JP2022139704A - 撮像装置及びそれを有するカメラシステム - Google Patents

撮像装置及びそれを有するカメラシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2022139704A
JP2022139704A JP2021040204A JP2021040204A JP2022139704A JP 2022139704 A JP2022139704 A JP 2022139704A JP 2021040204 A JP2021040204 A JP 2021040204A JP 2021040204 A JP2021040204 A JP 2021040204A JP 2022139704 A JP2022139704 A JP 2022139704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus
display
subject
bar
focus lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021040204A
Other languages
English (en)
Inventor
淳也 平野
Junya Hirano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2021040204A priority Critical patent/JP2022139704A/ja
Publication of JP2022139704A publication Critical patent/JP2022139704A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】撮影現場や被写体の状況変化に応じて意図したフォーカス演出を容易に実行可能な撮像装置を提供すること。【解決手段】撮像装置は、選択された被写体を示す第1表示と合焦レンズの位置を認識させる第2表示を表示可能な表示部と、合焦レンズ位置を変化させる操作部とを有し、第2表示は被写体選択時の合焦レンズの開始位置に応じた開始表示から被写体にピントが合う合焦レンズの合焦位置に応じた合焦表示までの所定長さを備え、第2表示における位置は開始位置から合焦位置までの合焦レンズ位置に応じ、第1位置から第2位置までの操作部の操作を検出可能な範囲での操作部の操作位置は第2表示における位置に応じ、第1位置から第2位置までの操作部の操作量に対する第1位置から操作位置までの操作部の操作量の比の値は、所定長さに対する開始表示から操作位置に応じた第2表示における位置までの長さの比の値と一致する。【選択図】図1

Description

本発明は、意図した被写体を意図したタイミングで合焦させる撮像装置及びそれを有するカメラシステムに関する。
動画撮影において、被写体に焦点を合わせていくフォーカスインや、被写体から焦点をずらしていくフォーカスアウト等のフォーカス演出が知られている。従来のカメラでフォーカス演出を行う場合、カメラが被写体に自動合焦するオートフォーカスで意図したタイミングで被写体に合焦させることと、撮影者が被写体の焦点を手動操作するマニュアルフォーカスで意図した被写体に合焦させることは困難である。
特許文献1には、事前に設定したレンズ位置まで手動でフォーカスレンズを操作可能であり、フォーカスレンズが設定したレンズ位置に到達するとフォーカスレンズを自動停止させる構成が開示されている。また、特許文献2には、撮影者が被写体を選択するAF枠に対する押圧力によりオートフォーカスの駆動速度を設定する構成が開示されている。
特開2016-81016号公報 特開2019-149603号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、フォーカスレンズを自動停止させる位置を事前に設定しておく必要がある。このため、特許文献1の構成は、ドラマや映画撮影のように被写体の動きが事前に決まっており事前に準備可能な撮影に適するが、撮影現場や被写体の状況変化に応じてフォーカス演出を行う撮影には適さない。また、特許文献1の構成は、被写体の距離変化に対応できない。
特許文献2の構成では、デフォーカス量の大小により、被写体に合焦するまでの時間が異なり、意図したタイミングで被写体に合焦させることは困難である。また、特許文献2の構成では、フォーカスレンズの初期速度を設定するために、押圧力を計測する時間分だけ動き出しが遅れるため、撮影現場や被写体の状況変化に応じてフォーカス演出を行うことが困難である。
本発明は、撮影者が撮影現場や被写体の状況変化に応じて、意図したフォーカス演出を容易に行うことが可能な撮像装置及びそれを有するカメラシステムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、選択された被写体を示す第1表示、及び光軸に沿って移動可能なフォーカスレンズの位置を認識可能にするための第2表示を表示可能な表示部と、フォーカスレンズの位置を変化させる操作部とを有し、第2表示は、被写体が選択された際のフォーカスレンズの開始位置に対応する開始表示から被写体にピントが合うフォーカスレンズの合焦位置に対応する合焦表示までの所定の長さを備え、第2表示における位置は、開始位置から合焦位置までのフォーカスレンズの位置に対応し、第1の位置から第2の位置までの操作部の操作を検出可能な範囲における操作部の操作位置は、第2表示における位置に対応し、第1の位置から第2の位置までの操作部の操作量に対する第1の位置から操作位置までの操作部の操作量の比の値は、所定の長さに対する開始表示から操作位置に対応する第2表示における位置までの長さの比の値と一致することを特徴とする。
本発明によれば、撮影者が撮影現場の状況変化に応じて、意図したフォーカス演出を容易に行うことが可能な撮像装置及びそれを有するカメラシステムを提供することができる。
