JP2022137042A - 印刷管理装置、及び印刷管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷装置の処理能力のずれと異なる、予め計画した印刷工程に影響する要因が発生した場合でも、印刷が完了するまでに要する完了見込み時間を報知する。【解決手段】印刷管理装置10は、稼働印刷装置20Aを用いた印刷工程の途中で予備印刷装置20Bを追加する場合、稼働印刷装置20Aで印刷を開始してから予備印刷装置20Bで印刷を開始するまでの稼働印刷装置20Aにおける処理能力に関する実績情報と、予備印刷装置20Bで印刷を開始するまでの予備印刷装置20Bにおける処理能力に関する統計情報と、を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定し、推定した完了見込み時間を報知する。【選択図】図13

Description

本発明は、印刷管理装置、及び印刷管理プログラムに関する。
特許文献1には、各作業工程の開始予定時刻、完了予定時刻、及び作業予定部品数を計画情報として電子計算機に予め登録しておくと共に、各作業工程の開始時間、現在時刻における進捗状況、完了時刻、及び作業完了部品数を実績情報として電子計算機に入力しておき、作業工程を管理する必要が生じたときは、実績情報に基づいて各作業工程の進捗状況を電子計算機に判定させ、いずれかの作業工程が完了状態にある場合は、当該工程の完了時刻と完了予定時刻を電子計算機に比較させて遅延工程を抽出し、一方、いずれかの作業工程が実行状態にある場合は、現在時刻までの作業完了部品数に基づいて当該工程の完了見込時刻を電子計算機に算出させ、かつ、当該見込時刻とその作業工程の完了予定時刻を電子計算機に比較させて遅延工程を抽出する遅延工程の抽出方法が開示されている。
特許文献2には、所定の処理工程の処理時間を規定するプロファイルを利用して作成された作業計画に基づいて実行した前記所定の処理工程の作業実績に係る実績情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得したN個の実績情報において、前記所定の処理工程に関して前記作業計画と比較し遅延が発生した作業実績の回数を示す遅延実績情報を管理する遅延実績管理手段と、前記プロファイルを利用して作成された新規の作業計画を表示装置に表示する表示制御手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記遅延実績情報に基づいて、前記新規の作業計画に含まれる前記所定の処理工程に関して該所定の処理工程に遅延が発生する可能性を示す追加情報を併せて前記表示装置に表示する情報処理装置が開示されている。
特開平9-201747号公報 特開2017-91223号公報
近年、印刷業界では、注文者毎に内容及び部数が異なる印刷媒体に対応すると共に、指定された納期にあわせて作成した印刷媒体を配送するため、印刷工程の進捗管理が進められている。
このような印刷工程の進捗管理では、印刷装置の処理能力に基づいて予め印刷計画を作成し、印刷計画に対して遅延が発生した場合には、印刷工程の新たな完了見込み時間を算出することがある。
しかしながら、従来の印刷工程の進捗管理では、印刷装置の理論上の処理能力と実際の処理能力との差によって生じる処理能力のずれに基づいて作業の新たな完了見込み時間を算出する。したがって、例えば印刷装置の異常発生、及び使用する印刷装置の台数の変更等、印刷装置の処理能力のずれ以外の要因によって予め計画した印刷工程に影響が出た場合、作業の新たな完了見込み時間を算出することが困難になる。
本発明は、印刷装置の処理能力のずれと異なる、予め計画した印刷工程に影響する要因が発生した場合でも、印刷が完了するまでに要する完了見込み時間を報知することができる印刷管理装置、及び印刷管理プログラムを提供することを目的とする。
第1態様に係る印刷管理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、予め割り当てた少なくとも1台の第1の印刷装置で予め定められた枚数の記録媒体に印刷を行う印刷工程の途中で、前記第1の印刷装置と異なる少なくとも1台の第2の印刷装置を追加して前記印刷工程を処理する場合、前記第1の印刷装置で印刷を開始してから前記第2の印刷装置で印刷を開始するまでの前記第1の印刷装置における処理能力に関する実績情報と、前記第2の印刷装置で印刷を開始するまでの前記第2の印刷装置における処理能力に関する統計情報を用いて、前記印刷工程の完了見込み時間を推定し、推定した前記完了見込み時間を報知する。
第2態様に係る印刷管理装置は、第1態様に係る印刷管理装置において、前記プロセッサは、複数の印刷装置のうち、前記第1の印刷装置と同じ印刷に関する特性を有する印刷装置を前記第2の印刷装置として選択し、前記印刷工程の完了見込み時間を推定する。
第3態様に係る印刷管理装置は、第2態様に係る印刷管理装置において、前記特性に、印刷装置で用いられる印刷方式、記録媒体の種類、及びカラー種別の少なくとも1つが含まれる。
第4態様に係る印刷管理装置は、第1態様~第3態様の何れかの態様に係る印刷管理装置において、前記プロセッサは、複数の印刷装置のうち、前記実績情報から推定される前記印刷工程の完了見込み時間に亘って未稼働状態にある印刷装置を前記第2の印刷装置の候補として報知し、前記第1の印刷装置における前記実績情報と、報知した前記第2の印刷装置の候補の中から、管理者によって選択された前記第2の印刷装置における前記統計情報を用いて、前記印刷工程の完了見込み時間を推定する。
第5態様に係る印刷管理装置は、第4態様に係る印刷管理装置において、前記プロセッサは、前記第2の印刷装置の候補の中に、前記管理者によって選択された前記第2の印刷装置よりも前記印刷工程の完了見込み時間が短縮される印刷装置が存在する場合、前記印刷工程の完了見込み時間が短縮される印刷装置を報知する。
第6態様に係る印刷管理プログラムは、コンピュータに、予め割り当てた少なくとも1台の第1の印刷装置で予め定められた枚数の記録媒体に印刷を行う印刷工程の途中で、前記第1の印刷装置と異なる少なくとも1台の第2の印刷装置を追加して前記印刷工程を処理する場合、前記第1の印刷装置で印刷を開始してから前記第2の印刷装置で印刷を開始するまでの前記第1の印刷装置における処理能力に関する実績情報と、前記第2の印刷装置で印刷を開始するまでの前記第2の印刷装置における処理能力に関する統計情報を用いて、前記印刷工程の完了見込み時間を推定し、推定した前記完了見込み時間を報知する処理を実行させるためのプログラムである。
第1態様及び第6態様によれば、印刷装置の処理能力のずれと異なる、予め計画した印刷工程に影響する要因が発生した場合でも、印刷が完了するまでに要する完了見込み時間を報知することができる、という効果を有する。
第2態様によれば、第2の印刷装置で印刷される印刷物の品質を、第1の印刷装置で印刷される印刷物の品質にあわせた状況での印刷工程の完了見込み時間を推定することができる、という効果を有する。
第3態様によれば、第1の印刷装置で印刷される印刷物の品質にあわせた印刷物を生成することができる印刷装置を、第2の印刷装置として選択することができる、という効果を有する。
