JP2022141951A - 役割ベースユーザインターフェースを提供する方法及びシステム、及び非一時的コンピュータ読取可能な媒体 - Google Patents

役割ベースユーザインターフェースを提供する方法及びシステム、及び非一時的コンピュータ読取可能な媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】役割ベースユーザインターフェースを提供する方法及び装置を開示している。【解決手段】本明細書に開示する例示的なシステムは、ユーザインターフェースを表示する表示装置を備える。例示的なシステムは、プロセッサも備える。例示的なプロセッサは、セッション中にはプロセス制御システムのオブジェクトに関するオブジェクト情報を受信し、セッションに基づきユーザの役割を判断し、ユーザの役割に基づきオブジェクト情報が認定情報かどうかを判断し、オブジェクト情報が認定情報であれば、ユーザインターフェースを通してオブジェクト情報を表示する。【選択図】なし

Description

本開示は、一般的にプロセス制御システムに関し、特に役割ベースユーザインターフェースを提供する方法及び装置に関する。
一般的に、化学物質処理工程、石油精製、またはその他処理工程において使用されるようなプロセス制御システムは、1以上のプロセス制御装置及び入力/出力(I/O)装置を備え、該プロセス制御装置及び入力/出力装置は、少なくとも1つのホストまたはオペレータワークステーション及び1以上のフィールドデバイスに対し、アナログバス、デジタルバスまたはアナログ/デジタルを組合せたバスを介して通信可能に接続される。フィールドデバイスは、例えばバルブ、バルブポジショナ、スイッチ及び送信器(例えば、温度センサ、圧力センサ、及び流量センサ)であってもよく、バルブの開閉やプロセス制御パラメータの測定などプロセス内のプロセス制御機能を行う。プロセス制御装置は、フィールドデバイスが行ったプロセス上の測定を示す信号を受信してこの情報を処理し、制御ルーチンの実施、他のプロセス制御上の判断、及びプロセス制御システムアラームの鳴動のため制御信号を作成する。この方法では、プロセス制御装置は、バスを介してフィールドデバイスを使用し、及び/または、フィールドデバイスを通信可能に接続する他の通信リンクを使用し、制御ストラテジを実行調整する。
フィールドデバイスおよび制御装置からのプロセス情報は、オペレータワークステーション(例えば、プロセッサベースのシステム)で実行される1以上のアプリケーション(すなわち、ソフトウェアルーチン、プログラムなど)を備えるシステムで使用可能にしてもよい。それにより、オペレータは、例えば、プロセスの現状の視覚的確認(例えば、グラフィカルユーザインターフェースを通して)、プロセス制御ルーチン設定の変更、プロセス評価、プロセス操作の変更(例えば、視覚対象図を通して)、フィールドデバイス及び/またはプロセス制御装置で作成したアラームの視覚的確認、人材育成及び/またはプロセス評価を目的としたプロセス操作シミュレーションなど、プロセスに関する所望の機能を実行できる。プロセス制御システムの多くは1以上のアプリケーションステーションも備える。一般的に、これらのアプリケーションステーションは、ローカルエリアネットワーク(LAN)を介したプロセス制御システム内で、制御装置、オペレータワークステーション、及びその他のシステムと通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ、ワークステーションなどを使用し実施される。
ある既知のプロセス制御システムでは、1以上の操作ターミナル及び/またはアプリケーションステーションは、プロセス制御システム内で、キャンペーン管理機能、メンテナンス管理機能、仮想制御機能、診断機能、リアルタイム監視機能、安全関連機能、構成機能などを達成する1以上のソフトウェアアプリケーションを実行してもよい。さらに、ある既知のプロセス制御システムは、プロセス内で制御装置またはデバイスが作成するアラーム、プロセス変数値、プロセスに関連する品質パラメータ値、プロセス上の故障検出情報、及び/またはプロセス状態情報を含むプロセス制御情報を表示するグラフィカルユーザインターフェースを備える1以上の操作ターミナル及び/またはアプリケーションステーションを提供する。
ある既知のプロセス制御システムでは、1以上のプロセス制御関連アプリケーションは、ユーザインターフェース機能を備えており、アプリケーションは、例えば、グラフィカルインターフェースをプロセス制御システムに提供するオペレータステーションまたはターミナルのオペレーティングシステム(例えば、Windowsベースのオペレーティングシステム)と直接情報交換が可能である。このようなシステムにおいて、多様なアプリケーション、特にグラフィカルなユーザインターフェース部は直接独自に(例えば、他のアプリケーションとは無関係に)オペレータステーションのオペレーティングシステムと情報交換する。これら比較的独立したグラフィカルインターフェース(例えば、ディスプレイや窓)の管理は複雑であり、それは、各ディスプレイが異なるタイプの情報(例えば、図、文、傾向、アラームなど)を異なる時点で提供するためである。さらに、グラフィカルインターフェースを通して表示される情報に対する価値は人によって異なる。例えば、診断管理アプリケーション用グラフィカルインターフェースはユーザが使用できない情報を表示しており、そのため非常に複雑な表示となっている。
一般的に、プロセス制御環境を開発、監視、操作し、プロセス制御環境と情報交換するソフトウェアシステムは、多様なユーザにユーザインターフェースを役割依存型ビューで提供する。より具体的には、ソフトウェアシステムは、対応する組織でのユーザの役割(「組織上の役割」または単に「役割」)に応じてエンジニアリングツール及び情報をフィルタ処理し編成する。組織上の役割とは、単に例として挙げるが、製作マネジャ、メンテナンスマネジャ、制御システムエンジニア、または電気計装エンジニアである。より一般的に組織上の役割とは、責務、アクセス権及び他の特権、セキュリティ許容度、ユーザに対して期待されるスキルなどの任意の組合せである。ソフトウェアシステムは、例えば、所定のユーザインターフェース画面、数代型に渡るユーザインターフェース画面、同時に表示される関連ユーザインターフェース画面1式などを備えるビューにおいて、ユーザに対しフィルタ済情報及びツール選択を提供してもよい。これにより、組織上の異なる役割を担う2人のユーザには、ログイン後、異なる選択肢及び/または配列でソフトウェアアプリケーション、ライブラリ、資産、データツリーなどを提示してもよい。さらに、これらのユーザは、それぞれのビュー内で機能を選択し呼び出しを行うので、コンピュータ環境は、ユーザの役割に応じて情報を継続的にフィルタ処理し編成してもよい。その結果、ユーザはより早く関連情報を見つけることができ、容易に、適切な是正処置を実行し、分析し、自身の仕事上の役割/タスクに関係ある情報と重要でないデータとを区別しなければならないという認知性過負荷(または重圧)に関連する潜在的なヒューマンエラーを低減することができる。製作プラント環境という面において、この時間の節約とヒューマンエラーの低減により、多くの場合顧客は、プラント停止や仕様に合わない製品に起因する生産損失に繋がる間違いに起因した数百万ドルもの生産損失を無くすことができる。極端な場合、ヒューマンエラーはプラントの人員の死傷、あるいは高額なプロセス設備の破損につながる可能性がある。
役割依存型ビューは、例えば、(1)プロセス表示、ダッシュボード、多様なフェースプレート、マシンビューなどを含む視覚化、(2)制御モジュール、フェーズ、レシピ、演算、機能などを表現するロジック表示、(3)標準操作要領、デバイスマニュアル、材料取扱いノード、ループ図などを含む命令または「知識」表示、(4)オーダー、設備追跡、材料消費、電力消費などを示す業務情報表示、(5)設備状態データ、デバイスアラート、振動データなどを含むシステム正常性表示、及び(6)I/Oデバイス及び信号を示す入力/出力(I/O)表示などの情報を含む任意の適切な数のユーザインターフェース画面を備えてもよい。1例として、制御システムエンジニアのログイン時には、ソフトウェアシステムは、視覚化の一部としてプロセス表示及びダッシュボード、ロジック表示の一部として制御モジュール、フェーズ、演算及び機能、知識表示の一部としてループ図などを作成してもよい。また、電気計装エンジニアのログイン時には、ソフトウェアシステムは、視覚化の一部としてデバイスダッシュボード、ロジックの一部として演算、及び知識表示の一部としてデバイスマニュアルを作成してもよい。役割依存型ビューが複数の画面を備える場合、画面間ナビゲーションは役割依存性であってもよく、例えば、コンピュータ環境がプロセス制御エンジニア及び電気計装エンジニアの両方に設備状態を表示する場合、ソフトウェアシステムは電気計装エンジニアにリンク(例えば、ツールバーにボタン、プルダウンメニューに選択肢、1台の設備の横に表示するアイコン)を提示して直接設備追跡にナビゲートし、プロセス制御エンジニアにはこのリンクは提示しなくてもよい。
役割依存型ビューを作成するために、ソフトウェアシステムは機能及びデータを層状に編成し、それぞれが多様な情報源(データベース、リアルタイム信号を出力するデバイス、オペレータ入力など)から集めた情報を含む層を、ユーザの役割に対してマッピングしてもよい。ユーザ依存型ビューに対する層のマッピングを、ソフトウェアシステムの各コンポーネントまたはソフトウェアシステム全体として動作する各ソフトウェアシステム専用としてもよい。実施例において、ソフトウェアシステムはデータベースからユーザの役割を検索し、各構成ファイルを使用して、選択したソフトウェアアプリケーション用としてユーザの役割にマッピングされた情報層を特定し、役割依存型ビューを作成する。組織内の役割のレベルを任意の所望数で定義できるので、ソフトウェアシステムは機能及びデータを複数層重ね、所定ビューを作成してもよい。例えば、メンテナンスマネジャの役割は、メンテナンスマネジャが責任を負う技術範囲に応じて複数のサブ役割に対応してもよい。一般的に、役割は、任意数での多段になっている。ユーザはさらに、自身用のビューを構成でき、場合により自身の役割依存型ビューでの層マッピングより優先させてもよい。
本明細書では、役割ベースのユーザインターフェースを提供する方法及びシステムを含む技術の例示的な実施形態を開示する。例示的なシステムは、ユーザインターフェースを表示するディスプレイデバイス及び1以上のプロセッサを備える。1以上のプロセッサは、セッション中にはプロセス制御システムのオブジェクトに関するオブジェクト情報を受信し、当該セッションに基づきユーザの役割を判断し、当該ユーザの役割に基づきオブジェクト情報が認定情報かどうかを判断し、オブジェクト情報が認定情報である場合、ユーザインターフェースを通してオブジェクト情報を表示する。
