JP2022136008A - 時計機能選択用装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性があり、使用が簡単であり、時計機能選択用の少なくとも4つの構成を得ることを可能にする、時計機能選択用装置を提供する。【解決手段】設定レバー装置150と、フレーム100と、を含む、時計機能選択用装置200であって、設定レバー装置は、フレーム上に可動に搭載された設定レバー2と、フレーム上または設定レバー上に可動に搭載されたレバー3とを含み、選択装置はまた、設定レバーに作用するよう配置される、第1位置割出装置4と、レバー3に作用するよう配置される、第2位置割出装置5と、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、時計機能選択用装置に関する。本発明はまた、当該選択装置を含む、時計機構に関する。本発明はまた、当該選択装置または当該機構を含む、時計ムーブメントに関する。本発明はまた、当該ムーブメントまたは当該選択装置または当該機構を含む、時計に関する。最後に、本発明は、当該時計または当該ムーブメントまたは当該選択装置または当該機構の稼働方法に関する。
三位置制御心棒が設けられた機構は、通常、例えばカレンダまたは第二時間帯といった、調整を必要とする追加機能を含む、時計の調整を可能にするために設けられる。
心棒の「2」位置または中間位置は、時計の、特に小型時計のユーザにとって必ずしも簡単に到達できるものではなく、特に心棒の起動に必要な軸方向力を理由として、中間位置(「2」位置)に安定に位置させることができずに、心棒が第1位置(「1」位置)から最後の位置(「3」位置)まで直接通過する危険性がある。このような危険性があるため、別の、追加機能の調整に特化した更に別の中間心棒位置を追加することは、難しいことが理解できるであろう。このため、第4心棒位置があると、心棒の移動が増加し、これは小型時計のムーブメントに関してまた丸穴車に関しての両方について、空間要求の点で困難を示すことになる。これを救済すべく、一解決策は、心棒の軸方向位置間の移動を減少させることからなるが、これは機能選択を更に難しくする。
このため、例えば時間帯、月相または年間、準万年、または万年カレンダが設けられた小型時計について、いくつかの追加機能を選択し調整することを可能にするため、通常は制御心棒に加えて通常少なくとも1つの追加のインターフェース手段が設けられる。この追加インターフェース手段は、例えば、押しボタンまたは選択ベゼルの形状を取ってもよい。
インターフェース手段の増加は、時計の調整をより複雑にする危険性を意味する。インターフェース手段の増加はまた、単純に小型時計内にそれらを設ける必要性から、設計に関して制限が加えられることになる。
特許文献1は、3つの安定軸方向位置を有する心棒を含む機構が設けられたクロノグラフムーブメントを開示する。当該機構の特定の特徴は、制御心棒が第1位置に無いときに、クロノグラフの押しボタンの1つを起動することにより、追加の時刻関連機能を調整することを可能にするという事実にある。より具体的には、機構の心棒が第1位置にあると、押しボタンは、クロノグラフと相互作用することが可能になり、心棒が別の位置にあると、押しボタンは、追加の時刻関連機能を調整することが可能になる。
特許文献2は、様々な機能を選択し調整するために設けられた丸穴車の特定の配置を有する機構を開示する。制御心棒を用いた従来のインターフェースが設けられた機構とは異なり、当該丸穴車の回転は、調整すべき機能を選択することを可能にし、当該丸穴車の押し下げにより、予め選択した機能を調整することを可能にする。このため、調整は、単純な修正機を用いて行うことができるため、増加的に達成される。
特許文献3は、3つの安定軸方向位置を有する心棒と、好ましくは同軸である丸穴車と押しボタンとを含む機構を開示する。心棒の軸方向位置の1つにおいて、丸穴車の回転は、調整機能を選択することを可能にし、押しボタンの作動は、予め選択した機能を増加的に調整することを可能にする。
特許文献4は、第1構成ではムーブメントの巻き上げ、第2構成では時間帯の調整、そして第3構成では時刻設定といった、選択装置の3つの構成を選択する機構を開示する。当該機構の構成の選択は、押しボタンのように、丸穴車の押し下げによりなされる。丸穴車の回転は、予め選択した機能の巻き上げまたは調整を可能にする。
上述の従来技術の文脈で特定された文書は、従来の単一の制御心棒が設けられた機構に代替的な解決策を提案する。これら解決策の一部は三位置制御心棒よりも多くの機能を調整することを可能にするものの、それら全ては、丸穴車と同軸であってもなくてもよい押しボタンといった第2のインターフェース、及びまたは異なる機能の連続的選択を必要とするという欠陥を有する。異なる機能の連続的選択を実施する当該機構はまた、ユーザに対して選択した機能を知らせることを可能にするために、追加の表示手段を必要とし、これは時計の外観に悪影響を及ぼしかねない。更に、ムーブメントの追加機能の調整を可能にするために設けられた押しボタンの使用は既知であり非常に幅広く用いられているものの、空間要求と小型時計の密閉の両方に関して配置させることは簡単ではない。更に、押しボタンの使用は、調整が増加的であることを意味し、これは例えばムーブメントの手動巻き上げや時刻の設定といった特定の機能には適切ではない。
本発明の目的は、従来技術から既知の時計機能選択用装置を改善可能な、時計機能選択用装置を提供することである。特に、本発明は、特に信頼性があり、使用が簡単であり、時計機能選択用の少なくとも4つの構成を得ることを可能にする、時計機能選択用装置を提案する。
本発明の第1態様によれば、主題は以下の提案により定義される。
1. 設定レバー装置(150;150’)と、
フレーム(100;100’)と、
を含む、時計機能選択用装置(200;200’)であって、
前記設定レバー装置(150;150’)は、前記フレーム(100;100’)上に可動に搭載された設定レバー(2;2’)と、前記フレーム(100;100’)上または前記設定レバー(2;2’)上に可動に搭載されたレバー(3;3’)とを含み、
前記選択装置(200;200’)はまた、
前記設定レバー(2;2’)に作用するよう配置された、第1位置割出装置(4;4’)と、
前記レバー(3;3’)に作用するよう配置された、第2位置割出装置(5;5’)と、
を含む、選択装置(200;200’)。
フレーム(100;100’)と、
を含む、時計機能選択用装置(200;200’)であって、
前記設定レバー装置(150;150’)は、前記フレーム(100;100’)上に可動に搭載された設定レバー(2;2’)と、前記フレーム(100;100’)上または前記設定レバー(2;2’)上に可動に搭載されたレバー(3;3’)とを含み、
前記選択装置(200;200’)はまた、
前記設定レバー(2;2’)に作用するよう配置された、第1位置割出装置(4;4’)と、
前記レバー(3;3’)に作用するよう配置された、第2位置割出装置(5;5’)と、
を含む、選択装置(200;200’)。
2. インターフェース要素(1)、特に制御心棒(1)を含み、前記設定レバー(2;2’)は、前記インターフェース要素(1)と、特に前記インターフェース要素(1)の溝(1a)に嵌合した第1設定レバースタッド(21;21’)を介して、直接噛み合う、
提案1で提案する選択装置(200;200’)。
提案1で提案する選択装置(200;200’)。
3. 前記設定レバー(2;2’)及び前記レバー(3;3’)は、同一の軸(A2;A2’)周りに旋回される、
提案1または2で提案する選択装置(200;200’)。
提案1または2で提案する選択装置(200;200’)。
4. 前記選択装置(200;200’)、特に前記設定レバー装置(150;150’)は、前記設定レバー(2;2’)及び前記レバー(3;3’)を固定するために配置された爪部材(6;6’)を含む、
提案1から3のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
提案1から3のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
5. 前記爪部材(6;6’)は、前記レバー(3;3’)上で旋回され、前記設定レバー(2;2’)の第2スタッド(23;23’)と協働するよう配置される、
提案4で提案する選択装置(200;200’)。
提案4で提案する選択装置(200;200’)。
6. 前記レバー(3;3’)は、前記インターフェース要素(1)の前記運動中に前記設定レバー(2;2’)と前記レバー(3;3’)とを運動学的に接続するため、前記設定レバー(2;2’)の前記第2スタッド(23;23’)と協働する、楕円切欠(31;31’)を含む、
提案5で提案する選択装置(200;200’)。
提案5で提案する選択装置(200;200’)。
7. 前記爪部材(6;6’)は、前記レバー(3;3’)に形成された前記楕円切欠(31;31’)を介して前記第2スタッド(23;23’)と協働するよう配置される、
提案5または6で提案する選択装置(200;200’)。
提案5または6で提案する選択装置(200;200’)。
8. 前記フレーム(100;100’)は、前記設定レバー(2;2’)及びまたは前記レバー(3;3’)の前記位置に応じて前記爪部材(6;6’)の前記位置を少なくとも部分的に制御するよう、前記爪部材(6;6’)と協働する輪郭(99;99’)を含む、
提案4から7のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
提案4から7のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
9. 前記第1位置割出装置(4;4’)は、第1機能表面(42;42’)が設けられた第1ばね(41;41’)と前記設定レバー(2;2’)の第3スタッド(22;22’)とを含み、前記第1機能表面(42;42’)と前記設定レバー(2;2’)、特に前記第3スタッド(22;22’)は、接触により協働する、
提案1から8のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
提案1から8のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
10. 前記第2位置割出装置(5)は、第2機能表面(52)が設けられた第2ばね(51)と、前記レバー(3)と、特に噛み合い噛合により、運動学的に接続された可動部(7)とを含み、前記可動部(7)は、前記第2機能表面(52)と協働する第3機能表面(72)を含む、
提案1から9のいずれか一つで提案する選択装置(200)。
提案1から9のいずれか一つで提案する選択装置(200)。
11. 前記第2位置割出装置(5’)は、第2機能表面(52’)が設けられた第2ばね(51’)と前記レバー(3’)の第4スタッド(34’)とを含み、前記第2機能表面(52’)と前記レバー(3’)、特に前記第4スタッド(34’)は、接触により協働する、
提案1から9のいずれか一つで提案する選択装置(200’)。
提案1から9のいずれか一つで提案する選択装置(200’)。
12. 前記設定レバー装置(150;150’)、前記第1位置割出装置(4;4’)、及び第2位置割出装置(5;5’)は、前記インターフェース要素(1)の安定位置が、前記第1位置割出装置(4;4’)または前記第2位置割出装置(5;5’)のいずれかにより決定されるよう配置される、
提案1から11のいずれか一つで提案する、及び提案2で提案する、選択装置(200;200’)。
提案1から11のいずれか一つで提案する、及び提案2で提案する、選択装置(200;200’)。
13. 提案1から12のいずれか一つで提案する時計機能選択用装置(200;200’)を含む、時計機構(800;800’)。
14. 提案1から12のいずれか一つで提案する時計機能選択用装置(200;200’)及びまたは提案13で提案する時計機構(800;800’)を含む、時計ムーブメント(900;900’)。
15. 提案1から12のいずれか一つで提案する時計機能選択用装置(200;200’)及びまたは提案13で提案する時計機構(800;800’)及びまたは提案14で提案する時計ムーブメント(900;900’)を含む、時計(1000;1000’)。
本発明の第2態様によれば、主題は以下の提案により定義される。
16. フレーム(100;100’)と、
インターフェース要素(1)、特に制御心棒(1)と、
設定レバー装置(150;150’)と、
を含む、時計機能選択用装置(200;200’)であって、
