JP2022137661A - 処理装置、及びサーボシステムの安全機能の向上方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】既存のサーボシステムの基本的な構成を生かしつつ、サーボシステム全体としては安全機能を付加する。【解決手段】上位装置からの指令に従ってモータを駆動制御するとともにその駆動電流を遮断可能に構成されたサーボドライバと、該モータとを含むサーボシステムに、該モータにより駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダとともに追加的に組み込み可能に構成された処理装置であって、安全エンコーダから複数の検出部による検出信号を受信し、その検出信号に基づいてモータの異常判定を行い、その判定結果に基づいて、サーボドライバに対してモータへの駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する。また、サーボシステムに組み込まれたときに、受信部による安全エンコーダからの検出信号の受信可否を判断するとともに、出力部による非常停止指令の出力先であるサーボドライバを特定する。【選択図】図3
Description
本発明は、処理装置及びサーボシステムの安全機能の向上方法に関する。
一般に、サーボシステムは、各種の機械装置を駆動するサーボモータと、このサーボモータに取り付けられたエンコーダと、サーボモータの動作を制御するサーボドライバと、このサーボドライバに対して位置指令等を出力するPLC(プログラマブルコントローラ)等の上位装置とを備えたものがある。サーボドライバは、エンコーダからの位置(角度)情報が、上位コントローラから与えられる位置指令情報に一致するように、サーボモータへの駆動電流を制御する。そして、近年では、コスト削減、生産性の向上とともに、作業者に対する安全性確保の取り組みが重要な要件となっている。このため、サーボシステムについても、相応の安全規格に適合させることが要求されつつある。
そこで、例えば、特許文献1には、既存のサーボシステム全体を、安全機能を有するシステムに入れ替えることなく、安全化を図れるようにする技術が開示されている。当該技術では、エンコーダの出力が分岐されて安全制御機器に与えられる。当該安全制御機器は、その分岐されたエンコーダの出力に基づいて、サーボモータの異常の有無を監視し、異常が有るときには、サーボドライバとサーボモータとの間の駆動電力の供給ラインに設けられた開閉手段に対して指令を出し、駆動電力の供給を遮断する。
上記の特許文献1に示す技術によれば、既存のサーボシステム全体を、安全機能を有するシステムに入れ替えることなく、ある程度のシステムの安全性の確保が図られる。一方で、作業者に対する安全性をより好適に確保する観点から、システムにおいて故障が生じた場合に安全側に制御する安全機能そのものをサーボシステムに備えるのが好ましい。しかし、既存のサーボシステムに安全機能を付加しようとすると、その安全機能を実現するために構成されたサーボドライバを、当該安全機能を有するサーボドライバに対応するエンコーダを有するサーボモータとともに既存のものと入れ替えなければならず、コストが高くつく恐れがある。また、入れ替えにより既存のサーボシステムをベースに蓄積されたユーザのノウハウ等が有効利用できなくなる恐れもある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、既存のサーボシステムの基本的な構成を生かしつつ、サーボシステム全体としては安全機能を付加することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る処理装置は、上位装置からの指令に従ってモータを駆動制御するとともにその駆動電流を遮断可能に構成されたサーボドライバと、該モータとを含むサーボシステムに、該モータにより駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダとともに追加的に組み込み可能に構成された処理装置であって、前記安全エンコーダと通信可能に接続され、該安全エンコーダから前記複数の検出部による検出
信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記検出信号に基づいて前記モータの異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部と、前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部による前記安全エンコーダからの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバを特定する処理部と、を備える。
信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記検出信号に基づいて前記モータの異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部と、前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部による前記安全エンコーダからの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバを特定する処理部と、を備える。
本願の処理装置は、サーボドライバとモータとを含む既存のサーボシステムに対して、安全エンコーダとともに追加的に組み込まれる装置である。なお、既存のサーボシステムにおいては、サーボドライバとモータに搭載されるエンコーダは、ともに安全機能を有していないものである。また、安全エンコーダは複数の検出部を有するように構成されており、安全エンコーダがサーボシステムに組み込まれることで、モータにより駆動される駆動対象の変位を、その複数の検出部で検出されることになる。したがって、本願の処理装置と安全エンコーダは、安全機能に対応していないサーボドライバとモータの構成を維持したまま、サーボシステムに安全機能を付加するものである。
そして、処理装置は安全エンコーダからの検出信号を受信する受信部とサーボドライバに対して非常停止指令を出力する出力部を備えている。したがって、処理装置がサーボシステムに追加的に組み込まれると、処理装置は、受信部により安全エンコーダの検出信号を受信し、その検出信号を用いた異常判定処理を通して、モータや駆動対象の駆動制御上の異常の有無を監視する。そして、何らかの異常が発見された場合には、出力部がサーボドライバに対して非常停止指令を出力することで、速やかにモータの駆動が停止され、これにより安全が図られる。
なお、このように処理装置により安全機能が発揮されるために、処理装置がサーボシステムに組み込まれたときに、処理部による安全エンコーダからの検出信号の受信可否の判断と、非常停止指令の出力先であるサーボドライバの特定に関する処理が行われる。当該処理部の処理により、追加的にサーボシステムに組み込まれた安全エンコーダと、安全機能により遮断すべき駆動電流を供給するサーボドライバとを関連付けることができる。この結果、サーボシステムにおける既存の構成、すなわち、安全機能に対応していないモータとサーボドライバの構成は維持しながら、処理装置の安全機能により安全エンコーダとサーボドライバが関連付けられ、システム全体として安全機能が付与された状態となる。したがって、サーボシステムの安全機能の向上に要するコストを抑制でき、また、既存の構成が維持されるためそれらに化体しているノウハウ等も引き継ぐことができる。
