部フレーム106で構成される。
図25は、固定ユニット1bを構成するフレームアセンブリを示したものであり、固定ユニット1bを構成するフレームアセンブリは、バッテリー保持部100aと底部フレーム106とが連結されて構成される。
より詳しくは、底部フレーム106はY-Z平面に平行なフレーム面を成すベース部106aと、X-Y平面に平行なフレーム面を成すガイド支持部106bとを備える様に形成されている。
ガイド支持部106bには、二つのガイド軸107が固定される。本実施形態においてガイド軸107は、Z軸方向に沿って延びる金属軸であり、ガイド支持部106bに形成された孔(不図示)に対してカシメ加工によって固定される。ガイド軸107は、+Z方向の端部がバッテリー支持部102aの上面とほぼ面一になる位置までガイド支持部106bから+Z方向へと延びる。バッテリー支持部102aには、ガイド支持部106bを挿通させる孔(不図示)が形成されている。
ガイド支持部106bには、ねじZ6(図24参照)を固定させる為のねじ孔(不図示)が3箇所形成されており、3つのねじZ6がそれぞれパイプ108を挿通した状態で上記ねじ孔に固定され、これによりバッテリー保持部100aと底部フレーム106とが連結される。
本実施形態においてパイプ108は金属パイプであり、パイプ108によってバッテリー保持部100aと底部フレーム106とのZ軸方向における間隔が規定される。またパイプ108及びねじZ6によってバッテリー保持部100aと底部フレーム106との間の熱の伝達が行われる。
この様にしてバッテリー保持部100aと底部フレーム106とがZ軸方向に間隔を空けた状態で連結され、即ち第1ユニット1cと第2ユニット1dとがZ軸方向に間隔を空けた状態で連結される。
尚、本明細書において「ねじ孔」と言う場合、特に言及しない限り、ねじを固定する為に螺旋状の溝が形成された孔を意味するものとし、「ねじ挿通孔」と言う場合、特に言及しない限り、螺旋状の溝が形成されておらず単にねじを挿通させる為の孔を意味するものとする。
続いて、底部フレーム106においてベース部106aの-Y方向端部から-X方向に延びる様に折り曲げ部106cが形成され、更に折り曲げ部106cから+Y方向に延びる様に連結部106eが形成されている。同様に、ベース部106aの+Y方向端部から-X方向に延びる様に折り曲げ部106dが形成され、更に折り曲げ部106dから-Y方向に延びる様に二つの連結部106fが形成されている(図23も参照)。
そして連結部106e、106fに対し、開口部形成部材21がねじ固定される。例えば図9において符号Z14で示すねじは、連結部106eに対し開口部形成部材21を固定するねじである。本実施形態においてねじZ14は、底部第1筐体53Aと開口部形成部材21の二つの部材を連結部106eに対し固定する。尚、開口部形成部材21は、+Y方向の端部において不図示のねじにより連結部106fに対し固定される。
開口部形成部材21は、本実施形態では金属材料、一例としてアルミニウムで形成される。これにより底部フレーム106の熱が開口部形成部材21へと伝達される。底部フレーム106はパイプ108やねじZ6(図24参照)を介してバッテリー保持部100aと連結されるため、バッテリー17で生じた熱は、底部フレーム106及び開口部形成部材21を介することによっても装置外部に放出される。
尚、開口部形成部材21は樹脂材料で形成することもできる。
続いて装置内部ユニット1aを構成する可動ユニット1eの構成について主として図12、図13、図26~図29を参照し、また必要に応じその他の図をも参照して説明する。
図12及び図13において可動ユニット1eは、可動フレーム105、受光部基板保持フレーム103、及び発光部基板保持フレーム104のこれらフレームによって基体が構成されており、その上でバッテリー制御基板70、受光部基板80、及び発光部基板85のこれら複数の基板を備えている。
図26、図27、図28において可動フレーム105は、Y-Z平面に平行なフレーム面を成すフレーム固定部105aと、X-Y平面に平行なフレーム面を成す被ガイド部105bとを備えている。フレーム固定部105aにおいて-Y方向の端部と+Y方向の端部はともに+X方向に向けて折り曲げられて折り曲げ部105fが形成されており、折り曲げ部105fにはX-Y平面に平行なフレーム面を成す基板支持部105gが形成されている。
基板支持部105gは、図12及び図13に示す様にバッテリー制御基板70を支持する。バッテリー制御基板70は、基板支持部105gに対し、二つのねじZ10により固定される。バッテリー制御基板70と基板支持部105gとは面接触し、これによりバッテリー制御基板70の熱が可動フレーム105に伝達される。
被ガイド部105bには三つのパイプ挿通孔105cと、二つの被ガイド孔105dが形成されているが、これについては後に説明する。
続いて図29に示す様に発光部基板保持フレーム104は、X-Y平面に平行なフレーム面を成すベース部104fと、ベース部104fに対し+Z方向に一段高い位置に形成された、X-Y平面に平行なフレーム面を成すフレーム支持部104a、104bを有している。
ベース部104fには、開口部104eとねじ挿通孔104gが形成されている。開口部104eは、集光部材87を-Z方向に通す機能を果たす(図12参照)。ベース部104fの下面には、発光部基板85が三つのねじZ12(図12参照)により固定される。発光部基板85とベース部104fとは面接触し、これにより発光部基板85の熱が発光部基板保持フレーム104に伝達される。
