JP2022141998A - モータ制御装置およびモータ制御システム - Google Patents

モータ制御装置およびモータ制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022141998A
JP2022141998A JP2021041945A JP2021041945A JP2022141998A JP 2022141998 A JP2022141998 A JP 2022141998A JP 2021041945 A JP2021041945 A JP 2021041945A JP 2021041945 A JP2021041945 A JP 2021041945A JP 2022141998 A JP2022141998 A JP 2022141998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
drive circuit
motor
switch
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021041945A
Other languages
English (en)
Inventor
直也 小林
Naoya Kobayashi
貴彦 大兼
Takahiko Okane
怜 市原
Rei Ichihara
智司 平田
Satoshi Hirata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2021041945A priority Critical patent/JP2022141998A/ja
Publication of JP2022141998A publication Critical patent/JP2022141998A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】コンデンサに蓄えた電力を有効に利用することができるモータ制御装置およびモータ制御システムを提供する。【解決手段】モータ制御装置は、駆動回路に電力を供給する主電源と駆動回路の間に設けられ、ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積可能なコンデンサと、主電源とコンデンサとを接続する第1のスイッチと、第1のスイッチおよび駆動回路を制御する制御部と、を備え、制御部は、駆動回路をシャットダウンさせる際には、コンデンサにロータを回転させることが可能な電荷を蓄積させた状態で、第1のスイッチをオフする。【選択図】 図1

Description

本発明は、モータを制御するモータ制御装置およびモータ制御システムに関する。
特許文献1には、SRモータ(スイッチト・リラクタンス・モータ)を制御するSRモータの制御システムが開示されている。この制御システムでは、コイルに電流を供給する駆動回路の主電源として、バッテリが使用されている。
国際公開第2017/217102号公報
上記のような制御システムにおいて、主電源の補助として、電気2重層キャパシターを使用している。プリチャージ回路を介してあらかじめ電気2重層キャパシターにプリチャージしておき、駆動回路の起動に電気2重層キャパシターに蓄えられた電力を利用することができる。駆動回路のシャットダウン時には、電気2重層キャパシターの電力をディスチャージすることにより、点検時や整備時の安全性を確保している。このため、駆動回路を起動するたびに、電気2重層キャパシターに蓄えられた電力がディスチャージされてエネルギーロスになるという問題がある。
本発明は、コンデンサに蓄えた電力を有効に利用することができるモータ制御装置およびモータ制御システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、
モータを制御するモータ制御装置であって、
前記モータは、
突極を有するステータコアと、
前記ステータコアの前記突極に巻き回されたコイルと、
前記コイルに相電流を供給する駆動回路と、
前記相電流に応じて回転するロータと、
を備え、
前記モータ制御装置は、
前記駆動回路に電力を供給する主電源と前記駆動回路の間に設けられ、前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積可能なコンデンサと、
前記主電源と前記コンデンサとを接続する第1のスイッチと、
前記第1のスイッチおよび前記駆動回路を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記駆動回路をシャットダウンさせる際には、前記コンデンサに前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積させた状態で、前記第1のスイッチをオフする、モータ制御装置を提供する。
本発明によれば、コンデンサに蓄えた電力を有効に利用することができる。
