JP2022142993A - 電動圧縮機 - Google Patents

電動圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2022142993A
JP2022142993A JP2021043302A JP2021043302A JP2022142993A JP 2022142993 A JP2022142993 A JP 2022142993A JP 2021043302 A JP2021043302 A JP 2021043302A JP 2021043302 A JP2021043302 A JP 2021043302A JP 2022142993 A JP2022142993 A JP 2022142993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
power
side opening
connector
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021043302A
Other languages
English (en)
Inventor
真彦 平野
Masahiko Hirano
雄介 木下
Yusuke Kinoshita
順也 矢野
Junya Yano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2021043302A priority Critical patent/JP2022142993A/ja
Publication of JP2022142993A publication Critical patent/JP2022142993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】コネクタ構造に関わらず、気密検査用の連通路を形成しやすい電動圧縮機を提供する。【解決手段】樹脂製のコネクタハウジング5は、ハウジングの動力側開口17aを通ってスイッチング素子と接続される動力用バスバーと、ハウジングの通信側開口17bを通って制御部と接続される通信用バスバー72を一体に有する。コネクタハウジング5は、動力側開口17aを塞ぐ動力側閉塞部と、通信側開口17bを塞ぐ通信側閉塞部と、両閉塞部を接続するブリッジ部51aと、動力用外部電源と動力用バスバーとを接続する端子台52と、通信用外部電源と通信用バスバー72とを接続する連結筒部53と、連結筒部53にて開口し、通信用ハーネスと連結筒部53との連結により外部から遮蔽される空気抜き開口54aと、ブリッジ部51aの内部を通りつつ空気抜き開口54aと動力側開口17aとを連通する連通路54と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は電動圧縮機に関する。
電動圧縮機は、一般に、冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構を駆動するモータ機構と、モータ機構を駆動制御するインバータと、ハウジングとを備えている。ハウジングは、圧縮機構を収容する圧縮機ハウジングと、モータ機構を収容するモータハウジングと、インバータを気密的に収容するインバータボックスとを有している。このようなインバータを備えた電動圧縮機の生産ラインでは、インバータボックス内への水分や異物の混入を防ぐために、インバータボックス内の気密性が検査される。
特許文献1には、インバータボックス内の気密性の検査を容易に行えるようにした電動圧縮機が開示されている。この電動圧縮機では、インバータボックスの外側にコネクタが設けられており、インバータボックスの外壁に形成された開口を介してコネクタとインバータとが電気的に接続されている。そして、このコネクタに、外部からインバータボックスの開口まで通じる連通路を設けて、インバータボックス内と外部とを連通している。この電動圧縮機では、連通路を介してインバータボックス内を真空引き等することにより、インバータボックス内の気密性を検査している。
特開2019-203448号公報
ところで、電動圧縮機におけるインバータは、モータ機構に供給する電力を変換するスイッチング素子と、スイッチング素子の動作を制御する制御部とを有している。そして、スイッチング素子には、インバータボックスの外壁に形成された動力側開口を介して、高電圧コネクタとしての動力用コネクタが電気的に接続される。また、制御部には、インバータボックスの外壁に形成された通信側開口を介して、低電圧コネクタとしての通信用コネクタが電気的に接続される。
ここで、動力用コネクタは、ノイズ対策や絶縁対策が必要となる分だけ、通信用コネクタよりも大型かつ複雑な構造になる。耐ノイズ性や絶縁性を維持しつつ動力用コネクタ内に上記連通路を設けるのは生産性が悪く、連通路を設けたとしても動力用コネクタに接続して気密性を確認するには大型のホースが必要となり、作業性が悪い。このため、上記従来の電動圧縮機では、構造が比較的簡素な通信用コネクタに上記連通路を設けている。