ここで、サーボシステムへの処理装置の組み込みに関する形態について言及する。先ず、第1の形態に関し、前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続されてもよく、その場合、前記処理装置は、前記フィールドバスにおける新たなノードとして前記サーボシステムに組み込まれてもよい。なお、複数のサーボドライバが、それぞれに対応するモータを駆動するために、フィールドバスに接続されていてもよい。この場合、処理装置がサーボシステムに組み込まれたときに、処理部により非常停止指令の出力先であるサーボドライバが、その複数のサーボドライバの中から特定される。
次に、第2の形態に関し、前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続されてもよく、前記処理装置は、前記フィールドバスにおける別のノードであって、所定の異常判定処理によって前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための別の非常停止指令を出力する安全制御装置に直接通信可能に接続されることで前記サーボシステムに組み込まれてもよい。この場合、既にサーボシステムに組み込まれている安全制御装置により出力される別の非常停
止指令の出力先であるサーボドライバが、処理部により非常停止指令の出力先として特定される。なお、当該構成においては、前記処理装置は、前記安全制御装置の内部において前記処理装置と電気的に接続する第1経路を介して、前記出力部による前記非常停止指令の出力を制御するトリガ信号を受け付ける手段と、前記第1経路を介さずに前記処理装置の外部から直接前記トリガ信号を受け付ける手段の何れかを選択可能に構成されてもよい。トリガ信号は、処理装置による安全機能の発揮、すなわち監視結果に基づく非常停止指令の出力を制御する信号である。このようにトリガ信号の受付手段を選択できる構成とすることで、サーボシステムにおけるモータの駆動制御と安全性の確保のための処理装置の機能発揮を、ユーザの要望に応じて好適に調整することができる。
止指令の出力先であるサーボドライバが、処理部により非常停止指令の出力先として特定される。なお、当該構成においては、前記処理装置は、前記安全制御装置の内部において前記処理装置と電気的に接続する第1経路を介して、前記出力部による前記非常停止指令の出力を制御するトリガ信号を受け付ける手段と、前記第1経路を介さずに前記処理装置の外部から直接前記トリガ信号を受け付ける手段の何れかを選択可能に構成されてもよい。トリガ信号は、処理装置による安全機能の発揮、すなわち監視結果に基づく非常停止指令の出力を制御する信号である。このようにトリガ信号の受付手段を選択できる構成とすることで、サーボシステムにおけるモータの駆動制御と安全性の確保のための処理装置の機能発揮を、ユーザの要望に応じて好適に調整することができる。
また、上述までの処理装置において、前記出力部は、前記フィールドバスを介して前記非常停止指令を前記サーボドライバに送信する手段と、前記フィールドバスを介さずに前記処理装置と前記サーボドライバとを直接繋ぐ通信ケーブルを介して前記非常停止指令を前記サーボドライバに送信する手段の何れかを選択可能に構成されてもよい。非常停止指令の送信に関して、フィールドバスを介して送信する場合には配線の作業を省略できるためユーザの配線負荷は軽減されるが、出力部から出された非常停止指令がサーボドライバに到達するのに要する時間が長くなる。一方で、フィールドバスを介さずに通信ケーブルでサーボドライバに直接送信する場合は、サーボドライバへの到達時間は短くできるがユーザは配線作業を要することになる。そこで、上記のように非常停止指令の送信手段を選択できる構成とすることで、ユーザの要望に好適に応じたサーボシステムを構成できる。
次に、第3の形態に関し、前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続されてもよく、その場合、前記処理装置は、前記フィールドバスを介さずに前記サーボドライバに直接通信可能に接続されることで前記サーボシステムに組み込まれてもよい。この場合、直接通信可能に接続されているサーボドライバが、処理部により非常停止指令の出力先として特定される。なお、当該構成においては、前記出力部は、前記サーボドライバの内部において前記処理装置と電気的に接続する内部通信経路を介して前記非常停止指令を前記サーボドライバに送信する手段と、前記処理装置と前記サーボドライバとを直接繋ぐ通信ケーブルを介して前記非常停止指令を前記サーボドライバに送信する手段の何れかを選択可能に構成されてもよい。その結果、ユーザの要望に好適に応じたサーボシステムを構成できる。
また、上記第1及び第3の形態において、前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、更に前記フィールドバスに、所定の異常判定処理によって前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための別の非常停止指令を出力する安全制御装置が接続されてもよい。その場合、前記処理装置は、前記安全制御装置から前記フィールドバスを介して前記出力部による前記非常停止指令の出力を制御するトリガ信号を受け付ける手段と、前記フィールドバスを介さずに前記処理装置の外部から直接前記トリガ信号を受け付ける手段の何れかを選択可能に構成されてもよい。この構成により、サーボシステムにおけるモータの駆動制御と安全性の確保のための処理装置の機能発揮を、ユーザの要望に応じて好適に調整することができる。
ここで、本発明を、上位装置からの指令に従ってモータを駆動制御するサーボドライバと、該モータとを含むサーボシステムの安全機能の向上させる方法の側面から捉えることもできる。当該方法は、前記モータにより駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダを前記サーボシステムに組み込む第1ステップと、前記安全エンコーダと通信可能に接続され、該安全エンコーダから前記複数の検出部による検出信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記検出信号に基づいて前記モータの異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバに対して前記モータへ
の駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部と、を有する処理装置を前記サーボシステムに組み込む第2ステップと、前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部による前記安全エンコーダからの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバを特定する第3ステップと、を含む。当該方法によれば、サーボシステムにおける既存の構成、すなわち、安全機能に対応していないモータとサーボドライバの構成は維持しながら、処理装置を介して、システムに組み込まれた安全エンコーダとサーボドライバが関連付けられ、システム全体に安全機能を付与することができる。なお、上記の処理装置に関して開示した技術思想は、齟齬が生じない限りにおいて当該方法にも適用することができる。
の駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部と、を有する処理装置を前記サーボシステムに組み込む第2ステップと、前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部による前記安全エンコーダからの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバを特定する第3ステップと、を含む。当該方法によれば、サーボシステムにおける既存の構成、すなわち、安全機能に対応していないモータとサーボドライバの構成は維持しながら、処理装置を介して、システムに組み込まれた安全エンコーダとサーボドライバが関連付けられ、システム全体に安全機能を付与することができる。なお、上記の処理装置に関して開示した技術思想は、齟齬が生じない限りにおいて当該方法にも適用することができる。
また、上記方法に関して、サーボシステムへの処理装置の組み込みの方法について言及する。第1に、前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、その場合、前記第2ステップで、前記処理装置は、前記フィールドバスにおける新たなノードとして前記サーボシステムに組み込まれてもよい。また、第2に、前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、その場合、前記第2ステップで、前記処理装置は、前記フィールドバスにおける別のノードであって、所定の異常判定処理によって前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための別の非常停止指令を出力する安全制御装置に直接通信可能に接続されることで前記サーボシステムに組み込まれてもよい。第3に、前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、前記第2ステップで、前記処理装置は、前記フィールドバスを介さずに前記サーボドライバに直接通信可能に接続されることで前記サーボシステムに組み込まれてもよい。なお、サーボシステムへの処理装置の組み込みは、上記以外の手法により実現されても構わない。
既存のサーボシステムの基本的な構成を生かしつつ、サーボシステム全体としては安全機能を付加することができる。
<第1の実施形態>
図1は、本願開示の処理装置50が組み込まれる前のサーボシステムの概略構成図であり、図2は、当該処理装置50が組み込まれた後のサーボシステム100の概略構成図である。ここで、組み込み前のサーボシステムは、ネットワーク(フィールドバス)1と、モータ2と、サーボドライバ4と、PLC(Programmable Logic Controller)5と、安全
コントローラ6とを備える。モータ2は、モータ本体21とエンコーダ22を有している。モータ本体21はサーボドライバ4から駆動電流の供給を受け、出力軸を駆動回転させる。エンコーダ22は、その出力軸の変位を検出するように構成されるが、安全機能を有する安全エンコーダとしては構成されていない(安全エンコーダの構成については後述する)。
図1は、本願開示の処理装置50が組み込まれる前のサーボシステムの概略構成図であり、図2は、当該処理装置50が組み込まれた後のサーボシステム100の概略構成図である。ここで、組み込み前のサーボシステムは、ネットワーク(フィールドバス)1と、モータ2と、サーボドライバ4と、PLC(Programmable Logic Controller)5と、安全
コントローラ6とを備える。モータ2は、モータ本体21とエンコーダ22を有している。モータ本体21はサーボドライバ4から駆動電流の供給を受け、出力軸を駆動回転させる。エンコーダ22は、その出力軸の変位を検出するように構成されるが、安全機能を有する安全エンコーダとしては構成されていない(安全エンコーダの構成については後述する)。
モータ2の出力軸はボールねじ15に接続され、ボールねじ15が駆動されることでそこに取り付けられているテーブル16が変位するように構成される。なお、このような形態以外にも、モータ2は、例えば、産業用ロボットのアームや搬送装置のアクチュエータとして当該装置内に組み込まれてもよい。例えば、モータ2は、ACモータである。そして、エンコーダ22は、検出されたモータ2の動作(モータ本体21の出力軸の変位)を示すフィードバック信号を生成するとともに、そのフィードバック信号をサーボドライバ4に送信する。フィードバック信号は、たとえばモータ2の回転軸の回転位置(角度)についての位置情報、その回転軸の回転速度の情報等を含む。エンコーダ22には一般的なインクリメンタル型エンコーダ、アブソリュート型エンコーダを適用することができる。
サーボドライバ4は、ネットワーク1を介してPLC5からモータ2の動作(モーション)に関する動作指令信号を受けるとともに、エンコーダ22から出力されたフィードバック信号を受ける。サーボドライバ4は、PLC5からの動作指令信号およびエンコーダ22からのフィードバック信号に基づいて、モータ2の駆動に関するサーボ制御を実行し、駆動電流をモータ2に供給する。なお、この供給電流は、交流電源11からサーボドライバ4に対して送られる交流電力が利用される。本実施例では、サーボドライバ4は三相交流を受けるタイプのものであるが、単相交流を受けるタイプのものでもよい。
また、サーボドライバ4はネットワーク1を介して安全コントローラ6と接続されている。これにより、サーボドライバ4は、安全コントローラ6から受ける監視指令信号に基づいて、モータ2やサーボドライバ4に関する異常発生の監視に必要な情報を安全コントローラ6に返す。安全コントローラ6は、その監視の結果、モータ2やサーボドライバ4に異常が発生していると判断した場合には、サーボドライバ4に対して非常停止指令を出すことでモータ2への駆動電流の供給を遮断し、モータ2を停止させる。
ここで、サーボシステムの安全機能について説明する。一般にシステムは入力構成、演算構成、出力構成に大別できる。入力構成は、例えば、サーボドライバ4への入力に関するサブシステムであり、一般的にその安全機能はエンコーダ22の安全機能に大きく依拠する。演算構成は、サーボドライバ4内での入力から出力を算出するための演算に関するサブシステムであり、例えば、マイクロプロセッサ(MPU)を用いた演算回路の安全機能に依拠する。出力構成は、サーボドライバ4からの出力に関するサブシステムであり、後述するようにモータ制御部42から駆動部44への駆動信号の伝達を遮断する遮断部43の安全機能に依拠する。そして、サーボシステム全体の安全機能は、入力構成、演算構成、出力構成のそれぞれの安全機能を踏まえて決定されるが、仮に2つの構成の安全機能
が比較的高くても、残り1つの構成の安全機能が低くなると、その影響を受けてシステム全体の安全機能は低下してしまう。
が比較的高くても、残り1つの構成の安全機能が低くなると、その影響を受けてシステム全体の安全機能は低下してしまう。
特に、入力構成に関連するエンコーダ22については、その内部で同時にスキャニングを行なうことにより独立した検出信号の出力が可能となるように二重化された回路を有する安全エンコーダを採用すると、サーボシステムのコスト増加を招くことになるため、図