本実施例のモータ制御システムの構成を示す図である。 駆動回路およびモータ制御装置の構成を示す図である。 駆動回路を起動(エンジンを始動)する場合および駆動回路をシャットダウンする場合の動作を示すフローチャートである。 モータとエンジンの連結構造を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら実施例について詳細に説明する。
図1は、本実施例のモータ制御システムの構成を示す図、図2は、駆動回路およびモータ制御装置の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施例のモータ制御システムは、3相のスイッチト・リラクタンス・モータであるモータ10と、モータを駆動する駆動回路20と、駆動回路20を制御する制御部30と、を備える。制御部30および制御回路40は、本実施例のモータ制御装置を構成する。本実施例では、モータ10として、自動車のエンジンを始動させるスタータに使用されるモータを例示するが、モータの用途は限定されない。
モータ10は、突極11A(図1)を有するステータコア11と、突極12A(図1)を有するロータ12と、ステータコア11の突極11Aに巻き回された各相(U相、V相およびW相)のコイル13U、13V、13Wと、を備える。図1に示すように、コイル13Uは互いに向かい合う2つの突極11Aにそれぞれ巻き回され、2つのコイル13Uは互いに直列に接続される。同様に、コイル13Vは互いに向かい合う2つの突極11Aにそれぞれ巻き回され、2つのコイル13Vは互いに直列に接続される。コイル13Wは互いに向かい合う2つの突極11Aにそれぞれ巻き回され、2つのコイル13Wは互いに直列に接続される。なお、図1は6極モータを例示しているが、モータの極数は任意である。
互いに直列に接続された各コイル13U、13V、13Wに電流を流すと、各コイル13U、13V、13Wに対応する突極11Aには、ロータ12の中心軸に対して回転対象の磁場が形成される。
ロータ12の回転角は、レゾルバ15によって検出される。また、各コイル13U、13V、13Wに流れる電流(相電流)の値は、電流検出センサ28により検出される。
図2に示すように、駆動回路20は、各相(U相、V相およびW相)の駆動回路20U、20V、20Wを備える。駆動回路20Uはコイル13Uを、駆動回路20Vはコイル13Vを、駆動回路20Wはコイル13Wを、それぞれ独立駆動する。
駆動回路20U、20V、20Wは、それぞれ直列接続されたコイル13U、13V、13Wの一端に接続される高電位側スイッチング素子21および低電位側スイッチング素子22と、直列接続された13U、13V、13Wの他端に接続される高電位側スイッチング素子23および低電位側スイッチング素子24と、を備える。
本実施例では、各スイッチング素子21~24としてn型FET(Field effect transistor)を用いた例を示しているが、任意の素子を用いることができる。
制御部30には、上位ECU(Electronic Control Unit)(図示せず)から各種の指令値が与えられる。なお、モータ制御装置は、上位ECUの機能の一部または全部を実現してもよい。
制御部30は、レゾルバ15から出力されるレゾルバ角(ロータ回転角)および指令値に基づいて算出される電流指令値に基づいて、電流検出センサ28により検出される各相の相電流の値が、電流指令値に追従するようにフィードバック制御を実行する。また、制御部30はフィードバック制御によりパルス幅変調に基づく駆動信号を生成し、駆動回路20に向けて出力する。
駆動回路20の各相の各スイッチング素子21~24は、制御部30からの駆動信号に基づいてオン/オフ制御され、駆動信号に従った波形の相電圧が各コイル13U、13V、13Wに印加される。ロータ12は、各コイル13U、13V、13Wに流れる相電流に応じて回転する。
図2に示すように、制御回路40は、グランドに対して電圧V0を与える主電源50と、駆動回路20との間に設けられる。主電源50は、例えばバッテリとして構成され、駆動回路20に電力を供給する。また、主電源50には、駆動回路20を介してモータ10からの電力が回生される。
制御回路40は、エンジン始動時にロータ12を回転させる電力を蓄積可能なコンデンサC1を備える。コンデンサC1は、急速な充放電に対応可能な大容量コンデンサであり、例えば、電気2重層キャパシターとして構成される。コンデンサC1は、コンデンサC1に蓄積された電力(電荷)により、ロータ12を回転駆動するのに必要なだけの静電容量を有している。
また、制御回路40は、主電源50とコンデンサC1との間にそれぞれ設けられた第1のスイッチSW1および充電回路41(プリチャージ回路の一例)とを備える。充電回路41は、ダイオードD、第3のスイッチSW3および抵抗Rを直列に接続して構成される。充電回路41における第3のスイッチSW3と抵抗Rの間には、第2のスイッチSW2が接続されている。
さらに、制御回路40は、コンデンサC1とグラウンドとの間に設けられた放電回路42を備える。放電回路42は、抵抗Rおよび第2のスイッチSW2を直列に接続して構成される。