別の例示的な実施形態は方法であり、その方法では、ユーザインターフェースを表示し、セッション中にはプロセス制御システムのオブジェクトに関連するオブジェクト情報を受信し、前記セッションに基づきユーザの役割を判断する。この方法では、また、オブジェクト情報が認定情報かどうかを前記ユーザの役割に基づき判断し、オブジェクト情報が認定情報である場合、ユーザインターフェースを通してオブジェクト情報を表示する。
図1は、例示的なプロセス制御システム及びワークステーションの図であり、そのワークステーションでは、プロセス制御システムを開発、監視、操作し、プロセス制御システムと情報交換するソフトウェアシステムの一部として役割ベースユーザインターフェースが実施され得る。 図2は、図1のワークステーションを実施する例示的な方法を示す。 図3は、図1のワークステーションで実施される例示的な役割ベース表示インターフェースを示す。 図4は、他の例示的な役割ベース表示インターフェース示す。 図5は、他の例示的な役割ベース表示インターフェース示す。 図6は、他の例示的な役割ベース表示インターフェース示す。 図7は、他の例示的な役割ベース表示インターフェース示す。 図8は、図1及び2の例示的なワークステーションを実施する例示的なプロセスのフローチャートである。 図9は、図8の例示的なプロセスの実行、より一般的には、図1及び2の例示的なワークステーションの実施のために、使用及び/またはプログラムされた例示的なプロセッサプラットフォームの図である。 図10は、資産中心型視点に従い編成された例示的な階層型メニューの図であり、図1のワークステーションで表示され得る。 図11は、ロジック中心型視点に従い編成された例示的な階層型メニューの図であり、図1のワークステーションで表示され得る。 図12は、組織上の複数の役割に対する、プロセス制御システムに関連するクラスタ情報の例示的なマッピングの図である。 図13は、図1のプロセス制御システムに関連するクラスタ情報間の例示的な役割専用ナビゲーションパスの図である。
とりわけ、ハードウェアで実行されるソフトウェア及び/またはファームウェアを備えた例示的な方法及び装置を以下に説明しているが、これらの実施例は単に例示であり、限定であると考えるべきではない。例えば、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアコンポーネントの一部あるいは全ては排他的にハードウェアに、排他的にソフトウェアに、またはハードウェア及びソフトウェアの任意の組合せで実施され得ると考えられる。よって、以下の説明では、例示的な方法及び装置を説明しているが、当業者には提示した実施例がそのような方法及び装置を実施する唯一の方法ではないと容易にわかるであろう。
プロセス制御システム/環境に関連する情報タイプの実施例
既知のシステムでは、プロセス制御システムに関連する情報を提示する方法は、アプリケーション及び環境の枠を超えて数多くある。例えば、エンジニアリング環境で実行されるアプリケーションでは、診断情報を物理ネットワークのノードタイプ毎にステータス表示を重ね、または視覚的にカスタマイズして提示してもよい。ノードとは、他のデバイスと有線通信及び/または無線通信するオブジェクトまたはデバイスである。例えば、フィールドデバイス、スイッチ、ファイアウォールなどは全てノードであると見なしてもよい。エンジニアリング環境で実行される別の第二アプリケーションでは、モジュール図においてステータスアイコンの形式で制御完全性診断情報が示されてもよい。エンジニアリング環境とは、標準ソフトウェアインターフェースを通して情報を提示するソフトウェア環境をいう。また、上記の異なるアプリケーションはそれぞれ、特定のユーザに役立ち、あるいは役立たないという多様なレベルの情報を含んでもよい。例えば、プラント内の資産(例えば、バルブなどの高性能デバイス)維持を担当するメンテナンス技術者の関心は、その資産に関する極めて詳細な情報(例えば、診断パラメータ、メンテナンス履歴など)にあるであろう。オペレータの関心は主に、その資産(例えば、バルブ)の開閉がどうか、どれだけの量の製品がバルブを通過しているのかについてであろう。制御システムエンジニアは、間接的にバルブを監視し、その資産がエンジニアの制御ストラテジまたはロジックに悪影響をもたらしていないかをその資産からの信号により判断してもよい。例えば、制御システムエンジニアは、バルブ情報の非表示を選択しても、バルブ状態の変化は通知されるようにしてもよい。
本開示におけるソフトウェアシステムは、他の種類の情報のうちで、ユーザに提示可能なプロセスの態様に対応するオブジェクトに関する情報を提示できる。さらに、オブジェクトは、そのオブジェクトの所定の特徴を記述した1以上のファセットを含んでもよい。そのオブジェクトを記述した、オブジェクトが有するファセットの数は任意であってよい。例えば、プロセス制御オブジェクトファセットには、オブジェクトの識別情報(例えば、オブジェクト名、タグ、ニックネームなど)、オブジェクトの物理情報(例えば、タンクの構築材、高機能デバイスのサイズ、など)、オブジェクトに関するロジカル情報(例えば、命令または実行可能コード、(機能ブロックまたはモジュールともいう))、オブジェクトに関する図形による情報(例えば、ロジックではなくアイコンを使ったプロセス表示)、オブジェクトに関する入力/出力情報(例えば、資産から受信する信号など)、オブジェクトに関するユーザタスク情報(例えば、ユーザがオブジェクトで実行できる関連アクションなど)などを含んでもよい。オブジェクトのファセットを使用すれば、ユーザインターフェースを通してユーザに表示される情報をフィルタ処理にかけ、特定のユーザ(例えば、メンテナンス技術者、オペレータ、信頼性エンジニア、スーパーバイザ、制御システムエンジニア、制御室オペレータなど)に関連した情報を表示するユーザインターフェースをカスタマイズすることができる。
また、ソフトウェアシステムは、ユーザが行う一連の業務であるタスクに関連する情報も提供する。タスクシーケンスを可能な限り単純化して、フォーム記入や、プロセス制御システム上での値変更などの機能を実行することができる。タスクをより複雑化すると、ユニットの始動または開始、またはプロセスループの調整なども可能である。ある実施例では、よりプラントニーズに合致するようユーザがタスクを作成、及び/または変更してもよい。
本明細書で開示する実施例では、各ファセットは3セット構成のデフォルトタスクを有し得る。構成タスクでは、ユーザはオブジェクトの特徴を構成することができる。例えば、構成タスクは、ソフトウェアまたは情報のダウンロード、情報のエクスポート、情報の更新、オブジェクトの検査、計装用資産の操作(例えば、制御装置)、計装用資産での方法の実行などを含んでもよい。実行時編集タスクでは、ユーザは実行時にオブジェクトの内容を編集できる。例えば、オブジェクトがグラフであれば、実行時編集タスクはグラフで示された線を変更する方法を提供してもよい。例示的な実行時編集タスクは、列のフィルタ処理、インターフェースのサイズ変更、ファセットの非表示または表示、コンテキストの変更(例えば、別のオブジェクトの指定または選択)、ビューの変更、及び/またはトレンドトレースの追加を含む。実行時書込み/実行タスクでは、ユーザは実行時の値を変更できる。例えば、連結を視覚化するのに利用できるグラフィカルブロックは、連結を無効にできるインターフェースを提供する。例示的な実行時書込み/実行タスクは、動作モードの変更、オブジェクト設定ポイントの変更、アラーム範囲の変更、サービスの取外しまたは無効化、連結のスキップ、アラームの通知、オブジェクトまたはプロセスの調整、値の強制、アラームの分析、及び/またはシステムプロンプトへの対応を含む。
さらに、ユーザは、特定の人またはユーザの役割にあった追加タスクを作成(カスタマイズ)してもよい。例示的なユーザ定義タスクは、ユーザによる入力の要求、ディスプレイ、ダッシュボード及び/またはフェースプレートのオープン、別のタスクの開始などを含む。
しかしながら、ユーザにとってタスクの価値は全てが均等なものではない。例えば、診断機能を行うソフトウェアアプリケーションは、制御装置で実行するソフトウェアコード(またはロジカルコンポーネント)の正常性(例えば、制御装置のローディング、制御モジュールの正常性など)から、デジタル制御システムハードウェア(例えば、ネットワークスイッチ、ワークステーションなど)、プロセス設備(例えば、熱交換器など)、または温度伝送器などの単体計器の物理的正常性までの、任意の範囲の診断情報を提供することができる。例えば、プロセス制御オペレータ、システムエンジニア、構成エンジニア、メンテナンス担当者、テクニカルサポートなどの各人は、本明細書に記載の例示的な統合グラフィカルユーザインターフェースの様々な態様を使用し、業務を遂行してもよい。よって、本明細書に記載の実施例を通してユーザに提示した情報またはタスクは、例えば、オペレータ、構成エンジニア、メンテナンス担当者、及び/またはテクニカルサポートなどのユーザまたは各人の責務の違いを考慮してもよい。従来のシステムと違い、本明細書に開示したソフトウェアシステムは、ユーザインターフェースを役割ベースのフィルタ処理を実行して編成(例えば、カスタマイズ)し、ユーザの責務または職務に最適な状態をユーザに提供する。つまり、ユーザに表示される情報またはタスクは、ユーザの組織上の役割または責務、システムのオブジェクトのコンテキストまたは状態、及び/または、デフォルトデスクトップで編成された配列、ユーザインターフェースでの専用視覚化、または表示レイアウトに基づいてフィルタ処理されてもよい。
さらに、プロセス図の作成には、グラフィカルコンポーネントと、当該グラフィックコンポーネントをリアルタイムに更新する1以上の物理デバイスへのインターフェースとを含むオジェクトを使用してもよい。オブジェクトは、制御ストラテジ専用(例えば、PIDループオブジェクト)であってもよく、デバイス専用(例えば、温度センサオブジェクト)であってもよい。ユーザインターフェースは、オブジェクトがプロセスプラントから受信したデータをフィルタ処理し、そのユーザの組織上の役割に関連する情報を表示する。また、プロセス図は、デバイスに対するハードコード化参照情報を使用して作成することができる。本開示のソフトウェアシステムは、補足表示を作成する際、制御ストラテジとデバイスの関係を特定する構成データを1以上の構成データベースから検索し、検索した情報を使って、オペレータ用補足表示、メンテナンス用補足表示、またはユーザの役割専用のその他の補足表示を自動的に作成してもよい。