またベース部104fには、-X方向の端部に、Y-Z平面に平行なフレーム面を成す連結部104dが形成されている。同様にフレーム支持部104aにおいて-X方向の端部には、Y-Z平面に平行なフレーム面を成す連結部104cが形成されている。
連結部104c、104dは、ねじZ3(図26参照)によって可動フレーム105のフレーム固定部105aに対し固定される。尚、連結部104c、104dは、フレーム固定部105aと面接触し、これにより発光部基板保持フレーム104の熱が可動フレーム105に伝達される。
フレーム支持部104a、104bは、図27に示す様に受光部基板保持フレーム103を支持する。符号Z4で示すねじは、受光部基板保持フレーム103をフレーム支持部104aに固定するねじである。図27に示されるねじZ5は、後に説明する。
受光部基板保持フレーム103は、フレーム支持部104a、104bと面接触し、これにより受光部基板保持フレーム103の熱が発光部基板保持フレーム104に伝達される。
続いて受光部基板保持フレーム103は、図15、図16、図17に示す様にX-Y平面に平行なフレーム面を成すベース部103aと、ベース部103aから+Z方向に一段高い位置に形成された基板支持部103f、103gとを有している。基板支持部103f、103gは、受光部基板80を支持する。基板支持部103f、103gと、受光部基板80とは面接触し、これにより受光部基板80の熱が受光部基板保持フレーム103に伝達される。
受光部基板保持フレーム103のベース部103aには、開口部103bと、位置決め孔103cと、X軸方向に長い長孔103dとが形成されている。また基板支持部103fには、ねじ孔103kと、凸部103hとが形成されており、基板支持部103gには、ねじ孔103mと、凸部103jとが形成されている。
図14に示す様に受光部基板80において+Y方向の端部には位置決め孔80aと、ねじ挿通孔80bとが形成されている。位置決め孔80aには、受光部基板保持フレーム103の凸部103hが嵌合する。ねじ挿通孔80bは、受光部基板80を基板支持部103fに固定するねじZ11(図13参照)を挿通させる。
また図14に示す様に受光部基板80において-Y方向の端部にはねじ挿通孔80cと、Y軸方向に長い長孔80dとが形成されている。ねじ挿通孔80cは、受光部基板80を基板支持部103gに固定するねじZ11(図13参照)を挿通させる。長孔80dには、受光部基板保持フレーム103の凸部103jが嵌合する。
位置決め孔80aへの凸部103hの嵌合と、長孔80dへの凸部103hの嵌合とによって、受光部基板保持フレーム103と、受光部基板80とのX軸方向の位置が規定される。尚、長孔80dはY軸方向に長い孔である為、受光部基板保持フレーム103と、受光部基板80とのY軸方向の位置は、位置決め孔80aへの凸部103hの嵌合によって規定される。
以上の様に位置決め孔80aと凸部103h、及び長孔80dと凸部103jは、受光部基板80と受光部基板保持フレーム103との、Z軸方向と交差する方向の相対位置を決める位置決め手段90を構成する。
次に、受光部基板保持フレーム103には、図15に示す様に絞り部形成部材89と、中間部材88と、集光部材87とが位置決めされる。本実施形態において絞り部形成部材89、中間部材88、及び集光部材87はいずれも黒色の樹脂材料で形成される。
これら三つの部材は、図18、図19に示す様に集光部材87に形成された第1突起87d及び第2突起87eによって位置決めされる。第1突起87dは、中間部材88に形成された位置決め孔88bを挿通し、更に絞り部形成部材89に形成された位置決め孔89bを挿通する。第2突起87eは、中間部材88に形成された長孔88cを挿通し、更に絞り部形成部材89に形成された長孔89cを挿通する。
ここで、長孔88c、89cはX軸方向に長い長孔であることから、上記三つの部材のX軸方向の相対位置は、第1突起87dが、位置決め孔88b及び位置決め孔89bを挿通することで規定される。尚、上記三つの部材のY軸方向の相対位置は、第1突起87dと第2突起87eとで規定される。
そして第1突起87dは、受光部基板保持フレーム103に形成された位置決め孔103c(図15、図17参照)に嵌合し、これにより上記三つの部材と受光部基板保持フレーム103とのX軸方向及びY軸方向の位置が規定される。尚、第2突起87eは、受光部基板保持フレーム103に形成された長孔103dに入り込む。長孔103dはX軸方向に長い長孔である為、第2突起87eと長孔103dとの嵌合は、上記三つの部材と受光部基板保持フレーム103とのY軸方向の位置を規定する。
尚、図19に示す様に絞り部形成部材89にはねじ挿通孔89dが形成され、中間部材88にはねじ挿通孔88dが形成され、集光部材87にはねじ挿通孔87fが形成されている。これらねじ挿通孔と、発光部基板保持フレーム104に形成されたねじ挿通孔104g(図29参照)とを、ねじZ5(図27参照)が挿通し、ねじZ5が受光部基板保持フレーム103のねじ孔103eに嵌合することで、上記三つの部材が発光部基板保持フレーム104とともに受光部基板保持フレーム103に固定される。
尚、図18に示す様に集光部材87は、第1ベース部87cに円盤状の第2ベース部87gが形成されており、この第2ベース部87gが発光部基板保持フレーム104に形成された開口部104e(図29参照)に嵌合する。
