JP2022137687A - 自動搬送システム、情報提供方法、及びプログラム - Google Patents

自動搬送システム、情報提供方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】建設現場における自動搬送の稼働率を高める。【解決手段】自動搬送システム(S)の使用資機材情報取得手段(101)は、建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を取得する。無人搬送車情報取得手段(102)は、建設現場において資機材を自動搬送するための無人搬送車に関する無人搬送車情報を取得する。提供手段(103)は、使用資機材情報と無人搬送車情報とに基づいて、建設現場への資機材の搬入を担当する会社に対し、自動搬送の対象となる資機材に関する対象資機材情報を提供する。【選択図】図5

Description

本開示は、自動搬送システム、情報提供方法、及びプログラムに関する。
近年、建設業界では、人手不足や人件費高騰等の問題を解消するために、建設現場において無人搬送車を利用して資機材を自動搬送することが検討されている。例えば、特許文献1には、建設現場の床などに対し、無人搬送車が走行する際のガイドとなる二次元コードを貼り付けておき、無人搬送車がカメラで二次元コードを撮影しながら資機材を自動搬送する自動搬送システムが記載されている。
特開2020-123357号公報
資機材の発注や搬入などの業務は、建設会社とは別の協力会社が担当することがある。特許文献1のような無人搬送車の稼働率を高めるには、協力会社に対し、自動搬送の対象となる資機材に関する情報を提供する必要がある。例えば、無人搬送車が保持できない荷姿の資機材が搬入されると、荷姿を直すのに要する時間だけ稼働率が下がるので、協力会社に対し、適切な荷姿を伝える必要がある。この点は、他の会社が資機材の搬入を担当する場合も同様であり、自動搬送の稼働率を高めるための情報を提供する必要がある。
本開示の目的の1つは、建設現場における自動搬送の稼働率を高めることである。
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る自動搬送システムは、建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を取得する使用資機材情報取得手段と、前記建設現場において前記資機材を自動搬送するための無人搬送車に関する無人搬送車情報を取得する無人搬送車情報取得手段と、前記使用資機材情報と前記無人搬送車情報とに基づいて、前記建設現場への前記資機材の搬入を担当する会社に対し、自動搬送の対象となる前記資機材に関する対象資機材情報を提供する提供手段と、を含むことを特徴とする。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を取得する使用資機材情報取得ステップと、前記建設現場において前記資機材を自動搬送するための無人搬送車に関する無人搬送車情報を取得する無人搬送車情報取得ステップと、前記使用資機材情報と前記無人搬送車情報とに基づいて、前記建設現場への前記資機材の搬入を担当する会社に対し、自動搬送の対象となる前記資機材に関する対象資機材情報を提供する提供ステップと、を含むことを特徴とする。
本開示の一態様に係るプログラムは、建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を取得する使用資機材情報取得手段、前記建設現場において前記資機材を自動搬送するための無人搬送車に関する無人搬送車情報を取得する無人搬送車情報取得手段、前記使用資機材情報と前記無人搬送車情報とに基づいて、前記建設現場への前記資機材の搬入を担当する会社に対し、自動搬送の対象となる前記資機材に関する対象資機材情報を提供する提供手段、としてコンピュータを機能させる。
また、本発明の一態様では、前記無人搬送車情報は、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の荷姿を示し、前記提供手段は、前記会社に対し、自動搬送の対象となる前記資機材を前記荷姿で搬入するように促す情報を、前記対象資機材情報として提供する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記建設現場では、複数の種類の無人搬送車が使用され、前記種類ごとに、自動搬送可能な前記荷姿が定められており、前記無人搬送車情報は、前記種類に応じた前記荷姿を示し、前記提供手段は、前記会社に対し、自動配送の対象となる前記資機材を前記無人搬送車の前記種類に応じた前記荷姿で搬入するように促す情報を、前記対象資機材情報として提供する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記使用資機材情報は、自動搬送の対象となる前記資機材の特徴を示し、前記無人搬送車情報は、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の特徴を示し、前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の特徴と、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の特徴と、に基づいて、自動搬送の可否を判定し、前記会社に対し、自動搬送の可否の判定結果を、前記対象資機材情報として提供する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記使用資機材情報は、自動搬送の対象となる前記資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、前記無人搬送車情報は、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、に基づいて、自動搬送の可否を判定する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記使用資機材情報は、自動搬送の対象となる前記資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、前記無人搬送車情報は、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の特徴として、前記無人搬送車の搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、前記搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、に基づいて、自動搬送の可否を判定する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記無人搬送車情報は、前記建設現場において、自動搬送の対象となる前記資機材を配置する場所のスペースを示し、前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の前記場所への配置可否を判定し、前記会社に対し、配置可否の判定結果を、前記対象資機材情報として提供する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記使用資機材情報は、自動搬送の対象となる前記資機材の搬入時期を示し、前記無人搬送車情報は、前記建設現場における前記無人搬送車の使用状況を示し、前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の前記搬入時期と、前記無人搬送車の前記使用状況と、に基づいて、自動搬送の可否を判定し、前記会社に対し、自動搬送の可否の判定結果を、前記対象資機材情報として提供する、ことを特徴とする。
本開示によれば、建設現場における自動搬送の稼働率を高めることができる。
自動搬送システムの全体構成の一例を示す図である。 建設現場の一例を示す図である。 建設現場における個々の作業に必要な情報の一例を示す図である。 資機材管理画面の一例を示す図である。 自動搬送システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 資機材データベースのデータ格納例を示す図である。 無人搬送車データベースのデータ格納例を示す図である。 自動搬送システムで実行される処理を示すフロー図である。
