JP2022134565A - Pcb処理施設の解体撤去方法及びpcb処理施設の解体撤去システム - Google Patents

Pcb処理施設の解体撤去方法及びpcb処理施設の解体撤去システム Download PDF

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Abstract

Figure 2022134565000001
【課題】解体撤去対象物を、汚染物、非汚染物に区分し、汚染物のみを先行して解体撤去する、PCB処理施設の解体撤去方法及び解体撤去システムを提供する。
【解決手段】PCB処理施設の解体撤去システムは、データベース3を有する管理サーバ1が、端末2と、電気通信回線4を介して接続されている。管理サーバ1は、予めPCB処理施設に存在する機器、装置、配管、配線又は建築物を含む解体対象物の汚染度を分析して、端末2を介して、対応付けた解体対象物情報を記録する。管理サーバ1は、データベース3に格納された解体対象物情報の汚染物リストを、端末2に表示させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、PCB処理施設の解体撤去方法及びPCB処理施設の解体撤去システムに関し、詳しくは、解体撤去対象物をプラント設備、建築設備に関わらず、汚染物、非汚染物に区分し、汚染物のみを先行して搬出撤去するPCB処理施設の解体撤去方法及びPCB処理施設の解体撤去システムに関する
PCB処理施設の解体撤去工事においては、周辺環境を汚染させることがないように仮設テントや既存建屋などを使って、密閉下での解体撤去工法が必要とされている。
周辺の環境への影響を考慮するのであれば、最大のリスク軽減策は、PCB処理施設に存在する全ての廃棄物を低濃度処理することであるが、現状の低濃度処理施設の規模や費用を考慮すればおよそ現実的ではない。
そこで、特許文献1の技術では、PCB除染機能の維持に不要でPCB汚染の可能性を有するエリア、PCB除染機能に必要なエリア、及び解体撤去作業に必要なエリアに区分し、区分したエリアに対して、部屋単位で割り当てて、エリアと部屋の対応関係を構築し、区分したエリアの汚染度の高い順に解体を行う解体撤去方法が開示されている。
特許第6031406号
しかしながら、特許文献1の工法では、エリアと部屋単位の対応付けがなされ、部屋には、プラント設備や建築設備の汚染物や非汚染物が工程上に混在しているために、非汚染物であっても、汚染物と同等に建屋内での小分けや狭隘な場所での搬出を余儀なくされる。
また、プラント設備を撤去した後に建築設備を解体撤去する工法では、解体撤去のための足場の架け替えが必要になる等の工期的にも経済的にも不都合が大きかった。
本発明の課題は、従来の問題点を解決するものであり、解体撤去対象物をプラント設備、建築設備に関わらず、汚染物、非汚染物に区分し、汚染物のみを先行して解体撤去することにより、非汚染物は建屋解体と同時にクレーンや大型重機を使用して効率的に解体撤去でき、かつコスト上昇を抑えられるPCB処理施設の解体撤去方法を提供することにある。
さらに本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
上記課題は以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
PCB処理施設に存在する機器、装置、配管、配線又は建築物を含む全ての解体対象物のうち、非汚染物に区分された解体対象物を解体せずに一旦残置して、汚染物に区分された解体対象物を先行して解体して撤去し、
その後、一旦残置された前記非汚染物に区分された解体対象物を解体することを特徴とするPCB処理施設の解体撤去方法。
(請求項2)
前記PCB処理施設は、汚染エリアと非汚染エリアに区画されており、
前記汚染エリアと前記非汚染エリアに跨って区画されたレベル1エリアが設けられており、
前記解体対象物を、汚染物、非汚染物に区分をするに際し、