次に絞り部形成部材89には、図19に示す様に円盤状の凸部89eが形成され、その中心に絞り部89aが形成されている。絞り部89aは、Z軸方向から見て真円形状を成し、図10に示す様にバンドパスフィルター7を通って光学フィルター3(入射光処理部2)に向かう光の量を絞る絞り部として機能する。受光部基板保持フレーム103は、受光部基板80と対向配置されるとともに、ベース部103aから+Z方向に一段高い位置に形成された基板支持部103f、103gを備えることで光学フィルター3を避ける形状を成すフレームであって、絞り部形成部材89と受光部基板80とが固定されるフレームの一例である。
尚、凸部89eは、受光部基板保持フレーム103に形成された開口部103b(図15、図17参照)に嵌合する。
ここで、図20、図10に示す様に受光部基板保持フレーム103と光学フィルター3との間の隙間が、可塑性部材8によって埋められている。即ち光学フィルター3はZ軸方向に外力が作用すると測色結果に悪影響を及ぼすことから、受光部基板保持フレーム103が光学フィルター3に接触しない様に、受光部基板保持フレーム103と光学フィルター3との間に隙間を形成する必要がある。しかしながら落下等による衝撃を受けると、光学フィルター3を構成する部材がZ軸方向に剥離する虞もあり、この様な観点に基づけば受光部基板保持フレーム103と光学フィルター3との間に隙間を形成しつつ、前記隙間に弾性材等を介在させることが考えられるが、弾性材であると常に光学フィルター3に外力が作用し、好ましくない。
この様な観点に基づき本実施形態では、受光部基板保持フレーム103と光学フィルター3との間の隙間が、可塑性部材8によって埋められている。このことにより、通常時には光学フィルター3に外力が作用し難くなるとともに、衝撃が加わった際には可塑性部材8によって光学フィルター3をサポートすることができ、光学フィルター3を構成する部材の剥離を抑制できる。
可塑性部材8として、例えばアクリルゲルを用いることができる。
続いて以上の様に構成された可動ユニット1eは、図8に示す様に固定ユニット1bを構成する第1ユニット1cと第2ユニット1dとの間に、可動フレーム105の被ガイド部105bが入り込む様に構成される。第1ユニット1cと第2ユニット1dとの間に被ガイド部105bが入り込んだ状態で、被ガイド部105bに形成されたパイプ挿通孔105c(図12、図26参照)にパイプ108が通され、また被ガイド部105bに形成された被ガイド孔105d、105e(図12、図26参照)に、ガイド軸107が通される。
これにより、可動フレーム105即ち可動ユニット1eが、固定ユニット1bに対してZ軸方向に沿って変位可能となる。
尚、パイプ挿通孔105cの内径は、パイプ108の外径に対して余裕をもった大きさに形成され、これによりパイプ108とパイプ挿通孔105cとの接触が、可動ユニット1eの変位に対し大きな抵抗とならない様に構成されている。
また被ガイド孔105eは、被ガイド孔105dと異なりY軸方向にやや長い楕円状に形成される。このことにより、固定ユニット1bに対する可動ユニット1eのY軸方向位置は、被ガイド孔105dとガイド軸107との嵌合により規定される。
尚、固定ユニット1bに対する可動ユニット1eのX軸方向位置は、被ガイド孔105dへのガイド軸107の挿通と、被ガイド孔105eへのガイド軸107の挿通とにより規定される。
被ガイド部105bと第1ユニット1cとの間、及び被ガイド部105bと第2ユニット1dとの間には、図9、図31に示す様に弾性部材95が設けられる。組立状態において弾性部材95は自由長を縮めた状態で設けられ、被ガイド部105bと第1ユニット1cとの間で押圧力を発揮し、且つ、被ガイド部105bと第2ユニット1dとの間で押圧力を発揮することで、固定ユニット1bに対する可動ユニット1eのZ軸方向における位置が保持される。そして装置内部ユニット1aにZ軸方向の衝撃が加わった場合、弾性部材95の弾性力によって可動ユニット1eに掛かる衝撃が緩和されることとなる。
尚、弾性部材95としては、例えばポリウレタン発泡体を用いることができる。
弾性部材95のZ軸方向の厚さや、硬度、X-Y平面での面積は、装置内部ユニット1aに振動や衝撃が加わった場合や長期間放置された状態で、被ガイド部105bと第1ユニット1cとの間、及び被ガイド部105bと第2ユニット1dとの間に弾性部材95が介在しない隙間が生じない様に選定することが好ましい。
[装置内部ユニットと筐体との連結構造]
次に、装置内部ユニット1aと筐体との連結構造について説明する。
図32に示す様に主筐体51の上部内側には、X-Y平面に平行な面を成すユニット固定部51m、51nが設けられている。ユニット固定部51mには、ねじZ9によって第1バッテリー保持フレーム101に形成された接触部101d(図7参照)が固定される。接触部101dはX-Y平面に平行な面を成しており、ユニット固定部51mと面接触する。
同様にユニット固定部51nには、ねじZ9によって第1バッテリー保持フレーム101に形成された接触部101e(図7参照)が固定される。接触部101eはX-Y平面に平行な面を成しており、ユニット固定部51nと面接触する。
以上により装置内部ユニット1aは、主筐体51の上部で保持される様に主筐体51と連結する。
測色装置1の上部において操作部14及び表示部15の周囲を構成する上部筐体52(図3参照)は、主筐体51の上部において四隅に形成されたねじ孔51pに嵌合するねじZ15(図11参照)によって主筐体51に対し固定される。