[1.自動搬送システムの全体構成]
以下、本開示に係る自動搬送システムの実施形態の一例を説明する。図1は、自動搬送システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示すように、自動搬送システムSは、サーバ10、建設会社端末20、協力会社端末30、及び自動搬送会社端末40を含み、これらはインターネットなどのネットワークNに接続可能である。なお、自動搬送システムSは、少なくとも1つのコンピュータを含めばよく、自動搬送システムSの構成は、図1の例に限られない。
サーバ10は、サーバコンピュータである。例えば、サーバ10は、制御部11、記憶部12、及び通信部13を含む。制御部11は、少なくとも1つのプロセッサを含む。記憶部12は、RAMなどの揮発性メモリと、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリと、を含む。通信部13は、有線通信又は無線通信用の通信インタフェースを含む。
建設会社端末20は、建設会社の社員が操作するコンピュータである。建設会社は、建設現場を統括して管理する会社である。建設現場自体は、種々の現場であってよく、例えば、オフィスビル、商業施設、工場、又はマンションなどの建物が建設される現場であってもよいし、これらの建物の解体工事が行われる現場であってもよい。また例えば、建設現場は、ダム、トンネル、又は橋などが建設される現場であってもよい。
例えば、建設会社端末20は、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末、又はスマートフォンである。建設会社端末20は、制御部21、記憶部22、通信部23、操作部24、及び表示部25を含む。制御部21、記憶部22、及び通信部23は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様のハードウェア構成である。操作部24は、キーボードやマウスなどの入力デバイスである。表示部25は、例えば、液晶表示部又は有機EL表示部等である。
協力会社端末30は、協力会社の社員が操作するコンピュータである。協力会社は、建設会社に協力する会社であり、下請け会社、孫請け会社、又は運送会社も含む意味である。例えば、協力会社端末30は、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末、又はスマートフォンである。協力会社端末30は、制御部31、記憶部32、通信部33、操作部34、及び表示部35を含む。制御部31、記憶部32、通信部33、操作部34、及び表示部35は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部24、及び表示部25と同様のハードウェア構成である。
自動搬送会社端末40は、自動搬送会社に所属する社員等が操作するコンピュータである。自動搬送会社は、無人搬送車を利用した自動搬送サービスを提供する会社である。例えば、自動搬送会社端末40は、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末、又はスマートフォンである。自動搬送会社端末40は、制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45を含む。制御部41、記憶部42、通信部43、操作部44、及び表示部45は、それぞれ制御部11、記憶部12、通信部13、操作部24、及び表示部25と同様のハードウェア構成である。
なお、記憶部12,22,32,42に記憶されるものとして説明するプログラム及びデータは、ネットワークNを介して供給されるようにしてもよい。また、サーバ10、建設会社端末20、協力会社端末30、及び自動搬送会社端末40の各々のハードウェア構成は、上記の例に限られず、種々のハードウェアを適用可能である。例えば、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブやメモリカードスロット)や外部機器と直接的に接続するための入出力部(例えば、USB端子)が含まれてもよい。この場合、情報記憶媒体に記憶されたプログラムやデータは、読取部又は入出力部を介して供給されてもよい。
[2.自動搬送システムの概要]
本実施形態では、オフィスビルを建設する建設現場において、無人搬送車が資機材を自動搬送する場面を例に挙げて、自動搬送システムSの処理を説明する。無人搬送車は、資機材を保持する保持部材、タイヤ又はキャタピラ、モータ、及び電源等を含み、自動的に資機材を搬送する車両である。無人搬送車は、作業員がリモコンで操作可能であってもよい。無人搬送車自体は、種々のものを利用可能である。
例えば、無人搬送車は、先行技術文献に記載した二次元コードのガイド技術を利用したタイプであってもよいし、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)等で用いられる画像処理技術を利用した他のタイプであってもよい。無人搬送車は、ネットワークNに接続可能であり、図示しないコンピュータから自動搬送のスケジュールや移動経路などの情報を受信する。無人搬送車は、受信した情報に基づいて、建設現場において自律的に資機材を自動搬送する。
資機材は、建設現場で使用される物であり、例えば、石膏ボード、OAフロア板、電気設備機器、設備配管、又は塗料などである。資機材は、単に資材又は機材と呼ばれることもある。資機材自体は、種々のものを利用可能であり、例えば、一般的な建設資機材コードに定義された任意の資機材であってよい。資機材は、無人搬送車又は作業員によって搬送されるので、搬送の対象物ということもできる。なお、本実施形態では、無人搬送車による自動搬送が夜間に行われるものとするが、自動搬送は、日中に行われてもよい。
図2は、建設現場の一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態の建設現場では、3階建ての建物が建設されている。例えば、協力会社は、建設会社との打ち合わせによって必要な資機材を決定し、資機材メーカに資機材を発注する。協力会社は、資機材が使用される日時に間に合うように建設現場に資機材を搬入し、例えば、1階又は屋外に用意された仮置き場に資機材を配置する。なお、本実施形態では、資機材が建設現場に搬入された後に台車に乗せられる場合を説明するが、資機材は、台車に乗せられた状態で搬入されてもよい。資機材は、パレットや端太角又は輪木などに乗せられた状態で、仮置き場に配置されてもよい。
図2の例では、無人搬送車50は、門型のタイプであり、その内部に資機材51を保持するスペースを有する。図2では、無人搬送車50を1台だけ示しているが、無人搬送車50は、複数台存在してもよい。無人搬送車50は、台車に乗せられた状態の資機材51を内部に挟んで保持し、二次元コードのガイド技術などを利用して、所定の目的地に移動する。本実施形態の建設現場は、工事用エレベータEVと電動外扉Dが設置されている。無人搬送車50は、工事用エレベータEVに乗って各階を移動可能である。尚、工事用エレベータEVは、建設時のみ設置される仮設の設備であるが、無人搬送車50の運用は、建設完了後も使用される本設エレベータを用いても良い。
例えば、1階の仮置き場から3階の目的地まで資機材を自動搬送する場合、無人搬送車50は、仮置き場に配置された複数の資機材51の内、所定の資機材51を保持すると、工事用エレベータEVに乗り込んで3階まで移動する。工事用エレベータEVの行き先は、作業員によって指示されてもよいし、無人搬送車50によって指示されてもよい。無人搬送車50が3階に到着すると電動外扉Dが開き、無人搬送車50は、3階に降りて目的地まで移動する。無人搬送車50は、目的地に到着すると資機材51を配置し、工事用エレベータEVを利用して1階に戻る。無人搬送車50は、その日に自動搬送すべき資機材のスケジュールに従って、全ての資機材の自動搬送が終わるまで、仮置き場から目的地への資機材51の自動搬送を繰り返す。なお、以降の説明では、資機材の符号を省略する。
