JP2022137683A - レーダ装置とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術に比較して簡単な方法でかつ短時間で、レーダ装置の異常状態を検出する。【解決手段】本発明のレーダ装置において、無線受信部は、受信された受信チャープ信号を含む無線信号と、送信チャープ信号を含む無線信号とを混合することで、ビート信号を検出し、ビート信号を所定の通過帯域幅で帯域通過フィルタリングし、もしくは所定の低域遮断周波数で低域通過フィルタリングし、フィルタリングされたビート信号に対して、距離及び相対速度の2次元FFT処理を実行して、複数の相対速度に対する距離スペクトルを含むマップ情報を計算し、マップ情報に基づいて、レーダ装置の死角範囲となる、距離と相対速度の周波数範囲を決定し、決定された周波数範囲から、受信された無線信号の信号強度の平均値を計算し、計算された信号強度を所定の異常検出用閾値と比較することで、レーダ装置が異常状態であるか否かが判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばミリ波センサ等を用いたレーダ装置とその制御方法に関する。
従来は、ノイズレベルの時間変動を監視することで、レーダ装置への干渉又はレーダ装置の故障などのレーダ装置の異常状態を検出していた。
例えば、特許文献1では、レーダ装置のレドームにセンサ等を配設せずに、レドームの氷結、着雪、レドームに対する汚れの付着を検出して報知するために、以下の構成を有するレーダ装置を開示している。当該レーダ装置は、周波数を掃引したFM信号を送信し、物体からの反射信号を受信し、反射信号と送信信号の一部を混合することによって得られるビート信号の周波数から物体の位置を検出するFMレーダ装置であり、前記ビート信号の低周波成分のレベルに基づいてアンテナのレドームに付着した汚れを検出する手段を備えたことを特徴としている。
また、特許文献2では、ターゲット検出の時間分解能を低下させずに汚れを検出するために、以下の構成を有する車載用レーダ装置を開示している。当該レーダ装置は、車両の周辺物体を検出し、検出範囲に走行路面が含まれる車両用レーダ装置において、信号処理部は、前記周辺物体の検出に第2のしきい値を越えたビート周波数を用いるとともに、所定の周波数範囲において第1のしきい値を越える受信レベルのビート周波数の所定時間内の発生数が所定値以下のときに前記送信部または受信部に汚れがあると判定することを特徴としている。
特開平10-282229号公報 特開2000-019242号公報
しかし、これら従来例に係るレーダ装置では、基準となるノイズレベルを算出する際に、静止物体や地面などマルチパスの影響を極力避けるため、周囲反射の少ない理想環境(例えば、電波暗室や開けた屋外空間など)で行なう必要があった。また、ノイズレベルはデバイス熱などに起因して変動するため、デバイスの温度も常に把握する方策が別途必要であった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来技術に比較して簡単な方法でかつ短時間で、レーダ装置の異常状態を検出することができるレーダ装置とその制御方法を提供することにある。
本発明に係るレーダ装置は、
送信チャープ信号を含む無線信号を送信する無線送信部と、前記送信チャープ信号を含む無線信号が物標で反射された後、前記反射された受信チャープ信号を含む無線信号を受信する無線受信部とを備えるレーダ装置であって、
前記無線受信部は、
前記受信された受信チャープ信号を含む無線信号と、前記送信チャープ信号を含む無線信号とを混合することで、ビート信号を検出し、
前記ビート信号を所定の通過帯域幅で帯域通過フィルタリングし、もしくは所定の低域遮断周波数で低域通過フィルタリングし、
前記フィルタリングされたビート信号に対して、距離及び相対速度の2次元FFT処理を実行して、複数の相対速度に対する距離スペクトルを含むマップ情報を計算し、
前記マップ情報に基づいて、前記レーダ装置の死角範囲となる、距離と相対速度の周波数範囲を決定し、前記決定された周波数範囲から、受信された無線信号の信号強度の平均値を計算し、
前記計算された信号強度を所定の異常検出用閾値と比較することで、前記レーダ装置が異常状態であるか否かが判断する。
従って、本発明に係るレーダ装置等によれば、従来技術に比較して簡単な方法でかつ短時間で、レーダ装置の異常状態を検出することができる。