第4態様によれば、複数の印刷装置のうち、追加可能な印刷装置だけを管理者に報知することができる、という効果を有する。
第5態様によれば、印刷工程の完了見込み時間を更に短縮する方法があれば、自律的に管理者に報知することができる、という効果を有する。
印刷管理システムの一例を示す図である。 印刷管理装置の機能ブロック例を示す機能構成図である。 実績印刷工程と計画印刷工程を対比させた管理画面の一例を示す図である。 実績印刷工程と計画印刷工程を統合した管理画面の一例を示す図である。 印刷装置特性テーブルの一例を示す図である。 統計テーブルの一例を示す図である。 環境条件テーブルの一例を示す図である。 規定復旧時間テーブル及び統計復旧時間テーブルの一例を示す図である。 印刷管理装置における電気系統の要部構成例を示す図である。 印刷管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。 推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 印刷管理処理の変形例における流れの一例を示すフローチャートである。 推定処理の変形例における流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、機能が同じ構成要素及び処理には全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
図1は、本実施の形態に係る印刷管理システム100の一例を示す図である。印刷管理システム100は、例えば印刷管理装置10と少なくとも1台以上の印刷装置20が含まれ、印刷管理装置10と各々の印刷装置20は通信回線2で接続されている。
印刷管理装置10と印刷装置20を接続する通信回線2は有線回線であっても無線回線であってもよく、また、特定の装置だけが接続される専用回線であっても、不特定多数の装置が接続される公衆回線であってもよい。
図1の印刷管理システム100の例では、印刷装置20-1~20-9の9台の印刷装置20が含まれているが、印刷管理システム100に含まれる印刷装置20の台数に制約はない。本実施の形態では、印刷装置20-1~印刷装置20-9を区別して説明する必要がない場合には、「印刷装置20」と表すことにする。また、説明の便宜上、印刷装置20-1~印刷装置20-9をそれぞれ印刷装置#1~印刷装置#9と表す場合がある。印刷装置の後に付与された「#N(Nは正の整数)」は各々の印刷装置20を一意に識別するための識別情報(identification:ID)であり印刷装置IDと呼ばれる。印刷装置IDは、各々の印刷装置20に予め設定されているものとする。
印刷管理装置10は、各々の印刷装置20から稼働に関する各種情報を受信して、各々の印刷装置20の稼働状況及び処理能力を管理すると共に、印刷装置20の稼働指示、停止指示、及び印刷装置20の動作を設定する設定指示等の各種指示を印刷装置20に送信する。
なお、印刷管理システム100には、印刷管理装置10及び印刷装置20の他、例えば加工装置、後処理装置、及び裁断装置等が含まれることがある。加工装置、後処理装置、及び裁断装置は通信回線2にそれぞれ接続され、印刷管理装置10によって稼働状況及び処理能力が管理されると共に、印刷管理装置10からの指示に従って処理を実行する。本実施の形態では、特に印刷管理装置10による印刷装置20の管理に着目して説明するため、あえて図1に示した印刷管理システム100に、加工装置、後処理装置、及び裁断装置等の装置を図示していない。
なお、加工装置は、例えば印刷装置20で印刷された紙等の記録媒体(以降、「シート」という)の印刷面に、疵や汚れが付着することを抑制するためにニスをコーティングする等の加工を行う装置である。後処理装置は、例えばページ順に並ぶように折られた状態の本文のシートを綴じ合わせて表紙を付け、冊子の形態にする等の処理を行う装置である。裁断装置は、例えば製本された冊子の余白部分を切断して、予め定めた大きさに仕上げる等の処理を行う装置である。
図2は、印刷管理装置10の機能ブロック例を示す機能構成図である。印刷管理装置10は、通信部11、推定部12、入力部13、環境計測部14、及び報知部15の各機能部と、特性DB16、統計DB17、実績DB18、及び規定値DB19の各データベース(Database:DB)を含む。
データベースとは、予め定めた主キーと関連付けてデータを管理するアプリケーションのことを指す場合がある。しかしながら、本実施の形態に係る「データベース」とは、必ずしも商用又は非商用の各種データベースアプリケーションを用いてデータを管理することを意味するわけではなく、データを記憶し管理する仕組み全般のことを表している。したがって、データの管理に用いられるファイルシステムもデータベースの一例である。言うまでもなく、印刷管理装置10は、データの管理にデータベースアプリケーションを利用してもよい。
通信部11は、印刷装置20とデータ通信を行い、例えば処理能力に応じた実績情報や、予め計画した印刷工程の期間に遅延を生じさせる異常の発生を、印刷装置20から受信する。
「処理能力に応じた実績情報」とは、例えばどの程度の期間に何枚のシート面に画像を印刷したかといった、実際に印刷装置20で印刷した結果に基づいた印刷能力のことをいう。以降では、印刷を開始し始めてからの時間を「実績印刷時間」といい、実績印刷時間の間に実際に印刷したシート面の総数を「実績シート面数」という。実績印刷時間及び実績シート面数は、印刷を開始する毎に“0”に初期化される。なお、印刷装置20では1枚のシートの表面と裏面に印刷を行うため、印刷装置20での印刷枚数を表す場合、シートの枚数単位で表すのではなく、印刷したシートの面数単位で表す。
「予め計画した印刷工程の期間に遅延を生じさせる異常」とは、例えば印刷工程の計画段階では事前に発生を予期することが困難な印刷装置20で生じる事象で、かつ、復旧可能な事象のことである。以降では、予め計画した印刷工程の期間に遅延を生じさせる異常のことを、単に「異常」という場合がある。
また、通信部11は、後述する推定部12からの指示に従い、指定された印刷装置20に稼働指示、停止指示、及び設定指示等の各種指示を送信する。
推定部12は、顧客から依頼された印刷物の印刷を開始する前に、依頼された冊数の印刷物を作成するために印刷が必要なシートのシート面数(以降、「計画シート面数」という)と、印刷装置20の規定印刷能力に基づいて、顧客から指定された納期に間に合うように印刷物の印刷工程を計画する。
「規定印刷能力」とは、印刷装置20の開発メーカー等によって、予め印刷装置20の種類毎に規定された印刷に関する処理能力のことであり、例えば1分間に印刷されるシート面数によって表される。すなわち、規定印刷能力とは、印刷装置20のカタログ等に記載されている仕様上の印刷に関する処理能力のことである。なお、規定印刷能力は、必ずしも1分間に印刷されるシート面数で表される必要はなく、例えば5分間というように他の時間あたりの印刷可能シート面数で表されてもよく、また、例えば1つのシート面に印刷を行うのに要する時間を用いて表されてもよい。本実施の形態では、一例として印刷装置20における印刷能力を、1分間に印刷されるシート面数で表すものとする。