前記レベル1エリアに存在する前記解体対象物のうち、PCB汚染度を分析して、PCB汚染度が、環境省が定める「低濃度PCB該当性判断基準」における卒業基準値を超える場合には、汚染物とし、該卒業基準値以下である場合には非汚染物として区分する請求項1記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
(請求項3)
汚染環境が類似する周辺の前記解体対象物の分析結果に基づき、区分対象となる前記解体対象物を分析しないで、汚染物、または非汚染物に区分することを特徴とする請求項2記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
(請求項4)
前記汚染エリアには、レベル2エリア、及びレベル3エリアが区画されており、
前記レベル2エリア、及びレベル3エリアに存在する解体対象物は、分析せずに、汚染物として区分されることを特徴とする2又は3記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
(請求項5)
前記非汚染エリアには、前記レベル1エリアに属さないエリアが区画されており、該エリアに存在する解体対象物は、分析せずとも、非汚染物として区分することを特徴とする請求項2、3又は4記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
(請求項6)
前記汚染物は、内面汚染、外面汚染、その両方の汚染形態があり、各前記解体対象物について情報が整理され、それぞれ適切な搬出、運搬荷姿での運搬を可能にすることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
(請求項7)
撤去された前記汚染物はすべて低濃度処理施設にて処分することを特徴とする請求項1~6の何れかに記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
(請求項8)
最終的に搬出される汚染物及び非汚染物は、搬出時に払出分析を実施することを特徴とする請求項1~7の何れかに記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
(請求項9)
PCB処理施設に存在する機器、装置、配管、配線又は建築物を含む解体対象物は、少なくとも前記PCB処理施設に存在する場所、汚染物と非汚染物の何れかの区分とが対応付けてられる仕組みが構築され、
PCB処理施設の解体する場所に応じて、該場所に存在する前記解体対象物を、前記汚染物と前記非汚染物とで異なるように表示させる仕組みが構築されていることを特徴とするPCB処理施設の解体撤去システム。
(請求項10)
前記解体対象物は、更に、汚染形態が対応付けられる仕組みが構築され、
前記汚染物の汚染形態に応じて、異なるように表示させる仕組みが構築されることを特徴とする請求項9記載のPCB処理施設の解体撤去システム。
本発明によれば、解体撤去対象物をプラント設備、建築設備に関わらず、汚染物、非汚染物に区分し、汚染物のみを先行して解体撤去することにより、非汚染物は建屋解体と同時にクレーンや大型重機を使用して効率的に解体撤去でき、かつ工期が短縮できるのでコスト上昇を抑えられるPCB処理施設の解体撤去方法を提供することができる。
施設全体をエリア毎に区分けすると共にグループ分けした模式図 周辺の床・壁の分析結果から、汚染物である蓋然性の高いものを汚染物として区分する、いわゆる蓋然性手法を示す図 (A)は、有害物質を含む流体が配管内を流れた場合の汚染形態の一例を示す図、(B)は、有害物質を含まない流体が配管内を流れた場合の汚染形態の一例を示す図 PCB処理施設の解体撤去システムの一例を示す構成図 解体対象物情報の登録画面の一例を示す図 部屋B-2の汚染物リスト、及び汚染物MAP簡易表示画面を示した図
以下、本発明を実施の形態について説明する。
本発明のPCB廃棄物処理施設の解体撤去方法の好ましい態様を説明する。
解体撤去作業前に、予め、PCB処理施設に存在する機器、装置、配管、配線又は建築物を含む解体対象物の汚染度を、例えば、分析しておき、汚染物と、非汚染物とに区分しておく。