実施形態に係るレーダ装置100の構成例を示すブロック図である。 図1のレーダ装置100で用いるチャープ信号の周波数変化波形図を示すグラフである。 図1のレーダ装置100で用いるバンドパスフィルタ24-1~24-Nの利得周波数特性を示す図である。 道路400上に設置されたレーダ装置100と、走行車線411を走行する車両310との位置関係を示す平面図である。 道路400上に設置されたレーダ装置100と、道路400の地面300上を走行する車両310との位置関係を示す側面図である。 図1のレーダ装置100により計算される距離スペクトルとRVマップ(車両の距離と速度をマッピングしたマップ)を示す図である。 図1のレーダ装置100により計算されるRVマップとパワーとの関係を示す図である。 図1のレーダ装置100により実行される受信前の前置処理を示すフローチャートである。 図1のレーダ装置100により実行される受信信号処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る、例えばFCM方式を用いたレーダ装置とその制御方法の実施形態について説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
図1は実施形態に係るレーダ装置100の構成例を示すブロック図である。以下、レーダ装置100の構成例について説明する。
上述の課題を解決するために、本発明の実施形態に係るレーダ装置100は、前置処理部4と、異常検出部32-1~32-N(総称して、符号32を付す)とを備える。
(A)前置処理部4は、レーダ装置100の設置位置の情報に基づいて、レーダ装置100の死角範囲51,52(レーダ装置100により検出できない範囲をいう;図6参照))となる周波数範囲(距離と相対速度との関係を示す周波数範囲)を決定し、当該周波数範囲に基づいて、信号強度の平均値を算出し、当該信号強度の平均値に基づいて異常検出用閾値を算出し、
(B)異常検出部32は、複数のアンテナ21-1~21-N(総称して、符号21を付す)で受信された各受信信号に対する各ビート信号に対して2次元FFT(Fast Fourier Transformation)処理を行って処理後の信号強度の平均値を、前記異常検出用閾値と比較することで、「異常状態」の検出を行うことを特徴とする。
以下、実施形態及び変形例に係るレーダ装置100について以下に説明する。なお、以下の実施形態及び変形例は一例であって、本発明の一実施形態であって、これに限定されない。
図1において、レーダ装置100は、例えばFCM(Fast Chirp Modulation)方式を用いて、物標との距離及び相対速度を推定する。FCM方式では、周波数が連続的に変化する複数のチャープ信号が繰り返される送信チャープ信号を、物標に対して無線送信して、検出範囲内に存在する各物標との距離及び相対速度を検出する。具体的には、FCM方式は、チャープ信号Stを生成する変調信号と物標による送信信号の反射波を受信して得られる受信信号とから生成されたビート信号b(t)に対して2次元高速フーリエ変換処理(以下、2次元FFT処理という)を実行して物標との距離及び相対速度を推定する。なお、2次元FFT処理は、距離FFT処理及び速度FFT処理の2回のFFT処理を含む。
図2Aは、図1のレーダ装置100で用いるチャープ信号の周波数変化波形図を示すグラフである。図2Aに示すように、チャープ信号は、時間経過とともに、チャープ勾配Δf「Hz/s]で上昇する。
図2Aのチャープ信号を用いたときのレーダ装置100の最大検出距離Rmax及び最大検出速度Vmaxは、公知の通り次式で表される。
Figure 2022137683000002
Figure 2022137683000003
ここで、fsはサンプリングレートであり、cは光速(299792458であって固定値である)であり、Sはチャープ信号の勾配であり、Bはレーダ信号の占有帯域幅であり、λはレーダ信号の波長であり、Tcはチャープ信号の周期(=占有帯域幅B/チャープ信号の勾配S)である。
図2Bは図1のレーダ装置100で用いるバンドパスフィルタ24-1~24-N(総称して、符号24を付す)の利得周波数特性を示す図である。図2Bに示すように、バンドパスフィルタ24の利得は、例えば、利得Gminから上昇して、通過帯域の正規化下限周波数fminで最大利得Gmaxを有し、当該通過帯域内で当該最大利得Gmaxを保持した後、正規化上限周波数fmaxから所定の周波数fmまでに低下する周波数特性を有する。すなわち、バンドパスフィルタ24は、ビート信号b(t)の主成分を通過させる所定の通過帯域幅を有する。なお、各バンドパスフィルタ24に代えて、所定の低域遮断周波数を有してビート信号b(t)の主成分を通過させるローパスフィルタであってもよい。
