JP2022136686A - 圧縮機の吸入温度制御方法及び吸入温度制御装置 - Google Patents

圧縮機の吸入温度制御方法及び吸入温度制御装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2022136686000001
【課題】簡便な構成で効率よく圧縮機の吸入温度を低下させて圧縮機の省エネルギー化を図ることができる、圧縮機の吸入温度制御方法及び制御装置を提供する。
【解決手段】本発明の第一実施形態に係る圧縮機1の吸入温度制御装置2は、圧縮機1の吸入口に配置された複数の噴霧装置3と、噴霧装置3の使用台数を変更可能な切替装置4と、を備え、圧縮機1の吸入量の変化に応じて噴霧装置3の使用台数を変化させるようにしたものである。切替装置4は、例えば、流量計11から送信される測定値に比例するように噴霧装置3の使用台数を設定するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機の吸入温度制御方法及び制御装置に関し、特に、圧縮機の省エネルギー化を図るための圧縮機の吸入温度制御方法及び吸入温度制御装置に関する。
例えば、製造工場では、部品や装置の動力源として圧縮空気が使用されている。一般的な工場における空気圧縮機の電力消費は、工場全体の総電力消費の約20%を占める重要な分野である。したがって、圧縮機の消費動力を低減することは、重要な省エネテーマの一つである。
例えば、非特許文献1には、圧縮機の理論動力は以下の数式により導かれることが記載されている。ここで、Ladは理論動力、kは空気の断熱指数、Gは重量流量、Tは吸入温度(絶対温度)、Rはガス定数、Pは吸入圧力、Pは吐出圧力、である。
Figure 2022136686000002
この数式により、圧縮機の理論動力が吸入温度T(絶対温度)に比例していることが解る。したがって、圧縮機の吸入温度Tを低下させることにより、圧縮機の理論動力の低減を図ることができる。
空気圧縮機の分野では、省エネルギー化のために、室温の換気等によって吸入温度を低下させる提案が既に数多くなされている。例えば、非特許文献1、特許文献1及び特許文献2には、圧縮機の吸入配管に水噴霧装置を設置し、水霧の蒸発熱で吸入温度Tを低下させることが記載されている。
長谷川和三著、「すぐに役に立つ製造現場の省エネ技術-エアコンプレッサ編」日刊工業新聞社出版、2012年2月28日、p.61-76
特開2009-121318 特開2009-191635
上述した先行技術文献に記載された噴霧装置は、吸入配管内に噴霧装置が設置されており、霧化する前の水を吸入配管内に導入し、吸入配管内で霧化するように構成されている。したがって、構造が複雑である、導入コストが高騰する等の問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑み創案されたものであり、簡便な構成で効率よく圧縮機の吸入温度を低下させて圧縮機の省エネルギー化を図ることができる、圧縮機の吸入温度制御方法及び制御装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、圧縮機の吸入口に複数の噴霧装置を配置し、前記圧縮機の吸入量の変化に応じて前記噴霧装置の使用台数を変化させるようにした、ことを特徴とする圧縮機の吸入温度制御方法が提供される。
前記吸入温度制御方法は、前記圧縮機の吸入量又は吐出量を測定し、その測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定してもよい。
前記吸入温度制御方法は、前記圧縮機の回転数を制御する回転数信号の数値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定してもよい。
前記吸入温度制御方法は、前記圧縮機の消費電力又は回転数を測定し、その測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定してもよい。
前記吸入温度制御方法は、前記圧縮機を複数備え、各圧縮機に圧縮空気を分配する前の集合吸入配管に前記複数の噴霧装置を配置し、前記集合吸入配管の吸入量を測定し、その測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定してもよい。
前記吸入温度制御方法は、前記噴霧装置を吸入配管に配置された吸入フィルタの上流に配置してもよい。
