JP2022135139A - コンテンツ再生装置、および、コンテンツ再生方法 - Google Patents

コンテンツ再生装置、および、コンテンツ再生方法 Download PDF

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亮人 藤原
Akihito Fujiwara
徳幸 工藤
Tokuyuki Kudo
裕子 平林
Hiroko Hirabayashi
将吾 山下
Shogo Yamashita
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Abstract

【課題】視聴者の意志に適合した、コンテンツのフィルタリングを実現する。【解決手段】テレビジョン受像機(1)は、コンテンツを再生する表示再生部(11)と、再生シーンへの視聴者の苦手な反応を検出するリモコン受信部(12)と、反応を検出したシーンの苦手情報を記憶する記憶部(13)と、苦手情報で再生予定のシーンは視聴者が苦手かを判定する苦手判定部(144)と、苦手と判定したシーンの再生を制限する再生内容決定部(145)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ再生装置、および、コンテンツ再生方法に関する。
近年、表示装置の高解像度化によって、例えば、事故シーン等の刺激の強い映像がリアルに表示され、ユーザによっては不快に感じることがあった。これを解決するために、画像データと、当該画像データのメタデータとを受信し、当該メタデータからフィルタリング制御情報を取得し、取得したフィルタリング制御情報を参照して、画像データが示す画像の一部にフィルタリングを施す構成により、不快な映像の表示を防止する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2019-110396号公報
しかしながら、特許文献1の技術においては、コンテンツの配信者が事前に埋め込んだメタデータに基づいて制御するので、コンテンツの配信者がフィルタ不要と判断した場合やメタデータの付与自体を行わなかった場合には、表示装置側でのフィルタ制御は不可能になるという問題がある。
近年、インターネット配信動画に代表されるように、個人作成のコンテンツに触れる機会も増えているが、これらのコンテンツにおいては、適切にメタデータを付与することは期待ができない。コンテンツにメタデータを付与しても、作成者に利点がないからである。
また、そもそも「不快」、「苦手」と感じる映像や音声は、個人によって異なるので、コンテンツ配信者が決めるのではなく、視聴者であるユーザが決めることが望ましい。
本発明の一態様は、視聴者の意志に適合した、コンテンツのフィルタリングを実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るコンテンツ再生装置は、コンテンツを再生する再生部と、再生している上記コンテンツに含まれるシーンに対する視聴者の苦手な反応を検出する反応検出部と、上記視聴者の苦手な反応を検出したシーンに関する情報である苦手情報を記憶する記憶部と、記憶した上記苦手情報を用いて、再生する予定の上記コンテンツに含まれるシーンは上記視聴者が苦手か否かを判定する判定部と、上記判定部が苦手と判定した上記シーンの再生を制限する制限部と、を備える。
本発明の一態様に係るコンテンツ再生方法は、コンテンツを再生する再生工程と、再生している上記コンテンツに含まれるシーンに対する視聴者の苦手な反応を検出する反応検出工程と、上記視聴者の苦手な反応を検出したシーンに関する情報である苦手情報を記憶する記憶工程と、記憶した上記苦手情報を用いて、再生する予定の上記コンテンツに含まれるシーンは上記視聴者が苦手か否かを判定する判定工程と、上記判定工程において苦手と判定した上記シーンの再生を制限する制限工程と、を含む。
本発明の一態様によれば、視聴者の意志に適合した、コンテンツのフィルタリングを実現することができる。
本発明の実施形態1に係るテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係るテレビジョン受像機およびリモコンの外観を示す正面図である。 本発明の実施形態1に係る苦手情報データベースのデータ構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係る苦手情報および設定情報の登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る「苦手」回避メニューの設定手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る「苦手」回避メニューの画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る「苦手」回避メニューの画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る番組情報による苦手判定に関する画面遷移の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る苦手情報および設定情報の登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係るテレビジョン受像機の画面遷移の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る映像データによる苦手判定に関する画面遷移の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る音声データによる苦手判定に関する画面遷移の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る字幕データによる苦手判定に関する画面遷移の一例を示す図である。 