また測色装置1の底部を構成する開口部形成部材21(図5、図9参照)は、上述した様に装置内部ユニット1aの底部に設けられた底部フレーム106の連結部106f、106e(図23参照)に対しねじ固定される。また測色装置1の底部の周囲を構成する底部第1筐体53Aも、図9に示すねじZ14等により底部フレーム106に対しねじ固定される。底部第2筐体53Bは、図9に示すねじZ13により開口部形成部材21とともに底部フレーム106に対し固定される。
尚、各筐体の組付状態では、図9において符号B1で示す部位、即ち主筐体51と上部筐体52との接続部位において、主筐体51と上部筐体52とが、装置外部から装置内部に向かう方向において互い違いに重なる様に構成されている(図11も参照)。同様に、符号B2で示す部位、即ち主筐体51と底部第1筐体53Aとの接続部位及び主筐体51と底部第2筐体53Bとの接続部位も、装置外部から装置内部に向かう方向において互い違いに重なる様に構成されている。これにより、装置外部から装置内部への塵埃等や光の入り込みを抑制することができる。
また、主筐体51において有線IF12の配置位置は開口状に形成されており、装置外部から装置内部への塵埃等や光の入り込みの虞があるが、有線IF12の配置位置にはカバー部材27が設けられており、このカバー部材27によって装置内部への塵埃等や光の入り込みが抑制されている。
[測色装置の特徴的構成と作用効果]
以下、上記の様に構成された測色装置1の特徴的構成とその作用効果について説明する。
先ず、主として図7を参照して説明する。装置内部ユニット1aは、主筐体51及び開口部形成部材21と連結される固定ユニット1bと、入射光処理部2を備えるユニットであって、固定ユニット1bに対し、開口部21aから入射光処理部2に向かう光の光軸に沿ったZ軸方向に変位可能な可動ユニット1eと、固定ユニット1bに対する可動ユニット1eの、Z軸方向における位置を弾性によって保持する少なくとも一つの弾性部材95(図9、図31参照)とを備える。そして弾性部材95によって可動ユニット1eのZ軸方向における衝撃緩衝を図る構成である。このことから、Z軸方向と交差する方向における開口部21aと入射光処理部2との位置ずれが生じ難く、入射光処理部2に掛かる衝撃を緩衝する衝撃緩衝構造を採用しながらも、適切な測色結果を得ることができる。
加えて、Z軸方向に対する衝撃緩衝構造を採用することから、衝撃に対し耐性の高い方向にまで衝撃緩衝構造を設ける構成に比べて装置の大型化とコストアップを抑制できる。尚、本実施形態において衝撃に対し耐性の高い方向はZ軸方向と交差する方向となる。
また更に、装置内部ユニット1aの全重量が衝撃緩衝構造即ち弾性部材95に掛かることがなく、可動ユニット1eの重量のみが弾性部材95に掛かることとなるので、弾性部材95の大型化とコストアップも抑制でき、ひいては装置の大型化とコストアップを抑制できる。
尚、例えば被ガイド部105bと可動ユニット1eとの間隔を無くし、即ち図9、図31に示された上側の弾性部材95を省略して、下側の弾性部材95のみを設ける構成としても良い。これにより、底面50fを下にして装置を落下させた際に可動ユニット1eに掛かるZ軸方向の衝撃を抑制できる。
また固定ユニット1bは、開口部形成部材21と連結される第1ユニット1cと、Z軸方向において第1ユニット1cに対し開口部形成部材21から遠い側に位置し、第1ユニット1cとの間でZ軸方向に間隔を空けた状態で第1ユニット1cと連結される第2ユニット1dと、第1ユニット1cと第2ユニット1dとの間においてZ軸方向に沿って延設されたガイド軸107と、を備えている。そして可動ユニット1eは、第1ユニット1cと第2ユニット1dとの間に介在し、ガイド軸107によってガイドされる被ガイド部105bを備える。これにより、可動ユニット1eがZ軸方向に変位可能となる装置を、簡単な構造で低コストに得ることができる。
また弾性部材95は、第1ユニット1cと被ガイド部105bとの間、及び第2ユニット1dと被ガイド部105bとの間に、Z軸方向の自由長を縮めた状態で設けられる。これにより弾性部材95は常に圧縮された状態となる為、可動ユニット1eのZ軸方向の位置が安定し、加えて弾性部材95の設置位置がZ軸方向と交差する方向にずれ難くなる。
また図30に示す様にZ軸方向から見た際の弾性部材95の重心位置P2が、可動ユニット1eの重心位置P1に対応した位置にある。このことにより、可動ユニット1eが弾性部材95の弾性に抗してZ軸方向に沿って変位する際、可動ユニット1eに対しZ軸方向と交差する方向の力が生じ難くなる。これにより、可動ユニット1eがZ軸方向に沿って円滑に変位することができる。
尚、弾性部材95の重心位置P2が、可動ユニット1eの重心位置P1に対応した位置にあるとは、Z軸方向から見て重心位置P2と重心位置P1とが完全に一致する場合に限られず、上述した作用効果を奏し得る範囲で多少ずれていても良い意味である。
また図7に示す様に、装置の電力供給源であるバッテリー17が、固定ユニット1bに設けられるので、重量物であるバッテリー17の重量が弾性部材95即ち衝撃緩衝構造に掛からず、弾性部材95の大型化とコストアップも抑制でき、ひいては装置の大型化とコストアップを抑制できる。
また図9に示す様に、Z軸方向において開口部形成部材21から表示部15に向かって順に、発光部基板85、受光部基板80、バッテリー制御基板70、及びパネル基板65が重畳する様に配置されているので、Z軸方向と交差する方向の装置寸法を抑制できる。