前記設定レバー装置(150;150’)は、
前記インターフェース要素(1)のn個の安定位置、ここでn≧3、と
前記選択装置(200;200’)のm個の選択構成と
を定義するよう配置され、ここでm≧n+1である、
選択装置(200;200’)。
インターフェース要素(1)、特に制御心棒(1)と、
設定レバー装置(150;150’)と、
を含む、時計機能選択用装置(200;200’)であって、
前記設定レバー装置(150;150’)は、
前記インターフェース要素(1)のn個の安定位置、ここでn≧3、と
前記選択装置(200;200’)のm個の選択構成と
を定義するよう配置され、ここでm≧n+1である、
選択装置(200;200’)。
17. 前記設定レバー装置(150;150’)は、前記インターフェース要素(1)の単一安定位置(P2)について前記選択装置(200;200’)の少なくとも2つの別個の選択構成を定義するよう配置される、
提案16で提案する選択装置(200;200’)。
提案16で提案する選択装置(200;200’)。
18. 前記インターフェース要素(1)の前記単一安定位置(P2)は、前記インターフェース要素(1)の2つの安定端部位置(P1)、(P3)の間に位置付けられた前記インターフェース要素(1)の中間安定位置(P2)である、
提案17で提案する選択装置(200;200’)。
提案17で提案する選択装置(200;200’)。
19. 安定且つ前記フレーム(100;100’)内に最も遠くまで押し込まれる、前記インターフェース要素(1)の第1端部位置(P1)は、時計ムーブメント(900;900’)の手動巻き上げ輪列を起動可能な、前記選択装置(200;200’)の第1構成(C1)を定義することを可能にする、
提案16から18のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
提案16から18のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
20. 前記選択装置は、前記インターフェース要素(1)の第2の、中間安定位置(P2)が、
時刻関連情報の第1項目の表示用機能を調整する、第1の、一方向または二方向調整輪列を起動することを可能にする、前記機能選択用装置の第2構成(C2)と、
時刻関連情報の第2項目の表示用機能を調整する、第2の、一方向または二方向調整輪列を起動することを可能にする、前記機能選択用装置の第3構成(C3)と、
を定義可能なように配置される、
提案16から19のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
時刻関連情報の第1項目の表示用機能を調整する、第1の、一方向または二方向調整輪列を起動することを可能にする、前記機能選択用装置の第2構成(C2)と、
時刻関連情報の第2項目の表示用機能を調整する、第2の、一方向または二方向調整輪列を起動することを可能にする、前記機能選択用装置の第3構成(C3)と、
を定義可能なように配置される、
提案16から19のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
21. 前記第1調整輪列は、前記日付の表示を調整する調整輪列であり、前記第2調整輪列は、前記曜日の表示を調整する調整輪列である、
提案20で提案する選択装置(200;200’)。
提案20で提案する選択装置(200;200’)。
22. 前記第1調整輪列は、時間帯の表示を調整する調整輪列であり、前記第2調整輪列は、前記日付の表示を調整する調整輪列である、
提案20で提案する選択装置(200;200’)。
提案20で提案する選択装置(200;200’)。
23. 安定且つ前記フレーム(100;100’)から最も遠くまで引き出される前記インターフェース要素(1)の第3端部位置(P3)は、時刻を調整する調整輪列を起動することを可能にする、前記選択装置の第4構成(C4)を定義することを可能にする、
提案16から22のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
提案16から22のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
24. 前記設定レバー装置(150;150’)は、前記フレーム(100;100’)上に可動に搭載された設定レバー(2;2’)と、前記フレーム(100;100’)上または前記設定レバー(2;2’)上に可動に搭載されたレバー(3;3’)とを含み、
前記選択装置(200;200’)はまた、
前記設定レバー(2;2’)に作用するよう配置された、第1位置割出装置(4;4’)と、
前記レバー(3;3’)に作用するよう配置された、第2位置割出装置(5;5’)と、
を含む、
提案16から23のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
前記選択装置(200;200’)はまた、
前記設定レバー(2;2’)に作用するよう配置された、第1位置割出装置(4;4’)と、
前記レバー(3;3’)に作用するよう配置された、第2位置割出装置(5;5’)と、
を含む、
提案16から23のいずれか一つで提案する選択装置(200;200’)。
25. 提案16から24のいずれか一つで提案する時計機能選択用装置(200;200’)を含む、時計機構(800;800’)。
26. 提案16から24のいずれか一つで提案する時計機能選択用装置(200;200’)及びまたは提案25で提案する時計機構を含む、時計ムーブメント(900;900’)。
27. 提案16から24のいずれか一つで提案する時計機能選択用装置(200;200’)及びまたは提案25で提案する時計機構及びまたは提案26で提案する時計ムーブメントを含む、時計(1000;1000’)。
28. 提案16から24のいずれか一つで提案する時計機能選択用装置(200;200’)または提案25で提案する時計機構または提案26で提案する時計ムーブメントまたは提案27で提案する時計の稼働方法において、前記インターフェース要素(1)は、第1安定位置(P1)と第3安定位置(P3)との間に位置する第2の、中間安定位置(P2)を含み、前記方法は、
前記インターフェース要素(1)が前記第1安定位置(P1)から前記第2の、中間安定位置(P2)に移動されると、前記選択装置(200;200’)を第2構成(C2)に構成する、及び
前記インターフェース要素(1)が前記第2の、中間安定位置(P2)から、特に牽引の第1方向に前後運動され、前記第2の、中間安定位置(P2)に戻されると、前記選択装置(200;200’)を第3構成(C3)に構成する、
ステップを含む、
稼働方法。
前記インターフェース要素(1)が前記第1安定位置(P1)から前記第2の、中間安定位置(P2)に移動されると、前記選択装置(200;200’)を第2構成(C2)に構成する、及び
前記インターフェース要素(1)が前記第2の、中間安定位置(P2)から、特に牽引の第1方向に前後運動され、前記第2の、中間安定位置(P2)に戻されると、前記選択装置(200;200’)を第3構成(C3)に構成する、
ステップを含む、
稼働方法。
29. 前記インターフェース要素(1)が前記第3安定位置(P3)から前記第2の、中間安定位置(P2)に移動されると、前記選択装置(200;200’)を第3構成(C3)に構成する、
提案28で提案する稼働方法。
提案28で提案する稼働方法。
本発明の第3態様によれば、主題は以下の提案により定義される。
30. 第1カムデスモドロミック接続要素(14a)を含む、第1レバー(14)と、
修正可動部(404)と、
第2レバー(402)、と
を含む、時計機能の修正用時計機構(800;800’)において、
前記第2レバー(402)は、
前記修正可動部(404)を案内する、とりわけ前記第2レバーに対して固定された軸周りに前記修正可動部(404)を回転案内する、少なくとも1つの第1要素(402d)と、
前記修正可動部(404)と接触する、少なくとも1つの第1摩擦要素(402b)と、
前記第1カムデスモドロミック接続要素(14a)と接触により協働するよう設けられる、第2カムデスモドロミック接続要素(402a)と、
を含む、
時計機構(800;800’)。
修正可動部(404)と、
第2レバー(402)、と
を含む、時計機能の修正用時計機構(800;800’)において、
前記第2レバー(402)は、
前記修正可動部(404)を案内する、とりわけ前記第2レバーに対して固定された軸周りに前記修正可動部(404)を回転案内する、少なくとも1つの第1要素(402d)と、
前記修正可動部(404)と接触する、少なくとも1つの第1摩擦要素(402b)と、
前記第1カムデスモドロミック接続要素(14a)と接触により協働するよう設けられる、第2カムデスモドロミック接続要素(402a)と、
を含む、
時計機構(800;800’)。
31. 前記第1カムデスモドロミック接続要素はスタッド(14a)であり、前記第2カムデスモドロミック接続要素はカム輪郭(402a)である、または前記第1カムデスモドロミック接続要素はカム輪郭であり、前記第2カムデスモドロミック接続要素はスタッドである、
提案30で提案する機構。
提案30で提案する機構。
32. 前記カム輪郭(402a)は、少なくとも2つの別個の部分(1402a、2402a)、または3つの別個の部分(1402a、2402a、3402a)が設けられた溝(402a)で構成される、
提案31で提案する機構。
提案31で提案する機構。
33. 前記第2レバー(402)は、少なくとも1つのアーム(402c)を含み、前記第1摩擦要素(402b)は、少なくとも1つの摩擦表面(402f)を含み、前記少なくとも1つのアーム(402c)は、前記少なくとも1つの摩擦表面(402f)を前記修正可動部(404)に弾性的に戻すよう配置される、
提案30から32のいずれか一つで提案する機構。
提案30から32のいずれか一つで提案する機構。
34. 前記少なくとも1つの第1案内要素(402d)と前記少なくとも1つの第1摩擦要素(402b)は、一致する、または同一の要素で形成される、
提案30から33のいずれか一つで提案する機構。
提案30から33のいずれか一つで提案する機構。
35. 前記第2レバーは一体である、及びまたは前記第2レバーは、200μmより小さい、または150μmより小さい厚さを有する、
提案30から34のいずれか一つで提案する機構。
提案30から34のいずれか一つで提案する機構。
36. 前記第1レバー(14)と前記第2レバー(402)は、前記第2レバー(402)を前記第2レバー(402)の回転軸(402e)周りの第1角度位置及び第2角度位置に位置させるように構成され及びまたは配置され、前記第1角度位置は、第1修正機能を、特に前記日付の前記表示用の修正機能を起動可能にし、前記第2角度位置は、前記第1修正機能を終了することを可能にする、
提案30から35のいずれか一つで提案する機構。
提案30から35のいずれか一つで提案する機構。
37. 前記第1レバー(14)及び前記第2レバー(402)は、前記第2レバー(402)をその回転軸(402e)周りの第3角度位置に位置決めすることを可能にするよう構成され及びまたは配置され、前記第3角度位置は、第2修正機能を、特に前記曜日の表示用の修正機能を起動可能にする、
提案30から36のいずれか一つで提案する機構。
提案30から36のいずれか一つで提案する機構。
38. 前記第1レバー(14)及び前記第2レバー(402)は、前記第2角度位置において、前記第2修正機能が終了するよう構成される及びまたは配置される、
提案36または37で提案する機構。
提案36または37で提案する機構。
39. 前記機構は、設定レバー(2)と第3レバー(3)とを有する設定レバー装置(150)を含む、選択装置(200)を含み、前記第1レバー(14)は、前記選択装置(200)により制御され、前記設定レバー装置(150)及び前記第1レバー(14)は、前記第1レバー(14)が、前記設定レバー(2)によりまたは前記第3レバー(3)に運動学的に接続された制御可動部(7)の輪郭(74)により位置決めされるよう、構成される及びまたは配置される、
提案30から38のいずれか一つで提案する機構。
提案30から38のいずれか一つで提案する機構。
40. 前記機構は、インターフェース要素(1)を含み、前記機構は、前記選択装置(200)が前記インターフェース要素(1)の第1軸方向位置(P1)に対応する第1構成(C1)に構成されると、前記第2レバー(402)が、前記第1及び第2修正機能が終了される前記第2角度位置にあるよう、配置される、