1のエンコーダ22のように、安全エンコーダでないエンコーダを採用してサーボシステムが構築される場合がある。このような場合、入力構成の安全機能の影響を受けて、サーボシステム全体の安全機能が低くならざるを得ない。
1のエンコーダ22のように、安全エンコーダでないエンコーダを採用してサーボシステムが構築される場合がある。このような場合、入力構成の安全機能の影響を受けて、サーボシステム全体の安全機能が低くならざるを得ない。
一方で、サーボシステムを稼働していく中で、安全性の確保の観点からサーボシステムの安全機能の向上を図る必要が生じ、その再構築が求められる場合がある。そのような場合、エンコーダ22を安全エンコーダに取り替えるとともに、サーボドライバ4そのものも安全エンコーダからの出力に対応できるように取り替える必要があり、結果として、サーボシステムにおける主要な構成を取り替えることになり、そのコストは小さくはない。また、サーボドライバ4そのものを取り替えてしまうと、それまでのサーボシステムの稼働に基づくノウハウ等が消失してしまう。
そこで、本願開示の実施形態では、図2に示すように、モータ2のエンコーダ22とサーボドライバ4は取り替えずにそのまま維持し、安全エンコーダ70と処理装置50とをサーボシステムに組み込み新しいサーボシステム100を形成することで、システム全体の安全機能の向上が図られる。具体的には、安全エンコーダ70は、モータ2により駆動されるボールねじ15の変位(回転角度)を検出可能なエンコーダであって、その内部に変位検出のための検出部を2つ有し、その2つの検出部によって同時にスキャニングを行なうことにより独立した検出信号の出力が可能となるように二重化された回路を有している。なお、別法として、モータ2により駆動され変位するテーブル16の変位を検出可能なリニアエンコーダを安全エンコーダ70として形成してもよい。
そして、安全エンコーダ70による検出信号は処理装置50に入力される。処理装置50は、サーボドライバ4、PLC5、安全コントローラ6が接続されているネットワーク1に追加的に接続され、ネットワーク1上で、他の機器と通信が可能に構成される。ここで、図3に示す機能ブロックに基づいて、処理装置50が組み込まれたサーボシステム100の概略構成について、以下に説明する。
サーボドライバ4は、モータ制御部42、遮断部43、駆動部44を有している。なお、図3においては、ネットワーク1の記載は省略している。モータ制御部42は、PLC5から動作指令信号を受けるとともに、エンコーダ22からフィードバック信号を受ける。モータ制御部42は、動作指令信号およびフィードバック信号に基づいて、位置フィードバック制御、速度フィードバック制御を実行するための指令値を生成する。例えば、モータ制御部42は、動作指令信号およびフィードバック値に基づくフィードバック制御により、位置指令値及び速度指令値を生成する。なお、当該フィードバック制御で採用されるフィードバック方式は、モータ2が組み込まれる機械装置(搬送装置等)の所定の目的(例えば、荷物の搬送)に好適なサーボループが形成される方式であり、適宜設計することができる。そして、モータ制御部42で生成されたこれらの指令値は、駆動信号として遮断部43に送られる。
次に、遮断部43は、安全コントローラ6や後述する処理装置50から非常停止指令を受けた場合において、後述する駆動部44にモータ制御部42からの駆動信号を電気的に通過させないことで、駆動部44を停止させる。これによりモータ制御部42が駆動信号を送出したとしても、モータ2によるトルクの出力が停止することになる。一方、遮断部43に非常停止指令が入力されない場合には、遮断部43はモータ制御部42から出力された指令値を伴う駆動信号をそのまま駆動部44に通過させる。
駆動部44は、遮断部43を介して、モータ制御部42からの駆動信号を受ける。駆動部44は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体スイッ
チング素子で構成される回路を有し、モータ制御部42からの駆動信号に基づいて、スイ
ッチング素子をPWM方式に従ってオン・オフさせるための信号を生成するとともに、その信号に従ってスイッチング素子をオン・オフさせるインバータ装置である。これによりモータ2に交流の駆動電流が供給され、モータ2が駆動される。一方、遮断部43が作動し駆動信号の駆動部44への伝達が遮断されると、駆動部44からの出力がオフに固定される。これによりモータ2への電力供給が停止されるので、モータ2からのトルクの出力が停止することになる。このようにモータ制御部42、遮断部43、駆動部44は、いわばモータ2の駆動制御に直接関連する機能部であり、サーボドライバ4は、安全エンコーダ70に直接対応する機能部は有していないことが理解できる。
チング素子で構成される回路を有し、モータ制御部42からの駆動信号に基づいて、スイ
ッチング素子をPWM方式に従ってオン・オフさせるための信号を生成するとともに、その信号に従ってスイッチング素子をオン・オフさせるインバータ装置である。これによりモータ2に交流の駆動電流が供給され、モータ2が駆動される。一方、遮断部43が作動し駆動信号の駆動部44への伝達が遮断されると、駆動部44からの出力がオフに固定される。これによりモータ2への電力供給が停止されるので、モータ2からのトルクの出力が停止することになる。このようにモータ制御部42、遮断部43、駆動部44は、いわばモータ2の駆動制御に直接関連する機能部であり、サーボドライバ4は、安全エンコーダ70に直接対応する機能部は有していないことが理解できる。
次に、処理装置50について説明する。処理装置50は、受信部51、出力部52、処理部53を有している。受信部51は、安全エンコーダ70と通信可能に接続され、安全エンコーダ70からの検出信号を受信する機能部である。安全エンコーダ70は、その内部で同時にスキャニングを行なうことにより独立した検出信号の出力が可能となるように二重化された回路を有しており、二重化された検出信号を出力する。そのため、受信部51は、エンコーダ22から二重化されたフィードバック信号を受けるとともに、その受け取った二重化された検出信号を出力部52に送る。また、受信部51は、後述する出力部52による非常停止指令の出力を制御するためのトリガ信号を、安全コントローラ6又はその他の外部の装置から受信する。なお、トリガ信号の処理の詳細については、後述する。
出力部52は、受信部51により受信された、二重化された安全エンコーダ70からの検出信号に基づいてモータ2の異常判定を行い、モータ2に異常が生じていると判定される場合には、サーボドライバ4の遮断部43に対してモータ2への駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力し、モータ2の動作を停止させ当該動作に対する安全を確保する機能部である。出力部52による異常判定は、安全コントローラ6とは独立して行われる処理であり、例えば、モータ2の位置や速度に関する異常判定を行う。したがって、処理装置50が組み込まれたサーボシステム100においては、安全コントローラ6による異常判定と、処理装置50の出力部52による異常判定が並列して行われるが、後者の異常判定には、処理装置50とともにサーボシステム100に組み込まれた安全エンコーダ70の検出信号が用いられる。したがって、この安全エンコーダと70と処理装置50の組合せによって、サーボシステム100の安全機能の向上を図ることができる。