具体的に、推定部12は、例えば計画シート面数が1000枚の印刷物を、1分間あたり100シート面数だけ印刷する規定印刷能力を有する印刷装置20で印刷するとした場合、印刷工程の長さが10分かかると推定する。このように、計画シート面数と規定印刷能力から推定された印刷工程を「計画印刷工程38」という。
しかしながら、計画印刷工程38に沿って印刷物の印刷を開始したとしても、例えば印刷装置20の個体差や、使用するシートの種類、大きさ、及び厚さ、並びに、印刷装置20における規定印刷能力と実際の印刷能力との差分等により、印刷が計画印刷工程38の終了時間通りに終わらないことがある。したがって、推定部12は、印刷中の印刷装置20における実績印刷能力を監視しながら、印刷工程の完了見込み時間を推定する。推定部12における具体的な印刷工程の完了見込み時間の推定方法については後ほど詳細に説明する。なお、印刷装置20における実際の印刷能力は「実績印刷能力」とも呼ばれ、実績印刷能力は、実績シート面数を実績印刷時間で割ることで得られる。
入力部13は、例えばキーボードやマウス等、印刷管理装置10に接続されている入力ユニット32を経由して印刷管理システム100の管理者からの指示を受け付け、推定部12に通知する。入力部13から通知される指示には、例えば計画印刷工程38の生成指示、印刷を行う印刷装置20の選択指示、及び選択した印刷装置20に対する印刷開始指示等、印刷工程を管理するための指示が含まれる。
環境計測部14は、各々の印刷装置20における動作環境を計測し、計測結果を推定部12に通知する。環境計測部14が計測する印刷装置20の動作環境には、例えば印刷装置20が設置されている空間の温度及び湿度が含まれる。温度や湿度のように、印刷装置20が稼働する空間の状況を定量的に表す情報を「環境情報」という。
推定部12は、後ほど詳細に説明する印刷工程の完了見込み時間の推定に、環境計測部14で計測された環境情報を利用する。
推定部12は、例えば作成した計画印刷工程38、実績印刷能力に基づく印刷工程の処理状況(以降、「実績印刷工程36」という)、及び推定した印刷工程の完了見込み時間といった印刷工程の管理情報を報知部15に通知する。
報知部15は、推定部12から印刷工程の管理情報を受け付けると、受け付けた管理情報を表示ユニット33に表示して、管理者に管理情報を報知する。ここでは一例として、報知部15が表示ユニット33を用いて管理情報を報知する例について説明するが、報知部15は、管理情報を音声で報知してもよく、また、プリンタに印字して報知してもよい。更に、報知部15は、管理情報を通信部11に通知して、管理情報を通信回線2に接続された他の装置で報知するようにしてもよい。
図3は、表示ユニット33に表示される管理画面30の一例を示す図である。図3に示すように、管理画面30は、横軸方向が時間軸に沿ったタイムチャートになっており、実績印刷工程36と計画印刷工程38が対比された状態で部品毎に表示される。時間軸に沿ったタイムチャートの一端は工程の開始時間を表し、他端は工程の終了時間を表す。すなわち、管理画面30では時間軸に沿ったタイムチャートの長さによって、各工程が行われる期間を表している。境界線39は現在の時刻を示す線であり、境界線39によって現時点で何れの処理が行われているかが示される。
ここで「部品」とは、印刷物を構成する構成要素のことであり、例えば印刷物が雑誌の場合、表紙、本文、別冊(図3の例の場合、「シューズ特集」)、及び付録(図3の例の場合、「ノベルティノート」)がそれぞれ雑誌の部品となる。部品の内容により、必要に応じて部品に対して印刷、加工、後処理、裁断、検品の少なくとも1つの工程が行われ、各々の部品が組み合わされることで雑誌が作成される。
管理画面30には、各々の部品に対応したデータの生成から、部品を組み合わせて作成された印刷物の発送までの各工程の処理状況が表示される。
なお、図4は、図3の管理画面30に対して、実績印刷工程36と計画印刷工程38を統合して表示した管理画面30Aの一例を示す図である。このように報知部15は、管理者の指示に従って、実績印刷工程36と計画印刷工程38を複数の表示形態で報知する。
特性DB16、統計DB17、実績DB18、及び規定値DB19の各データベースは推定部12と接続され、推定部12での処理において、各データベースで管理されるテーブルの内容が参照及び更新される。
図5は、特性DB16で管理される印刷装置特性テーブル22の一例を示す図である。印刷装置特性テーブル22は、印刷管理システム100に含まれる各々の印刷装置20における仕様上の特性を管理するテーブルである。
具体的には、図5に示すように、印刷装置特性テーブル22は各々の印刷装置20に対して、例えば印刷装置ID、シート種類、規定印刷能力、カラー種別、印刷方式、及びグループがそれぞれ対応付けられたテーブルである。
このうち、シート種類は印刷装置20で使用される記録媒体の種類を表し、例えば同心円状に巻きつけられた長尺状のシートである「ロール」か、給紙トレイの大きさにあわせて予め定められた大きさにカットされたシートである「カット紙」が対応付けられる。なお、印刷装置20の種類によっては、ロールとカット紙の両方が使用される印刷装置20も存在する。
カラー種別は、印刷装置20で印刷される印刷色の特性を表し、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、及びブラックを用いた多色刷りに対応することを表す「カラー」か、グレースケールに対応することを表す「白黒」が対応付けられる。なお、印刷装置20の種類によっては、カラーと白黒の両方に対応した印刷装置20も存在する。
印刷方法は、印刷装置20で採用されている印刷方式を表し、例えばインクをシート面に吐出して印刷を行う「インクジェット」か、レーザを照射して画像を形成し、形成した画像にトナーを付着させることで印刷を行う「トナー」が対応付けられる。
グループは、印刷管理システム100に含まれる各々の印刷装置20を、印刷に関する特性に着目してグループ化した結果を表している。印刷に関する特性とは、印刷装置20の給紙方法及び印刷の品質の少なくとも一方に影響を与える印刷装置20の仕様上の特性である。図5に示した印刷装置特性テーブル22の例で言えば、シート種類、カラー種別、及び印刷方式が印刷に関する特性に相当する。印刷装置IDは印刷装置20の識別情報であり、規定印刷能力は、単位時間あたりに印刷されるシート面数を表すものであるため、印刷に関する特性に含まれない。
図5に示した印刷装置特性テーブル22の例の場合、印刷装置#1及び印刷装置#2は、シート種類、カラー種別、及び印刷方式がそれぞれロール、カラー、インクジェットであることから印刷に関する特性が同じとなるため、共に「グループA」に分類されている。同様の理由により、印刷装置#3、印刷装置#4、及び印刷装置#5が「グループB」に分類され、印刷装置#6、印刷装置#7、印刷装置#8、及び印刷装置#9が「グループC」に分類されている。
すなわち、グループとは、例えば何れかの印刷装置20が故障した場合、故障した印刷装置20と同じグループに含まれる印刷装置20を代替装置として使用しても、故障前の印刷装置20で印刷された印刷物との見分けがつかない印刷物を生成し、その上、故障前の印刷装置20で用いられていたシートがそのまま使用できるような関係を有する印刷装置20の集合である。