本発明においては、上述したように、予め汚染物と非汚染物とに区分された解体対象物のうち、非汚染物に区分された解体対象物を解体せずに一旦残置して、汚染物に区分された解体対象物を先行して解体して撤去し、次いで、残った前記非汚染物を解体し、撤去する。
PCB処理施設には多くの部屋が存在しており、例えば、一つのPCB処理施設では300部屋程度存在するものがある。かかる多くの各部屋には、汚染物や非汚染物が混在している。
従来のように、機器類と建築物との解体撤去について、機器類を撤去した後、建築物を撤去するといったように工期を分けると、足場等が二度必要になる等、効率が悪く、工期も長くなる欠点がある。特許文献1の技術では、エリア単位(部屋単位)で解体すると述べている。部屋単位で解体すると、その中にある非汚染物についても同時に解体することになり、狭い搬出ルートや手順に制約が設けられ、効率的とは言えない欠点がある。
これに対して、本発明では、対象物単体の汚染度基準について、把握、管理することで、汚染物のみを先行して撤去し、非汚染物を残置することができる。
そうすることで、非汚染でかつ搬出が困難な大きさの機器類については小さく切断し、横持ち移動することなく、出来る限り建屋と一緒に効率良く解体が可能になる。搬出された機器はトレーラーに積載できる範囲であれば大きく切断が可能となる。
本発明において、事前調査の際に、解体対象物を汚染物と非汚染物に分類する方法における前提としては、各解体対象物に対して、環境省が定める低濃度汚染物「低濃度PCB該当性判断基準」に規定された分析方法で分析することを基本とする。
その理由は、エリア単位や部屋単位ではなく、各解体対象物を管理することで、数が多いと推測される非汚染物を残置しておくことができるためである。
ただし、全てを分析することは、機器のみでも数千点あり、実質難しい。そこで、周辺の前記解体対象物の分析結果に基づき、区分対象となる前記解体対象物を分析しないで、汚染物、または非汚染物に区分することも必要により併用する。
以下に、解体対象物の汚染、非汚染の分類方法を詳細に説明する。
はじめに、図1は施設全体をエリア毎に区分けすると共にグループ分けした模式図である。
図1(A)には、施設全体を非管理区域、管理区域に区分けする例が示されている。管理区域は汚染度の違いによりレベル1エリア、レベル2エリア、レベル3エリアに区分けされる。
これらの区分けは、必要により、管理サーバに記録され、例えば、タブレット型端末や、PC端末のモニター等に表示する仕組みが構築されることが好ましい。
図1(A)の左側に表示されている非管理区域は、PCB廃棄物を取り扱わない区域であり、非汚染エリアである。
非管理区域の右側に表示されている管理区域については、プロセス、作業履歴、過去の建築物の分析結果から環境中の汚染度合いが同様であると考えられる部屋をグループに区分けする。
レベル1エリアは、GroupA、B、C、D、E、F、I、Jのエリアであり、汚染エリアと非汚染エリアとに跨っている。この工程内のPCBは設備内に密閉されているため、操業下ではPCBによる作業環境の汚染はなく、最小限の管理で対応できる区域である。但し、作業履歴により汚染の可能性が残る場所である。
レベル2エリアは、GroupG、GroupH、GroupKのエリアであり、汚染エリア内のエリアである。操業下ではPCBによる作業環境の汚染はないが、工程内で間接的に高濃度のPCBを扱うため、相応な管理が必要な区域である。
レベル3エリアは、GroupLのエリアであり、汚染エリア内のエリアである。操業下でPCB作業環境の汚染の可能性があるため、高度な管理が必要な区域である。
GroupA~Lは、プロセス、作業履歴、過去の建築物の分析結果から、環境中の汚染度合いが同等であると考えられる複数部屋をひとまとまりにしたものである。
ここで、各Groupの複数部屋の一例を図1(B)に示す。図1(B)には、レベル1エリアの汚染エリア、非汚染エリアに跨って区画されたGroupBとGroupCにまとめられた複数部屋の一例が示されている。