提案39で提案する機構。
提案39で提案する機構。
41. 前記機構は、インターフェース要素(1)を含み、前記機構は、前記選択装置(200)が前記インターフェース要素(1)の第2軸方向位置(P2)に対応する第2構成(C2)に構成されると、前記第2レバー(402)が、前記第1修正機能が起動される前記第1角度位置を特徴として有するよう、配置される、
提案39または40で提案する機構。
提案39または40で提案する機構。
42. 前記機構は、インターフェース要素(1)を含み、前記機構は、前記選択装置(200)が前記インターフェース要素(1)の前記第2軸方向位置(P2)に対応する第3構成(C3)に構成されると、前記第2レバー(402)が、前記第2修正機能が起動される第3角度位置を特徴として有することができるよう、配置される、
提案39から41のいずれか一つで提案する機構。
提案39から41のいずれか一つで提案する機構。
43. 前記機構は、インターフェース要素(1)を含み、前記機構は、前記選択装置(200)が前記インターフェース要素(1)の第3軸方向位置(P3)に対応する第4構成(C4)に構成されると、前記第2レバー(402)が、前記第1及び第2修正機能が終了される、前記第2角度位置にあるよう、配置される、
提案39から42のいずれか一つで提案する機構。
提案39から42のいずれか一つで提案する機構。
44. 提案30から43のいずれか一つで提案する時計機構(800;800’)を含む、時計ムーブメント(900;900’)。
45. 提案30から43のいずれか一つで提案する時計機構、及びまたは提案44で提案する時計ムーブメントを含む、時計(1000:1000’)。
技術的または論理的に両立しない場合を除き、主題は、第1、第2、及び第3態内の特徴のあらゆる組み合わせを含んでもよい。
添付の図面は、時計の2つの実施形態を例示する。
時計1000の第1実施形態を、図1から14を参照して以下に説明する。
時計1000は、例えば小型時計であり、特に腕時計である。
時計1000は、自身を外部環境から保護するために、時計ケーシングまたはケース内に搭載されることが意図される、時計ムーブメント900を含む。
時計ムーブメント900は、電子式ムーブメントであってもよく、機械式ムーブメント、特に自動式ムーブメントであってもよい。 時計ムーブメント900は、時計機構800を含む。
時計1000、特に時計ムーブメント900、とりわけ時計機構800は、時計機能選択用装置200を含む。時計1000、特に時計ムーブメント900、とりわけ時計機構800はまた、好ましくは、
- 巻き上げ動力伝達装置300と、
- 第1調整動力伝達装置400と、
- 第2調整動力伝達装置500と
を含む。
- 巻き上げ動力伝達装置300と、
- 第1調整動力伝達装置400と、
- 第2調整動力伝達装置500と
を含む。
説明する解決策のおかげで、例えば、3つの安定軸方向位置に位置付けられることが可能な制御心棒の形状の、単一のインターフェース要素1により4つの独立構成で機能選択用装置200を構成することが可能となる。図1から14に図示する時計1000の第1実施形態の変形例において、当該単独のインターフェース要素は、制御心棒1の形状である。当該心棒は、軸A1周りの回転でまた軸A1に沿って並進で作動可能である。当該心棒1の並進運動は、3つの安定軸方向位置を、すなわち第1端部位置P1、第2の、中間位置P2、及び第3且つ最終端部位置P3に到達することを可能にする。
従来の制御心棒が設けられた機構内では、心棒の各軸方向位置は、機能選択用装置を、特に設定レバーを、所定の構成に設定することを可能にする。本明細書の主題である機能選択用装置200は、制御心棒の軸方向位置の数よりも多い、構成の数を含むという特定の特徴を有する。これは、例えば、このような選択装置200は、2つの設定レバーまたはレバーが設けられ、第1割出装置4または第2割出装置5のいずれかによりその位置に割出されることができる、設定レバー装置150を含むという特定の特徴を有するという事実から可能になる。より具体的には、選択装置の様々な構成は、2つの設定レバーまたはレバーの相乗効果により決定され、心棒1の軸方向位置は2つの割出装置の一方または他方により決定される。以下に説明するように、これは、選択装置の同じ実施形態の中で、インターフェース要素1は、選択装置のある構成においては、第1割出装置によりその位置に割り出され、選択装置の他の構成においては第2割出装置によりその位置に割り出されることを意味する。即ち、選択装置のある構成においては、インターフェース要素1の安定位置は第1割出装置により決定され、選択装置の他の構成においては、インターフェース要素1の他の安定位置は第2割出装置により決定される。
より具体的には、時計機能選択用装置200は主として、
- 設定レバー装置150と、
- フレーム100と、
を含む。
- 設定レバー装置150と、
- フレーム100と、
を含む。
設定レバー装置150は、フレーム100上に可動に搭載されたレバー2、特に第1設定レバー2と、レバー2上にまたはフレーム100上に可動に搭載されたレバー3、特に第2設定レバー3とを含む。選択装置200はまた、
- レバー2に作用するように配置された、第1位置割出装置4と、
- レバー3に作用するように配置された、第2位置割出装置5と、
を含む。
- レバー2に作用するように配置された、第1位置割出装置4と、
- レバー3に作用するように配置された、第2位置割出装置5と、
を含む。
代替的にまたは追加で、時計機能選択用装置200はインターフェース要素1、特に制御心棒1を含んでもよく、設定レバー装置150は、
- インターフェース要素1のn個の安定位置、ここでn≧3、及び
- 選択装置200のm個の構成、
を定義するよう配置されてもよく、ここでm≧n+1である。
- インターフェース要素1のn個の安定位置、ここでn≧3、及び
- 選択装置200のm個の構成、
を定義するよう配置されてもよく、ここでm≧n+1である。
時計1000の第1実施形態において、レバー2は第1設定レバー2と同種であり、レバー3は第2設定レバー3と同種である。
第1設定レバー2は、フレーム100に対して軸A2周りに旋回するよう搭載される。好ましくは、第2設定レバー3は、フレーム100に対して同じ軸A2周りに旋回するよう搭載される。軸A2は、例えば、ムーブメントのフレーム100がその上で主として延長する主平面Pに垂直である。
特に図3で見ることができるように、第1設定レバー2と第2設定レバー3のおかげで、時計機構800の異なる機能を選択することが可能になり、選択装置200は、インターフェース要素1の3つの軸方向位置P1、P2、及びP3により定義される、4つの別個の構成C1、C2、C3、及びC4にそれぞれ設定されてもよい。
一つの位置から他の位置に通過するために、インターフェース要素1、特に制御心棒1は、軸A2に垂直に、軸A1に沿って、「牽引」方向として知られる第1方向D1に引かれることができ、同じ軸A1に沿って、「圧縮」方向として知られる第2方向D2に押されることができる。
第1設定レバー2の回転は、インターフェース要素1の並進での運動により、直接制御される。このため、第1設定レバー2は、インターフェース要素1の第1溝1a内に収容される、第1スタッド21を含む。このため、要素1aと21は、インターフェース要素1と第1設定レバー2とを接続する関節接合を形成する。
設定レバー2の角度位置は、第1位置割出装置4により定義される。当該第1割出装置4は、好ましくは、特に図6に示すように、(特に二重くちばしを形成する)第1機能表面42が設けられた第1ばね41と、第1設定レバー2上に配置された第2設定レバースタッド22とを含む。第1機能表面42と第2スタッド22との協働は、設定レバー2の角度割出位置を定義することを可能にする。特に、当該協働は、第1設定レバー2の2つの安定角度位置と、第1設定レバー2の第3の、不安定位置を定義することを可能にする。その延長で、当該協働はまた、インターフェース要素1の2つの安定軸方向位置と、インターフェース要素1の第3の、不安定軸方向位置を定義することを可能にする。
第2設定レバー3は、自身では、噛み合い噛合33、71を介して、制御可動部7に接続される。このため、第2設定レバー3は、制御可動部7の第5歯列71と噛み合う第4歯列33を含む。第2設定レバー3の角度位置は、第2割出装置5により保証される。第2割出装置は、好ましくは、(例えばくちばしを形成する)第2機能表面52が設けられた第2ばね51と、(図4及び5に示すように、例えば星形車の歯を形成する)第3機能表面72が設けられた制御可動部7とを含む。より具体的には、第3機能表面72と第2機能表面52との協働は、第2設定レバー3の3つの安定角度位置を定義することを可能にする。更に、選択装置200の所定の構成において、第2設定レバー3はまた、インターフェース要素1の安定軸方向位置決めにも寄与する。
制御可動部7は、有利には、フレーム100上で旋回される、特にフレーム100の平面Pに垂直に旋回される。
インターフェース要素1の所定の第1安定位置から所定の第2安定位置への通過にあたり、第1設定レバー2は、第1設定レバー2の第3スタッド23を理由として、第2設定レバー3を駆動することもでき、第3スタッド23は、第2設定レバー3の楕円切欠31を通じ、第2設定レバー3上で旋回する、爪部材6と協働可能である。
しかしながら当該協働は、インターフェース要素1の前の位置と、インターフェース要素1が曝される作用とによって決定する。このため、第5戻しばね62は、爪部材6を、特にそのくちばし61を、第3スタッド23の経路に維持する傾向にある一方、フレーム100に形成された切欠99は、くちばし61を第3スタッド23の経路に存在させることができるか否かを制御可能にする。爪部材6は、例えば、くちばしが設けられたレバーである。より具体的には、爪部材6は、切欠99の周囲により形成された輪郭と協働することが意図される、第4スタッド63を含む。当該輪郭と第4スタッド63のそれぞれの設計は、フレーム100に対する第2設定レバー3の角度位置により決定する、爪部材6の位置を制御することを可能にする。換言すれば、第2設定レバー3の角度位置により、爪部材6が、より具体的にはそのくちばし61が、第3スタッド23の経路に存在するか否かが決定する。
更に、第1設定レバー2の当該第3スタッド23はまた、第2設定レバー3の楕円切欠31と協働可能である。
このため、選択装置200は、特に設定レバー装置150は、設定レバー2とレバー3とを特定の稼働構成に固定するよう配置された、爪部材6を含む。当該爪部材6の位置は、設定レバー2及びまたはレバー3の位置に応じて、切欠99の周囲により形成された輪郭により、少なくとも部分的に制御される。より具体的には、爪部材6は、機能選択用装置200の少なくとも1つの構成において、第1及び第2設定レバー2、3の間のあらゆる相対運動を係止可能なように、フレーム100の切欠99により形成された輪郭と協働可能である。
究極的には、2つの設定レバー2、3の相対位置、及びフレーム100に対するそれらの相対位置は、有利には、時計ムーブメント900の4つの異なる機能の作動を可能にする、4つの別個の構成を選択可能にする。インターフェース要素1の異なる位置の順序、及び選択装置200の構成を、以下に詳細に説明する。
有利には、設定レバー装置150、第1位置割出装置4、及び第2位置割出装置5は、インターフェース要素1の安定位置が、
- 第1位置割出装置4、または
- 第2位置割出装置5、
のいずれかにより決定されるよう配置される。
- 第1位置割出装置4、または
- 第2位置割出装置5、
のいずれかにより決定されるよう配置される。
また有利には、設定レバー装置150は、インターフェース要素1の単独の安定位置P2、または中間位置について、特にインターフェース要素1の2つの安定端部位置P1及びP3の間の、インターフェース要素1の単独の安定位置P2について、選択装置200の少なくとも2つの別個の選択構成を定義するよう配置される。好ましくは、第2及び第3構成は、当該インターフェース要素1の位置P2からの、インターフェース要素1の前後運動の結果、選択可能である。
インターフェース要素1のこれら3つの位置P1、P2、及びP3は、4つの別個の構成で、機能選択用装置200を構成することを可能にする。これら4つの構成は、ユーザが、時計ムーブメント900の異なる機能を作動させることを可能にするために、時計機構800の巻き上げ及び調整用の異なる輪列の起動を可能にする。具体的には、
- 第1構成C1は、巻き上げ動力伝達装置300を介して、小型時計を手動で巻き上げることを可能にする、