しかし、構造が比較的簡素で、しかも比較的小型な通信用コネクタにおいては、小型であるゆえに気密性を確保しつつ上記連通路を内部に設けることが困難な場合が多い。例えば、通信用コネクタにおける外部電源側コネクタとの接続部位からインバータボックスの通信側開口までの距離が長くなるような場合、上記連通路を内部に設けるのは困難である。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、コネクタ構造に関わらず、気密検査用の連通路を形成しやすい電動圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の電動圧縮機は、
冷媒を圧縮する圧縮機構と、
前記圧縮機構を駆動するモータ機構と、
前記モータ機構に供給する電力を変換するスイッチング素子と前記スイッチング素子の動作を制御する制御部とを有し、前記モータ機構を駆動制御するインバータと、
前記圧縮機構、前記モータ機構及び前記インバータを内部に収容するとともに、動力側開口及び通信側開口を有するハウジングと、
前記動力側開口及び前記通信側開口を閉塞するように前記ハウジングの外表面に取り付けられたコネクタと、を備え、
前記コネクタは、
樹脂製のコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングに保持され、前記動力側開口を通って前記スイッチング素子と電気的に接続される動力用バスバーと、
前記コネクタハウジングに保持され、前記通信側開口を通って前記制御部と電気的に接続される通信用バスバーと、を備え、
前記コネクタハウジングは、
前記動力側開口を塞ぐ動力側閉塞部と、
前記通信側開口を塞ぐ通信側閉塞部と、
前記動力側閉塞部と前記通信側閉塞部とを接続するブリッジ部と、
動力用ハーネスとの連結により動力用外部電源と前記動力用バスバーとの電気的な接続を可能とする動力側連結部と、
通信用ハーネスとの連結により通信用外部電源と前記通信用バスバーとの電気的な接続を可能とする通信側連結部と、
前記通信側連結部にて開口し、前記通信用ハーネスと前記通信側連結部との連結により外部から遮蔽される連結部側開口と、
前記ブリッジ部の内部を通りつつ前記連結部側開口と前記動力側開口とを連通する連通路と、を有することを特徴とする。
この電動圧縮機では、インバータを収容するハウジングの外表面に取り付けられたコネクタのコネクタハウジングが動力用バスバー及び通信用バスバーを保持している。このコネクタハウジングは、通信側連結部と、連結部側開口とを有している。通信側連結部には、通信用外部電源に接続された通信用ハーネスが連結される。これにより、通信用外部電源と通信用バスバーとの電気的な接続が可能になる。そして、この通信側連結部内に連結部側開口が開口している。また、この連結部側開口と動力側開口とが連通路により互いに連通されている。
このため、通信用ハーネスを通信側連結部に連結する前には、連結部側開口が開放されて、動力側開口、連通路及び連結部側開口を介してインバータを収容するハウジング内と外部とが連通される。これにより、電動圧縮機の製造ラインで、インバータを収容するハウジング内の真空引き等による気密検査を行うことができる。
しかも、コネクタハウジングが樹脂製であり、連通路がコネクタハウジング内に設けられている。樹脂部材で区画された連通路であれば、連通路の気密性を確保することが容易である。このため、通信用コネクタの構造に関わらず、気密性を確保しつつ連通路を形成することができる。
したがって、本発明によれば、コネクタ構造に関わらず、気密検査用の連通路を形成しやすい電動圧縮機を提供することが可能になる。
コネクタハウジングは金属製のプレートを一体に有することが好ましく、また、このプレートがハウジングに固定されていることが好ましい。コネクタハウジングに一体とされたプレートがハウジングに固定されているので、ハウジングの動力側開口及び通信側開口における必要な気密性を確保することが容易になる。
動力側連結部は、動力用ハーネスが締結される端子台であることが好ましい。端子台は大きな電流を流したり高い電圧を印加したりするのに適した構造であるが、端子台に気密検査用の開口を形成しても動力用ハーネスとの締結により外部から遮断することは難しいため、本発明の効果がより顕著になる。
本発明によれば、コネクタ構造に関わらず、気密検査用の連通路を形成しやすい電動圧縮機を提供することが可能になる。
図1は、実施例の電動圧縮機を模式的に示す側面図である。 図2は、実施例の電動圧縮機を模式的に示す正面図である。 図3は、実施例の電動圧縮機に係り、コネクタハウジング、動力用コネクタ、通信用コネクタ及びプレートを示す要部拡大斜視図である。 図4は、実施例の電動圧縮機に係り、インバータボックス側から見たコネクタの背面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。実施例の電動圧縮機は、車両の空調装置を構成している。