尚、装置内部ユニット1aを固定ユニット1bと可動ユニット1eとで構成し、固定ユニット1bに対する可動ユニット1eの位置を弾性部材95の弾性によって保持する構成は、他の電子機器にも採用可能である。この様な電子機器は、装置の外殻を形成する筐体と、前記筐体の内部に設けられた装置内部ユニットと、を備え、前記装置内部ユニットは、前記筐体と連結される固定ユニットと、前記固定ユニットに対し、所定方向に変位可能な可動ユニットと、前記固定ユニットに対する前記可動ユニットの、前記所定方向における位置を弾性によって保持する少なくとも一つの弾性部材とを備えることとなる。
次に、図15、図16に示す様に受光部基板保持フレーム103は、受光部基板80と対向配置されるとともに、光学フィルター3を避ける形状を成すフレームである。この受光部基板保持フレーム103には、絞り部形成部材89即ち絞り部89aが位置決めされる。
ここで光学フィルター3を受光部基板保持フレーム103に直接設けることができれば、光学フィルター3の開口部32a(図2参照)と絞り部89aとのX-Y平面での相対位置が正確に定まるが、光学フィルター3は基板実装する構成要素であり、受光部基板保持フレーム103に直接設けることができない。
しかしながら本実施形態では、光学フィルター3を備える受光部基板80と受光部基板保持フレーム103とが、上述した位置決め手段90により、絞り部89aの中心軸線(光軸CL)と交差する方向即ちZ軸方向と交差する方向の相対位置が決定される。
この様な構成により、受光部基板保持フレーム103に対し絞り部89aの位置が規定されるとともに、光学フィルター3を備える受光部基板80の位置も規定されることとなる。このことにより、光学フィルター3を受光部基板保持フレーム103に直接設けない構成であっても、絞り部89aと光学フィルター3の開口部32a(図2参照)とのX-Y平面での位置ずれを抑制でき、適切な測色結果を得ることができる。
尚、本実施形態において絞り部89aは絞り部形成部材89に形成され、当該絞り部形成部材89が受光部基板保持フレーム103に対して位置決めされる構成であるが、例えば受光部基板保持フレーム103に開口部を形成し、当該開口部が絞り部として機能する様に構成しても良い。この場合、特に受光部基板保持フレーム103は黒色アルマイト処理を施し、光の反射を抑制することが測色精度を確保する観点で好適である。
また本実施形態の様に絞り部89aが絞り部形成部材89に形成され、当該絞り部形成部材89が受光部基板保持フレーム103に対して位置決めされる構成では、絞り部形成部材89を黒色の樹脂材料で形成するとともに受光部基板保持フレーム103のアルマイト処理を省略すれば、測色精度を確保しつつ、装置のコストアップを抑制できる。
尚、上述した受光部基板保持フレーム103や絞り部形成部材89の材料は、適宜その他の材料を用いることも勿論可能である。
また測色装置1は、Z軸方向から見て長手方向即ちY軸方向と、短手方向即ちX軸方向とを有し、受光部基板80は、Y長手方向に延びる形状を成している。そして光学フィルター3は、受光部基板80において長手方向における受光部基板80の中心位置Yc(図14参照)から一方側である+Y方向に偏った位置に配置されている。そして位置決め手段90は、Y軸方向において中心位置Ycから+Y方向の一ヵ所(位置決め孔80a及び凸部103h)において受光部基板80と受光部基板保持フレーム103との相対位置を決める。このことにより、Y長手方向に延びる形状を成す受光部基板保持フレーム103と受光部基板80との位置関係が、光学フィルター3に近い位置で決められることとなり、絞り部89aと光学フィルター3との位置ずれを適切に抑制できる。
また本実施形態において位置決め手段90は、受光部基板80及び受光部基板保持フレーム103の一方に設けられた突起(凸部103h、凸部103j)と、受光部基板80及び受光部基板保持フレーム103の他方に設けられた、前記突起が嵌合する嵌合穴(位置決め孔80a、長孔80d)とを備えて構成される。具体的には、本実施形態において位置決め手段90は位置決め孔80a及びこれに嵌合する凸部103hと、長孔80d及びこれに嵌合する凸部103hとを備えている。
これにより、位置決め手段90を低コストに構成できる。
尚、本実施形態では受光部基板80に嵌合穴を設け、受光部基板保持フレーム103に突起を設けたが、その逆に受光部基板80に突起を設け、受光部基板保持フレーム103に嵌合穴を設けても良い。
また本実施形態では、測定対象200から絞り部89aへ向かう光の通路を形成する筒状部材である集光部材87が、受光部基板保持フレーム103に設けられる。換言すれば、集光部材87が、受光部基板保持フレーム103に位置決めされる。これにより、集光部材87と絞り部89aとのX-Y平面での相対位置が適切に定まる。
また本実施形態において受光部基板保持フレーム103はアルミニウムで形成されるとともに、表面が黒色アルマイト処理される。これにより、受光部基板保持フレーム103での光の反射に起因した測色精度の低下を抑制できる。
次に図3において測色装置1は、入射光処理部2を有する装置内部ユニット1aと、装置内部ユニット1aを覆い、装置の外殻を形成する主筐体51とを備え、装置内部ユニット1aの基体を構成するフレームアセンブリ100は、アルミニウムで形成された複数のフレームで形成され、主筐体51は、アルミニウムで形成されるとともにアルマイト処理される。