実施例1のカメラシステムの説明図である。 実施例1のフォーカスバーの説明図である。 実施例1のフォーカスバーのなぞり操作の説明図である。 実施例1のフォーカスバーのなぞり操作と被写体のピント状態との関係を説明する図である。 実施例1のフォーカスバーのなぞり操作とフォーカスレンズの移動量との関係を説明する図である。 実施例1のAF演出モードにおける処理を示すフローチャートである。 実施例1のフォーカスバーの表示設定の処理を示すフローチャートである。 図7のステップS404の処理の説明図である。 実施例1の被写体の距離が変化する場合のフォーカスバーの表示の説明図である。 実施例1の被写体の位置が変化する場合のフォーカスバーの表示の説明図である。 実施例2のカメラシステムの説明図である。 実施例2の操作リングの回転操作と電子ビューファインダの表示の対応を説明するである。 実施例2のフォーカスバーの表示と被写体のピント状態との関係を説明する図である。 実施例2のAF演出モードにおける処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(1-1)全体の構成と動作の概要
図1は、本実施例のカメラシステム1の説明図である。図1(A)は、カメラシステム1のブロック図である。図1(B)は、撮影者がタッチパネル液晶203に対する操作を行わない場合にタッチパネル液晶203に表示される内容を示している。図1(C)は、撮影者が被写体を選択した場合にタッチパネル液晶203に表示される内容を示している。本実施例のタッチパネル液晶203は、表示部かつ操作部として機能する。すなわち、本実施例では、表示部と操作部とは一体で構成されている。
カメラシステム1は、レンズ鏡筒100とカメラ本体(撮像装置)200とを有する。レンズ鏡筒100は、レンズ鏡筒100の全般を制御するレンズ制御部101、光軸に沿って移動可能なフォーカスレンズ103、及びフォーカスレンズ103を光軸に沿って移動させる駆動部102を有する。カメラ本体200は、カメラ本体200の全般を制御するカメラ制御部(制御手段)201、及び被写体の撮像と被写体のデフォーカス量を検出する撮像素子(デフォーカス検出部)202を有する。また、カメラ本体200は、撮像素子202で撮像した画像の表示と撮影者の操作位置(指等の位置)の検出を行うタッチパネル液晶203を有する。
撮像素子202は、例えば、光を電気信号に変換する各受光素子が2分割された構成を有し、位相のずれた2枚分の画像信号を生成し、位相のずれから被写体のデフォーカス量を検出する。ただし、被写体のデフォーカス量を検出できれば、撮像素子202の構成は特に限定されない。
タッチパネル液晶203は、画像に関する情報を表示可能に構成されている。また、タッチパネル液晶203は、例えば、複数の電極を有し、人が触れることで変化する電極の静電容量とその電極の位置から、撮影者の操作位置を検出する。ただし、撮影者の操作位置を検出できれば、タッチパネル液晶203の構成は特に限定されない。
図1(C)に示されるように、撮影者がタッチパネル液晶203で被写体を選択すると、タッチパネル液晶203には選択された被写体に対するAF選択枠(第1表示)204が表示される。また、タッチパネル液晶203には、フォーカスレンズ103の位置を認識可能にするためのフォーカスバー(第2表示)205が表示される。一方、図1(B)に示されるように、撮影者がタッチパネル液晶203に対する操作を行わない場合、タッチパネル液晶203にはAF選択枠204及びフォーカスバー205は表示されない。
本実施例のカメラシステム1では、撮影現場や被写体の状況に応じて意図したタイミングで被写体に合焦できるAF演出モードを設定可能である。AF演出モードでは、撮影者がAF選択枠204を操作して被写体を選択すると、フォーカスバー205がタッチパネル液晶203に表示される。撮影者は、フォーカスバー205をなぞり操作することで、被写体にピントが合うまでフォーカスレンズ103の位置を制御することができる。また、レンズ制御部101及びカメラ制御部201の少なくとも一方は、撮影者によるフォーカスバー205の操作に関わらず、被写体にピントの合う位置を越えないようにフォーカスレンズ103を駆動制御する。なお、本実施例におけるなぞり操作とは、AF選択枠204を表示するためにタッチパネル液晶203をタッチした後、タッチパネル液晶203へのタッチ状態を継続しながら操作することである。このため、タッチパネル液晶203へのタッチ状態がなくなると、フォーカスバー205は非表示となり、新たにAF選択枠204が表示されるまで表示されない。
図2は、フォーカスバー205の説明図である。図2(A)に示されるように、フォーカスバー205は、開始ピント位置表示(開始表示)206から合焦ピント位置表示(合焦表示)までの予め決められた所定の長さで表示される。開始ピント位置表示206は、被写体が選択され、AF選択枠204が表示された際の開始ピント位置(フォーカスレンズ103の開始位置)に対応する表示である。合焦ピント位置表示208は、AF選択枠204を用いて選択された被写体にピントが合う合焦ピント位置(フォーカスレンズ103の合焦位置)に対応する表示である。合焦ピント位置は、撮像素子202により検出されたデフォーカス量と、開始ピント位置とを用いて取得される。所定の長さは、カメラ本体200の不図示の設定画面等で撮影者が自由に決められるようにしてもよい。
また、フォーカスバー205には、撮影者の操作位置(フォーカスバー205のなぞり操作の位置)に一対一に対応する操作ピント位置表示(第2表示における位置)207が表示される。操作ピント位置表示207は、開始ピント位置から合焦ピント位置までの撮影者の操作位置に応じた操作ピント位置(フォーカスレンズ103の位置)に一対一に対応する。カメラ制御部201及びレンズ制御部101の少なくとも一方は、操作ピント位置表示207に対応する操作ピント位置となるように駆動部102を介してフォーカスレンズ103を駆動する。したがって、本実施例では、フォーカスバー205をなぞり操作することで、フォーカスレンズ103のピント位置を手動操作することができる。なお、操作ピント位置表示207となぞり操作の位置が一致するため、図2(B)に示されるように操作ピント位置表示207を表示しないようにしてもよい。