(実施例)
実施例の電動圧縮機は、図1及び図2に示すように、圧縮機構1と、モータ機構2と、インバータ3と、ハウジング4と、コネクタ10とを備えている。コネクタ10は、コネクタハウジング5と、動力用コネクタ6と、通信用コネクタ7と、プレート8とを備えている。
以下の説明では、図1の紙面右側を電動圧縮機の前側とし、図1の紙面左側を電動圧縮機の後側とする。また、図1の紙面上側を電動圧縮機の上側とし、図1の紙面下側を電動圧縮機の下側とする。そして、図2以降では、図1に対応させて前後方向及び上下方向を表示する。なお、実施例における前後方向及び上下方向は一例である。実施例の電動圧縮機は、搭載される車両に対応して、その取付姿勢が適宜変更される。
圧縮機構1は、スクロール型圧縮機構であり、図示しない吸入口から吸入した冷媒を圧縮し、図示しない吐出口から高圧の冷媒を吐出する。モータ機構2は圧縮機構1を駆動する。インバータ3はモータ機構2を駆動制御する。
ハウジング4は、圧縮機ハウジング11と、モータハウジング13と、インバータボックス15とを有している。圧縮機ハウジング11、モータハウジング13及びインバータボックス15はアルミニウム合金製である。圧縮機ハウジング11内に圧縮機構1が収容され、モータハウジング13内にモータ機構2が収容されている。インバータボックス15内にインバータ3が収容されている。圧縮機ハウジング11、モータハウジング13及びインバータボックス15は一体に組付けられている。モータハウジング13に前記吸入口が形成され、圧縮機ハウジング11に前記吐出口が形成されている。
インバータボックス15は、モータハウジング13側に位置する前部ケース17と、後方側に位置する後部ケース19とからなる。前部ケース17と後部ケース19とは両者間に図示しないガスケットを介して図示しないボルトによって接合され、内部にインバータ室15aを形成している。インバータ室15a内にインバータ3が設けられている。前部ケース17の前壁には、動力側開口17aと、通信側開口17bとが形成されている。動力側開口17a及び通信側開口17bは、前部ケース17の前壁を貫通している。
インバータ3は、スイッチング素子31と、制御部32とを有している。スイッチング素子31は、モータ機構2に供給する電力を変換する。制御部32は、スイッチング素子31のスイッチング動作を制御する。すなわち、スイッチング素子31は、モータ機構2を駆動するためにオン/オフのスイッチング動作を行う。インバータ3の出力側には、モータ機構2の図示しないモータの各相のコイルが接続されている。制御部32は、スイッチング素子31へ3相のPWM信号を出力してスイッチング素子31の制御を行う。そして、制御部32から出力されたPWM信号に基づいて、スイッチング素子31がスイッチング動作を行うことにより、車両に搭載された動力用外部電源としてのバッテリ等の直流電源95(図1参照)からの直流電力が交流電力に変換される。こうして、交流電力がモータの各相のコイルに供給されることにより、モータ機構2が駆動する。
図1に示すように、コネクタ10は、コネクタハウジング5によって動力側開口17aと通信側開口17bを閉塞するよう、前部ケース17に設けられている。図2及び図3に示すように、コネクタハウジング5は、樹脂製の樹脂部51よりなり、樹脂部51が動力用コネクタ6及び通信用コネクタ7を一体に保持している。樹脂部51は、端子台52と、連結筒部53とを一体に有している。動力用コネクタ6は端子台52の部位に配置され、通信用コネクタ7は連結筒部53の部位に配置されている。端子台52は本発明での動力側連結部に相当し、連結筒部53は本発明での通信側連結部に相当する。
動力用コネクタ6は、プラス側端子61aと、マイナス側端子61bとを有している。プラス側端子61aは、プラス側ケーブル96aを介して、直流電源95と電気的に接続される。同様に、マイナス側端子61bは、マイナス側ケーブル96bを介して、直流電源95と電気的に接続される。プラス側ケーブル96a及びマイナス側ケーブル96bは本発明における動力用ハーネスの一部に相当する。