この様にフレームアセンブリ100と主筐体51は、アルミニウムで形成される為、放熱性が良好となる。そして主筐体51はアルマイト処理されることから、輻射による放熱性を向上させることができる。以上の構成によって装置内部で生じた熱を、装置外部に良好に放出することができ、ひいては適切な測色結果を得ることができる。
尚、本実施形態において主筐体51のアルマイト処理は黒アルマイト処理となるが、これに限定されるものではない。
また本実施形態において上部筐体52、底部第1筐体53A、及び底部第2筐体53Bは樹脂材料により形成されるが、これらもアルミニウムで形成しても良い。またその際、黒アルマイト処理、或いはその他の色のアルマイト処理を行っても良い。
またフレームアセンブリ100は、主筐体51の内側で主筐体51と接触する接触部101d、101e(図7参照)を有する。これにより、フレームアセンブリ100から主筐体51へと熱を効率的に伝えることができる。
また本実施形態においてフレームアセンブリ100を構成する複数のフレームも主筐体51と同様に黒アルマイト処理される為、フレームアセンブリ100の輻射による放熱性を向上させることができ、装置内部で生じた熱を、装置外部により良好に放出することができる。尚、この場合も黒アルマイト処理に代えて、その他の色のアルマイト処理を行っても良い。
また或いは、フレームアセンブリ100を構成する複数のフレームのアルマイト処理は省略することもできる。
また主筐体51は、上面視において長手方向(Y軸方向)と短手方向(X軸方向)とを有するとともに、短手方向の側壁に、把持用の凹部51gを備える(図31参照)。このことにより、装置のハンドリング性が向上するとともに、主筐体51の側壁の表面積が増え、放熱性が向上する。
また図7に示す様にフレームアセンブリ100は、バッテリー17を囲う形状を成すバッテリー保持部100aを備える。これによりバッテリー17から生じた熱は、バッテリー保持部100aに効果的に伝わり、装置外部へと良好に放出される。
またフレームアセンブリ100は、入射光処理部2が設けられた受光部基板80を保持する基板保持部としての可動フレーム105を備え、バッテリー保持部100aと可動フレーム105とが、Z軸方向に間隔を空けて配置されている。
即ちバッテリー17と受光部基板80は、ともに発熱源であり、両者が近い位置に設けられていると、効率的な放熱が行えない虞があるが、上記の様にバッテリー保持部100aと可動フレーム105とが、Z軸方向に間隔を空けて配置されていることから、効率的な放熱を行うことができる。
尚、本実施形態において可動ユニット1eを構成する可動フレーム105のフレーム固定部105aは、主筐体51の内側に形成された不図示の接触部に接触しながらZ軸方向に変位する。これにより可動フレーム105即ち可動ユニット1eの熱が主筐体51に伝達され、主筐体51を介して良好に装置外に放出される。
次に、図31を参照して説明した様にバッテリー保持部100aの内側には、第1壁部W1と第3壁部W3とが交差する第1角部C1、第1壁部W1と第4壁部W4とが交差する第2角部C2、第2壁部W2と第4壁部W4とが交差する第3角部C3、及び第2壁部W2と第3壁部W3とが交差する第4角部C4が形成される。
バッテリー17は、X-Z平面で切断した際に上部が円弧状に形成されており、また下部が第1壁部W1に向かって、第3壁部W3との間隔及び第4壁部W4との間隔を拡げる様に幅を狭める形状を成している。これにより、第1角部C1とバッテリー17との間に隙間S1が形成され、第2角部C2とバッテリー17との間に隙間S2が形成され、第3角部C3とバッテリー17との間に隙間S3が形成され、第4角部C4とバッテリー17との間に隙間S4が形成された状態となる。
そして本実施形態では、バッテリー保持部100aを構成する第1バッテリー保持フレーム101と第2バッテリー保持フレーム102とを組み付けるねじZ1が、隙間S2を利用して配置されている。
また主筐体51と、第1バッテリー保持フレーム101の水平部101bとを組み付けるねじZ9が、隙間S3、S4を利用して配置されている。
以上の様に、バッテリー保持部100aの内側に形成された隙間を利用してバッテリー保持部100aに係わるねじが配置されるので、バッテリー保持部100aに係わる構成要素による装置の大型化を抑制することができる。
尚、バッテリー保持部100aに係わる構成要素は、本実施形態では隙間S2、S3、S4を利用して配置したが、隙間S1、S2、S3、S4の少なくともいずれかを利用するものであれば良い。
またバッテリー17は、上述した様に下部が第1壁部W1に向かって、第3壁部W3との間隔及び第4壁部W4との間隔を拡げる様に幅を狭める形状を成しているので、隙間S1、S2を拡げることができる。そしてこの様に形成された隙間S2を利用してねじZ1が配置されているので、バッテリー保持部100aに係わる構成要素による装置の大型化を、より一層抑制できる。
尚、バッテリー保持部100aに係わる構成要素は、ねじに限らず、その他の構成要素、例えばバッテリー17が接続されるコネクタであっても良い。図33は他の実施形態に係る測色装置150を示しており、既に説明した構成と同一の構成には同一の符号を付している。図33に示す測色装置150においてバッテリー保持部151の内部では、隙間S3を利用してねじZ1が配置され、また隙間S4を利用してねじZ9が配置されている。
