JP2022137725A - 溶接方法および溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接方法および溶接装置において、幅の広い安定した溶接ビードを形成する。【解決手段】レーザ照射とアーク溶接とを併用して金属部材11,12同士を溶接接合する溶接方法および溶接装置であって、アーク溶接よりも溶接進行方向に先行した位置で、かつアーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置に、レーザ照射を受けて予熱される予熱部41b,42bを生じさせる。レーザ照射は、アーク溶接により形成される溶融池46a,46a1の幅方向両端部46a2,46a3に対して行われる。【選択図】図7

Description

本発明は、溶接方法および溶接装置に関する。
従来、ハイブリッドレーザアーク溶接において、加工物の接合面上を電気アークに先行して単一のレーザビームが走査されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6159147号公報
ところで、加工物として熱伝導率が小さいチタン等の金属材料をアーク溶接する場合、溶接箇所に対して溶接進行方向に直交する幅方向では、溶接時の熱が伝わり難い。このため、溶融池が広がり難く、幅の狭い凸ビードが出来るとともに、溶接ワイヤの溶け込み量が増えてしまう。
上記従来技術は溶融池が広がりやすくするものであるが、加工物の接合面上を電気アークに先行して単一のレーザビームが走査されるので、やはりレーザビームによる入熱の範囲が前記幅方向に広がり難い。レーザ走査することで安定したビードは得ることができる。しかし、要求するビード幅と溶け込み深さを両立するのは難しいという課題がある。
そこで本発明は、溶接方法および溶接装置において、幅の広い安定した溶接ビードを形成することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、レーザ照射とアーク溶接とを併用して金属部材(11,12)同士を溶接接合する溶接方法であって、前記アーク溶接よりも溶接進行方向に先行した位置で、かつ前記アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置に、前記レーザ照射を受けて予熱された予熱部(41b,42b)を生じさせることを特徴とする溶接方法を提供する。
この構成によれば、溶接進行方向に先行するレーザ照射によって、アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置、例えばアーク溶接によって形成される溶融池における溶接進行方向の幅方向の両端部に、レーザ光を直接照射した予熱部を生じさせる。これにより、熱伝導率が小さい金属材料を溶接する場合にも、溶融池が幅方向に広がりやすくなり、安定した溶接ビードを形成することができる。
請求項2に記載した発明は、前記レーザ照射は、前記アーク溶接により形成される溶融池(46a,46a1)の前記幅方向両端部(46a2,46a3)に対して行われること特徴とする。
この構成によれば、溶融池の幅方向両端部への入熱量を多くすることができ、より安定した溶接ビードを形成することができる。
請求項3に記載した発明は、前記レーザ照射は、前記アーク溶接の溶接部の全体に入熱するように行われることを特徴とする。
この構成によれば、溶接ビード幅を広くすることができるとともに、少ないワイヤ使用量で要求されるビード幅を得ることができる。
請求項4に記載した発明は、前記レーザ照射は、ミラー(27,32)により照射方向を可変とするものであり、前記レーザ照射は、前記アーク溶接により形成される溶融池(46a,46a1)の前記幅方向一側の端部(46a2)又は端部(46a2)近傍から、前記幅方向の中央部(51)を通過し、前記溶融池(46a,46a1)の前記幅方向他側の端部(46a3)又は端部(46a3)近傍までレーザ光が走査される第一経路(57)と、前記溶融池(46a,46a1)の前記幅方向一側の端部(46a2)又は端部(46a2)近傍に沿ってレーザ光が走査される第二経路(58)と、が設定され、前記第一経路(57)の走査と前記第二経路(58)の走査とを交互に繰り返しながら、前記アーク溶接が進行することを特徴とする。
この構成によれば、ミラーの設定により、複数のレーザ照射のうち、アーク陰極点となる幅方向中央部に走査されないレーザ照射(第二経路)も可能なので、アーク陰極点への入熱量が多くなり過ぎず、裏抜けを抑止することができる。