ユーザの組織上の役割または責務に基づいた情報フィルタ処理に加え、本開示のソフトウェアシステムは、ユーザに表示する情報をユーザの嗜好に基づいてフィルタ処理してもよい。ユーザに表示する情報フィルタ処理の実施例は、ユーザの組織上の役割または責務に基づいたソフトウェアアプリケーションのデフォルト設定の提示、ソフトウェアアプリケーションでの特定情報の表示または非表示(例えば、階層型ツリーコンテンツのフィルタ処理)、オブジェクトの表示名、タイトルまたは記述の変更、別視点でのプロセス物理コンポーネントのインターフェース接続の表示、ユーザに提示するタスクのフィルタ処理、どのオブジェクトファセットを表示するかの判断、どのアプリケーションをユーザに使用可能にするかのフィルタ処理、及び/または、ユーザにどのアラートタイプ及びアラームタイプを表示するかの判断を含む。ある実施例では、システムは、複数のフィルタを使用してユーザディスプレイのユーザインターフェースをカスタマイズしてもよい。そのような実施例では、システムは多層、多レベル、または多段でフィルタ処理してもよい。例えば、第一層フィルタが、ユーザの組織上の役割及び/または責務に基づきファセットをフィルタ処理し、第二層フィルタが、特定の資産(例えば、バルブ)を基準にファセットをフィルタ処理し、第三層フィルタが、優先度(例えば、アラームが表示する閾値を満たしてしているか?)に基づきファセットをフィルタ処理し、第四層フィルタが、ユーザ嗜好に基づきファセットをフィルタ処理してもよい。
以下で詳しく論じるように、本開示のソフトウェアシステムは、機能及び複数の情報源からのデータを、メンテナンス用層、オペレータ用層、制御システムエンジニアリング用層など役割専用層に編成し、情報のフィルタ処理を容易にすることも可能である。
プロセス制御環境の実施例
図1は、例示的な役割ベースプロセッサ102、及びプロセス制御システム104を備える例示的なプロセス制御環境100を示すブロック図である。例示的な役割ベースプロセッサ102は、ワークステーション106内で実施されてもよく、及び/またはワークステーション106内に備えられてもよい。別の実施例では、役割ベースプロセッサ102は、サーバ、分散型コンピュータネットワーク、及び/または、ワークステーション106と通信可能に接続された他のコンピュータデバイス内に備えられてもよい。
1つの実施例において、役割ベースプロセッサ102は、上記のようにユーザの組織上の役割に基づきビューを作成するソフトウェアシステムを実施する。わかりやすくするため、上記のソフトウェアシステムの例示的な機能について役割ベースプロセッサ102を参考に下記に説明する。
例示的なプロセス制御システム104は、任意の製造設備、プロセス設備、オートメーション設備、安全計装設備、及び/またはその他のプロセス制御構成またはシステムを備えてもよい。ある実施例では、プロセス制御システム104は、異なる場所に位置する複数の施設を備えてもよい。さらに、例示的なプロセス制御環境100で、同一の施設内に備えられ、及び/または異なる施設に位置するその他のプロセス制御システム(図示していない)を備えてもよい。
例示的なプロセス制御環境100では、以下により詳細に説明する例示的な方法及びソフトウェアシステムを有利に採用しているシステムの一種が示されている。しかし、本明細書に示す例示的な方法及びソフトウェアシステムは、必要であれば、図1に示す例示的なプロセス制御環境100及び/またはプロセス制御システム104よりもより複雑なまたはより簡易な他のシステム、及び/または、プロセス制御アクティビティ、企業経営活動、通信活動などと関連して使用するシステムで採用されてもよい。
図1の例示的なプロセス制御システム104は、ワークステーション106と通信可能に接続された制御装置108を備える。プロセス制御システム104は、フィールドデバイス112(例えば、入力及び/または出力装置)も備えている。フィールドデバイス112は、入力の受信、出力の作成、及び/またはプロセスの制御が可能であれば任意のタイプのプロセス制御コンポーネントを備えてもよい。フィールドデバイス112は、例えば、プロセスを制御するバルブ、ポンプ、ファン、ヒータ、冷却器、及び/またはミキサなどの制御装置を備えてもよい。さらに、フィールドデバイス112は、例えば、プロセスの各部を計測する温度センサ、圧力計、濃度計、液面計、流量計、及び/または蒸気センサなど測定デバイスまたは監視デバイスを備えてもよい。制御デバイスは、入力114を通して制御装置108から命令を受け、指定されたコマンドを実行し、フィールドデバイス112により実施及び/または制御されるプロセスを変更してもよい。さらに、測定デバイスは、プロセスデータ、環境データ及び/または入力装置データを測定し、プロセスデータとして出力116を通して制御装置108に測定したデータを送信する。このプロセスデータは、各フィールドデバイス112からの測定出力である変数値を含んでもよい。
図1に示す実施例では、例示的な制御装置108は、入力114及び/または出力116を介しプロセス制御システム104内のフィールドデバイス112と通信してもよい。入力114及び出力116は、データバスにより実施されてもよい。このデータバスは、プロセス制御システム104内において中間通信コンポーネントと接続されてもよい。これらの通信コンポーネントは、コマンドエリアのフィールドデバイス112をデータバスに通信可能に接続するフィールド接続ボックスを備えてもよい。さらに、通信コンポーネントは、フィールドデバイス112及び/またはフィールド接続ボックスへの通信経路を編成するマーシャリングキャビネットを備えてもよい。またさらに、通信コンポーネントは、フィールドデバイス112からデータを受信し、そのデータを例示的な制御装置108が受信可能な通信データに変換するI/Oデバイス118(例えば、I/Oカード)を備えてもよい。加えて、これらI/Oデバイス118は、制御装置108からのデータまたは通信を、対応するフィールドデバイス112が処理可能なデータフォーマットに変換してもよい。例えば、データバスは、フィールドバスプロトコル、またはその他の有線(例えば、Profibus、DeviceNet、Foundation Fieldbus)及び/または無線通信プロトコル(例えば、Wireless HARTプロトコルなど)を使用して実施されてもよい。
図1の例示的な制御装置108は、プロセス制御システム104内でフィールドデバイス112を制御する1以上の制御ルーチン(例えばプロセス制御アルゴリズム、機能、及び/または命令)を管理する。制御ルーチンは、プロセス監視アプリケーション、アラーム管理アプリケーション、プロセス傾向及び/または履歴アプリケーション、診断アプリケーション、バッチ処理及び/またはキャンペーン管理アプリケーション、統計アプリケーション、ストリーミング映像アプリケーション、アドバンスド制御アプリケーション、安全計装アプリケーションなどを含んでもよい。制御ルーチンにより、品質が所定閾値内である所望の製品をプロセス制御システム104が指定数確実に作成できるようしてもよい。例えば、プロセス制御システム104は、結果的に及び/またはバッチプロセス中に製品を製作するバッチシステムとして構成されてもよい。他の実施例では、プロセス制御システム104は、継続して製品を製作する連続プロセス製造システムを備えてもよい。またさらに、制御装置108は、制御ルーチン内で使用されたプロセスデータを例示的な役割ベースプロセッサ102に送信してもよい。
図1の例示的なプロセス制御環境100において、ワークステーション106は、ローカルエリアネットワーク(LAN)110を介して制御装置108と通信可能に接続されてもよい。例示的なワークステーション106は、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、サーバ、制御装置、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、マイクロコンピュータなどを含むコンピュータデバイスを備えてもよい。さらに、ワークステーション106は、適した任意のコンピュータシステムまたは処理システム(例えば、図9に示すプロセッサプラットフォーム900)を使って実施されてもよい。例えば、ワークステーション106は、単体プロセッサのパーソナルコンピュータ、単体またはマルチプロセッサのワークステーションなどを使って実施可能である。
図1の実施例は、プロセス制御システム104の外部にある例示的なワークステーション106を示している。別の実施例では、ワークステーション106はプロセス制御システム104内に備えられてもよく、制御装置108に直接通信可能に接続されてもよい。さらに、プロセス制御環境100はルータ(図示していない)を備え、他のワークステーション(図示していない)を制御装置108に通信可能に接続してもよく、及び/またはワークステーション106を他のプロセス制御システム内で他の制御装置(図示していない)に通信可能に接続してもよい。また、プロセス制御環境100は、プロセス制御環境100内のリソースにアクセスする遠隔ワークステーション(例えば、プロセス制御環境100の外部にあるワークステーション)を提供するファイアーウォール(図示していない)を備えてもよい。
例示的なLAN110は、任意の所望の通信媒体及びプロトコルを使って実施されてもよい。例えば、LAN110は、有線または無線によるイーサネット通信方式であってもよい。しかし、適していれば他の通信媒体及びプロトコルでも使用可能である。さらに、単体のLAN110が図示されているが、複数のLANやワークステーション106内の適した通信ハードウェアを使用し、ワークステーション106と各類似ワークステーション(図示していない)間に重複した通信パスを提供してもよい。
プロセス制御システム104にアクセスする例示的なワークステーション106及び/または他のワークステーションをプロセス制御システム104内での1以上のプロセスを視覚的に確認し、変更し、修正するように構成してもよい。例示的なワークステーション106により、ユーザは、1以上のユーザディスプレイ画面及び/またはアプリケーションを確認及び/または操作でき、そのユーザディスプレイ画面及び/またはアプリケーションにより、ユーザは、役割ベースプロセス制御システムの変数を視覚的に確認し、役割ベースプロセス制御システムの状態を視覚的に確認し、役割ベースプロセス制御システムの状況を視覚的に確認し役割ベースプロセス制御システムのアラームを視覚的に確認し、及び/またはプロセス制御システムの設定(例えば、設定ポイント、操作状態、クリア音のアラーム、無音アラームなど)を変更できる。例示的なワークステーション106を実施する例示的な方法を、図2を参照して以下に説明する。例示的なワークステーション106の実施に使用する例示的なユーザディスプレイアプリケーションを、図3から7を参照して以下に説明する。
例示的なワークステーション106は、ステータス問題を特定及び/または判断するために、制御装置108が送信するプロセス制御ルーチン及び/またはプロセス制御情報を監視する役割ベースプロセッサ102を備え、及び/または実施する。プロセス制御情報は、例えば、プロセス制御システム104にあるフィールドデバイス112、制御装置108、コンポーネントなどを備えるプロセス制御デバイスで生成されたものであってもよい。あるいは、プロセス制御情報及び/またはステータス情報は、アプリケーションで生成されてもよい。アプリケーションは、フィールドデバイス112及び/または制御装置108からのプロセス制御情報を利用し、ステータス情報及び/または他のプロセス制御情報を演算、及び/または判断してもよい。例えば、Emerson Process Managementが販売するデルタVソフトウェアスイートは、フィールドデバイス112による調整、ステータス状態、診断及び/または性能パラメータまたはメトリックスを収集するアプリケーションを備える。収集したパラメータを使用し、アプリケーションはユーザインターフェースを通してシステム全体のステータス情報、または、より精細に専用役割ベースで視覚化された情報を表示してもよい。