なお、印刷装置特性テーブル22に含まれる情報は図5に示した情報に限られず、例えば対応する印刷装置20が印刷中であるか否か、すなわち、印刷装置20が稼働しているか否かを表す稼働情報を含んでもよい。
図6は、統計DB17で管理される統計テーブル24の一例を示す図である。統計テーブル24は、例えばシートの種類とシートサイズの各々の組み合わせに対して、統計印刷能力を対応付けたテーブルである。「統計印刷能力」とは、印刷装置20で印刷が行われる毎に記録された実績シート面数の累積値を、実績印刷時間の累積値で割ることによって得られた、これまでの印刷装置20の実績印刷能力の統計値である。図6のY11~Y45が、シートの種類とシートサイズの各々の組み合わせに対応した統計印刷能力であり、統計テーブル24は後述するように環境情報毎、かつ、印刷装置20毎に生成され、統計DB17で管理される。
図6に示した統計テーブル24によれば、シート種類が再生紙で、かつ、シートサイズがA4の場合、Y33が統計印刷能力として選択される。
なお、統計テーブル24をシートの種類、シートサイズ、及びシートの厚さの各々の組み合わせに対して作成してもよい。
実績DB18には、印刷管理システム100に含まれる各々の印刷装置20における実績印刷時間及び実績シート面数が記憶される。すなわち、実績DB18で管理される実績印刷時間及び実績シート面数から、印刷装置20毎の実績印刷能力及び統計印刷能力が得られる。
図7は、規定値DB19で管理される環境条件テーブル26の一例を示す図である。環境条件テーブル26は、印刷装置20が稼働する空間における温度と湿度の各々の組み合わせに対して、参照する統計テーブル24を対応付けたテーブルである。
温度Tに関してTmp1<Tmp2<Tmp3<Tmp4の関係がある場合、例えば温度Tにおける区分1はTmp1≦T<Tmp2、区分2はTmp2≦T<Tmp3、区分3はTmp3≦T<Tmp4、及び区分4はTmp4≦Tの範囲を表す。また、湿度Hに関してHum1<Hum2<Hum3<Hum4の関係がある場合、例えば湿度Hにおける区分1はHum1≦H<Hum2、区分2はHum2≦H<Hum3、区分3はHum3≦H<Hum4、及び区分4はHum4≦Hの範囲を表す。
図7に示した環境条件テーブル26によれば、温度Tが区分2に含まれ、かつ、湿度Hが区分3に含まれる場合、条件10に対応した統計テーブル24が選択される。上述したように、統計テーブル24は環境情報毎、かつ、印刷装置20毎に存在するため、印刷装置20の印刷装置IDと環境条件テーブル26から得られる条件X(Xは整数)の組み合わせにより、目的とする統計テーブル24が選択されることになる。
更に、規定値DB19には、異常を復旧させるために要する復旧時間を規定した、規定復旧時間テーブル28が記憶されている。
図8は、規定復旧時間テーブル28の一例を示す図である。規定復旧時間テーブル28には異常種別毎の復旧時間(一例として、単位は[時間])が規定されている。図8に示す規定復旧時間テーブル28の例によれば、シートの搬送路でシートが詰まる「用紙ジャム」の異常が発生した場合、用紙ジャムを復旧させるためには1時間が必要であることが示されている。規定復旧時間テーブル28は印刷装置20毎に存在する。
規定復旧時間テーブル28における異常種別毎の復旧時間は、実際の復旧作業にかかった時間に基づいて設定された時間ではなく、印刷装置20の構造、及び作業員の経験上から設定された概算値である。
詳細については後述するが、印刷装置20で異常が発生した場合、印刷管理装置10は、通信部11で印刷装置20から受信した異常の種別に対応した復旧時間を規定復旧時間テーブル28から取得して、印刷工程の完了見込み時間を推定する
図2に示す印刷管理装置10は、例えばコンピュータ40を用いて構成される。図9は、印刷管理装置10における電気系統の要部構成例を示す図である。
コンピュータ40は、図2に示した本実施の形態に係る印刷管理装置10の各機能部を担うCPU(Central Processing Unit)41、印刷管理プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)42、CPU41の一時的な作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)43、不揮発性メモリ44、及び入出力インターフェース(I/O)45を備える。そして、CPU41、ROM42、RAM43、不揮発性メモリ44、及びI/O45がバス46を介して各々接続されている。
不揮発性メモリ44は、不揮発性メモリ44に供給される電力が遮断されても、記憶した情報が維持される記憶装置の一例であり、例えば半導体メモリが用いられるが、ハードディスクを用いてもよい。不揮発性メモリ44には、例えば特性DB16、統計DB17、実績DB18、及び規定値DB19の各データベースが構築される。
一方、I/O45には、例えば通信ユニット31、入力ユニット32、表示ユニット33、温度センサ34、及び湿度センサ35が接続される。
通信ユニット31は通信回線2と接続し、例えば印刷装置20等の通信回線2に接続される他の装置とデータの通信を行う通信プロトコルを備える。
入力ユニット32は、印刷管理システム100の管理者からの指示を受け付けてCPU41に通知する入力装置であり、例えばボタン、キーボード、マウス、及びタッチパネル等が用いられる。
表示ユニット33は、CPU41によって処理された情報を画像として表示する表示装置であり、例えば液晶ディスプレイ、又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。
温度センサ34は、印刷管理システム100に含まれる各々の印刷装置20が稼働する空間の温度を計測する。
湿度センサ35は、印刷管理システム100に含まれる各々の印刷装置20が稼働する空間の湿度を計測する。
なお、I/O45に接続されるユニットは、通信ユニット31、入力ユニット32、表示ユニット33、温度センサ34、及び湿度センサ35に限定されない。例えば印刷管理装置10で管理される印刷工程の管理情報を記録媒体に印字するプリンタ等がI/O45に接続されてもよい。また、温度センサ34及び湿度センサ35は必ずしもI/O45に接続される必要はなく、CPU41は、各々の印刷装置20で計測された温度及び湿度を、通信ユニット31を介して印刷装置20から取得するようにしてもよい。
次に、図10を参照して、本実施の形態に係る印刷管理装置10の動作について説明する。
図10は、計画印刷工程38に従って印刷装置20が印刷を開始した場合に、CPU41によって実行される印刷管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
印刷管理処理を規定する印刷管理プログラムは、例えば印刷管理装置10のROM42に予め記憶されている。印刷管理装置10のCPU41は、ROM42に記憶される印刷管理プログラムを読み込み、印刷管理処理を実行する。
なお、説明の便宜上、ここでは計画印刷工程38に従って1台の印刷装置20が印刷を開始する例について説明するが、複数台の印刷装置20が印刷を開始する場合には、各々の印刷装置20について、以下に示す印刷管理処理を実行する。
