JP2022138016A - タッチパネル、タッチパネルシステム、およびタッチパネルシステムの制御方法 - Google Patents

タッチパネル、タッチパネルシステム、およびタッチパネルシステムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作性が高いタッチパネルを実現する。【解決手段】タッチパネルは、表示領域を有する表示装置(11)と、前記表示領域に重なる第1位置入力領域を有する、指示体の位置に応じた入力を受け付ける第1空中タッチパネル(13)と、前記第1位置入力領域に重なる第2位置入力領域を有する、前記指示体の位置に応じた入力を受け付ける第2空中タッチパネル(14)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は検出領域が重なった複数のタッチパネルに関する。
ディスプレイ(表示装置)に画像を表示し、画像の特定箇所を指などの指示体で押圧することで、ディスプレイに積層されたタッチフィルムまたはタッチパネルによって押圧箇所の位置が検出されるタッチパネルが従来から知られている。
また、近年では感染症予防の観点から、特許文献1に示すような赤外線またはレーザなどによる投光センサと受光センサを用いた、空中の空間に検出領域を設けた空中タッチパネルが提案されている。空中タッチパネルでは、空中タッチパネルの下部に設けられたディスプレイ面を直接押圧する必要がないため、衛生的である。
特開2014-067071号公報
しかしながら、上述のような従来技術は、実体のない空中の空間を操作するために、操作者にとって指などの指示体の操作が難しく(例えば、反応するまでのディスプレイまでの高さ(空中タッチパネルに対する深度)または位置など)、操作性が低かった。すなわち、操作者の意図とは異なる処理を行ってしまう可能性がある。
そこで、本発明の一態様は、操作性が高いタッチパネルを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るタッチパネルは、表示領域を有する表示装置と、前記表示領域に重なる第1位置入力領域を有する、指示体の位置に応じた入力を受け付ける第1位置入力装置と、前記第1位置入力領域に重なる第2位置入力領域を有する、前記指示体の位置に応じた入力を受け付ける第2位置入力装置と、を備える。
上記の構成によれば、互いに重なった第1位置入力装置(タッチフィルムまたは第1空中タッチパネル)と第2位置入力装置(第1空中タッチパネルまたは第2空中タッチパネル)とを備えるタッチパネルを実現することができ、1つの指示体に対する位置入力を複数取り込むことができる。それゆえ、第1位置入力装置における入力と第2位置入力装置における入力に応じて、適切な処理を選択することができる。よって、操作性の高いタッチパネルを実現することができる。
例えば、第1位置入力装置における入力に対する処理と第2位置入力装置における入力に対する処理とを異ならせることができる。これにより、例えば、より正確な入力が必要な場面では、表示画面により近い位置入力装置における入力に応じて処理を行い、それ以外の場面では、表示画面からより遠い位置入力装置における入力に応じて処理を行うなどの使い分けをすることができる。これにより、正確性を求められる操作では、ユーザは、装置に接触(または近接)して行い、正確性を求められない操作では、ユーザは、装置から離れた位置で操作できるので操作性が向上する。よって、例えば、表示装置への指示体の接触の低減と、タッチパネルの操作性とを両立することができる。
前記第1位置入力装置は、前記指示体の接触を検出し、前記第2位置入力装置は、前記第2位置入力装置の検出範囲を通過する前記指示体を非接触で検出してもよい。
上記の構成によれば、タッチパネルは少なくとも2層以上で構成されており、第1位置入力装置(タッチフィルム)は、接触式のタッチフィルムであり、第2位置入力装置(第1空中タッチパネル)は、非接触式の空中タッチパネルによって構成することができる。これにより、接触式の第1位置入力装置への入力を減らすことができるため、感染症の予防に寄与することができる。
前記第1位置入力装置は、前記第1位置入力装置の検出範囲を通過する前記指示体を非接触で検出し、前記第2位置入力装置は、前記第2位置入力装置の検出範囲を通過する前記指示体を非接触で検出してもよい。
上記の構成によれば、タッチパネルは少なくとも2層以上で構成されており、第1位置入力装置(第1空中タッチパネル)も、第2位置入力装置(第2空中タッチパネル)も、非接触式の空中タッチパネルによって構成することができ、物体への接触を回避できる。そのため、感染症を予防することができる。
前記第1位置入力装置は、前記指示体の接触を検出し、前記第2位置入力装置は、前記第2位置入力装置の検出範囲を通過する前記指示体を非接触で検出し、前記タッチパネルは、前記第1位置入力領域および第2位置入力領域に重なる第3位置入力領域を有し、前記第3位置入力領域を通過する前記指示体を非接触で検出する第3位置入力装置を、さらに備えてもよい。
上記の構成によれば、タッチパネルは少なくとも3層以上で構成されており、第1位置入力装置(タッチフィルム)は、接触式のタッチフィルムであり、第2位置入力装置(第1空中タッチパネル)、および第3位置入力装置(第2空中タッチパネル)は、非接触式の空中タッチパネルによって構成することができ、物体への接触を回避できる。そのため、感染症を予防することができる。
前記第1位置入力装置は、第1投光部と、第1受光部とを含み、前記第2位置入力装置は、第2投光部と、第2受光部とを含み、前記第1投光部と前記第2受光部とが重なり、前記第1受光部と前記第2投光部とが重なってもよい。
上記の構成によれば、第1位置入力装置と第2位置入力装置との投光部と受光部が互い違いに配置されるため、第1位置入力装置と第2位置入力装置とが、相互に干渉しあう可能性が減少する。具体的には、例えば、第1Y投光部と第2Y受光部とが重なり合い、第1Y受光部と第2Y投光部とが重なり合うことで、層間を跨いで光が入射されることを防ぐことができる。そのため、精度よく指示体を検出することができる。
前記第1位置入力装置は、第1投光部と、第1受光部とを含み、前記第2位置入力装置は、第2投光部と、第2受光部とを含み、前記第1投光部と前記第2投光部とは、時分割で光を照射してもよい。
上記の構成によれば、前記第1位置入力装置の第1投光部からの光を誤って第2位置入力装置の第2受光部が受光することがない。そのため、精度よく指示体を検出することができる。
前記第1位置入力装置と前記第2位置入力装置との間に距離を有してもよい。
上記の構成によれば、第1位置入力装置と第2位置入力装置とのうちに、スペーサを設けることができ片側だけが指示体を検出することができるようになり、検出した位置入力装置によって、処理を変えることができる。
前記距離を調整する機構を備えてもよい。
上記の構成によれば、スペーサによる前記距離を調整することができるため、操作感を調整することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の他の一態様に係るタッチパネルシステムは、前記タッチパネルと、前記第1位置入力装置における第1座標の入力に対する処理と、前記第2位置入力装置における前記第2座標の入力に対する処理とを、行う制御装置とを備え、前記制御装置は、前記第1座標と前記第2座標とが同じ位置を示している場合でも、前記第1位置入力装置における前記第1座標の入力に対する処理と、前記第2位置入力装置における前記第2座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせる。
