JP2022141210A - 臭気予測システム及び消臭システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用開始時における臭いレベルを所定の基準値以下にすることができる臭気予測システム及び消臭システムを提供する。【解決手段】臭気予測システムは、空間内の臭気を検出する複数の臭いセンサ101~10nを有する臭いセンサと、臭気検出値を臭気予測制御装置30Aに送信する通信装置20とを備える。臭気予測制御装置30Aは、空間の使用開始予定時刻を入力する入力部32と臭気検出値と使用開始予定時刻に基づき臭気予測値を算出する算出部33を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、臭気予測システム及び消臭システムに関する。
自動車、バス、電車等の車内、オフィスビルやホテル等の建物の室内等において前回の使用者や利用者(使用者等という)による臭いに対して次の使用者等が不快に感じる場合がある。そのため、予め車内や室内の空間の臭いを除去して、車両や建物内の部屋の次の使用者等に対して不快を与えないようにするため、種々の臭いに関する臭気管理システムが検討されている。
臭気管理システムとして、例えば、車両の車内に設けられた臭いセンサから出力された車内臭データに基づいて車内臭の種別を判定し、車内臭の種別と対応付けられる臭いレベルを車内臭データから取得して臭いレベルが所定基準を満たすか否かを判定し、車両の状態を通信端末に表示して管理する車両管理システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2020-039223号
しかしながら、特許文献1の車両管理システムでは、車内臭の測定を行った時点で臭気レベルが低くても、次の使用開始時に臭気レベルが上昇している場合があり、使用者等から苦情が生じる可能性がある、という問題があった。
例えば、夜や早朝等のように温度が低い時間帯で臭いレベルが低くても、配車予定時間が日中の温度が高い時間帯の場合、車室内の温度が上昇し、シート等に染み込んでいた臭いが蒸発して、次の使用者に車室内の臭いが強い状態で配車される可能性がある。
本発明の一態様は、次の使用開始時における臭いレベルを所定の基準値以下にすることができる臭気予測システムを提供することを目的とする。
本発明に係る臭気予測システムの一態様は、空間内の臭気を検出し臭気検出値を出力する臭気検出部と、前記空間の使用開始予定時刻を入力する入力部と、前記臭気検出値と使用開始予定時刻に基づき臭気予測値を算出する算出部と、を備える。
本発明に係る臭気予測システムの一態様は、次の使用開始時における臭いレベルを所定の基準値以下にすることができる。
第1の実施形態に係る臭気予測システムの構成を示す図である。 臭気予測制御装置の機能を示すブロック図である。 時間と臭いレベルとの関係の一例を示す説明図である。 臭気予測制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る臭気予測方法を説明するフローチャートである。 第2の実施形態に係る消臭システムの構成を示す図である。 臭気予測システムの機能を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る消臭方法を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号を付して、重複する説明は省略する。また、図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。本明細書において数値範囲を示す「~」は、別段の断わりがない限り、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
[第1の実施形態]
<臭気予測システム>
本発明の第1の実施形態に係る臭気予測システムについて説明する。本実施形態に係る臭気予測システムは、検知空間(以下、単に、空間という。)内に存在する検知対象ガスに含まれる臭い成分を測定して、空間内の次の使用者が使用する時の臭気予測値を予測する。
なお、検知空間とは、家、ビル、病院、福祉施設等の建物、自動車、電車等の車両、飛行機等の室内空間等のように、閉鎖された空間であって空気が存在する雰囲気をいう。閉鎖された空間は、実質密閉とみなせる空間を含み、空気が循環していてもよいし、循環していなくてもよい。本実施形態では、空間が自動車の車内空間(空間)Sであって、検知対象ガスが車内空間Sの空気である場合について説明する。
図1は、本実施形態に係る臭気予測システムの構成を示す図である。図1に示すように、臭気予測システム1Aは、臭気検出部10、通信装置20及び臭気予測制御装置30Aを備える。臭気予測システム1Aでは、臭気検出部10の臭気検出値は、通信装置20から通信ネットワーク40を介して臭気予測制御装置30Aに送信される。
臭気検出部10は、空間内の臭気を検出し、臭気検出値を出力する。
臭気検出部10は、検出すべき、全ての臭い成分に反応する単数の臭いセンサ、又は空気に含まれる臭い成分に反応する検出特性が異なる複数の臭いセンサ101・・・10N(Nは1以上の整数)を備える。