役割ベースプロセッサの機能の実施例
ある実施例では、役割ベースプロセッサ102は、ユーザに役割ベースでの提示インターフェース(例えば、図3から7の例示的な役割ベース提示インターフェース)を通して提示する情報を動的にカスタマイズし、ユーザの役割に割り当てられた基準を基に当該ユーザに情報を表示する。それにより、役割ベース提示インターフェースは、ユーザに認定情報を表示でき、一方、ユーザの役割に割り当てられた基準では認定できない情報を除外する(例えば、表示しない)ことができる。ある実施例では、所定の基準を閾値で表してもよい。ある実施例では、役割ベースプロセッサ102は、ユーザに漸次情報を開示してもよい。つまり、役割ベースプロセッサ102は、ユーザに対し最初は情報を開示しないが、後にユーザが情報の一部にアクセスできるようにしてもよい。例えば、ユーザは、当初は優先度閾値に合わず、それ故、役割ベースプロセッサ102により当初除外されたアラーム情報の視覚的確認を選択する場合がある。そのような実施例では、ユーザは、ユーザインターフェース上の(アラーム)情報の隠された部分を展開し、アラームに関する追加情報を得るようにしてもよい。ある実施例では、役割ベースプロセッサ102は、デフォルトで1以上の項目を展開状態にし、さらに、デフォルトで1以上の項目を折りたたみ状態にするように、項目状(タブ状)に認定情報を表示してもよい。例えば、ユーザの組織上の役割及び/または責務に応じて、役割ベースプロセッサ102は、まず、どの項目をユーザが展開できるのか、あるいは、視覚的に確認できるのか制限してもよい。そのような実施例では、役割ベースプロセッサ102は、次の情報を提示する前に、ユーザの役割に対する割当基準に基づきどの(例えば、折りたたまれた状態の)情報を追加するのが適切かについて第二の判断をしてもよい。この方法では、役割ベースプロセッサ102は、例えば、与えられたタスクに関する当初の(デフォルトの)部分的な情報をフィルタ処理することで、またはユーザが当該情報を要求したとき、漸次情報をユーザに開示し、どの認定情報が与えられたタスクを達成するのに重要かをユーザが判断できるようにする。
ある実施例では、役割ベースプロセッサ102は、例えば、ルックアップテーブルなどのデータ構造に保存される認定情報リストにユーザの役割を照らし、どの情報が認定情報であるかを判断する。そのような実施例では、情報がルックアップテーブルのリスト化した認定情報に合致すれば、その情報を認定情報であると判断する。例えば、役割ベースプロセッサ102は、メンテナンス技術者に対しプロセス制御システムのオブジェクト(例えば、ノードまたはエンティティ)の物理ファセット及び図式化ファセットを表示し、ルックアップテーブルに保存された認定情報リストを基にオブジェクトの論理ファセットを除外してもよい。
ある実施例では、役割ベースプロセッサ102は、ユーザによる制御フィルタを採用してもよい。そのような実施例では、前記ユーザ制御型フィルタは、認定情報や嗜好の視覚形式より優先されてもよい。例えば、ユーザは円グラフでよりも表で表示された情報を好み、または、ユーザの役割に通常であれば関係ないオブジェクトまたはファセットを視覚的に確認することを好むかもしれない。そのような場合、例えば、ユーザの組織上の役割や責務に基づいた認定情報を、さらにユーザの個人的な嗜好(例えば、ユーザ制御型フィルタ)でフィルタ処理してもよい。
役割ベースプロセッサ102は、機能及び1以上の情報源からのデータを、メンテナンス用層、オペレータ用層、制御システムエンジニアリング用層など役割専用層に編成し、情報のフィルタ処理を容易にすることも可能である。各層は1以上の情報源からのデータ収集に対応可能である。例えば、役割ベースプロセッサ102は、フィールドデバイスから報告される診断パラメータ、メンテナンスデータベースから検索されたメンテナンス履歴、技術者が提出したフィールドデバイスに関する意見などを含むメンテナンス用層を一例として作成することができる。役割ベースプロセッサ102は、ユーザの組織上の役割が例えばメンテナンスマネジャであれば、メンテナンス用層の情報を表示し、役割が制御システムエンジニアであれば、メンテナンス用層の情報を表示しないようにすることができる。役割ベースプロセッサ102の実施方法により、ユーザは少しのコマンド、時には1コマンドだけで役割専用層を有効、無効にすることも可能である。さらに、実施方法によっては、役割専用層が、層に関連する情報のレイアウトを指定することも可能である。
さらに、役割ベースプロセッサ102は、ユーザの組織上の役割に基づいて情報画面間のナビゲーションを容易にすることができる。例えば、役割ベースプロセッサ102が計装エンジニア及び構成エンジニアの両エンジニアに設備ステータス情報を表示する場合、役割ベースプロセッサ102は、計装エンジニアには設備追跡画面に直接ナビゲートするコントロールを提供するが、構成エンジニアには提供しない。そのコントロールは、たとえば、ツールバー上のボタン、プルダウンメニュー内の選択肢、1台の機器記述の横に表示されるアイコン、または、直接リンクを示す他の適当な対話式指示表示とすることができる。この方法では、役割ベースプロセッサ102により、ユーザは機能間及び/または実在物間で関連性がある「パスを歩く」ことができ、プロセス制御環境100のどのように情報が論理的にリンクしているかをより理解できる。
またさらに、役割ベースプロセッサ102は、階層型メニュー及び「ピボット」内に様々な情報へのリンクを形成することができ、あるいは、ユーザの組織上の役割に応じて、メニュー内でサブセットリンクを強調し、特定の視点を形成することができる。例示的なメニューは、選択可能な資産リスト、I/Oポイントリスト、論理的実体リスト、視覚化リストなどを含むことができる。ユーザの組織上の役割に応じて、役割ベースプロセッサ102は、メニューを、例えば資産中心型ビューまたはロジック中心型ビューで作成することができる。
より一般的には、役割プロセッサ102は、プロセス制御環境を構成、操作、管理などを担当する人全てに役割依存型ビューを提供できる。そのような役割の一つに、流量、レベル、温度、圧力などのプロセスパラメータの管理、プロセス制御ループに関連したイベントの監視、及び、一般的にはプロセスプラント内で実施する制御ロジックの精度確保に責任を負うオペレータの役割があってもよい。また別に、個々のフィールドデバイスの監視及び校正、及び、プロセス制御プラント内で使用する設備の一般的な管理に責任を負うメンテナンス技術者の役割があってもよい。また別に、ワークステーション間、制御装置間、データサーバ間、データベース間、及びその他ネットワークデバイス間のネットワーク接続性、プラントネットワークの安全性、ソフトウェア最新版のインストールなどに責任を負うネットワーク管理者の役割があってもよい。より具体的な実施例として、役割ベースプロセッサ102のオペレータインターフェースにより、オペレータは、制御ストラテジを定義するプロセス制御機能を複数のフィールドデバイスにより実行するプロセスプラントの運転を監督することができる。役割ベースプロセッサ102は、オペレータワークステーションで一般的なオペレータビューを提供するのではなく、オペレータの役割専用の情報でビューを作成してもよい。そのためには、役割ベースプロセッサ102は、オペレータに対しログインまたは役割の識別を要求してもよい。オペレータに対して役割専用層へのコントロール及び情報を提供するだけでなく、役割ベースプロセッサ102は、ユーザ専用構成を継続(すなわち、ログインセッション間で保持)してもよい。
役割依存型オペレータビューは、プロセスプラントを図で示し(「プロセス図」)、オペレータの役割に応じてプロセスプラントの選択された部分についての追加情報を表示してもよい。プロセス図には、例えば、対応するプロセス制御機能に関連するフィールドデバイス(例えばバルブ、ポンプ、センサ、送信器)、これらのフィールドデバイスが動作する設備(例えば、タンク、ミキサ)、フィールドデバイスおよび設備(例えば、パイプ)間でプロセス流体を伝導させる接続部(例えば、パイプ)、及びフィールドデバイス間の電気的接続部(例えば、配線、無線リンク)の図または概略表示を含めることができる。役割ベースプロセッサ102は、例えば1以上の個別ウインド、プロセス図に重ねたグラフィック層、またはプロセス図の下部、上部または横に配置したバナー上にテキスト及び/または図で補足表示を行って追加情報を表示してもよい。
概要を説明すると、オペレータはプロセス図上の位置を選択し、ユーザインターフェース上の例えばボタンなどのコントロールを作動させ、ユーザインターフェースから補足表示を要求する場合がある。また、役割ベースプロセッサ102は、異常状態の検出に応じ、事前に決めたスケジュールに従い、あるいは別のイベントに基づき、補足表示を自動的に行う場合がある。役割ベースプロセッサ102は、ユーザの組織上の役割に応じて、ユーザが選択する位置の解釈を行ってもよい。流量センサを描いた図の位置またはその近くをクリックすると、オペレータであれば流量センサが動作する制御ループを選択するところ、メンテナンス技術者であれば物理デバイス(すなわち、流量センサ)を選択するであろう。
オペレータにとっては、補足表示(または「オペレータ用補足表示」)は、例えば、相互接続するロジックブロックとして、プロセスプラントの所定部が実施する制御ロジックを表す構成表示を含んでもよい。ロジックブロックは、FoundationTM フィールドバスの機能ブロックである場合がある。オペレータ用補足表示は、所定のプロセスパラメータ(例えば、所定の処理段階への入力流量)の履歴を表すパラメータ履歴表示を含んでもよい。さらに、オペレータ用補足表示は、プロセスプラントの一部で利用可能な内部及び外部資料へのリンクをリスト化し、オペレータログブックにアクセス可能にし、ヘルプトピックスを挙げるなどする知識型表示を含んでもよい。またさらに、オペレータ用補足表示は、プロセス図が対応するプロセスプラントの一部で使用するフィールドデバイスの識別子をリスト化したデバイス依存型表示を含んでもよい。デバイス依存型表示は、構成データベースからデバイス専用図を検索し、フィールドデバイスの各識別子の横に表示してもよい。オペレータ用補足表示は、必要であれば追加で、プロセス図が対応するプロセスプラントの一部で使用するデバイス、これらのデバイスに関連する連結装置及び対応する連結状態、一部のプロセスプラント用アラーム、調整パラメータなどに関連する詳細情報を提示する詳細表示を含んでもよい。