図1(B)に示すように、GroupBは、左上が部屋B-1、右上が部屋B-2、左下が部屋B-3、右下が部屋B-4になっており、4つの部屋をひとまとまりにしたグループである。GroupCも同様である。
図1(A)及び図1(B)に示すように、GroupCは汚染エリアに区画されており、GroupBは、非汚染エリアに区画され、GroupCの部屋C-1とGroupBの部屋B-2、及びGroupCの部屋C-3とGroupBの部屋B-4が隣接する部屋となっている。
本発明において、汚染エリア、非汚染エリアに跨って区画されたレベル1エリアには、汚染物、非汚染物が混在しており、レベル1エリアに存在する解体対象物について、原則として、各Group内の部屋から1つ以上の解体対象物の外表面を以下の公定法による分析で検査することにより、汚染度を求める。
厚生省告示192号 別表第三の第二(拭き取り試験)に基づき、分析結果の汚染度が、低濃度の汚染物として区分するための基準を、以下のとおりにした。
(低濃度の汚染物の汚染度基準)
0.1μg/100cm2< 分析結果の汚染度 ≦1,000μg /100cm2
本実施形態においては、分析結果の汚染度が、1,000μg /100cmを超える場合は高濃度汚染物となるが、この高濃度汚染物が検出されることは想定されていない。解体撤去作業を開始する前に、予め、除染作業が実施され、全て低濃度汚染物以下の汚染度に除染されているからである。もし仮に、高濃度汚染物が検出された場合には、除染を行ってから、低濃度汚染物として区分することが好ましい。
つまり、本実施形態においては、レベル1エリアに存在する解体対象物のうち、PCB汚染度を分析して、環境省が定める「低濃度PCB該当性判断基準」における卒業基準値を超える場合には、汚染物とし、該卒業基準値以下である場合には非汚染物として区分することが好ましい。本実施形態の具体例としては、PCB汚染度が0.1μg/100cmを超える場合には汚染物とし、0.1μg/100cm以下である場合には非汚染物として区分することが好ましい。これにより、解体撤去対象物をプラント設備、建築設備に関わらず、汚染物のみを先行して解体するために、予め分析しておくことで、汚染物、非汚染物に区分をしておくことができる。この結果、汚染物を先行して解体し、非汚染物は建屋解体と同時にクレーンや大型重機を使用して効率的に撤去でき、かつ工期が短縮できるのでコスト上昇を抑えられる。
次に、本発明の好ましい態様について図2に基づいて説明する。
PCB処理施設は、多くの部屋が存在し、その各部屋には、多数の解体対象物が存在する。このため、全ての解体対象物に対して、分析を行うには解体対象物の数が非常に多いため、全ての分析を行うことなく汚染物と非汚染物とに区分けすることが好ましい。本実施形態においては、周辺の前記解体対象物の分析結果に基づき、区分対象となる前記解体対象物を分析しないで、汚染物、または非汚染物に区分することが好ましい。この一例を図2に基づいて説明する。
例えば、図2に示すように、GroupCの部屋(C-1)に、機器aが設置されていた。
GroupCの部屋(C-1)の床aの汚染度は1.0μg/100cmであり、また壁a1は1.0μg/100cmであり、壁a2は1.2μg/100cmであった。機器aは汚染度0.8μg/100cmであった。
次に、GroupCの部屋(C-2)には、機器bが設置されていた。
GroupCの部屋(C-2)の床bの汚染度は1.1μg/100cmであり、また壁b1は1.3μg/100cmであり、壁b2は1.5μg/100cmであった。ここで、機器bは汚染度未分析である。
かかる状況下、GroupCの部屋(C-1)とGroupCの部屋(C-2)は、壁、床の汚染度から、類似した汚染環境であることがわかる。具体的には、GroupCの部屋(C-2)の未分析である機器bの周辺の解体対象物である壁b1及び壁b2、床bの汚染度が、部屋(C-1)の壁a1及び壁a2、床aの汚染度より高いため、汚染環境は類似している。また機器aは、分析結果から汚染物であり、機器bが未分析であっても、機器aと類似した汚染環境に存在していたことから、機器aと同等かそれ以上の汚染度であると類推でき、少なくとも機器aの汚染度0.8μg/100cmと同等かそれ以上の汚染度である蓋然性が高い。この結果、機器bを汚染物と区分することができる。