請求項5に記載した発明は、前記第一経路(57)は、前記アーク溶接の進行方向に直交するように、前記幅方向に向けてレーザ光を走査し、前記第二経路(58)は、前記アーク溶接の進行方向に沿うようにレーザ光を走査し、前記第一経路(57)は、前記第二経路(58)よりも照射経路長さが長いことを特徴とする。
この構成によれば、レーザ光が幅方向に走査される場合は、溶融池の幅方向一側の端部と、溶融池の幅方向他側の端部との間の距離のように長い距離を照射するため、レーザの照射経路を長くすることで、適切に入熱させることができる。
請求項6に記載した発明は、当該溶接方法は、金属薄板あるいは金属薄板構造物の突合せ溶接、重ね隅肉溶接、または突き合わせ溶接に適用されることを特徴とする。
この構成によれば、裏抜けの可能性が高い薄板材の溶接であっても、精度良く溶接をすることができる。
請求項7に記載した発明は、前記金属部材(11,12)の材質はチタンであることを特徴とする。
この構成によれば、熱伝導性が低く、溶接ワイヤ消費が多いチタンに対して、先行するレーザ照射による予熱によって、ビード幅を広くするとともに、凸ビードになり難くして溶接ワイヤ使用量を削減することができる。
請求項8に記載した発明は、レーザ照射とアーク溶接とを併用して金属部材(11,12)同士を溶接接合する溶接装置であって、前記レーザ照射を行うレーザ照射部(6)と、前記アーク溶接を行うアーク溶接部(7)と、を備え、前記レーザ照射部(6)は、前記アーク溶接部(7)による前記アーク溶接よりも溶接進行方向に先行した位置で、かつ前記アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置に、前記レーザ照射を受けて予熱された予熱部(41b,42b)を生じさせること特徴とする溶接装置を提供する。
この構成によれば、溶接進行方向に先行するレーザ照射によって、アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置、例えばアーク溶接によって形成される溶融池における溶接進行方向の幅方向の両端部に、レーザ光を直接照射した予熱部を生じさせる。これにより、熱伝導率が小さい金属材料を溶接する場合にも、溶融池が幅方向に広がりやすくなり、溶接ビードを安定させることができる。
請求項9に記載した発明は、前記レーザ照射部(6)は、レーザ光の照射位置をレーザ光照射面方向に可変させるガルバノミラー(27,32)を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ガルバノミラーの作動により、レーザ照射方向を容易に可変させることができる。
請求項10に記載した発明は、前記レーザ照射は、前記アーク溶接により形成される溶融池(46a,46a1)の前記幅方向一側の端部(46a2)又は端部(46a2)近傍から、前記幅方向の中央部(51)を通過し、前記溶融池(46a,46a1)の前記幅方向他側の端部(46a3)又は端部(46a3)近傍までレーザ光が走査される第一経路(57)と、前記溶融池(46a,46a1)の前記幅方向一側の端部(46a2)又は端部(46a2)近傍に沿ってレーザ光が走査される第二経路(58)と、が設定され、前記レーザ照射部(6)は、レーザ光が前記第一経路(57)を走査するときと、レーザ光が前記第二経路(58)を走査するときとで、前記ガルバノミラー(27,32)によってレーザ光の照射方向を制御することを特徴とする。
この構成によれば、ガルバノミラーの設定により、複数のレーザ照射経路のうち、アーク陰極点となる幅方向中央部にレーザ光が走査されないレーザ照射も可能となり、溶接部に入熱量が多くなり過ぎることを抑止し、裏抜けを抑止することができる。
請求項11に記載した発明は、前記アーク溶接のシールドガスの供給にガス供給具(71)が用いられ、前記ガス供給具(71)は、ガス供給口(71h)からガス放出口(78)までのガス供給路(82)をラビリンス構造とすること特徴とする。
この構成によれば、ラビリンス構造によってシールドガスが大気と混ざることを抑止し、良質なシールドガスを溶接部に提供することができる。
本発明によれば、レーザ照射とアーク溶接とを併用して金属部材同士を溶接接合する溶接方法及び溶接装置において、溶接進行方向に先行するレーザ照射によって、アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置が予熱されて、安定した溶接ビードを形成することができる。