複数の臭いセンサ101・・・10Nは、検知対象ガスに含まれる臭い成分に反応する検出特性が異なるセンサである。なお、臭い成分(臭気成分)とは、臭いを構成する化学物質であり、ノネナール、ジアセチル、イソ吉草酸、メチルメルカプタン、トリメチルアミン、アンモニア、酢酸、硫化水素等が挙げられる。
臭いセンサ101・・・10Nは、半導体素子を備える半導体式センサ等を用いることができる。半導体式センサでは、半導体素子の表面で表面に吸着している酸素が臭いの原因である臭い成分と反応(表面反応)して離脱することによって、半導体素子の抵抗値が変化する。この抵抗値の変化から、空間内に存在する空気中の臭い成分の濃度が測定される。そして、測定された臭い成分の濃度を電気量に変換し、臭い成分の濃度に対応する電気信号を出力する。
臭いセンサ101・・・10Nとしては、例えば、VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)検出用ガスセンサー、CO検出用ガスセンサー、水素検出用ガスセンサー、炭化水素検出用ガスセンサー、アルコール検出用ガスセンサー、煙草検出用ガスセンサー等が用いられる。また、臭いセンサ101・・・10Nは、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)タイプのセンサでもよい。
臭いセンサ101・・・10Nは、複数の臭い成分に対して反応するものでもよいし、一つの臭い成分のみに対して反応するものでもよい。
通信装置20は、臭いセンサ101・・・10Nの検出値を通信ネットワーク40に送信する。
臭気予測制御装置30Aは、臭気検出部10で出力される臭気検出値を受信して、自動車を使用する予定の使用者の自動車の使用時における自動車の室内の臭いに関する臭気予測値を算出する。
臭気予測制御装置30Aの構成について説明する。図2は、臭気予測制御装置30Aの機能を示すブロック図である。図2に示すように、臭気予測制御装置30Aは、取得部31、入力部32、算出部33、記憶部34、学習モデル35、学習部36及び表示部37を備える。なお、臭気予測制御装置30Aは、学習モデル35及び学習部36を備え、記憶部34に記憶させる情報を学習しているが、本実施形態では、記憶部34に記憶させる情報を学習する必要がない場合には、臭気予測制御装置30Aは、学習モデル35及び学習部36を備えなくてもよい。
取得部31は、通信装置20を介して送られる、臭いセンサ101・・・10Nの出力値を取得する。
取得部31は、取得した臭いセンサ101・・・10Nの出力値を臭い情報として算出部33に入力する。
入力部32は、空間の使用開始予定時刻を入力する。
算出部33は、臭気検出部10で出力される臭気検出値と、入力部32で入力される使用開始予定時刻とに基づいて、自動車を使用する予定の使用者の自動車の使用時における自動車の室内の臭いに関する臭気予測値を算出する。
算出部33は、脱臭要否判断要素に基づいて、使用開始予定時刻における臭いレベルを予測できる。
脱臭要否判断要素は、臭い予測に用いる情報である。脱臭要否判断要素として、例えば、利用情報、天気予報情報、駐車場環境、臭い情報等が挙げられる。
利用情報として、例えば、利用開始時刻、利用者の臭い敏感度(例えば、タバコ臭に敏感である等)等が挙げられる。
天気予報情報として、例えば、前の利用者返却から次の利用開始までの温度推移、湿度推移、日照推移等が挙げられる。
駐車場環境として、例えば、駐車場が、屋外、屋内、日当たりが良い、日陰であること等をいう。
臭い情報として、例えば、前の利用者が残した臭気成分の種類、レベル、利用中の臭いレベル履歴等が挙げられる。利用中の臭いレベル履歴とは、例えば、高い臭いレベル又は引く臭いレベルで長時間曝されていたこと等をいう。高い臭いレベルで長時間曝されていると、臭気成分が自動車のシート等に高濃度で染み込んでいることが多く、自動車内の温度の上昇等に起因して発生する臭いレベルの増大率が高くなる。一方、低い臭いレベルで長時間曝されている場合、臭気成分が自動車のシート等に染み込む量は少ないことが多く、自動車内の温度の上昇等に起因して発生する臭いレベルの増大率は低い。
臭いレベルとは、空間内の臭いの強さを示す値である。臭いレベルは、絶対値でもよいし、最大値(100)に対する相対値、所定の基準値に対する相対値でもよい。
算出部33は、脱臭要否判断要素と臭いレベルとの関係を示す関係図を用いて、使用開始予定時刻での臭いレベルを予測できる。脱臭要否判断要素と、臭いレベルとの関係を示す関係図は予め記憶部に記憶されている。
時間と臭いレベルとの関係の一例を図3に示す。図3に示すように、前の自動車の利用者の利用中に、車内に臭い発生して、臭いレベルが基準値を超えている場合、換気等を行うことで臭いレベルは基準値以下に低下し、早朝等のような気温が低い、前の利用者の自動車の返却時刻T1では臭いレベルは殆どゼロに近い状態になっている。その後、日が高くなり気温が上昇すると、車内の気温が変動して、予測1~3のように、臭いレベルが上昇する場合がある。そして、次の自動車の利用者の利用開始時刻T2では、予測1及び2のように、臭いレベルが基準値を超えている場合がある。
算出部33は、脱臭要否判断要素と臭いレベルとの関係を示す関係図を用いて、例えば、以下のように予測できる。