図1において、レーダ装置100は、無線送信部1と、無線受信部2と、信号処理部3とを備える。ここで、無線送信部1は、送信制御部10と、変調信号生成部11と、発振器12と、電力増幅器13と、送信アンテナ14とを備える。また、無線受信部2は、1個以上のN個の受信アンテナ21-1~21-N(以下、総称して符号21を付す)と、複数N個の低雑音増幅器22-1~22-N(以下、総称して符号22を付す)と、複数N個の混合器23-1~23-N(以下、総称して符号23を付す)と、複数N個のバンドパスフィルタ(BPF)24と、複数N個のAD変換器(ADC)25-1~25-N(以下、総称して符号25を付す)とを備える。
さらに、信号処理部3は、前置処理部4と、複数N個の距離及び速度推定部31-1~31-N(以下、総称して符号31を付す)と、複数N個の異常検出部32-1~32-N(以下、総称して符号32を付す)と、到来角度推定部33と、表示部34とを備える。ここで、各異常検出部32はそれぞれ、異常検出用閾値を記憶する異常検出用閾値メモリ321m,322m,323m,…,32Nmを含む。
また、前置処理部4は、情報入力部41と、死角範囲計算部42と、異常検出用閾値計算部43とを備える。前置処理部4はレーダ信号の送信前に予め、後述する図5の前置処理を実行する。ここで、ユーザは、情報入力部41を用いてレーダ装置100の設置位置の情報を入力する。次いで、死角範囲計算部42は、入力されるレーダ装置100の設置位置の情報に基づいて、死角範囲51,52(図6参照)となる周波数範囲(距離と相対速度との関係を示す周波数範囲)を決定する。さらに、異常検出用閾値計算部43は、決定された周波数範囲に基づいて、信号強度の平均値を算出し、当該信号強度の平均値に基づいて異常検出用閾値を算出し、各異常検出部32内の異常検出用閾値メモリ321m~32Nmに格納して記憶させる。
無線送信部1の送信制御部10は、所定の送信間隔Tを有する送信間隔信号Siを発生して変調信号生成部11に出力する。変調信号生成部11は、例えば図2Aに示す鋸波形状などの三角波形状で周波数が変化する変調信号(チャープ信号)を生成し、発振器12に出力する。発振器12は、変調信号に従って、前記送信間隔Tnを有する送信チャープ信号を含む無線信号Stを生成して、電力増幅器13を介して送信アンテナ14に出力されて、送信チャープ信号Stを含む無線信号が送信アンテナ14から物標(対象物)に向けて放射される。なお、発振器12からの送信チャープ信号を含む無線信号Stは無線受信部2の混合器23にも分配される。
無線受信部2は、アレーアンテナを構成する複数N個の受信アンテナ21は、反射体である物標からの反射波である、送信チャープ信号を含む無線信号Stを、受信チャープ信号を含む無線信号Srとして受信し、当該無線信号Srを、低雑音増幅器22を介して混合器23に出力する。各混合器23は、各低雑音増幅器22からの無線信号に含まれる受信チャープ信号を含む無線信号Srと、発振器12からの送信チャープ信号を含む無線信号Stとを混合して、各バンドパスフィルタ24に出力する。各バンドパスフィルタ24は、上述の図2Bの帯域通過特性を有してフィルタリングを行うことで、ビート周波数を有するビート信号b(t)を検出して各AD変換器25に出力する。各AD変換器25は入力されるビート信号b(t)をデジタル形式のビート信号にAD変換して信号処理部3の各距離及び速度推定部31に出力する。
なお、図1に示す受信アンテナ21等の個数Nは、例えば1以上である。本実施形態において、距離の推定、又は速度の推定は1個の受信アンテナ21で可能であるが、到来角度の推定まで行なう場合、2個以上の受信アンテナ21が必要である。
信号処理部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポート等を含むマイクロコンピュータで構成され、レーダ装置100の全体を制御する。
各距離及び速度推定部31は、各AD変換器25から出力されるビート信号b(t)に対してそれぞれ公知の2次元FFT処理(距離FFT処理及び速度FFT処理)を行い、かかる2次元FFT処理の結果に基づいて物標の距離及び相対速度を演算して異常検出部32に出力する。