本発明の実施形態の溶接装置の斜視図である。 ガルバノスキャナユニットの説明図である。 金属部材へのレーザ照射およびアーク溶接の実施状態を示す斜視図である。 金属部材へのレーザ照射およびアーク溶接の実施状態を示す断面図である。 実施形態のレーザ照射による予熱の作用を示す断面図である。 比較例のレーザ照射による予熱の作用を示す断面図である。 金属部材へのレーザ照射およびアーク溶接の実施状態を示す平面図である。 レーザ光の走査ルート(設計上の軌跡)を示す作用説明図である。 レーザ光の走査ルート(実際の軌跡)を示す作用説明図である。 シールドガスを供給するガス供給具を示す第1斜視図である。 上記ガス供給具を示す第2斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<溶接装置>
図1に示すように、溶接装置1は、基台2と、基台2に設置されたアーム型ロボット3と、アーム型ロボット3のアーム4に固定されたレーザ照射部6およびアーク溶接部7と、基台2上に設けられた作業盤8と、を備えている。
また、溶接装置1は、アーム型ロボット3、レーザ照射部6、アーク溶接部7の作動などを制御する制御装置(不図示)を備えている。溶接装置1は、上記したレーザ照射とアーク溶接とを併用して作業盤8上に固定された金属部材11,12同士を溶接接合する。
レーザ照射部6は、ガルバノスキャナユニット21(図2参照)を用いた仮想ツインビーム型である。ガルバノスキャナユニット21の説明は後述する。
アーク溶接部7は、シールドガスとして不活性ガス(例えばアルゴンガス)を用いたMIG溶接を行う部分である。アーク溶接部7は、溶接トーチ15を備え、溶接トーチ15の先端部からは電極である溶接ワイヤ16が突出している。また、溶接トーチ15の先端部には、シールドガスを吐出するノズル17が設けられている。アークの周辺や溶接される金属部材11,12に出来る溶融池の周辺は、ノズル17から供給されるシールドガスによって大気からシールドされる。
図2に示すように、ガルバノスキャナユニット21は、レーザ照射部6(図1参照)に備えるレーザ発振器(不図示)から発振されたレーザ光を所定の方向へ導く第1ガルバノユニット23および第2ガルバノユニット24を備えている。
レーザ発振器と第1ガルバノユニット23との間には、レーザ発振器から発したレーザ光を2つに分岐させる分岐ミラー(不図示)が設けられ、2つに分岐されたレーザ光41,42(図3参照)の一方のレーザ光41が第1ガルバノユニット23に届く。2つに分岐されたレーザ光41,42の他方のレーザ光42は、別のガルバノスキャナユニット21に送られる。
第1ガルバノユニット23は、第1ガルバノモータ26と、第1ガルバノモータ26の回転軸26aに取り付けられたガルバノミラー27と、を備えている。ガルバノミラー27は、レーザ発振器から発振されたレーザ光を第2ガルバノユニット24側に反射させる。第1ガルバノモータ26を作動させ、回転軸26aを矢印Aの方向に回動させることで、ガルバノミラー27を回動させ、レーザ光の第2ガルバノユニット24側への反射角度を変更することが可能である。
第2ガルバノユニット24は、第2ガルバノモータ31と、第2ガルバノモータ31の回転軸31aに取り付けられたガルバノミラー32と、を備えている。ガルバノミラー32は、第1ガルバノユニット23のガルバノミラー27で反射されたレーザ光41を、被溶接物である金属部材11(図1参照)側へ反射させる。第2ガルバノモータ31を作動させ、回転軸31aを矢印Bの方向に回動させることで、ガルバノミラー32を回動させ、レーザ光41の金属部材11側への反射角度を変更することが可能である。即ち、レーザ光41の金属部材11への照射位置を変更することが可能である。
第1ガルバノモータ26の回転軸26aと、第2ガルバノモータ31の回転軸31aとは、互いに直交しており、レーザ光41の金属部材11側への照射位置を細かく調整することが可能である。
ガルバノスキャナユニット21は、第1ガルバノモータ26および第2ガルバノモータ31の作動を制御する制御部34を備えている。制御部34の指令によって、第1ガルバノモータ26の回転軸26aおよび第2ガルバノモータ31の回転軸31aの回動角度および回動方向が制御され、レーザ光41の金属部材11側への照射位置が設定される。