天気予報情報から前の利用者の自動車の返却時刻T1から次の自動車の利用者の利用開始時刻T2まで高温が続いている場合、自動車が屋外駐車場で炎天下に曝され続けている場合、前の利用者の利用中にペット臭と思われる臭いに1時間以上曝されている場合には、算出部33は、予測1のように、次の自動車の利用者の利用開始時刻T2では臭いレベルが基準値を大幅に超えると予測できる。
天気予報情報から次の利用開始時刻まで低温(例えば、冬期で日中も積雪している等)が続き、前の利用者の利用中に香水等に1時間以上さらされている場合には、算出部33は、予測2のように、臭いレベルが基準値を下回ると予測できる。
また、算出部33は、脱臭要否判断要素の条件の組み合わせによっては、予測3のように、臭いレベルが基準値を僅かに超えると予測できる。
そこで、算出部33は、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの時間、温度、日射量、湿度等に基づいて、次の自動車の利用者の利用開始時刻T2における臭いレベルを予測できる。
例えば、算出部33は、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの時間が短い時には臭気予測値を小さく算出し、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの時間が長い時には臭気予測値を大きく算出する。
なお、時間の長短は、季節、温度、湿度、駐車場所等に応じて適宜設定でき、例えば、時間が短いとは、季節、温度、湿度、駐車場所等を考慮して、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの平均時間未満をいい、時間が長いとは、この平均時間以上をいう。
算出部33は、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの温度が低い時には臭気予測値を小さく算出し、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの温度が高い時には臭気予測値を大きく算出する。
なお、温度の高低は、自動車の未使用時間、季節、温度、湿度、駐車場所等に応じて適宜設定でき、例えば、温度が低いとは、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの平均温度未満、又は臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの最高温度と最低温度の差の中間温度未満をいい、温度が高いとは、この平均温度以上又は中間温度以上をいう。
算出部33は、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの日射量が少ない時には臭気予測値を小さく算出し、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの日射量が多い時には臭気予測値を大きく算出する。
なお、日射量の多少は、自動車の未使用時間、季節、温度、湿度、駐車場所等に応じて適宜設定でき、例えば、日射量が少ないとは、季節、温度、湿度、駐車場所等を考慮して、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの平均日射量未満をいい、日射量が多いとは、この平均日射量以上をいう。
算出部33は、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの湿度が低い時には臭気予測値を小さく算出し、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの湿度が高い時には臭気予測値を大きく算出する。
なお、湿度の高低は、自動車の未使用時間、季節、温度、駐車場所等に応じて適宜設定でき、例えば、湿度が低いとは、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの平均湿度未満、又は臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの最高湿度と最低湿度の差の中間湿度未満をいい、湿度が高いとは、この平均湿度以上又は中間湿度以上をいう。
記憶部34は、臭気検出部10で出力される臭気検出値に関する情報と、脱臭要否判断要素に関する情報と、脱臭要否判断要素によって臭気検出部10で出力される臭気検出値の経時変化と、臭いレベルと、臭気検出値の経時変化に基づいて算出される臭いレベルの経時変化とを対応させた関連データに関する情報を記憶する。
関連データに関する情報は、学習モデル35の学習用データとして用いてもよい。関連データのうち、臭気検出部10で出力される臭気検出値に関する情報と、脱臭要否判断要素に関する情報と、脱臭要否判断要素によって臭気検出部10で出力される臭気検出値の経時変化とは、入力情報として用い、臭気検出値の経時変化に基づいて算出される臭いレベルと、臭気検出値の経時変化に基づいて算出される臭いレベルの経時変化とは、出力情報として用いてよい。