上記の構成によれば、指示体を検出した位置入力装置毎によって、処理を異ならせることができる。具体的には、第1位置入力装置では、第1座標における処理の実行を行い、第2位置入力装置では、第2座標においてカーソルを表示させるなどと、処理を異ならせることができる。これにより、例えば、表示装置への指示体の接触の低減と、タッチパネルの操作性とを両立することができる。
前記制御装置は、前記第1位置入力装置および前記第2位置入力装置に対する前記指示体の位置に応じた入力を取得する位置取得部と、前記位置取得部からの入力に基づき、処理を行う判定部と、前記判定部の前記処理に基づき、前記表示装置の表示内容を制御する表示制御部と、を備え、前記判定部は、前記第1座標と前記第2座標とが同じ位置を示している場合でも、前記第1位置入力装置における前記第1座標の入力に対する処理と、前記第2位置入力装置における前記第2座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせてもよい。
上記の構成によれば、指示体を検出した位置入力装置毎によって、処理を異ならせたうえで、表示装置に表示する表示も異ならせることができる。
前記判定部は、第1動作モードにおける前記第1位置入力装置への前記第1座標の入力に対する処理と、第2動作モードにおける前記第1位置入力装置への前記第1座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせる、または、第1動作モードにおける前記第2位置入力装置への前記第2座標の入力に対する処理と、第2動作モードにおける前記第2位置入力装置への前記第2座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせてもよい。
上記の構成によれば、動作モードに応じて第1位置入力装置と第2位置入力装置との役割を変更することができる。それゆえ、状況に応じて、適切な入力方法を用いることができる。そのため、動作モードが異なれば、同じ位置入力装置における同じ座標に対する入力であっても、異なる処理をすることができる。
前記判定部は、前記第1位置入力領域のうち前記第1モード領域において、前記第1動作モードで処理を行い、前記第1位置入力領域のうち前記第1モード領域とは異なる前記第2モード領域において、前記第2動作モードで処理を行ってもよい。
上記の構成によれば、領域(エリア)によって動作モードを異ならせることができる。それゆえ、領域に対応した表示内容に応じて、適切な動作モードを使い分けることができる。例えば、ボタン上(第1モード領域)と他の部分(第2モード領域)での処理を異ならせることができる。
前記判定部は、前記表示装置に表示される内容に応じて、前記第1動作モードで動作するか前記第2動作モードで動作するかを切り替えてもよい。
上記の構成によれば、表示内容に応じて適切な動作モードを使い分けることができる。例えば、実行されるアプリケーションに応じて適切な動作モードを使い分けることができる。
前記判定部は、前記第1座標と、前記第2座標との関係から、前記処理を決定してもよい。
上記の構成によれば、第1座標と第2座標が異なる場合、指示体が意図した座標で検出できている保証がないため、異常を出力することができる。具体的には、指示体が斜めに挿入された結果、第1座標と第2座標が異なっている場合、どの座標を意図した操作かが判断できないため、異常を出力してもよい。
前記第1位置入力装置は、前記表示装置と前記第2位置入力装置との間に配置されており、前記第1位置入力装置が入力を受け付けると、前記表示制御部は、警告を表示してもよい。
上記の構成によれば、指示体が第1位置入力装置への位置入力を行うに際し、第1位置入力装置への接触を検出する場合に、感染症予防の観点から警告を出すことができる。その結果、第1位置入力装置へ接触せずにタッチパネルシステムを操作することになり、第1位置入力装置への接触を回避させることができる。
前記表示制御部は、前記第2位置入力装置への入力前記第2座標に基づき、前記表示装置に表示されたカーソル位置を移動してもよい。
上記の構成によれば、指示体が第2位置入力装置への位置入力を行うことで、表示装置にカーソルを表示させることができる。すなわち、従来であれば動作(クリック)を確定した時しかわからない、指示体の位置が明確にわかり、誤操作を防ぐことができ、タッチパネルシステムの操作性が向上する。
前記位置取得部は、複数の前記指示体の位置に応じた入力を多点の座標で取得し、前記判定部は、前記多点の座標を、前記表示制御部への制御入力としてもよい。
上記の構成によれば、第1位置入力装置および第2位置入力装置への入力として、多点の座標を用いることができ、多点の座標の動きで表示装置の表示内容を操作すること(いわゆるスマートフォンにおけるジェスチャー入力)ができる。
上記の課題を解決するために、本発明の他の一態様に係るタッチパネルシステムの制御方法は、前記タッチパネルは、表示領域を有する表示装置と、前記表示領域に重なる第1位置入力領域を有する、指示体の位置に応じた入力を受け付ける第1位置入力装置と、前記第1位置入力領域に重なる第2位置入力領域を有する、前記指示体の位置に応じた入力を受け付ける第2位置入力装置と、を備え、前記第1位置入力装置に対する前記指示体の位置に応じた入力を第1座標として取得する第1位置取得ステップと、前記第2位置入力装置に対する前記指示体の位置に応じた入力を第2座標として取得する第2位置取得ステップと、前記第1座標と前記第2座標とが同じ位置を示している場合でも、前記第1位置入力装置における前記第1座標の入力に対する処理と、前記第2位置入力装置における前記第2座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせる入力処理ステップと、を含む。
本発明の各態様に係るタッチパネルシステムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記制御装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記タッチパネルシステムをコンピュータにて実現させるタッチパネルシステムの制御装置のプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、タッチパネルの操作性を向上させることができる。
実施形態1に係るタッチパネルシステムの要部の構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るタッチパネルの概念を示す外観図である。 実施形態1に係るタッチパネルシステムのある動作例を示すフローチャートである。 実施形態1に係るタッチパネルの端部の側面図である。 実施形態5に係る第1空中タッチパネルの概念を示す外観図である。 実施形態5に係る第2空中タッチパネルの概念を示す外観図である。 実施形態5に係るタッチパネルの概念を示す外観図である。 変形例に係るタッチパネルの概念を示す外観図である。 実施形態6に係るタッチパネルシステムの要部の構成を示すブロック図である。 実施形態7に係るタッチパネルシステムにおける表示装置の表示画面を示す概要図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一側面に係る実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(タッチパネルシステム1の構成)