図3は、フォーカスバー205のなぞり操作の説明図である。図3(A)に示されるように、フォーカスバー205のなぞり操作の位置が開始ピント位置表示206から合焦ピント位置表示208までのフォーカスバー205内である場合は、なぞり操作の位置と操作ピント位置表示207の位置とが一致する。また、図3(B)に示されるように、合焦ピント位置表示208を超える位置までなぞり操作が行われても、操作ピント位置表示207は合焦ピント位置表示208を越えることはなく、合焦ピント位置表示208で停止する。すなわち、本実施例では、開始ピント位置表示(第1の位置)206から合焦ピント位置表示(第1の位置)208までの範囲が操作部の操作を検出可能な範囲である。このため、操作ピント位置表示207の停止する位置を微調整する必要はなく、合焦ピント位置表示208を超える位置までなぞり操作を行うことで、被写体にピントを合わせることができる。
以下、図4を参照して、AF演出モードでの、フォーカスバー205のなぞり操作と被写体のピント状態との関係について説明する。図4は、フォーカスバー205のなぞり操作と被写体のピント状態との関係を説明する図である。
AF演出モードが開始されると、図4(A)に示されるように、最も近い被写体Aに対してサーボAFが行われると共にサーボAFされる被写体を認識できるように表示するサーボAF枠(第3表示)212が表示される。サーボAFとは、被写体に自動でピントが合い続けるようにフォーカスレンズ103が駆動制御される状態のことである。なお、AF演出モード開始時は、AF選択枠204を表示させずにどこにもピントが合っていない状態にしてもよいし、AF演出モードを開始する前に選択された被写体にサーボAFを継続するようにしてもよい。
次に、図4(B)に示されるように、撮影者が任意の被写体Bをタッチすると、AF選択枠204及びフォーカスバー205が表示される。本実施例では、AF選択枠204の右横にフォーカスバー205を表示させているため、被写体Bに対してAF選択枠204が表示された直後は、撮影者の操作位置はフォーカスバー205内にない。図4(B)の状態では、被写体Aに対してのサーボAFが継続され、フォーカスバー205のなぞり操作によるピント位置の手動操作には移行はしていない。
次に、図4(C)に示されるように、フォーカスバー205のなぞり操作が開始されると、フォーカスバー205のなぞり操作によるピント位置の手動操作に移行する。同時に、被写体Aに対するサーボAF枠212が非表示となり、被写体Aに対してのサーボAFが終了する。
次に、図4(D)に示されるように、開始ピント位置表示206から合焦ピント位置表示208までのフォーカスバー205のなぞり操作を行い、操作ピント位置を手動操作することで、フォーカス演出が行われる。この操作により、被写体Bに徐々に合焦していくこととなる。
次に、図4(E)に示されるように、合焦ピント位置表示208を超えるようになぞり操作を行うことで、被写体Bにピントを合わせることができる。
最後に、なぞり操作をやめる(タッチパネル液晶203から指を離す)と、図4(F)に示されるように、フォーカスバー205が非表示となり、被写体Bが動いても被写体Bに自動でピントが合い続けるサーボAFに移行する。このとき、被写体Bに対してAF選択枠204の代わりにサーボAF枠212が表示される。
以下、図5を参照して、フォーカスバー205のなぞり操作とフォーカスレンズ103の移動量との関係について説明する。図5は、フォーカスバー205のなぞり操作とフォーカスレンズ103の移動量との関係を説明する図である。図5(A)は、AF選択枠204を用いて選択された被写体のピントのズレ量が大きい場合のフォーカスレンズ103の移動量を模式的に表している。図5(B)は、AF選択枠204を用いて選択された被写体のピントのズレ量が小さい場合のフォーカスレンズ103の移動量を模式的に表している。
被写体のピントのズレ量が大きい場合、フォーカスレンズ103が駆動制御される範囲(図5(A)の開始ピント位置表示206に対応する開始ピント位置103aから合焦ピント位置表示208に対応する合焦ピント位置103cまでの距離)は大きくなる。また、被写体のピントのズレ量が小さい場合、フォーカスレンズ103が駆動制御される範囲は小さくなる。なお、フォーカスレンズ103が駆動制御される範囲とは、図5(B)の開始ピント位置表示206に対応する開始ピント位置103aから合焦ピント位置表示208に対応する合焦ピント位置103cまでの距離である。
一方、図5(A)と図5(B)のフォーカスバー205は、予め決められた所定の長さで表示される。そのため、ピントのズレ量の大小によらず、同じ操作量でピントを合わせることができる。言い換えれば、フォーカスバー205の操作量に対するフォーカスレンズ103の移動量の敏感度が自動で調整されている。このため、デフォーカス量の大小によらず容易にフォーカス演出を行うことが可能である。
(1-2)カメラ制御部とレンズ制御部の処理フロー
図6を参照して、本実施例のAF演出モードにおける処理について説明する。図6は、本実施例のAF演出モードにおける処理を示すフローチャートである。本実施例では、図6の各ステップの処理は、カメラ制御部201により実行されるが、レンズ制御部101、又はカメラ制御部201とレンズ制御部101の両方により実行されてもよい。なお、図6の各ステップの処理は、全体の処理フローの中で、撮影モードがAF演出モードに設定された際に開始されるサブルーチンの処理である。
ステップS301では、カメラ制御部201は、タッチパネル液晶203にフォーカスバー205が表示されているかどうかを判定する。フォーカスバー205が表示されていると判定された場合、ステップS306に進み、そうでない場合、ステップS302に進む。
ステップS302では、カメラ制御部201は、AF選択枠204が表示されたかどうかを判定する。具体的には、任意の被写体Aに対してサーボAF枠212が表示されている状態又はサーボAF枠212が表示されていない状態から、任意の被写体Bに対してAF選択枠204が表示されたかどうかを判定する。AF選択枠204が表示されたと判定された場合、ステップS303に進み、そうでない場合、ステップS316に進む。