本実施形態のような自動搬送を実現するためには、台車の上に資機材を適切に配置する必要がある。例えば、搬入時の資機材の荷姿(資機材のサイズ、形状、又は積み方)が不適切だと、資機材が台車からはみ出してしまい、無人搬送車50は、資機材を保持できない。このため、協力会社が適切な荷姿で資機材を搬入しなければ、荷姿を直す手間などが発生し、自動搬送の稼働率が低下してしまう。
そこで、自動搬送システムSでは、建設会社、協力会社、及び自動搬送会社の各々で、自動搬送される資機材に関する種々の情報が共有される。本実施形態では、その情報の一例として、搬入時の適切な荷姿について説明する。個々の無人搬送車50に適切な荷姿の情報は、自動搬送会社が定めるものとする。自動搬送会社によって定められた荷姿の情報は、建設会社及び協力会社に対して提供される。自動搬送システムSでは、荷姿以外にも、種々の情報の共有が可能である。
図3は、建設現場における個々の作業に必要な情報の一例を示す図である。図3の例では、建設会社が工事を受注してから資機材の搬送が完了するまでの流れと、個々の作業に必要な情報を示している。図3に示すように、従来は、第1段階~第8段階に至る工程で、各実施者がそれぞれ検討を行い、次の段階の実施者に情報を渡すことで調整を行っていた。しかし、本システムでは、第1段階~第8段階に至るすべての工程を自動搬送システムSで管理するため、建設会社、協力会社、自動搬送会社の全ての実施者が、リアルタイムで情報を共有することが可能となる。以下、段階ごとに詳述する。
建設会社が工事を受注すると、第1段階の作業として、建設会社と協力会社との間で、建設現場における工程が作成されて進捗が把握される。この作業では、施工計画、工事工程、数量表、及び進捗把握といった情報が必要であり、自動搬送システムSでは、これらの情報が共有される。
第2段階-第3段階の作業として、協力会社による資機材の注文と、建設現場における資機材の搬入及び荷下ろしと、が行われる。必要な資機材や搬入スケジュールは、協力会社が独自に決定してもよいし、建設会社と協力会社との間の話し合いによって決定されてもよい。これらの作業では、発注資機材、発注数量、荷姿情報、納品日時、及び荷下ろし条件といった情報が必要であり、自動搬送システムSでは、これらの情報が共有される。
第4段階-第7段階の作業として、建設会社又は自動搬送会社による搬送計画設定、搬送経路設定、搬送シミュレーション、及び資機材搬送が行われる。これらの作業では、資機材内容、資機材数量、資機材荷姿、資機材搬送先、搬送順序、搬送経路、コード設置場所、コード設置数、搬送所要時間、必要台数、搬送済資機材、及び搬送時間といった情報が必要であり、自動搬送システムSでは、これらの情報が共有される。第8段階として、協力会社による検収が行われる。検収では、検収結果などの情報が必要であり、自動搬送システムSでは、検収結果が共有される。
もし仮に、各会社間で情報が共有されていない場合には、協力会社が独自に資機材の荷姿等を決めてしまい、自動搬送の稼働率が低下する可能性がある。そこで、本実施形態では、自動搬送会社から協力会社に対し、適切な荷姿の情報が提供されるようになっている。例えば、協力会社の社員が協力会社端末30を操作してサーバ10にアクセスすると、資機材の搬入を管理するための資機材管理画面が表示部35に表示される。
図4は、資機材管理画面の一例を示す図である。図3においては、第2段階に相当する図4に示すように、資機材管理画面Gには、搬入予定の資機材に関する種々の情報が表示される。例えば、発注済みの資機材の搬入予定日時、資機材を一意に識別する資機材ID、資機材名、数量、自動搬送の有無、荷姿数(台車等の搬送装置台数)、及び搬入時の荷姿サイズが表示される。本実施形態では、搬入時の荷姿は、自動搬送の対象になった資機材についてのみ表示される。自動搬送の対象になっていない資機材(作業員が手作業で運ぶ資機材)については、搬入時の荷姿は、表示されないものとする。なお、必要な台車数は、荷姿によって変化するので、荷姿が変更された場合に変化した台車数が表示されてもよい。この場合、協力会社等に対し、変化後の台車数で自動搬送を取り進めるか、自動搬送自体を取りやめるか、について問い合わせるようにしてもよい。自動搬送の取り進め又は取り止めは、建設会社、協力会社、及び自動搬送会社の各々によって協議されてもよい。
協力会社は、資機材管理画面Gに表示された内容を確認すると、自社で予定していた荷姿数や荷姿サイズと合致しているかを検討し、必要があれば、建設会社と調整を行う。協力会社は、建設会社と確認が取れた内容で、搬入予定日時に間に合うように、資機材を所定の荷姿にしてトラックに積み込む。協力会社は、資機材管理画面Gで指定された荷姿の資機材を建設現場に運び、仮置き場にある台車の上に配置する。なお、協力会社が資機材を台車に乗せた状態で搬入する場合にも、台車に乗せる資機材は、資機材管理画面Gで指定された荷姿になる。
以上のように、本実施形態の自動搬送システムSでは、資機材の搬入を担当する協力会社に対し、無人搬送車50により自動搬送される資機材の適切な荷姿に関する情報を資機材管理画面Gから提供する。これにより、搬入後に荷姿を修正するといった手間が発生するのを防止し、自動搬送の稼働率を高めるようになっている。以降、本技術の詳細について説明する。
[3.本実施形態で実現される機能]
図5は、自動搬送システムSで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図5に示すように、自動搬送システムSでは、データ記憶部100、使用資機材情報取得部101、無人搬送車情報取得部102、及び提供部103が実現される。本実施形態では、これら各機能がサーバ10によって実現される場合を説明するが、各機能は、建設会社端末20などの他のコンピュータによって実現されてもよい。
[データ記憶部]
データ記憶部100は、記憶部12を主として実現される。データ記憶部100は、自動搬送システムSにおいて共有可能な各種情報を記憶する。本実施形態では、データ記憶部100が1つの建設現場における情報を記憶する場合を説明するが、データ記憶部100は、複数の建設現場の各々における情報を記憶してもよい。
例えば、データ記憶部100は、資機材データベースDB1と、無人搬送車データベースDB2と、を記憶する。なお、本実施形態では、建設会社、協力会社、及び自動搬送会社の各々が資機材データベースDB1及び無人搬送車データベースDB2を自由に編集できる場合を説明するが、各会社に個々のデータベースのアクセス権限が設けられていてもよい。
図6は、資機材データベースDB1のデータ格納例を示す図である。図6に示すように、資機材データベースDB1は、建設現場において使用される資機材に関する情報が格納されたデータベースである。例えば、資機材データベースDB1には、資機材の資機材ID、資機材名、数量、搬入予定日時、協力会社ID、自動搬送の有無、無人搬送車ID、及び配置場所が格納される。
資機材IDは、搬入予定の資機材を一意に識別する情報である。資機材名は、搬入予定の資機材の名前である。数量は、搬入予定の資機材の数量である。協力会社IDは、協力会社を一意に識別する情報である。本実施形態では、協力会社が1つである場合を説明するが、複数の協力会社が存在してもよい。この場合、複数の協力会社の各々が建設現場に資機材を搬入し、各協力会社が搬入予定の資機材に関する情報が資機材データベースDB1に格納される。建設会社自らが資機材を搬入する場合には、建設会社が搬入予定の資機材に関する情報が資機材データベースDB1に格納される。なお、資機材IDは、個々の資機材ごとに付与する場合だけでなく、纏めて搬送する単位(例えば1パレット毎)ごとに付与してもよい。
自動搬送の有無は、自動搬送の対象となるか否かを識別する情報である。図6の例では、自動搬送が「有」の資機材は、自動搬送の対象になる。自動搬送が「無」の資機材は、自動搬送の対象にはならず、作業員により運ばれる。本実施形態では、自動搬送の有無は、建設会社によって登録される場合を説明するが、協力会社又は自動搬送会社などの他の者によって登録されてもよい。他にも例えば、自動搬送の有無は、無人搬送車50の空き状況に応じて自動的に登録されてもよい。