そして本実施形態においてバッテリー制御基板70はバッテリー保持部151に近い位置に配置されており、これにより第1バッテリーコネクタ72に接続される第1コネクタ17cが隙間S1に入り込み、即ち隙間S1を利用して配置されている。また、第2バッテリーコネクタ73に接続される第2コネクタ17dも同様に、隙間S2に入り込み、即ち隙間S2を利用して配置されている。この様な構成により、装置の大型化を抑制できる。
尚、図33に示す構成では第1バッテリーコネクタ72と第2バッテリーコネクタ73はそれぞれ隙間S1、S2に入り込んでいないが、隙間S1、S2に入り込む様に構成しても良い。
また隙間S1、S2、S3、S4の少なくともいずれかを利用して配置される構成は、バッテリー17が接続されるコネクタ、バッテリー保持部100aを構成する複数のフレームを組み付けるねじ、及び主筐体51とバッテリー保持部100aとを組み付けるねじのうち、任意の一つであっても良く、或いは任意の二つであっても良く、或いは全てであっても良い。
また一つの隙間に対して配置される構成も、バッテリー17が接続されるコネクタ、バッテリー保持部100aを構成する複数のフレームを組み付けるねじ、及び主筐体51とバッテリー保持部100aとを組み付けるねじのうち、任意の一つであっても良く、或いは任意の二つであっても良く、或いは全てであっても良い。
本発明は上記において説明した各実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば上述した実施形態では、測色装置1はバッテリー17を内蔵しているが、バッテリー17が取り外し可能に構成されていても良く、即ち測色装置1としてバッテリー17を内蔵しない構成であっても良い。またその場合、バッテリー17は繰り返しの充放電を行わない一次電池であっても良い。
また本実施形態において入射光処理部2は、光学フィルター3と受光部4とを備えて構成され、光学フィルター3は入射した光のうち所定波長成分を透過させる波長可変型のファブリペローエタロンであるが、これに限られない。例えば、分光方法として、回析格子を用いた分光方法を用いても良い。また、測色原理として色彩の元となる3つの刺激値を直接測定する刺激値直読法を採用した装置構成であっても良い。
また発光部9に用いる発光素子として本実施形態ではLEDを用いるが、これに限られず、例えばキセノンランプを用いても良い。
1…測色装置、1a…装置内部ユニット、1b…固定ユニット、1c…第1ユニット、1d…第2ユニット、1e…可動ユニット、2…入射光処理部、3…光学フィルター、4…受光部、4a…フォトダイオード、5…PD基板、6…静電容量検出部、7…バンドパスフィルター、8…可塑性部材、9…発光部、10…MCU、11…、12…有線IF、13…無線通信部、14…操作部、15…表示部、16…バッテリー制御部、17…バッテリー、17a…第1端部、17b…第2端部、17c…第1コネクタ、17d…第2コネクタ、21…開口部形成部材、21a…開口部、27…カバー部材、28…弾性材、30…第1ガラス部材、31…第2ガラス部材、32…ケース、32a…開口部、33…接合部材、34…固定材、35…ワイヤーボンディング、36…電極、37…ベース基板、38…ダイアフラム基板、39…ミラー、40…固定電極、41…可動電極、42…ダイアフラム部、43…接合膜、45…波長可変干渉フィルター、50…装置本体、50a…前面、50b…右側面、50c…左側面、50d…後面、50e…上面、50f…底面、50g…把持部、50m…開口、51…主筐体、51a…前方壁部、51b…右壁部、51c…左壁部、51d…後方壁部、51e…前方内壁面、51f…後方内壁面、51g…凹部、51m、51n…ユニット固定部、51p…ねじ孔、52…上部筐体、53A…底部第1筐体、53B…底部第2筐体、54…決定ボタン、54a…接点、55…電源ボタン、55a…接点、56…戻るボタン、56a…接点、57…表示部カバー、60…十字ボタン、61…上ボタン、61a…接点、62…下ボタン、62a…接点、63…左ボタン、63a…接点、64…右ボタン、65…パネル基板、66…LCD接続部、67…LCD、67a…ケーブル、69…シート材、70…バッテリー制御基板、71…リセットスイッチ、72…第1バッテリーコネクタ、73…第2バッテリーコネクタ、80…受光部基板、80a…位置決め孔、80b、80c…ねじ挿通孔、80d…長孔、85…発光部基板、86…発光素子、87…集光部材、87a…測定用窓部、87b…円筒部、87c…第1ベース部、87d…第1突起、87e…第2突起、87f…ねじ挿通孔、87g…第2ベース部、88…中間部材、88a…開口部、88b…位置決め孔、88c…長孔、88d…ねじ挿通孔、89…絞り部形成部材、89a…絞り部、89b…位置決め孔、89c…長孔、89d…ねじ挿通孔、89e…凸部、90…位置決め手段、92…第1バッテリーケーブル、93…第2バッテリーケーブル、95…弾性部材、100…フレームアセンブリ、100a…バッテリー保持部、100b…切り欠き部、101…第1バッテリー保持フレーム、101a…第1垂直部、101b…水平部、101c…第2垂直部、101d、101e…接触部、101f…バッテリー規制部、102…第2バッテリー保持フレーム、102a…バッテリー支持部、102b…第1垂直部、102c…第2垂直部、102d…バッテリー位置決め部、103…受光部基板保持フレーム、103a…ベース部、103b…開口部、103c…位置決め孔、103d…長孔、103e…ねじ孔、103f、103g…基板支持部、103h、103j…凸部、103k、103m…ねじ孔、104…発光部基板保持フレーム、104a、104b…フレーム支持部、104c、104d…連結部、104e…開口部、104f…ベース部、104g…ねじ挿通孔、105…可動フレーム、105a…フレーム固定部、105b…被ガイド部、105c…パイプ挿通孔、105d、105e…被ガイド孔、105f…折り曲げ部、105g…基板支持部、106…底部フレーム、106a…ベース部、106b…ガイド支持部、106c、106d…折り曲げ部、106e、106f…連結部、107…ガイド軸、108…パイプ、110…シャッターユニット、111…シャッター保持部材、112…シャッター部材、113…リンク部材、114…シャッターセンサー、