また、汚染エリアに区画されたレベル2エリア、及びレベル3エリアに存在する解体対象物は、操業下でPCB作業環境の汚染の可能性があるか、又は操業下ではPCBによる作業環境の汚染はないが、工程内で間接的に高濃度のPCBを扱っていたエリアに存在しているので、汚染環境にあった蓋然性が高い。したがって、これらは、分析せずに、汚染物として区分されることが好ましい。
更に、図1に示す非汚染エリアであって、且つ非管理区域、すなわち、非汚染エリアのうち、レベル1エリアに属さないエリアについては、PCB作業環境になく、且つPCB汚染する蓋然性が極めて低いエリアであるため、このエリアに存在する解体対象物については、分析せずに、非汚染物として区分されることが好ましい。
本実施形態においては、部屋単位での管理では、部屋間をまたがる配管、配線類、部屋間の仕切り壁など、解体対象物が、複数のエリアに跨るような汚染度判定が難しい場合がある。このような場合に、周辺の解体対象物の分析結果だけでなく、例えば流体の物性に基づく内面と外表面を有する配管等の解体対象物に対して、汚染物・非汚染物を区分したりする、いわゆる汚染の蓋然性の高低により、全ての解体対象物を適切に区分することができる。
更に、複数部屋に跨る解体対象物には、例えば、内面や外表面を有する解体対象物がある。内面や外表面を有する解体対象物は、内面汚染、外面汚染のいずれか一方、又はその両方の汚染形態があり、解体対象物について情報が整理され、それぞれ適切な搬出、運搬荷姿での運搬を可能にすることが好ましい。また、内面や外表面を有する解体対象物だけでなく、外表面だけの解体対象物を含めた全ての解体対象物について、汚染形態が整理されていることによって、コンタミ防止の養生などの計画が立てられる効果がある。
以下に、塔槽類や配管のような内面や外表面を有する解体対象物の汚染形態の分類手法を説明する。
図3に基づいて、解体対象物が配管である場合について、内面の状態と外表面の状態から解体対象物の区分、及び汚染形態を分類する手法を説明する。
図3(A)は、有害物質を含む流体が配管内を流れた場合の汚染形態の一例を示す図である。
図3(A)において、GroupCの部屋C-1(汚染エリア)からGroupBの部屋B-2(非汚染エリア)に亘って配管が設けられている。配管内には流体A(有害物質:PCBを含む流体)が流れるように構成されている。
流体Aの流れる方向は、GroupCの部屋C-1(汚染エリア)からGroupBの部屋B-2(非汚染エリア)に向かって流れる。
この配管は、有害物質を含む流体Aが流れていたことから、汚染物である蓋然性が高く、汚染物と区分される。しかし、この汚染物と区分された配管の汚染形態は、有害物質を含む流体Aが流れてたため、その内面が内面汚染となり、GroupCの部屋C-1(汚染エリア)の部屋の壁、床は上述したように、汚染度が汚染物として区分される汚染度であったことから、この部屋を通過する段階で、外表面は、外面汚染と分類することができる。
この結果、GroupCの部屋C-1からGroupBの部屋B-2に亘って設けられている配管のうち、部屋C-1の部分については、内面汚染、外面汚染という汚染形態を有する汚染物として区分される(パターン1)。
また、GroupBの部屋B-2の部分については、内面汚染、外面非汚染という汚染形態を有する汚染物として区分される(パターン2)。
図3(B)は、有害物質を含まない流体が配管内を流れた場合の汚染形態の一例を示す図である。
図3(B)において、GroupCの部屋C-3(汚染エリア)からGroupBの部屋B-4(非汚染エリア)に渡って配管が設けられている。
流体Bが流れる方向は、GroupCの部屋C-3(汚染エリア)からGroupBの部屋B-4(非汚染エリア)に向かって流れる。
GroupCの部屋C-3は、汚染エリアに分類される部屋である(パターン3とする)。
配管が、GroupCの部屋C-3(汚染エリア)の部屋を通過する段階で、配管の汚染形態は、内面非汚染、外面汚染となり、汚染物と分類される。