ステップS303では、カメラ制御部201は、AF選択枠204のタッチパネル液晶203上の座標を記録する。
ステップS304では、カメラ制御部201は、後述するフォーカスバー205の表示設定のサブルーチンを開始する。
ステップS305では、カメラ制御部201は、ステップS303で記録されたAF選択枠204のタッチパネル液晶203上の座標を用いて予め決められた所定の長さとなるようにフォーカスバー205を表示する。
ステップS306では、カメラ制御部201は、撮影者によりタッチパネル液晶203が操作されているかどうかを判定する。タッチパネル液晶203が操作されていると判定された場合、ステップS307に進み、そうでない場合、ステップS317に進む。
ステップS307では、カメラ制御部201は、なぞり操作の位置を取得する。
ステップS308では、カメラ制御部201は、なぞり操作の位置がフォーカスバー205内であるかどうかを判定する。なぞり操作の位置がフォーカスバー205内であると判定されると、ステップS309に進み、そうでない場合、ステップS312に進む。
ステップS309では、カメラ制御部201は、サーボAF枠212を非表示にして、サーボAFを停止させる。
ステップS310では、カメラ制御部201は、操作ピント位置表示207をなぞり操作の位置に表示する。ステップS310の処理後、図4(D)に示されるように、フォーカスバー205内でピント位置を手動操作可能となる。
ステップS311では、カメラ制御部201は、ピント位置が操作ピント位置表示207に対応する操作ピント位置となるようにフォーカスレンズ103を駆動する。
ステップS312では、カメラ制御部201は、図4(E)に示されるように、なぞり操作の位置が合焦ピント位置表示208を超えたかどうかを判定する。なぞり操作の位置が合焦ピント位置表示208を超えたと判定された場合、ステップS313に進む。そうでない場合(撮影者の操作位置がフォーカスバー205外であり、かつ合焦ピント位置表示208を越えていない場合、すなわち開始ピント位置表示206の側のフォーカスバー205外をタッチしている場合)、ステップS315に進む。
ステップS313では、カメラ制御部201は、操作ピント位置表示207を合焦ピント位置表示208の位置に表示する。
ステップS314では、カメラ制御部201は、ピント位置が合焦ピント位置表示208に対応する合焦ピント位置となるようにフォーカスレンズ103を駆動する。
ステップS315では、カメラ制御部201は、操作ピント位置表示207を開始ピント位置表示206の位置に表示する。
ステップS316では、カメラ制御部201は、サーボAF枠212を表示させると共にサーボAFを行う、又はサーボAF枠212の表示を継続させると共にサーボAFを継続させる。
ステップS317では、カメラ制御部201は、AF選択枠204及びフォーカスバー205を非表示にする。なお、ステップS317からステップS316に進む場合は、図4(E)から図4(F)に移行したときのように、AF選択枠204がサーボAF枠212に切り替わり、AF選択枠204で選択された被写体に対してサーボAFが行われる。
以下、図7を参照して、図6のステップS304のフォーカスバー205の表示設定のサブルーチンについて説明する。図7は、フォーカスバー205の表示設定の処理を示すフローチャートである。
ステップS401では、カメラ制御部201は、AF選択枠204が表示されたときの開始ピント位置を検出する。
ステップS402では、カメラ制御部201は、撮像素子202からデフォーカス量を取得する。
ステップS403では、カメラ制御部201は、デフォーカス量及び開始ピント位置を用いてAF選択枠204を用いて選択された被写体にピントが合う合焦ピント位置を取得する。
ステップS404では、カメラ制御部201は、なぞり操作の位置と操作ピント位置との関係を示すテーブルを生成する。カメラ制御部201は、テーブル213及びなぞり操作の位置を用いて、操作ピント位置を取得することができる。
ここで、図8(A)に示されるように、タッチパネル液晶203の右方向をX方向、上方向をY方向とする。このとき、カメラ制御部201は、フォーカスバー205のX座標範囲と開始ピント位置から合焦ピント位置までのピント範囲とが対応するため、各範囲を任意の分割数で分割した図8(B)に示されるテーブル213を生成する。テーブル213では、フォーカスバー205のX座標範囲に対する開始ピント位置表示206から操作ピント位置表示207までの距離と開始ピント位置から合焦ピント位置までのピント範囲に対する開始ピント位置から操作ピント位置までの距離とが一致する。すなわち、操作部の操作を検出可能な範囲での最大操作量に対する操作開始位置から現在操作位置までの操作量の比の値は、フォーカスバー205の所定の長さに対する開始ピント位置表示206から操作ピント位置表示207までの長さの比の値に一致する。分割数は例えば、タッチパネル液晶203の最小分解長さとフォーカスバー205の予め決められた所定の長さから計算すればよい。具体的には、タッチパネル液晶203の最小分解長さに対するフォーカスバー205の予め決められた所定の長さの比の値を分割数として用いればよい。ただし、分割数や分割の方法はこれに限定さない。
なお、本実施例では、カメラ制御部201は、なぞり操作の位置と操作ピント位置との関係を示すテーブルを生成するが、なぞり操作の位置と操作ピント位置との関係を示す数式等を生成してもよい。
(1-3)その他の処理
AF演出モードで被写体に対するサーボAFが行われている際に、図示しない操作部によるマニュアルフォーカスの操作(以下、MF操作)が行われた場合、サーボAFよりもMF操作が優先される。MF操作により、例えば、フォーカスレンズ103がどこにもピントが合わない全ボケ状態にすることができる。
AF演出モードで合焦ピント位置表示208までなぞり操作する前に指を離した場合、カメラ制御部201及びレンズ制御部101の少なくとも一方は直前のピント位置の変化速度を計算する。フォーカスレンズ103は、ピント位置が合焦ピント位置表示208に対応する合焦ピント位置になるように自動で移動する。また、なぞり操作が中断された場合、最後に検出されたなぞり操作の位置の操作ピント位置表示207に対応する操作ピント位置になると、フォーカスレンズ103の駆動を停止してもよい。