記憶部34は、関連データに、臭気検出部10で出力される臭気検出値に関する情報と、脱臭要否判断要素に関する情報と、脱臭要否判断要素によって臭気検出部10で出力される臭気検出値の経時変化とを予測用に用いられる入力情報(予測用入力情報)として、それぞれ入力する。そして、記憶部34は、関連データに、予測用入力情報から得られた実際の臭気検出値に基づいて算出される臭いレベルと、実際の臭気検出値の経時変化に基づいて算出される臭いレベルの経時変化に関する情報とを出力情報(予測用出力情報)として、それぞれ入力する。記憶部34は、入力されたこれらの情報を用いて関連データを更新してもよい。これにより、算出部33は、使用開始予定時刻における臭いレベルをより高精度に予測することができる。
学習モデル35は、臭気検出値に関する情報と、脱臭要否判断要素に関する情報と、脱臭要否判断要素によって臭気検出部10で出力される臭気検出値の経時変化に関する情報とを含む入力情報と、臭気検出部10で出力される臭気検出値に基づいて算出される臭いレベルに関する情報と、脱臭要否判断要素によって臭気検出部10で出力される臭気検出値の経時変化に基づいて算出される臭いレベルの経時変化に関する情報とを含む出力情報との対応関係を学習させることで得られる。
学習モデル35は、記憶部34に記憶されている関連データを学習用データとして利用して学習部36で学習が行われることで得られる、入力情報と出力情報との対応関係の学習結果、即ち入出力関係の学習結果が適用される。学習モデル35は、入力情報を入力データとし、出力情報を出力データとし、入力情報と出力情報との入出力関係をモデル化して算出可能とするためのプログラムである。また、学習モデル35は、関数等の数式で表してもよい。
学習モデル35は、機械学習の中でも、教師あり学習のアルゴリズムを適用することが好ましい。教師あり学習として、例えば、線形回帰(Linear regression)、ロジスティック回帰(Logistic regression)、ランダムフォレスト(Random Forest)、ブースティング(Boosting)、サポートベクターマシン(Support Vector Machine、SVM)、ニューラルネットワーク(Neural Network)等が挙げられる。ニューラルネットワークは、ニューラルネットワークを3層よりも多層にした深層学習(ディープラーニング)を用いることができる。ニューラルネットワークの種類としては、例えば、畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network、CNN)、回帰型(再帰型)ニューラルネットワーク(Recurrent Neural Network、RNN)及び一般回帰ニューラルネットワーク(General Regression Neural Network)等を用いることができる。
入力情報は、複数の臭いセンサ101・・・10Nの臭気検出値に関する情報と、脱臭要否判断要素に関する情報と、脱臭要否判断要素によって臭気検出部10で出力される臭気検出値に基づいて算出される臭いレベルと、脱臭要否判断要素によって臭気検出部10で出力される臭気検出値の経時変化に基づいて算出される臭いレベルの経時変化とを対応させた関連データに関する情報等を含むことができる。
入力情報として用いられる上記情報は、空間内に存在する使用者毎に準備されてもよい。空間内に存在する使用者に関する情報としては、名前、会員番号、電話番号、メールアドレス、住所等が挙げられる。
また、上記情報は、同じ空間での測定に基づくものでもよいし、異なる空間での測定に基づくものでもよい。なお、入力情報は、これらの情報以外に適宜必要な情報を含んでもよい。
出力情報は、臭いレベルに関する情報、臭いレベルの経時変化に関する情報等を含むことができ、適宜必要な情報を含んでもよい。
学習部36は、記憶部34に入力された予測用入力情報及び予測用出力情報を入力情報及び出力情報として学習し、学習モデル35を更新することができる。即ち、学習部36は、記憶部34により作成された関連データ(学習用データ)を用いて、入力情報と出力情報との対応関係を表す学習モデル35を学習する。学習部36は、例えば、学習モデル35の入出力関係が機械学習により学習用データの入出力関係に近づくように、学習モデル35を学習させることが好ましい。
表示部37は、算出部33で出力された臭気予測値に関する情報を表示する。また、表示部37は、算出部33で出力された、それぞれの臭い成分の種類、濃度、臭いレベルから算出した最適な対処方法を表示することができる。表示部37としては、例えば、モニタ等を用いることができる。
臭気予測制御装置30Aは、算出部33で出力された臭気予測値を、表示部37以外に、不図示の報知部で出力してもよい。不図示の報知部としては、例えば、警報、振動等を用いることができる。
(臭気予測制御装置30Aのハードウェア構成)