本発明の実施形態3に係るシーン再生の制限方法の一例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、詳細に説明する。本実施形態では、テレビ番組やVOD(Video On Demand)のコンテンツにおいて、検索条件次第で視聴したくない苦手なコンテンツに遭遇することもあるので、予め苦手なコンテンツに関する情報を登録する手段を説明する。
(テレビジョン受像機1の構成概要)
図1は、本実施形態に係るテレビジョン受像機1の構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態に係るテレビジョン受像機1およびリモコン(外部端末)2の外観を示す正面図である。テレビジョン受像機1は、コンテンツ再生装置の一例であり、リモコン2を用いて、テレビ番組や、インターネットを介したVODが視聴可能である。本明細書においては、コンテンツの再生とは、録画された番組の再生だけでなく、放送波により受信した番組の映像および音声の出力を含む。
図1に示すように、テレビジョン受像機1は、表示再生部(再生部)11、リモコン受信部(反応検出部)12、記憶部13、制御部14、放送受信部15、および、通信部16を備えている。表示再生部11は、コンテンツを表示および再生する(再生工程)。表示再生部11は、例えば、映像および字幕を表示するディスプレイ、音声を出力するスピーカ等である。リモコン受信部12は、リモコン2からの制御信号を受信する部分である。記憶部13は、テレビジョン受像機1の制御情報等を記憶する部分であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、揮発型メモリ等の記憶装置である。制御部14は、テレビジョン受像機1全体を制御する部分であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)等である。放送受信部15は、外部から放送波を受信し、制御部14に受け渡す。通信部16は、インターネットを含むネットワーク3との通信を行い、特に、ネットワーク3から取得した映像音声データを映像音声字幕処理部142に受け渡す。
(リモコン2とリモコン受信部12)
リモコン2は、テレビジョン受像機1を遠隔操作するための外部端末であり、視聴者の操作に応じて、テレビジョン受像機1に制御信号を送信する。図1および図2に示すように、リモコン2は、苦手ボタン21および赤ボタン22を備えている。苦手ボタン21は、視聴者が苦手と感じるシーン(以下、「苦手シーン」という)の再生が開始したタイミングで押下される。赤ボタン22は、苦手シーンの再生が終了したタイミングで押下される。
本実施形態では、リモコン2は、特に、視聴者がリモコン2の苦手ボタン21を押下したことを示す信号(以下、苦手シーン開始信号)、および、視聴者がリモコン2の赤ボタン22を押下したことを示す信号(以下、苦手シーン終了信号)をテレビジョン受像機1に送信する。
一方、テレビジョン受像機1のリモコン受信部12は、リモコン2から苦手シーン開始信号および苦手シーン終了信号を受信する。これにより、リモコン受信部12は、再生しているコンテンツに含まれるシーンに対する視聴者の苦手な反応、特に、視聴者によるリモコン2の操作を検出する(反応検出工程)。
なお、テレビジョン受像機1は、リモコン受信部12の代わりに、または、リモコン受信部12とともに、視聴者の表情、または、視聴者の音声を検出することにより、当該視聴者の苦手な反応を検出する反応検出部を備えていてもよい。
(記憶部13の構成)
図1に示すように、記憶部13は、苦手情報データベース131、および、苦手情報データベース132を備えている。苦手情報データベース131は、視聴者の苦手な反応を検出したシーンに関する情報である苦手情報を格納する(記憶工程)。苦手情報は、例えば、苦手シーンを示す、映像、音声、および、字幕に関するデータである。苦手情報データベース132は、視聴者が設定した、苦手なシーンの種類または文言を含むテキストデータ(設定情報)を格納する。
(制御部14の構成)
図1に示すように、テレビジョン受像機1の制御部14は、番組情報処理部141、映像音声字幕処理部142、苦手判定部(判定部)143、苦手判定部(判定部)144、および、再生内容決定部(制限部)145を備えている。
番組情報処理部141は、放送受信部15から、放送波に含まれる、テレビ番組に関する情報である番組情報を取得し、当該番組情報を苦手判定部143に受け渡す。映像音声字幕処理部142は、放送波から抽出された表示再生データである映像音声字幕データを取得し、当該映像音声字幕データを表示再生部11および苦手判定部144に受け渡す。
苦手判定部143は、記憶部13の苦手情報データベース132に記憶したテキストデータを用いて、再生する予定のテレビ番組(コンテンツ)に含まれるシーンは視聴者が苦手か否かを判定する。詳細には、苦手判定部143は、テキストデータと、再生する予定のテレビ番組の番組情報とを照合して、当該テレビ番組に含まれるシーンは視聴者が苦手か否かを判定する。