図3及び図4に示すように、動力用コネクタ6は、プラス側バスバー62aと、マイナス側バスバー62bとを有している。プラス側バスバー62aは、プラス側端子61aと、インバータ3のスイッチング素子31とを電気的に接続している。同様に、マイナス側バスバー62bは、マイナス側端子61bとスイッチング素子31とを電気的に接続している。より詳細には、プラス側バスバー62aはインバータ3の正極母線と接続され、マイナス側バスバー62bはインバータ3の負極母線と接続され、正極母線と負極母線との間にスイッチング素子31が接続されている。プラス側バスバー62a及びマイナス側バスバー62bは、いずれも動力側開口17aを挿通することで、コネクタハウジング5側からインバータ室15a側に延びている。プラス側バスバー62a及びマイナス側バスバー62bと動力側開口17aとの間の隙間は、動力側開口17aの内周面に密着された環状のグロメット63と樹脂製の絶縁部64とで封止されている。絶縁部64は樹脂部51の一部であって、動力側開口17aを閉塞しており、本発明の動力側閉塞部に相当する。プラス側バスバー62a及びマイナス側バスバー62bは、本発明の動力用バスバーに相当する。
連結筒部53には、図1に示すように、外部通信用コネクタ91が連結される。外部通信用コネクタ91は、通信用ケーブル92を介して、通信用外部電源としての車載の制御装置93と接続される。図2及び図3に示すように、連結筒部53は、一端が開口する筒状側壁53aを有している。筒状側壁53aの他端は、筒状側壁53aと一体に形成された底面53bで塞がれている。外部通信用コネクタ91および通信用ケーブル92は本発明における通信用ハーネスの一部に相当する。
通信用コネクタ7は、連結筒部53と対応する部位に、通信用接続端子71と、通信用バスバー72とを有している。通信用接続端子71は、連結筒部53の底面53bから連結筒部53内に突出している。連結筒部53に外部通信用コネクタ91が連結されることで、通信用接続端子71と外部通信用コネクタ91とが電気的に接続される。通信用バスバー72は、通信用接続端子71と制御部32とを電気的に接続している。
通信用バスバー72は、通信用接続端子71と、インバータ3の制御部32とを電気的に接続している。通信用バスバー72は、通信側開口17bを挿通することで、コネクタハウジング5側からインバータ室15a側に延びている。図4に示すように、通信用バスバー72と通信側開口17bとの間の隙間は、通信側開口17bの内周面に密着された環状のグロメット73と樹脂製の絶縁部74とで封止されている。絶縁部74は樹脂部51の一部であって、動力側開口17bを閉塞しており、本発明の通信側閉塞部に相当する。
図1及び図2に示すように、コネクタハウジング5は、樹脂部51により区画された連通路54を有している。連通路54は樹脂部51の一部であるブリッジ部51aの内部を通っている。ブリッジ部51aは絶縁部64と絶縁部74とを接続している。図3に示すように、連通路54の一端は、連結筒部53の底面53bに開口する空気抜き開口54aとされている。空気抜き開口54aは、本発明における連結部側開口に相当する。図4に示すように、連通路54の他端54bは動力側開口17aに通じている。詳しくは、連通路54の他端は54bは、動力側開口17a内に埋められた絶縁部64に開口している。こうして、空気抜き開口54aと動力側開口17aとが連通路54により連通されている。また、連結筒部53と外部通信用コネクタ91とが連結されれば、連結筒部53と外部通信用コネクタ91とは密着状態とされ、両者の間は封止される。これにより、空気抜き開口54aは、外部から遮蔽される。
連通路54の製造は以下のようにして行うことができる。すなわち、まず、樹脂の射出成型やブロー成型等により、連通路54の形状を有する筒状体を成形する。そして、この筒状体を成形型内に配置しつつ、樹脂部51の全体を射出成型することにより、樹脂部51よりなるとともに、樹脂部51で区画された連通路54を有するコネクタハウジング5を形成することができる。
コネクタハウジング5は金属製のプレート8に一体成形されている。プレート8には3個のボルト挿通孔8aが形成されており、各ボルト挿通孔8aにそれぞれ挿通された3個の締結ボルト81により、インバータボックス15の前部ケース17にプレート8が固定されている。こうして、コネクタ10が前部ケース17の外表面に取り付けられ、コネクタ10により動力側開口17a及び通信側開口17bが閉塞されている。
以上のように構成された電動圧縮機では、バッテリ等の直流電源95からプラス側ケーブル96a及びマイナス側ケーブル96b並びに動力用コネクタ6を介してインバータ3に比較的高電圧の電力が供給される。これにより、インバータ3がモータ機構2を駆動制御するため、圧縮機構1が作動し、車両の空調装置が作動する。
この電動圧縮機では、インバータ3を収容するインバータボックス15の外表面に取り付けられたコネクタハウジング5が動力用コネクタ6及び通信用コネクタ7を保持している。このコネクタハウジング5は、連結筒部53と、空気抜き開口54aとを有している。連結筒部53には、制御装置93に接続された外部通信用コネクタ91が連結される。これにより、外部通信用コネクタ91と通信用コネクタ7との電気的な接続が可能になる。そして、この連結筒部53内に空気抜き開口54aが開口している。また、この空気抜き開口54aと動力側開口17aとが連通路54により互いに連通されている。