各異常検出部32は、複数のアンテナ21-1~21-N(総称して、符号21を付す)で受信された各受信信号に対する各ビート信号b(t)に対して2次元FFT処理を行って処理後の信号強度の平均値を、異常検出用閾値メモリ321m~32Nmに格納された異常検出用閾値と比較することで、「異常状態」であるか否かの検出を行い、検出結果を表示部34に出力して表示すると共に、到来角度推定部33に出力する。なお、異常検出部32における異常検出処理の詳細については詳細後述する。
到来角度推定部33は、複数の受信チャープ信号を含む無線信号Sr又はそれに基づいて生成されたビート信号b(t)に基づいて、所定の公知の到来角度演算処理により物標の到来角度を推定する。例えば、各到来角度推定部33は、受信アンテナ21で受信された複数個の受信信号に基づく複数個のビート信号b(t)の周波数スペクトルそれぞれの同一距離ビンのピークの位相の違いにより物標の到来角度を推定する。なお、同一距離ビンのピークの位相の違いにより、同一距離ビンに複数の物標(反射体)が存在することが検出された場合、それら複数の物標それぞれについて角度推定を行う。なお、到来角度推定部33における角度の推定は、例えば、ESPRIT(Estimation of Signal Parameters via Rotational Invariance Techniques)、DBF(Digital Beam Forming)、又はMUSIC(Multiple Signal Classification)などの公知の推定方式を用いて実行される。
到来角度推定部33は、演算した物標で反射された無線信号の到来角度に加えて、各距離及び速度推定部31において推定された、物標との距離及び相対速度に係る情報を他制御装置200に出力する。なお、図1において、他制御装置200は、他のレーダ装置、又は、当該レーダ装置100及び他のレーダ装置を統括的に制御する制御装置である。
次いで、異常検出部32の異常検出処理の詳細について、以下に説明する。
図3は、道路400上に設置されたレーダ装置100と、走行車線411を走行する車両310との位置関係を示す平面図である。また、図4は道路400上に設置されたレーダ装置100と、道路400の地面300上を走行する車両310との位置関係を示す側面図である。
図3において、道路400は、中央線401と路側帯402との間に走行車線411と、中央線401と路側帯403との間に走行車線423とを有する。ここで、車両310が速度Vで走行車線411を走行し、レーダ装置100は、走行車線412上であって、路側帯403の近傍上に設置されている。また、レーダ装置100からのレーダ信号はフロントガラスの上部の反射点Rpで反射されている。さらに、図4において、レーダ装置100は、道路400の地面300から高さHの位置に設けられ、車両310は車高hを有する。
ここで、図3の水平面において、レーダ装置100の設置座標を[0,0]とし、車両310における反射点座標を[x,y]とする。また、図4の垂直面において、レーダ装置100の設置座標を[0,0]とし、車両310における反射点座標を[x,H-y]とする。このとき、レーダ装置100からの相対速度V(φ,θ)は次式で表される。
Figure 2022137683000004
ここで、水平角φと鉛直角θは次式で表される。
Figure 2022137683000005
Figure 2022137683000006
図5は図1のレーダ装置100により計算される距離スペクトルとRVマップ(車両の距離と速度をマッピングしたマップ)を示す図であり、図6は図1のレーダ装置100により計算されるRVマップとパワーとの関係を示す図である。ここで、本実施形態に係る異常検出処理では、特定の距離及び速度ビンに対して、図6の死角範囲51,52を設定することを特徴としている。
各距離及び速度推定部31は、各AD変換器25から出力されるビート信号b(t)に対してそれぞれ公知の2次元FFT処理(距離FFT処理及び速度FFT処理)を行い、かかる2次元FFT処理の結果に基づいて物標の距離及び相対速度を演算する。ここで、演算され物標の距離及び相対速度は、図5に示すように、各速度ビン番号毎に距離ビンに対するスペクトルを演算し、演算された複数のスペクトルをRVマップ(距離Rと速度Vのマップ)として演算する。
死角範囲51,52は死角範囲計算部42により計算され、当該RVマップにおいて、図示されており、以下のように定義される。