苦手判定部144は、記憶部13の苦手情報データベース131に記憶した苦手情報を用いて、再生する予定のテレビ番組に含まれるシーンは視聴者が苦手か否かを判定する(判定工程)。再生内容決定部145は、苦手判定部143および144が苦手と判定したシーンの再生を制限する(制限工程)。
(苦手情報データベース131、および、132のデータ構成)
図3は、本実施形態に係る苦手情報データベース131、および、苦手情報データベース132のデータ構成を示す図である。図3に示すように、苦手情報データベース131および132は、ID、情報元、タイトル情報、放送時間、チャンネル情報、発生期間、苦手ジャンル情報、苦手テキスト情報、映像情報、音声情報、および、ネットワーク上における評価を含むレコードから構成される。当該レコードは、視聴者がリモコン2の苦手ボタン21を押下してから赤ボタン22を押下するまでの間に、テレビジョン受像機1の表示再生部11が再生したシーン(すなわち、苦手シーン)に関する情報を含む。
IDは、苦手シーンに固有の通し番号である。情報元は、苦手シーンを含むコンテンツの取得元を示しており、テレビ放送、インターネット、VOD等を含む。タイトル情報は、苦手シーンを含むコンテンツのタイトルを示すテキスト情報である。放送時間は、苦手シーンがテレビ番組だった場合の放送時間帯(開始時刻、終了時刻)を示す。チャンネル情報は、テレビ番組の放送局(ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)のOriginal Network IDであってもよい)を示す情報であり、例えば、ABCテレビ、BSABC等である。発生時間は、苦手シーンが発生した時間帯を示しており、苦手シーンの開始時刻および終了時刻を示す。情報元がインターネットやVODの場合、複数の評価者が存在するとき、異なる評価者が苦手と感じる時間は分散するので、発生時間を0:00~0:00と設定することにより、苦手な情報はコンテンツ全体に係るとして処理してもよい。
苦手ジャンル情報は、設定メニューにおいて苦手ジャンルが指定されている場合、当該苦手ジャンル(例えば、怖い、ネタバレ等)が設定される。苦手テキスト情報は、設定メニューにおいて入力された苦手文言のテキスト(例えば、猛獣、魔境等)が設定される。
映像情報は、視聴者がリモコン2の苦手ボタン21を押下した瞬間の映像を含む映像データ、または、当該映像データを解析した結果として抽出された、苦手の分類やキーワードを示すテキストデータを含む。音声情報は、視聴者がリモコン2の苦手ボタン21を押下した瞬間の音声を含む音声データ、または、当該音声データを解析した結果として抽出された、苦手の分類やキーワードを示すテキストデータを含む。字幕情報は、視聴者がリモコン2の苦手ボタン21を押下した瞬間の字幕を含む字幕テキストデータ、または、当該字幕テキストデータを解析した結果として抽出された、苦手の分類やキーワードを示すテキストデータを含む。
上記テキストデータは、苦手情報データベース132に格納されていてもよい。また、図3に示すように、上記テキストデータは、苦手情報データベース132にURI(Unified Resource Identifier)が格納されており、当該URIが示すアドレスにおいて、当該URIが示すファイル名が付された当該テキストデータが格納されていてもよい。
ネットワーク上における評価は、SNS(Social Networking Service)等における投稿データから、所定数以上の他視聴者の、コンテンツの苦手シーンに対する評価や感想を抽出した結果として、例えば、苦手評価数の視聴回数に対する割合を示すデータを含む。
苦手情報データベース131は、苦手シーンに直接的に関連する情報として、ID、情報元、タイトル情報、放送時間、チャンネル情報、発生時間、映像情報、および、音声情報を含む。苦手情報データベース132は、苦手シーンに後付される、間接的に関連する情報として、苦手ジャンル情報、苦手テキスト情報、および、ネットワーク上における評価を含む。
(苦手情報および設定情報の登録処理)
図4は、本実施形態に係る苦手情報および設定情報の登録処理を示すフローチャートである。
(ステップS401)
視聴者は、テレビジョン受像機1の映像を見ながら、自身が苦手と感じるシーンが始まった時点で、リモコン2の苦手ボタン21を押下する。この場合、リモコン2は、赤外線により、苦手シーン開始信号をテレビジョン受像機1に送信する。テレビジョン受像機1のリモコン受信部12は、リモコン2から苦手シーン開始信号を受信し、その旨を制御部14に通知する。
なお、テレビジョン受像機1は、視聴者によるリモコン2の操作の代わりに、視聴者の表情、または、視聴者の音声を検出することにより、当該視聴者の苦手な反応を検出する反応検出部を備えていてもよい。
(ステップS402)
苦手判定部143は、リモコン受信部12から苦手シーン開始信号を受信した旨の通知を受けて、番組情報処理部141から現在再生中のテレビ番組のタイトル情報、放送時間、および、チャンネル情報を取得し、それらの情報を苦手情報データベース131に登録させる。また、苦手判定部143は、苦手シーンの開始時刻(発生時間の前端)を苦手情報データベース131の発生時間に登録させる。