ここで、サーボシステム100に追加的に組み込まれた安全エンコーダ70と処理装置50とを好適に機能させるために、処理部53による安全エンコーダ70とサーボドライバ4との関連付けの処理が行われる。具体的には、処理部53は、安全エンコーダ70と処理装置50がサーボシステム100に組み込まれたときに、受信部51により安全エンコーダ70から、二重化された検出信号の受信が可能か判断する。更に、処理部53は、その検出信号に基づいた異常判定の結果に従って出力する非常停止指令の出力先であるサーボドライバ4を特定する。これにより、処理装置50が、安全エンコーダ70の検出結果に基づいてサーボシステム100の安全を確保するように機能できるようになる。
ここで、図4に基づいて、図1に示すサーボシステムに安全エンコーダ70と処理装置50を追加的に組み込んで、安全機能の向上が図られた図2に示すサーボシステム100を構築するための方法について説明する。先ず、S101では安全エンコーダ70がサーボシステムに組み込まれる。なお、上述までの通り、安全エンコーダ70は、モータ2に取り付けられているエンコーダ22に代えて取り付けられるエンコーダではなく、あくまでもサーボシステムに追加的に取り付けられるエンコーダである。したがって、安全エンコーダ70は、モータ2の出力軸により変位する駆動対象(本実施形態の場合は、ボールねじ15やテーブル16等)の変位が検出可能となるように取り付けられる。
次に、S102では処理装置50がサーボシステムに組み込まれる。なお、図2に示す形態ではネットワーク1に処理装置50を接続しているが、処理装置50の組み込みの形態はこれに限られない。別法の取り込みの形態については後述する。なお、ネットワーク1に接続された処理装置50に対して、安全エンコーダ70は通信ケーブルを介して直接配線される。この状態で、次に、処理部53によって安全エンコーダ70との接続確認(S103の処理)と、非常停止指令の出力先であるサーボドライバ4の特定処理(S104の処理)が行われる。なお、サーボシステム100に複数台のサーボドライバが含まれている場合には、S104の処理では、その複数台のサーボドライバの中から、安全エンコーダ70によって変位が検出される駆動対象を駆動するモータに対応するサーボドライバを非常停止指令の出力先として特定する。
ここで、図3に戻り、出力部52による非常停止指令が遮断部43に送られる経路について説明する。図3では、当該非常停止指令が送られる経路としてL1とL2が破線で表されている。経路L1は、ネットワーク(フィールドバス)1を介して非常停止指令をサーボドライバ4に送信するための経路であり、経路L2は、ネットワーク(フィールドバス)を介さずに、処理装置50と4サーボドライバとを直接繋ぐ通信ケーブルを介して、非常停止指令をサーボドライバ4に送信するための経路である。前者は、ネットワーク1を利用することで配線作業は必要としないが、ネットワーク1の通信環境の影響を受けるため、その状況によっては非常停止指令がサーボドライバ4に到達するまでに時間を要する場合がある。一方で、後者は非常停止指令がサーボドライバ4に到達するまでの時間を短縮できるが、ユーザによる配線作業が必要となる。そこで、本願開示では、ユーザが経路L1、経路L2の何れかを選択できるように、出力部52が構成されている(図3における破線は、ユーザによる選択が可能であることを意味する)。これにより、ユーザの要望に応じたサーボシステム100の構築が可能になる。
次に、受信部51へのトリガ信号の入力について説明する。トリガ信号は、上記の通り、出力部52による非常停止指令の出力を制御する信号である。例えば、トリガ信号が入力されている場合は出力部52による非常停止指令の出力が機能し、トリガ信号が入力されていない場合は、出力部52の機能が停止するように出力部52は構成されている。そして、図3では、当該トリガ信号が送られる経路としてL11とL12が破線で表されている。経路L11は、ネットワーク(フィールドバス)1を介して安全コントローラ6からトリガ信号を処理装置50に送信するための経路であり、経路21は、ネットワーク(フィールドバス)ではなく、処理装置50の外部から通信ケーブルを介してトリガ信号を処理装置50に送信するための経路である。本願開示では、ユーザが経路L11、経路L12の何れかを選択できるように、処理装置50が形成されている。これにより、ユーザの要望に応じて好適にサーボシステム100を構築することが可能になる。
<第2の実施形態>
図5及び図6に基づいて、本願開示の第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態のサーボシステム100の概略構成を示し、図6は、当該サーボシステム100の機能ブロック図である。図5においても、モータ2のエンコーダ22とサーボドライバ4は取り替えずにそのまま維持し、システム全体の安全機能を向上させるために、安全エンコーダ70と処理装置50とをサーボシステムに組み込むことで、サーボシステム100が形成されている。サーボシステム100への組み込みに関して、第1の実施形態との相違点は、処理装置50がネットワーク1に接続されるのではなく、サーボドライバ4に直接通信可能に接続されている点である。安全エンコーダ70の配置については第1の実施形態と同様であるが、その二重化された検出信号は、サーボドライバ4に接続された処理装置50の受信部51に入力されることになる。
図5及び図6に基づいて、本願開示の第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態のサーボシステム100の概略構成を示し、図6は、当該サーボシステム100の機能ブロック図である。図5においても、モータ2のエンコーダ22とサーボドライバ4は取り替えずにそのまま維持し、システム全体の安全機能を向上させるために、安全エンコーダ70と処理装置50とをサーボシステムに組み込むことで、サーボシステム100が形成されている。サーボシステム100への組み込みに関して、第1の実施形態との相違点は、処理装置50がネットワーク1に接続されるのではなく、サーボドライバ4に直接通信可能に接続されている点である。安全エンコーダ70の配置については第1の実施形態と同様であるが、その二重化された検出信号は、サーボドライバ4に接続された処理装置50の受信部51に入力されることになる。
また、サーボシステムへの安全エンコーダ70と処理装置50の組み込み方法について
は、基本的に図4に示す方法が適用できる。なお、処理部53による非常停止指令の出力先であるサーボドライバの特定処理においては、処理装置50が直接接続されているサーボドライバ4を当該出力先として特定する。また、サーボシステム100に複数台のサーボドライバが含まれている場合には、その複数台のサーボドライバの中から、安全エンコーダ70によって変位が検出される駆動対象を駆動するモータに対応するサーボドライバに対して、処理装置50を通信可能に接続したうえで、当該サーボドライバを非常停止指令の出力先として特定する。