GroupBの部屋B-4は、非汚染エリアに分類される部屋である(パターン4とする)。
配管が、GroupBの部屋B-4(非汚染エリア)の部屋を通過する段階で、配管の汚染形態は内面非汚染、外面非汚染となり、非汚染物に分類される。
以上説明したパターン1~4の配管の汚染形態、つまり内面及び外面の汚染、非汚染の形態について整理すると、以下の表1のように表せる。
Figure 2022134565000002
次に、内面を有さない解体対象物についての汚染、非汚染の分類手法について説明する。
内面を有さない解体対象物としては、クレーン、コンベアなどが挙げられる。
内面を有さない解体対象物の分類パターンは、パターン5、6があり、表2のように分類される。
Figure 2022134565000003
以上のとおり、パターン1の配管部分とパターン2の配管部分とでは、配管の外表面が汚染されているか否かで相違する。つまり、同じ汚染物であるため、汚染物として処理されることは共通するが、その汚染形態の相違から、適切な搬出、運搬荷姿での運搬は異なってもよい。少なくとも外面が非汚染であり、内面の密閉措置ができれば、運搬に際しての危険度が低くなるからである。
更に、パターン3の配管部分とパターン4の配管部分とでは、配管の外表面が汚染されているか否かで相違し、内面は、有害物質を含まない流体が流れていたため、内面は何れも汚染されていない。つまり、パターン3の配管部分は、汚染物として区分され、パターン4の配管部分は非汚染物として区分される。
だとすると、パターン3の配管部分と、パターン4の配管部分とでは、低濃度処理されるのか、例えば有価物として処理されるかで処理される場所が異なり、その適切な搬出、運搬荷姿での運搬は異なることになる。
図示はしないが、内面を有さない解体対象物の汚染形態としては、外面汚染(パターン5)と外面非汚染(パターン6)とがある。パターン5の解体対象物は、パターン3と同様であり、パターン6の解体対象物は、パターン4と同様であるため、その説明を省略する。なお、パターン5、6の解体対象物は、その大きさや構成部品等を、適切な搬出、運搬荷姿での運搬が可能になるように、分解、切断等することが好ましい。
以上のとおり、本実施形態においては、解体対象物に対して汚染物・非汚染物の区分がなされ、更に汚染形態の情報が整理されることにより、解体対象物の適切な搬出、運搬荷姿での運搬が可能となる。
次に、本発明において、搬出した汚染物はすべて低濃度処理施設にて処分することが好ましい。
特許文献1の技術では、汚染物は解体対象となっている高濃度処理施設内で処理するとしているが、現状では全国に低濃度処理認可施設が多数あるため、低濃度汚染物であれば、当該施設にて処理する方がより経済的であるという効果がある。
本発明は、更に、全ての解体対象物を低濃度処理するのではなく、汚染物、非汚染物と区分して、汚染物について、低濃度処理施設にて処分することによって、低濃度処理施設にて処分する処理物の量も適切な量に抑えることができるため、現状の低濃度処理施設の規模を考慮しても非常に有用な、且つ経済的に優れた解体撤去方法を実現できる。
次に、本発明において、最終的に搬出される汚染物及び非汚染物は、セーフティネットのため、搬出時に払出分析を実施することが好ましい。PCB廃棄物処理施設の解体撤去方法が良好に実施できていることを確認できるためである。
本発明の解体撤去方法を適用したシステムの実施形態の一例を図4~図6に基づいて説明する。
本発明は、PCB処理施設に存在する機器、装置、配管、配線又は建築物を含む解体対象物は、少なくとも前記PCB処理施設に存在する場所、汚染物と非汚染物の何れかの区分とが対応付けてられる仕組みが構築され、
PCB処理施設の解体する場所に応じて、該場所に存在する前記解体対象物を、前記汚染物と前記非汚染物とで異なるように表示させる仕組みが構築されていることを特徴とするPCB処理施設の解体撤去システムである。
本実施形態のシステム構成の一例を図4に基づいて説明する。