前記吸入温度制御方法は、前記圧縮機に吸入される空気の温度及び湿度を測定し、その測定値と前記圧縮機の吸入量との関係から蒸発可能な噴霧量を計算し、その計算値に応じて前記噴霧装置の使用台数を設定するようにしてもよい。
また、本発明によれば、圧縮機の吸入口に配置された複数の噴霧装置と、前記噴霧装置の使用台数を変更可能な切替装置と、を備え、前記圧縮機の吸入量の変化に応じて前記噴霧装置の使用台数を変化させるようにした、ことを特徴とする圧縮機の吸入温度制御装置が提供される。
前記吸入温度制御装置は、前記圧縮機の吸入量又は吐出量を測定する流量計を備え、前記切替装置は、前記流量計の測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されていてもよい。
前記吸入温度制御装置は、前記圧縮機の回転数を制御する制御装置を備え、前記切替装置は、前記制御装置から送信される回転数信号の数値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されていてもよい。
前記吸入温度制御装置は、前記圧縮機の消費電力又は回転数を測定する監視装置を備え、前記切替装置は、前記監視装置の測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されていてもよい。
前記吸入温度制御装置は、前記圧縮機を複数備え、各圧縮機に圧縮空気を分配する前の集合吸入配管と、該集合吸入配管に配置された流量計と、を備え、前記複数の噴霧装置は、前記集合吸入配管に配置され、前記切替装置は、前記流量計の測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されていてもよい。
前記噴霧装置は、吸入配管に配置された吸入フィルタの上流に配置されていてもよい。
前記吸入温度制御装置は、前記圧縮機に吸入される空気の温度及び湿度を測定する温湿度計を備え、前記切替装置は、前記温湿度計の測定値と前記圧縮機の吸入量との関係から蒸発可能な噴霧量を計算し、その計算値に応じて前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されていてもよい。
上述した本発明に係る圧縮機の吸入温度制御方法及び吸入温度制御装置によれば、圧縮機の吸入口に複数の噴霧装置を配置し、圧縮機の吸入量の変化に応じて噴霧装置の使用台数を変化させるようにしたことにより、圧縮機の吸入量に対して噴霧装置のオン・オフを切り替えるだけで噴霧量を調整することができ、霧化した水の蒸発量を管理することができる。したがって、本発明によれば、簡便な構成で効率よく圧縮機の吸入温度を低下させて圧縮機の省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第一実施形態に係る圧縮機の吸入温度制御装置を示す全体構成図である。 吸入温度制御方法の一例を示す図であり、(A)は噴霧量が多い状態、(B)は噴霧量が少ない状態、を示している。 図1に示した吸入温度制御装置の第一変形例を示す全体構成図である。 図1に示した吸入温度制御装置の第二変形例を示す全体構成図である。 図1に示した吸入温度制御装置の第三変形例を示す全体構成図である。 図1に示した吸入温度制御装置の第四変形例を示す全体構成図である。 本発明の第二実施形態に係る圧縮機の吸入温度制御装置を示す全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図1~図7を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係る圧縮機の吸入温度制御装置を示す全体構成図である。図2は、吸入温度制御方法の一例を示す図であり、(A)は噴霧量が多い状態、(B)は噴霧量が少ない状態、を示している。
本発明の第一実施形態に係る圧縮機1の吸入温度制御装置2は、圧縮機1の吸入口に配置された複数の噴霧装置3と、噴霧装置3の使用台数を変更可能な切替装置4と、を備え、圧縮機1の吸入量の変化に応じて噴霧装置3の使用台数を変化させるようにしたものである。
圧縮機1は、例えば、製造工場等で部品や装置の動力源として圧縮空気を供給する回転機械である。圧縮機1には、吐出圧力が200kPa以下のブロワも含まれる。圧縮機1は、一段の圧縮機であってもよいし、二段以上の多段の圧縮機であってもよい。