は、基本的に図4に示す方法が適用できる。なお、処理部53による非常停止指令の出力先であるサーボドライバの特定処理においては、処理装置50が直接接続されているサーボドライバ4を当該出力先として特定する。また、サーボシステム100に複数台のサーボドライバが含まれている場合には、その複数台のサーボドライバの中から、安全エンコーダ70によって変位が検出される駆動対象を駆動するモータに対応するサーボドライバに対して、処理装置50を通信可能に接続したうえで、当該サーボドライバを非常停止指令の出力先として特定する。
また、本実施形態における出力部52による非常停止指令が遮断部43に送られる経路について説明する。図6では、当該非常停止指令が送られる経路としてL31とL32が破線で表されている。経路L31は、サーボドライバ4の内部において処理装置50とサーボドライバ4とが電気的に接続される内部通信経路であり、当該内部通信経路を介して非常停止指令が処理装置50からサーボドライバ4に送信される。なお、内部通信経路はネットワーク1の通信環境から独立して形成される。また、経路L32は、処理装置50とサーボドライバ4とを直接繋ぐ通信ケーブルを介して、非常停止指令をサーボドライバ4に送信するための経路である。前者は、ネットワーク1を利用しないためネットワーク1の通信環境の影響を受けにくく、非常停止指令がサーボドライバ4に到達するまでの時間を短縮できるが、ユーザにより内部通信経路を構築する(すなわち、内部通信経路のための基板等の追加)必要がある。一方で、後者も非常停止指令をサーボドライバ4に速やかに到達させることができるが、ユーザによる配線作業が必要となる。そこで、本願開示では、ユーザが経路L31、経路L32の何れかを選択できるように、出力部52が構成されている(図6における破線は、ユーザによる選択が可能であることを意味する)。これにより、ユーザの要望に応じたサーボシステム100の構築が可能になる。
次に、受信部51へのトリガ信号の入力について説明する。本実施形態におけるトリガ信号の入力構成については、第1の実施形態と同様に、ユーザが経路L11、経路L12
の何れかを選択できるように、処理装置50が形成されている。これにより、ユーザの要望に応じて好適にサーボシステム100を構築することが可能になる。
の何れかを選択できるように、処理装置50が形成されている。これにより、ユーザの要望に応じて好適にサーボシステム100を構築することが可能になる。
本実施形態においても、モータ2のエンコーダ22とサーボドライバ4は取り替えずにそのまま維持し、安全エンコーダ70と処理装置50とをサーボシステムに組み込んでサーボシステム100を形成することで、システム全体の安全機能の向上を図ることができる。
<第3の実施形態>
図7及び図8に基づいて、本願開示の第3の実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態のサーボシステム100の概略構成を示し、図8は、当該サーボシステム100の機能ブロック図である。図7においても、モータ2のエンコーダ22とサーボドライバ4は取り替えずにそのまま維持し、システム全体の安全機能を向上させるために、安全エンコーダ70と処理装置50とをサーボシステムに組み込むことで、サーボシステム100が形成されている。サーボシステム100への組み込みに関して、第1の実施形態との相違点は、処理装置50がネットワーク1に接続されるのではなく、安全コントローラ6に直接通信可能に接続されている点である。安全エンコーダ70の配置については第1の実施形態と同様であるが、その二重化された検出信号は、安全コントローラ6に接続された処理装置50の受信部51に入力されることになる。
図7及び図8に基づいて、本願開示の第3の実施形態について説明する。図7は、第3の実施形態のサーボシステム100の概略構成を示し、図8は、当該サーボシステム100の機能ブロック図である。図7においても、モータ2のエンコーダ22とサーボドライバ4は取り替えずにそのまま維持し、システム全体の安全機能を向上させるために、安全エンコーダ70と処理装置50とをサーボシステムに組み込むことで、サーボシステム100が形成されている。サーボシステム100への組み込みに関して、第1の実施形態との相違点は、処理装置50がネットワーク1に接続されるのではなく、安全コントローラ6に直接通信可能に接続されている点である。安全エンコーダ70の配置については第1の実施形態と同様であるが、その二重化された検出信号は、安全コントローラ6に接続された処理装置50の受信部51に入力されることになる。
また、サーボシステムへの安全エンコーダ70と処理装置50の組み込み方法については、基本的に図4に示す方法が適用できる。なお、処理部53による非常停止指令の出力先であるサーボドライバの特定処理においては、処理装置50が直接接続されている安全コントローラ6による非常停止指令の出力先であるサーボドライバ4を当該出力先として
特定する。また、サーボシステム100に複数台のサーボドライバが含まれている場合には、その複数台のサーボドライバの中から、安全エンコーダ70によって変位が検出される駆動対象を駆動するモータに対応するサーボドライバと関連付けられた安全コントローラ6に対して、処理装置50を通信可能に接続したうえで、当該サーボドライバを非常停止指令の出力先として特定する。
特定する。また、サーボシステム100に複数台のサーボドライバが含まれている場合には、その複数台のサーボドライバの中から、安全エンコーダ70によって変位が検出される駆動対象を駆動するモータに対応するサーボドライバと関連付けられた安全コントローラ6に対して、処理装置50を通信可能に接続したうえで、当該サーボドライバを非常停止指令の出力先として特定する。
また、本実施形態における出力部52による非常停止指令が遮断部43に送られる経路について説明する。図8では、当該非常停止指令が送られる経路としてL41とL42が破線で表されている。経路L41は、安全コントローラ6の内部において処理装置50と安全コントローラ6とが電気的に接続される内部通信経路であり、当該内部通信経路を介して非常停止指令が処理装置50から安全コントローラ6に渡され、更に安全コントローラ6からネットワーク1を介してサーボドライバ4に送信される。また、経路L42は、処理装置50とサーボドライバ4とを直接繋ぐ通信ケーブルを介して、非常停止指令をサーボドライバ4に送信するための経路である。前者は、ユーザによる内部通信経路の設置が必要であり、更に、ネットワーク1を利用するためネットワーク1の通信環境の影響を受け、非常停止指令がサーボドライバ4に到達するまでの時間を長くなり得る。一方で、後者は非常停止指令をサーボドライバ4に速やかに到達させることができるが、ユーザによる配線作業が必要となる。そこで、本願開示では、ユーザが経路L41、経路L42の何れかを選択できるように、出力部52が構成されている(図8における破線は、ユーザによる選択が可能であることを意味する)。これにより、ユーザの要望に応じたサーボシステム100の構築が可能になる。
次に、受信部51へのトリガ信号の入力について説明する。本実施形態におけるトリガ信号の入力構成については、第1の実施形態と同様に外部からトリガ信号を受け付ける経路L12と、安全コントローラ6の内部において形成された内部通信経路を介して安全コントローラ6から受け付ける経路13の何れかを選択できるように、処理装置50が形成されている。これにより、ユーザの要望に応じて好適にサーボシステム100を構築することが可能になる。