無人搬送車IDは、資機材を自動搬送する無人搬送車50を一意に識別する情報である。本実施形態では、どの資機材をどの無人搬送車50が自動搬送するかについては、建設会社によって登録される場合を説明するが、協力会社又は自動搬送会社などの他の者によって登録されてもよい。資機材を自動搬送する無人搬送車50は、無人搬送車50の空き状況に応じて自動的に登録されてもよい。配置場所は、搬入した資機材を配置すべき具体的な場所である。本実施形態では、協力会社は、仮置き場における台車の上に資機材を配置するので、配置場所として、仮置き場における台車を一意に識別する情報が配置場所として格納されている。なお、台車は一意に識別されなくてもよい。
なお、資機材データベースDB1に格納される情報は、上記の例に限られない。資機材データベースDB1には、資機材に関する種々の情報が格納されてよく、例えば、搬入時の荷姿に関する情報が格納されてもよいし、仮置き場から搬送される予定日時が格納されてもよい。また、資機材データベースDB1には、搬入予定日時が決まっていない資機材に関する情報が格納されてもよい。また、資機材データベースDB1には、自動搬送の対象となる資機材に関する情報だけが格納されてもよい。
図7は、無人搬送車データベースDB2のデータ格納例を示す図である。図7に示すように、無人搬送車データベースDB2は、建設現場において使用される無人搬送車50に関する情報が格納されたデータベースである。例えば、無人搬送車データベースDB2には、無人搬送車50の無人搬送車ID、種類、車体重量、車体サイズ、搬送可能荷姿、及び搬送可能重量が格納される。例えば、建設会社が自動搬送会社の自動搬送サービスの利用申込をすると、建設現場にレンタルされた無人搬送車50に関する情報が無人搬送車データベースDB2に登録される。
無人搬送車IDは、建設現場における無人搬送車50を一意に識別する情報である。種類は、無人搬送車50の型番やタイプなどである。本実施形態では、建設現場において、複数の種類の無人搬送車50が使用される場合を説明するが、無人搬送車50は、1種類だけであってもよい。車体重量及び車体サイズは、無人搬送車50自体の重量及びサイズである。搬送可能荷姿及び搬送可能重量は、無人搬送車50が搬送可能な資機材の荷姿及び重量である。本実施形態では、無人搬送車50の種類ごとに、搬送可能荷姿及び搬送可能重量が定められている。搬送可能荷姿は、無人搬送車50が搬送可能な資機材のサイズ、形状、又は積み方ということもできる。
なお、無人搬送車データベースDB2に格納される情報は、上記の例に限られない。無人搬送車データベースDB2には、無人搬送車50に関する種々の情報が格納されてよく、例えば、無人搬送車50の使用状況、スケジュール、及び移動経路などの情報が格納されてもよい。また例えば、無人搬送車50が自動搬送可能な資機材の種類などの情報が格納されてもよい。また、データ記憶部100に記憶されるデータは、上記の例に限られない。データ記憶部100は、建設会社、協力会社、及び自動搬送会社の間で共有される種々の情報を記憶可能である。例えば、データ記憶部100は、図3に示した各情報を記憶してもよい。
[使用資機材情報取得部]
使用資機材情報取得部101は、制御部11を主として実現される。使用資機材情報取得部101は、建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を取得する。建設現場において使用される資機材とは、建設現場に搬入予定の資機材、又は、建設現場に搬入済みの資機材である。これらの資機材は、自動搬送の対象となるものだけではなく、自動搬送の対象とはならないものも含まれる。発注前の資機材も、建設現場において使用される資機材に含まれる。
使用資機材情報は、資機材に関する任意の情報であってよく、例えば、資機材の搬入のしかたに影響する情報である。本実施形態では、資機材データベースDB1に格納された個々の情報が使用資機材情報に相当する。例えば、図6に示す資機材ID、資機材名、数量、搬入予定日時、自動搬送の有無、無人搬送車ID、及び配置場所の各々は、使用資機材情報に相当する。なお、使用資機材情報は、資機材の種類、材質、サイズ、重量、又は特殊な搬送方法などの他の情報であってもよい。
本実施形態では、使用資機材情報取得部101が、資機材データベースDB1を参照することによって、使用資機材情報を取得する場合を説明するが、使用資機材情報は、他のデータベースに格納されていてもよい。また、使用資機材情報は、建設会社端末20、協力会社端末30、又は自動搬送会社端末40から入力されてもよい。この場合、使用資機材情報取得部101は、これらの端末から入力された使用資機材情報を取得すればよい。
また、本実施形態では、使用資機材情報取得部101が、協力会社によって選択された資機材(即ち、資機材管理画面Gの表示対象となる資機材)の使用資機材情報を取得する場合を説明するが、使用資機材情報取得部101は、任意の資機材の使用資機材情報を取得可能である。例えば、使用資機材情報取得部101は、建設会社又は自動搬送会社によって選択された資機材の使用資機材情報を取得してもよい。
[無人搬送車情報取得部]
無人搬送車情報取得部102は、制御部11を主として実現される。無人搬送車情報取得部102は、建設現場において資機材を自動搬送するための無人搬送車50に関する無人搬送車情報を取得する。
無人搬送車情報は、無人搬送車50に関する任意の情報であってよく、例えば、無人搬送車50が搬送可能な資機材の条件、又は、無人搬送車50の機能である。本実施形態では、無人搬送車データベースDB2に格納された個々の情報が無人搬送車情報に相当する。例えば、図7に示す無人搬送車ID、種類、車体重量、車体サイズ、搬送可能荷姿、及び搬送可能重量の各々は、無人搬送車情報に相当する。なお、無人搬送車情報は、荷姿とは異なる条件であってもよく、例えば、自動搬送可能な資機材の種類、材質、又は特殊な搬送方法などの他の情報であってもよい。
例えば、無人搬送車情報は、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の荷姿を示す。即ち、無人搬送車データベースDB2に格納された搬送可能荷姿は、無人搬送車情報の一例である。本実施形態では、無人搬送車50の種類ごとに、自動搬送可能な荷姿が定められているので、無人搬送車情報は、種類に応じた荷姿を示す。即ち、無人搬送車データベースDB2において、無人搬送車50の種類に関連付けられた搬送可能荷姿は、その種類に応じた荷姿を示すことになる。
なお、本実施形態では、無人搬送車情報取得部102が、無人搬送車データベースDB2を参照することによって、無人搬送車情報を取得する場合を説明するが、無人搬送車情報は、他のデータベースに格納されていてもよい。また、無人搬送車情報は、建設会社端末20、協力会社端末30、又は自動搬送会社端末40から入力されてもよい。この場合、無人搬送車情報取得部102は、これらの端末から入力された無人搬送車情報を取得すればよい。
また、本実施形態では、無人搬送車情報取得部102が、協力会社によって選択された資機材(即ち、資機材管理画面Gの表示対象となる資機材)を自動搬送する無人搬送車50の無人搬送車情報を取得する場合を説明するが、無人搬送車情報取得部102は、任意の資機材を自動搬送する無人搬送車50の無人搬送車情報を取得可能である。例えば、無人搬送車情報取得部102は、建設会社又は自動搬送会社によって選択された資機材を自動搬送する無人搬送車50の無人搬送車情報を取得してもよい。
[提供部]
提供部103は、制御部11を主として実現される。提供部103は、使用資機材情報と無人搬送車情報とに基づいて、建設現場への資機材の搬入を担当する会社に対し、自動搬送の対象となる資機材に関する対象資機材情報を提供する。本実施形態では、資機材を搬入する会社が協力会社である場合を説明するが、資機材を搬入する会社は、他の会社であってもよい。例えば、建設会社又は自動搬送会社が資機材を搬入してもよいし、他の会社が資機材を搬入してもよい。対象資機材情報は、任意の会社に提供可能である。
自動搬送の対象となる資機材とは、無人搬送車50により自動搬送される予定の資機材である。本実施形態では、資機材データベースDB1の自動搬送の有無が「有」になっている資機材は、自動搬送の対象となる資機材に相当する。なお、自動搬送の対象となる資機材は、無人搬送車50の空き状況や搬送可能荷姿などの条件に基づいて、自動的に決定されてもよい。