第1のスイッチSW1をオンすると、主電源50の正極と、コンデンサC1の正極とが互いに接続される。
第2のスイッチSW2がオフしているとき、第3のスイッチSW3をオンすると、コンデンサC1の正極と、主電源50の正極が充電回路41を介して接続され、主電源50からの電流によってコンデンサC1が充電される。
第3のスイッチSW3がオフしているとき、第2のスイッチSW2をオンすると、コンデンサC1に蓄積された電荷が、放電回路42の抵抗Rおよび第2のスイッチSW2を介してグラウンドに流れ、コンデンサC1が放電される。
本実施例では、第1~第3のスイッチSW1~SW3として、n型FETを用いた例を示しているが、任意のスイッチを用いることができる。
図2に示すように、コンデンサC1の正極と駆動回路20の電源ライン25との間には、電圧制御回路43により制御されるスイッチ44が設けられる。スイッチ44は、電圧制御回路43により測定される電源ライン25の電圧V1に基づいて、パルス幅変調等に基づいてオン/オフが制御される。
電圧制御回路43は、例えば、電圧V1の値が所定値を超えた場合に、スイッチ44をオンさせることで、モータ10からの回生電力をスイッチ44を介してコンデンサC1の側(主電源50の側)に還送する。これにより、電源ライン25の電圧V1が適切に制御されるとともに、電源ライン25を介してコンデンサC1または主電源50に電力を回生できる。なお、電圧制御回路43の機能の一部を制御部30に設けてもよい。
図2に示すように、電源ライン25とグラウンドの間には、コンデンサC2が接続される。コンデンサC2は、電源ライン25のインピーダンスを低下させて、その電位(電圧V1)を安定化させるとともに、モータ10からの回生電力を一時的に蓄積し、供給電力として利用可能とする機能を有する。コンデンサC2の静電容量は、コンデンサC1と比較してごく小さい値で足りる。
図3は、駆動回路を起動(エンジンを始動)する場合および駆動回路をシャットダウンする場合の動作を示すフローチャートである。
図3のステップS1では、制御部30は、上位ECUから駆動回路20の起動(エンジンの始動)が指示されるのを待って、処理をステップS11に移行させる。
ステップS11では、制御部30は、コンデンサC1への充電(プリチャージ)が必要か否か判断し、判断が肯定されればステップS12へ処理を進め、判断が否定されればステップS16へ処理を進める。ここでは、例えば、制御部30は、電圧制御回路43により検出された電源ライン25の電圧値に基づいて、判断を行うことができる。プリチャージが必要な状態は、コンデンサC1に蓄積された電荷が不足しており、この電荷のみによっては、ロータ12を回転させることができない状態、すなわち、エンジンを始動させることができない状態、または、この電荷のみによっては、ロータ12を回転させることができない可能性がある状態、すなわちエンジンを始動させることができない可能性がある状態に対応する。
ステップS12では、制御部30は、第1のスイッチSW1をオフする。ステップS13では、制御部30は、第2のスイッチSW2をオフする。ステップS14では、制御部30は、第3のスイッチSW3をオンする。
ステップS15では、制御部30は、プリチャージが完了しているか否か判断し、判断が肯定されれば制御部30は処理をステップS16へ進め、判断が否定されれば制御部30は処理をステップS14へ戻す。ここでは、例えば、制御部30は、電圧制御回路43により検出された電源ライン25の電圧値に基づいて、判断を行うことができる。プリチャージが完了した状態は、コンデンサC1に蓄積された電荷のみによっては、ロータ12を回転させ、エンジンを始動させることができる状態に対応する。
ステップS16では、制御部30は、駆動回路20を制御してコンデンサC1に蓄積されている電力によりロータ12を回転させ、エンジンを始動する。後述するように、ロータ12は、規定角度に設定された状態で停止されている。このため、モータ10の最大トルクを用いてエンジンを始動できる。なお、ステップS11の判断が否定された場合には、コンデンサC1への充電(プリチャージ)をせずに、エンジンを始動させることができる。
ステップS17では、制御部30は、第1のスイッチSW1をオンする。これにより、駆動回路20は、主電源50に接続された通常の動作状態(エンジン始動後の動作状態)となる。なお、通常の動作状態において、第1のスイッチSW1をパルス幅変調等に基づいてオン/オフ制御することで、電源ライン25の電圧値を制御することができる。
ステップS18では、制御部30は、上位ECUから駆動回路20のシャットダウンが指示されるのを待って、処理をステップS21に移行させる。
ステップS21では、制御部30は、第1のスイッチSW1をオフする。ステップS22では、制御部30は、第3のスイッチSW3をオフする。ステップS23では、制御部30は、第2のスイッチSW2をオフする。