AF選択枠204が表示された後、フォーカスバー205のなぞり操作を行わずに撮影者が指を離した場合、AF選択枠204及びフォーカスバー205は非表示となる。また、サーボAF枠212が設定されている被写体にサーボAFを行ってもよいし、撮影者の指が離れた直後にAF選択枠204がサーボAF枠212に切り替わり、サーボAF枠212が設定されている被写体にサーボAFを行ってもよい。
AF演出モードでフォーカスバー205のなぞり操作中に被写体や撮影者が前後に移動し、被写体との距離が変化する場合、撮像素子202にデフォーカス量を再度検出させ、フォーカスバー205及びテーブル213を更新する処理を行ってもよい。この更新により、合焦ピント位置は変化するが、フォーカスバー205は所定の長さを保つため、操作ピント位置表示207が変化する。具体的には、図9(A)から図9(B)のように被写体が遠ざかる場合、操作ピント位置表示207が開始ピント位置表示206に近づくように更新される。また、図9(A)から図9(C)のように被写体が近づく場合、操作ピント位置表示207が合焦ピント位置表示208に近づくように更新される。上記更新により、撮影者の指の位置と操作ピント位置表示207がずれるが、撮影者のなぞり操作と連動して操作ピント位置表示207が動くようにしてもよい。
AF演出モードでフォーカスバー205のなぞり操作中に被写体や撮影者が移動し、タッチパネル液晶203に表示される被写体の位置が左右上下に変化する場合について説明する。図10(A)から図10(B)のようにタッチパネル液晶203上での被写体の表示位置が変化する場合、AF選択枠204及びフォーカスバー205を被写体に追従するように移動させてもよい。この場合、AF選択枠204が表示されたときの、開始ピント位置表示206に対応する開始検出位置306から合焦ピント位置表示208に対応する合焦検出位置308をなぞり操作の検出範囲とし、撮影者は操作検出位置307を用いてなぞり操作を行う。図10(B)に示されるように、なぞり操作の範囲とフォーカスバー205の位置が異なっていても、フォーカスバー205の表示を見ながら操作することで、意図したフォーカス演出を行うことができる。また、図10(A)から図10(C)のようにAF選択枠204のみを被写体に追従するように移動させてもよい。
AF演出モードで、フォーカスバー205をなぞり操作する速度とフォーカスレンズ103の駆動速度に関して説明する。なぞり操作により指定するピント位置の変化速度から演算したフォーカスレンズ103の駆動速度がフォーカスレンズ103の駆動速度の最高速度を上回る場合、フォーカスレンズ103を最高速度で駆動させる。このとき、操作ピント位置表示207をフォーカスレンズ103のピント位置に合わせて表示してもよい。また、なぞり操作により指定するピント位置の変化速度から演算したフォーカスレンズ103の駆動速度がフォーカスレンズ103の駆動速度の最低速度を下回る場合、フォーカスレンズ103を最低速度で駆動させる。このとき、操作ピント位置表示207を、フォーカスレンズ103のピント位置に合わせて表示してもよい。
(1-4)効果等
本実施例のカメラシステム1では、被写体をタッチ操作で選択し、そのまま指を離さずにフォーカスバー205をなぞり操作することで、被写体にピントが合うまでフォーカスを手動操作できる。本実施例では、タッチパネル液晶203の被写体をタッチして、フォーカスバー205を合焦ピント位置表示208を越えるようになぞり操作するだけで、迅速かつ直感的なフォーカス演出を行うことが可能である。また、フォーカスバー205を撮影者が自在に操作できるため、意図したタイミングに意図した被写体にピントが合うフォーカス演出を容易に行うことができる。更に、被写体にピントが合うまでのフォーカスレンズ103のピントのズレ量の大小にかかわらず、被写体にピントが合うまでのフォーカスバー205のなぞり操作量は予め決められた所定の長さとなる。このため、フォーカスバー205のなぞり操作に対するフォーカスレンズ103の駆動敏感度が自動で調整され、フォーカス演出の操作が容易になる。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、撮影現場の状況変化に応じて、意図したフォーカス演出を容易に行うことが可能となる。
なお、本実施例では、AF選択枠204及びフォーカスバー205は、本実施例ではAF選択枠204のフォーカスバー205の側の枠線と開始ピント位置表示206とが一致するように表示されるが、これらが一致しないように離れて表示されてもよい。また、フォーカスバー205は、本実施例ではAF選択枠204からタッチパネル液晶203の右方向に沿って表示されるが、右方向以外の方向に沿って表示されてもよい。
また、フォーカスバー205は、図1(D)に示されるようにタッチパネル703の右端側に、あらかじめ決められた所定の長さで表示されてもよいし、上下左のいずれかの端側に表示されてもよい。この場合、フォーカスバー205の表示位置が被写体の位置によらず常に同じであるため、同じ操作を行いやすくなる。そのため、フォーカスバー205の手動操作の再現性が高くなり、フォーカス演出の再現性が高くなる。また、撮影者や被写体がどこにあっても、フォーカスバー205が被写体の視認性を下げることはなく、構図全体を見てフォーカス演出を行うことができる。
(2-1)全体の構成
図11は、本実施例のカメラシステム2の説明図である。図11(A)は、カメラシステム2のブロック図である。図11(B)は、撮影者がAF選択枠(合焦選択部)504の位置を決めるための表示枠513を操作するときに電子ビューファインダ(表示部)509に表示される内容を示している。図11(C)は、撮影者がAF選択枠504を設定したときに電子ビューファインダ509に表示される内容を示している。本実施例では、実施例1と異なる構成を中心に説明し、実施例1と同様の構成については説明を省略する。