対象資機材情報は、自動搬送の対象となる資機材に関する任意の情報であってよく、例えば、搬入時の資機材の状態、資機材の搬入のしかた、自動搬送の可否、又は搬入時の配置場所などである。本実施形態では、搬入時の荷姿に関する情報が対象資機材情報に相当する場合を説明するが、対象資機材情報は、他の情報であってもよい。例えば、図4の資機材管理画面Gに表示される任意の情報が対象資機材情報に相当してもよい。対象資機材情報の他の例については、変形例で説明する。
例えば、提供部103は、協力会社に対し、自動搬送の対象となる資機材を所定の荷姿で搬入するように促す情報を、対象資機材情報として提供する。本実施形態では、資機材管理画面Gに表示される荷姿に関する情報が対象資機材情報に相当する。即ち、資機材管理画面Gが対象資機材情報に相当する。所定の荷姿で搬入するように促す情報は、どのような荷姿であるかを識別可能な情報を含めばよく、図4のように文字列の情報に限られない。例えば、荷姿を示す画像やアイコンなどであってもよい。この情報は、搬入時の荷姿を特定可能な情報であればよい。対象資機材情報は、電子メール、SNS、メッセージアプリ、又は音声などの他の手段によって提供されてもよい。
提供部103は、協力会社が指定した資機材ID(使用資機材情報の一例)が示す資機材を自動搬送する無人搬送車50の無人搬送車IDを特定し、その無人搬送車IDに対応する搬送可能荷姿(無人搬送車情報の一例)に基づいて、資機材管理画面Gを協力会社端末30に表示させる。最適な荷姿は、無人搬送車50の種類に応じて異なるので、提供部103は、協力会社に対し、自動配送の対象となる資機材を無人搬送車50の種類に応じた荷姿で搬入するように促す情報を、対象資機材情報として提供する。
[4.本実施形態において実行される処理]
図8は、自動搬送システムSで実行される処理を示すフロー図である。図8に示す処理は、制御部11,21,31,41がそれぞれ記憶部12,22,32,42に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。以降説明する処理は、図5に示す機能ブロックにより実行される処理の一例である。
図8に示すように、建設会社又は協力会社と自動搬送会社との間で自動搬送サービスの利用契約が締結されると、建設会社端末20は、全体工程をサーバ10に登録する(S1)。S1の処理は、図3の第1段階に相当する。自動搬送会社端末40は、建設現場で使用される無人搬送車50に関する無人搬送車情報を、サーバ10の無人搬送車データベースDB2に登録する(S2)。自動搬送会社は、利用契約の内容を参照して、建設現場にレンタルする無人搬送車50を特定する。無人搬送車50の基本的な情報は、自動搬送会社端末40内の図示しないデータベースに格納されており、自動搬送会社は、自動搬送会社端末40を操作して、上記特定した無人搬送車50の無人搬送車ID、種類、車体重量、車体サイズ、搬送可能荷姿、及び搬送可能重量を無人搬送車データベースDB2に登録する。
建設会社と協力会社との間で必要な資機材の話し合いが行われると、協力会社端末30は、建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を、サーバ10の資機材データベースDB1に登録する(S3)。協力会社は、建設会社との話し合いで決定した資機材を資機材メーカに発注し、建設会社及び他の協力会社との間で調整し、資機材が使用される使用日に間に合うように、搬入予定日時を決める。なお、搬入予定日時は、図3の第1段階において作成された工程に基づき、工程内に示された搬入予定日時が初期値として設定されていてもよいし、自動搬送システムSにおいて自動的に設定されてもよい。資機材の搬入量が多すぎて自動搬送できない場合には、自動搬送をせずに人力で搬送する旨を示す情報が出力されてもよい。協力会社は、協力会社端末30を操作して、資機材ID、搬入予定日時、資機材名、及び数量を資機材データベースDB1に登録する。なお、資機材の基本的な情報は、サーバ10内の図示しないデータベースに格納されているものとする。資機材データベースDB1に登録される上記情報の少なくとも1つは、このデータベースから取得されるようにしてもよい。なお、建設会社が資機材を決定する場合には、S3の処理は、建設会社端末20から実行される。
自動搬送会社は、無人搬送車データベースDB2に格納された情報を参照し、無人搬送車50を利用した搬送計画を立てる。なお、自動搬送会社において、資機材量が用意した無人搬送車50の台数を超えるほどに多いと判断した場合は、建設会社や協力会社宛に、「自動搬送不可の資機材があり。搬送のための作業員の手配要」というようなメッセージを建設会社端末20や協力会社端末30に表示させても良い。自動搬送会社は、自動搬送の対象となる資機材と配置場所を決定し、その資機材を自動搬送させる無人搬送車50を選択する。自動搬送会社は、自動搬送会社端末40を操作して、自動搬送の有無、無人搬送車ID、及び配置場所を資機材データベースDB1に登録する(S4)。なお、建設会社又は協力会社が自動搬送の有無を決定する場合には、S4の処理は、建設会社端末20又は協力会社端末30から実行される。
以上により、協力会社に提供される情報の登録が完了する。以降、協力会社は、任意の資機材の情報を閲覧可能になる。協力会社端末30は、資機材管理画面Gに表示させたい資機材の選択を受け付けると、サーバ10に対し、資機材管理画面Gの表示要求を送信する(S5)。この表示要求には、表示対象となる資機材の資機材IDが含まれているものとする。なお、資機材の選択は、協力会社端末30から資機材IDが入力される等の任意の方法によって行われてよい。
サーバ10は、資機材データベースDB1から、表示対象の資機材の使用資機材情報を取得する(S6)。S6においては、サーバ10は、表示要求に含まれる資機材IDに関連付けられた搬入予定日時等の使用資機材情報を取得する。本実施形態では、この資機材IDを含むレコードの全ての情報が取得される場合を説明するが、このレコードの一部の情報だけが取得されてもよい。
サーバ10は、無人搬送車データベースDB2から、自動搬送の対象となる資機材の荷姿を含む無人搬送車情報を取得する(S7)。S7においては、サーバ10は、表示要求に含まれる資機材IDの資機材を自動搬送する無人搬送車50の無人搬送車IDを取得する。サーバ10は、無人搬送車データベースDB2のうち、この無人搬送車IDに関連付けられた搬送可能荷姿を、無人搬送車情報として取得する。なお、サーバ10は、無人搬送車50の種類などの他の情報を、無人搬送車情報として取得してもよい。
サーバ10は、S6で取得した使用資機材情報と、S7で取得した無人搬送車情報と、に基づいて、対象資機材情報を含む資機材管理画面Gの表示データを生成して協力会社端末30に送信する(S8)。表示データは、資機材管理画面Gを表示させるためのデータであり、任意のデータ形式であってよい。例えば、ブラウザ上で資機材管理画面Gを表示させるのであれば、表示データは、HTMLデータであってもよい。
協力会社端末30は、資機材管理画面Gの表示データを受信すると、資機材管理画面Gを表示部35に表示させ(S9)、本処理は終了する。S9においては、図4のような資機材管理画面Gが対象資機材情報として表示される。
本実施形態の自動搬送システムSによれば、建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報と、資機材を自動搬送するための無人搬送車50に関する無人搬送車情報と、に基づいて、協力会社に対し、自動搬送の対象となる資機材に関する対象資機材情報を提供することによって、建設現場における自動搬送の稼働率を高めることができる。例えば、資機材を搬入してからスムーズに自動搬送できるような搬入方法を、協力会社に検討させることができ、無人搬送車50をフル稼働させることができる。また例えば、無人搬送車50を利用して夜間に自動搬送を行うことにより、日中における資機材の搬送を減らすことができる。その結果、工事用エレベータEVの利用を待機する時間を減らし、日中における工事の効率化を図ることもできる。