(ステップS403)
苦手判定部143は、リモコン受信部12から苦手シーン開始信号を受信した旨の通知を受けて、番組情報処理部141から現在再生中のシーンのジャンル情報、および、テキスト情報を逐次取得し、それらの情報を苦手情報データベース132に追加登録させる。
なお、視聴者は、番組視聴のタイミングとは無関係に、リモコン2を操作して苦手ジャンル情報または苦手テキスト情報を設定する。リモコン受信部12は、リモコン2から苦手ジャンル情報または苦手テキスト情報を受信し、それらの情報を苦手判定部143に受け渡す。苦手判定部143は、リモコン受信部12から苦手ジャンル情報または苦手テキスト情報を取得し、それらの情報を苦手情報データベース132に追加登録させる。そのリモコン2の操作手順の詳細は、後記する。
(ステップS404)
再生内容決定部145は、苦手シーンが発生している間、視聴者に「苦手シーンが終わったら、リモコン2の赤ボタン22を押すように促す」旨を表示再生部11に表示させる。詳細は、後述する。
(ステップS405)
視聴者は、テレビジョン受像機1の映像を見ながら、苦手シーンが終わった時点で、リモコン2の赤ボタン22を押下する。この場合、リモコン2は、苦手シーン終了信号をテレビジョン受像機1に送信する。テレビジョン受像機1のリモコン受信部12は、リモコン2から苦手シーン終了信号を受信し、その旨を苦手判定部143に通知する。苦手判定部143は、現在再生中のシーンの映像情報、音声情報、および、字幕情報の取得を終了し、苦手シーンの終了時刻(発生時間の後端)を苦手情報データベース131の発生時間に追加登録させる。
図5は、本実施形態に係る「苦手」回避メニューの設定手順を示すフローチャートである。図6および7は、本実施形態に係る「苦手」回避メニューの画面の一例を示す図である。図5に従って、図6および7を参照しながら、「苦手」回避メニューの設定手順を説明する。
(ステップS501)
視聴者は、リモコン2を操作して、テレビジョン受像機1に「苦手」回避メニューの画面G51を開く。図6に示すように、画面G51には、現在の設定状況が表示されている。なお、視聴者は、リモコン2の代わりに、スマートフォン、PC等を操作して、設定情報をネットワーク3経由でテレビジョン受像機1に転送してもよい。
(ステップS502)
視聴者が画面G51において回避設定登録を選択すると、苦手回避設定登録の画面G52が表示される。図6に示すように、画面G52には、苦手ジャンルと、苦手ワードとが選択可能に表示されている。
(ステップS503)
視聴者が画面G52において苦手ジャンルまたは苦手ワードを選択すると、苦手回避選択の画面G53が表示される。図6に示すように、画面G53には、「なにもしない」と、「コーション表示」と、「苦手箇所をブロック」と、「選択させない」とが選択可能に表示されている。
(ステップS504)
視聴者は、画面G53において何れかの回避手段を選択する。
(ステップS505)
ステップS504の選択操作により、「苦手」回避メニューの画面G54が開く。図6に示すように、画面G54には、個別登録として、苦手ジャンル登録と、苦手ワード登録とが選択可能に表示されている。
(ステップS506)
視聴者が画面G54において苦手ジャンル登録を選択すると、「苦手」ジャンル登録の画面G55が表示される。図7に示すように、画面G55には、「バイオレンス」、「恐い」、「昆虫」、および、「ネタバレ」の有効または無効が選択可能に表示されている。
(ステップS507)
視聴者は、画面G55において、各ジャンルの有効または無効を選択する。
(ステップS508)
ステップS507の選択操作により、「苦手」回避メニューの画面G56が開く。
(ステップS509)
視聴者が画面G56において苦手ワード登録を選択すると、「苦手」ワード登録の画面G57が表示される。図7に示すように、画面G57には、苦手とする文言が設定可能に表示されている。
(ステップS510)
視聴者は、画面G57において、苦手ワードを登録する。以上により、苦手回避手段と、苦手ジャンルと、苦手ワードとの登録が完了する。
図8は、本実施形態に係る番組情報による苦手判定に関する画面遷移の一例を示す図である。
苦手情報データベース132は、苦手を示すタグとして、例えば、「叫び声」を格納している。この場合、視聴者がテレビ番組を視聴中に、番組が切り換わったときに、苦手判定部143は、番組情報処理部141から番組情報を取得する。苦手判定部143は、取得した番組情報に「叫び声」が含まれていた場合、苦手判定を行い、その旨を再生内容決定部145に通知する。再生内容決定部145は、視聴者により設定された回避手段に従って、表示再生部11に処理を指示する。当該処理には、例えば、映像をミュートする、映像を小さくする、または、ぼかす、視聴者に事前通知(警告)する等がある。それらは、回避手段の処理の一例であり、これに限定されない。
図8では、回避手段として「ぼかす」を例示している。
なお、視聴者が、例えば、苦手ジャンルとして「ホラー」を設定している、すなわち、苦手情報データベース132が苦手ジャンルとして「ホラー」を格納しているとする。この場合、視聴者がテレビ番組を視聴中に、その番組情報に「ホラー」というジャンルが記載されていなくても、苦手判定部144が音声データにおいて叫び声を検出したら、再生内容決定部145は、警告を出力するように、表示再生部11に指示する。