まず、ステップS10において、CPU41は、計画印刷工程38における計画シート面数を不揮発性メモリ44から取得する。
ステップS20において、CPU41は、通信ユニット31を介して印刷装置20から実績シート面数を取得し、RAM43に記憶する。
ステップS30において、CPU41は、印刷工程の完了見込み時間を推定する推定処理を実行する。これにより、印刷装置20における印刷工程の完了見込み時間が得られる。
具体的には、CPU41は(1)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定する。
(数1)
P=(β1-β2)/α1 ・・・(1)
ここで、Pは印刷工程の完了見込み時間、β1はステップS10で取得した計画シート面数、β2はステップS20で取得した実績シート面数、α1は規定印刷能力を表す。印刷工程の完了見込み時間の推定に用いられる規定印刷能力は、印刷装置20が有する印刷装置IDと対応付けられた規定印刷能力を印刷装置特性テーブル22から取得することで得られる。
ステップS40において、CPU41は、ステップS30で推定した完了見込み時間に基づいて、図3に示した管理画面30における実績印刷工程36の期間を表すタイムチャートの長さを更新する。具体的には、CPU41は、現在時刻に完了見込み時間を加算して実績印刷工程36の終了時間を推定し、実績印刷工程36の期間を表すタイムチャートの長さを更新する。
この場合、CPU41は、ステップS30で推定した完了見込み時間を数値で管理画面30に表示するようにしてもよい。なお、実績印刷工程36と計画印刷工程38のタイムチャートを対比することで実績印刷工程36と計画印刷工程38とのずれが認識されるため、CPU41は、実績印刷工程36のタイムチャートを更新した場合でも、始めに設定した計画印刷工程38のタイムチャートを更新しないようにする。
ステップS50において、CPU41は、ステップS10で取得した計画シート面数と、ステップS20で取得した実績シート面数を比較し、実績シート面数が計画シート面数に達したか否か、すなわち、印刷工程が終了したか否かを判定する。実績シート面数が計画シート面数に達していない場合には、まだ印刷工程が終了していないことからステップS20に移行し、印刷装置20から最新の実績シート面数を取得する。ステップS20~S50の処理を繰り返し実行することで、印刷工程が終了するまでリアルタイムに印刷工程の完了見込み時間が推定され、推定した印刷工程の完了見込み時間を用いて管理画面30が更新される。
一方、実績シート面数が計画シート面数に達した場合には、印刷工程が完了したことから、図10の印刷管理処理を終了する。
なお、ステップS30では、規定印刷能力を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定したが、印刷工程の完了見込み時間の推定方法はこれに限られない。
例えばCPU41は(2)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定してもよい。
(数2)
P=(β1-β2)γ1/β2=(β1-β2)α2 ・・・(2)
ここで、γ1はシートをβ2だけ印刷するのに要した印刷装置20における実績印刷時間であり、α2は実績印刷能力である。実績印刷時間は、例えばステップS20で実績シート面数と共に印刷装置20から取得すればよい。
(2)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定した場合、印刷装置20の実績印刷能力から印刷工程の完了見込み時間が推定される。したがって、規定印刷能力を用いて完了見込み時間を推定する(1)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定する場合と比較して、完了見込み時間が精度よく推定されることになる。
更に、ステップS30の推定処理において、統計印刷能力を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定してもよい。
図11は、ステップS30で統計印刷能力を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定する推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS100において、CPU41は、通信ユニット31を介して印刷装置20から、印刷で使用しているシートのシート情報を取得する。
「シート情報」とは、図6に示した統計テーブル24から統計印刷能力を取得するために用いられるシートに関する属性であり、例えばシートの種類とシートサイズが含まれる。なお、統計テーブル24がシートの種類、シートサイズ、及びシートの厚さの各々の組み合わせに対して作成されている場合には、シート情報としてシートの種類、シートサイズ、及びシートの厚さを取得する。
ステップS110において、CPU41は、印刷装置20が稼働する空間の環境情報を取得する。
ステップS120において、CPU41は、ステップS110で取得した環境情報を用いて、環境情報に含まれる温度と湿度の組み合わせを表す識別情報である条件Xを環境条件テーブル26から取得する。そして、CPU41は、取得した条件Xと、印刷中の印刷装置20が有する印刷装置IDの組み合わせに対応した統計テーブル24を統計DB17から取得する。
CPU41は、取得した統計テーブル24を参照して、ステップS100で取得したシート情報に含まれるシートの種類とシートサイズの組み合わせに対応した統計印刷能力を取得する。
ステップS130において、CPU41は、ステップS120で取得した統計印刷能力を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定する。
具体的には、CPU41は(3)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定する。
(数3)
P=(β1-β2)γ2/β3=(β1-β2)α3 ・・・(3)
ここで、γ2は取得した環境情報、及び取得したシート情報の下で印刷装置20によって印刷された実績シート面数の累積値、β3は取得した環境情報、及び取得したシート情報の下で印刷装置20によって印刷が行われた実績印刷時間の累積値、α3は統計印刷能力を表す。以上により、図11に示した推定処理を終了する。
(3)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定した場合、印刷装置20が稼働する空間の環境情報、及び印刷に用いられるシートのシート情報を考慮した印刷装置20毎の統計印刷能力から印刷工程の完了見込み時間が推定される。したがって、環境情報及びシート情報を考慮しない(1)式及び(2)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定する場合と比較して、完了見込み時間が精度よく推定されることになる。
<第1実施形態の変形例1>