また、自動搬送システムSは、協力会社に対し、自動搬送の対象となる資機材を所定の荷姿で搬入するように促す情報を提供することによって、資機材の搬入後に荷姿を調整するといった手間を省き、建設現場における自動搬送の稼働率を効果的に高めることができる。
また、自動搬送システムSは、協力会社に対し、自動配送の対象となる資機材を無人搬送車50の種類に応じた荷姿で搬入するように促す情報を提供することによって、種々の種類の無人搬送車50が稼働している場合であったとしても最適な荷姿で搬入させ、建設現場における自動搬送の稼働率を効果的に高めることができる。
[5.変形例]
なお、本発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
(1)例えば、協力会社が搬入予定の資機材を登録する場合に、無人搬送車50による自動搬送の可否が判定され、その判定結果が協力会社に提供されてもよい。どの無人搬送車50の搬送可能荷姿も満たさないサイズの資機材であれば、「自動搬送できません」といったメッセージが表示され、何れかの無人搬送車50の搬送可能荷姿を満たしうるサイズの資機材であれば、「自動搬送できます」といったメッセージが表示されてもよい。協力会社は、そのメッセージに応じて、建設会社に連絡をしたうえで自動搬送の有無を指定してもよいし、自身が自動搬送まで担当するのであれば、自身で自動搬送の有無を指定してもよい。
本変形例の使用資機材情報は、自動搬送の対象となる資機材の特徴を示し、無人搬送車情報は、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の特徴を示す。資機材の特徴は、任意の特徴であってよく、例えば、サイズ、形状、固さ、種類、用途、又は材質などであってよい。本変形例では、特徴の一例としてサイズを説明する。このため、自動搬送の対象となる資機材のサイズが使用資機材情報に相当し、搬送可能荷姿が無人搬送車情報に相当する。なお、資機材のサイズは、資機材データベースDB1又は他のデータベースに予め格納されているものとする。
提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の特徴(例えば、サイズ)と、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の特徴(例えば、サイズ)と、に基づいて、自動搬送の可否を判定し、協力会社に対し、自動搬送の可否の判定結果を、対象資機材情報として提供する。例えば、自動搬送の対象となる資機材の特徴が、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の特徴を満たす場合(これらが一致する場合)には、自動搬送が可能と判定され、特徴が満たされない場合(これらが一致しない場合)には、自動搬送が不可能と判定される。
例えば、提供部103は、自動搬送の対象となる資機材のサイズが、無人搬送車50による自動搬送が可能な搬送可能荷姿を満たすか否かを判定することによって、自動搬送の可否を判定する。自動搬送の対象となる資機材のサイズが搬送可能荷姿に規定されたサイズ以内であれば、自動搬送が可能と判定され、このサイズ以上であれば、自動搬送が不可能と判定される。
なお、提供部103は、判定結果を識別可能な任意の態様で提示すればよい。判定結果は、自動搬送可能である否かを示す情報である。例えば、提供部103が、資機材管理画面Gに判定結果を示すメッセージを表示させることによって、判定結果を提供してもよいし、他の画面によって判定結果を提供してもよい。他にも例えば、電子メール、SNS、又はメッセージアプリなどの他の手段を利用して判定結果が提示されてもよい。
また例えば、判定結果に応じて、自動搬送の有無が自動的に設定されてもよいし、搬入予定の資機材を登録する画面に判定結果を表示させてもよい。他にも例えば、提供部103は、協力会社がある資機材の自動搬送の有無を登録する場合に、その資機材が自動搬送の対象としてされるのを防止してもよい。即ち、提供部103は、自動搬送できない資機材が自動搬送の対象として指定された場合に、エラーメッセージを表示させる等してもよい。
変形例(1)によれば、自動搬送の対象となる資機材の特徴と、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の特徴と、に基づいて、自動搬送の可否を判定し、協力会社に対し、自動搬送の可否の判定結果を、対象資機材情報として提供することによって、建設現場における自動搬送の稼働率を効果的に高めることができる。例えば、自動搬送できない資機材が仮置き場に配置されるといったことを防止し、仮置き場のスペースを有効活用して自動搬送の稼働率を高めることができる。また例えば、自動搬送できない資機材を、自動搬送用の荷姿にして搬入するといった無駄を省くこともできる。
(2)また例えば、変形例(1)では資機材のサイズに基づいて自動搬送の可否が判定される場合を説明したが、使用資機材情報は、自動搬送の対象となる資機材の特徴として、当該資機材の重量を示し、無人搬送車情報は、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の特徴として、当該資機材の重量を示してもよい。この場合に、これらの重量に基づいて、自動搬送の可否が判定されてもよい。
提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の重量と、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の重量と、に基づいて、自動搬送の可否を判定する。例えば、提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の重量が、無人搬送車50による自動搬送が可能な搬送可能重量を満たすか否かを判定することによって、自動搬送の可否を判定する。自動搬送の対象となる資機材の重量が搬送可能重量に規定された重量以内であれば、自動搬送が可能と判定され、この重量以上であれば、自動搬送が不可能と判定される。判定結果は、変形例(1)と同様、種々の態様で提示可能である。
変形例(2)によれば、自動搬送の対象となる資機材の重量と、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の重量と、に基づいて、自動搬送の可否を判定することによって、建設現場における自動搬送の稼働率を効果的に高めることができる。例えば、自動搬送できない重量の資機材が搬入されるといったことを防止し、自動搬送の稼働率を高めることができる。
また、重量及びサイズ以外では、荷姿のバランスも判断項目にすることが可能となる。パレット上の資機材が、均等なバランスで荷姿として組まれているのか、もしくは、左右或いは前後で偏りがあるのかの情報があれば、安定して自動搬送でき得るのかの判断材料となる(例えば、均等なバランスであれば自動搬送可とし、バランスに偏りがある場合は自動搬送不可とし、人力による搬送を促す)。使用資機材情報は、自動搬送の対象となる資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示せばよい。無人搬送車情報は、無人搬送車による自動搬送が可能な資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示せばよい。提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、無人搬送車による自動搬送が可能な資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、に基づいて、自動搬送の可否を判定すればよい。
(3)また例えば、無人搬送車50の搬送経路上には、無人搬送車50が乗る工事用エレベータEV又は本設エレベータが配置されており、積載可能な荷物の重量やサイズが定められている。これらを超える資機材については、無人搬送車50が保持したまま工事用エレベータEVに乗ることができない。このため、自動搬送の可否は、工事用エレベータEV又は本設エレベータが条件になってもよい。他にも例えば、無人搬送車50の搬送経路上の通路の幅や段差が自動搬送の可否の条件になってもよい。