圧縮機1は、例えば、回転軸に連結された駆動モータ1aにより駆動される。圧縮機1の上流側には吸入制御弁1bが配置されている。吸入制御弁1bは、例えば、インレットガイドベーン(IGV:Inlet Guide Vane)であり、吸入流量(絞り量)は制御装置1cにより制御される。圧縮機1は、例えば、ターボ圧縮機である。
圧縮機1は、外部から空気を吸入し、圧縮空気を吐出する圧縮空気生成ライン中に配置されている。圧縮空気生成ラインには、上流側から、吸入フィルタ5、噴霧装置3、流量計11、吸入制御弁1b、圧縮機1、アフタークーラ6、逆止弁7、ドライヤ8が順に配置されている。
吸入フィルタ5は、空気の取り入れ口に配置され、空気中のごみや塵埃等の異物を取り除く部品である。流量計11は、圧縮機1の吸入量を測定する機器である。アフタークーラ6は、温度上昇した圧縮空気を冷却して温度を下げる熱交換器である。逆止弁7は、圧縮空気の逆流を防止する弁である。ドライヤ8は、圧縮空気に含まれる水分を除去する乾燥器である。
また、アフタークーラ6と逆止弁7との間には、圧縮機1の吐出量を減量するために圧縮空気の一部を大気に放風する放風ライン9が接続されていてもよい。放風ライン9には、放風制御弁9a、放風サイレンサ9b等が配置される。
噴霧装置3は、例えば、図1及び図2に示したように、吸入口(圧縮機1と吸入フィルタ5との間の流路)を構成する吸入配管10に配置されている。噴霧装置3は、例えば、スプレーノズル3aと、スプレーノズル3aに水を供給する給水ライン3bと、スプレーノズル3aに圧縮空気を供給するエアライン3cと、により構成される。なお、噴霧装置3は、図示した構成に限定されるものではない。
スプレーノズル3aは、吸入配管10の周方向及び軸方向の何れか一方向又は両方向に複数配置されている。スプレーノズル3aは、圧縮機1に吸入される前に水を蒸発させることができるように、粒径10μm以下の水滴に霧化可能な性能を備えている。給水ライン3bは給水タンク3dに接続されており、エアライン3cには電磁弁3eが配置されている。
電磁弁3eは、切替装置4からの信号により弁の開閉が制御される。電磁弁3eを開にすると、スプレーノズル3aに圧縮空気が供給され水が噴霧される。また、電磁弁3eを閉にすると、スプレーノズル3aへの圧縮空気の供給が停止され水の噴霧が停止される。電磁弁3eの開閉により、噴霧装置3のオン・オフが制御される。
切替装置4は、流量計11から送信される測定値に比例するように噴霧装置3の使用台数を設定し、電磁弁3eの開閉を制御するように構成されている。複数の噴霧装置3のオン・オフを個別に制御することにより、容易に噴霧量を制御することができる。
例えば、流量計11の測定値が高い(圧縮空気の流量が多い)場合には、図2(A)に示したように、オン状態の噴霧装置3の使用台数(図では6台)を増やして噴霧量を多くする。また、流量計11の測定値が低い(圧縮空気の流量が少ない)場合には、図2(B)に示したように、オン状態の噴霧装置3の使用台数(図では3台)を減らして噴霧量を少なくする。
なお、図2(A)及び図2(B)において、オン状態の噴霧装置3については、スプレーノズル3aに供給される水及び圧縮空気並びにスプレーノズル3aから噴霧される霧を矢印で図示してある。
スプレーノズル3aを使用した噴霧装置3において噴霧量を一定にした場合、圧縮機1の吸入量が少ないときに吸入量に対して噴霧量が過剰となり、噴霧した霧が蒸発することができず、省エネ効果が低減することとなる。それに対して、本実施形態では、圧縮機1の吸入量に応じて噴霧量を容易に調整することができ、省エネ効果の低減を抑制することができる。
なお、図示しないが、圧縮機1とアフタークーラ6との間に流量計を配置して、圧縮機1の吐出量を測定し、吸入量の変化を吐出量により把握するようにしてもよい。
次に、上述した吸入温度制御装置2の変形例について、図3~図5を参照しつつ説明する。ここで、図3は、図1に示した吸入温度制御装置の第一変形例を示す全体構成図である。図4は、図1に示した吸入温度制御装置の第二変形例を示す全体構成図である。図5は、図1に示した吸入温度制御装置の第三変形例を示す全体構成図である。図6は、図1に示した吸入温度制御装置の第四変形例を示す全体構成図である。
図3に示した吸入温度制御装置2の第一変形例は、圧縮機1の回転数を制御する制御装置1dを備えている。切替装置4は、制御装置1dから送信される回転数信号の数値に比例するように噴霧装置3の使用台数を設定するように構成されている。