- 第2構成C2は、第1調整輪列400の第1セットアップによる、日付の表示の調節を、特に二方向調節を可能にする、
- 第3構成C3は、第1調整輪列400の第2セットアップによる、曜日の表示の調節を、特に一方向調節を可能にする、
- 第4且つ最終構成C4は、第2調整輪列500による、ムーブメントを正しい時刻に設定することを可能にする。
- 第1構成C1は、巻き上げ動力伝達装置300を介して、小型時計を手動で巻き上げることを可能にする、
- 第2構成C2は、第1調整輪列400の第1セットアップによる、日付の表示の調節を、特に二方向調節を可能にする、
- 第3構成C3は、第1調整輪列400の第2セットアップによる、曜日の表示の調節を、特に一方向調節を可能にする、
- 第4且つ最終構成C4は、第2調整輪列500による、ムーブメントを正しい時刻に設定することを可能にする。
有利には、選択装置200は、異なる時計機能の簡単且つ直感的な選択を可能にする。
- 第1構成C1は、インターフェース要素1を作動の第2方向D2へ動作させることにより達成される、インターフェース要素1の端部位置の間に存在する、第1位置P1により定義される。
- 第2構成C2は、第2位置P2により定義され、インターフェース要素1が第1位置P1から第1方向D1へ引っ張られた後でのみ選択が可能になる。
- 第3構成C3もまた、インターフェース装置1が、第2位置P2から第3位置P3をまたは第3位置P3の近傍を過渡的に通過した後に、第2位置P2へ戻る前後運動を実施し、インターフェース要素の第2位置P2により定義される。当該過渡的状態において、位置P3は不安定である。第3位置P3またはその近傍からのインターフェース要素1の戻り運動が、有利には、選択装置の第2及び第3構成を区別可能にする。
- 第4構成C4は、自身では、インターフェース装置1の作動の第1方向D1へ動作させることにより達成される、インターフェース要素1の端部の間に存在する、インターフェース要素1の第3位置P3により定義される。当該最終構成を選択するために、まず第3構成C3を選択しなければならないため、第2構成C2と混同されることはない。
- 第1構成C1は、インターフェース要素1を作動の第2方向D2へ動作させることにより達成される、インターフェース要素1の端部位置の間に存在する、第1位置P1により定義される。
- 第2構成C2は、第2位置P2により定義され、インターフェース要素1が第1位置P1から第1方向D1へ引っ張られた後でのみ選択が可能になる。
- 第3構成C3もまた、インターフェース装置1が、第2位置P2から第3位置P3をまたは第3位置P3の近傍を過渡的に通過した後に、第2位置P2へ戻る前後運動を実施し、インターフェース要素の第2位置P2により定義される。当該過渡的状態において、位置P3は不安定である。第3位置P3またはその近傍からのインターフェース要素1の戻り運動が、有利には、選択装置の第2及び第3構成を区別可能にする。
- 第4構成C4は、自身では、インターフェース装置1の作動の第1方向D1へ動作させることにより達成される、インターフェース要素1の端部の間に存在する、インターフェース要素1の第3位置P3により定義される。当該最終構成を選択するために、まず第3構成C3を選択しなければならないため、第2構成C2と混同されることはない。
このため、インターフェース要素1の運動学を介して、機能選択用装置200の全ての構成を区別することができることは明らかである。
安定であり、フレーム100内へ最も遠くまで押し入れられる、インターフェース要素1の第1端部位置P1は、時計ムーブメント900の巻き上げ輪列を手動で作動することを可能にする、選択装置の第1構成C1を定義することを可能にする。
インターフェース装置1の第2の、中間安定位置P2は、
- 時刻関連情報の第1項目を表示する機能を調整する、第1の、一方向または二方向調整輪列を作動することを可能にする、機能選択用装置の第2構成C2と、
- 時刻関連情報の第2項目を表示する機能を調整する、第2の、一方向または二方向調整輪列を作動することを可能にする、機能選択用装置の第3構成C3と、
を定義することを可能にする。
- 時刻関連情報の第1項目を表示する機能を調整する、第1の、一方向または二方向調整輪列を作動することを可能にする、機能選択用装置の第2構成C2と、
- 時刻関連情報の第2項目を表示する機能を調整する、第2の、一方向または二方向調整輪列を作動することを可能にする、機能選択用装置の第3構成C3と、
を定義することを可能にする。
例えば、第1調整輪列は、日付の表示を調節する調整輪列(特に二方向調整輪列)であり、第2調整輪列は、曜日の表示を調整する調整輪列(特に一方向調整輪列)である。
また例として、第1調整輪列は、時間帯の表示を調整する調整輪列(特に二方向調整輪列)であってもよく、第2調整輪列は、日付の表示を調整する調整輪列(特に一方向調整輪列)であってもよい。
最後に、安定であり、フレーム100から外に最も遠くまで引っ張られる、インターフェース要素1の第3端部位置P3は、時間を調整する調整輪列を作動可能な、選択装置の第4構成C4を定義することを可能にする。
機構800は、図1から14に図示する、時計1000の第1実施形態の変形例に基づき、以下に詳細に説明される。
図2は、制御心棒1が第1位置P1にある、機能選択用装置200の第1構成C1を理由として稼働可能な、巻き上げ動力伝達装置300の一部を図示する。当該巻き上げ動力伝達装置300は、この場合、制御心棒1に直角に搭載された巻き上げ機構ピニオン10と噛み合う、第1丸穴車301を含む、垂直クラッチ装置を含む。当該第1丸穴車301は、軸A1に沿った制御心棒1の軸方向位置により制御される、垂直クラッチ装置の状態に応じて、第2丸穴車302と噛み合い可能である。第2丸穴車302に固定される、摺動軸303は、戻りばね304の圧力によって、制御心棒1の第2溝1bの底に配置される。これにより、第1丸穴車301と第2丸穴車302は、互いに噛み合い、ムーブメントの手動巻き上げを可能にする。制御心棒1が他の位置P2、P3にある場合、摺動軸303は第2溝1bの外にあり、これにより第2丸穴車302を第1丸穴車301から解放する。このような垂直クラッチ装置は、例えば、特許文献5で開示される。
第1調整輪列400は、制御心棒1に直角に搭載された、摺動ピニオン11の第1歯列11aにより噛み合い可能である。より具体的には、制御心棒1が第2位置P2にあるとき、摺動ピニオン11は、摺動ピニオン11の歯列11aが、第1調整輪列400の第1ピニオン401の第3の、前部歯列401aと噛み合い可能なように、フレーム100上で旋回するレバー12により位置決めされ、制御可動部7により制御される。当該第1ピニオンは、可動部403を介して修正可動部404を駆動するために設けられる。当該修正可動部404は、時計機構800のレバー14により制御される、レバー402上で旋回されるという特定の特徴を有する。修正可動部404は、レバー402に対して固定された、軸周りに回転可能である。
特に図4に示すように、制御カムを含む制御可動部7は、それぞれレバー12、14と協働可能な、第3輪郭73と第4輪郭74を含む。戻しばね13及び戻しばね15は、それぞれ、レバー12、14を、それらが協働可能な、制御可動部7の第3及び第4輪郭73、74に向けて戻す傾向にある。
装置200が第2構成C2または第3構成C3に構成されると、可動部7の第3輪郭73は、摺動ピニオン11の第1調整輪列400との噛み合いを可能にするため、ばね13の影響下で、レバー12を解除することが可能になる。
装置200が第2構成C2または第3構成C3に構成されると、レバー402の位置決めを可能にするため、可動部7の第4輪郭74は、ばね15と協働するレバー14を制御することが可能になる。レバー14とレバー402との協働は、ここでは、特にレバー402のカム輪郭402aと接触により協働する、レバー14の第1ピン14aを介して行われる。
このため、1以上の時計機能を修正する時計機構800は、
- 修正可動部404と、
- 第1カムデスモドロミック接続要素14aを含む、レバー14と、
- レバー402と、
を含む。
- 修正可動部404と、
- 第1カムデスモドロミック接続要素14aを含む、レバー14と、
- レバー402と、
を含む。
レバー402は、
- 修正可動部404を案内する、少なくとも1つの第1要素402dと、
- 修正可動部404と接触する、少なくとも1つの第1摩擦要素402bと、
- 第1カムデスモドロミック接続要素14aと接触により協働するよう設けられた、第2カムデスモドロミック接続要素402aと、
を含むという、特定の特徴を有する。
- 修正可動部404を案内する、少なくとも1つの第1要素402dと、
- 修正可動部404と接触する、少なくとも1つの第1摩擦要素402bと、
- 第1カムデスモドロミック接続要素14aと接触により協働するよう設けられた、第2カムデスモドロミック接続要素402aと、
を含むという、特定の特徴を有する。
レバー402は、特に、軸402eまたは回転案内用要素402e上でフレーム100に対して旋回される。レバーは、好ましくは、回転案内用要素402eにおいて接続される2つの脚部であって、
- 一端において回転案内用要素402eを有し、他端において修正可動部404の案内用の少なくとも1つの第1要素402dと修正可動部404と接触する少なくとも1つの第1摩擦要素402bとを有する、第1脚部と、
- 一端において回転案内用要素402eを、他端において第2カムデスモドロミック接続要素402aを有する、第2脚部と、
を含む。
- 一端において回転案内用要素402eを有し、他端において修正可動部404の案内用の少なくとも1つの第1要素402dと修正可動部404と接触する少なくとも1つの第1摩擦要素402bとを有する、第1脚部と、
- 一端において回転案内用要素402eを、他端において第2カムデスモドロミック接続要素402aを有する、第2脚部と、
を含む。
カムデスモドロミック接続の作用を介して、レバー14の位置が、レバー402の位置または構成を決定する。
このため、レバー14とレバー402とは、レバー402をその軸402e周りの第1角度位置及び第2角度位置に位置させるよう構成され及びまたは配置され、第1角度位置は、第1修正機能、特に日付の表示の修正機能を起動させることを可能にし、第2角度位置は、第1修正機能を終了することを可能にする。
有利には、レバー14とレバー402は、レバー402をその軸402e周りの第3角度位置に位置させるよう構成され及びまたは配置され、第2修正機能、特に曜日の表示の修正機能を起動させることを可能にする。
好ましくは、レバー14及びレバー402は、第2角度位置において、第2修正機能が終了されるように構成され及びまたは配置される。
第1実施形態の図1から14に示す変形例において、第1カムデスモドロミック接続要素は、スタッド14aまたはピンであり、第2カムデスモドロミック接続要素は、カム輪郭402aである。代替的に、他の変形例において、第1カムデスモドロミック接続要素は、カム輪郭であってもよく、第2カムデスモドロミック接続要素は、スタッドまたはピンであってもよい。
特に、修正可動部404は、日付の表示の修正機406と、修正機406と一体に回転するギアホイール405とを含む。要素14及び74の協働により、(図7に示すように)修正可動部404の修正機406を日付ディスク600の歯列内に位置させること、または(図11に示すように)修正可動部404のギアホイール405を曜日の表示用の星形車700の歯列内に位置させること、または(図5、9、及び13に示すように)あらゆる調整機能から修正可動部404を解放することを可能にする。
好ましくは、レバー402は、少なくとも1つのアーム402cを含み、第1摩擦要素402bは少なくとも1つの摩擦表面402fを含み、少なくとも1つのアーム402cは、少なくとも1つの摩擦表面402fを修正可動部404に対して弾性的に戻すよう配置される。
特に図5に示すレバー402の特定の変形例において、当該レバー402は、より具体的には、2つの弾性変形可能アーム402cが設けられ、各アームは、好ましくは円筒の形状の、修正可動部の部分404aと接触により協働する、2つの支持表面402fを含む。レバー402の当該特定の変形例において、摩擦要素402bは、修正可動部の部分404aと接触により協働する2つの支持表面402fをそれぞれ含む、2つの弾性変形可能アームを介して用いられる。このように設定されると、摩擦要素402bは、修正可動部の部分404aに対して、少なくとも1つの(摩擦係数の影響を含む)半径方向または実質的に半径方向の力を付与する。