図3および図4は、金属部材11,12に、それぞれレーザ光41,42を照射するとともにアーク溶接(重ね継手溶接)中の状態を示している。図中矢印Fは、レーザ光41,42および溶接トーチ15の進行方向(即ち、溶接進行方向)を示す。図中矢印Hは、溶接経路の幅方向を示す。前記幅方向は、溶接進行方向に直交する方向で、かつ溶接箇所におけるアーク溶接部7の先端部に対向する面に沿う方向を示す。前記幅方向は、溶接箇所が複数面を有する立体形状の場合等は、アーク溶接部7の先端部の軸方向と直交する方向でもよい。
レーザ光41,42および溶接トーチ15は、一体に移動している。レーザ光41,42は、溶接トーチ15よりも溶接進行方向に先行して移動している。
図4において、レーザ光41,42を照射する照射位置41a,42aは、アーク溶接により形成された溶融池46aにおける溶接進行方向Fに直交する幅方向Hの両端部にあるものとする。レーザ光41,42は、アーク溶接よりも先行して移動しているので、実際には、レーザ光41,42が照射されている位置では、まだアーク溶接がなされていない。従って、溶融池46aは出来ていないが、結果的に、レーザ光41,42の照射位置41a,42aが溶接ビード43溶融池46aの幅方向の両端部となるように、レーザ光41,42の照射位置41a,42aを設定している。この理由については、図5以降で説明する。図中符号41b,42bは、各照射位置41a,42aで金属材料が予熱されて生じる予熱部を示す。
図5に示す実施形態では、熱伝導率の小さい金属材料46(例えば、チタンなど)をアーク溶接する場合には、主にアーク溶接時に金属材料46に出来る溶融池46aが、溶接進行方向に対して直交する方向、即ち溶融池46aの幅方向に広く形成されるようにする。これには、アーク溶接部7の溶接トーチ15よりも溶接進行方向に先行して移動するレーザ光41,42を、溶融池46aにおける溶接進行方向に直交する幅方向の両端部となる箇所に照射して、その箇所を予熱する。
レーザ光41,42で予熱することで、レーザ光41,42の照射開始後に主にアーク溶接によって出来る溶融池46aの幅をより広くすることができる。
この結果、アーク溶接終了後には、出来たビード48の幅W1が広くなり、更に、ビード48の溶け込み深さD1を浅くしつつ金属材料46の表面46bからの突出高さP1を低くすることができる。これにより、アーク溶接時の溶接ワイヤ16の使用量を削減することができ、コストダウンを図ることができる。
図6に示す比較例は、熱伝導率の小さい金属材料46の溶接をアーク溶接のみで行う場合を示す。この比較例では、アーク溶接の熱が周囲に伝わりにくいため、金属材料46に出来る溶融池46dが、幅方向に広くなりにくい。従って、アーク溶接終了後には、出来たビード49の幅W2が幅W1(図5参照)よりも狭く、更に、ビード49の溶け込み深さD2が溶け込み深さD1(図5参照)よりも深く、金属材料46の表面46bからの突出高さP2は、突出高さP1(図5参照)よりも高くなる。この結果として、アーク溶接時の溶接ワイヤ16の使用量が多くなり、コストアップを招く。
以上の図5及び図6に示す通り、熱伝導率の小さい金属材料46であっても、溶融池46a,46dの幅の両端部を予熱すれば、その部分の金属材料46が溶融しやすくなるため、溶融池46a,46dの幅を広くすることができる。
また、溶融池46a,46dの幅が広くなれば、ビード48,49の溶け込み深さD1,D2を浅くすることができるとともに、表面46bからの突出高さP1,P2も低くすることができる。このようなレーザ照射による予熱は、金属薄板あるいは金属薄板構造物の溶接に好適な方法である。
図7に示すように、レーザ光41,42の金属部材11,12への照射位置41a,42a(黒丸で示す部分である。)は、溶接部のほぼ中央に位置する金属部材12の端面12aに対して、幅方向両側方にオフセットしている。レーザ光は、照射タイミングによっては、端面12aに対して対称または略対称な位置に配置されている。なお、図7で示す照射位置は、レーザ光が溶融池端部を照射するときの状態である。
また、アーク溶接のアーク陰極点(幅方向の中央部)51(丸印で示す部分である。)は、金属部材12の端面12aに一致する、又はほぼ一致するように端面12aに沿って移動する。
照射位置41a,42aは、溶接進行方向でアーク溶接のアーク陰極点51よりも先行して移動する。
照射位置41a,42aは、アーク溶接により溶融池46aが形成された時点では、それ以後に形成される二点鎖線で示す溶融池46a1における溶接進行方向に直交する幅方向の両端部46a2,46a3をそれぞれ照射する。このように、レーザ光41,42の照射位置41a,42aは、溶融池46aの幅方向の両端部46a2,46a3の軌跡上を通過するように、金属部材11,12を予熱する。端部46a2は、溶融池46a1の幅方向一側の端部の一例に対応する。端部46a3は、溶融池46a1の幅方向他側の端部の一例に対応する。