本実施形態においても、モータ2のエンコーダ22とサーボドライバ4は取り替えずにそのまま維持し、安全エンコーダ70と処理装置50とをサーボシステムに組み込んでサーボシステム100を形成することで、システム全体の安全機能の向上を図ることができる。
<その他の実施形態>
図9は、安全コントローラ6が含まれていないサーボシステムに対して、安全エンコーダ70と処理装置50が組み込まれた形態を表している。当該形態では、上記の第1の実施形態と同様に、処理装置50はネットワーク1に接続されている。また、図10は、安全コントローラ6が含まれていないサーボシステムに対して、安全エンコーダ70と処理装置50が組み込まれた形態を表している。当該形態では、上記の第2の実施形態と同様に、処理装置50はサーボドライバ4に通信可能に接続されている。このような形態でも、システム全体の安全機能の向上を図ることができる。
図9は、安全コントローラ6が含まれていないサーボシステムに対して、安全エンコーダ70と処理装置50が組み込まれた形態を表している。当該形態では、上記の第1の実施形態と同様に、処理装置50はネットワーク1に接続されている。また、図10は、安全コントローラ6が含まれていないサーボシステムに対して、安全エンコーダ70と処理装置50が組み込まれた形態を表している。当該形態では、上記の第2の実施形態と同様に、処理装置50はサーボドライバ4に通信可能に接続されている。このような形態でも、システム全体の安全機能の向上を図ることができる。
<付記1>
上位装置(5)からの指令に従ってモータ(2)を駆動制御するとともにその駆動電流を遮断可能に構成されたサーボドライバ(4)と、該モータ(2)とを含むサーボシステムに、該モータ(2)により駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダ(70)とともに追加的に組み込み可能に構成された処理装置(50)であって、
前記安全エンコーダ(70)と通信可能に接続され、該安全エンコーダ(70)から前
記複数の検出部による検出信号を受信する受信部(51)と、
前記受信部(51)により受信された前記検出信号に基づいて前記モータの異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバ(4)に対して前記モータ(2)への駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部(52)と、
前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部(51)による前記安全エンコーダ(70)からの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバ(4)を特定する処理部(53)と、
を備える、処理装置。
上位装置(5)からの指令に従ってモータ(2)を駆動制御するとともにその駆動電流を遮断可能に構成されたサーボドライバ(4)と、該モータ(2)とを含むサーボシステムに、該モータ(2)により駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダ(70)とともに追加的に組み込み可能に構成された処理装置(50)であって、
前記安全エンコーダ(70)と通信可能に接続され、該安全エンコーダ(70)から前
記複数の検出部による検出信号を受信する受信部(51)と、
前記受信部(51)により受信された前記検出信号に基づいて前記モータの異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバ(4)に対して前記モータ(2)への駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部(52)と、
前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部(51)による前記安全エンコーダ(70)からの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバ(4)を特定する処理部(53)と、
を備える、処理装置。
<付記2>
上位装置(5)からの指令に従ってモータ(2)を駆動制御するサーボドライバ(4)と、該モータ(2)とを含むサーボシステムの安全機能の向上させる方法であって、
前記モータ(2)により駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダ(70)を前記サーボシステムに組み込む第1ステップと、
前記安全エンコーダ(70)と通信可能に接続され、該安全エンコーダ(70)から前記複数の検出部による検出信号を受信する受信部(51)と、前記受信部(51)により受信された前記検出信号に基づいて前記モータ(2)の異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバ(4)に対して前記モータ(2)への駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部(52)と、を有する処理装置(50)を前記サーボシステムに組み込む第2ステップと、
前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部(51)による前記安全エンコーダ(70)からの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバ(4)を特定する第3ステップと、
を含む、サーボシステムの安全機能の向上方法。
上位装置(5)からの指令に従ってモータ(2)を駆動制御するサーボドライバ(4)と、該モータ(2)とを含むサーボシステムの安全機能の向上させる方法であって、
前記モータ(2)により駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダ(70)を前記サーボシステムに組み込む第1ステップと、
前記安全エンコーダ(70)と通信可能に接続され、該安全エンコーダ(70)から前記複数の検出部による検出信号を受信する受信部(51)と、前記受信部(51)により受信された前記検出信号に基づいて前記モータ(2)の異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバ(4)に対して前記モータ(2)への駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部(52)と、を有する処理装置(50)を前記サーボシステムに組み込む第2ステップと、
前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部(51)による前記安全エンコーダ(70)からの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバ(4)を特定する第3ステップと、
を含む、サーボシステムの安全機能の向上方法。
2 モータ
4 サーボドライバ
5 PLC
6 安全コントローラ
15 ボールねじ
16 テーブル
22 エンコーダ
50 処理装置
51 受信部
52 出力部
53 処理部
70 安全エンコーダ
4 サーボドライバ
5 PLC
6 安全コントローラ
15 ボールねじ
16 テーブル
22 エンコーダ
50 処理装置