カメラシステム2は、レンズ鏡筒400とカメラ本体(撮像装置)500とを有する。レンズ鏡筒400は、レンズ制御部401、駆動部402、及び操作リング(操作部)404を有する。カメラ本体500は、カメラ制御部(制御手段)501、撮像素子(デフォーカス検出部)502、タッチパネル液晶203、電子ビューファインダ509、及び電子ダイヤル510を有する。電子ビューファインダ509は、撮像素子502で撮像した画像を表示する。電子ダイヤル510は、表示枠513を任意の位置に移動させることができる。
操作リング404は、回転操作可能に構成されている。また、操作リング404は、光軸方向へスライド可能に構成され、スライド位置を第1スライド位置404Aと第2スライド位置404Bに切り替えることができる。操作リング404のスライド位置が第1スライド位置404Aである場合に操作リング404を回転操作すると、通常のマニュアルフォーカスとしてフォーカスレンズ403のピント位置を手動操作することができる。操作リング404のスライド位置が第2スライド位置404Bに切り替えられると、表示枠513がAF選択枠504に切り替わり、フォーカスバー(合焦状態表示部)505も表示される。本実施例では、撮影者がフォーカスバー(合焦状態表示部)505を目視しつつ操作リング404が操作することで、フォーカスレンズ403のピント位置を操作することができる。
以下、フォーカスバー505について説明する。フォーカスバー505は予め決められた所定の長さで表示されるが、所定の長さはカメラ本体500の図示しない設定画面等で撮影者が自由に決められるようにしてもよい。本実施例では、操作リング404のAF選択枠504が表示された直後の角度に対する角度変化量(回転量)に応じて、フォーカスバー505上の操作ピント位置表示507を開始ピント位置表示506から合焦ピント位置表示508まで移動させることができる。
操作リング404の角度変化量と操作ピント位置表示207とは一対一に対応する。具体的には、図12に示されるように、開始ピント位置表示506、操作ピント位置表示507、及び合焦ピント位置表示508がそれぞれ、操作リング404の開始角度位置(第1の位置)406、操作角度位置407、及び合焦角度位置(第2の位置)408に対応する。ただし、開始角度位置406、操作角度位置407、及び合焦角度位置408は、図12(B)において模式的に表しているだけで実際に表示されるわけではない。図12(B)において、AF選択枠504が表示された直後の操作リング404の角度P1から角度P2までの角度変化量が開始ピント位置表示506から操作ピント位置表示507までの範囲とは一対一で対応する。角度P1から角度P3までの角度変化量は、開始ピント位置表示506から合焦ピント位置表示508までの範囲に対応する。したがって、操作リング404を角度P1から角度P3まで操作することで、操作ピント位置表示507を開始ピント位置表示506から合焦ピント位置表示508まで移動させることができる。
本実施例では、カメラ制御部501及びレンズ制御部401の少なくとも一方は、ピント位置が操作ピント位置表示507に対応する操作ピント位置となるフォーカスレンズ403の駆動位置を取得する。そして、駆動部402を介して該駆動位置になるようにフォーカスレンズ403を駆動する。このため、操作ピント位置表示507と、フォーカスレンズ403の駆動位置は一対一に対応している。したがって、フォーカスバー505を目視しつつ操作リング404を回転操作することで、フォーカスレンズ403のピント位置を手動操作することができる。
以下、AF演出モードでの、撮影者の操作と被写体のピント状態について、図13を用いて説明する。図13は、フォーカスバー505の表示と被写体のピント状態との関係を説明する図である。
AF演出モードが開始されると、最も近い被写体や画面中央付近にある被写体に対してサーボAFが行われる。本実施例では、図13(A)に示されるように、最も近い被写体Dに対してサーボAFが行われる。また、被写体Dには、サーボAF枠(合焦持続枠)512が表示される。また、電子ビューファインダ509には表示枠513が表示される。表示枠513は、電子ダイヤル510を用いて任意の位置に移動させることができる。
次に、ピントを合わせたい被写体Cの位置に表示枠513を移動させ、操作リング404のスライド位置を第2スライド位置404Bに切り替える。これにより、図13(B)に示されるように、表示枠513が非表示になり、AF選択枠504及びフォーカスバー505が表示される。操作ピント位置表示507は、開始ピント位置表示506の位置に表示される。
次に、操作リング404が回転操作されると、図13(C)に示されるように、操作ピント位置表示507が移動する。これにより、フォーカスレンズ403のピント位置が手動操作され、徐々に被写体Cに合焦していくこととなる。
図13(D)に示されるように、操作ピント位置表示507を合焦ピント位置表示508の位置に到達させると、被写体Cにピントを合わせることができる。このとき、撮影者が操作リング404を回し続けても、操作ピント位置表示507が合焦ピント位置表示508を超えることはない。
最後に、操作リング404のスライド位置を第2スライド位置404Bから第1スライド位置404Aに切り替えることで、AF選択枠504及びフォーカスバー505は非表示となる。このとき、AF選択枠504が表示されていた位置にサーボAF枠512を表示して、被写体Cにピントが合い続けるサーボAFを行ってもよい。
なお、本実施例ではAF演出モード開始時にサーボAFが行われるが、サーボAFを行わないように構成されていてもよい。
(2-2)カメラ制御部とレンズ制御部の処理フロー
図14を参照して、本実施例のAF演出モードにおける処理について説明する。図14は、本実施例のAF演出モードにおける処理を示すフローチャートである。本実施例では、図14の各ステップの処理は、カメラ制御部501により実行されるが、レンズ制御部401、又はカメラ制御部501とレンズ制御部401の両方により実行されてもよい。なお、図14の各ステップの処理は、全体の処理フローの中で、撮影モードがAF演出モードに設定された際に開始されるサブルーチンの処理である。