レーザ光41,42により予熱される箇所、即ち予熱部41b,42bは、レーザ照射で予め定めた温度(例えば母材の融点以上)に予熱される部位であり、例えば実施形態では、予熱部41b,42bは、溶接部において互いに間隔を空けず接している。
このように、レーザ照射による予熱は、アーク溶接の溶接部の全体に入熱するように行われる。
次に、予熱部41b,42bを形成するためのレーザ光42の走査(レーザ走査)について説明する。このレーザ走査は、前述のガルバノミラー27,32によりレーザ照射方向を可変とすることでなされる。
図8Aに示すように、金属部材11に金属部材12を重ねた溶接部において、レーザ照射は、溶融池46aの溶接進行方向に直交する幅方向一側の端部46a2から(又は端部46a2近傍から)、幅方向の中央部である端面12aを通過し、溶融池46aの前記幅方向他側の端部46a3まで(又は端部46a3近傍まで)、レーザ光42が走査される。このレーザ光42の走査経路を第一経路57とする。図中の第一経路57は、溶接進行方向上流側から順に符号57a,57b、・・・(以下アルファベット順)で示す。前記「端部46a2近傍」とは、例えば溶接幅が5mmの場合は、端部46a2から溶接幅方向の両側に0.5mm程度幅を含む範囲である。なお、溶接幅が広い場合は端部46a2近傍の幅は広がるが、同程度の比率で広がるわけではない。前記「端部46a3近傍」とは、例えば溶接幅が5mmの場合は、端部46a3から溶接幅方向の両側に0.5mm程度の幅を含む範囲である。なお、溶接幅が広い場合は端部46a3近傍の幅は広がるが、同程度の比率で広がるわけではない。
第一経路57は、設計上は、幅方向一側の端部46a2から幅方向他側の端部46a3まで、幅方向他側ほど溶接進行方向下流側に位置するように、溶接進行方向に直交する幅方向に対して傾斜した軌跡となる(図8A参照)。レーザ照射部6は、アーク溶接部7とともに溶接進行方向下流側に移動しながらレーザ照射を行うので、レーザ照射部6から見た実際の第一経路57は、溶接進行方向に直交する幅方向に沿う軌跡となる(図8B参照)。
レーザ光42が幅方向他側の端部46a3に至ると、レーザ照射を一旦止めて、照射位置を幅方向一側の端部46a2に戻す。その後、溶融池46aの幅方向一側の端部46a2又は端部46a2近傍において溶接進行方向下流側に延びる直線上で、レーザ光41が走査される。このレーザ光41の走査経路を第二経路58とする。図中の第二経路58は、溶接進行方向上流側から順に符号58a,58b、・・・(以下アルファベット順)で示す。第二経路58における「端部46a2近傍」も第一経路57で述べた「端部46a2近傍」と同程度の範囲である。レーザ光42が第二経路58の溶接進行方向下流側の先端に至ると、レーザ照射を一旦止めて、照射位置を幅方向一側の端部46a2に戻す。
上記した第一経路57のレーザ走査と第二経路58のレーザ走査とを交互に繰り返しながら、溶融池46aの幅方向両端部に予熱部41b,42bを形成しつつ、アーク溶接を進行させる。図においては、第一経路57a、第二経路58a、第一経路57b、第二経路58b、・・・(以下アルファベット順)の順にアーク溶接を進行させる。
第一経路57は、第二経路58よりもレーザ照射距離が長く、長い距離のレーザ照射によって溶接部周辺に適切な入熱が可能である。幅方向に長い第一経路57のレーザ照射によって、幅方向他側の予熱部42bは幅方向に長い形状(例えば楕円状)となる。予熱部41b,42bは、溶接部の中央から幅方向一側にオフセットした位置で、互いに間隔を空けず接している。
図9および図10に示すように、溶接対象として、例えば、自動二輪車用の燃料タンク65、詳しくは、タンク本体66の上部に給油口67をレーザ照射とアーク溶接とを併用して溶接する場合、溶接部にシールドガスを供給するガス供給具71が用いられる。
なお、図9および図10では、ガス供給具71の内部形状の理解を容易にするため、ガス供給具71の一部を切断して示している。
タンク本体66の上部に給油口67を溶接する際、タンク本体66には、給油口67が仮固定され、給油口67の上方に開口する開口部が蓋部材68で塞がれる。ガス供給具71は、例えば蓋部材68に固定されている。