これによれば、ザッピング(リモコン2でチャンネルを頻繁に切り替えながらテレビ視聴)中に怖いシーン、または、グロテスクなシーンを防止することができる。正に「うっかり見てしまった」という典型的なユースケースを回避することができる。
(再生内容決定部145の処理の例)
再生内容決定部145は、視聴者の苦手シーンを回避する手段として、表示再生部11にコンテンツの再生を制限させる。その処理には、警告表示、選択不可、画面操作、音量調整、および、それらの複合等がある。警告表示として、再生内容決定部145は、事前に苦手シーンが再生される可能性がある旨を表示再生部11に表示させる。選択不可として、再生内容決定部145は、例えば、VODの場合、苦手シーンを含むコンテンツのサムネイルを表示再生部11に表示させない、または、視聴者が当該サムネイルを選択してリモコン2の決定ボタンを押下しても、当該コンテンツを再生させない。画面操作として、再生内容決定部145は、苦手シーンの映像を小さく、もしくは、グレーダウンさせて、または、苦手シーンを含むコンテンツと、他のコンテンツとを同時に画面を分けて、コンテンツの映像を表示再生部11に表示させる。音量調整としては、再生内容決定部145は、苦手シーンの音量を小さくして、コンテンツの音声を表示再生部11に出力させる。さらに、再生内容決定部145は、上記の処理の2以上を複合させてもよい。
また、再生内容決定部145は、視聴者が設定した苦手回避手段を用いて、表示再生部11の再生内容を制限してもよい。
なお、テレビジョン受像機1は、録画コンテンツの再生時に、当該コンテンツのタイトル情報、放送時間、および、チャンネル情報の一部が、苦手情報データベース131または132に格納されていた場合に、再生開始前に苦手内容を含むことを視聴者に告知してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。本実施形態では、テレビ番組を視聴中に、視聴者の苦手情報および設定情報を登録する手段と、テレビ番組やVODのコンテンツを視聴中、たまたま苦手なシーンに遭遇することがあるので、視聴中における、苦手なシーンを回避または緩和する手段とを説明する。
(苦手情報および設定情報の登録処理)
図9は、本実施形態に係る苦手情報および設定情報の登録処理を示すフローチャートである。
(ステップS901)
視聴者は、テレビジョン受像機1の映像を見ながら、自身が苦手と感じるシーンが始まった時点で、リモコン2の苦手ボタン21を押下する。この場合、リモコン2は、赤外線により、苦手シーン開始信号をテレビジョン受像機1に送信する。テレビジョン受像機1のリモコン受信部12は、リモコン2から苦手シーン開始信号を受信し、その旨を制御部14に通知する。
なお、テレビジョン受像機1は、視聴者によるリモコン2の操作の代わりに、視聴者の表情、または、視聴者の音声を検出することにより、当該視聴者の苦手な反応を検出する反応検出部を備えていてもよい。
(ステップS902)
苦手判定部143は、リモコン受信部12から苦手シーン開始信号を受信した旨の通知を受けて、番組情報処理部141から現在再生中のテレビ番組のタイトル情報、放送時間、および、チャンネル情報を取得し、それらの情報を苦手情報データベース131に登録させる。また、苦手判定部143は、苦手シーンの開始時刻(発生時間の前端)を苦手情報データベース131の発生時間に登録させる。
(ステップS903)
苦手判定部144は、リモコン受信部12から苦手シーン開始信号を受信した旨の通知を受けて、映像音声字幕処理部142から現在再生中のシーンの映像情報、音声情報、および、字幕情報を逐次取得し、それらの情報を苦手情報データベース131に追加登録させる。
(ステップS904)
再生内容決定部145は、苦手シーンが発生している間、視聴者に「苦手シーンが終わったら、リモコン2の赤ボタン22を押すように促す」旨を表示再生部11に表示させる。詳細は、後述する。
(ステップS905)
視聴者は、テレビジョン受像機1の映像を見ながら、苦手シーンが終わった時点で、リモコン2の赤ボタン22を押下する。この場合、リモコン2は、苦手シーン終了信号をテレビジョン受像機1に送信する。テレビジョン受像機1のリモコン受信部12は、リモコン2から苦手シーン終了信号を受信し、その旨を苦手判定部143に通知する。苦手判定部143は、現在再生中のシーンの映像情報、音声情報、および、字幕情報の取得を終了し、苦手シーンの終了時刻(発生時間の後端)を苦手情報データベース131の発生時間に追加登録させる。
(画面遷移の一例)
図10は、本実施形態に係るテレビジョン受像機1の画面遷移の一例を示す図である。画面G81が表示された時点で、視聴者は、「刃刃」が苦手であると感じるので、リモコン2の苦手ボタン21を押下する。
苦手ボタン21の押下をトリガにして、『「苦手」シーン発生中、「苦手」シーンが終わったら、赤ボタンを押下してください』との文言を含む画面G82が表示される。
視聴者は、「刃刃」が表示されなくなった時点で、視聴者は、リモコン2の赤ボタン22を押下する。この場合、画面G83に示すように、上記の文言が削除される。
次に、苦手判定の具体例について説明する。苦手情報データベース131に格納されている苦手情報は、視聴者の苦手な反応を検出したシーンの特徴を示す特徴情報を含む。苦手判定部143および144が、当該特徴情報と、コンテンツの番組情報、映像データ、音声データ、および、字幕データとを照合して、苦手シーンを判定する。これにより、表示再生部11は視聴中に苦手シーンが出現する前に警告を出力し、また、再生内容決定部145は苦手シーンの再生を制限する。これにより、苦手シーンを回避または緩和することができる。