ステップS501では、カメラ制御部501は、電子ビューファインダ509にフォーカスバー505が表示されているかどうかを判定する。フォーカスバー505が表示されていると判定された場合、ステップS507に進み、そうでない場合、ステップS502に進む。
ステップS502では、カメラ制御部501は、AF選択枠504が表示されたかどうかを判定する。具体的には、撮影者が操作リング404のスライド位置を第2スライド位置404Bに切り替え、表示枠513がAF選択枠504に切り替えられたかどうかを判定する。AF選択枠204が表示されたと判定された場合、ステップS503に進み、そうでない場合、ステップS515に進む。
ステップS503では、カメラ制御部501は、サーボAF枠512を非表示にして、サーボAFを停止させる。
ステップS504では、カメラ制御部501は、AF選択枠504が表示された際の操作リング404の角度を記録する。
ステップS505では、カメラ制御部501は、フォーカスバー205の表示設定のサブルーチンを開始する。本ステップの処理では、操作ピント位置と操作リング404の角度変化量との関係を示すテーブルを作成することとなるが、実施例1の図7の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS506では、カメラ制御部501は、フォーカスバー505を表示する。
ステップS507では、カメラ制御部501は、操作リング404のスライド位置が第2スライド位置404Bであるかどうかを判定する。操作リング404のスライド位置が第2スライド位置404Bであると判定された場合、ステップS508に進み、そうでない場合、ステップS514に進む。
ステップS508では、カメラ制御部501は、ステップS505で記録された操作リング404の角度に対する操作リング404の角度変化量を取得する。
ステップS509では、カメラ制御部501は、ステップS508で取得した角度変化量が所定の角度変化量より小さいかどうか(操作ピント位置が合焦ピント位置に到達したかどうか)を判定する。角度変化量が所定の角度変化量より小さい(操作ピント位置が合焦ピント位置に到達していない)と判定された場合、ステップS510に進み、そうでない(操作ピント位置が合焦ピント位置に到達している)場合、ステップS512に進む。
ステップS510では、カメラ制御部501は、ステップS505で生成された操作ピント位置と操作リング404の角度変化量との関係を示すテーブルを用いてステップS508で取得した角度変化量に対応する操作ピント位置表示507を表示する。
ステップS511では、カメラ制御部501は、ピント位置が操作ピント位置表示507に対応する操作ピント位置となるようにフォーカスレンズ403を駆動する。
ステップS512では、カメラ制御部501は、操作ピント位置表示507を合焦ピント位置表示508の位置に表示する。
ステップS513では、カメラ制御部501は、ピント位置が合焦ピント位置表示508に対応する合焦ピント位置となるようにフォーカスレンズ403を駆動する。
ステップS514では、カメラ制御部501は、AF選択枠504及びフォーカスバー505を非表示にする。
ステップS515では、カメラ制御部501は、サーボAF枠512を表示させると共にサーボAFを行う。サーボAF枠512は、AF選択枠504が表示されている被写体に対して表示される。
(2-3)効果等
本実施例のカメラシステム2では、フォーカス演出を行う際の表示部と操作部を切り分けているため、撮影者の好みに応じて、フォーカスバー505の大きさと、操作リング404の所定の角度変化量を自由に設定可能である。例えば、フォーカスバー505の表示を小さくして被写体の視認性を高めたり、操作リング404の所定の角度変化量を大きくして操作敏感度を低く設定したりすることができる。また、撮影時に左右の手でカメラ本体500とレンズ鏡筒400とを把持し、電子ビューファインダ509をのぞきながら撮影を行えるため、安定した姿勢で動画撮影を行うことができる。さらに、操作リング404の回転操作に対するフォーカスレンズ403の駆動敏感度が自動で調整され、容易にフォーカス演出を行うことが可能である。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、撮影現場の状況変化に応じて、意図したフォーカス演出を容易に行うことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
103 フォーカスレンズ
200 カメラ本体(撮像装置)
203 タッチパネル液晶(表示部、操作部)
204 AF選択枠(第1表示)
205 フォーカスバー(第2表示)
206 開始ピント位置表示(開始表示)
207 操作ピント位置表示(第2表示における位置)
208 合焦ピント位置表示(合焦表示)

Claims (7)

  1. 選択された被写体を示す第1表示、及び光軸に沿って移動可能なフォーカスレンズの位置を認識可能にするための第2表示を表示可能な表示部と、
    前記フォーカスレンズの位置を変化させる操作部とを有し、
    前記第2表示は、前記被写体が選択された際の前記フォーカスレンズの開始位置に対応する開始表示から前記被写体にピントが合う前記フォーカスレンズの合焦位置に対応する合焦表示までの所定の長さを備え、
    前記第2表示における位置は、前記開始位置から前記合焦位置までの前記フォーカスレンズの位置に対応し、
    第1の位置から第2の位置までの前記操作部の操作を検出可能な範囲における前記操作部の操作位置は、前記第2表示における位置に対応し、
    前記第1の位置から前記第2の位置までの前記操作部の操作量に対する前記第1の位置から前記操作位置までの前記操作部の操作量の比の値は、前記所定の長さに対する前記開始表示から前記操作位置に対応する前記第2表示における位置までの長さの比の値と一致することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記フォーカスレンズを、前記操作位置に対応する前記第2表示における位置に基づく前記フォーカスレンズの位置に移動させる制御部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記被写体のデフォーカス量を検出する検出部を更に有し、