これまでの実施形態では、計画印刷工程38の期間に予期せぬ異常が発生していない場合における印刷工程の完了見込み時間の推定について説明した。本変形例では、印刷装置20に異常が発生した場合における印刷工程の完了見込み時間の推定について説明する。
図12は、計画印刷工程38に従って印刷装置20が印刷を開始した場合に、CPU41によって実行される印刷管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図12に示す印刷管理処理のフローチャートが、図10に示したフローチャートと異なる点は、ステップS32~S38が追加された点であり、その他の処理は図10に示したフローチャートと同じである。
ステップS30で(1)式~(3)式の何れかを用いた推定処理が実行された後、ステップS32が実行される。
ステップS32において、CPU41は、印刷装置20で異常が発生したことを通知する異常通知を印刷装置20から受け付けたか否かを判定する。印刷装置20から異常通知を受け付けた場合、ステップS34に移行する。なお、CPU41は、異常通知で通知された異常が回復するまでは、異常通知を印刷装置20から受け付けていると判定する。
ステップS34において、CPU41は、印刷装置20で発生した異常種別を取得する。印刷装置20で発生した異常種別は、印刷装置20から取得した異常通知に含まれている。
ステップS36において、CPU41は、印刷装置20で発生した異常が復旧するまでの復旧時間を推定する。異常通知を受け付けた後、最初に実行されるステップS36では、CPU41は、規定値DB19で管理される規定復旧時間テーブル28を参照して、取得した異常種別に対応した復旧時間を取得する。一方、2回目以降に実行されるステップS36では、最初のステップS36で取得した復旧時間から、異常通知を受け付けてからの経過時間を差し引いた時間を復旧時間として設定する。したがって、異常通知で通知された異常が回復するまでは、異常通知が通知されてからの経過時間に応じて最初に推定した復旧時間が短縮されるため、作業員による復旧作業の進捗が復旧時間に反映されることになる。
なお、異常が復旧した場合には、ステップS36の実行回数は“0”に初期化される。また、ステップS36の実行回数及びステップS36で推定される復旧時間は、異常種別毎に管理される。したがって、複数の異常が発生した場合には、CPU41は、各々の異常について推定した復旧時間を加算した時間を復旧時間とする。また、CPU41は、復旧時間を分の単位で処理する。規定復旧時間テーブル28が時間の単位で作成されている場合には、CPU41は分の単位に変換する。
ステップS38において、CPU41は、ステップS30で推定した印刷工程の完了見込み時間に、ステップS36で取得した復旧時間を加算して、発生した異常に対処するための復旧時間を考慮した完了見込み時間を設定する。すなわち、CPU41は(4)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定する。
(数4)
P=(β1-β2)α3+δ ・・・(4)
ここで、δはステップS36で取得された復旧時間を表す。
一方、ステップS32の判定処理で、印刷装置20から異常通知を受け付けていないと判定された場合には、ステップS34~S38の処理を実行することなくステップS40に移行する。
すなわち、図12に示した印刷管理処理では、印刷装置20に異常が発生した場合でも、異常の復旧時間を含めた印刷工程の完了見込み時間が逐次推定される。
ここでは一例として、規定復旧時間テーブル28を用いて異常に対処する復旧時間を推定したが、復旧時間の推定方法はこれに限られない。例えば、異常が発生するまでに収集された異常の対処に要した時間に関する統計値(以降、「統計復旧時間」という)を用いて、復旧時間を推定してもよい。
統計復旧時間は、図8に示した規定復旧時間テーブル28と同じ形式を有する統計復旧時間テーブル28Aに記録される。統計復旧時間テーブル28Aにおける異常種別毎の復旧時間には、例えば印刷管理システム100に含まれる各々の印刷装置20に関して作業員が異常に対処して復旧させるまで実際に要した、これまでの復旧時間の平均値といった統計値が設定される。CPU41は、印刷装置20から異常通知を受け付ける毎に復旧時間の計測を開始し、印刷装置20から異常が復旧したことを通知する復旧通知を受け付けるまでの時間を異常種別毎に記録する。CPU41は、こうして記録した異常種別毎の復旧時間を用いて統計復旧時間を更新し続ける。
CPU41は、統計復旧時間テーブル28Aを作成する場合、例えば異常が発生した印刷装置20の他、印刷管理システム100に含まれない他の印刷装置20での異常の対処に要した復旧時間の統計値も用いて、統計復旧時間テーブル28Aを作成してもよい。
また、統計復旧時間テーブル28Aを印刷装置20の機種毎に作成して、統計DB17で管理してもよい。この場合、図5に示した印刷装置特性テーブル22に印刷装置20の機種名を予め対応付けておき、印刷装置20が有する印刷装置IDから印刷装置20の機種名を取得することで、異常が発生した印刷装置20の機種に対応した統計復旧時間テーブル28AがCPU41によって取得される。機種が異なれば印刷装置20の構造も変わり、印刷装置20の復旧時間も変化する場合がある。したがって、印刷装置20の機種毎に統計復旧時間テーブル28Aを作成することで、機種の異なる印刷装置20であっても同じ統計復旧時間テーブル28Aを用いて復旧時間を推定する場合と比較して、完了見込み時間が精度よく推定されることになる。
また、CPU41は、印刷装置20の機種毎に統計復旧時間テーブル28Aを作成する場合、例えば異常が発生した印刷装置20の他、印刷管理システム100に含まれず、かつ、異常が発生した印刷装置20と機種が同じ他の印刷装置20での異常の対処に要した復旧時間の統計値も用いて、統計復旧時間テーブル28Aを作成してもよい。
更に、異常に対する復旧時間は、対処する作業員の習熟度合いによっても異なる。したがって、CPU41は、異常に対処する作業員を識別する作業員IDを印刷装置20から取得し、作業員IDで表される各々の作業員に対して異常種別毎の復旧時間を記録することで、作業員毎の統計復旧時間テーブル28Aを作成してもよい。各々の印刷装置20には、例えば異常が発生した場合に対処する担当の作業員の作業員IDが予め設定されており、作業員IDは異常通知と共に印刷管理装置10に通知される。
しかしながら、作業員IDの通知方法はこれに限られず、例えば作業員が復旧作業を始める前に、異常が発生した印刷装置20に自分の作業員IDを入力し、入力された作業員IDを印刷装置20が印刷管理装置10に通知してもよい。この場合、CPU41は、作業員IDが通知されるまでは、例えば規定復旧時間テーブル28のように作業員共通の情報を用いて復旧時間を推定し、印刷装置20から作業員IDが通知された場合に、作業員毎に作成された統計復旧時間テーブル28Aを用いて復旧時間を推定するようにすればよい。
また、CPU41は、作業員が印刷管理システム100に含まれない他の印刷装置20で異常の対処に要した復旧時間の統計値も用いて、作業員毎に統計復旧時間テーブル28Aを作成してもよい。