図3に示した圧縮機1は、例えば、スクリュー圧縮機である。このように、圧縮機1を回転数制御する場合には、圧縮機1の吸入量の変化は、圧縮機1の回転数を制御する回転数信号により把握するようにしてもよい。なお、スクリュー圧縮機では、起動時に吸入制御弁1bを閉、放風制御弁9aを開とし、運転時に吸入制御弁1bを開、放風制御弁9aを閉とするように制御される。
図4に示した吸入温度制御装置2の第二変形例は、圧縮機1の消費電力又は回転数を測定する監視装置12を備えている。切替装置4は、監視装置12の測定値に比例するように噴霧装置3の使用台数を設定するように構成されている。
監視装置12は、圧縮機1の消費電力を測定する電力計又は圧縮機1の回転数を測定する回転計を備えている。このように、圧縮機1の吸入量の変化は、監視装置12によりモニタリングされた圧縮機1の消費電力や回転数によって把握するようにしてもよい。
図5に示した吸入温度制御装置2の第三変形例は、複数の圧縮機1と、各圧縮機1に圧縮空気を分配する前の集合吸入配管13と、集合吸入配管13に配置された流量計14と、を備えている。複数の噴霧装置3は、集合吸入配管13に配置されている。また、切替装置4は、流量計14の測定値に比例するように噴霧装置3の使用台数を設定するように構成されている。
このように、空気の取り入れ口に対して複数の圧縮機1が配置されている場合には、集合吸入配管13に複数の噴霧装置3を配置することにより、各圧縮機1の吸入配管に噴霧装置3を配置する場合と比較して導入コストを低減することができる。
なお、図5では、説明の便宜上、圧縮機1より下流側の圧縮空気生成ライン、駆動モータ1a、制御装置1cの図を省略してある。
図6に示した吸入温度制御装置2の第四変形例は、噴霧装置3を吸入配管10に配置された吸入フィルタ5の上流に配置したものである。かかる構成により、既存の吸入配管10を改造することなく、噴霧装置3を圧縮空気生成ライン上に容易に設置することができる。
上述した本実施形態(変形例を含む)に係る圧縮機1の吸入温度制御装置2によれば、圧縮機の吸入口に複数の噴霧装置3を配置し、圧縮機1の吸入量の変化に応じて噴霧装置の使用台数を変化させる吸入温度制御方法を容易に実現することができる。
また、本実施形態に係る圧縮機1の吸入温度制御装置2によれば、圧縮機1の吸入量に対して噴霧装置3のオン・オフを切り替えるだけで噴霧量を調整することができ、霧化した水の蒸発量を管理することができ、簡便な構成で効率よく圧縮機1の吸入温度を低下させて圧縮機1の省エネルギー化を図ることができる。
例えば、一段の圧縮機1の吸入温度を15℃下げると省エネ量は約5%であり、噴霧装置3の空気消費量は約0.4%であり、蒸気の消費動力は約0.4%であり、合計の省エネ量は約4.2%となる。
次に、本発明の第二実施形態に係る圧縮機1の吸入温度制御装置2について、図7を参照しつつ説明する。ここで、図7は、本発明の第二実施形態に係る圧縮機の吸入温度制御装置を示す全体構成図である。なお、上述した第一実施形態と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
空気の飽和水蒸気量は、空気の温度及び湿度によって変動することから、蒸発可能な噴霧量も変動する。そこで、第二実施形態に係る吸入温度制御装置2では、吸入する空気の温度湿度により、噴霧量の最適化を図り、吸入温度の低下効率を最大化させるようにしている。
第二実施形態に係る吸入温度制御装置2は、図1に示した第一実施形態に係る吸入温度制御装置2に対して、圧縮機1に吸入される空気の温度及び湿度を測定する温湿度計15を追加したものである。切替装置4は、温湿度計15の測定値と圧縮機1の吸入量との関係から蒸発可能な噴霧量を計算し、その計算値に応じて噴霧装置3の使用台数を設定するように構成されている。温湿度計15は、例えば、噴霧装置3よりも上流側の吸入配管10に配置される。
例えば、吸入される空気の温度が高く相対湿度が低い場合は、噴霧装置3の使用台数を増やして噴霧量を増加させ、圧縮機1の吸入温度の下げ幅を大きくする。一方、吸入される空気の温度が低く相対湿度が高い場合は、噴霧装置3の使用台数を減らして噴霧量を減少させ、吸入温度の下げ幅を小さくする。
かかる構成により、噴霧量の最適化を図ることができ、過剰噴霧による圧縮機への水分の吸入を抑制することができ、省エネ効果の最大化を図ることができる。なお、図示しないが、温湿度計15は、図3~図6に示した変形例に追加するようにしてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 圧縮機