ステップS26では、制御部30は、駆動回路20を制御して、コンデンサC1に蓄積された電力により、ロータ12を規定角度に設定し、すべてのスイッチング素子21~24をオフする。既定角度とは、例えば、一対の突極12Aが、U相のコイル13Uが巻き回された突極11Aと対向する状態である。この状態は、例えば、制御部30において、ロータ回転角を監視しながら、ロータ12をゆっくりと回転させ、所定のタイミングでコイル13Uに電流を流してロータ12を停止させることにより得られる。これにより、突極12Aが、コイル13Uが巻き回された突極11Aと対向する状態で、ロータ12を停止させることができる。コンデンサC1に残された電力は、エンジン始動時(ステップS16)に使用され得る。
ステップS27では、制御部30は、上位ECUから駆動回路20のメンテナンスの指示があるか否か判断し、判断が肯定されればステップS28へ処理を進め、判断が否定されれば処理を終了する。ステップS28では、制御部30は、第2のスイッチSW2をオンし、コンデンサC1に蓄積されていた電荷を抵抗Rおよび第2のスイッチSW2を介する放電回路42によりグラウンドに流し、処理を終了する。ステップS28において、第2のスイッチSW2をオンする代わりに、制御部30は、駆動回路20を制御することにより、コンデンサC1に蓄積されている電荷を、駆動回路20を介する経路で放電してもよい。この場合、第2のスイッチSWを含めた放電回路42を省略することができる。また、この場合、コンデンサC1からの放電時の電流をコイル13U、13V、13Wを経由する経路で流してもよく、あるいはスイッチング素子21~24のみを経由する経路で流してもよい。なお、コンデンサC1からの放電時の電流をコイル13U、13V、13Wを経由する経路で流す場合であっても、ロータ12の停止角度を規定角度に維持することが望ましい。
なお、ステップS27における駆動回路20のメンテナンスの指示は、上位ECUへの所定の操作に基づく。例えば、駆動回路20のメンテナンスをする場合には、メンテナンス前に上位ECUに対し所定の操作をすることにより、駆動回路20内の高電圧を放出し、点検、整備時など、メンテナンス作業における感電を防止できる。
図4は、モータとエンジンの連結構造を示す斜視図である。
図4に示すように、ロータ12はエンジン3のクランクシャフト31に直結されており、クランクシャフト31とともに回転する。ロータ12は、クランクシャフト31の端部に形成されたクランクジャーナル31Aに、取付ボルト17によって固定されている。クランクジャーナル31Aは、図示しないメインベアリングによってシリンダブロック33に回転自在に支持される。
エンジン3は、クランクシャフト31と接続されたピストン32を有している。ピストン32は、シリンダブロック33に形成されたシリンダボア34内に配置されている。シリンダボア34内におけるピストン32の位置は、図示しないピストン位置センサによって常時検出されている。クランクシャフト31には、クランクアーム35とカウンタウエイト36が設けられている。クランクアーム35間に取り付けられたクランクピン37には、ピストン32とクランクシャフト31を連結するコンロッド38が取り付けられている。エンジン始動時には、モータ10によってクランクアーム35を回転させることにより、ピストン32を上下動させる。また、それと同時にシリンダボア34内に燃料を噴射し、それを適宜燃焼、爆発させ、エンジン3を始動させる。
ここで、本実施例では、モータ10のトルクが最大となるロータ回転位置が、エンジンフリクショントルクが最大となるクランクシャフト回転位置に合うようにロータ12とクランクシャフト31の位置関係が設定されている。つまり、モータ10とエンジン3は、それぞれのトルクリップル波形の山の頂上位置が一致するように機械的な設定が施されている。
通常、エンジンフリクショントルクが最大となるのは、ピストン32が上死点位置にあるときであり、そこが最大乗越しトルク位置となる。一方、モータ10の出力トルクが最大となるのは、図4のように、一対の突極12AがU相のコイル13Uが巻き回された突極11Aと対向し、他の一対の突極12Aが隣接する突極間にちょうど配置されている状態のときである。本実施例では、ロータ12を規定角度に設定(ステップS26)したときに、図4に示す状態が得られる。この状態から、モータ10のコイル13Wに電流を供給してコイル13Wが巻き回された突極11Aを励磁すると、突極11Aには最も大きな吸引力が作用し、モータ10は最大トルクにて回転する。
そこで、本実施例では、モータ10は、ピストン32が上死点位置又は上死点位置を若干越えた位置にあるとき、ロータ12が図4のように規定角度に設定された状態となるよう、ロータ12がクランクシャフト31に取り付けられている。これにより、モータ10の最大トルクにてエンジンを始動(ステップS16)でき、出力余力頼りではない、無駄のないエンジン始動動作が可能となる。したがって、最小限の出力のモータにて確実にエンジンを始動でき、モータ10の小型化やシステムの信頼性向上を図ることが可能となる。