レバー402の当該特定の変形例において、4つの支持表面402fは、レバー402内に修正可動部の部分404aを嵌合させるハウジングを定義する。好ましくは、支持表面402fは、修正可動部404の部分404aの周りに均等に分配される、即ちあらゆる2つの隣接する支持表面間の角度間隔は、同一であるまたはおおよそ同一である。
レバー402の当該特定の変形例において、修正可動部404を回転案内する要素402dは、修正可動部の部分404aと接触により協働する支持表面402fにより実施される。当該特定の場合において、修正可動部404を回転案内する要素402dと摩擦要素402bとは、このように、一致するまたは同一要素により形成される。
好ましくは、レバー402は一体である。レバー402は、例えば、板から切り出されることでまたはLIGAといった電鋳技術により、得られる。
有利には、レバー402は単一の高さを含んでもよく、これは、
- 修正可動部を回転案内する、及び
- レバー14との接触により自身の位置を制御する、
機能は、単一の高さにおいてまたはレバーがその中で主として延長するレバーの主平面を構成する単一の平面内で保証されること、または共通の平面を有すること、を意味する。
- 修正可動部を回転案内する、及び
- レバー14との接触により自身の位置を制御する、
機能は、単一の高さにおいてまたはレバーがその中で主として延長するレバーの主平面を構成する単一の平面内で保証されること、または共通の平面を有すること、を意味する。
このため、レバー402の厚さまたはレバーの厚さに関する空間要求は、減少可能である。厚さまたは厚さに関する空間要求は、200μmより小さくても、または150μmより小さくてもよい。
修正可動部の部分404aに作用する摩擦要素402bによりもたらされる摩擦トルクは、特に調整輪列400の回転の方向に応じて、レバー402とその修正可動部を、レバー402を回転案内する要素402e周りに旋回させることを可能にする。このため、調整輪列に与えられた回転方向の逆転のそれぞれは、修正可動部の回転の影響下にあるレバー402の回転をもたらすことを可能にする。
当該レバー402は、この場合、レバー14のスタッド14aと協働するために設けられた、溝の形状の輪郭402aを含むという特定の特徴を有する。有利には、溝402aは、3つの別個の部分1402a、2402a、3402aが設けられる。要素14aと402aとの間の協働は、レバー402の案内要素402e周りの少なくとも3つの角度位置を定義することを可能にする。
より具体的には、機能選択用装置200が第2構成C2にあるとき、スタッド14aは、(図7に示すように)修正可動部404が日付の表示の二方向調節を実施可能なように、レバー402の角度位置を係止することを可能にする。当該第2構成において、レバー14のスタッド14aは、溝402aの第1部分1402aに存在する。当該第1部分は、軸402e周りのレバー402のあらゆる予想外の回転を防止する、スタッド14aの両側に配置された、スタッドと側面との間に遊びを考慮した、2つの平行なまたは実質的に平行な側面を含み、2つの側面間の距離は、遊びを考慮した、スタッドの直径に対応する。これら側面のそれぞれは、レバー14の旋回軸A14を通過する第1点とスタッド14aの中心を通過する第2点により定義される線分に対して約90°の角度を形成する。換言すれば、側面は、軸A14に対して、正放線状または実質的に正放線状に配置される。このため、各側面は、軸402eに対して正放線の方向に、非ゼロ角度(例えばおよそ90°)を形成する。このような設計は、可動部401、403、404のそれぞれの軸周りの回転により潜在的に起動された要素402b、402c、402dの影響下で、軸402e周りのレバー402のあらゆる予想外の回転を防止する。当該第2構成C2において、戻りばね15の影響下のレバー14は、第2設定レバー3に接続された制御可動部7の輪郭74内に形成された凹部内に位置付けられる。
機能選択用装置200が第3構成C3にあるとき、スタッド14aは、(図11に示すように)修正可動部404が曜日の表示の一方向調整を実施可能なように、レバー402を、回転の自由度を有することを可能にしつつ、位置させることを可能にする。当該第3構成C3において、スタッド14aは、溝402aの第3部分3402a内に配置される。当該第3部分3402aは、レバー402が、それぞれの軸周りの可動部401、403、404の回転により潜在的に起動された要素402b、402c、402dの影響下で歯車405が曜日表示用歯車700と噛み合い可能な角度位置に到達可能なように、所定の角度範囲にわたり軸402e周りにレバー402を回転可能にするよう成形され配向された側面を含む。より具体的には、軸402eの正放線方向での、第3部分3402aの2つの側面間の距離は、スタッド14aの直径より大きい。例えば、当該距離は、スタッド14aの直径の約3倍である。
他の構成C1とC4において、スタッド14aにより定義され続けるレバー402の位置は、(図5及び13に示すように)修正可動部404が日付または曜日の表示器の範囲外にあるようにされる。これら構成C1及びC4において、レバー14のスタッド14aは、溝402aの第2部分2402aに存在する。当該第2部分は、スタッド14aの両側に配置され、スタッドと側面との間に遊びを考慮し、軸402e周りのレバー402のあらゆる予想外の回転を防止する、2つの平行なまたは実質的に平行な側面を含み、2つの側面間の距離は、遊びを考慮した、スタッドの直径に対応する。これら側面のそれぞれは、軸A14を通過する第1点とスタッド14aの中心を通過する第2点により定義される線分に対して約45°の角度を形成する。各側面はまた、軸402eに対して正放線の方向に、非ゼロ角度を形成する。
第1構成C1において、レバー14は、戻しばね15に対抗して設定レバー2により、特に設定レバー2の輪郭24により、保持されるという特定の特徴を有し、設定レバー2は、自身が第1軸方向位置P1に位置付けられる制御心棒1により位置付けられる。
第4構成C4において、レバー14は、可動部7の輪郭74により、ばね15に対抗して位置され、可動部7は、自身が第3軸方向位置P3に位置付けられる制御心棒1により位置付けられる。当該第4構成において、第2調整輪列500は、ムーブメントを正確な時刻に設定することを可能にする。より具体的には、機能選択用装置200は、摺動ピニオン11の第2前部歯列11bが第2輪列500の第2ピニオン501と噛み合うように、時計機構800を設定し、これによりユーザがムーブメントを正確な時刻に設定することを可能にする。より具体的には、当該構成において、可動部7の輪郭73は、摺動ピニオン11の第2前部歯列11bが、第2輪列500の第2ピニオン501と噛み合うように、レバー12を位置決めすることを可能にし、これによりユーザがムーブメントを正確な時刻に設定することを可能する。
インターフェース要素1の、特に制御心棒1の、様々な位置の順序と、選択装置200の構成の順序を、図1から14に図示する時計1000の第1実施形態の変形例を基に、以下に詳細に説明する。
図5と6に図示された、機能選択用装置200の第1構成C1は、ムーブメント900の巻き上げ用構成を定義する。制御心棒1は第1位置P1にあり、巻き上げ動力伝達装置300を起動または動作可能にし、第1割出装置4によってその位置に保持される。より具体的には、第1設定レバー2の第2スタッド22は、第1ばね41の第1機能表面42の第1側面42aによりその位置に保持される。
第2設定レバー3は、自身では、第2割出装置5によりその位置に保持される。より具体的には、第2設定レバー3は、この場合は可動部7の第3機能表面72の第1割出切欠72aと協働する、第2機能表面52によりその位置に保持される。
当該第1構成において、爪部材6は、第3スタッド23の経路から除去される。より具体的には、第4スタッド63とフレーム100内の切欠99の輪郭のそれぞれの形状が、第3スタッド23の範囲からくちばし61を外すことを可能にする。
当該第1構成において、レバー12、14は、制御心棒1と第1設定レバー2の配置を理由として、この場合は制御可動部7の第3及び第4輪郭73、74の範囲外にある。
より具体的には、摺動ピニオン11は、この場合、レバー14が第2輪郭24を介して第1設定レバー2によりその位置に保持される中、あらゆる調整輪列から解放されるよう、制御心棒1の支持表面に対してレバー12により戻される。当該構成において、レバー402は、修正可動部404が日付ディスク及び曜日表示用星形車の範囲から外れるように、レバー14により位置付けられる。
第1構成C1から第2構成C2への通過:
機能選択用装置200を図7及び8に示す第2構成C2に構成するためには、制御心棒1を、第1位置P1から第2位置P2へ、第1方向D1へ引っ張る必要がある。当該動作中、第1設定レバー2の第3スタッド23は、第2設定レバー3を駆動することなく、第2設定レバー3の楕円切欠31に沿って自由に通過する。制御心棒1と第1設定レバー2は、その後、第1設定レバー2の第2スタッド22と協働する第1ばね41の第2側面42bに形成された、凹部により割り出される。当該第2構成C2において、第2設定レバー3の位置は、第1構成C1と比較して変化しないままである。
制御可動部7と爪部材6は、動かないままであり、爪部材6は、第3スタッド23の経路の範囲外に留まる。
第1方向D1への制御心棒1の軸方向運動は、巻き上げ動力伝達装置300の解放と、第1調整輪列400の締結を引き起こす。ばね13の影響下でのレバー12の運動は、第3輪郭73がこの場合は当該自由度を許可するよう設計されているため、可能である。
当該構成において、レバー14はもはや第1設定レバー2の第2輪郭24により保たれておらず、これによりレバー402を、修正機406が日付ディスク600の歯列内に、特にそのピッチ円直径において配置されるという事実により特徴づけられる、軸402e周りの安定角度位置に位置させることを可能にする。レバー12について、レバー14の運動は、輪郭74がこの場合は当該自由度を許可するよう設計されているため、可能である。
より具体的には、当該第2構成において、摺動ピニオン11の歯列11aは、第1調整輪列400のピニオン401の前部歯列401aと噛み合う。当該第1ピニオンは、軸402e周りに旋回される可動部403を用いて、修正可動部404を駆動する。
第2構成C2から第3構成C3への通過:
再度制御心棒1を引くことで、制御心棒は、制御心棒1がユーザにより解除された後に、第1ばね41の影響下で、第2位置P2に戻る前に、第3位置P3に一時的に到達する。
制御心棒1が第3位置P3において一時的に存在する過渡的な不安定状態は、図9及び10に図示される。制御心棒1の当該不安定位置は、機能選択用装置200を曜日の表示の一方向調整を可能にするよう構成することを可能にする。
第3位置P3に向かって制御心棒1を引く動作中に、第1設定レバー2は、第2設定レバー3を駆動し、第2設定レバー3はその後制御可動部7を駆動する。これは、第1設定レバー2の第3スタッド23を理由として可能になり、第2構成C2において当該第1端部に既に配置されている第3スタッド23は、第2設定レバー3の楕円切欠31の第1端部を押圧する。
当該回転運動の終わりに、第2設定レバー3は、第2割出装置5を理由として新たな位置に保持される。より具体的には、第2設定レバー3は、ここでは可動部7の第3機能表面72の第2割出切欠72bと協働する、第2機能表面52によって、新たな位置に保持され、可動部7は、噛み合い接続33、71を介して第2設定レバー3と接続される。
このため、制御心棒1が不安定位置にある中で、第2設定レバー3は、自身では、第2割出装置5により定義される安定位置にある。
当該第2設定レバー3の新たな安定位置において、フレーム100に形成された切欠99の輪郭は、爪部材6を解除することを可能にする。このため、第5戻しばね62の影響下で、爪部材6は、第3スタッド23の経路内に存在する。より具体的には、ここではくちばし61の第4側面61aが、第3スタッド23と接触する。
制御心棒1と同様に、第1設定レバー2もまた不安定位置にあり、第1設定レバー2の位置は、第1割出装置4により定義されない。より具体的には、第1設定レバー2の第2スタッド22は、第1ばね41の第3側面42c上に位置し、第1ばね41は、ユーザが制御心棒1を解除した後に、制御心棒1を、第2側面42bの凹部内の、第2位置P2へ戻す傾向にある。当該最終動作後に、機能選択用装置200は第3構成C3に構成される。当該構成は、図11及び12に図示される。