図1は、実施形態1に係るタッチパネルシステム1の要部の構成を示すブロック図である。図2は、実施形態1に係るタッチパネル10の概念を示す外観図である。図1に示すように、タッチパネルシステム1は、タッチパネル10と、制御装置20とを備える。
(タッチパネル10の構成)
タッチパネル10は、表示装置11と、タッチフィルム(位置入力装置)12と、第1空中タッチパネル(位置入力装置)13と、第2空中タッチパネル(位置入力装置)14と、位置取得部15と、第1スペーサ16と、第2スペーサ17と、を備える。
表示装置11は、いわゆるディスプレイなどと呼ばれる表示装置であり、制御装置20から入力された画像データを表示画面に画像として表示する。
タッチフィルム12は、指などの指示体の接触位置を検出するフィルムであり、表示装置11の上面に貼られている。タッチフィルム12の位置入力領域(検出範囲)は、表示装置11の表示領域に重なっている。タッチフィルム12の検出方式としては、抵抗膜方式、静電容量方式、振動検出方式、および超音波表面弾性波方式などの任意の接触を検出するタッチパネルの検出方式であればよい。タッチフィルム12は、位置の情報を位置取得部15に出力する。タッチフィルム12は、多点検出可能な方式であっても構わない。
第1空中タッチパネル13は、指などの指示体の位置を空中にて検出する領域(位置入力領域)を形成し、当該領域の通過を検出する装置である。第1空中タッチパネル13は、タッチフィルム12の位置入力領域の上に第1距離を開けて、表示画面(表示内容)に垂直な方向から見て第1空中タッチパネル13の位置入力領域が重なるように配置されている。第1空中タッチパネル13は、赤外線走査方式、レーザ走査方式、および非接触で検出できるように調整された静電容量方式などの任意の非接触で物体を検出できる空中タッチパネルの検出方式であればよい。第1空中タッチパネル13は、位置の情報を位置取得部15に出力する。第1空中タッチパネル13は、多点検出可能な方式であっても構わない。
第2空中タッチパネル14は、指などの指示体の位置を空中にて検出する領域(位置入力領域)を形成し、当該領域の通過を検出する装置である。第2空中タッチパネル14は、第1空中タッチパネル13の位置入力領域の上に第2距離を開けて、表示画面(表示内容)に垂直な方向から見て第2空中タッチパネル14の位置入力領域が重なるように配置されている。第2空中タッチパネル14は、赤外線走査方式、レーザ走査方式、および非接触で検出できるように調整された静電容量方式(第1空中タッチパネルが静電容量方式でない場合に限定される)などの任意の非接触で物体を検出できる空中タッチパネルの検出方式であればよい。第2空中タッチパネル14は、位置の情報を位置取得部15に出力する。第2空中タッチパネル14は、多点検出可能な方式であっても構わない。
位置取得部15は、タッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14と、から指示体の位置を取得する。取得した位置はまとめて制御装置20に通信する。
第1スペーサ16は、第1距離をタッチフィルム12と第1空中タッチパネル13との間に確保するスペーサである。第1距離は、ユーザ判断により、任意に調整できるようにしてあり、タッチパネル10の使用用途に合わせて適切に選択される。第1スペーサ16の詳細は後述する。
第2スペーサ17は、第2距離を第1空中タッチパネル13と第2空中タッチパネル14との間に確保するスペーサである。第2距離は、ユーザ判断により、任意に調整できるようにしてあり、タッチパネル10の使用用途に合わせて適切に選択される。第2スペーサ17の詳細は後述する。
(制御装置20の構成)
制御装置20は、位置通信部21と、記憶部22と、判定部23と、表示制御部24とを備える。ここでは、制御装置20はマイコンであるが、これに限らず、制御装置20は産業機器装置であってもよい。例えば、タッチパネルシステム1は、表示器(プログラマブル表示器)であってもよく、制御装置20は、表示器の制御装置であってもよい。
位置通信部21は、位置取得部15から、タッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14と、から指示体の位置を通信で取得する。入力した位置は、判定部23に出力する。
記憶部22は、タッチパネル10で表示する画面の情報に加え、制御プログラムを記憶している。当該画面の情報には、画面毎におけるタッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14と、の処理方法を規定してもよい。記憶部22は、判定部23および表示制御部24に記憶している画面の情報などを出力する。
判定部23は、位置通信部21が取得した指示体の位置と、記憶部22に記憶されている画面の情報とを勘案し、タッチフィルム12、第1空中タッチパネル13、および第2空中タッチパネル14、の処理方法を判断し、指示体の位置に対する処理を行う。判定部23は、処理結果を表示制御部24に出力する。
表示制御部24は、判定部23の結果に基づき、表示装置11に表示する画像を生成し、表示装置11に表示させる。当該表示装置11に表示する画像としては、例えば、指示体の位置を示すカーソル(いわゆるPC(Personal Computer)におけるマウスのカーソル表示)、指示体が選択するボタンおよび各種情報などである。
(タッチパネルシステム1の動作)
図3は、実施形態1に係るタッチパネルシステム1のある動作例を示すフローチャートである。図3に基づき、タッチパネルシステム1のある動作例を説明する。実施形態1では、タッチフィルム12を用いずに、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14とで、タッチパネルシステム1を動作させる場合に関して説明する。すなわち、位置入力装置として、非接触層2つのみを用いる場合に関して言及する。
具体的には、第2空中タッチパネル14と第1空中タッチパネル13の間に指示体の先端がある場合では、マウスのカーソル表示を表示装置11に表示する。さらに、第1空中タッチパネル13の検出領域を指示体の先端が通る場合では、PCのマウスクリックのように動作を確定する処理とする。そのため、タッチフィルム12に接触する必要がないため、不特定多数がタッチフィルム12に接触する必要がなく、タッチパネルシステム1を操作することができ、感染症予防の効果が見込める。タッチパネルシステム1は、所定の周期で図3に示すフローを繰り返し実行する。
S11において、判定部23は、まずカーソル層検出フラグに0を代入する(リセットする)。
S12において、判定部23は、第1空中タッチパネル13で指示体を検出したかを判定する。指示体を検出しなかった場合、S13に進み、指示体を検出した場合、S20に進む。