ガス供給具71は、ドーナツ板状の天板71aと、天板71aの下面71bに同心円状に形成された複数の円筒部71c,71d,71e,71fと、2つの円筒部71d,71fの各下端を接続するテーパ状壁部71gと、を一体に備えている。
天板71aには、周縁部に上下に貫通する複数の貫通孔71hが開けられている。複数の円筒部71c,71d,71e,71fは、この順に給油口67から外周側に離れるように配置されている。最も給油口67に近い円筒部71cは、蓋部材68の外周面に外嵌している。
円筒部71d,71e,71fは、この順に天板71aから下方への突出量が小さくなる。円筒部71c,71dは、天板71aからの下方への突出量がほぼ同一である。
円筒部71eは、下縁71jがテーパ状壁部71gから隔てて配置されている。テーパ状壁部71gは、給油口67から離れるにつれて次第に上方に位置するように形成されている。このように、テーパ状壁部71gを形成することで、テーパ状壁部71gとタンク本体66との間に、溶接トーチ15を楽に挿入可能な作業空間を形成することができる。
図10を参照し、天板71aの複数の貫通孔(ガス供給口)71hは、円筒部71e,71f間の筒状の空間73に連通し、空間73は、円筒部71eとテーパ状壁部71gとの隙間74を介して円筒部71d,71e間の筒状の空間76に連通している。
空間76は、円筒部71dの天板71a側の付根部に形成された複数の通孔71kを介して円筒部71c,71d間の円筒状の空間77に連通している。空間77は、下部に下方に開口する下部開口(ガス放出口)78を備え、下部開口78は、給油口67のタンク本体66への溶接予定部に臨むように形成されている。
上記した空間73,76,77は、アーク溶接時のシールドガスが流れるガス通路81を形成している。ガス通路81の入口である複数の貫通孔71hと、ガス通路81と、ガス通路81の出口である下部開口78とは、ラビリンス構造のガス供給路82を構成している。
複数の貫通孔71hの少なくとも一つにシールドガス供給源(不図示)が接続され、ガス供給路82にシールドガスが流されて、下部開口78から溶接予定部にシールドガスを供給することができる。
このようなガス供給路82を設けることで、ラビリンス構造によってシールドガスが大気と混ざることを抑止することができ、良質なシールドガスを溶接部に提供することができる。また、タンク本体66と給油口67との溶接部が円筒状であっても、溶接部の全体により均一にシールドガスを供給することができる。
以上説明したように、上記実施形態における溶接方法は、レーザ照射とアーク溶接とを併用して金属部材11,12同士を溶接接合する溶接方法であって、アーク溶接よりも溶接進行方向に先行した位置で、かつアーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置に、レーザ照射を受けて予熱される予熱部41b,42bを生じさせる。
この構成によれば、溶接進行方向に先行するレーザ照射によって、アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置、例えばアーク溶接によって形成される溶融池46a,46a1における溶接進行方向の幅方向の両端部46a2,46a3に、レーザ光を直接照射した予熱部を生じさせる。これにより、熱伝導率が小さい金属材料を溶接する場合にも、溶融池46a,46a1が幅方向に広がりやすくなり、安定した溶接ビードを形成することができる。
また、上記溶接方法において、レーザ照射は、アーク溶接により形成される溶融池46a,46a1の幅方向両端部46a2,46a3に対して行われるので、溶融池46a,46a1の幅方向両端部46a2,46a3への入熱量を多くすることができ、より安定した溶接ビード43を形成することができる。
また、上記溶接方法において、レーザ照射は、アーク溶接の溶接部の全体に入熱するように行われるので、溶接ビード幅を広くすることができるとともに、凸ビードになり難くして溶接ワイヤ使用量を削減することができる。
また、上記溶接方法において、レーザ照射は、ガルバノミラー27,32により照射方向を可変とするものであり、前記レーザ照射は、前記アーク溶接により形成される溶融池46a,46a1の幅方向一側の端部46a2から、幅方向の中央部(アーク陰極点51)を通過し、溶融池46a,46a1の前記幅方向他側の端部46a3までレーザ光が走査される第一経路57と、溶融池46a,46a1の前記幅方向一側の端部46a2に沿ってレーザ光が走査される第二経路58と、が設定され、前記第一経路57の走査と前記第二経路58の走査とを交互に繰り返しながら、前記アーク溶接が進行するので、ガルバノミラー27,32の設定により、複数のレーザ照射のうち、アーク陰極点51となる幅方向中央部に走査されないレーザ照射(第二経路58)も可能なので、アーク陰極点51への入熱量が多くなり過ぎず、裏抜けを抑止することができる。