次に、臭気予測制御装置30Aのハードウェア構成の一例について説明する。図4は、臭気予測制御装置30Aのハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、臭気予測制御装置30Aは、情報処理装置(コンピュータ)で構成され、物理的には、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit:プロセッサ)101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103、入力デバイスである入力装置104、出力装置105、通信モジュール106並びにハードディスク等の補助記憶装置107等を含むコンピュータシステムとして構成することができる。これらは、バス108で相互に接続されている。なお、出力装置105及び補助記憶装置107は、外部に設けられていてもよい。
CPU101は、臭気予測システム1Aの全体の動作を制御し、各種の情報処理を行う。CPU101は、ROM103又は補助記憶装置107に格納された臭気予測プログラム(以下、単に予測プログラムという。)を実行して、測定収録画面と解析画面の表示動作を制御する。
RAM102は、CPU101のワークエリアとして用いられ、主要な制御パラメータや情報を記憶する不揮発RAMを含んでもよい。
ROM103は、基本入出力プログラム等を記憶する。予測プログラムはROM103に保存されてもよい。
入力装置104は、キーボード、マウス、操作ボタン、タッチパネル等である。
出力装置105は、モニタディスプレイ等である。出力装置105では、予測結果等が表示され、入力装置104や通信モジュール106を介した入出力操作に応じて画面が更新される。
通信モジュール106は、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスであり、外部のデータ収録サーバ等からの情報を取り込み、他の電子機器に解析情報を出力する通信インタフェースとして機能する。
補助記憶装置107は、SSD(Solid State Drive)、及びHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置であり、例えば、予測プログラムや臭気予測システム1Aの動作に必要な各種のデータ、ファイル等を格納する。
図2に示す臭気予測制御装置30Aの各機能は、CPU101、RAM102等の主記憶装置又は補助記憶装置107に所定のコンピュータソフトウェア(予測プログラムを含む)を読み込ませ、RAM102、ROM103又は補助記憶装置107に格納された予測プログラム等をCPU101により実行する。入力装置104、出力装置105及び通信モジュール106を動作させると共に、RAM102、ROM103及び補助記憶装置107等におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで、臭気予測制御装置30A予の各機能は、実現される。即ち、予測プログラムをコンピュータ上で実行させることで、臭気予測制御装置30Aは、図2の、取得部31、入力部32、算出部33、記憶部34及び表示部37として機能する。
予測プログラムは、例えばコンピュータが備える記憶装置内に格納される。なお、予測プログラムは、その一部又は全部が、通信回線等の伝送媒体を介して伝送され、コンピュータが備える通信モジュール106等により受信されて記録(インストールを含む)される構成としてもよい。また、予測プログラムは、その一部又は全部が、CD-ROM、DVD-ROM、フラッシュメモリ等の持ち運び可能な記憶媒体に格納された状態から、コンピュータ内に記録(インストールを含む)される構成としてもよい。
<臭気予測方法>
次に、本実施形態に係る臭気予測システム1Aを用いて、本実施形態に係る臭気予測方法について説明する。本実施形態に係る臭気予測方法は、図1に示すような構成を有する臭気予測システム1Aにおいて、空間内に存在する検知対象ガスに含まれる臭い成分を測定して、空間内を使用する予定の使用者の使用時の臭いを予測する。
図5は、本実施形態に係る臭気予測方法を説明するフローチャートである。図5に示すように、本実施形態に係る臭気予測方法は、臭いレベルの取得工程(ステップS11)、臭いレベルの第1判定工程(ステップS12)、使用開始予定時刻における臭いレベルの予測工程(ステップS13)及び使用開始予定時刻における臭いレベルの第2判定工程(ステップS14)を含む。
臭気予測システム1Aは、取得部31により、臭気検出部10が備える現在の複数の臭いセンサ101・・・10Nの出力値を取得して、臭気成分毎の濃度から臭いレベルを取得する(臭いレベルの取得工程:ステップS11)。
次に、臭気予測システム1Aは、算出部33により、臭いレベルが基準値未満であるか否か判定する(臭いレベルの第1判定工程:ステップS12)。
臭いレベルの基準値は、臭気成分の種類等に応じて適宜設定される。例えば、臭気成分がエタノールである場合、エタノールは、除菌や香水等に使用されており、比較的、人が嫌がる臭いではないことが多いため、基準値は、高めに設定できる。臭気成分が嘔吐臭である場合、嘔吐臭は病気の感染等の可能性があるため、基準値は極めて低く、厳しめに設定できる。臭気成分が、タバコ臭、ペット臭、灯油臭等である場合、これらの臭いは、一般人が臭い通常感じるため、基準値は通常の基準値に設定できる。腐敗臭は、比較的、人が嫌がる臭いであることが多いため、基準値は、極めて低く厳しめに設定できる。