図4は、本実施形態のPCB処理施設の解体撤去システムの一例が示されている。
図4において、データベース3を有する管理サーバ1が、端末2と、電気通信回線4を介して接続されている。遠隔地から本発明の解体撤去システムの可動状況等を確認する際に使用する場合には、例えば、端末5、端末6等を接続して使用してもよい。
管理サーバ1は、予めPCB処理施設に存在する機器、装置、配管、配線又は建築物を含む解体対象物の汚染度を分析して、端末2を介して、対応付けた解体対象物情報を記録する。本実施形態においては、汚染度を分析しないで、汚染物非汚染物に区分した場合には、区分した際の推定の汚染度を記録しておく仕組みが構築されていることが好ましい。
記録された解体対象物情報は、端末2に、例えば図5に示すような、例えば、解体対象物を登録するために表示された登録画面を利用して、必要な情報を入力し、登録されると、管理サーバ1のデータベース3に格納される。
図5は、解体対象物情報の登録画面の一例を示しており、例えば、解体対象物名を入力し、解体対象物が、建築物であるのかプラント設備であるのかを記録する。
次に、解体対象物の設置場所等を記録する。この情報が、後述するMAP簡易表示を実行することができる。
次に、解体対象物には、自動的にユニークな識別記号(ID)が付与される。解体対象物を、切断、分解等、複数対象物に分けた場合には、分ける前に予めユニークな識別番号(原ID)を付与し、切断等の複数対象物に分けた後に、各々の解体対象物にIDを付与することが好ましい。この場合、原IDとIDとを関連付けて格納することが好ましい。
これらの識別記号は、搬出時の処分搬出物としての識別記号を兼ねてもよい。例えば、解体対象物の解体から搬出直前までの運用を本システムで実施し、解体対象物の搬出時から処分されるまでの運用を本システムとは別システムで実施することもできる。この場合、本システムで運用される解体対象物の識別記号を、搬出される対象物に対応させるようにすることが好ましい。これにより、少なくとも解体対象物の解体から、搬出される対象物までの一連の運用について、2つの別々のシステムを連携して運用させることによって、対象物の解体撤去から処分までをスムーズに運用することができる。
次に、汚染度を分析した結果を入力する。例えば、汚染物か非汚染物を入力する汚染区分、内部汚染、内部非汚染、外部汚染、外部非汚染等の汚染形態を入力する。本実施形態においては、汚染度を分析しなかった場合には、汚染物又は非汚染物に区分した際の推定の汚染度を入力することが好ましい。
また、重量等を入力しておくことも好ましい。更に、解体対象物の画像データを併せて格納しておくことも好ましい。これによりPCB処理施設から撤去する際に撤去される対象を把握しやすいという効果がある。
これらを予め行った分析結果を記録しておくことによって、後述する部屋の解体作業の対象物を明確に表示することができる。
図6は、部屋B-2の汚染物リスト、及び汚染物MAP簡易表示画面を示した図である。
管理サーバ1は、データベース3に格納された解体対象物情報を、例えば図6に示すように、汚染物リストと、部屋の汚染物MAPの簡易表示を、端末2に表示させることができる。
例えば、汚染物リストを表示する際に、汚染物として区分された部屋の建築物、プラント設備を、色付して一見して汚染物の解体対象物であることを表示するようにすることができる。これにより、必然的に色づけされていない解体対象物は、非汚染物であることが分かるようになる。
つまり、汚染物と非汚染物とで異なるように表示させる仕組みが構築されることによって、区分された汚染物、非汚染物がMAP表示に、異なって表示される。
この結果、現場で解体を行う作業者は、このMAP表示によって、区分された汚染物、非汚染物を容易に理解することができ、PCB処理施設内部に詳しくない作業者であっても、一目して、部屋の汚染物、非汚染物に区分された建築物、プラント設備の解体対象物であるかを確認でき、作業の効率性を向上させることができる。