また別の実施例として、ユーザがメンテナンス技術者である場合、あるいはメンテナンス作業員と関係がある場合、補足表示(または「メンテナンス用補足表示」)は、デバイスが動作する制御ストラテジ(例えば、制御ループ)の一部を特定する、選択デバイスに関する制御依存型表示を含んでもよい。メンテナンス用補足表示は、オペレータ用に作成される知識型表示に略同じ知識型表示を含んでもよい。特に、知識型表示は、オペレータ用ログブック、ヘルプトピックスなどへのリンクだけでなく、デバイスで利用可能な内部及び外部資料へのリンクをリスト化してもよい。さらに、メンテナンス用補足表示は、メンテナンス技術者がプロセスプラント内に物理デバイスを配置する際、アラーム源を特定する際、及びデバイスとその他の設備間の関連性を判断する際補助となる診断表示を備えてもよい。診断表示は、例えば、フィールドバスセグメントに接続されたデバイスと合わせたフィールドバスセグメントを表示し、対応する図の強調、デバイスの横にエクスクラメーションマークやその他視覚的なインジケータの表示、あるいはその他適切な方法により、アラームを発したデバイスを特定してもよい。またさらに、メンテナンス用補足表示は、実施方法により、Extended Device Description Language (EDDL)に即したデバイス識別、デバイス構成及びセットアップデータ、及びデバイス診断データを含むデバイス記述表示を含んでもよい。場合により、デバイス記述表示には、必要であればダイヤルや計器をあわせたデバイスの実際の物理的外装通りのまたは類似の写真または図による、いわゆるデバイスフェースプレートを含み、デバイス特有のプロセスデータ(例えば、圧力セットポイント、圧力計測、バルブ動率)を記述する。デバイスが、バルブソフトウェア(例えば、Emerson Process ManagementTMがPlantWeb(R)スイートの一部として提供するAMS
ValveLinkアプリケーション)に対応して実行する高機能バルブであれば、メンテナンス用補足表示は、バルブソフトウェアが出力するデータで更新されるバルブソフトウェア表示を追加して含んでもよい。
役割ベースプロセッサ102は、補足表示の作成機能を有してもよく、また主要表示の作成機能も有してもよい。主要表示は、例えば、構成エンジニアが定義するプロセス表示を含むことができ、役割ベースプロセッサ102は、プロセスプラント内のイベント検出や、ユーザインターフェースからのコマンド受信に応答して、補足表示を通して追加情報を自動的に選択、表示できる。主要及び/または二次的表示を作成するために、役割ベースプロセッサ102は、(1)プロセス制御システム104からリアルタイムのプロセスデータ、(2)構成データベース(単に図示していない)からの、制御ロジック、デバイス構成データ、プロセス及びデバイス図、制御ストラテジとデバイス間のリンクなどの制御ストラテジ情報、(3)1以上の専用アプリケーションからのアプリケーションデータ、(4)履歴からのプロセスまたはデバイスパラメータに関連し、1以上のデータベース(図示している)内で実行した履歴データ、(5)知識型データベース(図示していない)からの参照情報などを入手することができる。
場合により、役割ベースプロセッサ102は、オペレータ用層、メンテナンス用層、ネットワーク用層などの複数層を定義する表示構造を使用する。役割ベースプロセッサ102は、ユーザの組織上の役割に関係なくリアルタイムプロセスデータを使用して各層に関連する情報を更新するが、現時点で関連する/選択されたビュー(例えば、オペレータ用、メンテナンス用)に応じて1以上の選択層のみを表示させてもよい。
補足表示は、各ユーザが対応する補足表示にどの情報を含めるかを指定できるような、ユーザによる構成が可能な表示形式であってもよい。ある実施形態では、役割ベースプロセッサ102は、ユーザインターフェースから受けとるコマンドに応じて、オペレータ用補足表示をメンテナンス用補足表示に、あるいはその逆に、自動的に切り替える。本明細書に開示した実施例は、ユーザの役割及びオブジェクトに基づいたプロセス制御情報のフィルタ処理に関するが、別のフィルタ処理方法も可能である。例えば、役割ベースプロセッサ102は、許可またはセキュリティ許容度の対比、プロセス制御ファセット情報と関連のあるタグまたはメタデータ、または制御システム内のオブジェクトのコンテキストに基づき、情報をフィルタ処理してもよい。
役割ベースビューを提供するワークステーションの実施例
図2は、図1のワークステーション106を実施する例示的な方法を示す。図2のワークステーション106は、少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサ200を備える。図2の例示的なプロセッサ200は、プロセッサ200のメインメモリ202内(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/または読み取り専用メモリ(ROM)内)にあるコード化された命令を実行する。プロセッサ200は、プロセッサコア、プロセッサ、及び/またはマイクロコントローラなど任意の処理装置であってもよい。プロセッサ200は、とりわけ、オペレーティングシステム204、役割ベースプロセッサ102、ワークステーションアプリケーション208、及び役割ベース提示インターフェース210を実行してもよい。例示的なオペレーティングシステム204は、Microsoft(R)社製オペレーティングシステムである。図2の例示的なメインメモリ202は、プロセッサ200により、及び/またはプロセッサ200内で実施されてもよく、及び/または、プロセッサ200に操作可能に接続された1以上のメモリ及び/またはメモリデバイスであってもよい。本明細書で開示した実施例をプロセッサと関連させて説明するが、開示技術は規則エンジンや分散型処理システムなどと接続して使用してもよい。
ユーザによる例示的なプロセッサ200との情報交換を可能にするため、図2の例示的なワークステーション106は、入力装置214及び出力装置216を備えている。ユーザによる入力は、キーボード、スタイラスペン、音声認識システム、マウス、及び/またはタッチスクリーンなどの1以上の入力装置214によりプロセッサ200に伝達されてもよい。プロセッサ200からの出力は、例えば、プロセッサ200及び/または、より一般的には例示的なワークステーション106が実施するユーザインターフェース及び/またはアプリケーションを表示可能な表示装置などの1以上の出力装置216により、ユーザに伝達されてもよい。例示的な出力装置216には、コンピュータモニタ、コンピュータスクリーン、テレビ、モバイル機器(例えば、スマートフォン、BlackberryTM,iPadTM、及び/またはiPhoneTM)などを含むが、これらに限定されない。
図2の例示的なオペレーティングシステム204は、例示的な出力装置216により、及び/または出力装置216において役割ベース提示インターフェース210の表示を実行、及び/または容易にする。例示的なワークステーション106が実施するアプリケーションと人との情報交換を容易にするために、例示的なオペレーティングシステム204は、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を実施する。それにより、例示的な役割ベースプロセッサ102は、ワークステーションアプリケーション208を介して役割ベース提示インターフェース210を定義及び/または選択でき、定義及び/または選択した役割ベース提示インターフェース210をオペレーティングシステム204に表示させ、及び/または表示するよう命令することができる。例示的な役割ベース提示インターフェース210について、図3から7を参照して以下説明する。
プロセス制御システム表示及び/またはアプリケーションを提示するため、図2の例示的なワークステーション106は、例示的な役割ベースプロセッサ102を備える。図2の例示的な役割ベースプロセッサ102は、所定の基準に基づきファセット(例えば、タスク、情報など)をフィルタ処理し、ワークステーションアプリケーション208を介して役割ベース提示インターフェース210を動的に作成、及び/または定義する。例えば、ワークステーション106にアクセスする人(例えば、ユーザの組織上の役割または責務)に応じて、役割ベース提示インターフェース210を通して所定のタスクまたは情報を表示し、他の情報ファセットを隠す(例えば、非表示にする)。他の実施例では、役割ベースプロセッサ102は、デフォルトデスクトップ配置及び表示レイアウト(図5)を通してユーザへ表示されるものを編成する。例えば、ワークステーション106に接続するモニタ数とワークステーション106にアクセスする人に応じて、役割ベースプロセッサ102は、デフォルトで1以上のモニタ上に自動的に異なる情報を表示してもよい。そのような実施例では、ユーザは、デスクトップ配置及び表示レイアウトについての自身の嗜好に沿って役割ベースのデフォルトを修正、または上書きしてもよい。
ある実施例では、役割ベースプロセッサ102がフィルタ処理した情報ファセットは、ユーザが実行すべきタスク及び1以上のサブタスクを含む。例えば、表示要素(例えば、メインタスク)が更新できずにいる原因診断をタスクに含めてもよい。メインタスクの実行に、どのコンポーネントが表示要素と関連を持っているか(例えば、第一サブタスク)の判断、そのコンポーネントの入力/出力接続の完全性検証(例えば、第二サブタスク)などを含めてもよい。
図示の実施例では、情報はユーザの役割に関連した基準に基づきフィルタ処理される。役割は、人が通常実行する1以上のタスクまたは責務で定義されてもよい。例示的な役割に、制御室オペレータがある。そのようなオペレータに関連する責務及び/またはタスクには、プラントにおける及びプラント付近の安全性、環境または設備に影響する可能性のある問題(例えば、ステータス問題)の検出、プラント設備性能及び安全性の確保、スケジュールに即した製作設備の始動/停止、最適性能確保のためのプロセス監視及び制御、及び/または、潜在的なプロセス上の問題を特定するための重要傾向の注視及び対応策の実行を含めてもよい。別の例示的な役割に制御システムエンジニアがある。その制御システムエンジニアは、制御システム視点での製作支援(例えば、正確にプロセスが実行されているかの確認)及び/またはシステム構成の制御を含む関連した責務及び/またはタスクを持ち、構成を設計、実施及び検査し、問題が制御システムに関連しているか判断して製作問題を解決し、アラーム通知を決定し(例えば、条件付きアラーム、限度など)、及び/または制御ストラテジを維持する。事前に責務、目標及び/またはタスクを役割に割り当て、後に、例えばユーザマネジャソフトウェアアプリケーションで、例えばユーザマネジャが修正(例えば、追加、削除、調整など)してもよい。