S13において、判定部23は、第2空中タッチパネル14で指示体を検出したかを判定する。指示体を検出しなかった場合、S14に進み、指示体を検出した場合、S16に進む。
S14において、判定部23は、第1空中タッチパネル13および第2空中タッチパネル14にて指示体を検出できなかったと判定する。その結果を受けて、表示制御部24は、表示装置11にカーソルを表示しない。
S15において、判定部23は、カーソル層検出フラグに0を代入する(リセットする)。
S16において、位置通信部21は、通信で取得した第2空中タッチパネル14の位置を、座標(x3、y3)に代入する。
S17において、判定部23は、第2空中タッチパネル14で指示体を検出したが、第1空中タッチパネル13で指示体を検出しなかったことから、指示体が、第2空中タッチパネル14の検出領域を越すが、第1空中タッチパネル13の検出領域にまで到達していない深度にいるものと判断する。そのため、表示制御部24は、表示装置11の座標(x3、y3)にカーソルを表示させる。
S18において、判定部23は、仮想座標(x0、y0)に座標(x3、y3)を格納する。仮想座標(x0、y0)は、前回スキャンにおける、第2空中タッチパネル14の指示体の位置を表す座標であり、指示体が斜めになりすぎており、ユーザが意図した位置を操作したかを判断するための1つの指標とする。
S19において、判定部23は、カーソル層検出フラグに1を代入する(セットする)。
S20において、位置通信部21は、通信で取得した第1空中タッチパネル13の位置を、座標(x2、y2)に代入する。
S21において、判定部23は、第2空中タッチパネル14で指示体を検出したかを判定する。指示体を検出した場合、S22に進み、指示体を検出しなかった場合、S30に進む。
S22において、位置通信部21は、通信で取得した第2空中タッチパネル14の位置を、座標(x3、y3)に代入する。
S23において、判定部23は、カーソル層検出フラグが1であるか(セットされているか)を確認する。
S24において、判定部23は、座標(x2、y2)と仮想座標(x0、y0)の距離Lを計算する。
S25において、判定部23は、距離Lが所定の閾値α未満かを判定することにより、指示体が斜めでないかを判断する。距離Lが所定の閾値α未満の場合、S26に進み、距離Lが所定の閾値α以上な場合、S31に進む。
S26において、判定部23は、カーソル層検出フラグに0を代入する(リセットする)。
S27において、判定部23は、第1空中タッチパネル13および第2空中タッチパネル14で指示体を検出し、かつ距離Lが所定の閾値α未満であることから、指示体が検出領域に対してほぼ垂直な姿勢で、第1空中タッチパネル13の検出力を越す深度であると判断する。そのため、表示制御部24は、表示装置11の座標(x2、y2)にカーソルを表示させる。
S28において、判定部23は、座標(x2、y2)にボタンがあるかを判定する。座標(x2、y2)にボタンがある場合、S29に進み、ボタンがない場合、フローチャートを終了させる。
S29において、判定部23は、座標(x2、y2)に配置されているボタンが選択されたと判定し、当該ボタンに紐づけられた所定の処理を実行(動作を確定)する。実行結果を踏まえ、表示制御部24は、適切な表示を表示装置11に表示する。
この時、第1空中タッチパネル13による座標(x2、y2)と第2空中タッチパネル14による座標(x3、y3)とは、同じ座標を示しているが、第1空中タッチパネル13に対する処理と第2空中タッチパネル14に対する処理とを異ならせてもよい。例えば、第2空中タッチパネル14の処理によって、当該ボタン上にカーソルを表示し、第1空中タッチパネル13の処理によって、当該ボタンの実行をしてもよい。
(空中タッチパネルの多層利用による異常検出)
以降、図3に示すフローチャートにおいて、第1空中タッチパネル13および第2空中タッチパネル14による、空中タッチパネルの多層利用による異常の検出方法を説明する。
S30において、判定部23は、ユーザ側にある第2空中タッチパネル14が指示体を検出しないが、表示装置側にある第1空中タッチパネル13が指示体を検出する場合、第1空中タッチパネル13の検出領域に虫等が侵入し誤検出したものと判定する。そのため、例えば、表示制御部24は、表示装置11に虫等による誤検出の異常表示を表示し、ユーザの確認を促してもよい。また、虫等による誤動作に加え、ポカヨケ対策としてのダブルチェック機能としても動作することができる。
S31において、判定部23は、第1空中タッチパネル13および第2空中タッチパネル14で指示体を検出し、かつ距離Lが所定の閾値α以上であることから、指示体が検出領域に対して傾いた姿勢であると判断する。すなわち、ユーザが意図した位置に向けて指示体を操作した保証ができないため、判定部23は、指示体の挿入異常が起きたと判定する。そのため、例えば、表示制御部24は、表示装置11に指示体の挿入異常の異常表示を表示し、ユーザの確認ないしは再挿入を促してもよい。
なお、カーソル層検出フラグおよびS23を省略してもよい。例えば、S22の後、S24を実行してもよい。
また、S24において、判定部23は、座標(x2、y2)と座標(x3、y3)の距離Lを計算してもよい。
また、動作の確定時に、表示しているカーソルを異なるカーソルに変更して表示してもよい。これにより、動作の確定をしていることが明確になる。同様に、S29において、ボタンの表示を異なる表示に変更(例えば、ボタンが選択されたことを示すようにハイライトするなど)してもよい。
(ジェスチャー動作)
タッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14とが、多点入力において、動作の確定をした場合、いわゆるジェスチャー入力が可能である。すなわち、多点の間隔を変更することで拡大・縮小または、表示されている情報の表示位置の変更・回転などが可能である。
(第1スペーサ16および第2スペーサ17について)
図4は、実施形態1に係るタッチパネル10の端部の側面図である。図4に示すように、第1空中タッチパネル13は、タッチフィルムに対し、第1スペーサ16で固定され、第2空中タッチパネル14は、第1空中タッチパネル13に対し、第2スペーサ17で固定されている。
第1スペーサ16および第2スペーサ17は任意の距離を確保できる機構であればよい。例えば、タッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14との四隅を、六角支柱、ワッシャ、または、ボルトに対しC型止め輪などを挟み込む形によって、距離を確保する。また、四隅に長ネジを配し、当該長ネジに対して、位置ずれを防ぐダブルナットまたはロックナットによって、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14とを任意の高さに固定する機構を採用してもよい。例えば、第1空中タッチパネル13は、1つの長ネジにつき少なくとも2つのナットによって挟み込まれて位置が固定される。当該ナットは、ユーザが手で回すことを可能にするように(例えば蝶ナットまたはローレットネジのように)、側面方向に突出する形状を有していてもよい。または、タッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14と同じサイズで、四隅にボルト穴があいた、厚みのある枠体を積層して距離を確保してもよい。第1距離および第2距離を確保する機構は、これらに限定されず、任意の機構でもよい。