    前記合焦位置は、前記開始位置と前記デフォーカス量とを用いて取得されることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示部と前記操作部とは一体で構成され、
    前記所定の長さは、前記操作部の操作を検出可能な範囲の長さと同じであり、
    前記操作位置は、前記操作位置に対応する前記第2表示における位置と一致することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記表示部は、合焦し続ける被写体を認識可能にするための第3表示を表示可能であり、
    前記操作部の操作が終了し、前記第1表示と前記第2表示とが非表示になると、前記第1表示で示されていた前記被写体が前記第3表示により示され、
    前記被写体を合焦し続けるように前記フォーカスレンズが駆動制御されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 光軸に沿って移動可能なフォーカスレンズと、
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の撮像装置とを有することを特徴とするカメラシステム。
  7. 前記操作部は、回転操作可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載のカメラシステム。
JP2021040204A 2021-03-12 2021-03-12 撮像装置及びそれを有するカメラシステム Pending JP2022139704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021040204A JP2022139704A (ja) 2021-03-12 2021-03-12 撮像装置及びそれを有するカメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021040204A JP2022139704A (ja) 2021-03-12 2021-03-12 撮像装置及びそれを有するカメラシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022139704A true JP2022139704A (ja) 2022-09-26

Family

ID=83399690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021040204A Pending JP2022139704A (ja) 2021-03-12 2021-03-12 撮像装置及びそれを有するカメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022139704A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9509901B2 (en) Imaging apparatus having an electronic zoom function
JP5620142B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US10560625B2 (en) Image shooting apparatus for setting image shooting condition easily and method thereof
JP6083987B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP5281838B2 (ja) 撮影装置
JP5410887B2 (ja) 表示装置および撮像装置
WO2006082967A1 (ja) 撮像装置
JP7009096B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
JP6873830B2 (ja) 表示制御装置、その制御方法及びプログラム
JP6833505B2 (ja) 撮像制御装置及びその制御方法
US20160119543A1 (en) Rotary Switch
JP2018133674A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2013009189A (ja) 撮影装置および撮像方法
JP2014038195A (ja) 撮影機器
JP6833535B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP2011249887A (ja) 撮像装置
JP7490372B2 (ja) 撮像制御装置及びその制御方法
JP7423248B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2022139704A (ja) 撮像装置及びそれを有するカメラシステム
TW202002606A (zh) 影像擷取裝置與其操作方法
JP7446913B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、プログラム
US11526264B2 (en) Electronic apparatus for enlarging or reducing display object, method of controlling electronic apparatus, and non-transitory computer readable medium
JP6410548B2 (ja) 立体視装置、及びプログラム
JPH04221944A (ja) ビデオカメラ装置
KR20190142290A (ko) 카메라 장치의 동작을 제어하는 방법 및 상기 카메라 장치