例えば、役割ベースプロセッサ102は、各役割に責務、目標及び/またはタスクをセットにし事前に割り当てた状態にして役割数を指定してもよい。例えば、例示的な役割ベースプロセッサ102は、バッチオペレータ、制御室オペレータリーダ、製作マネジャ、信頼性マネジャ、制御システムエンジニア、プロセスエンジニア、計装エンジニア、計装技術者、信頼性メンテナンス技術者、技術支援エンジニア、装置メンテナンス技術者、制御システム管理者、制御室オペレータなどに、異なる責務、目標及びタスクを事前に割り当ててもよい。プラントには、各役割に関連する責務、目標及び/またはタスクを実行する人がいるが、各人が異なる役割を持てるようにプラントに人員数を配置しなくともよい。つまり、あるプラントでは、一人が事前に複数の役割を割り当てられ、その責務、目標及び/またはタスクを実施してもよい。また、同じ役割であっても、別のプラントでは異なる責務、目標及び/またはタスクを有してもよい。このため、ユーザマネジャソフトウェアアプリケーションを使用し、役割毎または各人特有に責務、目標及び/またはタスクの割り当てをカスタマイズしてもよい。例えば、あるプラントの一人の人物が製作マネジャの役職を持つ場合、その人物は製作マネジャ、プロセスエンジニア、及び計装エンジニアのタスクを実行してもよい。そのような場合、ユーザマネジャはその人物に割り当てる責務、目標及び/またはタスクをカスタマイズし、製作マネジャ、プロセスエンジニア及び計装エンジニアの事前割当てタスクを含めるようにする。結果、その人物は、自身が所望する情報とは異なる表示がなされたために行う役割変更作業をシステムで行う必要がない。逆に、製作マネジャ、プロセスエンジニア、及び計装エンジニアが使用可能な情報は全て、ユーザがわざわざフィルタ処理(例えば、マウスクリック)を行わずとも既にユーザに利用可能になっている。
ある実施例では、役割ベースプロセッサ102は、タスクを許可制にすることでセキュリティをかける。ユーザは許可を与えられ、タスクには様々な許可レベルが付されている。許可レベルは、タスク、モジュール、モジュールパラメータ、パラメータフィールド、計装用資産、デジタル制御システムハードウェア、及び/またはプラント設備ごとに指定されてもよい。ある実施例では、メインタスクの許可レベルはサブタスクの許可レベルより優先されない。
ある実施例では、人ごとに管理スパンを割り当ててもよい。スパンはユーザが行うことのできるタスク全てが対象である。管理スパンは、地理的に割り当ててもよいし、場所ベース(例えば、サイト全体、プラントエリア、プラントの1室、プロセスの1台)であってもよい。ある実施例では、管理スパンは、オブジェクトベースで割当(例えば、所定のオブジェクトや、オブジェクトに関する情報ファセットで制限)してもよい。例えば、ユーザに対する管理スパンが、ユーザによる制御計装用資産の校正に限定してもよい。別の実施例では、管理スパンは場所ベースまたは地理ベースとオブジェクトベースの組合せ(例えば、ユーザに、プラントの原子炉付近にある制御計装用資産の校正を許可する)でもよい。ある実施例では、管理スパンは、アプリケーションベース(例えば、ユーザに、安全機能を実行するソフトウェアアプリケーションの態様の構成を許可する)であってもよい。別の実施例では、ワークステーションに管理スパンをかけてもよい。例えば、プロセス制御環境(例えば、図1のプロセス制御環境100)に備えられた所定のワークステーションは、所定の操作モードに限定して機能してもよい。ある実施例では、管理スパンは、ユーザとワークステーションに共通する管理スパンであってもよい。例えば、サイト全体の管理スパンを受け持つユーザであっても、そのユーザがアクセスするワークステーションであることにより、原子炉エリアに関する操作に限定されてもよい。ある実施例では、管理スパンは、コンテキストベースであってもよい。例えば、管理スパンは、オブジェクト情報が特権情報か独占情報かを確認した上で、ユーザに表示するオブジェクト情報を限定してもよい。
図1の例示的なワークステーション106を実施する例示的な方法を図2で示したが、図2で示すデータ構成、構成要素、プロセス及びデバイスを、組合せ、分割、再配置、消去、除外、及び/または別の方法で実施してもよい。さらに、例示的なプロセッサ200、例示的なメインメモリ202、例示的なオペレーティングシステム204、例示的な役割ベースプロセッサ102、例示的なワークステーションアプリケーション208、例示的な役割ベース提示インターフェース210、及び/または、より一般的には、図2の例示的なワークステーション106は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/または、ハードウェア、ソフトウェア及び/またはファームウェアの組合せで実施されてもよい。またさらに、例示的なワークステーション106は、図2に示したそれらに換えて、またはそれらに加えて、追加の構成要素、プロセス及び/またはデバイスを備えてもよく、及び/または、図示したデータ構造、構成要素、プロセス、及びデバイスのいずれかまたはその全てを複数備えてもよい。
提示インターフェースの実施例
図3は、表示及び/またはアプリケーション、及び/または、より一般的には図1および2の例示的なワークステーション106の実施に使用される例示的な役割ベース提示インターフェース300を示す。例示的な役割ベース提示インターフェース300は、独立インターフェースとして、または1以上の他の構成要素または役割ベースインターフェースのインターフェース(図示していない)と組合せて表示されてもよい。図3に示す実施例では、役割ベース提示インターフェース300は、診断機能を行うソフトウェアアプリケーションを実行する制御システムエンジニア用の役割ベースインターフェースを表示する。役割ベース表示インターフェース300は、ナビゲーションフレーム302、内容フレーム304、及びタスクフレーム306を備える。ナビゲーションフレーム302は、物理ネットワークに接続されたノード間をナビゲートする例示的な階層型ツリー308を備える。内容フレーム304は、例えば、階層型ツリー308で選択したノードに関する追加情報を表示する例示的なノード記述子310を備える。選択ノードの現状は、例えば、内容フレーム304の右端に配置される例示的なステータスアイコン312などのアイコンで図形的に示してもよい。内容フレーム304は、解説コラム316及び値コラム318と共に選択ノード用の診断パラメータリストを含む例示的な診断パラメータリスト314も備える。その解説コラム316及び値コラム318は、診断パラメータリスト314にリスト化された各診断パラメータに対応した関連情報を含む。タスクフレーム306は、サブタスク322と共に、ユーザがアクセス可能な選択ノード用診断タスクリストを含む診断タスクリスト320を備え、そのサブタスク322は、ユーザに対し追加の選択肢及び/または情報を提供する。
ある実施例では、タスクリスト320に表示された診断タスクは、人(例えば、ユーザの組織上の役割及び/または責務)によって異なる。例えば、タスクリスト320に挙げたVerbose Logタスク及びApplication Logタスクは、デバッグするソフトウェアアプリケーション(例えば、診断機能を実行する例示的なソフトウェアアプリケーション)に関連しており、役割ベースプロセッサ102は、制御システムエンジニア用の役割ベース提示インターフェース300を作成する際、Verbose Logタスク及び/またはApplication Logタスクを除外してもよい。
図4は、別の例示的な役割ベース提示インターフェース400を示す。役割ベース提示インターフェース400は、折りたたんだ状態の例示的なナビゲーションフレーム402及び例示的な内容フレーム404を示す。図示した実施例では、ユーザは、例えば、例示的なサーチバー412を使って検索し、その検索結果は、例示的な結果記載部408及び410を備えた例示的な結果リスト406に記載される。図4に示すように、結果記載部408は、例示的なステータス表示418、例示的なノード記述子414、及び例示的なタスクボタン416を備える。一方、結果記載部410は、例示的なステータス表示420及びノード記述子422を備える。図示した実施例では、ステータス表示418及び420の色は、結果記載部のノード状態を表す。例えば、ステータス表示が赤ければ、対応するノードに問題があることを示し、ステータス表示が緑であれば、対応するノードは正常に機能していることを示してもよい。ノード状態を表すのに他の方法を使用してもよい。ノード記述子414、422は、ノード名、ノードの位置、及び/または問題説明など、ノードに関する情報を提示する。さらに、タスクボタン416により、ユーザは対応するノードに関する追加情報を得ることができる。例えば、ユーザは、タスクボタン416により問題を解決出来てもよい。
ある実施例では、役割ベース提示インターフェース400に表示された情報は人(例えば、ユーザの組織上の役割、及び/または責務)ごとに異なる。例えば、図1及び2の役割ベースプロセッサ102は、所定の人用のタスクボタン(例えば、選択可能なインターフェースオブジェクト)を除外してもよい。ある実施例では、タスクボタン(例えば、例示的なタスクボタン416)を選択すれば、漸次追加情報を開示してもよい。例えば、タスクボタン416を示さず、問題を修復する命令を所定の人用の結果記載部408に表示してもよい。タスクボタン416を選択することで、ユーザは、役割ベース提示インターフェース400から前もって除外した問題修復のための情報を得るようにしてもよい。別の実施例では、結果リスト406内の結果記載部は問題あるノード(例えば、結果記載部408)を含み、既知の問題がないノード(例えば、結果記載部410)を除外してもよい。他の組合せでの、役割ベース提示インターフェース400上での情報表示及び除外も可能である。
ある実施例では、デスクトップ配置及び/または表示レイアウトは、役割ベースプロセッサ102がユーザの組織上の役割及び/または責務に基づき判断してもよい。例えば、ワークステーション106を4モニタ構成にするよう指定すると、役割ベースプロセッサ102は、ユーザの役割が使用する4つの共通ソフトウェアアプリケーションを基にモニタごとに異なる役割ベース提示インターフェース210を自動的に作成、及び/または定義してもよい。
図5は、別の例示的な役割ベース提示インターフェース500である。役割ベース提示インターフェース500は、4台のモニタの表示用デスクトップ配置であり、複数のアプリケーションが同一ワークステーション上で複数のモニタを通して一緒に動作している。図示した実施例では、例示的な各モニタ502、504、506、508は、異なるソフトウェアアプリケーションに対応するグラフィカルユーザインターフェースを表示している。例えば、モニタ502は、診断機能を実行するソフトウェアアプリケーション用の例示的な役割ベース提示インターフェース510を表示し、そのプロセスのシステム全体の診断を表示している。モニタ504は、制御ロジック機能を実行するソフトウェアアプリケーション用の例示的な役割ベース提示インターフェース512を表示し、入力及び出力を含む選択された機能ブロックを表示している。モニタ506は、プロセスの物理コンポーネントのインターフェース接続を実行するソフトウェアアプリケーション用の例示的な役割ベース提示インターフェース514を表示し、そのプロセスの物理コンポーネントの接続マップを表示している。モニタ508は、ノード管理機能を実行するソフトウェアアプリケーション用の例示的な役割ベース提示インターフェース516を表示し、選択ノードの詳細情報を表示している。