以上説明したように、本実施例では、駆動回路20のシャットダウン後にコンデンサC1に蓄積された電力を利用して、エンジンを始動することができる。このため、コンデンサC1に蓄積された電力を有効に利用できる。
以上、実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形および変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部または複数を組み合わせることも可能である。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
[付記1]
モータ(10)を制御するモータ制御装置であって、
前記モータは、
突極を有するステータコア(11)と、
前記ステータコアの前記突極(11A)に巻き回されたコイル(13U、13V、13W)と、
前記コイルに相電流を供給する駆動回路(20)と、
前記相電流に応じて回転するロータ(12)と、
を備え、
前記モータ制御装置は、
前記駆動回路に電力を供給する主電源(50)と前記駆動回路の間に設けられ、前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積可能なコンデンサ(C1)と、
前記主電源と前記コンデンサとを接続する第1のスイッチ(SW1)と、
前記第1のスイッチおよび前記駆動回路を制御する制御部(30)と、
を備え、
前記制御部は、前記駆動回路をシャットダウンさせる際には、前記コンデンサに前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積させた状態で、前記第1のスイッチをオフする、モータ制御装置。
付記1の構成によれば、駆動回路の起動時に、コンデンサに蓄積された電荷を用いてロータを回転させることができる。
[付記2]
前記制御部は、前記駆動回路をシャットダウンさせる際には、前記第1のスイッチをオフした後、前記コンデンサに蓄積された電荷により前記ロータを規定角度まで駆動して停止させる、付記1に記載のモータ制御装置。
付記2の構成によれば、コンデンサに蓄積された電荷により、モータの回転を開始するために適した規定角度でロータを停止させることができる。
[付記3]
前記制御部は、前記駆動回路を起動する際には、前記コンデンサに蓄積された電荷により前記規定角度において停止された前記ロータを回転させる、付記2に記載のモータ制御装置。
付記3の構成によれば、モータの回転を開始するために適した規定角度からロータを回転させることができる。
[付記4]
付記1~付記3のいずれか1項に記載のモータ制御装置において、
前記コンデンサに蓄積された電荷を放電する放電回路(42)と、
前記放電回路に直列に設けられ、前記制御部により制御される第2のスイッチ(SW2)と、
を備え、
前記制御部は、所定の条件が満たされた場合には、前記駆動回路をシャットダウンさせる際に、前記第2のスイッチをオンして前記コンデンサに蓄積された電荷を放電する、モータ制御装置。
付記4の構成によれば、第2のスイッチをオンしてコンデンサに蓄積された電荷を放電するので、メンテナンス作業などにおける安全性を確保できる。
[付記5]
前記制御部は、所定の条件が満たされた場合には、前記駆動回路をシャットダウンさせる際に、前記駆動回路を制御することにより、前記コイルを介して前記コンデンサに蓄積された電荷を前記駆動回路を介する経路で放電する、付記1~付記3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
付記5の構成によれば、コンデンサに蓄積された電荷を駆動回路を介する経路で放電するので、メンテナンス作業などにおける安全性を確保できる。
[付記6]
付記1~付記5のいずれか1項に記載のモータ制御装置において、
前記主電源と前記コンデンサとの間に設けられたプリチャージ回路(41)と、
前記プリチャージ回路に直列に設けられ、前記制御部により制御される第3のスイッチ(SW3)と、
を備え、
前記制御部は、
前記ロータを回転させることが可能な電荷が前記コンデンサに蓄積されていない場合には、前記駆動回路を起動させる際に、前記第3のスイッチをオンして、前記プリチャージ回路を介して前記コンデンサに電荷を蓄積させ、前記コンデンサに電荷を蓄積させた状態で前記第1のスイッチをオンする、モータ制御装置。
付記6の構成によれば、プリチャージ回路を介して前記コンデンサに蓄積された電荷により、ロータを回転させることができる。
[付記7]
モータと、前記モータを制御するモータ制御装置と、を備えるモータ制御システムであって、
前記モータは、
突極を有するステータコアと、
前記ステータコアの前記突極に巻き回されたコイルと、
前記コイルに相電流を供給する駆動回路と、
前記相電流に応じて回転するロータと、
を備え、
前記モータ制御装置は、
前記駆動回路に電力を供給する主電源と前記駆動回路の間に設けられ、前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積可能なコンデンサと、