更に、CPU41は、印刷装置20の機種毎に、各々の作業員と対応付けられた統計復旧時間テーブル28Aを作成してもよい。この場合、CPU41は、作業員が印刷管理システム100に含まれず、かつ、異常が発生した印刷装置20と機種が同じ他の印刷装置20で異常の対処に要した復旧時間の統計値も用いて、統計復旧時間テーブル28Aを作成してもよい。
言うまでもなく、CPU41は、印刷装置20の機種毎でなく印刷管理システム100に含まれる印刷装置20毎、かつ、作業員毎に統計復旧時間テーブル28Aを作成してもよい。
なお、異常が発生した印刷装置20が、作業員が初めて対処する印刷装置20の場合には復旧時間の統計値が存在しないが、この場合、CPU41は、規定復旧時間テーブル28を参照して、復旧時間の推定を行えばよい。
上記では、異常に対処する作業員が1人の場合における復旧時間の推定について説明したが、状況によっては複数の作業員で異常に対処することがある。複数の作業員で異常に対処する場合は、並行して作業が行える等の理由により、1人で対処する場合に比べて復旧時間が早くなる傾向が見られる。
したがって、CPU41は、例えば複数の作業員の各々に対応した統計復旧時間テーブル28Aを参照して、発生した異常種別に関して最も復旧時間が短い作業員の復旧時間(以降、「基準復旧時間」という)を取得し、取得した基準復旧時間に作業員の人数に応じて予め設定された人数係数を乗じて、復旧時間を推定してもよい。
人数係数は1未満の値で、かつ、作業員の人数が増えるに従って値が小さく設定される。例えば人数係数は、作業員の人数が2人の場合は“0.8”、3人の場合は“0.7”というような値に設定される。
また、CPU41は、作業員毎の統計復旧時間テーブル28Aとは別に、複数の作業員のグループ毎に統計復旧時間テーブル28Aを作成し、異常に対処する複数の作業員のグループと対応付けられた統計復旧時間テーブル28Aを参照して、復旧時間を推定してもよい。
<第1実施形態の変形例2>
例えば印刷装置20に異常が発生し、推定した印刷工程の完了見込み時間から算出された印刷工程の終了時間が、計画印刷工程38の終了時間より遅れることが見込まれる場合、遅れを取り戻すため何らかの対策が採られることがある。その1つとして、印刷工程の途中で、当該印刷工程に予め割り当てられた印刷中の印刷装置20(以降、「稼働印刷装置20A」という)と異なる印刷装置20で、当初は遅れが発生している印刷工程に予め割り当てられていなかった少なくとも1台の未稼働状態の印刷装置20(以降、「予備印刷装置20B」)を追加し、予備印刷装置20Bでも印刷を行うことで遅れを取り戻すことが考えられる。
本変形例では、印刷工程の途中で予備印刷装置20Bを追加して、印刷工程の遅れを回復させる場合における印刷工程の完了見込み時間の推定について説明する。なお、稼働印刷装置20Aは本実施の形態における第1の印刷装置の一例であり、予備印刷装置20Bは本実施の形態における第2の印刷装置の一例である。
図13は、例えば印刷管理システム100の管理者から予備印刷装置20Bの追加指示を受け付けた場合に、図10及び図12のステップS30でCPU41によって実行される推定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13に示す推定処理のフローチャートが図11に示したフローチャートと異なる点は、ステップS122~S126が追加され、ステップS130がステップS130Aに置き換えられた点であり、その他の処理は図11に示したフローチャートと同じである。
ステップS100~S120で、CPU41はシート情報及び環境情報に応じた稼働印刷装置20Aの統計印刷能力を取得し、ステップS122に移行する。なお、CPU41は、稼働印刷装置20Aの統計印刷能力の代わりに稼働印刷装置20Aの実績印刷能力を取得してもよい。稼働印刷装置20Aの実績印刷能力は、本実施の形態における実績情報の一例である。
ステップS122において、CPU41は、印刷管理システム100に含まれる各々の印刷装置20について、現在時刻より後に計画されている計画印刷工程38における割り当て状況を取得する。
ステップS124において、CPU41は、ステップS122で取得した印刷装置20の割り当て状況を用いて、稼働印刷装置20Aが割り当てられている印刷工程の現在時刻から印刷工程の完了見込み時間までの期間において、何れの計画印刷工程38にも割り当てられていない印刷装置20を予備印刷装置20Bの候補として選択する。すなわち、CPU41は、印刷工程が終了するまでの間、未稼働状態にある印刷装置20を予備印刷装置20Bの候補として選択する。
こうして選択した予備印刷装置20Bの候補の中には、稼働印刷装置20Aと印刷に関する特性が異なる印刷装置20が存在することがある。印刷に関する特性が異なると印刷物の品質に差が生じる場合があるため、予備印刷装置20Bは稼働印刷装置20Aと印刷に関する特性が同じであることが好ましい。したがって、CPU41は、予備印刷装置20Bの候補の中から、稼働印刷装置20Aと印刷に関する特性が同じ印刷装置20を予備印刷装置20Bとして選択する。具体的には、CPU41は印刷装置特性テーブル22を参照し、予備印刷装置20Bの候補のうち、稼働印刷装置20Aと同じグループに含まれる印刷装置20を予備印刷装置20Bとして選択する。選択する予備印刷装置20Bの台数に制約はなく、複数の予備印刷装置20Bを選択してもよい。
ステップS126において、CPU41はステップS120の処理と同様に、ステップS100で取得したシート情報とステップS110で取得した環境情報を用いて、ステップS124で選択した予備印刷装置20Bと対応付けられた統計テーブル24から、予備印刷装置20Bの統計印刷能力を取得する。ステップS126で取得した予備印刷装置20Bの統計印刷能力は、本実施の形態における統計情報の一例である。
ステップS130Aにおいて、CPU41は、予備印刷装置20Bを追加して稼働印刷装置20Aと共に印刷を行った場合の印刷工程の完了見込み時間を推定する。具体的には、CPU41は(5)式を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定する。
(数5)
P=(β1-β2)/(α3+α4) ・・・(5)
ここで、α3は稼働印刷装置20Aの統計印刷能力、α4は予備印刷装置20Bの統計印刷能力を表す。α3の代わりに稼働印刷装置20Aの実績印刷能力を示すα2を用いてもよい。
なお、CPU41は、予備印刷装置20Bの統計印刷能力の代わりに、予備印刷装置20Bの規定印刷能力を用いて印刷工程の完了見込み時間を推定してもよい。以上により、図13に示した推定処理を終了する。
異常の発生に対応した図12の印刷管理処理におけるステップS30で、図13に示した推定処理が実施された場合には、(6)式によって図12のステップS38における印刷工程の完了見込み時間の推定が行われることになる。
(数6)
P=(β1-β2)/(α3+α4)+δ ・・・(6)
上記の例では、印刷管理装置10で予備印刷装置20Bを選択するようにしたが、印刷管理システム100の管理者に予備印刷装置20Bを選択させるようにしてもよい。
そのため、CPU41は表示ユニット33を制御して、図13のステップS124で選択した、印刷工程の完了見込み時間に亘って未稼働状態にある予備印刷装置20Bの候補を表示ユニット33に表示する。