51 受信部
52 出力部
53 処理部
70 安全エンコーダ
Claims (12)
- 上位装置からの指令に従ってモータを駆動制御するとともにその駆動電流を遮断可能に構成されたサーボドライバと、該モータとを含むサーボシステムに、該モータにより駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダとともに追加的に組み込み可能に構成された処理装置であって、
前記安全エンコーダと通信可能に接続され、該安全エンコーダから前記複数の検出部による検出信号を受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記検出信号に基づいて前記モータの異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部と、
前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部による前記安全エンコーダからの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバを特定する処理部と、
を備える、処理装置。 - 前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、
前記処理装置は、前記フィールドバスにおける新たなノードとして前記サーボシステムに組み込まれる、
請求項1に記載の処理装置。 - 前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、
前記処理装置は、前記フィールドバスにおける別のノードであって、所定の異常判定処理によって前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための別の非常停止指令を出力する安全制御装置に直接通信可能に接続されることで前記サーボシステムに組み込まれる、
請求項1に記載の処理装置。 - 前記処理装置は、前記安全制御装置の内部において前記処理装置と電気的に接続する第1経路を介して、前記出力部による前記非常停止指令の出力を制御するトリガ信号を受け付ける手段と、前記第1経路を介さずに前記処理装置の外部から直接前記トリガ信号を受け付ける手段の何れかを選択可能に構成される、
請求項3に記載の処理装置。 - 前記出力部は、前記フィールドバスを介して前記非常停止指令を前記サーボドライバに送信する手段と、前記フィールドバスを介さずに前記処理装置と前記サーボドライバとを直接繋ぐ通信ケーブルを介して前記非常停止指令を前記サーボドライバに送信する手段の何れかを選択可能に構成される、
請求項2から請求項4の何れか1項に記載の処理装置。 - 前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、
前記処理装置は、前記フィールドバスを介さずに前記サーボドライバに直接通信可能に接続されることで前記サーボシステムに組み込まれる、
請求項1に記載の処理装置。 - 前記出力部は、前記サーボドライバの内部において前記処理装置と電気的に接続する内部通信経路を介して前記非常停止指令を前記サーボドライバに送信する手段と、前記処理
装置と前記サーボドライバとを直接繋ぐ通信ケーブルを介して前記非常停止指令を前記サーボドライバに送信する手段の何れかを選択可能に構成される、
請求項6に記載の処理装置。 - 前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、更に前記フィールドバスに、所定の異常判定処理によって前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための別の非常停止指令を出力する安全制御装置が接続され、
前記処理装置は、前記安全制御装置から前記フィールドバスを介して前記出力部による前記非常停止指令の出力を制御するトリガ信号を受け付ける手段と、前記フィールドバスを介さずに前記処理装置の外部から直接前記トリガ信号を受け付ける手段の何れかを選択可能に構成される、
請求項2又は請求項6に記載の処理装置。 - 上位装置からの指令に従ってモータを駆動制御するサーボドライバと、該モータとを含むサーボシステムの安全機能の向上させる方法であって、
前記モータにより駆動される駆動対象の変位を検出する複数の検出部を有する安全エンコーダを前記サーボシステムに組み込む第1ステップと、
前記安全エンコーダと通信可能に接続され、該安全エンコーダから前記複数の検出部による検出信号を受信する受信部と、前記受信部により受信された前記検出信号に基づいて前記モータの異常判定を行い、その判定結果に基づいて、前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための非常停止指令を出力する出力部と、を有する処理装置を前記サーボシステムに組み込む第2ステップと、
前記サーボシステムに組み込まれたときに、前記受信部による前記安全エンコーダからの前記検出信号の受信可否を判断するとともに、前記出力部による前記非常停止指令の出力先である前記サーボドライバを特定する第3ステップと、
を含む、サーボシステムの安全機能の向上方法。 - 前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、
前記第2ステップで、前記処理装置は、前記フィールドバスにおける新たなノードとして前記サーボシステムに組み込まれる、
請求項9に記載のサーボシステムの安全機能の向上方法。 - 前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、
前記第2ステップで、前記処理装置は、前記フィールドバスにおける別のノードであって、所定の異常判定処理によって前記サーボドライバに対して前記モータへの駆動電流の供給を遮断するための別の非常停止指令を出力する安全制御装置に直接通信可能に接続されることで前記サーボシステムに組み込まれる、
請求項9に記載のサーボシステムの安全機能の向上方法。 - 前記サーボシステムにおいて、前記上位装置および前記サーボドライバはフィールドバスにて接続され、
前記第2ステップで、前記処理装置は、前記フィールドバスを介さずに前記サーボドライバに直接通信可能に接続されることで前記サーボシステムに組み込まれる、
請求項9に記載のサーボシステムの安全機能の向上方法。
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JP2021037248A JP2022137661A (ja) | 2021-03-09 | 2021-03-09 | 処理装置、及びサーボシステムの安全機能の向上方法 |
PCT/JP2021/047129 WO2022190547A1 (ja) | 2021-03-09 | 2021-12-20 | 処理装置、及びサーボシステムの安全機能の向上方法 |
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JP2021037248A JP2022137661A (ja) | 2021-03-09 | 2021-03-09 | 処理装置、及びサーボシステムの安全機能の向上方法 |
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