臭いレベルが基準値未満である場合には(ステップS12:Yes)、入力部32より入力される使用開始予定時刻における空間S内の臭いレベルを予測する(臭いレベルの予測工程:ステップS13)。
次に、臭気予測システム1Aは、算出部33により、使用開始予定時刻における空間内の臭いレベルが基準値未満であるか否か判定する(臭いレベルの第2判定工程:ステップS14)。
使用開始予定時刻における空間S内の臭いレベルが基準値未満である場合には(ステップS14:Yes)、次の利用者の利用開始時には臭いが問題無いレベルであると判断し、終了する。
一方、臭いレベルの第1判定工程(ステップS12)において、臭いレベルが基準値以上である場合には(ステップS12:No)、臭気予測システム1Aは、表示部37により、臭いレベルの取得工程(ステップS11)で取得した現在の臭いレベル、臭いレベルの第1判定工程(ステップS12)における判定結果、脱臭の推奨等を表示する(脱臭の推奨提示工程:ステップS15)。
臭いレベルの第2判定工程(ステップS14)において、使用開始予定時刻における空間S内の臭いレベルが基準値以上である場合には(ステップS14:No)、臭気予測システム1Aは、表示部37により、臭いレベルの第2判定工程(ステップS14)における判定結果、脱臭の推奨等を表示する(脱臭の推奨提示工程:ステップS15)。
また、臭気予測システム1Aは、算出部33より、脱臭の推奨提示工程(ステップS15)において、臭気検出部10により、検出された、臭い成分の種類、濃度、算出部33よりで算出された臭いレベル等から、効果的な脱臭手段等を表示してもよい。効果的な脱臭手段として、例えば、空調の制御、窓の開閉等による換気、空気清浄機の運転指示、オゾン、UV等の脱臭装置の運転指示等が挙げられる。
さらに、臭気予測システム1Aは、自動車の脱臭の表示以外の報知を行ってもよい。表示以外の報知として、例えば、音声の出力、振動の発生等が挙げられる。
また、臭気予測システム1Aは、算出部33により、使用開始予定時刻が近くなり、脱臭が間に合わないと判断した場合には、臭気予測システム1Aは、表示部37により、別の自動車の手配の表示を行ってもよい。
臭気予測システム1Aは、臭気検出部10、通信装置20及び臭気予測制御装置30Aを備え、臭気予測制御装置30Aは、入力部32及び算出部33を備える。算出部33は、臭気検出部10で出力される臭気検出値と、入力部32で入力される使用開始予定時刻とに基づいて、自動車を使用する予定の使用者の車両の使用時における車両の空間S内の臭いに関する臭気予測値を算出する。臭気予測システム1Aは、記憶部34に、脱臭要否判断要素によって臭気検出部10で出力される臭気検出値の経時変化と、臭いレベルとを対応させた関連データに関する情報等を記憶している。臭気予測システム1Aは、算出部33で、記憶部34に記憶されている各種情報を用いることで、自動車の返却時に基準値未満でも、次の自動車の使用開始時点での臭気検出値を高精度に予測することができる。これにより、臭気予測システム1Aは、次の使用者に自動車を貸し出す前に、予め自動車内の空間Sの空気の排気、脱臭、メンテナンス等が必要であるか否かを精度良く判断することができる。よって、臭気予測システム1Aは、利用者の使用開始時点で、臭いレベルが確実に所定の基準値以下にすることができる。
例えば、前の利用者が早朝等の気温等が低い時間帯に返却し、その時点での臭いレベルでは脱臭が不要であると判断しても、その後、日中になり、温度及び湿度の上昇等に伴って空間内の臭気成分が空間S内に拡散して、臭いレベルが上昇することがある。この状態で次の利用者が自動車を利用すると、自動車の返却時とは異なり、車室内に臭いを発生することがある。これに対し、臭気予測システム1Aは、利用者に不快な印象を与えることなく、自動車を貸し出すことができるため、次の利用者は、使い始める際に、車内の臭いレベルが所定の基準値を上回る臭いに悩まされることを軽減できる。これにより、自動車の利用者からのクレーム件数の減少、顧客満足度の向上、リピート率の向上等を図ることできる。
また、臭気予測システム1Aは、予め、次回の自動車の使用開示時刻が分かっている場合には、自動車の前の利用者が利用終了時点での臭いレベルで、自動車の所有者に対して、次回の自動車の使用時において脱臭等の要否を適切に知らせることができる。そのため、臭気予測システム1Aは、無駄なく、かつ効果的な脱臭を行うことができる。
さらに、臭気予測システム1Aは、次の自動車の利用開始時よりも早期に臭いレベルを予測できるため、臭いレベルが高い場合でも脱臭に必要な時間を十分確保することもできる。
臭気予測システム1Aは、算出部33が、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの時間が短い時には臭気予測値を小さく算出し、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの時間が長い時には臭気予測値を大きく算出することができる。これにより、臭気予測システム1Aは、使用開始予定時刻までの時間を考慮して臭気予測値をより適切に予測することができる。