このため、外部通信用コネクタ91を連結筒部53に連結する前には、空気抜き開口54aが開放されて、動力側開口17a、連通路54及び空気抜き開口54aを介してインバータ室15aと外部とが連通される。これにより、電動圧縮機の製造ラインで、インバータ室15a内の真空引き等による気密検査を行うことができる。
しかも、コネクタハウジング5が樹脂部51よりなり、連通路54が樹脂部51により区画されている。樹脂部51で区画された連通路54であれば、連通路54の気密性を確保することが容易である。このため、通信用コネクタ7の構造に関わらず、気密性を確保しつつ連通路54を形成することができる。
したがって、本発明によれば、コネクタ構造に関わらず、気密検査用の連通路を形成しやすい電動圧縮機を提供することが可能になる。
特に、この電動圧縮機では、動力用コネクタ6が端子台52を有する構造である。この場合、動力用コネクタ6における気密性を維持しつつ、動力用コネクタ6内に空気抜き開口を形成することが容易でない。そうすると、通信用コネクタ7側に空気抜き開口54aを形成することになるが、通信用コネクタ7は比較的密集した構造を有するため、通信用コネクタ7の全体に亘って連通路54を形成することが容易でない場合がある。
この点、この電動圧縮機では、気密性を維持しやすい通信用コネクタ7に空気抜き開口54aを形成するとともに、この空気抜き開口54aを樹脂部51で区画された連通路54により動力側開口17aに連通させている。このため、比較的容易に、気密性を維持しつつ空気抜き開口54a及び連通路54を製造することができる。
この圧縮機では、コネクタハウジング5はプレート8に一体成形され、このプレート8がインバータボックス15に固定されている。コネクタハウジング5に一体とされたプレート8がインバータボックス15に固定されているので、動力側開口17a及び通信側開口17bにおける必要な気密性を確保することが容易になる。また、動力用コネクタ6及び通信用コネクタ7を各々インバータボックス15に固定する場合と比較して、締結ボルト等の固定手段の部品点数を削減できる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例の電動圧縮機では、圧縮機構1として、スクロール型圧縮機構を採用したが、本発明では、ベーン型圧縮機構、斜板式圧縮機構等、他の形式の圧縮機構を採用することも可能である。
また、実施例の電動圧縮機では、コネクタハウジング5がインバータボックス15の前部ケース17に固定されているが、コネクタハウジング5は、動力側開口17aと通信側開口17bがインバータボックス15の後部ケース19やモータハウジング13に形成されているなら、それらに固定されてもよい。
また、実施例の電動圧縮機では、動力用コネクタ6として、端子台52を有する構造を採用したが、動力用コネクタは、その他の構造としてよい。
本発明は車両の空調装置等に利用可能である。
1…圧縮機構
2…モータ機構
3…インバータ
4…ハウジング
5…コネクタハウジング
6…動力用コネクタ
7…通信用コネクタ
8…プレート
10…コネクタ
17a…動力側開口
17b…通信側開口
31…スイッチング素子
32…制御部
51a…ブリッジ部
52…端子台(動力側連結部)
53…連結筒部(通信側連結部)
54…連通路
54a…空気抜き開口(連結部側開口)
62a…プラス側バスバー(動力用バスバー)
62b…マイナス側バスバー(動力用バスバー)
64…絶縁部(動力側閉塞部)
72…通信用バスバー
74…絶縁部(通信側閉塞部)
91…外部通信用コネクタ(通信用ハーネス)
92…通信用ケーブル(通信用ハーネス)
93…制御装置(通信用外部電源)
95…直流電源(動力用外部電源)
96a…プラス側ケーブル(動力用ハーネス)
96b…マイナス側ケーブル(動力用ハーネス)

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動するモータ機構と、
    前記モータ機構に供給する電力を変換するスイッチング素子と前記スイッチング素子の動作を制御する制御部とを有し、前記モータ機構を駆動制御するインバータと、
    前記圧縮機構、前記モータ機構及び前記インバータを内部に収容するとともに、動力側開口及び通信側開口を有するハウジングと、
    前記動力側開口及び前記通信側開口を閉塞するように前記ハウジングの外表面に取り付けられたコネクタと、を備え、
    前記コネクタは、
    樹脂製のコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに保持され、前記動力側開口を通って前記スイッチング素子と電気的に接続される動力用バスバーと、
    前記コネクタハウジングに保持され、前記通信側開口を通って前記制御部と電気的に接続される通信用バスバーと、を備え、
    前記コネクタハウジングは、
    前記動力側開口を塞ぐ動力側閉塞部と、