制御心棒1が第2位置P2に戻ると、第1設定レバー2の第3スタッド23は、爪部材6のくちばし61の第4側面61aを押し戻す。当該爪部材6は、これにより邪魔にならない場所に移動し、第3スタッド23がくちばし61の反対側へ通過することを可能にする。その後スタッド23は、くちばし61の第5側面61bと楕円切欠31の第2端部との間で係止される。第1及び第2設定レバーは、その後、一体として回転するよう固定される。このため、第1及び第2設定レバー間のあらゆる相対回転運動は不可能である。
当該第3構成C3において、第1及び第2設定レバーは、このように、第2割出装置5により安定位置に割り出される。延長線上で考えると、制御心棒1もまた、第2割出装置5により安定位置に割り出される。
当該第3構成C3において、レバー12はこの場合、第2構成C2で定義される位置に維持され、これにより摺動ピニオン11が第1調整輪列400と噛み合い続けることを可能にする。
反対に、制御可動部7の輪郭74は、レバー14が曜日の調整を可能にするようレバー402を構成するために、レバー14を作動させる。特に、これは、修正可動部404の歯車405が、曜日歯車700の歯列と噛み合うことで、曜日の表示の一方向調節を実施することを可能にする。
このため、当該第3構成において、摺動ピニオン11、第1ピニオン401、可動部403及び修正可動部404は、噛み合ったままである。機構の第2構成C2から第3構成C3への通過を可能にする制御心棒1の前後運動により制御される、制御可動部7の回転の影響下で、レバー14の位置のみが変更される。より具体的には、当該第3構成において、レバー14は、制御可動部7の輪郭74に形成された突起により位置決めされる。
第3構成C3から第4構成C4への通過:
第1方向D1への制御心棒1の新たな牽引により、制御心棒1が第3安定位置P3に到達することを可能にし、機能選択用装置200の第4構成C4を定義することを可能にする。当該構成は、図13及び14に図示される。
制御心棒1の位置P2から位置P3への通過中、第1設定レバー2は、自身と共に第2設定レバー3を駆動し、当該設定レバーは、要素23、31及び6を介して一体として回転するよう固定される。
その後、第2設定レバー3は、第2割出装置5により新たな安定位置に保持される。より具体的には、ここでは、第2機能表面52は、可動部7の第3機能表面72の第3割出切欠72cと協働する。
延長線上で考えると、第1設定レバー2もまた、第2割出装置5を介して安定位置に保持される一方、第2設定レバースタッド22は、第1ばね41の第3側面42c上に存在し続ける。
当該第4構成において、レバー12は、摺動ピニオン11が第2調整輪列500と噛み合い可能なように、輪郭73により作動される。
レバー14は、自身では、修正可動部404が日付ディスクの歯列、また曜日星形車の歯列の範囲外にあるよう、レバー402が位置付けられるように、輪郭74により作動される。
このように、ユーザは、ムーブメントを正確な時刻に設定することができる。
第4構成C4は、レバー14が設定レバー2の輪郭24によりその位置に保持されるのではなく、第2設定レバー3と運動学的に接続された制御可動部7の輪郭74により保持される点で第1構成と異なり、第2設定レバー3は、以前は制御心棒1により位置され、制御心棒1は第1設定レバー2を用いて第3軸方向位置P3に位置付けられる。
第2構成C2から第1構成C1への通過:
第2構成C2から、制御心棒1を位置P2から位置P1へ第2方向に押し戻すことで、第1設定レバー2は、簡単に第1構成C1に再構成される。より具体的には、第2設定レバースタッド22は、第1ばね41の第2側面42bから第1側面42aへ通過する。
制御心棒1の位置P1への帰還は、巻き上げ動力伝達装置300の再度の噛み合いを可能にする。同時に、制御心棒1は、摺動ピニオン11を第1調整輪列400から解放する。
この同じ動作で、第1設定レバー2は、レバー14を押し戻し、レバー402上で旋回する修正可動部404を、日付ディスクの歯列と曜日星形車の歯列の範囲外にさせる。
第3構成C3から第1構成C1への通過:
第3構成C3から、制御心棒1が第2位置P2から第1位置P1へ押し戻されると、第1構成C1のみが選択可能である。
制御心棒1を第2方向D2へ押し戻すことで、制御心棒1は、機能選択用装置200を第1構成C1に再構成するため、第1及び第2設定レバー2、3を同時に駆動する。これは、第3構成C3では、第3スタッド23が楕円切欠31と当接することにより可能になる。
その後、第3構成C3で第3スタッド23の経路内に存在する爪部材6のくちばし61は、第4スタッド63と切欠99の輪郭との協働を理由として、再度、第3スタッド23の範囲外となる。
第4構成C4から第1構成C1への通過:
第4構成C4からは、第3構成C3同様、制御心棒1を第2方向D2へ押し戻すことによって第2構成C2を選択することはできない。第1心棒1を押し戻すことにより、第3及び第1構成C3、C1のみが達成可能である。
当該第4構成C4において、第1及び第2設定レバー2、3の相対位置は、第3構成C3から既知の相対位置と同一である。このため、第4構成C4から第1構成C1への帰還中の設定レバー2、3の運動学は、第3構成C3から既知のものと実質的に同一である。このため、制御心棒1は、第1設定レバー2を駆動し、第1設定レバー2は、楕円切欠31と接触する第3スタッド23を理由として、第2設定レバー3を駆動する。
同様に、爪部材6のくちばし61は、第4スタッド63と切欠99の輪郭との協働を理由として、第3スタッド23の経路から除去される。
時計1000’の第2実施形態を、図15から21を参照して以下に説明する。
好ましくは、第2実施形態は、第1実施形態とは、その特徴の一部のみで異なる。
このため、第1実施形態の要素から由来する(同一または実質的に同一の構造及びまたは同一または実質的に同一の機能を有する)第2実施形態の要素の参照番号は、アポストロフィー「’」が追加される。
時計1000’は、例えば小型時計であり、特に腕時計である。
時計1000’は、自身を外部環境から保護するために、時計ケーシングまたはケース内に搭載されることが意図される、時計ムーブメント900’を含む。
時計ムーブメント900’は、電子式ムーブメントであってもよく、機械式ムーブメント、特に自動式ムーブメントであってもよい。 時計ムーブメント900’は、時計機構800’を含む。
時計1000’、特に時計ムーブメント900’、とりわけ時計機構800’は、時計機能選択用装置200’を含む。時計1000’、特に時計ムーブメント900’、とりわけ時計機構800’はまた、好ましくは、
- 巻き上げ動力伝達装置と、
- 第1調整動力伝達装置と、
- 第2調整動力伝達装置と
を含む。
- 巻き上げ動力伝達装置と、
- 第1調整動力伝達装置と、
- 第2調整動力伝達装置と
を含む。
時計機能選択用装置200’は主として、
- 設定レバー装置150’と、
- フレーム100’と、
を含む。
- 設定レバー装置150’と、
- フレーム100’と、
を含む。
有利には、設定レバー装置150’は、フレーム100’上に可動に搭載されたレバー2’、特に第2設定レバー2’と、フレーム100上にまたは設定レバー2’上に可動に搭載されたレバー3’とを含み、選択装置200’はまた、
- 設定レバー2’に作用するように配置された、第1位置割出装置4’と、
- レバー3’に作用するように配置された、第2位置割出装置5’と、
を含む。
- 設定レバー2’に作用するように配置された、第1位置割出装置4’と、
- レバー3’に作用するように配置された、第2位置割出装置5’と、
を含む。
代替的にまたは追加で、時計機能選択用装置200’はインターフェース要素1、特に制御心棒1を含んでもよく、設定レバー装置150’は、
- インターフェース要素1のn個の安定位置、ここでn≧3、及び
- 選択装置200’のm個の選択構成、
を定義するよう配置されてもよく、ここでm≧n+1である。
- インターフェース要素1のn個の安定位置、ここでn≧3、及び
- 選択装置200’のm個の選択構成、
を定義するよう配置されてもよく、ここでm≧n+1である。
当該第2実施形態は、主として、爪部材の配置と、様々な巻上及び調整輪列の選択用装置によって、第1実施形態と異なり、制御可動部を含まないという特定の特徴を有する。
更に、第2実施形態は、第2位置割出装置5’が、(二重くちばしを形成する)第2機能表面52’が設けられた第2ばね51’と、第2設定レバー3’に固定された第5スタッド34’を含むという点で、第1実施形態とは異なる。第2機能表面52’と第5スタッド34’との協働により、第2設定レバー3’の3つの安定角度位置を定義することが可能になる。
第1実施形態と比べると、第2実施形態の爪部材6’は、スタッドの代わりに第4機能表面63’を含む。当該第4機能表面は、フレーム100’内の切欠99’の周囲により形成された輪郭と協力することが意図される。当該爪部材の運動学と、爪部材が協働可能な部品の運動学は、第1実施形態から既知のものと同一である。
当該第2実施形態の2つのレバー12’、14’の制御は、ここでは制御可動部経由では行われない。レバーは、第1及び第2設定レバー2’、3’により、直接制御される。にもかかわらず、様々な巻上及び調整輪列は、第1実施形態から既知の態様で、同様に稼働する。
更に、第1実施形態同様、第2輪郭24’、またはこの場合にはより具体的には第6スタッド24’もまた、レバー14’と協働可能である。
更に、当該第2実施形態は、同軸に配置された、第2スタッド22’、第3スタッド23’、及び第6スタッド24’を有するという、特定の特徴を有する。
第1実施形態同様、第2実施形態にかかる機能選択用装置200’は、(図16に示すように)第1設定レバー2’と第2設定レバー3’のおかげで、時計機構800’の異なる機能を選択することが可能となり、第1設定レバー2’及び第2設定レバー3’は、制御インターフェース要素1の3つの軸方向位置P1、P2、及びP3により定義される、4つの別個の構成C1、C2、C3、及びC4にそれぞれ設定されることができる。
2つの実施形態間の上述の設計差異以外では、当該第2実施形態における異なる構成の選択は、第1実施形態における選択と実質的に同一または同等である。その結果、一構成から他の構成への通過を説明する第1実施形態の全ての記載は、いくつかの上述の構成上の差異とは無関係に、当該第2実施形態に置き換え可能である。
図17は、第1構成C1にある機能選択用装置200’を図示する。
図18は、第2構成C2にある機能選択用装置200’を図示する。
図19は、第2構成C2から第3構成C3への通過中の、機能選択用装置200’の制御心棒1が一時的に第3位置P3にある、過渡的な不安定状態を図示する。
図20は、第3構成C3にある機能選択用装置200’を図示する。
図21は、第4構成C4にある機能選択用装置200’を図示する。
上述の時計機能選択用装置、または上述の時計機構、または上述の時計ムーブメント、または上述の時計の稼働方法を実施する態様を、以下に説明する。
方法は、
- インターフェース要素1が第1安定位置P1から第2の、中間安定位置P2へ動かされると、選択装置200;200’は、第2構成C2に構成される、
- インターフェース要素1が第2の、中間安定位置P2から、特に第1牽引方向へ、前後運動され、第2の、中間安定位置P2へ戻される運動が実施されると、選択装置200;200’は、第3構成C3に構成される、
ステップを含む。
- インターフェース要素1が第1安定位置P1から第2の、中間安定位置P2へ動かされると、選択装置200;200’は、第2構成C2に構成される、
- インターフェース要素1が第2の、中間安定位置P2から、特に第1牽引方向へ、前後運動され、第2の、中間安定位置P2へ戻される運動が実施されると、選択装置200;200’は、第3構成C3に構成される、
ステップを含む。
有利には、インターフェース要素1が第3安定位置P3から第2の、中間安定位置P2へ動かされると、選択装置200;200’は、第3構成C3に構成される。
選択装置の異なる構成を選択することを可能にする、様々な実行可能なインターフェース要素1の操作または作動を、以下に説明する。
第1構成C1から第2構成C2への通過:
インターフェース要素1の第1位置P1は、機能選択用装置200;200’の第1構成C1を定義する。当該第1位置P1から、ユーザがインターフェース要素1を第1方向D1へ引っ張ると、インターフェース要素1は第2位置P2に到達し、それにより機能選択用装置200;200’を第2構成C2に設定する。
第2構成C2から第3構成C3への通過:
選択装置200;200’が第2構成C2にある、第2位置P2から、インターフェース要素1を再度第1方向D1に引くことができる。その後機能選択用装置200;200’は、インターフェース要素1がこの場合は不安定である第3位置P3またはP3に実質的に近い位置に到達すると、第3構成C3に設定される。この結果、インターフェース要素1がユーザにより解除されると、インターフェース要素1は第2安定位置P2に戻る。このため、インターフェース要素1は、装置を当該第3構成C3に設定するために、前後方向に移動する。
第3構成C3から第4構成C4への通過:
機能選択用装置200;200’を第4構成C4に構成するためには、最初に当該装置を第3構成C3に構成することが必要となる。このため、当該第3構成C3が選択されると、インターフェース要素1の新たな牽引により、選択装置200;200’を第4構成C4に設定することが可能になる。当該動作中、インターフェース要素1は、この場合は安定である第3位置P3に到達する。
第4構成C4から第3構成C3への通過:
インターフェース要素1の第3安定位置P3は、選択装置の第4構成C4を構成する。当該第3且つ最終位置P3から、インターフェース要素1を第2位置P2へ押し戻すことにより、選択装置200;200’は第3構成C3のみに再構成可能である。
第3構成C3から第1構成C1への通過:
機能選択用装置200;200’が事前にどの構成に置かれていたかに関わらず、インターフェース要素1を第2方向D2に押し戻すことにより、機能選択用装置を第2構成C2に構成することは不可能である。この場合の機構の順番は、インターフェース要素1を第1位置P1から引くことによって当該第2構成C2の選択を実施することを必要とする。この結果、インターフェース要素1が第2位置P2から押されると、インターフェース要素1は第1位置P1に不可避的に戻され、これにより選択装置200;200’を第1構成C1に設定する。
第2構成C2から第1構成C1への通過:
機能選択用装置200;200’が第2構成C2に設定されると、第2方向D2へのインターフェース要素1への圧力は、第1位置P1の達成を可能とし、これにより選択装置200;200’を第1構成C1に設定する。
このため、インターフェース要素1の第1位置P1から、インターフェース要素1に実施された引っ張りのそれぞれは、予め定められた順番であるC1、C2、C3、及びC4で、選択装置の異なる構成を連続して選択することを可能にする。
有利には、選択装置200;200’は、前後運動の実施により特徴付けられるインターフェース要素1の操作の後のみに、時刻を設定する機能に対応する第4構成C4に設定可能であり、これによって、機構に「秒針停止」や「てんぷ停止」が設けられている場合にユーザがムーズメントを誤って停止することを防止する。
好ましくは、機構または異なる機能選択用選択装置または当該機構に関する選択装置の構成を制御する制御インターフェースは、実施形態または実施形態の変形例に関わらず、同一である。
機能選択用装置は、小型時計の巻き上げと異なる機能の調整のそれぞれについての、時計機構の異なる輪列を動作可能にする。これら輪列は、例えば、実施形態にかかわらず同一または実質的に同一である。
上述の実施形態において、選択装置は、特定の時計機能を選択するために用いられた。しかしながら、本発明にかかる選択装置は、時計内に配置可能な全ての所望の時計機能を選択するために使用可能である。これらは、時計機能、特にスケジュールまたはカレンダ機能または時刻関連機能であってもよい。これらはまた、例えばアラームの制御または調整機能であってもよい。
実施形態において、直感的インターフェースを設けることで、例えば手動巻き上げ、日付表示の二方向調整機能、曜日の表示の一方向調整機能、また時刻設定機能を選択することも可能であり、この見かけの操作は、ユーザにとって、三位置機構の既知のインターフェースのものと実質的に同一である。
上述の実施形態及び変形例において、割出要素の位置の数は3つであり、選択装置の構成の数は4つである。しかしながら、これらの数は変更可能であり、特に増加可能である。例えば、インターフェース要素1の追加位置を含む、選択装置の変形例を構成することは十分に可能であり、これにより少なくとも1つの、新たな、追加構成を定義することが可能である。当該追加構成は、例えば、第3位置P3からインターフェース要素1を再度引っ張ることにより達成されてもよい。当該第3位置P3において、2つの設定レバーの相対運動は係止される。インターフェース要素1への追加の牽引は、第2設定レバー3;3’を、第2割出装置5;5’によって新たな角度位置に割出可能にする。第1設定レバー2;2’については、新たな角度位置に到達可能なように、第3側面42c;42c’を延長することで足りる。
更に、インターフェース要素1が第2位置P2に配置されているときに選択可能な2つの構成C2、C3は、もちろん、インターフェース要素の他の軸方向位置により定義可能である。機構はまた、2つの構成を選択可能な、インターフェース要素の少なくとも2つの軸方向位置を含んでもよい。更に、インターフェース要素の1つの軸方向位置について、2以上の構成を選択可能であってもよい。
第1割出装置4;4’の設計変形例において、第3側面42c;42c’を、第2側面42b;42b’の凹部に第1設定レバー2;2’を戻す傾向に無いように形作ることも可能である。このため、他の弾性要素が当該設定レバーを第2側面42b;42b’の凹部に戻してもよい。
爪部材6;6’用の第5戻しばね62;62’もまた、第1または第2設定レバー上ではなく、フレーム100;100’に支えられてもよい。反対に、第5ばね62;62’はまた、フレーム100;100’に内蔵され、爪部材6;6’に当接してもよい。
第2設定レバー3;3’上で旋回するのではなく、爪部材6;6’は、単純に、例えば当該設定レバー内に内包される、柔軟要素または内蔵ばねの形状であってもよい。この場合当該ばねは、フレーム100;100’と第1設定レバー2;2’と協働可能な、くちばしの形状に形付けられる。
上述の実施形態および変形例において、第1及び第2設定レバーは、同軸に配置される。もちろん、これら設定レバーが、このように配置されないことも可能である。第2設定レバー3;3’が、第1設定レバー2;2’と同軸に配置されてもされなくてもよい、被旋回レバーと同種であってもよい。
上述のように、第3構成C3の選択は、インターフェース要素1が第2位置P2から、この場合は不安定な第3位置P3へ引っ張られ、第2位置P2に帰還可能なようにユーザにより解除されることが必要となる。ある設計変形例において、不安定位置として知られる位置を、正確に第3位置P3に配置しないことも考えられる。特に、当該位置を、第3位置P3の先にまたは後方に配置することも簡単である。究極的に、インターフェース要素1の前後運動の振幅が、当該作動により爪部材6;6’が2つの設定レバーの相対運動を係止可能にするために必要最低限である必要がある。
図示しない他の実施形態において、時計機構800;800’は、機能選択用装置200;200’が選択可能な構成と同数の巻き上げ及びまたは調整輪列を含んでもよい。換言すれば、所定の構成の選択のそれぞれが、特定且つ専用の巻き上げまたは調整輪列の噛み合いに対応してもよい。
もちろん、図示しない他の実施形態において、時計機構800;800’は、垂直クラッチではなく、制御心棒と一体に回転し、制御心棒の方向に移動可能な摺動ピニオンにより噛み合う、手動巻き上げ駆動を含んでもよい。
上述した実施形態および変形例において、制御心棒1は、インターフェース要素1と直接噛み合う第1設定レバー2;2のインターフェース要素として作用する。もちろん、第1設定レバー2;2’は、例えば1以上のレバーまたは心棒を用いて、インターフェース要素1に非直接的に接続されてもよい。第1例において、機能の選択は、2つの心棒を運動学的に接続する手段を用いて、インターフェース要素1と平行な第2心棒上に配置された丸穴車により実施されてもよい。この種の配置は、丸穴車の位置を、ムーブメントの心棒に対してずらす必要がある、設計において特に見られる。第2例において、選択は、本明細書で説明するインターフェース要素1のものに近い心棒の並進の運動を制御する手段を用いて、当該代替のインターフェース手段の並進運動を介して、針の軸と平行な第2心棒上に配置された丸穴車により実施されてもよい。
同じ論理に従い、当該機能選択用装置を、他のインターフェース手段、例えば回転ベゼルを用いて起動することも十分に考えられる。換言すれば、選択装置の様々な構成の選択を可能にする、インターフェース要素1の様々な並進運動は、例えば回転ベゼルといった他のインターフェース手段の回転運動により代替可能である。
ユーザにとってあまり直感的ではないものの、上述のこれまでの方向D1及びD2を、逆転することもできる。機構全体の操作も、結果として逆転する。
第1及び第2割出装置4;4’、5;5’の要素は、第1及び第2設定レバー2;2’、3;3’を含む設定レバー装置150;150’の安定した位置決めを可能にするように、あらゆる形状で形作られてもよい。特に、第1及び第2割出装置4;4’、5;5の要素はまた、少なくともインターフェース要素1の第1安定位置のための第1設定レバー2;2’の安定位置決めと、少なくともインターフェース要素1の第2安定位置のための第2設定レバー3;3’の安定位置決めとを可能にするように、あらゆる形状で形作られてもよい。
好ましくは、実施形態または変形例に関わらず、選択装置または時計機構は、ユーザが操作可能な、単一のインターフェース要素1、特に単一の制御心棒1を含む。当該単一のインターフェース要素1の操作によって、ユーザは、
- 選択装置の全ての構成を選択する、
- 一部のまたは全ての時計機能を選択する、及び
- 時計機能のそれぞれを起動する、
ことができる。
- 選択装置の全ての構成を選択する、
- 一部のまたは全ての時計機能を選択する、及び
- 時計機能のそれぞれを起動する、
ことができる。
好ましくは、実施例または変形例に関わらず、選択装置または時計機能は、選択装置の各構成がインターフェース要素1の並進運動により定義され、これら構成のそれぞれにおいて、時計機能の作動がインターフェース要素の回転運動により実施されるよう、配置される。換言すれば、好ましくは、構成にかかわらず、ユーザは、インターフェース要素1の回転により選択装置の構成を変更することはできない。
好ましくは、実施形態または変形例に関わらず、選択装置の各構成において、時計機構は、インターフェース要素1の回転により、特にその回転方向に従って、1以上の時計機能に作用することができる。
また好ましくは、実施形態または変形例に関わらず、選択装置または時計機能は、インターフェース要素1の第1位置P1から、インターフェース要素1に実施される引っ張り動作が、連続して選択装置の異なる構成を、特にあらかじめ定義された順序であるC1、C2、C3、及びC4に従って、選択することを可能にするよう、配置される。このため、ユーザは、選択装置の異なる構成に到達するために、インターフェース要素1に引っ張り動作を実施するだけでよい。また好ましくは、実施形態または変形例に関わらず、選択装置または時計機構は、インターフェース要素1の引っ張り動作の適用により到達可能な最後の構成は、時刻設定に対応する構成であるよう、配置される。
本明細書を通じ、「設定レバー」は、好ましくはレバーであり、その位置がインターフェース要素により、特に制御心棒により、例えば制御心棒に設けられた溝と協働する設定レバースタッドを介して直接制御される、レバーと理解される。「設定レバー」はまた、好ましくは、その位置が他の設定レバーの作用により直接制御されるレバーと理解される。
本明細書を通じ、「上面図」は、文字盤側に位置するムーブメントの面からの図を意味する。
本明細書を通じ、「要素の割り出し」、「要素の角度割り出し」、または「要素の位置割り出し」は、要素の様々な安定位置の定義を意味する。これら安定位置は、不安定中間位置の連続により分離されてもよい。2つの安定位置または2つの被割出位置または2つの割出位置の間において、要素は、不安定または少ない安定の中間位置の連続を過渡的に通過する。
「安定位置」は、ユーザがインターフェース要素1を解除した後の、インターフェース要素1の、第1設定レバーの、または第2設定レバー(またはレバー)の所定の位置を意味する。特に、「安定軸方向位置」は、ユーザがインターフェース要素1を解除した後の、インターフェース要素1の所定の軸方向位置を意味する。
当該「安定位置」は、第1割出要素4;4’及びまたは第2割出装置5;5’により定義される。
「不安定位置」は、ユーザが維持する作用により独占的に定義される、インターフェース要素1の所定の位置を意味する。インターフェース要素1が解除されると、インターフェース要素1は、不安定位置と異なる、安定位置に戻る。