臭気予測システム1Aは、算出部33が、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの温度が低い時には臭気予測値を小さく算出し、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの温度が高い時には臭気予測値を大きく算出することができる。これにより、臭気予測システム1Aは、使用開始予定時刻までの温度を考慮して臭気予測値をより適切に予測することができる。
臭気予測システム1Aは、算出部33が、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの日射量が少ない時には臭気予測値を小さく算出し、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの日射量が多い時には臭気予測値を大きく算出することができる。これにより、臭気予測システム1Aは、使用開始予定時刻までの日射量を考慮して臭気予測値をより適切に予測することができる。
臭気予測システム1Aは、算出部33が、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの湿度が低い時には臭気予測値を小さく算出し、臭気検出時刻から使用開始予定時刻までの湿度が高い時には臭気予測値を大きく算出することができる。これにより、臭気予測システム1Aは、使用開始予定時刻までの湿度を考慮して臭気予測値をより適切に予測することができる。
臭気予測システム1Aは、算出部33で、脱臭要否判断要素に基づいて、使用開始予定時刻における臭いレベルを予測できる。脱臭要否判断要素としては、例えば、利用情報、天気予報情報、駐車場環境、臭い情報等の臭い予測に用いる情報が用いられる。臭気予測システム1Aは、臭い予測に用いる情報を考慮して、自動車の室内の臭いに関する臭気予測値を算出できるため、使用開始予定時刻までの臭気予測値をより適切に予測することができる。
臭気予測システム1Aは、学習部36を備え、算出部33に、臭気検出値、脱臭要否判断要素、及び臭気検出値の経時変化と、臭気検出値の経時変化に基づいて算出される臭いレベルの経時変化を入力することで、学習モデル35により、臭いレベルの経時変化を予測できる。臭気予測システム1Aは、学習部36で学習モデル35を更新することができるため、臭いレベルの経時変化を更に高精度に予測できる。よって、臭気予測システム1Aは、使用開始時における臭いレベルを予測精度を高めることができる。
臭気予測システム1Aは、上述の通り、利用者の使用開始時点で、臭いレベルが確実に所定の基準値以下にすることができることから、自動車の車内空間以外に、バス、電車等の自動車の車内、飛行機や船舶等の機内、オフィスビルやホテル等の建物の居室、客室、更衣室、トイレ等の室内のように閉ざされた空間内の空間中の臭気成分に起因して次回の使用者や利用者が快適に使用できるようにすることを予測するシステムとして好適に用いることができる。
なお、本実施形態では、臭気予測システム1Aは、現在の自動車の使用者の利用中における駐停車で行ってもよい。
本実施形態では、臭気予測システム1Aは、算出部33、学習モデル35及び学習部36の少なくとも1つは、臭気予測制御装置30A内に備えた、PC(Personal Computer)等の単独の装置としているが、臭気予測制御装置30Aの外側に配置してネットワークを介して接続されてもよい。例えば、算出部33、学習モデル35及び学習部36の少なくとも1つはクラウド上に設けられてもよい。この場合、臭気予測制御装置30Aは、ネットワークを介して接続される各構成により臭気予測制御システムとして構成される。
[第2の実施形態]
<消臭システム>
本発明の第2の実施形態に係る消臭システムについて説明する。本実施形態に係る消臭システムは、上記の第1の実施形態に係る臭気予測システム1Aに、消臭部及び消臭制御部を備えるものである。
図6は、本実施形態に係る消臭システムの構成を示す図であり、図7は、臭気予測システムの機能を示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態に係る消臭システム60は、臭気予測システム1Bと、消臭部61とを備える。
図7に示すように、臭気予測システム1Bは、第1の実施形態に係る臭気予測システム1Aが備える臭気予測制御装置30Aに代えて臭気予測制御装置30Bを備える。
臭気予測制御装置30Bは、臭気予測制御装置30Aに消臭制御部38を備えたものである。消臭制御部38以外の構成は、臭気予測制御装置30Aと同様であるため、消臭制御部38についてのみ説明する。
消臭制御部38、臭気予測値に基づき消臭部61の駆動制御を行う。
図6に示すように、消臭部61は、空間S内に設けられ、空間Sの消臭を行う。消臭部61は、通信装置20に接続されており、消臭制御部38と、消臭制御部38によって制御可能に接続されている。
消臭部61は、特に限定されず、空気を消臭できるものであればよい。
次に、本実施形態に係る消臭システム60を用いて、本実施形態に係る消臭方法について説明する。本実施形態に係る消臭方法は、図6に示すような構成を有する消臭システム60において、空間内に存在する検知対象ガスに含まれる臭い成分を測定して、空間内を使用する予定の使用者の使用時の臭いを予測し、消臭する。