本発明は、PCBを取り扱った施設の解体撤去方法であるため、汚染物と非汚染物とを異なるように表示する仕組みは、解体作業者の安全確保のために有用な手段である。本実施形態においては、異なる表示については、色分けの例を説明したが、これに限定されず、解体対象物を拡大縮小したり、非汚染物をMAP表示させないようにしたり等、解体作業者が、一見して、汚染物と非汚染物とを区別できる程度に異なるように表示されていることが好ましい。
1 管理サーバ
3 データベース
2 端末
4 電気通信回線
5 端末
6 端末

Claims (10)

  1. PCB処理施設に存在する機器、装置、配管、配線又は建築物を含む全ての解体対象物のうち、非汚染物に区分された解体対象物を解体せずに一旦残置して、汚染物に区分された解体対象物を先行して解体して撤去し、
    その後、一旦残置された前記非汚染物に区分された解体対象物を解体することを特徴とするPCB処理施設の解体撤去方法。
  2. 前記PCB処理施設は、汚染エリアと非汚染エリアに区画されており、
    前記汚染エリアと前記非汚染エリアに跨って区画されたレベル1エリアが設けられており、
    前記解体対象物を、汚染物、非汚染物に区分をするに際し、
    前記レベル1エリアに存在する前記解体対象物のうち、PCB汚染度を分析して、PCB汚染度が、環境省が定める「低濃度PCB該当性判断基準」における卒業基準値を超える場合には、汚染物とし、該卒業基準値以下である場合には非汚染物として区分する請求項1記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
  3. 汚染環境が類似する周辺の前記解体対象物の分析結果に基づき、区分対象となる前記解体対象物を分析しないで、汚染物、または非汚染物に区分することを特徴とする請求項2記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
  4. 前記汚染エリアには、レベル2エリア、及びレベル3エリアが区画されており、
    前記レベル2エリア、及びレベル3エリアに存在する解体対象物は、分析せずに、汚染物として区分されることを特徴とする2又は3記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
  5. 前記非汚染エリアには、前記レベル1エリアに属さないエリアが区画されており、該エリアに存在する解体対象物は、分析せずとも、非汚染物として区分することを特徴とする請求項2、3又は4記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
  6. 前記汚染物は、内面汚染、外面汚染、その両方の汚染形態があり、各前記解体対象物について情報が整理され、それぞれ適切な搬出、運搬荷姿での運搬を可能にすることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
  7. 撤去された前記汚染物はすべて低濃度処理施設にて処分することを特徴とする請求項1~6の何れかに記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
  8. 最終的に搬出される汚染物及び非汚染物は、搬出時に払出分析を実施することを特徴とする請求項1~7の何れかに記載のPCB処理施設の解体撤去方法。
  9. PCB処理施設に存在する機器、装置、配管、配線又は建築物を含む解体対象物は、少なくとも前記PCB処理施設に存在する場所、汚染物と非汚染物の何れかの区分とが対応付けてられる仕組みが構築され、
    PCB処理施設の解体する場所に応じて、該場所に存在する前記解体対象物を、前記汚染物と前記非汚染物とで異なるように表示させる仕組みが構築されていることを特徴とするPCB処理施設の解体撤去システム。
  10. 前記解体対象物は、更に、汚染形態が対応付けられる仕組みが構築され、
    前記汚染物の汚染形態に応じて、異なるように表示させる仕組みが構築されることを特徴とする請求項9記載のPCB処理施設の解体撤去システム。
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