1a 駆動モータ
1b 吸入制御弁
1c,1d 制御装置
2 吸入温度制御装置
3 噴霧装置
3a スプレーノズル
3b 給水ライン
3c エアライン
3d 給水タンク
3e 電磁弁
4 切替装置
5 吸入フィルタ
6 アフタークーラ
7 逆止弁
8 ドライヤ
9 放風ライン
9a 放風制御弁
9b 放風サイレンサ
10 吸入配管
11 流量計
12 監視装置
13 集合吸入配管
14 流量計
15 温湿度計

Claims (14)

  1. 圧縮機の吸入口に複数の噴霧装置を配置し、
    前記圧縮機の吸入量の変化に応じて前記噴霧装置の使用台数を変化させるようにした、
    ことを特徴とする圧縮機の吸入温度制御方法。
  2. 前記圧縮機の吸入量又は吐出量を測定し、その測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定した、請求項1に記載の圧縮機の吸入温度制御方法。
  3. 前記圧縮機の回転数を制御する回転数信号の数値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定した、請求項1に記載の圧縮機の吸入温度制御方法。
  4. 前記圧縮機の消費電力又は回転数を測定し、その測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定した、請求項1に記載の圧縮機の吸入温度制御方法。
  5. 前記圧縮機を複数備え、各圧縮機に圧縮空気を分配する前の集合吸入配管に前記複数の噴霧装置を配置し、前記集合吸入配管の吸入量を測定し、その測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定した、請求項1に記載の圧縮機の吸入温度制御方法。
  6. 前記噴霧装置を吸入配管に配置された吸入フィルタの上流に配置した、請求項1に記載の圧縮機の吸入温度制御方法。
  7. 前記圧縮機に吸入される空気の温度及び湿度を測定し、その測定値と前記圧縮機の吸入量との関係から蒸発可能な噴霧量を計算し、その計算値に応じて前記噴霧装置の使用台数を設定するようにした、請求項1~6の何れか一項に記載の圧縮機の吸入温度制御方法。
  8. 圧縮機の吸入口に配置された複数の噴霧装置と、
    前記噴霧装置の使用台数を変更可能な切替装置と、を備え、
    前記圧縮機の吸入量の変化に応じて前記噴霧装置の使用台数を変化させるようにした、
    ことを特徴とする圧縮機の吸入温度制御装置。
  9. 前記圧縮機の吸入量又は吐出量を測定する流量計を備え、前記切替装置は、前記流量計の測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されている、請求項8に記載の圧縮機の吸入温度制御装置。
  10. 前記圧縮機の回転数を制御する制御装置を備え、前記切替装置は、前記制御装置から送信される回転数信号の数値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されている、請求項8に記載の圧縮機の吸入温度制御装置。
  11. 前記圧縮機の消費電力又は回転数を測定する監視装置を備え、前記切替装置は、前記監視装置の測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されている、請求項8に記載の圧縮機の吸入温度制御装置。
  12. 前記圧縮機を複数備え、各圧縮機に圧縮空気を分配する前の集合吸入配管と、該集合吸入配管に配置された流量計と、を備え、前記複数の噴霧装置は、前記集合吸入配管に配置され、前記切替装置は、前記流量計の測定値に比例するように前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されている、請求項8に記載の圧縮機の吸入温度制御装置。
  13. 前記噴霧装置は、吸入配管に配置された吸入フィルタの上流に配置されている、請求項8に記載の圧縮機の吸入温度制御装置。
  14. 前記圧縮機に吸入される空気の温度及び湿度を測定する温湿度計を備え、前記切替装置は、前記温湿度計の測定値と前記圧縮機の吸入量との関係から蒸発可能な噴霧量を計算し、その計算値に応じて前記噴霧装置の使用台数を設定するように構成されている、請求項7~13の何れか一項に記載の圧縮機の吸入温度制御装置。

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