本変形例の使用資機材情報は、自動搬送の対象となる資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、無人搬送車情報は、無人搬送車50による自動搬送が可能な資機材の特徴として、無人搬送車50の搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示す。
搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの各々は、搬送経路上にある工事用エレベータEV、本設エレベータ、及び通路の少なくとも1つに基づいて定まるものであればよい。例えば、搬送経路に応じた重量は、工事用エレベータEV又は本設エレベータに積載可能な重要であってよく、これらの仕様に応じた値であってよい。搬送経路に応じたサイズは、工事用エレベータEV又は本設エレベータの内部のサイズに応じた値であってもよいし、通路の幅又は段差に応じたサイズであってもよい。なお、工事用エレベータEV又は本設エレベータには、資機材以外の物も積載されるので、これら重量又はサイズは、一般的な値であってよい。搬送経路に応じたバランスは、通路の段差に応じたバランスである。搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの各々は、建設会社、協力会社、自動搬送会社、又は他の会社によって入力される。
提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、に基づいて、自動搬送の可否を判定する。例えば、提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つが、搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを満たすか否かを判定することによって、自動搬送の可否を判定する。
例えば、自動搬送の対象となる資機材の重量又はサイズが工事用エレベータEV又は本設エレベータに積載可能な重量又はサイズ以内であれば、自動搬送が可能と判定され、この重量又はサイズ以上であれば、自動搬送が不可能と判定される。また例えば、自動搬送の対象となる資機材のサイズが通路の幅に収まっていれば、自動搬送が可能と判定され、通路の幅以上であれば、自動搬送が不可能と判定される。また例えば、自動搬送の対象となる資機材のバランスが通路の段差を超えるときに崩れないと判定されれば、自動搬送が可能と判定され、バランスが崩れると判定されれば、自動搬送が不可能と判定される。判定結果は、変形例(1)と同様、種々の態様で提示可能である。
なお、資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つ以外にも、無人搬送車50の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つが考慮されてもよい。また、作業員が無人搬送車50と一緒に工事用エレベータEVに乗るのであれば、作業員の重量又はサイズも考慮されてもよい。例えば、提供部103は、資機材の重量又はサイズ、無人搬送車50の重量又はサイズ、及び作業員の重量又はサイズの合計値が、工事用エレベータEV又は本設エレベータに積載可能な重量又はサイズを満たすか否かを判定することによって、自動搬送の可否を判定してもよい。
変形例(3)によれば、自動搬送の対象となる資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、に基づいて、自動搬送の可否を判定することによって、建設現場における自動搬送の稼働率を効果的に高めることができる。例えば、工事用エレベータEV又は本設エレベータに乗せられない重量又はサイズの資機材が搬入されるといったことを防止し、自動搬送の稼働率を高めることができる。
(4)また例えば、仮置き場の広さや配置された物の数によっては、協力会社が資機材を搬入できないこともある。このため、仮置き場のスペースを考慮して資機材の配置可否を判定し、その判定結果に関する情報を協力会社に提供してもよい。例えば、自動搬送の対象となる資機材を配置するスペースがなければ「自動搬送できません」といったメッセージが表示され、スペースがあれば「自動搬送できます」といったメッセージが表示されてもよい。
本変形例の無人搬送車情報は、建設現場において、自動搬送の対象となる資機材を配置する場所のスペースを示す。図2に示す仮置き場は、この場所の一例である。この場所は、仮置き場以外の他の名称で呼ばれてもよい。このスペースは、無人搬送車50により自動搬送される資機材が配置される場所なので、無人搬送車50に関する何らかの情報をいうことができる。例えば、仮置き場の広さ、形状、位置、空き台車の数、又は混み具合といった情報が無人搬送車情報として利用される。
提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の場所への配置可否を判定し、協力会社に対し、配置可否の判定結果を、対象資機材情報として提供する。例えば、提供部103は、自動搬送の対象となる資機材を配置可能な空きスペースが存在するか否かを判定する。資機材が占有するスペースは、資機材のサイズなどに応じて計算されるようにすればよい。空きスペースが存在すれば配置可能と判定され、空きスペースが存在しなければ配置不可能と判定される。また例えば、提供部103は、自動搬送の対象となる資機材を配置可能な空き台車が存在するか否かを判定する。空き台車が存在すれば配置可能と判定され、空き台車が存在しなければ配置不可能と判定される。判定結果は、変形例(1)と同様、種々の態様で提示可能である。
変形例(4)によれば、提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の場所への配置可否を判定し、協力会社に対し、配置可否の判定結果を、対象資機材情報として提供することによって、建設現場における自動搬送の稼働率を効果的に高めることができる。例えば、仮置き場に配置できない資機材が搬入されるといったことを防止し、仮置き場のスペースを有効活用できる。
(5)また例えば、無人搬送車50の使用状況によっては、資機材を搬入しても自動搬送できないこともある。このため、無人搬送車50の使用状況を考慮して自動搬送の可否を判定し、その判定結果に関する情報を協力会社に提供してもよい。例えば、無人搬送車50の予約が埋まっていれば「自動搬送できません」といったメッセージが表示され、無人搬送車50が空いていれば「自動搬送できます」といったメッセージが表示されてもよい。
本変形例の使用資機材情報は、自動搬送の対象となる資機材の搬入時期を示し、無人搬送車情報は、建設現場における無人搬送車50の使用状況を示す。資機材データベースDB1に格納された搬入予定日時が搬入時期に相当する。使用状況は、図7では図示していないが、無人搬送車50の使用が予定されている日時である。別の言い方をすれば、使用状況は、無人搬送車50の空き状況である。使用状況は、無人搬送車50のスケジュールに基づいて定まればよい。
提供部103は、自動搬送の対象となる資機材の搬入時期と、無人搬送車50の使用状況と、に基づいて、自動搬送の可否を判定し、協力会社に対し、自動搬送の可否の判定結果を、対象資機材情報として提供する。例えば、提供部103は、搬入予定日時に資機材を搬入した場合に、無人搬送車50でその資機材を、自動搬送可能か否かを判定する。即ち、提供部103は、搬入予定日時に資機材を搬入した場合に、無人搬送車50が空いているか否かを判定する。無人搬送車50が空いていれば、自動搬送可能と判定され、無人搬送車50が空いていなければ、自動搬送不可能と判定される。判定結果は、変形例(1)と同様、種々の態様で提示可能である。例えば、提供部103は、無人搬送車50が空いている日時に資機材を搬入することを促してもよいし、無人搬送車50が空いている日時を搬入予定日時として決定してもよい。
変形例(5)によれば、自動搬送の対象となる資機材の搬入時期と、無人搬送車50の使用状況と、に基づいて、自動搬送の可否を判定し、協力会社に対し、自動搬送の可否の判定結果を、対象資機材情報として提供することによって、建設現場における自動搬送の稼働率を効果的に高めることができる。例えば、無人搬送車50が予約で埋まっている日に自動搬送の対象となる資機材が搬入されるといったことを防止できる。