第1スペーサ16および第2スペーサ17によって、第1距離および第2距離を調整することで、タッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14との検出される深度を調整できる。当該深度を調整することで、指などの指示体の挿入度合い(指示体の先端の深度)と、第1空中タッチパネル13、および第2空中タッチパネル14とが反応するかどうかの感応領域を調整できる。
例えば、第2距離を大きくすることで、第2空中タッチパネル14は指示体を検出できるが、第1空中タッチパネル13は指示体を検出できない深度を作ることができ、当該深度の幅では、前述した動作モードでは、カーソルが表示される。
同様に、第1距離を大きくすることで、第1空中タッチパネル13は指示体を検出できるが、タッチフィルム12は指示体を検出できない深度を作ることが容易になる。前述した動作モードと異なるが、例えば、タッチフィルム12に接触することで動作を確定し、第1空中タッチパネル13による指示体の検出でカーソルを表示する場合において(実施形態2・3で具体例を後述する)、カーソルが表示される深度の幅を確保することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
実施形態2では、実施形態1と異なり、第1空中タッチパネル13および第2空中タッチパネル14に加えて、タッチフィルム12を用いる場合に関する3種類の動作モードを説明する。すなわち、位置入力装置として、接触層1つと、非接触層2つの計3層を用いる場合に関して言及する。
(第1動作モード:タッチフィルム12にて、動作を確定する場合)
第1動作モードでは、実施形態1と同様に、第2空中タッチパネル14への入力に応じて、表示装置11へのカーソル表示を行い、第1空中タッチパネル13への入力に応じて、動作を確定する。さらに、タッチフィルム12への入力に応じて、動作を確定してもよい。
この場合、カーソル表示に加え、タッチフィルム12を直接操作することでも動作を確定することができ、良好な操作感をユーザが得ることができる。
(第2動作モード:タッチフィルム12にて、接触を警告する場合)
第2動作モードでは、実施形態1と同様に、第2空中タッチパネル14への入力に応じて、表示装置11へのカーソル表示を行い、第1空中タッチパネル13への入力に応じて、動作を確定する。さらに、タッチフィルム12への入力に応じて、タッチフィルムへの接触を警告(異常の出力)してもよい。
この場合、タッチフィルム12を操作することで、タッチフィルム12への接触警告を出すことができ、ユーザがタッチフィルム12への接触を避けることになる。すなわち、タッチフィルム12への接触を回避しつつ、カーソル表示と動作の確定をすることができ、かつ、タッチフィルム12への接触を意図的に回避させることができる。そのため、感染症予防の効果が高い動作モードである。
また、タッチフィルム12による接触警告は表示装置11の画面上での警告に限定されず、例えばブザーまたは音声ガイダンスなどによる音による警告を行ってもよい。これにより、タッチパネルシステム1は、ユーザに対しより明瞭に接触を回避すべきことを伝達できる。
(第3動作モード:第1空中タッチパネル13にて、接触予兆を警告する場合)
第3動作モードでは、実施形態1と異なり、第2空中タッチパネル14への入力に応じて、動作を確定し、第1空中タッチパネル13への入力に応じて、タッチフィルム12への接触する予兆を警告し、タッチフィルム12への入力に応じて、タッチフィルムへ12の接触を警告してもよい。
この場合、第1空中タッチパネル13への入力に応じて、タッチフィルム12へ接触する予兆を検出することができ、タッチフィルム12への接触を未然に回避することが容易になるため、感染症予防の効果が高い動作モードである。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
実施形態3では、実施形態1および実施形態2と異なり、第2空中タッチパネル14を用いずに、タッチフィルム12および第1空中タッチパネル13にて動作する動作モードを3種類説明する。
また、実施形態3では、実施形態1と異なり、第2空中タッチパネル14を設けなくてもよい。さらに、実施形態3で、実施形態1と同様に第2空中タッチパネル14を設けた場合であっても、第2空中タッチパネル14を用いなくてもよい。すなわち、位置入力装置として、接触層1つと、非接触層1つの計2層を用いる場合に関して言及する。
(第4動作モード:第1空中タッチパネル13にてカーソル表示をする場合)
第4動作モードでは、実施形態1と異なり、第1空中タッチパネル13への入力に応じて、表示装置11へのカーソル表示を行い、タッチフィルム12への入力に応じて、動作を確定してもよい。
この場合、空中タッチパネルが1層だけで構成することができ、安価にカーソル表示が可能なタッチパネル10を構築することができる。また、タッチフィルム12への入力に応じて、動作を確定するため、ユーザは良好な操作感を得ることができる。
(第5動作モード:カーソル表示をしない場合)
第5動作モードでは、実施形態1と異なり、タッチフィルム12および第1空中タッチパネル13への入力に応じて、動作を確定してもよい。
この場合、第1空中タッチパネル13またはタッチフィルム12への入力に応じて動作を確定することができるため、感染症の予防を行いつつも、タッチフィルム12への入力に応じて、動作を確定することができ、ユーザは良好な操作感を得ることができる。また、第1空中タッチパネル13およびタッチフィルム12でのダブルチェックが可能なため、虫等による誤動作防止、またはポカヨケを機能として盛り込むこともできる。
(第6動作モード:タッチフィルム12にて接触を警告する場合)
第6動作モードでは、実施形態1と異なり、第1空中タッチパネル13への入力に応じて、動作を確定し、タッチフィルム12への入力に応じて、タッチフィルム12への接触を警告してもよい。
この場合、第1空中タッチパネル13への入力に応じて、動作を確定することができ、また、タッチフィルム12への接触を回避することができるため、安価に感染症予防の効果を得ることができる。
(動作モードの切り替え)
上述した第1動作モードから第6動作モードは、表示装置11に表示されている内容に応じて切り替えてもよい。例えば、制御装置は、表示内容を決定するアプリケーションに応じて、動作モードを切り替えてもよい。また、同じアプリケーションであったとしても、表示している画面が異なれば、使用する動作モードを異ならせてもよい。例えば、ある画面では、第4動作モードを用いるが、別の画面では第6動作モードを用いたりする。また、メンテナンスモードであるか否かに応じて、動作モードを切り替えてもよい。このように表示している内容に合わせて、動作モードを変更することで、より適切な操作性をユーザに提供することができ、インタラクティブな応答が可能になる。
また、動作モードに加え、カーソルの表示の取り扱いを任意に設定してもよい。具体的には、ボタンなどの特定のオブジェクト上ではカーソルを強制的に表示させなくするなどの処理を行ってもよい。同様に、カーソルが特定のオブジェクト上にある場合に、当該オブジェクトをハイライトするなどの処理を行ってもよい。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