(A)死角範囲51:距離ビン番号1~m及び速度ビン1~nの範囲;
(B)死角範囲52:距離ビン番号1~m及び速度ビン(N-n-1)~Nの範囲。
ここで、異常検出処理で用いる各パラメータは以下の通りである。
(1)最大検出距離Rmax[m](前述の式参照)
(2)最大検出速度±Vmax[km/h](前述の式参照)
(3)距離ビン数M[bin]
(4)速度ビン数N[bin]
(5)レーダ装置100の設置高さH[m](図4参照)
(6)大型車両の高さ制限高hlim[m](例えば3.8~4.1m程度)
(7)マージン距離ビンm[bin](例えば5~10程度)
(8)マージン距離Rmargin[m]は次式で表される。
Figure 2022137683000007
ただし、Rmargin>H-hである(図4参照)。
(9)マージン速度ビンn[bin](ただし、nは整数)は次式で表される。
Figure 2022137683000008
Figure 2022137683000009
(10)マージン速度Vmargin[km/h]は次式で表される。
Figure 2022137683000010
(11)最大検出距離Rmaxは図2Aを参照して上述したように表される。
(12)最大検出速度±Vmaxは図2Aを参照して上述したように表される。
次いで、異常検出に用いる閾値について以下に説明する。
(1)死角範囲51,52の平均信号強度
Figure 2022137683000011
は次式で表される。
Figure 2022137683000012
ここで、rは距離インデックスであり、vは速度インデックスである。また、|S(v;r)は正常時の振幅スペクトルである。
(2)異常検出用閾値STHは次式で表される。
Figure 2022137683000013
ここで、αは3~5程度の値である。
さらに、フレーム毎のしきい値判定による異常検出の判定結果について以下に説明する。
フレーム毎のしきい値判定による異常検出の判定結果は次式で表される。
Figure 2022137683000014
従って、死角範囲51,52の平均信号強度
Figure 2022137683000015
は次式で表される。
Figure 2022137683000016
ここで、tはフレームインデックスであり、|Q(t;v;r)|は評価対象の振幅スペクトルである。
図7は図1のレーダ装置100の前置処理部4により実行される受信前の前置処理を示すフローチャートである。
図7のステップS1において、ユーザは情報入力部41を用いて、レーダ装置100の設置位置の情報を入力し、ステップS2において、死角範囲計算部42は、入力されたレーダ装置100の設置位置の情報に基づいて、死角範囲51,52(特定の距離及び速度を示す周波数範囲)を計算する。次いで、ステップS3において、異常検出用閾値計算部43は、計算された死角範囲51,52に基づいて、当該死角範囲51,52の信号強度の平均値
Figure 2022137683000017
を計算し、計算された死角範囲51,52の信号強度の平均値
Figure 2022137683000018
に基づいて、異常検出用閾値Sthを計算し、異常検出部32-1~32-Nの各閾値メモリ321m~32Nmに格納して記憶させ、当該全理処理を終了する。
図8は図1のレーダ装置100により実行される受信信号処理を示すフローチャートである。
図8のステップS11において、無線送信部1からチャープ信号を含む無線信号を送信し、無線受信部2でチャープ信号を含む無線信号を受信する。次いで、ステップS12において、送信チャープ信号と受信チャープ信号を混合し、バンドパスフィルタ24により帯域通過フィルタリングを行い、AD変換器25によりAD変換して、各ビート信号を生成する。さらに、ステップS13において、距離及び速度推定部31は、各ビート信号に対して、距離及びドップラー速度の2次元FFT処理を行う。
次いで、ステップS14において、異常検出部32は、死角範囲51,52の信号強度の平均値
Figure 2022137683000019
を算出し、閾値判定により、異常検出を行い、ステップS15において、異常を検出したか否かが判断される。ステップS15でYESのときはステップS16に進む一方、NOのときはステップS17に進む。ステップS16において、「異常状態の検出」を表示部34に表示し、当該受信信号処理を終了する。一方、ステップS17では、異常状態を検出しないと判断し、到来角度推定部33は、各受信アンテナの位相差から到来角度を推定し、推定した到来角度を表示部34に表示し、当該受信信号処理を終了する。