前記主電源と前記コンデンサとを接続する第1のスイッチと、
前記第1のスイッチおよび前記駆動回路を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記駆動回路をシャットダウンさせる際には、前記コンデンサに前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積させた状態で、前記第1のスイッチをオフする、モータ制御システム。
付記7の構成によれば、駆動回路の起動時に、コンデンサに蓄積された電荷を用いてロータを回転させることができる。
10 モータ
11 ステータコア
11A 突極
12 ロータ
13U、13V、13W コイル
20 駆動回路
30 制御部
40 制御回路
41 充電回路
42 放電回路
50 主電源
C1 コンデンサ
SW1 第1のスイッチ
SW2 第2のスイッチ
SW3 第3のスイッチ

Claims (7)

  1. モータを制御するモータ制御装置であって、
    前記モータは、
    突極を有するステータコアと、
    前記ステータコアの前記突極に巻き回されたコイルと、
    前記コイルに相電流を供給する駆動回路と、
    前記相電流に応じて回転するロータと、
    を備え、
    前記モータ制御装置は、
    前記駆動回路に電力を供給する主電源と前記駆動回路の間に設けられ、前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積可能なコンデンサと、
    前記主電源と前記コンデンサとを接続する第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチおよび前記駆動回路を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記駆動回路をシャットダウンさせる際には、前記コンデンサに前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積させた状態で、前記第1のスイッチをオフする、モータ制御装置。
  2. 前記制御部は、前記駆動回路をシャットダウンさせる際には、前記第1のスイッチをオフした後、前記コンデンサに蓄積された電荷により前記ロータを規定角度まで駆動して停止させる、請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記制御部は、前記駆動回路を起動する際には、前記コンデンサに蓄積された電荷により前記規定角度において停止された前記ロータを回転させる、請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のモータ制御装置において、
    前記コンデンサに蓄積された電荷を放電する放電回路と、
    前記放電回路に直列に設けられ、前記制御部により制御される第2のスイッチと、
    を備え、
    前記制御部は、所定の条件が満たされた場合には、前記駆動回路をシャットダウンさせる際に、前記第2のスイッチをオンして前記コンデンサに蓄積された電荷を放電する、モータ制御装置。
  5. 前記制御部は、所定の条件が満たされた場合には、前記駆動回路をシャットダウンさせる際に、前記駆動回路を制御することにより、前記コイルを介して前記コンデンサに蓄積された電荷を前記駆動回路を介する経路で放電する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  6. 請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のモータ制御装置において、
    前記主電源と前記コンデンサとの間に設けられたプリチャージ回路と、
    前記プリチャージ回路に直列に設けられ、前記制御部により制御される第3のスイッチと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記ロータを回転させることが可能な電荷が前記コンデンサに蓄積されていない場合には、前記駆動回路を起動させる際に、前記第3のスイッチをオンして、前記プリチャージ回路を介して前記コンデンサに電荷を蓄積させ、前記コンデンサに電荷を蓄積させた状態で前記第1のスイッチをオンする、モータ制御装置。
  7. モータと、前記モータを制御するモータ制御装置と、を備えるモータ制御システムであって、
    前記モータは、
    突極を有するステータコアと、
    前記ステータコアの前記突極に巻き回されたコイルと、
    前記コイルに相電流を供給する駆動回路と、
    前記相電流に応じて回転するロータと、
    を備え、
    前記モータ制御装置は、
    前記駆動回路に電力を供給する主電源と前記駆動回路の間に設けられ、前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積可能なコンデンサと、