実施形態1、実施形態2および実施形態3で説明した、タッチパネルシステム1の動作は、設定において変更することができる。
例えば、タッチパネルシステム1導入時は感染症が多い時期であったため、第6動作モードにて動作をさせることで、感染症予防の効果を持たせる。その後、感染症が治まってきた場合に、第4動作モードにて動作をするように変更し、カーソル表示をできるようにし、良好な操作感を持たせる。
この事例のように、既存のタッチパネルシステム1の構成を変更することなく、制御装置20での処理を変更して、別の動作に切り替えることで、タッチパネルシステム1の特性を変更することができる。
〔実施形態5〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
(赤外線走査方式、およびレーザ走査方式における積層方法)
実施形態5に係るタッチパネル10aは、表示装置11と、タッチフィルム12と、第1空中タッチパネル(位置入力装置)13aと、第2空中タッチパネル(位置入力装置)14aと、位置取得部15と、第1スペーサ16と、第2スペーサ17と、を備える。
第1空中タッチパネル13aは、光学式の投光部および受光部をX軸およびY軸に備えた赤外線走査方式、およびレーザ走査方式などに限定される。また、第2空中タッチパネル14aは、光学式の投光部および受光部をX軸およびY軸に備えた赤外線走査方式、およびレーザ走査方式などに限定される。
図5は、実施形態5に係る第1空中タッチパネル13aの概念を示す外観図である。図6は、実施形態5に係る第2空中タッチパネル14aの概念を示す外観図である。図7は、実施形態5に係るタッチパネル10aの概念を示す外観図である。
図5に示すように、第1空中タッチパネル13aは、検出領域の左辺に複数の第1Y投光部(第1投光部)131を備え、検出領域の右辺に複数の第1Y受光部(第1受光部)132を備える。また、第1空中タッチパネル13aは、検出領域の下辺に複数の第1X投光部(第1投光部)133を備え、検出領域の上辺に複数の第1X受光部(第1受光部)134を備える。図6に示すように、第2空中タッチパネル14aは、検出領域の右辺に複数の第1Y投光部(第2投光部)141を備え、検出領域の左辺に複数の第1Y受光部(第2受光部)142を備える。また、第2空中タッチパネル14aは、検出領域の上辺に複数の第1X投光部(第2投光部)143を備え、検出領域の下辺に複数の第1X受光部(第2受光部)144を備える。
図7に示すように、第1空中タッチパネル13aと、第2空中タッチパネル14aは重なっている。すなわち、第1Y投光部131と第1Y受光部142とが重なり、第1Y受光部132と第1Y投光部141とが重なり、第1X投光部133と第1X受光部144とが重なり、第1X受光部134と第1X投光部143とが重なる。すなわち、片側の投光部に対し、他方の受光部が重なるように配置される。
したがって、第1空中タッチパネル13aの投光部が投光した光を、第1空中タッチパネル13aの受光部は受光し易く、第2空中タッチパネル14aの受光部が受光し辛い。同様に、第2空中タッチパネル14aの投光部が投光した光を、第2空中タッチパネル14aの受光部が受光し易く、第1空中タッチパネル13aの受光部が受光し辛い。すなわち、第1空中タッチパネル13aと第2空中タッチパネル14aとの投光部と受光部とを、お互いに互い違いに配置することによって、第1空中タッチパネル13aと第2空中タッチパネル14aとが相互に干渉し辛くなる。
また、第1空中タッチパネル13aと第2空中タッチパネル14aとが、相互に干渉を回避するために、両者を時分割で制御してもよい。すなわち、第1空中タッチパネル13aによるスキャンを実施している間は、第2空中タッチパネル14aによるスキャンを実施せず、第2空中タッチパネル14aによるスキャンを実施している間は、第1空中タッチパネル13aによるスキャンを実施しない。つまり、第1空中タッチパネル13aと第2空中タッチパネル14aとが交互にスキャンを実施し、両者のスキャンの完了をもって、あるサンプリングにおける動作(各動作モードにおける処理)を実施してもよい。なお、第1空中タッチパネル13aの全ラインをスキャンした後、第2空中タッチパネル14aの全ラインをスキャンしてもよい。または、第1空中タッチパネル13aのNライン目をスキャン(投光部による照射および受光部による受光)した後、第2空中タッチパネル14aのNライン目をスキャンし、その後第1空中タッチパネル13aのN+1ライン目をスキャンしてもよい。
時分割での制御では、各層でのスキャンを交互に行うだけではなく、第1空中タッチパネル13aと第2空中タッチパネル14aとを同時にスキャンを行うが、スキャンを行う領域をオフセットさせてもよい。ここで、各スキャンは、複数ある投光部のうちある投光部から光を照射し、当該投光部に対応する受光部で受光する処理であるライン検出を、検出領域の幅分繰り返す処理である。すなわち、第1空中タッチパネル13aではNライン目のライン検出をしている間に、第2空中タッチパネル14aではN+αライン目のライン検出を行うようにオフセットさせる。αは、光学的に干渉を起こさない十分な距離を確保できるライン数にあたる整数である。
〔変形例〕
図8は、変形例に係るタッチパネル10bの概念を示す外観図である。変形例では、実施形態5と異なり、タッチパネル10bは、表示装置11の一辺上にバー状の形状で設けられた空中タッチパネル13b・14bを備える。
空中タッチパネル14bには、投光部147と受光部148の組が直列で複数設けられている。ある時点で、複数ある投光部147のうち1つの投光部147のみが光を照射する。照射された光が、指示体18で反射され、角度をもち放射状に広がり、幾つかの受光部148で受光される。すなわち、指示体がない場合は、受光部148は光を受光しないが、指示体がある場合は、受光部148は光を受光する。その後、別の投光部147が光を照射し、受光部148は光を受光する。この処理を全ての投光部147に対し行い、受光した結果を総合することで、指示体18の位置を特定する。空中タッチパネル13bも、空中タッチパネル14bと同様の方法で指示体18の位置を検出する。ただし、空中タッチパネル13bおよび空中タッチパネル14bは、時分割で動作する。空中タッチパネル13bの投光部は、空中タッチパネル14bの投光部147とは異なるタイミングで光を照射する。
タッチパネル10bは、表示装置11の一辺に空中タッチパネル13bおよび空中タッチパネル14bを設けるため、配線量が少なく、多点の検出も可能である。また、空中タッチパネル13bおよび空中タッチパネル14bは、表示装置11の前面の一部に限定されるため、省スペースであり、ユーザの操作性を損なわない。
〔実施形態6〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
図9は、実施形態6に係るタッチパネルシステム1cの要部の構成を示すブロック図である。タッチパネルシステム1cは、タッチパネルシステム1と異なり、タッチパネル10cと、表示装置11と、機器40と、を備える。