本発明者らは、図1のレーダ装置100についてシミュレーションを行った。その結果を以下の実施例1及び2において説明する。
実施例1において、想定ターゲットを自動車とした実施例の各パラメータ及び計算結果を以下の表1に示す。
[表1]
――――――――――――――――――――――――――――――――――
最大検出距離Rmax=200[m]
最大検出速度±Vmax=70[km/h]
距離ビン数M=512[bin]
速度ビン数N=512[bin]
レーダ装置の設置高さH=6[m]
(信号機や交通標識、道路案内標識近傍への設置を仮定)
大型車両の高さ制限高hlim=4.1[m]
(H-hlim=1.9m)
マージン距離ビン数m=10[bin]
マージン距離Rmargin=3.9[m]
マージン速度ビン数n=32[bin]
マージン速度Vmargin=±8.75[km/h]
(-70~-61.25、61.25~70[km/h])
対象車両の走行位置x=5.00m
対象車両の走行位置y=1.75m
対象車両の高さh=2.30m(H-h=3.70m)
(特に大きい乗用車の一例であって、トヨタ自動車製
ハイエースワゴンGrandCabin(登録商標)の数値を参考例とする)
水平角φ=19.29度
鉛直角θ=36.50度
対象車両の速度V=60.00[km/h]
このときのレーダ装置からの相対速度V(φ,θ)=45.52[km/h]
――――――――――――――――――――――――――――――――――
表1から明らかなように、異常検出範囲に用いる周波数範囲と対象物の距離/速度を十分に切り分け可能であることがわかる。
実施例2において、想定ターゲットを歩行者又は自転車とした実施例の各パラメータ及び計算結果を以下の表2に示す。
[表2]
――――――――――――――――――――――――――――――――――
最大検出距離Rmax=100[m]
最大検出速度±Vmax=40[km/h]
距離ビン数M=512[bin]
速度ビン数N=512[bin]
レーダ装置の設置高さH=3[m](街灯などの付近への設置を仮定)
歩行者及び自転車の最大高さhlim=2[m](H-hlim=1m)
マージン距離ビン数m=10[bin]
マージン距離Rmargin=1.95[m]
マージン速度ビン数n=36[bin]
マージン速度Vmargin=±5.625[km/h]
(-40~-34.375、34.375~40[km/h])
対象物の位置x=1m
対象物の位置y=0m
対象物の高さh=1.7m(H-h=1.30m)
水平角φ=0度
鉛直角θ=52.43度
対象物の速度V=40.00[km/h]
レーダ装置からの相対速度V(φ,θ)=24.39[km/h]
(注)対象物として「自転車(特にロードバイク)」を仮定した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
表2から明らかなように、異常検出範囲に用いる周波数範囲と対象物の距離/速度を十分に切り分け可能であることがわかる。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来技術に比較して簡単な方法でかつ短時間で、例えばレーダ装置への干渉又はレーダ装置の故障などのレーダ装置の異常状態を検出することができる。
なお、本実施形態に係るレーダ装置100は、車載レーダなどとは異なり、インフラ用レーダ装置(特に道路監視用途)はターゲット、特に移動体が必ずしもレーダの視線方向正面にあるわけではないという設置条件を有効活用している。これは、ターゲットがレーダに接近するほど急峻な角度に位置し、レーダの視線方向に対する相対速度が変化するということである。
本実施形態に係るレーダ装置100は、例えばミリ波センサを搭載するインフラ用レーダ装置(FCM変調方式やFMCW変調方式、パルス圧縮変調方式)における異常動作の検出機能に適用可能である。特に、道路監視向けミリ波レーダ装置において、異常検出を実現するための技術手段として用いることができ、アプリケーションとしては、信号機や交通標識などに当該レーダ装置を取り付け、車両の位置と速度を検出し、渋滞緩和のためのトラフィックカウンタを行なうことができる。ここで、ユーザは、反射物体の距離、相対速度及び方位情報を得た際に、その情報が正常または異常な結果かどうかを判別でき、交通事故の発生低減に繋がる。