ある実施例では、役割ベース提示インターフェース500は、モニタの別の組合せ及び/または配置を備える。例えば、2台、3台、またはそれ以上のモニタディスプレイが配置されてもよい。ある実施例では、各モニタ502、504、506、508用の役割ベース提示インターフェース510、512、514、516は、別の役割ベース提示インターフェースで表示された情報に変更または選択があればそれに応じて更新または再読み込みする。例えば、ユーザが役割ベース提示インターフェース510上でバルブ制御モジュールを選択すれば、役割ベース提示インターフェース512は、バルブ制御モジュール用入力/出力点基準を含む機能ブロックを表示し、役割ベース提示インターフェース514は、バルブを強調しバルブ制御モジュール用の主要制御ディスプレイを表示し、役割ベース提示インターフェース516は、バルブに関する詳細情報を表示する。ある実施例では、1以上の役割ベース提示インターフェースが、別の役割ベース提示インターフェース上での変更または選択があればそれに基づいて再読み込みまたは更新するかどうかを、ユーザの役割毎に及び/またはユーザによって設定してもよい。
図6は、別の例示的な役割ベース提示インターフェース600である。役割ベース提示インターフェース600は、例示的なナビゲーションフレーム602及び例示的な内容フレーム604を備える。図示した実施例では、ナビゲーションフレーム602は、プロセス制御システム104の接続マップの一部を表示している。接続マップは、物理コンポーネントの入力/出力サブシステム間のインターフェース接続を表現するトポロジーマップである。一方、構成マップは、構成設計された通りに、プロセスの物理コンポーネント間の接続を表現するトポロジーマップである。例えば、構成マップは、ユーザが物理コンポーネントをどう接続したいのかに基づいた接続を表示するが、接続マップは、実際に接続された通りにインターフェース接続を表示する。
図7は、関連のある主要性能メトリック及びシステム容量を示す別の例示的な役割ベース提示インターフェース700である。役割ベース提示インターフェース700は、例示的なリソースタブ702と対応する例示的なグラフ704を備える。図示した実施例では、リソースタブ702は、折りたたんだ状態である。一方、役割ベース提示インターフェース700の例示的なリソースタブ706(例えば、「詳細(Learn More)」タブ)は、展開した状態である。
例示的な役割ベース提示インターフェース700は、同じく折りたたんだ状態の例示的なリソースタブ708も備える。リソースタブ708は、選択されたオブジェクト(例えば、制御装置)のシステム容量に関する情報を提供する。リソースタブ708は、展開状態であれば、文書形式のシステムフェンスに反するシステムハードウェア/構成についてユーザに情報を表示する。システムフェンスは、オブジェクトに帰するリソース数を限定する。例えば、制御装置用システムフェンスは、当該制御装置を構成可能な最大モジュール数を割当てる。そのような実施例では、制御装置のシステム容量情報を、当該制御装置を現在構成中のモジュール数で表示してもよい。ある実施例では、リソースタブ708は、容量使用率が視覚的にわかるようデータグラフ(例えば、棒グラフ)を表示してもよい。ある実施例では、システム容量情報を容量段階別に色分けして表示してもよい。例えば、モジュール数がシステムフェンス(例えば、オブジェクト構成が可能な最大モジュール数)の75パーセント未満であれば、緑で表示する。また、モジュール数がシステムフェンスの90パーセント超であれば、オレンジで表示してもよい。
さらに、役割ベース提示インターフェース700に表示するシステム容量情報は、ユーザごとに異なってもよい。例えば、図1及び2の役割ベースプロセッサ102は、例えば、デフォルト容量の75パーセント未満であるオブジェクトのシステム容量情報を除外してもよい。
役割ベースビューを作成する例示的なプロセス及びプラットフォーム
図8は、図1及び/または2の例示的なワークステーション106を実施する例示的なプロセスの典型的なフローチャートである。図8の例示的なプロセスは、1以上のプロセッサ、1以上の制御装置、及び/または、他の1以上の適する処理装置で実行されてもよい。例えば、図8のプロセスは、プロセッサ(例えば、図9を参照し以下に論じる例示的なプロセッサ902)に関連する、フラッシュメモリ(例えば、「サムドライブ」)、ROM及び/またはランダムアクセスメモリRAMなどの、非一時的なマシン/コンピュータアクセス可能または読取可能な媒体に記憶されたコード化命令(例えば、コンピュータ読取可能な命令)で具現化されてもよい。本明細書で使用するように、非一時的コンピュータ読取可能な媒体という用語は明確に定められており、その媒体は、任意の非一時的コンピュータ読取可能な記憶装置を含み(また、伝播信号を除外し)、或いは、情報が任意の時間(例えば、延長時間、永久的に、短時間、一時保存、及び/または情報キャッシングの間)記憶される他の記憶媒体を含む。
あるいは、図8の例示的な操作の一部または全てを、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルロジックデバイス(FPLD)、個別ロジック、ハードウェア、ファームウェアなどの任意の組合せで実施してもよい。また、図8に示す1以上の操作を、手動で、または、例えばファームウェア、ソフトウェア、個別ロジック、及び/またはハードウェアの任意の組合せなど、前述技術の任意の組合せで実施してもよい。さらに、図8の例示的なプロセスを図8のフローチャートを参照して説明するが、当業者であれば図8の例示的なプロセスの実施に別の方法が多数可能であることは容易に理解できるであろう。例えば、ブロックの実行順は変更してもよく、及び/または説明したブロックのいくつかを変更、削除、一部分離、または組合せてもよい。さらに、図8の例示的な操作の一部または全てを順に実行し、及び/または、例えば別の処理スレッド、プロセッサ、デバイス、個別ロジック、回路などで並行して実行してもよい。
図8のプロセスは、役割ベースプロセッサ(例えば、図2の例示的な役割ベースプロセッサ102)を実行するワークステーション(例えば、図2の例示的なワークステーション106)でブロック800から開始し、ブロック802において役割ベース提示インターフェース(例えば、図2の例示的な役割ベース提示インターフェース210)を表示する。ブロック804で、役割ベースプロセッサ102は、プロセス制御情報及び/またはステータス情報を受信する。
ブロック806で、役割ベースプロセッサ102は、情報を表示するか除外するかを判断するユーザ基準を受信する。たとえば、ユーザ基準は、ユーザの組織上の役割または責務を基準にしてもよい。別の実施例では、ユーザ基準は、所定のオブジェクトタイプ、オブジェクトに関する情報ファセット、及び/またはオブジェクト間の関連性に対応してもよい。例えば、ノードの資産またはノード記述子情報は役割ベース提示インターフェースに表示され、ノードに関するロジック情報は役割ベースプロセッサ102により除外されてもよい。ある実施例では、ユーザがワークステーション106にアクセスする際、ユーザはアカウントにログインしてセッションを開始するが、そのセッションはユーザの役割に関係している(例えば、ユーザマネジャソフトウェアアプリケーションが定義するように)。そのような実施例では、役割ベースプロセッサ102は、ログインしたユーザの組織上の役割及び/または責務に基づいてデフォルトのユーザ基準を受信する。
ブロック808では、役割ベースプロセッサ102は、情報がユーザ基準に合っているかを判断する。例えば、役割ベースプロセッサ102は、ユーザの役割を利用し、その情報をユーザの役割と関係する認定情報リストに照らす。ある実施例では、認定情報リストは、メモリ(例えば、図2の例示的なメインメモリ202)のデータ構造(例えば、ルックアップテーブル)内に保存される。情報が適していない場合、制御処理はブロック810に進み、当該情報は役割ベースプロセッサ102により除外される。さらに、役割ベースプロセッサ102は、ブロック808での判断に基づき、役割ベース提示インターフェース210を作成、及び/または更新する。その後制御処理は、ブロック802に戻り、更新した役割ベース提示インターフェース210を表示する。
あるいは、役割ベースプロセッサ102がブロック808で情報が適していると判断した場合、制御処理はブロック812に進み、役割ベースプロセッサ102は、認定情報より上位にユーザ嗜好を設定する。例えば、ユーザが所定の視覚化(例えば、円グラフより表での情報表示)を好むかもしれない。ある実施例では、ユーザ嗜好が認定情報表示より優先されてもよい。例えば、間接的な資産(例えば、バルブ)監視を好む製作マネジャであれば、デフォルトでバルブ情報を隠すようユーザ嗜好を設定してもよい。そのような実施例では、所定の情報を隠す(または表示しない)ユーザ嗜好は、バルブに関する認定情報の表示に優先される。ブロック814において、役割ベースプロセッサ102は、情報を表示する。さらに、役割ベースプロセッサ102は、ブロック808及び812での判断に基づき役割ベース提示インターフェース210を作成、及び/または更新する。その後制御処理はブロック802に戻り、更新済の役割ベース提示インターフェース210を表示する。
図9は、図8の例示的なプロセスを実行、及び/または、より一般的には、図1及び2の例示的なワークステーション106を実行するために使用及び/またはプログラムされる例示的なプロセッサプラットフォーム900の概要図である。例えば、プロセッサプラットフォーム900は、1以上の汎用プロセッサ、プロセッサコア、マイクロコントローラなどで実施可能である。
図9の実施例のプロセッサプラットフォーム900は、少なくとも1つの汎用プログラマブルプロセッサ902を備える。プロセッサ902は、プロセッサ902のメインメモリ(例えば、RAM906及び/またはROM910)内にあるコード化命令904及び/または908を実行する。プロセッサ902は、プロセッサコア、プロセッサ及び/またはマイクロコントローラなどの任意の処理装置であってもよい。プロセッサ902は、とりわけ、図8の例示的なプロセスを実行し、以下に説明する例示的なオペレータステーション104を実施してもよい。プロセッサ902は、バス912を介してメインメモリ(ROM910及び/またはRAM906を備えている)と通信する。RAM906は、DRAM、SDRAM、及び/または、その他任意のRAMデバイスで実施されてもよく、ROM910は、フラッシュメモリ及び/またはその他所望のメモリデバイスで実施されてもよい。メモリ906及び910へのアクセスをメモリコントローラ(図示していない)で制御してもよい。