    前記通信側開口を塞ぐ通信側閉塞部と、
    前記動力側閉塞部と前記通信側閉塞部とを接続するブリッジ部と、
    動力用ハーネスとの連結により動力用外部電源と前記動力用バスバーとの電気的な接続を可能とする動力側連結部と、
    通信用ハーネスとの連結により通信用外部電源と前記通信用バスバーとの電気的な接続を可能とする通信側連結部と、
    前記通信側連結部にて開口し、前記通信用ハーネスと前記通信側連結部との連結により外部から遮蔽される連結部側開口と、
    前記ブリッジ部の内部を通りつつ前記連結部側開口と前記動力側開口とを連通する連通路と、を有することを特徴とする電動圧縮機。
  2. 前記コネクタハウジングは金属製のプレートを一体に有し、
    前記プレートが前記ハウジングに固定されている請求項1記載の電動圧縮機。
  3. 前記動力側連結部は、前記動力用ハーネスが締結される端子台である請求項1又は2記載の電動圧縮機。
JP2021043302A 2021-03-17 2021-03-17 電動圧縮機 Pending JP2022142993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021043302A JP2022142993A (ja) 2021-03-17 2021-03-17 電動圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021043302A JP2022142993A (ja) 2021-03-17 2021-03-17 電動圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022142993A true JP2022142993A (ja) 2022-10-03

Family

ID=83453863

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021043302A Pending JP2022142993A (ja) 2021-03-17 2021-03-17 電動圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022142993A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5393324B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
US10661668B2 (en) Power conversion apparatus and junction box
US9059620B2 (en) Inverter and integrated-inverter electric compressor
US8882479B2 (en) Integrated-inverter electric compressor
US7973439B2 (en) Inverter-integrated electric compressor
US8240163B2 (en) Vehicle-air-conditioner compressor
JP2010084669A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2010178537A (ja) インバータ収納部およびこれを備えているインバータ一体型電動圧縮機
US20100129238A1 (en) Inverter-integrated electric compressor and coil component for inverter thereof
JP2006042409A (ja) モータ一体型コンプレッサ
JP2022142993A (ja) 電動圧縮機
EP2623788B1 (en) Motor-driven compressor
JP5574794B2 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP7263058B2 (ja) 電動圧縮機
US8162627B2 (en) Integrated-inverter electric compressor
US20130202462A1 (en) Motor-driven compressor
US20130202463A1 (en) Motor-driven compressor
US20100028173A1 (en) Inverter-integrated electric compressor
US20230307985A1 (en) Motor-driven compressor and housing for motor-driven compressor
JP5173374B2 (ja) 車載空調装置用電動圧縮機