また、本実施形態に係るレーダ装置100によれば、処理速度の高速化で、物標を検出するCFAR(Constant False Alarm Rate)の前処理として要否判定を可能するとし、CFARの回数を軽減できる。すなわち、全ての距離及び相対速度ビンに対してCFARが不要であって、すなわち、2次元CFARが不要であるという特有の効果を有する。
(変形例)
以上の実施形態では、送信チャープ信号は、周波数が連続的に増加する(すなわち、アップチャープ)場合を示したが、周波数が連続的に減少する(すなわち、ダウンチャープ)チャープ信号であってもよい。また、それらの組み合わせであってもよい。
以上の実施形態では、FCM方式を用いたレーダ装置について説明したが、本発明はこれに限らず、FMCW変調方式又はパルス圧縮変調方式を用いたレーダ装置に適用可能である。
以上の実施形態では、物標の位置及び相対速度を推定しているが、本発明はこれに限らず、物標の相対速度のみを推定するように構成してもよい。
以上の実施形態に対してさらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細及び代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
(本実施形態と特許文献1との相違点)
本実施形態では、ビート信号に対して、2次元FFT処理(距離FFT処理および速度FFT処理)を行い、設置位置の情報から死角範囲となる周波数範囲(距離と相対速度)を決定する。次いで、死角となる周波数範囲から信号強度の平均値を算出し、閾値判定により異常検出を行っている。
これに対して、特許文献1では、ビート信号に対して、距離FFT処理を行い、近距離範囲における信号強度の平均値を算出し、閾値判定により異常(レドームの汚れ)検出を行う。次いで、角度FFT処理の結果から、物標との距離及び方位を演算して出力する。
(本実施形態と特許文献2との相違点)
本実施形態では、ビート信号に対して、2次元FFT処理(距離FFT処理および速度FFT処理)を行い、設置位置の情報から死角範囲となる周波数範囲(距離と相対速度)を決定する。次いで、死角となる周波数範囲から信号強度の平均値を算出し、閾値判定により異常検出を行っている。
これに対して、特許文献1では、・ビート信号に対して、2次元FFT処理(距離
FFT処理および速度FFT処理)を行い、車両速度と路面反射距離から路面反射信号の周波数(距離)範囲を決定する。次いで、路面反射に対する信号強度と継続時間を閾値判定し、異常(アンテナの汚れ)検出を行う。そして、角度FFT処理の結果から、物標との距離及び相対速度、方位を演算して出力する。
以上詳述したように、本発明に係るレーダ装置とその制御方法によれば、従来技術に比較して簡単な方法でかつ短時間で、レーダ装置の異常状態を検出することができる。
本発明に係るレーダ装置は、例えば道路監視向けミリ波レーダにおいて、干渉対策を実現するための技術手段に適用することができる。アプリケーションとしては、信号機や交通標識などに当該レーダ装置を取り付け、車両の位置と速度を検出し、渋滞緩和のためのトラフィックカウンタを行なうことができる。また、本発明は、ミリ波センサを搭載するレーダ装置(FCM変調方式やFMCW変調方式、パルス圧縮変調方式)の干渉検出機能に適用可能であり、例えば気象、船舶、航空機用途など遠距離用レーダに適用可能である。
1 無線送信部
2 無線受信部
3 信号処理部
4 前置処理部
10 送信制御部
11 変調信号生成部
12 発振器
13 電力増幅器
14 送信アンテナ
21,21-1~21-N 受信アンテナ
22,22-1~22-N 低雑音増幅器
23,23-1~23-N 混合器
24,24-1~24-N バンドパスフィルタ(BPF)
25,25-1~25-N AD変換器(ADC)
31,31-1~31-N 距離及び速度推定部
32,32-1~32-N 異常検出部
321m,322m,323m~32Nm 異常検出用閾値メモリ
33 到来角度推定部
34 表示部
41 情報入力部
42 死角範囲計算部
43 異常検出用閾値計算部
51,52 死角範囲
100 レーダ装置
200 他制御装置
300 地面
310 車両
400 道路
401 中央線
402,403 路側帯
411,412 走行車線

Claims (10)

  1. 送信チャープ信号を含む無線信号を送信する無線送信部と、前記送信チャープ信号を含む無線信号が物標で反射された後、前記反射された受信チャープ信号を含む無線信号を受信する無線受信部とを備えるレーダ装置であって、