図11は、本実施形態に係る映像データによる苦手判定に関する画面遷移の一例を示す図である。
苦手情報データベース131に格納されている特徴情報は、視聴者の苦手な反応を検出したシーンの映像データにおける色分布の特徴を示してもよい。以下に、その具体例を示す。
苦手情報データベース131は、苦手を示すタグ(特徴情報)として、例えば、「血」を格納している。この場合、視聴者がテレビ番組を視聴中に、苦手判定部144は、映像音声字幕処理部142から映像データを取得する。苦手判定部144は、取得した映像データからRGBヒストグラム認識により画面における赤色の領域が大きい(例えば、画面の10分の1程度の領域が赤色である)ことを検出した場合、流血のシーンが表示される虞があるので、苦手判定を行い、その旨を再生内容決定部145に通知する。再生内容決定部145は、視聴者により設定された回避手段に従って、表示再生部11に処理を指示する。当該処理には、例えば、映像をミュートする、映像を小さくする、または、ぼかす、視聴者に事前通知(警告)する等がある。それらは、回避手段の処理の一例であり、これに限定されない。
図11では、回避手段として「ぼかす」を例示している。
なお、ホラーに関する映像データは、怪談を話すことで有名な人物、コントラストで黒色が大きい領域、日本の妖怪を思わせる白い顔、色、輝度、形状を検知して認識された刃物、和ホラーを思わせる霧のシーンを含むことが考えられる。従って、苦手判定部144は、そのような映像データを認識した場合に、その旨を再生内容決定部145に通知してもよい。
図12は、本実施形態に係る音声データによる苦手判定に関する画面遷移の一例を示す図である。
苦手情報データベース131に格納されている特徴情報は、視聴者の苦手な反応を検出したシーンの音声データにおける波形の特徴を示してもよい。以下に、その具体例を示す。
苦手情報データベース131は、苦手を示すタグ(特徴情報)として、例えば、「音声の波形の変化が著しい」を格納している。この場合、視聴者がテレビ番組を視聴中に、苦手判定部144は、映像音声字幕処理部142から音声データを取得する。苦手判定部144は、取得した音声データにおける波形の変化が著しい場合、苦手判定を行い、その旨を再生内容決定部145に通知する。再生内容決定部145は、視聴者により設定された回避手段に従って、表示再生部11に処理を指示する。当該処理には、例えば、映像をミュートする、映像を小さくする、または、ぼかす、視聴者に事前通知(警告)する等がある。それらは、回避手段の処理の一例であり、これに限定されない。なお、本実施形態では、「音声の波形の変化が著しい」と説明したが、具体的な数値は限定されない。
図12では、回避手段として「ぼかす」を例示している。
なお、視聴者が、例えば、苦手ジャンルとして「叫び声」を設定している、すなわち、苦手情報データベース132が苦手ジャンルとして「叫び声」を格納しているとする。この場合、視聴者がテレビ番組を視聴中に、その番組情報に「叫び声」というワードが記載されていなくても、苦手判定部144が音声データにおいて高音や、変化の激しい波形を検出したら、再生内容決定部145は、警告を出力するように、表示再生部11に指示する。
図13は、本実施形態に係る字幕データによる苦手判定に関する画面遷移の一例を示す図である。
苦手情報データベース131に格納されている特徴情報は、視聴者の苦手な反応を検出したシーンの字幕データにおける文言の特徴を示してもよい。以下に、その具体例を示す。
苦手情報データベース131は、苦手を示すタグとして、例えば、「殺してやる」、「殺す」を格納している。この場合、視聴者がテレビ番組を視聴中に、苦手判定部144は、映像音声字幕処理部142から字幕データを取得する。苦手判定部144は、字幕データが「殺してやる」または「殺す」を含む場合、苦手判定を行い、その旨を再生内容決定部145に通知する。再生内容決定部145は、視聴者により設定された回避手段に従って、表示再生部11に処理を指示する。当該処理には、例えば、映像をミュートする、映像を小さくする、または、ぼかす、視聴者に事前通知(警告)する等がある。それらは、回避手段の処理の一例であり、これに限定されない。
図13では、回避手段として「ぼかす」を例示している。
なお、苦手情報データベース131は、苦手を示すタグを記憶している場合に、表現のゆれを考慮して、当該タグと同じ意味の言葉、および、当該タグに近い意味の言葉を網羅する。例えば、苦手情報データベース131は、苦手を示すタグとして、例えば、「殺してやる」、「殺す」を格納している場合、視聴者に不快や恐怖を与えそうな表現を考慮して、当該タグと同じ意味の言葉である「ぶっ殺す」、当該タグに近い意味の言葉である「血まみれにしてやる」をさらに格納する。