(6)また例えば、上記変形例を組み合わせてもよい。
また例えば、自動搬送の対象となる資機材は、原則として夜間に自動搬送されるため、資機材の搬入当日の日中に資機材が使用される場合、夜間搬送できないことが考えられる。この場合、提供部103は、協力会社に対し、自動搬送の対象となる資機材の使用予定に応じて、建設現場への搬入スケジュールを、対象資機材情報として提供してもよい。また例えば、荷揚げを担当する会社を協力会社が手配することがあるが、自動搬送の対象であるか否かを協力会社に対して提供することによって、荷揚げを担当する会社の手配を省略してもよい。また例えば、自動搬送が難しいサイズの資機材や日中に使用される資機材については、日中に無人搬送車50のリモコン操作などによって搬送されてもよい。
また例えば、実施形態では、サーバ10によって各機能が実現される場合を説明したが、自動搬送システムSに複数のコンピュータが含まれている場合に、各コンピュータで機能が分担されてもよい。例えば、データ記憶部100がサーバ10とは異なるデータベースサーバによって実現されてもよい。また例えば、建設会社端末20、協力会社端末30、又は自動搬送会社端末40によって各機能が実現されてもよい。また例えば、複数のコンピュータで機能が分担されてもよい。
S 自動搬送システム、G 資機材管理画面、N ネットワーク、10 サーバ、11,21,31,41 制御部、12,22,32,42 記憶部、13,23,33,43 通信部、24,34,43 操作部、25,35,45 表示部、20 建設会社端末、30 協力会社端末、40 自動搬送会社端末、50 無人搬送車、100 データ記憶部、101 使用資機材情報取得部、102 無人搬送車情報取得部、103 提供部、DB1 資機材データベース、DB2 無人搬送車データベース。

Claims (10)

  1. 建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を取得する使用資機材情報取得手段と、
    前記建設現場において前記資機材を自動搬送するための無人搬送車に関する無人搬送車情報を取得する無人搬送車情報取得手段と、
    前記使用資機材情報と前記無人搬送車情報とに基づいて、前記建設現場への前記資機材の搬入を担当する会社に対し、自動搬送の対象となる前記資機材に関する対象資機材情報を提供する提供手段と、
    を含むことを特徴とする自動搬送システム。
  2. 前記無人搬送車情報は、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の荷姿を示し、
    前記提供手段は、前記会社に対し、自動搬送の対象となる前記資機材を前記荷姿で搬入するように促す情報を、前記対象資機材情報として提供する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動搬送システム。
  3. 前記建設現場では、複数の種類の無人搬送車が使用され、
    前記種類ごとに、自動搬送可能な前記荷姿が定められており、
    前記無人搬送車情報は、前記種類に応じた前記荷姿を示し、
    前記提供手段は、前記会社に対し、自動配送の対象となる前記資機材を前記無人搬送車の前記種類に応じた前記荷姿で搬入するように促す情報を、前記対象資機材情報として提供する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動搬送システム。
  4. 前記使用資機材情報は、自動搬送の対象となる前記資機材の特徴を示し、
    前記無人搬送車情報は、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の特徴を示し、
    前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の特徴と、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の特徴と、に基づいて、自動搬送の可否を判定し、前記会社に対し、自動搬送の可否の判定結果を、前記対象資機材情報として提供する、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の自動搬送システム。
  5. 前記使用資機材情報は、自動搬送の対象となる前記資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、
    前記無人搬送車情報は、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、
    前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、に基づいて、自動搬送の可否を判定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動搬送システム。
  6. 前記使用資機材情報は、自動搬送の対象となる前記資機材の特徴として、当該資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、
    前記無人搬送車情報は、前記無人搬送車による自動搬送が可能な前記資機材の特徴として、前記無人搬送車の搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つを示し、
    前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、前記搬送経路に応じた重量、サイズ、及びバランスの少なくとも1つと、に基づいて、自動搬送の可否を判定する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の自動搬送システム。
  7. 前記無人搬送車情報は、前記建設現場において、自動搬送の対象となる前記資機材を配置する場所のスペースを示し、
    前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の前記場所への配置可否を判定し、前記会社に対し、配置可否の判定結果を、前記対象資機材情報として提供する、
    ことを特徴とする請求項1~6の何れかに記載の自動搬送システム。
  8. 前記使用資機材情報は、自動搬送の対象となる前記資機材の搬入時期を示し、
    前記無人搬送車情報は、前記建設現場における前記無人搬送車の使用状況を示し、
    前記提供手段は、自動搬送の対象となる前記資機材の前記搬入時期と、前記無人搬送車の前記使用状況と、に基づいて、自動搬送の可否を判定し、前記会社に対し、自動搬送の可否の判定結果を、前記対象資機材情報として提供する、
    ことを特徴とする請求項1~7の何れかに記載の自動搬送システム。
  9. 建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を取得する使用資機材情報取得ステップと、
    前記建設現場において前記資機材を自動搬送するための無人搬送車に関する無人搬送車情報を取得する無人搬送車情報取得ステップと、
    前記使用資機材情報と前記無人搬送車情報とに基づいて、前記建設現場への前記資機材の搬入を担当する会社に対し、自動搬送の対象となる前記資機材に関する対象資機材情報を提供する提供ステップと、
    を含むことを特徴とする情報提供方法。
  10. 建設現場において使用される資機材に関する使用資機材情報を取得する使用資機材情報取得手段、
    前記建設現場において前記資機材を自動搬送するための無人搬送車に関する無人搬送車情報を取得する無人搬送車情報取得手段、
    前記使用資機材情報と前記無人搬送車情報とに基づいて、前記建設現場への前記資機材の搬入を担当する会社に対し、自動搬送の対象となる前記資機材に関する対象資機材情報を提供する提供手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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