    前記無線受信部は、
    前記受信された受信チャープ信号を含む無線信号と、前記送信チャープ信号を含む無線信号とを混合することで、ビート信号を検出し、
    前記ビート信号を所定の通過帯域幅で帯域通過フィルタリングし、もしくは所定の低域遮断周波数で低域通過フィルタリングし、
    前記フィルタリングされたビート信号に対して、距離及び相対速度の2次元FFT処理を実行して、複数の相対速度に対する距離スペクトルを含むマップ情報を計算し、
    前記マップ情報に基づいて、前記レーダ装置の死角範囲となる、距離と相対速度の周波数範囲を決定し、前記決定された周波数範囲から、受信された無線信号の信号強度の平均値を計算し、
    前記計算された信号強度を所定の異常検出用閾値と比較することで、前記レーダ装置が異常状態であるか否かが判断する、
    レーダ装置。
  2. 前記無線受信部は、前記レーダ装置の設置情報に基づいて、前記レーダ装置の死角範囲を計算する、
    請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記無線受信部は、前記計算されたレーダ装置の死角範囲に基づいて、当該死角範囲の信号強度の平均値を計算し、前記計算された信号強度の平均値に基づいて異常検出用閾値を計算する、
    請求項2に記載のレーダ装置。
  4. 前記無線受信部は、前記レーダ装置が異常状態ではないときに、受信チャープ信号をそれぞれ含む複数の無線信号を受信し、前記受信された複数の無線信号に基づいて、前記物標の到来角度を推定する、
    請求項1~3のうちのいずれか1つに記載のレーダ装置。
  5. 前記送信チャープ信号は、連続的に変化する周波数を有する、
    請求項1~4のうちのいずれか1つに記載のレーダ装置。
  6. 送信チャープ信号を含む無線信号を送信する無線送信部と、前記送信チャープ信号を含む無線信号が物標で反射された後、前記反射された受信チャープ信号を含む無線信号を受信する無線受信部とを備えるレーダ装置の制御方法であって、
    送信チャープ信号を含む無線信号を送信する無線送信部と、前記送信チャープ信号を含む無線信号が物標で反射された後、前記反射された受信チャープ信号を含む無線信号を受信する無線受信部とを備えるレーダ装置の制御方法であって、
    前記無線受信部が、
    前記受信された受信チャープ信号を含む無線信号と、前記送信チャープ信号を含む無線信号とを混合することで、ビート信号を検出するステップと、
    前記ビート信号を所定の通過帯域幅で帯域通過フィルタリングし、もしくは所定の低域遮断周波数で低域通過フィルタリングするステップと、
    前記フィルタリングされたビート信号に対して、距離及び相対速度の2次元FFT処理を実行して、複数の相対速度に対する距離スペクトルを含むマップ情報を計算するステップと、
    前記マップ情報に基づいて、前記レーダ装置の死角範囲となる、距離と相対速度の周波数範囲を決定し、前記決定された周波数範囲から、受信された無線信号の信号強度の平均値を計算するステップと、
    前記計算された信号強度を所定の異常検出用閾値と比較することで、前記レーダ装置が異常状態であるか否かが判断するステップとを含む、
    レーダ装置の制御方法。
  7. 前記無線受信部が、前記レーダ装置の設置情報に基づいて、前記レーダ装置の死角範囲を計算するステップをさらに含む、
    請求項6に記載のレーダ装置の制御方法。
  8. 前記無線受信部が、前記計算されたレーダ装置の死角範囲に基づいて、当該死角範囲の信号強度の平均値を計算し、前記計算された信号強度の平均値に基づいて異常検出用閾値を計算するステップをさらに含む、
    請求項7に記載のレーダ装置の制御方法。
  9. 前記無線受信部が、前記レーダ装置が異常状態ではないときに、受信チャープ信号をそれぞれ含む複数の無線信号を受信し、前記受信された複数の無線信号に基づいて、前記物標の到来角度を推定するステップをさらに含む、
    請求項6~8のうちのいずれか1つに記載のレーダ装置の制御方法。
  10. 前記送信チャープ信号は、連続的に変化する周波数を有する、
    請求項6~9のうちのいずれか1つに記載のレーダ装置の制御方法。
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