また、災害や事件の被害者が多い地域のテレビジョン受像機1は、以下のような処理を行ってもよい。例えば、コンテンツの字幕データにおいて、大地震、津波、台風、火山、事件等の文字が含まれる場合に、再生内容決定部145は、映像のサイズを小さくする、または、映像をぼかす処理を行うように表示再生部11に指示してもよい。ただし、コンテンツの字幕データに上記の文字が含まれていたとしても、コンテンツの番組情報に「ニュース」というジャンルが含まれている場合には、再生内容決定部145は、上記処理を指示しないようにしてもよい。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1、2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態では、苦手判定結果をスコアにする処理について説明する。苦手判定部143および144は、苦手と判定したシーンに関する、視聴者の苦手のスコア(度合)を特定する。再生内容決定部145は、当該視聴者の苦手のスコアに応じて、当該シーンの再生を制限する方法を変更する。なお、図14は、本実施形態に係るシーン再生の制限方法の一例を示す図である。以下に、その具体例を説明する。
苦手判定部143および144は、コンテンツのうち、シーンに対してスコア付けを行う。苦手判定部143および144は、例えば、シーンに対して0~100というスコアを付与して、怖さ、不快さ等を表現する。再生内容決定部145は、当該スコアに従って、表示再生部11の再生内容を決定する。表示再生部11は、当該再生内容に従って、コンテンツを再生する。
例えば、スコアが0の場合、視聴者は当該シーンから怖さ、不快さ等を感じないレベルを示しているので、再生内容決定部145は、表示再生部11に何も指示しない。スコアが1~30の場合、視聴者が当該シーンから怖さ、不快さ等を感じ始めるレベルを示しているので、再生内容決定部145は、視聴者に怖さ、不快さを感じる映像が流れる可能性があることを知らせるように、表示再生部11に指示する。例えば、図14の画面G131およびG132に示すように、表示再生部11は、視聴者に注意を促す旨を示すテロップを表示する。なお、テロップは、テレビジョン受像機1の画面の上部であってもよいし、画面の下部であってもよいし、他の位置であってよい。
スコアが31~70の場合、視聴者が当該シーンから怖さ、不快さ等を感じるレベルを示しているので、再生内容決定部145は、映像を曇らせる、または、ぼかすように、表示再生部11に指示する。例えば、図14の画面G133に示すように、表示再生部11は、画面全体をぼかすように表示する。
スコアが71~100の場合、視聴者が当該シーンを目にしたくないレベルを示しているので、再生内容決定部145は、映像の全体または一部に黒いミュート画像を挿入するように、表示再生部11に指示する。例えば、図14の画面G133に示すように、表示再生部11は、画面の一部に黒いミュート画像を挿入するように表示する。
シーンに対するスコア付与の具体例としては、例えば、苦手情報データベース132に格納されているテキストデータと、コンテンツの音声データ、および、字幕データとを比較して、単位時間あたりの一致率をスコアとしてもよい。また、苦手情報データベース132のテキストデータに「叫び声」が含まれている場合に、音声データにおいて、「叫び声」と推定される音声(例えば、所定の周波数以上の音声等)が発せられた、単位時間あたりの回数をスコアとしてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
テレビジョン受像機1の制御ブロック(制御部14の各ブロック)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、テレビジョン受像機1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るコンテンツ再生装置は、コンテンツを再生する再生部と、再生している上記コンテンツに含まれるシーンに対する視聴者の苦手な反応を検出する反応検出部と、上記視聴者の苦手な反応を検出したシーンに関する情報である苦手情報を記憶する記憶部と、記憶した上記苦手情報を用いて、再生する予定の上記コンテンツに含まれるシーンは上記視聴者が苦手か否かを判定する判定部と、上記判定部が苦手と判定した上記シーンの再生を制限する制限部と、を備えている。
上記の構成によれば、視聴者の苦手な反応を検出したシーンに関する苦手情報を用いて、再生予定のコンテンツに含まれるシーンは当該視聴者が苦手と判定した場合に、当該シーンの再生を制限するので、視聴者の意志に適合した、コンテンツのフィルタリングを実現することができる。
本発明の態様2に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1において、上記反応検出部が、上記視聴者による外部端末の操作、上記視聴者の表情、または、上記視聴者の音声を検出することにより、当該視聴者の苦手な反応を検出することとしてもよい。
本発明の態様3に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1または2において、上記記憶部が、上記視聴者が設定した、苦手なシーンの種類または文言を含む設定情報をさらに記憶し、上記判定部が、記憶した上記設定情報をさらに用いて、再生する予定の上記コンテンツに含まれるシーンは上記視聴者が苦手か否かを判定することとしてもよい。
上記の構成によれば、苦手情報に加えて、視聴者が設定した設定情報を用いて、苦手判定を行うので、視聴者の意志にさらに適合した、コンテンツのフィルタリングを実現することができる。
本発明の態様4に係るコンテンツ再生装置は、上記態様3において、上記判定部が、上記設定情報と、再生する予定の上記コンテンツの番組情報とを照合して、上記シーンは上記視聴者が苦手か否かを判定することとしてもよい。