150…測色装置、151…バッテリー保持部、200…測定対象、
B1、B2…接続部位、
C1…第1角部、C2…第2角部、C3…第3角部、C4…第4角部、
W1…第1壁部、W2…第2壁部、W3…第3壁部、W4…第4壁部、
Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6、Z9、Z10、Z11、Z12、Z13、Z14、Z15…ねじ

Claims (9)

  1. 測定対象から届く光を処理する光学フィルターを備える基板と、
    前記測定対象から前記光学フィルターに向かう光の量を絞る絞り部と、
    前記基板と対向配置されるとともに前記基板が固定されるフレームであって、前記光学フィルターを避ける形状を成し、前記光学フィルターと対向する位置に前記絞り部が位置決めされるフレームと、
    前記基板と前記フレームとの、前記絞り部の中心軸線と交差する方向の相対位置を決める位置決め手段と、を備える、
    ことを特徴とする測色装置。
  2. 請求項1に記載の測色装置において、装置の外殻を形成する筐体は、前記中心軸線方向から見て長手方向と短手方向とを有し、
    前記基板は、前記長手方向に延びる形状を成し、
    前記光学フィルターは、前記基板において、前記長手方向における前記基板の中心位置から一方側に偏った位置に配置され、
    前記位置決め手段は、前記長手方向において前記中心位置から前記一方側の少なくとも一ヵ所で前記相対位置を決める、
    ことを特徴とする測色装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の測色装置において、前記位置決め手段は、前記基板及び前記フレームの一方に設けられた突起と、前記基板及び前記フレームの他方に設けられた、前記突起が嵌合する嵌合穴と、を備えて構成される、
    ことを特徴とする測色装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の測色装置において、前記測定対象から前記絞り部へ向かう光の通路を形成する筒状部材を備え、
    前記筒状部材が、前記フレームに位置決めされる、
    ことを特徴とする測色装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の測色装置において、前記フレームはアルミニウムで形成されるとともに、表面が黒色アルマイト処理される、
    ことを特徴とする測色装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の測色装置において、装置の底部に配置され、前記測定対象から届く光を装置内部に取り入れる為の開口部が形成された開口部形成部材と、前記基板と、前記フレームとを備える装置内部ユニットを有し、
    前記装置内部ユニットは、
    前記開口部形成部材と連結される固定ユニットと、
    前記基板及び前記フレームを備えるユニットであって、前記固定ユニットに対し、前記中心軸線に沿った第1方向に変位可能な可動ユニットと、
    前記固定ユニットに対する前記可動ユニットの、前記第1方向における位置を弾性によって保持する少なくとも一つの弾性部材と、を備える、
    ことを特徴とする測色装置。
  7. 請求項6に記載の測色装置において、前記固定ユニットは、
    前記開口部形成部材と連結される第1ユニットと、
    前記第1方向において前記第1ユニットに対し前記開口部形成部材から遠い側に位置し、前記第1ユニットとの間で前記第1方向に間隔を空けた状態で前記第1ユニットと連結される第2ユニットと、
    前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間の前記間隔において前記第1方向に沿って延設されたガイド軸と、を備え、
    前記可動ユニットは、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの間に介在し、前記ガイド軸によってガイドされる被ガイド部を備える、
    ことを特徴とする測色装置。
  8. 請求項7に記載の測色装置において、前記弾性部材は、前記第1ユニットと前記被ガイド部との間、及び前記第2ユニットと前記被ガイド部との間に、前記第1方向の自由長を縮めた状態で設けられる、
    ことを特徴とする測色装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の測色装置において、前記光学フィルターは、入射した光のうちの所定波長成分を透過させる波長可変型のファブリペローエタロンである、
    ことを特徴とする測色装置。
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