タッチパネル10cは、タッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14と、制御装置20cと、を備える。制御装置20cは、位置取得部15と、記憶部22と、判定部23と、表示制御部24とを備える。すなわち、実施形態6は実施形態1と異なり、タッチパネル10cは、機器40にアドオンする形で用いられる。タッチパネル10cに含まれるタッチパネルコントローラとして動作する制御装置20cによって、機器40に指示体を検出した位置を出力し、機器40は表示画面の生成等を行う。機器40は、例えば設備機器、PC、またはプログラマブル表示器などである。
制御装置20cは、機器40と通信で接続されており、タッチパネル10cは機器40の入出力装置として動作する。機器40は、機器制御部41と、表示制御部24とを備える。機器制御部41は、タッチパネル10cからの入力に基づき、生産設備および/または機器40等の装置全体の動作を制御する部位である。
機器制御部41は、判定部23から入力された、指示体を検出した位置および、判定した処理の結果(カーソル位置およびクリックされたか否かの判定結果)に基づき、アプリケーションを動作させる。これにより、機器制御部41は、表示制御部24を介して、適切な表示画面を生成し、表示装置11に表示させる。また、機器制御部41は、記憶部22に対し、表示画面における動作モードを示す情報を、出力する。なお、記憶部22にあらかじめ動作モードを示す情報が設定されていてもよい。なお、制御装置20cの代わりに、機器40が、記憶部22および判定部23を備えてもよい。
実施形態6では、例えば既存の機器40に対し、タッチパネル10cを追加することで、機器40の入力手段を拡張することができる。そのため、安価に操作性の向上と、感染症の予防とを実現できる。
〔実施形態7〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。
図10は実施形態7に係るタッチパネルシステムにおける表示装置11の表示画面(表示内容)110を示す概要図である。実施形態7に係るタッチパネルシステム1dでは、表示装置11に、図10に示すような表示画面110(表示画像)が表示されているとする。表示画面110は、例えば、互いに異なるエリア(第1モード領域)111と、エリア(第2モード領域)112と、エリア113とにより構成されており、エリア113は、表示画面110のうち、エリア111でもエリア112でもない領域である。
実施形態7に係るタッチパネルシステムでは、実施形態1~6に係るタッチパネルシステムと異なり、表示画面110のエリア毎にタッチフィルム12と、第1空中タッチパネル13と、第2空中タッチパネル14との動作モードを個別に設定できる。設定されている動作モードは、記憶部22に記憶されている。すなわち、実施形態1~6では、表示画面の全領域で統一された動作の設定であったのに対し、エリア毎に動作の設定を異ならせることができる。例えば、エリア111では上述の第1動作モードで動作し、エリア112では上述の第2動作モードで動作し、エリア113では上述の第3動作モードで動作するように設定できる。設定できるエリアの単位は、ウィンドウ、またはボタンなどのオブジェクトの単位であってもよい。
(動作モードをエリア毎に割り当てる動作例)
動作モードをエリア毎に割り当てた場合における動作例を説明する。位置通信部21は、位置取得部15より、各座標を取得し、判定部23に出力する。記憶部22は、各エリアの配置および動作モードを記憶している。判定部23は、位置通信部21によって取得した座標を基にして、記憶部22に記憶されている各エリアの配置を参照し、該当するエリアを特定する。その後、判定部23は、当該エリアの動作モードを確認し、当該動作モードにしたがって、処理の判定を行う。判定部23は、判定した処理の結果を表示制御部24に出力し、表示制御部24は、当該結果を表示画面110として表示装置11に表示する。
なお、図9に示す構成において、機器制御部41は、複数のエリアを示す情報と、各エリアに対応する動作モードを示す情報とを、記憶部22に出力してもよい。
(動作モードをエリア毎に割り当てる具体例)
上記タッチパネルシステムは、エリア毎の特徴に合わせて動作モードを変更することができる。そのため、操作性の向上と、感染症予防の効果を両立させることができる。具体例を挙げると、特に誤操作が問題になる動作を確定するエリア(決定ボタン等)では、第4動作モードで動作をさせ、誤操作をしても大きな問題にならない他のエリアでは、第6動作モードで動作をさせる場合などがある。これにより、判定部は、より正確な入力が求められるエリアではタッチフィルム12における入力に基づいて判断を行い、他のエリアでは、第1空中タッチパネル13における入力に基づいて判断を行うことができる。これにより、タッチフィルム12への接触機会を低減し、感染症予防の効果を得ることができる。
また、ボタンなどの動作を確定する小さなエリアでは、第3動作モードで動作をさせ、他のボタンの領域を除いた大きなウィンドウ領域では、第2動作モードで動作をさせてもよい。この場合では、大きなウィンドウ領域での移動がある区間では、第2空中タッチパネルでカーソル表示をすること(第2動作モード)ができ、ボタンなどの小さなエリアでの動作確定時では、第2空中タッチパネルで動作を確定すること(第3動作モード)ができる。この間常に第2空中タッチパネルのみで操作が実現できている。そのため、カーソルを表示することで操作性の改善が得られる領域では操作性の改善が得られる。併せて、第2空中タッチパネルで動作を確定できるため、動作の確定のためにタッチフィルム12に向けて指示体(指など)を押し込まないといけない領域を最小化することができ、感染症予防の効果も得られ易い。
〔ソフトウェアによる実現例〕
タッチパネルシステム1・1b(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロック(特に制御装置20・20bに含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、上記装置は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
また、上記各実施形態で説明した各処理は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)に実行させてもよい。この場合、AIは上記制御装置で動作するものであってもよいし、他の装置(例えばエッジコンピュータまたはクラウドサーバ等)で動作するものであってもよい。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、1b、1c、1d タッチパネルシステム
10、10a、10b、10c タッチパネル
11 表示装置
12 タッチフィルム(第1位置入力装置)
13、13a、13b 第1空中タッチパネル(第1位置入力装置、第2位置入力装置)
14、14a、14b 第2空中タッチパネル(第2位置入力装置、第3位置入力装置)
15 位置取得部
16 第1スペーサ
17 第2スペーサ
18 指示体
20、20c 制御装置
21 位置通信部
22 記憶部
23 判定部
24 表示制御部
40 機器
41 機器制御部
110 表示画面
111 エリア(第1モード領域)
112 エリア(第2モード領域)
113 エリア
131 第1Y投光部(第1投光部)