図8は、本実施形態に係る消臭方法を説明するフローチャートである。図8に示すように、本実施形態に係る消臭方法は、臭いレベルの取得工程(ステップS21)、臭いレベルの第1判定工程(ステップS22)、使用開始予定時刻における臭いレベルの予測工程(ステップS23)及び使用開始予定時刻における臭いレベルの第2判定工程(ステップS24)を含む。上記各工程は、図5に示す臭気予測方法の、臭いレベルの取得工程(ステップS11)、臭いレベルの第1判定工程(ステップS12)、使用開始予定時刻における臭いレベルの予測工程(ステップS13)及び使用開始予定時刻における臭いレベルの第2判定工程(ステップS14)と同様であるため詳細は省略する。
一方、臭いレベルの第1判定工程(ステップS22)において、臭いレベルが基準値以上である場合には(ステップS22:No)、臭気予測システム1Bは、表示部37により、臭いレベルの取得工程(ステップS21)で取得した現在の臭いレベル、臭いレベルの第1判定工程(ステップS22)における判定結果、脱臭の推奨等を表示する(脱臭の推奨提示工程:ステップS25)。
臭いレベルの第2判定工程(ステップS24)において、使用開始予定時刻における空間S内の臭いレベルが基準値以上である場合には(ステップS24:No)、臭気予測システム1Aは、表示部37により、臭いレベルの第2判定工程(ステップS24)における判定結果、脱臭の推奨等を表示する(脱臭の推奨提示工程:ステップS25)。
次に、消臭システム60は、消臭制御部38により、消臭部61を駆動させて空間S内を消臭する(消臭工程:ステップS26)。
消臭システム60は、臭気予測システム1Bが消臭制御部38及び消臭部61を備える。これにより、消臭システム60は、使用開始予定時刻における、予測された臭気予測値に基づいて空間S内を消臭できる。よって、消臭システム60は、利用者の使用開始時点で、臭いレベルが確実に所定の基準値以下になるように消臭することができる。
以上の通り、実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更等を行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A、1B 臭気予測システム
10 臭気検出部
101・・・10N 臭いセンサ
20 通信装置
30A、30B 臭気予測制御装置
31 取得部
32 入力部
33 算出部
34 記憶部
35 学習モデル
36 学習部
37 表示部
38 消臭制御部
60 消臭システム
61 消臭部

Claims (9)

  1. 空間内の臭気を検出し臭気検出値を出力する臭気検出部と、
    前記空間の使用開始予定時刻を入力する入力部と、
    前記臭気検出値と使用開始予定時刻に基づき臭気予測値を算出する算出部と、
    を備える臭気予測システム。
  2. 前記算出部は、臭気検出時刻から前記使用開始予定時刻までの時間が短いときに前記臭気予測値を小さく算出し、前記臭気検出時刻から前記使用開始予定時刻までの時間が長いとき前記臭気予測値を大きく算出する請求項1に記載の臭気予測システム。
  3. 前記算出部は、臭気検出時刻から前記使用開始予定時刻までの温度が低いときに前記臭気予測値を小さく算出し、前記臭気検出時刻から前記使用開始予定時刻までの温度が高いとき前記臭気予測値を大きく算出する請求項1又は2に記載の臭気予測システム。
  4. 前記算出部は、臭気検出時刻から前記使用開始予定時刻までの日射量が少ないときに前記臭気予測値を小さく算出し、前記臭気検出時刻から前記使用開始予定時刻までの日射量が多いときに前記臭気予測値を大きく算出する請求項1~3の何れか一項に記載の臭気予測システム。
  5. 前記算出部は、臭気検出時刻から前記使用開始予定時刻までの湿度が低いときに前記臭気予測値を小さく算出し、前記臭気検出時刻から前記使用開始予定時刻までの湿度が高いときに前記臭気予測値を大きく算出する請求項1~4の何れか一項に記載の臭気予測システム。
  6. 前記算出部は、脱臭要否判断要素に基づいて、前記使用開始予定時刻における臭いレベルを予測する請求項1~5の何れか一項に記載の臭気予測システム。
  7. 前記臭気検出部で出力される前記臭気検出値、前記脱臭要否判断要素、及び前記臭気検出値の経時変化と、前記臭気検出値の経時変化に基づいて算出される臭いレベルの経時変化との関係を学習し、学習モデルを更新する学習部を備え、
    前記算出部は、前記臭気検出値、前記脱臭要否判断要素、及び前記臭気検出値の経時変化とを入力することで、前記学習モデルにより、前記臭いレベルの経時変化を予測する請求項6に記載の臭気予測システム。
  8. 前記臭気予測値を表示する表示部を備える請求項1~7の何れか一項に記載の臭気予測システム。
  9. 空間内の臭気を検出し臭気検出値を出力する臭気検出部と、
    前記空間の使用開始予定時刻を入力する入力部と、
    前記空間の消臭を行う消臭部と、
    前記臭気検出値と使用開始予定時刻に基づき臭気予測値を算出する算出部と、
    前記臭気予測値に基づき前記消臭部の駆動制御を行う消臭制御部と、
    を備えた消臭システム。
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