また、上記溶接方法において、第一経路57は、アーク溶接の進行方向に直交するように、幅方向に向けてレーザ光を走査し、第二経路58は、アーク溶接の進行方向に沿うようにレーザ光を走査し、第一経路57は、第二経路58よりも照射経路長さが長いので、レーザ光が幅方向に走査される場合は、溶融池46a,46a1の幅方向一側の端部46a2と溶融池46a,46a1の幅方向他側の端部46a3との間のように長い距離を照射するため、レーザ光の照射距離を長くすることで、適切に入熱させることができる。
また、上記溶接方法において、当該溶接方法は、金属薄板あるいは金属薄板構造物の突合せ溶接、重ね隅肉溶接、または突き合わせ溶接に適用されるので、裏抜けの可能性が高い薄板材の溶接であっても、精度良く溶接をすることができる。
また、上記溶接方法において、金属部材11,12の材質はチタンであるので、熱伝導率が低く、溶接ワイヤ消費が多いチタンに対して、先行するレーザ照射による予熱によって、溶接ビード幅を広くするとともに、少ないワイヤ使用量で要求されるビード幅を得ることができる。
上記実施形態における溶接装置は、レーザ照射とアーク溶接とを併用して金属部材11,12同士を溶接接合する溶接装置1であって、レーザ照射を行うレーザ照射部6と、アーク溶接を行うアーク溶接部7と、を備え、レーザ照射部6は、アーク溶接部7によるアーク溶接よりも溶接進行方向に先行した位置で、かつアーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置に、レーザ照射を受けて予熱された予熱部を生じさせる。
この構成によれば、上記同様、溶接進行方向に先行するレーザ照射によって、アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置に、レーザ光を直接照射した予熱部を生じさせるので、熱伝導率が小さい金属材料を溶接する場合にも、溶融池46a,46a1が幅方向に広がりやすくなり、安定した溶接ビードを形成することができる。
また、上記溶接装置において、レーザ照射部6は、レーザ光の照射位置をレーザ光照射面方向に可変させるガルバノミラー27,32を備えているので、ガルバノミラー27,32の作動により、レーザ光照射方向を容易に可変させることができる。
また、上記溶接装置において、レーザ照射は、前記アーク溶接により形成される溶融池46a,46a1の幅方向一側の端部46a2から、幅方向の中央部(アーク陰極点51)を通過し、溶融池46a,46a1の幅方向他側の端部46a3までレーザ光が走査される第一経路57と、溶融池46a,46a1の幅方向一側の端部46a2に沿ってレーザ光が走査される第二経路58と、が設定され、レーザ照射部6は、レーザ光が第一経路57を走査するときと、第二経路58を走査するときとで、ガルバノミラー27,32によってレーザ光の照射方向を制御するので、ガルバノミラー27,32の設定により、複数のレーザ照射のうち、アーク陰極点51となる幅方向中央部に走査されないレーザ照射も可能となり、溶接部に入熱量が多くなり過ぎることを抑止し、裏抜けを抑止することができる。
また、上記溶接装置において、アーク溶接のシールドガスの供給にガス供給具71が用いられ、ガス供給具71は、ガス供給口(貫通孔71h)からガス放出口(下部開口78)までのガス供給路82をラビリンス構造とするので、ラビリンス構造によってシールドガスが大気と混ざることを抑止し、良質なシールドガスを溶接部に提供することができる。
上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 溶接装置
6 レーザ照射部
7 アーク溶接部
11,12 金属部材
27,32 ガルバノミラー
41b,42b 予熱部
46a,46a1 溶融池
46a2 端部(幅方向一側の端部)
46a3 端部(幅方向他側の端部)
51 アーク陰極点(幅方向の中央部)
57 第一経路
58 第二経路
71 ガス供給具
71h 貫通孔(ガス供給口)
78 下部開口(ガス放出口)
82 ガス供給路

Claims (11)

  1. レーザ照射とアーク溶接とを併用して金属部材(11,12)同士を溶接接合する溶接方法であって、