132 第1Y受光部(第1受光部)
133 第1X投光部(第1投光部)
134 第1X受光部(第1受光部)
141 第1Y投光部(第2投光部)
142 第1Y受光部(第2受光部)
143 第1X投光部(第2投光部)
144 第1X受光部(第2受光部)
145 第2Y反射部
146 第2X反射部
147 投光部
148 受光部

Claims (18)

  1. 表示領域を有する表示装置と、
    前記表示領域に重なる第1位置入力領域を有する、指示体の位置に応じた入力を受け付ける第1位置入力装置と、
    前記第1位置入力領域に重なる第2位置入力領域を有する、前記指示体の位置に応じた入力を受け付ける第2位置入力装置と、を備えるタッチパネル。
  2. 前記第1位置入力装置は、前記指示体の接触を検出し、
    前記第2位置入力装置は、前記第2位置入力装置の検出範囲を通過する前記指示体を非接触で検出する請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 前記第1位置入力装置は、前記第1位置入力装置の検出範囲を通過する前記指示体を非接触で検出し、
    前記第2位置入力装置は、前記第2位置入力装置の検出範囲を通過する前記指示体を非接触で検出する請求項1に記載のタッチパネル。
  4. 前記第1位置入力装置は、前記指示体の接触を検出し、
    前記第2位置入力装置は、前記第2位置入力装置の検出範囲を通過する前記指示体を非接触で検出し、
    前記タッチパネルは、前記第1位置入力領域および第2位置入力領域に重なる第3位置入力領域を有し、前記第3位置入力領域を通過する前記指示体を非接触で検出する第3位置入力装置を、さらに備える請求項1に記載のタッチパネル。
  5. 前記第1位置入力装置は、第1投光部と、第1受光部とを含み、
    前記第2位置入力装置は、第2投光部と、第2受光部とを含み、
    前記第1投光部と前記第2受光部とが重なり、前記第1受光部と前記第2投光部とが重なる請求項3に記載のタッチパネル。
  6. 前記第1位置入力装置は、第1投光部と、第1受光部とを含み、
    前記第2位置入力装置は、第2投光部と、第2受光部とを含み、
    前記第1投光部と前記第2投光部とは、時分割で光を照射する請求項3に記載のタッチパネル。
  7. 前記第1位置入力装置と前記第2位置入力装置との間に距離を有する請求項1から6のいずれか1項に記載のタッチパネル。
  8. 前記距離を調整する機構を備えた請求項7に記載のタッチパネル。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のタッチパネルと、
    前記第1位置入力装置における第1座標の入力に対する処理と、前記第2位置入力装置における第2座標の入力に対する処理とを、行う制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記第1座標と前記第2座標とが同じ位置を示している場合でも、前記第1位置入力装置における前記第1座標の入力に対する処理と、前記第2位置入力装置における前記第2座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせる、タッチパネルシステム。
  10. 前記制御装置は、
    前記第1位置入力装置および前記第2位置入力装置に対する前記指示体の位置に応じた入力を取得する位置取得部と、
    前記位置取得部からの入力に基づき、処理を行う判定部と、
    前記判定部の前記処理に基づき、前記表示装置の表示内容を制御する表示制御部と、を備え、
    前記判定部は、前記第1座標と前記第2座標とが同じ位置を示している場合でも、前記第1位置入力装置における前記第1座標の入力に対する処理と、前記第2位置入力装置における前記第2座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせる請求項9に記載のタッチパネルシステム。
  11. 前記判定部は、
    第1動作モードにおける前記第1位置入力装置への前記第1座標の入力に対する処理と、第2動作モードにおける前記第1位置入力装置への前記第1座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせる、または、
    第1動作モードにおける前記第2位置入力装置への前記第2座標の入力に対する処理と、第2動作モードにおける前記第2位置入力装置への前記第2座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせる請求項10に記載のタッチパネルシステム。
  12. 前記第1位置入力領域は、第1モード領域と、第2モード領域とを含み、
    前記判定部は、前記第1位置入力領域のうち前記第1モード領域において、前記第1動作モードで処理を行い、前記第1位置入力領域のうち前記第1モード領域とは異なる前記第2モード領域において、前記第2動作モードで処理を行う請求項11に記載のタッチパネルシステム。
  13. 前記判定部は、前記表示装置に表示される内容に応じて、前記第1動作モードで動作するか前記第2動作モードで動作するかを切り替える請求項12に記載のタッチパネルシステム。
  14. 前記判定部は、前記第1座標と、前記第2座標との関係から、前記処理を決定する請求項10から13のいずれか1項に記載のタッチパネルシステム。
  15. 前記第1位置入力装置は、前記表示装置と前記第2位置入力装置との間に配置されており、
    前記第1位置入力装置が入力を受け付けると、前記表示制御部は、警告を表示する請求項10から14のいずれか1項に記載のタッチパネルシステム。
  16. 前記表示制御部は、前記第2位置入力装置への入力に基づき、前記表示装置に表示されたカーソル位置を移動する請求項10から15のいずれか1項に記載のタッチパネルシステム。
  17. 前記位置取得部は、複数の前記指示体の位置に応じた入力を多点の座標で取得し、
    前記判定部は、前記多点の座標を、前記表示制御部への制御入力とする請求項10から16のいずれか1項に記載のタッチパネルシステム。
  18. タッチパネルを備えるタッチパネルシステムの制御方法であって、
    前記タッチパネルは、
    表示領域を有する表示装置と、
    前記表示領域に重なる第1位置入力領域を有する、指示体の位置に応じた入力を受け付ける第1位置入力装置と、
    前記第1位置入力領域に重なる第2位置入力領域を有する、前記指示体の位置に応じた入力を受け付ける第2位置入力装置と、を備え、
    前記第1位置入力装置に対する前記指示体の位置に応じた入力を第1座標として取得する第1位置取得ステップと、
    前記第2位置入力装置に対する前記指示体の位置に応じた入力を第2座標として取得する第2位置取得ステップと、
    前記第1座標と前記第2座標とが同じ位置を示している場合でも、前記第1位置入力装置における前記第1座標の入力に対する処理と、前記第2位置入力装置における前記第2座標の入力に対する処理とを、互いに異ならせる入力処理ステップと、
    を含むタッチパネルシステムの制御方法。
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