この場合、CPU41は、表示ユニット33に表示した予備印刷装置20Bのうち、管理者によって選択された印刷装置20を予備印刷装置20Bに設定して、(5)式又は(6)式により、印刷工程の完了見込み時間の推定を行う。
CPU41は、管理者によって予備印刷装置20Bが選択された場合に、表示ユニット33に表示した予備印刷装置20Bの候補毎の統計テーブル24を参照して、管理者が選択した予備印刷装置20Bより統計印刷能力が高い印刷装置20が存在するか否かを判定する。管理者が選択した予備印刷装置20Bより統計印刷能力が高い印刷装置20が存在する場合、CPU41は、管理者が選択した予備印刷装置20Bよりも印刷工程の完了見込み時間の短縮が見込まれる予備印刷装置20Bが存在することを管理者に報知すると共に、印刷工程の完了見込み時間の短縮が見込まれる予備印刷装置20Bを管理者に報知する。すなわち、印刷管理装置10は、予備印刷装置20Bの選択に慣れてない管理者に、予備印刷装置20Bの選択に関するアドバイスを行う。
また、ここでは予備印刷装置20Bを追加して、印刷工程の遅れを回復させる例について説明したが、実績印刷工程36が計画印刷工程38よりも早く終了することが見込まれる場合、CPU41は、稼働を停止しても実績印刷工程36の終了時間が計画印刷工程38の終了時間よりも遅れないような稼働印刷装置20Aを選択して、選択した稼働印刷装置20Aの稼働を停止するようにしてもよい。稼働を停止した稼働印刷装置20Aは、計画印刷工程38より遅延している他の印刷工程で、予備印刷装置20Bとして利用することができる場合がある。
以上、実施の形態を用いて本発明について説明したが、本発明は実施の形態に記載の範囲には限定されない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で実施の形態に多様な変更又は改良を加えることができ、当該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、本発明の要旨を逸脱しない範囲で処理の順序を変更してもよい。
また、本実施の形態では、一例として印刷管理処理をソフトウエアで実現する形態について説明したが、図10~図13に示したフローチャートと同等の処理を、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)に実装し、ハードウエアで処理させるようにしてもよい。この場合、印刷管理処理をソフトウエアで実現した場合と比較して、処理の高速化が図られる。
また、上述した実施の形態では、印刷管理プログラムがROM42にインストールされている形態を説明したが、これに限定されるものではない。本発明に係る印刷管理プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録された形態で提供することも可能である。例えば、本発明に係る印刷管理プログラムを、CD(Compact Disc)-ROM、又はDVD(Digital Versatile Disc)-ROM等の光ディスクに記録した形態で提供してもよい。また、本発明に係る印刷管理プログラムを、USB(Universal Serial Bus)メモリ及びフラッシュメモリ等の半導体メモリに記録した形態で提供してもよい。更に、印刷管理装置10は、通信回線2に接続される他の装置から本発明に係る印刷管理プログラムを取得するようにしてもよい。
2・・・通信回線、10・・・印刷管理装置、11・・・通信部、12・・・推定部、13・・・入力部、14・・・環境計測部、15・・・報知部、16・・・特性DB、17・・・統計DB、18・・・実績DB、19・・・規定値DB、20・・・印刷装置、20A・・・稼働印刷装置、20B・・・予備印刷装置、22・・・印刷装置特性テーブル、24・・・統計テーブル、26・・・環境条件テーブル、28・・・規定復旧時間テーブル、28A・・・統計復旧時間テーブル、30(30A)・・・管理画面、31・・・通信ユニット、32・・・入力ユニット、33・・・表示ユニット、34・・・温度センサ、35・・・湿度センサ、36・・・実績印刷工程、38・・・計画印刷工程、39・・・境界線、40・・・コンピュータ、41・・・CPU、42・・・ROM、43・・・RAM、44・・・不揮発性メモリ、100・・・印刷管理システム

Claims (6)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    予め割り当てた少なくとも1台の第1の印刷装置で予め定められた枚数の記録媒体に印刷を行う印刷工程の途中で、前記第1の印刷装置と異なる少なくとも1台の第2の印刷装置を追加して前記印刷工程を処理する場合、前記第1の印刷装置で印刷を開始してから前記第2の印刷装置で印刷を開始するまでの前記第1の印刷装置における処理能力に関する実績情報と、前記第2の印刷装置で印刷を開始するまでの前記第2の印刷装置における処理能力に関する統計情報を用いて、前記印刷工程の完了見込み時間を推定し、
    推定した前記完了見込み時間を報知する
    印刷管理装置。
  2. 前記プロセッサは、複数の印刷装置のうち、前記第1の印刷装置と同じ印刷に関する特性を有する印刷装置を前記第2の印刷装置として選択し、前記印刷工程の完了見込み時間を推定する
    請求項1記載の印刷管理装置。
  3. 前記特性に、印刷装置で用いられる印刷方式、記録媒体の種類、及びカラー種別の少なくとも1つが含まれる
    請求項2記載の印刷管理装置。
  4. 前記プロセッサは、複数の印刷装置のうち、前記実績情報から推定される前記印刷工程の完了見込み時間に亘って未稼働状態にある印刷装置を前記第2の印刷装置の候補として報知し、
    前記第1の印刷装置における前記実績情報と、報知した前記第2の印刷装置の候補の中から、管理者によって選択された前記第2の印刷装置における前記統計情報を用いて、前記印刷工程の完了見込み時間を推定する
    請求項1~請求項3の何れか1項に記載の印刷管理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記第2の印刷装置の候補の中に、前記管理者によって選択された前記第2の印刷装置よりも前記印刷工程の完了見込み時間が短縮される印刷装置が存在する場合、前記印刷工程の完了見込み時間が短縮される印刷装置を報知する
    請求項4記載の印刷管理装置。
  6. コンピュータに、
    予め割り当てた少なくとも1台の第1の印刷装置で予め定められた枚数の記録媒体に印刷を行う印刷工程の途中で、前記第1の印刷装置と異なる少なくとも1台の第2の印刷装置を追加して前記印刷工程を処理する場合、前記第1の印刷装置で印刷を開始してから前記第2の印刷装置で印刷を開始するまでの前記第1の印刷装置における処理能力に関する実績情報と、前記第2の印刷装置で印刷を開始するまでの前記第2の印刷装置における処理能力に関する統計情報を用いて、前記印刷工程の完了見込み時間を推定し、
    推定した前記完了見込み時間を報知する処理を実行させるための
    印刷管理プログラム。
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