プロセッサプラットフォーム900は、インターフェース回路914も備える。インターフェース回路914は、USBインターフェース、Bluetoothインターフェース、外部メモリインターフェース、シリアルポート、汎用入力/出力など任意のインターフェース標準で実施されてもよい。1以上の入力装置916及び1以上の出力装置918がインターフェース回路914に接続されている。入力装置916及び/または出力装置918は、例えば、図2の例示的な出力装置216に役割ベース提示インターフェース210を提供するために使用される。
役割ベース視点に応じたピボット式メニューの実施例
図10は、例示的な階層型メニュー1000の図であり、役割ベースプロセッサ102または別の適するソフトウェコンポーネントが、所定の蒸留範囲(例えば、プロセス制御システム104の一部)の資産中心型視点表示を作成するものである。具体的には、役割ベースプロセッサ102は、プロセス設備、I/Oポイント、ロジック、視覚化リソースなどの資産を含んだ組合せ階層の対話式表示を作成する。その対話式表示は「ピボット化」されて、例えばメンテナンス技術者、または、プロセス制御システム104で使用可能な資産に特に興味を示す別のユーザの視点を示す。メニュー1000は、図11で示すメニュー1100に比較するとわかるが、蒸留範囲を別視点で提示している。
一般的に、メニューを項目またはリソースについて所定の選択カテゴリの周囲にピボットすると、選択カテゴリの周囲に項目が編成され、メニューが1以上に分岐された特定詳細レベルが選択され、メニューの異なる項目が視覚的に強調され、異なる項目に対して異なる色が付されるか、または別様式のパラメータが付される。役割ベースプロセッサ102は、複数ビューでカテゴリ別項目を使用できる。例えば、役割ベースプロセッサ102は、資産中心型提示メニュー及びロジック中心型提示メニューの両方でプラントエリア、ユニット、及びプロセスセルを使用できる。
メニュー1000において、項目1002-1014は資産に該当し、項目1020-1024はロジック項目に該当し、項目1040-1048はI/Oポイントに該当し、項目1060はグラフィカルリソース、項目1080は重要業績評価指数(KPI)に該当する。メニュー1000を資産でピボットすると、項目1002-1014がメニュー1000の主要構成となり、残る項目を下位構成または各資産に関連するものとして表す。
役割は、図10の資産中心型視点など主視点をデフォルトで持っているが、ある実施例ではユーザは役割ベースプロセッサ102が提供する関連アプリケーション/ビューの各場合毎に独立して視点を変更できる。例えばメンテナンス技術者は、選択画面のデフォルト(資産中心型)視点を変更し、例えばロジック中心型ビューにすることができる。そのために、役割ベースプロセッサ102は、ボタン、プルダウンメニューなど任意のコントロールを備えることができる。
図11は、例示的な階層型メニュー1110の概略図であり、当該階層型メニュー1110は、役割ベースプロセッサ102が、メニュー1100での資産中心型視点と同じ蒸留範囲をロジック中心型視点にして表示するために作成したものである。メニュー1100において、項目1102及び1104は資産に該当し、項目1120-1128はロジック項目に該当し、項目1140-1148はI/Oポイントに該当し、項目1160はリソース図に該当する。メニュー1000とは異なり、メニュー1110は資産が少なく、ロジック項目が多くなっており、他の項目に比べロジック項目名の多い階層を示している。
前述したようなプロセス制御システムの多様なファセットに関連する項目と同じ設定にした対話式メニューを、主に資産(図10)、ロジック項目(図11)、またはその他の項目で編成することができる。
役割ベースフィルタ処理を表す更なる図
役割ベースフィルタ処理を表す追加図として、図12の図1200は、複数の組織上の役割に対する、プロセス制御システムに関連するクラスタ情報のマッピングを示す。具体的には、役割ベースプロセッサ102がユーザに提示できる情報には、例えば、視覚化、業務データ、ロジック、正常性データ、知識、及びI/Oデバイスがある。情報の種類ごとに、役割ベースプロセッサ102は、機能、リソース、様々な実体などを示すことができる。
役割ベースプロセッサ102は、所定の役割との関連性が最も高いデータとして、これらの各カテゴリから所定のデータタイプを選択できる。例えば、役割ベースプロセッサ102は、制御システムエンジニアに表示するプロセス表示を、少なくともデフォルトオプションとして選択可能(少なくともいくつかの実施例では、別の役割を持つユーザが追加で要求してプロセス表示を閲覧できる)である。役割ベースプロセッサ102は、制御システムエンジニア、電気計装エンジニア、製作マネジャのそれぞれにダッシュボードを選択可能である。図12にも示すように、役割ベースプロセッサ102は、制御システムエンジニアにのみデフォルト表示用にマシンビューを選択可能である。
さらに、役割ベースプロセッサ102は、ユーザがデータタイプ間で関連性がある「パスを歩く」ことを支援可能である。図13を参照して、ユーザが所定の熱交換器などのコンテキストを指定するには、まず熱交換器用視覚化プロセス表示を選択して可能となる。役割ベースプロセッサ102は、図13の概略図で示しているように、制御モジュール、デバイスリスト、デバイスアラートなどへの移行を自動的に示唆できる。具体的には、役割ベースプロセッサ102は、制御モジュール、デバイスリスト、デバイスアラートなどの表示画面に視覚化プロセス表示に直接リンクする対話式制御を行い、熱交換器用視覚化プロセス表示を見るユーザが、どのデータが熱交換器の現コンテキストに関連しているかを直ちにわかるようにすることができる。つまり、例えば、正常性カテゴリ内の設備状態、デバイスアラート、及び振動データ項目からデバイスアラートを明確に選択しなくても、役割ベースプロセッサ102が自動で作成した現コンテキストの短い項目リストをユーザに提示できる。さらに、デバイスアラートが現コンテキスト(熱交換器)に潜在的に関連しているとユーザが指定しなくても、役割ベースプロセッサ102はユーザを潜在的な関連情報に向けさせることができる。
一般的に、役割ベースプロセッサ102は、情報画面間及び/またはコントロール間の移動のための、ユーザの組織上の役割専用パスナビゲーションを行う。この方法では、役割ベースプロセッサ102は、ユーザがシステムで利用可能な「大きな絵」と関連情報を把握できるよう支援できる。
本明細書では所定の例示的な方法、装置及び製品を説明したが、本発明の範囲をそれらに限定するものではない。そのような実施例は非限定的な実施例であることを意図している。また、本発明は、文言または均等論に即して添付の請求項の範囲に適正に当てはまる方法、装置、製品の全てを対象とする。

Claims (11)

  1. プロセス制御システムにおいて情報にアクセスするためのユーザインターフェースを表示する表示装置と、
    1以上のプロセッサを
    備えるシステムであって、
    前記1以上のプロセッサは、
    ユーザ用ログインセッションを確立し、
    前記プロセス制御システムと関連する組織内での責務及び特権の組合せを含むユーザの組織上の役割を判断し、
    ユーザインターフェースを介して、前記プロセス制御システム内のオブジェクトの選択を受信し、
    前記ユーザ用ログインセッションには前記プロセス制御システムの前記選択されたオブジェクトに関し且つ前記プロセス制御システムに関連する更なる情報を検索するためのコンテキストを定義するオブジェクト情報を受信し、
    前記ユーザの前記組織上の役割に基づき前記オブジェクト情報が認定情報かどうかを判断し、
    前記オブジェクト情報が認定情報である場合、前記ユーザインターフェースを通して前記オブジェクト情報を、第一画面を介して、表示するが、前記オブジェクト情報が認定情報でない場合、前記オブジェクト情報を前記ユーザインターフェースを通して表示せず、
    前記組織上の役割及び前記コンテキストへの関連性に基づき、前記第一画面第二画面、及び少なくとも1つの他の画面を備える複数の各画面を相互接続するナビゲーションパスを識別し、前記複数の各画面が前記プロセス制御システムに関連する情報の異なる各クラスタであって、視覚化、業務データ、ロジック、正常性、知識、及びI/Oデバイスを含むグループから選択された前記各クラスタに対応し、
    前記第一画面から前記第二画面に直接ナビゲートするコントロールを、前記第一画面を介して、提供し、前記コントロールは、前記判断された組織上の役割以外の組織上の役割を有するユーザには提供されず、
    前記コントロールを作動させるユーザに応じて前記第二画面に移行する、
    ように構成されたことを特徴とするシステム。
  2. 前記1以上のプロセッサは、
    それぞれが複数の情報源から集めた異なる情報を含む複数の役割専用層を作成し、
    前記ユーザの前記組織上の役割に基づき前記複数の役割専用層の1つを選択し、前記選択された役割専用層が前記オブジェクト情報を含むように構成された請求項1に記載のシステム。
  3. 前記組織上の役割は、(1)製作マネジャ、(2)メンテナンスマネジャ、(3)制御システムエンジニア、(4)電気計装エンジニア、及び(5)制御室オペレータを含むリストから選択される請求項1又は請求項2に記載のシステム。
  4. 前記1以上のプロセッサは、前記オブジェクト情報が認定情報かどうかを、
    複数の組織上の各役割の認定情報をそれぞれを含むリストに前記組織上の役割を照らすことにより判断するように構成された請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 前記1以上のプロセッサは、前記オブジェクト情報が認定情報でなければ、前記オブジェクト情報を除外するように構成される請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記1以上のプロセッサは、前記ユーザの前記組織上の役割に基づき前記認定情報を整理するように構成された請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記オブジェクト情報は前記オブジェクトの構成容量の一部に対応する請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記プロセッサは構成容量の一部を色付けして表示する請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記プロセッサは視覚的にカスタマイズして前記オブジェクト情報を表示する請求項1~請求項8のいずれか1項に記載のシステム。
  10. 請求項1~請求項9のいずれか1項の前記1以上のプロセッサが実行するステップを備える方法。
  11. 命令を保存する非一時的コンピュータ読取可能な媒体であって、マシンにおいて1以上のプロセッサが前記命令を実行すると、前記命令により前記マシンは、請求項1~請求項9のいずれか1項のステップを実行する命令を保存する非一時的コンピュータ読取可能な媒体。
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