「設定レバー装置」150;150’は、少なくとも2つの、互いに接続され互いに対して可動な、被旋回レバーを含む装置を意味する。第1レバー2;2’は、「設定レバー」の定義に合致してもよく、設定レバーは制御心棒と直接噛み合う。第2レバー3;3’もまた同様に、設定レバーは第1レバー2;2’と実質的に同等の形状を有し、当該第2レバー3;3’は第1レバー2;2’と同軸に旋回するという理解の下で、設定レバーの定義と合致してもよい。しかしながら、当該第2レバーは、第1レバーと必ずしも同軸に旋回しなくてもよい。
本明細書を通じ、機能選択用装置の「構成」は、巻き上げ及びまたは調整輪列を噛み合わせるまたは動作することを可能にする、機構に関する要素の非常に特殊な配置または形状を意味する。
機構と作用可能なムーブメントの「機能」に関して、本明細書を通じ、「機能」はあらゆるエネルギー蓄積ばねの手動巻き上げ、スケジュールまたは時刻関連表示の、及びより一般的には時計上に配置可能なあらゆる追加機能のあらゆる修正を意味する。
「連続」機構は、ここでは、制御部材の同一の安定位置で選択装置の異なる構成を選択可能な機構を意味する。
本発明にかかる装置は、様々な安定位置の間でのインターフェース要素の運動を介して、選択装置の様々な構成を選択することと、インターフェース要素の特に所定の安定位置から同じ安定位置への前後運動を介して、当該選択装置の少なくとも1つの構成を選択すること、の両方を可能にするとの理解から、「準連続」機構と称されてもよい。
本明細書を通じて、「調整機能」及び「修正機能」は、同義で用いられる。
本明細書を通じ、スタッドは、好ましくは円筒形状を有する。より一般的には、要素のスタッドは、好ましくは、要素の残りが延長する平面に垂直にまたは実質的に垂直に延長する、指部からなる。例えば、スタッドは、突起またはペグで形成される。
本明細書を通じ、第1及び第2デスモドロミック接続要素の協働は、特にある所定の構成から他の構成に選択装置を構成することを可能にする。特に、一構成から他の構成に通過するにあたり、あらゆる戻しばねとは独立して、レバー14の運動の影響下でレバー402を異なる角度位置へ移動することを可能にする。
換言すれば、「デスモドロミック接続」は、第2レバーを第1レバーへ戻すために戻しばねを用いることなく、第2レバー402の位置を、第1レバー14の位置から開始して定義することを可能にするよう配置された、接続を意味する。このデスモドロミック接続は、第1レバーの様々な位置のそれぞれについて、第2レバーの位置をはっきりと定義することを可能にする。このため、第1レバーの1以上の特定の位置について、第2レバーの位置が明らかに定義されないこと(例えば図11の構成を参照)、特に第2レバーは第1レバーの運動なくして所定の範囲にわたり角度的に移動可能であること、を排除するものではない。
しかしながら、レバー14の運動と独立して実施されるレバー402の運動は、特に選択装置が第3構成C3に構成されているときに可能である。当該第3構成において、第1及び第2デスモドロミック接続要素は、レバー402が第3角度位置に位置付けられることを可能にするよう配置される。
様々な実施形態と変形例において、インターフェース要素は、
- 1以上の第1位置にある、第1割出装置と、
- 1以上の第2位置にある、第2割出装置と、
により、独占的にその位置に割り出されてもよい。
- 1以上の第1位置にある、第1割出装置と、
- 1以上の第2位置にある、第2割出装置と、
により、独占的にその位置に割り出されてもよい。
更に、インターフェース要素は、1以上の第3位置において、
- 第1割出装置と第2割出装置により重複して、または
- 第1割出要素と第2割出要素により補完的態様で、
その位置に割り出されてもよい。
- 第1割出装置と第2割出装置により重複して、または
- 第1割出要素と第2割出要素により補完的態様で、
その位置に割り出されてもよい。
上述した解決策は、既知の機構と同様の操作の態様を提示する一方、より多くの数の調整構成を選択する可能性を提供する。加えて、当該解決策は、従来技術で特定された全ての欠点を修正することを可能にする。
上述の解決策は、いくつかの表示機能の、特にカレンダのいくつかの表示機能の、迅速な調整を可能にする。上述の解決策は、例えば日付表示の迅速かつ二方向調整、また曜日の表示の調整の恩恵を受けることを可能にする。
上述の解決策は、作動の直感的態様を有する一方、多数の機能の調節を可能にする、単一のインターフェース手段を実施することを可能にする。
1 インターフェース要素
1b 溝
2 設定レバー
3 レバー
4 第1位置割出装置
5 第2位置割出装置
6 爪部材
7 制御可動部
14 第1レバー
14a 第1カムデスモドロミック接続要素
31 楕円切欠
41 第1ばね
42 第1機能表面
52 第2機能表面
72 第3機能表面
74 輪郭
99 輪郭
100 フレーム
150 設定レバー装置
200 時計機能選択用装置
402 第2レバー
402a 第2カムデスモドロミック接続要素
402b 摩擦要素
402c アーム
402d 第1要素
402e 回転軸
402f 摩擦表面
404 修正可動部
800 時計機構
900 時計ムーブメント
1000 時計
1b 溝
2 設定レバー
3 レバー
4 第1位置割出装置
5 第2位置割出装置
6 爪部材
7 制御可動部
14 第1レバー
14a 第1カムデスモドロミック接続要素
31 楕円切欠
41 第1ばね
42 第1機能表面
52 第2機能表面
72 第3機能表面
74 輪郭
99 輪郭
100 フレーム
150 設定レバー装置
200 時計機能選択用装置
402 第2レバー
402a 第2カムデスモドロミック接続要素
402b 摩擦要素
402c アーム
402d 第1要素
402e 回転軸
402f 摩擦表面
404 修正可動部
800 時計機構
900 時計ムーブメント
1000 時計
Claims (15)
- 設定レバー装置(150;150’)と、
フレーム(100;100’)と、
を含む、時計機能選択用装置(200;200’)であって、
前記設定レバー装置(150;150’)は、前記フレーム(100;100’)上に可動に搭載された設定レバー(2;2’)と、前記フレーム(100;100’)上または前記設定レバー(2;2’)上に可動に搭載されたレバー(3;3’)とを含み、
前記選択装置(200;200’)はまた、
前記設定レバー(2;2’)に作用するよう配置された、第1位置割出装置(4;4’)と、
前記レバー(3;3’)に作用するよう配置された、第2位置割出装置(5;5’)と、
を含む、選択装置(200;200’)。 - インターフェース要素(1)、特に制御心棒(1)を含み、前記設定レバー(2;2’)は、前記インターフェース要素(1)と、特に前記インターフェース要素(1)の溝(1a)に嵌合した第1設定レバースタッド(21;21’)を介して、直接噛み合う、
請求項1に記載の選択装置(200;200’)。 - 前記設定レバー(2;2’)及び前記レバー(3;3’)は、同一の軸(A2;A2’)周りに旋回される、
請求項1または2に記載の選択装置(200;200’)。 - 前記選択装置(200;200’)、特に前記設定レバー装置(150;150’)は、前記設定レバー(2;2’)及び前記レバー(3;3’)を固定するために配置された爪部材(6;6’)を含む、
請求項1から3のいずれか一項に記載の選択装置(200;200’)。 - 前記爪部材(6;6’)は、前記レバー(3;3’)上で旋回され、前記設定レバー(2;2’)の第2スタッド(23;23’)と協働するよう配置される、
請求項4に記載の選択装置(200;200’)。 - 前記レバー(3;3’)は、前記インターフェース要素(1)の前記運動中に前記設定レバー(2;2’)と前記レバー(3;3’)とを運動学的に接続するため、前記設定レバー(2;2’)の前記第2スタッド(23;23’)と協働する、楕円切欠(31;31’)を含む、
請求項5に記載の選択装置(200;200’)。 - 前記爪部材(6;6’)は、前記レバー(3;3’)に形成された前記楕円切欠(31;31’)を介して前記第2スタッド(23;23’)と協働するよう配置される、
請求項5または6に記載の選択装置(200;200’)。 - 前記フレーム(100;100’)は、前記設定レバー(2;2’)及びまたは前記レバー(3;3’)の前記位置に応じて前記爪部材(6;6’)の前記位置を少なくとも部分的に制御するよう、前記爪部材(6;6’)と協働する輪郭(99;99’)を含む、
請求項4から7のいずれか一項に記載の選択装置(200;200’)。 - 前記第1位置割出装置(4;4’)は、第1機能表面(42;42’)が設けられた第1ばね(41;41’)と前記設定レバー(2;2’)の第3スタッド(22;22’)とを含み、前記第1機能表面(42;42’)と前記設定レバー(2;2’)、特に前記第3スタッド(22;22’)は、接触により協働する、
請求項1から8のいずれか一項に記載の選択装置(200;200’)。 - 前記第2位置割出装置(5)は、第2機能表面(52)が設けられた第2ばね(51)と、前記レバー(3)と、特に噛み合い噛合により、運動学的に接続された可動部(7)とを含み、前記可動部(7)は、前記第2機能表面(52)と協働する第3機能表面(72)を含む、
請求項1から9のいずれか一項に記載の選択装置(200)。 - 前記第2位置割出装置(5’)は、第2機能表面(52’)が設けられた第2ばね(51’)と前記レバー(3’)の第4スタッド(34’)とを含み、前記第2機能表面(52’)と前記レバー(3’)、特に前記第4スタッド(34’)は、接触により協働する、
請求項1から9のいずれか一項に記載の選択装置(200’)。 - 前記設定レバー装置(150;150’)、前記第1位置割出装置(4;4’)、及び第2位置割出装置(5;5’)は、前記インターフェース要素(1)の安定位置が、前記第1位置割出装置(4;4’)または前記第2位置割出装置(5;5’)のいずれかにより決定されるよう配置される、
請求項1から11のいずれか一項に記載の、及び請求項2に記載の、選択装置(200;200’)。 - 請求項1から12のいずれか一項に記載の時計機能選択用装置(200;200’)を含む、時計機構(800;800’)。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載の時計機能選択用装置(200;200’)及びまたは請求項13に記載の時計機構(800;800’)を含む、時計ムーブメント(900;900’)。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載の時計機能選択用装置(200;200’)及びまたは請求項13に記載の時計機構(800;800’)及びまたは請求項14に記載の時計ムーブメント(900;900’)を含む、時計(1000;1000’)。
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CH702548B1 (fr) | 2010-01-11 | 2014-07-15 | Richemont Int Sa | Mécanisme de sélection de fonction pour mouvement d'horlogerie comportant au moins une complication. |
CH702803B1 (fr) | 2010-03-09 | 2014-11-28 | Demonaco Sam Atel | Mécanisme de correction d'au moins deux informations affichées autres que l'heure courante, pour mouvement horloger. |
EP2453322B1 (fr) | 2010-11-16 | 2013-07-17 | Omega SA | Correcteur rapide d'indicateur d'une grandeur temporelle pour pièce d'horlogerie |
WO2012175595A1 (fr) | 2011-06-21 | 2012-12-27 | Rolex S.A. | Piece d'horlogerie comportant un mecanisme de remontage et au moins un mecanisme de correction d'au moins un organe indicateur |
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