本発明の態様5に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1から4において、上記苦手情報が、上記視聴者の苦手な反応を検出したシーンの特徴を示す特徴情報を含んでいてもよい。
本発明の態様6に係るコンテンツ再生装置は、上記態様5において、上記特徴情報が、上記シーンの映像データにおける色分布の特徴を示すこととしてもよい。
本発明の態様7に係るコンテンツ再生装置は、上記態様5において、上記特徴情報が、上記シーンの音声データにおける波形の特徴を示すこととしてもよい。
本発明の態様8に係るコンテンツ再生装置は、上記態様5において、上記特徴情報が、上記シーンの字幕データにおける文言の特徴を示すこととしてもよい。
本発明の態様9に係るコンテンツ再生装置は、上記態様1から8の何れか1つにおいて、上記判定部が、苦手と判定したシーンに関する、上記視聴者の苦手の度合を特定し、上記制限部が、当該視聴者の苦手の度合に応じて、当該シーンの再生を制限する方法を変更することとしてもよい。
上記の構成によれば、視聴者の苦手の度合に応じて、当該シーンの再生を制限するので、一律ではなく、段階的にシーン再生を制限することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 テレビジョン受像機(コンテンツ再生装置)
11 表示再生部(再生部)
12 リモコン受信部(反応検出部)
13 記憶部
14 制御部
15 放送受信部
16 通信部
21 苦手ボタン
22 赤ボタン
131、132 苦手情報データベース
141 番組情報処理部
142 映像音声字幕処理部
143、144 苦手判定部(判定部)
145 再生内容決定部(制限部)

Claims (10)

  1. コンテンツを再生する再生部と、
    再生している上記コンテンツに含まれるシーンに対する視聴者の苦手な反応を検出する反応検出部と、
    上記視聴者の苦手な反応を検出したシーンに関する情報である苦手情報を記憶する記憶部と、
    記憶した上記苦手情報を用いて、再生する予定の上記コンテンツに含まれるシーンは上記視聴者が苦手か否かを判定する判定部と、
    上記判定部が苦手と判定した上記シーンの再生を制限する制限部と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 上記反応検出部は、上記視聴者による外部端末の操作、上記視聴者の表情、または、上記視聴者の音声を検出することにより、当該視聴者の苦手な反応を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 上記記憶部は、上記視聴者が設定した、苦手なシーンの種類または文言を含む設定情報をさらに記憶し、
    上記判定部は、記憶した上記設定情報をさらに用いて、再生する予定の上記コンテンツに含まれるシーンは上記視聴者が苦手か否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 上記判定部は、上記設定情報と、再生する予定の上記コンテンツの番組情報とを照合して、上記シーンは上記視聴者が苦手か否かを判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 上記苦手情報は、上記視聴者の苦手な反応を検出したシーンの特徴を示す特徴情報を含む
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  6. 上記特徴情報は、上記シーンの映像データにおける色分布の特徴を示す
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
  7. 上記特徴情報は、上記シーンの音声データにおける波形の特徴を示す
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
  8. 上記特徴情報は、上記シーンの字幕データにおける文言の特徴を示す
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ再生装置。
  9. 上記判定部は、苦手と判定したシーンに関する、上記視聴者の苦手の度合を特定し、
    上記制限部は、当該視聴者の苦手の度合に応じて、当該シーンの再生を制限する方法を変更する
    ことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載のコンテンツ再生装置。
  10. コンテンツを再生する再生工程と、
    再生している上記コンテンツに含まれるシーンに対する視聴者の苦手な反応を検出する反応検出工程と、
    上記視聴者の苦手な反応を検出したシーンに関する情報である苦手情報を記憶する記憶工程と、
    記憶した上記苦手情報を用いて、再生する予定の上記コンテンツに含まれるシーンは上記視聴者が苦手か否かを判定する判定工程と、
    上記判定工程において苦手と判定した上記シーンの再生を制限する制限工程と、
    を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
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