    前記アーク溶接よりも溶接進行方向に先行した位置で、かつ前記アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置に、前記レーザ照射を受けて予熱された予熱部(41b,42b)を生じさせることを特徴とする溶接方法。
  2. 前記レーザ照射は、前記アーク溶接により形成される溶融池(46a,46a1)の前記幅方向両端部(46a2,46a3)に対して行われることを特徴とする請求項1に記載の溶接方法。
  3. 前記レーザ照射は、前記アーク溶接の溶接部の全体に入熱するように行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶接方法。
  4. 前記レーザ照射は、ミラー(27,32)により照射方向を可変とするものであり、
    前記レーザ照射は、前記アーク溶接により形成される溶融池(46a,46a1)の前記幅方向一側の端部(46a2)又は端部(46a2)近傍から、前記幅方向の中央部(51)を通過し、前記溶融池(46a,46a1)の前記幅方向他側の端部(46a3)又は端部(46a3)近傍までレーザ光が走査される第一経路(57)と、前記溶融池(46a,46a1)の前記幅方向一側の端部(46a2)又は端部(46a2)近傍に沿ってレーザ光が走査される第二経路(58)と、が設定され、前記第一経路(57)の走査と前記第二経路(58)の走査とを交互に繰り返しながら、前記アーク溶接が進行することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の溶接方法。
  5. 前記第一経路(57)は、前記アーク溶接の進行方向に直交するように、前記幅方向に向けてレーザ光を走査し、
    前記第二経路(58)は、前記アーク溶接の進行方向に沿うようにレーザ光を走査し、
    前記第一経路(57)は、前記第二経路(58)よりも照射経路長さが長いことを特徴とする請求項4に記載の溶接方法。
  6. 当該溶接方法は、金属薄板あるいは金属薄板構造物の突合せ溶接、重ね隅肉溶接、または突き合わせ溶接に適用されることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の溶接方法。
  7. 前記金属部材(11,12)の材質はチタンであることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の溶接方法。
  8. レーザ照射とアーク溶接とを併用して金属部材(11,12)同士を溶接接合する溶接装置であって、
    前記レーザ照射を行うレーザ照射部(6)と、前記アーク溶接を行うアーク溶接部(7)と、を備え、
    前記レーザ照射部(6)は、前記アーク溶接部(7)による前記アーク溶接よりも溶接進行方向に先行した位置で、かつ前記アーク溶接が行われる溶接経路の幅方向中央から両側方にオフセットした位置に、前記レーザ照射を受けて予熱された予熱部(41b,42b)を生じさせること特徴とする溶接装置。
  9. 前記レーザ照射部(6)は、レーザ光の照射位置をレーザ光照射面方向に可変させるガルバノミラー(27,32)を備えていることを特徴とする請求項8に記載の溶接装置。
  10. 前記レーザ照射は、前記アーク溶接により形成される溶融池(46a,46a1)の前記幅方向一側の端部(46a2)又は端部(46a2)近傍から、前記幅方向の中央部(51)を通過し、前記溶融池(46a,46a1)の前記幅方向他側の端部(46a3)又は端部(46a3)近傍までレーザ光が走査される第一経路(57)と、前記溶融池(46a,46a1)の前記幅方向一側の端部(46a2)又は端部(46a2)近傍に沿ってレーザ光が走査される第二経路(58)と、が設定され、
    前記レーザ照射部(6)は、レーザ光が前記第一経路(57)を走査するときと、レーザ光が前記第二経路(58)を走査するときとで、前記ガルバノミラー(27,32)によってレーザ光の照射方向を制御することを特徴とする請求項9に記載の溶接装置。
  11. 前記アーク溶接のシールドガスの供給にガス供給具(71)が用いられ、
    前記ガス供給具(71)は、ガス供給口(71h)からガス放出口(78)までのガス供給路(82)をラビリンス構造とすることを特徴とする請求項8から10の何れか1項に記載の溶接装置。
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