    前記主電源と前記コンデンサとを接続する第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチおよび前記駆動回路を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記駆動回路をシャットダウンさせる際には、前記コンデンサに前記ロータを回転させることが可能な電荷を蓄積させた状態で、前記第1のスイッチをオフする、モータ制御システム。
JP2021041945A 2021-03-16 2021-03-16 モータ制御装置およびモータ制御システム Pending JP2022141998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021041945A JP2022141998A (ja) 2021-03-16 2021-03-16 モータ制御装置およびモータ制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021041945A JP2022141998A (ja) 2021-03-16 2021-03-16 モータ制御装置およびモータ制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022141998A true JP2022141998A (ja) 2022-09-30

Family

ID=83420473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021041945A Pending JP2022141998A (ja) 2021-03-16 2021-03-16 モータ制御装置およびモータ制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022141998A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4335649A1 (en) 2022-09-07 2024-03-13 Seiko Epson Corporation Printing system and estimation method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4335649A1 (en) 2022-09-07 2024-03-13 Seiko Epson Corporation Printing system and estimation method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101831468B1 (ko) 삼상 이상의 전기 기기를 포함하는 차량 내 구동 어셈블리의 작동 방법 및 인버터용 제어 장치
KR100457956B1 (ko) 차량용 회전전기의 제어장치 및 제어법
US8096377B2 (en) Generator driving device, hybrid vehicle, and control method for generator driving device
WO2018173424A1 (ja) 電力変換装置、モータ駆動ユニットおよび電動パワーステアリング装置
JP2002061512A (ja) 車両用冷却ファンの制御装置
JP2005287136A (ja) 平滑コンデンサのプリチャージ装置
JP4671336B2 (ja) モータ駆動装置
CN1702954A (zh) 发电机
CN110663170B (zh) 多组多相旋转电机的驱动装置
WO2018180237A1 (ja) 電力変換装置、モータ駆動ユニットおよび電動パワーステアリング装置
JP2022141998A (ja) モータ制御装置およびモータ制御システム
JP2010220287A (ja) モータ制御装置および車両システム
US7545122B2 (en) Control method of generator
CN105281627A (zh) 具有负载突降保护的旋转电机
CN110463024B (zh) 电力转换装置、马达驱动单元以及电动助力转向装置
KR20010032010A (ko) 전동기용 구동 제어 시스템
JP5225709B2 (ja) スイッチトリラクタンスモータの制御装置
CN107531232B (zh) 电动机装置
JP2000316298A (ja) 始動発電機
JP5785774B2 (ja) インバータ発電機
JP2004048988A (ja) スイッチトリラクタンス機械
Silva et al. A new three phase full-bridge C-dump converter applied to switched reluctance motor drives
JPH0880095A (ja) 内燃機関駆動式発電システム
JP2022099977A (ja) モータ制御装置および電動ポンプ装置
JP5268503B2 (ja) モータ駆動回路